JP5608432B2 - 撮像装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、被写体を撮像して電子的な画像データを生成する撮像装置およびプログラムに関する。
近年、デジタルカメラなどの撮像装置は、多様な撮影シーンにそれぞれ適した撮影を行うことができる。たとえば、撮影者が表示モニタに表示されるメニューを選択することにより、撮影画像のアスペクト比を9:16または3:4のいずれか一方で設定できる技術が知られている(特許文献1参照)。この技術では、撮影者が表示モニタに表示されるメニューから被写体に最適なアスペクト比の撮影画像に切換えることができる。
特開2008−294705号公報
ところで、近年のデジタルカメラは、静止画のみならず、動画も撮影することができるうえ、静止画撮影の撮影中に動画撮影に切換えて瞬時に動画撮影を行うことができるのが一般的である。しかしながら、静止画撮影の撮影中に動画撮影に切換えられた場合に、静止画のアスペクト比の値と動画のアスペクト比の値とが異なるため、撮影者の意図しない構図から動画撮影が開始されるという問題点があった。
図11は、従来のデジタルカメラの問題点をより具体的に説明する図である。従来のデジタルカメラでは、たとえば図11に示すように、アスペクト比3:4に対応する静止画の画像W1からアスペクト比が異なるアスペクト比9:16に対応する動画の画像W2に瞬時に切換えられるため、人物の頭の一部が切れることで撮影者の意図しない構図になる。この場合、撮影者は、動画撮影が始まっているにも関わらず、デジタルカメラの構図を変更し、人物の顔がちょうど収まっている画像W3になるように操作しなければならなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、静止画撮影の撮影中にアスペクト比が異なる動画撮影を行う場合に、撮影者が意図しない構図から動画撮影が開始されることを防止することができる撮像装置およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、視野領域からの光を集光するレンズ部と、前記レンズ部が集光した光を用いて電子的な画像データを連続的に生成する撮像部と、前記撮像部が生成した前記画像データを記憶する記憶部と、前記撮像部が生成する前記画像データに対応する画像を表示する表示部とを備え、撮像する画像の縦横比率を第1比率として撮影する静止画撮影および前記縦横比率を前記第1比率より小さい第2比率として撮影する動画撮影を行うことが可能な撮像装置であって、撮影する画像の縦横比率を変更する変更指示信号の入力を受け付ける入力部と、前記撮像部が生成する画像データに含まれる画像に対し、前記第1比率と前記第2比率との間の縦横比率で切出した撮影画像を生成する画像切出し部と、前記静止画撮影中に前記入力部によって前記変更指示信号が入力された場合、前記画像切出し部が順次切出して生成する撮影画像の縦横比率を前記第1比率から前記第2比率に向けて時間とともに小さくする制御を行う制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る撮像装置は、上記発明において、前記入力部によって前記変更指示信号が入力された後に前記画像切出し部が生成する前記撮影画像の縦横比率が前記第2比率に到達したとき、前記撮影画像の縦横比率が前記第2比率になった旨を出力する出力部を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る撮像装置は、上記発明において、前記入力部は、外部からの押圧により進退可能なスイッチを有し、前記スイッチが半押しされた場合に前記変更指示信号の入力を受け付ける一方、前記スイッチが全押しされた場合に動画撮影の撮影指示信号の入力を受け付けることを特徴とする。
また、本発明に係る撮像装置は、上記発明において、前記画像切出し部が生成する前記撮影画像の縦横比率に応じた補助画像を付加して画像全体の縦横比率が前記第2比率に一致する合成画像を生成する画像合成部を備え、前記制御部は、前記画像切出し部が生成する前記撮影画像の縦横比率の変更中に前記入力部によって前記撮影指示信号が入力された場合、前記画像切出し部が生成する前記撮影画像の縦横比率が前記第2比率に到達するまで前記画像合成部に前記合成画像を生成させる制御を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る撮像装置は、上記発明において、前記画像切出し部が変更する前記撮影画像の縦横比率の変更タイミングを設定する設定部を備え、前記制御部は、前記設定部が設定した前記変更タイミングに応じて前記画像切出し部が生成する前記撮影画像の縦横比率を小さくする制御を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る撮像装置は、上記発明において、前記合成画像は、前記補助画像の縦の長さが前記撮影画像の縦の長さに一致することを特徴する。
また、本発明に係るプログラムは、視野領域からの光を集光するレンズ部と、前記レンズ部が集光した光を用いて電子的な画像データを連続的に生成する撮像部と、前記撮像部が生成した前記画像データを記憶する記憶部と、前記撮像部が生成する前記画像データに対応する画像を表示する表示部とを備え、撮像する画像の縦横比率を第1比率として撮影する静止画撮影および前記縦横比率を前記第1比率より小さい第2比率として撮影する動画撮影を行うことが可能な撮像装置に実行させるプログラムであって、前記静止画撮影中に前記撮像部が生成する画像データに含まれる画像の縦横比率を変更する変更指示信号が入力された場合、前記画像から切出して生成すべき撮影画像の縦横比率を設定する設定ステップと、前記設定ステップで設定された縦横比率を有する前記撮影画像を生成する生成ステップと、を、所定の終了条件を満たすまで繰り返し実行させ、前記縦横比率は、前記第1比率から前記第2比率に向けて時間とともに小さくなる関数によって与えられ、前記終了条件は、前記設定ステップで設定した縦横比率が第2比率であることを特徴とする。
