JP5617434B2 - 情報処理装置及び方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置及び方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置及び方法、並びにプログラムに関し、特に、端末情報により特定される端末と、当該端末情報を登録している情報処理装置とを含む情報処理システムにおいて、情報処理装置側でデータロストが発生した場合であっても、情報処理装置と端末との間で端末情報の整合性を保つことを可能にする技術に関する。
近年、デジタルフォトフレーム(Digital Photo Frame)として機能する端末(以下、「DPF端末」と呼ぶ)の中には、インターネット等を介して他の装置と通信する通信機能を有しているものが多い。このため、サーバからインターネット等を介してDPF端末に対して、DPF端末で表示対象となる写真のデータを提供する情報処理システムが、近年登場してきている(特許文献1参照)。このような情報処理システムを、以下、「写真提供システム」と呼ぶ。
図16は、従来の写真提供システムの構成例を示している。
従来の写真提供システムにおいては、DPF端末310とサーバ330とは、インターネット等のネットワーク320を介して相互に接続されている。サーバ330にはまた、DB(Database)340も接続されている。
図17は、サーバ330からDPF端末310に対して写真のデータを提供する従来の手法を説明する図である。
サーバ330は、写真のデータをDPF端末310に対して安全かつ確実に送信するために、DPF端末310の端末固有ID(Identify)を登録した後、DPF端末310に対してメールアドレスを付与する。
この場合、図17には図示はしないが、サーバ330は、DPF端末310の端末固有ID及びメールアドレスを対応付けて、DPF端末310の端末情報としてDB340に記憶する。
その後、DPF端末310が、写真のデータの提供を要求する場合、先ず、自機の端末固有ID及びメールアドレスを対応付けて、端末情報としてネットワーク320を介してサーバ330に送信する。
サーバ330は、送信されてきた端末情報と、DB340に記憶されている端末情報とが一致していることを確認すると、端末情報に含まれるメールアドレスを宛先として、写真のデータを送信する。
これにより、サーバ330から送信された写真のデータは、ネットワーク320を介して、メールアドレスが付与されたDPF端末310に提供される。
特開2009−199149号公報
しかしながら、サーバ330のDB340に障害が発生して、DB340に記憶された情報の消失(以下、「データロスト」と呼ぶ)が発生する場合がある。このような場合には、DPF端末310の端末情報について、DPF端末310側と、DB340によって管理されているサーバ330側とで整合性を保つことができない。
即ち、データロストが発生した後に、DPF端末310が端末情報を送信してきても、サーバ330は、送信されてきた端末情報と同一情報がDB340に記憶されていることを確認できない場合がある。このような場合、DPF端末310は、写真のデータをDPF端末310に送信することが不可能になる。
さらに、以下、サーバ330側のDB340においてデータロストが発生した場合について具体的に説明する。
例えば、AM6:00の時点において、DB340は、DPF端末310の端末情報が記憶されていない状態であったものとする。サーバ330は、このような状態のDB340の記憶内容のバックアップ(Backup)を行ったものとする。即ち、バックアップされた内容には、端末情報が含まれていないものとする。
そして、AM10:00の時点において、サーバ330は、DPF端末310の端末固有IDを登録して、DPF端末310に対してメールアドレスを付与したものとする。
即ち、サーバ330は、DPF端末310の端末固有ID及びメールアドレスを、端末情報としてDB340に記憶したものとする。
さらに、その後のAM11:00の時点においてDB340にデータロストが発生したため、サーバ330は、DB340の記憶内容を、AM6:00の時点においてバックアップした内容にリストア(Restore)し、復旧を行ったものとする。
さらにその後のAM11:30の時点において、DPF端末310が、写真のデータの提供を要求するために、端末情報をネットワーク320を介してサーバ330に送信したものとする。
この場合、サーバ330は、送信されてきた端末情報が、DB340に記憶されているか否かを判定する。しかしながら、この時点のDB340には、AM11:00の時点の復旧後の記憶内容、即ち、AM6:00の時点の記憶内容が含まれているため、AM10:00の時点で記憶された端末情報は含まれていない。従って、サーバ330は、送信されてきた端末情報がDB340に記憶されていないと判定し、写真のデータの送信を禁止する。
即ち、DPF端末310にとっては、AM10:00の時点で端末情報がサーバ330側に登録されたため、その後のAM11:30の時点では、写真のデータが送信されてくるはずが、送信されてこないという問題が生じる。
このような問題は、DPF端末310とサーバ330とを含む写真提供システムのみならず、端末情報により特定される端末と、当該端末情報を登録している情報処理装置とを含む情報処理システムにおいても生ずることになる。
従って、DPF端末310等の端末と、当該端末の端末情報を登録しているサーバ330等の情報処理装置とを含む情報処理システムにおいて、情報処理装置側でデータロストが発生した場合であっても、情報処理装置と端末との間で端末情報の整合性を保つことが可能な手法の実現が求められている。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、端末情報により特定される端末と、当該端末情報を登録している情報処理装置とを含むシステムにおいて、情報処理装置側でデータロストが発生した場合であっても、情報処理装置と端末との間で端末情報の整合性を保つことを目的とする。
本発明の一態様によると、
複数の情報からなる端末情報により特定される端末と通信をする情報処理装置であって、
前記端末から前記端末情報の少なくとも一部が送信されてきた場合、前記端末情報の少なくとも一部を受信する端末情報受信手段と、
前記端末情報受信手段により少なくとも一部が取得された前記端末情報の登録の有無を検出する登録有無検出手段と、
記情報処理装置と前記端末との間の前記端末情報の整合性を保って、前記端末情報を登録する端末情報整合手段と、を備え、
前記端末情報整合手段による前記端末情報の登録先は、所定のタイミング毎にバックアップされるデータベースであって、前記端末情報を一時的に記憶する一次領域と、前記端末情報を登録するために記憶する二次領域とを含むデータベースであり、
前記端末情報整合手段は、
前記登録有無検出手段により前記端末情報の未登録が検出された場合、前記端末情報受信手段により取得された前記端末情報を前記一次領域に一時的に記憶する一次登録手段と、
前記一次領域に記憶した前記端末情報のバックアップが行われた場合に、前記一次領域に記憶された前記端末情報を前記二次領域に登録するために記憶する二次登録手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置を提供する。
本発明の他の態様によると、上述した本発明の一態様に係る情報処理装置に対応する方法及びプログラムの各々を提供する。
本発明によれば、情報処理装置側でデータロストが発生した場合であっても、情報処理装置と端末との間で端末情報の整合性を保つことができる。
本発明の第1実施形態に係る情報処理装置としてのサーバから、DPF端末に対して写真のデータを提供する写真提供システムの構成例である。 DPF端末で行われるDPF端末側連携処理とサーバで行われるサーバ側連携処理との関係の一例を説明するフローチャートである。 Activate状態の問い合わせのメッセージフォーマットの記述例である。 DBの構造例を説明する図である。 メールアドレス配信部により配信されたメールアドレスを含む端末情報のメッセージフォーマットの記述例である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置としてのサーバから、DPF端末に対して写真のデータを提供する写真提供システムの構成例である。 DPF端末及びサーバに登録されているメールアドレスの変更を行う画面の一例である。 DPF端末で行われるDPF端末側連携処理とサーバで行われるサーバ側連携処理の流れの一例を説明するフローチャートである。 Activate状態の問い合わせのメッセージフォーマットの記述例である。 DPF端末10で行われるDPF端末側連携処理とサーバ30で行われるサーバ側連携処理との関係の一例を説明するフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る情報処理装置としてのサーバから、DPF端末に対して写真のデータを提供する写真提供システムの構成例である。 DPF端末10で行われるDPF端末側連携処理とサーバ30で行われるサーバ側連携処理との関係の一例を説明するフローチャートである。 一次記憶処理の詳細な流れの一例を説明するフローチャートである。 二次記憶処理の詳細な流れの一例を説明するフローチャートである。 図1のサーバのハードウェアの構成を示すブロック図である。 従来の写真提供システムの構成例である。 サーバからDPF端末に対して写真のデータを提供する従来の手法を説明する図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置としてのサーバから、DPF端末に対して写真のデータを提供する写真提供システムの構成例を示している。
図1に示す写真提供システムにおいては、DPF端末10とサーバ30とは、インターネット等のネットワーク20を介して相互に接続されている。サーバ30にはまた、DB40も接続されている。
サーバ30は、写真のデータをDPF端末10に対して安全かつ確実に送信するために、DPF端末10の端末固有IDを登録した後、DPF端末10に対してメールアドレスを付与する。
この場合、サーバ30は、DPF端末10の端末固有ID及びメールアドレスを、端末情報としてDB40に記憶する。
その後、DPF端末10が、写真のデータの提供を要求する場合、先ず、自機の端末固有ID及びメールアドレスを、端末情報としてネットワーク20を介してサーバ30に送信する。
サーバ30は、送信されてきた端末情報と、DB40に記憶されている端末情報とが一致していることを確認すると、端末情報に含まれるメールアドレスを宛先として、写真のデータを送信する。
これにより、サーバ30から送信された写真のデータは、ネットワーク20を介して、メールアドレスが付与されたDPF端末10まで送信される。
さらに、DPF端末10は、DPF端末側連携処理を実行することができる。
DPF端末側連携処理とは、後述のサーバ30において実行されるサーバ側連携処理に対応して、サーバ30側のDB40においてデータロストが発生しても、端末情報(端末固有ID及びメールアドレス)をDPF端末10とサーバ30との間において同期させるために、DPF端末10において実行される処理をいう。
DPF端末10は、このようなDPF側連携処理を実行すべく、端末情報記憶部11と、端末情報送信部12と、通信制御部13と、端末情報受信部14と、端末情報登録部15と、を備えている。
端末情報記憶部11は、端末固有IDと、後述のサーバ30のメールアドレス発行部60で発行されたメールアドレスとを対応付けて、端末情報として記憶する。
端末情報送信部12は、例えば写真のデータの提供を要求するタイミングで、端末情報の少なくとも一部(少なくとも端末固有ID)を端末情報記憶部11から読み出す。そして、端末情報送信部12は、通信制御部13の制御の下、端末情報の少なくとも一部(少なくとも端末固有ID)をサーバ30に送信する。
