JP5617927B2 - 波長パス多重分離装置及び波長パス多重分離方法 - Google Patents

波長パス多重分離装置及び波長パス多重分離方法 Download PDF

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Description

本発明は、光通信で用いられる波長パス多重分離機能を備えた波長パス多重分離装置及び波長パス多重分離方法に関する。
光通信のコア網においてPoint−to−pointの大容量接続を提供するWDM(Wavelength Division Multiplexing)及びROADM(Reconfigurable Optical Add Drop Multiplexer)が導入されている。これに続いて、メトロ網及び地域網に対してもWDM及びROADMの導入が進んでいる。
導入されているWDM装置をベースプラットフォームとしたROADMシステムにおいて、ノード内のトランスポンダには、トランスポンダと方路との間の光路を任意のパス及び波長で接続する機能が求められる。
複数の方路からの光信号を選択してトランスポンダに接続する機能を備えた光デバイスとして、非特許文献1に記載されたマルチキャストスイッチがある。非特許文献1は、4本の方路に対して8台のトランスポンダが接続可能なマルチキャストスイッチを記載している。
図8は、マルチキャストスイッチの動作を説明するための図である。図8では、説明を簡単にするために、4本の方路に対して4台のトランスポンダが接続可能なマルチキャストスイッチ805に、トランスポンダ804−1〜804−4が接続されている場合について説明する。図8に記載されたマルチキャストスイッチ805は、接続可能なトランスポンダの数が4台である点が非特許文献1に記載されたマルチキャストスイッチと異なる。しかし、非特許文献1に記載されたマルチキャストスイッチの基本的な動作は、図8に記載されたマルチキャストスイッチ805と同様である。
図8において、各方路から伝送された波長多重された光は、1×4スプリッタ801−1〜801−4に入力される。1×4スプリッタ801−1〜801−4に入力された光は4分岐される。そして、分岐されたそれぞれの波長多重光は、トランスポンダ数と同数の4×1スイッチ802−1〜802−4に入力される。図8においては、マルチキャストスイッチ805と接続されるトランスポンダは4台であるので、4×1スイッチも4個ある。
4×1スイッチ802−1〜802−4は、1×4スプリッタ801−1〜801−4から入力された波長多重光から、いずれかの1×4スプリッタからの入力を選択して波長可変フィルタ803−1〜803−4に出力する。波長可変フィルタ803−1〜803−4の透過波長は、接続されたトランスポンダが受信しようとする光の波長と一致するように設定される。その結果、トランスポンダ804−1〜804−4は、波長可変フィルタ803−1〜803−4によって、波長多重光に含まれる複数の波長の光から目的とする波長の光のみを抽出して受信する。
ここで、4×1スプリッタ801−1〜801−4は、方路数と同数配備される。そして、それぞれの4×1光スイッチは、その4×1光スイッチが接続されたトランスポンダが通信する方路の選択を行う。
以上では、図8を用いてトランスポンダの受信動作について説明した。トランスポンダ804−1〜804−4が光を送信する場合には、4×1光スイッチ802−1〜802−4は、トランスポンダ804−1〜804−4が送信した光を所定の光路に接続されたスプリッタ801−1〜801−4に出力するように光路を切り替える。これにより、トランスポンダの出力が任意の光路に出力される。この動作は、非特許文献1に記載されたトランスポンダが8台接続可能なマルチキャストスイッチでも同様である。
以上のように、図8あるいは非特許文献1に記載されたマルチキャストスイッチは、任意の方路から伝送されてきた光を任意のトランスポンダに接続するパスを設定することが可能であり、また、複数の光路で同一の波長を使用することも可能である。
また、特許文献1及び特許文献2は、光送受信器の波長と伝送路の波長とを対応させて、光スイッチで切り替える構成を記載している。
特開2010−041660号公報 特開2001−318516号公報
"N×M Expandable Multicast Switch Module"、[online]、2008−2009年、Enablence社Webサイト、[2010年7月27日検索]、インターネット、<http://www.enablence.com/media/pdf/enablence_ims_multicast_switch.pdf>
図8に記載された構成では、トランスポンダは、その方路の波長多重信号の全てのチャネルの波長信号を受信する。このため、直接変調の光受信系においては目的とする波長の信号のみを透過し、それ以外の波長の信号を阻止するフィルタが必要となる。そして、トランスポンダが任意の波長を受信するためには、フィルタは波長可変フィルタとする必要がある。この場合、受信波長信号のみを受信するための波長可変フィルタには急峻なフィルタ特性、高いサイドローブ抑圧比、ならびに透過中心波長安定性が要求される。そして、非特許文献1に記載されたマルチキャストスイッチを用いた構成においても、トランスポンダが任意の波長を受信するためには、フィルタは波長可変フィルタとする必要がある。
すなわち、非特許文献1に記載されたマルチキャストスイッチの構成では、トランスポンダが任意の波長を受信するためには高性能かつ高コストの波長可変フィルタが受信波長数(トランスポンダ数)だけ必要になる。このため、非特許文献1に記載されたマルチキャストスイッチを用いた構成では装置コストの低減が困難であるという課題がある。
さらに、波長可変フィルタは、一般的には波長特性を可変とするために機械的な可動部を備えている。このため、このような波長可変フィルタを使用することによって、装置が大型化し、装置の信頼性が低下し、あるいは光回路の集積化が困難となる恐れがあるという課題もある。
また、特許文献1及び特許文献2に記載された構成は、複数の方路から受信した光信号を選択して出力する構成を記載しておらず、任意の波長を送受信するトランスポンダと任意の方路とを接続する構成を開示していない。
[発明の目的]
本願発明の目的は、方路とトランスポンダとを低損失で接続するとともに、装置コストを低減し、装置を小型化し、装置の信頼性を高めることを可能とするための波長パス多重分離装置を提供することにある。
本願発明の波長パス多重分離装置は、波長多重光が入出力される多重ポートと、波長多重光に含まれる光が波長に基づいて分離されて入出力される分離ポートと、を備える多重分離手段、及び、分離ポートが接続される第1のポート、及び、第2のポートを備え、第2のポートを、第1のポートのいずれかと接続する第1の切替手段、を備え、分離ポートが、それぞれ異なる第1の切替手段の第1のポートに接続され、第1のポートが、それぞれ異なる多重分離手段の分離ポートに接続されている。
本願発明の波長パス多重分離方法は、波長多重光を多重ポートで入出力し、波長多重光に含まれる光を波長に基づいて分離し分離ポートで入出力し、第2のポートを、分離ポートが接続される第1のポートのいずれかと接続し、分離ポートを、それぞれ異なる第1のポートに接続し、第1のポートを、それぞれ異なる分離ポートに接続する。
