JP5616195B2 - エレベーター装置 - Google Patents

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本発明は、乗りかごの下部に設けたプーリに掛けたほぼU字状の主索を通して昇降を行うエレベーター装置に関する。
従来のエレベーター装置として、乗りかごの下部に対を成すかご下プーリを配置し、乗りかごの両側から垂下した主索を両かご下プーリに掛け、ほぼU字状の主索を通して乗りかごの昇降を行うようにした構成(例えば、特許文献1を参照)や、この種のエレベーター装置において、乗りかごを昇降駆動する駆動装置の一部であるブレーキ装置をかご下のプーリに配置したものが知られている(例えば、特許文献2、3を参照)。
特開2006−44894号公報 特開2005−239418号公報 国際公開番号W02006/030484号公報
しかしながら、従来のエレベーター装置では、駆動装置の一部であるブレーキ装置が1つのみ設置されている場合、乗りかごが所定の停止位置に達しドアが開いた後に、駆動装置の一部であるブレーキ装置の故障に起因して乗りかごが下降又は上昇する戸開走行が発生する危険が想定され、対策することが急務である。これを防止するために新たにブレーキ装置を付設することも考えられるが、機械室レス型のエレベーター装置では昇降路内に十分な設置スペースが無い場合があり、特に巻上機をピット内部に設置するエレベーター装置では、スペースを確保するのが難しい。
本発明は、前述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、昇降路内の既存のスペースを活用しながら戸開走行を防止することのできるエレベーター装置を提供することにある。
前記の目的を達成するために、本発明は、乗りかごの下部に対を成すかご下プーリを配置し、これらかご下プーリに掛けた主索を通して前記乗りかごを昇降させるエレベーター装置において、前記乗りかごが所定の停止位置に達した後に前記乗りかごがさらに下降又は上昇したことを検出する異常移動検出器と、前記乗りかごのドアが開いたことを検出する戸開検出器と、前記乗りかごの下部に設けられて前記異常移動検出器と前記戸開検出器からの検出信号を共に受けたとき前記主索を把持して制動するロープブレーキ装置とを前記乗りかごに設け、前記異常移動検出器は、前記かご下プーリの回転から前記乗りかごが所定の停止位置に達した後における前記乗りかごのさらなる下降又は上昇を検出し、前記ロープブレーキ装置は、前記対を成すかご下プーリ間に位置した部分の前記主索を把持可能に配置したことを特徴とする。
このように構成した本発明では、条件を満たしたときのロープブレーキ装置の作動によって、ドアが開いたままの乗りかごがさらに下降又は上昇する戸開走行を防止することができ、またロープブレーキ装置を乗りかごの下部に設置しているため、既存スペースを活用しながらロープブレーキ装置のために設置スペースを容易に確保することができる。また、昇降路内に新たにロープブレーキ装置等のための設置スペースを確保することなく、乗りかご下部のかご下プーリ間に存在するスペースを活用してロープブレーキ装置を容易に配置し、また同部に位置する主索を容易に把持して制動することができる。更に、かご下プーリの回転から検出する異常移動検出器の方が、乗りかごの移動を巻上機の観点から検出する場合よりも直接的なので、確実かつ容易に検出することができる。
本発明によれば、ドアが開いたままの乗りかごが下降又は上昇する戸開走行を阻止するロープブレーキ装置を乗りかご下部の既存のスペースに設置することで、装置の汎用性を高めることができる。また本発明では、異常移動検出器を既存のエレベーター装置の制御装置と独立してかご下プーリに付設することで、比較的容易に戸開走行保護の機能を追加することができる。
本発明のエレベーター装置の一実施例を示す要部拡大図である。 本実施例におけるロープブレーキ装置の拡大図である。 本実施例におけるエレベーター装置の全体概略構成を示す側面図である。
以下、本発明に係るエレベーター装置の実施例を図に基づき説明する。
エレベーター装置における全体概略構成は、図3に示すように、昇降路内の上部に主索1の一端を端支持部2によって固定し、この主索1は、乗りかご4の下部に配置した対を成すかご下プーリ5、6を通して位置を固定したプーリ7に掛けた後、制動装置を備えた駆動装置8の駆動シーブ9に掛け、位置を固定したプーリ10およびつり合いおもり12のプーリ11を通して昇降路内の上部に設けた他の端支持部3によって他端を固定している。
乗りかご4の下部には、図1に示すように、プーリビーム13が固定されており、このプーリビーム13に対を成すかご下プーリ5、6が可回転的に取り付けられている。またプーリビーム13には、対を成すかご下プーリ5、6間に位置している部分の主索1を挟んで制動可能なロープブレーキ装置14と、乗りかご4が所定の停止位置に達した後のかご下プーリ5、6の回転から乗りかご4がさらに下降又は上昇したことを検出する回転検出器等の異常移動検出器15、15Aとが設けられている。さらに乗りかご4には所定の停止位置に達したとき戸開されるドア16が設けられており、このドア16の近傍にはその戸開を検出する戸開検出器17、17Aが設けられている。
