JP5601599B2 - デバイス接続システム、携帯端末、デバイス接続方法及びデバイス接続プログラム - Google Patents

デバイス接続システム、携帯端末、デバイス接続方法及びデバイス接続プログラム Download PDF

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Description

本発明は、システム内のデバイスと接続するための、デバイス接続システム、携帯端末、デバイス接続方法及びデバイス接続プログラムに関する。
小売店や飲食店等において、タブレット端末を用いたPOS(point of sales)システムの導入を検討するユーザが増えて来ている。ここで、タブレット端末を用いたPOSシステムとしては、プリンタ、バーコードハンドスキャナ及びキャッシュドロワといったPOS周辺デバイスと、タブレット端末とをクレードル経由或いはUSB(Universal Serial Bus)等の規格に準拠したケーブルで物理的に有線接続して利用する、というシステムが一般的である。
この点、タブレット端末の特性として、携帯性に優れ、手に持った状態であっても利用可能な点が挙げられる。そのため、タブレット端末を用いたPOSシステムにおいても、タブレット端末を手に持ったままオペレーションすることが可能であれば、さらに利便性が増す。
もっとも、タブレット端末は店舗内を移動しながら利用することが可能だが、POS周辺デバイスは決まった場所に設置されている。また、タブレット端末からPOS周辺デバイスを制御する際は、近くにあるPOS周辺デバイスを指定して接続することが求められる。
すなわち、店舗内にてタブレット端末を携帯し、且つ、近くにあるPOS周辺デバイスと接続するためには、タブレット端末のユーザが接続先となる近くのPOS周辺デバイスを選択して、逐一接続先を切り替える必要があった。しかし、無線LAN(Local Area Network)経由でタブレット端末にPOS周辺デバイスを接続する場合、IPアドレスでPOS周辺デバイスを特定するため、タブレット端末に最も近いPOS周辺デバイスがどのPOS周辺デバイスであるかを特定することが出来ない。
このような状況に鑑みて、例えば特許文献1に記載の技術が提案されている。特許文献1に記載の技術では、GPS(Global Positioning System)に代表される位置測位システムを利用する。具体的には、ユーザが携帯する端末の現在位置をGPSにて測定し、測定結果をサーバに通知する。通知を受けたサーバはGPSの測定結果に基づいてユーザが携帯する端末近傍のデバイス(プリンタ)を特定する。そして、サーバは特定結果としてプリンタ名やプリンタの位置を端末に通知する。ユーザは通知結果を端末にて参照し、参照内容を参考にすることにより最寄りのプリンタを選択して利用することが可能となる。
特開2006−195765号公報
上述したような特許文献1に記載された技術等を利用することにより、IPアドレスではなく、プリンタ名等に基づいてデバイスを選択することが可能となる。また、位置情報に基づいて選択可能なデバイスを把握することが可能となる。
しかしながら、特許文献1に記載された技術等の一般的な技術を用いたとしても、最終的にはユーザが近くのデバイスを選択する必要があり、ユーザにとって煩雑であった。また、引用文献1等のように位置測位にGPSを利用した場合には、広域な位置特定しかできず、店舗内にてデバイスを切り替える際に要求されるような数m単位での位置特定が困難であった。また、特に屋内ではGPS衛星からの信号が適切に受信できない場合もあり、この点も問題であった。
これらの問題を解消するために、POS周辺デバイスにBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信の機能を実装し、近距離無線通信にてPOS周辺デバイスとタブレット端末を接続するようなことも考えられる。何故ならば、無線LANに比べると近距離無線通信ではそもそも近距離でしか接続出来ないため、近くのデバイスのみに接続するというこが可能となるからである。
もっとも、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信では、無線LANに比べると高速通信を安定して行うことが困難であるという問題がある。更に、近距離無線通信では無線LANに比べると時間当たりのデータ転送量が少なく、POSプリンタ等の大量なデータ通信を必要とするデバイスの接続方式としては不向きである。
そこで、本発明は、携帯端末を移動した場合に近くのデバイスを自動で特定できるとともに、特定したデバイスと携帯端末とが無線LAN等の比較的安定した高速な通信方式にて自動で接続することが可能な、デバイス接続システム、携帯端末、デバイス接続方法及びデバイス接続プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によれば、第1の装置と、当該第1の装置の近傍に設置されて当該第1の装置とは電気的に接続されていない第2の装置とを対応付けることにより組として扱い、複数の前記組が離間した場所に設置されたシステム、にて使用される携帯端末であって、前記第1の装置との間では、近距離無線通信方式である第1の通信方式に準拠した通信を行うことができ、前記第2の装置との間では、前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことができず、前記第1の装置の一つとの間で前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことによって、他の第1の装置よりも当該携帯端末の近傍に位置している第1の装置が含まれる前記組を特定し、特定された前記組に含まれる第2の装置との間で第2の通信方式に準拠した通信を行うことを特徴とする携帯端末が提供される。
本発明の第2の観点によれば、第1の装置と、当該第1の装置の近傍に設置されて当該第1の装置とは電気的に接続されていない第2の装置とを対応付けることにより組として扱い、複数の前記組が離間した場所に設置されたシステム、にて使用される携帯端末が行うデバイス接続方法であって、前記携帯端末は、前記第1の装置との間では、近距離無線通信方式である第1の通信方式に準拠した通信を行うことができ、前記第2の装置との間では、前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことができず、前記第1の装置の一つとの間で前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことによって、他の第1の装置よりも当該携帯端末の近傍に位置している第1の装置が含まれる前記組を特定し、特定された前記組に含まれる第2の装置との間で第2の通信方式に準拠した通信を行うことを特徴とするデバイス接続方法が提供される。
本発明の第3の観点によれば、第1の装置と、当該第1の装置の近傍に設置されて当該第1の装置とは電気的に接続されていない第2の装置とを対応付けることにより組として扱い、複数の前記組が離間した場所に設置されたシステム、にて使用される携帯端末としてコンピュータを機能させるデバイス接続プログラムであって、前記コンピュータを、前記第1の装置との間では、近距離無線通信方式である第1の通信方式に準拠した通信を行うことができ、前記第2の装置との間では、前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことができず、前記第1の装置の一つとの間で前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことによって、他の第1の装置よりも当該携帯端末の近傍に位置している第1の装置が含まれる前記組を特定し、特定された前記組に含まれる第2の装置との間で第2の通信方式に準拠した通信を行う携帯端末として機能させることを特徴とするデバイス接続プログラムが提供される。
