JP5601927B2 - ロータリアクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、電磁駆動力を利用したロータリアクチュエータに関し、特に、ロータの停止位置の保持力が得られるロータリアクチュエータに関する。
従来、この種のロータリアクチュエータは、図7に示される構成のものが知られている。図7において、ケースは下部ケース本体101と上部取付板102で構成され、ケース本体101の内底面及び取付板102の内側には互いに対向して左右の電磁コイル103がコア104に巻装され、ロータがシャフト105を介し軸受106によって回転可能に取り付けられている。シャフト105に固定された支持部材105aには永久磁石107が固定されている。108は、支持部材105aの左右のストッパで、永久磁石107の左端がコア104の左端と一致したとき停止するようにケース本体101の内底面と取付板102の内側に立設されている。
しかしながら、このようなロータリアクチュエータでは、コア104と永久磁石107はそれぞれ左端が互いに対向して停止しているため、図8の保持トルク特性図に示すように、永久磁石の回転角度θが大きくなると保持トルクTが急激に低下してしまう性質があり、この状態で振動などの外乱が作用すると、コア104と永久磁石107との吸着力が弱まり両者間の停止位置の保持状態が解消されてしまう。
この対策として、図9に示すように、永久磁石107が上述のコア104を行き過ぎた位置で停止させるようなストッパ118が設けられると、図10に示すように、保持トルクTは回転角度θに対して急激に低下しないことにより、保持力の安定領域が広がり、振動などの外乱が作用しても停止位置から離脱しにくくなるとされている(特許文献1)。
特開平10−146036号公報
しかしながら、このようなロータリアクチュエータは、例えば、車両に搭載される空調装置の内気取入口や外気取入口を選択的に切り替えるロータリドアの開閉に用いられた場合、走行中の風圧や振動により、ロータリドアの停止位置の保持力が確保できずに動いてしまう場合がある。
そこでコアを大きくしたり永久磁石の磁界を強くしてコアと永久磁石の磁気吸引力を大きくすればロータリドアの停止位置の保持力は高まるが、ロータの往復運動時に、大きな電流が必要となり駆動効率が低下したり、起動トルクが大きくなってしまう。
そこで本発明は、駆動効率の低下や起動トルクの増大を抑制しつつ、ロータの停止位置を確実に保持できるロータリアクチュエータを提供することを目的とする。
上記の目的を達成すべく成された本発明は、回転軸に支持されたマグネットを有するロータと、前記ロータに軸方向で対向する空芯コイルを有するステータとを具備し、前記空芯コイルの電磁作用によって往復運動するロータリソレノイドを用いたロータリアクチュエータであって、前記ロータに前記回転軸の軸方向で対向する摩擦力印加部材と、前記摩擦力印加部材と前記ロータを圧接させる付勢部材と、前記摩擦力印加部材と前記ロータとの圧接を解除させる反付勢部材とを有し、前記ロータには、前記回転軸の角度を検知する回転角検出センサが取り付けられている
本発明のロータリアクチュエータでは、さらなる好ましい特徴として、
「前記摩擦力印加部材は、前記ロータの反ステータ側に配置されていること」、
「前記摩擦力印加部材は、前記ロータと前記ステータとの間に配置されていること」、
「前記付勢部材は、前記摩擦力印加部材を前記ロータに圧接させるものであること」、
「前記付勢部材は、前記ロータを前記摩擦力印加部材に圧接させるものであること」、
「前記付勢部材は、前記ロータに連結されたコイルバネであること」、
「前記付勢部材は、前記回転軸に挿入されたコイルバネであること」、
「前記反付勢部材は、電磁的な吸引力あるいは反発力を利用したものであること」、
「前記摩擦力印加部材は、前記ロータに対向する面に有する高摩擦材であること」、
「前記ロータは、前記摩擦力印加部材に対向する面に高摩擦材を有すること」、
を含むものである。
本発明のロータリアクチュエータは、従来のロータリアクチュエータのような磁気吸引力ではなく、摩擦力印加部材とロータとの摩擦力によって停止位置の保持力を得るものであると共に、この摩擦力を解除した状態でアクチュエータの駆動を行うことができるものである。このため、前記保持力の増大がアクチュエータ駆動時の障害にならず、駆動効率の低下や起動トルクの増大を招くことなく、停止位置を確実に保持できるようになる。
