JP5616013B2 - 抄紙機のドライパートへの通紙方法 - Google Patents

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この発明は、抄紙機のプレスパートからドライパートへ通紙する通紙方法に関し、特に、全幅のサクションカンバスロールが用いられてドライパートへ給送された湿紙がドライヤカンバスと共に吸引されて移行する方式が採用されているドライパートへの通紙方法に関する。
製紙工程における長網式あるいはツインワイヤ式の抄紙機は、主としてワイヤーパートとプレスパート、ドライパート、カレンダーパート、リールパートとから構成されている。水にパルプが溶融している製紙原料をストックインレットから無端循環移動する網状のワイヤーへ供給し、ワイヤーの走行中に脱水しながら紙層が形成され、プレスパートでこの紙層から搾水され、ドライパートで乾燥され、カレンダーパートで紙厚の調整や平滑性が付与され、リールパートでリールに巻き取られて巻取紙として完成する。
前記抄紙機の運転を開始する場合には、抄紙機における紙の走行方向と直交する方向、すなわち抄紙機の幅方向の全域にわたって運転開始当初から抄紙することはできない。運転開始時では、前記各パート毎に細幅の湿紙を通過させる通紙作業が行われる。通紙作業の一例として、図3にドライパートへ通紙する場合の状況を説明する概略の斜視図を示してあり、図4にはプレスパートからドライパートへ移行する部位の概略の側面図を示してある。
抄紙のための運転時には、ワイヤパートで形成された湿紙Pは、図示しないサクションピックアップロールにより吸引されてプレスパートへ給送される。プレスパートにおいてプレスロール1a、1bの間を通過する際に、圧潰されて搾水される。また、プレスパートにおける湿紙Pの走行は、一部がトランスファロール2、3に巻回して無端循環移動するトランスファベルト4により案内されている。前記プレスロール1a、1b間においては、トランスファベルト4の上側に紙Pが位置している。プレスパートを通過した湿紙PがプレドライヤーのNo.1ドライヤシリンダ11aへ移行し、No.2ドライヤシリンダ11bから以後、ドライパートを走行しながら乾燥に供される。なお、ドライパートでは湿紙Pはドライヤカンバス13に重畳し、このドライヤカンバス13によってドライヤシリンダ11a、11b、…、11nの表面に押圧されて乾燥が促進される。また、ドライヤカンバス13はドライヤシリンダ11a、11b、…、11nとサクションカンバスロール14a、14b、…、14nとを交互に巻回しながら無端循環移動し、ドライヤシリンダ11a、11b、…、11nにおいては、ドライヤカンバス13が紙Pの外側に位置して、紙Pがドライヤシリンダ11a、11b、…、11nの外側面に接触する。
抄紙機の補修完了後の再運転時や、紙の切断が生じた場合には、通紙作業が行われる。前述したように、ワイヤパートで形成された湿紙Pはワイヤ幅でプレスパートのサクションピックアップロールに移行しプレスパートに供される。サクションピックアップロールを通過した湿紙Pに対して、抄紙機の幅方向に移動可能な移動ノズル5を、図3における待機位置N0からテール形成位置N1まで移動させる。この移動ノズル5からは湿紙Pに向けて高圧水が噴射されており、この高圧水により湿紙Pの端部が切断されて、図3において斜線で示すようにテール部Tが形成される。テール部Tが形成された湿紙Pは、前記No.1ドライヤシリンダ11aを巻回して案内されると、このNo.1ドライヤシリンダ11aに設けられたドライヤドクタ部12により該No.1ドライヤシリンダ11aの表面から剥離され、ドライヤドクタ部12の外面に案内されて、図示しないピットに排出される。このとき、前記テール部Tに臨ませて設けられた図示しないエアノズルからエアをシャワ状に吹き付けて、このテール部Tのみをドライヤドクタ部12から離隔させる。このため、テール部T以外の部分は前記ドライヤドクタ部12に案内されてピットに排出され、ドライヤドクタ部12から剥離されたテール部Tは、前記ドライヤカンバス13に接触することになり、該ドライヤカンバス13と共に前記サクションカンバスロール14bに移行することになる。これにより、テール部Tのみがドライパートを走行することになる。テール部Tがドライパートの終端まで走行したならば、前記移動ノズル5を待機位置Noと反対側の端部まで徐々に移動させて、テール部Tから全幅まで拡幅する。これにより、No.1ドライヤシリンダ11aを通過する湿紙Pはドライヤドクタ部12によって剥離されることなく、サクションカンバスロール14bへ移行し、以後全幅でドライパートを走行することになる。
