JP5600445B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話等で使用される比較的小型のカメラに搭載されるレンズ駆動装置に関する。
従来、携帯電話等に搭載されるカメラの撮影用レンズを駆動するレンズ駆動装置として、レンズが組み込まれたレンズバレルを保持するスリーブと、スリーブを光軸方向へ駆動する駆動用コイルおよび駆動用磁石とを備えるレンズ駆動装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のレンズ駆動装置では、スリーブは、円筒状に形成されており、スリーブの内周側にレンズバレルが固定されている。また、このレンズ駆動装置では、スリーブの内周面にレンズバレルを固定するためのメネジが形成されている。具体的には、スリーブの内周面の被写体側の一部分にメネジが形成されている。なお、特許文献1に記載のレンズ駆動装置では、コストを低減するため、スリーブは、たとえば、樹脂成型で形成されている。
特開2009−265617号公報
近年、携帯電話等に使用されるカメラの市場では、カメラの小型化の要求が一段と高まっており、そのため、カメラに搭載されるレンズ駆動装置の小型化の要求も一段と高まっている。また、近年、携帯電話等に使用されるカメラの市場では、高画素化、高解像度化の要求が高まっている。かかる要求に応えるため、レンズ駆動装置に搭載されるレンズの径が大型化する傾向にある。また、かかる要求に応えるためには、レンズの光軸の傾き精度等のレンズ駆動装置の各種の精度を確保する必要がある。
そこで、本発明の課題は、レンズが固定されるレンズホルダを保持するスリーブが樹脂成型で形成される場合であって、かつ、搭載されるレンズの径が大型化する場合であっても、小型化を図りつつ、レンズの光軸の傾き等の精度を確保することが可能なレンズ駆動装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のレンズ駆動装置は、レンズを保持しレンズの光軸方向へ移動可能な可動体と、可動体を光軸方向へ駆動するための駆動用コイルおよび駆動用磁石を有する駆動機構とを備え、可動体は、レンズが固定されるレンズホルダを内周側で保持する略筒状のスリーブを備え、スリーブの内周側には、第1内周面と、第1内周面よりも内径の大きな第2内周面とが形成され、スリーブの外周側には、駆動用コイルが巻回されるコイル巻回部が形成され、第1内周面の少なくとも一部分は、レンズホルダを固定するためのメネジが形成されるメネジ部であり、コイル巻回部の、メネジ部の径方向外側部分の少なくとも一部分に、コイル巻回部の他の部分よりも径方向の内側に向かって窪む凹部がスリーブの全周に亘って形成されていることを特徴とする。
本発明のレンズ駆動装置では、レンズホルダを保持するスリーブの内周側に、第1内周面よりも内径の大きな第2内周面が形成されている。そのため、第2内周面の径方向内側に比較的、径の大きなレンズを配置することが可能になる。また、本発明では、第1内周面の少なくとも一部分は、レンズホルダを固定するためのメネジが形成されるメネジ部であり、かつ、スリーブの外周側に形成されるコイル巻回部の、メネジ部の径方向外側部分の少なくとも一部分に、コイル巻回部の他の部分よりも径方向の内側に向かって窪む凹部が形成されている。したがって、径の大きなレンズを配置することが可能な第2内周面がスリーブの内周側に形成されていても、スリーブの第2内周面が形成された部分の外径を大きくすることなく、筒状に形成されるスリーブのメネジ部が形成された部分の肉厚と、筒状に形成されるスリーブの第2内周面が形成された部分の肉厚との差を小さくすることが可能になる。そのため、スリーブが樹脂成型で形成される場合であって、かつ、搭載されるレンズの径が大型化する場合であっても、スリーブを径方向で小型化しつつ、スリーブのひけ(成型後の収縮による変形)を抑制してスリーブを精度良く形成することが可能になる。その結果、本発明では、スリーブが樹脂成型で形成される場合であって、かつ、搭載されるレンズの径が大型化する場合であっても、レンズ駆動装置を小型化しつつ、レンズの光軸の傾き等の精度を確保することが可能になる。
また、本発明では、コイル巻回部の、メネジ部の径方向外側部分の少なくとも一部分に、コイル巻回部の他の部分よりも径方向の内側に向かって窪む凹部が形成されている。そのため、凹部を利用して、駆動用コイルの巻回数を増やすことが可能になる。すなわち、駆動用コイルを径方向で大型化させることなく、駆動機構の駆動力を高めることが可能になる。したがって、レンズの径が大型化して、可動部分の重量が大きくなる場合であっても、可動体を駆動するための駆動力を確保しつつ駆動機構を小型化することが可能になる。その結果、本発明では、搭載されるレンズの径が大型化する場合であっても、レンズ駆動装置を小型化することが可能になる。