本発明の第1の実施形態例に係るロータリアクチュエータを下ケース側から示した分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態例に係るロータリアクチュエータを上ケース側から示した分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態例に係るロータリアクチュエータの断面図であり、(a)は摩擦力印加部材がロータを圧接している状態を示し、(b)は摩擦力印加部材とロータが非接触の状態を示す。 本発明の第2の実施形態例に係るロータリアクチュエータを下ケース側から示した分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態例に係るロータリアクチュエータを上ケース側から示した分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態例に係るロータリアクチュエータの断面図であり、(a)はロータが摩擦力印加部材を圧接している状態を示し、(b)はロータと摩擦力印加部材が非接触の状態を示す。 従来の要部上面図(a)及び(a)のA−A´断面図(b)である。 従来のロータの回転角度θと保持トルクTの特性図である。 従来の別の要部上面図(a)及び(a)のB−B´断面図(b)である。 従来の別のロータの回転角度θと保持トルクTの特性図である。
本発明は、回転軸に支持されたマグネット12を有するロータ10と、ロータ10に軸方向で対向する空芯コイル21を有するステータ20とを具備し、空芯コイル21の電磁作用によって往復運動するロータリソレノイドを用いたロータリアクチュエータ1であって、ロータ10に回転軸11の軸方向で対向する摩擦力印加部材23と、摩擦力印加部材23とロータ10を圧接させる付勢部材13と、摩擦力印加部材23とロータ10との圧接を解除させる反付勢部材50とを有するものであり、以下に本発明の実施形態例を図面により詳細に説明する。
(第1の実施形態例)
図1は、本実施形態例に係るロータリアクチュエータ1を下ケース3側から示した分解斜視図であり、図2は、同じく上ケース2側から示した分解斜視図である。
ハウジングは、上ケース2と下ケース3の開口端部が互いに嵌合して所定の内部空間を有する箱状に形成される。
ステータ20は、上ケース2の内底面2bに固定された非磁性の第1ベース板22と、第1ベース板22上に固定された空芯コイル21を有する。
上ケース2の内底面2bには軸受2aが設けられており、この軸受2aは、燒結含油軸受あるいは上ケース2と一体に成形された樹脂軸受等で構成されている。
軸受2aには回転軸11が挿入され、回転軸11にはロータ10が固定されている。回転軸11は、上ケース2から外部に突出され、図示しない外部装置と接続でき、ロータ10の回転力が伝達できる。
ロータ10は、扇状に形成され、軸受2aに当接して軸支されており、ステータ側(上ケース側)に移動することがない。このロータ10には、反ステータ側(下ケース側)に回転軸11と同軸上にあって先端が半球状の突部14が設けられる。この突部14は、上下ケースを嵌合したとき下ケース3の内底面3bと当接する。よって、ロータ10は、軸方向に移動しない。
このロータ10の突部14には、回転軸11の角度を検知する回転角検出センサが取り付けられている。この回転角検出センサは、下ケース3の内底面3bに固定され、図示しない制御回路に接続されている。本例の回転角検出器センサは、ポテンショメータ70から構成され、ロータ10の突部14が挿通され突部14と一体に回転する図示しない回転体と、回転体を軸支する非回転体71を有している。回転体には図示しないブラシが設けられている。一方、非回転体71には、ブラシに摺接される図示しない抵抗体基板が設けられている。ブラシと抵抗体基板は、ロータ10の回転により回転軸11の角度を検出する検出手段として機能し、回転軸11の角度に応じた電圧信号を検出できるようになっている。回転角検出センサとして、ホールセンサ、レゾルバ、ロータリエンコーダ、パルスセンサ等を組み込んでも回転軸の角度が検出できる。
このロータ10には、上述の空芯コイル21と対向してマグネット12が設けられている。マグネット12は、ロータ10の回転方向に異極着磁されている。ロータ10の反ステータ側の面には、第1の高摩擦材15が設けられている。第1の高摩擦材15は、例えば、ウレタンゴムシート、シリコーンゴム、ブチルゴム等のシートからなる。
このロータ10は、マグネット12の中央位置から左右に、例えば30度ずつ、合わせて60度の揺動範囲が設定されている。この揺動範囲の設定は、ロータ10の往復運動を規制するストッパ部材2cにより行われる。なお、ロータは、ストッパ部材を設けずに上下ケースの内面に当接して規制されてもよい。
