JP5606818B2 - インク組成物、インクセットおよび画像形成方法 - Google Patents
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Description
また、特許文献2に記載のインク組成物においても、インクジェット記録専用紙に対する耐擦性は改良されるものの、一般的に用いられる普通紙等の記録媒体への記録ではなかった。
<1> 色材と、水と、パラフィンワックス及びポリエチレンワックスから選択される少なくとも1種のワックス1並びにカルナウバワックス及びステアリン酸アミドワックスから選択される少なくとも1種のワックス2の2種のワックスを含むワックス粒子と、を含有するインク組成物。
<2> 前記2種のワックスは比重が異なるワックスを含む<1>に記載のインク組成物。
<3> 前記ワックス1の比重が0.95以下であり、前記ワックス2の比重が0.95を超える<1>又は<2>に記載のインク組成物。
<4> 前記2種のワックスの比重差が0.05以上0.15以下である<1>〜<3>のいずれか1項に記載のインク組成物。
<5> 前記ワックス2がカルナウバワックスである<1>〜<4>のいずれか1項に記載のインク組成物。
<6> 前記ワックス1がパラフィンワックスである<1>〜<5>のいずれか1項に記載のインク組成物。
<7> 前記2種のワックスの質量比が1:4〜4:1である<1>〜<6>のいずれか1項に記載のインク組成物。
<8> 更にポリマー粒子を含有する<1>〜<7>のいずれか1項に記載のインク組成物。
<9> 前記色材が顔料である<1>〜<8>のいずれか1項に記載のインク組成物。
<11> 更に、前記インク組成物と接触して凝集させる凝集成分を含む処理液を有する<10>に記載のインクセット。
<13> 更に、前記インク付与工程及び前記処理液付与工程を経て形成された画像を、加熱定着する加熱定着工程を有する<12>に記載の画像形成方法。
本発明のインク組成物は、色材と、水と、パラフィンワックス及びポリエチレンワックスから選択される少なくとも1種のワックス1並びにカルナウバワックス及びステアリン酸アミドワックスから選択される少なくとも1種のワックス2の2種のワックスを含むワックス粒子とを含有する。
上記インク組成物はかかる構成とすることで、インク組成物は経時保存したときの安定性に優れ、画像形成直後の耐ブロッキング性に優れる画像の形成が可能となる。
具体的には、少なくとも2種のワックスをワックス粒子としてインク組成物中に含有することにより、画像形成直後のブロッキング性が顕著に改良されることを見出した。即ち、比重が小さく液表面に偏在しやすいワックスはインク組成物中で経時的に分離してしまうため、インク組成物の良好な保存安定性を保ち難い傾向にあるが、液表面に偏在しやすいワックスをそれより比重の大きいワックスと共にワックス粒子として存在させることでインク組成物中でのワックスの分離が効果的に抑制され、インク組成物の保存安定性を顕著に向上させることができる。これにより、画像形成直後の画像のブロッキング性を改善しながら、インク自体の保存安定性をも保持することができる。
本発明のインク組成物は、少なくとも2種のワックスを含むワックス粒子を含有する。
ここで、本発明におけるワックス粒子とは、少なくとも2種のワックスが1つのワックスの粒子であるかのように混合して1つの粒子のように存在している粒子をいう。
前記2種のワックスの一方(以下、「ワックス1」ともいう。)の比重は、インク組成物の保存安定性、特に、画像形成直後のブロッキングの抑制の向上の観点から、0.95以下であることが好ましく、0.89以上0.95以下の範囲がより好ましく、0.89以上0.91以下の範囲が特に好ましい。ワックス1の比重を0.95以下とすることで、画像形成直後の耐ブロッキング性は顕著に改善される。
前記2種のワックスの他方(以下、「ワックス2」ともいう。)の比重は、インク組成物の保存安定性向上の観点から、0.95を超えることが好ましく、0.95を超え1.00以下の範囲がより好ましく、0.97以上1.00以下の範囲が特に好ましい。ワックス2の比重が0.95を超えることで、インク組成物の分散性が向上し、保存安定性が顕著に改善される。
前記2種のワックスの組み合わせとしては、ワックス1の比重が0.95以下(より好ましくは0.89以上0.95以下の範囲、更に好ましくは0.89以上0.91以下の範囲)であり、ワックス2の比重が0.95を超えること(より好ましくは0.95を超え1.00以下の範囲、更に好ましくは0.97以上1.00以下の範囲)が好ましい。
上記組み合わせで用いることにより、インク組成物中でのワックスの分離が効果的に抑制されてインク組成物の分散性及び保存安定性は共に向上する。
前記2種のワックスの比重差としては、インク組成物の保存安定性の向上の観点から0.05〜0.15の範囲が好ましく、0.05〜0.11の範囲がより好ましく、0.07〜0.11の範囲が特に好ましい。
天然ワックスとしては、石油系ワックス、植物系ワックス、動物系ワックスが挙げられる。石油系ワックスとして、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラタム等、また、植物系ワックスとしてはカルナウバワックス、キャンデリラワックス、ライスワックス、木ロウ等、また、動物系ワックスとしてはラノリン、みつろう等を挙げることができる。
合成ワックスとしては、合成炭化水素系ワックス、変性ワックス系が挙げられる。合成炭化水素系ワックスとしては、ポリエチレンワックス、フィッシャー・トロブシュワックス等が挙げられ、また、変性ワックス系としてはパラフィンワックス誘導体、モンタンワックス誘導体、マイクロクリスタリンワックス誘導体、脂肪酸アミドワックス誘導体等を挙げることができる。
