JP5613280B2 - ダストカバー - Google Patents

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Description

本発明は、サスペンション機構においてショックアブソーバのピストンロッドを覆うダストカバーに係り、特に上下両端部がショックアブソーバに取り付けられる樹脂製のダストカバーに関するものである。
従来から、自動車のサスペンション機構において、ショックアブソーバのピストンロッドを覆うように外挿装着されるダストカバーが知られている。このダストカバーは、山部と谷部を連設した蛇腹筒部を備えており、例えば、特開2003−72338号公報(特許文献1)に示されているように、ゴム弾性体によってスプリングシートと一体形成されており、上端部がピストンロッドに取り付けられている。
ところで、ダストカバーは、特許文献1に示された上端部だけがピストンロッドに取り付けられる構造の他に、異物の下方からの侵入を防ぐ目的で、特開平10−331897号公報(特許文献2)に示されているように、上端部がピストンロッドに取り付けられると共に、下端部がシリンダに取り付けられる構造も、採用され得る。特許文献2では、シリンダから外周側に突出する係止爪が、ダストカバーの下端部において内周面に開口する周溝に嵌め入れられて係止されることにより、ダストカバーの下端部がシリンダに取り付けられるようになっている。
また、ダストカバーの上下両側をショックアブソーバに取り付ける場合には、ダストカバーに軸方向の引張荷重が入力され得ることから、ゴム弾性体で形成されたダストカバーでは、耐久性が不充分になるおそれがある。そこで、特開2007−32732号公報(特許文献3)等に開示されている樹脂製のダストカバーも、採用が検討されている。
しかしながら、ゴムに比べて伸縮性に乏しい樹脂製のダストカバーに対してシリンダの係止爪を簡単に嵌入可能とするためには、係止爪の突出寸法をダストカバーの下端部の開口径に対して比較的に小さく設定する必要があり、係止爪がダストカバーから抜け易くなってしまう。一方、係止爪のダストカバーからの抜けを防止しようとすると、係止爪の突出寸法をダストカバーの下端部の開口径に対して充分に大きく設定する必要が生じて、係止爪をダストカバーの下端部に嵌め入れ難くなるという問題があった。
特開2003−72338号公報 特開平10−331897号公報 特開2007−32732号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、シリンダの係止爪をダストカバーに容易に嵌入可能であると共に、嵌入された係止爪がダストカバーから抜けるのを防止できる、新規な構造のダストカバーを提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。
本発明の第一の態様は、山部と谷部を連設した蛇腹筒部を有しており、該蛇腹筒部がサスペンション機構を構成するショックアブソーバのピストンロッドに外挿されるようになっていると共に、該蛇腹筒部の軸方向両側が該ショックアブソーバの該ピストンロッドとシリンダとの各一方に取り付けられるようにされている樹脂製のダストカバーにおいて、前記蛇腹筒部の軸方向一端側には嵌合筒部が設けられていると共に、該嵌合筒部には内周面に開口する周溝が形成されており、前記シリンダから外周側に突出する係止爪が該周溝に対して該嵌合筒部の開口部から嵌め入れられるようになっている一方、該嵌合筒部において外周側へ突出して内周側へ開口する山形断面をもって軸方向に延びる屈曲部を形成し、該屈曲部の周方向への弾性的な拡開変形により該嵌合筒部が実質的に拡径されるようにしたことを、特徴とする。
このような第一の態様に従う構造とされたダストカバーによれば、周長の変化が制限される樹脂製のダストカバーにおいて、嵌合筒部の実質的な拡径が屈曲部の周方向への拡開変形によって実現される。それ故、シリンダから突出する係止爪を嵌合筒部の周溝に嵌め入れる際に、嵌合筒部の拡径によって嵌入作業が容易になる。しかも、屈曲部が周方向で弾性的に拡開変形することから、係止爪の周溝への嵌入れ完了後には屈曲部の拡開変形が低減乃至は解除されて、周溝に対して係止爪が軸方向に係止されることで、係止爪の嵌合筒部からの抜けが回避される。