摩擦力印加部材23は、第2の高摩擦材32から形成され、ロータ10の反ステータ側にあって、軸方向でロータ10の第1の高摩擦材15と対向配置され、後述する可動プレート31に設けられている。第2の高摩擦材32は、例えば、ウレタンゴムシート、シリコーンゴム、ブチルゴム等のシートからなる。
可動プレート31は、略平面状に形成された非磁性の樹脂材であって、下ケース3の内底面3bに固定された第2ベース板51に固定される2本の支柱33を介し軸方向に移動自在に保持されている。
支柱33の外周には、付勢部材13が装着される。付勢部材13は、圧縮コイルバネ35で形成され、可動プレート31と第2ベース板51の間に配置され、第2の高摩擦材32をロータ10の第1の高摩擦材15に圧接させるものである。支柱33の先端には、可動プレート31の移動を制限するフランジ34が設けられている。
この可動プレート31は、圧縮コイルバネ35の伸張力により軸方向に移動し(図1矢印a方向)、ロータ10を圧接する(図3(a)参照)。図3(a)は、本実施形態例の摩擦力印加部材23がロータ10を圧接しているときのロータリアクチュエータ1の断面図である。付勢部材13は、板バネであってもよく、また、圧電体を2枚の電極で挟み電圧変化により発生する変位を利用した圧電素子でもよい。
第2の高摩擦材32とロータ10との圧接を解除させる反付勢部材50として、電磁的な吸引力を利用している。本例では、反付勢部材50は、鉄心53を内装する電磁コイル52と、後述の第1の磁性体37が用いられる。鉄心53を内装する電磁コイル52は、第2ベース板51に設けられ、可動プレート31と対向配置されている。この可動プレート31には、鉄心53を内装する電磁コイル52と対向する平板状の第1の磁性体37が設けられている。
より具体的には、反付勢部材50は、ロータ10の反ステータ側にあり、第1の磁性体37は、反ステータ側(下ケース側)の可動プレート31上に配置され、鉄心53を内装する電磁コイル52は、下ケース3の第2ベース上に配置される。
電磁コイル52が通電されると、磁化された鉄心53が第1の磁性体37を吸引することにより、反付勢部材は、電磁的な吸引力を利用し、可動プレート31は、軸方向に移動し(図1矢印b方向)、第2の高摩擦材32は第1の高摩擦材15と非接触となる(図3(b)参照)。図3(b)は、本実施形態例の摩擦力印加部材23とロータ10が非接触のときのロータリアクチュエータ1の断面図である。反付勢部材は、電磁プランジャで構成してもよい。
このような構成により、電磁コイル52が通電されると、可動プレート31は、電磁的な吸引力により、圧縮コイルバネ35の伸張力に打ち勝って反ステータ側に移動し(図1矢印b方向)、第2の高摩擦材32とロータ10は非接触となる(図3(b)参照)。この状態を維持しながら、空芯コイル21に電流を流すと、マグネット12の磁束と直交する空芯コイル21がフレミングの左手の法則に従い、電流と磁束の大きさに応じた力を発生させ、ロータ10は回転軸11を中心に一方に回転する。空芯コイル21への電流を逆にすると、ロータ10は回転軸11を中心に他方に回転できる。よって、ロータ10は通電方向の切替えにより往復運動でき、回転軸を通じて回転力を外部に出力できる。
ロータ10が往復運動するとポテンショメータ70により回転軸11の角度が検出される。このロータ10が所定の位置にくると、制御回路は、電磁コイル52への通電を止める。すると、可動プレート31は、圧縮コイルバネ35の伸張力によりロータ10を付勢する方向に移動する(図1矢印a方向)。すると、圧縮コイルバネ35は、可動プレート上の第2の高摩擦材32をロータ10の第1の高摩擦材15に圧接させ(図3(a)参照)、ロータの停止位置が保持される。
よって、本例のロータリアクチュエータは、従来のロータリアクチュエータのような磁気吸引力ではなく、摩擦力印加部材とロータとの摩擦力によって停止位置の保持力を得るものであると共に、この摩擦力を解除した状態でアクチュエータの駆動を行うことができるものである。このため、前記保持力の増大がアクチュエータ駆動時の障害にならず、駆動効率の低下や起動トルクの増大を招くことなく、停止位置を確実に保持できるようになる。