本発明の第4の観点によれば、第1の装置、当該第1の装置の近傍に設置されて当該第1の装置とは電気的に接続されていない第2の装置及び携帯端末を備え、前記第1の装置と前記第2の装置とを対応付けることにより組として扱い、複数の前記組が離間した場所に設置されたデバイス接続システムであって、前記携帯端末は、第1の装置との間では、近距離無線通信方式である第1の通信方式に準拠した通信を行うことができ、前記第2の装置との間では、前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことができず、前記携帯端末が、前記第1の装置の一つとの間で前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことによって、他の第1の装置よりも当該携帯端末の近傍に位置している第1の装置が含まれる前記組を特定し、特定された前記組に含まれる第2の装置との間で第2の通信方式に準拠した通信を行い、前記携帯端末、前記第1の装置及び前記第2の装置、又は、前記携帯端末及び前記第2の装置は、POSシステムの機能を実現する装置であり、前記携帯端末と或る1つの組に含まれる前記POSシステムの機能を実現する装置とが通信を行うことにより、POS(point of sales)システムとしての機能の少なくとも一部を実現することを特徴とするデバイス接続システムが提供される。
本発明の第5の観点によれば、第1の装置、当該第1の装置の近傍に設置されて当該第1の装置とは電気的に接続されていない第2の装置及び携帯端末を備え、前記第1の装置と前記第2の装置とを対応付けることにより組として扱い、複数の前記組が離間した場所に設置されたシステムが行うデバイス接続方法であって、前記携帯端末は、第1の装置との間では、近距離無線通信方式である第1の通信方式に準拠した通信を行うことができ、前記第2の装置との間では、前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことができず、前記携帯端末が、前記第1の装置の一つとの間で前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことによって、他の第1の装置よりも当該携帯端末の近傍に位置している第1の装置が含まれる前記組を特定し、特定された前記組に含まれる第2の装置との間で第2の通信方式に準拠した通信を行い、前記携帯端末、前記第1の装置及び前記第2の装置、又は、前記携帯端末及び前記第2の装置は、POSシステムの機能を実現する装置であり、前記携帯端末と或る1つの組に含まれる前記POSシステムの機能を実現する装置とが通信を行うことにより、POS(point of sales)システムとしての機能の少なくとも一部を実現することを特徴とするデバイス接続方法が提供される。
本発明によれば、携帯端末を移動した場合に近くのデバイスを自動で特定できるとともに、特定したデバイスと携帯端末とが無線LAN等の比較的安定した高速な通信方式にて自動で接続することが可能となる。
本発明の第1の実施形態全体の基本的構成を表すブロック図である。 本発明の実施形態におけるタブレット端末の基本的構成を表すブロック図である。 本発明の実施形態におけるPOS周辺デバイス登録情報の一例を表すテーブル図である。 本発明の実施形態におけるバーコードハンドスキャナの基本的構成を表すブロック図である。 本発明の実施形態における自己識別情報及びセット識別情報の一例を表すテーブル図である。 本発明の実施形態における基本的動作を表すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態全体の基本的構成を表すブロック図である。 本発明の実施形態におけるPOS周辺デバイス登録情報の一例を表すテーブル図である。 本発明の実施形態における自己識別情報及びセット識別情報の一例を表すテーブル図である。 本発明の実施形態における所属デバイス登録情報の一例を表すテーブル図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
ここで、以下の説明においては、Bluetooth(登録商標)等の規格に準拠した電波による近距離無線通信や、IrDA(アイアールディーエイ、Infrared Data Association)等の規格に準拠した赤外線による近距離無線通信を全て含めて「近距離無線通信」と呼ぶ。
一方で、Ethernet(登録商標)等の規格に準拠して構築されたLANを利用した通信を「LAN通信」と呼ぶ。
そして、本実施形態では、タブレット端末にPOS周辺デバイスを接続する際、LAN通信により接続するデバイスと近距離無線通信により接続するデバイスを組み合わせる事で、これまでタブレット端末からは位置を特定することが出来なかった、LAN通信により接続する複数のデバイスの中から、最も近くにあるデバイスを検出する手法を提供する。
図1は第1の実施形態であるPOSシステム全体を表す図である。図1を参照すると、本実施形態であるPOSシステムは、第1のプリンタ101、第1のバーコードハンドスキャナ102、第1のキャッシュドロワ103、第2のプリンタ201、第2のバーコードハンドスキャナ202、第2のキャッシュドロワ203、第3のプリンタ301、第3のバーコードハンドスキャナ302、第3のキャッシュドロワ303、タブレット端末400、無線LANアクセスポイント500及び有線LAN600を含む。なお、図中では、バーコードハンドスキャナをBHSと記載する。
ここで、本実施形態に含まれるこれらの機器は、小売店等の店舗に設置されることを想定する。また、本実施形態ではバーコードハンドスキャナ、キャッシュドロワ及びプリンタのセットが、POS周辺デバイスの1つのセットとして設置される。
例えば第1のPOS周辺デバイスのセットとして、第1のプリンタ101、第1のバーコードハンドスキャナ102及び第1のキャッシュドロワ103が設置される。そして、これらPOS周辺デバイスの1つのセットが本実施形態では3セット設置されている。もっとも図1に表される構成は一例にしか過ぎず、本実施形態の適用範囲は3セットに限定されるものではなく、2セット以上であれば良い。
本実施形態ではこれらPOS周辺デバイスのセットとタブレット端末400が協働することにより、POSレジスタ及びPOSとして機能する。
次に、本実施形態の通信について説明する。
本実施形態が設置される小売店の店内は、1つ又は図示を省略している複数の無線LANアクセスポイント500により無線LAN通信が可能となっている。また、店内には有線LAN600が敷設されており有線LANによる通信が可能となっている。なお、有線LANに有線接続している機器と無線LANに無線接続している機器は相互に通信が可能である。