本発明の第二の態様は、第一の態様に記載されたダストカバーにおいて、前記嵌合筒部の周方向で互いに離隔して前記屈曲部が複数設けられているものである。
第二の態様によれば、複数の屈曲部がそれぞれ周方向に拡開変形することで、各屈曲部が比較的に小さくても嵌合筒部の内径の変化を大きく得ることができて、小径の嵌合筒部でも係止爪の周溝への嵌入れを容易に行うことができる。
なお、3つ以上の屈曲部を嵌合筒部の周上で分散して設けることにより、各屈曲部の周方向での拡開変形に対して嵌合筒部の実質的な拡径が周上でバランス良く生じることから、嵌合筒部の歪な変形が防止されて、周溝に対する係止爪の嵌入れをよりスムーズに行うことができる。
本発明の第三の態様は、第二の態様に記載されたダストカバーであって、複数の前記屈曲部において、それぞれの内周側への開口幅が略同じに設定されているものである。
第三の態様によれば、周溝に嵌め入れられた係止爪が特定の屈曲部に入り込んで抜け易くなるのを防いで、係止爪が周溝に対して全周に亘って軸方向で係止されて、シリンダに対してダストカバーの軸方向一端部が安定して保持される。
本発明の第四の態様は、第二又は第三の態様に記載されたダストカバーであって、前記屈曲部として、外周側への突出寸法が大きい主変形部と、外周側への突出寸法が小さい副変形部とが設けられているものである。
第四の態様によれば、嵌合筒部の拡径が主として主変形部の周方向への拡開変形で生じると共に、副変形部の周方向への拡開変形で嵌合筒部が補助的に拡径されることで、主変形部を変形し難くできることから、係止爪の嵌入時に拡径による嵌め入れ易さを充分に得ながら、嵌入後には係止爪の周溝からの抜けを防ぐことができる。特に、主変形部において周方向での弾性的な拡開変形が小さな力で容易に生じると共に、副変形部において周方向での弾性的な拡開変形が主変形部よりも大きな力で生じるように設定することで、係止爪の周溝への嵌め入れ易さを確保しながら、周溝への嵌め入れ後に係止爪の抜けを有利に防ぐことができる。
なお、突出寸法の大きい主変形部において突出先端部分の角度を小さく設定すると共に、突出寸法の小さい副変形部において突出先端部分の角度を大きく設定することにより、内周側への開口幅を略同じにすることもできる。
本発明の第五の態様は、第一〜第四の何れか1つの態様に記載されたダストカバーにおいて、前記蛇腹筒部の軸方向端部の傾斜面から前記屈曲部が軸方向に延び出した状態で、該屈曲部が該蛇腹筒部とつながって形成されているものである。
第五の態様によれば、屈曲部が蛇腹筒部と嵌合筒部の接続部分を補強するリブとしても機能することから、ダストカバーの収縮時に蛇腹筒部に対して嵌合筒部が入り込む等の歪な変形を防ぐことができて、形状の安定化が図られる。
本発明の第六の態様は、第一〜第五の何れか1つの態様に記載されたダストカバーにおいて、前記屈曲部が前記嵌合筒部の径方向に突出していると共に、該屈曲部の周方向両側部分が互いに突出方向を対称面とする面対称形状とされているものである。
第六の態様によれば、屈曲部の周方向への拡開変形が周方向両側に略同量ずつ生じて、嵌合筒部の拡径が、歪な変形を生じることなく、周上でバランス良く生ぜしめられる。
本発明の第七の態様は、第一〜第六の何れか1つ態様に記載されたダストカバーであって、前記嵌合筒部が、径方向で互いに型割りされる複数の分割金型を用いてブロー成形されたものであり、前記屈曲部の外周面が何れも型割り方向でアンダーカットにならない傾斜角度をもって形成されているものである。
第七の態様によれば、外周側に突出する屈曲部を備えた嵌合筒部であっても、アンダーカットによって分割金型の取り外しが困難になる等の不具合を生じることなく、ブロー成形によって形成することが可能である。また、ブロー成形では、屈曲部が外周側に行くに従って薄肉となることから、屈曲部が周方向の弾性的な拡開変形を生じ易くなって、係止爪の周溝への嵌め入れが容易になる。
本発明の第八の態様は、第一〜第七の何れか1つの態様に記載されたダストカバーであって、前記係止爪が該嵌合筒部の開口部に対する嵌入方向先端側に向かって次第に内周側に傾斜するテーパ形状とされているものである。
