JP5598116B2 - 液滴噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液滴を噴射する液滴噴射装置に関する。
従来から、インクジェットプリンタなどの様々な技術分野において、独立して液滴を噴射可能な複数のノズルを備えた液滴噴射装置が広く用いられている。このような液滴噴射装置は、複数のノズルにそれぞれ連通した複数の圧力室とこれら複数の圧力室にそれぞれ液体を供給する共通液室(マニホールドとも称される)とを含む液体流路構造と、前記複数の圧力室内の液体に選択的に圧力を付与して、対応するノズルから液滴を噴射させるアクチュエータを一般に備えている。
その中でも、特許文献1には、各圧力室へのインク供給を迅速に行うことを目的として、複数の圧力室(流路溝部)のそれぞれに、2つの共通液室(共通インク室)が連通した流路構造を有するインクジェットヘッドが開示されている。具体的には、複数の圧力室が一方向に配列されるとともに、これら複数の圧力室に対して、その配列方向と直交する方向に関する両側に2つの共通液室が配置され、各圧力室はこれら2つの共通液室の両方に連通している。尚、2つの共通液室の、圧力室の配列方向におけるほぼ中央の位置には、これら共通液室にそれぞれインクを供給するための供給口(インク供給孔)が設けられている。このように、1つの圧力室が、その両側に位置する2つの共通液室の両方と連通しているため、共通液室から圧力室へのインク供給が迅速に行われる、とされている。
特開平9−94952号公報(図2)
前記特許文献1においては、一方向に配列された複数の圧力室(流路溝部)の両側に位置する2つの共通液室へ、インクを供給する供給口の位置が、圧力室の配列方向に関して同じ位置(中央位置)にある。そのため、複数の圧力室のうち、配列方向中央側に位置する圧力室と配列方向端側に位置する圧力室とで、供給口から圧力室までの距離(インクが流れる流路の長さ)が異なっている。その結果、複数の圧力室の間で、供給口からの圧力室までの流路抵抗が異なってしまうことになる。
このことは、共通液室から圧力室への液体の供給速度に影響を及ぼす。特に、多数のノズルから同時に液滴を噴射させる場合など、共通液室を流れる流量が多くなる場合には、供給口からの距離が遠く流路抵抗の大きい、末端の圧力室に液体が供給されにくくなり、供給不足が生じやすい。このように一部の圧力室に液体の供給不足が生じると、その圧力室内の圧力が急激に低下することによって、これに連通するノズル内のメニスカスが引き込まれ、メニスカスブレイクが発生する虞がある。その結果、メニスカスブレイクが生じたノズルから液滴を噴射させることができなくなる。
本発明の目的は、複数の圧力室の間における、供給口から圧力室までの流路抵抗の差を極力小さくし、圧力室に液体供給不足が生じるのを防止することである。
第1の発明の液滴噴射装置は、複数のノズルと、前記複数のノズルにそれぞれ連通する複数の圧力室と、前記複数の圧力室に連通し、これら複数の圧力室のそれぞれに液体を供給する共通液室が形成された、流路ユニットと、前記流路ユニットに設けられて、前記複数の圧力室内の液体にノズルから噴射させるための圧力をそれぞれ付与するアクチュエータと、を備え、前記複数の圧力室は、複数の圧力室列を構成し、前記複数の圧力室列のそれぞれに対して2つの前記共通液室が設けられるとともに、各圧力室列に属する前記複数の圧力室のそれぞれは前記2つの共通液室の両方に連通しており、前記2つの共通液室には、これら共通液室に液体を供給するための液体供給口がそれぞれ設けられ、各圧力室列に属する前記複数の圧力室のそれぞれについて、一方の前記共通液室の前記液体供給口から前記圧力室までの液体が流れる流路の長さが長くなるほど、他方の前記共通液室の前記液体供給口から前記圧力室までの液体が流れる流路の長さが短くなるような位置であって、各圧力室列に属する前記複数の圧力室において、一方の前記共通液室の前記液体供給口から前記圧力室までの液体が流れる流路の長さと他方の前記共通液室の前記液体供給口から前記圧力室までの液体が流れる流路の長さとの和が互いに等しくなるような位置に、前記2つの共通液室の前記液体供給口が配置されていることを特徴とするものである。
本発明においては、複数の圧力室のそれぞれが2つの共通液室の両方に連通しており、1つの圧力室に対して2つの共通液室から液体が供給される。さらに、複数の圧力室のそれぞれについて、一方の共通液室の液体供給口から圧力室までの液体が流れる流路の長さが長くなるほど、他方の共通液室の液体供給口から圧力室までの液体が流れる流路の長さが短くなっている。そのため、2つの共通液室の液体供給口から1つの圧力室へそれぞれ向かう、2つの液体供給経路の流路抵抗の総和で見ると、複数の圧力室間での流路抵抗の差(ばらつき)が小さくなるとともに、液体供給口から圧力室までの流路抵抗の最大値を小さくすることが可能であり、圧力室に供給不足が生じるのを防止できる。
