JP2010197690A - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化、薄型化を図っても衝撃等に起因する損傷や過剰な変形を抑制することが可能な板バネを備えるレンズ駆動装置を提供すること。
【解決手段】レンズ駆動装置は、レンズを保持しレンズの光軸方向へ移動可能な可動体と、可動体を光軸方向へ移動可能に保持する固定体と、可動体を光軸方向へ駆動するための駆動機構とを備えるとともに、可動体に固定される可動体固定部5aと、固定体に固定される固定体固定部5bと、可動体固定部5aと固定体固定部5bとを繋ぐ複数の腕部5cとを有する板バネ5を備えている。腕部5cの一部は、腕部5cの他の部分よりもバネ定数が小さい低バネ定数部5hとなっている。
【選択図】図7

Description

本発明は、携帯電話等で使用される比較的小型のカメラに搭載されるレンズ駆動装置に関する。
従来、携帯電話等に搭載されるカメラの撮影用レンズを駆動するレンズ駆動装置として、複数のレンズを保持して光軸方向に移動する移動レンズ体と、2枚の板バネを介して移動レンズ体を移動可能に保持する固定体とを備えるレンズ駆動装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載のレンズ駆動装置では、移動レンズ体を構成する円筒状のスリーブの外周に駆動用コイルが巻回され、駆動用コイルの外周面に対向するように、4個の磁石が配置されている。
また、このレンズ駆動装置では、板バネは、固定体に固定される部分と、移動レンズ体に固定される部分と、固定体に固定される部分と移動レンズ体に固定される部分とを繋ぐ3本の腕部とから構成されている。なお、一般的に、レンズ駆動装置に用いられる板バネの腕部の幅や厚さは一定となっている。
特開2008−58659号公報
近年、携帯電話等に使用されるカメラの市場では、カメラの小型化、薄型化の要求が一段と高まっており、カメラに搭載されるレンズ駆動装置の小型化、薄型化の要求も一段と高まっている。かかる要求に応えるためには、レンズ駆動装置を構成する板バネも小型化、薄型化する必要がある。しかしながら、板バネを小型化、薄型化していくと、板バネの強度が低下する。そのため、レンズ駆動装置の落下等に起因する衝撃がレンズ駆動装置に加わったときの板バネの損傷や過剰な変形が問題になるおそれがある。
そこで、本発明の課題は、小型化、薄型化を図っても衝撃等に起因する損傷や過剰な変形を抑制することが可能な板バネを備えるレンズ駆動装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のレンズ駆動装置は、レンズを保持しレンズの光軸方向へ移動可能な可動体と、可動体を光軸方向へ移動可能に保持する固定体と、可動体を光軸方向へ駆動するための駆動機構とを備えるとともに、可動体に固定される可動体固定部と、固定体に固定される固定体固定部と、可動体固定部と固定体固定部とを繋ぐ複数の腕部とを有する板バネを備え、腕部の一部は、腕部の他の部分よりもバネ定数が小さい低バネ定数部となっていることを特徴とする。
本発明のレンズ駆動装置では、板バネは、可動体に固定される可動体固定部と、固定体に固定される固定体固定部と、可動体固定部と固定体固定部とを繋ぐ複数の腕部とを備え、腕部の一部は、腕部の他の部分よりもバネ定数が小さい低バネ定数部となっている。そのため、本発明では、板バネを小型化、薄型化しても、レンズ駆動装置に加わる衝撃等に起因する板バネの損傷や過剰な変形を抑制することが可能になる。
すなわち、本願発明者の検討によると、腕部全体の幅および厚さが一定で腕部のバネ定数が一定となっている場合に、レンズ駆動装置に衝撃が加わると、衝撃時に板バネに生じる応力が、可動体固定部と腕部との接続部分および固定体固定部と腕部との接続部分に集中するため、板バネを小型化、薄型化していくと、衝撃が加わった際に、可動体固定部と腕部との接続部分および固定体固定部と腕部との接続部分に損傷や過剰な変形が生じやすくなる。
これに対して、本発明では、腕部の一部が低バネ定数部となっているため、レンズ駆動装置に衝撃が加わったときに、可動体固定部と腕部との接続部分および固定体固定部と腕部との接続部分に加え、低バネ定数部にも応力を集中させることが可能になる。すなわち、レンズ駆動装置に衝撃が加わったときに板バネに生じる応力を、可動体固定部と腕部との接続部分、固定体固定部と腕部との接続部分、および、低バネ定数部に分散させることが可能になる。したがって、本発明では、衝撃時に生じる可動体固定部と腕部との接続部分の応力、および、固定体固定部と腕部との接続部分の応力を低減することが可能になり、その結果、板バネを小型化、薄型化しても、レンズ駆動装置に加わる衝撃等に起因する板バネの損傷や過剰な変形を抑制することが可能になる。