また、プレドライパートに後続してサイズプレスパートやコーターによるコーティングパート等が配されている場合には、それぞれのパート毎にテール部を形成して通紙作業が行われることになる。
この種の通紙装置としては、例えば、特許文献1には、通紙においてテールがロープからすっぽ抜けたり、挟んだところから切れたりしないようにし、かつ通紙作業の簡便化と時間の短縮を図るために、抄紙機の操作側及び駆動側の内の一方の側で、プレスパート以前に設置されたテール製作用耳切りノズルと紙切りノズルとを、通常の運転位置より任意幅のテールが後続パートのテール搬送物に挟み込ませることが出来る通紙位置まで移動させて、適切な紙幅のテールをつくる第1工程と、テールをテール搬送物に挟み込ませ、同テールを紙の走行方向に平行に走行させてリールパートまで搬送させる第2工程と、紙切りノズルでテール幅を全幅まで広げ、全幅の紙をリールパートまで搬送させる第3工程とを備え、この時耳切りノズルも運転位置に復帰させる通紙方法が開示されている。
あるいは、特許文献2には、プレスパートにおけるセンタロールからのテール(湿紙)の剥ぎ取りを容易にし、確実な自動通紙を可能にするために、抄紙機プレスパートの通紙を行う装置において、湿紙が接触するプレスロールに対して、テールを同プレスロールから剥ぎ取るための剥ぎ取り手段を設けると共に、同プレスロールより上流側のサクションピックアップロールのテールゾーンの真空を入切するための真空入切手段を設けた通紙装置が開示されている。
また、特許文献3には、抄紙機のプレスロールからテールを剥離し通紙するために、抄紙機のプレスロールからテールを剥離しドライヤーに通紙する方法において、ドクターブレードをプレスロールのテールのないロール上に接触させた後プレスロール軸方向に移動させテールを切断・剥離する抄紙機の通紙方法が開示されている。
特開平6−322690 特開平7−258989 特開平11−200277
前記特許文献1〜3に開示された通紙方法や通紙装置では、ドライパートにサクションカンバスロールが具備された構造に関するものではない。サクションカンバスロールが具備された構造では、次のような問題が生じるおそれがある。
通紙のための前記テール部Tは、前記移動ノズル5をテール形成位置N1へ移動することにより形成される。このとき、テール部Tの幅員は400〜600mmとされる場合がある。このため、このテール部Tをドライヤドクタ部12から剥離させる前記エアノズルから吹き出されるエアはこの幅員の範囲に吹き付けられるようにしてある。
しかし、幅員が大きい場合には、テール部Tの他の部分からの分離が不十分となってしまう場合があり、テール部Tが他の部分と共に、ピットに排出されてしまう場合がある。
また、テール部Tがドライヤドクタ部12から剥離されるのに伴われてテール部T以外の部分が、ドライヤドクタ部12から剥離される場合がある。剥離されたテール部Tは前記サクションカンバスロール14bに吸引されて移行することになるが、このサクションカンバスロール14bは全幅で吸引するため、ドライヤドクタ部12から剥離したテール部T以外の部分も吸引してしまい、湿紙Pの全幅に渡ってサクションカンバスロール14bに移行してしまうおそれがある。このため、ドライパートにおける通紙作業を行えなくなってしまうことになる。なお、サクションカンバスロール14bでは、テール部Tに対応する部分のみを吸引する構造とされたものがあるが、サクションカンバスロール14bにおける吸引力を大きくすればテール部Tを形成せずとも、通紙を行えるとする考え方がある。しかしながら、通紙ゾーンを設けることをなくすための技術は未だ未成熟であり、全幅のサクションカンバスロール14bを設けた場合であっても、テール部Tに対応する部分の吸引力を他の部分よりも大きくするため、吸引穴を多くしてある。
一方、操業現場では通紙は、抄紙機の操業効率を左右する大きな部分であり、通紙のやり直しは、操業効率の低下を招いてしまうから、避けなければならない。したがって、全幅のサクションカンバスロールが具備されているドライパートにおいても、確実に通紙作業を行えるようにする必要がある。
そこで、この発明は、特に、全幅のサクションカンバスロールが用いられたドライパートにおける通紙作業を確実に行えるようにする抄紙機のドライパートへの通紙方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するための技術的手段として、この発明に係る抄紙機のドライパートへの通紙方法は、抄紙機のワイヤパートで形成され、プレスパートに導入された湿紙をドライパートに通紙させる際に、プレスパートにおいて湿紙の幅方向端部にテール部を形成し、湿紙をドライヤシリンダから剥離すると共に、前記テール部のみを全幅のサクションカンバスロールに移行させて行う抄紙機のドライパートへの通紙方法において、前記テール部を形成するテール部形成手段を、湿紙の端部から徐々に抄紙機の中央部側に移動させながら、下流側から上流側にかけて徐々に幅員が大きくなるテール部を形成し、前記テール部に移行用エアを吹き付けて、該テール部をサクションカンバスロールに移行させることを特徴としている。
