JP5610739B2 - 高内水相油中水型毛髪処理剤及びこれを収容した容器 - Google Patents

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Description

本発明は、手延ばし時の転相感が良好な高内水相油中水型毛髪処理剤に関するものである。
近年のヘアケア商品市場では、髪に塗布してそのまま乾かして仕上げる「洗い流さないトリートメント」が流通している。そのようなトリートメントの一種として、シリコーン油が配合されたW/Oエマルションが市販されている。
特許文献1(特開2002−193754号公報)は、部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物、シリコーン油、清涼感付与剤および水性成分を含有する油中水乳化型毛髪用化粧料を開示する。そして、この文献には、洗い流さないトリートメントの実施例として、分部架橋型オルガノポリシロキサン、分部架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、ポリジメチルシロキサン、シクロメチコン等が混合されたものが記載されている。
また、特許文献2(特開2001−220311号公報)は、高内水相油中水型乳化化粧料を開示する。この文献が開示する化粧料は、架橋型ポリエーテル変性シリコーンおよびポリエーテル変性シリコーンが配合され、水相成分の含有量が50重量%以上のものである。そして、同文献には、ヘアスタイリングクリームが実施例として記載されており、このクリームは、架橋型ポリエーテル変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、ポリジメチルシロキサン等が混合されたものである。
特開2002−193754号公報 特開2001−220311号公報
しかし、上述の特許文献1(特開2002−193754号公報)に記載の毛髪用化粧料は、水の溢れ出しが極端なものであり、手にとっただけで水があふれ出すことがあるために、手延ばし時の転相感が良好ではない。
また、上述の特許文献2(特開2001−220311号公報)に記載の高内水相油中水型乳化化粧料では、剤を手で延ばそうとする際に生じる粘度の低下が穏やかであり、転相感が乏しい。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、手延ばし時における油性感触から水性感触に変化する転相感が良好な高内水相油中水型毛髪処理剤を提供することを目的とする。
本発明者等は、鋭意検討を重ねた結果、シリコーン油が用いられる高内水相油中水型毛髪処理剤においてシリコーン3次元架橋物、ポリエーテル変性シリコーン架橋物及びポリエーテル変性シリコーンの全てを配合すれば、手で延ばした際に良好な転相感を実現できることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明に係る高内水相油中水型毛髪処理剤は、シリコーン3次元架橋物、ポリエーテル変性シリコーン架橋物、ポリエーテル変性シリコーン、シリコーン油及び水が配合されたものである。
本発明に係る高内水相油中水型毛髪処理剤は、B型粘度計を使用し、25℃、12.0rpm、測定開始60秒後の粘度が、4000mPa・s以上60000mPa・s以下であると良い。このような粘度範囲のものであれば、実使用上において手延ばし可能であり、手延ばしの際の転相感が特に良好である。その粘度として好ましい範囲は、10000mPa・s以上である。
上記水の配合量は、例えば、50質量%以上である。
上記シリコーン3次元架橋物の配合量は、2.0質量%以下が好ましい。この配合範囲であれば、手延ばしの際に硬すぎない高内水相油中水型毛髪処理剤を実現できる。
上記ポリエーテル変性シリコーンの配合量は、2.0質量%以下が好ましい。この配合範囲であれば、手延ばしの際の転相感が特に優れる。
本発明に係る高内水相油中水型毛髪処理剤は、例えば、洗い流さない態様の毛髪処理剤として使用できる。
本発明に係る高内水相油中水型毛髪処理剤においては、上記シリコーン3次元架橋物として、変性基で置換されていないポリジメチルシロキサン鎖が架橋されたものが配合されていることが好ましい。その配合がなされた本発明の高内水相油中水型毛髪処理剤を洗い流さない態様で使用すると、その使用で処理された毛髪は、毛髪の軽さ及びすべりが素髪に近づき、毛先のおさまり及び毛先までの均一感が優れるものとなる。