本発明によれば、制御部が、静止画撮影中に動画用入力部によって変更指示信号が入力された場合、画像切出し部が順次切出して生成する撮影画像の縦横比率を第1比率から第2比率に向けて時間とともに小さくする制御を行う。この結果、静止画撮影の撮影中にアスペクト比が異なる動画撮影を行う場合に、撮影者が意図しない構図から動画撮影が開始されることを防止することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置の前面側の構成を示す斜視図である。 図3は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置の背面側の構成を示す斜視図である。 図4は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置が静止画撮影中に動画レリーズスイッチが撮影者によって半押動作した場合に表示部が表示する画像の一例を示す図である。 図5は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置が行う処理の概要を示すフローチャートである。 図6は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置の画像切出し部が生成する撮影画像の縦横比率の変化を示す図である。 図7は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置の画像切出し部が生成する撮影画像の垂直方向の有効範囲と時間との関係を示す図である。 図8は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置の画像合成部が生成する合成画像の生成方法を説明する模式図である。 図9は、本発明の一実施の形態に係る再生表示処理の概要を示すフローチャートである。 図10は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置の表示部が表示する画像の一例を示す図である。 図11は、従来の撮像装置の問題点を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)について説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付している。
図1は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。図2は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置の被写体に面する側(前面側)の構成を示す斜視図である。図3は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置の撮影者に面する側(背面側)の構成を示す図である。
図1〜図3に示すように、撮像装置1は、レンズ部2と、レンズ駆動機構3と、絞り駆動機構4と、シャッタ駆動機構5と、撮像素子6と、信号処理部7と、音声入出力部8と、操作入力部9と、表示部10と、タッチパネル11と、記録媒体インタフェース12と、不揮発性メモリ13と、揮発性メモリ14と、システムコントローラ15とを備える。
レンズ部2は、フォーカスレンズ及びズームレンズ等によって構成され、所定の視野領域から光を集光する。レンズ部2は、ズームレンズが光軸Q上を移動することによって画角を変化させる光学ズーム機能を有する。
レンズ駆動機構3は、DCモータ等によって構成され、レンズ部2のフォーカスレンズやズームレンズを光軸Q上で移動させることによってレンズ部2の焦点位置や焦点距離の変更を行う。
絞り駆動機構4は、絞り4a及びステッピングモータ等によって構成され、絞り4aを駆動することによってレンズ部2が集光した光の入射量を調整する。
シャッタ駆動機構5は、シャッタ5a及びステッピングモータ等によって構成され、シャッタ5aを駆動することによって撮像素子6の状態を露光状態または遮光状態に設定する。
撮像素子6は、レンズ部2が集光した光を受光して電気信号(アナログ信号)に変換するCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等によって実現され、変換した電気信号を信号処理部7に出力する。
信号処理部7は、撮像素子6から出力される電気信号に増幅等の信号処理を施した後、A/D変換を行うことによってデジタルの画像データに変換し、システムコントローラ15を介して揮発性メモリ14に出力する。なお、撮像素子6および信号処理部7を含む構成は、レンズ部2が集光した光を用いて電子的な画像データを連続的に生成する撮像部として機能する。
音声入出力部8は、マイクやスピーカ等によって構成され、たとえば音声情報の取得または出力を行う。なお、音声入出力部8は、本実施の形態では出力部として機能する。
操作入力部9は、図2および図3に示すように、撮像装置1の電源状態をオン状態またはオフ状態に切換える電源スイッチ9aと、外部から加えられる押圧力に応じて静止画撮影時の画像の縦横比率である第1比率で静止画撮影の指示を与えるレリーズ信号を入力する静止画レリーズスイッチ9bと、外部から加えられる押圧力に応じて全押動画および半押動作が可能であり、全押動作によって動画撮影の撮影指示信号の入力を受け付ける一方、半押動作によって撮影する画像の縦横比率を変更する変更指示信号の入力を受け付ける動画レリーズスイッチ9cと、撮像装置1の各種撮影モードを切換えるモード切換スイッチ9dと、撮像装置1の各種設定を行う操作スイッチ9eと、レンズ部2のズーム操作を行うズームスイッチ9fとを有する。なお、本実施の形態では、動画レリーズスイッチ9cが入力部として機能する。