第八の態様によれば、係止爪がテーパ形状とされることにより、係止爪を嵌合筒部の開口部から挿入する際には、係止爪の傾斜外周面の案内作用によって、係止爪を周溝に嵌め入れ易くなっている。一方、周溝に対して係止爪が嵌め入れられた後では、外周側に位置する係止爪の先端が周溝の壁内面に対して軸方向に係止されることで、周溝に対する係止爪の抜けが防止される。
本発明によれば、蛇腹筒部の軸方向一端側に設けられた嵌合筒部の周上に屈曲部が形成されており、屈曲部の周方向への拡開変形によって嵌合筒部が実質的に拡径されるようになっている。それ故、樹脂で形成されたダストカバーにおいて、嵌合筒部の内周面に開口する周溝に対して、シリンダから突出する係止爪を嵌め入れ易くなって、ダストカバーをシリンダに対して取り付けることができる。しかも、屈曲部が弾性的に拡開変形することから、周溝に対して係止爪が嵌め入れられた状態では、屈曲部の拡開変形が低減乃至は解除されて、周溝から係止爪が抜けるのを防ぐことができる。
本発明の一態様としてのダストカバーを、サスペンション機構への装着状態で示す縦断面図。 図1のダストカバーを示す斜視図。 図2に示されたダストカバーの平面図。 図2のIV−IV断面図。 図2に示されたダストカバーの底面図。 図2に示されたダストカバーの要部を拡大して示す横断面図。 図2に示されたダストカバーの別の要部を拡大して示す横断面図。 図2に示されたダストカバーの成形状態を説明する横断面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明の一実施形態としてのダストカバー10が、自動車のサスペンション機構12に装着された状態で示されている。なお、以下の説明において、上下方向とは、原則として、図1中の上下方向を言う。
より詳細には、ダストカバー10は、図2〜図4に示すように、全体として薄肉の筒状とされており、合成樹脂によって形成されている。ダストカバー10を形成する合成樹脂は、特に限定されるものではないが、本実施形態では、例えば熱可塑性樹脂としてのポリプロピレン(PP)にエチレン・プロピレンゴム(EPDM)を混合して分散化させたものが、耐候性や成形性等に優れることから採用されている。尤も、熱可塑性樹脂で形成する場合には、例えばポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂等といった各種の熱可塑性エラストマーが何れも採用され得る。
また、ダストカバー10の成形方法としては、インジェクション成形も採用可能であるが、ブロー成形が好適に採用される。ブロー成形を採用することにより、後述する主変形部46および副変形部48の外周端部が薄肉になって、周方向での拡開変形をより簡単に生ぜしめることができる。
また、ダストカバー10は、軸方向の中間部分に蛇腹筒部14を備えている。蛇腹筒部14は、外周側に凸の略横転V字断面で全周に連続する山部16と、外周側に凹の略横転V字断面で全周に連続する谷部18,20とが、軸方向上下で交互に連設されて各複数が設けられた構造とされている。また、大谷部18と、大谷部18よりも深さ寸法の小さい中谷部20とが、山部16を挟んだ各一方側に形成されており、大谷部18と中谷部20が上下方向で交互に設けられると共に、それら大谷部18の内周端と中谷部20の内周端とが径方向でずれて位置せしめられている。
さらに、山部16の外周端部分には、外周側に開口する小谷部22が形成されている。小谷部22は、外周側に凹の略横転V字断面で全周に連続しており、大谷部18および中谷部20よりも狭幅且つ浅底とされている。
そして、蛇腹筒部14は、山部16の外周端の角度と、谷部18,20の内周端の角度とが、それぞれ変化することで、軸方向上下に伸縮可能とされている。更に、本実施形態では、山部16の外周部分に小谷部22が形成されており、軸方向で伸縮可能な長さの範囲がより大きく確保されている。また、大谷部18と中谷部20と小谷部22がそれぞれ互いに異なる深さで形成されて、内周端が径方向で互いにずれて位置せしめられていることから、それら谷部18,20,26の内周端が軸方向で重なり合うのが回避されて、蛇腹筒部14の最収縮状態での軸方向寸法が小さくされている。
また、ダストカバー10における蛇腹筒部14の軸方向上方には、係合用筒部24が設けられている。係合用筒部24は、全体として略円筒形状とされていると共に、下端部には外周側に突出する鍔部26が一体で形成されて、蛇腹筒部14の上端に連設されている。
