JP2005064864A - 波長多重光信号送信装置、波長多重光信号受信装置及び光波長多重通信システム - Google Patents
波長多重光信号送信装置、波長多重光信号受信装置及び光波長多重通信システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005064864A JP2005064864A JP2003292500A JP2003292500A JP2005064864A JP 2005064864 A JP2005064864 A JP 2005064864A JP 2003292500 A JP2003292500 A JP 2003292500A JP 2003292500 A JP2003292500 A JP 2003292500A JP 2005064864 A JP2005064864 A JP 2005064864A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical signal
- wavelength
- optical
- signals
- division multiplexing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
Abstract
【課題】最小限及び低コストの構成により、各波長の光信号に対応する部分及び光伝送路の障害の双方に対応可能な波長多重光信号送受信装置及び光波長多重通信システムを提供すること。
【解決手段】送信信号に応じた2種類の波長の光信号をそれぞれ出力する光信号送信回路110と、各光信号送信回路110が出力する2種類の波長の光信号を別々の出力ポートへ合波して波長多重する合波器120とを具備した波長多重光信号送信装置100と、光伝送路30a,30bを介して伝送された波長多重光信号を各光信号送信回路110が出力する2種類の波長毎に異なる出力ポートへ分波して出力する分波器220と、2種類の波長の光信号を受信し、受信信号を出力する光信号受信回路210とを具備した波長多重光信号受信装置200とを用いることにより、光伝送路30a又は30bのいずれかを用いた通信を可能とする。
【選択図】図2
【解決手段】送信信号に応じた2種類の波長の光信号をそれぞれ出力する光信号送信回路110と、各光信号送信回路110が出力する2種類の波長の光信号を別々の出力ポートへ合波して波長多重する合波器120とを具備した波長多重光信号送信装置100と、光伝送路30a,30bを介して伝送された波長多重光信号を各光信号送信回路110が出力する2種類の波長毎に異なる出力ポートへ分波して出力する分波器220と、2種類の波長の光信号を受信し、受信信号を出力する光信号受信回路210とを具備した波長多重光信号受信装置200とを用いることにより、光伝送路30a又は30bのいずれかを用いた通信を可能とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、光波長多重伝送される光信号のうち、ある波長の光信号に障害が発生した場合には予備波長に切り替え、光伝送路に障害が発生した場合には予備光伝送路に切り替えて障害復旧を行う波長多重光信号送信装置、波長多重光信号受信装置及び光波長多重通信システムに関する。
波長が異なる複数の光信号を多重化させて1本の光ファイバで伝送する方法、即ち波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing:WDM)伝送方式は、伝送容量を大幅に増大できる。さらに、周期的な入出力関係の分波特性を有する光波長ルータを中心とし、これと複数のWDM送受信装置とをスター状に光ファイバで接続してネットワークを構成することにより、多重化された各光信号に行き先情報を割り当てられる波長アドレッシングが可能になり、フルメッシュ型のWDM伝送ネットワークを構築できる。
ここで、光通信システムに高い信頼性が要求される場合、光信号送信装置、光信号受信装置及び光伝送路を複数用意し、障害が発生した場合、切り替え器を制御することにより現用系から予備系に切り替えるようにシステムが構成されている。
図1は従来の光波長多重伝送通信システムの一例(特許文献1参照)を示すもので、図中、10a,10bは波長多重光信号送信装置、20a,20bは波長多重光信号受信装置、30a,30bは光伝送路、41,42は切り替え器である。
波長多重光信号送信装置10a,10bは、それぞれ、送信信号に応じた波長λ1〜λ4の光信号を出力する4つの送信回路11a,11b(各回路を別々に示す時はT1〜T4で表す。)と、各波長の光信号を合波する合波器12a,12bとで構成される。波長多重光信号受信装置20a,20bは、それぞれ、波長λ1〜λ4の光信号を受信し、受信信号を出力する4つの受信回路21a,21b(各回路を別々に示す時はR1〜R4で表す。)と、波長多重光信号を波長λ1〜λ4の光信号に分波する分波器22a,22bとで構成される。
波長多重光信号送信装置10a及び波長多重光信号受信装置20aは光伝送路30aを介して接続され、これらは現用系を構成し、波長多重光信号送信装置10b及び波長多重光信号受信装置20bは光伝送路30bを介して接続され、これらは予備系を構成する。
前記構成において、各部が全て正常であれば、送信信号、例えば3つの信号からなる送信信号51は切り替え器41を介して波長多重光信号送信装置10aに入力され、各送信回路11a(T1〜T3)でそれぞれ波長λ1〜λ3の光信号に変換されて合波器12aで波長多重され、光伝送路30aを介して波長多重光信号受信装置20aに伝送される。波長多重光信号受信装置20aに伝送された波長λ1〜λ3の光信号からなる波長多重光信号は、分波器22aにて各波長の光信号に分波され、各受信回路21a(R1〜R3)にて受信され、切り替え器42を介して3つの信号からなる受信信号52として出力される。
ここで、波長多重光信号送信装置10aの送信回路11aの1つ、例えばT1に障害が発生した場合、切り替え器41により送信回路T1が送信回路T4に切り替えられ、波長λ4の光信号に変換されて伝送される。一方、波長多重光信号受信装置20aに伝送された波長λ4の光信号は受信回路R4にて受信され、切り替え器42により受信回路R1が受信回路R4に切り替えられて出力される。なお、波長多重光信号受信装置20aの受信回路R1に障害が発生した場合や、光伝送路30aで波長λ1の光信号に障害が発生した場合も同様である。
また、光伝送路30aに障害が発生した場合、切り替え器41,42により波長多重光信号送信装置10a−光伝送路30a−波長多重光信号受信装置20aの現用系から、波長多重光信号送信装置10b−光伝送路30b−波長多重光信号受信装置20bの予備系に全面的に切り替えられる。
なお、前述した波長多重光信号送信装置10aの一部の送信回路11aの障害や波長多重光信号受信装置20aの一部の受信回路21aの障害の場合も、現用系から予備系への全面的な切り替えによって対処可能である。
特開2002−141867号公報
しかしながら、図1の光波長多重通信システムでは、光伝送路を二重化するために複数の送信回路及び合波器を有する波長多重光信号送信装置と、複数の受信回路及び波長多重分離素子を有する波長多重光信号受信装置をそれぞれ二重に備える必要がある。そのため、コストが大きくなるとともに、上記のように一部の波長の光信号に対応する部分のみに障害が発生した場合の対処方法が、波長切り替えと送信装置(受信装置)ごとの切り替えとの2通りになっており、必要以上に高い冗長性があった。
本発明は前記事情に鑑みて創作されたもので、その目的とするところは、最小限及び低コストの構成により、各波長の光信号に対応する部分の障害と、光伝送路の障害との双方に対応することができる波長多重光信号送信装置、波長多重光信号受信装置及び光波長多重通信システムを提供することを目的とする。
本発明の波長多重光信号送信装置は、送信信号に応じたM種類(Mは2以上の整数)の波長の光信号をそれぞれ出力するN個(Nは2以上の整数)の光信号送信回路であって、各回路が出力するM種類の波長は互いに異なる波長からなるM組の波長群を構成する如く設定されてなるN個の光信号送信回路と、前記N個の光信号送信回路が接続されるN個の入力ポート及びM本の光伝送路が接続されるM個の出力ポートを有し、各入力ポートから入力される光信号を、前記各波長群に属する波長の光信号毎に合波してそれぞれ別々の出力ポートへ出力する合波器とを具備したことを特徴とする(請求項1)。
