JP5602299B2 - 撮像レンズおよび撮像レンズを備えた撮像装置 - Google Patents

撮像レンズおよび撮像レンズを備えた撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary
Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子上に被写体の光学像を結像させる撮像レンズ、およびその撮像レンズを搭載して撮影を行うデジタルスチルカメラやカメラ付き携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末および情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistance)等の撮像装置に関する。
近年、パーソナルコンピュータの一般家庭等への普及に伴い、撮影した風景や人物像等の画像情報をパーソナルコンピュータに入力することができるデジタルスチルカメラが急速に普及している。また、携帯電話に画像入力用のカメラモジュールが搭載されることも多くなっている。このような撮像機能を有する機器には、CCDやCMOSなどの撮像素子が用いられている。近年、これらの撮像素子のコンパクト化が進み、撮像機器全体ならびにそれに搭載される撮像レンズにも、コンパクト性が要求されている。また同時に、撮像素子の高画素化も進んでおり、撮像レンズの高解像、高性能化が要求されている。例えば2メガピクセル以上、さらに好適には5メガピクセル以上の高画素に対応した性能が要求されている。
このような要求に対しては、例えば全長の短縮化および高解像化を図るためにレンズ枚数が比較的多い5枚構成とすることが考えられる(特許文献1乃至6参照)。
特開2010−152042号公報 特開2010−237407号公報 特開2010−282000号公報 特許第4858648号公報 中国実用新案第201926811号明細書 中国実用新案第201926812号明細書
しかしながら、近来、上記全長の短縮化および高解像化の要求を満たしながらも、さらに小さなFナンバーの実現が必要になる場合も増えている。このため、上記特許文献1に記載の5枚構成のレンズは、結像領域の周辺部の倍率色収差をさらに良好に補正することが求められる。また、上記特許文献2および4に記載の撮像レンズは、全長をさらに短縮することが求められる。また、上記特許文献3に記載の撮像レンズは、倍率色収差をさらに良好に補正することが求められる。また、上記特許文献5および6に記載の撮影レンズは、Fナンバーを小さくすることが求められる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、全長の短縮化を図りつつ、小さなFナンバーを有し、特に軸上の色収差および結像領域の周辺部の倍率色収差が良好に補正され、中心画角から周辺画角まで高い結像性能を実現することができる撮像レンズ、およびその撮像レンズを搭載して高解像の撮像画像を得ることができる撮像装置を提供することにある。
本発明の第1の撮像レンズは、物体側から順に、正のパワーを有し、かつ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状であり、少なくとも1面が非球面形状である第1レンズと、負のパワーを有し、かつ、像側に凹面を向け、少なくとも1面が非球面形状である第2レンズと、負のパワーを有し、かつ、物体側に凸面を向け、少なくとも1面が非球面形状である第3レンズと、正のパワーを有し、かつ、物体側に凸面を向け、少なくとも1面が非球面形状の第4レンズと、負のパワーを有し、かつ、像側に凹面を向け、少なくとも1面が非球面形状の第5レンズから構成される実質的に5個のレンズからなり、以下の条件式を満足することを特徴とする。
0.6<f/f1<0.95 (5−1)
ただし、
f:全系における焦点距離
f1:第1レンズの焦点距離
とする。
本発明の第2の撮像レンズは、物体側から順に、正のパワーを有し、かつ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状であり、少なくとも1面が非球面形状である第1レンズと、負のパワーを有し、かつ、像側に凹面を向け、少なくとも1面が非球面形状である第2レンズと、負のパワーを有し、かつ、物体側に凸面を向け、少なくとも1面が非球面形状である第3レンズと、正のパワーを有し、かつ、物体側に凸面を向け、少なくとも1面が非球面形状の第4レンズと、負のパワーを有し、かつ、像側に凹面を向け、少なくとも1面が非球面形状の第5レンズから構成される実質的に5個のレンズからなり、さらに以下の条件式を満足することを特徴とする。
−0.65<f/f2<−0.15 (6−1)
ただし、
f:全系における焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
とする。
なお、上記「実質的に5個のレンズからなり、」とは、本発明の撮像レンズが、5個のレンズ以外に、実質的にパワーを有さないレンズ、絞りやカバーガラス等レンズ以外の光学要素、レンズフランジ、レンズバレル、撮像素子、手振れ補正機構等の機構部分、等を持つものも含むことを意味する。
