JP5603646B2 - ステータおよびステータの製造方法 - Google Patents
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Description
特許文献1には集中巻のステータが記載されており、ステータコアはステータ片(本願の分割コアに相当)をリング状に配列して構成される。また、ステータ片は、ケイ素鋼板を積層して構成されたステータコア歯(本願のティースに相当)と、ステータコア歯の歯部を挟むように対向配置されて相互に嵌合する一対のボビン状インシュレータ(本願のインシュレータに相当)と、ボビン状インシュレータを介してステータコア歯の歯部に巻き回されたステータコイル(本願のコイルに相当)と、により構成される。特許文献1では、一対のインシュレータでステータコアを挟み、両インシュレータでステータコアを覆うことにより、ステータコアと導線との間で電気絶縁を確保できる。
本発明によれば、インシュレータの内壁が、インシュレータの径方向の外側に撓むので、ステータコアの寸法ばらつきを吸収することができる。また、内壁が撓んで発生する弾性復元力により、ステータコアはインシュレータの内壁とはステータコアを挟んで反対側の面に押し付けられるので、インシュレータをステータコアに安定して固定できる。したがって、ステータコアの寸法ばらつきを吸収して確実にインシュレータをステータコアに固定できる。また、ステータコアはインシュレータの内壁とはステータコアを挟んで反対側の面に押し付けられるので、振動によるステータコアとインシュレータとのがたつきを抑制でき、ステータコアにインシュレータが繰り返し衝突してインシュレータが破損するのを防止することができる。
また、一般にコイルを形成する導線は、曲げRによる巻太りが発生するため、前記径方向におけるインシュレータの一部の肉厚を、巻太りに対応して厚くすることになる。そこで、肉厚の厚い部分に本発明の中空部を形成すれば、デッドスペースを有効に活用してステータの大型化を抑制することができる。
また、特許文献1の場合、コイルとステータコアとの確実な電気絶縁を確保するために、一対のインシュレータの嵌合部分では、両インシュレータをコイルの径方向に重ねる必要があった。しかし、本発明によれば、インシュレータは1部品で略筒状に形成されているので、コイルとステータコアとの確実な電気絶縁を確保することができる。さらに、インシュレータを重ねる構造ではないので、インシュレータを薄く形成することができ、導線の占積率を上げることができる。さらに、インシュレータは略筒状に形成されているので、インシュレータをステータコアに挿入するだけで簡単に装着することができる。
本発明によれば、インシュレータと凸部とを一体成型できるので、簡単かつ低コストに凸部を形成することができる。
本発明によれば、外壁は厚く形成されているので、導線をインシュレータに巻き付ける際に、インシュレータの外形が変形するのを抑制できる。これにより、インシュレータに巻き回す導線の長さおよびコイル形状が安定するので、各コイルの電気的特性のばらつきを抑制することができる。また、内壁のみを確実に撓ませることができるので、インシュレータをステータコアに装着した後も、インシュレータの外形が変形するのを抑制することができる。
本発明によれば、内壁が撓んで発生する弾性復元力により、ステータコアはインシュレータの内壁とはステータコアを挟んで反対側の面に押し付けられるので、内壁に対向するインシュレータの内周面とステータコアの外周面とが密着する。これにより、ステータコアを挟んで、凸部とは反対側に配置された導線の引き出し部の位置がステータコアに対して精度良く規制されるので、集配電部品を導線に安定して接続することができる。
本発明によれば、小さい挿入荷重でインシュレータをステータコアに挿入することができる。
本発明によれば、インシュレータをステータコアに挿入した後は、係合凹部と係合凸部が係合するので、より確実にインシュレータをステータコアに固定できる。また、係合凹部と係合凸部が係合するとき、インシュレータとステータコアが当接して音が発生する。これにより、インシュレータの挿入不足を防止することができる。
本発明によれば、内壁が磁性板の積層方向に撓むことにより、磁性板の積層誤差を容易に吸収することができる。
