JP5606267B2 - 端子付き電線の防水及び防食方法 - Google Patents

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本発明は、端子付き電線の防水及び防食方法に関する。
従来、電線被覆を取り除いて露出した導体部分を端子で圧着した端子付き電線が知られている。このような端子付き電線には、端子圧着部分をホットメルトモールディングすることにより防水を図ったものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、端子圧着部分を取り囲むように金型を取り付け、金型内に発泡ウレタンを注入することにより防水を図った端子付き電線についても提案されている(例えば特許文献2参照)。さらに、電線被覆を取り除かれ端子が圧着された電線の導体部分に紫外線硬化型の第1封止材を滴下し、この第1封止材上に第2封止材を滴下し、第1及び第2封止材に紫外線を照射することにより防水及び防食を図った端子付き電線についても提案されている(例えば特許文献3参照)。
特開2006−286385号公報 特開2007−52999号公報 再表2007−13589号公報
しかし、特許文献1及び2に記載の端子付き電線では、ホットメルトや発泡ウレタンを用いるため、材料の温度管理が必要となってしまう。また、ホットメルトや発泡ウレタンを用いると、ホットメルトの冷却時間や発泡ウレタンの硬化時間が必要となり、端子付き電線の完成までの時間が長くなってしまう。さらに、特許文献2及び3の端子付き電線では、吐出や塗布の工程が行われるため、処理後の形状・膜厚保証が困難となってしまう。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その発明の目的とするところは、材料の温度管理が不要となり、完成までの時間を短縮すると共に形状・膜厚保証が容易とすることが可能な端子付き電線の防水及び防食方法を提供することにある。
本発明の端子付き電線の防水及び防食方法は、電線被覆を取り除いて露出した導体部分を端子で圧着した端子付き電線の防水及び防食方法であって、熱可塑性樹脂、シリコーンゴム、エラストマー、並びに、ポリオレフィン系樹脂及びエチレン系共重合体の少なくとも1つを主成分とする樹脂成分のうち、いずれか1つにより構成された絶縁性の保護部材上に、銅、アルミ及びスズを含む金属板を重ねた部品を、端子を圧着した圧着部に対して前記保護部材が圧着部側となるように積層する積層工程と、前記積層工程により積層された部品の前記金属板を圧着部に押圧する押圧工程と、を有することを特徴とする。
この端子付き電線の防水及び防食方法によれば、保護部材上に金属板を重ねた部品を、端子を圧着した圧着部に積層し、この部品を圧着部に押圧するため、保護部材が導体部分に摩り込まれるようになり防水及び防食図ることができる。また、上記工程に温度調整等の工程を設ける必要がなく材料の温度管理が不要となると共に、材料の冷却や硬化を待つ必要がない。さらに、材料吐出や塗布の工程が必要ない。従って、材料の温度管理が不要となり、完成までの時間を短縮すると共に形状・膜厚保証が容易とすることができる。
また、端子付き電線の防水及び防食方法において、積層工程に先立って、部品の保護部材と金属板とを接着接合する接合工程をさらに有することが好ましい。
この端子付き電線の防水及び防食方法によれば、積層に先立って、保護部材と金属板とを接着接合する工程を有するため、押圧の際に保護部材と金属板との位置関係が崩れ難くなり、両者がズレてしまう事態を抑制することができる。
本発明によれば、材料の温度管理が不要となり、完成までの時間を短縮すると共に形状・膜厚保証が容易とすることが可能な端子付き電線の防水及び防食方法を提供することができる。
本実施形態に係る端子付き電線の防水及び防食方法により作成された端子付き電線を示す構成図であって、(a)は完成品を示しており、(b)は分解状態を示している。 本実施形態に係る端子付き電線の防水及び防食方法により作成された端子付き電線の側方断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る端子付き電線の防水及び防食方法により作成された端子付き電線を示す構成図であって、(a)は完成品を示しており、(b)は分解状態を示している。
図1(a)及び(b)に示すように、端子付き電線1は、電線10と端子20とを備え、電線10の被覆11を取り除いて露出した導体部分12を端子20のバレル部21を加締めることにより圧着したものである。なお、端子20は、電線10の被覆11を加締める被覆バレル部22についても有している。
また、図1(b)に示すように、本実施形態において端子付き電線1は金属板31と保護部材32とからなる部品30を備え、この部品30が圧着部に押圧されて固定されることによって防食及び防水を図っている。この部品30は、端子20の圧着部側に保護部材32を有し、保護部材32上に金属板31が積層されている。
金属板31は、銅、アルミ、スズを含んで構成されている。保護部材32は、熱可塑性樹脂、シリコーンゴム、エラストマー、並びに、ポリオレフィン系樹脂及びエチレン系共重合体の少なくとも1つを主成分とする樹脂成分のうち、いずれか1つにより構成された絶縁性の部材である。
ここで、エラストマーとしては、例えばエチレン系共重合体、スチレン系エラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマー、及び、熱可塑性ポリアミドエラストマーなどが挙げられる。
また、ポリオレフィン系樹脂としては、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、メタロセンポリエチレン、及び、スチレン系エラストマーなどが挙げられる。さらに、エチレン系共重合体としては、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−プロピレンゴム、エチレンブタジエンゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体、及び、エチレン−エチルアクリレート共重合体などが挙げられる。
次に、本実施形態に係る端子付き電線1の防水及び防食方法について説明する。まず、金属板31と保護部材32とを用意し、これらを接着接合する。これにより、金属板31と保護部材32との位置ズレを防止する。そして、金属板31と保護部材32とからなる部品30を圧着部に積層する。
その後、部品30を圧着部側に押圧する。これにより、金属板31と保護部材32とからなる部品30が圧着部を保護することとなる。特に、この部品30のうち保護部材32が圧着部の導体部分12に摩り込まれるようになり防水及び防食を図ることができる。
ここで、保護部材32は断面コの字状となっている。このため、より詳しくは保護部材32の前側突部32aが端子20の凹部20aに入り込むように、且つ、後側突部32bが被覆バレル部22の後端側に位置するようにして、部品30を押圧する。これにより、圧着部の前後を包むように保護部材32が位置することとなり、止水効果を高めることができる。
図2は、本実施形態に係る端子付き電線の防水及び防食方法により作成された端子付き電線の側方断面図である。特に図2に示すように、端子30を加締めた場合、電線被覆11と端子20の凹部20aとの位置は上下にずれており段差を有した構造となる。このため、保護部材32の前後の突部32a,32bを上記の如く位置させて押圧することで段差により止水効果が小さくなってしまう事態を防止している。
次に、本実施形態に係る防水及び防食方法と、従来技術と差異を説明する。まず、本実施形態においては電線10に端子20を圧着した後、防食・防水を図るための加工時間は約0.2〜1.0秒である。一方、特許文献1に記載の技術の場合、加工時間は約15〜60秒であり、特許文献2及び特許文献3に記載の技術の場合、加工時間は約10〜30秒である。このため、本実施形態に係る防水及び防食方法では、冷却や硬化時間がなく完成までの時間が短縮されているといえる。
さらに、本実施形態において形状・膜圧保証は容易であるのに対し、特許文献2及び特許文献3に記載の技術によるものにおいて形状・膜圧保証はできない、専用の設備によりできる、又は、確認保証時間が長い。このため、本実施形態に係る防水及び防食方法では、形状・膜厚保証が容易とすることができる。
このようにして、本実施形態に係る端子付き電線1の防水及び防食方法によれば、保護部材32上に金属板31を重ねた部品30を、端子20を圧着した圧着部に積層し、この部品30を圧着部に押圧するため、保護部材32が導体部分12に摩り込まれるようになり防水及び防食を図ることができる。また、上記工程に温度調整等の工程を設ける必要がなく材料の温度管理が不要となると共に、材料の冷却や硬化を待つ必要がない。さらに、材料吐出や塗布の工程が必要ない。従って、材料の温度管理が不要となり、完成までの時間を短縮すると共に形状・膜厚保証が容易とすることができる。
また、単に保護部材32を用いるだけでなく、保護部材32上に金属板31を配置しているため、保護部材32を金属板31により保護することができ、且つ、部品30を端子圧着機により押圧させることができる。
また、積層に先立って、保護部材32と金属板31とを接着接合する工程を有するため、押圧の際に保護部材32と金属板31との位置関係が崩れ難くなり、両者がズレてしまう事態を抑制することができる。
また、本実施形態では保護部材32上に金属板31を重ねることで部品化できることとなり、管理等も容易である。また、部品30の大きさもそれほど大きくなることがない。
さらに、積層及び押圧を行うため、従来の設備を流用又は改良をするだけでよく、専用の設備を要しない。また、接着剤を使用しないため、接着剤が流れ落ちることがなく、且つ、形状保持がしやすい。
加えて、端子付き電線1は熱や紫外線に曝されることがないため、被覆11が劣化することがない。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
例えば、本実施形態において部品30は予め接着接合されているが、特にこれに限らず、金属板31は保護部材32上に単に積層されて、押圧されてもよい。
1…端子付き電線
10…電線
11…被覆
12…導体部分
20…端子
21…バレル
22…被覆バレル部
30…部品
31…金属板
32…保護部材

