JP2011084355A - エレベータの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗かごの戸開走行を複数の検出部を用いて行なう場合、その検出部の故障を速やかに検出することである。
【解決手段】乗かごの戸開走行を防止する戸開走行防止装置14を備えたエレベータの制御装置において、乗かご5の走行速度を検出する走行速度検出部8と、同じ高さ位置に設けられて各階床の戸開走行許容ゾーンの範囲を検出する複数の戸開走行許容ゾーン検出部12a,12bと、戸開走行許容ゾーン検出部12a,12bの故障を検出する故障検出部15と、を備え、故障検出部15は、乗かご5の走行速度が設定値以下であり、戸開走行許容ゾーン検出部12a,12bからの検出信号が戸開走行許容ゾーン内に乗かご5が位置することを検出するオン信号と戸開走行許容ゾーン内に乗かご5が位置しないことを検出するオフ信号とである場合に、オフ信号を出力する戸開走行許容ゾーン検出部がオフ故障していると判断する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エレベータの制御装置に関し、特に、乗かごの戸開走行を検出する検出器が故障したことを検出することができるエレベータの制御装置に関する。
エレベータの乗かごがエレベータ乗場に着床すると、乗かごのかごドアとエレベータ乗場の乗場ドアとが係合するとともに連動して戸開され、乗かごへのエレベータ利用者の乗り降りが行われる。
近年、エレベータ乗場に着床してかごドアを戸開している乗かごが、かごドアを戸開したまま上方又は下方へ動き出すという事象(以下、この事象を「戸開走行」という)が報告されている。乗かごが戸開走行した場合には、非常用のブレーキを作動させる等の方法により、戸開走行を開始した乗かごを非常停止させることが必要である。
乗かごの戸開走行を検出する方法としては、例えば、下記特許文献1に記載されているように、乗りかごに設けられている床レベル検出スイッチにより昇降路のエレベータ乗場の近傍に設けられている着検板を検出し、その検出結果を利用する方法が知られている。
特開2007−55691号公報
しかしながら、特許文献1に記載された方法では、床レベル検出スイッチが故障しているかどうかを判断することができず、床レベル検出スイッチが故障している場合には戸開走行の発生を確実に検知することができない。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は、乗かごの戸開走行を複数の検出部を用いて検出する場合、その検出部が故障したことを速やかに検出することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、乗かごの戸開走行を防止する戸開走行防止装置を備えたエレベータの制御装置において、前記乗かごの走行速度を検出する走行速度検出部と、同じ高さ位置に設けられ、各階床毎に設定された戸開走行許容ゾーンの範囲を検出する複数の戸開走行許容ゾーン検出部と、前記戸開走行許容ゾーン検出部の故障を検出する故障検出部と、を備え、前記故障検出部は、前記走行速度検出部により検出された前記乗かごの走行速度が設定値以下であり、前記戸開走行許容ゾーン検出部からの検出信号が前記戸開走行許容ゾーン内に前記乗かごが位置することを検出するオン信号と前記戸開走行許容ゾーン内に前記乗かごが位置しないことを検出するオフ信号とである場合に、オフ信号を出力する前記戸開走行許容ゾーン検出部がオフ故障していると判断することである。
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、乗かごの戸開走行を防止する戸開走行防止装置を備えたエレベータの制御装置において、各階床毎に設定されたドアゾーンの範囲を検出するドアゾーン検出部と、同じ高さ位置に設けられ、各階床毎に設定された戸開走行許容ゾーンの範囲を検出する複数の戸開走行許容ゾーン検出部と、前記ドアゾーン検出部からの検出信号と前記戸開走行許容ゾーン検出部からの検出信号とに基づいて前記乗かごの位置を検出する位置検出部と、前記戸開走行許容ゾーン検出部の故障を検出する故障検出部と、を備え、前記故障検出部は、前記位置検出部が前記戸開走行許容ゾーン内に前記乗かごが位置することを検出し、前記戸開走行許容ゾーン検出部からの検出信号が前記戸開走行許容ゾーン内に前記乗かごが位置することを検出するオン信号と前記戸開走行許容ゾーン内に前記乗かごが位置しないことを検出するオフ信号とである場合に、オフ信号を出力する前記戸開走行許容ゾーン検出部がオフ故障していると判断することである。
本発明によれば、乗かごの戸開走行を検出するために複数の戸開走行許容ゾーン検出部を使用する場合に、戸開走行許容ゾーン検出部が故障した場合にはその故障を速やかに検出することができ、戸開走行許容ゾーン検出部の検出結果を用いて行なう戸開走行防止の精度を高めることができる。
本発明の第1の実施の形態のエレベータの概略構成を示す模式図である。 故障検出部での戸開走行許容ゾーン検出部のオフ故障について説明するタイミングチャートである。 故障検出部での戸開走行許容ゾーン検出部のオン故障について説明するタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態のエレベータの概略構成を示す模式図である。 戸開走行許容ゾーン検出部のオフ故障及びオン故障の検出について説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態のエレベータを、図1ないし図3に基づいて説明する。建物内にエレベータ昇降路1が形成され、エレベータ昇降路1内の上部には巻上機2と調速器3とが設置されている。