本発明において、腕部は、略円弧状に形成され、低バネ定数部は、腕部の円周方向における中間部分に形成されていることが好ましい。また、本発明において、腕部は、略円弧状に形成され、低バネ定数部は、腕部の円周方向において、略等間隔で形成されていることが好ましい。このように構成すると、衝撃時に生じる可動体固定部と腕部との接続部分の応力、および、固定体固定部と腕部との接続部分の応力をバランス良く低減することが可能になる。
本発明において、複数の腕部は、レンズの光軸を中心に略等角度ピッチで配置されるとともに、低バネ定数部は、光軸を中心に略等角度ピッチで配置されていることが好ましい。このように構成すると、衝撃時に板バネに加わる力の方向がどのような方向であっても、板バネに生じる応力を、可動体固定部と腕部との接続部分、固定体固定部と腕部との接続部分、および、低バネ定数部にバランス良く分散させることが可能になる。
本発明において、腕部は、略円弧状に形成され、腕部の径方向における低バネ定数部の幅は、低バネ定数部を除いた腕部の他の部分の径方向の幅よりも狭くなっていることが好ましい。このように構成すると、光軸方向における腕部の全体の厚さが一定であっても、腕部に低バネ定数部を形成することが可能になる。したがって、腕部に低バネ定数部が形成される場合であっても、プレス加工やエッチング等によって板バネを形成することが可能になる。すなわち、腕部に低バネ定数部が形成される場合であっても、比較的容易に小型、薄型の板バネを形成することが可能になる。
本発明において、駆動機構は、固定体に固定される略柱状の駆動用磁石部と、略筒状に巻回されて形成され可動体に固定されるとともに、その内周面が駆動用磁石部の外周面と所定の隙間を介して対向するように配置される駆動用コイルとを備え、腕部は、略円弧状に形成され、駆動用磁石部は、腕部の径方向の外側に配置され、低バネ定数部では、腕部の外周側が内周側に向かって窪んでいることが好ましい。このように構成すると、腕部の径方向の外側に配置される駆動用磁石部と腕部との干渉を防止しつつ、駆動用磁石部の配置スペースを大きくすることが可能になる。したがって、レンズ駆動装置の外形を大きくしなくても、駆動用磁石部を大きく形成することが可能になり、駆動機構の駆動力を向上させることが可能になる。
本発明において、光軸方向から見たときの形状が略四角形状となる略四角筒状に形成されレンズ駆動装置の側面を構成するケース体を備え、駆動機構は、ケース体の四隅の少なくとも1箇所に配置される略三角柱状の駆動用磁石部と、略三角筒状に巻回され、その内周面が駆動用磁石部の外周面と所定の隙間を介して対向するように配置される駆動用コイルとを備え、固定体固定部は、略四角形の枠状に形成されるとともに、ケース体の内周面に沿って配置され、可動体固定部は、固定体固定部の内部に配置され、固定体固定部を構成する4個の直線辺部の略中間位置に、固定体固定部と腕部との接続部分が形成されていることが好ましい。このように構成すると、ケース体の四隅に配置される駆動機構と腕部との干渉を防止しつつ、駆動機構の配置スペースを大きくすることが可能になる。したがって、レンズ駆動装置の外形を大きくしなくても、駆動機構を大きくすることが可能になり、駆動機構の駆動力を向上させることが可能になる。
以上のように、本発明のレンズ駆動装置では、板バネを小型化、薄型化しても、衝撃時における板バネの損傷や過剰な変形を抑制することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるレンズ駆動装置の斜視図である。 図1のE−E断面の断面図である。 図1に示すレンズ駆動装置の分解斜視図である。 図2に示す駆動用磁石部および駆動用コイルの配置関係を説明するための斜視図である。 図4に示す駆動用磁石部および駆動用コイルの側面図である。 図1のレンズ駆動装置の四隅に配置される駆動用磁石部の着磁状態を説明するための図である。 図3に示す板バネの平面図である。 図7のG部の拡大図である。 本発明の実施の形態にかかるレンズ駆動装置の効果を説明するためのシミュレーションに用いた板バネの図であり、(A)は実施例にかかる板バネの平面図、(B)は比較例にかかる板バネの平面図である。 (A)は本発明の実施の形態にかかるレンズ駆動装置の効果を説明するためのシミュレーション結果を示すグラフであり、(B)は(A)のグラフの元データの一覧表である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(レンズ駆動装置の概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるレンズ駆動装置1の斜視図である。図2は、図1のE−E断面の断面図である。図3は、図1に示すレンズ駆動装置1の分解斜視図である。図4は、図2に示す駆動用磁石部17および駆動用コイル18の配置関係を説明するための斜視図である。図5は、図4に示す駆動用磁石部17および駆動用コイル18の側面図である。図6は、図1のレンズ駆動装置1の四隅に配置される駆動用磁石部17の着磁状態を説明するための図である。