そして、第1のバーコードハンドスキャナ102、第2のバーコードハンドスキャナ202及び第3のバーコードハンドスキャナ302(以下これら3つのバーコードハンドスキャナの何れかを限定せずに呼ぶ場合は、「各バーコードハンドスキャナ」と呼ぶ。)は、近距離無線通信を行うことができる。ここで、図1における第1の近距離無線通信圏内100は、第1のバーコードハンドスキャナ102が近距離無線通信を行うことの可能な範囲を表す。つまり、第1のバーコードハンドスキャナ102は、第1の近距離無線通信圏内100に在圏しているタブレット端末400と近距離無線通信を行うことができる。同様に、図1における第2の近距離無線通信圏内200は、第2のバーコードハンドスキャナ202が近距離無線通信を行うことの可能な範囲を表す。更に同様に、図1における第3の近距離無線通信圏内300は、第3のバーコードハンドスキャナ302が近距離無線通信を行うことの可能な範囲を表す。これらの近距離無線通信圏内は全く重複していないこともあり得るがその範囲の一部について重複していることもある。
また、第1のプリンタ101、第2のプリンタ201及び第3のプリンタ301(以下これら3つのプリンタの何れかを限定せずに呼ぶ場合は、「各プリンタ」と呼ぶ。)、並びに、第1のキャッシュドロワ103、第2のキャッシュドロワ203及び第3のキャッシュドロワ303(以下これら3つのキャッシュドロアの何れかを限定せずに呼ぶ場合は、「各キャッシュドロア」と呼ぶ。)は有線LAN600を利用することによって有線LANによる通信を行うことができる。
そして、タブレット端末400は無線LANによる通信及び近距離無線通信の双方を行うことができる。
以上をまとめると、本実施形態では、タブレット端末400と各バーコードハンドスキャナとの通信は近距離無線通信で行われる。一方で、タブレット端末400、各プリンタ及び各キャッシュドロア間の通信は、有線及び無線のLAN通信を組み合わせて行われる。
続いて、図2を参照してタブレット端末400の機能ブロックについて説明を行う。図2を参照するとタブレット端末400は、近距離無線通信部401、無線LAN通信部402、POS周辺デバイス登録情報格納部403、制御部404、操作受付部405及び表示部406を含む。
近距離無線通信部401は、近距離無線通信を実行するための機能を含む。近距離無線通信部401は、無線LANによる通信を実行するための機能を含む。制御部404は、これらの通信部を利用することにより、他の機器との通信を実行する。なお、制御部404は、近距離無線通信部401を利用した近距離無線通信を行うにあたり各バーコードハンドスキャナを予め登録しておく。これにより、ユーザがその都度ペアリング等の予備操作を行うことなく近距離無線通信が開始可能な状態としておく。もっとも、ユーザがその都度ペアリング等の予備操作を行って、近距離無線通信が開始可能な状態とするようにしても良い。
POS周辺デバイス登録情報格納部403は、本実施形態特有の情報であって店舗の設置情報であるPOS周辺デバイス登録情報701を格納する記憶部である。図3を参照すると、本実施形態におけるPOS周辺デバイス登録情報701は、POS周辺デバイスの3つのセットについての情報を含む。
具体的には、第1のセットには、第1のプリンタ101、第1のバーコードハンドスキャナ102及び第1のキャッシュドロワ103の情報が組にされて記憶されている。そして、第1のプリンタ101及び第1のキャッシュドロワ103とLAN通信を行うために必要な情報であるIPアドレスが紐付けられている。他方、第1のバーコードハンドスキャナ102については、第1のバーコードハンドスキャナ102を識別するための識別情報が紐付けられている。なお、識別情報としては、本実施形態特有の識別番号を割り当てることが考えられる。また他にも、Bluetooth(登録商標)に準拠して通信を行うために各Bluetooth(登録商標)対応機器に一意に割り当てられているBDアドレス(Bluetooth device address)等の情報をそのまま識別情報として流用しても良い。
同様に、第2のセットには、第2のプリンタ201、第2のバーコードハンドスキャナ202及び第2のキャッシュドロワ203の情報が組にされて登録されている。また同様に、第3のセットには、第3のプリンタ301、第3のバーコードハンドスキャナ302及び第3のキャッシュドロワ303の情報が組にされて登録されている。各POS周辺デバイスに対して、IPアドレス又は識別番号が紐付けられている点も第1のセットと同様である。
これらPOS周辺デバイス登録情報701は、各POS周辺デバイスを店舗に設置した際に、登録しておくものとする。登録は例えばユーザからの登録操作を、操作受付部405が受け付けることにより実現される。
制御部404は、タブレット端末400全体を制御する制御部である。タブレット端末400は制御部404の制御に基づいて後述する各動作を実現する。また、タブレット端末400は制御部404の制御に基づいて各POS周辺デバイスと協働することにより、POSシステムとしての機能を実現する。
なお、制御部404は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置が、本実施形態特有のソフトウェアに基づいて演算処理を実行し、タブレット端末400の各ハードウェアを制御することにより実現される。
操作受付部405は、ユーザからの操作を受け付ける部分であり。受け付けた操作の内容は制御部404に出力される。
また、表示部406はタブレット端末400を利用するユーザに対して情報を表示する部分である。制御部404が生成及び出力した情報は、表示部406に表示される。
なお、本実施形態ではタブレット端末400はタブレット型の端末であるため操作受付部405及び表示部406はタッチパネルにより実現される。
次に、図4を参照して本実施形態における各バーコードハンドスキャナの機能ブロックについて説明する、図4では第1のバーコードハンドスキャナ102を例に取って説明をするが、他のバーコードハンドスキャナである第2のバーコードハンドスキャナ202及び第3のバーコードハンドスキャナ302についても、バーコードハンドスキャナ102と同様の機能ブロックを含んでいるものとする。
図4を参照すると、バーコードハンドスキャナ102は近距離無線通信部102−1、特定情報管理部102−2、特定情報格納部102−3及び制御部102−4を含む。
近距離無線通信部102−1は、近距離無線通信を実行するための機能を含む。特定情報管理部102−2は、近距離無線通信部102−1を利用することにより、他の機器との通信を実行する。
特定情報管理部102−2は、タブレット端末400との近距離無線通信を行い、特定情報格納部102−3に格納されている情報をタブレット端末400に通知する部分である。また、特定情報格納部102−3は、本実施形態特有の情報を格納する部分である。この、本実施形態特有の情報は製品製造時等に予め格納されていても良いが、タブレット端末400から送信されてきた情報に基づいて特定情報管理部102−2が格納するようにしても良い。制御部102−4は、バーコードハンドスキャナ102全体を制御する制御部である。バーコードハンドスキャナ102は、制御部102−4の制御に基づいて後述する各動作を実現する。また、バーコードハンドスキャナ102は、制御部102−4の制御に基づいてバーコードハンドスキャナとしての機能を実現する。なお、制御部102−4が、特定情報管理部102−2を含むようにしても良い。
ここで、特定情報格納部102−3に格納されている情報について図5を参照して説明する。