巻上機2は、モータやプーリやブレーキ(通常運転時用ブレーキ、非常停止用ブレーキ)を備えている。巻上機2のプーリにはエレベータロープ4が巻き掛けられ、エレベータロープ4の一端に乗かご5が連結され、エレベータロープ4の他端につり合い重り6が連結されている。巻上機2のモータは、エレベータの全体を制御する図示しないエレベータ制御部からの制御により駆動され、モータが駆動されることにより巻上機2のプーリが回転し、プーリが回転することより乗かご5とつり合い重り6とが相反する方向へ昇降する。
調速器3はプーリを備えており、調速器3のプーリには乗かご5に連結された調速用ロープ7が巻き掛けられている。調速器3には乗かご5の走行速度を検出する走行速度検出部8が接続され、走行速度検出部8による乗りかご5の走行速度の検出は、乗かご5の昇降に伴なって回転する調速器3のプーリの回転数から演算することにより行われる。
エレベータ昇降路1内における各階床のエレベータ乗場9に対応する位置には着検板10が取付けられ、これらの着検板10は、戸開走行許容ゾーンの範囲を定めるために使用される。なお、戸開走行許容ゾーンとは、乗かご5が、乗りかご5に設けられているかごドア11が戸開している状態で上下方向に走行する(戸開走行する)ことが許容される範囲である。例えば、戸開走行許容ゾーンは、各階床における乗かご5の正しい着床位置から±107.5mm程度に設定されている。
乗かご5には、かごドア11の開閉状態を検出する戸開閉検出部12と、2つの戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bとが設けられている。2つの戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bは、同じ高さ位置に設けられ、乗かご5の昇降に伴なって各階床の着検板10に対向した場合、対向して位置する着検板10を検出する。エレベータ乗場9に着床している乗かご5のかごドア11が戸開されている場合において、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bが着検板10を検出している場合には、乗かご5が戸開走行許容ゾーン内に位置していることを意味する。
第1の実施の形態のエレベータには、乗かご5の戸開走行を防止するための戸開走行防止装置14が設けられている。この戸開走行防止装置14には、戸開閉検出部12と、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bと、巻上機2とが接続されている。戸開走行防止装置14は、エレベータ乗場9に着床した乗かご5のかごドア11が戸開されている場合において、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bが着検板10を検出しなくなった場合に、乗かご5が戸開走行したものと判断し、巻上機2の非常停止ブレーキを作動させ、乗かご5の戸開走行を防止する。なお、戸開走行防止装置14が乗りかご5の戸開走行を防止するために駆動するものは巻上機2の非常停止ブレーキに限定されるものではなく、巻上機2から離れた箇所に設けられた戸開走行防止用の専用のブレーキ装置であってもよい。
さらに、第1の実施の形態のエレベータには、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bの故障を検出する故障検出部15が設けられている。この故障検出部15には、走行速度検出部8と戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bとが接続され、走行速度検出部8が検出した乗かご5の走行速度と、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bが着検板10を検出したか否かの信号とに基づき、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bがオフ故障又はオン故障していることを検出する。なお、オフ故障とは、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bが着検板10を検出したためにオン信号を出力すべきなのにオフ信号を出力することであり、オン故障とは、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bが着検板10を検出しないためにオフ信号を出力すべきなのにオン信号を出力することである。
図2、図3は、故障検出部15での戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bの故障検出について説明するタイミングチャートである。
図2のタイミングチャートは、昇降する乗かご5が或る階床のエレベータ乗場9に停止し、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bが着検板10に対向して停止した場合について示している。