本形態のレンズ駆動装置1は、携帯電話等で使用される比較的小型のカメラに搭載されるものであり、図1に示すように、全体として略四角柱状に形成されている。すなわち、レンズ駆動装置1は、撮影用のレンズの光軸Lの方向(光軸方向)から見たときの形状が略四角形状となるように形成されている。本形態では、レンズ駆動装置1は、光軸方向から見たときの形状が略正方形状となるように形成されている。
本形態のレンズ駆動装置1が搭載されるカメラでは、図2の下側(すなわち、Z2方向側)に図示を省略する撮像素子が配置されており、図2の上側(すなわち、Z1方向側)に配置される被写体が撮影される。したがって、以下の説明では、Z1方向側を被写体側、Z2方向側を反被写体側(撮像素子側)とする。また、以下の説明では、光軸Lに直交するとともに互いに直交する2方向をX方向、Y方向とする。本形態では、レンズ駆動装置1の4つの側面は、X方向またはY方向と平行になっている。
レンズ駆動装置1は、図1、図2に示すように、撮影用のレンズを保持し光軸方向に移動可能な可動体2と、可動体2を光軸方向へ移動可能に保持する固定体3と、可動体2を光軸方向へ駆動するための駆動機構4とを備えている。可動体2は、2種類の板バネ5、6(図3参照)を介して固定体3に移動可能に保持されている。なお、図2では、板バネ5、6の図示を省略している。
可動体2は、複数のレンズが固定されたレンズホルダ7を保持するスリーブ8と、駆動機構4を構成する後述の駆動用コイル18の端部が半田付け等で電気的に接続されて固定されるコイル端固定部材9、10とを備えている。なお、図2では、コイル端固定部材9、10の図示を省略し、図3では、レンズホルダ7の図示を省略している。
レンズホルダ7は、略円筒状に形成されており、その内周側に複数のレンズが固定されている。レンズホルダ7の被写体側の外周面には、オネジが形成されている。スリーブ8は、全体として略筒状に形成されている。また、スリーブ8の被写体側は、略円筒状に形成されている。このスリーブ8は、その内周側でレンズホルダ7を保持している。すなわち、スリーブ8の内周面には、レンズホルダ7の外周面に形成されるオネジと係合するメネジが形成されている。また、本形態では、レンズホルダ7の被写体側の外径が反被写体側の外径よりも小さくなっており、スリーブ8の被写体側の外径も反被写体側の外径よりも小さくなっている。
コイル端固定部材9、10は、導電性を有する金属材料で形成されている。このコイル端固定部材9、10は、スリーブ8の反被写体側の端面に固定されている。
固定体3は、被写体側に配置される第1ケース体11と、反被写体側に配置される第2ケース体12とを備えている。
第1ケース体11は、磁性材料で形成されるとともに、底部11aと筒部11bとを有する底付きの略四角筒状に形成されている。具体的には、第1ケース体11は、光軸方向から見たときの形状が略正方形状となる底付きの略四角筒状に形成されている。被写体側に配置される底部11aの中心には、円形の貫通孔11cが形成されている。第1ケース体11は、可動体2および駆動機構4の外周側を囲むように配置されており、レンズ駆動装置1の側面を構成している。
第2ケース体12は、たとえば、樹脂材料で形成されるとともに、略四角筒状に形成されている。この第2ケース体12は、レンズホルダ7の反被写体側の外周側等を覆うように、第1ケース体11の反被写体側に取り付けられている。
板バネ5は、可動体2の被写体側に配置されている。この板バネ5の詳細な構成については、後述する。
板バネ6は、スリーブ8に固定されるスリーブ固定部と、第2ケース体12に固定されるケース体固定部と、スリーブ固定部とケース体固定部とを繋ぐ腕部とから構成され、可動体2の反被写体側に配置されている。スリーブ固定部は、コイル端固定部材9、10を介してスリーブ8の反被写体側の端面に固定されている。すなわち、スリーブ固定部は、コイル端固定部材9、10に固定されている。ケース体固定部は、第2ケース体12の被写体側に形成される固定面に固定されている。