Claims (3)

  1. 電線被覆を取り除いて露出した導体部分を端子で圧着した端子付き電線の防水及び防食方法であって、
    熱可塑性樹脂、シリコーンゴム、エラストマー、並びに、ポリオレフィン系樹脂及びエチレン系共重合体の少なくとも1つを主成分とする樹脂成分のうち、いずれか1つにより構成された絶縁性の保護部材上に、銅、アルミ及びスズを含む金属板を重ねた部品を、端子を圧着した圧着部に対して前記保護部材が圧着部側となるように積層する積層工程と、
    前記積層工程により積層された部品の前記金属板を圧着部に押圧する押圧工程と、
    を有することを特徴とする端子付き電線の防水及び防食方法。
  2. 前記積層工程に先立って、前記部品の保護部材と金属板とを接着接合する接合工程をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の端子付き電線の防水及び防食方法。
  3. 前記保護部材は前側突部と後側突部とを有した断面コの字状であって、
    前記端子は、前記導体部分を加締めるバレル部と、前記バレル部よりも前端側の凹部と、前記電線被覆を加締める被覆バレル部と、を有し、
    前記積層工程では、前記前側突部が前記凹部に入り込み、前記後側突部が前記被覆バレル部よりも後端側に位置するように、前記部品を前記圧着部に積層する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の端子付き電線の防水及び防食方法。
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