さらに、係合用筒部24には、係合溝28が形成されている。係合溝28は、外周面に開口して周方向に所定の長さで延びる凹溝であって、係合用筒部24の周上の3箇所に分割状態でそれぞれ独立した分割係合溝として設けられている。なお、係合溝28は、軸方向上側の壁部が係合用筒部24の上端部分において外周側に突出する上壁部30で構成されていると共に、軸方向下側の壁部が鍔部26で構成されている。
更にまた、係合溝28の周方向一方の端部には、当接部32が形成されている。当接部32は、上壁部30と略同じ寸法で外周側に突出しており、軸方向上下に延びて軸方向両端部が上壁部30と鍔部26に接続されている。これにより、係合溝28は、周方向一方の端部が、上壁部30と鍔部26と当接部32とによって囲まれた袋小路状とされている。
さらに、係合溝28内には、乗越突部34が形成されている。この乗越突部34は、係合溝28の周方向他方の端部付近において、係合溝28の底壁部から外周側に突出しており、上壁部30と鍔部26の間で上下に延びている。更にまた、図8に示すように、乗越突部34は、外周側への突出寸法が当接部32よりも小さくされており、係合溝28が乗越突部34の形成部分で部分的に浅底とされていると共に、係合溝28の周方向他方の端部が、乗越突部34で閉塞されることなく周方向に開口している。
さらに、各係合溝28の周方向他方の端部開口は、差入溝36に連通されている。差入溝36は、係合用筒部24の外周面に開口しており、係合溝28の周方向他端側から上方に向かって延びている。更にまた、差入溝36は、係合用筒部24の周上において、周方向で隣り合う係合溝28,32の周方向間に形成されており、各差入溝36が係合用筒部24の周上で部分的に形成されている。
一方、蛇腹筒部14の軸方向一端側(下側)には、嵌合筒部38が形成されている。嵌合筒部38は、略円筒形状とされており、軸方向の中間部分において内周面に開口する周溝40が形成されている。この周溝40は、上側の側壁部が外周側に向かって下傾していると共に、下側の側壁部が略軸直角方向に広がっている。更に、周溝40の下方には、下方に向かって次第に大径となるテーパ筒部42が設けられて、その上端部が周溝40の下側側壁部の開口端部に接続されている。これにより、テーパ筒部42で構成された嵌合筒部38の下端開口部は、周溝40の内周開口縁部よりも外周側に位置している。
さらに、嵌合筒部38の周上には、図5に示すように、屈曲部としての主変形部46と副変形部48がそれぞれ複数形成されている。主変形部46および副変形部48は、何れも、外周側へ突出して内周側へ開口する山形断面をもって、軸方向に略直線的に延びており、周方向で互いに離隔して分散配置されている。本実施形態では、4つの主変形部46,46,46,46が周上で略均等に配置されていると共に、周方向で隣り合って配置された主変形部46,46の周方向間の中央部分に、それぞれ副変形部48が配置されている。なお、複数の屈曲部(本実施形態では主変形部46と副変形部48)を設ける場合には、周方向で半周以上の領域に亘って周方向に離隔して配置されることが望ましい。
主変形部46は、嵌合筒部38の周上において、図5中の上下および左右に向かって径方向外方に突出するように形成されており、図6に示すように、本実施形態では周方向両側の面が主変形部46の突出方向に対して傾斜する第一傾斜平板部50,50で構成されている。更に、周方向両側の第一傾斜平板部50,50は、外周側に向かって次第に接近するように相対的に傾斜しており、それら第一傾斜平板部50,50の相対的な傾斜角度、換言すれば主変形部46の突出先端の角度:θ1 が、90度よりも小さくされている。更にまた、第一傾斜平板部50,50は、外周側の端部において、外周側に凸となる略円弧状の横断面形状を呈する第一先端部52によって、相互に連結されて一体とされている。このような構造とされた主変形部46は、突出方向および軸方向で広がる面(図6中の一点鎖線)に対する略面対称形状とされている。