表示部10は、液晶または有機EL(Electro Luminescence)等からなる表示パネルを用いて実現される。表示部10は、撮像素子6が生成する画像データに対応する画像を表示する。撮像装置1の操作情報および撮影に関する情報を適宜表示する。表示部10は、図3に示すように、表示画面の縦(垂直画素列に平行な方向)と横(水平画素列に平行な方向)との比が9:16であるが、たとえば表示画面の縦と横との比が3:4であってもよい。
タッチパネル11は、表示部10の表示画面上に重ねて設けられる(図3を参照)。タッチパネル11は、撮影者が表示部10で表示される情報に基づいて接触(タッチ)した位置を検出し、この接触位置に応じた操作信号の入力を受け付ける。一般に、タッチパネルとしては、抵抗膜方式、静電容量方式、光学式等がある。本実施の形態では、いずれの方式のタッチパネルであっても適用可能である。
記録媒体インタフェース12は、撮像装置1の外部から装着される記録媒体のメモリカード12aに対して画像データ等の情報を記憶する一方、メモリカード12aが記憶する情報を読み出す。なお、本実施の形態では、メモリカード12aが記憶部として機能する。
不揮発性メモリ13は、フラッシュメモリ等によって実現される。不揮発性メモリ13は、撮像装置1を動作させるための各種プログラムを記憶したプログラムコード13aと、プログラムの実行中に使用される各種データ等を記憶した制御パラメータ13bとを有する。
揮発性メモリ14は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)によって実現される。揮発性メモリ14は、信号処理部7から出力される画像データやシステムコントローラ15による処理中の情報が一時的に記録されるワークエリア14aを有する。具体的には、揮発性メモリ14は、撮像素子6が1フレーム(例えば1/30秒)毎に出力する画像データに対応する画像(ライブビュー画像)や静止画レリーズスイッチ9bが操作された際に撮像素子6が出力する画像データに対応する画像等を一時的に記憶する。
システムコントローラ15は、CPU(Central Processing Unit)等によって実現され、操作入力部9からの操作信号等に応じて不揮発性メモリ13からプログラムを読み出して実行し、撮像装置1を構成する各部に対する指示やデータの転送等を行って撮像装置1の動作を統括的に制御する。システムコントローラ15は、画像処理部15aと、圧縮・伸長部15bと、AF制御部15cと、AE制御部15dと、タイマカウンタ15eと、顔検出部15fと、画素数変換部15gと、画像切出し部15hと、画像合成部15iと、設定部15jとを有する。
画像処理部15aは、信号処理部7から出力された画像データに対して各種の画像処理を施し、揮発性メモリ14に出力する。具体的には、画像処理部15aは、信号処理部7から出力される画像データに対してエッジ強調、色補正およびγ補正等の処理を施す。
圧縮・伸長部15bは、揮発性メモリ14のワークエリア14aに記憶された画像データをメモリカード12aに記憶させる場合またはメモリカード12aに記録されている画像データを表示部10に表示させる場合に、JPEG(Joint Photographic Experts Group)圧縮方式等に基づいて画像データの圧縮処理や伸長処理を行う。
AF制御部15cは、信号処理部7から出力される画像データに基づいて、自動焦点調整を行う。たとえば、AF制御部15cは、画像データのコントラストに基づいて、レンズ駆動機構3を駆動し、撮影する被写体像の鮮鋭度が最大となるようにレンズ部2を光軸Q上で移動させる。
AE制御部15dは、信号処理部7から出力される画像データに基づいて、静止画撮影を行う際の条件、たとえば絞り4aの設定値、シャッタ速度等を決定することで自動露出を行う。
タイマカウンタ15eは、撮像装置1の動作の基準となる時間信号を生成する。これにより、システムコントローラ15は、画像データの取得間隔、撮像素子6の露光時間等を設定することができる。
顔検出部15fは、信号処理部7が出力する画像データに対応する画像に含まれる被写体の顔をパターンマッチング等で検出する。なお、本実施の形態では、顔検出部15fは、人物の顔を検出するようにしているが、たとえば犬や猫等の動物の顔であってもよい。
画素数変換部15gは、信号処理部7から出力される画像データに対して撮像装置1の各種撮影モードに応じた画素数に変換する。具体的には、画素数変換部15gは、画像データを静止画撮影や動画撮影それぞれに対応する画素数に変換する。
画像切出し部15hは、撮像素子6が生成する画像データに含まれる画像に対し、静止画撮影時の画像の縦横比率である第1比率3/4(アスペクト比3:4に対応)と、動画撮影時の画像の縦横比率であって第1比率より小さい縦横比率である第2比率9/16(アスペクト比9:16に対応)との間の縦横比率で切出した撮影画像を生成する。具体的には、第1比率がアスペクト比3:4(480×640ピクセル)に対応する比率であり、第2比率がアスペクト比9:16(1080×1920ピクセル)に対応する比率である。
画像合成部15iは、画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率に応じた補助画像を付加して画像全体の縦横比率が第2比率に一致する合成画像を生成する。
設定部15jは、画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率の変更タイミングを設定する。具体的には、設定部15jは、撮影者が操作スイッチ9eの操作内容に応じて、画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率の変更タイミングを設定する。