この際、各光信号送信回路は、送信信号に応じたM種類の波長の光信号のうち、各波長群に属する波長の光信号を切り替え出力する(請求項2)もので良い。
このような光信号送信回路は、送信信号で駆動され、M種類の波長の光信号を切り替え出力可能な波長可変光源からなる(請求項3)、又は、M種類の波長の光信号をそれぞれ出力可能なM個の発光素子と、M個の発光素子からの光信号を切り替え出力する光スイッチとを備え、M個の発光素子は送信信号で切り替え駆動される(請求項4)、又は、M種類の波長の光信号をそれぞれ出力可能なM個の発光素子と、M個の発光素子からの光信号を合波する光カプラもしくは光フィルタとを備え、M個の発光素子は送信信号で切り替え駆動される(請求項5)、又は、M種類の波長の光信号をそれぞれ出力可能なM個の発光素子と、M個の発光素子からの光信号を切り替え出力する光スイッチとを備え、M個の発光素子は送信信号で同時に駆動される(請求項6)ものとすることができる。
また、各光信号送信回路は、送信信号に応じたM種類の波長の光信号を同時に出力する(請求項7)ものでも良い。
このような光信号送信回路は、M種類の波長の光信号をそれぞれ出力可能なM個の発光素子と、M個の発光素子からの光信号を合波する光カプラもしくは光フィルタとを備え、M個の発光素子は送信信号で同時に駆動される(請求項8)ものとすることができる。
また、合波器は、N入力M出力のアレイ導波路回折格子からなる(請求項9)、又は、N入力M出力の周回性アレイ導波路回折格子からなる(請求項10)ものとすることができる。
本発明の波長多重光信号受信装置は、M種類(Mは2以上の整数)の波長の光信号をそれぞれ受信し、受信信号を出力するN個(Nは2以上の整数)の光信号受信回路であって、各回路が受信するM種類の波長は互いに異なる波長からなるM組の波長群を構成する如く設定されてなるN個の光信号受信回路と、M本の光伝送路が接続されるM個の入力ポート及び前記N個の光信号受信回路が接続されるN個の出力ポートを有し、各入力ポートから入力される前記各波長群に属する波長の光信号を、波長毎に分波してそれぞれ異なる出力ポートへ出力する分波器とを具備したことを特徴とする(請求項11)。
この際、各光信号受信回路は、M種類の波長の光信号を受信し、受信信号を出力可能な受光素子からなる(請求項12)、又は、M種類の波長の光信号をそれぞれ受信し、受信信号を出力可能なM個の受光素子と、分波器からの光信号をM個の受光素子に切り替え出力する光スイッチと、M個の受光素子からの受信信号を切り替え出力するスイッチ回路とからなる(請求項13)、又は、M種類の波長の光信号をそれぞれ受信し、受信信号を出力可能なM個の受光素子と、分波器からの光信号をM個の受光素子に切り替え出力する光スイッチと、M個の受光素子からの受信信号を合成して出力する結合回路とからなる(請求項14)、又は、M種類の波長の光信号をそれぞれ受信し、受信信号を出力可能なM個の受光素子と、分波器からの光信号をM個の受光素子の両方に出力する光カプラもしくは光フィルタと、M個の受光素子からの受信信号を切り替え出力するスイッチ回路とからなる(請求項15)、又は、M種類の波長の光信号をそれぞれ受信し、受信信号を出力可能なM個の受光素子と、分波器からの光信号をM個の受光素子の両方に出力する光カプラもしくは光フィルタと、M個の受光素子からの受信信号を合成して出力する結合回路とからなる(請求項16)ものとすることができる。
また、分波器は、M入力N出力のアレイ導波路回折格子からなる(請求項17)、又は、M入力N出力の周回性アレイ導波路回折格子からなる(請求項18)ものとすることができる。
また、本発明の光波長多重通信システムは、請求項1乃至10のいずれかに記載の波長多重光信号送信装置と、請求項11乃至18のいずれかに記載の波長多重光信号受信装置と、これらの装置間を接続する波長多重光信号を伝送可能なM本の光伝送路とで構成されることを特徴とする(請求項19)。
さらに、本発明の光波長多重通信システムは、N台の通信ノードと、N個の入力ポート及びN個の出力ポートを有するM台の波長ルータと、前記通信ノードと波長ルータとがN×M×2本の光伝送路を介して接続された光波長多重通信システムであって、前記各通信ノードが、請求項1乃至10のいずれかに記載の波長多重光信号送信装置及び請求項11乃至18のいずれかに記載の波長多重光信号受信装置で構成されることを特徴とする(請求項20)。
本発明の波長多重光信号送信装置、波長多重光信号受信装置及び光波長多重通信システムによれば、波長多重光信号中の一部の波長の光信号に対応する部分のみに障害が発生した場合は予備の波長に切り替え、光伝送路や波長ルータに障害が発生した場合には予備の光伝送路や波長ルータに切り替える構成を低コストで実現することができる。
この際、送信装置及び受信装置にM種類の波長の光信号を同時に送信及び受信するものを用いれば、一部の波長の光信号に対応する部分のみに障害が発生した場合であっても、光伝送路や波長ルータに障害が発生した場合であっても、切り替え制御を必要とすることなく、通信を継続することができる。
[第1の実施の形態]
図2は本発明の波長多重光信号送信装置及び波長多重光信号受信装置を含む光波長多重通信システムの第1の実施の形態を示すもので、図中、30a,30bは光伝送路、100は波長多重光信号送信装置、200は波長多重光信号受信装置である。
図2は本発明の波長多重光信号送信装置及び波長多重光信号受信装置を含む光波長多重通信システムの第1の実施の形態を示すもので、図中、30a,30bは光伝送路、100は波長多重光信号送信装置、200は波長多重光信号受信装置である。
波長多重光信号送信装置100は、4個の光信号送信回路110(各回路を別々に示す時はT1〜T4で表す。)と、前記4個の光信号送信回路110がそれぞれ接続される4個の入力ポート及び2本の光伝送路30a,30bがそれぞれ接続される2個の出力ポートを有する4入力2出力(4×2)タイプの合波器120とで構成されている。
前記各光信号送信回路110は、それぞれ、各回路に入力される送信信号に応じた2種類の波長、ここではT1はλ1,λ2、T2はλ2,λ3、T3はλ3,λ4、T4はλ4,λ5の光信号を出力する。前述した2種類の波長は、互いに異なる波長からなる2組の波長群を構成する如く設定、ここではλ1,λ2,λ3,λ4からなる波長群の組と、λ2,λ3,λ4,λ5からなる波長群の組とを構成する如く設定される。
なお、各光信号送信回路110は、後述するように、前述した2種類の波長の光信号を、そのうちの一方のみ、即ち各波長群に属する波長の光信号を切り替え出力するように構成する場合と、両方同時に出力するように構成する場合とがあるが、切り替え出力する場合は図示しない制御回路からの指示に従って各回路個別あるいは全回路同時に切り替えるものとする。
また、前記合波器120は、各入力ポートから入力される光信号を、前記各波長群に属する波長の光信号毎に合波してそれぞれ別々の出力ポートへ出力する。より具体的には、合波器120は、各入力ポートから入力される光信号を、その入力ポートと波長に応じた出力ポートへ選択的に出力、ここでは送信回路T1が接続された1番目の入力ポートから入力される波長λ1の光信号を1番目の出力ポート121へ、また、波長λ2の光信号を2番目の出力ポート122へ出力し、送信回路T2が接続された2番目の入力ポートから入力される波長λ2の光信号を1番目の出力ポート121へ、また、波長λ3の光信号を2番目の出力ポート122へ出力し、送信回路T3が接続された3番目の入力ポートから入力される波長λ3の光信号を1番目の出力ポート121へ、また、波長λ4の光信号を2番目の出力ポート122へ出力し、送信回路T4が接続された4番目の入力ポートから入力される波長λ4の光信号を1番目の出力ポート121へ、また、波長λ5の光信号を2番目の出力ポート122へ出力し、1番目の出力ポート121からはλ1,λ2,λ3,λ4からなる波長群の光信号を、また、2番目の出力ポート122からはλ2,λ3,λ4,λ5からなる波長群の光信号を出力する如くなっている。合波器120における波長と入出力ポートとの関係を図3に示す。
前記合波器120の機能を一般的な表現で表すと、入力光信号の入力ポートと波長に基づき出力ポートを選択して合波出力する、より具体的には、N個の入力ポート毎に、M種類の波長の光信号のうちm番目(1≦m≦M)の波長の光信号を、M個の出力ポートのうちm番目の出力ポートに出力するように入出力関係を設定して合波出力する機能を有している。