図5を参照すると、特定情報格納部102−3に格納されている情報として、自己識別情報702及びセット識別情報703が表されている。
自己識別情報702には、第1のバーコードハンドスキャナ102自身を識別するための識別情報が格納されている。この識別情報は図3に表されるPOS周辺デバイス登録情報701に含まれる識別情報と対応するものである。つまり、POS周辺デバイス登録情報701においても、自己識別情報702においても同じバーコードハンドスキャナには同じ識別情報が割り当てられる。
セット識別情報703には、第1のバーコードハンドスキャナ102自身が所属するPOS周辺デバイスのセットを識別するためのセット名が格納されている。このセット名は図3に表されるPOS周辺デバイス登録情報701に含まれるセット名と対応するものである。つまり、POS周辺デバイス登録情報701においても、自己識別情報702においても同じPOS周辺デバイスのセットには同じセット名が割り当てられる。
なお、図5には自己識別情報702及びセット識別情報703の2つの情報が表されているが、特定情報格納部102−3にはこれら情報の双方ではなく何れかが格納されていれば良い。これら情報の具体的な利用方法は後述する。
また、図4において第1のバーコードハンドスキャナ102の機能ブロックとして図示されているのは、特に本実施形態に関係する部分のみであり、第1のバーコードハンドスキャナ102はバーコードを読み取る部分等のバーコードハンドスキャナとして機能するための機能ブロックについては図示を省略する。
更に、各プリンタ及び各キャッシュドロアの構成であるが、これらは汎用のプリンタ及びキャッシュドロアで実現可能であり、特に本実施形態特有のものである必要はない。そして、汎用のプリンタ及びキャッシュドロアの構成は当業者に良く知られているため説明を省略する。
続いて、図6のフローチャートを参照して本実施形態の動作について説明する。
本実施形態では、タブレット端末400のユーザが、POS周辺デバイスのセットを使用する際は、POS周辺デバイスのセットに手の届く範囲へ移動する。そのため、通常は近距離無線通信圏内でPOS周辺デバイス及びタブレット端末400を利用する。
そして、タブレット端末400を利用するユーザは、タブレット端末400を携帯して店舗内を移動しながら利用する。そのため、タブレット端末400は、各バーコードハンドスキャナの内の何れかのバーコードハンドスキャナの近距離無線通信圏内から、他のバーコードハンドスキャナの近距離無線通信圏内へ移動していく。このとき、タブレット端末400の制御部404は、近距離無線通信部401を使用して近距離無線通信の電界強度を取得する。そして、最も電界強度の強いバーコードハンドスキャナと近距離無線通信により接続する(ステップS11)。
例えば図1の第2の近距離無線通信圏内200に在圏しているタブレット端末400は、最も電界強度の強いバーコードハンドスキャナであるバーコードハンドスキャナ202と接続している。その後、タブレット端末400が図の右側に移動した場合、第2の近距離無線通信圏内200及び第3の近距離無線通信圏内300の双方に在圏することになり、更にその後、第3の近距離無線通信圏内300に在圏することとなる。この場合には上記移動の何れかのタイミングで最も電界強度の強いバーコードハンドスキャナはバーコードハンドスキャナ302になる。そのため、タブレット端末400はバーコードハンドスキャナ302と接続する。なお、近距離無線通信圏内が重ならない場合には一度近距離無線通信が切断されてから、その後再接続されることとなる。
ここで、本実施形態では電界強度として、タブレット端末400が測定した受信電界強度(RSSI: Receive Signal Strength Indication)を想定するが、各バーコードハンドスキャナが測定した受信電界強度をタブレット端末400に通知するようにして、この通知された受信電界強度を用いるようにしても良い。更に、信号対雑音比(SNR:Signal-to-Noise Ratio)等の他の基準を用いるようにしても良い。すなわち、本実施形態ではタブレット端末400ともっとも近傍に位置すると考えられるバーコードハンドスキャナと接続することを目的としており、この目的が達成できるのであれば電界強度以外の基準を用いるようにしても良い。
なお、もしも第1の近距離無線通信圏内100、第2の近距離無線通信圏内200及び第3の近距離無線通信圏内300が一切重複することなく各セットが設置されているのであれば、同時に複数のバーコードハンドスキャナと通信を行うことはできない。つまり、一つのバーコードハンドスキャナが送信した信号の受信電界強度のみしか測定されない。そのため、ステップS11における受信電界強度についての比較を行うことなく、接続可能なバーコードハンドスキャナにそのまま接続を行えば良い。
タブレット端末400が、バーコードハンドスキャナ(本説明ではバーコードハンドスキャナ102を想定する。)と近距離無線通信の接続を確立すると、接続中のバーコードハンドスキャナ102の情報に基づいて、複数あるプリンタとキャッシュドロワについて、どのプリンタとキャッシュドロワが近くに存在するかを特定する。この点について具体的に説明する。
タブレット端末400との接続を検知したバーコードハンドスキャナ102の特定情報管理部102−2は、特定情報格納部102−3に格納されている情報を読み出す(ステップS12)。本説明では自己識別情報702を読み出したと想定する。
そして特定情報管理部102−2は、読み出した自己識別情報702を、近距離無線通信部102−1を利用してタブレット端末400に対して送信する(ステップS13)。
制御部404は近距離無線通信部401を利用して、自己識別情報702を受信する(ステップS14)。
そして、制御部404は受信した自己識別情報702と、POS周辺デバイス登録情報格納部403に格納されているPOS周辺デバイス登録情報701を照らし合わせることにより自己識別情報702の送信元が含まれているセットを特定する(ステップS15)。本例では、自己識別情報702として第1のバーコードハンドスキャナ102の識別情報を受信している。そのため、POS周辺デバイス登録情報701において第1のバーコードハンドスキャナ102が含まれている第1のセットが特定できる。
次に、制御部404は、POS周辺デバイス登録情報701を参照して特定したセットに含まれるキャッシュドロワ及びプリンタのIPアドレスを特定する(ステップS16)。本例であれば特定した第1のセットに含まれる第1のキャッシュドロワ103及び第1のプリンタ101のIPアドレスを特定する。
そして、制御部404は、無線LAN通信部402を利用して、特定したIPアドレスが割り当てられているキャッシュドロワ及びプリンタと通信を行う。本例であれば第1のキャッシュドロワ103及び第1のプリンタ101と通信を行う(ステップS17)。
以降、バーコードハンドスキャナ102以外の、他のバーコードハンドスキャナが最も電界強度の強いバーコードハンドスキャナとなるまで(ステップS18においてNo)、プリンタとキャッシュドロワについては、第1のキャッシュドロワ103及び第1のプリンタ101を利用する。
一方、タブレット端末400が移動し、最も電界強度の強いバーコードハンドスキャナがバーコードハンドスキャナ102以外の、他のバーコードハンドスキャナとなった場合には(ステップS18においてYes)、プリンタやキャッシュドロワとの接続を断し、新たな最も電界強度の強いバーコードハンドスキャナが含まれるセットを対象として、ステップS11から処理を繰り返す。