上述した各部を有するシステムコントローラ15は、静止画撮影中に動画レリーズスイッチ9cによって撮影する画像の縦横比率を変更する変更指示信号(動画撮影の準備を指示するファーストレリーズ信号)が入力された場合、画像切出し部15hが順次切出して生成する撮影画像の縦横比率を第1比率から第2比率に向けて時間とともに小さくする制御を行う。さらに、システムコントローラ15は、画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率を変更中に動画レリーズスイッチ9cによって動画撮影の撮影指示信号(動画撮影を指示するセカンドレリーズ信号)が入力された場合、画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率が第2比率に到達するまで画像合成部15iに合成画像を生成させる制御を行う。なお、本実施の形態では、システムコントローラ15が制御部として機能する。
以上の構成を有する撮像装置1が静止画撮影中に撮影者によって動画レリーズスイッチ9cが半押しされた場合の処理の概要について説明する。図4は、撮像装置1が静止画撮影中に撮影者によって動画レリーズスイッチ9cが半押しされた場合に表示部10が表示する画像の一例を示す図である。図4において、表示部10が表示する複数の画像のうち、代表的な3枚の画像W11〜W13(図4(a)〜(c))を示す。なお、画像W11〜W12の間および画像W12〜W13との間には、複数の画像がそれぞれ存在する。
図4においては、図4(a)の画像W11が、画像の縦横比率を第1比率で表した静止画撮影時の画像である。また、図4(b)の画像W12が、画像の縦横比率をアスペクト比2:3に対応する比率で表した画像である。さらに、図4(c)の画像W12が、第2比率で表した動画撮影時の画像である。なお、図4においては、画像W11〜W13の縦横比率の関係は、9/16<2/3<3/4を満たす。
図4に示すように、システムコントローラ15は、静止画撮影中に動画レリーズスイッチ9cによって撮影する画像の縦横比率を変更する変更指示信号が入力された場合、画像切出し部15hが順次切出して生成する撮影画像の縦横比率を第1比率から第2比率に向けて時間とともに小さくする制御を行う(画像W11→画像W12→画像W13)。その後、システムコントローラ15は、動画レリーズスイッチ9cによって動画撮影の撮影指示信号が入力された場合、画像切出し部15hが第2比率で生成する撮影画像を時系列に沿って連続的に揮発性メモリ14のワークエリア14aに記憶させる動画撮影を開始する。これにより、撮像装置1は、静止画撮影中にアスペクト比が異なる動画撮影を開始する場合に、システムコントローラ15が動画撮影用のアスペクト比に瞬時に変更することなく、徐々に動画撮影用のアスペクト比に近づけていくので、撮影者が被写体に対して構図を調整する時間的な余裕が生まれる。したがって、撮影者の意図しない構図、たとえば被写体が撮影領域からはみ出す構図から動画撮影が開始されることを防止することができる。
つぎに、本実施の形態に係る撮像装置1が行う処理について説明する。図5は、撮像装置1が行う処理の概要を示すフローチャートである。
図5において、まず、システムコントローラ15は、撮像装置1の電源がオンになっているか否かを判断する(ステップS101)。撮像装置1の電源がオンになっている場合(ステップS101:Yes)、撮像装置1はステップS102に移行する。一方、撮像装置1の電源がオンになっていない場合(ステップS101:No)、撮像装置1は本処理を終了する。
続いて、システムコントローラ15は、撮像装置1が静止画撮影モードに設定されているか否かを判断する(ステップS102)。具体的には、システムコントローラ15は、撮影する静止撮影時の画像の縦横比率が第1比率である静止画撮影モードであるか否かを判断する。撮像装置1が静止画撮影モードに設定されている場合(ステップS102:Yes)、撮像装置1はステップS103に移行する。一方、撮像装置1が静止画撮影モードに設定されていない場合(ステップS102:No)、撮像装置1は後述するステップS124に移行する。
まず、撮像装置1が静止画撮影モードに設定されている場合(ステップS102:Yes)について説明する。この場合、表示部10は、撮像素子6が一定の微小な時間間隔で連続的に生成する画像データに対応するライブビュー画像(スルー画像)を表示する(ステップS103)。このライブビュー画像の縦横比率は第1比率である(たとえば図4(a)のW11を参照)。
続いて、システムコントローラ15は、撮影者によって静止画レリーズスイッチ9bが操作(全押)されて静止画撮影のレリーズ信号が入力されたか否かを判断する(ステップS104)。静止画撮影のレリーズ信号が入力された場合(ステップS104:Yes)、撮像装置1はステップS105に移行する。一方、静止画撮影のレリーズ信号が入力されない場合(ステップS104:No)、撮像装置1はステップS107に移行する。
まず、静止画撮影のレリーズ信号が入力された場合(ステップS104:Yes)について説明する。この場合、システムコントローラ15は、現在の表示部10が表示するライブビュー画像に対して撮影を行い、画像切出し部15hが撮像素子6によって生成された画像データに含まれる画像を切出して生成した第1比率の撮影画像を揮発性メモリ14のワークエリア14aに一時的に記憶させ(ステップS105)、撮像装置1はステップS106に移行する。
その後、システムコントローラ15は、ワークエリア14aに記憶された第1比率の撮影画像を圧縮・伸長部15bで圧縮等の処理を施してメモリカード12aに記憶させ(ステップS106)、ステップS101に戻る。
つぎに、撮影者によって静止画レリーズスイッチ9bが操作されてない場合(ステップS104:No)について説明する。この場合、システムコントローラ15は、撮影者によって動画レリーズスイッチ9cが半押しされた否かを判断する(ステップS107)。具体的には、システムコントローラ15は、撮影者によって動画レリーズスッチ9cが全押しまで押し切られない途中まで押されて場合に静止することで、動画レリーズスイッチ9cが画像の縦横比率を変更する変更指示信号をシステムコントローラ15に出力したか否かを判断する。動画レリーズスイッチ9cが半押しされてない場合(ステップS107:No)、撮像装置1は後述するステップS113に移行する。一方、撮影者によって動画レリーズスイッチ9cが半押しされた場合(ステップS107:Yes)、撮像装置1はステップS108に移行する。