通信制御部13は、ネットワーク20と接続された他の機器との通信、図1の例ではサーバ30との通信を制御する。
具体的には、通信制御部13は、端末情報送信部12から送信された端末情報の少なくとも一部(少なくとも端末固有ID)を、ネットワーク20を介してサーバ30に送信する制御を実行する。
詳細については後述するが、当該端末情報の少なくとも一部(少なくとも端末固有ID)がサーバ30に送信される前に、サーバ30側のDB40においてデータロストが発生していた場合、サーバ30は、当該端末固有IDはDB40に登録(記憶)されていないと検出することになる。このような場合、サーバ30は、端末固有IDがDB40に登録されていない旨を示す情報(以下、「端末固有IDの未登録情報」)を、ネットワーク20を介してDPF端末10に送信する。
そこで、通信制御部13は、サーバ30から送信された端末固有IDの未登録情報を受信する。
この場合、端末情報送信部12は、再度、通信制御部13の制御の下、端末情報の少なくとも一部(少なくとも端末固有ID)をサーバ30に送信する。
通信制御部13は、端末情報送信部12から再送信された端末情報の少なくとも一部(少なくとも端末固有ID)を、ネットワーク20を介してサーバ30に送信する制御を実行する。
詳細については後述するが、サーバ30は、当該端末情報の少なくとも一部(少なくとも端末固有ID)を受信すると、新たなメールアドレスを発行する。サーバ30は、少なくとも新たなメールアドレス(端末情報の少なくとも一部)を、ネットワーク20を介してDPF端末10に送信する。
通信制御部13は、当該端末情報の少なくとも一部(少なくともメールアドレス)を、ネットワーク20を介して受信する制御を実行する。
端末情報受信部14は、通信制御部13の制御の下、サーバ30から送信された端末情報の少なくとも一部(少なくともメールアドレス)を受信して、端末情報登録部15に供給する。
端末情報登録部15は、端末情報受信部14に受信された端末情報の少なくとも一部(少なくともメールアドレス)を含む、端末情報を端末情報記憶部11に登録(記録)する。
このような端末側連携処理を実行するDPF端末10に対して、サーバ30は、サーバ側連携処理を実行することができる。
サーバ側連携処理とは、DPF端末10において実行されるDPF側連携処理に対応して、サーバ30側のDB40においてデータロストが発生しても、端末情報(端末固有ID及びメールアドレス)をDPF端末10とサーバ30との間において同期させるために、サーバ30において実行される処理をいう。
このようなサーバ30は、サーバ側連携処理を実行すべく、通信制御部31と、端末情報受信部32と、登録有無検出部33と、端末情報整合部34と、を備えている。
通信制御部31は、ネットワーク20と接続された他の機器との通信、図1の例ではDPF端末10との通信を制御する。
具体的には例えば、通信制御部31は、DPF端末10からネットワーク20を介して送信された端末情報の少なくとも一部(少なくとも端末固有ID)を受信する制御を実行する。
端末情報受信部32は、通信制御部31の制御の下、DPF端末10から送信された端末情報の少なくとも一部(少なくとも端末固有ID)を受信する。
登録有無検出部33は、端末情報受信部32に受信された端末情報の少なくとも一部から端末固有IDを認識し、端末固有IDがDB40に登録されているか否かを検出する。登録有無検出部33は、その検出結果に基づいて、DB40にデータロストが発生しているか否かを検出する。即ち、登録有無検出部33は、端末固有IDがDB40に登録されていないことを検出することによって、DB40におけるデータロストの発生を検出する。登録有無検出部33は、DB40におけるデータロストの発生を検出した場合、通信制御部31の制御の下、端末固有IDがDB40に登録されていない旨を示す情報、即ち端末固有IDの未登録情報をDPF端末10に送信する。
すると、上述したように、DPF端末10からは、端末情報の一部(少なくとも端末固有ID)がネットワーク20を介して送信されてくる。そこで、登録有無検出部33は、当該端末情報の一部(少なくとも端末固有ID)を、通信制御部31及び端末情報受信部32を介して取得して、端末情報整合部34に供給する。
端末情報整合部34は、メールアドレス発行部60と、メールアドレス配信部61と、を備えている。
メールアドレス発行部60は、登録有無検出部33によってデータロストの発生後に取得された端末情報の一部(少なくとも端末固有ID)が供給されてきた場合、新たなメールアドレスを発行する。
メールアドレス発行部60により発行されたメールアドレスは、メールアドレス配信部61に供給されると共に、端末情報受信部32に受信された端末固有IDと対応付けられて、端末情報としてDB40に記憶される。
メールアドレス配信部61は、通信制御部31の制御の下、メールアドレス発行部60が発行したメールアドレスをDPF端末10に配信する。
すると、DPF端末10側では、上述したように、メールアドレス発行部60が発行したメールアドレスと、端末固有IDとを対応付けて、端末情報として、内部の端末情報記憶部11に記憶させる。
これにより、端末情報について、DPF端末10側の端末情報記憶部11と、サーバ30側のDB40との間で整合性が保たれることになる。
以上、図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る写真提供システムの構成例について説明した。
次に、図2を参照して、本発明の第1実施形態に係る写真提供システムで実行される処理のうち、DPF端末10で行われるDPF端末側連携処理と、サーバ30で行われるサーバ側連携処理の流れの一例について説明する。
図2は、DPF端末10で行われるDPF端末側連携処理とサーバ30で行われるサーバ側連携処理との関係の一例を説明するフローチャートである。
図2において、実線の矢印は、DPF端末10又はサーバ30内で実行される処理の流れを示している。一方、点線の矢印は、DPF端末10とサーバ30との一方から他方へ伝達される情報の流れを示している。
なお、点線の矢印で示す情報の伝達は、実際には、プロトコルにHTTP(hypertext transfer protocol)を用い、メッセージフォーマットにXML(Extensible Markup Language)を用いたXML over HTTPにより行われるものとする。
なお、この段落の記載事項は、他のフローチャートにおいても同様にあてはまるものとする。
例えば、DPF端末側連携処理とサーバ側連携処理は、DPF端末10がサーバ30に初期登録を要求する場合又は写真のデータの提供を要求する場合に開始する。
この場合、DPF端末10が写真のデータの提供を要求する場合には、サーバ30により既に付されたメールアドレスが、端末固有IDと対応付けられて、端末情報として端末情報記憶部11に記憶されている。これに対して、DPF端末10がサーバ30に初期登録を要求する場合には、サーバ30によりメールアドレスは未だ付されていないので、端末固有IDのみが、端末情報として端末情報記憶部11に記憶されている。
ステップS11において、DPF端末10の端末情報送信部12は、通信制御部13の制御の下、端末情報記憶部11に記憶されている端末情報のうち、端末固有IDをネットワーク20を介してサーバ30に送信する。
ステップS31において、サーバ30の端末情報受信部32は、通信制御部31の制御の下、ステップS11の処理でDPF端末10から送信された端末固有IDを、ネットワーク20を介して受信する。
ここで、DPF端末10のステップS11の処理の趣旨は、DPF端末10の端末固有ID及びメールアドレスを含む端末情報がサーバ30において登録されている状態(以下、「Activate状態」と呼ぶ)の問い合わせを行うことである。
このため、本実施形態では、ステップS11とステップS31の各処理で送受信される端末固有IDは、図3に示すようなActivate状態の問い合わせのメッセージフォーマットに従って記述される。
図3は、Activate状態の問い合わせのメッセージフォーマットの記述例である。
図3において、♯K(Kは整数値)は、行番号Kを示している。そこで、行番号Kを適宜用いて、端末情報のメッセージフォーマットについて説明する。
1行目のタグ<dpf>は、5行目のタグ</dpf>と組になって用いられる。即ち、タグ<dpf>とタグ</dpf>の間に囲まれている情報は、DPF端末10の情報であることを示す。
2行目のタグ<activate>は、4行目のタグ</activate>と組になって用いられる。即ち、タグ<activate>とタグ</activate>との間に囲まれている情報は、Activate状態の問い合わせの対象であることを示す。
3行目のタグ<serial−id>は、同3行目のタグ</serial−id>と組になって用いられる。即ち、タグ<serial−id>とタグ</serial−id>との間に囲まれている情報は、DPF端末10の端末固有IDであることを示している。図3の例では、DPF端末10の端末固有IDは、“0123456789abcde”とされている。
サーバ30は、図2のステップS31の処理で、このようなActivate状態の問い合わせを受信すると、当該問い合わせに応答すべく、次のようなステップS32以降の処理を実行する。
ステップS32において、サーバ30の登録有無検出部33は、ステップS31の処理で受信された端末固有IDが、DB40に登録されているか否かを判定する。
即ち、ステップS31の処理で、図3に示すActivate状態の問い合わせが受信された場合には、端末固有IDとして“0123456789abcde”が受信されたことになる。そこで、ステップS32の処理では、“0123456789abcde”がDB40に登録されているか否かが判定される。
例えば、DPF端末10が写真のデータの提供を要求する場合であって、DB40にデータロストが発生していなければ、“0123456789abcde”はDB40に既に登録(記憶)されているはずである。
このような場合、ステップS32においてYESであると判定されて、処理はステップS33に進む。
ステップS33において、サーバ30の登録有無検出部33は、通信制御部31の制御の下、端末固有IDがDB40に登録されていることを示す情報(以下、「端末固有IDの登録情報」と呼ぶ)を、ネットワーク20を介してDPF端末10に送信する。
これにより、サーバ側連携処理は終了する。
この場合、サーバ30は、DPF端末10から送信されてきた端末固有IDがDB40に登録されているという状況から、DB40に障害は生じておらずデータロストは発生していないことを検出することができる。
一方、DPF端末側連携処理としては、ステップS12において、DPF端末10の端末情報受信部14は、通信制御部13の制御の下、サーバ30から送信されてきた端末固有IDの登録情報を受信する。
ステップS13において、端末情報受信部14は、端末固有IDの未登録情報を受信したか否かを判定する。
ここでは、ステップS12の処理で端末固有IDの登録情報が受信されたので、ステップS13においてNOであると判定されて、DPF端末側連携処理は終了する。
即ち、DPF端末10は、端末固有IDの登録情報を受信したという状況から、サーバ30のDB40に障害は生じておらずデータロストが発生していないということを検出することができる。
このようにして、サーバ30のDB40に障害は生じておらずデータロストが発生していない状態で、DPF端末側連携処理及びサーバ端末側連携処理が終了すると、図示はしないが、サーバ30は、DB40に登録されていたメールアドレスを宛先として、写真のデータを送信する。
これにより、サーバ30から送信された写真のデータは、ネットワーク20を介して、メールアドレスが付与されたDPF端末10まで送信される。