以上説明した本実施形態によれば、タブレット端末400が自動的に近くのPOS周辺デバイスを特定することが可能となる、という効果を奏する。なぜならば、近くのバーコードハンドスキャナより識別情報を取得し、この識別情報に基づいてPOS周辺デバイスを特定できるからである。
また、特定したデバイスとタブレット端末400とが無線LANという比較的安定した高速な通信方式にて自動で接続することが可能となる、という効果を奏する。なぜならば、タブレット端末400はPOS周辺デバイスを特定する際にこのPOS周辺デバイスのIPアドレスも自動に取得できるからである。
加えて、店舗内等においても数m単位での精度で近くのPOS周辺デバイスを特定することができる。何故ならば、近距離無線通信を利用して近くのバーコードハンドスキャナと通信を行うからである。よってGPSを利用している特許文献1と比較して確実に近傍のPOS周辺デバイスを特定することができる。また、仮に無線LAN電界強度から近傍のPOS周辺デバイスを特定しようとした場合に、無線LAN電界強度は数m程度の距離による変動よりも、設置場所の環境やアクセスポイントの設置方向等による変動が大きい場合がある。そのため、無線LAN電界強度に基づくと、近傍ではないPOS周辺デバイスを誤って近傍と判断する場合が生じ得る。しかし、本実施形態であれば近距離無線通信と無線LANという複数の無線通信方式を併用することで、その通信可能エリアの違いから、最も近くに設置してあるPOS周辺デバイスを特定することが可能となる。
そして、タブレット端末400のユーザは、接続するPOS周辺デバイスと物理的に接続する、もしくは手動で切り替えること無く、近くに設置してあるデバイスを利用することが出来るため、スムーズなサービスを提供することが可能となる。
なお、上記の説明では、ステップS12〜S15において自己識別情報702を利用していた。
つまり、タブレット端末400は、第1のバーコードハンドスキャナ102と近距離無線通信で通信を行い、自己識別情報702に含まれる第1のバーコードハンドスキャナ102の識別情報から、POS周辺デバイス登録情報におけるセットを特定していた。そして、第1のキャッシュドロワ103及び第1のプリンタ101のIPアドレスを特定して、特定した第1のキャッシュドロワ103及び第1のプリンタ101と通信を行っていた。
この点、自己識別情報702に含まれる識別情報でセットを特定するのではなく、セットにセット番号を付与しておき、バーコードハンドスキャナから、セット番号を送信してセットを特定するようにしてもよい。つまり、ステップS12にて特定情報格納部102−3に格納されているセット識別情報703を読み出し、読み出したセット識別情報703をタブレット端末400が受信する(ステップS13及びステップS14)そして、制御部404は、セット識別情報703を参照することにより、セット識別情報703の送信元が含まれているセットを特定する(ステップS15)。本例では、第1のセットが特定できる。従って、バーコードハンドスキャナの特定情報格納部102−3には、自己識別情報702及びセット識別情報703の双方ではなく何れかが格納されていれば良い。
また、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、上述の実施形態では各キャッシュドロア及び各プリンタは有線LAN通信を行うことを想定していたが、その一部又は全部の各キャッシュドロア及び各プリンタが無線LAN通信を行うようにしても良い。
また、タブレット端末400と近距離無線通信を行うデバイスは、各バーコードハンドスキャナでなくともよく、他のデバイスであっても良い。例えば、各キャッシュドロアが自己識別情報702やセット識別情報703を管理しており、各キャッシュドロアがタブレット端末400と近距離無線通信を行うことにより自己識別情報702やセット識別情報703を送信するようにしても良い。
更に、手に持って利用するバーコードハンドスキャナに代えて、固定式のバーコードスキャナであってもよい。
また、上述の実施形態では、各POS周辺デバイスのセットは、全て、バーコードハンドスキャナ、キャッシュドロワ及びプリンタの組み合わせとなっているが、全てが同一のデバイスの組み合わせである必要はない。キャッシュドロワやプリンタ以外の他のデバイスも含めても良い。つまり、POS周辺デバイスのセットの設置場所で行われる処理に必要なデバイスの組み合わせであれば良い。また、近距離無線通信を行う装置以外のPOS周辺デバイスは、一つの設置場所に一つであって良い。従って、例えばキャッシュドロワと、近距離無線通信を行うバーコードハンドスキャナとの組み合わせであっても良い。
続いて、図7を参照して上記実施形態の変形例である第2の実施形態について説明をする。なお、第2の実施形態は上述の第1の実施形態を一部変更したものであるので、特に変更点について詳細に説明し、重複する箇所については説明を省略する。
図7は第2の実施形態であるPOSシステム全体を表す図である。図7を参照すると、本実施形態であるPOSシステムは、第1のバーコードスキャナ104、第1のプリンタ105、第1のキャッシュドロワ106、第1のコミュニケーションデバイス107、第2のバーコードスキャナ204、第2のプリンタ205、第2のキャッシュドロワ206、第2のコミュニケーションデバイス207、第3のバーコードスキャナ304、第3のプリンタ305、第3のキャッシュドロワ306、第3のコミュニケーションデバイス307、タブレット端末400及び無線LANアクセスポイント500を含む。なお、図中では、バーコードスキャナをBSと記載する。また、図中では、コミュニケーションデバイスをCDと記載する。
上述した第1の実施形態では、各プリンタ及び各キャッシュドロアは有線LAN600を介してLANに接続していたが、本実施形態では各プリンタ及び各キャッシュドロアは無線LANアクセスポイント500を介してLANに接続するように変形されている。また、第1の実施形態では、バーコードハンドスキャナが1つのPOS周辺デバイスのセットそれぞれに含まれていたが、本実施形態では固定式のバーコードスキャナに置き換えられており、無線LANアクセスポイント500を介してLANに接続するように変形されている。
更に、上述した第1の実施形態では、タブレット端末400は、セットの設置場所において処理を行うデバイスの一つ(例えばバーコードハンドスキャナ)と近距離無線通信を行って、そのセットにおける他のデバイスを特定した。
しかし本実施形態では、セットの設置場所において処理を行うデバイスの一つ(例えばバーコードハンドスキャナ)とではなく、セットのデバイスとは別に、セットの設置場所に設置されたデバイスと近距離無線通信を行って、セットのデバイスを特定する。すなわち、タブレット端末400との近距離無線通信専用のデバイスを用意する。この近距離無線通信専用のデバイスが第1のコミュニケーションデバイス107、第2のコミュニケーションデバイス207及び第3のコミュニケーションデバイス307である。これら各コミュニケーションデバイスは、セットにおけるデバイスを特定するための通信を行うだけで、セットにおける処理に関与することはしない。従って、例えばPOSレジスタを実現するための処理は行わない。