また、ワックス2としては、ワックス1との構造の類似性、インク組成物の保存安定性、画像形成直後の画像の耐ブロッキング性、画像の耐擦性の向上の観点から、植物系ワックスおよび脂肪酸アミドワックスから選択される少なくとも1種であることが好ましく、カルナウバワックス、ステアリン酸アミドワックスから選択される少なくとも1種であることがより好ましく、カルナウバワックスから選択される少なくとも1種であることが特に好ましい。
上記の中でも、ワックス1とワックス2の組合せとしては、インク組成物の保存安定性、画像形成直後の画像の耐ブロッキング性、画像の耐擦性の向上の観点から、パラフィンワックス、ポリエチレンワックスから選択される1種と、カルナウバワックス、ステアリン酸アミドワックスから選択される少なくとも1種との組み合わせが好ましく、パラフィンワックスとカルナウバワックスとの組み合わせが特に好ましい。
ワックス粒子は、分散物の形態(特に、エマルション)で添加されることが好ましい。
ワックス粒子としては、インク組成物の保存安定性、画像形成直後の画像の耐ブロッキング性、画像の耐擦性の向上の観点から、少なくとも2種のワックスを共乳化することによって得られたワックス粒子であることが好ましい。
一般的に、ワックスの水分散物の製造方法としては、界面活性剤や分散剤を添加し、油相を水相中でコロイドミルなどの機械力によって粉砕することによって水分散物を得る湿式粉砕法、また、油相の融点温度以上の水槽に融解温度以上の油相をホモジナイザー等を用いて、高せん断力で乳化分散した後、冷却することによって水分散物を得る乳化法、または「乳化・可溶化の技術」(辻 推著、工学図書(株)1976年、P92〜104)、特開2002−18254等記載の方法が挙げられる。本発明の2種類のワックスからなるワックス粒子は油相として2種類のワックスを用いることで適宜調整することができる。
ワックス粒子の体積平均粒径は、光散乱を用いた粒度分布測定装置等で測定することができ、本発明においては、日機装(株)製、マイクロトラックUPA EX150を用いて測定した値である。
ワックス2に対してワックス1の質量比が上がると画像形成直後の耐ブロッキング性と耐擦性が良化する傾向にあるがインク組成物の分離性は悪化する傾向となるが、ワックス2に対するワックス1の比率が1:4以下であると分離性を良好に保つことができ、更に3:1以下であると顕著に良好となる。
また、ワックス2に対してワックス1の質量比が下がると画像の耐擦性及び耐ブロッキング性が悪化し、インク組成物の分離性は良化する傾向となる。
本発明のインク組成物は、色材の少なくとも1種を含む。
色材としては、公知の染料、顔料等を特に制限なく用いることができる。中でも、インク着色性の観点から、水に殆ど不溶であるか、又は難溶である色材であることが好ましい。具体的には例えば、各種顔料、分散染料、油溶性染料、J会合体を形成する色素等を挙げることができ、顔料であることがより好ましい。
本発明においては、水不溶性の顔料自体または分散剤で表面処理された顔料自体を色材とすることができる。
本発明においては、特に限定がない場合は、水不溶性とは水100質量部(25℃)に対する溶解量が5.0質量部以下であることをいう。
本発明における顔料としては、その種類に特に制限はなく、従来公知の有機及び無機顔料を用いることができる。例えば、アゾレーキ、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、ペリレン及びペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、ジケトピロロピロール顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロン顔料等の多環式顔料や、塩基性染料型レーキ、酸性染料型レーキ等の染料レーキや、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック、昼光蛍光顔料等の有機顔料、酸化チタン、酸化鉄系、カーボンブラック系等の無機顔料が挙げられる。また、カラーインデックスに記載されていない顔料であっても水相に分散可能であれば、いずれも使用できる。更に、前記顔料を界面活性剤や高分子分散剤等で表面処理したものや、グラフトカーボン等も勿論使用可能である。前記顔料のうち、特に、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、カーボンブラック系顔料を用いることが好ましい。具体的には特開2007−100071号公報記載の顔料などが挙げられる。
インク組成物においては、色材が顔料である場合、色材が分散剤によって被覆された色材粒子として水系溶媒に分散されていることが好ましい。分散剤としては、ポリマー分散剤でも低分子の界面活性剤型分散剤でもよい。ポリマー分散剤としては、水不溶性ポリマー分散剤(以下、単に「分散剤」ともいう。)で分散されていることが好ましい。前記水不溶性のポリマーは、色材(特に、顔料)の分散が可能であれば特に制限は無く、従来公知の水不溶性ポリマー分散剤を用いることができる。水不溶性ポリマー分散剤は、例えば、疎水性の構成単位と親水性の構成単位の両方を含んで構成することができる。
また前記親水性構成単位を構成するモノマーとしては、親水性基を含むモノマーであれば特に制限はない。前記親水性基としては、ノニオン性基、カルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基等を挙げることができる。尚、ノニオン性基は後述の自己分散性ポリマーにおけるノニオン性基と同義である。