副変形部48は、図5に示すように、周方向で隣り合う主変形部46,50の周方向間の中央部分において、径方向外方に向かって突出するように形成されており、図7に示すように、周方向両側の面が副変形部48の突出方向に対して傾斜する第二傾斜平板部54,54で構成されている。第二傾斜平板部54,54は、第一傾斜平板部50,50と同様に、外周側に向かって次第に接近するように相対的に傾斜しており、それら第二傾斜平板部54,54の相対的な傾斜角度、換言すれば、副変形部48の突出先端の角度:θ2 が、90度以上且つ180度未満に設定されている。更にまた、第二傾斜平板部54,54は、外周側の端部において、外周側に凸となる略円弧状の横断面形状を呈する第二先端部56によって、相互に連結されて一体とされている。このような構造とされた副変形部48は、突出方向および軸方向で広がる面(図7中の一点鎖線)に対する略面対称形状とされている。
さらに、主変形部46の外周側への突出寸法:h1 が、副変形部48の外周側への突出寸法:h2 よりも大きくされている。好適には、主変形部46の突出先端の角度:θ1 が、副変形部48の突出先端の角度:θ2 よりも小さくされていることによって、主変形部46の内周側への開口幅:w1 と、副変形部48の内周側への開口幅:w2 とが、略同じになるように、θ1 ,θ2 ,h1 ,h2 が設定されている。
そして、主変形部46と副変形部48が周方向で弾性的に拡開変形することにより、主変形部46と副変形部48を周方向に外れた嵌合筒部38の小径部分において内径寸法が大きくなって、嵌合筒部38が実質的に拡径されるようになっている。特に、外周側への突出寸法が大きく設定された主変形部46では、周方向での拡開変形による内周側開口の周方向寸法の変化量が、副変形部48よりも大きく許容されることから、嵌合筒部38の実質的な拡径が主として主変形部46の変形によって実現される。更に、副変形部48も周方向での拡開変形を生じることから、嵌合筒部38が補助的に拡径されて、嵌合筒部38の実質的な径寸法の変化がより大きく許容される。
また、図2に示すように、主変形部46と副変形部48は、何れも蛇腹筒部14の軸方向下端部の傾斜面57から軸方向下方に延び出した状態で、それらの上端が蛇腹筒部14と繋がって形成されている。これにより、蛇腹筒部14と嵌合筒部38との接続部分の変形が、主変形部46と副変形部48が補強リブとして機能することで制限されて、ダストカバー10の歪な変形とそれに伴う耐久性の低下を防ぐことができる。
ところで、ダストカバー10は左右の分割金型58,60を用いたブロー成形によって形成されており、主変形部46と副変形部48は、嵌合筒部38の成形時に用いられる分割金型58,60の型割り方向に対して、特定の向きと形状で形成されている。なお、以下では、図8に示すように、分割金型58,60の型割り方向を左右方向として説明する。
すなわち、先端角が鋭角とされた4つの主変形部46,46,46,46は、突出先端に向かって周方向で狭幅とされていると共に、分割金型58,60の型割り方向に対して平行または直交して突出するように形成されている。従って、主変形部46,46,46,46の外周面は、何れも、全体が分割金型58,60の型割り方向でアンダーカットにならない傾斜角度をもって形成されている。
一方、先端角が直角または鈍角とされた4つの副変形部48,48,48,48は、分割金型58,60の型割り方向に対して傾斜して突出している。本実施形態では、副変形部48の先端角の大きさ:θ2 が90度とされていると共に、副変形部48の突出方向が、分割金型58,60の型割り方向に対して±45度だけ傾斜した方向とされている。これにより、各副変形部48における第二傾斜平板部54,54の何れか一方が分割金型58,60の型割り方向に対して平行に広がっていると共に、何れか他方が分割金型58,60の型割り方向に対して直交して広がっている。従って、副変形部48,48,48,48の外周面は、何れも、全体が分割金型58,60の型割り方向でアンダーカットにならない傾斜角度をもって形成されている。
このように、各主変形部46の突出方向が分割金型58,60の型割り方向に対して位置決めされていることで、主変形部46の突出寸法を大きく設定して、嵌合筒部38の実質的な拡径量を大きく確保することができる。更に、分割金型58,60の型割り方向に対する各副変形部48の突出方向と、各副変形部48の先端角の大きさ:θ2 とが、それぞれ適当に設定されることで、副変形部48においてもアンダーカットが回避されて、嵌合筒部38の実質的な拡径量をより大きく確保することができる。