本発明によれば、弾性構造を複数有するので、より確実にインシュレータをステータコアに固定することができる。また、弾性構造が1つの場合に比較して、ステータコアはインシュレータの内壁とはステータコアを挟んで反対側の面に、より大きな力で押し付けられる。したがって、振動によるステータコアとインシュレータとのがたつきをさらに抑制できる。また、内壁に対向するインシュレータの内周面とステータコアの外周面とがより密着するので、導線の引き出し部の位置がさらに精度良く規制される。したがって、集配電部品をコイルに接続する場合には、さらに精度良く安定して接続することができる。
本発明によれば、インシュレータをステータコアに挿入する前に、インシュレータに導線を巻き回している。これにより、特許文献1のようにインシュレータをステータコアに組み付けた後に導線を巻き回す場合と比較して、簡単に導線を巻き回すことができる。したがって、生産性を向上することができる。
また、一般にコイルを形成する導線は、曲げRによる巻太りが発生するため、前記径方向におけるインシュレータの一部の肉厚を、巻太りに対応して厚くすることになる。そこで、肉厚の厚い部分に本発明の中空部を形成すれば、デッドスペースを有効に活用してステータの大型化を抑制することができる。
また、特許文献1の場合、コイルとステータコアとの確実な電気絶縁を確保するために、一対のインシュレータの嵌合部分では、両インシュレータをコイルの径方向に重ねる必要があった。しかし、本発明によれば、インシュレータは1部品で略筒状に形成されているので、コイルとステータコアとの確実な電気絶縁を確保することができる。さらに、インシュレータを重ねる構造ではないので、インシュレータを薄く形成することができ、導線の占積率を上げることができる。さらに、インシュレータは略筒状に形成されているので、インシュレータをステータコアに挿入するだけで簡単に装着することができる。
以下に、本実施形態の電動機(以下「モータ」という。)につき図面を参照して説明する。本実施形態では車両に搭載される車両用電動機(以下「モータユニット」という。)を用いて説明する。
以下の説明では、モータの径方向をR方向、モータの軸方向をZ方向、モータの周方向をθ方向とし、必要に応じて、これらR、Zおよびθの円筒座標系を使用して説明する。なお、Z方向の一方側を+Z側とし、他方側を−Z側とする。R方向の外周側を+R側とし、内周側を−R側とする。また、+Z側から見て時計回り方向を+θ側とし、反時計回り方向を−θ側とする。
図1に示すように本実施形態のモータユニット10は、ステータ21およびロータ22を備えたモータ23がモータハウジング11内に収容されている。モータハウジング11の+Z側には、モータ23の出力軸24の回転数を検出する回転センサ(不図示)を収容するセンサハウジング13が締結されている。また、モータハウジング11の−Z側には、モータ23の出力軸24からの動力を伝達するギヤなどの動力伝達部(不図示)を収容するミッションハウジング12が締結されている。なお、モータ23の出力軸24は、モータユニット10の動力伝達部を介して車両の駆動軸に連結されている。この駆動軸が回転することにより、駆動軸に連結された車輪が回転して、車両を移動させることができる。
モータハウジング11は、アルミ等からなる部材であり、ダイキャスト等により成型される。モータハウジング11は、モータ23を収容可能な略有底筒状に形成されている。モータハウジング11におけるセンサハウジング13が締結される+Z側は、出力軸24が挿通される貫通孔16を除いて壁部17で閉塞されている。一方、モータハウジング11におけるミッションハウジング12が締結される−Z側には、モータ23を挿入するための略円形の開口15が形成されている。また、モータハウジング11の内周面18には、−Z側から+Z側に向けて縮径する段差部19が形成されている。この段差部19には、ステータ21を支持固定するためのステータホルダ30が締結されるように構成されている。
図1および図2に示すように、ステータホルダ30は、鉄等からなる円筒状の部材であり、例えばプレスにより成型される。ステータホルダ30の円筒部30aには、後述するように、分割コア45が所定個数(本実施形態では、24個)円環状に連結された状態で固定される。また、ステータホルダ30の−Z側には、+R側へ突出したフランジ部34が形成されている。また、フランジ部34にはボルト孔が複数(本実施形態では、4個)形成されている。これにより、ボルト48を用いてモータハウジングにステータホルダ30を締結固定することができる。