本願発明の制御プログラムの記録媒体は、波長多重光が入出力される多重ポートと、波長多重光に含まれる光が波長に基づいて分離されて入出力される分離ポートとを備える多重分離手段、及び、分離ポートが接続される第1のポート、及び、第2のポートを備え、第2のポートを、第1のポートのいずれかと接続する第1の切替手段、を備える波長パス多重分離装置のコンピュータに、波長パスを設定する第2のポートを特定する手順、多重ポートと第2のポートとの間で設定される波長パスの波長及び波長パスを含む多重ポートを特定する手順、特定された多重ポートから、多重ポートに接続される多重分離手段を特定する手順、第1の切替手段を経由して第2のポートと接続可能な分離ポートを特定する手順、波長パスの波長と分離ポートの関係とから、分離ポートを特定する手順、特定された多重ポートと特定された分離ポートとが接続されるように多重分離手段を設定する手順、第1の切替手段を、第2のポートと、特定された分離ポートが接続された第1のポートとが接続されるように切り替える手順、を実行させる制御プログラムを記録している。
本願発明の波長パス多重分離装置及び波長パス多重分離方法は、方路とトランスポンダを低損失に接続するとともに、装置コストを低減し、装置を小型化し、装置の信頼性を高めることを可能とするという効果を奏する。
本発明の波長パス多重分離装置の第1の実施形態の構成例を示す図である。 本発明の波長パス多重分離装置の第2の実施形態の構成例を示す図である。 光マトリクススイッチの構成例およびスイッチ素子の動作を説明する図である。 本発明の波長パス多重分離装置の第2の実施形態における波長分離動作を説明する図である。 インターリーバを用いて、波長多重された光を波長ごとに分離する構成を説明するための図である。 本発明の波長パス多重分離装置の第3の実施形態の構成例を示す図である。 本発明の波長パス多重分離装置の第4の実施形態の構成例を示す図である。 マルチキャストスイッチの動作を説明するための図である。 本発明の波長パスネットワークの一適用形態を示す図である。 波長パス多重分離光伝送装置の構成をより詳細に説明するための図である。 8ポートの周回性AWGを例として、入出力ポートと波長との関係を示す図である。 光マトリクススイッチ及び光スイッチの切替設定(Drop波長パス設定)の手順を示すフローチャートである。 光マトリクススイッチ及び光スイッチの切替設定(Add波長パス設定)の手順を示すフローチャートである。
[第1の実施形態]
次に、本発明の実施をするための形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、ROADMによる波長パスネットワークの構成の一形態について図9および図10を参照して説明する。
図9は、本発明の波長パスネットワークの一適用形態を示す図である。図9において、波長パスネットワーク900は、波長パス多重分離光伝送装置901、波長パスネットワーク制御部910、光ファイバリンク902、トランスポンダ906を備える。トランスポンダ906は、波長パス多重分離光伝送装置901及び光ファイバリンク902を経由して、他の波長パス多重分離光伝送装置901に接続されたトランスポンダとの間で光信号を送受信する。
図10は、図9に示した波長パス多重分離光伝送装置901の構成をより詳細に説明するための図である。図10において、波長パス多重分離光伝送装置901は、波長パス・ライン多重分離部1023、波長パス多重分離ブロック1022及び制御部1032を備えている。波長パス多重分離ブロック1022は、波長パス多重分離部1026及び1027を備える。波長パス多重分離部1026及び波長パス多重分離部1027の構成は同一である。
波長パス多重分離部1026は、波長パス・ライン多重分離部1023の波長パス分岐回路1001−1〜1001−4において所定の伝送路1〜4のいずれかからDropされた光の光路を、トランスポンダプール1021が備えるトランスポンダ906が受信するように設定する。
また、波長パス多重分離部1027は、トランスポンダプール1021が備えるトランスポンダ906が送信する光の光路を、波長パス・ライン多重分離部1023の波長パス選択スイッチ回路1002−1〜1002−4において所定の伝送路1〜4のいずれかへAddするように設定する。
制御部1032は、波長パス多重分離光伝送装置901の各部を制御する。すなわち、制御部1032は、波長パス分岐回路1001−1〜1001−4及び波長パス選択スイッチ回路1002−1〜1002−4を、所定の光信号をDropあるいはAddするように制御する。また、制御部1032は、波長パス・ライン多重分離部1023とトランスポンダ906との間が所定の光路で接続されるように波長パス多重分離部1026及び1027を制御する。さらに、制御部1032は、トランスポンダ906の動作を制御する。たとえば、制御部1032は、トランスポンダ906のシャットダウンやその解除を行う。
図1は、本発明の波長パス多重分離装置の第1の実施形態の構成例を示す図である。図1の波長パス多重分離装置100は、図9の波長パス多重分離部1026または1027に対応する。
図1において、波長パス多重分離装置100には、トランスポンダプール105が接続されている。トランスポンダプール105は、4個のトランスポンダ104−1〜104−4を収容する。そして、波長パス多重分離装置100は、トランスポンダプール105に収容されるトランスポンダが任意の方路に対して任意の波長で通信できるようにトランスポンダの光路を設定する。
波長パス多重分離装置100は、AWG(Arrayed Waveguide Grating)101−1〜101−4、光マトリクススイッチ102−1〜102−4、N×1光スイッチ103−1〜103−4および制御部132を備える。AWG101−1〜101−4には、N本の方路からの光がDrop波長信号ポート110〜113から入力される。
図1の一般的な構成は以下の通りである。トランスポンダプール105は、P個(Pは1より大きい整数)のトランスポンダ104−1〜104−Pを収容する。そして、波長パス多重分離装置100は、トランスポンダ104−1〜104−Pを、それぞれが波長数M(Mは1より大きい整数)を有するN方路(Nは1より大きい整数)に対して接続する。この場合、AWG101は1×MポートAWGとなる。また、光マトリクススイッチ102−1〜102−NはM×P光マトリクススイッチであり、光スイッチ103−1〜103−PはN×1光スイッチである。
図1は、方路数を4(N=4)、波長数を4(M=4)、トランスポンダ数を4(P=4)とした構成を示している。すなわち、図1においては、AWG101は1×4ポートAWGであり、光マトリクススイッチ102−1〜102−4は4×4光マトリクススイッチであり、光スイッチ103−1〜103−4は4×1光スイッチである。
AWGは、複数の波長の光を合分波する機能を備える。すなわち、AWGの合波側のポートに波長多重光を入力すると、AWGは、波長多重光を分波して、分波側のポート毎に異なる波長の光を出力する。また、AWGは、分波側のポートに入力された、波長の異なる光を合波して合波側のポートに出力する。
図1において、制御部132は、トランスポンダ104−1〜104−4と光スイッチ103−1〜103−4との接続関係及び光スイッチ103−1〜103−4と光マトリクススイッチ102−1〜102−4との接続関係を保持している。また、制御部132は、光マトリクススイッチ102−1〜102−4を駆動する信号を出力する。そして、制御部132は、光マトリクススイッチ102−1〜102−4が光スイッチ103−1〜103−4側の各ポートに出力する波長を、光マトリクススイッチの駆動状態毎に保持している。