このような構造とされたダストカバー10は、図1に示すように、上端部がアッパインシュレータ62に取り付けられている。アッパインシュレータ62は、ゴム弾性体で形成された環状体であって、略円環板形状とされたスプリング受部64の内周端部から下方に突出する筒状部66が一体で形成されている。更に、筒状部66の下端部には、硬質の環状拘束部68が設けられており、環状拘束部68の周上の複数箇所には、内周側に突出する複数の係止突部70が一体形成されている。
そして、アッパインシュレータ62に設けられた係止突部70をダストカバー10の差入溝36に対して周方向で位置決めした状態で、アッパインシュレータ62にダストカバー10の係合用筒部24を内挿して、係止突部70を差入溝36に対して軸方向に挿入する。その後、アッパインシュレータ62に対してダストカバー10を周方向に相対回転させて、係止突部70を差入溝36から係合溝28に挿し入れることにより、係止突部70が係合溝28に対して軸方向で係止される。これにより、ダストカバー10の上端部がアッパインシュレータ62の内周側に組み付けられて支持されており、もって、本実施形態のダストカバー組立体が構成されている。
このダストカバー組立体は、図1に示すように、自動車のサスペンション機構12に取り付けられる。即ち、ダストカバー10の蛇腹筒部14が、サスペンション機構12を構成するショックアブソーバ72のピストンロッド74を取り囲むように外挿されると共に、アッパインシュレータ62が、ピストンロッド74に取り付けられる図示しないスプリングシート金具に重ね合わされる。更に、アッパインシュレータ62のスプリング受部64にはサスペンション機構12を構成するコイルスプリング76の上端部が下方から押し当てられており、コイルスプリング76の上端部がアッパインシュレータ62によって支持されていると共に、コイルスプリング76の弾性によってアッパインシュレータ62がスプリングシート金具に押し付けられている。なお、コイルスプリング76の下端部は、ショックアブソーバ72のシリンダ78に固設されたスプリング受金具80によって支持されている。
一方、ダストカバー10の下端部は、シリンダ78に取り付けられる。即ち、シリンダ78の上端部に取り付けられるシリンダキャップ82には、ダストカバー10における嵌合筒部38の周溝40に嵌め入れられる係止爪84が形成されている。係止爪84は、逆向きの略有底円筒形状を呈するシリンダキャップ82の下端開口部に一体形成されて、外周側に向かって突出していると共に、本実施形態では外周側に向かって次第に下傾するテーパ筒形状とされている。なお、本実施形態の係止爪84は、全周に亘って連続的に設けられているが、周上で部分的に設けられていても良い。
そして、ダストカバー10の下端部である嵌合筒部38が、ショックアブソーバ72のシリンダ78に外挿されて、シリンダキャップ82の係止爪84が嵌合筒部38の周溝40に嵌入される。これにより、シリンダキャップ82の係止爪84が嵌合筒部38の周溝40に対して軸方向で係止されて、ダストカバー10の下端部がシリンダ78に対して取り付けられるようになっている。以上により、ダストカバー10における蛇腹筒部14の軸方向両側が、ショックアブソーバ72を構成するピストンロッド74とシリンダ78の各一方に取り付けられるようになっている。なお、係止爪84は周溝40に対して隙間を持って嵌め入れられている。
ここにおいて、係止爪84は、突出先端が周溝40の内周開口縁部よりも外周側まで突出しており、テーパ筒部42の傾斜内周面に案内されて嵌合筒部38を押し広げながら周溝40に嵌め入れられるようになっている。即ち、テーパ筒部42の下側開口部から嵌合筒部38に対して係止爪84が挿し入れられると、周上で主変形部46および副変形部48を外れた部分において、テーパ筒部42の傾斜内周面に対して係止爪84の傾斜外周面が押し当てられる。これにより、主変形部46および副変形部48を周方向に外れた嵌合筒部38の小径部分には、嵌合筒部38に対する係止爪84の軸方向への嵌入に際して、係止爪84の当接による径方向外向きの力が作用して、嵌合筒部38の小径部分は、作用する径方向外向きの力によって外周側に変位しようとする。