出力軸24の外周面にはロータ22が取り付けられている。ロータ22は、出力軸24を挿通させるための貫通孔31を備え、例えば圧入により出力軸24に固定される。ロータ22が軸中心に回転することにより、出力軸24も同時に軸中心に回転可能に構成されている。なお、出力軸24は、中空形状に形成されている。これにより、出力軸24を軽量化できるとともに、モータ23を冷却する冷媒の通路としても利用することができる。
ロータ22の外周縁近傍には、ステータ21と対向するように永久磁石29が周方向に沿って複数(本実施形態では、8個)設けられている。なお、ロータ22の外周側にN極が着磁された永久磁石29Nと、ロータ22の外周側にS極が着磁された永久磁石29Sとが、ロータ22の周方向に交互に配されている。
図2に示すように、本実施形態のステータ21は、円環状に形成されたステータコア41と、導線35がトロイダル状に巻き回されて構成されるコイル20と、を備えている。
本実施形態のステータコア41は、分割コア45を円環状に複数個(本実施形態では24個)連結することにより形成されている。各分割コア45には、ティース32およびヨーク33がZ方向から見て略L字状になるように直交して配置されている。
図3は、本実施形態の分割コア45の斜視図である。
図3に示すように、分割コア45は、電磁鋼板等の磁性板により形成された分割コア片43からなる部材であり、前述のロータと同様に、各分割コア片43をカシメて積層固定することにより形成される。本実施形態では、ダボ44は、ティース32とヨーク33との境界部における外周縁近傍と、ヨーク33における隣接する分割コア45との境界部の外周縁近傍と、の2箇所に形成されている。2箇所のダボ44でカシメることにより、分割コア片43が位置ずれするのを防止している。
図2に示すように本実施形態の膨出部36は、コイル20,20間において、ステータコア41のZ方向から見て略矩形状に、ステータコア41の+R側に突出して形成されている。膨出部36には、Z方向に貫通する肉抜き部37が形成されている。本実施形態の肉抜き部37は、Z方向から見て、ステータコア41のθ方向を長軸方向としR方向を短軸方向とした略長円形状に形成されている。この肉抜き部37によってフラックスバリアが形成される。
図4はインシュレータ50の斜視図である。
インシュレータ50は、ステータコアに挿入され、ヨークおよびティースの周面を覆う略筒状の部材である。インシュレータ50は、例えば樹脂などの絶縁部材からなり、インジェクション成型により形成される。インシュレータ50は略筒状に形成されているので、インシュレータ50をステータコアに挿入するだけで簡単に装着することができる。なお、本発明のインシュレータ50は1部品で形成されており、特許文献1のインシュレータのように嵌合部分を有していない。したがって、ステータコアに挿入するだけで、コイルとステータコアとの確実な電気絶縁を確保することができる。
図5はコイルへの給配電構造の概略説明図である。
コイル20が巻き回された分割コア45を所定数(本実施形態では、24個)円環状に連結し、後述するステータホルダ30に固定することにより、円環状のステータ21が形成される。そして、図5に示すように、U相、V相およびW相を構成するコイル20が周方向に順に配され、各コイル20を構成する導線35の引き出し部35a,35bが3相バスリング67または中性点バスリング68にそれぞれ接続される。
図6は+θ側から見たときのインシュレータ50の説明図である。なお、図6において、挿入される分割コア45を2点鎖線で表現している。
図6に示すように、インシュレータ50の導線巻付部52の+Z側における巻付肉部52aには、内壁81と、外壁83と、内壁81と外壁83との間に形成される中空部85とが形成されている。また、内壁81の+θ側におけるR方向の略中央には、−Z側に突出した凸部87が形成されている。内壁81、外壁83、中空部85および凸部87は、インシュレータ50の外形をインジェクション成型する際に、同時に形成される。本実施形態では、−Z側から+Z側に向かって、凸部87、内壁81、中空部85、外壁83の順に並んでいる。