これに対して、DPF端末10が写真のデータの提供を要求したところ、DB40にデータロストが発生している場合、又は、DPF端末10がサーバ30に初期登録を要求する場合には、端末固有IDはDB40に登録(記憶)されていない。上述の図3の例であれば、“0123456789abcde”はDB40に登録(記憶)されていない。
このような場合、サーバ側連携処理では、ステップS32においてNOであると判定されて、処理はステップS34に進む。
ステップS34において、サーバ30の登録有無検出部33は、データロストを検出する。
即ち、サーバ30は、DPF端末10から端末固有IDが送信されているにも関わらず、当該端末固有IDがDB40に登録(記憶)されていないという状態から、サーバ30のDB40に障害が発生しデータロストが発生した状態であることを検出できる。なお、ここでいうデータロストが発生した状態とは、データロストが発生した直後の状態のみならず、データロスト後にDB40がリストアした状態も含む。
ステップS35において、サーバ30の登録有無検出部33は、通信制御部31の制御の下、端末固有IDがDB40に登録されていないことを示す情報、即ち端末固有IDの未登録情報を、ネットワーク20を介してDPF端末10に送信する。
すると、DPF端末側連携処理のステップS12において、DPF端末10の端末情報受信部14は、通信制御部13の制御の下、サーバ30から送信されてきた端末固有IDの未登録情報を受信する。
ステップS13において、端末情報受信部14は、端末固有IDの未登録情報を受信したか否かを判定する。
ここでは、ステップS12の処理で端末固有IDの未登録情報が受信されたので、ステップS13においてYESであると判定されて、処理はステップS14に進む。
ステップS14において、DPF端末10の端末情報登録部15は、データロストを検出する。
即ち、DPF端末10は、以前に、サーバ30に対し端末固有IDを登録してメールアドレスを付与されたにも関わらず、端末固有IDの未登録情報を受信したという状況から、サーバ30のDB40に障害が発生しデータロストが発生した状態であることを検出できる。なお、ここでいうデータロストが発生した状態とは、データロストが発生した直後の状態のみならず、データロスト後にDB40がリストアした状態も含む。
ステップS15において、DPF端末10の端末情報送信部12は、通信制御部13の制御の下、端末情報記憶部11に記憶されている端末情報のうち、端末固有IDをネットワーク20を介してサーバ30に再送信する。
ステップS36において、サーバ30の端末情報受信部32は、通信制御部31の制御の下、ステップS15の処理でDPF端末10から再送信された端末固有IDを、ネットワーク20を介して再受信する。
再受信された取得された端末固有IDは、登録有無検出部33を介して端末情報整合部34に供給される。
ステップS37において、端末情報整合部34のメールアドレス発行部60は、ステップS36の処理で受信された端末固有IDに基づいて、メールアドレスを発行する。
ステップS38において、メールアドレス発行部60は、ステップS36の処理で受信された端末固有IDと、ステップS37の処理で発行されたメールアドレスとを対応付けて、端末情報としてDB40に登録(記憶)する。
図4は、DB40のうち、端末固有IDとメールアドレスとを含む端末情報を登録(記憶)するテーブル(領域)の構造例を示している。
図4の例では、テーブルは行列構造を有しているため、以下、図4中横方向の項目の集合体を「行」と呼び、同図中縦方向の項目の集合体を「列」と呼ぶ。図4において、♯K(Kは整数値)は、行番号Kを示している。そこで、以下、行番号Kを用いて説明する。
図4の例では、K行には、所定の1つのDPF端末10が対応している。
K行目の第1列目の「端末固有ID」の項目には、当該K行に対応するDPF端末10の端末固有IDが登録(記憶)される。
K行目の第2列目の「メールアドレス」の項目には、当該K行に対応するDPF端末10のメールアドレス、即ち、当該K行目の第1列目に登録(記憶)された端末固有IDに対して付されたメールアドレスが登録(記憶)される。
具体的には、1行目の第1列目には“0123456789abcde”が記憶され、当該1行目の第2列目には、“j8gt92mn@a.af.jp”が記憶されている。従って、1行目に対応するDPF端末10の端末固有IDは、“0123456789abcde”であり、当該DPF端末10のメールアドレスは、“j8gt92mn@a.af.jp”であることがわかる。
図2のステップS39において、サーバ30のメールアドレス配信部61は、通信制御部31の制御の下、ステップS37の処理で発行されたメールアドレス、即ちステップS38の処理でDB40に登録(記憶)されたメールアドレスをDPF端末10に配信する。
この場合のメールアドレスの配信形態は、特に限定されないが、本実施形態では、図5に示すようなメッセージフォーマットが採用されている。
図5は、ステップS39の処理で配信されるメールアドレスのメッセージフォーマットの記述例である。
図5において、♯K(Kは整数値)は、行番号Kを示している。そこで、行番号Kを適宜用いて、端末情報のメッセージフォーマットについて説明する。
1行目のタグ<dpf>は、5行目のタグ</dpf>と組になって用いられる。即ち、タグ<dpf>とタグ</dpf>の間に囲まれている情報は、DPF端末10の情報であることを示す。
2行目のタグ<authentication>は、4行目のタグ</authentication>と組になって用いられる。即ち、タグ<authentication>とタグ</authentication>との間に囲まれている情報は、認証の対象であることを示す。
3行目のタグ<email>は、同3行目のタグ</email>と組になって用いられる。即ち、タグ<email>とタグ</email>との間に囲まれている情報は、DPF端末10に新たに付されたメールアドレスであることを示している。図3の例では、DPF端末10に新たに付されたメールアドレスは、“j8gt92mn@a.af.jp”とされている。
図2のステップS39の処理で、このようなメッセージフォーマットを用いてメールアドレスがサーバ30からDPF端末10に配信されると、サーバ側連携処理は終了となる。
一方、DPF端末側連携処理では、ステップS16において、DPF端末10の端末情報受信部14は、通信制御部13の制御の下、ステップS39の処理でサーバ30から送信されたメールアドレスを受信して、端末情報登録部15に供給する。例えば図5の例では、“j8gt92mn@a.af.jp”が受信されて、端末情報登録部15に供給される。
ステップS17において、端末情報登録部15は、ステップS16の処理で受信されたメールアドレスを、既に記憶されている端末固有IDと対応付けて、端末情報として登録(記憶)する。
これにより、DPF端末側連携処理は終了となる。
ここで、例えばステップS11の処理で、図3の例の“0123456789abcde”が端末固有IDとして送信され、図5の例の“j8gt92mn@a.af.jp”が受信された場合には、“0123456789abcde”と“j8gt92mn@a.af.jp”との組が、端末情報として端末情報登録部15に登録(記憶)される。
当該端末情報は、図4の例のDB40のテーブルの1行目に登録(記憶)された端末情報と一致する。
このようにして、DPF端末10が写真のデータの提供を要求したところ、DB40にデータロストが発生している場合、又は、DPF端末10がサーバ30に初期登録を要求する場合であっても、端末情報について、DPF端末10とサーバ30側のDB40との間で整合性が保たれる。
換言すると、DPF端末10がDPF端末側連携処理を実行し、サーバ30がサーバ側連携処理を実行することで、サーバ30で発行しDB40に登録したメールアドレスを含む端末情報と、DPF端末10で登録されている端末情報とを連携して一致させることができる。
以上説明したように、本実施形態のサーバ30は、端末情報受信部32と、登録有無検出部33と、端末情報整合部34と、を備えている。
端末情報受信部32は、DPF端末10から送信される端末固有IDと、端末固有IDに対応するメールアドレスとを含む端末情報の少なくとも一部、具体的には端末固有IDを受信する。
登録有無検出部33は、端末情報受信部32により少なくとも一部取得された端末情報が、DB40に登録されているか否かを判定する。
端末情報整合部34は、登録有無検出部33により端末情報が登録されていない場合、新たなメールアドレスを発行し、端末情報受信部32に受信された端末固有IDと対応付けて、新たな端末情報としてDB40に登録すると共に、新たなメールアドレスをDPF端末10に送信する。
これにより、DPF端末10側でも、先に送信した端末固有IDと、新たなメールアドレスとを対応付けて、新たな端末情報として登録することができる。
従って、サーバ30側のDB40に障害が発生しデータロストが発生した場合であっても、DPF端末10側と、DB40により管理されているサーバ30側との間で、端末情報の整合性を保つことが可能になる。
以上、本発明の第1実施形態に係るサーバについて説明した。
次に、本発明の第2実施形態に係るサーバについて説明する。
[第2実施形態]
図6は、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置としてのサーバから、DPF端末に対して写真のデータを提供する写真提供システムの構成例を示している。
図6において、図1の第1実施形態に係る写真提供システムと同様の箇所には同一の符号が付してある。これらの箇所については、その説明は適宜省略する。
図6に示すように、第2実施形態に係るサーバ30は、第1実施形態と同様に、サーバ側連携処理を実行すべく、通信制御部31と、端末情報受信部32と、登録有無検出部33と、端末情報整合部34と、を備えている。
ここで、第2実施形態では、DPF端末10のユーザは、一度登録されたメールアドレスが所望のものでない場合等には、所望のメールアドレスを設定し直すことができる。即ち、端末情報に含まれる端末固有IDは固定のものであるが、端末情報に含まれるメールアドレスは、第2実施形態では、ユーザの意思に基づいても変更可能なものである。
この場合、仮に第1実施形態のサーバ30をそのまま適用すると、DB40においてデータロストが発生したときには、サーバ30は、新たなメールアドレスを強制的にDPF端末10に対して設定してしまう。
しかしながら、このことは、ユーザの観点からすると、自己が所望してわざわざ変更したメールアドレスとは全く別のメールアドレスが勝手に(知らないうちに)設定されてしまう、という問題も生ずる。
そこで、このような問題を解決すべく、第2実施形態の端末情報整合部34においては、第1実施形態のメールアドレス発行部60の代わりに、メールアドレス発行/更新部70が設けられている。
また、第2実施形態に係るDPF端末10は、ユーザが変更したいメールアドレスを入力するための入力部16と、入力されたメールアドレスを表示してユーザに提示するための表示部17と、がさらに設けられている。
先ず、DPF端末10について、DPF端末10がサーバ30にメールアドレスの更新を要求する場合を例に説明する。
入力部16は、ユーザの操作を受け付け、ユーザの操作に対応した情報、例えば、DPF端末10及びサーバ30に登録可能なメールアドレスの情報を入力する。入力部16により入力される情報の具体例については、図7を参照して後述する。
表示部17は、入力部16により入力された情報、例えばメールアドレスを含む画面を表示する。
ここで、「画面」とは、装置が有する表示部(第2実施形態では表示部17)又は表示装置の表示領域全体に表示される画像をいう。
また、本実施の形態においては、入力部16の一部は、タッチパネルとして構成されているものとする。タッチパネルは、表示部17の画面全体の上又は下に配置され、任意の位置に指が触れる等して接触されると、つまりユーザにより所定の押下操作がなされると、接触された位置(押下操作された位置)の座標を検出する。入力部16は、検出した座標に対応付けられた所定の情報を入力する。