また、本発明では、コイル巻回部の、メネジ部の径方向外側部分の少なくとも一部分に、コイル巻回部の他の部分よりも径方向の内側に向かって窪む凹部が形成されているため、凹部を利用して、駆動用コイルの巻回数を変えることなく、駆動用コイルを構成する導線の径を太くして、駆動用コイルの抵抗値を低減することが可能になる。したがって、本発明では、駆動機構の駆動力を低減させずに、省電力化を図ることが可能になる。
本発明において、第1内周面は、被写体側に形成され、第2内周面は、反被写体側に形成されていることが好ましい。レンズ駆動装置が搭載されるカメラの高画素化、高解像度化を図るためには、反被写体側に径の大きなレンズを配置する必要がある。したがって、このように構成すると、反被写体側に径の大きなレンズを配置することが可能になり、レンズ駆動装置が搭載されるカメラの高画素化、高解像度化を図ることが可能になる。
本発明において、レンズホルダには、たとえば、第1内周面の径方向内側および第2内周面の径方向内側に配置される複数のレンズが固定され、第2内周面の径方向内側に配置されるレンズの径は、第1内周面の径方向内側に配置されるレンズの径よりも大きくなっている。
本発明において、駆動用磁石の駆動用コイルとの対向面は、光軸方向において互いに異なる磁極が配置される2極に着磁され、凹部は、光軸方向におけるコイル巻回部の外側端部分に形成されていることが好ましい。このように構成すると、駆動用コイルの凹部に巻回される部分が駆動用磁石の2つの磁極に跨って配置されるのを防止することが可能になる。したがって、駆動機構の適切な駆動力を確保することが可能になる。
本発明において、レンズ駆動装置は、駆動用コイルとして、光軸方向に所定の間隔をあけた状態で重なるように配置される第1駆動用コイルと第2駆動用コイルとを備え、スリーブには、コイル巻回部として、第1駆動用コイルが巻回される第1コイル巻回部と、第2駆動用コイルが巻回される第2コイル巻回部とが形成され、たとえば、第1コイル巻回部の一部分に凹部が形成されている。また、本発明において、レンズ駆動装置は、駆動用コイルとして、光軸方向に所定の間隔をあけた状態で重なるように配置される第1駆動用コイルと第2駆動用コイルとを備え、スリーブには、コイル巻回部として、第1駆動用コイルが巻回される第1コイル巻回部と、第2駆動用コイルが巻回される第2コイル巻回部とが形成され、たとえば、第1コイル巻回部の全体が凹部となっている。
本発明において、光軸方向に略直交する方向から見たときに、凹部は、たとえば、略長方形状または略正方形状あるいは略台形状に形成されている。
以上のように、本発明のレンズ駆動装置では、レンズが固定されるレンズホルダを保持するスリーブが樹脂成型で形成される場合であって、かつ、搭載されるレンズの径が大型化する場合であっても、小型化を図りつつ、レンズの光軸の傾き等の精度を確保することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるレンズ駆動装置の斜視図である。 図1のE−E断面の断面図である。 図1に示すレンズ駆動装置の分解斜視図である。 図3に示すスリーブ、絡げピンおよび駆動用コイルの分解斜視図である。 図2のF部の拡大図であり、(A)は可動体が基準位置にある状態を示す図、(B)は可動体が被写体側端まで移動したときの状態を示す図である。 本発明の他の実施の形態にかかる凹部の形状を説明するための拡大断面図である。 本発明の他の実施の形態にかかる凹部の形状を説明するための拡大断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(レンズ駆動装置の概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるレンズ駆動装置1の斜視図である。図2は、図1のE−E断面の断面図である。図3は、図1に示すレンズ駆動装置1の分解斜視図である。なお、以下の説明では、図1等に示すように、互いに直交する3方向のそれぞれをX方向、Y方向およびZ方向とする。また、図1等のX1方向側を「右」側、X2方向側を「左」側、Y1方向側を「前」側、Y2方向側を「後(後ろ)」側、Z1方向側を「上」側、Z2方向側を「下」側とする。
本形態のレンズ駆動装置1は、携帯電話、ドライブレコーダあるいは監視カメラシステム等で使用される比較的小型のカメラに搭載されるものであり、図1に示すように、全体として略四角柱状に形成されている。具体的には、レンズ駆動装置1は、撮影用のレンズの光軸Lの方向(光軸方向)から見たときの形状が略正方形状となるように形成されている。また、レンズ駆動装置1の4つの側面は、左右方向または前後方向と略平行になっている。