また、本例のロータリアクチュエータは、ロータの回転軸の軸方向で対向する摩擦力印加部材とロータとの摩擦力によって停止位置の保持力を得るものであるため、従来のロータリアクチュエータのように必ずしも突き当て式のストッパによってロータを停止させる必要がない。このため、公知の任意の位置もしくは回転角検出センサ(例えば、ホールセンサ、レゾルバ、ロータリエンコーダ、パルスセンサ、ポテンショメータ等)を組み込むことにより、任意の停止位置で保持することができ、使用用途を格段に広げることができる。また、ロータが任意の停止位置で保持され、振動などの外乱が発生しても、停止位置を確実に保持できるものである。
また、本例のロータリアクチュエータは、摩擦力印加部材とロータとの摩擦力によって停止位置の保持力を得るものであると共に、この摩擦力を解除した状態でアクチュエータの駆動を行う。この摩擦力を解除するため、反付勢部材が設けられている。この反付勢部材は、本例では鉄心を内装する電磁コイルや第1の磁性体が用いられる。鉄心を内装する電磁コイルや第1の磁性体がマグネットと近接すると磁気的に吸着して保持力を持ち、駆動効率の低下や起動トルクの増大の原因になる。そこで、本例のロータリアクチュエータでは、反付勢部材は、ロータの反ステータ側にあり、第1の磁性体は、反ステータ側(下ケース側)の可動プレート上に配置され、鉄心を内装する電磁コイルは、下ケースの第2ベース上に配置される。よって、マグネットは、鉄心を内装する電磁コイルや第1の磁性体と近接することがなく、電磁コイルに通電した状態でロータが回転運動しても駆動効率が低下したり起動トルクが増大することがない。
また、本例のロータリアクチュエータは、従来のロータリアクチュエータのような電磁コイルに内装されたコアと永久磁石との磁気吸引力を利用してロータを回転運動させるものではなく、回転軸に支持されたマグネットを有するロータと、ロータに軸方向で対向する空芯コイルを有するステータとを具備し、空芯コイルの電磁作用によってロータが往復運動するため、ロータの回転運動を一定速度に制御することができ、滑らかな回転運動が得られる。
また、本例のロータリアクチュエータでは、摩擦力印加部材は、ロータの反ステータ側に配置されているため、ロータとステータとの間に摩擦力印加部材を配置することがなくマグネットと空芯コイルとのクリアランスを小さく設定できるため駆動効率が低下することがない。
また、本例のロータリアクチュエータでは、付勢部材は、摩擦力印加部材をロータに圧接させるものであるため、簡単な構成でロータの停止位置を確実に保持できる。
また、本例のロータリアクチュエータでは、反付勢部材は、電磁的な吸引力を利用したものであるため、機械的な摩擦を発生させることがなく、低損失のロータリアクチュエータとなる。
また、本例のロータリアクチュエータでは、摩擦力印加部材は、ロータに対向する面に有する第2の高摩擦材であり、また、ロータは、摩擦力印加部材に対向する面に第1の高摩擦材を有するため、ロータと摩擦力印加部材との間に機械的な面接触抵抗が発生し位置保持がさらに確実に確保できる。
(変形例1)
第1の実施形態例では、鉄心を内装する電磁コイルが、可動プレートに設けられた第1の磁性体を磁気的に吸引した構成であったが、次のような構成にしてもよい。
可動プレートは、第1の実施形態例では、第2ベース板に固定される2本の支柱を介し軸方向に移動自在に保持されていたが、本例では、第1ベース板に固定される2本の支柱を介し軸方向に移動自在に保持される。本例の支柱は、空芯コイルの両側から離れて配置される。そのため、本例の支柱がロータの回転方向の両側に配置されても、ロータは支柱に当接することなく回転運動できる。本例の支柱の先端には、可動プレートの移動を制限するフランジが設けられる。
付勢部材は、第1の実施形態例では、圧縮コイルバネが支柱に装着され可動プレートと第2ベース板との間に設けられていたが、本例では、引張コイルバネが支柱に装着され可動プレートと第1ベース板に係合して連結されており、この引張コイルバネが、可動プレートに設けられる第2の高摩擦材をロータに圧接させる。
第2の高摩擦材とロータとの圧接を解除させる反付勢部材として、鉄心を内装する電磁コイルは、第1の実施形態例では、第2ベース板に設けられ、可動プレートの第1の磁性体と対向配置されていたが、本例では、第1ベース板の空芯コイルと支柱との間にそれぞれ設けられる。また、第1の実施形態例では、可動プレートの反ステータ側の面に第1の磁性体が設けられていたが、本例では、空芯コイルの両側に設けられた鉄心を内装する電磁コイルと対向配置されるように、可動プレートのステータ側の面に片面1極着磁された浮揚磁石が設けられる。この電磁コイルに電流を流すと、電磁コイルは浮揚磁石と同極の磁束が発生し、電磁的な反発力を利用して、可動プレートは反ステータ側に移動する。