前記テール部の平面形状が、ほぼ楔形となるように形成するようにしたものである。すなわち、前記テール部形成手段を走行する湿紙の端部から徐々に抄紙機の中央部側に移動させることにより、リールパート側となる下流側が細幅となりワイヤパート側となる上流側にかけて徐々に幅員が拡大することになる。この細幅となったテール部の下流側の端部が前記移行用エアの噴射域に達すると、該端部が吹き上げられる。このとき、湿紙はドライヤシリンダに達しており、このドライヤシリンダにはドライヤカンバスが巻回されているため、吹き上げられたテール部の端部がこのドライヤカンバスに接触する。このため、テール部がドライヤカンバスに伴われて走行し、後続のサクションカンバスロールに移行する。なお、テール部以外の部分は、ピットに排出される。
また、請求項2の発明に係る抄紙機のドライパートへの通紙方法は、前記移行用エアを、前記テール部の先端部の細幅部分のみに吹き付けることを特徴としている。
前述したように、楔形のテール部が形成されることから、このテール部の端部が尖端状とされて、それに後続する細幅に形成されている下流側の端部をテール部以外の部分と分離する必要がある。このため、テール部のみに移行用エアを吹き付けるようにしたものである。例えば、小さい内径の管体から移行用エアを噴射させるようにして、噴射されたエアがテール部の下流側端部の細幅部分にのみ吹き付けられるようにする。
また、請求項3の発明に係る抄紙機のドライパートへの通紙方法は、前記移行用エアの吹きつけ位置を、徐々にテール部の中央部側に移動させることを特徴としている。
前記テール部は下流側から上流側にかけて徐々に幅員が大きくなるから、テール部の走行に応じて移行用エアの吹きつけ位置をテール部の中央部側に移動させるようにして、幅員が大きくなった場合にもテール部を容易に、他の部分から分離させるようにしたものである。
この発明に係る抄紙機のドライパートへの通紙方法によれば、テール部の下流側端部が細幅に形成されているから、このテール部を他の部分から分離しやすい。このため、確実にテール部のみをサクションカンバスロールに移行させることができ、ドライパートにおける通紙を確実に行わせることができる。
また、請求項2の発明に係る抄紙機のドライパートへの通紙方法によれば、移行用エアを確実にテール部の細幅の部分に吹き付けることができ、テール部のみを分離させて確実にサクションカンバスロールに移行させることができる。
また、請求項3の発明に係る抄紙機のドライパートへの通紙方法によれば、テール部の幅員が徐々に拡大されるのに応じて移行用エアの吹きつけ位置が変化するから、テール部の幅員が大きくなった状態でも確実に他の部分から分離させて、サクションカンバスロールへ移行させることができる。したがって、通紙作業を確実に行わせることができる。
以下、図1及び図2に示した好ましい実施形態に基づいて、この発明に係る抄紙機のドライパートへの通紙方法を具体的に説明する。なお、図3に示す部分と同一の部分については、同図に示す符号と同一の符号を付してある。
湿紙Pの走行域の端縁部には移動ノズル5が配されており、この移動ノズル5は端縁部に臨んだ待機位置N0とテール形成位置N1との間を移動可能とされており、テール形成位置N1に位置した状態で、テール部Tの幅員が最大となるようにしてある。また、前記No.1ドライヤシリンダ11aに臨んで設けられたドライヤドクタ部12の端部にはエアノズル16が配されている。このエアノズル16から、後述するように形成されたテール部T1に移行用エアが吹き付けられるようにしてある。また、このエアノズル16は、テール部T1の外側端部から内側端部との間で移動自在としてあることが好ましい。
前記移動ノズル5からは湿紙Pを切断するための高圧水が噴射されるようにしてある。また、移動ノズル5は、湿紙Pが走行している状態で待機位置N0からテール形成位置N1まで徐々に移動させるようにしてある。このため、湿紙Pの抄紙機の幅方向端部には、図1に示すように、下流側の端部が尖端状から徐々に拡幅して、ほぼ楔形に形成されたテール部T1が形成されるようにしてある。このため、前記エアノズル16から吹き出される移行用エアはテール部T1の尖端状の端部に吹き付けることができるようにしてある。すなわち、エアノズル16の口径を小さくすると共に、単一の口径から移行用エアを吹き出させるようにしてある。なお、エアノズル16の口径が小さいため、この移行用エアの配管は口径の小さい管を用いることができる。