本形態では、Z方向(上下方向)が光軸方向とほぼ一致している。また、本形態のレンズ駆動装置1が搭載されるカメラでは、下側に図示を省略する撮像素子が配置されており、上側に配置される被写体が撮影される。すなわち、本形態では、上側(Z1方向側)は被写体側(物体側)であり、下側(Z2方向側)は反被写体側(撮像素子側、像側)である。
レンズ駆動装置1は、図1、図2に示すように、撮影用のレンズを保持し光軸方向へ移動可能な可動体2と、可動体2を光軸方向へ移動可能に保持する固定体3と、可動体2を光軸方向へ駆動するための駆動機構4とを備えている。また、レンズ駆動装置1は、可動体2と固定体3とを繋ぐ板バネ5、6を備えている。すなわち、可動体2は、板バネ5、6を介して固定体3に移動可能に保持されている。本形態では、1個の板バネ5が可動体2の上端側に配置され、2個の板バネ6が可動体2の下端側に配置されている。
可動体2は、複数のレンズ(たとえば、3枚または4枚のレンズ)が固定されたレンズホルダ7を保持するスリーブ8と、駆動機構4を構成する後述の駆動用コイル14、15の端部を絡げるための2本の絡げピン9とを備えている。固定体3は、レンズ駆動装置1の側面を構成するカバー部材10と、レンズ駆動装置1の反被写体側の端面を構成するベース部材11と、板バネ5の一部が固定されるスペーサ12と、後述の駆動用コイル14、15に電流を供給するための2個の給電用端子13とを備えている。なお、図2、図3では、レンズホルダ7の図示を省略している。
レンズホルダ7は、略円筒状に形成されており、その内周側に、光軸方向から見たときの形状が略円形状となる複数のレンズが固定されている。本形態では、レンズ駆動装置1が搭載されるカメラにおいて、高画素化、高解像度化を図るため、レンズホルダ7の反被写体側(下側)に径の大きな大径レンズが配置されている。また、レンズホルダ7の被写体側(上側)には、大径レンズより径の小さな小径レンズが配置されている。そのため、レンズホルダ7の上側の外径は、下側の外径よりも小さくなっている。また、レンズホルダ7の上側の外周面には、オネジが形成されている。
スリーブ8は、樹脂材料で形成されている。また、スリーブ8は、略筒状に形成されている。具体的には、スリーブ8は、上下方向から見たときの内周面の形状が略円形状となり、上下方向から見たときの外周面の形状が略八角形状となる略筒状に形成されている。このスリーブ8は、その内周側でレンズホルダ7を保持している。すなわち、スリーブ8の内周面にレンズホルダ7の外周面が固定されている。スリーブ8の詳細な構成については後述する。
絡げピン9は、導電性を有する金属材料で形成されている。この絡げピン9は、スリーブ8に形成された固定孔に固定されている。また、絡げピン9の下端側がスリーブ8の下端よりも下側に突出するように、絡げピン9はスリーブ8に固定されている。スリーブ8の下端から突出した絡げピン9の下端側には、後述の駆動用コイル14、15の端部が巻回されている。
カバー部材10は、磁性材料で形成されている。また、カバー部材10は、底部10aと筒部10bとを有する底付きの略四角筒状に形成されている。上側に配置される底部10aの中心には、貫通孔10cが形成されている。
ベース部材11は、絶縁性を有する樹脂材料で形成されている。また、ベース部材11は、光軸方向から見たときの形状が略正方形となるブロック状に形成されている。このベース部材11は、カバー部材10の下端側に取り付けられている。ベース部材11の中心には、貫通孔11aが形成されている。また、ベース部材11の上面には、光軸方向における可動体2の基準位置を決めるための基準面11bが光軸方向と略直交するように形成されている(図2参照)。具体的には、前後方向および左右方向におけるベース部材11の上面の略中心位置に、かつ、略90°ピッチで、4個の基準面11bが形成されている。
スペーサ12は、たとえば、樹脂材料で形成されるとともに、略正方形の扁平なブロック状に形成されている。このスペーサ12は、カバー部材10の底部10aの下面に固定されている。
板バネ5は、スリーブ8の上端側に固定される円環状の可動体固定部と、スペーサ12に固定される4個の固定体固定部と、可動体固定部と固定体固定部とを繋ぐ4本の腕部とを備えている。この板バネ5は、その厚さ方向と上下方向とが略一致するように、スリーブ8およびスペーサ12に固定されている。また、板バネ5は、後述の駆動用コイル14、15に電流が供給されていないときに、スリーブ8に形成される後述の当接面8hとベース部材11の基準面11bとが当接して可動体2が所定の基準位置に配置されるように、撓んだ状態で、スリーブ8およびスペーサ12に固定されている。