上記ポリエーテル変性シリコーン架橋物として、アルキル共変性ではないものが本発明に係る高内水相油中水型毛髪処理剤に配合されていることが好ましい。その配合がなされた本発明の高内水相油中水型毛髪処理剤を洗い流さない態様で使用すると、その使用で処理された毛髪は、毛髪の軽さ及びすべりが素髪に近づき、毛先のおさまり及び毛先までの均一感が優れるものとなる。
また、上記ポリエーテル変性シリコーンとして、分岐状ポリジメチルシロキサン鎖を備えるものが本発明に係る高内水相油中水型毛髪処理剤に配合されていることが好ましい。その配合がなされた本発明の高内水相油中水型毛髪処理剤を洗い流さない態様で使用すると、その使用で処理された毛髪は、毛髪の軽さ及びすべりが素髪に近づき、毛先のおさまり及び毛先までの均一感が優れるものとなる。
本発明に係る高内水相油中水型毛髪処理剤には、更に、ローズヒップ油が配合されていることが好ましい。ローズヒップ油が配合された本発明に係る高内水相油中水型毛髪処理剤を洗い流さない態様で使用した場合、ローズヒップ油以外の油分では実現できない毛髪の軽さ及びすべりを実現でき、毛先のおさまり及び毛先までの均一感を実現できる。
本発明に係る高内水相油中水型毛髪処理剤をポンプ式容器に収容し、ポンプ式容器からその毛髪処理剤を吐出させたとしても、手延ばしの際の良好な転相感を実現できる。
本発明に係る高内水相油中水型毛髪処理剤によれば、手延ばし時に良好な転相感が得られる。
本明細書における比較例4及び実施例19〜22の毛髪処理剤の粘度測定結果を表すグラフである。 本明細書における実施例19及び実施例21の毛髪処理剤の位相差測定結果を表すグラフである。 本明細書における実施例23〜25の毛髪処理剤の粘度測定結果を表すグラフである。 本明細書における実施例23〜25の毛髪処理剤の位相差測定結果を表すグラフである。
以下において、本発明の毛髪処理剤を更に詳述する。
(毛髪処理剤)
本発明の毛髪処理剤は、水の配合量が多い高内水相油中水型のものであり、水の配合量は、例えば50質量%以上である。
本発明に係る毛髪処理剤の粘度は特に限定されない。粘度の下限は、4000mPa・sが良く、10000mPa・sが好ましく、15000mPa・sがより好ましく、粘度の上限は、60000mPa・sが良く、50000mPa・sが好ましく、40000mPa・sがより好ましい。粘度が4000mPa・s以上であれば、より優れた転相感を実現でき、粘度が60000mPa・s以下であれば、手で延ばす際に硬すぎない毛髪処理剤を実現できる。ここで、上記の粘度は、No.4ローターを備えたB型粘度計を使用し、測定温度25℃、ローター回転速度12.0rpm、測定開始後60秒後の条件で確認される。
本発明の毛髪処理剤を製造する際に必須の配合原料は、シリコーン3次元架橋物、ポリエーテル変性シリコーン架橋物、ポリエーテル変性シリコーン、シリコーン油及び水である。
(シリコーン3次元架橋物)
本発明の毛髪処理剤に配合されるシリコーン3次元架橋物は、シリコーン油中に混合された水を乳化分散する能力を有さないものである。また、同じく配合されるシリコーン油に混合されたシリコーン3次元架橋物は、膨潤、分散する。なお、より優れた転相感を得るためには、本発明の毛髪処理剤におけるシリコーン3次元架橋物をシリコーン油に分散させることが好ましい。
シリコーン3次元架橋物の典型的な構造は、ポリジメチルシロキサン鎖aをジビニルシロキサン、ジビニルポリシロキサン、フェニルビニルポリジメチルシロキサン等で架橋して得られるものである。架橋されるポリジメチルシロキサン鎖aは、この鎖におけるメチル基の一部が炭素数2以上のアルキル基等の変性基で置換されているもの(ポリジメチルシロキサン鎖a1)でも良く、同変性基で置換されていないもの(ポリジメチルシロキサン鎖a2)でも良い。なお、上記ポリジメチルシロキサン鎖aを含め、本発明の構成における「ポリジメチルシロキサン鎖」とは、nを任意の複数としたときに(−OSi(CH32−)nで表される構成単位とする化学構造鎖を意味する。
上記のポリジメチルシロキサン鎖a1が架橋されたシリコーン3次元架橋物a1としては、例えば、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビスビニルジメチコン)クロスポリマーが挙げられる。また、上記のポリジメチルシロキサン鎖a2が架橋されたシリコーン3次元架橋物a2としては、例えば、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマーが挙げられる。本発明に係る毛髪処理剤を洗い流さない態様で使用した毛髪を素髪のように近づかせ、かつ毛髪のおさまり及び毛先までの均一感を優れるものとするためには、シリコーン3次元架橋物a2を用いることが好ましい。