以上の構造を備えた抄紙機について、ドライパートへの通紙方法による作業を説明する。
図示しないワイヤパートで紙層が形成された湿紙Pは、サクションピックアップロールに移行してプレスパートに給送されると、プレスロール1a、1bにより搾水される。通紙のために前記移動ノズル5が待機位置N0からテール形成位置N1まで移動する。このときの移動速度は極力小さい方が好ましい。この移動ノズル5から噴射される高圧水により湿紙Pの端部が切断されてテール部T1が形成されることになる。このとき、移動ノズル5が徐々に移動することにより、下流側端部が尖端状となり徐々に拡幅する。すなわち、図1に示すように、楔形のテール部T1が形成される。なお、下流側端部から上流側の適宜位置までは細幅として形成することが好ましい。
湿紙PがNo.1ドライヤシリンダ11aに配されたドライヤドクタ部12に達すると、該湿紙Pは該ドライヤドクタ部12により掻き取られ、以後はドライヤドクタ部12の外側面に案内されて図示しないピットに排出される。前記テール部T1の下流側端部がドライヤドクタ部12に達した場合にも同様に、テール部T1はドライヤドクタ部12により掻き取られる。このテール部T1には前記エアノズル16から移行用エアが吹き付けられるから、該テール部T1はドライヤドクタ部12から離隔して、ドライヤカンバス13に接触させられる。このため、テール部T1はドライヤカンバス13の走行に伴われて、No.1ドライヤシリンダ11aに後続するサクションカンバスロール14bに移行することになり、テール部T1のみがドライパートを走行することになる。
テール部T1の下流側端部は尖端状に形成されているため、前記エアノズル16から吹き出される移行用エアは少量であっても確実にテール部T1をドライヤドクタ部12から離隔させることができる。テール部T1は上流側に向かって徐々に拡幅されており、通紙に必要な幅員が確保される。このため、確実にテール部T1がドライパートに給送されて、通紙作業を簡便に行うことができる。
また、前記エアノズル16をテール部T1の外側端部から抄紙機の中央部側に移動させるようにする場合には、テール部T1が徐々に拡幅されるに応じて、移行用エアの吹きつけ位置が移動し、テール部T1を効率よくドライヤドクタ部12から離隔させることができ、より円滑に通紙作業を行えるようになる。
この発明に係る抄紙機のドライパートへの通紙方法によれば、全幅のサクションカンバスロールが配されているドライパートであっても、該サクションカンバスロールに確実にテール部のみを移行させることができるから、通紙作業の円滑化を図り、抄紙機の稼働効率の向上に寄与する。
この発明に係る通紙方法を実施する場合に形成されるテール部の概略形状を説明する図で、テール部の下流側端部がドライパートに至る状態を示している。 図1に示す状態から所望の幅員のテール部が形成されてドライパートを走行している状態を示している。 従来の通紙方法を説明する図で、図2に相当する図である。 プレスパートからドライパートに移行する部分の側面図である。
符号の説明
P 湿紙
T テール部
1a、1b プレスロール
2 トランスファロール
3 トランスファロール
4 トランスファベルト
5 移動ノズル
11 ドライヤシリンダ
11a No.1ドライヤシリンダ
11b No.2ドライヤシリンダ
12 ドライヤドクタ部
13 ドライヤカンバス
14 サクションカンバスロール
16 エアノズル

Claims (3)

  1. 抄紙機のワイヤパートで形成され、プレスパートに導入された湿紙をドライパートに通紙させる際に、プレスパートにおいて湿紙の幅方向端部にテール部を形成し、湿紙をドライヤシリンダから剥離すると共に、前記テール部のみを全幅のサクションカンバスロールに移行させて行う抄紙機のドライパートへの通紙方法において、
    前記テール部を形成するテール部形成手段を、湿紙の端部から徐々に抄紙機の中央部側に移動させながら、下流側から上流側にかけて徐々に幅員が大きくなるテール部を形成し、
    前記テール部に移行用エアを吹き付けて、該テール部をサクションカンバスロールに移行させることを特徴とする抄紙機のドライパートへの通紙方法。
  2. 前記移行用エアを、前記テール部の先端部の細幅部分のみに吹き付けることを特徴とする請求項1に記載の抄紙機のドライパートへの通紙方法。
  3. 前記移行用エアの吹きつけ位置を、徐々にテール部の中央部側に移動させることを特徴とする請求項1に記載の抄紙機のドライパートへの通紙方法。
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