板バネ6は、スリーブ8の下端側に固定される可動体固定部と、ベース部材11に固定される2個の固定体固定部と、可動体固定部と固定体固定部とを繋ぐ2本の腕部とを備えている。板バネ6は、その厚さ方向と上下方向とが略一致するように、スリーブ8およびベース部材11に固定されている。また、板バネ6は、可動体2が基準位置にあるときに板バネ6による付勢力が可動体2に生じないように、スリーブ8およびベース部材11に固定されている。2個の板バネ6のそれぞれには、2本の絡げピン9のそれぞれが半田付け等されて固定されている。
給電用端子13は、平板状の金属材料が折り曲げられて形成されている。この給電用端子13は、ベース部材11に固定されている。また、給電用端子13には、板バネ6の一部が半田付け等されて固定されている。
駆動機構4は、スリーブ8の外周側に巻回される2個の駆動用コイル14、15と、レンズ駆動装置1の4つの側面のそれぞれに沿って配置される駆動用磁石17とを備えている。駆動機構4の詳細な構成については、後述する。
(スリーブおよび駆動機構の構成)
図4は、図3に示すスリーブ8、絡げピン9および駆動用コイル14、15の分解斜視図である。図5は、図2のF部の拡大図であり、(A)は可動体2が基準位置にある状態を示す図、(B)は可動体2が被写体側端まで移動したときの状態を示す図である。
上述のように、スリーブ8は、樹脂材料で形成されている。本形態のスリーブ8は、樹脂成型で形成されている。また、上述のように、スリーブ8は、上下方向から見たときの内周面の形状が略円形状となり、上下方向から見たときの外周面の形状が略八角形状となる略筒状に形成されている。
スリーブ8の内周側には、内径の小さな第1内周面8aと、第1内周面8aよりも内径の大きな第2内周面8bとが形成されている。第1内周面8aは、上側(被写体側)に形成され、第2内周面8bは、下側(反被写体側)に形成されている。上述のように、レンズホルダ7の上側に径の小さな小径レンズが固定され、下側に小径レンズよりも径の大きな大径レンズが固定されており、第2内周面8bの径方向内側に配置されるレンズの径は、第1内周面8aの径方向内側に配置されるレンズの径よりも大きくなっている。
第1内周面8aの一部分には、レンズホルダ7の外周面に形成されるオネジと螺合するメネジが形成されている。すなわち、第1内周面8aの一部分は、レンズホルダ7を固定するためのメネジが形成されるメネジ部8cとなっている。メネジ部8cでは、図2に示すように、メネジの谷部の径が第1内周面8aのメネジ部8c以外の部分の径と略等しくなっており、メネジの山部は、第1内周面8aのメネジ部8c以外の部分よりも径方向内側に突出している。
スリーブ8の外周側には、駆動用コイル14、15が巻回されるコイル巻回部8d、8eが形成されている。コイル巻回部8d、8eは、スリーブ8の外周面から窪むように形成されている。また、コイル巻回部8d、8eは、上下方向に所定の間隔をあけた状態で形成されている。本形態では、コイル巻回部8dが上側に形成され、コイル巻回部8eが下側に形成されている。具体的には、コイル巻回部8eは、第2内周面8bの径方向外側部分に形成されている。また、コイル巻回部8dの下端側の一部分を除く大半部分は、第1内周面8aの径方向外側部分に形成され、コイル巻回部8dの下端側の一部分は、第2内周面8bの径方向外側部分に形成されている。
コイル巻回部8d、8eの間には、コイル巻回部8d、8eの底面からスリーブ8の径方向外側に向かって広がる鍔部8fが形成されている。すなわち、スリーブ8には、駆動用コイル14、15の間に配置される鍔部8fが形成されている。
コイル巻回部8dには、コイル巻回部8dの他の部分よりも径方向の内側に向かって窪む凹部8gが形成されている。すなわち、コイル巻回部8dの一部分に、凹部8gが形成されている。凹部8gは、コイル巻回部8dの上側部分に形成されている。具体的には、コイル巻回部8dの上側の略半分の領域に凹部8gが形成されている。また、凹部8gは、図2に示すように、コイル巻回部8dの、メネジ部8cの径方向外側部分の一部分に形成されている。本形態では、上下方向に略直交する方向から見たときの形状が略長方形状となるように凹部8gが形成されている。また、上下方向に略直交する方向から見たときの形状が扁平な略長方形状となるように、凹部8gを除くコイル巻回部8dの他の部分が形成されている。すなわち、コイル巻回部8dは、上下方向に略直交する方向から見たときの形状が略階段状となるように形成されている。
コイル巻回部8eは、上下方向に略直交する方向から見たときの形状が扁平な略長方形状となるように形成されている。本形態では、上下方向におけるコイル巻回部8eの幅は、上下方向におけるコイル巻回部8dの幅と略同じになっている。また、コイル巻回部8eの径方向内側への窪み量は、凹部8gを除くコイル巻回部8dの他の部分の径方向内側への窪み量と略等しくなっている。
