JP5608537B2 - フランジ付きパイプの製造方法 - Google Patents

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本発明は、ブッシュやスリーブ等に使用される、パイプ部材の端面にフランジ部が形成されているフランジ付きパイプの製造方法に関する。
フランジ付きパイプの形状をプレス加工で成形するのに、板金プレス成形と、冷間鍛造成形の2つの方法がある。図6aに示すように、板金プレス成形を用いる場合は、素材に対し、絞り加工→ピアス加工→バーリング加工→しごき加工(一段)→しごき加工(二段)が順次行われる。これらは5つの工程からなる。各工程のおおよその荷重は、絞り加工:430kN、ピアス加工230kN、バーリング・リストライク加工:1010kN、しごき加工(一段):230kN、しごき加工(二段):170kNで、合計で2070kNである。図7に前記板金プレス成形により得られたフランジ付きパイプの断面形状を示す。そのフランジ付きパイプ100は、そのフランジ部101の下面とパイプ部102の内面とが連続する部位(フランジ部開口端)103にR形状(円弧状)のダレが生じている。
冷間鍛造成形を用いる場合は、図6bに示すように、素材の焼鈍・ボンデ処理→前方押出し工程→ピアス工程→ヘディング工程が順次行われる。これらは4つの工程からなる。各工程のおおよその荷重は、前方押出し加工:8350kN、ピアス加工:1050kN、ヘディング:3700kNであり、合計で13100kNである。
その他、バーリング加工による前記パイプ部分の肉厚の減少を抑える成形方法として特許文献1〜5がある。特許文献1にはピアス加工した部位にネッキング加工およびバーリング加工して肉厚のボス部を成形する方法が開示されている。特許文献2には筒状のバーリングを軸方向に圧縮して肉厚にする方法が記載されている。なお、このもののフランジ部の開口端に、その部分のダレ(R形状)の半径を小さくするための、ヘディング、しごき加工などを施す工程を追加することが開示されている。特許文献3には下孔が形成された底壁に絞り加工を施し、次いで下孔にバーリング加工を施すことにより、底壁部分を筒状壁部分に押し出して肉厚にすることが開示されている。特許文献4には、絞り加工により肉厚にした後、バーリング加工を施すことが開示されている。特許文献5にはバーリング加工による筒状部に、絞り加工を施すことが開示されている。
さらに、コーナー部のダレや肉重なりをなくす方法として特許文献6がある。それにはL字状の部品の一方の部材をその外面から軸方向に圧縮しつつ、他方の部材の外側の面との間でしごき加工を施すことが開示されている。
特開2000−79438号公報 特開2002−239663号公報 特開2010−75931号公報 特開平10−118722号公報 特開2009−8126号公報 特開平8−309469号公報
プレス成形により得られたフランジ付きパイプに生じるダレ(図7の符号103参照)をなくすには、さらなるヘディングなどの加工が必要である。しかし、そのような加工を行うと、前記フランジ部開口端103と反対側の面の部位104に引き込みや重なりなどの欠陥が生じやすくなる。
一方、冷間鍛造により形成したフランジ付きパイプには、ダレは生じない。しかし、鍛造加工のため素材には焼鈍とボンデ処理のような特殊な潤滑処理が必要である。また、成形には大きな成形力とエネルギーを必要とするので、プレス設備も大きな能力のものが必要となる。
特許文献1〜5のバーリング加工による成形方法では、加工の際にパイプ部の内面とフランジ部の外面との角部にダレが生じやすい。そして、そのダレを取り除くために追加工が必要である。特許文献6の成形も一次成形後に行うものである。
そこで、本発明は小さな成形力で、かつ、簡易な方法でダレを取り除いたフランジ付きパイプを製造する方法を提供することを課題とする。