ステップS108において、システムコントローラ15は、撮像素子6が生成する画像データに含まる画像の縦横比率を設定し、この設定した画像の縦横比率で撮像素子6が生成する画像データに含まれる画像から切出した撮影画像を画像切出し部15hに生成させる(ステップS109)。
図6は、画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率の変化を示す図である。図6に示すように、画像切出し部15hは、時系列に沿って(図6(a)→図6(b)→(図6(c))撮影画像の縦横比率を第1比率から第2比率に向けて徐々に小さくしながら縦横比率が異なる撮影画像(E1→E2→E3)を順次生成する。なお、撮影画像E1と撮影画像E2との間および撮影画像E2と撮影画像E3との間には、複数の撮影画像がそれぞれ存在する。
図7は、画像切出し部15hが生成する撮影画像の垂直方向の有効範囲と時間との関係を示す図である。図7において、折れ線L1,L2は、画像切出し部15hが生成する撮影画像の垂直方向の有効範囲の時間変化を示す。図7では、横軸が時間であり、縦軸が画像切出し部15hによって生成される撮影画像の垂直方向の有効範囲を示す。
図7に示すように、画像切出し部15hは、予め設定された時間t1の間に撮影画像の縦横比率を時系列に沿って徐々に小さくなるように設定される。まず、時点0〜t1において、画像切出し部15hが撮像素子6によって生成される画像データに含まれる画像を切出して生成する撮影画像の垂直方向の有効範囲の時間変化率Δy/Δtは、
Δy/Δt=2(y−y)/t ・・・(1)
で設定される。つぎに、画像切出し部15hが撮像素子6によって生成される画像データに含まれる画像の中心から水平方向に向かう端部までの範囲をx(図6(a)参照)と設定し、第1比率を3/4と設定し、第2比率を9/16と設定した場合、撮影画像の垂直方向の有効範囲2yおよび2yは、
=(9/8)・x ・・・(2)
=(3/2)・x ・・・(3)
で設定される。ここで、式(1)の右辺に式(2)および式(3)を代入すると次式(4)が成立する。
Δy/Δt=−3x/8t ・・・(4)
このような時間変化率で、画像切出し部15hは、予め設定された時間t1内、たとえば2秒内で撮影画像の縦横比率を変化させ、撮影画像の垂直方向の有効範囲を設定する。なお、画像切出し部15hが生成する撮影画像における垂直方向の有効範囲の時間変化率の定義はあくまでも一例に過ぎず、たとえば、画像切出し部15hが生成する撮影画像における垂直方向の有効範囲の時間変化率を段階的に変化させてもよい。さらに、二次関数や対数関数を用いて時間変化率を設定してもよい。
ステップS110において、システムコントローラ15は、画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率が第2比率に到達したか否かを判断する。撮影画像の縦横比率が第2比率に到達した場合(ステップS110:Yes)、撮像装置1はステップS111に移行する。一方、撮影画像の縦横比率が第2比率に到達していない場合(ステップS110:No)、撮像装置1は後述するステップS118に移行する。
まず、撮影画像の縦横比率が第2比率に到達した場合(ステップS110:Yes)について説明する。この場合、システムコントローラ15は、画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率を第2比率で固定し(ステップS111)、撮像装置1はステップS112に移行する。
その後、システムコントローラ15は、音声入出力部8に画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率が第2比率に到達した旨を出力させる(ステップS112)。具体
的には、音声入出力部8は、音声等で撮影画像の縦横比率が第2比率に到達した旨を出力する。なお、本実施の形態では、音声等だけでなく、たとえば表示部10の画面上に画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率が第2比率になった旨を示すメッセージや画面の点滅等で出力するようにしてもよい。これにより、撮影者は、画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率が第2比率に到達したことを知ることができる。
続いて、システムコントローラ15は、撮影者によって動画レリーズスイッチ9cが全押しされたか否かを判断する(ステップS113)。具体的には、動画レリーズスイッチ9cによって動画撮影の撮影指示信号が入力されたか否かを判断する。撮影者によって動画レリーズスイッチ9cが全押しされてない場合(ステップS113:No)、撮像装置1はステップS101に戻る。この場合、システムコントローラ15は、撮影者によって動画レリーズスイッチ9cが半押しされたときに、動画撮影の準備を解除し、ステップS101戻り、静止画撮影を行うようにしてもよい。
これに対して、撮影者によって動画レリーズスイッチ9cが全押しされた場合(ステップS113:Yes)、撮像装置1はステップS114に移行する。
その後、システムコントローラ15は、画像切出し部15hが一定の微小な時間間隔で連続的に生成する第2比率の撮影画像を時系列に沿ってワークエリア14aに一時的に記憶させる動画撮影を開始する(ステップS114)。