スリーブ8の下端には、ベース部材11の基準面11bに当接する当接面8h(図2、図5参照)が光軸方向と略直交するように形成されている。具体的には、前後方向および左右方向におけるスリーブ8の下端の略中心位置に、かつ、略90°ピッチで、4個の当接面8hが形成されている。
スリーブ8の上端側には、駆動用コイル14、15を構成する導線を下側に向かって折り返すためのフック部8jが形成されている(図2、図4参照)。フック部8jは、たとえば、スリーブ8の左前端部の1箇所に形成されている。また、スリーブ8の上端側には、円環状に形成された磁性部材が固定されている。
上述のように、駆動機構4は、駆動用コイル14、15と、駆動用磁石17とを備えている。
2個の駆動用コイル14、15は、上下方向に所定の間隔をあけた状態で、スリーブ8のコイル巻回部8d、8eに巻回されている。すなわち、駆動用コイル14、15は、上下方向に所定の間隔をあけた状態で重なるように、スリーブ8に巻回されている。本形態では、駆動用コイル14がコイル巻回部8dに巻回され、駆動用コイル15がコイル巻回部8eに巻回されている。また、駆動用コイル14、15は、駆動用コイル14の外周面と駆動用コイル15の外周面とがレンズ駆動装置1の径方向において略一致するように巻回されている。本形態の駆動用コイル14は、第1駆動用コイルであり、駆動用コイル15は、第2駆動用コイルである。また、本形態のコイル巻回部8dは、第1駆動用コイルである駆動用コイル14が巻回される第1コイル巻回部であり、コイル巻回部8eは、第2駆動用コイルである駆動用コイル15が巻回される第2コイル巻回部である。
駆動用コイル14は、上下方向から見たときの形状が略八角形状となるように巻回されている。また、駆動用コイル14は、凹部8gが形成されるコイル巻回部8dに巻回されているため、図2に示すように、光軸Lを含む平面で切ったときの駆動用コイル14の断面形状は、幅の違う2つの長方形をくっつけた略階段状となっている。すなわち、駆動用コイル14は、コイル巻回部8dの、凹部8gが形成された部分に巻回される径方向の厚みが厚い第1コイル部14aと、コイル巻回部8dの、凹部8gが形成された部分以外の部分に巻回される径方向の厚みが薄い第2コイル部14bとから構成されている。
駆動用コイル15は、駆動用コイル14と同様に、上下方向から見たときの形状が略八角形状となるように巻回されている。また、駆動用コイル15は、コイル巻回部8eに巻回されているため、図2に示すように、光軸Lを含む平面で切ったときの駆動用コイル15の断面形状は、略長方形となっている。
駆動用コイル14、15は、1本の導線が順次、巻回されることで形成されており、駆動用コイル14、15の巻き始め側の端部は、2本の絡げピン9の一方に巻回され、駆動用コイル14、15の巻き終わり側の端部は、2本の絡げピン9の他方に巻回されている。また、駆動用コイル14、15を構成する導線は、たとえば、以下のようにして巻回される。
すなわち、まず、導線の始端部を2本の絡げピン9の一方に巻回する。その後、コイル巻回部8e、コイル巻回部8d、コイル巻回部8eの順番で導線を順次、巻回する。また、その後、導線の終端部を2本の絡げピン9の他方に巻回する。または、導線の始端部を2本の絡げピン9の一方に巻回した後、コイル巻回部8d、コイル巻回部8e、コイル巻回部8dの順番で導線を順次、巻回し、その後、導線の終端部を2本の絡げピン9の他方に巻回する。あるいは、導線の始端部を2本の絡げピン9の一方に巻回した後、コイル巻回部8d、コイル巻回部8e、コイル巻回部8d、コイル巻回部8eの順番で導線を順次、巻回し、その後、導線の終端部を2本の絡げピン9の他方に巻回する。または、導線の始端部を2本の絡げピン9の一方に巻回した後、コイル巻回部8e、コイル巻回部8d、コイル巻回部8e、コイル巻回部8dの順番で導線を順次、巻回し、その後、導線の終端部を2本の絡げピン9の他方に巻回する。なお、導線を巻回する際には、必要に応じてフック部8jで導線を下側へ折り返す。また、導線の始端部を2本の絡げピン9の一方に巻回した後、コイル巻回部8e、コイル巻回部8dの順番で導線を順次、巻回し、その後、導線の終端部を2本の絡げピン9の他方に巻回しても良いし、導線の始端部を2本の絡げピン9の一方に巻回した後、コイル巻回部8d、コイル巻回部8eの順番で導線を順次、巻回し、その後、導線の終端部を2本の絡げピン9の他方に巻回しても良い