本発明のフランジ付きパイプの製造方法(請求項1)は、フランジ付きパイプの製造方法であって、加工されるべき部材の中央穴の内周縁にバーリング加工を施してパイプ部を形成する際に、バーリングパンチを内型として、外型によって、加工されるべき部材の外周から半径方向内向きに圧縮力を付与するものであり、前記外型が、バーリングパンチの外周との間に隙間を空けて配置される筒状で、その内面にバーリングパンチの軸方向の基端側に向かうにつれて小径となるテーパ面が形成されており、前記加工されるべき部材に対してバーリングパンチと反対側から筒状のリングパンチを前記隙間へ、バーリングパンチに対し相対移動させることにより、前記外型に前記バーリングパンチと同じ方向に、前記加工されるべき部材に対する相対移動をさせ、それにより、前記外型のテーパ面で加工されるべき部材に前記圧縮力を付与する、ことを特徴とする。
さらに、前記バーリングパンチの外周に、軸方向に平行なパンチのストレート面と、そのストレート面の端部から先細りになるようにパンチのテーパ面とが形成され、前記リングパンチの内周面に、パンチのストレート面に平行なリングのストレート面がパンチのストレート面と間隔を空けるように形成されており、前記バーリングパンチのストレート面とリングパンチのストレート面とにより、しごき加工がさらに施されるものが好ましい(請求項)。
また、前記外型のテーパ面の下端からストレート面が形成されており、そのストレート面とテーパ面との境が、前記バーリングパンチの外周のストレート面とテーパ面との境より軸方向の同じ位置か、それより基端側であり、前記バーリングパンチのテーパ面により加工されるべき部材の開口を拡径させる際に、外型によって、加工されるべき部材の外周から半径方向内向きに圧縮力を付与するものが好ましい(請求項)。
さらに、前記バーリングパンチの先端付近に先細りのテーパ面が形成されており、前記外型のテーパ面の軸線となす角度は、前記バーリングパンチのテーパ面と軸線がなす角度と同じか、それより小さく設定されるものが好ましい(請求項4)。
本発明のフランジ付きパイプの製造方法(請求項1)は、バーリングパンチによりパイプ部を形成する際に、前記バーリングパンチを内型として、外型により加工されるべき部材の外周から半径方向の内向きの圧縮力を付与するので、材料を内径側に流動させること
により、フランジ部の開口端に材料を充満させることができる。そのため、前記開口端付近のダレの発生を防止することができる。また、材料を内径側に流動させているので、フランジ部の板厚を加工前の板厚より厚くすることができる。
このような製造方法において、前記外型が、バーリングパンチの外周との間に隙間を空けて配置される筒状で、その内面にバーリングパンチの軸方向の基端側に向かうにつれて小径となるテーパ面が形成され、前記バーリングパンチと同じ方向に、加工されるべき部材に対し相対移動させることにより、半径方向内向きの圧縮応力を付与するので、材料を内径側に流動させる効果が一層高い。
そして、加工されるべき部材に対してバーリングパンチと反対側から筒状のリングパンチを前記隙間へ、バーリングパンチに対し相対移動させることにより、前記圧縮力を付与するので、簡易な構成で半径方向内向きの圧縮力を付与することができる。
さらに、前記バーリングパンチの外周に、軸方向に平行なパンチのストレート面と、そのストレート面の端部から先細りなるようにパンチのテーパ面とが形成され、前記リングパンチの内周面に、パンチのストレート面に平行なリングのストレート面がパンチのストレート面と間隔を空けるように形成されており、前記バーリングパンチのストレート面とリングパンチのストレート面とにより、しごき加工がさらに施される場合(請求項)は、バーリングパンチのストレート面とリングパンチのストレート面とでしごき加工を行ってパイプ部を形成することができる。一度に全ての加工を行うことができるので成形力を小さくできる。
また、前記外型のテーパ面の下端からストレート面が形成されており、そのストレート面とテーパ面との境が、前記バーリングパンチの外周のストレート面とテーパ面との境より軸方向の同じ位置か、それより基端側であり、前記バーリングパンチのテーパ面により加工されるべき部材の開口を拡径させる際に、外型によって、加工されるべき部材の外周から半径方向内向きに圧縮力を付与する場合(請求項)は、バーリングパンチが加工されるべき部材の開口を拡径させる際に、外型のテーパ面で加工されるべき部材の外周を内向きに圧縮し、ダレが生じる部位に材料を充填することができる。