本発明の撮像レンズによれば、全体として5枚というレンズ構成において、各レンズ要素の構成を最適化したので、全長の短縮化を図りつつ、小さなFナンバーを有し、特に軸上および結像領域の周辺部の倍率の色収差が良好に補正され、中心画角から周辺画角まで高い結像性能を有するレンズ系を実現できる。
本発明の撮像レンズにおいて、さらに次の好ましい構成を採用して満足することで、光学性能をより良好なものとすることができる。
本発明の撮像レンズは、第1レンズよりも物体側に絞りを配置したものであることが好ましい。これにより、全長に対して結像面から瞳までの距離をより大きく設定できるため、撮像素子への入射角度を小さくすることができ、より高い光学性能を実現することができる。
また、本発明の撮像レンズは、以下の条件式(1)から(9−1)のいずれかを満足することが好ましい。なお、好ましい態様としては、条件式(1)から(9−1)のいずれか一つを満たすものでもよく、あるいは任意の組合せを満たすものでもよい。
νd2<35 (1)
50<νd5 (2)
f4/f1<1 (3)
0.50<f3/f2 (4)
0.70<f3/f2 (4−1)
0.5<f/f1<1 (5)
0.6<f/f1<0.95 (5−1)
−0.8<f/f2<−0.1 (6)
−0.65<f/f2<−0.15 (6−1)
−0.6<f/f3<0 (7)
−0.5<f/f3<0 (7−1)
1<f/f4<2.7 (8)
1.2<f/f4<2.3 (8−1)
−2.2<f/f5<−0.8 (9)
−2.1<f/f5<−1 (9−1)
−0.1<(R3−R4)/(R3+R4)<0.6 (10)
−0.1<(R5−R6)/(R5+R6)<0.7 (11)
ただし、
νd2:第2レンズのd線に関するアッベ数
νd5:第5レンズのd線に関するアッベ数
f:全系における焦点距離
f1:第1レンズの焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
f3:第3レンズの焦点距離
f4:第4レンズの焦点距離
f5:第5レンズの焦点距離
R3:第2レンズの物体側の面の近軸曲率半径
R4:第2レンズの像側の面の近軸曲率半径
R5:第3レンズの物体側の面の近軸曲率半径
R6:第3レンズの像側の面の近軸曲率半径
とする。
本発明による撮像装置は、本発明による撮像レンズを備えたものである。
本発明による撮像装置によれば、本発明の撮像レンズによって得られた高解像の光学像に基づいて高解像の撮像信号が得られる。
本発明の撮像レンズによれば、全体として5枚というレンズ構成において、各レンズ要素の構成を最適化したので、全長の短縮化を図りつつ、Fナンバーが小さく、特に軸上および結像領域の周辺部の倍率の色収差が良好に補正され、中心画角から周辺画角まで高い結像性能を有するレンズ系を実現できる。
また、本発明の撮像装置によれば、上記本発明の高性能の撮像レンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力するようにしたので、その撮像信号に基づいて高解像の撮影画像を得ることができる。
本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第1の構成例を示すものであり、実施例1に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第2の構成例を示すものであり、実施例2に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第3の構成例を示すものであり、実施例3に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第4の構成例を示すものであり、実施例4に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第5の構成例を示すものであり、実施例5に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第6の構成例を示すものであり、実施例6に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第7の構成例を示すものであり、実施例7に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第8の構成例を示すものであり、実施例8に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第9の構成例を示すものであり、実施例9に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第10の構成例を示すものであり、実施例10に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第11の構成例を示すものであり、実施例11に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第12の構成例を示すものであり、実施例12に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第13の構成例を示すものであり、実施例13に対応するレンズ断面図である。 