本発明における親水性構成単位は、分散安定性の観点から、少なくともカルボキシル基を含むことが好ましく、ノニオン性基とカルボキシル基を共に含む形態であることもまた好ましい。
ここで「(メタ)アクリル酸」は、アクリル酸またはメタクリル酸を意味する。
もよい。例えば、従来公知の水溶性低分子分散剤や、水溶性ポリマー等を用いることができる。前記水不溶性ポリマー分散剤以外の分散剤の含有量は、前記分散剤の含有量の範囲内で用いることができる。
前記色材粒子には、必要に応じて、塩基性物質(中和剤)、他の界面活性剤等のその他の添加剤を添加することができる。
塩基性物質としては、中和剤(有機塩基、無機アルカリ)を用いることができる。塩基性物質は、分散剤を中和する目的で、前記分散剤を含む組成物がpH7〜11となるように添加するのが好ましく、pH8〜10となるように添加するのがより好ましい。
塩基性物質の含有量としては、分散剤のイオン性基100モル%に対して、50〜150モル%であることが好ましく、70〜120モル%であることがより好ましく80〜100モル%であることが特に好ましい。
塩基性物質の具体例については、ポリマー粒子におけるものと同様である。
前記色材粒子は、例えば、顔料、分散剤、必要に応じて溶媒(好ましくは有機溶剤)等を含む混合物を、分散機により分散することにより色材粒子分散物として得ることができる。
この色材粒子分散物の製造方法によれば、前記色材粒子が微細に分散され、保存安定性に優れた色材粒子分散物を製造することができる。
工程(2):分散処理後の混合物から、前記有機溶剤の少なくとも一部を除去する工程
前記塩基性物質の添加量(中和度)には、特に限定がない。通常、最終的に得られる色材粒子分散物の液性が、中性に近い液性、例えば、pH(25℃)が4.5〜10であることが好ましい。また前記分散剤に応じた中和度により、pHを決めることもできる。
また、これらの有機溶剤は、単独で用いても複数併用してもよい。
なお、混練、分散についての詳細は、T.C. Patton著”Paint Flow and Pigment Dispersion”(1964年 John Wiley and Sons社刊)等に記載されている。
また、必要に応じて、縦型若しくは横型のサンドグラインダー、ピンミル、スリットミル、超音波分散機等を用いて、0.01〜1mmの粒径のガラス、ジルコニア等でできたビーズで微分散処理を行なうことにより得ることができる。
また、色材粒子の粒径分布に関しては、特に制限は無く、広い粒径分布又は単分散性の粒径分布のいずれであってもよい。また、単分散性の粒径分布を持つ色材粒子を、2種以上混合して使用してもよい。
尚、色材粒子の平均粒径及び粒径分布は、例えば、動的光散乱法を用いて測定することができる。
また、色材の含有量としては、画像濃度の観点から、インク組成物の質量に対して、0.1〜25質量%であることが好ましく、1〜20質量%がより好ましく、1.5〜15質量%がさらに好ましく、1.5〜10質量%が特に好ましい。
インク組成物は、耐擦性向上の点で、さらにポリマー粒子を含有することが好ましい。
ポリマー粒子としては、例えば、特開2010−046896号公報の段落番号[0021]〜[0055]に記載されるポリマー粒子を用いることができる。
本発明においては、特開2010−046896号公報の段落番号[0021]〜[0055]に記載されるポリマー粒子の中でも、吐出安定性及び液安定性の観点から、自己分散性ポリマー粒子が好ましく、カルボキシル基を有する自己分散性ポリマー粒子がより好ましい。自己分散性ポリマー粒子とは、界面活性剤の不存在下に、ポリマー自身が有する官能基(特に酸性基又はその塩)によって、水性媒体中で分散状態となり得る水不溶性ポリマーであって、遊離の乳化剤を含有しない水不溶性ポリマーの粒子を意味する。
また、縮合系ポリマーと縮合系ポリマーを構成するモノマーの好適な例としては、特開2001−247787号公報に記載されているものを挙げることができる。
前記親水性基は、自己分散促進の観点、形成された乳化又は分散状態の安定性の観点から、解離性基であることが好ましく、アニオン性の解離基であることがより好ましい。前記解離性基としては、カルボキシル基、リン酸基、スルホン酸基などが挙げられ、中でも、インク組成物を構成した場合の定着性の観点から、カルボキシル基が好ましい。
解離性基含有モノマーとしては、例えば、不飽和カルボン酸モノマー、不飽和スルホン酸モノマー、不飽和リン酸モノマー等が挙げられる。
前記不飽和スルホン酸モノマーの具体例としては、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、3−スルホプロピル(メタ)アクリレート、ビス−(3−スルホプロピル)−イタコン酸エステル等が挙げられる。
前記不飽和リン酸モノマーの具体例としては、ビニルホスホン酸、ビニルホスフェート、ビス(メタクリロイロキシエチル)ホスフェート、ジフェニル−2−アクリロイロキシエチルホスフェート、ジフェニル−2−メタクリロイロキシエチルホスフェート、ジブチル−2−アクリロイロキシエチルホスフェート等が挙げられる。
上記の解離性基含有モノマーの中では、分散安定性、吐出安定性の観点から、不飽和カルボン酸モノマーが好ましく、アクリル酸及びメタクリル酸がより好ましい。
また前記重合性基は、縮重合性の重合性基であっても、付加重合性の重合性基であってもよい。本発明においては水性媒体中での粒子形状安定性の観点から、付加重合性の重合性基であることが好ましく、エチレン性不飽和結合を含む基であることがより好ましい。