波長多重光信号受信装置200は、4個の光信号受信回路210(各回路を別々に示す時はR1〜R4で表す。)と、2本の光伝送路30a,30bがそれぞれ接続される2個の入力ポート及び前記4個の光信号受信回路210がそれぞれ接続される4個の出力ポートを有する2入力4出力(2×4)タイプの分波器220とで構成されている。
前記光信号受信回路210は、それぞれ、2種類の波長、ここでは前述した波長多重光信号送信装置100における2組の波長群λ1,λ2,λ3,λ4及びλ2,λ3,λ4,λ5を構成する如く設定された2種類の波長の光信号を受信、即ちR1はλ1,λ2、R2はλ2,λ3、R3はλ3,λ4、R4はλ4,λ5の光信号を受信し、該光信号に応じた受信信号を出力する。
なお、各光信号受信回路210についても、後述するように、前述した2種類の波長の光信号を、そのうちの一方のみ、即ち各波長群に属する波長の光信号を切り替え受信するように構成する場合と、両方同時に受信するように構成する場合とが考えられるが、切り替え受信する場合は図示しない制御回路からの指示に従って各回路個別あるいは全回路同時に切り替えるものとする。但し、光信号受信回路210については、光信号送信回路110が2種類の波長の光信号を切り替え出力するものであったとしても、必ずしも2種類の波長の光信号を切り替え受信するものを用いる必要はなく、両方同時に受信するものを用いても良い。
また、前記分波器220は、各入力ポートから入力される前記各波長群に属する波長の光信号を、波長毎に分波してそれぞれ異なる出力ポートへ出力する。より具体的には、分波器220は、各入力ポートから入力される光信号を、その入力ポートと波長に応じた出力ポートへ選択的に出力、ここでは光伝送路30aが接続された1番目の入力ポート221から入力されるλ1,λ2,λ3,λ4からなる波長群の光信号を、波長λ1の光信号は1番目の出力ポートへ、また、波長λ2の光信号は2番目の出力ポートへ出力し、また、波長λ3の光信号は3番目の出力ポートへ出力し、また、波長λ4の光信号は4番目の出力ポートへ出力し、光伝送路30bが接続された2番目の入力ポート222から入力されるλ2,λ3,λ4,λ5からなる波長群の光信号を、波長λ2の光信号は1番目の出力ポートへ、また、波長λ3の光信号は2番目の出力ポートへ出力し、また、波長λ4の光信号は3番目の出力ポートへ出力し、また、波長λ5の光信号は4番目の出力ポートへ出力する如くなっている。分波器220における波長と入出力ポートとの関係を図4に示す。
前記分波器220の機能を一般的な表現で表すと、入力光信号の入力ポートと波長に基づき出力ポートを選択して分波出力する、より具体的には、M個の入力ポート毎に、各波長群に属する波長の光信号のうちn番目(1≦n≦N)の波長の光信号を、N個の出力ポートのうちn番目の出力ポートに出力するように入出力関係を設定して分波出力する機能を有している。
波長多重光信号送信装置100及び波長多重光信号受信装置200は、合波器120の出力ポート121及び分波器220の入力ポート221が光伝送路30aを介して接続され、また、合波器120の出力ポート122及び分波器220の入力ポート222が光伝送路30bを介して接続され、二重化された光波長多重通信システムを構成する。
前記構成において、送信信号、例えば4つの信号からなる送信信号61は波長多重光信号送信装置100に入力され、各送信回路110でそれぞれ、例えば波長λ1〜λ4からなる波長群の光信号、即ちT1でλ1、T2でλ2、T3でλ3、T4でλ4の光信号に変換されて合波器120で合波されて波長多重され、その出力ポート121から光伝送路30aを介して波長多重光信号受信装置200に伝送される。波長多重光信号受信装置200に伝送された波長λ1〜λ4からなる波長群の光信号よりなる波長多重光信号は、分波器220の入力ポート221に入力されて各波長の光信号に分波され、各受信回路210にて受信、即ちR1でλ1、R2でλ2、R3でλ3、R4でλ4の光信号が受信され、4つの信号からなる受信信号62に変換されて出力される。
なお、前記送信信号61及び受信信号62としては、電気信号、光信号のいずれの場合も含むものとする。
ここで、光伝送路30aに障害が発生した場合、各光信号送信回路110は図示しない制御回路からの指示に従って、波長λ2〜λ5からなる波長群の光信号を出力するように制御、即ちT1がλ2、T2がλ3、T3がλ4、T4がλ5の光信号をそれぞれ出力するように制御される。これらの光信号は前記同様に合波器120で合波されて波長多重されるが、この場合は出力ポート122から光伝送路30bを介して波長多重光信号受信装置200に伝送される。波長多重光信号受信装置200に伝送された波長λ2〜λ5からなる波長群の光信号よりなる波長多重光信号は、分波器220の入力ポート222に入力されて各波長の光信号に分波され、各受信回路210にて受信されるが、この場合はR1でλ2、R2でλ3、R3でλ4、R4でλ5の光信号が受信され、4つの信号からなる受信信号62として出力される。
この際、波長多重光信号受信装置200の各光信号受信回路210が、波長λ1〜λ4からなる波長群又は波長λ2〜λ5からなる波長群の光信号を切り替え受信するものである場合は、前記送信側の制御に合わせて図示しない制御回路からの指示に従って、波長λ1〜λ4からなる波長群の光信号を受信する状態から波長λ2〜λ5からなる波長群の光信号を受信する状態に制御されるものとする。
なお、光伝送路30aで一部の波長、例えば波長λ1の光信号に障害が発生した場合は、当該波長に対応する光信号を出力する光信号送信回路110、即ちT1についてのみ(光信号受信回路210が各波長群の光信号を切り替え受信するものの場合は対応する光信号受信回路R2を含めて)、出力する光信号の波長を切り替え制御する、つまりλ2に切り替えることにより、対処可能であることはいうまでもない。
また、波長多重光信号送信装置100の各光信号送信回路110及び波長多重光信号受信装置200の各光信号受信回路210として、波長λ1〜λ4からなる波長群及び波長λ2〜λ5からなる波長群の光信号を両方同時に送受信するものを用い、光伝送路30a及び30bの両方を用いて波長多重光信号を伝送している時は、光伝送路30a又は30bのいずれに障害が発生した場合(一部の波長に対する障害も含む。)であっても、何ら制御を要することなく、通信を継続することができる。
なお、光伝送路30a,30bには、必要に応じて光増幅中継装置を挿入しても良い。また、ここではM=2として光伝送路を二重化した構成を示したが、M=3以上の光伝送路に並列に送信するようにしても良く、その場合はM種類の波長に対応した送信回路及び受信回路、N入力M出力の合波器、M入力N出力の分波器を用いれば良い。
図5は第1の実施の形態における光信号送信回路110及び光信号受信回路210の詳細な構成の一例を示すもので、ここでは図2に示した4系統のうち1系統分(T1,R1)だけを示し、他の3系統は省略した。
図中、111は波長可変光源(TLD)であり、これによって光信号送信回路110が構成される。波長可変光源111は送信信号(電気信号)で駆動され、図示しない制御回路からの指示に従い、当該送信信号に応じた2種類の波長、ここではλ1,λ2の光信号を切り替え出力する。
また、211は受光素子(PD)であり、これによって光信号受信回路210が構成される。受光素子211は2種類の波長、ここではλ1又はλ2のいずれか一方もしくは両方の光信号を受信し、当該光信号に応じた受信信号(電気信号)を出力する。
このような光信号送信回路110に受信信号61(のうちの一つ)が入力されると、波長可変光源111によりλ1の光信号に変換されて合波器120に入力され、他の波長(λ2〜λ4、図では省略)の光信号と波長多重されて出力ポート121より光伝送路30aに出力される。光伝送路30aを介して伝送された波長多重光信号は、分波器220の入力ポート221に入力されて分波され、波長λ1の光信号は光信号受信回路210の受光素子211で受光され、受信信号62に変換されて出力される。
ここで、光伝送路30aに障害が発生した場合、図示しない制御回路からの指示に従って光信号送信回路110(T1)の波長可変光源111の出力波長がλ1からλ2へ変更される。省略した他の波長可変光源においても、λ2→λ3,λ3→4,λ4→5と波長が変更される。波長λ2〜λ5の光信号は、前記同様、合波器120において合波され、波長多重光信号となるが、出力ポートが122に変わるので光伝送路30bに出力される。受信側では、分波器220の入力ポート222に入力されて分波され、波長λ2の光信号は光信号受信回路210(R1)の受光素子211で受光され、受信信号62に変換されて出力される。