図1は本発明の製造方法の概略図を示す。 図2は本発明の製造方法に用いる装置の概略側面図である。 図3は製造方法の詳細を示す工程図である。 図4は図3の工程S1〜S4の部分拡大図である。 図5は図3の工程S5〜S7の部分拡大図である。 図6aは板金プレス加工を用いてフランジ付きパイプを成形する方法を示す従来の概略工程図、図6bは冷間鍛造を用いてフランジ付きパイプを成形する方法を示す従来の概略工程図である 図7は従来の成形方法で得られたフランジ付きパイプの一例を示す断面図である。
図1を用いて本発明のフランジ付きパイプの製造方法(以下、製造方法)の概略を説明する。その製造方法10は、加工されるべき部材(以下、半製品)11にバーリング加工を施す工程13をし、その工程13の際に半製品11の外周から半径方向の内向きの圧縮力を付与する加工を施す工程14を行い、フランジ付きパイプ12を得るというものである。
図に示すように本製造方法10により加工される半製品11は中央に中央穴11aが形成された板状の部材である。外形および中央穴11aは、例えば円形である。
前記フランジ付きパイプ12はパイプ部12aと、そのパイプ部12aの開口端から外向きに延びるフランジ部12bとを備えている。そのフランジ部12bの厚みTは半製品11の板厚tより厚い。
図2に本製造方法10(図1参照)に用いる装置(金型)を示す。その装置1は、バーリング加工を行うためのバーリングパンチ(内型)2と、そのバーリングパンチの外周との間に隙間1aを空けて同心状に配置される外型3(以下、ダイス)とを備えている。また、半製品11に対してバーリングパンチ2と反対側から前記隙間1aへ、バーリングパンチに対し相対移動可能に設けられた筒状のリングパンチ4を備えている。さらに、前記リングパンチ4と先端同士を突き合わせるように、ノックアウトブロック5がバーリングパンチに対し相対移動可能に設けられている。
前記バーリングパンチ2は円柱状の部材であり、その周面は軸方向に平行なストレート面2bと、そのストレート面2bから連続するテーパ面2aとが形成された、先細り形状である。図ではバーリングパンチのテーパ面2aの軸線となす角度を符号αで示している。なお、バーリングパンチ2の断面形状は、円形の他、多角形状でもよい。
前記ダイス3は、前記バーリングパンチ2と共に、例えばプレス機械のボルスタ(図示せず)に取り付けられ、リングパンチ4はスライド(図示せず)に取り付けられている。そのスライドに取り付けられたリングパンチ4が下降することにより半製品11が押動される。これにより前記ダイス3は半製品11に対し相対的に移動可能にされている。前記ダイス3は、その上側の内面にバーリングパンチ2の軸方向の先端から基端側に向かうにつれて先細りとなる円錐面からなるテーパ面3aが形成されている。一方、下側の内面は前記テーパ面3aの下端からバーリングパンチのストレート面2bに対向するようにダイス3のストレート面3bが形成され、下方の開口端まで続いている。なお、ダイス3の断面形状は、円形の他、多角形状でもよい。
また、前記ダイスのテーパ面3aの軸線となす角度βは、前記バーリング加工13によりパイプ部12aの加工を適切に行うため(図4の工程S2〜S4参照)、前記バーリングパンチのテーパ面2aの角度αと同じか、それより小さく設定されるのがよい。これにより、半製品11の中央穴11aに近い側の部位はバーリングパンチのテーパ面2aにより拡径され(パイプ部12aとなる)、半製品11の外側の部位(中央穴11aから遠い側)はダイスのテーパ面3aにより内向きに圧縮される。
また、リングパンチ4が配置される位置を半製品11のダイス3寄りにすることで、半製品11の中央穴11aに近い側をバーリングパンチのテーパ面2aにより拡径することができ、バーリング加工13によりパイプ部12aの加工を適切に行うことができる(図4の工程S2〜S4参照)。
さらに、ダイスのテーパ面3aとストレート面3bとの境界(符号3c参照)がバーリングパンチの前記境界2cと軸方向に同じ高さか、下方に配置されているのが好ましい。バーリングパンチが半製品の中央穴11aを拡径させる際に、ダイス3のテーパ面3aで半製品11の外周を内向きに圧縮し、半製品11の内向きの材料流れを形成し、加工をスムーズにするためである。
