JP5615317B2 - 涙道拡張型ブジー - Google Patents

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本発明は、涙器疾患のうち、涙小管から鼻涙管に至る涙道閉塞の治療、すなわち、これに挿入して涙道を形成するために用いる涙道拡張型ブジーに関するものである。
涙道閉塞は、涙道内に老廃物が徐々に蓄積して次第に該涙道が閉塞するに至るというようなことで発症する場合が多いとのことであるが、この治療は、以上のように、涙道拡張型ブジーを涙道に挿入し、その先端で突くことによって行われている。
特許文献1は、涙道治療用ブジーに関するもので、これは、中央のつかみ部分と該つかみ部分の両側から各々両側に延長した、涙道に挿入するためのワイヤー部とからなり、そのうち該ワイヤー部を超弾性合金ワイヤーにより構成したところに特徴を有するものである。
従ってこの特許文献1の涙道治療用ブジーによれば、これを涙道に挿入した場合に、該超弾性合金の超弾性効果により、涙道の曲がりに沿って比較的容易に曲がり変形することが可能であり、これによって作業性良好にその治療行為を行うことができるとされる。また涙道に沿って良好に曲がり変形するため、その先端で涙道に傷つけてしまう可能性を低減することもできるとされる。
もっとも涙道には、その内径を越える外径のワイヤー部を挿入することは通常困難であり、他方、その内径を下回る外径のワイヤー部では涙道を拡張することは困難であるが、この特許文献1の涙道治療用ブジーでは、そのような問題に応えるものではない。
特許文献2は、涙道ブジーに関するもので、円筒状をなす挟持部と,この挟持部の両端からそれぞれ同軸をなすように突出する該挟持部より小径の細棒を備えたものであり、該細棒の先端を先細り状に構成したものである。
従ってこの特許文献2の涙道ブジーによれば、細棒を涙道に挿入した場合に、その先端が先細り状に構成されているので、比較的容易に挿入可能となり、かつ挟持部の両側の細棒の径を一定寸法だけ変え、かつ大径側細棒の先細り状の先端部の径を小径側の細棒の径と一致させておけば、小径側の細棒を挿入して治療した後、大径側の細棒を挿入して治療をする際に、比較的スムーズな挿入を行うことができる利点があるとされる。同様の関係で、最小径の細棒を備えた涙道ブジーから最大径の細棒を備えた涙道ブジーまでを用意しておき、最小径の細棒を備えた涙道ブジーから治療行為を開始し、順次径の大きなそれと交換して最大径の細棒を備えた涙道ブジーによる治療行為までを行えば、適切な治療が完了できるされる。
この特許文献2の涙道ブジーによれば、細棒の先細りの先端を利用することにより、その内径を越える細棒でも挿入が可能になると思われるが、挿入しながら拡張するので、挿入時にある程度の大きな力が必要となり、挿入前と挿入後の径差をある程度以上に大きくすることはできないと思われる。要するに、径差の少ない細棒からなる非常に多くの涙道ブジーを用意し、それを順次交換して挿入する多数回の治療行為を繰り返す必要があると思われる。
特開平10−225477号公報 特開平11−128263号公報
本発明は、涙道にスムーズに無理なく挿入し得るとともに、その涙道を更に無理なく能率的に拡径可能な挿入手段を備えた涙道拡張型ブジーを提供することを解決の課題とする。
本発明の1は、グリップ部と、
前記グリップ部内のスライド空間に前後方向スライド自在に配置したスライダと、
前記グリップ部から前方に延長した弾力性を有するチューブ体と、
前記スライダに後部を固定しかつ該チューブ体に進退自在に挿入したワイヤ部材と、
前記チューブ体の先端直前に位置させるべく前記ワイヤ部材の先端に固設した頭部体であって、先端に向かって細くなる先細り部及びその後部から後方に向かって細くなる後細り部からなら頭部体と、
前記スライダに結合した該スライダ部を前後方向にスライド移動させ、前記ワイヤ部材の先端の頭部体の後細り部をチューブ体内に引き込むべく操作するための操作棒であって、前記グリップ部の一側又は両側に突出する操作棒と、