なお、第1の実施形態と第2の実施形態を組み合わせることも可能である。例えば、各プリンタ及び各キャッシュドロアの一部が有線LANで通信を行い、他の一部は無線LAN通信を行っても良い。また、第1の実施形態のバーコードハンドスキャナと第2の実施形態のコミュニケーションデバイスが混在していても良い。つまり、図4に表される近距離無線通信部102−1、特定情報管理部102−2及び特定情報格納部102−3と同様の機能ブロックが、セットに含まれるデバイスの一つに設けられても良く、もしくはセットのデバイスとは別にセットの設置場所に設置されたデバイスに設けられても良い。
続いて、第2の実施形態におけるPOS周辺デバイス登録情報について図8を参照して説明を行う。
図8を参照すると、図3のPOS周辺デバイス登録情報701と同様に3つのセットについてPOS周辺デバイス登録情報704が表されている。
本例では、図4に表される近距離無線通信部102−1、特定情報管理部102−2及び特定情報格納部102−3と同様の機能ブロックが各コミュニケーションデバイスに含まれているものと想定している。そのため、セットに含まれるPOS周辺デバイスである、各バーコードスキャナ、各プリンタ及び各キャッシュドロアについてはIPアドレスが紐付けられている。一方で、各コミュニケーションデバイスには識別情報が紐付けられている。
また、図9を参照すると、自己識別情報705及びセット識別情報706が表されている。これらはそれぞれ図5の自己識別情報702及びセット識別情報703に相当するものである。もっとも、本実施形態では、図4に表される近距離無線通信部102−1、特定情報管理部102−2及び特定情報格納部102−3と同様の機能ブロックが各コミュニケーションデバイスに含まれていることから識別情報には第1のコミュニケーションデバイスが紐付けられている。なお、図5の自己識別情報702及びセット識別情報703と同様に、特定情報格納部102−3には自己識別情報705とセット識別情報706の双方ではなく何れかが格納されていれば良い。
そして、本実施形態では第1の実施形態と同様にステップS11〜ステップS18の処理を行う。
具体的には、タブレット端末400は、各バーコードハンドスキャナに代えて各コミュニケーションデバイスと近距離無線通信で通信を行い、コミュニケーションデバイスの自己識別情報705から、POS周辺デバイス登録情報704におけるセットを特定し、バーコードスキャナ、キャッシュドロワ及びプリンタのIPアドレスを特定して、特定したバーコードスキャナ、キャッシュドロワ及びプリンタと通信を行う(ステップS11〜ステップS18)。
第1の実施形態同様に、コミュニケーションデバイスの識別情報でセットを特定するのではなく、セットにセット番号付与しておき、コミュニケーションデバイスから、セット識別情報706を送信してセットを特定するようにしてもよい。
以上説明した第2の実施形態では、既存のPOS周辺デバイスを置き換える等することなく実施形態を実現することが可能となる、という有利な効果を奏する。何故ならば、コミュニケーションデバイスを新たに追加することによって実施形態を実現できるからである。
次に、図10を参照して第3の実施形態について説明をする。本実施形態は、第1の実施形態及び第2の実施形態の何れか又はその組み合わせを変形した例である。
上述した第1の実施形態及び第2の実施形態では、例えば図5の自己識別情報702とセット識別情報703の何れかや、図9の自己識別情報705とセット識別情報706の何れかを用いてステップS12〜S15を実行することにより、近距離無線通信を行った送信元が含まれるセットを特定していた。そして、特定したセットとPOS周辺デバイス登録情報701やPOS周辺デバイス登録情報704を照らし合わせることにより、キャッシュドロア等のPOS周辺デバイスのIPアドレスを特定していた。
しかし、本実施形態ではこれら、自己識別情報702、セット識別情報703、自己識別情報705及びセット識別情報706を利用するのではなく、図10に表されるような所属デバイス登録情報707や所属デバイス登録情報708を利用する。そのため、特定情報格納部102−3に格納されるのは、所属デバイス登録情報707や所属デバイス登録情報708となる。
そして、これら所属デバイス登録情報707や所属デバイス登録情報708には、各バーコードハンドスキャナ自身や各コミュニケーションデバイス自身が属しているセットのPOS周辺デバイスそれぞれのIPアドレスを紐付けておく。所属デバイス登録情報707は、第1の実施形態と同様にバーコードハンドスキャナで近距離無線通信を行う場合にバーコードハンドスキャナの特定情報格納部に格納され、所属デバイス登録情報708は、第2の実施形態と同様にコミュニケーションデバイスで近距離無線通信を行う場合にコミュニケーションデバイスに格納される。そして、ステップS12〜S14においてこれら所属デバイス登録情報707や所属デバイス登録情報708を読み出し、送信及びタブレット端末400による受信をする。これによりステップS15を行うことなくPOS周辺デバイスそれぞれのIPアドレスを特定することが可能となる(ステップS16)。その他の処理は上述した各実施形態と同様である。
以上説明した本実施形態によれば、タブレット端末400はIPアドレスそのものを受信できることから、POS周辺デバイス登録情報701やPOS周辺デバイス登録情報704が不要となる。そのため、POS周辺デバイス登録情報格納部403を設ける必要が無くなる。
なお、以上説明した各実施形態では、携帯端末であるタブレット端末400を顧客が買い上げる商品の売上登録や精算等の処理を行うタブレットPOS端末と想定したが、本実施形態に適用できる携帯端末は必ずしもタブレットPOS端末である必要は無く、POS端末ではない、他の携帯型情報処理端末装置であってもよい。
また、POS周辺デバイス(装置)は、バーコードハンドスキャナ、キャッシュドロワ、プリンタである必要はなく、他の装置であってもよい。携帯型情報処理端末装置が、POS周辺デバイス(装置)のセットの設置場所で行う処理に必要なデバイスであればよい。
例えば、本実施形態をオーダーエントリシステムとして実現させ、無線LAN接続のハンディーターミナルからLAN通信接続のキッチンプリンタへ伝票を出力する際、最も近くにあるキッチンプリンタへ伝票を出力する、という用途に用いることも可能である。
なお、本実施形態により実現されるデバイス接続システムは、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。また、上記のデバイス接続システムにより行なわれるデバイス接続方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1) 第1の装置と第2の装置とを対応付けることにより組として扱い、複数の前記組が離間した場所に設置されたシステム、にて使用される携帯端末であって、
前記第1の装置の一つとの間で近距離無線通信方式である第1の通信方式に準拠した通信を行うことによって、他の第1の装置よりも当該携帯端末の近傍に位置している第1の装置が含まれる前記組を特定し、特定された前記組に含まれる第2の装置との間で第2の通信方式に準拠した通信を行うことを特徴とする携帯端末。
(付記2) 付記1に記載の携帯端末であって、