なお、図1では、方路数を4(N=4)、波長数を4(M=4)、トランスポンダ数を4(P=4)とした場合について説明する。しかし、これらの数値は、発明の内容を限定するものではない。さらに、以下の説明は、第1の実施形態の効果がこれらの数値の場合にのみ得られることを示すものでもない。
以下の動作は、方路数がN、波長数がM、トランスポンダ数がPである場合にも拡張可能である。この場合、波長パス多重分離装置は、N個の1×MポートAWGと、N個のM×P光マトリクススイッチと、P個のN×1光スイッチで構成される。
[動作の説明]
図1を参照して、第1の実施形態の波長パス多重分離装置の動作を説明する。
以下では、波長パス多重分離装置が方路#1からDropされた波長多重数4の波長多重信号から波長λ1の光を分離し、トランスポンダ104−2が、分離された波長λ1の光を受信する動作について説明する。
方路#1からDropされた波長多重光は、Drop波長信号ポート110を通じてAWG101−1の多重ポートに入力される。AWG101−1は、4波長の波長多重光を波長λ1〜λ4の光に分離する。そして、分離された光は、光マトリクススイッチ102−1に入力される。
図3は、光マトリクススイッチの構成およびスイッチ素子の動作を説明する図である。光マトリクススイッチ1201は、4ポートの入力ポート及び出力ポートを備える、4×4光マトリクススイッチである。光マトリクススイッチ1201は、図1の光マトリクススイッチ102−1〜102−4に対応する。光マトリクススイッチ1201は16個のスイッチ素子1202で構成される。スイッチ素子1202は、光がスイッチ素子内部を直進するCross stateと、光がスイッチ素子内部で光路を曲げるBar stateとの2種類の状態を取る。これらの状態は、外部からの制御信号により16個のスイッチ素子それぞれに独立に切替られることが可能である。そして、光マトリクススイッチ1201は、接続したい入力ポートと出力ポートとの光路の交点にあるスイッチ素子をBar stateとなるように動作する。
図1において、光マトリクススイッチ102−1は、制御部132から出力される制御信号によってスイッチ素子の切替動作を行う。制御部132は、光スイッチ103−1〜103−4を介してトランスポンダ104−1〜104−4と接続される光マトリクススイッチ102−1〜102−4のポートの情報及びトランスポンダ104−1〜104−4の送受信波長を記憶している。また、制御部132は、光マトリクススイッチ102−1〜102−4と接続しているAWG及びそのAWGに接続される方路の情報を記憶している。さらに、制御部132は、光マトリクススイッチ102−1〜102−4のスイッチ素子の駆動状態ごとの、光マトリクススイッチ102−1〜102−4の出力ポートと対応する波長の情報を記憶している。
制御部132は、光マトリクススイッチ102−1を、波長λ1の光の光路がトランスポンダ104−2が接続されている光スイッチ103−2と接続されるように切り替える。また、制御部132は、光スイッチ103−2に対しても、波長λ1の光をDropする方路#1からの光がトランスポンダ104−2へ出力されるように光スイッチ103−2を切り替える。以上の動作により、トランスポンダ104−2は、方路#1の波長多重信号からDropされた波長λ1の光を受信することができる。
続いて、第1の実施形態の波長パス多重分離装置における、光マトリクススイッチ102−1〜102−4及び光スイッチ103−1〜103−4の切替手順を説明する。
図12は、所定の伝送路を伝送されてきた光を特定のトランスポンダで受信させる場合における、光マトリクススイッチ及び光スイッチの切替設定(Drop波長パス設定)の手順を示すフローチャートである。
初期状態では、光マトリクススイッチ102−1〜102−4及び光スイッチ103−1〜103−4はいずれも接続設定がされていないものとする(図12のS1201)。Drop波長パスの設定が開始されると(S1202)、波長パスが設定されるトランスポンダ(TPND)が特定され(S1203)、波長パスが設定される方路番号と波長とが特定される(S1204)。上述の例においては、トランスポンダ104−2が、方路番号#1から波長λ1の光を受信するようにDrop波長パスが設定される。
特定された方路番号(#1)から、その方路に接続されるAWGと光マトリクススイッチとが特定される(S1205)。図2の実施形態ではAWG101−1と光マトリクススイッチ102−1とが特定される。また、特定されたトランスポンダ104−2が、光スイッチ103−2を経由して接続可能な光マトリクススイッチ102−1の出力ポートが特定される(S1206)。
そして、AWGの入出力ポートの波長配置と特定された波長とから、AWGの出力ポート(すなわち光マトリクススイッチの入力ポート)が特定される。さらに、特定された光マトリクススイッチの入出力ポートから、特定されたトランスポンダへ波長λ1の信号を出力するために駆動されるスイッチ素子が特定される(S1207)。そして、特定された光マトリクススイッチの入力ポートと出力ポートとが接続されるように、特定されたスイッチ素子が駆動される(S1208)。
そして、設定対象のトランスポンダに接続されている光スイッチ103−2を、光マトリクススイッチ102−1の出力ポートと当該トランスポンダとが接続されるように切り替える(S1209)。以上で、Drop波長パスの設定が完了する。引き続き他のトランスポンダに対してDrop波長パスの設定を行う場合には、S1202に戻る。
なお、S1209の手順は、S1206の手順の直後に実施してもよい。
以上では、ある方路から特定の波長をDropしてトランスポンダが受信する場合の波長パス多重分離装置について説明した。図1の波長パス多重分離装置100は、選択された方路へトランスポンダが光をAddする動作にも適用可能である。トランスポンダが光をAddする場合には、波長パス多重分離装置100の光の進行方向は、上記と反対になる。この場合、波長パス多重分離装置100は、図10の波長パス多重分離部1027の機能を提供する。
図13は、トランスポンダが送信する光を波長パス多重分離装置を用いて所定の方路にAddする場合における、光マトリクススイッチ及び光スイッチの切替設定(Add波長パス設定)の手順を示すフローチャートである。
初期状態では、光マトリクススイッチ102−1〜102−4及び光スイッチ103−1〜103−4はいずれも接続設定がされてないものとする。そして、Add波長パス設定に先立ち、トランスポンダの光出力はシャットダウンされる(図13のS1301)。Add波長パスの設定が開始されると(S1302)、波長パスが設定されるトランスポンダが特定され(S1303)、波長パスが設定される方路番号と波長とが特定される(S1304)。
特定された方路番号から、その方路に接続されるAWGと光マトリクススイッチとが特定される(S1305)。また、特定されたトランスポンダから、光マトリクススイッチの出力ポートが特定される(S1306)。
そして、AWGの入出力ポートの波長配置と特定された波長とから、AWGの出力ポート、すなわち光マトリクススイッチの入力ポートが特定される。さらに、特定された光マトリクススイッチの入力ポート及び出力ポートから、特定されたトランスポンダが、特定された波長の光をAWGの当該波長のポートに出力するために駆動されるスイッチ素子が特定される(S1307)。