なお、波長可変光源111としては、レーザダイオードの素子温度を変化させるもの、共振器長を変化させるもの、注入電流を変化させるもの、多波長光源素子など、あらゆるタイプの素子が適用できる。受光素子211としては、フォトダイオードを用いることができる。
また、合波器120や分波器220は、アレイ導波路回折格子(AWG)や誘電体多層膜フィルタによって構成することができる。
図6は第1の実施の形態における光信号送信回路110及び光信号受信回路210の詳細な構成の他の例を示すもので、図5と同様、図2に示した4系統のうち1系統分だけを示し、他の3系統は省略した。
図中、112,113は発光素子(LD)、114はスイッチ回路(電気スイッチ)、115は光スイッチであり、これらによって光信号送信回路110が構成される。発光素子112,113は送信信号(電気信号)で駆動され、当該送信信号に応じた異なる波長、ここではλ1,λ2の光信号をそれぞれ出力する。スイッチ回路114は図示しない制御回路からの指示に従い、送信信号(電気信号)を発光素子112又は113のいずれか一方に供給する。光スイッチ115は図示しない制御回路からの指示に従い、発光素子112,113から出力される光信号のいずれか一方を合波器120へ入力する。
また、212,213は受光素子(PD)、214は光スイッチ、215はスイッチ回路(電気スイッチ)であり、これらによって光信号受信回路210が構成される。受光素子212,213は異なる波長、ここではλ1,λ2の光信号をそれぞれ受信し、当該光信号に応じた受信信号(電気信号)を出力する。光スイッチ214は図示しない制御回路からの指示に従い、分波器220から出力される光信号を受光素子212又は213のいずれか一方に供給する。スイッチ回路215は図示しない制御回路からの指示に従い、受光素子212,213から出力される受信信号のいずれか一方を出力する。
このような構成において、スイッチ回路114及び光スイッチ115が発光素子112を選択し、また、光スイッチ214及びスイッチ回路215が受光素子212を選択するように制御されている状態において、光信号送信回路110に受信信号61(のうちの一つ)が入力されると、スイッチ回路114を介して発光素子112に供給され、当該発光素子112によりλ1の光信号に変換され、光スイッチ115を介して合波器120に入力され、他の波長(λ2〜λ4、図では省略)の光信号と波長多重されて出力ポート121より光伝送路30aに出力される。光伝送路30aを介して伝送された波長多重光信号は、分波器220の入力ポート221に入力されて分波され、波長λ1の光信号は光信号受信回路210の光スイッチ214を介して受光素子212で受光され、受信信号62に変換され、スイッチ回路215を介して出力される。
ここで、光信号送信回路110(T1)、特に発光素子112に障害が発生した場合、図示しない制御回路からの指示に従ってスイッチ回路114及び光スイッチ115が発光素子113を選択し、また、光スイッチ214及びスイッチ回路215が受光素子213を選択するように制御される。これによって光信号送信回路110(T1)から合波器120に入力される光信号の波長がλ1からλ2へ変更されるので、出力ポートが122に変わり、光伝送路30bに出力される。受信側では、分波器220の入力ポート222に入力されて分波され、波長λ2の光信号は光信号受信回路210(R1)の受光素子213で受光され、受信信号62に変換されて出力される。
なお、光信号受信回路210(R1)、特に受光素子212に障害が発生した場合や、光伝送路30aで波長λ1の光信号に障害が発生した場合も同様である。
また、光伝送路30aに障害が発生した場合、4系統の全ての光信号送信回路110及び光信号受信回路210において、スイッチ回路114及び光スイッチ115が発光素子113を選択し、また、光スイッチ214及びスイッチ回路215が受光素子213を選択するように制御して、使用波長をλ1→2,λ2→λ3,λ3→4,λ4→5と変更すれば良いことはいうまでもない。
なお、前記光信号送信回路110において、光スイッチ115の代わりに発光素子112,113からの光信号を合波する光カプラもしくは光フィルタを用いても良い。また、スイッチ回路114を省略して(あるいは適当な分岐回路に代えて)発光素子112,113の両方に送信信号を供給し、発光素子112,113の両方から送信信号に応じた2種類の光信号を出力するようにしても良い。さらにまた、光スイッチ115の代わりに光カプラもしくは光フィルタを用いるとともに、発光素子112,113の両方に送信信号を供給し、発光素子112,113の両方から同時に光信号を出力することにより、送信信号に応じた2種類の波長の光信号を同時に出力する光信号送信回路110を構成することもできる。
また、前記光信号受信回路210において、スイッチ回路215の代わりに受光素子212,213からの受信信号を合成して出力する結合回路を用いても良い。また、光スイッチ214の代わりに光カプラもしくは光フィルタを用いて受光素子212,213の両方に分波器220からの光信号を供給し、受光素子212,213の両方から光信号に応じた受信信号を出力可能としても良い。さらにまた、スイッチ回路215の代わりに結合回路を用いるとともに光スイッチ214の代わりに光カプラもしくは光フィルタを用いることにより、2種類の波長の光信号に応じた受信信号を同時に出力可能に構成することもできる。
さらにまた、図5に示した波長可変光源を用いた光信号送信回路や単一の受光素子を用いた光信号受信回路と、図6に示した光信号送信回路や光信号受信回路を組み合わせても良い。
このように、本実施の形態の光波長多重伝送システムによれば、1組の波長多重光信号送信装置100及び波長多重光信号受信装置200により、光伝送路のバックアップを可能にし、さらに波長単位のバックアップにも対応することができる。
[第2の実施の形態]
図7は本発明の波長多重光信号送信装置及び波長多重光信号受信装置を含む光波長多重通信システムの第2の実施の形態を示すもので、ここでは波長多重光信号送信装置の合波器及び波長多重光信号受信装置の分波器に波長周回性を有するものを用いた例を示す。
図7は本発明の波長多重光信号送信装置及び波長多重光信号受信装置を含む光波長多重通信システムの第2の実施の形態を示すもので、ここでは波長多重光信号送信装置の合波器及び波長多重光信号受信装置の分波器に波長周回性を有するものを用いた例を示す。
即ち、図中、310は波長多重光信号送信装置であり、4個の光信号送信回路311(各回路を別々に示す時はT1〜T4で表す。)と、前記4個の光信号送信回路311がそれぞれ接続される4個の入力ポート及び2本の光伝送路30a,30bがそれぞれ接続される2個の出力ポートを有する4入力2出力(4×2)タイプの合波器312とで構成されている。
前記各光信号送信回路311は、それぞれ、各回路に入力される送信信号に応じた2種類の波長、ここではT1はλ1,λ2、T2はλ2,λ3、T3はλ3,λ4、T4はλ4,λ1の光信号を出力する。前述した2種類の波長は、互いに異なる波長からなる2組の波長群を構成する如く設定、ここではλ1,λ2,λ3,λ4からなる波長群の組と、λ2,λ3,λ4,λ1からなる波長群の組とを構成する如く設定される。
また、前記合波器312は、各入力ポートから入力される光信号を、前記各波長群に属する波長の光信号毎に合波して各出力ポートへ出力する。より具体的には、合波器312は、各入力ポートから入力される光信号を、その入力ポートと波長に応じた出力ポートへ選択的に出力、ここでは送信回路T1が接続された1番目の入力ポートから入力される波長λ1の光信号を1番目の出力ポート313へ、また、波長λ2の光信号を2番目の出力ポート314へ出力し、送信回路T2が接続された2番目の入力ポートから入力される波長λ2の光信号を1番目の出力ポート313へ、また、波長λ3の光信号を2番目の出力ポート314へ出力し、送信回路T3が接続された3番目の入力ポートから入力される波長λ3の光信号を1番目の出力ポート313へ、また、波長λ4の光信号を2番目の出力ポート314へ出力し、送信回路T4が接続された4番目の入力ポートから入力される波長λ4の光信号を1番目の出力ポート313へ、また、波長λ1の光信号を2番目の出力ポート314へ出力し、1番目の出力ポート313からはλ1,λ2,λ3,λ4からなる波長群の光信号を、また、2番目の出力ポート314からはλ2,λ3,λ4,λ1からなる波長群の光信号を出力する如くなっている。合波器312における波長と入出力ポートとの関係を図8に示す。