前記第2の装置のそれぞれ毎に異なる、前記第2の通信方式に準拠した通信を行うために必要な通信用情報を、前記第2の装置が含まれる組と紐付けて記録しておき、前記組の特定がされた場合に該特定された組と紐付けられている前記通信用情報を使用して、特定された前記組に含まれる前記第2の装置と前記第2の通信方式に準拠した通信を行うことを特徴とする携帯端末。
(付記3) 付記1に記載の携帯端末であって、
前記第2の装置のそれぞれ毎に異なる、前記第2の通信方式に準拠した通信を行うために必要な通信用情報を、前記第1の装置の一つとの間で前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことによって取得し、取得した通信用情報を使用して取得元の第1の通信装置と前記組とされている第2の装置と前記第2の通信方式に準拠した通信を行うことを特徴とする携帯端末。
(付記4) 付記1乃至3の何れか1に記載の携帯端末であって、
通信可能な状態にある前記第1の装置それぞれと当該携帯端末との間の通信状態を比較し、比較対象となった前記第1の装置の中で、通信状態が他の比較対象の第1の装置よりも良い状態であることから当該携帯端末の近傍に位置していると判断できる第1の装置と前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことによって前記組の特定を行うことを特徴とする携帯端末。
(付記5) 付記1乃至3の何れか1に記載の携帯端末であって、
前記第1の通信方式によって前記第1の装置と当該携帯端末とが通信可能な最長の距離は、前記組同士の離間されている距離よりも短いことを特徴とする携帯端末。
(付記6) 付記1乃至5の何れか1に記載の携帯端末であって、
前記第1の装置及び前記第2の装置、又は、前記前記第2の装置は、POS(Point Of Sales)システムの機能を実現する装置であり、当該携帯端末が或る1つの組に含まれる前記POSシステムの機能を実現する装置と通信を行うことにより、当該携帯端末がPOS端末としての機能の少なくとも一部を実現することを特徴とする携帯端末。
(付記7) 第1の装置と第2の装置とを対応付けることにより組として扱い、複数の前記組が離間した場所に設置されたシステム、にて使用される携帯端末が行うデバイス接続方法であって、
前記第1の装置の一つとの間で近距離無線通信方式である第1の通信方式に準拠した通信を行うことによって、他の第1の装置よりも当該携帯端末の近傍に位置している第1の装置が含まれる前記組を特定し、特定された前記組に含まれる第2の装置との間で第2の通信方式に準拠した通信を行うことを特徴とするデバイス接続方法。
(付記8) 第1の装置と第2の装置とを対応付けることにより組として扱い、複数の前記組が離間した場所に設置されたシステム、にて使用される携帯端末としてコンピュータを機能させるデバイス接続プログラムであって、
前記第1の装置の一つとの間で近距離無線通信方式である第1の通信方式に準拠した通信を行うことによって、他の第1の装置よりも当該携帯端末の近傍に位置している第1の装置が含まれる前記組を特定し、特定された前記組に含まれる第2の装置との間で第2の通信方式に準拠した通信を行う携帯端末としてコンピュータを機能させることを特徴とするデバイス接続プログラム。
(付記9) 第1の装置、第2の装置及び携帯端末を備え、
前記第1の装置と前記第2の装置とを対応付けることにより組として扱い、複数の前記組が離間した場所に設置されたデバイス接続システムであって、
前記携帯端末が、前記第1の装置の一つとの間で近距離無線通信方式である第1の通信方式に準拠した通信を行うことによって、他の第1の装置よりも当該携帯端末の近傍に位置している第1の装置が含まれる前記組を特定し、特定された前記組に含まれる第2の装置との間で第2の通信方式に準拠した通信を行い、
前記携帯端末、前記第1の装置及び前記第2の装置、又は、前記携帯端末及び前記第2の装置は、POSシステムの機能を実現する装置であり、前記携帯端末と或る1つの組に含まれる前記POSシステムの機能を実現する装置とが通信を行うことにより、POS(point of sales)システムとしての機能の少なくとも一部を実現することを特徴とするデバイス接続システム。
(付記10) 第1の装置、第2の装置及び携帯端末を備え、
前記第1の装置と前記第2の装置とを対応付けることにより組として扱い、複数の前記組が離間した場所に設置されたシステムが行うデバイス接続方法であって、
前記携帯端末が、前記第1の装置の一つとの間で近距離無線通信方式である第1の通信方式に準拠した通信を行うことによって、他の第1の装置よりも当該携帯端末の近傍に位置している第1の装置が含まれる前記組を特定し、特定された前記組に含まれる第2の装置との間で第2の通信方式に準拠した通信を行い、
前記携帯端末、前記第1の装置及び前記第2の装置、又は、前記携帯端末及び前記第2の装置は、POSシステムの機能を実現する装置であり、前記携帯端末と或る1つの組に含まれる前記POSシステムの機能を実現する装置とが通信を行うことにより、POS(point of sales)システムとしての機能の少なくとも一部を実現することを特徴とするデバイス接続方法。
本発明は、携帯端末がPOS周辺デバイスと通信を行うシステムとして、例えば、スーパー、コンビニエンスストア、デパート、レストラン及び病院等に好適である。
100 第1の近距離無線通信圏内
101、105 第1のプリンタ
102 第1のバーコードハンドスキャナ
102−1 近距離無線通信部
102−2 特定情報管理部
102−3 特定情報格納部
102−4 制御部
103、106 第1のキャッシュドロワ
104 第1のバーコードスキャナ
107 第1のコミュニケーションデバイス
200 第2の近距離無線通信圏内
201、205 第2のプリンタ
202 第2のバーコードハンドスキャナ
203、206 第2のキャッシュドロア
204 第2のバーコードスキャナ
207 第2のコミュニケーションデバイス
300 第3の近距離無線通信圏内
301、305 第3のプリンタ
302 第3のバーコードハンドスキャナ
303、306 第3のキャッシュドロア
304 第3のバーコードスキャナ
307 第3のコミュニケーションデバイス
400 タブレット端末
401 近距離無線通信部
402 無線LAN通信部
403 POS周辺デバイス登録情報格納部
404 制御部
405 操作受付部
406 表示部
500 無線LANアクセスポイント
600 有線LAN

Claims (10)

  1. 第1の装置と、当該第1の装置の近傍に設置されて当該第1の装置とは電気的に接続されていない第2の装置とを対応付けることにより組として扱い、複数の前記組が離間した場所に設置されたシステム、にて使用される携帯端末であって、
    前記第1の装置との間では、近距離無線通信方式である第1の通信方式に準拠した通信を行うことができ、前記第2の装置との間では、前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことができず、
    前記第1の装置の一つとの間で前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことによって、他の第1の装置よりも当該携帯端末の近傍に位置している第1の装置が含まれる前記組を特定し、特定された前記組に含まれる第2の装置との間で第2の通信方式に準拠した通信を行うことを特徴とする携帯端末。
  2. 請求項1に記載の携帯端末であって、