図7は、DPF端末10及びサーバ30に登録されているメールアドレスの変更を行う画面の一例を示している。
画面101には、下方から順に、ソフトウェアキーボード102と、ソフトウェアキーボード102により入力された情報を表示する入力欄103と、が配置されている。
ここで、本実施形態では、画面101のうち、少なくともソフトウェアキーボード102を含む領域内の上又は下に、入力部16の一部を構成するタッチパネルが配置されているものとする。
これにより、ユーザは、ソフトウェアキーボード102を構成する各種ソフトウェアのキーのうち、入力を所望する文字や記号が割り当てられたソフトウェアキーを押下操作することができる。即ち、ユーザは、画面101のうち、当該ソフトウェアキーが表示された領域に、自己の指等を接触させることができる。
この場合、タッチパネルを含む入力部16は、指等が接触された領域、即ち、押下操作された領域の座標を認識し、当該座標に配置されたソフトウェアキーに割り当てられた文字や記号等を入力する。
すると、画面101の入力欄103内には、入力された文字や記号等が表示される。
ここで、図7に示すように、画面101の入力欄103内に表示可能な文字や記号等は、1つではなく、複数である。従って、ユーザは、ソフトウェアキーボード102を1回以上押下操作することによって、1以上の文字や記号等からなるメールアドレスを入力欄103に表示させることができる。
そして、ユーザは、ソフトウェアキーボード102のうち、「決定」が割り当てられたソフトウェアキーを押下操作することで、入力欄103に表示されたメールアドレスを、変更後のメールアドレスとして決定することができる。
すると、タッチパネルを含む入力部16は、押下操作された領域の座標を認識し、当該座標に配置されたソフトウェアキーに割り当てられた「決定」の指示を入力する。
端末情報登録部15は、「決定」の指示に従って、変更後のメールアドレスを端末情報記憶部11に仮登録する。ここで、仮登録とは、変更後のメールアドレスを端末固有IDと対応付けて端末情報として端末情報記憶部11に記憶するのではなく、端末情報とは別に端末情報記憶部11に記憶させることをいう。即ち、変更後のメールアドレスが仮登録された状態では、端末情報に含まれるメールアドレスは、変更前のメールアドレスになっている。
端末情報送信部12は、「決定」の指示が入力されると、通信制御部13の制御の下、端末情報記憶部11に記憶されている端末固有IDを読み出し、当該端末固有IDと、変更後のメールアドレス(入力欄103に表示されたメールアドレス)とを対応付けて、端末情報としてサーバ30に送信する。
すると、サーバ30において、変更後のメールアドレスが、端末固有IDと対応付けられて、端末情報としてDB40に登録されると共に、その旨を示す情報(以下、「登録情報」と呼ぶ)がDPF端末10に送信されてくる。
そこで、端末情報受信部14は、通信制御部13の制御の下、更新後のメールアドレスについての登録情報を、ネットワーク20を介して受信し、端末情報登録部15に供給する。
端末情報登録部15は、端末情報受信部14に受信された登録情報に基づいて、更新後のメールアドレスを端末情報記憶部11に登録する。ここで、登録とは、仮登録されている変更後のメールアドレスを、端末固有IDと対応付けて、端末情報として端末情報記憶部11に記憶することをいう。即ち、変更後のメールアドレスが登録されてはじめて、端末情報に含まれるメールアドレスが、変更後のメールアドレスに更新される。
以上、DPF端末10がサーバ30にメールアドレスの更新を要求する場合について説明したが、メールアドレスの更新後、DPF端末10が写真のデータの提供を要求する場合も、上述した一連の処理が実行される。
即ち、第2実施形態では、DPF端末10が写真のデータの提供を要求する場合においても、端末情報送信部12は、通信制御部13の制御の下、端末固有IDと、登録された変更後のメールアドレスとを対応付けて、端末情報としてサーバ30に送信する。
すると、サーバ30において、後述するように、DB40においてデータロストが発生していない場合には、端末固有IDの登録情報がDPF端末10に送信されてくる。これに対して、DB40においてデータロストが発生した場合には、DPF端末10から送信された変更後のメールアドレスが、端末固有IDと対応付けられて、端末情報としてDB40に登録されると共に、その旨を示す登録情報がDPF端末10に送信されてくる。
DPF端末10は、何れの場合であっても登録情報を受信するので、変更後のメールアドレスと、端末固有IDとを対応付けて再登録する。
これにより、DB40においてデータロストが発生した場合であっても、DPF端末10側とサーバ30側との間で、変更後のメールアドレスと端末固有IDを含む登録情報が登録されるので、変更後のメールアドレスで整合性を保つことが可能になる。
次に、サーバ30について説明すると、端末情報受信部32は、変更後のメールアドレス及び端末固有IDを含む端末情報がDPF端末10からネットワーク20を介して送信されてくると、通信制御部31の制御の下、当該端末情報を受信し、登録有無検出部33に供給する。
登録有無検出部33は、端末情報受信部32に受信された端末情報から端末固有IDを認識し、当該端末固有IDがDB40に登録されているか否かを検出する。
登録有無検出部33は、その検出結果に基づいて、DB40にデータロストが発生しているか否かを検出する。即ち、登録有無検出部33は、端末固有IDがDB40に登録されていないことを検出することによって、DB40におけるデータロストの発生を検出する。
登録有無検出部33は、DB40におけるデータロストの発生を検出しなかった場合、通信制御部13の制御の下、端末固有IDがDB40に登録されている旨を示す情報、即ち端末固有IDの登録情報をDPF端末10に送信する。
これに対して、登録有無検出部33は、DB40におけるデータロストの発生を検出した場合、この段階ではDPF端末10には何ら通知することなく、端末情報受信部32に受信された端末情報を端末情報整合部34に供給する。
端末情報整合部34は、メールアドレス発行/更新部70と、メールアドレス配信部61と、を備えている。
メールアドレス発行/更新部70は、登録有無検出部33によりデータロストが発生していることが検出された場合には、端末情報受信部32に受信された端末情報を、DB40に再登録する。即ち、更新後のメールアドレスが、端末固有IDと対応付けられてDB40に記憶される。
メールアドレス配信部61は、メールアドレス発行/更新部70によりDB40のメールアドレスが変更後のメールアドレスに更新登録された旨の登録情報を生成して、通信制御部31の制御の下、ネットワーク20を介してDPF端末10に送信する。
なお、メールアドレス変更前の場合、例えば、DPF端末10がサーバ30に初期登録を要求する場合等においては、端末情報受信部32が取得した端末情報にメールアドレスが含まれていない場合がある。このようなときには、第1実施形態同様、メールアドレス発行/更新部70は、新たなメールアドレスを発行する。そして、メールアドレス配信部61は、通信制御部31の制御の下、当該新たなメールアドレスをネットワーク20を介してDPF端末10に配信する。
以上、図6を参照して、本発明の第2実施形態に係る写真提供システムの構成例について説明した。
次に、図8を参照して、本発明の第2実施形態に係る写真提供システムで実行される処理のうち、DPF端末10で行われるDPF端末側連携処理と、サーバ30で行われるサーバ側連携処理の流れの一例について説明する。
図8は、DPF端末10で行われるDPF端末側連携処理とサーバ30で行われるサーバ側連携処理との関係の一例を説明するフローチャートである。
例えば、DPF端末側連携処理とサーバ側連携処理は、DPF端末10がサーバ30に初期登録を要求する場合又は写真のデータの提供を要求する場合に開始する。
ステップS51において、DPF端末10の端末情報送信部12は、通信制御部13の制御の下、端末情報記憶部11に記憶されている端末情報のうち、端末固有IDとメールアドレスをネットワークを介してサーバ30に送信する。
ステップS71において、サーバ30の端末情報受信部32は、通信制御部31の制御の下、ステップS51の処理でDPF端末10から送信された端末固有IDとメールアドレスを、ネットワーク20を介して受信する。
ここで、DPF端末10のステップS51の処理の趣旨は、DPF端末10の端末固有ID及びメールアドレスを含む端末情報がサーバ30において登録されている状態、即ちActivate状態の問い合わせを行うことである。
このため、本実施形態では、ステップS51とステップS71の各処理で送受信される端末固有IDをHTTPのリクエストヘッダに、変更後のメールアドレスを図9に示すようなActivate状態の問い合わせのメッセージフォーマットに従って記述される。
図9は、Activate状態の問い合わせのメッセージフォーマットの記述例である。
図9において、♯K(Kは整数値)は、行番号Kを示している。そこで、行番号Kを適宜用いて、端末情報のメッセージフォーマットについて説明する。
1行目のタグ<dpf>は、5行目のタグ</dpf>と組になって用いられる。即ち、タグ<dpf>とタグ</dpf>の間に囲まれている情報は、DPF端末10の情報であることを示す。
2行目のタグ<email>は、4行目のタグ</email>と組になって用いられる。即ち、タグ<email>とタグ</email>との間に囲まれている情報は、変更後のメールアドレスであることを示す。
3行目のタグ<addr>は、同3行目のタグ</addr>と組になって用いられる。即ち、タグ<addr>とタグ</addr>との間に囲まれている情報は、更新すべき対象を示している。図3の例では、DPF端末10の変更後のメールアドレスは、“hirokun@artframe.jp”とされている。
サーバ30は、図8のステップS71の処理で、このようなActivate状態の問い合わせを受信すると、当該問い合わせに応答すべく、次のようなステップS72以降の処理を実行する。
ステップS72において、サーバ30の登録有無検出部33は、ステップS71の処理で受信された端末固有IDが、DB40に登録されているか否かを判定する。
例えば、DPF端末10が写真のデータの提供を要求する場合であって、DB40にデータロストが発生していなければ、端末固有IDはDB40に既に登録(記憶)されているはずである。
このような場合、ステップS72においてYESであると判定されて、処理はステップS73に進む。
ステップS73において、サーバ30の登録有無検出部33は、通信制御部31の制御の下、端末固有IDがDB40に登録されていることを示す情報、即ち、端末固有IDの登録情報を、ネットワーク20を介してDPF端末10に送信する。
これにより、サーバ側連携処理は終了する。
この場合、サーバ30は、DPF端末10から送信されてきた端末固有IDがDB40に登録されているという状況から、DB40に障害は生じておらずデータロストは発生していないことを検出することができる。
一方、DPF端末側連携処理としては、ステップS52において、DPF端末10の端末情報受信部14は、通信制御部13の制御の下、サーバ30から送信されてきた端末固有IDの登録情報を受信する。
ステップS53において、端末情報登録部15は、ステップS52で受信した登録情報に基づいて、更新後のメールアドレスを端末情報記憶部11に登録する。これにより、変更後のメールアドレスが登録されてはじめて、端末情報に含まれるメールアドレスが、変更後のメールアドレスに更新される。
これに対して、DPF端末10が写真のデータの提供を要求したところ、DB40にデータロストが発生している場合、又は、DPF端末10がサーバ30に初期登録を要求する場合には、端末固有IDはDB40に登録(記憶)されていない。
このような場合、サーバ側連帯処理では、ステップS72においてNOであると判定されて、処理はステップS74に進む。