本発明の実施例1に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 本発明の実施例2に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 本発明の実施例3に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 本発明の実施例4に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 本発明の実施例5に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 本発明の実施例6に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 本発明の実施例7に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 本発明の実施例8に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 本発明の実施例9に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 本発明の実施例10に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 本発明の実施例11に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 本発明の実施例12に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 本発明の実施例13に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 本発明に係る撮像レンズを備えた携帯電話端末である撮像装置を示す図。 本発明に係る撮像レンズを備えたスマートフォンである撮像装置を示す図。 本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第14の構成例を示すものであり、実施例14に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第15の構成例を示すものであり、実施例15に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第16の構成例を示すものであり、実施例16に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第17の構成例を示すものであり、実施例17に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第18の構成例を示すものであり、実施例18に対応するレンズ断面図である。 本発明の実施例14に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 本発明の実施例15に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 本発明の実施例16に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 本発明の実施例17に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 本発明の実施例18に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像レンズの第1の構成例を示している。この構成例は、後述の第1の数値実施例(表1、表14)のレンズ構成に対応している。同様にして、後述の第2乃至第18の数値実施例(表2〜表13、表15〜表26および表28〜37)のレンズ構成に対応する第2乃至第18の実施形態に係る構成例の断面構成を、図2〜図13および図29〜図33に示す。図1〜図13および図29〜図33において、符号Riは、最も物体側のレンズ要素の面を1番目として、像側(結像側)に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目の面の曲率半径を示す。符号Diは、i番目の面とi+1番目の面との光軸Z1上の面間隔を示す。なお、各構成例共に基本的な構成は同じであるため、以下では、図1に示した撮像レンズの構成例を基本にして説明し、必要に応じて図2〜図13および図29〜図33の構成例についても説明する。
本実施の形態に係る撮像レンズLは、CCDやCMOS等の撮像素子を用いた各種撮像機器、特に、比較的小型の携帯端末機器、例えばデジタルスチルカメラ、カメラ付き携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末およびPDA等に用いて好適なものである。この撮像レンズLは、光軸Z1に沿って、物体側から順に、第1レンズL1と、第2レンズL2と、第3レンズL3と、第4レンズL4と、第5レンズL5とを備えている。
図27に、本実施の形態にかかる撮像装置1である携帯電話端末の概観図を示す。本実施の形態に係る撮像装置1は、本実施の形態に係る撮像レンズLと、この撮像レンズLによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力するCCDなどの撮像素子100(図1参照)とを備えて構成される。撮像素子100は、この撮像レンズLの結像面(撮像面)に配置される。