そして、特定された光マトリクススイッチの入出力ポートが接続されるように、特定されたスイッチ素子が駆動される(S1308)。
そして、設定対象のトランスポンダに接続されている光スイッチ103−2が、光マトリクススイッチの出力ポートと当該トランスポンダとが接続されるように切り替えられる(S1309)。そして、トランスポンダのシャットダウンが解除される(S1310)。以上で、Add波長パスの設定が完了する。引き続き他のトランスポンダに対してAdd波長パスの設定が行われる場合には、S1302に戻る。
なお、S1308の手順は、S1305の手順の直後に実施してもよい。
図1に記載された波長パス多重分離装置を図13で説明した手順で光スイッチを動作させることで、特定の波長のトランスポンダが送信する光を、選択した方路へ送信することができる。すなわち、図1に記載された波長パス多重分離装置は、同一の構成で、トランスポンダに対するDrop波長パスの設定及びAdd波長パスの設定の双方の機能を実現することができる。
なお、図12及び図13で説明した手順は、プログラムを用いて波長パス分離装置100が備えるコンピュータに実行させてもよい。プログラムは、波長パス分離装置100が備えるコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記憶させておいてもよい。あるいは、波長パス分離装置100が備えるコンピュータは、外部からプログラムをダウンロードして実行してもよい。
1つの波長パス多重分離装置は、最大P個のトランスポンダを接続可能である。そして、第1の実施形態で説明した波長パス多重分離装置は、任意の方路から、その方路に含まれる任意の波長をDropできる。このため、第1の実施形態で説明した波長パス多重分離装置は、最大P波長の任意波長について任意の方路に対して、すでに設定されている波長信号を阻害することなく、トランスポンダへの光路を設定することができる。また波長及び方路が設定されたトランスポンダが波長または方路設定を変更する場合においても、第1の実施形態で説明した波長パス多重分離装置は、すでに設定されている波長信号を阻害せずに波長または方路の再設定が可能である。
以上説明したように、第1の実施形態の波長パス多重分離装置は、ROADMのAddまたはDrop方路数と同じ数のAWGと光マトリクススイッチとの組み合わせを備え、さらに、収容するトランスポンダと同じ数の方路切替用の光スイッチを備える。そして、光マトリクススイッチと光スイッチとを接続することで、所定の方路とトランスポンダとを接続する。その結果、第1の実施形態の波長パス多重分離装置は、波長可変フィルタを用いることなく任意の方路に対して任意の波長を送受信できる。
その結果、第1の実施形態の波長パス多重分離装置は、コスト低減、低損失化およびサイズ小型化が可能となり、光回路集積化が容易で信頼性が高い波長パス多重分離装置を実現できる。
なお、図1で説明した波長パス多重分離装置100の構成は、第1の実施形態の最小構成として以下のようにも説明できる。
波長パス多重分離装置100は、多重分離手段と第1の切替手段とを備える。そして、多重分離手段は、波長多重光が入出力される多重ポート(Drop波長信号ポート110〜113)と、波長多重光に含まれる光が波長に基づいて分離されて入出力される分離ポート(光マトリクススイッチ102−1〜102−4の光スイッチ103−1〜103−4側ポート)を備える。ここで、多重分離手段は、AWGと光マトリクススイッチとが接続された構成に相当する。
また、第1の切替手段(光スイッチ103−1〜103−4)は、分離ポートが接続される第1のポート(光マトリクススイッチ側のポート)と、第1のポートで入出力される光のうち選択された光を入出力する第2のポート(トランスポンダ側のポート)と、を備える。
そして、分離ポートは、それぞれ異なる第1の切替手段(光スイッチ103−1〜103−4)の第1のポート(光マトリクススイッチ側のポート)に接続され、第1のポートは、それぞれ異なる多重分離手段の分離ポートに接続されている。
このような多重分離手段及び第1の切替手段を備えることにより、波長パス多重分離装置100は、波長多重光に含まれる光を波長に基づいて分離し、分離された光のうち選択された光を多重ポートと第2のポートとの間で入出力することができる。その結果、上記の最小構成の波長パス多重分離装置も、波長可変フィルタを用いることなく任意の方路に対して任意の波長を送受信できる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、第2の実施形態では、第1の実施形態との差分を主に説明し、第1の実施形態と共通する部分の説明は省略する。
図2は、本発明の波長パス多重分離装置の第2の実施形態の構成例を示す図である。図2に示した第2の実施形態の波長パス多重分離装置200は、第1の実施形態の波長パス多重分離装置100と比較して、インターリーバa201、インターリーバb202、光マトリクススイッチ203を備える点で相違している。また、第2の実施形態の波長パス多重分離装置200は、周回性AWG204−1〜204−Nと光マトリクススイッチ205−1〜205−Nとを備える。周回性AWGについては後述する。
なお、図2には、4本の方路、1×4ポートのAWG、4×4光マトリクススイッチ及び4台のトランスポンダが記載されている。しかし、これらの記載は、発明の内容を限定するものではない。図2に示す第2の実施形態の波長パス多重分離装置の一般的な構成は以下の通りである。トランスポンダプール208は、P個(Pは1より大きい整数)のトランスポンダ207−1〜207−Pを収容する。そして、波長パス多重分離装置200は、トランスポンダ207−1〜207−Pを、それぞれが波長数M(Mは1より大きい整数)を有するN方路(Nは1より大きい整数)に対して接続する。周回性AWG201−1〜201−Nは、1×mポート周回性AWGである。mの値については後述する。また、光マトリクススイッチ205−1〜205−Nはm×P光マトリクススイッチであり、光スイッチ206−1〜206−PはN×1光スイッチである。
ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)で標準化されているDWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing)における光信号の波長間隔は、数10GHz〜100GHz程度である。インターリーバa201及びインターリーバb202は、ITU−Tで標準化されたDWDM光信号を分離して出力する狭帯域フィルタである。第2の実施形態において、インターリーバaの透過波長帯域の間隔(インターリーブ間隔)は100GHz、インターリーバbの透過波長帯域の間隔は200GHzとする。また、インターリーバaの透過波長帯域幅は約50GHz、インターリーバbの透過波長帯域幅は約100GHzであるとする。
図11は、8ポートの周回性AWGを例として、入出力ポートと波長(λ1〜λ8)との関係を示す図である。図11は、例えばAWGのポート#1に波長λ1の光が入力されると、その光はポートP1から出力されることを示す。同様に、AWGのポート#1に波長λ2の光が入力されると、その光はポートP2から出力されることを示す。従って、ポート#1にλ1〜λ8が多重された波長多重光が入力されると、AWGはポートP1〜P8からそれぞれ波長λ1〜λ8の光を出力する。そして、ポート#2にλ1〜λ8が多重された波長多重光が入力されると、AWGはポートP8、P1〜P7からそれぞれ波長λ1〜λ8の光を出力する。