ステップS74において、サーバ30の登録有無検出部33は、データロストを検出する。
即ち、サーバ30は、DPF端末10から端末固有IDが送信されているにも関わらず、当該端末固有IDがDB40に登録(記憶)されていないという状態から、サーバ30のDB40に障害が発生しデータロストが発生した状態であることを検出できる。なお、ここでいうデータロストが発生した状態とは、データロストが発生した直後の状態のみならず、データロスト後にDB40がリストアした状態も含む。
ステップS75において、サーバ30のメールアドレス発行/更新部70は、通信制御部31の制御の下、ステップS71で受信したメールアドレスに基づいて、対応するDB40上のメールアドレスを更新する。
ステップS76において、サーバ30のメールアドレス配信部61は、通信制御部31の制御の下、更新後のメールアドレスについての登録情報を、ネットワーク20を介してDPF端末10に送信する。
図8のステップS76の処理で、更新後のメールアドレスについての登録情報がサーバ30からDPF端末10に送信されると、サーバ側連帯処理は終了となる。
一方、DPF端末側連携処理では、ステップS52において、DPF端末10の端末情報受信部14は、通信制御部13の制御の下、ステップS76の処理でサーバ30から送信された更新後のメールアドレスについての登録情報を受信して、登録情報を受信した情報を端末情報登録部15に供給する。
ステップS53において、端末情報登録部15は、ステップS52の処理で受信された登録情報に基づいて、更新後のメールアドレスを端末情報記憶部11に登録する。この登録により仮登録されていた変更後のメールアドレスを、端末固有IDと対応付けて、端末情報として端末情報記憶部11に記憶(登録)する。即ち、この変更後のメールアドレスの登録により、端末情報に含まれるメールアドレスが、変更後のメールアドレスに更新される。
これにより、DPF端末側連携処理は終了となる。
以上説明したように、本実施形態のサーバ30は、端末情報受信部32と、登録有無検出部33と、端末情報整合部34と、を備え、端末情報整合部34は、メールアドレス発行/更新部70を備えている。
端末情報受信部32は、DPF端末10から送信される端末固有IDと、端末固有IDに対応するメールアドレスと、を含む端末情報を受信する。
登録有無検出部33は、端末情報受信部32に受信された端末情報が、DB40に登録されているか否かを判定する。
そして、メールアドレス発行/更新部70は、登録有無検出部33により端末情報が登録されていない場合、端末情報受信部32に受信されたメールアドレスと端末固有IDと対応付けて、新たな端末情報としてDB40に登録すると共に、登録情報をDPF端末10に送信する。
これにより、DPF端末10側でも、先に送信した端末固有IDとメールアドレスとを対応付けて、新たな端末情報として登録することができる。
従って、サーバ30側のDB40に障害が発生しデータロストが発生した場合であっても、DPF端末10側と、DB40により管理されているサーバ30側との間で、端末情報の整合性を保つことが可能になる。
この場合、端末情報に含まれるメールアドレスは、DPF端末10から送信されたもの、例えば、ユーザの意図に基づいて変更された後のメールアドレスである。これにより、ユーザの観点からすると、自己が所望してわざわざ変更したメールアドレスとは全く別のメールアドレスが勝手に(知らないうちに)設定されてしまう、ということを防止することが可能になる。
以上、本発明の第2実施形態に係るサーバについて説明した。
次に、本発明の第3実施形態に係るサーバについて説明する。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に係る情報処理装置としてのサーバから、DPF端末に対して写真のデータを提供する写真提供システムは、図6の第2実施形態に係る写真提供システムと基本的に同様の構成を有している。
そこで、以下、第3実施形態に係る写真提供システムについては、図6の符号を用いて説明する。
ここで、第2実施形態では、DB40のデータロストは、端末固有ID及びメールアドレスの両方が消失してしまうことを前提とした。
しかしながら、例えば、端末固有IDとメールアドレスとを含む端末情報が登録されたDB40がバックアップされた状態で、DPF端末10から送信された変更後のメールアドレスがDB40に上書き登録(更新)された後に、DB40のデータロストが発生する場合がある。このような場合には、DB40の記憶内容は、バックアップ前の状態にリストアされる。すると、端末情報について、DPF端末10側と、DB40により管理されるサーバ30側との間では、端末固有IDは一致するものの、メールアドレスが異なってしまうという状態が生じる。このような状態を生じさせるデータロストは、メールアドレスのみのデータロストであると把握することができる。
このようなメールアドレスのみのデータロストが発生しても、第2実施形態では、端末固有IDが一致しているため、データロストが発生していることを検出できない。
そこで、第3実施形態に係るサーバ30は、端末固有IDとメールアドレスの両方のデータロストと、メールアドレスのみのデータロストとをそれぞれ検出できるようにしている。
具体的には、登録有無検出部33は、端末情報受信部32に受信された端末情報から端末固有IDを認識し、当該端末固有IDがDB40に登録されているか否かを検出する。登録有無検出部33は、その検出結果に基づき、データロストの発生を検出する。
より具体的には、登録有無検出部33は、以前Activate状態だったが、端末固有IDがDB40に登録されていないと判定した場合には、端末固有IDがデータロストにより消失したと判定する。
これに対して、登録有無検出部33は、端末情報受信部32に受信された端末固有IDはDB40に登録されているが、端末情報受信部32に受信されたメールアドレス(主に、ユーザによる変更後のメールアドレス)と、DB40に登録されているメールアドレスと異なる場合には、変更後のメールアドレスのみがデータロストにより消失したと判定する。
また、登録有無検出部33は、データロストを検出した場合、その判定結果、即ち、端末固有IDとメールアドレスの両方のデータロストを検出したのか、それとも、メールアドレスのみのデータロストを検出したのかを、端末情報整合部34に通知する。
端末情報整合部34は、メールアドレス発行/更新部70と、メールアドレス配信部61と、を備えている。
メールアドレス発行/更新部70は、端末固有IDとメールアドレスの両方のデータロストを検出したことが登録有無検出部33から通知された場合、Activate状態を再確立するために、端末情報受信部32に端末情報として受信された端末固有IDとメールアドレス(主に、ユーザによる変更後のメールアドレス)とを、新たな端末情報としてDB40に登録する。
そして、メールアドレス配信部61は、通信制御部31の制御の下、第2実施形態と同様に、メールアドレスについての登録情報をネットワーク20を介してDPF端末10に送信する。
これに対して、メールアドレス発行/更新部70は、メールアドレスのみのデータロストを検出したことが登録有無検出部33から通知された場合、DB40上のメールアドレスを、端末情報受信部32に受信されたメールアドレス(主に、ユーザによる変更後のメールアドレス)に更新する。
そして、メールアドレス配信部61は、通信制御部31の制御の下、端末固有IDがDB40に登録されていることを示す情報、即ち端末固有IDの登録情報をネットワーク20を介してDPF端末10に送信する。
以上、図6を参照して、本発明の第3実施形態に係る写真提供システムの構成例について説明した。
次に、図10を参照して、本発明の第3実施形態に係る写真提供システムで実行される処理のうち、DPF端末10で行われるDPF端末側連携処理と、サーバ30で行われるサーバ側連携処理の流れの一例について説明する。
図10は、DPF端末10で行われるDPF端末側連携処理とサーバ30で行われるサーバ側連携処理との関係の一例を説明するフローチャートである。
例えば、DPF端末側連携処理とサーバ側連携処理は、DPF端末10がサーバ30に初期登録を要求する場合又は写真のデータの提供を要求する場合に開始する。
ステップS91において、DPF端末10の端末情報送信部12は、通信制御部13の制御の下、端末情報記憶部11に記憶されている端末情報のうち、端末固有IDとメールアドレスをネットワークを介してサーバ30に送信する。
ステップS101において、サーバ30の端末情報受信部32は、通信制御部31の制御の下、ステップS91の処理でDPF端末10から送信された端末固有IDとメールアドレスを、ネットワーク20を介して受信する。
ここで、DPF端末10のステップS91の処理の趣旨は、DPF端末10の端末固有ID及びメールアドレスを含む端末情報がサーバ30において登録されている状態、即ちActivate状態の問い合わせを行うことである。
このため、本実施形態では、ステップS91とステップS101の各処理で送受信される端末固有IDをHTTPのリクエストヘッダに、変更後のメールアドレスを図9に示すようなActivate状態の問い合わせのメッセージフォーマットに従って記述される。メッセージフォーマットの記述例については、第2実施形態と同様であるため説明を省略する。
サーバ30は、図10のステップS101の処理で、このようなActivate状態の問い合わせを受信すると、当該問い合わせに応答すべく、次のようなステップS102以降の処理を実行する。
ステップS102において、サーバ30の登録有無検出部33は、ステップS101の処理で受信された端末固有IDが、DB40に登録されているか否かを判定する。
例えば、DPF端末10が写真のデータの提供を要求する場合であって、DB40に端末固有IDに関しデータロストが発生していなければ、少なくとも端末固有IDはDB40に既に登録(記憶)されているはずである。
このような場合、ステップS102においてYESであると判定されて、処理はステップS103に進む。
ステップS103において、サーバ30の登録有無検出部33は、ステップS101の処理で受信されたメールアドレスが、DB40に登録されているか否かを判定する。
例えば、DPF端末10が写真のデータの提供を要求する場合であって、DB40にメールアドレスに関しデータロストが発生していなければ、メールアドレスはDB40に既に登録(記憶)されているはずである。
このような場合、ステップS103においてYESであると判定されて、処理はステップS104に進む。
ステップS104において、サーバ30の登録有無検出部33は、通信制御部31の制御の下、端末固有ID及びメールアドレスがDB40に登録されていることを示す情報、即ち、端末固有ID及びメールアドレスの登録情報を、ネットワーク20を介してDPF端末10に送信する。
これにより、サーバ側連携処理は終了する。
この場合、サーバ30は、DPF端末10から送信されてきた端末固有ID及びメールアドレスがDB40に登録されているという状況から、DB40に障害は生じておらずデータロストは発生していないことを検出することができる。
一方、DPF端末側連携処理としては、ステップS92において、DPF端末10の端末情報受信部14は、通信制御部13の制御の下、サーバ30から送信されてきた端末固有ID及びメールアドレスの登録情報を受信する。
ステップS93において、端末情報登録部15は、ステップS92で受信した登録情報に基づいて、更新後のメールアドレスを端末情報記憶部11に登録する。これにより、変更後のメールアドレスが登録されてはじめて、端末情報に含まれるメールアドレスが、変更後のメールアドレスに更新される。
これに対して、DPF端末10が写真のデータの提供を要求したところ、端末固有IDはDB40に登録されているがメールアドレスがDB40に登録されていないと判定された場合には、サーバ側連帯処理では、ステップS103においてNOであると判定されて、処理はステップS105に進む。