図28に、本発明の実施の形態にかかる撮像装置501であるスマートフォンの概観図を示す。本発明の実施の形態に係る撮像装置501は、本実施の形態に係る撮像レンズLと、この撮像レンズLによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力するCCDなどの撮像素子100(図1参照)とを有するカメラ部541を備えて構成される。撮像素子100は、この撮像レンズLの結像面(撮像面)に配置される。
第5レンズL5と撮像素子100との間には、レンズを装着するカメラ側の構成に応じて、種々の光学部材CGが配置されていても良い。例えば撮像面保護用のカバーガラスや赤外線カットフィルタなどの平板状の光学部材が配置されていても良い。この場合、光学部材CGとして例えば平板状のカバーガラスに、赤外線カットフィルタやNDフィルタ等のフィルタ効果のあるコートが施されたものを使用しても良い。
また、光学部材CGを用いずに、第5レンズL5にコートを施す等して光学部材CGと同等の効果を持たせるようにしても良い。これにより、部品点数の削減と全長の短縮を図ることができる。
この撮像レンズLはまた、開口絞りStを有している。開口絞りStは、光学的な開口絞りであり、第1レンズL1の前後に配置されていることが好ましい。例えば開口絞りStが、最も物体側に配置されたいわゆる「前側絞り」であることが好ましい。ここで、「前側絞り」とは、光軸方向における開口絞りの位置が、軸上マージナル光線と第1レンズL1の物体側の面の交点と同じ位置かそれより物体側にあることを意味する。本実施の形態において、第1乃至第18の構成例のレンズ(図1〜図13および図29〜32)が、この前側絞りに相当する構成例である。前側絞りにすることにより、全長に対して結像面から瞳までの距離をより大きく設定できるため、撮像素子への入射角度を小さくすることができ、より高い光学性能を実現することができる。
この撮像レンズLは、高性能化のために、第1レンズL1乃至第5レンズL5のそれぞれのレンズの少なくとも一方の面に、非球面を用いている。
この撮像レンズLにおいて、第1レンズL1は光軸近傍において正のパワーを有している。第1レンズL1の物体側の面は、光軸近傍において物体側に凸面を向けたメニスカス形状とされている。これにより、球面収差を容易に補正することが可能であり、かつ、好適に全長を短縮化することができる。
第2レンズL2は、光軸近傍において負のパワーを有している。第2レンズL2は、光軸近傍において像側に凹面を向けている。これにより、軸上色収差を容易に補正することが可能である。
第3レンズL3は、光軸近傍において負のパワーを有している。第3レンズL3は、光軸近傍において中心付近が負のパワーを有し、周辺部は正のパワーを有する形状とされることが好ましい。この場合に、例えば、第3レンズL3は光軸近傍において像側に凹面を向けており、周辺部では光軸近傍の曲率と異なる曲率を有する形状を有することが好ましい。このような形状を第3レンズL3に適用した場合には、軸上色収差と倍率色収差のバランスをとることができるため、像面の中心部から周辺部にわたって解像度を均一に保つことができ好ましい。なお、ここでいう第3レンズL3の周辺部は、最大有効半径の略4割より半径方向外側を意味する。また、第3レンズL3は光軸近傍において物体側に凸面を向けている。このことにより、全長を良好に短縮化することができる。この効果をさらに高めるために、第3レンズL3を物体側に凸面を向けたメニスカス形状とすることが好ましい。
第4レンズL4は、光軸近傍において正のパワーを有し、かつ、光軸近傍において物体側に凸面を向けている。このことより、全長を好適に短縮化することができる。
第5レンズL5は、光軸近傍において負のパワーを有している。第5レンズL5は、光軸近傍において像側に凹面を向けている。
次に、以上のように構成された撮像レンズLの作用および効果、特に条件式に関する作用および効果をより詳細に説明する。
第2レンズL2のd線に関するアッベ数νd2は、以下の条件式(1)を満足することが好ましい。
νd2<35 (1)
第2レンズL2が条件式(1)の上限を上回ると軸上色収差が増大してしまう。このため、第2レンズL2に関して条件式(1)を満足してアッベ数νd2を小さくし、負レンズとしての分散を大きくすることで、軸上の色収差の補正を良好に行うことができる。また、この効果をさらに高めるために、第2レンズL2のd線に関するアッベ数νd2は、下記条件式(1−1)を満たしていることがより好ましく、下記条件式(1−2)を満たしていることがさらに好ましい。また、第2レンズL2のd線に関するアッベ数νd2は、条件式(1)、(1−1)、(1−2)のいずれかに加え、下記条件式(1−3)をさらに満たしていることが好ましい。条件式(1−3)の下限を超えた場合には、軸上色収差と倍率色収差のバランスが取りづらくなるためである。
νd2<30 (1−1)
νd2<25 (1−2)
20<νd2 (1−3)
次に、第5レンズL5のd線に関するアッベ数νd5は、以下の条件式(2)を満足することが好ましい。
50<νd5 (2)