また、駆動用コイル14、15は、駆動用コイル14に供給される電流の方向と駆動用コイル15に供給される電流の方向とが異なる方向となるように巻回されている。すなわち、たとえば、上側から見たときの駆動用コイル14に流れる電流の方向が時計回りの方向であれば、上側から見たときの駆動用コイル15に流れる電流の方向が反時計回りの方向となるように、駆動用コイル14、15が巻回されている。
駆動用磁石17は、略矩形の板状に形成されている。具体的には、駆動用磁石17は、光軸方向から見たときの形状が扁平な長方形状となる略矩形の板状に形成されている。この駆動用磁石17は、駆動用コイル14、15の外側面に対向するようにカバー部材10の筒部10bの内側面に固定されている。本形態のカバー部材10は、磁気回路を形成するためのヨークの機能を果たしている。なお、図4に示すように、左右方向と略平行に配置される駆動用磁石17の左右方向の幅は、前後方向と略平行に配置される駆動用磁石17の前後方向の幅よりも広くなっている。
駆動用磁石17は、上下方向で重なるように配置される略矩形の板状の2個の駆動用磁石片17a、17bによって構成されている。本形態では、駆動用磁石片17aが上側に配置され、駆動用磁石片17bが下側に配置されている。駆動用磁石片17a、17bは、駆動用磁石片17aの下端面と駆動用磁石片17bの上端面とが当接した状態で互いに固定されている。
駆動用磁石片17a、17bは、駆動用コイル14、15との対向面が互いに異なる磁極となるように着磁されている。すなわち、駆動用磁石17の駆動用コイル14、15との対向面は、2極に着磁されている。たとえば、駆動用磁石片17aの駆動用コイル14、15との対向面がN極に着磁され、駆動用磁石片17bの駆動用コイル14、15との対向面がS極に着磁されている。
なお、スリーブ8の上端側には、上述のように、略円環状に形成された磁性部材が固定されている。具体的には、この磁性部材は、駆動用磁石17の上端面よりも上側に配置されるように、スリーブ8に固定されている。そのため、磁性部材と駆動用磁石17との間には、可動体2を下方向へ付勢する付勢力が作用している。すなわち、磁性部材と駆動用磁石17との間に生じる磁気的な吸引力によって、スリーブ8の当接面8hとベース部材11の基準面11bとを当接させる方向に可動体2が付勢されている。
本形態では、駆動用コイル14、15に電流が供給されていないときには、スリーブ8の上端側に固定される磁性部材と駆動用磁石17との間に生じる磁気的な吸引力、および、板バネ5の付勢力によって、スリーブ8の当接面8hとベース部材11の基準面11bとが当接している。当接面8hと基準面11bとが当接しているときには、固定体3に対して可動体2が最も下側(反被写体側)へ移動している基準位置に可動体2がある。
基準位置に可動体2があるときには、図5(A)に示すように、駆動用コイル14は、駆動用磁石片17a、17bの両方に対向している。具体的には、駆動用コイル14の第1コイル部14aを含む大半部分が駆動用磁石片17aに対向し、駆動用コイル14の下端側の一部分が駆動用磁石片17bに対向している。すなわち、駆動用コイル14の下端側の一部分を除く大半部分が駆動用磁石片17aに対向し、駆動用コイル14の下端側の一部分が駆動用磁石片17bに対向している。また、駆動用コイル15は、駆動用磁石片17bに対向している。
一方、駆動用コイル14、15に電流が供給されると、駆動用コイル14、15に供給される電流の大きさに応じて、可動体2が基準位置から上側(被写体側)へ移動する。固定体3に対して可動体2が最も上側へ移動している最大移動位置に可動体2があるときには、図5(B)に示すように、駆動用コイル14は、駆動用磁石片17aに対向し、駆動用コイル15は、駆動用磁石片17bに対向している。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、第1内周面8aよりも内径の大きな第2内周面8bが反被写体側に形成されている。そのため、本形態では、反被写体側に径の大きな大径レンズを配置して、レンズ駆動装置1が搭載されるカメラの高画素化、高解像度化を図ることができる。
また、本形態では、径の大きなレンズを配置するために、スリーブ8の内周側に、第1内周面8aよりも内径の大きな第2内周面8bが形成されているが、第1内周面8aの一部分はメネジ部8cとなっており、かつ、スリーブ8の外周側に形成されるコイル巻回部8dの、メネジ部8cの径方向外側部分の一部分に凹部8gが形成されている。そのため、第2内周面8bが形成されるスリーブ8の下側部分の外径を大きくしなくても、メネジ部8cが形成されるスリーブ8の上側部分の肉厚と、第2内周面8bが形成されるスリーブ8の下側部分の肉厚との差を小さくすることが可能になる。
