JP5614788B1 - 力学試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高精度に力学試験することのできる力学試験装置を提供する。【解決手段】第1把持機構(20)は、試験対象をXYZ直交座標空間のX軸方向に変位させるX軸機構(22)と、Y軸方向に変位させるY軸機構(23)と、Z軸方向に変位させるZ軸機構(24)とを備える。第2把持機構(40)は、試験対象をX軸回りのW軸方向に変位させるW軸機構(44)と、Y軸回りのV軸方向に変位させるV軸機構(43)と、Z軸回りのU軸方向に変位させるU軸機構(42)とを備える。U軸機構(42)の回転軸、V軸機構(43)の回転軸およびW軸機構(44)の回転軸が、XYZ直交座標空間の交点Oで交わる。【選択図】図1

Description

本発明は、力学試験装置に適用して有効な技術に関する。
特開2002−286608号公報(以下、特許文献1という。)には、人工関節摩擦摩耗試験機に関する技術が記載されている。
特開2006−71605号公報(以下、特許文献2という。)には、6軸材料試験機に関する技術が記載されている。
特開2002−286608号公報 特開2006−71605号公報
XYZ直交座標空間(三次元空間)中の物体の運動(各軸に対して並進と回転の運動)は6自由度で表すことができ、その場合に発生する6軸の力成分(力およびトルク)はX,Y,Z軸方向の力および各軸回りのモーメントで表すことができる。このため、力学試験装置では、試験対象(物体)に加える力と変位(速度)の関係に基づき、試験対象の力学的特性を評価することができる。
特許文献1,2に記載の技術は、6自由度のパラレルリンク機構を用いて力学的特性を評価するものである。このため、ある1自由度の機構が動くとそれに連動して他の自由度の機構の動きに影響を与えてしまい、各機構が互いに独立した動きを取ることができない。したがって、特許文献1,2に記載の技術では、試験対象に力を加えて試験した結果を高精度に得ることができないものと考えられる。
本発明の目的は、高精度に力学試験することのできる力学試験装置を提供することにある。本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の一実施形態に係る力学試験装置は、第1把持機構および第2把持機構を備え、前記第1把持機構と前記第2把持機構とで試験対象を把持して該試験対象に力を加えて試験する力学試験装置であって、前記第1把持機構は、XYZ直交座標空間のX軸方向に前記試験対象を変位させるX軸機構と、Y軸方向に前記試験対象を変位させるY軸機構と、Z軸方向に前記試験対象を変位させるZ軸機構とを備え、前記第2把持機構は、前記X軸回りのW軸方向に前記試験対象を変位させるW軸機構と、前記Y軸回りのV軸方向に前記試験対象を変位させるV軸機構と、前記Z軸回りのU軸方向に前記試験対象を変位させるU軸機構とを備え、前記U軸機構の回転軸、前記V軸機構の回転軸および前記W軸機構の回転軸が、前記XYZ直交座標空間の一点で交わることを特徴とする。
このように、第1把持機構に直動機構を持たせ、第2把持機構に回動機構を持たせることで、直動系(直交系)と回動系(回転系)とがそれぞれ独立(分離)した構成となる。そして、回動系の各回転軸が交わる交点がXYZ直交座標空間で固定された構成となる。このため、直動系の動き(変位)が回動系の姿勢に影響を与えることはなく、また回動系の動き(変位)が直動系の位置に影響を与えることはない。したがって、高精度に力学試験することができる。
また、前記一実施形態に係る力学試験装置において、前記第1把持機構および第2把持機構を搭載する架台を更に備え、前記第2把持機構は、一端部、他端部および中途部を有する第1アーム部および第2アーム部を備え、前記第1アーム部は、該第1アーム部の中途部で直角となるように曲げられ、該第1アーム部の一端部で前記V軸機構が設けられ、該第1アーム部の他端部で前記U軸機構が設けられ、前記第2アーム部は、該第2アーム部の中途部で直角となるように曲げられ、該第2アーム部の一端部で前記U軸機構が設けられ、該第2アーム部の他端部で前記W軸機構が設けられ、前記第2把持機構は、前記V軸機構、前記U軸機構および前記W軸機構が前記第1アーム部および第2アーム部を介して前記架台上に搭載され、前記第1把持機構は、前記X軸機構、前記Y軸機構および前記Z軸機構が前記架台上にXYZステージとして搭載されることが好ましい。