続いて、システムコントローラ15は、撮影者によって動画撮影を終了する操作が行われたか否かを判断する(ステップS115)。具体的には、システムコントローラ15は、再度、撮影者によって動画レリーズスイッチ9cが操作されたか否かを判断する。動画撮影を終了する操作がない場合(ステップS115:No)、撮像装置1は、この判断を繰り返し、動画撮影を続ける。一方、動画撮影を終了する操作が行われた場合(ステップS115:Yes)、撮像装置1はステップS116に移行する。
その後、システムコントローラ15は、画像切出し部15hが一定の微小な時間間隔で連続的に生成する第2比率の撮影画像を時系列に沿ってワークエリア14aに一時的に記憶させる動画撮影を停止する(ステップS116)。
続いて、システムコントローラ15は、ワークエリア14aに記憶された一連の撮影画像を圧縮・伸長部15bで圧縮してメモリカード12aに動画データとして記憶させ(ステップS117)、撮像装置1はステップS101に戻る。
つぎに、撮影画像の縦横比率が第2比率に到達していない場合(ステップS110:No)について説明する。この場合、システムコントローラ15は、撮影者によって動画レリーズスイッチ9cが全押しされたか否かを判断する(ステップS118)。動画レリーズスイッチ9cが全押しされてない場合(ステップS118:No)、撮像装置1はステップS108に戻り、画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率が所定の終了条件を満たすまで繰り返し処理を続ける。具体的には、画像切出し部15hは、画像の縦横比率が第2比率に到達するまで、画像の縦横比率を第1比率から第2比率に向けて時間とともに小さくしながら撮影画像の生成を続ける。一方、動画レリーズスイッチ9cが全押しされた場合(ステップS118:Yes)、撮像装置1はステップS119に移行する。
続いて、システムコントローラ15は、画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率に関わらず、画像切出し部15hが一定の微小な時間間隔で連続的に生成する撮影画像を時系列に沿ってワークエリア14aに一時的に記憶させる動画撮影を開始し(ステップS119)、撮像装置1はステップS120に移行する。
その後、画像合成部15iは、画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率応じた補助画像を付加して画像全体の縦横比率が第2比率に一致する合成画像の生成を開始する(ステップS120)。この場合、ワークエリア14aには、画像合成が時系列に沿って順次記憶される。
図8は、画像合成部15iが生成する合成画像の生成方法を説明する模式図である。図8に示すように、画像合成部15iは、画像切出し部15hが生成する撮影画像W22の縦横比率応じた補助画像W21を付加して画像全体の縦横比率が第2比率に一致する合成画像W23を生成する。具体的には、合成画像W23は、矩形状をなし、補助画像W21の縦の長さが撮影画像W22の縦の長さが一致する。なお、本実施の形態において、画像合成部15iは、第2比率の撮影画像に対応する台紙上に、画像切出し部15hが時系列に沿って連続的に生成する撮影画像を順次合成することで、画像全体の縦横比率が第2比率に一致する合成画像を生成するようにしてもよい。
ステップS121において、システムコントローラ15は、画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率が第2比率に到達したか否かを判断する。撮影画像の縦横比率が第2比率に到達した場合(ステップS121:Yes)、撮像装置1はステップS122に移行する。一方、撮影画像の縦横比率が第2比率に到達していない場合(ステップS121:No)、撮像装置1はステップS124に移行する。
まず、画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率が第2比率に到達した場合(ステップS121:Yes)について説明する。この場合、システムコントローラ15は、画像合成部15iが順次生成する合成画像の生成を停止させ(ステップS122)、撮像装置1はステップS123に移行する。
その後、システムコントローラ15は、画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率を第2比率で固定し(ステップS123)、撮像装置1はステップS115に移行する。
つぎに、画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率が第2比率に到達していない場合(ステップS121:No)について説明する。この場合、システムコントローラ15は、撮影者によって動画撮影を終了する操作が行われたか否かを判断する(ステップS124)。撮影者によって動画撮影を終了する操作が行われた場合(ステップS124:Yes)、撮像装置1はステップS116に移行する。一方、撮影者によって動画撮影を終了する操作が行われてない場合(ステップS124:No)、撮像装置1はステップS120に戻る。
ここで、ステップS102において、撮像装置1が静止画撮影モードに設定されていない場合(ステップS102:No)について説明する。この場合、システムコントローラ15は、再生表示処理(ステップS125)を実行し、撮像装置1はステップS101に戻る。
図9は、図5に示す再生表示処理の概要を示すフローチャートである。図9に示すように、システムコントローラ15は、メモリカード12aに記憶された複数の画像や動画を表示する画像選択画面を表示部10に表示させる(ステップS201)。
続いて、システムコントローラ15は、撮影者によって表示部10が表示する画像選択画面の中から動画が選択されたか否かを判断する(ステップS202)。動画が選択された場合(ステップS202:Yes)、撮像装置1はステップS203に移行する。一方、動画が選択されていない場合(ステップS202:No)、撮像装置1はステップS208に移行する。