ステップS105において、サーバ30の登録有無検出部33は、データロストを検出する。
即ち、サーバ30は、DPF端末10から端末固有IDが送信されているにも関わらず、メールアドレスがDB40に登録(記憶)されていないという状態から、サーバ30のDB40に障害が発生しデータロストが発生した状態であることを検出できる。なお、ここでいうデータロストが発生した状態とは、データロストが発生した直後の状態のみならず、データロスト後にDB40がリストアした状態も含む。
ステップS106において、サーバ30のメールアドレス発行/更新部70は、通信制御部31の制御の下、ステップS101で受信したメールアドレスに基づいて、対応するDB40上のメールアドレスを更新し、ステップS109の処理に進む。
これに対して、DPF端末10が写真のデータの提供を要求したところ、端末固有IDがDB40に登録されていないと判定された場合には、サーバ側連帯処理では、ステップS102においてNOであると判定されて、処理はステップS107に進む。
ステップS107において、サーバ30の登録有無検出部33は、データロストを検出する。
即ち、サーバ30は、DPF端末10から端末固有IDが送信されているにも関わらず、端末固有IDがDB40に登録(記憶)されていないという状態から、サーバ30のDB40に障害が発生しデータロストが発生した状態であることを検出できる。なお、ここでいうデータロストが発生した状態とは、データロストが発生した直後の状態のみならず、データロスト後にDB40がリストアした状態も含む。
ステップS108において、サーバ30のメールアドレス発行/更新部70は、通信制御部31の制御の下、ステップS101で受信した端末固有ID及びメールアドレスに基づいて、端末情報をDB40に登録し、ステップS109の処理に進む。
ステップS109において、サーバ30のメールアドレス配信部61は、通信制御部31の制御の下、更新後のメールアドレスについての登録情報を、ネットワーク20を介してDPF端末10に送信する。
図10のステップS109の処理で、更新後のメールアドレスについての登録情報がサーバ30からDPF端末10に送信されると、サーバ側連帯処理は終了となる。
一方、DPF端末側連携処理では、ステップS92において、DPF端末10の端末情報受信部14は、通信制御部13の制御の下、ステップS109の処理でサーバ30から送信された更新後のメールアドレスについての登録情報を受信して、登録情報を受信した情報を端末情報登録部15に供給する。
ステップS93において、端末情報登録部15は、ステップS92の処理で受信された登録情報に基づいて、更新後のメールアドレスを端末情報記憶部11に登録する。この登録により仮登録されていた変更後のメールアドレスを、端末固有IDと対応付けて、端末情報として端末情報記憶部11に記憶(登録)する。即ち、この変更後のメールアドレスの登録により、端末情報に含まれるメールアドレスが、変更後のメールアドレスに更新される。
これにより、DPF端末側連携処理は終了となる。
以上説明したように、本実施形態のサーバ30は、端末情報受信部32と、登録有無検出部33と、端末情報整合部34と、を備えている。
端末情報受信部32は、DPF端末10から送信される端末固有IDと、端末固有IDに対応するメールアドレスとを含む端末情報を受信する。
登録有無検出部33は、端末情報受信部32により受信された端末情報のうち、端末固有IDとメールアドレスとのそれぞれが、DB40に登録されているか否かを判定する。
端末情報整合部34は、登録有無検出部33により端末固有IDが登録されていないと判定された場合、端末情報受信部32に受信された端末固有ID及びメールアドレスを対応付けて、新たな端末情報としてDB40に登録する。そして、端末情報整合部34は、メールアドレスについての登録情報をDPF端末10に送信する。
これに対して、端末情報整合部34は、登録有無検出部33により端末固有IDは登録されているが、メールアドレスは登録されていない(別のメールアドレスが登録されている場合含む)と判定された場合、DB40上のメールアドレスを、端末情報受信部32に受信されたメールアドレス(主に、ユーザによる変更後のメールアドレス)に更新する。
そして、端末情報整合部34は、通信制御部31の制御の下、端末固有IDがDB40に登録されていることを示す情報、即ち端末固有IDの登録情報をネットワーク20を介してDPF端末10に送信する。
DPF端末10は、何れの場合であっても登録情報を受信するので、変更後のメールアドレスと、端末固有IDとを対応付けて再登録する。
これにより、DB40においてデータロストが発生した場合であっても、DPF端末10側とサーバ30側との間で、変更後のメールアドレスと端末固有IDを含む登録情報が登録されるので、変更後のメールアドレスで整合性を保つことが可能になる。
特に、端末固有IDとメールアドレスの両方のデータロストが発生した場合は勿論のこと、メールアドレスのみのデータロストを検出した場合にも、整合性を保つことが可能になる。
以上、本発明の第3実施形態に係るサーバについて説明した。
次に、本発明の第4実施形態に係るサーバについて説明する。
[第4実施形態]
図11は、本発明の第4実施形態に係る情報処理装置としてのサーバから、DPF端末に対して写真のデータを提供する写真提供システムの構成例を示している。
図11において、図6の第2実施形態に係る写真提供システムと同様の箇所には同一の符号が付してある。これらの箇所については、その説明は適宜省略する。
図11に示すように、第4実施形態に係る写真提供システムでは、第2実施形態の図6の構成に対してさらに、バックアップ部90が設けられている。
なお、第1乃至第3実施形態では、バックアップ部90が設けられていないというわけではなく、必要に応じて設けられているが、サーバ30で行われるサーバ側連携処理とは独立しているため、図示が省略されているだけである。即ち、詳細については後述するが、第4実施形態では、バックアップ部90は、サーバ30で行われるサーバ側連携処理に関連しているため、図11に図示されている。
図11に示すように、第4実施形態に係るサーバ30は、第2実施形態と同様に、サーバ側連携処理を実行すべく、通信制御部31と、端末情報受信部32と、登録有無検出部33と、端末情報整合部34と、を備えている。
ここで、第3実施形態の冒頭の説明で上述したように、メールアドレスのみのデータロストが発生する場合がある。即ち、DPF端末10側で登録(記憶)されているメールアドレス(変更後のメールアドレス)と、データロスト後にバックアップ部90によりDB40にバックアップされたメールアドレス(変更前のメールアドレス)と、で不整合が発生する場合がある。
そこで、第4実施形態のサーバ30は、DPF端末10から送信されたメールアドレスを含む端末情報を、DB40にすぐに登録せずに仮に記憶しておく(以下、このような仮の記憶を「Prepare」と呼ぶ)。
そして、サーバ30は、バックアップ部90によりDB40のバックアップが実行された後に、PrepareされていたメールアドレスをDB40に登録し、その旨をDPF端末10に通知する。
具体的には、第4実施形態に係るDB40は、一次記憶部41と、二次記憶部42と、を備えている。
一次記憶部41は、端末情報受信部32に受信された端末情報を一次的に記憶する領域、即ちPrepareする領域であり、二次記憶部42は、一次記憶部41に記憶された端末情報を登録(記憶)する領域である。
バックアップ部90は、DB40に記憶されている端末情報を所定のタイミング毎にバックアップする。
次に、第4実施形態に係るサーバ30について説明すると、端末情報整合部34は、端末情報登録部80と、登録情報通知部81と、を備えている。
端末情報登録部80は、登録有無検出部33によりデータロストが発生したことが検出された場合には、端末情報受信部32に受信された端末情報に含まれるメールアドレス(変更後のメールアドレス)を、DB40の一次記憶部41にPrepareする。
ここで、バックアップ部90のバックアップがされる前に、データロストが発生した場合、DPF端末10で登録されているメールアドレス(変更後のメールアドレス)とサーバ30にバックアップされているメールアドレス(変更前のメールアドレス)とで不整合が起こってしまう場合がある。
そこで、端末情報登録部80は、バックアップ部90によりDB40の一次記憶部41のバックアップが行われたタイミングで、一次記憶部41にPrepareされているメールアドレス(変更後のメールアドレス)を二次記憶部42に登録(記憶)する。
これにより、DPF端末10とバックアップ部90とに記憶される端末情報の整合性を保つことができる。
登録情報通知部81は、一次記憶部41にPrepareされていた端末情報が二次記憶部42に登録された場合、端末固有IDの登録情報をDPF端末10に送信する。
これにより、DPF端末10側でも、先に送信した端末固有IDとメールアドレス(変更後のメールアドレス)とを対応付けて、新たな端末情報として登録することができる。
従って、サーバ30側のDB40に障害が発生しデータロストが発生した場合であっても、DPF端末10側と、DB40により管理されているサーバ30側との間で、端末情報の整合性を保つことが可能になる。
特に、端末固有IDとメールアドレスの両方のデータロストが発生した場合は勿論のこと、メールアドレスのみのデータロストを検出した場合にも、整合性を保つことが可能になる。
以上、図11を参照して、本発明の第4実施形態に係る写真提供システムの構成例について説明した。
次に、図12乃至図14を参照して、本発明の第4実施形態に係る写真提供システムで実行される処理のうち、DPF端末10で行われるDPF端末側連携処理と、サーバ30で行われるサーバ側連携処理の流れの一例について説明する。
図12は、DPF端末10で行われるDPF端末側連携処理とサーバ30で行われるサーバ側連携処理との関係の一例を説明するフローチャートである。
例えば、DPF端末側連携処理とサーバ側連携処理は、DPF端末10がサーバ30に初期登録を要求する場合又は写真のデータの提供を要求する場合に開始する。
ステップS121において、DPF端末10の端末情報送信部12は、通信制御部13の制御の下、端末情報記憶部11に記憶されている端末情報のうち、端末固有IDとメールアドレスをネットワークを介してサーバ30に送信する。
ステップS141において、サーバ30の端末情報受信部32は、通信制御部31の制御の下、ステップS51の処理でDPF端末10から送信された端末固有IDとメールアドレスを、ネットワーク20を介して受信する。
ここで、DPF端末10のステップS121の処理の趣旨は、DPF端末10の端末固有ID及びメールアドレスを含む端末情報がサーバ30において登録されている状態、即ちActivate状態の問い合わせを行うことである。
このため、本実施形態では、ステップS121とステップS141の各処理で送受信される端末固有IDをHTTPのリクエストヘッダに、変更後のメールアドレスを図9に示すようなActivate状態の問い合わせのメッセージフォーマットに従って記述される。メッセージフォーマットの記述例については、第2実施形態と同様であるため説明を省略する。
サーバ30は、図12のステップS141の処理で、このようなActivate状態の問い合わせを受信すると、当該問い合わせに応答すべく、次のようなステップS142以降の処理を実行する。
ステップS142において、サーバ30の登録有無検出部33は、ステップS141の処理で受信された端末固有IDが、DB40に登録されているか否かを判定する。
例えば、DPF端末10が写真のデータの提供を要求する場合であって、DB40に端末固有IDに関しデータロストが発生していなければ、端末固有IDはDB40に既に登録(記憶)されているはずである。
このような場合、ステップS142においてYESであると判定されて、処理はステップS143に進む。