昇降する乗かご5が或る階床のエレベータ乗場9に着床する場合には、乗かご5の走行速度が次第に減速され、やがて停止する。したがって、エレベータ乗場9に停止するために減速された乗かご5の走行速度が設定値(V1)以下になった場合であって、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bからの検出信号がオン信号(着検板10を検出していることを表わす信号)と、オフ信号(着検板10を検出しないことを表わす信号)とである場合には、オフ信号を出力した戸開走行許容ゾーン検出部13bがオフ故障していると判断する。
図3のタイミングチャートは、乗かご5が或る階床のエレベータ乗場9を通過し、その通過の過程で戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bが着検板10に対向する場合について示している。
エレベータ乗場9を通過する場合の乗かご5の走行速度は減速されず、走行速度検出部8により検出された乗かご5の走行速度が設定値(V2)以上となる。この場合に、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bからの検出信号が所定時間(T)以上オン信号である場合には、オン信号を所定時間(T)以上出力した戸開走行許容ゾーン検出部13bがオン故障していると判断する。なお、所定時間(T)とは、乗かご5がエレベータ乗場9を通過する場合に戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bが着検板10に対向している時間である。
故障検出部15での検出結果は、エレベータの全体を制御するエレベータ制御部に送信され、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bが故障したことの報知が行われる。エレベータの管理者は、この報知に基づいて戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bのメンテナンスを行なうことになる。
このような構成において、この第1の実施の形態によれば、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bの一方がオフ故障又はオン故障した場合において、その故障を、走行速度検出部8により検出した乗かご5の走行速度を用いて故障検出部15により検出することができ、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bのメンテナンスを迅速に行なうことが可能となる。
したがって、二つの戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bの検出結果を用いて戸開走行防止を行なう場合、二つの戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bがともに故障しているという状態の発生を未然に防止することができ、これらの戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bの検出結果を用いて行なう戸開走行発生の検出を確実に行なうことができ、戸開走行防止の精度を高めることができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態のエレベータを図4及び図5に基づいて説明する。なお、第1の実施の形態において説明した構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付け、重複する説明は省略する。
第2の実施の形態のエレベータは、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bと、戸開走行防止装置14と、ドアゾーン検出部21a,21bと、位置検出部22と、故障検出部23とを備えている。
ドアゾーン検出部21a,21bは、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bの上下に位置して乗かご5に取付けられ、乗かご5の昇降に伴なって各階床の着検板10に対向した場合、対向して位置する着検板10を検出する。いずれか一方のドアゾーン検出部21a,21bが着検板10を検出する場合に、その検出範囲が、エレベータ乗場9に着床した乗かご5のかごドア11とエレベータ乗場9の乗場ドア(図示せず)とが係合して共に戸開することが可能なドアゾーンとなる。
位置検出部22には、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bとドアゾーン検出部21a,21bとが接続されている。位置検出部22は、これらの戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bとドアゾーン検出部21a,21bとからの検出信号が入力されると、入力された検出信号に基づいて、乗かご5が戸開走行許容ゾーン内に位置するか否かを検出する。。