第2の発明の液滴噴射装置は、前記第1の発明において、前記複数の圧力室は所定の第1方向に配列されて前記複数の圧力室列を構成し、前記複数の圧力室列のそれぞれに対応する前記2つの共通液室が、それぞれ前記複数の圧力室列と平行に延在しており、一方の前記共通液室の前記第1方向に関する一端部に前記液体供給口が設けられるとともに、他方の前記共通液室においては、前記一方の共通液室とは反対の、前記第1方向に関する他端部に前記液体供給口が設けられていることを特徴とするものである。
1列の圧力室列に対して、2つの共通液室が平行に配置されている場合に、2つの共通液室で、互いに逆の端部に液体供給口がそれぞれ設けられることで、複数の圧力室間における、液体供給口から圧力室までの流路抵抗の差を小さくすることができる。
第3の発明の液滴噴射装置は、前記第2の発明において、前複数の圧力室列が前記第1方向と直交する第2方向に並べて配置されるとともに、複数の前記共通液室が前記複数の圧力室列を1列ずつ挟むように前記第2方向に配置されて、前記複数の圧力室列と前記複数の共通液室が前記第2方向において交互に配置されており、各圧力室列に属する前記複数の圧力室は、その圧力室列の両側に配置された2つの前記共通液室にそれぞれ連通しており、隣接する2列の前記圧力室列の間に位置する1つの前記共通液室は、前記隣接する2列の圧力室列の両方に連通していることを特徴とするものである。
本発明では、複数の圧力室列が、圧力室の配列方向と直交する第2方向に並べて配置され、さらに、各圧力室列に対して、対応する2つの共通液室がその両側に配置される。このときに、隣接する2列の圧力室列の間においては、1つの共通液室を2列の圧力室列の両方に連通させて、2列の圧力室列に共用させることにより、共通液室の数を減らすことができる。
第4の発明の液滴噴射装置は、前記第3の発明において、前記隣接する2列の圧力室列の間に配置されてこれら両方の列に連通する、前記1つの共通液室は、前記複数の圧力室列に対して前記第2方向における外側に配置されて端に位置する1列の前記圧力室列にのみ連通する前記共通液室と比べて、流路断面積が大きくなっていることを特徴とするものである。
2列の圧力室列の間に配置され、これら両方の列に液体を供給する共通液室については、端に位置する1列の圧力室列にのみ液体を供給する共通液室よりも、流路断面積(流路長手方向(第1方向)と直交する断面)を大きくすることで、前記2列の圧力室列に属する圧力室に、液体の供給不足が生じることが確実に防止される。
第5の発明の液滴噴射装置は、前記第3又は第4の発明において、前記第2方向に配置された前記複数の共通液室のうち、1つ置きに配置されて、前記第1方向に関して同じ側の端部に前記液体供給口が設けられている2以上の共通液室が、前記第1方向に関して前記液体供給口が設けられた端部とは反対側の端部において互いに連通していることを特徴とするものである。
この構成によれば、1つ置きに配置された2以上の共通液室間で液体を融通させることができる。例えば、一部の共通液室においては供給流量が多いものの、それ以外の共通液室については供給に余裕がある場合に、その余裕分を回すことにより、液体供給不足を一層確実に防止できる。
第6の発明の液滴噴射装置は、前記第3又は第4の発明において、前記複数の圧力室列が、前記第2方向に並べて配置された第1圧力室列、第2圧力室列、及び第3圧力室列を含み、前記複数の共通液室が、前記第2方向に並べて配置された第1共通液室、第2共通液室、第3共通液室、及び第4共通液室を含み、前記第1圧力室列に属する前記複数の圧力室は、その圧力室列の両側に配置された前記第1共通液室及び前記第2共通液室にそれぞれ連通しており、前記第2圧力室列に属する前記複数の圧力室は、その圧力室列の両側に配置された前記第2共通液室及び前記第3共通液室にそれぞれ連通しており、前記第3圧力室列に属する前記複数の圧力室は、その圧力室列の両側に配置された前記第3共通液室及び前記第4共通液室にそれぞれ連通しており、前記第1共通液室及び前記第3共通液室は、それぞれの前記第1方向に関する一端部において、前記第2方向に延在する第1連通部を介して互いに連通しており、前記第2共通液室及び前記第4共通液室は、それぞれの前記第1方向に関する他端部において、前記第2方向に延在する第2連通部を介して互いに連通しており、前記第1連通部及び前記第2連通部それぞれの前記第2方向の中央に前記液体供給口が設けられていることを特徴とするものである。
第7の発明の液滴噴射装置は、前記第1〜第6のいずれかの発明において、前記液体供給口は、前記共通液室が延在する面と交差する方向に液体を供給するものであることを特徴とする。