前記リングパンチ4は、前記隙間1aに通され、バーリングパンチ2およびダイス3の開口と同心状に配置される筒状の部材である。なお、ここでいう隙間1aとはバーリングパンチ2とダイス3のそれぞれのテーパ面2a、3aからストレート面2b、3bにかけての隙間のことである。そのリングパンチ4の筒状の内外面ともに前記バーリングパンチ
のストレート面2bと平行に形成されている。また、そのリングパンチ4の内周面とバーリングパンチのストレート面2bとの間には隙間1bが形成されている。そのリングパンチ4の先端の内面側には軸方向の上にいくにしたがって内側にくるように傾斜するテーパ面4aが形成されている。これにより、フランジ付きパイプ12のパイプ部12aにも前記テーパ面4aに対応したテーパ面が形成される。
また、そのリングパンチ4の半製品11に対する配置は、中央穴11aの開口縁から外周縁の半径方向の中央位置から外側にあるのが好ましい。すなわち、適切なバーリング加工13によりパイプ部12aを形成するためである。なお、このように配置されない場合でも、前述したのとは反対に前記ダイスのテーパ面3aの角度βを前記バーリングパンチのテーパ面2aの角度αより大きく(傾斜を緩やかに)設定するとよい。
前記ノックアウトブロック5は、バーリングパンチのストレート面2bとダイスのストレート面2bとの間に通される筒状の部材で、バーリングパンチ2およびダイス3に対し相対移動可能に配置されている。そのノックアウトブロック5は、その下方に配置されたノックアウトピン6によって上下に押動される。
次に、図3〜図5を用いて上述の装置1を用いて、本製造方法10によりフランジ付きパイプ12が製造される様子を詳述する。図3に示す工程S1では、半製品11は、その中央穴11a(図4参照)にバーリングパンチのテーパ面2aの上側の円柱状の部分が通された状態で、載置されている。そして、前記リングパンチ4が半製品11の上面側に配置されている。なお、図ではバーリングパンチ2の上面付近でリングパンチ4が半製品11の上面と当接されているが、プレス機械の上死点では工程S7に示すようにフランジ付きパイプ12から離れ、バーリングパンチ2の上方に移動している。また、リングパンチ4とバーリングパンチ2の配置を上下逆にすることもできる。さらに、半製品11には予めピアス加工などにより円形の中央穴11aが形成されている。
次いで、工程S2ではリングパンチ4がバーリングパンチ2およびダイス3に対し下方に移動する。リングパンチ4により半製品11が隙間1aに押し込まれることにより、半製品11はバーリングパンチ2のテーパ面2a(図4参照)により、その中央穴11a周辺の部分が上方に湾曲される(矢印W)。それと同時に、その半製品11には、その外周からダイス3のテーパ面3aより内向きの圧縮力(符号P参照)が加えられる。これにより半製品11内には半径方向の内向き(矢印M)の材料流動が生じる。
次いで工程S3において、リングパンチ4により半製品11がさら深く押し込まれると、バーリングパンチ2のテーパ面2a(図4参照)と半製品11のパイプ部12a(図1参照)となる部分の内周との接触面積が大きくなる。このため、前記バーリングパンチのテーパ面2aから、前記ダイスのテーパ面3aからの圧縮力Pと反対向きで同じ大きさの反作用力Pが作用する。これにより前記材料流動Mが規制を受け、フランジ部開口端(符号15の部分)に材料が充満し、R形状のダレ(図7の符号103参照)が小さくなる。そして、半径方向の圧縮力により前記材料流動Mが生じ、板厚T´が加工前の半製品11の厚みt(S1、図1参照)より大きくなる。
工程S4では、リングパンチ4が半製品11をさらに押し込む。これにより、半製品11のフランジ部12b(図1参照)となる部位の内外の両面は、バーリングパンチ2およびダイス3のそれぞれの境界2c、3c(図4参照)付近に達し、隙間1aがストレート面2b、3bに挟まれて細くなる。これにより、しごき加工が施されフランジ部12bの外径寸法が所定の値にされる。このしごき加工により前記小さくされたダレ(S3の符号15の部分)に材料が充満し、ダレが修正される。