まず、撮影者によって表示部10が表示する画像選択画面の中から動画が選択された場合(ステップS202:Yes)について説明する。この場合、システムコントローラ15は、メモリカード12aに記憶された動画データを圧縮・伸長部15bで伸長して表示部10の画面上に表示させて動画再生を開始し(ステップS203)、撮像装置1はステップS204に移行する。
続いて、システムコントローラ15は、表示部10に表示させる一連の動画データであって時系列に沿って連続的に表示予定の画像に補助画像が付加されているか否かを判断する(ステップS204)。補助画像が付加されている場合(ステップS204:Yes)、システムコントローラ15は、表示部10が表示する画像に補助画像を付加した合成画像を表示させる(ステップS205)。
図10は、表示部10が表示する画像の一例を示す図である。図10において、表示部10が表示する複数の画像のうち、代表的な3枚の画像W31〜W33(図10(a)〜(c))を示す。なお、画像W31〜W32の間およびW32〜W33の間には、複数の画像がそれぞれ存在する。図10に示すように、表示部10は、表示する画像に補助画像を付加した合成画像、たとえば画像W31や画像W32を表示する。この場合、システムコントローラ15は、合成画像に含まれる補助画像を表示部10の画面上の端部によせて表示部10に表示させる。これにより、再生する動画に補助画像が付加されているので、単調に動画を再生するときに比べ、鑑賞者は楽しく鑑賞することができる。なお、表示する補助画像の内容や種類は、たとえば撮影者が操作スイッチ9e等で入力することによって作成し、メモリカード12aに記憶させてもよい。
これに対して、表示部10に表示させる一連の動画データであって時系列に沿って連続的に表示予定の画像に補助画像が付加されていない場合(ステップS204:No)、撮像装置1はステップS206に移行する。
ステップS206において、システムコントローラ15は、表示部10が表示する一連の動画データが終了したか否かを判断する(ステップS206)。動画データが終了していない場合(ステップS206:No)、撮像装置1はステップS204に戻り、動画再生を続ける。一方、動画データが終了した場合(ステップS206:Yes)、撮像装置1はメインルーチンに戻る。
つぎに、撮影者によって表示部10が表示する画像選択画面の中から動画が選択されてない場合(ステップS202:No)について説明する。この場合、システムコントローラ15は、メモリカード12aに記憶された静止画データを圧縮・伸長部15bで伸長して表示部10の画面上に表示させ(ステップS207)、撮像装置1はステップS208に移行する。
続いて、システムコントローラ15は、撮影者によって操作スイッチ9eが操作され、表示部10が現在表示している静止画を変更させる指示信号が入力されたか否かを判断する(ステップS208)。静止画を変更させる指示信号が入力された場合(ステップS208)、システムコントローラ15は、表示部10が表示する静止画の変更を行い(ステップS209)、撮像装置1はステップS207に戻る。一方、静止画を変更させる指示信号が入力されていない場合(ステップS208:No)、撮像装置1はメインルーチンに戻る。
以上説明した本実施の形態では、システムコントローラ15が、静止画撮影中に動画レリーズスイッチ9cによって撮影する画像の縦横比率を変更する変更指示信号が入力された場合、画像切出し部15hが順次切出して生成する撮影画像の縦横比率を第1比率から第2比率に向けて時間とともに小さくする制御を行う。この結果、静止画撮影の撮影中にアスペクト比が異なる動画撮影を行う場合に、撮影者が意図しない構図から動画撮影が開始されることを防止することができる。さらに、撮影者は、システムコントローラ15が画像切出し部15hによって生成される撮影画像の縦横比率を徐々に変更しているので、被写体が撮影領域からはみ出す前に撮像装置1の構図を操作し、被写体が撮像領域からはみ出すことを防止することができる。また、システムコントローラ15は、画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率の変更中に撮影者によって動画レリーズスイッチ9cが全押動作した場合、画像切出し部15hが順次切出して生成する撮影画像をワークエリア14aに一時的に記憶させる動画撮影を開始するので、動画撮影を瞬時に開始することができる。
また、本実施の形態では、静止画撮影時の画像の縦横比率である第1比率が3/4(アスペクト比3:4に対応)であったが、たとえば第1比率を2/3(アスペクト比2:3に対応)としてもよい。より一般的には、第1比率が第2比率より大きければよい。
また、本実施の形態では、システムコントローラ15は、画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率を時系列に沿って第1比率から第2比率に向けて時間とともに小さくする制御を行っていたが、たとえば撮影画像の縦横比率を時間とともに段階的に変更させてもよい。
また、本実施の形態では、動画レリーズスッチ9cが半押しされた場合に画像の縦横比率の変更を指示する変更指示信号の入力を受け付ける一方、全押しされた場合に動画撮影の撮影指示信号の入力を受け付けていたが、たとえば、画像の縦横比率の変更を指示する変更指示信号の入力を受け付ける変更用スイッチと、動画撮影の撮影指示信号の入力を受け付ける動画撮影用スイッチとを別に設けてもよい。
また、本実施の形態では、システムコントローラ15は、動画レリーズスイッチ9cが半押動作した場合において、画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率を第2比率から第1比率に向けて時間とともに小さくした後、再度、動画レリーズスイッチ9cが半押動作したときに、動画撮影の準備を解除して静止画撮影に戻していたが、たとえば撮影者によって動画レリーズスイッチ9cが半押動作し続けた場合に、画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率を第1比率から第2比率に向けて時間とともに小さくし、動画レリーズスイッチ9cが半押動作を解除したときに、動画撮影の準備を解除して静止画撮影に戻るようにしてもよい。