また、320は波長多重光信号受信装置であり、4個の光信号受信回路321(各回路を別々に示す時はR1〜R4で表す。)と、2本の光伝送路30a,30bがそれぞれ接続される2個の入力ポート及び前記4個の光信号受信回路321がそれぞれ接続される4個の出力ポートを有する2入力4出力(2×4)タイプの分波器322とで構成されている。
前記光信号受信回路321は、それぞれ、2種類の波長、ここでは前述した波長多重光信号送信装置310における2組の波長群λ1,λ2,λ3,λ4及びλ2,λ3,λ4,λ1を構成する如く設定された2種類の波長の光信号を受信、即ちR1はλ1,λ2、R2はλ2,λ3、R3はλ3,λ4、R4はλ4,λ1の光信号を受信し、該光信号に応じた受信信号を出力する。
また、前記分波器322は、各入力ポートから入力される光信号を、前記各波長群に属する波長の光信号毎に分波して各出力ポートへ出力する。より具体的には、分波器322は、各入力ポートから入力される光信号を、その入力ポートと波長に応じた出力ポートへ選択的に出力、ここでは光伝送路30aが接続された1番目の入力ポート323から入力されるλ1,λ2,λ3,λ4からなる波長群の光信号を、波長λ1の光信号は1番目の出力ポートへ、また、波長λ2の光信号は2番目の出力ポートへ出力し、また、波長λ3の光信号は3番目の出力ポートへ出力し、また、波長λ4の光信号は4番目の出力ポートへ出力し、光伝送路30bが接続された2番目の入力ポート324から入力されるλ2,λ3,λ4,λ1からなる波長群の光信号を、波長λ2の光信号は1番目の出力ポートへ、また、波長λ3の光信号は2番目の出力ポートへ出力し、また、波長λ4の光信号は3番目の出力ポートへ出力し、また、波長λ1の光信号は4番目の出力ポートへ出力する如くなっている。分波器322における波長と入出力ポートとの関係を図9に示す。
波長多重光信号送信装置310及び波長多重光信号受信装置320は、合波器312の出力ポート313及び分波器322の入力ポート323が光伝送路30aを介して接続され、また、合波器312の出力ポート314及び分波器322の入力ポート324が光伝送路30bを介して接続され、二重化された光波長多重通信システムを構成する。
前記構成において、送信信号、例えば4つの信号からなる送信信号61は波長多重光信号送信装置310に入力され、各送信回路311でそれぞれ、例えば波長λ1〜λ4からなる波長群の光信号、即ちT1でλ1、T2でλ2、T3でλ3、T4でλ4の光信号に変換されて合波器312で合波されて波長多重され、その出力ポート313から光伝送路30aを介して波長多重光信号受信装置320に伝送される。波長多重光信号受信装置320に伝送された波長λ1〜λ4からなる波長群の光信号よりなる波長多重光信号は、分波器322の入力ポート323に入力されて各波長の光信号に分波され、各受信回路321にて受信、即ちR1でλ1、R2でλ2、R3でλ3、R4でλ4の光信号が受信され、4つの信号からなる受信信号62に変換されて出力される。
ここで、光伝送路30aに障害が発生した場合、各光信号送信回路311は図示しない制御回路からの指示に従って、波長λ2〜λ1からなる波長群の光信号を出力するように制御、即ちT1がλ2、T2がλ3、T3がλ4、T4がλ1の光信号をそれぞれ出力するように制御される。これらの光信号は前記同様に合波器312で合波されて波長多重されるが、この場合は出力ポート314から光伝送路30bを介して波長多重光信号受信装置320に伝送される。波長多重光信号受信装置320に伝送された波長λ2〜λ1からなる波長群の光信号よりなる波長多重光信号は、分波器322の入力ポート324に入力されて各波長の光信号に分波され、各受信回路321にて受信されるが、この場合はR1でλ2、R2でλ3、R3でλ4、R4でλ1の光信号が受信され、4つの信号からなる受信信号62として出力される。
なお、第1の実施の形態の場合と同様、各光信号送信回路311は2種類の波長の光信号を両方同時に出力するようにしても良く、また、各光信号受信回路321についても2種類の波長の光信号の一方のみを切り替え受信しても、両方同時に受信しても良い。また、各光信号送信回路311及び各光信号受信回路321の詳細についても、第1の実施の形態で説明した図5、図6と全く同様な構成で実現可能であることはいうまでもない。
[第3の実施の形態]
図10は本発明の波長多重光信号送信装置及び波長多重光信号受信装置を含む光波長多重通信システムの第3の実施の形態を示すもので、ここでは波長多重光信号送信装置の合波器及び波長多重光信号受信装置の分波器に波長周回性が無いものを用いた例を示す。
図10は本発明の波長多重光信号送信装置及び波長多重光信号受信装置を含む光波長多重通信システムの第3の実施の形態を示すもので、ここでは波長多重光信号送信装置の合波器及び波長多重光信号受信装置の分波器に波長周回性が無いものを用いた例を示す。
即ち、図中、410は波長多重光信号送信装置であり、4個の光信号送信回路411(各回路を別々に示す時はT1〜T4で表す。)と、前記4個の光信号送信回路411がそれぞれ接続される4個の入力ポート及び2本の光伝送路30a,30bがそれぞれ接続される2個の出力ポートを有する4入力2出力(4×2)タイプの合波器412とで構成されている。
前記各光信号送信回路411は、それぞれ、各回路に入力される送信信号に応じた2種類の波長、ここではT1はλ1,λ5、T2はλ2,λ6、T3はλ3,λ7、T4はλ4,λ8の光信号を出力する。前述した2種類の波長は、互いに異なる波長からなる2組の波長群を構成する如く設定、ここではλ1,λ2,λ3,λ4からなる波長群の組と、λ5,λ6,λ7,λ8からなる波長群の組とを構成する如く設定される。
また、前記合波器412は、各入力ポートから入力される光信号を、前記各波長群に属する波長の光信号毎に合波して各出力ポートへ出力する。より具体的には、合波器412は、各入力ポートから入力される光信号を、その入力ポートと波長に応じた出力ポートへ選択的に出力、ここでは送信回路T1が接続された1番目の入力ポートから入力される波長λ1の光信号を1番目の出力ポート413へ、また、波長λ5の光信号を2番目の出力ポート414へ出力し、送信回路T2が接続された2番目の入力ポートから入力される波長λ2の光信号を1番目の出力ポート413へ、また、波長λ6の光信号を2番目の出力ポート414へ出力し、送信回路T3が接続された3番目の入力ポートから入力される波長λ3の光信号を1番目の出力ポート413へ、また、波長λ7の光信号を2番目の出力ポート414へ出力し、送信回路T4が接続された4番目の入力ポートから入力される波長λ4の光信号を1番目の出力ポート413へ、また、波長λ8の光信号を2番目の出力ポート414へ出力し、1番目の出力ポート413からはλ1,λ2,λ3,λ4からなる波長群の光信号を、また、2番目の出力ポート414からはλ5,λ6,λ7,λ8からなる波長群の光信号を出力する如くなっている。合波器412における波長と入出力ポートとの関係を図11に示す。
また、420は波長多重光信号受信装置であり、4個の光信号受信回路421(各回路を別々に示す時はR1〜R4で表す。)と、2本の光伝送路30a,30bがそれぞれ接続される2個の入力ポート及び前記4個の光信号受信回路421がそれぞれ接続される4個の出力ポートを有する2入力4出力(2×4)タイプの分波器422とで構成されている。
前記光信号受信回路421は、それぞれ、2種類の波長、ここでは前述した波長多重光信号送信装置410における2組の波長群λ1,λ2,λ3,λ4及びλ5,λ6,λ7,λ8を構成する如く設定された2種類の波長の光信号を受信、即ちR1はλ1,λ5、R2はλ2,λ6、R3はλ3,λ7、R4はλ4,λ8の光信号を受信し、該光信号に応じた受信信号を出力する。