で構成され、
前記スライダに、これを前記グリップ部のスライド空間の前方側に移動させるべく付勢するバネ材を配した涙道拡張型ブジーである。
本発明のは、本発明の1の涙道拡張型ブジーにおいて、
前記チューブ体をポリテトラフルオロエチレン又はポリプロピレンで構成したものである。
本発明の1の涙道拡張型ブジーによれば、これを涙道閉塞の治療に利用する場合は、そのチューブ体で外装されたワイヤ部材を該チューブ体と共にその先端の頭部体から涙道に挿入して、該涙道の拡径治療操作を容易に行うことができる。
前記チューブ体の先端には頭部体が配置してあり、該頭部体の先端側には先端に向かって細くなる先細り部が形成してある。それ故、涙道の内径が、該頭部体の最大径部及びチューブ体の外径より小さい場合であっても該頭部体の前部側の先細り部がその中に進入しつつ該涙道に対して若干の拡径作用を果たし得る。従ってチューブ体を外装したワイヤ部材は涙道への容易な挿入が可能となる。
また涙道に挿入した後は、前記操作棒を操作して、前記チューブ体の先端部に、その直前に位置させてある頭部体をその後細り部から進入させることにより、該チューブ体の先端部をその分だけ拡径させ、これによって該チューブ体の先端部が進入している涙道の該当部位を拡径させることができる。この拡径は、涙道の既に進入している部位の拡開であるので、外部から拡径させながら涙道に進入する場合より比較的容易に行われ、より確実に涙道を拡径することができる。
この後は、また前記頭部体を、初期状態のチューブ体の直前に復帰させ、該チューブ体の先端部を拡径状態から当初の非拡径状態に戻した上で、涙道を、該チューブ体の先端の拡径可能な範囲程度の長さ分だけ更に奥に進ませ、その後、また前記操作棒を操作して頭部体を後退動作させ、該チューブ体の先端部を拡径する拡径操作を行う。このような頭部体及びワイヤ部材と該チューブ体との進出動作及びこれに引き続く該チューブ体の拡径動作を必要なだけ繰り返すことにより、涙道の全範囲に渡る拡径処置を完了させることができる。この後は、一般の技法によりN−Sチューブの挿入等を行うことができる。
本発明の2の涙道拡張型ブジーによれば、前記チューブ体の先端の拡径後に、前記操作棒による前方への復操作を行わなくても、該操作棒に対する後方に向けた操作力を解除するのみで、前記頭部体が、前記バネ材の作用により、前方に自動的に復帰動作するので、操作が簡単になる。
本発明の3の涙道拡張型ブジーによれば、前記チューブ体の拡径及び縮小が容易に行われうることになり、かつ安全にこれを涙道に用いることができる。
(a)は実施例の涙道拡張型ブジーの一部切欠平面図、(b)は実施例の涙道拡張型ブジーの一部切欠断面図。 (a)はワイヤ部材が初期状態にある涙道拡張型ブジーの横向きの一部切欠平面図、(b)はワイヤ部材が後退状態にある涙道拡張型ブジーの横向きの一部切欠平面図。 (a)はワイヤ部材の一部切欠平面図、(b)はチューブ体に挿入した初期状態のワイヤ部材の一部切欠断面図、(c)はチューブ体に挿入した後退状態のワイヤ部材の一部切欠断面図。 ワイヤ部材をスライダに固定した状態を示すスライダ付近の縦断面図。
発明を実施するための形態を、実施例に基づき図面を参照しながら説明する。
この実施例の涙道拡張型ブジーは、図1(a)、(b)に示すように、基本的に、グリップ部1と、該グリップ部1内のスライド空間1b1にスライド自在に配置したスライダ2と、該グリップ部1から前方に延長したチューブ体3と、該スライダ2に後部を固定しかつ該チューブ体3に進退自在に挿入したワイヤ部材4と、該ワイヤ部材4の先端に固設した先細り部5aと後細り部5bとからなる頭部体5と、前記スライダ4の両側方に延びる操作棒6とで構成したものである。