ところが、合成樹脂製のダストカバー10であることから、テーパ筒部42を備えた嵌合筒部38は、ゴム製の場合よりも許容される周長の変化量が小さく、嵌合筒部38の小径部分が周長の変化による外周側への変位を制限されている。そこで、ダストカバー10では、嵌合筒部38の周上に設けられた各主変形部46および各副変形部48の周方向への弾性的な拡開変形、換言すれば、それら各主変形部46および副変形部48の先端角度:θ1 ,θ2 の拡大によって、嵌合筒部38の小径部分が外周側への変位を許容されている。これにより、嵌合筒部38の小径部分での内径寸法が、嵌合筒部38の周長の変化を要することなく大きくなって、嵌合筒部38が実質的に拡径されるようになっている。
このようにして嵌合筒部38が実質的に拡径されることにより、嵌合筒部38に対する係止爪84の挿入が容易になって、嵌合筒部38の周溝40に対して係止爪84が嵌め入れられることにより、ダストカバー10の下端部がシリンダ78に取り付けられる。
しかも、係止爪84がテーパ筒部42の内周を通過して周溝40に嵌め入れられると、係止爪84の当接によって嵌合筒部38に及ぼされる径方向外向きの力が解除されることから、主変形部46および副変形部48の拡開変形が解除されて、嵌合筒部38が実質的に縮径して元の形状に戻る。その結果、係止爪84が周溝40から下方に抜けるのが回避されて、シリンダ78に対してダストカバー10が取付け状態に安定して保持される。
さらに、屈曲部が外周側への突出寸法の異なる主変形部46と副変形部48とで構成されていることから、突出寸法の大きい主変形部46が容易に拡開変形して、嵌合筒部38の拡径が主として主変形部46によって生ぜしめられると共に、嵌合筒部38の拡径に補助的に寄与する副変形部48は、比較的に変形し難くされることで、係止爪84の周溝40からの抜けが防止される。
本実施形態では、主変形部46と副変形部48がそれぞれ複数形成されており、嵌合筒部38の周上で略均等に分散して配置されている。それ故、周方向での拡開変形による拡径がより効率的に実現される。
しかも、本実施形態では、主変形部46の突出先端部の角度:θ1 が、副変形部48の突出先端部の角度:θ2 よりも小さくされており、主変形部46の内周側への開口幅:w1 と、副変形部48の内周側への開口幅:w2 が略同じとされている。これにより、係止爪84が特定の主変形部46または副変形部48に入り込むのが防止されて、係止爪84が全周に亘って周溝40に係止される。それ故、周溝40に対する係止爪84の軸方向での抜け抗力が周上で部分的に小さくなるのを防いで、係止爪84が周溝40から抜けるのを防止できる。
さらに、主変形部46の突出方向に対して第一傾斜平板部50,50が略同じ傾斜角度で傾斜しており、主変形部46が突出方向および軸方向に広がる面に対して面対称形状とされている。それ故、主変形部46が周方向に拡開変形する際に、周方向両側に略同じ量ずつ拡開して、嵌合筒部38が周上でバランス良く拡径される。なお、本実施形態では、副変形部48も突出方向および軸方向に広がる面に対して面対称形状とされており、同様の効果を奏する。
また、シリンダキャップ82に設けられた係止爪84は、嵌合筒部38の開口部に対する嵌入方向先端側(上側)に向かって次第に内周側に傾斜するテーパ形状とされており、係止爪84の嵌入方向先端側が小径となっている。それ故、係止爪84の嵌合筒部38への嵌入時には、係止爪84の傾斜外周面がテーパ筒部42の傾斜内周面に当接することで、引っ掛かり等を生じることなくスムーズに嵌入される。一方、係止爪84が周溝40に嵌め入れられた後では、最外周に位置する係止爪84の先端が、周溝40の下側壁内面に当接係止されて、周溝40に対して係止爪84が下方に抜けるのを防ぐことができる。
特に本実施形態では、ダストカバー10がブロー成形によって形成されることで、屈曲部を構成する主変形部46,46,46,46および副変形部48,48,48,48の外周端部である突出先端部が特に薄肉となっており、それら主変形部46,46,46,46および副変形部48,48,48,48の突出先端部の角度:θ1 ,θ2 が容易に変化するようになっている。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、屈曲部の形状や大きさ等は特に限定されるものではなく、例えば、屈曲部の横断面形状としては、実施形態に示したV字形状の他、U字形状や半円形状等、外周に凸で且つ成形後に分割金型から取外し可能な形状が何れも採用され得る。