また、前記分波器422は、各入力ポートから入力される光信号を、前記各波長群に属する波長の光信号毎に分波して各出力ポートへ出力する。より具体的には、分波器422は、各入力ポートから入力される光信号を、その入力ポートと波長に応じた出力ポートへ選択的に出力、ここでは光伝送路30aが接続された1番目の入力ポート423から入力されるλ1,λ2,λ3,λ4からなる波長群の光信号を、波長λ1の光信号は1番目の出力ポートへ、また、波長λ2の光信号は2番目の出力ポートへ出力し、また、波長λ3の光信号は3番目の出力ポートへ出力し、また、波長λ4の光信号は4番目の出力ポートへ出力し、光伝送路30bが接続された2番目の入力ポート424から入力されるλ5,λ6,λ7,λ8からなる波長群の光信号を、波長λ5の光信号は1番目の出力ポートへ、また、波長λ6の光信号は2番目の出力ポートへ出力し、また、波長λ7の光信号は3番目の出力ポートへ出力し、また、波長λ8の光信号は4番目の出力ポートへ出力する如くなっている。分波器422における波長と入出力ポートとの関係を図12に示す。
波長多重光信号送信装置410及び波長多重光信号受信装置420は、合波器412の出力ポート413及び分波器422の入力ポート423が光伝送路30aを介して接続され、また、合波器412の出力ポート414及び分波器422の入力ポート424が光伝送路30bを介して接続され、二重化された光波長多重通信システムを構成する。
前記構成において、送信信号、例えば4つの信号からなる送信信号61は波長多重光信号送信装置410に入力され、各送信回路411でそれぞれ、例えば波長λ1〜λ4からなる波長群の光信号、即ちT1でλ1、T2でλ2、T3でλ3、T4でλ4の光信号に変換されて合波器412で合波されて波長多重され、その出力ポート413から光伝送路30aを介して波長多重光信号受信装置420に伝送される。波長多重光信号受信装置420に伝送された波長λ1〜λ4からなる波長群の光信号よりなる波長多重光信号は、分波器422の入力ポート423に入力されて各波長の光信号に分波され、各受信回路421にて受信、即ちR1でλ1、R2でλ2、R3でλ3、R4でλ4の光信号が受信され、4つの信号からなる受信信号62に変換されて出力される。
ここで、光伝送路30aに障害が発生した場合、各光信号送信回路411は図示しない制御回路からの指示に従って、波長λ5〜λ8からなる波長群の光信号を出力するように制御、即ちT1がλ5、T2がλ6、T3がλ7、T4がλ8の光信号をそれぞれ出力するように制御される。これらの光信号は前記同様に合波器412で合波されて波長多重されるが、この場合は出力ポート414から光伝送路30bを介して波長多重光信号受信装置420に伝送される。波長多重光信号受信装置420に伝送された波長λ5〜λ8からなる波長群の光信号よりなる波長多重光信号は、分波器422の入力ポート424に入力されて各波長の光信号に分波され、各受信回路421にて受信されるが、この場合はR1でλ5、R2でλ6、R3でλ7、R4でλ8の光信号が受信され、4つの信号からなる受信信号62として出力される。
なお、第1の実施の形態の場合と同様、各光信号送信回路411は2種類の波長の光信号を両方同時に出力するようにしても良く、また、各光信号受信回路421についても2種類の波長の光信号の一方のみを切り替え受信しても、両方同時に受信しても良い。また、各光信号送信回路411及び各光信号受信回路421の詳細についても、第1の実施の形態で説明した図5、図6と全く同様な構成で実現可能であることはいうまでもない。
[第4の実施の形態]
図13は本発明の光波長多重通信システムの第4の実施の形態、ここでは波長多重光信号送信装置及び波長多重光信号受信装置で構成されるN台の通信ノードとM台の波長ルータとをN×M×2本の光伝送路を介して接続したシステムの例を示す。
図13は本発明の光波長多重通信システムの第4の実施の形態、ここでは波長多重光信号送信装置及び波長多重光信号受信装置で構成されるN台の通信ノードとM台の波長ルータとをN×M×2本の光伝送路を介して接続したシステムの例を示す。
即ち、図中、501,502,503,504は4台の通信ノード、601,602は2台の波長ルータ、701,702,703,704,705,706,707,708は8本の光伝送路(なお、N×M×2本のうち、「×2」は往復分を表しており、本図では省略した。)であり、ノード501,502,503,504が、光伝送路701,702,703,704を介して波長ルータ601に接続されて現用系を構成し、また、光伝送路705,706,707,708を介して波長ルータ602に接続されて予備系を構成している。
各通信ノード501〜504は、それぞれN=4つの波長の光信号を送受信する波長多重光送信装置及び波長多重光受信装置で構成され、波長ルータ601又は602によって波長ルーティングされ、ノード間のフルメッシュ接続が実現されている。
図14は通信ノードの詳細な構成の一例、ここでは図13に示した4台の通信ノードのうちの1台のみ、即ち通信ノード501のみについてを示すもので、以下、波長ルータの動作とともに説明する。
通信ノード501は、図2に示した波長多重光信号送信装置100及び波長多重光信号受信装置200で構成され、波長多重光信号送信装置100の合波器120の出力ポート121,122と波長ルータ601,602とがM(=2)個の光ファイバ701,705(往路用)を介してそれぞれ接続され、また、波長多重光信号受信装置200の分波器220の入力ポート221,222と波長ルータ601,602とが同じく光ファイバ701,705(復路用)を介してそれぞれ接続されている。
ここで、波長ルータ601の波長ルーティングテーブルを図15に、波長ルータ602の波長ルーティングテーブルを図16にそれぞれ示す。
現用系において、通信ノード501の波長多重光信号送信装置100から光伝送路701(往路)を介して送られた波長多重光信号は、波長ルータ601において図15に示した波長ルーティングテーブルに従ってルーティングされる。即ち、λ1の光信号は通信ノード501に戻り、λ2の光信号は通信ノード502へ、λ3の光信号は通信ノード503へ、λ4の光信号は通信ノード504へ、それぞれルーティングされる。他の通信ノードから現用系の光伝送路702,703,704を介して送られてきた波長多重光信号も同様にルーティングされた後、再び合波され、波長多重光信号として伝送路701(復路)を介して通信ノード501の波長多重光信号受信装置200で受信される。
ここで、光伝送路701に障害が発生した場合、図示しない制御回路からの指示に従って、波長多重光信号送信装置100の各光信号送信回路110は波長λ2〜λ5からなる波長群の光信号を出力するように制御、即ちT1がλ2、T2がλ3、T3がλ4、T4がλ5の光信号をそれぞれ出力するように制御される。これらの光信号は前記同様に合波器120で合波されて波長多重されるが、この場合は出力ポート122から光伝送路705を介して波長ルータ602に伝送され、波長ルータ602において図16に示した波長ルーティングテーブルに従ってルーティングされる。即ち、λ2の光信号は通信ノード501に戻り、λ3の光信号は通信ノード502へ、λ4の光信号は通信ノード503へ、λ5の光信号は通信ノード504へ、それぞれルーティングされる。他の通信ノードから予備系の光伝送路706,707,708を介して送られてきた波長多重光信号も同様にルーティングされた後、再び合波され、波長多重光信号として伝送路702(復路)を介して通信ノード501の波長多重光信号受信装置200で受信される。
図17は通信ノードの詳細な構成の他の例、ここでは図13に示した4台の通信ノードのうちの1台のみ、即ち通信ノード501のみについてを示すもので、以下、波長ルータの動作とともに説明する。
通信ノード501は、図7に示した波長多重光信号送信装置310及び波長多重光信号受信装置320で構成され、波長多重光信号送信装置310の合波器312の出力ポート313,314と波長ルータ601,602とがM(=2)個の光ファイバ701,705(往路用)を介してそれぞれ接続され、また、波長多重光信号受信装置320の分波器322の入力ポート323,324と波長ルータ601,602とが同じく光ファイバ701,705(復路用)を介してそれぞれ接続されている。
この場合、現用系の波長ルータ601の波長ルーティングテーブルは図15と同様であり、予備系の波長ルータ602の波長ルーティングテーブルを図18に示す。
本構成法により、通信ノード501から通信ノード504までの間で波長ルーティングによるノード間のフルメッシュ接続の冗長構成が実現できる。
なお、波長ルータ601,602は、波長ルーティングテーブルは異なるが、光部品は同じ特性のものを使い、入力ポートの番号付けを変えるだけで良い。
なお、光伝送路701〜708には、必要に応じて光増幅中継装置を挿入しても良い。また、ここではM=2として光伝送路を二重化した構成を示したが、M=3以上の光伝送路に並列に送信するようにしても良く、その場合にはN入力M出力の合波器、M入力N出力の分波器を用いれば良い。