前記グリップ部1は、図1(a)、(b)に示すように、先端側が先細りとなった尖端部1aとこれを先端に備えた角筒状のグリップ本体1bとからなる部材であり、前記スライド空間1b1は該グリップ本体1bの前部側に形成したものである。図中では明瞭ではないが、該グリップ本体1bは径方向に二分割状態となっている一対の支分部材を接合して構成したものである。なお、このグリップ部1はその全構成要素をそれぞれプラスチック材により成形したものである。
前記したように、前記スライド空間1b1には、特に図1(b)に示すように、前記スライダ2が前後方向スライド自在な状態に配置してある。該スライダ2の後部中央には,同図に示すように、前記操作棒6と結合するための結合用突起2aが突出させてあり、更に該結合用突起2aの後面中央にはバネ座を構成する小突起7aが突出させてある。なお、該小突起7aは、該スライダ2を前記スライド空間1b1の前部側に押し付け状態(図1(b)の状態)に保持するためのコイルバネ(バネ材)7の前端を係止するバネ座を構成するものである。また、同図に示すように、該スライド空間1b1の後部中央には、該コイルバネ7の後端を配置するためのバネ座を構成する凹部7bが構成してある。
図1(a)、(b)に示すように、前記小突起7aと凹部7bとの間には前記コイルバネ7が配置してある。これは、圧縮コイルバネであり、前記したように、前記スライダ2を前方に押すべく作用し、外力が加わらない限り、該スライダ2を前記スライド空間1b1の前部側に押し付け状態に保持する。前記操作棒6の操作が行われ、該スライダ2が後方に移動させられた場合も、該操作棒6に対して加えられている操作力が解除されると、言うまでも無く、すぐに該スライダ2を前方に押し戻すように作用する。
前記チューブ体3は、図1(a)、(b),図2(a)、(b)及び図3(b)、(c)に示すように、弾力性を有する管状部材であり、この実施例ではポリプロピレンで作成した部材である。該チューブ体3は、図1(b)に示すように、その後部を、前記グリップ部1の尖端部1aの中央孔1a1及びグリップ本体1bの前端中央孔1b2に貫通させ、かつこれらの中央孔1a1及び前端中央孔1b2に固定してあり、更にその後端を前記スライド空間1b1側に開口させてある。
このチューブ体3の径は、0.8mmから1.0mm程度の範囲が適当であり、涙道拡張型ブジーは、その範囲の径の、例えば、0.8mm、0.9mm及び1.0mmのチューブ体3の径を有する三種のそれを作成し、順次小径のそれから大径のそれを使用して涙道の拡径治療に用いるのが適当である。なお、該チューブ体3の肉厚は0.2mm程度であり、それ故、チューブ体3の内径は、0.8mm径のそれは0.4mm、0.9mm径のそれは0.5mm、1.0mmのそれは0.6mm程度であることになる。
前記ワイヤ部材4は、特に図3(a)〜(c)に示すように、その先端に頭部体5を備えた針金状の部材である。その径は、前記チューブ体3の径(外径)が0.8mmのとき0.4mm、0.9mmのとき0.5mm、1.0mmのとき0.6mmをそれぞれ僅かに下回る程度とする。材質は、この実施例では、若干の弾力性を備えたステンレススチールを採用した。
先端の頭部体5は、先に述べ、図3(a)〜(c)に示すように、先細り部5aと後細り部5bとからなるものであり、先細り部5aは、より詳細には先に向かって細くなる円錐状の構成であり、この実施例では、縦断面した場合の先細り部5aの後方に向かって開く角度αが60度になるように構成したものである。この角度αは60度に限定されないが、この程度の角度が適当である。後細り部5bの角度βもこの実施例では同様に60度に構成したものである。この角度βも60度に限定されないがこの程度の角度が適当である。なお、この頭部体5もワイヤ部材4と同様にステンレススチールで構成し、この実施例では、ワイヤ部材4と一体に構成した。