さらに、屈曲部の形成数は、1つだけでも良いが、2つ以上であることが望ましく、より好適には3つ以上とされる。蓋し、複数(特に3つ以上)の屈曲部を形成することにより、屈曲部の拡幅変形によって嵌合筒部が歪な形状に変形することなく効率的に拡径されることにより、係止爪を周溝に嵌め入れ易くなるからである。
更にまた、屈曲部が複数設けられている場合に、屈曲部は、主変形部46と副変形部48との2種類で構成されるものに限定されず、単一形状で複数が設けられていても良いし、3種類以上で構成されていても良い。
さらに、屈曲部の突出方向は、必ずしも径方向に限定されるものではなく、径方向に対してずれた向きで外周側に突出していても良い。
前記実施形態では、屈曲部を構成する主変形部46と副変形部48の上端が、何れも蛇腹筒部14の傾斜面57に接続された構造を例示したが、主変形部46および副変形部48の少なくとも一方の上端が蛇腹筒部14の傾斜面57から下方に離れて位置していても良い。
また、蛇腹筒部の具体的な形状は、大谷部18と中谷部20と小谷部22とを有するものに限定されず、山部と谷部を交互に連設してなる一般的な蛇腹形状であっても良い。更に、係合用筒部の具体的な形状も限定されるものではなく、例えば、単純な筒形状とされて、図示しないバウンドストッパの取付金具やアッパマウントの金具等に固着されていても良い。
10:ダストカバー、12:サスペンション機構、14:蛇腹筒部、16:山部、18:大谷部(谷部)、20:中谷部(谷部)、38:嵌合筒部、40:周溝、46:主変形部(屈曲部)、48:副変形部(屈曲部)、58,60:分割金型、72:ショックアブソーバ、74:ピストンロッド、78:シリンダ、84:係止爪

Claims (8)

  1. 山部と谷部を連設した蛇腹筒部を有しており、該蛇腹筒部がサスペンション機構を構成するショックアブソーバのピストンロッドに外挿されるようになっていると共に、該蛇腹筒部の軸方向両側が該ショックアブソーバの該ピストンロッドとシリンダとの各一方に取り付けられるようにされている樹脂製のダストカバーにおいて、
    前記蛇腹筒部の軸方向一端側には嵌合筒部が設けられていると共に、該嵌合筒部には内周面に開口する周溝が形成されており、前記シリンダから外周側に突出する係止爪が該周溝に対して該嵌合筒部の開口部から嵌め入れられるようになっている一方、
    該嵌合筒部において外周側へ突出して内周側へ開口する山形断面をもって軸方向に延びる屈曲部を形成し、該屈曲部の周方向への弾性的な拡開変形により該嵌合筒部が実質的に拡径されるようにしたことを特徴とするダストカバー。
  2. 前記嵌合筒部の周方向で互いに離隔して前記屈曲部が複数設けられている請求項1に記載のダストカバー。
  3. 複数の前記屈曲部において、それぞれの内周側への開口幅が略同じに設定されている請求項2に記載のダストカバー。
  4. 前記屈曲部として、外周側への突出寸法が大きい主変形部と、外周側への突出寸法が小さい副変形部とが設けられている請求項2又は3に記載のダストカバー。
  5. 前記蛇腹筒部の軸方向端部の傾斜面から前記屈曲部が軸方向に延び出した状態で、該屈曲部が該蛇腹筒部とつながって形成されている請求項1〜4の何れか1項に記載のダストカバー。
  6. 前記屈曲部が前記嵌合筒部の径方向に突出していると共に、該屈曲部の周方向両側部分が互いに突出方向を対称面とする面対称形状とされている請求項1〜5の何れか1項に記載のダストカバー。
  7. 前記嵌合筒部が、径方向で互いに型割りされる複数の分割金型を用いてブロー成形されたものであり、前記屈曲部の外周面が何れも型割り方向でアンダーカットにならない傾斜角度をもって形成されている請求項1〜6の何れか1項に記載のダストカバー。
  8. 前記係止爪が該嵌合筒部の開口部に対する嵌入方向先端側に向かって次第に内周側に傾斜するテーパ形状とされている請求項1〜7の何れか1項に記載のダストカバー。
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