このように、インシュレータ50の外形の変形を抑制できるので、インシュレータ50に巻き回す導線の長さおよびコイルの形状が安定する。したがって、コイルの電気的特性のばらつきを抑制することができる。
図6および図7に示すように、中空部85は、θ方向において+θ側に開口し、−θ側に延設して形成されている。本実施形態の中空部85は、−θ側が閉口した有底形状となっている。なお、中空部85のθ方向における深さは、インシュレータ50の材料の硬度により適宜設定され、−θ側に貫通した貫通孔としてもよい。
また、凸部87は、内壁81のR方向の略中央に形成される。これにより、内壁81の略中央部を撓ませることができ、十分な弾性復元力を得ることができる。また、凸部87は、+θ側からみて略三角形状に形成されており、図6のB−B線における断面視で略台形状に形成されている。
また、凸部87は、図6のB−B線における断面視で、分割コアへの挿入側となる−θ側から反対側の+θ側に向かって、次第に高さが高くなる略テーパ面88を有している。これにより、インシュレータ50を分割コアに挿入するときに、分割コアが凸部87に引っ掛かりにくくなる。したがって、小さい挿入荷重でインシュレータ50を分割コアに挿入することができる。
以下に、実施形態のステータの変形例について説明する。
図8は、実施形態の変形例の説明図である。
前述の実施形態のステータは、凸部、内壁、中空部、および外壁で構成される弾性構造を1つ有していたが、本変形例では、凸部、内壁、中空部、および外壁で構成される弾性構造を複数有している点で異なっている。なお、前述の実施形態と同様の構成の部分については、詳細な説明を省略する。
図8に示すように、実施形態と同様に、インシュレータ50の巻付肉部52aの+θ側には、内壁81aと、外壁83aと、中空部85aとが形成されている。また、内壁81aの+θ側におけるR方向の略中央には、−Z側に突出した凸部87aが形成されている。
さらに、本変形例では、巻付肉部52aの−θ側には、内壁81bと、外壁83bと、中空部85bとが形成されている。また、内壁81bの−θ側におけるR方向の略中央には、−Z側に突出した凸部87bが形成されている。
以下に、上述した本実施形態のステータの製造方法について述べる。
図9はステータの製造方法の説明図であり、図9(a)はインシュレータ挿入前の説明図であり、図9(b)はインシュレータ挿入後の説明図である。
図9(a)に示すように、本実施形態のステータの製造方法は、導線35をインシュレータ50に巻き回してコイル20を形成した状態で、インシュレータ50を分割コア45に挿入する。
ところで、インシュレータ50を分割コア45に挿入するとき、分割コアにより凸部の先端が+Z方向に押されて、凸部とともに内壁が+Z方向に撓む。図6に示すように内壁81が撓むことで発生する弾性復元力により、凸部と当接している分割コア45は−Z側に押し付けられ、内壁の対向面82と分割コア45の−Z側の外周面とが密着する。これにより、インシュレータがステータコアに対して固定される。
このとき、図9に示すように、分割コア45の膨出部36のエッジが係合凸部89を乗り越えると、インシュレータ50の挿入荷重が変化する。具体的には、膨出部36の+θ側のエッジが係合凸部89を乗り越え、係合凸部89の頂部と分割コア45の−Z側面とが当接しつつインシュレータ50が移動しているとき、挿入荷重は軽くなる。さらにインシュレータ50の挿入を続けると、係合凸部89が肉抜き部37のエッジを通過して、肉抜き部37の+θ側に配置される。このとき、係合凸部89が肉抜き部37の+θ側に配置されると同時に、内壁の対向面82の一部と、分割コア45の−Z側面の一部とが当接し、クリック音が発生する。このように、インシュレータ50の挿入時には荷重が変化し、インシュレータ50の挿入完了後にはクリック音が発生するので、インシュレータ50の挿入不足を抑制することができる。以上で、インシュレータ50を分割コア45に挿入する工程が終了する。
また、一般にコイルを形成する導線は、曲げRによる巻太りが発生するため、Z方向におけるインシュレータ50の一部の肉厚を、巻太りに対応して厚くすることになる。そこで、肉厚の厚い部分に本発明の中空部85を形成すれば、インシュレータ50のデッドスペースを有効に活用してステータ21の大型化を抑制することができる。