したがって、スリーブ8が樹脂成型で形成される場合であって、かつ、レンズ駆動装置1に搭載されるレンズの径が大型化する場合であっても、スリーブ8を径方向で小型化しつつ、スリーブ8のひけを抑制してスリーブ8を精度良く形成することが可能になる。その結果、本形態では、スリーブ8が樹脂成型で形成される場合であって、かつ、搭載されるレンズの径が大型化する場合であっても、レンズ駆動装置1を小型化しつつ、レンズの光軸Lの傾き等の精度を確保することが可能になる。
本形態では、コイル巻回部8dの、メネジ部8cの径方向外側部分の一部分に凹部8gが形成されている。そのため、凹部8gを利用して、駆動用コイル14の巻回数を増やすことができる。すなわち、駆動用コイル14を径方向で大型化させることなく、駆動機構4の駆動力を高めることができる。したがって、レンズの径が大型化して、レンズ駆動装置1の可動体2の重量が大きくなる場合であっても、可動体2を駆動するための駆動力を確保しつつ駆動機構4を小型化することが可能になる。その結果、本形態では、搭載されるレンズの径が大型化する場合であっても、レンズ駆動装置1を小型化することが可能になる。
また、本形態では、コイル巻回部8dの、メネジ部8cの径方向外側部分の一部分に凹部8gが形成されているため、凹部8gを利用して、駆動用コイル14の巻回数を変えることなく、駆動用コイル14、15を構成する導線の径を太くして、駆動用コイル14、15の抵抗値を低減することが可能になる。したがって、本形態では、駆動機構4の駆動力を低減させずに、省電力化を図ることが可能になる。また、本形態では、コイル巻回部8dの、メネジ部8cの径方向外側部分の一部分に凹部8gが形成されているため、スリーブ8の重量を低減することが可能になる。
本形態では、凹部8gは、コイル巻回部8dの上側の略半分の領域に形成されており、駆動用コイル14の第1コイル部14aが、駆動用磁石片17に形成される2つの磁極に跨って配置されることがない。したがって、大きな駆動力を発生させやすい第1コイル部14aを駆動用磁石片17aにのみ対向させて、駆動機構4の適切な駆動力を確保することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、上下方向に略直交する方向から見たときの形状が略長方形状となるように凹部8gが形成されている。この他にもたとえば、上下方向に略直交する方向から見たときの形状が略正方形状となるように凹部8gが形成されても良い。また、上下方向に略直交する方向から見たときの形状が略台形状となるように凹部8gが形成されも良い。たとえば、図6に示すように、上下方向に略直交する方向から見たときの形状が直角台形状となるように凹部8gが形成されても良い。すなわち、凹部8gの下端面は、下側に向かうにしたがって径方向外側へ広がるように傾斜しても良い。この場合には、凹部8gを利用して、駆動用コイル14の巻回数をさらに増やすことが可能になる。
上述した形態では、コイル巻回部8dの一部分に、凹部8gが形成されている。この他にもたとえば、第1内周面8aにより広い範囲でメネジが形成され、図7に示すように、上述した形態よりも下側までメネジ部8cが配置されている場合には、コイル巻回部8dの全体がコイル巻回部8eよりも径方向内側に窪む凹部となっていても良い。
上述した形態では、第1内周面8aの一部分は、レンズホルダ7を固定するためのメネジが形成されるメネジ部8cとなっている。この他にもたとえば、第1内周面8aの全部がメネジ部8cとなっていても良い。また、上述した形態では、凹部8gは、コイル巻回部8dの、メネジ部8cの径方向外側部分の一部分に形成されているが、凹部8gは、コイル巻回部8dの、メネジ部8cの径方向外側部分の全部に形成されても良い。
上述した形態では、駆動用磁石17は、駆動用磁石片17aの下端面と駆動用磁石片17bの上端面とが当接した状態で互いに固定されることで形成されている。この他にもたとえば、駆動用磁石17は、光軸方向に所定の間隔をあけた状態で配置される駆動用磁石片17aと駆動用磁石片17bとによって構成されても良い。また、上述した形態では、駆動用磁石17は、駆動用磁石片17aと駆動用磁石片17bとの2個の駆動用磁石片によって形成されているが、駆動用磁石17は、1個の駆動用磁石片によって形成されても良い。この場合には、この1個の駆動用磁石片は、駆動用コイル14、15との対向面のそれぞれが異なる2つの磁極となるように着磁される。
上述した形態では、駆動用磁石17の駆動用コイル14、15との対向面は、2極に着磁されている。この他にもたとえば、駆動用磁石17の駆動用コイル14、15の対向面が1極に着磁されても良い。この場合には、たとえば、スリーブ8に鍔部8fが形成されず、また、供給される電流の方向が同じ方向となるように駆動用コイル14、15が一体的に巻回される。