これによれば、力学試験装置がいわゆる卓上型となって、例えば、試験対象の交換や、試験対象への処置などの作業性を向上させることができる。
また、前記一実施形態に係る力学試験装置において、前記第1アーム部の一端部を中心とし、該第1アーム部の中途部を支持しながら該第1アーム部を回動させるガイド部を更に備えることが好ましい。
これによれば、第1アーム部がその中途部で撓んでしまうのを防止し、第2把持機構の剛性を高めることによって、より高精度に力学試験することができる。
また、前記一実施形態に係る力学試験装置において、前記試験対象として生体関節に力を加えて試験することが好ましい。
生体関節の場合、靱帯などの軟部組織により制限を受けるものの、おおむね6自由度で運動する。回動系の各回転軸が交わる交点が固定された力学試験装置を用いることで、生体関節であってもそれ自体がぶれるのを防止して、高精度に力学試験することができる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次のとおりである。
前記一実施形態によれば、高精度に力学試験することのできる力学試験装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る力学試験装置の模式的正面図である。 図1に示す力学試験装置の模式的左側面図である。 図1に示す力学試験装置の模式的上面図である。 図1に示す力学試験装置の制御関係を説明するためのブロック図である。
以下の本発明における実施形態では、必要な場合に複数のセクションなどに分けて説明するが、原則、それらはお互いに無関係ではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細などの関係にある。このため、全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
また、構成要素の数(個数、数値、量、範囲などを含む)については、特に明示した場合や原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。また、構成要素などの形状に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合などを除き、実質的にその形状などに近似または類似するものなどを含むものとする。
(力学試験装置の構成)
本発明の実施形態に係る力学試験装置10の構成について、主に図1〜図3を参照して説明する。図1〜図3はそれぞれ力学試験装置10の模式的な正面図、左側面図および上面図である。図1〜図3ではXYZ直交座標空間における力学試験装置10を示している。なお、図2では一部(Y軸機構23)を切り欠いた状態、図3では一部(ガイド部12)を透視した状態で示している。
力学試験装置10は、架台11(ベースフレームともいう。)と、架台11に搭載される第1把持機構20および第2把持機構40(ロボットアームともいう。)とを備える。力学試験装置10は、第1把持機構20と第2把持機構40とで試験対象100(ワークともいう。)を把持して試験対象100に力を加えて試験するものである。なお、力学試験装置10を運搬するためのキャスター11Aや、設置時(試験時)に固定するための脚11Bが架台11下に設けられる。
本実施形態では、試験対象100として骨が付いた状態の生体関節(骨と骨とを連結する可動性を有する結合部)を用いる(図3参照)。生体関節は、靱帯などの軟部組織により制限を受けるものの、おおむね6自由度(3つの直交方向の変位および3つの回転方向の変位)で運動する。第1把持機構20では一方の骨側で試験対象100を把持し、第2把持機構40では他方の骨側で試験対象100を把持することとなる。具体的に、第1把持機構20および第2把持機構40は、それぞれ試験対象100を例えば締め付けして把持する把持部21および把持部41(ワークアダプタともいう。)を備える。
第1把持機構20は、X軸機構22(X軸アクチュエータともいう。)と、Y軸機構23(Y軸アクチュエータともいう。)と、Z軸機構24(Z軸アクチュエータともいう。)とを備える。X軸機構22、Y軸機構23およびZ軸機構24はそれぞれXYZ直交座標空間のX軸、Y軸およびZ軸方向(各軸に平行な方向も含む。)に試験対象100を変位させて位置決めする直動機構である。直動機構は、例えば、サーボモータ(エンコーダを含む)と、このサーボモータの回転運動を軸方向の往復運動へ変換するボールねじとを備えていわゆるXYZステージに構成される。