なお、「(メタ)アクリレート」は、アクリレート又はメタクリレートを意味する。
本発明においては、自己分散状態の安定性、芳香環同士の疎水性相互作用による水性媒体中での粒子形状の安定化、粒子の適度な疎水化による水溶性成分量の低下の観点から、15質量%〜90質量%であることがより好ましく、15質量%〜80質量%であることがより好ましく、25質量%〜70質量%であることが特に好ましい。
ポリマーの分子量範囲は、重量平均分子量で、1,000〜20万であることが好ましく、1,000〜10万であることがより好ましく、1,000〜1万であることが更に好ましい。重量平均分子量を1,000以上とすることで吐出安定性を確保することができる。
なお、重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)で測定した。GPCは、HLC−8220GPC(東ソー(株)製)を用い、カラムとして、TSKgeL SuperHZM−H、TSKgeL SuperHZ4000、TSKgeL SuperHZ2000(いずれも東ソー(株)製の商品名)を用いて3本直列に接続し、溶離液としてTHF(テトラヒドロフラン)を用いた。また、条件としては、試料濃度を0.35質量%、流速を0.35ml/min、サンプル注入量を10μl、測定温度を40℃とし、RI検出器を用いて行なった。また、検量線は、東ソー(株)製「標準試料TSK standard,polystyrene」:「F−40」、「F−20」、「F−4」、「F−1」、「A−5000」、「A−2500」、「A−1000」、「n−プロピルベンゼン」の8サンプルから作製した。
・メチルメタクリレート/イソボルニルメタクリレート/メタクリル酸 共重合体(40/52/8)、ガラス転移温度:160℃、酸価:52.1
・メチルメタクリレート/イソボルニルメタクリレート/メタクリル酸 共重合体(38/52/10)、ガラス転移温度:160℃、酸価:65.1
・メチルメタクリレート/イソボルニルメタクリレート/メタクリル酸 共重合体(42/52/6)、ガラス転移温度:161℃、酸価:39.1
・メチルメタクリレート/イソボルニルメタクリレート/メタクリル酸 共重合体(36.5/52/11.5)、ガラス転移温度:160℃、酸価:74.8
・メチルメタクリレート/イソボルニルメタクリレート/メタクリル酸 共重合体(36/52/12)、ガラス転移温度:160℃、酸価:78.1
・メチルメタクリレート/イソボルニルメタクリレート/ジシクロペンタニルメタクリレート/メタクリル酸 共重合体(20/62/10/8)、ガラス転移温度:170℃、酸価:52.1
・メチルメタクリレート/ジシクロペンタニルメタクリレート/メタクリル酸 共重合体(20/72/8)、ガラス転移温度:160℃、酸価:52.1
・メチルメタクリレート/ジシクロペンタニルメタクリレート/メタクリル酸 共重合体(18/72/10)、ガラス転移温度:161℃、酸価:65.1
ポリマー粒子(特に自己分散性ポリマー粒子)のインク組成物中における含有量としては、画像の耐擦性、画像光沢の均一性などの観点から、インク組成物の全質量に対して、1〜10質量%であることが好ましく、2〜5質量%であることがより好ましい。
本発明におけるインク組成物は水を含有する。また含有する水の量には特に制限はない。本発明において水の好ましい含有量は、10〜99質量%であり、より好ましくは30〜80質量%である。
インク組成物は、水と共に水溶性有機溶剤を更に含んでもよい。前記水溶性有機溶剤を含有することにより、乾燥防止、浸透促進を図ることができる。
この場合、水より蒸気圧の低い水溶性有機溶剤を用いることが好ましい。具体的な例としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、チオジグリコール、ジチオジグリコール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、アセチレングリコール誘導体、グリセリン、トリメチロールプロパン等に代表される多価アルコール類、エチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノエチル(又はブチル)エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、N−エチルモルホリン等の複素環類、スルホラン、ジメチルスルホキシド、3−スルホレン等の含硫黄化合物、ジアセトンアルコール、ジエタノールアミン等の多官能化合物、尿素誘導体等が挙げられる。中でも、乾燥防止剤としては、グリセリン、ジエチレングリコール等の多価アルコールが好ましい。また、これらの水溶性有機溶剤は単独で用いても、2種以上併用してもよい。これらの水溶性有機溶剤を含有する場合の含有量は、インク組成物中に、10〜50質量%含有されることが好ましい。
尚、水溶性有機溶剤は、単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。
インク組成物が含み得る他の成分としては、例えば、褪色防止剤、乳化安定剤、浸透促進剤、紫外線吸収剤、防腐剤、防黴剤、pH調整剤、消泡剤、粘度調整剤、分散剤、分散安定剤、防錆剤、キレート剤、界面活性剤、固体湿潤剤等の公知の添加剤が挙げられる。これらの各種添加剤は、インク組成物を調製後に直接添加してもよく、インク組成物の調製時に添加してもよい。具体的には、特開2007−100071号公報の段落番号[0153]〜[0162]に記載のその他の添加剤などが挙げられる。