本発明によれば、複数の圧力室のそれぞれについて、一方の共通液室の液体供給口から圧力室までの液体が流れる流路の長さが長くなるほど、他方の共通液室の液体供給口から圧力室までの液体が流れる流路の長さが短くなっている。そのため、複数の圧力室間における、液体供給口から圧力室までの流路抵抗の差が小さくなるとともに、液体供給口から圧力室までの流路抵抗の最大値を小さくすることが可能であり、圧力室に供給不足が生じるのを防止できる。
本実施形態に係るインクジェットプリンタの概略平面図である。 インクジェットヘッドの平面図である。 (a)は図2のA部拡大図、(b)は(a)のB−B線断面図である。 変更形態1のインクジェットヘッドの平面図である。 変更形態2のインクジェットヘッドの平面図である。 参考例1のインクジェットヘッドの平面図である。 変更形態の図2相当図であり、(a)はインクジェットヘッドの一部拡大図、(b)は(a)のB−B線断面図である。 参考例2のインクジェットヘッドの平面図である。
次に、本発明の実施の形態について説明する。本実施形態は、記録用紙に対してインクの液滴を噴射するインクジェットヘッド(液滴噴射装置)を備え、記録用紙に画像等を記録する、インクジェットプリンタに本発明を適用した一例である。
まず、本実施形態のインクジェットプリンタ1の概略構成について説明する。図1は、本実施形態のインクジェットプリンタの概略平面図である。この図1に示すように、プリンタ1は、一方向に沿って往復移動可能に構成されたキャリッジ2と、このキャリッジ2に搭載されたインクジェットヘッド3と、インクジェットヘッド3で使用されるインクを貯留するインクカートリッジ5a〜5dと、記録用紙Pを図1の搬送方向に搬送する搬送機構6等を備えている。
キャリッジ2は、図1の左右方向(走査方向)に平行に延びる2本のガイド軸17に沿って往復移動可能に構成されている。また、キャリッジ2には、無端ベルト18が連結されており、キャリッジ駆動モータ19によって無端ベルト18が走行駆動されたときに、キャリッジ2は、無端ベルト18の走行に伴って左右方向に移動するようになっている。
このキャリッジ2には、インクジェットヘッド3が搭載されている。インクジェットヘッド3は、その下面(図1の紙面向こう側の面)に多数のノズル50(図2、図3参照)を備えている。また、キャリッジ2に一体的に設けられたチューブジョイント20に可撓性のチューブ11が連結され、インクジェットヘッド3と4つのインクカートリッジ5a〜5dとが4本のチューブ11によって接続されている。
4つのインクカートリッジ5a〜5dには、例えば、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの、4色のインクがそれぞれ貯留されており、これらのインクカートリッジ5a〜5dは、ホルダ10に着脱自在に装着されている。
これら4つのインクカートリッジ5a〜5dに貯留された4色のインクは、4本のチューブ11を介してインクジェットヘッド3に供給される。そして、インクジェットヘッド3は、キャリッジ2とともに走査方向に往復移動しつつ、その下面に設けられた多数のノズル50(図2参照)から、搬送機構6により図1の下方(搬送方向)に搬送される記録用紙Pにインクの液滴を噴射する。
搬送機構6は、インクジェットヘッド3よりも搬送方向上流側に配置された供給ローラ25と、インクジェットヘッド3よりも搬送方向下流側に配置された排出ローラ26とを有する。供給ローラ25と排出ローラ26は、それぞれ、供給モータ27と排出モータ28により回転駆動される。そして、この搬送機構6は、供給ローラ25により、記録用紙Pを図1の上方からインクジェットヘッド3に供給するとともに、排出ローラ26により、インクジェットヘッド3によって画像や文字等が記録された記録用紙Pを図1の下方へ排出するように構成されている。
次に、インクジェットヘッド3について説明する。図2はインクジェットヘッドの平面図、図3(a)は図2のA部拡大図、(b)は(a)のB−B線断面図である。図2、図3に示すように、インクジェットヘッド3は、ノズル50や圧力室44を含むインク流路が形成された流路ユニット30と、圧力室44内のインクに圧力を付与する圧電アクチュエータ31とを備えている。尚、図2では、図面の簡単のため、1つのインクカートリッジ5と接続された、1色のインクを噴射するための流路やアクチュエータの構成のみが示されている。実際には、図2に示される構成が走査方向に並べて設けられることによって、インクジェットヘッド3は、4色のインクカートリッジからそれぞれ供給された4色のインクを噴射することが可能となっている。