また、周回性AWGに入力される波長数がポート数よりも多い場合には、周回性AWGは、1個のポートに複数の波長が周期的に多重されて出力される。そして、各ポートから波長が多重されて出力される光を、インターリーバを用いて個別の波長に分離することが可能である。図4を用いて、周回性AWGから出力される波長多重光を、インターリーバを用いて分離する構成を説明する。
図4は、周回性AWG204−1が1×23ポートの周回性AWGである場合の、AWGの各ポートの入出力波長、及び、インターリーバa201とインターリーバb202との周波数フィルタ特性の関係を示す。図4において、波長数Mは88であり、周回性AWGポートあたりの波長多重数は4であるとする。また、周回性AWGのポート数は23であるとする。
ここで、波長λの添字を波長番号と呼ぶこととする。波長番号は、波長の短い順にλ1、λ2・・・と付与される。
1×23ポートの周回性AWG204−1に間隔が等しい波長λ1〜λ88の波長多重光を入力すると、周回性AWGの透過波長特性は、図4に示すように、各ポートにおいて23波長ごとに周回性を示す。すなわち、λ1、λ24、λ47、λ70の4波長が、周回性AWGの同一のポート(P1)から入出力される。同様に、λ2、λ25、λ48、λ71の4波長が、周回性AWGの同一のポート(P2)から入出力される。以下、周回性AWGのポートP3以降についても同様である。
ここで、方路あたりの波長多重数をM、周回性AWGポートあたりの波長多重数をKとした場合、MはKの倍数とし、周回性AWGのポート数m=M/K+1としている。図4においては、周回性AWGのポート数mは、m=(88/4)+1=23である。mの値をこのように選ぶことで、例えばポートP1からはλ1、λ24、λ47、λ70が出力される。すなわち、波長番号が奇数の光と波長番号が偶数の光が交互に多重されて周回性AWGの各ポートから出力される。
次に、図2、図4及び図5を用いて、本発明の第2の実施形態の波長パス多重分離装置のDrop動作について説明する。
第2の実施形態においては、光スイッチ206−1〜206−4には最大でK波長が多重された光が到達する。第2の実施形態の波長パス多重分離装置は、これらの波長多重光をインターリーバa及びbで分離してトランスポンダ207−1〜207−4に入力するように光路を接続する。
図2において、周回性AWGから光マトリクススイッチを経由して光スイッチ206までの接続を確立する手順は、第1の実施形態と同様である。第2の実施形態では、インターリーバa201およびインターリーバb202によって、周回性AWGから出力された波長多重光が波長毎に分離される。そして、波長毎に分離された光は、トランスポンダとの接続を確立するために、光マトリクススイッチ203に入力される。光マトリクススイッチ203のインターリーバ側のポート数はK(波長多重数)×P(トランスポンダ数)であり、トランスポンダ側のポート数はPである。
以下に、インターリーバが、周回性AWGから出力された波長多重光を波長毎に分離する動作を、図4に示す1×23ポート周回性AWGを例に説明する。
図4において、周回性AWG204のポートP1に注目すると、P1からはλ1、λ24、λ47、λ70の4波長が多重されて出力される。インターリーバa,bは、周回性AWGに近い側からインターリーバa、インターリーバbの順で配置される。
図5は、インターリーバを用いて、λ1、λ24、λ47、λ70の4波長が多重された光を波長ごとに分離する構成を説明するための図である。
インターリーバaは、100GHz間隔で約50GHz幅の透過帯域を持つ2個のインターリーバで構成される。インターリーバaを構成する2個のインターリーバの波長特性を図5に501(実線)及び502(破線)で示す。隣接する光の周波数間隔が50GHzである場合には、100GHz間隔で約50GHz幅の透過帯域を持つインターリーバは、透過中心波長を波長番号が奇数の光と一致させることで、波長番号が奇数の光だけを透過させることができる(図5の波長特性501)。また、インターリーバの透過中心波長を波長番号が偶数の光と一致させることで、インターリーバは、波長番号が偶数の光だけを透過させることができる(図5の波長特性502)。インターリーバaは、このように透過中心波長が異なる2個のインターリーバを用いることで、波長λ1、λ24,λ47、λ70の光がインターリーバaに入力された場合に、波長番号が奇数のλ1、λ47と波長番号が偶数のλ24、λ70とを分離することができる。
上で述べたように、周回性AWGのポート数mをm=M/K+1とすることで、周回性AWGのポートからは、波長番号が奇数の光と波長番号が偶数の光とが交互に出力される。そして、インターリーバaは、波長λ1とλ47とが多重された光をインターリーバbに出力し、また、波長λ24とλ70とが多重された光をインターリーバbに出力する。すなわち、インターリーバaは、波長番号が奇数の光と波長番号が偶数の光とを分離してインターリーバbに出力する。
一方、インターリーバbは、200GHz間隔で約100GHz幅の透過帯域を持つ2個のインターリーバで構成される。インターリーバbを構成する2個のインターリーバの波長特性を図5の511(実線)及び512(破線)に示す。インターリーバbは、波長番号が1、2、5、6、9、10、・・・の波長と、波長番号が3、4、7、8、11、12、・・・の波長とを分離できる。すなわち、インターリーバbは、一般的には、波長番号が4n+1または4n+2(nは0以上の整数)の波長群と、波長番号が4n+3または4(n+1)の波長群とを分離することができる。従って、図4に示すように、インターリーバbは、インターリーバaから入力される波長λ1の光と波長λ47の光を分離できる。同様に、インターリーバbは、インターリーバaから入力される波長λ24と波長λ70の光を分離できる。このように、複数のインターリーバをツリー状に配置することで、波長多重された光を分離する構成は知られているので、詳細な説明は省略する。
インターリーバa、bの分離された波長λ1、λ24、λ47、λ70の光は光マトリクススイッチ203に入力される。光マトリクススイッチ203は、目的となるトランスポンダが所望の波長の光を受信できるように、制御部232によって制御される。
なお、Add機能、すなわちトランスポンダが光信号を送信する場合の動作は光の進行方向が上記の説明の逆になるだけであり、従って上記と同様の構成でAdd動作も可能である。
以上に示すように、第2の実施形態の波長パス多重分離装置では、第1の実施形態における1×MポートAWGに代えて1×mポートの周回性AWGを用いることで、周回性AWGの波長分離ポートに複数の波長の光を多重している。そして、第2の実施形態の波長パス多重分離装置では、第1の実施形態におけるM×P光マトリクススイッチに代えてm×P光マトリクススイッチを使用している。
その結果、1×mポート周回性AWGのポート数は、第1の実施形態における1×MポートAWGのポート数に対してm/M倍となる。同様に、m×P光マトリクススイッチのスイッチ素子数は、第1の実施形態における1×MポートAWGのポート数及びM×P光マトリクススイッチの素子数と比較して、m/M倍となる。
すなわち、第2の実施形態の波長パス多重分離装置は、AWGのポート数及び光マトリクススイッチのスイッチ素子数を、いずれも第1の実施形態と比較して減少させることができる。