本発明に係る毛髪処理剤には、一種又は二種以上のシリコーン3次元架橋物が配合される。この配合の際の量は、特に限定されない。配合量の下限は、0.1質量%が良く、0.2質量%が好ましい。配合量の上限は、2.0質量%が良く、1.0質量%が好ましく、0.8質量%がより好ましい。シリコーン3次元架橋物の配合量が0.1質量%以上であれば、より転相感に優れた毛髪処理剤を実現することができ、同配合量が2.0質量%以下であれば、手延ばしが容易な程度の柔軟な剤型の毛髪処理剤を実現できる。
(ポリエーテル変性シリコーン架橋物)
本発明の毛髪処理剤に配合されるポリエーテル変性シリコーン架橋物は、ポリジメチルシロキサン鎖bをポリオキシエチレンジアリルエーテル等のポリオキシアルキレンジアリルエーテルで架橋して得られるものである。このポリエーテル変性シリコーン架橋物を配合することにより、本発明の毛髪処理剤が安定した油中水型となる。
ポリエーテル変性シリコーン架橋物の構成単位であるポリジメチルシロキサン鎖bは、この鎖におけるメチル基の一部が炭素数2以上のアルキル基等の変性基で置換されているもの(ポリジメチルシロキサン鎖b1)でも良く、同変性基で置換されていないもの(ポリジメチルシロキサン鎖b2)でも良い。
上記ポリジメチルシロキサン鎖b1が架橋されたポリエーテル変性シリコーン架橋物としては、例えば、(PEG−10/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(PEG−15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(ラウリルジメチコン/PEG)クロスポリマー、(PEG−15/ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン)クロスポリマーが挙げられる。また、上記のポリジメチルシロキサン鎖b2が架橋されたポリエーテル変性シリコーン架橋物としては、例えば、(ジメチコン/PEG−10)クロスポリマー(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマーが挙げられる。本発明に係る毛髪処理剤を洗い流さない態様で使用した毛髪を素髪のように近づかせ、かつ毛髪のおさまり及び毛先までの均一感を優れるものとするためには、ポリエーテル変性シリコーン架橋物b2(アルキル共変性ではないポリエーテル変性シリコーン架橋物)を用いることが好ましい。
本発明に係る毛髪処理剤には、一種又は二種以上のポリエーテル変性シリコーン架橋物が配合される。この配合の際の量は、特に限定されないが、例えば0.1質量%以上2.0質量%以下である。
(ポリエーテル変性シリコーン)
本発明の毛髪処理剤に配合されるポリエーテル変性シリコーンは、ポリエーテル変性シリコーン架橋物と異なり、非架橋のシリコーンである。このポリエーテル変性シリコーンが配合されていない場合には、シリコーン油相への水相の分散が不十分となり、水相の一部が油相から分離することもある。ポリエーテル変性シリコーンのHydrophile-Lipophile Balance(HLB)は、水をシリコーン油に乳化分散させる範囲であれば特に限定されず、例えば2.0以上15.0以下である。
ポリエーテル変性シリコーンは、直鎖状ポリジメチルシロキサン鎖又は分岐状ポリジメチルシロキサン鎖のメチル基の一部がポリオキシアルキレン基で置換された構造のものである。また、ポリエーテル変性シリコーンは、炭素数2以上のアルキル基等のポリオキシアルキレン基以外の変性基により、一部が置換された構造であっても良い。本発明に係る毛髪処理剤を洗い流さない態様で使用した毛髪を素髪のように近づかせ、かつ毛髪のおさまり及び毛先までの均一感を優れるものとするためには、本発明の毛髪処理剤で用いられるポリエーテル変性シリコーンとして、分岐状ポリジメチルシロキサンを備える構造のものを用いることが好ましく、ポリオキシアルキレン基以外の変性基を備えないものを用いることがより好ましい。