本発明のインクセットは、シアン、マゼンタ、イエロー、及びブラックから選ばれる少なくとも1色の前記インク組成物を含んで構成されたものである。
4色の各インク組成物は、前述のインク組成物の項に記載の色材を目的の色相を有する色材として選択することで各色毎の4色のインク組成物を調製することができる。
本発明のインクセットは、後述のインク組成物を用いる画像形成方法に用いられ、特に、インクジェット方式の画像形成方法に用いるインクセットとして好ましい。
本発明における処理液は、既述のインク組成物と接触することで凝集体を形成可能なように構成されたものである。具体的には、処理液は、インク組成物中の色材(顔料等)などの分散粒子を凝集させて凝集体を形成可能な凝集成分を少なくとも含むことが好ましく、必要に応じて、他の成分を用いて構成することができる。インク組成物と共に処理液を用いることで、例えば、インクジェット記録を高速化でき、高速記録しても濃度、解像度の高い描画性(例えば細線や微細部分の再現性)、画像形成直後の耐ブロッキング性、耐擦性に優れた画像が得られる。
処理液は、インク組成物と接触して凝集体を形成可能な凝集成分の少なくとも1種を含有することができる。インクジェット法で吐出された前記インク組成物に処理液が混合することにより、インク組成物中で安定的に分散している顔料等の凝集が促進される。
中でも、本発明においては、画像濃度、解像度、及びインクジェット記録の高速化の観点から、前記インク組成物のpH(25±1℃)が7.5以上であって、処理液のpH(25±1℃)が1.0〜3である場合が好ましい。
前記凝集成分は、1種単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
中でも、2価以上のカチオン性有機化合物が好ましい。
本発明における処理液は、凝集成分に加え、一般には水溶性有機溶剤を含むことができ、本発明の効果を損なわない範囲内で、更にその他の各種添加剤を用いて構成することができる。水溶性有機溶剤の詳細については、既述のインク組成物におけるものと同様である。
本発明の画像形成方法は、本発明のインク組成物を記録媒体に付与するインク付与工程と、前記インク組成物中の成分と接触して凝集させる凝集成分を含む処理液を記録媒体に付与する処理液付与工程と、を有し、必要に応じてその他の工程を備えて構成される。
−インク付与工程−
インク付与工程は、既述の本発明のインク組成物を記録媒体に付与する。インク組成物の付与法としてはインクジェット法で付与することが好ましい。本工程では、記録媒体上に選択的にインク組成物を付与でき、所望の可視画像を形成できる。本発明のインク組成物における各成分の詳細及び好ましい態様などの詳細については、既述した通りである。
ンクを吐出させる電荷制御方式、ピエゾ素子の振動圧力を利用するドロップオンデマンド方式(圧力パルス方式)、電気信号を音響ビームに変えインクに照射して放射圧を利用してインクを吐出させる音響インクジェット方式、及びインクを加熱して気泡を形成し、生じた圧力を利用するサーマルインクジェット(バブルジェット(登録商標))方式等のいずれであってもよい。
尚、前記インクジェット法には、フォトインクと称する濃度の低いインクを小さい体積で多数射出する方式、実質的に同じ色相で濃度の異なる複数のインクを用いて画質を改良する方式や無色透明のインクを用いる方式が含まれる。
尚、前記インクジェット法により記録を行う際に使用するインクノズル等については特に制限はなく、目的に応じて、適宜選択することができる。
処理液付与工程は、インク組成物中の成分と接触して凝集させる凝集成分を含む処理液を記録媒体に付与し、処理液をインク組成物と接触させて画像化する。この場合、インク組成物中のポリマー粒子や色材(例えば顔料)などの分散粒子が凝集し、記録媒体上に画像が固定化される。なお、処理液における各成分の詳細及び好ましい態様については、既述した通りである。
本発明の画像形成方法は、前記インク付与工程及び処理液付与工程を経て形成された画像に加熱面を接触させて加熱定着する加熱定着工程を有することが好ましい。加熱定着処理を施すことにより、記録媒体上の画像の定着が施され、画像の耐擦性をより向上させることができる。
ポリマー粒子の最低造膜温度(MFT)はポリマーのTgとインク溶剤の種類、量によって制御され、一般的にはTgが低いほど、インク溶剤のI/O値が低いほど、インク溶剤の量が多いほどMFTは低下する傾向にある。
本発明の画像形成方法は、記録媒体上に画像を記録するものである。
記録媒体には、特に制限はないが、一般のオフセット印刷などに用いられる、いわゆる上質紙、コート紙、アート紙などのセルロースを主体とする一般印刷用紙を用いることができる。セルロースを主体とする一般印刷用紙は、水性インクを用いた一般のインクジェット法による画像記録においては比較的インクの吸収、乾燥が遅く、打滴後に色材移動が起こりやすく、画像品質が低下しやすいが、本発明の画像形成方法によると、色材移動を抑制して色濃度、色相に優れた高品位の画像の記録が可能である。
<インクセット1の調製>
−ポリマー分散剤P−1の合成−
以下に示すようにしてポリマー分散剤P−1を合成した。
得られた樹脂の組成は、1H−NMRで確認し、GPCより求めた重量平均分子量(Mw)は44,600であった。さらに、JIS規格(JISK0070:1992)に記載の方法により酸価を求めたところ、65.2mgKOH/gであった。