第2把持機構40は、U軸機構42(U軸アクチュエータともいう。)と、V軸機構43(V軸アクチュエータともいう。)と、W軸機構44(W軸アクチュエータともいう。)とを備える。U軸機構42、V軸機構43およびW軸機構44はそれぞれZ軸回りのU軸、Y軸回りのV軸、X軸回りのW軸方向に試験対象100を変位させて姿勢決めする回動機構である。回動機構は、例えば、サーボモータ(エンコーダを含む)を備えて構成される。ここで、本実施形態では、U軸機構42の回転軸、V軸機構43の回転軸およびW軸機構44の回転軸を、XYZ直交座標空間の一点(交点O)で交わらせている。
このように、第1把持機構20に直動機構を持たせ、第2把持機構40に回動機構を持たせることで、直動系(直交系)と回動系(回転系)とがそれぞれ独立(分離)した構成となる。そして、回動系の各回転軸が交わる交点OがXYZ直交座標空間で固定された構成となる。すなわち、力学試験装置10は、交点Oを基準として動きが制約された回動系に、その交点O(試験対象100)で直動系を連結させた構成となる。言い換えると、力学試験装置10は、交点Oを基準として動きが制約された直動系に、その交点O(試験対象100)で回動系を連結させた構成となる。このため、直動系の動き(変位)が回動系の姿勢に影響を与えることはなく、また回動系の動き(変位)が直動系の位置に影響を与えることはない。したがって、試験対象100に対して高精度に力学試験することができる。また、第1把持機構20と第2把持機構40とを分離し、第1把持機構20として直動系をまとめ、第2把持機構40として回動系をまとめることで、力学試験装置10全体としてコンパクト化することができる。
ところで、特許文献1に記載のような6自由度のパラレルリンク機構では、各機構が独立した動きを取ることができないため、可動範囲が限られてしまう。特に回動機構は直動機構(伸縮機構)同士が干渉しないところまでという制約を受けてしまう。この制約を考慮して、特許文献1に記載の技術では、付加回転機構を設けている。さらに、特許文献1に記載の技術では、試験対象に力を滑らかに加えるために、空圧シリンダによるサーボ加圧機構を設けて、空気のクッション作用を利用している。すなわち、特許文献1に記載の技術は、複雑な8軸機構で実現されていることとなる。なお、特許文献1には、サーボ加圧機構の駆動源として油圧シリンダやサーボモータを用いると不具合が生じてしまうことが記載されている。
この点、本実施形態に係る力学試験装置10では、直動系(3軸)と回動系(3軸)とがそれぞれ第1把持機構20と第2把持機構40とで独立(分離)とされ、回動系の各回転軸が交わる交点Oが固定された構成となっている。この力学試験装置10では、試験対象100としての生体関節の関節角度を大きく変化させて試験を行うことができるが、そのとき関節にかかる力を所定の値に制御(すなわち、力制御)しながら各機構を動かすこととなる。各機構が動いて変位が生じれば当然に力が生じるが、特に生体関節に対しては、その変位は僅かであるので、力の変化も少なく力制御を滑らかに行うことができる。すなわち、試験対象100が生体関節であっても、それ自体がぶれるのを防止して、高精度に力学試験を行うことができる。
また、力学試験においては、試験を繰り返しても同じ結果を得る再現性が重要であるが、再現性を確保するためには自由度が制約されている方がより精度の高い再現試験を行うことができる。この点、本実施形態に係る力学試験装置10では、直動系(3軸)の中で動きが制約され、また回動系(3軸)の中でも動きが制約された構成となっている。すなわち、力学試験装置10によれば、パラレルリンク機構のように6軸で自由度が制約されているものよりも、精度の高い再現試験を行うことができる。
このような力学試験装置10において、第1把持機構20は、Z軸機構24、X軸機構22およびY軸機構23が架台11上にXYZステージとして搭載されている。また、第2把持機構40は、V軸機構43、U軸機構42およびW軸機構44が第1アーム部45および第2アーム部46を介して架台11上に搭載されている。以下では、第2把持機構40の構成について具体的に説明する。