直鎖状ポリジメチルシロキサン鎖を備え、ポリオキシアルキレン基以外の変性基を備えないポリエーテル変性シリコーンとしては、例えば、PEG−11メチルエーテルジメチコン、PEG/PPG−20/22ブチルエーテルジメチコン、PEG−9ジメチコン、PEG−3ジメチコン、PEG−9メチルエーテルジメチコン、PEG−10ジメチコンが挙げられる。分岐状ポリジメチルシロキサン鎖を備え、ポリオキシアルキレン基以外の変性基を備えないポリエーテル変性シリコーンとしては、例えば、PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンが挙げられる。また、分岐状ポリジメチルシロキサン鎖及びポリオキシアルキレン基以外の変性基を備えるポリエーテル変性シリコーンとしては、ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンが挙げられる。
本発明に係る毛髪処理剤には、一種又は二種以上のポリエーテル変性シリコーンが配合される。この配合の際の量の下限は、特に限定されないが、例えば0.1質量%である。また、ポリエーテル変性シリコーンの配合量の上限は、特に限定されないが、2.0質量%が良く、1.0質量%が好ましく、0.5質量%がより好ましい。配合量が、2.0質量%以下であれば、転相感が特に優れる。
(シリコーン油)
本発明の毛髪処理剤に配合されるシリコーン油は、液状であって、水を分散させる油相となるものである。
シリコーン油は、直鎖状、分岐鎖状及び環状のいずれの構造のものであっても良い。直鎖状又は分岐鎖状のシリコーン油としては、例えば、ポリジメチルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサン、ポリジフェニルシロキサン、ポリジエチルシロキサン、ポリエチルメチルシロキサン、ポリエチルフェニルシロキサン、ポリジメチルシロキサンジオールが挙げられる。また、環状シリコーン油としては、例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサンが挙げられる。
シリコーン油の粘度は、特に限定されないが、50cs以下が好ましく、20cs以下がより好ましく、9cs以下が更に好ましい。本発明の毛髪処理剤を洗い流さない態様で使用する場合、50cs以下のシリコーンを使用することにより、毛髪の軽さ及び毛髪のすべりのいずれかを素髪のように近づけることが可能となり、毛髪のおさまり及び毛先までの均一感の悪化を抑えることができる。
本発明に係る毛髪処理剤には、一種又は二種以上のシリコーン油が配合される。シリコーン油の配合量は、分散させる水の量によって適宜設定されるべきものであり、例えば5質量%以上40質量%以下であり、10質量%以上30質量%以下が好ましい。
(水)
本発明の毛髪処理剤には、転相感を得るために必要な水が配合される。転相感が得られる水の配合量であれば、その量は特に限定されない。配合量の下限例としては、50質量%が良く、60質量%が好ましく、70質量%がより好ましい。配合量の上限としては、95質量%が良く、90質量%が好ましく、80質量%がより好ましい。
(任意の配合原料)
本発明の毛髪処理剤には、この使用態様に応じた公知の毛髪処理剤用原料を任意に配合できる。そのような任意配合できる原料としては、油脂、炭化水素、ロウ、エステル油、アルコール、多価アルコール、糖、有機酸及びその塩、タンパク、アミノ酸、アミン、アミド、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤、合成高分子化合物、天然高分子化合物、半合成高分子化合物、植物由来物、無機化合物、防腐剤、香料等が挙げられる。
任意原料として油脂を配合する場合、ローズヒップを配合することが好ましい。ローズヒップ油を配合した場合、他の油脂を配合するよりも、軽さ及びすべりが素髪のようになり、かつ毛先のおさまり及び均一感が優れる。ローズヒップ油の配合量としては、例えば0.1質量%以上2.0質量%以下であり、0.1質量%以上1.0質量%以下が良く、0.1質量%以上0.5質量%以下が好ましい。
(製造方法)
公知の高内水相油中水型毛髪処理剤の製造方法により、本発明の毛髪処理剤を製造することができる。製造方法の一例としては、シリコーン3次元架橋物、ポリエーテル変性シリコーン架橋物、ポリエーテル変性シリコーン及びシリコーン油を混合した油相に、水相を混ぜ込むことが挙げられる。この際に、混ぜ込む時間が長いほど、毛髪処理剤の粘度を高めることができ、また、水相を混ぜ込む際の攪拌におけるせん断力を高めるほど、毛髪処理剤の粘度を高めることができる。
(用途)