工程S5では、前記フランジ部12bが境界2c、3cを通過した後、パイプ部12aが前記境界2c、3cを通過する(図5参照)。この際に、リングパンチ4の内面とバーリングパンチのストレート面2bとにより、パイプ部12aがしごき加工される。それにより、肉厚が薄くなり、長さが延びる。なお、工程S1〜S5までの成形力は約700kNである。
工程S6では、プレス機械の下死点でフランジ部12bがリングパンチ4とノックアウトブロック5とで胴突かれ(サイジング)、フランジ部12bの底面が平面に形成される。なお、本工程の成形力は約900kNである。
工程S7では、ノックアウトブロック5がノックアウトピン6により上昇し、製品であるフランジ付きパイプ12がバーリングパンチ2とダイス3の隙間1aから取り出される。
1 装置(金型)
1a バーリングパンチと外型との間の隙間
1b バーリングパンチとリングパンチとの隙間
2 バーリングパンチ
2a バーリングパンチのテーパ面
2b バーリングパンチのストレート面
2c バーリングパンチの境界
3 外型(ダイス)
3a 外型(ダイス)のテーパ面
3b 外型(ダイス)のストレート面
3c ダイスの境界
4 リングパンチ
4a リングパンチのテーパ面
5 ノックアウトブロック
6 ノックアウトピン
10 製造方法
11 加工されるべき部材(半製品)
11a 中央穴
12 フランジ付きパイプ
12a パイプ部
12b フランジ部
13 バーリング加工工程
14 圧縮加工工程
15 ダレ
P 圧縮力
M 材料流動
t 半製品の板厚
T フランジ付きパイプのフランジ部の板厚
α バーリングパンチのテーパ面の角度
β ダイスのテーパ面の角度

Claims (4)

  1. フランジ付きパイプの製造方法であって、
    加工されるべき部材の中央穴の内周縁にバーリング加工を施してパイプ部を形成する際に、バーリングパンチを内型として、外型によって、加工されるべき部材の外周から半径方向内向きに圧縮力を付与するものであり、
    前記外型が、バーリングパンチの外周との間に隙間を空けて配置される筒状で、その内面にバーリングパンチの軸方向の基端側に向かうにつれて小径となるテーパ面が形成されており、
    前記加工されるべき部材に対してバーリングパンチと反対側から筒状のリングパンチを前記隙間へ、バーリングパンチに対し相対移動させることにより、前記外型に前記バーリングパンチと同じ方向に、前記加工されるべき部材に対する相対移動をさせ、
    それにより、前記外型のテーパ面で加工されるべき部材に前記圧縮力を付与する、フランジ付きパイプの製造方法。
  2. 前記バーリングパンチの外周に、軸方向に平行なパンチのストレート面と、そのストレート面の端部から先細りになるようにパンチのテーパ面とが形成され、
    前記リングパンチの内周面に、パンチのストレート面に平行なリングのストレート面がパンチのストレート面と間隔を空けるように形成されており、
    前記バーリングパンチのストレート面とリングパンチのストレート面とにより、しごき加工さらに施請求項記載のフランジ付きパイプの製造方法。
  3. 前記外型のテーパ面の下端からストレート面が形成されており、
    そのストレート面とテーパ面との境が、前記バーリングパンチの外周のストレート面とテーパ面との境より軸方向の同じ位置か、それより基端側であり、
    前記バーリングパンチのテーパ面により加工されるべき部材の開口を拡径させる際に、外型によって、加工されるべき部材の外周から半径方向内向きに圧縮力を付与する請求項記載のフフランジ付きパイプの製造方法。
  4. 前記バーリングパンチの先端付近に先細りのテーパ面が形成されており、
    前記外型のテーパ面の軸線となす角度は、前記バーリングパンチのテーパ面と軸線がなす角度と同じか、それより小さく設定される請求項1、2あるいは3のいずれかに記載のフランジ付きパイプの製造方法。
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