第2把持機構40は、一端部45a、他端部45bおよび中途部45cを有する第1アーム部45と、一端部46a、他端部46bおよび中途部46cを有する第2アーム部46とを備える。第1アーム部45は、図1に示すように、中途部45cで直角となるように曲げられ、一端部45aでV軸機構43が設けられ、他端部45bでU軸機構42が設けられる。第2アーム部46は、図3に示すように、中途部46cで直角となるように曲げられ、一端部46aでU軸機構42が設けられ、他端部46bでW軸機構44が設けられる。
このように、架台11上に第1把持機構20および第2把持機構40を搭載させることで、力学試験装置10がいわゆる卓上型となって、例えば、試験対象100の交換や、試験対象100への処置などの作業性を向上させることができる。
更に、力学試験装置10は、第1アーム部45の一端部45a(すなわち、V軸機構43の回転軸)を中心とし、中途部45cを支持しながら第1アーム部45を回動させるガイド部12を備える。本実施形態では、ガイド部12は、図3に示すように、レール12A,12Bと、ブロック12C,12Dとを備え、ブロック内の無限循環する鋼球がレールの転動面を挟みながらスライドし曲げモーメントM(図1参照)に対する剛性を高める。レール12A,12Bは、V軸機構43の回転軸を中心に並んで弧を描くように架台11上に設けられ、内側がレール12Aとなり、外側がレール12Bとなる。レール12A,12Bと対をなすブロック12C,12Dは、第1アーム部45の中途部45c下に設けられ、レール12上をブロック12Cがスライドし、レール12B上をブロック12Dがスライドする。
このガイド部12によれば、V軸機構43の回動を確保しながら第1アーム部45がその中途部45cで撓んでしまうのを防止することができる。すなわち、第1アーム部45を備える第2把持機構40であっても、剛性を高めることができ、より高精度に力学試験することができる。
(力学試験装置の制御方法)
本発明の実施形態に係る力学試験装置10の制御方法について、主に図4を参照して説明する。図4は力学試験装置10の制御関係を説明するためのブロック図である。
力学試験装置10は、パソコン60と、リアルタイムコントローラ61と、サーボドライバ62と、サーボモータ63と、6軸センサ64とを備える。パソコン60、リアルタイムコントローラ61、およびサーボドライバ62は、例えば、架台11の内部に設けられる。また、サーボモータ63は、第1把持機構20(X軸機構22、Y軸機構23、Z軸機構24)および第2把持機構40(U軸機構42、V軸機構43、W軸機構44)の駆動源として設けられる。また、6軸センサ64(例えば、半導体ひずみゲージ)は、図3に示すように、第2把持機構40の把持部41に設けられる。具体的には、把持部41と第2アーム部46の他端部46bに設けられたW軸機構44との間に、6軸センサ64が設けられる。なお、6軸センサ64は、第1把持機構20の把持部21に設けられてもよい。
パソコン60とリアルタイムコントローラ61とは電気的に接続される。また、リアルタイムコントローラ61とサーボドライバ62とは電気的に接続される。また、サーボドライバ62とサーボモータ63とは電気的に接続される。また、サーボモータ63の駆動により第1把持機構20および第2把持機構40から試験対象100へ力が加えられる。また、試験対象100に加わる力は6軸センサ64で検出される。そして、6軸センサ64とリアルタイムコントローラ61とは電気的に接続される。
パソコン60は、ユーザインターフェース処理を行い、リアルタイムコントローラ61との間でデータのやり取りを行う。また、リアルタイムコントローラ61は、試験対象100に加わる力と試験対象100の姿勢を制御し、サーボドライバ62に対して速度指令や位置指令を行う。また、リアルタイムコントローラ61は、6軸センサ64から試験対象100に加わっている力(アナログ値)を計算し制御を行う。また、リアルタイムコントローラ61は、サーボモータ63の位置により試験対象100の姿勢を計算し制御を行う。サーボドライバ62は、リアルタイムコントローラ61からの指令に従い、サーボモータ63の位置と速度の制御を行う。また、サーボモータ63は、サーボドライバ62の指令に従い、第1把持機構20および第2把持機構40(ロボットアーム)を動かす。そして、6軸センサ64は、試験対象100に加わる力を検出する。
前述したように、力学試験装置10は、位置決めを行う直動系の第1把持機構20と、姿勢決めを行う回動系の第2把持機構40とを独立(分離)させた構成である。このため、第1把持機構20は、第2把持機構40の動きの影響を受けずに試験対象100に力を加えることができる。また、第2把持機構40は、第1把持機構20の動きの影響を受けずに試験対象100に力を加えることができる。このため、力学試験装置10は、6軸センサ64を介して試験対象100に加えられた力を高精度に検出することができる。すなわち、力学試験装置10は、高精度に力学試験することができる。