第5レンズL5が条件式(2)の下限を下回ると、結像領域周辺部の倍率色収差の増大を招いてしまう。このため、第5レンズL5に関して条件式(2)を満足してアッベ数νd5を大きくし、分散を小さくすることで、結像領域周辺部の倍率色収差の劣化を抑制し、良好に倍率色収差の補正を行うことができる。また、この効果をさらに高めるために、第5レンズL5のd線に関するアッベ数νd5が、下記条件式(2−1)を満たしていることがより好ましく、下記条件式(2−2)を満たしていることがさらに好ましい。
53<νd5 (2−1)
55<νd5 (2−2)
また、第1レンズL1の焦点距離f1および第4レンズL2の焦点距離f4は以下の条件式(3)を満足することが好ましい。
f4/f1<1 (3)
条件式(3)の上限を上回ると全長が長くなり、全長の短縮化が困難になる。このため、第1レンズL1と第4レンズL4の焦点距離を、条件式(3)を満足するようにすることにより、良好な光学性能を保持しながら全長を短縮することができる。また、この効果をさらに高めるために、下記条件式(3−1)を満たしていることがより好ましく、下記条件式(3−2)を満たしていることがさらに好ましい。また、第1レンズL1の焦点距離f1と第4レンズL4の焦点距離f4は、条件式(3)、(3−1)、(3−2)のいずれかに加え、下記条件式(3−3)を満たしていることがさらに好ましい。上記条件式(3−3)の下限を下回ると、像面湾曲の補正が難しくなりやすいためである。
f4/f1<0.80 (3−1)
f4/f1<0.60 (3−2)
0.20<f4/f1 (3−3)
さらに、第2レンズL2の焦点距離f2と第3レンズL3の焦点距離f3は、以下の条件式(4)を満足することが好ましい。
0.50<f3/f2 (4)
条件式(4)の下限を下回ると軸上色収差が増大してしまう。このため、第2レンズL2と第3レンズL3の焦点距離の関係が式(4)の条件を満足することで、軸上の色収差の劣化を抑制し、より良好に軸上の色収差を補正することができる。また、この効果をさらに高めるために、第2レンズL2と第3レンズL3の焦点距離の関係が下記条件式(4−1)を満たしていることがより好ましく、下記条件式(4−2)を満たしていることがさらに好ましい。
0.70<f3/f2 (4−1)
0.80<f3/f2 (4−2)
また、全系の焦点距離fと第1レンズL1の焦点距離f1は以下の条件式(5)を満足することが好ましい。
0.5<f/f1<1 (5)
条件式(5)の下限を下回ると、全系の屈折力に対して第1レンズL1の屈折力が弱すぎて、全長の短縮化が困難となる。条件式(5)の上限を上回ると、全系の屈折力に対して第1レンズL1の屈折力が強すぎて、球面収差の補正が難しくなり、また、小さなFナンバーを実現するのが困難となる。このため、条件式(5)を満足することで、全長を短縮化しながらも、小さなFナンバーを実現できるとともに球面収差を良好に補正することができる。また、この効果をさらに高めるために、条件式(5−1)を満たしていることがより好ましい。
0.6<f/f1<0.95 (5−1)
また、全系の焦点距離fと第2レンズL2の焦点距離f2は以下の条件式(6)を満足することが好ましい。
−0.8<f/f2<−0.1 (6)
条件式(6)の下限を下回ると、全系の屈折力に対して第2レンズL2の屈折力が強すぎて、軸上色収差の補正が困難となる。条件式(6)の上限を上回ると、全系の屈折力に対して第2レンズL2の屈折力が弱すぎて、全長の短縮化が困難となる。このため、条件式(6)を満足することで、全長の短縮化を好適に図りつつ、軸上色収差を良好に補正することができる。また、この効果をさらに高めるために、条件式(6−1)を満たしていることがより好ましい。
−0.65<f/f2<−0.15 (6−1)
また、全系の焦点距離fと第3レンズL3の焦点距離f3は以下の条件式(7)を満足することが好ましい。
−0.6<f/f3<0 (7)
条件式(7)の下限を下回ると、全系の屈折力に対して第3レンズL3の屈折力が強すぎて、全長の短縮化が困難となる。また、軸上色収差と倍率の色収差との両方をバランス良く補正することが難しくなる。条件式(7)の上限を上回ると、全系の屈折力に対して第3レンズL3の屈折力が弱すぎて、倍率の色収差の補正が困難となる。このため、条件式(7)を満足することで、全長を短縮化しつつ、軸上色収差と倍率の色収差の両方を良好に補正することができる。また、この効果をさらに高めるために、条件式(7−1)を満たしていることがより好ましい。
−0.5<f/f3<0 (7−1)
また、全系の焦点距離fと第4レンズL4の焦点距離f4は以下の条件式(8)を満足することが望ましい。
1<f/f4<2.7 (8)
条件式(8)の下限を下回ると、全系の屈折力に対して第4レンズL4の屈折力が弱すぎて、全長の短縮化が困難となる。条件式(8)の上限を上回ると、全系の屈折力に対して第4レンズL4の屈折力が強すぎて、像面湾曲と倍率の色収差の補正が困難となる。このため、条件式(8)を満足することで、全長を短縮化しつつ、像面湾曲と倍率の色収差を良好に補正することができる。また、この効果をさらに高めるために、全系の焦点距離fと第4レンズL4の焦点距離f4が条件式(8−1)を満たすことがより好ましい。
1.2<f/f4<2.3 (8−1)
また、全系の焦点距離fと第5レンズL5の焦点距離f5は以下の条件式(9)を満足することが好ましい。
−2.2<f/f5<−0.8 (9)