これまでに例として示した波長配置は、これに限らず、使用する合波器、分波器、波長ルータの入出力ポートのどのポートに接続するかで決まるものであり、任意の波長配置が可能である。
以上の説明で用いた多重数M、光波長ルータのポート数Nや、送受信装置の数Nは、これらの数に限定されるものではなく、いずれも2以上であれば良い。
一方、ネットワークを構成するに当たって、光伝送損失により増幅器が必要となる場合もあるが、この光増幅器を送受信装置間のいずれに設置しても良い。
30a,30b,61:送信信号、62:受信信号、701〜708:光伝送路、100,310,410:波長多重光信号送信装置、200,320,420:波長多重光信号受信装置、110,311,411:光信号送信回路、111:波長可変光源、112,113:発光素子、114,215:スイッチ回路(電気スイッチ)、115,214:光スイッチ、120,312,412:合波器、121,122,313,314,413,414:出力ポート、210,321,421:光信号受信回路、211,212,213:受光素子(PD)、220,322,422:分波器、221,222,323,324,423,424:入力ポート、501〜504:通信ノード、601,602:波長ルータ。
Claims (20)
- 送信信号に応じたM種類(Mは2以上の整数)の波長の光信号をそれぞれ出力するN個(Nは2以上の整数)の光信号送信回路であって、各回路が出力するM種類の波長は互いに異なる波長からなるM組の波長群を構成する如く設定されてなるN個の光信号送信回路と、
前記N個の光信号送信回路が接続されるN個の入力ポート及びM本の光伝送路が接続されるM個の出力ポートを有し、各入力ポートから入力される光信号を、前記各波長群に属する波長の光信号毎に合波してそれぞれ別々の出力ポートへ出力する合波器とを具備した
ことを特徴とする波長多重光信号送信装置。 - 請求項1に記載の波長多重光信号送信装置において、
各光信号送信回路は、送信信号に応じたM種類の波長の光信号のうち、各波長群に属する波長の光信号を切り替え出力する
ことを特徴とする波長多重光信号送信装置。 - 請求項2に記載の波長多重光信号送信装置において、
各光信号送信回路は、送信信号で駆動され、M種類の波長の光信号を切り替え出力可能な波長可変光源からなる
ことを特徴とする波長多重光信号送信装置。 - 請求項2に記載の波長多重光信号送信装置において、
各光信号送信回路は、M種類の波長の光信号をそれぞれ出力可能なM個の発光素子と、M個の発光素子からの光信号を切り替え出力する光スイッチとを備え、M個の発光素子は送信信号で切り替え駆動される
ことを特徴とする波長多重光信号送信装置。 - 請求項2に記載の波長多重光信号送信装置において、
各光信号送信回路は、M種類の波長の光信号をそれぞれ出力可能なM個の発光素子と、M個の発光素子からの光信号を合波する光カプラもしくは光フィルタとを備え、M個の発光素子は送信信号で切り替え駆動される
ことを特徴とする波長多重光信号送信装置。 - 請求項2に記載の波長多重光信号送信装置において、
各光信号送信回路は、M種類の波長の光信号をそれぞれ出力可能なM個の発光素子と、M個の発光素子からの光信号を切り替え出力する光スイッチとを備え、M個の発光素子は送信信号で同時に駆動される
ことを特徴とする波長多重光信号送信装置。 - 請求項1に記載の波長多重光信号送信装置において、
各光信号送信回路は、送信信号に応じたM種類の波長の光信号を同時に出力する
ことを特徴とする波長多重光信号送信装置。 - 請求項7に記載の波長多重光信号送信装置において、
各光信号送信回路は、M種類の波長の光信号をそれぞれ出力可能なM個の発光素子と、M個の発光素子からの光信号を合波する光カプラもしくは光フィルタとを備え、M個の発光素子は送信信号で同時に駆動される
ことを特徴とする波長多重光信号送信装置。 - 請求項1乃至8いずれかに記載の波長多重光信号送信装置において、
合波器は、N入力M出力のアレイ導波路回折格子からなる
ことを特徴とする波長多重光信号送信装置。 - 請求項1乃至8いずれかに記載の波長多重光信号送信装置において、
合波器は、N入力M出力の周回性アレイ導波路回折格子からなる
ことを特徴とする波長多重光信号送信装置。 - M種類(Mは2以上の整数)の波長の光信号をそれぞれ受信し、受信信号を出力するN個(Nは2以上の整数)の光信号受信回路であって、各回路が受信するM種類の波長は互いに異なる波長からなるM組の波長群を構成する如く設定されてなるN個の光信号受信回路と、
M本の光伝送路が接続されるM個の入力ポート及び前記N個の光信号受信回路が接続されるN個の出力ポートを有し、各入力ポートから入力される前記各波長群に属する波長の光信号を、波長毎に分波してそれぞれ異なる出力ポートへ出力する分波器とを具備した
ことを特徴とする波長多重光信号受信装置。 - 請求項11に記載の波長多重光信号受信装置において、
各光信号受信回路は、M種類の波長の光信号を受信し、受信信号を出力可能な受光素子からなる
ことを特徴とする波長多重光信号受信装置。 - 請求項11に記載の波長多重光信号受信装置において、
各光信号受信回路は、M種類の波長の光信号をそれぞれ受信し、受信信号を出力可能なM個の受光素子と、分波器からの光信号をM個の受光素子に切り替え出力する光スイッチと、M個の受光素子からの受信信号を切り替え出力するスイッチ回路とからなる
ことを特徴とする波長多重光信号受信装置。 - 請求項11に記載の波長多重光信号受信装置において、
各光信号受信回路は、M種類の波長の光信号をそれぞれ受信し、受信信号を出力可能なM個の受光素子と、分波器からの光信号をM個の受光素子に切り替え出力する光スイッチと、M個の受光素子からの受信信号を合成して出力する結合回路とからなる
ことを特徴とする波長多重光信号受信装置。 - 請求項11に記載の波長多重光信号受信装置において、
各光信号受信回路は、M種類の波長の光信号をそれぞれ受信し、受信信号を出力可能なM個の受光素子と、分波器からの光信号をM個の受光素子の両方に出力する光カプラもしくは光フィルタと、M個の受光素子からの受信信号を切り替え出力するスイッチ回路とからなる
ことを特徴とする波長多重光信号受信装置。 - 請求項11に記載の波長多重光信号受信装置において、
各光信号受信回路は、M種類の波長の光信号をそれぞれ受信し、受信信号を出力可能なM個の受光素子と、分波器からの光信号をM個の受光素子の両方に出力する光カプラもしくは光フィルタと、M個の受光素子からの受信信号を合成して出力する結合回路とからなる
ことを特徴とする波長多重光信号受信装置。 - 請求項11乃至16のいずれかに記載の波長多重光信号受信装置において、
分波器は、M入力N出力のアレイ導波路回折格子からなる
ことを特徴とする波長多重光信号受信装置。 - 請求項11乃至16のいずれかに記載の波長多重光信号受信装置において、
分波器は、M入力N出力の周回性アレイ導波路回折格子からなる
ことを特徴とする波長多重光信号受信装置。 - 請求項1乃至10のいずれかに記載の波長多重光信号送信装置と、
請求項11乃至18のいずれかに記載の波長多重光信号受信装置と、
これらの装置間を接続する波長多重光信号を伝送可能なM本の光伝送路とで構成される ことを特徴とする光波長多重通信システム。 - N台の通信ノードと、N個の入力ポート及びN個の出力ポートを有するM台の波長ルータと、前記通信ノードと波長ルータとがN×M×2本の光伝送路を介して接続された光波長多重通信システムであって、
前記各通信ノードが、請求項1乃至10のいずれかに記載の波長多重光信号送信装置及び請求項11乃至18のいずれかに記載の波長多重光信号受信装置で構成される
ことを特徴とする光波長多重通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003292500A JP2005064864A (ja) | 2003-08-12 | 2003-08-12 | 波長多重光信号送信装置、波長多重光信号受信装置及び光波長多重通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003292500A JP2005064864A (ja) | 2003-08-12 | 2003-08-12 | 波長多重光信号送信装置、波長多重光信号受信装置及び光波長多重通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005064864A true JP2005064864A (ja) | 2005-03-10 |