上述した形態では、上下方向から見たときのスリーブ8の外周面の形状は、略八角形状となっている。この他にもたとえば、上下方向から見たときのスリーブ8の外周面の形状は、略八角形状以外の略多角形状であっても良いし、略円形状や略楕円形状であっても良い。また、上述した形態では、上下方向から見たときのスリーブ8の内周面の形状は、略円形状となっているが、上下方向から見たときのスリーブ8の内周面の形状は、略多角形状であっても良いし、略楕円形状であっても良い。
上述した形態では、レンズ駆動装置1は、光軸方向から見たときの形状が略正方形状となるように形成されているが、レンズ駆動装置1は、光軸方向から見たときの形状が略長方形状となるように形成されても良い。また、レンズ駆動装置1は、光軸方向から見たときの形状が略四角形状以外の多角形状となるように形成されても良いし、光軸方向から見たときの形状が略円形状や略楕円形状となるように形成されても良い。
1 レンズ駆動装置
2 可動体
4 駆動機構
7 レンズホルダ
8 スリーブ
8a 第1内周面
8b 第2内周面
8c メネジ部
8d コイル巻回部(第1コイル巻回部)
8e コイル巻回部(第2コイル巻回部)
8g 凹部
14 駆動用コイル(第1駆動用コイル)
15 駆動用コイル(第2駆動用コイル)
17 駆動用磁石
L 光軸
Z 光軸方向
Z1 被写体側
Z2 反被写体側

Claims (7)

  1. レンズを保持し前記レンズの光軸方向へ移動可能な可動体と、前記可動体を前記光軸方向へ駆動するための駆動用コイルおよび駆動用磁石を有する駆動機構とを備え、
    前記可動体は、前記レンズが固定されるレンズホルダを内周側で保持する略筒状のスリーブを備え、
    前記スリーブの内周側には、第1内周面と、前記第1内周面よりも内径の大きな第2内周面とが形成され、
    前記スリーブの外周側には、前記駆動用コイルが巻回されるコイル巻回部が形成され、
    前記第1内周面の少なくとも一部分は、前記レンズホルダを固定するためのメネジが形成されるメネジ部であり、
    前記コイル巻回部の、前記メネジ部の径方向外側部分の少なくとも一部分に、前記コイル巻回部の他の部分よりも径方向の内側に向かって窪む凹部が前記スリーブの全周に亘って形成されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記第1内周面は、被写体側に形成され、前記第2内周面は、反被写体側に形成されていることを特徴する請求項1記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記レンズホルダには、前記第1内周面の径方向内側および前記第2内周面の径方向内側に配置される複数の前記レンズが固定され、
    前記第2内周面の径方向内側に配置される前記レンズの径は、前記第1内周面の径方向内側に配置される前記レンズの径よりも大きいことを特徴とする請求項1または2記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記駆動用磁石の前記駆動用コイルとの対向面は、前記光軸方向において互いに異なる磁極が配置される2極に着磁され、
    前記凹部は、前記光軸方向における前記コイル巻回部の外側端部分に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記駆動用コイルとして、前記光軸方向に所定の間隔をあけた状態で重なるように配置される第1駆動用コイルと第2駆動用コイルとを備え、
    前記スリーブには、前記コイル巻回部として、前記第1駆動用コイルが巻回される第1コイル巻回部と、前記第2駆動用コイルが巻回される第2コイル巻回部とが形成され、
    前記第1コイル巻回部の一部分に前記凹部が形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記駆動用コイルとして、前記光軸方向に所定の間隔をあけた状態で重なるように配置される第1駆動用コイルと第2駆動用コイルとを備え、
    前記スリーブには、前記コイル巻回部として、前記第1駆動用コイルが巻回される第1コイル巻回部と、前記第2駆動用コイルが巻回される第2コイル巻回部とが形成され、
    前記第1コイル巻回部の全体が前記凹部となっていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  7. 前記光軸方向に略直交する方向から見たときに、前記凹部は、略長方形状または略正方形状あるいは略台形状に形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
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