本発明の毛髪処理剤の用途は、毛髪を処理するためのものであれば特に限定されず、例えばシャンプー、リンス、コンディショナー、トリートメント(例えば、洗い流さないトリートメント、洗い流すトリートメント、整髪兼用トリートメント、多剤式トリートメントの一構成剤、パーマの前処理のためのトリートメント、パーマの後処理のためのトリートメント、カラーリングの前処理のためのトリートメント、カラーリングの後処理のためのトリートメント、ブリーチの前処理のためのトリートメント、ブリーチの後処理のためのトリートメント)等のヘアケア剤が挙げられる。従って、洗い流さない態様で、本発明の毛髪処理剤を使用できる。
本発明の毛髪処理剤を使用する前にはこの剤が容器に収容されることになるが、この際の容器は、ポンプ式容器、非ポンプ式容器等の公知の容器から選択される。つまり、ポンプ式容器に収容しても、ポンプから吐出された本発明の毛髪処理剤を手で延ばした際には、転相感が得られる。
公知のポンプ式容器から任意に選択されたものに、本発明の毛髪処理剤を収容できる。そのポンプ式容器の例を挙げれば、高内水相油中水型毛髪処理剤を入れるためのケーシング、ポンプおよびノズルヘッドを備えたポンプ容器である。この容器のポンプは、ケーシング内の圧力を上げる加圧手段として機能する。ノズルヘッドは、ポンプによってケーシング内の圧力が上げられることにより、ケーシング内の剤をケーシング外に送り出すための流路として機能する。
以下に本発明に係る毛髪処理剤の実施例を挙げつつ本発明を説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない限り、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(毛髪処理剤)
シリコーン3次元架橋物、ポリエーテル変性シリコーン架橋物、ポリエーテル変性シリコーン及びシリコーン油を十分に混合した油相に、水、エタノール、1,3−ブチレングリコール、塩化ナトリウム及び2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン10質量%水溶液を十分に混合した水相を滴下して、実施例1〜18及び比較例1〜3の毛髪処理剤を製造した(実施例13〜18の毛髪処理剤の製造においては、油脂、トリグリセリド又は合成エステルを油相に混合した)。この場合の各毛髪処理剤の製造において、原料の配合量は、下記表1〜3の通りとした。
なお、本実施例及び比較例で使用したシリコーン3次元架橋物、ポリエーテル変性シリコーンの配合の際には、以下の市販品を使用した。
シリコーン3次元架橋物
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー:信越化学工業社製「KSG−15」
(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー:信越化学社製「KSG−41」
(ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビスビニルジメチコン)クロスポリマー:信越化学社製「KSG−045Z」
ポリエーテル変性シリコーン架橋物
(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマー:信越化学工業社製「KSG−240」
(PEG−10/ラウリルジメチコン)クロスポリマー及び(PEG−15/ラウリルジメチコン)クロスポリマーの混合物:信越化学社製「KSG−340」
(PEG−15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー:信越化学社製「KSG−310」
(PEG−15/ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン)クロスポリマー:信越化学社製「KSG−350Z」
(毛髪処理)
カラーリング処理された人頭毛髪を洗髪し、濡れた毛髪をタオルで拭き取った。その後、手の平で延ばした毛髪処理剤を毛髪に塗布し、温風で乾燥させた。
(評価)
3名の専門の評価者によって、毛髪処理剤の評価を行った。評価項目及び評価基準は、以下の通りとした。
外観(毛髪処理剤を目視したときの乳化状態)
◎:水相の全てが、油相に分散。
△:水相の一部が、分離。
×:乳化不良。
転相感(毛髪処理剤を手で伸ばしたときの感触)
◎:滑らかで転相感に優れ、転相後に滑らかな水相感。
△:滑らかな転相感が感じられず、延ばした際に水相と油相が分離した感触。
×:転相感を感じ難い。
素髪のような軽さ(処理後毛髪を触ったときの感触)
◎:素髪のように軽く、油のようなベタツキを感じることがない。
○:素髪のように軽く思えるが、油のようなベタツキをやや感じる。
△:油のようなベタツキを感じる。