故障検出部23には、位置検出部22と戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bとが接続されている。故障検出部23は、これらの位置検出部22と戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bとからの検出信号が入力されると、入力された信号に基づいて、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bがオフ故障又はオン故障していることを検出する。
図5は、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bのオフ故障及びオン故障の検出について説明するフローチャートである。
まず、乗かご5が停止した場合に、ドアゾーン検出部21a,21bの一方が着検板10を検出することによりオン信号が出力された否かを判断する(S1)。
オン信号が出力されたと判断した場合には(S1のYES)、一方の戸開走行許容ゾーン検出部13aが着検板10を検出することによりオン信号が出力されたか否かを判断する(S2)。
戸開走行許容ゾーン検出部13aからオン信号が出力されたと判断した場合には(S2のYES)、他方の戸開走行許容ゾーン検出部13bが着検板10を検出することによりオン信号が出力された否かを判断する(S3)。
そして、戸開走行許容ゾーン検出部13aが着検板10を検出することによりオン信号が出力された判断するとともに(S2のYES)、戸開走行許容ゾーン検出部13bが着検板10を検出することによりオン信号が出力されたと判断した場合には(S3のYES)、乗かご5は戸開走行許容ゾーン内に位置していると判断し(S4)、及び、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bに故障なしと判断し(S5)、一連の故障検出動作を終了する。
ステップ2において、戸開走行許容ゾーン検出部13aが着検板10を検出しないためにオン信号が出力されないと判断した場合には(S2のNO)、戸開走行許容ゾーン検出部13bが着検板10を検出することによりオン信号が出力された否かを判断する(S6)。
そして、戸開走行許容ゾーン検出部13aが着検板10を検出しないためにオン信号が出力されないと判断するとともに(S2のNO)、戸開走行許容ゾーン検出部13bが着検板10を検出することによりオン信号が出力されたと判断した場合には(S6のYES)、乗かご5は戸開走行許容ゾーン内に位置していると判断し(S7)、及び、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bの一方がオフ故障していると判断し(S8)、一連の故障検出動作を終了する。
ステップ3において、戸開走行許容ゾーン検出部13bが着検板10を検出しないためにオン信号が出力されないと判断した場合には(S3のNO)、ステップ7、ステップ8の判断が行われる。
ステップ6において、戸開走行許容ゾーン検出部13bが着検板10を検出しないためにオン信号が出力されないと判断した場合には(S6のNO)、乗かご5が戸開走行許容ゾーン内に位置するか否かの判断、及び、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bが故障しているか否かの判断を行なうことなく、一連の故障検出動作を終了する。
ステップ1において、ドアゾーン検出部21a,21bの両方とも着検板10を検出することによりオン信号を出力しないと判断した場合においても(S1のNO)、一方の戸開走行許容ゾーン検出部13aが着検板10を検出することによりオン信号が出力されたか否かを判断する(S9)。
戸開走行許容ゾーン検出部13aからオン信号が出力されたと判断した場合には(S9のYES)、他方の戸開走行許容ゾーン検出部13bが着検板10を検出することによりオン信号が出力された否かを判断する(S10)。
そして、戸開走行許容ゾーン検出部13aが着検板10を検出することによりオン信号が出力された判断するとともに(S9のYES)、戸開走行許容ゾーン検出部13bが着検板10を検出することによりオン信号が出力されたと判断した場合には(S10のYES)、乗かご5は戸開走行許容ゾーン内に位置していると判断し(S11)、及び、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bに故障なしと判断し(S12)、一連の故障検出動作を終了する。
ステップ9において、戸開走行許容ゾーン検出部13aが着検板10を検出しないためにオン信号が出力されないと判断した場合には(S9のNO)、戸開走行許容ゾーン検出部13bが着検板10を検出することによりオン信号が出力された否かを判断する(S13)。
そして、戸開走行許容ゾーン検出部13aが着検板10を検出しないためにオン信号が出力されないと判断するとともに(S9のNO)、戸開走行許容ゾーン検出部13bが着検板10を検出することによりオン信号が出力されたと判断した場合には(S13のYES)、乗かご5は戸開走行許容ゾーン外に位置していると判断し(S14)、及び、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bの一方がオン故障していると判断し(S15)、一連の故障検出動作を終了する。
ステップ10において、戸開走行許容ゾーン検出部13bが着検板10を検出しないためにオン信号が出力されないと判断した場合には(S10のNO)、ステップ14、ステップ15の判断が行われる。