ステップS143において、サーバ30の登録有無検出部33は、通信制御部31の制御の下、端末固有IDがDB40に登録されていることを示す情報、即ち、端末固有IDの登録情報を、ネットワーク20を介してDPF端末10に送信する。
これにより、サーバ側連携処理は終了する。
この場合、サーバ30は、DPF端末10から送信されてきた端末固有IDがDB40に登録されているという状況から、DB40に障害は生じておらずデータロストは発生していないことを検出することができる。
一方、DPF端末側連携処理としては、ステップS126において、DPF端末10の端末情報受信部14は、通信制御部13の制御の下、サーバ30から送信されてきた端末固有IDの登録情報を受信する。
ステップS127において、端末情報登録部15は、ステップS126で受信した登録情報に基づいて、更新後のメールアドレスを端末情報記憶部11に登録する。これにより、変更後のメールアドレスが登録されてはじめて、端末情報に含まれるメールアドレスが、変更後のメールアドレスに更新される。
これに対して、DPF端末10が写真のデータの提供を要求したところ、端末固有IDがDB40に登録されていないと判定された場合には、サーバ側連帯処理では、ステップS142においてNOであると判定されて、処理はステップS144に進む。
ステップS144において、サーバ30の登録有無検出部33は、データロストを検出する。
即ち、サーバ30は、DPF端末10から端末固有IDが送信されているにも関わらず、端末固有IDがDB40に登録(記憶)されていないという状態から、サーバ30のDB40に障害が発生しデータロストが発生した状態であることを検出できる。なお、ここでいうデータロストが発生した状態とは、データロストが発生した直後の状態のみならず、データロスト後にDB40がリストアした状態も含む。
ステップS145において、端末情報登録部80は、一次記憶処理を実行する。一次記憶処理とは、送信されたメールアドレスを一次記憶部41の一領域に相当する一次テーブルに登録すると共に、一次テーブルに記憶された端末情報と、二次記憶部42の一領域に相当する二次テーブルに記憶された端末情報とに同じメールアドレスが存在するか否かを検索し、同じメールアドレスが存在する場合には、端末情報の一意性制約を満足することができないとして、エラーのレスポンスを送信し、同じメールアドレスが存在しない場合には、正常のレスンポンスを送信する一連の処理をいう。
ステップS122において、DPF端末10の端末情報受信部14は、通信制御部31の制御の下、ステップS145の処理でサーバ30から送信されたレスポンスを、ネットワーク20を介して受信する。
ステップS123において、端末情報登録部15は、ステップS122で受信したレスポンスは正常であるか否かを判定する。
ここで、エラーのレスポンスは、後述する一次記憶処理において、一次テーブルと二次テーブルとで同じメールアドレスがあった場合に送信される情報である。
即ち、エラーのレスポンスを受信した場合には、一次記憶部41に記憶されている端末情報に基づいて二次記憶部42において端末情報の登録を行うまでの間にデータロストが発生したことを把握することができる。この場合であっても、一次記憶部41と二次記憶部42との両方の状態において一意性制約を満足させるため、データロストが発生した場合であっても、他のユーザとメールアドレスが重複するという問題を回避することができる。
また、正常のレスポンスは、後述する一次記憶処理において、一次テーブルと二次テーブルとで同じメールアドレスがなかった場合に送信される情報である。即ち、正常のレスポンスを受信した場合には、一次記憶部41に記憶されている端末情報に基づいて二次記憶部42において端末情報の登録を行うまでの間にデータロストが発生していないことを把握することができる。
端末情報登録部15により、受信したレスポンスは正常ではないと判定した場合、ステップS123においてNOであると判定されて、ステップS124に進む。
ステップS124において、表示部17は、エラー表示を行う。具体的には、図示しないが、ディスプレイにおいて、データロストが発生したことを通知する。ユーザがこのエラー表示を見ることにより、データロストをいち早く認識することができる。また、このエラーレスポンスを受信することにより、別のメールアドレスを設定して再びメールアドレスの登録処理を行ってもよい。ステップS124の処理が終了すると、DPF端末側連携処理が終了となる。
これに対して、端末情報登録部15により、受信したレスポンスは正常であると判定した場合、ステップS123においてYESであると判定されて、ステップS125に進む。
ステップS125において、端末情報送信部12は、所定のタイミング毎にメールアドレスの変更の問い合わせをサーバ30に送信する。この処理では、DPF端末10は、サーバ30に対し一定間隔でポーリング(Polling)を行い、サーバ30上で端末情報が二次記憶部42に記憶されたか否かを検出する。
ステップS146において、サーバ30の端末情報登録部80は、DB40のバックアップが行われたか否かを判定する。
端末情報登録部80により、DB40のバックアップが行われたと判定された場合、ステップS146においてYESであると判定されて、ステップS147に進む。
これに対して、サーバ30の端末情報登録部80により、DB40のバックアップが行われたと判定されなかった場合には、DB40のバックアップが行われるまで、ステップS146の判定が繰り返される。
ステップS147において、サーバ30の端末情報登録部80は、後述の二次記憶処理を実行する。二次記憶処理とは、一次テーブルに記憶されている端末情報のデータを、一次テーブルの内容に基づき二次テーブルに書き換える一連の処理をいう。
ステップS148において、サーバ30の端末情報受信部32は、通信制御部31の制御の下、ステップS125の処理でDPF端末10から送信されたメールアドレスの変更の問い合わせを、ネットワーク20を介して受信する。
ステップS149において、サーバ30の登録情報通知部81は、ステップS148にでメールアドレスの変更の問い合わせを受信したことに基づいて端末固有IDの登録情報をDPF端末10に送信する。
この処理では、DB40に登録したメールアドレスを含む端末情報と、DPF端末10の端末情報記憶部11に記憶されている端末情報とを連携して一致させる。ステップS149の処理が終了すると、サーバ側連携処理が終了となる。
ステップS126において、端末情報受信部14は、通信制御部13を介して、サーバ30から送信された端末固有IDの登録情報を受信する。
ステップS127において、端末情報登録部15は、ステップS126で、サーバ30から送信された端末固有IDの登録情報を受信したことに伴い、端末情報記憶部11に記憶されたメールアドレスの登録を行う。
次に、このようなサーバ側連携処理のうち、ステップS145の一次記憶処理について説明する。
図13は、一次記憶処理の詳細な流れの一例を説明するフローチャートである。
上述したように、ステップS144のデータロストの検出が終了すると、ステップS145の一次記憶処理が開始し、次のようなステップS161乃至ステップS166の一連の処理が実行される。
ステップS161において、端末情報登録部80は、一次テーブルと二次テーブルとから同じアドレスを検索する。
ステップS162において、端末情報登録部80は、ステップS161の検索の結果同じメールアドレスがあったか否かを判定する。
端末情報登録部80により、同じメールアドレスがあったと判定された場合、ステップS162においてYESであると判定されて、ステップS163に進む。
ステップS163において、端末情報登録部80は、エラーのレスポンスをセットする。
これに対して、端末情報登録部80により、同じメールアドレスがなかったと判定された場合、ステップS162においてNOであると判定されて、ステップS164に進む。
ステップS164において、端末情報登録部80は、ステップS141において受信したメールアドレスを一次テーブルに登録する。
ステップS165において、端末情報登録部80は、正常のレスポンスをセットする。
ステップS166において、端末情報登録部80は、エラーのレスンポンス又は正常のレスポンスの何れかをDPF端末10に送信する。ステップS166の処理が終了すると、一次記憶処理が終了となる。
次に、このようなサーバ側連携処理のうち、ステップS145の二次記憶処理について説明する。
図14は、二次記憶処理の詳細な流れの一例を説明するフローチャートである。
上述したように、ステップS146のDB40のバックアップが行われたと判定されると、ステップS147の二次記憶処理が開始し、次のようなステップS181乃至ステップS182の一連の処理が実行される。
ステップS181において、端末情報登録部80は、一次テーブルに端末情報のデータがあるか否かを判定する。
端末情報登録部80により、一次テーブルに端末情報のデータがないと判定された場合、ステップS181においてNOであると判定されて、この処理を終了する。
端末情報登録部80により、一次テーブルに端末情報のデータがあると判定された場合、ステップS181においてYESであると判定されて、ステップS182に進む。
ステップS182において、端末情報登録部80は、一次テーブルの端末情報の内容に基づき、二次テーブルを書き換えると共に、一次テーブルの内容を削除する。ステップS182の処理が終了すると、二次記憶処理が終了となる。
以上説明したように、本実施形態のサーバ30は、端末情報受信部32と、登録有無検出部33と、端末情報整合部34と、を備えている。
端末情報受信部32は、DPF端末10から送信される端末固有IDと、端末固有IDに対応するメールアドレスとを含む端末情報を受信する。
登録有無検出部33は、端末情報受信部32により受信された端末情報のうち、端末固有IDとメールアドレスとのそれぞれが、DB40に登録されているか否かを判定する。
端末情報整合部34は、登録有無検出部33により端末固有IDが登録されていないと判定された場合、端末情報受信部32に受信されたメールアドレスを、DB40の一次記憶部41にPrepareする。
その後、バックアップ部90によりDB40の一次記憶部41の内容がバックアップされた後、端末情報整合部34は、DB40の一次記憶部41にPerpareされたメールアドレス(変更後のメールアドレス)を、二次記憶部42に記憶された端末情報のメールアドレスとして登録する。そして、端末情報整合部34は、メールアドレスについての登録情報をDPF端末10に送信する。
これに対して、端末情報整合部34は、登録有無検出部33により端末固有IDは登録されているが、メールアドレスは登録されていない(別のメールアドレスが登録されている場合含む)と判定された場合、DB40上のメールアドレスを、端末情報受信部32に受信されたメールアドレス(主に、ユーザによる変更後のメールアドレス)に更新する。
そして、端末情報整合部34は、通信制御部31の制御の下、端末固有IDの登録情報をネットワーク20を介してDPF端末10に送信する。
これにより、DPF端末10側でも、先に送信した端末固有IDとメールアドレス(変更後のメールアドレス)とを対応付けて、新たな端末情報として登録することができる。
従って、サーバ30側のDB40に障害が発生しデータロストが発生した場合であっても、DPF端末10側と、DB40により管理されているサーバ30側との間で、端末情報の整合性を保つことが可能になる。
特に、端末固有IDとメールアドレスの両方のデータロストが発生した場合は勿論のこと、メールアドレスのみのデータロストを検出した場合にも、整合性を保つことが可能になる。
また、バックアップ部90によりDB40のバックアップを行った場合であっても、バックアップ部90にバックアップされている端末情報の内容と、DPF端末10に登録されている端末情報の内容との間で整合性を保つことができる。