まず、流路ユニット30について説明する。図3(b)に示すように、流路ユニット30はキャビティプレート40、ベースプレート41、マニホールドプレート42、及びノズルプレート43を備えており、これら4枚のプレート40〜43が積層状態で接合されている。このうち、キャビティプレート40、ベースプレート41及びマニホールドプレート42は、それぞれ、ステンレス鋼等の金属材料からなる平面視で略矩形状の板である。そのため、これら3枚のプレート40〜42に、後述するマニホールド47や圧力室44等のインク流路をエッチングにより容易に形成することができるようになっている。また、ノズルプレート43は、例えば、ポリイミド等の高分子合成樹脂材料により形成され、マニホールドプレート42の下面に接着剤で接合される。あるいは、このノズルプレート43も、他の3枚のプレート40〜42と同様にステンレス鋼等の金属材料で形成されていてもよい。
図2、図3に示すように、4枚のプレート40〜43のうち、最も上方に位置するキャビティプレート40には、その面と平行な方向に沿って配列された複数の圧力室44がキャビティプレート40を貫通する孔により形成されている。各圧力室44は、平面視で走査方向(図2の左右方向)に長い、略楕円形状に形成されている。また、複数の圧力室44は、搬送方向(図2の上下方向:第1方向)に所定のピッチで配列されるとともに、走査方向(第2方向)に並ぶ3列の圧力室列51a〜51cを構成している。尚、3列の圧力室列51a〜51cにそれぞれ属する圧力室44は、その配列方向における位置が互いにずれている(具体的には、隣接する圧力室列51間で、圧力室44の位置が、各圧力室列51における圧力室配列ピッチの1/3の間隔だけずれている)。また、図3(b)に示すように、複数の圧力室44は上下両側から、後述する圧電アクチュエータ31の振動板60及びベースプレート41によりそれぞれ覆われている。
図3に示すように、ベースプレート41の、平面視で圧力室44の長手方向両端部に2つの連通孔45,46が形成され、さらに、圧力室44の長手方向中央部と重なる位置には連通孔48が形成されている。また、マニホールドプレート42には、1列の圧力室列51に対して、これと平行に延在するとともに、各圧力室44の両端部の2つの連通孔45,46と重なるように配置された2本のマニホールド47(共通液室)が形成されている。また、図2に示すように、マニホールド47は、流路ユニット30上に設けられた振動板60に形成されているインク供給口52(液体供給口)と接続され、インクカートリッジ5(図1参照)から供給されたインクが、インク供給口52からマニホールド47を介して各圧力室44に供給されるようになっている。尚、マニホールド47やインク供給口52の配置等については後ほど詳しく説明する。
また、マニホールドプレート42の、平面視で圧力室44の中央部(ベースプレート41の連通孔48)と重なる位置に、連通孔49が形成されている。一方、ノズルプレート43の、平面視で連通孔49に重なる位置にはノズル50が形成されている。図2に示すように、複数のノズル50は、複数の圧力室44の中央部にそれぞれ重なるように配置され、圧力室44と同様、3列のノズル列を構成している。
以上より、図3(b)に示すように、2本のマニホールド47が2つの連通孔45,46を介して1つの圧力室44にそれぞれ連通し、さらに、1つの圧力室44は、連通孔48,49を介して1つのノズル50に連通している。このように、流路ユニット30内には、2本のマニホールド47から1つの圧力室44を経て1つのノズル50に至る個別インク流路が複数形成されている。
次に、複数の圧力室44にインクを供給する、マニホールド47の具体的な構成について説明する。図2に示すように、本実施形態では、流路ユニット30に4本のマニホールド47(47a〜47d)が設けられている。各マニホールド47は、圧力室列51と平行に延在し、平面視で、圧力室列51を構成する複数の圧力室44の長手方向両端部(2つの連通孔)と部分的に重なるように配置されている。そして、図3に示すように、1列の圧力室列51に属する圧力室44のそれぞれが、その両側に位置する2本のマニホールド47の両方と、2つの連通孔45,46を介して連通している。つまり、1つの圧力室44に対して、2本のマニホールド47からそれぞれインクが供給されるようになっている。
また、図2に示されているように、4本のマニホールド47a〜47dは、平面視で、3列の圧力室列51a〜51cを1列ずつ挟むように走査方向に配置されている。別の言い方をすれば、3列の圧力室列51a〜51cと4本のマニホールド47a〜47dが走査方向(第2方向)において交互に配置されている。この構成では、隣接する2列の圧力室列51の間にマニホールド47が1本のみ存在することになるが、この1本のマニホールド47は、その両側の2列の圧力室列51の両方に連通し、これら2列の圧力室列51の双方にインクを供給する。このように、隣接する2列の圧力室列51の間においては、1つのマニホールド47を2列の圧力室列51の両方に連通させて、2列の圧力室列51に共用させることで、1つの圧力室列51に対して2本のマニホールド47からインクを供給する構成を採用しつつ、マニホールド47の数を減らしてインクジェットヘッド3が大型化するのを防止できる。