このような構成により、電磁コイルが通電されると、可動プレートは、電磁的な反発力により、引張コイルバネの引張力に打ち勝って反ステータ側に移動し、第2の高摩擦材とロータは非接触となる。この状態を維持しながら、空芯コイルに電流を流すと、マグネットの磁束と直交する空芯コイルがフレミングの左手の法則に従い、電流と磁束の大きさに応じた力を発生させ、ロータは回転軸を中心に一方に回転する。空芯コイルへの電流を逆にすると、ロータは回転軸を中心に他方に回転できる。よって、ロータは通電方向の切替えにより往復運動でき、回転軸を通じて回転力を外部に出力できる。
ロータが往復運動するとポテンショメータにより回転軸の角度が検知される。そしてロータが所定の位置にくると、制御回路は、電磁コイルへの通電を止める。すると、可動プレートは、引張コイルバネの引張力によりステータ側に移動し、引張コイルバネは、可動プレートに設けられる第2の高摩擦材をロータに設けられる第1の高摩擦材に圧接させ、ロータの停止位置が保持される。
このようにしても、本例のロータリアクチュエータは、従来のロータリアクチュエータのような磁気吸引力ではなく、摩擦力印加部材とロータとの摩擦力によって停止位置の保持力を得るものであると共に、この摩擦力を解除した状態でアクチュエータの駆動を行うことができるものである。このため、前記保持力の増大がアクチュエータ駆動時の障害にならず、駆動効率の低下や起動トルクの増大を招くことなく、停止位置を確実に保持できるようになる。このような例であっても、本発明のロータリアクチュエータに適用できる。
なお、第1の実施形態例の説明では、可動プレートに設けられる第2の高摩擦材をロータに設けられる第1の高摩擦材に圧接させることにより、摩擦力印加部材とロータの停止位置の保持力が得られたが、次のように構成してもよい。ロータは、回転軸を中心とする中実の円錐台形状に形成され、この円錐台形状の外周テーパ面は、反ステータ側にいくにしたがって次第に小径となる傾斜面を有し、この外周テーパ面と当接する略同一形状の内壁面を有する中空の円錐台形状が可動プレートに設けられ、摩擦力印加部材(第2の高摩擦材)が、中実の円錐台形状の外周テーパ面に設けられる。このようにしても、摩擦力印加部材とロータとの摩擦力によって停止位置の保持力を得るものであると共に、この摩擦力を解除した状態でアクチュエータの駆動を行うことができる。このときロータの可動範囲は360度となり、使用用途を格段に広げることができる。
(第2の実施形態例)
図4は、本実施形態例の各構成要素を分解して下ケース側から示した分解斜視図である。図5は、本実施形態例を上ケース側から示した分解斜視図である。
第1の実施形態例では、ロータ10は軸方向に移動することなく回転軸11を中心に回転したが、第2の実施形態例では、ロータ10は軸方向に移動すると共に回転軸11を中心に回転するものである。
ハウジングは、上ケース2と下ケース3の開口端部が互いに嵌合して所定の内部空間を有する箱状に形成される。
ステータ20は、上ケース2の内底面2bに固定された非磁性の第1ベース板22と、第1ベース板22上に固定された空芯の空芯コイル21を有する。この空芯コイル21上には、摩擦力印加部材23である第3の高摩擦材60が設けられ、第3の高摩擦材60は、ロータ10とステータ20との間に配置されている。第3の高摩擦材60は、例えば、ウレタンゴムシート、シリコーンゴム、ブチルゴム等のシートからなる。
上ケース2の内底面2bには軸受2aが設けられており、この軸受2aは、燒結含油軸受あるいは上ケース2と一体に成形された樹脂軸受等で構成される。
軸受2aには回転軸11が挿入され、回転軸11にはロータ10が固定されている。回転軸11は、上ケース2から外部に突出され、外部装置と接続でき、ロータ10の回転力が伝達できる。
このロータ10には、空芯コイル21と対向してマグネット12が設けられている。マグネット12は、ロータ10の回転方向に異極着磁されている。そして第3の高摩擦材60に対向するマグネット12面には、図示しない第4の高摩擦材が設けられてもよい。第4の高摩擦材は、例えばウレタンゴムシート、シリコーンゴム、ブチルゴム等のシートからなる。
付勢部材13は、引張コイルバネ36で形成される。この付勢部材13は、回転軸11に挿入され、ロータ10と軸受2a間に配置される。引張コイルバネ36は、ロータ10および上ケース2に係止され連結されている。これによりロータ10は、引張コイルバネ36の引張力により軸方向に移動し(図4矢印a方向)、引張コイルバネ36は、ロータ10を第3の高摩擦材60に圧接させる(図6(a)参照)。図6(a)は、ロータ10が摩擦力印加部材23を圧接しているときのロータリアクチュエータ1の断面図である。この付勢部材は、板バネであってもよい。