駆動機構4は、図2〜図4に示すように、レンズ駆動装置1の四隅(具体的には、第1ケース体11の内側の四隅)に配置される略三角柱状の4個の駆動用磁石部17と、略三角筒状に巻回され、その内周側が駆動用磁石部17の外周面と所定の隙間を介して対向するように配置される4個の駆動用コイル18とを備えている。また、駆動機構4は、駆動用コイル18の被写体側の端面に固定され、駆動用磁石部17を構成する後述の駆動用磁石片23、24の間に向かって吸引される磁性部材19と、駆動用コイル18の被写体側および反被写体側に取り付けられ、駆動用コイル18を保護するコイル保護部材20、21とを備えている。
駆動用磁石部17は、光軸方向で重なるように配置される略三角柱状の2個の駆動用磁石片23、24と、駆動用磁石片23、24の間に配置される磁性板25とを備えている。駆動用磁石片23の反被写体側の端面には、磁性板25の被写体側の面が固定され、駆動用磁石片24の被写体側の端面には、磁性板25の反被写体側の面が固定されている。
駆動用磁石片23、24は、光軸方向から見たときの形状が略直角二等辺三角形となるように形成されており、図6に示すように、光軸Lに略平行でかつ互いに直交する矩形状の2個の平面部23a、24aと、光軸Lに略平行でかつ2個の平面部23a、24aを繋ぐ矩形状の1個の斜面部23b、24bとを備えている。
駆動用磁石片23、24は、第1ケース体11の筒部11bの内周面と平面部23a、24aとが略平行になるように配置されている。すなわち、第1ケース体11の内側の対角位置に配置される2個の駆動用磁石片23、24は、斜面部23b、24bが互いに対向するように配置されている。また、駆動用磁石片23は、第1ケース体11の底部11aに固定されている。具体的には、駆動用磁石片23の被写体側の端面が、底部11aの反被写体側の面に固定されている。また、駆動用磁石片23の被写体側の端面が、底部11aの反被写体側の面に当接している。
磁性板25は、磁性材料で形成されている。この磁性板25は、光軸方向から見たときの形状が駆動用磁石片23、24と同様の略直角二等辺三角形状となる平板状に形成されている。
駆動用磁石片24の反被写体側の端面には、磁性材料で形成された平板状の磁性板26が固定されている。磁性板26は、光軸方向から見たときの形状が略直角二等辺三角形状となるように形成されている。また、磁性板26は、第1ケース体11の筒部11bの内周面に当接している。
駆動用コイル18は、光軸方向から見たときの形状が略直角二等辺三角形状となるように巻回されて形成されており、図4に示すように、光軸Lに略平行でかつ互いに直交する矩形状の2個の直交面部18aと、光軸Lに略平行でかつ2個の直交面部18aを繋ぐ矩形状の1個の斜面部18bとを備えている。
4個の駆動用コイル18は、スリーブ8の外周面に固定されている。具体的には、駆動用コイル18の内周面と駆動用磁石部17の外周面とが所定の隙間を介して略平行になるように、略90°ピッチで4個の駆動用コイル18がスリーブ8の外周面に固定されており、駆動用コイル18は、第1ケース体11の内側の四隅に配置されている。なお、駆動用コイル18は、第1ケース体11の内周面との間に所定の隙間を保った状態で、第1ケース体11の内側の四隅に配置されており、スリーブ8とともに光軸方向へ移動可能となっている。
図5、図6に示すように、駆動用磁石部17を構成する2個の駆動用磁石片23、24は、光軸方向において、同じ磁極同士(S極とS極、あるいは、N極とN極)が対向するように配置されている。そのため、駆動用磁石片23、24の間には、駆動用コイル18の直交面部18aおよび斜面部18bを通過する磁束Fが発生している。
また、図6に示すように、駆動用磁石部17を構成する2個の駆動用磁石片23、24同士の対向面に形成される磁極は、レンズ駆動装置1の周方向で隣り合う他の2個の駆動用磁石片23、24同士の対向面に形成される磁極と異なっている。たとえば、図6の右側および左側に配置される駆動用磁石片23、24同士の対向面に形成される磁極はS極であり、図6の上側および下側に配置される駆動用磁石片23、24同士の対向面に形成される磁極はN極である。そのため、図6の上側および下側に配置される駆動用磁石片23、24の間から図6の右側および左側に配置される駆動用磁石片23、24の間へ向かう磁束Fが発生している。
(板バネの構成)
図7は、図3に示す板バネ5の平面図である。図8は、図7のG部の拡大図である。
板バネ5は、可動体2に固定される可動体固定部5aと、固定体3に固定される固定体固定部5bと、可動体固定部5aと固定体固定部5bとを繋ぐ4本の腕部5cとを備えている。本形態の板バネ5は、エッチングやプレス加工等で形成されており、板バネ5の全体の厚さは、略一定となっている。