Family
ID=34369828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003292500A Pending JP2005064864A (ja) | 2003-08-12 | 2003-08-12 | 波長多重光信号送信装置、波長多重光信号受信装置及び光波長多重通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005064864A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006186538A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Mitsubishi Electric Corp | 光伝送装置及び光伝送路切換方法 |
JP2006310946A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 波長多重光通信装置及び波長多重光伝送システム |
JP2007202053A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-09 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 波長多重光送受信装置およびそれを用いたネットワーク |
JP2008211728A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-11 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Awgシングルホップwdmネットワーク予備面構成方法およびその方法を用いたネットワークシステム |
JP2012023628A (ja) * | 2010-07-15 | 2012-02-02 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 波長ルータ、光通信システム及び光通信方法 |
-
2003
- 2003-08-12 JP JP2003292500A patent/JP2005064864A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006186538A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Mitsubishi Electric Corp | 光伝送装置及び光伝送路切換方法 |
JP2006310946A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 波長多重光通信装置及び波長多重光伝送システム |
JP2007202053A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-09 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 波長多重光送受信装置およびそれを用いたネットワーク |
JP4634937B2 (ja) * | 2006-01-30 | 2011-02-16 | 日本電信電話株式会社 | 波長多重光送受信装置およびそれを用いたネットワーク |
JP2008211728A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-11 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Awgシングルホップwdmネットワーク予備面構成方法およびその方法を用いたネットワークシステム |
JP2012023628A (ja) * | 2010-07-15 | 2012-02-02 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 波長ルータ、光通信システム及び光通信方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3822897B2 (ja) | 光波長多重アクセスシステム | |
EP1368923B1 (en) | Method and apparatus for interconnecting a plurality of optical transducers with a wavelength division multiplexed optical switch | |
US7983560B2 (en) | Modular WSS-based communications system with colorless add/drop interfaces | |
US8965220B2 (en) | Reconfigurable optical add/drop multiplexer and procedure for outputting optical signals from such multiplexer | |
JP5004914B2 (ja) | 光クロスコネクト装置および光ネットワーク | |
US20060133804A1 (en) | Method and apparatus for protecting optical signals within a wavelength division multiplexed environment | |
US20110164876A1 (en) | Directionless reconfigurable optical add/drop multiplexer | |
JP2006217010A (ja) | 光波長挿入分岐装置およびそれを用いた光ネットワーク装置 | |
JP5287993B2 (ja) | 光信号送信装置、光信号受信装置、波長多重分離光通信装置および波長パスシステム | |
JP2007148042A (ja) | 波長選択光スイッチ、光合流器、光分岐器および波長選択光スイッチモジュール | |
JP5527716B2 (ja) | 波長パス分離多重光伝送装置 | |
US7280754B2 (en) | Two-fiber optical ring network | |
JP3533316B2 (ja) | 波長多重伝送装置および波長多重伝送システム | |
JP4852491B2 (ja) | 光クロスコネクトスイッチ機能部及び光クロスコネクト装置 | |
JP5821644B2 (ja) | 光信号中継装置、及び光通信ネットワークシステム | |
JP2005064864A (ja) | 波長多重光信号送信装置、波長多重光信号受信装置及び光波長多重通信システム | |
JP4408806B2 (ja) | Wdmネットワークのためのパス保護の方法及びそれに応じたノード | |
JP3889721B2 (ja) | 光波長分割多重伝送ネットワーク装置 | |
JP5622197B2 (ja) | 光パスネットワークの階層型光パスクロスコネクト装置 | |
JP2004194316A (ja) | 双方向波長分割多重方式の自己回復光通信網 | |
Pinto et al. | Cost evaluation in optical networks: Node architecture and energy consumption | |
JP3615464B2 (ja) | フルメッシュ波長多重光ネットワークシステムとこのシステムで使用されるノード | |
JP5513290B2 (ja) | 波長ルータ、光通信システム及び光通信方法 | |
JP2006060734A (ja) | 光伝送システム | |
JP2005223418A (ja) | 波長ルータ及び光波長多重伝送システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050728 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070130 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070619 |