    前記第2の装置のそれぞれ毎に異なる、前記第2の通信方式に準拠した通信を行うために必要な通信用情報を、前記第2の装置が含まれる組と紐付けて記録しておき、前記組の特定がされた場合に該特定された組と紐付けられている前記通信用情報を使用して、特定された前記組に含まれる前記第2の装置と前記第2の通信方式に準拠した通信を行うことを特徴とする携帯端末。
  3. 請求項1に記載の携帯端末であって、
    前記第2の装置のそれぞれ毎に異なる、前記第2の通信方式に準拠した通信を行うために必要な通信用情報を、前記第1の装置の一つとの間で前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことによって取得し、取得した通信用情報を使用して取得元の第1の通信装置と前記組とされている第2の装置と前記第2の通信方式に準拠した通信を行うことを特徴とする携帯端末。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の携帯端末であって、
    通信可能な状態にある前記第1の装置それぞれと当該携帯端末との間の通信状態を比較し、比較対象となった前記第1の装置の中で、通信状態が他の比較対象の第1の装置よりも良い状態であることから当該携帯端末の近傍に位置していると判断できる第1の装置と前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことによって前記組の特定を行うことを特徴とする携帯端末。
  5. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の携帯端末であって、
    前記第1の通信方式によって前記第1の装置と当該携帯端末とが通信可能な最長の距離は、前記組同士の離間されている距離よりも短いことを特徴とする携帯端末。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の携帯端末であって、
    前記第1の装置及び前記第2の装置、又は、前記前記第2の装置は、POS(Point Of Sales)システムの機能を実現する装置であり、当該携帯端末が或る1つの組に含まれる前記POSシステムの機能を実現する装置と通信を行うことにより、当該携帯端末がPOS端末としての機能の少なくとも一部を実現することを特徴とする携帯端末。
  7. 第1の装置と、当該第1の装置の近傍に設置されて当該第1の装置とは電気的に接続されていない第2の装置とを対応付けることにより組として扱い、複数の前記組が離間した場所に設置されたシステム、にて使用される携帯端末が行うデバイス接続方法であって、
    前記携帯端末は、
    前記第1の装置との間では、近距離無線通信方式である第1の通信方式に準拠した通信を行うことができ、前記第2の装置との間では、前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことができず、
    前記第1の装置の一つとの間で前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことによって、他の第1の装置よりも当該携帯端末の近傍に位置している第1の装置が含まれる前記組を特定し、特定された前記組に含まれる第2の装置との間で第2の通信方式に準拠した通信を行うことを特徴とするデバイス接続方法。
  8. 第1の装置と、当該第1の装置の近傍に設置されて当該第1の装置とは電気的に接続されていない第2の装置とを対応付けることにより組として扱い、複数の前記組が離間した場所に設置されたシステム、にて使用される携帯端末としてコンピュータを機能させるデバイス接続プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記第1の装置との間では、近距離無線通信方式である第1の通信方式に準拠した通信を行うことができ、前記第2の装置との間では、前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことができず、
    前記第1の装置の一つとの間で前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことによって、他の第1の装置よりも当該携帯端末の近傍に位置している第1の装置が含まれる前記組を特定し、特定された前記組に含まれる第2の装置との間で第2の通信方式に準拠した通信を行う携帯端末として機能させることを特徴とするデバイス接続プログラム。
  9. 第1の装置、当該第1の装置の近傍に設置されて当該第1の装置とは電気的に接続されていない第2の装置及び携帯端末を備え、
    前記第1の装置と前記第2の装置とを対応付けることにより組として扱い、複数の前記組が離間した場所に設置されたデバイス接続システムであって、
    前記携帯端末は、第1の装置との間では、近距離無線通信方式である第1の通信方式に準拠した通信を行うことができ、前記第2の装置との間では、前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことができず、
    前記携帯端末が、前記第1の装置の一つとの間で前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことによって、他の第1の装置よりも当該携帯端末の近傍に位置している第1の装置が含まれる前記組を特定し、特定された前記組に含まれる第2の装置との間で第2の通信方式に準拠した通信を行い、
    前記携帯端末、前記第1の装置及び前記第2の装置、又は、前記携帯端末及び前記第2の装置は、POSシステムの機能を実現する装置であり、前記携帯端末と或る1つの組に含まれる前記POSシステムの機能を実現する装置とが通信を行うことにより、POS(point of sales)システムとしての機能の少なくとも一部を実現することを特徴とするデバイス接続システム。
  10. 第1の装置、当該第1の装置の近傍に設置されて当該第1の装置とは電気的に接続されていない第2の装置及び携帯端末を備え、
    前記第1の装置と前記第2の装置とを対応付けることにより組として扱い、複数の前記組が離間した場所に設置されたシステムが行うデバイス接続方法であって、
    前記携帯端末は、第1の装置との間では、近距離無線通信方式である第1の通信方式に準拠した通信を行うことができ、前記第2の装置との間では、前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことができず、
    前記携帯端末が、前記第1の装置の一つとの間で前記第1の通信方式に準拠した通信を行うことによって、他の第1の装置よりも当該携帯端末の近傍に位置している第1の装置が含まれる前記組を特定し、特定された前記組に含まれる第2の装置との間で第2の通信方式に準拠した通信を行い、
    前記携帯端末、前記第1の装置及び前記第2の装置、又は、前記携帯端末及び前記第2の装置は、POSシステムの機能を実現する装置であり、前記携帯端末と或る1つの組に含まれる前記POSシステムの機能を実現する装置とが通信を行うことにより、POS(point of sales)システムとしての機能の少なくとも一部を実現することを特徴とするデバイス接続方法。
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