条件式(9)の下限を下回ると、全系の屈折力に対して第5レンズL5の屈折力が強すぎて、像面湾曲が補正過剰となりやすい。また、テレセントリック性が悪化し、撮像素子周辺部への光線の入射角が過大となりやすく、撮像素子周辺部における変換効率の低下や混色の発生を招きやすい。条件式(9)の上限を上回ると、全系の屈折力に対して第5レンズL5の屈折力が弱すぎて、像面湾曲が補正不足となりやすい。このため、条件式(9)を満足することで、像面湾曲を良好に補正することができる。また、テレセントリック性を好適に維持して、撮像素子周辺部への光線の入射角が大きくなることを抑制できるため、撮像素子周辺部における変換効率の低下や混色の発生の問題が生じにくい。また、この効果をさらに高めるために、条件式(9−1)を満たすことがより好ましい。
−2.1<f/f5<−1 (9−1)
また、第2レンズL2の物体側の面の近軸曲率半径R3と像側の面の近軸曲率半径R4は以下の条件式を(10)満足することが好ましい。
−0.1<(R3−R4)/(R3+R4)<0.6 (10)
条件式(10)の下限を下回ると、非点収差の増大を招きやすい。また、条件式(10)の上限を上回ると、球面収差の補正が困難となる。このため、条件式(10)を満足することで、非点収差および球面収差を良好に補正することができる。特に第2レンズL2の物体側の面の近軸曲率半径R3と像側の面の近軸曲率半径R4が以下の条件式を満たすことがより好ましい。
0.15<(R3−R4)/(R3+R4)<0.55 (10−1)
また、第3レンズL3の物体側の面の近軸曲率半径R5と像側の近軸曲率半径R6が以下の条件式(11)を満足することが好ましい。
−0.1<(R5−R6)/(R5+R6)<0.7 (11)
条件式(11)の下限を下回ると、全長の短縮化が困難となる。条件式(11)の上限を上回ると、非点収差が増大しやすくなる。このため、条件式(11)を満足することで、全長を短縮化しつつ、非点収差を良好に補正することができる。この効果をさらに高めるために、条件式(11−1)をたすことがより好ましい。
0<(R5−R6)/(R5+R6)<0.65 (11−1)
以上説明したように、本実施の形態に係る撮像レンズLによれば、全体として5枚というレンズ構成において、各レンズ要素の構成を最適化したので、全長の短縮化を図りつつ、小さなFナンバーを有し、特に軸上および倍率の色収差が良好に補正され、中心画角から周辺画角まで高い結像性能を有するレンズ系を実現できる。
また、適宜好ましい条件を満足することで、製造適性が良好で、より高い結像性能を実現できる。また、本実施の形態に係る撮像装置によれば、本実施の形態に係る高性能の撮像レンズLによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力するようにしたので、中心画角から周辺画角まで高解像の撮影画像を得ることができる。
次に、本実施の形態に係る撮像レンズの具体的な数値実施例について説明する。以下では、複数の数値実施例をまとめて説明する。
後掲の表1および表14は、図1に示した撮像レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを示している。特に表1にはその基本的なレンズデータを示し、表14には非球面に関するデータを示す。表1に示したレンズデータにおける面番号Siの欄には、実施例1に係る撮像レンズについて、最も物体側のレンズ要素の面を1番目(開口絞りStを0番目)として、像側に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目の面の番号を示している。曲率半径Riの欄には、図1において付した符号Riに対応させて、物体側からi番目の面の曲率半径の値(mm)を示す。面間隔Diの欄についても、同様に物体側からi番目の面Siとi+1番目の面Si+1との光軸上の間隔(mm)を示す。Ndjの欄には、物体側からj番目の光学要素のd線(587.56nm)に対する屈折率の値を示す。νdjの欄には、物体側からj番目の光学要素のd線に対するアッベ数の値を示す。
この実施例1に係る撮像レンズは、第1レンズL1乃至第5レンズL5の両面がすべて非球面形状となっている。表1の基本レンズデータには、これらの非球面の曲率半径として、光軸近傍の曲率半径(近軸曲率半径)の数値を示している。
表14には実施例1の撮像レンズにおける非球面データを示す。非球面データとして示した数値において、記号“E”は、その次に続く数値が10を底とした“べき指数”であることを示し、その10を底とした指数関数で表される数値が“E”の前の数値に乗算されることを示す。例えば、「1.0E−02」であれば、「1.0×10-2」であることを示す。
非球面データとしては、以下の式(A)によって表される非球面形状の式における各係数Ai,Kの値を記す。Zは、より詳しくは、光軸から高さhの位置にある非球面上の点から、非球面の頂点の接平面(光軸に垂直な平面)に下ろした垂線の長さ(mm)を示す。
Z=C・h2/{1+(1−K・C2・h21/2}+ΣAi・hi (A)
ただし、
Z:非球面の深さ(mm)
h:光軸からレンズ面までの距離(高さ)(mm)
C:近軸曲率=1/R
(R:近軸曲率半径)
Ai:第i次(iは3以上の整数)の非球面係数
K:非球面係数