尚、4本のマニホールド47a〜47dのうち、中央の2本のマニホールド47b,47cは、それぞれ2列の圧力室列51の間に配置されて、これら2列の圧力室列51にインクを供給するのに対して、3列の圧力室列51a〜51cよりも走査方向における外側に位置しているマニホールド47a,47dは、端に位置する1列の圧力室列51にのみインクを供給する。つまり、中央側のマニホールド47b,47cは、端に位置するマニホールド47a,47dよりも、インクを供給する圧力室44の数が多くなっている。そこで、中央側のマニホールド47b、47cにおけるインク供給不足を防止するために、これらマニホールド47b,47cの流路抵抗を低くすることが好ましく、そのためには、流路断面積(マニホールド47の長手方向(搬送方向)と直交する面における断面積)が、端に位置するマニホールド47a,47dと比べて大きくなっていることが好ましい。具体的には、図2においては、マニホールド47b,47cの流路幅が、マニホールド47a,47dと比べて大きくなった形態が図示されている。
さらに、図2に示すように、4本のマニホールド47a〜47dは、それぞれ、平面視で、圧力室44の配置領域よりも搬送方向における外側の領域(図2における上部領域と下部領域)まで引き出されている。但し、隣接するマニホールド47間で前記引き出し方向は逆になっている。具体的には、図2の左から1つ目のマニホールド47aと3つ目のマニホールド47cが図中上方に引き出されてその先で互いに連通している。一方、図2の左から2つ目のマニホールド47bと4つ目のマニホールド47dが図中下方に引き出されてその先で互いに連通している。さらに、4本のマニホールド47が2本ずつ引き出された先の2つの連通部53は、流路ユニット30の上面に配置される振動板60に形成された2つのインク供給口52(52a,52b)と接続されている。尚、2つのインク供給口52a,52bは、共に、1種類のインクを貯留する1つのインクカートリッジ(図1参照)と接続され、2つのインク供給口52a,52bには同色のインクが供給される。
つまり、1列の圧力室列51を挟むように配置された2本のマニホールド47に関して、一方のマニホールド47においては長さ方向一端部にインク供給口52が設けられるとともに、他方のマニホールド47においては、前記一方のマニホールド47とは反対の、長さ方向他端部にインク供給口52が設けられている。これにより、1列の圧力室列51に属する複数の圧力室44のそれぞれについて、一方のマニホールド47のインク供給口52から圧力室44までのインクが流れる流路長さが長いほど、他方のマニホールド47のインク供給口52から圧力室44までのインクが流れる流路の長さが短くなっている。例えば、圧力室列51aにおいて、この圧力室列51aの搬送方向下流側の端(図中下端)に位置する圧力室44は、一方のマニホールド47aに接続されたインク供給口52aからの距離は最も遠いが、他方のマニホールド47bに接続されたインク供給口52bからの距離は逆に最も近くなっている。これにより、2本のマニホールド47のインク供給口52から1つの圧力室44へそれぞれ向かう、2つのインク供給経路の流路抵抗の総和で見ると、1列の圧力室列51に属する複数の圧力室44間で、インク供給口52から圧力室44までの流路抵抗の差(ばらつき)が小さくなっている。
次に、圧電アクチュエータ31について説明する。図2、図3に示すように、圧電アクチュエータ31は、複数の圧力室44を覆うように流路ユニット30(キャビティプレート40)の上面に配置された振動板60と、この振動板60の上面に、複数の圧力室44と対向するように配置された圧電層61と、圧電層61の上面に配置された複数の個別電極62とを備えている。
振動板60は、平面視で略矩形状の金属板であり、例えば、ステンレス鋼等の鉄系合金、銅系合金、ニッケル系合金、あるいは、チタン系合金などからなる。この振動板60は、キャビティプレート40の上面に複数の圧力室44を覆うように配設された状態で、キャビティプレート40に接合されている。また、導電性を有する振動板60の上面は、圧電層61の下面側に配置されることによって、上面の複数の個別電極62との間で圧電層61に厚み方向の電界を生じさせる、共通電極を兼ねている。この共通電極としての振動板60は、圧電アクチュエータ31を駆動するドライバIC67のグランド配線に接続されて、常にグランド電位に保持される。
圧電層61は、チタン酸鉛とジルコン酸鉛との固溶体であり強誘電体であるチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を主成分とする圧電材料からなり、平板状に形成されている。図2に示すように、この圧電層61は、振動板60の上面において、複数の圧力室44に跨るように連続的に形成されている。