ピグメント・ブルー15:3(フタロシアニンブル−A220、大日精化株式会社製)10部と、前記ポリマー分散剤P−1を5部と、メチルエチルケトン42部と、1規定 NaOH水溶液5.5部と、イオン交換水87.2部とを混合し、ビーズミルにより0.1mmφジルコニアビーズを用いて2〜6時間分散した。
得られた分散物を減圧下、55℃でメチルエチルケトンを除去し、更に一部の水を除去した後、更に、高速遠心冷却機7550(久保田製作所製)を用いて、50mL遠心菅を使用し、8000rpmで30分間遠心処理を行ない、沈殿物以外の上澄み液を回収した。その後、吸光度スペクトルから顔料濃度を求め、顔料濃度が10質量%の樹脂被覆顔料粒子(ポリマー分散剤で被覆された顔料)の顔料分散物C(シアン分散液C)を得た。
顔料分散物Cの調製において、ピグメント・ブルー15:3(フタロシアニンブル−A220、大日精化株式会社製)の代わりに、ピグメント・レッド122(Cromophtal Jet Magenta DMQ、チバ・ジャパン社製)を用いた以外は顔料分散物Cの調製と同様にして、顔料濃度が10質量%の樹脂被覆顔料粒子(ポリマー分散剤で被覆された顔料)の顔料分散物M(マゼンタ分散液M)を調製した。
顔料分散物Cの調製において、シアン顔料Pigment Blue 15:3の代わりに、イエロー顔料ピグメントイエロー74(Fast Yellow FG 、山陽色素(株)製)を用い、ポリマー分散剤の添加量を固形分換算で4.0gに変更した以外は、同様の方法で顔料濃度が10質量%の顔料分散物Y(イエロー分散液Y)を調製した。得られたイエロー分散液Yの平均粒径は82nmであった。
顔料分散物Cの調製において、シアン顔料Pigment Blue 15:3の代わりに、カーボンブラック(デグッサ社製NIPEX160−IQ)を用い、ポリマー分散剤の添加量を固形分換算で3.0gに変更した以外は、同様の方法で顔料濃度が10質量%の顔料分散物K(ブラック分散液K)を調製した。得られたブラック分散液Kの平均粒径は130nmであった。
攪拌機、温度計、還流冷却管、及び窒素ガス導入管を備えた2リットル三口フラスコに、メチルエチルケトン560.0gを仕込んで、87℃まで昇温した。反応容器内は還流状態を保ちながら(以下、反応終了まで還流)、メチルメタクリレート278.4g、イソボルニルメタクリレート243.6g、メタクリル酸58.0g、メチルエチルケトン108g、及び「V−601」(和光純薬工業(株)製)2.32gからなる混合溶液を、2時間で滴下が完了するように等速で滴下した。滴下完了後、1時間攪拌後、(1)「V−601」1.16g、メチルエチルケトン6.4gからなる溶液を加え、2時間攪拌を行った。続いて、(1)の工程を4回繰り返し、さらに「V−601」1.16g、メチルエチルケトン6.4gからなる溶液を加えて3時間攪拌を続けた。重合反応終了後、溶液の温度を65℃に降温し、イソプロパノール163.0gを加えて放冷した。得られた共重合体の重量平均分子量(Mw)は63000、酸価は65.1(mgKOH/g)であった。
その後、減圧下、反応容器内温度70℃で1.5時間保って、イソプロパノール、メチルエチルケトン、蒸留水を合計で287.0g留去し(溶剤除去工程)、プロキセルGXL(S)(アーチ・ケミカルズ・ジャパン(株)製)0.278g(ポリマー固形分に対してベンゾイソチアゾリン−3−オンとして440ppm)添加した。その後1μmのフィルターでろ過を実施し、ろ過液を回収し、固形分濃度26.5%の自己分散性ポリマー粒子B−01の水性分散物を得た。得られたポリマー粒子をイオン交換水で希釈し25.0%の液の体積平均粒径は3.0nmであった。
得られた自己分散性ポリマー粒子の水性分散物を測定に適した濃度(ローディングインデックスが0.1〜10の範囲)に適宜希釈し、超微粒子粒度分布測定装置ナノトラックUPA−EX150(日機装(株)製)を用い、動的光散乱法により、各水分散物を全て同一測定条件にて体積平均粒子径を測定した。すなわち、粒子透過性:透過、粒子屈折率:1.51、粒子形状:非球形、密度:1.2g/cm3、溶媒:水、セル温度:18〜25℃の条件において測定を行なった。
上記で得られた顔料分散物Cを用いて、下記のインク組成になるように各成分を混合した。これをプラスチック製のディスポーザブルシリンジに詰め、PVDF5μmフィルター(Millex−SV、直径25mm、ミリポア社製)で濾過し、シアンインク(インク組成物)C−01を調製した。
・シアン顔料(ピグメント・ブルー15:3) :2.5%
・前記ポリマー分散剤P−1(固形分) :1.25%
・前記ポリマー粒子B−01(固形分) :8.5%
・サンニックスGP250 :10%
(三洋化成工業(株)製、水溶性有機溶剤)
・トリプロピレングリコールモノメチルエーテル(TPGmME) :2%
(日本乳化剤(株)製MFTG、水溶性有機溶剤)
・ジプロピレングリコール :4%
(和光純薬工業(株)製、水溶性有機溶剤)
・尿素 :5%
(日産化学工業(株)製、固体湿潤剤)
・オルフィンE1010 :1.5%
(日信化学工業(株)製、界面活性剤)
・ワックス粒子(カルナウバ/パラフィン複合粒子=9:1、体積平均粒径90nm) :2%
・イオン交換水 :残部
上記で得られた顔料分散物Mを用いて、下記のインク組成になるように各成分を混合した。これをプラスチック製のディスポーザブルシリンジに詰め、PVDF5μmフィルター(Millex−SV、直径25mm、ミリポア社製)で濾過し、マゼンタインク(インク組成物)M−01を調製した。
・マゼンタ顔料(ピグメント・レッド122) :6.7%
・前記ポリマー分散剤P−1(固形分) :3.4%
・前記ポリマー粒子B−01(固形分) :5.2%