その結果、第2の実施形態の波長パス多重分離装置は、第1の実施形態の効果に加えて、さらに、AWG及び光マトリクススイッチの小型化及び低コスト化が可能となるという効果を奏する。また、第2の実施形態の波長パス多重分離装置は、光マトリクススイッチ内部で光が通過する素子数が減少するため、光マトリクススイッチの損失が低減されるという効果も奏する。
このように、第2の実施形態の波長パス多重分離装置は、第1の実施形態と比較してAWGのポート数及びそれと組み合わせる光マトリクススイッチのスイッチ素子数を低減することが可能である。このため、第2の実施形態の波長パス多重分離装置は、さらなる装置の低コスト化、装置サイズの小型化や光回路の集積化が容易になるという効果を奏する。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では、本発明の第2の実施形態に示した波長パス多重分離装置との差分のみを説明し、第2の実施形態と共通する部分の説明は省略する。
図6は、本発明の波長パス多重分離装置の第3の実施形態の構成例を示す図である。図6を参照して第3の実施形態の波長パス多重分離装置の構成を説明する。
第3の実施形態の波長パス多重分離装置600は、第2の実施形態に示した波長パス多重分離装置200が、サブ収容機能部602として並列に複数配備された構成を備える。そして、それぞれのサブ収容機能部602の方路側のポートは、1×L分岐である光分岐カプラ601の分岐ポートに接続される。なお、図6には、L=4として4台の1×4光分岐カプラ601−1〜601−4が記載されている。しかし、第3の実施形態において、光分岐カプラ601の分岐数は4分岐に限定されない。
伝送路からDropされた波長多重光は1×L光分岐カプラでL分岐され、1×L光分岐カプラの全ての分岐ポートに分配される。分配された光は、それぞれがサブ収容機能部602−1〜602−Lに入力される。サブ収容機能部602−1〜602−Lに入力された光がさらに波長毎に分離され、トランスポンダと接続される動作は、本発明の第2の実施形態と同様であるので説明を省略する。制御部632は、各サブ収容機能部の光マトリクススイッチ及び光スイッチを制御する。
第3の実施形態においては、1つのサブ収容機能部602が収容するトランスポンダ数をpとすると、波長パス多重分離装置600が収容可能な全トランスポンダ数Pはp×Lとなる。また、第3の実施形態においては、サブ収容機能部602−1〜602−Lが備える光マトリクススイッチは、M×p光マトリクススイッチである。図6は、p=L=4の場合を示している。すなわち、1つのサブ収容機能部が収容するトランスポンダ数は4台であり、光分岐カプラ601は1×4光カプラである。従って、図6に記載された波長パス多重分離装置600が収容可能な全トランスポンダ数Pは16台である。また、光マトリクススイッチ603−1〜603−4は、4×4光マトリクススイッチである。しかし、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様に、図6の記載は、第3の実施形態の波長パス多重分離装置を構成するこれらの光部品のポート数を限定するものではない。
第3の実施形態では、1×L光分岐カプラ601により複数のサブ収容機能部602に波長パス多重分離装置を分割することにより1つのサブ収容機能部あたりのトランスポンダ収容数を1/Lにすることができる。その結果、サブ収容機能部が備える光マトリクススイッチの接続先のトランスポンダの数も1/Lとなるので、光マトリクススイッチスイッチの素子数も1/Lとなる。その結果、第3の実施形態の波長パス多重分離装置は、第1及び第2の実施形態と同様の効果を奏するとともに、さらに波長パス多重分離装置の小型化、低コスト化を図ることができる光マトリクススイッチの通過損失低減などの光学特性の向上も可能となる。
なお、第3の実施形態では、第2の実施形態の波長パス多重分離装置と1×L光分岐カプラとを組み合わせた構成について説明した。しかしながら、第1の実施形態の波長パス多重分離装置と1×L光分岐カプラとを組み合わせて第3の実施形態の変形例の波長パス多重分離装置を構成してもよい。第3の実施形態の変形例においては、第1の実施形態で説明した波長パス多重分離装置100が、サブ機能収容部となる。このような構成においても、第3の実施形態の変形例は、サブ収容機能部が備える光マトリクススイッチの接続先のトランスポンダの数を1/Lとすることができる。従って、第3の実施形態の波長パス多重分離装置は、第1の実施形態と同様の効果を奏するとともに、さらに、波長パス多重分離装置の小型化、低コスト化を図ることができる。加えて、第3の実施形態の波長パス多重分離装置は、光マトリクススイッチの通過損失低減などの光学特性の向上も可能とする。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下においては、本発明の第2の実施形態に示した波長パス多重分離装置との差分のみを説明し、第2の実施形態と共通する部分の説明は省略する。
図7は、本発明の波長パス多重分離装置の第4の実施形態の構成例を示す図である。図7を参照して第4の実施形態の波長パス多重分離装置の構成を説明する。
第4の実施形態の波長パス多重分離装置700は、第2の実施形態で説明した波長パス多重分離装置の構成要素のうち、光マトリクススイッチ205−1〜205−Nおよび光スイッチ206−1〜206−Pを光スイッチ701に置き換えた構成を備える。ここで、光スイッチ701は、光マトリクススイッチ205−1〜205−Nおよび光スイッチ206−1〜206−Pを集積化したものである。さらに、第4の実施形態の波長パス多重分離装置700は、第2の実施形態で説明したインターリーバa201、インターリーバb202及び光マトリクススイッチ203を光スイッチ701とともに集積化している。制御部702は、光スイッチ701及び光マトリクススイッチ203を制御する。
光スイッチ701は、2×2スイッチ素子と2×1スイッチ素子より構成される、M1×N光スイッチである。ここで、M1は、全方路のAWGの出力ポートの合計数である。そして、2×2スイッチ素子をN段で構成し、2×1スイッチ素子をC段(C=Log(M1/N))で構成することにより、光スイッチ701は、全方路のAWGの出力ポートMポートとトランスポンダ数と一致するNポートの相互接続をノンブロッキング(閉塞なし)で確立することができる。ただしM1およびNについては、Log(M1/N)が整数となるような数値を採用するものとする。
図7は、第1の実施形態と同様に、方路当たりの波長数M=4,方路数N=4,トランスポンダ数P=4の場合を示す。従って、全方路のAWGの出力ポートの合計数M1はM×N=16となる。すなわち、光スイッチ701は16×4光スイッチである。従って、2×2スイッチ素子の段数は4段である。また、C=Log(16/4)=2であるので、2×1光スイッチの段数は2段となる。しかし、第1〜第3の実施形態と同様に、図7の記載は、第4の実施形態の波長パス多重分離装置の構成条件を限定するものではない。
上記のように、第4の実施形態の波長パス多重分離装置は、第2の実施形態の光マトリクススイッチ205−1〜205−Nおよび光スイッチ06−1〜206−Pを集積化して、光スイッチ701に置き換えている。そして、第4の実施形態の波長パス多重分離装置は、さらに、インターリーバa201、インターリーバb202及び光マトリクススイッチ203を光スイッチ701と集積化している。この構成によって、第4の実施形態の波長パス多重分離装置は、第2の実施形態の効果を奏するとともに、集積化によって波長パス多重分離装置の一層の小型化、低コスト化が可能となるという効果を奏する。