固定体固定部5bは、略四角形の枠状に形成されている。具体的には、固定体固定部5bは、略正方形の枠状に形成されており、4個の直線辺部5dによって構成されている。この固定体固定部5bは、略正方形の枠状に形成されたスペーサ14(図3参照)を介して第1ケース体11の底部11aの反被写体側の面に固定されている。すなわち、固定体固定部5bは、底部11aの反被写体側の面に固定されたスペーサ14に固定されている。また、固定体固定部5bは、直線辺部5dがX方向またはY方向と略平行になるように、第1ケース体11に固定されており、第1ケース体11の筒部11bの内周面に沿って配置されている。
直線辺部5dの略中間位置には、固定体固定部5bと腕部5cとの接続部分となる第1接続部5eが形成されている。第1接続部5eは、直線辺部5dの略中間位置から、X方向の内側またはY方向の内側に向かって形成されている。また、第1接続部5eは、曲率半径の小さな略1/4円弧状に形成されている。
可動体固定部5aは、略円環状(略円形の枠状)に形成され、固定体固定部5bの内部に配置されている。この可動体固定部5aは、スリーブ8の被写体側の端面に固定されている。具体的には、図7に示すように、可動体固定部5aのX方向の両端およびY方向の両端に、スリーブ固定部5fが形成されており、このスリーブ固定部5fがスリーブ8の被写体側の端面に固定されている。スリーブ固定部5fは、略半円板状に形成されるとともに、可動体固定部5aの内周側に向かって突出するように形成されている。
また、可動体固定部5aのX方向の両端およびY方向の両端には、可動体固定部5aと腕部5cとの接続部分となる第2接続部5gが形成されている。第2接続部5gは、可動体固定部5aのX方向の両端またはY方向の両端から、X方向の外側またはY方向の外側に向かって形成されている。また、第2接続部5gは、曲率半径の小さな略1/4円弧状に形成されている。
腕部5cは、略円弧状に形成されている。具体的には、腕部5cは、光軸Lを略中心とする略1/4円弧状に形成されている。4本の腕部5cは、光軸Lを中心に略等角度ピッチで配置されている。すなわち、4本の腕部5cは、光軸Lを中心に略90°ピッチで配置されている。たとえば、図7の左端側に配置される第1接続部5eと図7の上端側に配置される第2接続部5gとの間、図7の上端側に配置される第1接続部5eと図7の右端側に配置される第2接続部5gとの間、図7の右端側に配置される第1接続部5eと図7の下端側に配置される第2接続部5gとの間、および、図7の下端側に配置される第1接続部5eと図7の左端側に配置される第2接続部5gとの間のそれぞれに、腕部5cが配置されている。また、腕部5cは、略円筒状に形成されたスリーブ8の被写体側の外周面に沿うように形成されている。
腕部5cの径方向の幅は、全体として略一定になっている。ただし、腕部5cの円周方向における中間部分(略中心部分)の径方向の幅は、腕部5cの他の部分よりも狭くなっている。具体的には、腕部5cの円周方向における中間部分は、図8に示すように、腕部5cの外周側から内周側に向かって窪んでおり、この窪んだ部分の幅が、腕部5cの他の部分の径方向の幅よりも狭くなっている。本形態では、径方向の幅が他の部分よりも狭くなっている腕部5cの円周方向の中間部分は、腕部5cの他の部分よりもバネ定数が小さい低バネ定数部5hとなっている。すなわち、本形態では、腕部5cの円周方向における中間部分の一箇所に低バネ定数部5hが形成されている。
上述のように、4本の腕部5cは、光軸Lを中心に略等角度ピッチで配置されている。そのため、4個の低バネ定数部5hも光軸Lを中心に略等角度ピッチで配置されている。すなわち、4個の低バネ定数部5hは、光軸Lを中心に略90°ピッチで配置されている。また、低バネ定数部5hは、略四角柱状に形成されるレンズ駆動装置1の略対角線上に配置されている。
図7に示すように、駆動用磁石部17は、固定体固定部5bの内側に配置されている。また、駆動用磁石部17は、腕部5cの径方向の外側に配置されている。具体的には、光軸方向から見たときの駆動用磁石片23、24の斜面部23b、24bの垂直二等分線が円周方向における低バネ定数部5hの略中心位置を通過するように、駆動用磁石部17は、腕部5cの径方向の外側に配置されている。
なお、固定体3に対する可動体2の傾きを抑制するため、第1接続部5eの幅および第2接続部5gの幅は、腕部5cの幅よりも広くなっている。また、本形態では、駆動用コイル18に電流が供給されていないときに、反被写体側への付勢力が可動体2に発生するように、板バネ5が可動体2および固定体3に固定されている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、板バネ5を構成する腕部5cの円周方向の中間部分は、腕部5cの他の部分よりもバネ定数が小さい低バネ定数部5hとなっている。そのため、本形態では、板バネ5を小型化、薄型化しても、レンズ駆動装置1に加わる衝撃等に起因する板バネ5の損傷や過剰な変形を抑制することが可能になる。