上述したロープブレーキ装置14は、定常状態では主索1を制動することなく開放状態にあるが、乗りかご4が所定の停止位置に達した後、次の2つの条件、つまり異常移動検出器15、15Aによりかご下プーリ5、6の回転から乗りかご4がさらに下降又は上昇したことを検出すると共に、戸開検出器17によりドア16が開いたことを検出したとき、かご下プーリ5、6間に位置した部分の主索1を把持して制動するように構成している。
ロープブレーキ装置14は、図2に示すように、主体部をプーリビーム13に固定して構成され、複数本の主索1を挟んで固定側把持部18と可動側把持部19を対向配置し、この可動側把持部19は定常状態では開放位置を保持しているが、上述した異常移動検出器15と戸開検出器17とからの両検出信号を受けたとき上方へ駆動されて、固定側把持部18間に主索1を挟んで制動するように構成されている。
本実施例にあっては、乗りかご4が所定の停止位置に達してドア16が開いた後に、駆動装置8における制動装置の故障等に起因して乗りかご4が同状態のまま下方又は上方に移動する戸開走行が発生する状況になったとする。このとき、戸開検出器17はドア16が開いていることを検出していると共に、異常移動検出器15はかご下プーリ5、6の回転から乗りかご4がさらに下降又は上昇したことを検出し、これに応じてロープブレーキ装置14が作動する。
このときロープブレーキ装置14は、かご下プーリ5、6間に位置した部分の主索1を把持し、乗りかご4は制動され、駆動装置8における制動装置の故障などに起因してシーブ9が多少回転したとしても、それ以上、ドア16が開いたままの乗りかご4がさらに下降又は上昇する戸開走行が阻止される。このため、所定の停止位置から乗りかご4がさらに下降又は上昇したとき作動するロープブレーキ装置14によって、乗りかご4をほぼ所定の停止位置を保持することができ、乗り降り中の乗客が出入口部で上下方向に挟まれることを防止する。
本実施例によれば、元々、乗りかご4の下部に既存する残余スペースにロープブレーキ装置14を配置することで、狭い昇降路に新たな設置スペースを形成する必要がなく、装置の汎用性を高めることができる。特に、乗りかご4の下部のかご下プーリ5、6間にロープブレーキ装置14を設置すると、ロープブレーキ装置14のための設置スペースを容易に確保することができると共に、かご下プーリ5、6間に位置している部分の主索1を容易に把持して制動することができる。また乗りかご4が所定の停止位置に達した後、さらに下降又は上昇したことを検出する異常移動検出器15としては、エレベーター装置の既設の構成要素であるロータリーエンコーダーを使用することも考えられる。しかし、上述したように、ロータリーエンコーダーとは別に新たな異常移動検出器15を設けると、ロータリーエンコーダーを含めてエレベーター装置の既設構成を変えることなく、戸開走行を防止することができる。しかも、乗りかご4が所定の停止位置に達してドア16が開いた後に、駆動装置8における制動装置の故障等に起因して乗りかご4が同状態のまま下方又は上方に移動するのを種々の方法で検出することもできるが、乗りかご4の下部に配置したかご下プーリ5、6の回転から検出する異常移動検出器15にすると、乗りかご4の移動距離を検出する場合よりも直接的であり、確実かつ容易に検出することができる。
尚、本発明のエレベーター装置は、図3に示した方式のものに限らず他の方式のものにも適用することができる。また本実施例では、異常移動検出器15、15Aおよび戸開検出器17、17Aは、信頼性向上のために二重化しており、いずれか一方の異常移動検出器15、15Aと、またいずれか一方の戸開検出器17、17Aが信号を検出したとき、ロープブレーキ装置14が主索1を把持して制動するように構成しているが、一方の異常移動検出器15と一方の戸開検出器17とだけで構成しても良い。さらに上述した異常移動検出器15、15Aは、乗りかご4が所定の停止位置に達した後、かご下プーリ5、6の回転から乗りかご4がさらに下降又は上昇したことを検出するものとして説明したが、異常移動検出器15、15Aは、乗りかご4が所定の停止位置に達した後、かご下プーリ5、6の回転から乗りかご4がさらに下降又は上昇したときの移動量が予め設定した閾値を超えたことを検出するようにし、この閾値で管理する検出信号をロープブレーキ装置14に出力するようにしても良い。
1 主索
2 端支持部
3 端支持部
4 乗りかご
5〜7 プーリ
8 駆動装置
9 シーブ
10、11 プーリ
12 つり合いおもり
13 プーリビーム
14 ロープブレーキ装置
15 異常移動検出器
16 ドア
17 戸開検出器
18 固定側把持側
19 可動側把持側

Claims (1)

  1. 乗りかごの下部に対を成すかご下プーリを配置し、これらかご下プーリに掛けた主索を通して前記乗りかごを昇降させるエレベーター装置において、
    前記乗りかごが所定の停止位置に達した後に前記乗りかごがさらに下降又は上昇したことを検出する異常移動検出器と、前記乗りかごのドアが開いたことを検出する戸開検出器と、前記乗りかごの下部に設けられて前記異常移動検出器と前記戸開検出器からの検出信号を共に受けたとき前記主索を把持して制動するロープブレーキ装置とを前記乗りかごに設け
    前記異常移動検出器は、前記かご下プーリの回転から前記乗りかごが所定の停止位置に達した後における前記乗りかごのさらなる下降又は上昇を検出し、
    前記ロープブレーキ装置は、前記対を成すかご下プーリ間に位置した部分の前記主索を把持可能に配置したことを特徴とするエレベーター装置。
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