・サンニックスGP250 :10%
(三洋化成工業(株)製、水溶性有機溶剤)
・トリプロピレングリコールモノメチルエーテル(TPGmME) :2%
(日本乳化剤(株)製MFTG、水溶性有機溶剤)
・ジプロピレングリコール :4%
(和光純薬工業(株)製、水溶性有機溶剤)
・尿素 :5%
(日産化学工業(株)製、固体湿潤剤)
・オルフィンE1010 :1.5%
(日信化学工業(株)製、界面活性剤)
・ワックス粒子(カルナウバ/パラフィン複合粒子=9:1、体積平均粒径90nm) :2%
・イオン交換水 :残部
上記で得られた顔料分散物Yを用いて、下記のインク組成になるように各成分を混合した。これをプラスチック製のディスポーザブルシリンジに詰め、PVDF5μmフィルター(Millex−SV、直径25mm、ミリポア社製)で濾過し、イエローインク(インク組成物)Y−01を調製した。
・イエロー顔料(ピグメント・イエロー74) :4.0%
・前記ポリマー分散剤P−1(固形分) :1.6%
・前記ポリマー粒子B−01(固形分) :7.0%
・サンニックスGP250 :10%
(三洋化成工業(株)製、水溶性有機溶剤)
・トリプロピレングリコールモノメチルエーテル(TPGmME) :2%
(日本乳化剤(株)製MFTG、水溶性有機溶剤)
・ジプロピレングリコール :4%
(和光純薬工業(株)製、水溶性有機溶剤)
・尿素 :5%
(日産化学工業(株)製、固体湿潤剤)
・オルフィンE1010 :1.0%
(日信化学工業(株)製、界面活性剤)
・ワックス粒子(カルナウバ/パラフィン複合粒子=9:1、体積平均粒径90nm) :2%
・イオン交換水 :残部
上記で得られた顔料分散物Kを用いて、下記のインク組成になるように各成分を混合した。これをプラスチック製のディスポーザブルシリンジに詰め、PVDF5μmフィルター(Millex−SV、直径25mm、ミリポア社製)で濾過し、ブラックインク(インク組成物)K−01を調製した。
・ブラック顔料(カーボンブラック) :3.0%
・前記ポリマー分散剤P−1(固形分) :0.9%
・前記ポリマー粒子B−01(固形分) :7.0%
・サンニックスGP250 :10%
(三洋化成工業(株)製、水溶性有機溶剤)
・トリプロピレングリコールモノメチルエーテル(TPGmME) :2%
(日本乳化剤(株)製MFTG、水溶性有機溶剤)
・ジプロピレングリコール :4%
(和光純薬工業(株)製、水溶性有機溶剤)
・尿素 :5%
(日産化学工業(株)製、固体湿潤剤)
・オルフィンE1010 :1.0%
(日信化学工業(株)製、界面活性剤)
・ワックス粒子(カルナウバ/パラフィン複合粒子=9:1、体積平均粒径90nm) :2%
・ニューポールPE−108 :0.2%
(三洋化成工業(株)製、増粘剤)
・スノーテックスXS :0.05%
(日産化学(株)製、コロイダルシリカ)
・イオン交換水 :残部
上記のシアンインク、マゼンタインク、イエローインク及びブラックインクをインクセット1とした。
また、インクセット1において、インクセット1におけるシアンインク、マゼンタインク、イエローインク及びブラックインクのワックスの種類、組成比、添加量を表1記載のように変更した以外は、インクセット1と同様にして表1記載のその他のインクセット2〜17を調製した。
下記のようにして、処理液を調製した。尚、粘度は、E型粘度計(東機産業社製)を用いて測定した。表面張力は、Automatic Surface Tensiometer CBVP−Z(協和界面科学(株)製)を用いて25℃の条件下で測定した。
・マロン酸 6.3%
・リンゴ酸 6.4%
・リン酸(純度85%) 3.8%
・ベンゾトリアゾール 1.0%
・ジエチレングリコールモノブチルエーテル 4.0%
・トリプロピレングリコールモノメチルエーテル 4.0%
・イオン交換数 残部
処理液の物性値はpH:1.1、粘度:1.9mPa・s、表面張力:41.5mN/mであった。
分散安定性評価装置LUMiSizer(L.U.M社製)を用い、ポリカーボネート製のサンプルチューブに上記で得られたシアンインクを0.4g添加し、25℃で回転数4000rpmで950分間遠心操作を行った後、サンプルチューブを実験台上に垂直に立て、サンプルチューブ内のインク組成物の上面に白濁物が浮遊しているかどうかを目視で観察して下記評価基準にて評価した。評価結果を表1に示した。
〜評価基準〜
AA:遠心後5分後に観察し、表面に白濁物が見えない。
A :遠心後15分後に観察し、表面に白濁物が見えない。
B :遠心後15分後に観察し、極わずか白濁物が見える。
C :遠心後15分後に観察し、白濁物がはっきりと見える。
シアンインク以外のマゼンタインク、イエローインク及びブラックインクについても、同様に行った結果、得られた結果は同様となった。
下記のインクジェット記録装置を用い、上記で得られたインクセット1〜17を下記のように打滴して、画像を形成した。
記録媒体として坪量154g/m2のOKトップコート+(王子製紙(株)製)を用いて、解像度が1200dpi×1200dpi、インク組成物の吐出液滴量は2〜6pL相当になるようにした。
次いで、処理液T−1を塗布した記録媒体22を温風噴出しノズル58(70℃温風9m3/分吹き付け)とIRヒータ60(180℃)によって乾燥処理し、処理液中の溶媒の一部を乾燥させた。