すなわち、本願発明者の検討によると、腕部5cの全体の幅が一定で腕部5cのバネ定数が一定となっている場合には、衝撃時に板バネ5に生じる応力が第1接続部5eおよび第2接続部5gに集中するため、板バネ5を小型化、薄型化していくと、レンズ駆動装置1に衝撃が加わった際に、第1接続部5eおよび第2接続部5gに損傷や過剰な変形が生じやすくなる。
これに対して、本形態では、腕部5cの円周方向の中間部分が低バネ定数部5hとなっているため、レンズ駆動装置1に衝撃が加わると、第1接続部5eおよび第2接続部5gに加え、低バネ定数部5hにも応力が集中する。すなわち、レンズ駆動装置1に衝撃が加わったときに板バネ5に生じる応力を、第1接続部5e、第2接続部5gおよび低バネ定数部5hに分散させることができる。したがって、本形態では、衝撃時に生じる第1接続部5eの応力および第2接続部5gの応力を低減することができ、その結果、板バネ5を小型化、薄型化しても、レンズ駆動装置1が落下した際の衝撃等に起因する板バネ5の損傷や過剰な変形を抑制することが可能になる。
特に本形態では、低バネ定数部5hは、腕部5cの円周方向の中間部分に形成されているため、衝撃時に生じる第1接続部5eの応力および第2接続部5gの応力をバランス良く低減することができる。
以下、この本形態の効果をシミュレーション結果に基づいてより具体的に説明する。図9に示す2種類の板バネ5、105を用い、腕部5cを径方向へ変形させたときに第1接続部5e、第2接続部5gおよび腕部5cに生じる応力をシミュレーションによって算出した。図9(A)に示す板バネ5は、本形態の板バネ(実施例の板バネ)であり、図9(B)に示す板バネ105は、比較例にかかる板バネである。板バネ105は、腕部5cに低バネ定数部5hが形成されずに腕部5cの全体の径方向の幅が略一定となっている点を除けば、板バネ5と同様に形成されている。そのため、図9(B)では、板バネ5の各構成と同じ板バネ105の各構成には、板バネ5の各構成と同じ符号を付している。
なお、シミュレーションで用いた板バネ5、105の材質はニッケル銅合金であり、厚さは0.06mmである。また、シミュレーションで用いた板バネ5の低バネ定数部5hを除く腕部5cの幅および板バネ105の腕部5cの幅は0.13mmであり、低バネ定数部5hの最少幅は0.093mmである。さらに、シミュレーションで用いた板バネ5、105の腕部5cの曲率半径は、3.87mmである。
シミュレーションでは、可動体固定部5aの内周の右端側を右方向へ押して(すなわち、径方向の外側に向かって押して)、可動体固定部5aの右端側を右方向へ0.1mmだけ強制的に変形させたときに、算出箇所P1〜P5の5箇所に生じる応力を算出した。図9に示すように、算出箇所P5は、第1接続部5eが形成された箇所であり、算出箇所P1は、第2接続部5gが形成された箇所である。また、算出箇所P3は、円周方向における腕部5cの中間位置(板バネ5では、低バネ定数部5hが形成されている位置)である。さらに、算出箇所P2は、円周方向における腕部5cの、算出箇所P1と算出箇所P3との中間位置であり、算出箇所P4は、円周方向における腕部5cの、算出箇所P3と算出箇所P5との中間位置である。なお、シミュレーションでは、各算出箇所P1〜P5のミーゼス応力の最大値を算出した。
図10にシミュレーション結果を示す。図10に示すように、実施例の板バネ5では、比較例の板バネ105と比較して、算出箇所P1、P5での応力が低下し、算出箇所P3での応力が増加した。すなわち、板バネ105では、板バネ105に生じる応力が第1接続部5eおよび第2接続部5gに集中しているのに対して、板バネ5では、板バネ5に生じる応力が第1接続部5e、第2接続部5gおよび低バネ定数部5hに分散している。また、板バネ5に生じる応力の最大値は、板バネ105に生じる応力の最大値よりも小さくなっている。このように、本形態では、板バネ5に生じる応力を第1接続部5e、第2接続部5gおよび低バネ定数部5hに分散させて、衝撃時に生じる第1接続部5eの応力および第2接続部5gの応力を低減することができる。その結果、板バネ5を小型化、薄型化しても、レンズ駆動装置1に加わる衝撃等に起因する板バネ5の損傷や過剰な変形を抑制することが可能になる。
また、図10に示すように、実施例の板バネ5の算出箇所P1、P5での応力は、比較例の板バネ105の算出箇所P1、P5での応力に対してほぼ均等に低下している。このように、本形態では、低バネ定数部5hが腕部5cの円周方向の中間部分に形成されているため、衝撃時に生じる第1接続部5eの応力および第2接続部5gの応力をバランス良く低減することができる。