以上の実施例1の撮像レンズと同様にして、図2に示した撮像レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例2として、表2および表15に示す。また同様にして、図3〜図13に示した撮像レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例3乃至実施例13として、表3〜表13および表16〜表26に示す。また同様にして、図29〜図33に示した撮像レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例14乃至実施例18として、表28〜表32および表33〜表37に示す。これらの実施例2〜18に係る撮像レンズでは、第1レンズL1乃至第5レンズL5の両面がすべて非球面形状となっている。
また、表27には、上述の各条件式に関する値を、各実施例についてまとめたものを示す。なお、表27には、諸データとして、FナンバーFno.と全系の焦点距離f(mm)の値をそれぞれ示す。下記表1〜18に記載した上記各実施例のレンズデータでは、長さの単位としてmmを用いているが、光学系は比例拡大又は比例縮小して使用することが可能なため、他の適当な単位を用いることもできる。
図14(A)〜(C)はそれぞれ、実施例1の撮像レンズにおける球面収差、非点収差(像面湾曲)、およびディストーション(歪曲収差)を示している。各収差図には、d線(波長587.56nm)を基準波長とした収差を示す。球面収差図および非点収差図には、g線(波長435.83nm),C線(波長656.27nm)についての収差も示す。非点収差図において、実線はサジタル方向(S)、破線はタンジェンシャル方向(T)の収差を示す。また、Fno.はFナンバーを、Yは像高(Y)をそれぞれ示す。
同様に、実施例2の撮像レンズについての諸収差を図15(A)〜(C)に示す。同様にして、実施例3乃至実施例13の撮像レンズについての諸収差を図16(A)〜(C)乃至図26(A)〜(C)に示し、実施例14乃至実施例18の撮像レンズについての諸収差を図34(A)〜(C)乃至図38(A)〜(C)に示す。
以上の各数値データおよび各収差図から分かるように、各実施例について、全長の短縮化と共に高い結像性能が実現されている。
なお、本発明は、上記実施の形態および各実施例に限定されず種々の変形実施が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔、屈折率、アッベ数、非球面係数の値などは、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得る。
また、上記各実施例では、すべて固定焦点で使用する前提での記載とされているが、フォーカス調整可能な構成とすることも可能である。例えばレンズ系全体を繰り出したり、一部のレンズを光軸上で動かしてオートフォーカス可能な構成とすることも可能である。
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Claims (19)

  1. 物体側から順に、
    正のパワーを有し、かつ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状であり、少なくとも1面が非球面形状である第1レンズと、
    負のパワーを有し、かつ、像側に凹面を向け、少なくとも1面が非球面形状である第2レンズと、
    負のパワーを有し、かつ、物体側に凸面を向け、少なくとも1面が非球面形状である第3レンズと、
    正のパワーを有し、かつ、物体側に凸面を向け、少なくとも1面が非球面形状の第4レンズと、
    負のパワーを有し、かつ、像側に凹面を向け、少なくとも1面が非球面形状の第5レンズから構成される実質的に5個のレンズからなり、
    以下の条件式を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    0.6<f/f1<0.95 (5−1)
    ただし、
    f:全系における焦点距離
    f1:前記第1レンズの焦点距離
    とする。
  2. さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1記載の撮像レンズ。
    −0.8<f/f2<−0.1 (6)
    ただし、
    f:全系における焦点距離
    f2:前記第2レンズの焦点距離
    とする。
  3. さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項2記載の撮像レンズ。
    −0.65<f/f2<−0.15 (6−1)
    ただし、
    f:全系における焦点距離
    f2:前記第2レンズの焦点距離
    とする。
  4. 物体側から順に、
    正のパワーを有し、かつ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状であり、少なくとも1面が非球面形状である第1レンズと、
    負のパワーを有し、かつ、像側に凹面を向け、少なくとも1面が非球面形状である第2レンズと、
    負のパワーを有し、かつ、物体側に凸面を向け、少なくとも1面が非球面形状である第3レンズと、
    正のパワーを有し、かつ、物体側に凸面を向け、少なくとも1面が非球面形状の第4レンズと、