このロータ10には、回転軸11と反対面に先端が半球状の突部14が設けられている。ロータ10が摩擦力印加部材23を圧接しているとき、突部14は、下ケース3の内底面3bと当接しないで非接触状態となる(図6(a)参照)。そしてロータ10が反ステータ側に移動したとき(図4矢印b方向)、突部14は、下ケース3の内底面3bと当接する(図6(b)参照)。図6(b)は、ロータ10と摩擦力印加部材23が非接触のときのロータリアクチュエータ1の断面図である。これによりロータは、軸方向に移動できると共に回転軸11を中心に回転できるものである。
このロータ10の突部14には、回転軸11の角度を検知する回転角検出センサが取り付けられている。この回転角検出センサは、下ケース3の内底面3bに固定され、図示しない制御回路に接続されている。本例の回転角検出器センサは、ポテンショメータ70から構成され、突部14が挿通され突部14と一体に回転する図示しない回転体と、回転体を軸支する非回転体71を有している。この回転体は、突部14が軸方向に移動しても一体に回転できるものである。回転体には図示しないブラシが設けられている。一方、非回転体71には、ブラシに摺接される図示しない抵抗体基板が設けられている。ブラシと抵抗体基板は、ロータの回転により回転軸の角度を検出する検出手段として機能し、回転軸の角度に応じた電圧信号を検出できるようになっている。回転角検出センサとして、ホールセンサ、レゾルバ、ロータリエンコーダ、パルスセンサ等を組み込んでも回転軸の角度が検出できる。
また、ロータ10は、マグネット12の中央位置から左右に、例えば30度ずつ、合わせて60度の揺動範囲が設定されている。この揺動範囲の設定は、ロータ10の往復運動を規制するストッパ部材2cにより行われる。なお、ロータは、ストッパ部材を設けずに上下ケースの内面に当接して規制されてもよい。
マグネット12と第3の高摩擦材60との圧接を解除させる反付勢部材50として、鉄心53を内装する電磁コイル52と、後述の第2の磁性体38が用いられる。鉄心53を内装する電磁コイル52は、下ケース3の内底面3bに固定された第2ベース板51に設けられ、ロータ10と対向配置されている。ロータ10の反ステータ側の面には、鉄心53を内装する電磁コイル52と対向して、平板状の第2の磁性体38が設けられている。電磁コイル52が通電されると、磁化された鉄心53が第2の磁性体38を吸引して電磁的な吸引力を利用することにより、ロータ10は、軸方向に移動し(図4矢印b方向)、マグネット12と第3の高摩擦材60は非接触となる(図6(b)参照)。この反付勢部材は、ロータ10と上ケース2の内底面2bに係止され連結された電磁プランジャであってもよい。
このような構成により、電磁コイル52が通電されると、ロータ10は、電磁的な吸引力により、引張コイルバネ36の引張力に打ち勝って電磁コイル側に移動し(図4矢印b方向)、突部14が下ケース3の内底面3bに当接し、マグネット12と第3の高摩擦材60は非接触となる(図6(b)参照)。この状態を維持しながら、空芯コイル21に電流を流すと、マグネット12の磁束と直交する空芯コイル21がフレミングの左手の法則に従い、電流と磁束の大きさに応じた力を発生させ、ロータ10は回転軸を中心に一方に回転する。空芯コイル21への電流を逆にすると、ロータ10は回転軸11を中心に他方に回転できる。よって、ロータは通電方向の切替えにより往復運動でき、回転軸を通じて回転力を外部に出力できる。
ロータ10が往復運動するとポテンショメータ70により回転軸11の角度が検知される。そしてロータ10が所定の位置にくると、制御回路は、電磁コイル52への通電を止める。するとロータ10は、引張コイルバネ36の引張力により軸方向に移動し(図4矢印a方向)、引張コイルバネ36は、ロータ10を空芯コイルの第3の高摩擦材60に圧接させ(図6(a)参照)、マグネット12と第3の高摩擦材60が機械的に接触する。
よって、本例のロータリアクチュエータは、従来のロータリアクチュエータのような磁気吸引力ではなく、摩擦力印加部材とロータとの摩擦力によって停止位置の保持力を得るものであると共に、この摩擦力を解除した状態でアクチュエータの駆動を行うことができるものである。このため、前記保持力の増大がアクチュエータ駆動時の障害にならず、駆動効率の低下や起動トルクの増大を招くことなく、停止位置を確実に保持できるようになる。