このワイヤ部材4は、前記し、図1(a)、(b)、図2(a)、(b)及び図3(b)、(c)に示すように、その後部を除いて、前記チューブ体3中に配置する。該ワイヤ部材4の先端は、初期状態で該チューブ体3の先端とほぼ一致する位置関係とし、該ワイヤ部材4の先端に構成した頭部体5を初期状態で該チューブ体3の前端の直前に位置するように配置する。該ワイヤ部材4の後部は、図1(b)に示すように、該チューブ体3の後端から突出させ、更に前記スライダ2の中央に前後貫通する状態に開口してある貫通孔2bに挿入してあるものである。また該スライダ2の貫通孔2bに挿入したワイヤ部材4の後部中央付近は、図1(b)及び図4に示すように、グリップ部1のグリップ本体1b外からそのねじ用切欠1cを通じて該スライダ2に形成してある雌ねじ部2cに螺合した固定ねじ8で固定してある。該雌ねじ部2cは、該スライダ2の上方から該貫通孔1cに対して逆T字状となる向きで該貫通孔1cに届くまで開口したねじ穴であり、前記固定ねじ8をこの雌ねじ部2cにねじ込むことで、その先端で該貫通孔1cに挿入したワイヤ部材4の後部中央付近を該貫通孔2cの周側に押し付けて固定するものである。
前記ねじ用切欠1cは、図1(b)及び図4に示すように、グリップ本体1bのスライド空間1b1を区画する上部側周壁を切り欠いて構成したものである。図1(a)、(b)、図2(a)、(b)及び図4に示すように、該ねじ用切欠1cの幅方向(スライダ2のスライド方向に直交する方向)の寸法は該固定ねじ8の後記ねじ部8bの直径を僅かに越える程度にし、長さ方向(スライダ2のスライド方向に沿った方向)の寸法はスライダ2のスライドストロークを僅かに越える程度とする。
前記固定ねじ8は、図1(a)、(b)、図2(a)、(b)及び図4に示すように、円板状のつまみ部8aとその下方のねじ部8bとからなり、該ねじ部8bを前記ねじ用切欠1cを通じて前記スライダ2の雌ねじ部2cに螺合し、更に、前記し、図4に示すように、その下端で前記ワイヤ部材4の後部中央を前記貫通孔2bの周側内面に押し付けて固定できる長さ寸法としたものである。
前記操作棒6は、図1(a)、(b)及び図2(a)、(b)に示すように、その長さ方向中央部で前記スライダ2の前記結合用突起2aに固定し、該スライダ2のスライド方向に直交する向きに配した棒状部材であり、その両端部をグリップ本体1bの両側に突出状態にしてあるものである。
前記スライダ2の結合用突起2aとの結合は、特に図1(b)に示すように、該結合用突起2aに、前記操作棒6の中央部に構成した嵌合穴6aを外装固定することにより行う。結合用突起2aと嵌合穴6aとの嵌合状態は、この実施例では、接着剤により固定した。
前記操作棒6の両端は、図1(a)及び図2(a)、(b)に示すように、前記グリップ本体1bの周側部(スライド空間1b1を区画する両側部側周壁)に横長の操作穴1d、1dを開口し、これらを通じて両側に突出させたものである。なお、この操作穴1d、1dは、スライダ2のスライド方向に長く構成したものであり、その長さ方向の寸法は、該スライダ2のスライドストロークを僅かに越えるそれとする。
この実施例の涙道拡張型ブジーは、以上のように構成したものであり、これによれば、これを涙道閉塞の治療に利用する場合は、そのチューブ体3で外装されたワイヤ部材4を該チューブ体3と共にその先端の頭部体5から涙道に挿入して、該涙道の拡径治療操作を容易に行うことができる。
この涙道拡張型ブジーは、例えば、グリップ1のグリップ本体1bを親指と、小指及び薬指とで掴み、人差し指を、親指側に位置する操作棒6の一方側に前側から掛け、中指を薬指側に位置する操作棒6の他方側に前側から掛けた状態で、チューブ体3で外装されたワイヤ部材4をその先端の頭部体5側から涙道に挿入する。
涙道拡張型ブジーは、以上において、操作棒6を後方に引いてはいないので、図1(a)及び図2(a)に示すように、前記スライダ2は、前記コイルバネ7の作用で、前記スライド空間1b1の前部側に位置し、それ故、前記頭部体5はチューブ体3の中には入らず、その直前に位置した状態となっている。従って涙道に該頭部体5側から挿入すると、その先端側には先端に向かって細くなる先細り部5aが形成してあるので、該涙道の内径が、該頭部体5の最大径部及びチューブ体3の外径より小さい場合であっても該頭部体5の先細り部5aが該涙道に対して若干の拡径作用を果たしながら無理なく進入することが可能となるものである。