×:油のようなベタツキを感じ、素髪のような軽さが無い。
素髪のようなすべり(処理後毛髪を触ったときの感触)
◎:素髪のようなすべりを感じる。
○:すべりが少し物足りない。
△:塗布の有無で、すべりの変化を感じない。
×:すべりが悪化したように感じる。
毛先のおさまり、毛先までの均一感(処理後毛髪を目視したときの毛先までのおさまり、及び触ったときの毛髪表面の感触)
◎:毛先がおさまり、毛先までの均一であるように感じる。
○:毛先がおさまり、毛先までの均一であるようにやや感じる。
△:塗布の有無で、毛先がおさまり、毛先までの均一が変化したように感じない。
×:毛先のおさまり、毛先までの均一感が悪化したように感じる。
下記表1〜3に実施例1〜18及び比較例1〜3の評価結果を、以下に示す。
Figure 0005610739
表1における「外観」及び「転相感」について実施例1〜7と比較例1〜3を対比すると、両評価ともに優れているのは、実施例1〜7だけであったことを確認できる。次に、「素髪のような軽さ」、「素髪のようなすべり」及び「毛先のおさまり、毛先までの均一感」が特に優れるものとするためには、実施例1〜3における仕上がりの評価結果の夫々を対比すると、シリコーン3次元架橋物として変性基で置換されていないポリジメチルシロキサン鎖が架橋されたもの(実施例1の(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー)を用いるのが良く、実施例1と実施例4〜6における仕上がりの評価結果の夫々を対比すると、ポリエーテル変性シリコーン架橋物としてアルキル共変性ではないもの(実施例1の(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマー)を用いるのが良く、実施例1及び実施例7における仕上がりの評価結果を対比すると、ポリエーテル変性シリコーンとして分岐状ポリジメチルシロキサン鎖を備えるもの(実施例1のPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン)を用いるのが良いことを確認できる。
Figure 0005610739
表2における「素髪のような軽さ」、「素髪のようなすべり」及び「毛先のおさまり、毛先までの均一感」について実施例1及び実施例8〜9と、実施例10〜11とを対比すると、シリコーン油の粘度が50cs以下であれば、毛髪の軽さ及び毛髪のすべりのいずれかが素髪のように近づき、毛髪のおさまり及び毛先までの均一感の悪化を抑えることができたことを確認できる。
Figure 0005610739
表3における「素髪のような軽さ」、「素髪のようなすべり」及び「毛先のおさまり、毛先までの均一感」について実施例12と実施例13〜18を対比すると、ローズヒップ油を用いた実施例12が全ての評価結果で優れていたことを確認できる。
一般から募集した美容師パネラー51名に、実施例1の毛髪処理剤を用いて、上記(毛髪処理)及び(評価)と同じ要領にて、アンケート評価を行った。アンケート評価の項目と評価結果(良好であると回答した人の割合)は、以下のとおりであった。
素髪のような軽さ、及び素髪のようなすべり:78%
毛先のおさまり、毛先までの均一感:75%
上記の美容師パネラーによる評価結果に基づけば、実施例1の毛髪処理剤によれば、「素髪のような軽さ」、「素髪のようなすべり」及び「毛先のおさまり、毛先までの均一感」が表1の結果と同様に優れていたことを再確認できる。
上記実施例1〜18及び比較例1〜3とは別に、同実施例等と同様にして、下記表4の比較例4及び実施例19〜22の配合組成の毛髪処理剤を製造した。なお、シリコーン3次元架橋物等を混合した油相への水相の混合においては、リボン羽根を装着したHEIDON社製攪拌機「スリーワンモータBLh1200」による攪拌を、リボン羽根回転速度350rpm、油相への水相滴下終了後の攪拌時間10分間の条件で行った。
Figure 0005610739
比較例4及び実施例19〜22の毛髪処理剤について、TOKIMEC社製B型粘度計「VISCOMETER TV−20」を使用し、測定温度25℃、ローターNo.4、ローター回転数1.5rpm、3.0rpm、6.0rpm又は12.0rpmの条件で、測定開始後60秒後の粘度を測定した。この粘度測定結果を下記表5に、表5に基づいたグラフを図1に示す(図1において、0質量%が比較例1、0.2質量%が実施例19、0.3質量%が実施例20、0.4質量%が実施例21、0.6質量%が実施例22を表す。)。
Figure 0005610739