また、本例のロータリアクチュエータは、ロータの回転軸の軸方向で対向する摩擦力印加部材とロータとの摩擦力によって停止位置の保持力を得るものであるため、従来のロータリアクチュエータのように必ずしも突き当て式のストッパによってロータを停止させる必要がない。このため、公知の任意の位置もしくは回転角検出センサ(例えば、ホールセンサ、レゾルバ、ロータリエンコーダ、パルスセンサ、ポテンショメータ等)を組み込むことにより、任意の停止位置で保持することができ、使用用途を格段に広げることができる。
また、本例のロータリアクチュエータは、摩擦力印加部材とロータとの摩擦力によって停止位置の保持力を得るものであると共に、この摩擦力を解除した状態でアクチュエータの駆動を行う。この摩擦力を解除するため、反付勢部材が設けられている。この反付勢部材は、本例では鉄心を内装する電磁コイルや第2の磁性体が用いられる。鉄心を内装する電磁コイルや第2の磁性体がマグネットと近接すると磁気的に吸着して保持力を持ち、駆動効率の低下や起動トルクの増大の原因になる。そこで、本例のロータリアクチュエータでは、反付勢部材は、ロータの反ステータ側に配置され、第2の磁性体は、マグネットとは反対面のロータに配置され、この磁性体と対向するように鉄心を内装する電磁コイルが下ケースの第2ベース上に配置されている。よって、マグネットは、鉄心を内装する電磁コイルや第2の磁性体と近接することがなく、電磁コイルに通電した状態でロータが回転運動しても駆動効率が低下したり起動トルクが増大することがない。
また、本例のロータリアクチュエータは、従来のロータリアクチュエータのような電磁コイルに内装されたコアと永久磁石との磁気吸引力を利用してロータを回転運動させるものではなく、回転軸に支持されたマグネットを有するロータと、ロータに軸方向で対向する空芯コイルを有するステータとを具備し、空芯コイルの電磁作用によってロータが往復運動するため、ロータの回転運動を一定速度に制御することができ、滑らかな回転運動が得られる。
また、本例のロータリアクチュエータでは、摩擦力印加部材は、ロータとステータとの間に配置されているため、付勢部材が、ロータを摩擦力印加部材に圧接させたとき、空芯コイルは直接、マグネットと当接することがないため空芯コイルが傷ついたり断線してしまうことがない。
また、本例のロータリアクチュエータでは、付勢部材は、ロータを摩擦力印加部材に圧接させるものであるため、簡単な構成でロータの停止位置を確実に保持できる。
また、本例のロータリアクチュエータでは、付勢部材は、ロータに連結されたコイルバネであるため、簡単な構成でロータを付勢できる。
また、本例のロータリアクチュエータでは、付勢部材は、回転軸に挿入されたコイルバネであるため、簡単な構成でロータを付勢できる。
また、本例のロータリアクチュエータでは、反付勢部材は、電磁的な吸引力を利用したものであるため、機械的な摩擦を発生させることがなく、低損失のロータリアクチュエータとなる。
また、本例のロータリアクチュエータでは、摩擦力印加部材は、ロータに対向する面に有する第3の高摩擦材であり、また、ロータは、摩擦力印加部材に対向する面に第4の高摩擦材を有することにより、ロータと摩擦力印加部材との間に機械的な面接触抵抗が発生するため位置保持がさらに確実に確保できる。
(変形例2)
第2の実施形態例では、付勢部材の引張コイルバネがロータと軸受間に配置されていたが、本例では、付勢部材は、回転軸と反対軸の突部に挿入される圧縮コイルバネで形成され、ロータとポテンショメータとの間に配置され、ロータを第3の高摩擦材に圧接させるものである。
第3の高摩擦材とロータとの圧接を解除させる反付勢部材として、鉄心を内装する電磁コイルは、第2の実施形態例では、第2ベース板に固定され、ロータの第2の磁性体と対向配置されていたが、本例では、第1ベース板に固定され、空芯コイルと軸受間に設けられる。
また、第2の実施形態例では、ロータの反ステータ側の面に第2の磁性体が設けられていたが、本例では、空芯コイルと軸受間に配置された鉄心を内装する電磁コイルと対向配置されるように、ロータのステータ側の面に片面1極着磁された浮揚磁石が設けられる。電磁コイルに電流を流すと、電磁コイルは、浮揚磁石と同極の磁束が発生し、電磁的な反発力を利用して、ロータが反ステータ側に移動し、第3の高摩擦材とロータが非接触状態となる。
このような構成により、電磁コイルが通電されると、ロータは、電磁的な反発力により、圧縮コイルバネの伸張力に打ち勝って反ステータ側に移動し、ロータとステータは非接触となる。この状態を維持しながら、空芯コイルに電流を流すと、マグネットの磁束と直交する空芯コイルがフレミングの左手の法則に従い、電流と磁束の大きさに応じた力を発生させ、ロータは回転軸を中心に一方に回転する。空芯コイルへの電流を逆にすると、ロータは回転軸を中心に他方に回転できる。よって、ロータは通電方向の切替えにより往復運動でき、回転軸を通じて回転力を外部に出力できる。