この記録媒体22を第1の中間搬送部24を介して描画部14に搬送し、各色ベタ画像用の画像信号に応じてCMYK(シアン・マゼンダ・イエロー・ブラック)のそれぞれの前記インク組成物をヘッド72から吐出して打滴した。インク吐出体積はハイライト部では2pl、高濃度部では6plで、記録密度は主走査・副走査方向共に1200dpiで記録されるようにした。その際、不吐出ノズルが発生した場合は、不吐出ノズルの隣接ノズルにおいて6plを使用して、不吐出によるスジムラを見えにくくする処理を行った。また、処理液ドラム54、乾燥ドラム76を描画ドラム70と別に設けたことにより、処理液の乾燥を高速で行なう場合にも、その熱や風の悪影響が描画部に及ぶ事が無く、安定吐出が達成された。
次に乾燥ドラム76上で第1のIRヒータ78(表面温度180℃)、温風噴出しノズル80(70℃温風×12m3/分の風量)、第2のIRヒータ82(表面温度180℃)で乾燥させた。乾燥時間は約2秒である。
次に、画像形成された記録媒体22を50℃の定着ドラム84と、80℃の第1定着ローラ86及び第2定着ローラ88とによって、0.30MPaのニップ圧で加熱定着した。その際、第1定着ローラ86、第2定着ローラ88としては、金属製の心金に硬度30°のシリコンゴムを6mmの厚さで設け、その上にソフトPFA被覆(50μm厚)を施し、インク画像に対する密着性及び剥離性に優れたものを使用した。
記録媒体22は、各ドラム54、70、76、84によるドラム搬送によって535mm/sの搬送速度で搬送されるようにした。
以上の工程を経て、画像形成された記録媒体の評価サンプルを得た。
上記工程を経て、2000枚の片面連続印字を実施した。得られた印字サンプルを25℃、60%RHで1時間放置後、さらに印字面の裏面に同様に印字し、両面印字を実施した。
排出トレイに集積されて重ねられた2000枚の記録媒体を24時間、25℃、60%RHの環境条件下で保管し、画像形成された記録媒体の350枚目と351枚目との間のブロッキングの発生の有無を下記の評価基準にしたがって評価した。
〜評価基準〜
A:紙面を剥がすときに貼り付き感もなく、紙の付着が目視で認められない。
B:印字面のごく一部(10cm2に1箇所程度)に接着部があり、目視で紙の付着が僅かに確認できる。
C:印字面全体に接着が生じ、紙の付着が全体的に認められる。
10mm×50mmに裁断した未印字の(N)シルバーダイヤ(坪量104.7g/m2、日本製紙(株)製)を、文鎮(質量470g、サイズ15mm×30mm×120mm)に巻きつけ、評価サンプルの画像が印字された面を3往復擦った。このとき、未印字のシルバーダイヤと評価サンプルとが接触する面積は、150mm2であり、評価サンプルの画像が受ける負荷は、荷重260kg/m2に相当する。擦った後の評価サンプルの印字面を目視により観察し、下記の評価基準にしたがって評価した。
〜評価基準〜
AA:印字面の画像(色材)の剥れは視認できなかった。
A:印字面の画像(色材)の剥れは視認できなかったが、擦った紙に色材が転写した。
B:印字面の画像(色材)の剥れがわずかにと視認できたが、実用上問題なし。
C:印字面の画像(色材)の剥れがはっきりと視認でき、実用上問題あり。
Claims (13)
- 色材と、水と、パラフィンワックス及びポリエチレンワックスから選択される少なくとも1種のワックス1並びにカルナウバワックス及びステアリン酸アミドワックスから選択される少なくとも1種のワックス2の2種のワックスを含むワックス粒子と、を含有するインク組成物。
- 前記2種のワックスは比重が異なるワックスを含む請求項1に記載のインク組成物。
- 前記ワックス1の比重が0.95以下であり、前記ワックス2の比重が0.95を超える請求項1又は請求項2に記載のインク組成物。
- 前記2種のワックスの比重差が0.05以上0.15以下である請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のインク組成物。
- 前記ワックス2がカルナウバワックスである請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のインク組成物。
- 前記ワックス1がパラフィンワックスである請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のインク組成物。
- 前記2種のワックスの質量比が1:4〜4:1である請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のインク組成物。
- 更にポリマー粒子を含有する請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のインク組成物。
- 前記色材が顔料である請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のインク組成物。
- シアン、マゼンタ、イエロー、及びブラックから選択される少なくとも1色の、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載のインク組成物を有するインクセット。
- 更に、前記インク組成物と接触して凝集させる凝集成分を含む処理液を有する請求項10に記載のインクセット。
- 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載のインク組成物を記録媒体に付与するインク付与工程と、前記インク組成物中の成分と接触して凝集させる凝集成分を含む処理液を記録媒体に付与する処理液付与工程と、を有する画像形成方法。
- 更に、前記インク付与工程及び前記処理液付与工程を経て形成された画像を、加熱定着する加熱定着工程を有する請求項12に記載の画像形成方法。
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