また、本実施の形態では、設定部15jが撮影者による操作スイッチ9eの操作内容に応じて、画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率の変更タイミングを設定していたが、たとえば、被写体の焦点距離、顔検出部15fの検出結果や撮影状況等に応じて画像切出し部15hが生成する撮影画像の縦横比率の変更タイミングを自動的に設定してもよい。
また、本実施の形態では、撮像装置1をデジタル一眼レフカメラとして説明しているが、例えばデジタルビデオカメラやカメラ付き携帯電話など、静止画撮影と動画撮影とを行うことができる各種電子機器に適用することができる。
1 撮像装置
2 レンズ部
3 レンズ駆動機構
4 絞り駆動機構
4a 絞り
5 シャッタ駆動機構
5a シャッタ
6 撮像素子
7 信号処理部
8 音声入出力部
9 操作入力部
9a 電源スイッチ
9b 静止画レリーズスイッチ
9c 動画レリーズスイッチ
9d モード切換スイッチ
9e 操作スイッチ
9f ズームスイッチ
10 表示部
11 タッチパネル
12 記録媒体インタフェース
12a メモリカード
13 不揮発性メモリ
14 揮発性メモリ
15 システムコントローラ
15a 画像処理部
15b 圧縮・伸長部
15c AF制御部
15d AE制御部
15e タイマカウンタ
15f 顔検出部
15g 画素数変換部
15h 画像切出し部
15i 画像合成部
15j 設定部
Q 光軸

Claims (7)

  1. 視野領域からの光を集光するレンズ部と、前記レンズ部が集光した光を用いて電子的な画像データを連続的に生成する撮像部と、前記撮像部が生成した前記画像データを記憶する記憶部と、前記撮像部が生成する前記画像データに対応する画像を表示する表示部とを備え、撮像する画像の縦横比率を第1比率として撮影する静止画撮影および前記縦横比率を前記第1比率より小さい第2比率として撮影する動画撮影を行うことが可能な撮像装置であって、
    撮影する画像の縦横比率を変更する変更指示信号の入力を受け付ける入力部と、
    前記撮像部が生成する画像データに含まれる画像に対し、前記第1比率と前記第2比率との間の縦横比率で切出した撮影画像を生成する画像切出し部と、
    前記静止画撮影中に前記入力部によって前記変更指示信号が入力された場合、前記画像切出し部が順次切出して生成する撮影画像の縦横比率を前記第1比率から前記第2比率に向けて時間とともに小さくする制御を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記入力部によって前記変更指示信号が入力された後に前記画像切出し部が生成する前記撮影画像の縦横比率が前記第2比率に到達したとき、前記撮影画像の縦横比率が前記第2比率になった旨を出力する出力部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記入力部は、
    外部からの押圧により進退可能なスイッチを有し、
    前記スイッチが半押しされた場合に前記変更指示信号の入力を受け付ける一方、前記スイッチが全押しされた場合に動画撮影の撮影指示信号の入力を受け付けることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記画像切出し部が生成する前記撮影画像の縦横比率に応じた補助画像を付加して画像全体の縦横比率が前記第2比率に一致する合成画像を生成する画像合成部を備え、
    前記制御部は、前記画像切出し部が生成する前記撮影画像の縦横比率の変更中に前記入力部によって前記撮影指示信号が入力された場合、前記画像切出し部が生成する前記撮影画像の縦横比率が前記第2比率に到達するまで前記画像合成部に前記合成画像を生成させる制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記画像切出し部が変更する前記撮影画像の縦横比率の変更タイミングを設定する設定部を備え、
    前記制御部は、前記設定部が設定した前記変更タイミングに応じて前記画像切出し部が生成する前記撮影画像の縦横比率を小さくする制御を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の撮像装置。
  6. 前記合成画像は、前記補助画像の縦の長さが前記撮影画像の縦の長さに一致することを特徴する請求項4記載の撮像装置。
  7. 視野領域からの光を集光するレンズ部と、前記レンズ部が集光した光を用いて電子的な画像データを連続的に生成する撮像部と、前記撮像部が生成した前記画像データを記憶する記憶部と、前記撮像部が生成する前記画像データに対応する画像を表示する表示部とを備え、撮像する画像の縦横比率を第1比率として撮影する静止画撮影および前記縦横比率を前記第1比率より小さい第2比率として撮影する動画撮影を行うことが可能な撮像装置に実行させるプログラムであって、
    前記静止画撮影中に前記撮像部が生成する画像データに含まれる画像の縦横比率を変更する変更指示信号が入力された場合、
    前記画像から切出して生成すべき撮影画像の縦横比率を設定する設定ステップと、
    前記設定ステップで設定された縦横比率を有する前記撮影画像を生成する生成ステップと、
    を、所定の終了条件を満たすまで繰り返し実行させ、
    前記縦横比率は、前記第1比率から前記第2比率に向けて時間とともに小さくなる関数によって与えられ、
    前記終了条件は、前記設定ステップで設定した縦横比率が第2比率であることを特徴とするプログラム。
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