また涙道にそのように挿入した後は、人差し指及び中指で前記操作棒6を後方に移動させるべく操作して、該操作棒6を、図2(b)に示すように、距離Lだけ後方に移動させると、当然、これに伴って前記スライダ2も距離Lだけ後方に移動し、更にこれに伴って前記ワイヤ部材4も、その先端の頭部体5も距離Lだけ後退することになり、図2(b)及び図3(c)に示すように、該頭部体5が前記チューブ体3の先端部に後退進入することになる。
同図に示すように、該頭部体5が後退すると、該頭部体5は、その後部側の後細り部5bから該チューブ体3の先端部に進入するので、スムーズかつ容易に該チューブ体3の先端部を拡径することができる。こうして該チューブ体3の先端部が拡径されると、当然、これが進入している涙道の該当部位を拡径させることになる。そしてこの涙道の拡径動作は、涙道の、既に進入している部位の拡径であるので、外部から拡径させながら進入する場合より比較的容易に行われ、より確実に涙道の拡径を行うことができるものである。
この後は、前記操作棒6に加えていた人差し指及び中指の力を緩めると、前記コイルバネ7の作用で、スライダ2がスライド空間1b1の前部側に復帰移動し、これに伴ってワイヤ部材4及びその先端の頭部体5も同様に初期位置まで復帰移動する。復帰移動距離は前記距離Lと等距離であり、初期位置は、図1(a)、(b)に示すとおりであり、ワイヤ部材4、チューブ体3及び頭部体5の位置関係のみに関しては、図2(a)及び図3(b)に示すとおりの位置関係である。
このように初期状態に戻した上で、再度、頭部体5、ワイヤ部材4及びチューブ体3をその状態で,更に涙道の奥に進入させ、また前記操作棒6を後退操作し、該チューブ体3の先端部の拡径操作を行う。このサイクルを必要なだけ繰り返して、涙道の全範囲に渡って拡径を完了させる。この後は、一般の技法によりN−Sチューブの挿入等を行うことができる。
本発明の涙道拡張型ブジーは医療機器の製造の分野で利用できる。
1 グリップ部
1a 尖端部
1a1 中央孔
1b グリップ本体
1b1 スライド空間
1b2 前端中央孔
1c ねじ用切欠
1d 操作穴
2 スライダ
2a 結合用突起
2b 貫通孔
2c 雌ねじ部
3 チューブ体
4 ワイヤ部材
5 頭部体
5a 先細り部
5b 後細り部
6 操作棒
6a 嵌合穴
7 コイルバネ
7a 小突起
7b 凹部
8 固定ねじ
8a つまみ部
8b ねじ部
L 距離
α 角度
β 角度

Claims (2)

  1. グリップ部と、
    前記グリップ部内のスライド空間に前後方向スライド自在に配置したスライダと、
    前記グリップ部から前方に延長した弾力性を有するチューブ体と、
    前記スライダに後部を固定しかつ該チューブ体に進退自在に挿入したワイヤ部材と、
    前記チューブ体の先端直前に位置させるべく前記ワイヤ部材の先端に固設した頭部体であって、先端に向かって細くなる先細り部及びその後部から後方に向かって細くなる後細り部からなら頭部体と、
    前記スライダに結合した該スライダ部を前後方向にスライド移動させ、前記ワイヤ部材の先端の頭部体の後細り部をチューブ体内に引き込むべく操作するための操作棒であって、前記グリップ部の一側又は両側に突出する操作棒と、
    で構成され、
    前記スライダに、これを前記グリップ部のスライド空間の前方側に移動させるべく付勢するバネ材を配した涙道拡張型ブジー。
  2. 前記チューブ体をポリテトラフルオロエチレン又はポリプロピレンで構成した請求項1の涙道拡張型ブジー。
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