実施例19及び実施例21の毛髪処理剤について、HAAKE社製応力制御型レオメーター「Rheo Stress 6000」を使用し、測定温度25℃、コーンプレートセンサーの直径35mm及び傾斜角2°、応力0.1Pa〜100Paの条件で、位相差(tanδ=粘性/弾性)を測定した。この測定結果を下記表6に、表6に基づいたグラフを図2に示す(図2において、0.2質量%が実施例19、0.4質量%が実施例21を表す。)。
Figure 0005610739
図2のグラフにおいて、A領域は、毛髪処理剤を手で延ばした際の流動化挙動に対応する位相差挙動、B領域は、油中水型から水中油型への転相に対応する位相差挙動と考えられるものである。このような、A領域及びB領域の位相差挙動のものであれば、優れた転相感が得られると考えられる。
上記以外の毛髪処理剤として、下記表7の配合組成の毛髪処理剤を、上記実施例19と同様にして製造した。
Figure 0005610739
実施例23〜25の毛髪処理剤について、実施例19と同様にして、B型粘度計を使用しての粘度測定、及びレオメーターを使用しての位相差測定を行った。
粘度測定結果を表8、表8に基づいたグラフを図3に示す(図3において、0.2質量%が実施例23、0.4質量%が実施例24、0.6質量%が実施例25を表す。)。
Figure 0005610739
位相差測定結果を表9、表9に基づいたグラフを図4に示す(図4において、0.2質量%が実施例23、0.4質量%が実施例24、0.6質量%が実施例25を表す。)。
Figure 0005610739
図4のグラフにおいて、A領域のグラフの傾きは、0.4質量%及び0.6質量%が0.2質量%よりも緩やかになっている。これは、0.2質量%の毛髪処理剤の方が手で延ばした際に弾力感が感じられることを示しており、その弾力感によってより良好な転相感が得られる。

Claims (11)

  1. シリコーン3次元架橋物、ポリエーテル変性シリコーン架橋物、ポリエーテル変性シリコーン、シリコーン油及び水が配合されており、前記水の配合量が70質量%以上である高内水相油中水型毛髪処理剤。
  2. B型粘度計を使用し、25℃、12.0rpm、測定開始60秒後の粘度が、4000mPa・s以上60000mPa・s以下である請求項1に記載の高内水相油中水型毛髪処理剤。
  3. B型粘度計を使用し、25℃、12.0rpm、測定開始60秒後の粘度が、10000mPa・s以上である請求項1又は請求項2に記載の高内水相油中水型毛髪処理剤。
  4. 前記シリコーン3次元架橋物の配合量が、2.0質量%以下である請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の高内水相油中水型毛髪処理剤。
  5. 前記ポリエーテル変性シリコーンの配合量が、2.0質量%以下である請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の高内水相油中水型毛髪処理剤。
  6. 洗い流さない態様で使用される請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の高内水相油中水型毛髪処理剤。
  7. 前記シリコーン3次元架橋物として、変性基で置換されていないポリジメチルシロキサン鎖が架橋されたものが配合された請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の高内水相油中水型毛髪処理剤。
  8. 前記ポリエーテル変性シリコーン架橋物として、アルキル共変性ではないものが配合された請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の高内水相油中水型毛髪処理剤。
  9. 前記ポリエーテル変性シリコーンとして、分岐状ポリジメチルシロキサン鎖を備えるものが配合された請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の高内水相油中水型毛髪処理剤。
  10. 更に、ローズヒップ油が配合された請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の高内水相油中水型毛髪処理剤。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の高内水相油中水型毛髪処理剤が収容されたポンプ式容器。
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