圧電層61の上面の、複数の圧力室44と対向する領域には、複数の個別電極62がそれぞれ配置されている。各々の個別電極62は圧力室44よりも一回り小さい略楕円形の平面形状を有し、圧力室44の中央部と対向している。また、複数の個別電極62にはドライバIC67を実装したフレキシブル配線基板(図示省略)が接合され、この配線基板上の配線を介して複数の個別電極62がドライバIC67と接続されている。
また、複数の個別電極62と共通電極としての振動板60とに挟まれた、複数の圧電層61の部分(活性部66)は、予め、その厚み方向に分極されている。そして、個別電極62と振動板60との間に電位差(電圧)が発生したときには、活性部66には圧電変形(圧電歪み)が発生し、この変形によって、その活性部66と対向する圧力室44内のインクに圧力が付与されることになる。
以上の圧電アクチュエータ31の、インク噴射時における動作について説明する。ドライバIC67から、ある個別電極62に対して所定の駆動電位が付与されると、この駆動電位が付与された個別電極62と、グランド電位に保持されている共通電極としての振動板60との間に電位差が生じ、振動板60と個別電極62の間に挟まれた圧電層61の部分(活性部66)に厚み方向に電界が印加される。この電界の方向は活性部66の分極方向と平行であるので、この活性部66は、電界が印加された部分において厚み方向に伸びて面方向に収縮する。一方、振動板60は、圧力室44の周囲領域においてキャビティプレート42に固定されていることから、上側の圧電層61が面方向に収縮することによって、下側の振動板60は、圧力室44と対向する領域において、圧力室44側に凸となるように変形する(ユニモルフ変形)。このとき、圧力室44の容積が減少することから、その内部のインクの圧力が上昇し、圧力室44に連通するノズル50からインクの液滴が噴射される。
ここで、圧電アクチュエータ31により、1列の圧力室列51に属する圧力室44の全てにそれぞれ圧力を付与して、全てのノズル50から同時に液滴を噴射させる場合など、1列の圧力室列51の中で、同時に駆動される圧力室44の数が多いと、インク供給口52から供給され、マニホールド47内を流れるインクの流量が多くなる。この場合に、複数の圧力室44の間で、インク供給口52から圧力室44に至るまでの流路抵抗が異なっていると、流路抵抗が大きい圧力室44においては、インクの供給が遅れることにより圧力が低下するために、ノズル50のメニスカスがブレイクする虞がある。メニスカスブレイクが生じたノズル50からは、その後の液滴を噴射させることができなくなり、記録用紙Pに記録される画像や文字等の品質が保証できなくなるため、液滴の噴射を中止せざるを得ない。
しかしながら、本実施形態では、図2に示されるように、1列の圧力室列51に連通する2本のマニホールド47において、互いに反対側の端部にインク供給口52が設けられている。そのため、一方のマニホールド47のインク供給口52から圧力室44までのインクが流れる流路長さが長いほど、他方のマニホールド47のインク供給口52から圧力室44までのインクが流れる流路の長さが短くなっている。従って、複数の圧力室44の間で、インク供給口52から圧力室44までの流路抵抗の差(ばらつき)が小さくなり、一部(特に、マニホールド47の末端位置)の圧力室44に供給不足が生じることが防止される。したがって、ノズル50において、メニスカスブレイクを生じることなく、すなわち、液滴の噴射を中止することなく、記録用紙Pに記録させることができる。
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
1]前記実施形態では、図2に示すように、同一方向に引き出された2本のマニホールド47に対して1つのインク供給口52が接続されていたが、図4のインクジェットヘッド3Aのように、4本のマニホールド47a〜47dのそれぞれについてインク供給口52が設けられていてもよい(変更形態1)。
2]図5のインクジェットヘッド3Bのように、同一方向に引き出された、走査方向(第2方向)に1つ置きに配置されている2本のマニホールド47(マニホールド47aとマニホールド47c、マニホールド47bとマニホールド47d)は、搬送方向(第1方向)に関して同じ側の端部にインク供給口52が設けられているが、これら2本のマニホールド47が、インク供給口52が設けられた端部とは反対側の端部において互い連通していてもよい(変更形態2)。この構成によれば、同じ側の端部にインク供給口52が設けられている2つのマニホールド47間で、インクを融通させることができる。例えば、ある圧力室列51については同時に駆動される圧力室44の数が多いために、この圧力室列51に連通するマニホールド47についてはインク供給流量が多いものの、他のマニホールド47については供給流量に余裕がある場合に、その余裕のあるマニホールド47からインクを回すことにより、圧力室44へのインク供給不足を一層確実に防止できる。