また、第4の実施形態の波長パス多重分離装置は、光部品を集積化することで、トランスポンダと接続される受信側及び送信側の波長パス多重分離装置を、ワンチップで構成することも可能になる。これによって、第4の実施形態の波長パス多重分離装置は、波長パス多重分離光伝送装置をさらに小型化できるという効果も奏する。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2010年9月24日に出願された日本出願特願2010−213551を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
100、200、600、700 波長パス多重分離装置
132、232、632、702 制御部
101−1〜101−4 AWG
204−1〜204−4 周回性AWG
102−1〜102−4 光マトリクススイッチ
205−1〜205−4 光マトリクススイッチ
603−1〜603−4 光マトリクススイッチ
103−1〜103−4 光スイッチ
206−1〜206−4 光スイッチ
104−1〜104−4 トランスポンダ
207−1〜207−4 トランスポンダ
105、208 トランスポンダプール
601−1〜601−4 光分岐カプラ
602−1〜602−4 サブ収容機能部
701 光スイッチ
110〜113 Drop波長信号ポート
201 インターリーバa
202 インターリーバb
203 光マトリクススイッチ
801−1〜801−4 1×4スプリッタ
802−1〜802−4 4×1スイッチ
803−1〜803−4 波長可変フィルタ
804−1〜804−4 トランスポンダ
805 マルチキャストスイッチ
900 波長パスネットワーク
901 波長パス多重分離光伝送装置
902 光ファイバリンク
906 トランスポンダ
910 波長パスネットワーク制御部
1021 トランスポンダプール
1022 波長パス多重分離ブロック
1023 波長パス・ライン多重分離部
1002−1〜1002−4 波長パス選択スイッチ回路
1001−1〜1001−4 波長パス分岐回路
1026、1027 波長パス多重分離部
1032 制御部
1201 光マトリクススイッチ
1202 スイッチ素子

Claims (17)

  1. 波長多重光が入出力される多重ポートと、前記波長多重光に含まれる光が波長に基づいて分離されて入出力される分離ポートと、を備える多重分離手段と、
    前記分離ポートが接続される第1のポート、及び、第2のポートを備え、前記第2のポートを、前記第1のポートのいずれかと接続する第1の切替手段と、
    第2の合分波手段、及び、第5のポートと第6のポートとを備え、前記第5のポートと前記第6のポートとの接続関係を内部で切替可能な第3の切替手段と、を備え、
    前記分離ポートが、それぞれ異なる前記第1の切替手段の前記第1のポートに接続され、前記第1のポートが、それぞれ異なる前記多重分離手段の前記分離ポートに接続されており、
    前記多重分離手段は、前記波長多重光が入出力される合波ポートと前記波長多重光に含まれる光を波長と対応させて入出力する分波ポートとを備える第1の合分波手段と、
    第3のポート及び第4のポートを備え、前記第3のポートと前記第4のポートとの接続関係を内部で切替可能な第2の切替手段と、を備え、
    前記分波ポートが、前記第3のポートに接続され、前記第4のポートと前記第1のポートとが接続されており、
    前記第1の合分波手段は、前記分波ポートで入出力される光の波長が周回性を備える周回性AWG(Arrayed Waveguide Grating)であり、
    前記第2の合分波手段は前記第2のポートと前記第5のポートとの間に配置され、
    前記第2の合分波手段は前記第2のポートで入出力される光を波長毎にそれぞれ異なる前記第5のポートとの間で入出力し、
    前記第3の切替手段は、前記第5のポートのいずれか1ポートと前記第6のポートのいずれか1ポートとを接続する、波長パス多重分離装置。
  2. 前記多重分離手段の数がN、前記多重分離手段で使用される波長数の合計がMであり、log2(M/N)が整数である場合に、
    前記第1の切替手段及び前記第2の切替手段が、N段の2×2光スイッチ素子と、log2(M/N)段の2×1光スイッチ素子とが接続された単一のM×N光マトリクススイッチで構成される、請求項1に記載された波長パス多重分離装置。
  3. 前記分波ポートで入出力される光の波長数の最大値がK(Kは正の整数)であり、前記波長多重光の波長数の最大値がM(Mは2以上の整数でKの倍数)である場合、前記周回性AWGのポート数mは、m=(M/K)+1である、請求項1又は2に記載された波長パス多重分離装置。
  4. 前記第5のポートには、複数の前記第2の合分波手段が接続されている、請求項1乃至3のいずれかに記載された波長パス多重分離装置。
  5. 波長多重光が入出力される多重ポートと、前記波長多重光に含まれる光が波長に基づいて分離されて入出力される分離ポートと、を備える多重分離手段、及び、
    前記分離ポートが接続される第1のポート、及び、第2のポートを備え、前記第2のポートを、前記第1のポートのいずれかと接続する第1の切替手段、
    を備え、
    前記分離ポートが、それぞれ異なる前記第1の切替手段の前記第1のポートに接続され、前記第1のポートが、それぞれ異なる前記多重分離手段の前記分離ポートに接続されており、
    前記多重分離手段は、波長多重光が入出力される合波ポートと前記波長多重光に含まれる光を波長と対応させて入出力する分波ポートとを備える第1の合分波手段と、第3のポート及び第4のポートを備え、前記第3のポートと前記第4のポートとの接続関係を内部で切替可能な第2の切替手段と、を備え、
    前記分波ポートが、前記第3のポートに接続され、前記第4のポートと前記第1のポートとが接続されており、
    前記多重分離手段の数がN、前記多重分離手段で使用される波長数の合計がMであり、log2(M/N)が整数である場合に、
    前記第1の切替手段及び前記第2の切替手段が、N段の2×2光スイッチ素子と、log2(M/N)段の2×1光スイッチ素子とが接続された単一のM×N光マトリクススイッチで構成される、波長パス多重分離装置。
  6. 前記第1の合分波手段は、AWGである、請求項5に記載された波長パス多重分離装置。
  7. 光路を複数に分岐する光カプラ手段をさらに備え、前記光カプラ手段の分岐ポートは前記多重分離手段の前記多重ポートに接続される、請求項1乃至6のいずれかに記載された波長パス多重分離装置。
  8. 前記多重分離手段及び前記第1の切替手段を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、
    波長パスを設定する前記第2のポートを特定し、
    前記多重ポートと前記第2のポートとの間で設定される波長パスの波長及び前記波長パスを含む前記多重ポートを特定し、
    前記特定された多重ポートから、前記多重ポートに接続される前記多重分離手段を特定し、
    前記第1の切替手段を経由して前記第2のポートと接続可能な前記分離ポートを特定し、
    前記特定された前記多重ポートと前記特定された分離ポートとが接続されるように前記多重分離手段を設定し、