    負のパワーを有し、かつ、像側に凹面を向け、少なくとも1面が非球面形状の第5レンズから構成される実質的に5個のレンズからなり、
    さらに以下の条件式を満足することを特徴とする撮像レンズ。
    −0.65<f/f2<−0.15 (6−1)
    ただし、
    f:全系における焦点距離
    f2:前記第2レンズの焦点距離
    とする。
  5. さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項4記載の撮像レンズ。
    0.5<f/f1<1 (5)
    ただし、
    f:全系における焦点距離
    f1:前記第1レンズの焦点距離
  6. さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
    f4/f1<1 (3)
    ただし、
    f1:前記第1レンズの焦点距離
    f4:前記第4レンズの焦点距離
    とする。
  7. さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
    νd2<35 (1)
    50<νd5 (2)
    f4/f1<1 (3)
    ただし、
    νd2:前記第2レンズのd線に関するアッベ数
    νd5:前記第5レンズのd線に関するアッベ数
    f1:前記第1レンズの焦点距離
    f4:前記第4レンズの焦点距離
    とする。
  8. さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から7のいずれか1記載の撮像レンズ。
    0.50<f3/f2 (4)
    ただし、
    f2:前記第2レンズの焦点距離
    f3:前記第3レンズの焦点距離
    とする。
  9. 前記第1レンズよりも物体側に絞りを配置したことを特徴とする請求項1から8のいずれか1記載の撮像レンズ。
  10. さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
    −0.6<f/f3<0 (7)
    ただし、
    f:全系における焦点距離
    f3:前記第3レンズの焦点距離
    とする。
  11. さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
    1<f/f4<2.7 (8)
    ただし、
    f:全系における焦点距離
    f4:前記第4レンズの焦点距離
    とする。
  12. さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
    −2.2<f/f5<−0.8 (9)
    ただし、
    f:全系における焦点距離
    f5:前記第5レンズの焦点距離
    とする。
  13. さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
    −0.1<(R3−R4)/(R3+R4)<0.6 (10)
    ただし、
    R3:前記第2レンズの物体側の面の近軸曲率半径
    R4:前記第2レンズの像側の面の近軸曲率半径
    とする。
  14. さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
    −0.1<(R5−R6)/(R5+R6)<0.7 (11)
    ただし、
    R5:前記第3レンズの物体側の面の近軸曲率半径
    R6:前記第3レンズの像側の面の近軸曲率半径
    とする。
  15. さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から14のいずれか1項記載の撮像レンズ。
    0.70<f3/f2 (4−1)
    ただし、
    f2:前記第2レンズの焦点距離
    f3:前記第3レンズの焦点距離
    とする。
  16. さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
    −0.5<f/f3<0 (7−1)
    ただし、
    f:全系における焦点距離
    f3:前記第3レンズの焦点距離
    とする。
  17. さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
    1.2<f/f4<2.3 (8−1)
    ただし、
    f:全系における焦点距離
    f4:前記第4レンズの焦点距離
    とする。
  18. さらに以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から17のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
    −2.1<f/f5<−1 (9−1)
    ただし、
    f:全系における焦点距離
    f5:前記第5レンズの焦点距離
    とする。
  19. 請求項1に記載された撮像レンズを備えたことを特徴とする撮像装置。
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