また、特許文献1の場合、コイルとステータとの確実な電気絶縁を確保するために、一対のインシュレータの嵌合部分では、両インシュレータをコイルの径方向に重ねる必要があった。しかし、本発明によれば、図6に示すようにインシュレータ50は1部品で略筒状に形成されているので、インシュレータ50を重ねることなくコイルとステータコアとの確実な電気絶縁を確保することができる。さらに、インシュレータ50を重ねる必要がないので、インシュレータ50を薄く形成することができ、導線の占積率を上げることができる。さらに、インシュレータ50は略筒状に形成されているので、インシュレータ50を分割コア45に挿入するだけで簡単に固定することができる。
図10は、内壁の他の例の説明図である。
本実施形態の中空部は、内壁と外壁とにより囲まれて形成されている。しかし、図10に示すように、内壁81のR方向の両端に切り欠き90を形成してもよい。これにより、本実施形態と比較して、より柔軟に内壁81を撓ませることができる。
本実施形態では、インシュレータの内壁に凸部を形成している。しかし、図11に示すように、ステータコア45の外周面に凸部87を形成してもよい。ただし、本実施形態では、インジェクション成型により、インシュレータの外形を形成する際に同時に凸部を形成できる。したがって、凸部の形成のしやすさという点で本実施形態に優位性がある。
Claims (9)
- 円環状に形成されたステータコアと、導線が巻き回されて形成されるコイルと、前記ステータコアと前記コイルとの間に配置される略筒状のインシュレータと、を有するステータであって、
前記インシュレータは、
前記ステータコア側に設けられる内壁と、
前記コイル側に設けられる外壁と、
前記内壁と前記外壁との間に形成される中空部と、
を有しており、
前記インシュレータの前記内壁および前記ステータコアの外周面のうち少なくとも一方には、前記インシュレータの径方向に突出した凸部が形成され、
前記径方向の内側から前記径方向の外側に向かって、前記ステータコア、前記凸部、前記内壁、前記中空部、前記外壁、前記コイルの順で並んでおり、前記内壁が前記径方向の外側に撓んでいることを特徴とするステータ。 - 請求項1に記載のステータであって、
前記凸部は、前記インシュレータの前記内壁から前記ステータコアの外周面に向けて突出して形成されることを特徴とするステータ。 - 請求項1または2に記載のステータであって、
前記径方向における前記外壁の厚みは、前記径方向における前記内壁の厚みよりも厚いことを特徴とするステータ。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のステータであって、
前記コイルに接続される集配電部品を備え、
前記凸部は、前記ステータコアを挟んで前記集配電部品が配置される側とは反対側に形成されていることを特徴とするステータ。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載のステータであって、
前記インシュレータは前記ステータコアに所定方向から挿入され、
前記凸部は、前記所定方向に沿って高くなる略テーパ状に形成されていることを特徴とするステータ。 - 請求項5に記載のステータであって、
前記ステータコアを挟んで前記凸部とは反対側に、前記ステータコアと前記インシュレータとの係合部が形成され、
前記係合部では、前記ステータコアおよび前記インシュレータのうちいずれか一方に係合凸部が形成され、いずれか他方に係合凹部が形成されていることを特徴とするステータ。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載のステータであって、
前記ステータコアは、磁性板を積層して形成されており、
前記内壁は、前記磁性板の積層方向に撓んでいることを特徴とするステータ。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載のステータであって、
前記凸部、前記内壁、前記中空部、および前記外壁で構成される弾性構造を複数有していることを特徴とするステータ。 - 請求項1から8のいずれか1項に記載のステータの製造方法であって、
前記導線を前記インシュレータに巻き回して前記コイルを形成した状態で、前記ステータコアに前記インシュレータを挿入することを特徴とする前記ステータの製造方法。
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