    前記第1の切替手段を、前記特定された第2のポートと、前記特定された前記分離ポートが接続された前記第1のポートとが接続されるように切り替える、
    請求項1乃至7のいずれかに記載された波長パス多重分離装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載された波長パス多重分離装置の前記第2のポートに、光信号を受信する光受信ユニットが接続された、光受信装置。
  10. 請求項1乃至8のいずれかに記載された波長パス多重分離装置の前記第2のポートに、光信号を送信する光送信ユニットが接続された、光送信装置。
  11. 請求項8に記載された波長パス多重分離装置の前記第2のポートに、光信号を送信する光送信ユニットが接続された光送信装置であって、
    前記制御部は、前記波長パスの設定中は前記光送信装置をシャットダウンする、光送信装置。
  12. 請求項1乃至8のいずれかに記載された波長パス多重分離装置の前記第2のポートに、光信号を送受信するトランスポンダが接続された、光送受信装置。
  13. 請求項8に記載された波長パス多重分離装置の前記第2のポートに、光信号を送受信する光送受信ユニットが接続された光送受信装置であって、
    前記制御部は、前記波長パスの設定中は光信号の送信を停止する、光送受信装置。
  14. 多重分離手段を用いて、波長多重光を多重ポートで入出力し、前記波長多重光に含まれる光を波長に基づいて分離し分離ポートで入出力し、
    第1の切替手段を用いて、第2のポートを、前記分離ポートが接続される第1のポートのいずれかと接続し、
    前記分離ポートを、それぞれ異なる前記第1のポートに接続し、
    前記第1のポートを、それぞれ異なる前記分離ポートに接続し、
    前記多重分離手段が備える第1の合分波手段を用いて、前記波長多重光に含まれる光を波長と対応させて分波ポートで入出力し、
    前記多重分離手段が備える第2の切替手段を用いて、前記分波ポートが接続された第3のポートと前記第1のポートが接続された第4のポートとの接続関係を内部で切り替える、波長パス多重分離方法であって、
    前記第1の合分波手段は、前記分波ポートで入出力される光の波長が周回性を備える周回性AWGであり、
    さらに、第2の合分波手段、及び、第5のポートと第6のポートとを備え、前記第5のポートと前記第6のポートとの接続関係を内部で切替可能な第3の切替手段を用いて、前記第5のポートのいずれか1ポートと前記第6のポートのいずれか1ポートとを接続し、
    前記第2のポートと前記第5のポートとの間に配置された前記第2の合分波手段を用いて、前記第2のポートで入出力される光を波長毎にそれぞれ異なる前記第5のポートとの間で入出力する、波長パス多重分離方法。
  15. 多重分離手段を用いて、波長多重光を多重ポートで入出力し、前記波長多重光に含まれる光を波長に基づいて分離し分離ポートで入出力し、
    第1の切替手段を用いて、第2のポートを、前記分離ポートが接続される第1のポートのいずれかと接続し、
    前記分離ポートを、それぞれ異なる前記第1のポートに接続し、
    前記第1のポートを、それぞれ異なる前記分離ポートに接続し、
    前記多重分離手段が備える第1の合分波手段を用いて、前記波長多重光に含まれる光を波長と対応させて分波ポートで入出力し、
    前記多重分離手段が備える第2の切替手段を用いて、前記分波ポートが接続された第3のポートと前記第1のポートが接続された第4のポートとの接続関係を内部で切り替える、波長パス多重分離方法であって、
    前記多重分離手段の数がN、前記多重分離手段で使用される波長数の合計がMであり、log2(M/N)が整数である場合に、
    前記第1の切替手段及び前記第2の切替手段が、N段の2×2光スイッチ素子と、log2(M/N)段の2×1光スイッチ素子とが接続された単一のM×N光マトリクススイッチで構成される、波長パス多重分離方法。
  16. 請求項14又は15に記載された波長パス多重分離方法であって、
    波長パスを設定する前記第2のポートを特定し、
    前記多重ポートと前記第2のポートとの間で設定される波長パスの波長及び前記波長パスを含む前記多重ポートを特定し、
    前記特定された多重ポートから、前記多重ポートに接続される多重分離手段を特定し、
    第1の切替手段を経由して前記第2のポートと接続可能な前記分離ポートを特定し、
    前記波長パスの波長と前記分離ポートの関係とから、前記分離ポートを特定し、
    前記特定された多重ポートと前記特定された分離ポートとが接続されるように前記多重分離手段を設定し、
    前記第1の切替手段を、前記特定された第2のポートと、前記特定された前記分離ポートが接続された前記第1のポートとが接続されるように切り替える、
    波長パス多重分離方法。
  17. 波長多重光が入出力される多重ポートと、前記波長多重光に含まれる光が波長に基づいて分離されて入出力される分離ポートと、を備える多重分離手段と、
    前記分離ポートが接続される第1のポート、及び、第2のポートを備え、前記第2のポートを、前記第1のポートのいずれかと接続する第1の切替手段と、
    第2の合分波手段、及び、第5のポートと第6のポートとを備え、前記第5のポートと前記第6のポートとの接続関係を内部で切替可能な第3の切替手段と、を備え、
    前記多重分離手段は、前記波長多重光が入出力される合波ポートと前記波長多重光に含まれる光を波長と対応させて入出力する分波ポートとを備える第1の合分波手段と、
    第3のポート及び第4のポートを備え、前記第3のポートと前記第4のポートとの接続関係を内部で切替可能な第2の切替手段と、を備え、
    前記分波ポートが、前記第3のポートに接続され、前記第4のポートと前記第1のポートとが接続されており、
    前記第1の合分波手段は、前記分波ポートで入出力される光の波長が周回性を備える周回性AWGであり、
    前記第2の合分波手段は前記第2のポートと前記第5のポートとの間に配置され、
    前記第2の合分波手段は前記第2のポートで入出力される光を波長毎にそれぞれ異なる前記第5のポートとの間で入出力し、
    前記第3の切替手段は、前記第5のポートのいずれか1ポートと前記第6のポートのいずれか1ポートとを接続する、波長パス多重分離装置のコンピュータに、
    波長パスを設定する前記第2のポートを特定する手順、
    前記多重ポートと前記第2のポートとの間で設定される波長パスの波長及び前記波長パスを含む前記多重ポートを特定する手順、
    前記特定された多重ポートから、前記多重ポートに接続される前記多重分離手段を特定する手順、
    前記第1の切替手段を経由して前記第2のポートと接続可能な前記分離ポートを特定する手順、
    前記波長パスの波長と前記分離ポートの関係とから、前記分離ポートを特定する手順、
    前記特定された前記多重ポートと前記特定された分離ポートとが接続されるように前記多重分離手段を設定する手順、
    前記第1の切替手段を、前記第2のポートと、前記特定された前記分離ポートが接続された前記第1のポートとが接続されるように切り替える手順、
    を実行させるための波長パス多重分離装置の制御プログラム、
    を記録した制御プログラムの記録媒体。
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