ステップ13において、戸開走行許容ゾーン検出部13bが着検板10を検出しないためにオン信号が出力されないと判断した場合には(S13のNO)、乗かご5が戸開走行許容ゾーン内に位置するか否かの判断、及び、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bが故障しているか否かの判断を行なうことなく、一連の故障検出動作を終了する。
故障検出部23での検出結果は、エレベータの全体を制御するエレベータ制御部に送信され、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bが故障したことの報知が行われる。エレベータの管理者は、この報知に基づいて戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bのメンテナンスを行なうことになる。
このような構成において、この第2の実施の形態によれば、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bの一方がオフ故障又はオン故障した場合において、その故障を、ドアゾーン検出部21a,21bの検出結果と戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bの検出結果を用いて検出することができ、戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bのメンテナンスを迅速に行なうことが可能となる。
したがって、二つの戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bの検出結果を用いて戸開走行防止を行なう場合、二つの戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bがともに故障しているという状態の発生を未然に防止することができ、これらの戸開走行許容ゾーン検出部13a,13bの検出結果を用いて行なう戸開走行発生の検出を確実に行なうことができ、戸開走行防止の精度を高めることができる。
5 乗かご
8 走行速度検出部
13a,13b 戸開走行許容ゾーン検出部
14 戸開走行防止装置
15 故障検出部
21a,21b ドアゾーン検出部
22 位置検出部
23 故障検出部

Claims (4)

  1. 乗かごの戸開走行を防止する戸開走行防止装置を備えたエレベータの制御装置において、
    前記乗かごの走行速度を検出する走行速度検出部と、
    同じ高さ位置に設けられ、各階床毎に設定された戸開走行許容ゾーンの範囲を検出する複数の戸開走行許容ゾーン検出部と、
    前記戸開走行許容ゾーン検出部の故障を検出する故障検出部と、を備え、
    前記故障検出部は、前記走行速度検出部により検出された前記乗かごの走行速度が設定値以下であり、前記戸開走行許容ゾーン検出部からの検出信号が前記戸開走行許容ゾーン内に前記乗かごが位置することを検出するオン信号と前記戸開走行許容ゾーン内に前記乗かごが位置しないことを検出するオフ信号とである場合に、オフ信号を出力する前記戸開走行許容ゾーン検出部がオフ故障していると判断することを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 前記故障検出部は、前記走行速度検出部により検出された前記乗かごの走行速度が設定値以上であり、前記戸開走行許容ゾーン内に前記乗かごが位置することを検出する前記戸開走行許容ゾーン検出部からの検出信号が所定時間以上オン信号である場合に、オン信号を所定時間以上出力する前記戸開走行許容ゾーン検出部がオン故障していると判断することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
  3. 乗かごの戸開走行を防止する戸開走行防止装置を備えたエレベータの制御装置において、
    各階床毎に設定されたドアゾーンの範囲を検出するドアゾーン検出部と、
    同じ高さ位置に設けられ、各階床毎に設定された戸開走行許容ゾーンの範囲を検出する複数の戸開走行許容ゾーン検出部と、
    前記ドアゾーン検出部からの検出信号と前記戸開走行許容ゾーン検出部からの検出信号とに基づいて前記乗かごの位置を検出する位置検出部と、
    前記戸開走行許容ゾーン検出部の故障を検出する故障検出部と、を備え、
    前記故障検出部は、前記位置検出部が前記許容ゾーン内に前記乗かごが位置することを検出し、前記戸開走行許容ゾーン検出部からの検出信号が前記許容ゾーン内に前記乗かごが位置することを検出するオン信号と前記許容ゾーン内に前記乗かごが位置しないことを検出するオフ信号とである場合に、オフ信号を出力する前記戸開走行許容ゾーン検出部がオフ故障していると判断することを特徴とするエレベータの制御装置。
  4. 前記故障検出部は、前記位置検出部が前記許容ゾーン内に前記乗かごが位置しないことを検出し、前記戸開走行許容ゾーン検出部からの検出信号が前記許容ゾーン内に前記乗かごが位置することを検出するオン信号と前記許容ゾーン内に前記乗かごが位置しないことを検出するオフ信号とである場合に、オン信号を出力する前記戸開走行許容ゾーン検出部がオン故障していると判断することを特徴とするエレベータの制御装置。
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