尚、図5においては、マニホールド47aとマニホールド47cの連通する部分が、マニホールド47bと平面的に重なった位置に配置されているが、例えば、この連通する部分が、図示しないが、キャビティプレート40に設けられ、同じく図示しないベースプレート41に設けられた貫通孔を介して、マニホールド47a、47cと連通していてもよい。あるいは、マニホールド47aとマニホールド47cの連通する部分が、マニホールドプレート42において搬送方向(第1方向)のマニホールド47bよりも図5の下方に設けられて、マニホールド47bと平面的に重なっていない配置形態を取ることも可能であり、この場合には、前記連通する部分が、マニホールドプレート42と異なるプレートに設けられる必要はない。また、この連通する部分の構成は、マニホールド47bとマニホールド47dの連通する部分についても同様である。
参考例1]図6のインクジェットヘッド3C、1列の圧力室列51と、これに対応する2本のマニホールド47a,47bのみを有する、単純な流路構造である
また、1列の圧力室列51に対して、2つのマニホールド47が、1列の圧力室列51を挟むように配置されている必要は必ずしもなく、1列の圧力室列51に対して一方側に、2つのマニホールド47の両方が平行に配置されていてもよい。
]マニホールド47から圧力室44を経由してノズル50に至る個別インク流路の構造は、図3に示される前記実施形態のものに限られない。例えば、図7に示すように、圧力室44の両側にそれぞれ配置された2つのマニホールド47の両方が圧力室44の同じ端部に連通する一方で、圧力室44のマニホールド47と連通する端部と反対側の端部に、ノズル50が連通した構造であってもよい(変更形態)。具体的には、圧力室44に対して図中右側のマニホールド47が圧力室44の右端部と連通する一方で、図中左側のマニホールド47も、マニホールドプレート42に形成された連通路70を介して圧力室44の右端部と連通している。また、圧力室44の左端部にはノズル50が連通している。尚、この図7においては、2つのマニホールド47から1つの圧力室44(の右端部)までの流路の長さが異なっている。そこで、2つのマニホールド47から圧力室44までの流路抵抗がほぼ等しくなるように、連通路70の流路断面積を大きくするなどして、流路長さが長い、図中左側のマニホールド47から圧力室44までの流路の流路断面積を、図中右側のマニホールド47から圧力室44までの流路と比べて、大きくすることが好ましい。
参考例2]1列の圧力室列51に属する複数の圧力室44の間で、インク供給口から圧力室44までの流路抵抗(インクが流れる流路の長さ)の差(ばらつき)を小さくすることを実現するための構成は、前記実施形態のものには限られない。
例えば、図8のインクジェットヘッド3E(参考例2)においては、1列の圧力室列51に対して、これに平行に延在する2つのマニホールド47a、47bが存在する構成であって、一方(図中左側)のマニホールド47aについてはその長手方向中央部にインク供給口52aが接続され、他方(図中右側)のマニホールド47bについては長手方向両端部にそれぞれ2つのインク供給口52bが接続されている。この構成においては、配列方向の端に位置する圧力室44については、マニホールド47bのインク供給口52bからの距離(流路長)は長いものの、マニホールド47aのインク供給口52aからの距離は近くなっている。また、配列方向の中央に位置する圧力室44については、2つのインク供給口52a,52bとの関係が上記と逆になっている。従って、この構成でも、複数の圧力室44の間での、インク供給口52から圧力室44までの流路抵抗の差が小さくなる。
また、本発明の適用は、圧力室44が直線的に配列されるとともに、対応するマニホールド47もその配列方向に沿って直線的に延在しているような構成に限られるものでもない。例えば、複数の圧力室44が湾曲状や蛇行状に並べられている場合でも適用可能である。この場合、複数の圧力室44の配置形状に倣うようにマニホールド47の形状を形成してもよく、また、複数の圧力室44の配置形状に関わらずマニホールド47は一方向に延在するように形成してもよい。
尚、以上説明した実施形態及びその変更形態は、液滴噴射装置の一種であるインクジェットヘッドに本発明を適用した例であるが、本発明の適用対象はこれには限られない。即ち、噴射される液体の種類、用途、技術分野に関係なく、本発明を適用することが可能である。
3,3A,3B,3C,3E インクジェットヘッド
30 ノズル
30 流路ユニット
31 圧電アクチュエータ
44 圧力室
47 マニホールド
51 圧力室列
52 インク供給口

Claims (7)

  1. 複数のノズルと、前記複数のノズルにそれぞれ連通する複数の圧力室と、前記複数の圧力室に連通し、これら複数の圧力室のそれぞれに液体を供給する共通液室が形成された、流路ユニットと、