なお、シミュレーションで算出された算出箇所P1〜P5の応力の平均値は、板バネ5では451(MPa)、板バネ105では481(MPa)であった。また、シミュレーションで算出された算出箇所P1〜P5の応力の最大値と最小値との差は、板バネ5では788(MPa)、板バネ105では809(MPa)であった。
本形態では、4本の腕部5cが、光軸Lを中心に略等角度ピッチで配置されるとともに、低バネ定数部5hは、光軸Lを中心に略等角度ピッチで配置されている。そのため、衝撃時に板バネ5に加わる力の方向がどのような方向であっても、板バネ5に生じる応力を、第1接続部5e、第2接続部5gおよび低バネ定数部5hにバランス良く分散させることが可能になる。
本形態では、低バネ定数部5hの径方向の幅は、低バネ定数部5hを除いた腕部5cの他の部分の径方向の幅が狭くなっている。そのため、板バネ5の全体の厚さが一定であっても、腕部5cに低バネ定数部5hを形成することができる。したがって、腕部5cに低バネ定数部5hが形成される場合であっても、上述のように、エッチングやプレス加工等によって板バネ5を形成することができる。すなわち、腕部5cに低バネ定数部5hが形成される場合であっても、比較的容易に小型、薄型の板バネ5を形成することができる。
本形態では、駆動用磁石部17は、光軸方向から見たときの駆動用磁石片23、24の斜面部23b、24bの垂直二等分線が低バネ定数部5hの略中心位置を通過するように、腕部5cの径方向の外側に配置されている。また、低バネ定数部5hでは、腕部5cの外周側が内周側に向かって窪んでいる。そのため、駆動用磁石部17と腕部5cとの干渉を防止しつつ、駆動用磁石部17の配置スペースを大きくすることが可能になる。したがって、本形態では、レンズ駆動装置1の外形を大きくしなくても、駆動用磁石部17を大きく形成することが可能になり、駆動機構4の駆動力を向上させることが可能になる。
特に本形態では、固定体固定部5bを構成する直線辺部5dの略中間位置に、第1接続部5eが形成されている。そのため、レンズ駆動装置1の四隅に配置される駆動用磁石部17および駆動用コイル18と腕部5cとの干渉を防止しつつ、駆動用磁石部17および駆動用コイル18の配置スペースを大きくすることが可能になる。したがって、本形態では、レンズ駆動装置1の外形を大きくしなくても、駆動用磁石部17および駆動用コイル18を大きく形成することが可能になり、駆動機構4の駆動力を向上させることが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、腕部5cの円周方向における中間部分の一箇所に低バネ定数部5hが形成されている。この他にもたとえば、腕部5cの複数箇所(たとえば、2箇所あるいは3箇所)に低バネ定数部5hが形成されても良い。すなわち、腕部5cの複数箇所で径方向の幅が狭くなっていても良い。この場合には、低バネ定数部5hは、腕部5cの円周方向において、略等間隔で形成されていることが好ましい。このように構成すると、衝撃時に板バネ5に生じる応力を、第1接続部5e、第2接続部5gおよび複数の低バネ定数部5hにバランス良く分散させて、衝撃時に生じる第1接続部5eの応力と、第2接続部5gの応力とをバランス良く低減することが可能になる。
上述した形態では、低バネ定数部5hの径方向の幅は、腕部5cの他の部分の径方向の幅よりも狭くなっている。この他にもたとえば、低バネ定数部5hの径方向の幅が腕部5cの他の部分の径方向の幅と同じで、かつ、低バネ定数部5hの厚さが腕部5cの他の部分の厚さより薄くなっていても良い。すなわち、腕部5cの一部の厚さを、腕部5cの他の部分の厚さよりも薄くすることで、腕部5cに低バネ定数部5hを形成しても良い。この場合であっても、上述した形態と同様に、レンズ駆動装置1に衝撃が加わったときに板バネ5に生じる応力を、第1接続部5e、第2接続部5gおよび低バネ定数部5hに分散させることができる。
上述した形態では、略円弧状に形成された腕部5cの外周側が内周側に向かって窪むことで低バネ定数部5hが形成されている。すなわち、上述した形態では、低バネ定数部5hは略円弧状に形成されている。この他にもたとえば、低バネ定数部5hは、腕部5cの他の部分よりも幅の狭い略直線状に形成されても良い。また、低バネ定数部5hは、腕部5cの他の部分よりも幅の狭い帯状部分が蛇行することで形成されても良い。また、低バネ定数部5hは、略円弧状に形成された腕部5cの内周側が外周側に向かって窪むことで形成されても良い。