また例えば、上述した実施形態では、本発明が適用されるDPF端末10は、デジタルフォトフレーム端末として構成される例として説明した。
しかしながら、本発明は、特にこれに限定されず、表示機能を有する電子機器一般に適用することができ、例えば、本発明は、パーソナルコンピュータ、携帯型ナビゲーション装置、ポータブルゲーム機等に幅広く適用可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
図15は、上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合の、サーバ30のハードウェア構成を示すブロック図である。
サーバ30は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、バス204と、入出力インターフェース205と、入力部206と、出力部207と、記憶部208と、通信部209と、ドライブ210と、を備えている。
CPU201は、ROM202に記録されているプログラムに従って各種の処理を実行する。又は、CPU201は、記憶部208からRAM203にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM203にはまた、CPU201が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
例えば本実施形態では、通信制御部31乃至端末情報整合部34の各機能を実現するプログラムが、ROM202や記憶部208に記憶されている。従って、CPU201が、これらのプログラムに従った処理を実行することで、通信制御部31乃至端末情報整合部34の各機能を実現することができる。
CPU201、ROM202、及びRAM203は、バス204を介して相互に接続されている。このバス204にはまた、入出力インターフェース205も接続されている。入出力インターフェース205には、入力部206、出力部207、記憶部208、及び通信部209が接続されている。
入力部206は、各種釦等の操作部で構成され、ユーザの指示操作を受け付ける他、各種情報を入力する。
出力部207は、各種情報を出力する。例えば、出力部207には、上述した表示部221が設けられており、画像情報が出力される。入力部206により入力されたメールアドレスの内容が表示部221に表示される。
記憶部208は、ハードディスクやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。例えば記憶部208には、上述した図1のDB40が設けられ、処理データや、端末情報のデータが記憶される。
通信部209は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
入出力インターフェース205にはまた、必要に応じてドライブ210が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなるリムーバブルメディア211が適宜装着される。ドライブ210によってリムーバブルメディア211から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部208にインストールされる。また、リムーバブルメディア211は、記憶部208に記憶されている画像データ等の各種データも、記憶部208と同様に記憶することができる。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布されるリムーバブルメディア311により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディア311は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されているROM202や記憶部208に含まれるハードディスク等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
10・・・DPF端末、11・・・端末情報記憶部、12・・・端末情報送信部、13・・・通信制御部、14・・・端末情報受信部、15・・・端末情報登録部、16・・・入力部、17・・・表示部、20・・・ネットワーク、30・・・サーバ、31・・・通信制御部、32・・・端末情報受信部、33・・・登録有無検出部、34・・・端末情報整合部、40・・・DB、41・・・一次記憶部、42・・・二次記憶部、60・・・メールアドレス発行部、61・・・メールアドレス配信部、70・・・メールアドレス発行/更新部、80・・・端末情報登録部、81・・・登録情報通知部、90・・・バックアップ部、201・・・CPU、202・・・ROM、203・・・RAM、206・・・入力部、207・・・出力部、208・・・記憶部、209・・・通信部、210・・・ドライブ、211・・・リムーバブルメディア

Claims (9)

  1. 複数の情報からなる端末情報により特定される端末と通信をする情報処理装置であって、
    前記端末から前記端末情報の少なくとも一部が送信されてきた場合、前記端末情報の少なくとも一部を受信する端末情報受信手段と、
    前記端末情報受信手段により少なくとも一部が取得された前記端末情報の登録の有無を検出する登録有無検出手段と、
    記情報処理装置と前記端末との間の前記端末情報の整合性を保って、前記端末情報を登録する端末情報整合手段と、を備え、
    前記端末情報整合手段による前記端末情報の登録先は、所定のタイミング毎にバックアップされるデータベースであって、前記端末情報を一時的に記憶する一次領域と、前記端末情報を登録するために記憶する二次領域とを含むデータベースであり、
    前記端末情報整合手段は、
    前記登録有無検出手段により前記端末情報の未登録が検出された場合、前記端末情報受信手段により取得された前記端末情報を前記一次領域に一時的に記憶する一次登録手段と、
    前記一次領域に記憶した前記端末情報のバックアップが行われた場合に、前記一次領域に記憶された前記端末情報を前記二次領域に登録するために記憶する二次登録手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記端末情報は、少なくとも端末固有IDと、前記端末固有IDに対応するメールアドレスを含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記端末情報整合手段は、
    前記登録有無検出手段により前記端末情報の未登録が検出された場合、新たなメールアドレスを前記端末に対して発行し、前記新たなメールアドレスを登録する発行手段と、
    前記発行手段により発行されたメールアドレスを含む情報を、前記端末情報を登録したことを示す前記情報として前記端末に配信する配信手段と、
    を備える請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 記端末情報整合手段は、
    前記登録有無検出手段により前記端末情報の未登録が検出された場合、前記端末情報受信手段に受信された前記端末情報に含まれる前記メールアドレスを更新登録する更新手段と、
    前記更新手段によりメールアドレスが更新登録されたことを示す登録情報を、前記端末情報を登録したことを示す前記情報として前記端末に配信する配信手段と、
    を備える請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 記登録有無検出手段は、前記端末情報受信手段により取得された前記端末情報に含まれる前記端末固有ID及び前記メールアドレスのそれぞれについて、登録の有無を検出し、
    前記端末情報整合手段は、
    前記登録有無検出手段により前記端末固有IDの未登録が検出された場合、前記端末情報受信手段により取得された前記端末情報を新たに登録すると共に、前記端末情報を登録したことを示す情報を前記端末に送信し、
    前記登録有無検出手段により前記端末固有IDの登録が検出されたが、前記メールアドレスの未登録が検出された場合、前記端末情報受信手段により取得された前記端末情報のうち、前記メールアドレスを更新登録し、前記メールアドレスが更新登録されたことを示す登録情報を、前記端末情報を登録したことを示す前記情報として前記端末に配信する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記一次登録手段は、前記端末情報受信手段により取得された前記端末固有IDに対応するメールアドレスと同じメールアドレスが、前記二次領域にない場合に、前記端末情報受信手段により取得された前記端末情報を前記一次領域に一時的に記憶することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 前記二次登録手段は、前記一次領域に記憶された前記端末情報を前記二次領域に登録するとともに、前記一次領域の内容を削除することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 情報処理装置が、複数の情報からなる端末情報により特定される端末と通信をする処理を実行する情報処理方法であって、
    前記端末から前記端末情報の少なくとも一部が送信されてきた場合、前記端末情報の少なくとも一部を受信する端末情報受信ステップと、
    前記端末情報受信ステップにより少なくとも一部が取得された前記端末情報の登録の有無を検出する登録有無検出ステップと、
    記情報処理装置と前記端末との間の前記端末情報の整合性を保って、前記端末情報を登録する端末情報整合ステップと、を含み、
    前記端末情報整合ステップによる前記端末情報の登録先は、所定のタイミング毎にバックアップされるデータベースであって、前記端末情報を一時的に記憶する一次領域と、前記端末情報を登録するために記憶する二次領域とを含むデータベースであり、
    前記端末情報整合ステップは、
    前記登録有無検出ステップにより前記端末固有IDの未登録が検出された場合、前記端末情報受信ステップにより取得された前記端末情報を前記一次領域に一時的に記憶する一次登録ステップと、
    前記一次領域に記憶した前記端末情報のバックアップが行われた場合に、前記一次領域に記憶された前記端末情報を前記二次領域に登録するために記憶する二次登録ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  9. 情報処理装置に対して、複数の情報からなる端末情報により特定される端末と通信をする情報処理の実行を制御するコンピュータに、
    前記端末から前記端末情報の少なくとも一部が送信されてきた場合、前記端末情報の少なくとも一部を受信する端末情報受信機能と、
    前記端末情報受信機能により少なくとも一部が取得された前記端末情報の登録の有無を検出する登録有無検出機能と、
    記情報処理装置と前記端末との間の前記端末情報の整合性を保って、前記端末情報を登録する端末情報整合機能と、を実現し、
    前記端末情報整合機能による前記端末情報の登録先は、所定のタイミング毎にバックアップされるデータベースであって、前記端末情報を一時的に記憶する一次領域と、前記端末情報を登録するために記憶する二次領域とを含むデータベースであり、
    前記端末情報整合機能は、
    前記登録有無検出機能により前記端末固有IDの未登録が検出された場合、前記端末情報受信機能により取得された前記端末情報を前記一次領域に一時的に記憶する一次登録機能と、
    前記一次領域に記憶した前記端末情報のバックアップが行われた場合に、前記一次領域に記憶された前記端末情報を前記二次領域に登録するために記憶する二次登録機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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