ロータが往復運動すると、ポテンショメータにより回転軸の角度が検知される。そしてロータが所定の位置にくると、制御回路は、電磁コイルへの通電を止める。するとロータは、圧縮コイルバネの伸張力によりステータ側に移動し、圧縮コイルバネは、マグネットを空芯コイル上に設けられる第3の高摩擦材に圧接させ、ロータの停止位置が保持される。
このようにしても、本例のロータリアクチュエータは、従来のロータリアクチュエータのような磁気吸引力ではなく、摩擦力印加部材とロータとの摩擦力によって停止位置の保持力を得るものであると共に、この摩擦力を解除した状態でアクチュエータの駆動を行うことができるものである。このため、前記保持力の増大がアクチュエータ駆動時の障害にならず、駆動効率の低下や起動トルクの増大を招くことなく、停止位置を確実に保持できるようになる。このような例であっても、本発明のロータリアクチュエータに適用できる。
第2の実施形態例の説明では、ロータは、扇状であったが回転軸を中心とする円盤形状でもよく、この場合、ロータの可動範囲が360度となり、使用用途を格段に広げることができる。
1 ロータリアクチュエータ
2 上ケース
2a 軸受
2b 内底面
2c ストッパ部材
3 下ケース
3b 内底面
10 ロータ
11 回転軸
12 マグネット
13 付勢部材
14 突部
15 第1の高摩擦材
20 ステータ
21 空芯コイル
22 第1ベース板
23 摩擦力印加部材
31 可動プレート
32 第2の高摩擦材
33 支柱
34 フランジ
35 圧縮コイルバネ
36 引張コイルバネ
37 第1の磁性体
38 第2の磁性体
50 反付勢部材
51 第2ベース板
52 電磁コイル
53 鉄心
60 第3の高摩擦材
70 ポテンショメータ
71 非回転体


Claims (10)

  1. 回転軸に支持されたマグネットを有するロータと、前記ロータに軸方向で対向する空芯コイルを有するステータとを具備し、前記空芯コイルの電磁作用によって往復運動するロータリソレノイドを用いたロータリアクチュエータであって、
    前記ロータに前記回転軸の軸方向で対向する摩擦力印加部材と、前記摩擦力印加部材と前記ロータを圧接させる付勢部材と、前記摩擦力印加部材と前記ロータとの圧接を解除させる反付勢部材とを有し、
    前記ロータには、前記回転軸の角度を検知する回転角検出センサが取り付けられていることを特徴とするロータリアクチュエータ。
  2. 前記摩擦力印加部材は、前記ロータの反ステータ側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のロータリアクチュエータ。
  3. 前記摩擦力印加部材は、前記ロータと前記ステータとの間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のロータリアクチュエータ。
  4. 前記付勢部材は、前記摩擦力印加部材を前記ロータに圧接させるものであることを特徴とする請求項2に記載のロータリアクチュエータ。
  5. 前記付勢部材は、前記ロータを前記摩擦力印加部材に圧接させるものであることを特徴とする請求項3に記載のロータリアクチュエータ。
  6. 前記付勢部材は、前記ロータに連結されたコイルバネであることを特徴とする請求項5に記載のロータリアクチュエータ。
  7. 前記付勢部材は、前記回転軸に挿入されたコイルバネであることを特徴とする請求項6に記載のロータリアクチュエータ。
  8. 前記反付勢部材は、電磁的な吸引力あるいは反発力を利用したものであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のロータリアクチュエータ。
  9. 前記摩擦力印加部材は、前記ロータに対向する面に有する高摩擦材であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のロータリアクチュエータ。
  10. 前記ロータは、前記摩擦力印加部材に対向する面に高摩擦材を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のロータリアクチュエータ。
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