    前記流路ユニットに設けられて、前記複数の圧力室内の液体にノズルから噴射させるための圧力をそれぞれ付与するアクチュエータと、を備え、
    前記複数の圧力室は、複数の圧力室列を構成し、
    前記複数の圧力室列のそれぞれに対して2つの前記共通液室が設けられるとともに、各圧力室列に属する前記複数の圧力室のそれぞれは前記2つの共通液室の両方に連通しており、
    前記2つの共通液室には、これら共通液室に液体を供給するための液体供給口がそれぞれ設けられ、
    各圧力室列に属する前記複数の圧力室のそれぞれについて、一方の前記共通液室の前記液体供給口から前記圧力室までの液体が流れる流路の長さが長くなるほど、他方の前記共通液室の前記液体供給口から前記圧力室までの液体が流れる流路の長さが短くなるような位置であって、各圧力室列に属する前記複数の圧力室において、一方の前記共通液室の前記液体供給口から前記圧力室までの液体が流れる流路の長さと他方の前記共通液室の前記液体供給口から前記圧力室までの液体が流れる流路の長さとの和が互いに等しくなるような位置に、前記2つの共通液室の前記液体供給口が配置されていることを特徴とする液滴噴射装置。
  2. 前記複数の圧力室は所定の第1方向に配列されて前記複数の圧力室列を構成し、
    前記複数の圧力室列のそれぞれに対応する前記2つの共通液室が、それぞれ前記複数の圧力室列と平行に延在しており、
    一方の前記共通液室の前記第1方向に関する一端部に前記液体供給口が設けられるとともに、他方の前記共通液室においては、前記一方の共通液室とは反対の、前記第1方向に関する他端部に前記液体供給口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液滴噴射装置。
  3. 複数の圧力室列が前記第1方向と直交する第2方向に並べて配置されるとともに、複数の前記共通液室が前記複数の圧力室列を1列ずつ挟むように前記第2方向に配置されて、前記複数の圧力室列と前記複数の共通液室が前記第2方向において交互に配置されており、
    各圧力室列に属する前記複数の圧力室は、その圧力室列の両側に配置された2つの前記共通液室にそれぞれ連通しており、
    隣接する2列の前記圧力室列の間に位置する1つの前記共通液室は、前記隣接する2列の圧力室列の両方に連通していることを特徴とする請求項2に記載の液滴噴射装置。
  4. 前記隣接する2列の圧力室列の間に配置されてこれら両方の列に連通する、前記1つの共通液室は、前記複数の圧力室列に対して前記第2方向における外側に配置されて端に位置する1列の前記圧力室列にのみ連通する前記共通液室と比べて、流路断面積が大きくなっていることを特徴とする請求項3に記載の液滴噴射装置。
  5. 前記第2方向に配置された前記複数の共通液室のうち、1つ置きに配置されて、前記第1方向に関して同じ側の端部に前記液体供給口が設けられている2以上の共通液室が、前記第1方向に関して前記液体供給口が設けられた端部とは反対側の端部において互いに連通していることを特徴とする請求項3又は4に記載の液滴噴射装置。
  6. 前記複数の圧力室列が、前記第2方向に並べて配置された第1圧力室列、第2圧力室列、及び第3圧力室列を含み、
    前記複数の共通液室が、前記第2方向に並べて配置された第1共通液室、第2共通液室、第3共通液室、及び第4共通液室を含み、
    前記第1圧力室列に属する前記複数の圧力室は、その圧力室列の両側に配置された前記第1共通液室及び前記第2共通液室にそれぞれ連通しており、
    前記第2圧力室列に属する前記複数の圧力室は、その圧力室列の両側に配置された前記第2共通液室及び前記第3共通液室にそれぞれ連通しており、
    前記第3圧力室列に属する前記複数の圧力室は、その圧力室列の両側に配置された前記第3共通液室及び前記第4共通液室にそれぞれ連通しており、
    前記第1共通液室及び前記第3共通液室は、それぞれの前記第1方向に関する一端部において、前記第2方向に延在する第1連通部を介して互いに連通しており、
    前記第2共通液室及び前記第4共通液室は、それぞれの前記第1方向に関する他端部において、前記第2方向に延在する第2連通部を介して互いに連通しており、
    前記第1連通部及び前記第2連通部それぞれの前記第2方向の中央に前記液体供給口が設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載の液滴噴射装置。
  7. 前記液体供給口は、前記共通液室が延在する面と交差する方向に液体を供給するものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の液滴噴射装置。
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