また、力学試験装置10では、回動系の第2把持機構40の各回転軸が交わる交点Oが固定されるため、計算処理が容易となり、また処理速度が高速となる。
以上、本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施形態では、第1把持機構および第2把持機構を架台上に設けて卓上型とした場合について説明した。これに限らず、第1把持機構および第2把持機構を剛性が確保されたフレーム内に設けることができる。
また、他の実施形態として、中途部が架台に接することなく、V軸機構の回転軸で第1アーム部を回転させる構成も考えられる。この点、前記実施形態のように、第1アーム部の中途部がガイド部で支持される構成とすることで、第1アーム部がその中途部で撓んでしまうのを防止し、第2把持機構の剛性を高めることができる。
また、例えば、前記実施形態では、試験対象として生体関節に適用した場合について説明した。これに限らず、脊髄などの生体材料やその人工材料、および6軸の力と変位の関係に基づいて強度などの力学的特性(機械的特性)で評価を受ける材料(構造物)にも適用することができる。
10:力学試験装置、 11:架台、 11A:キャスター、 11B:脚、
12:ガイド部、 12A,12B:レール、 12C,12D:ブロック、
20:第1把持機構、 21:把持部、 22:X軸機構、 23:Y軸機構、
24:Z軸機構、 40:第2把持機構、 41:把持部、 42:U軸機構、
43:V軸機構、 44:W軸機構、 45:第1アーム部、 45a:一端部、
45b:他端部、 45c:中途部、 46:第2アーム部、 46a:一端部、
46b:他端部、 46c:中途部、 60:パソコン、
61:リアルタイムコントローラ、 62:サーボドライバ、 63:サーボモータ、
64:6軸センサ、 100:試験対象。

Claims (3)

  1. 第1把持機構および第2把持機構を備え、前記第1把持機構と前記第2把持機構とで試験対象を把持して該試験対象に力を加えて試験する力学試験装置であって、
    前記第1把持機構は、
    XYZ直交座標空間のX軸方向に前記試験対象を変位させるX軸機構と、
    Y軸方向に前記試験対象を変位させるY軸機構と、
    Z軸方向に前記試験対象を変位させるZ軸機構とを備え、
    前記第2把持機構は、
    前記X軸回りのW軸方向に前記試験対象を変位させるW軸機構と、
    前記Y軸回りのV軸方向に前記試験対象を変位させるV軸機構と、
    前記Z軸回りのU軸方向に前記試験対象を変位させるU軸機構とを備え、
    前記U軸機構の回転軸、前記V軸機構の回転軸および前記W軸機構の回転軸が、前記XYZ直交座標空間の一点で交わり、
    前記第1把持機構および第2把持機構を搭載する架台を更に備え、
    前記第2把持機構は、一端部、他端部および中途部を有する第1アーム部および第2アーム部を備え、
    前記第1アーム部は、該第1アーム部の中途部で直角となるように曲げられ、該第1アーム部の一端部で前記V軸機構が設けられ、該第1アーム部の他端部で前記U軸機構が設けられ、
    前記第2アーム部は、該第2アーム部の中途部で直角となるように曲げられ、該第2アーム部の一端部で前記U軸機構が設けられ、該第2アーム部の他端部で前記W軸機構が設けられ、
    前記第2把持機構は、前記V軸機構、前記U軸機構および前記W軸機構が前記第1アーム部および第2アーム部を介して前記架台上に搭載され、
    前記第1把持機構は、前記X軸機構、前記Y軸機構および前記Z軸機構が前記架台上にXYZステージとして搭載されることを特徴とする力学試験装置。
  2. 請求項記載の力学試験装置において、
    前記第1アーム部の一端部を中心とし、該第1アーム部の中途部を支持しながら該第1アーム部を回動させるガイド部を更に備えることを特徴とする力学試験装置。
  3. 請求項1または2記載の力学試験装置において、
    前記試験対象として生体関節に力を加えて試験することを特徴とする力学試験装置。
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