上述した形態では、レンズ駆動装置1の四隅に駆動用磁石部17および駆動用コイル18が配置されている。この他にもたとえば、可動体2の駆動力を得ることができるのであれば、レンズ駆動装置1の四隅の3箇所、2箇所あるいは1箇所のみに駆動用磁石部17および駆動用コイル18が配置されても良い。この場合には、駆動用磁石部17および駆動用コイル18が配置されないレンズ駆動装置1の隅部に可動体2を光軸方向へ案内するためのガイド軸が配置され、このガイド軸に係合する係合凹部がスリーブ8に形成されても良い。また、上述した形態では、可動体2側に駆動用コイル18が固定され、固定体3側に駆動用磁石部17が固定されているが、可動体2側に駆動用磁石部17が固定され、固定体3側に駆動用コイル18が固定されても良い。
上述した形態では、板バネ5には、4本の腕部5cが形成されている。この他にもたとえば、板バネ5に形成される腕部5cの数は3本であっても良いし、5本以上であっても良い。また、上述した形態では、レンズ駆動装置1の四隅に駆動用磁石部17および駆動用コイル18が配置されたレンズ駆動装置1に板バネ5が使用されているが、本発明にかかる板バネは、可動体が板バネを介して固定体に保持されているレンズ駆動装置であれば、どのようなレンズ駆動装置に使用されても良い。たとえば、本発明の板バネは、上述の特許文献1に記載のレンズ駆動装置に使用されても良い。
1 レンズ駆動装置
2 可動体
3 固定体
4 駆動機構
5 板バネ
5a 可動体固定部
5b 固定体固定部
5c 腕部
5d 直線辺部
5e 第1接続部(固定体固定部と腕部との接続部分)
5h 低バネ定数部
11 第1ケース体(ケース体)
17 駆動用磁石部
18 駆動用コイル
L 光軸

Claims (7)

  1. レンズを保持し前記レンズの光軸方向へ移動可能な可動体と、前記可動体を前記光軸方向へ移動可能に保持する固定体と、前記可動体を前記光軸方向へ駆動するための駆動機構とを備えるとともに、
    前記可動体に固定される可動体固定部と、前記固定体に固定される固定体固定部と、前記可動体固定部と前記固定体固定部とを繋ぐ複数の腕部とを有する板バネを備え、
    前記腕部の一部は、前記腕部の他の部分よりもバネ定数が小さい低バネ定数部となっていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記腕部は、略円弧状に形成され、
    前記低バネ定数部は、前記腕部の円周方向における中間部分に形成されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記腕部は、略円弧状に形成され、
    前記低バネ定数部は、前記腕部の円周方向において、略等間隔で形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のレンズ駆動装置。
  4. 複数の前記腕部は、前記レンズの光軸を中心に略等角度ピッチで配置されるとともに、
    前記低バネ定数部は、前記光軸を中心に略等角度ピッチで配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記腕部は、略円弧状に形成され、
    前記腕部の径方向における前記低バネ定数部の幅は、前記低バネ定数部を除いた前記腕部の他の部分の径方向の幅よりも狭くなっていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記駆動機構は、前記固定体に固定される略柱状の駆動用磁石部と、略筒状に巻回されて形成され前記可動体に固定されるとともに、その内周面が前記駆動用磁石部の外周面と所定の隙間を介して対向するように配置される駆動用コイルとを備え、
    前記腕部は、略円弧状に形成され、
    前記駆動用磁石部は、前記腕部の径方向の外側に配置され、
    前記低バネ定数部では、前記腕部の外周側が内周側に向かって窪んでいることを特徴とする請求項5記載のレンズ駆動装置。
  7. 前記光軸方向から見たときの形状が略四角形状となる略四角筒状に形成され前記レンズ駆動装置の側面を構成するケース体を備え、
    前記駆動機構は、前記ケース体の四隅の少なくとも1箇所に配置される略三角柱状の駆動用磁石部と、略三角筒状に巻回され、その内周面が前記駆動用磁石部の外周面と所定の隙間を介して対向するように配置される駆動用コイルとを備え、
    前記固定体固定部は、略四角形の枠状に形成されるとともに、前記ケース体の内周面に沿って配置され、
    前記可動体固定部は、前記固定体固定部の内部に配置され、
    前記固定体固定部を構成する4個の直線辺部の略中間位置に、前記固定体固定部と前記腕部との接続部分が形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
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