JP5596376B2 - 周辺装置 - Google Patents

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Description

本発明は、イメージスキャナ、プリンタまたは複合機などの周辺装置に関する。
イメージスキャナ、プリンタまたは複合機などの周辺装置は広く普及している。これらの周辺装置に接続するインターフェースとして、シリアルインタフェース、パラレルインタフェース、USB、IEEE1394、LANなどが知られている。ところで、周辺装置をコンピュータ上で使用できるようにするためには、その周辺装置用のデバイスドライバやアプリケーションソフトウエアをインストールしなければならない(特許文献1)。
特開2004−334449号公報
しかし、デバイスドライバやアプリケーションソフトウエアをインストールすることが制限されているコンピュータが存在する。この制限はセキュリティ対策で課されることが多い。例えば、マイクロソフトウインドウズ(登録商標)等のオペレーティングシステム(OS)では、管理者権限を有しているユーザのみがデバイスドライバをインストールできる。したがって、一般ユーザはデバイスドライバやアプリケーションソフトウエアをインストールできないため、周辺装置を利用できなくなってしまう。このような状況は、外出先のコンピュータを使用する場合に度々発生することが予想される。また、従来は、管理者権限を持つユーザであっても、画像読み取り装置を接続する前に、予め、デバイスドライバをインストールしておかなければならなかった。すなわち、従来は、デバイスドライバをパーソナルコンピュータ(PC)にインストールしていない状態で、周辺装置を利用することができなかった。さらに、デバイスドライバは、一般に、CD−ROMにより頒布されている。よって、このCD−ROMを用意しなければ、デバイスドライバをインストールすることができなかった。例えば、CD−ROMを紛失してしまうと、デバイスドライバをインストールすることができなかった。インターネットを介してデバイスドライバを入手できるケースもあるが、そのためにインターネットに接続できる環境が必要である。また、デバイスドライバを提供しているWEBサイトのURLや、周辺装置の種類や名称を正確に把握して入力しなければならず、面倒であった。
よって、デバイスドライバを情報処理装置にインストールすることなく周辺装置を情報処理装置から利用可能とする周辺装置を提供することについて社会的なニーズがある。具体的に、本発明では、周辺装置を外部記憶装置としてPCに認識させ、周辺装置の記憶領域のうち外部記憶装置として認識されている記憶領域に記憶されているアプリケーションソフトウエアをPC上で起動させる。さらに、PCはアプリケーションソフトウエアにしたがって周辺装置を制御するための制御コマンドを外部記憶装置として認識している記憶領域に書き込む。周辺装置は、外部記憶装置として認識されている記憶領域に制御コマンドに対応したレスポンスを書き込む。これにより、PCは、周辺装置を外部記憶装置として認識したまま周辺装置によって画像を読み取ったりすることが可能となる。
ところで、コンピュータが使用するオペレーティングは種々のタイプが存在している。例えば、マイクロソフトウインドウズ(登録商標)、MacOS(登録商標)、Linux(登録商標)などの如くである。また、各オペレーティングシステムが対応しているファイルシステムも多種多様である。また、オペレーティングシステムごとに実行ファイルは異なっている。よって、前記周辺装置をオペレーティングシステムごとに特化して製造することも考えられる。しかし、これでは製造工程が複雑となり、製造コストが嵩む。ユーザの視点では、オペレーティングシステムごとに周辺装置を購入せねばならず、購入負担が重い。よって、同一の周辺装置を複数のオペレーティングシステムで使用できればこれらの課題を解決できる。
そこで、本発明は、このような課題および他の課題のうち、少なくとも1つを解決することを目的とする。例えば、本発明は、デバイスドライバやソフトウエアをコンピュータにインストールすることなく、かつ、複数のオペレーティングシステムで周辺装置を利用可能とすることを目的とする。なお、他の課題については明細書の全体を通して理解できよう。
本発明は、情報処理装置に対して接続される接続部と、前記情報処理装置からの制御信号に基づいて所定の処理を実行する処理部と、前記情報処理装置との間で前記接続部を介して通信する通信部と、複数の記憶領域を有する記憶部とを備え、前記記憶部は、情報処理装置ごとで種類の異なる複数のオペレーティングシステムにそれぞれ対応した複数の制御プログラムを記憶する第1記憶領域と、前記第1記憶領域から少なくとも1つの制御プログラムが複製される記憶領域であるとともに前記情報処理装置に外部記憶装置として認識される第2記憶領域とを備え、前記情報処理装置に前記外部記憶装置として認識された前記第2記憶領域から前記情報処理装置によって前記制御プログラムが読み出されて実行されることで、前記情報処理装置に制御されることを特徴とする周辺装置が提供される。
本発明によれば、デバイスドライバやソフトウエアをコンピュータにインストールすることなく、かつ、複数のオペレーティングシステムで周辺装置を利用可能になる。
本発明の第1の実施形態に係るパーソナルコンピュータとして例示したコンピュータと画像読み取り装置としてのスキャナのソフトウエアブロック図である。 パーソナルコンピュータとして例示するコンピュータとスキャナのハードウエアブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るコンピュータにスキャナ装置を接続した際の処理フローチャートである。 USBディスクドライブとして認識されているメモリ領域に対応したフォルダの一例を示した図である。 FATディスクドライブとして認識されているメモリ領域に対応したフォルダの一例を示した図である。 ext2ディスクドライブとして認識されているメモリ領域に対応したフォルダの一例を示した図である。 ユーザにより、キャプチャアプリケーションを利用してスキャナ装置で画像読み取りを行うフローを示したフローチャートである。 キャプチャアプリケーションが起動したときに表示されるユーザインターフェースの一例を示した図である。 本発明の第2の実施形態に係るパーソナルコンピュータとして例示したコンピュータと画像読み取り装置としてのスキャナのソフトウエアブロック図である。 本発明の第2ならびに第3の実施形態に係るコンピュータにスキャナ装置を接続した際の処理フローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係るパーソナルコンピュータとして例示したコンピュータと画像読み取り装置としてのスキャナのソフトウエアブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係るFATディスクドライブとして認識されているメモリ領域に対応したフォルダの一例を示した図である。 本発明の第4の実施形態に係るパーソナルコンピュータとして例示したコンピュータと画像読み取り装置としてのスキャナのソフトウエアブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係るパーソナルコンピュータとして例示するコンピュータとスキャナのハードウエアブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係るキャプチャアプリケーション210、215のユーザインターフェースの一例を示した図である。
以下に本発明の一実施形態を示す。以下で説明される個別の実施形態は、本発明の上位概念、中位概念および下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
<第1の実施形態>
第1の実施形態では、種類の異なる複数のオペレーティングシステムにそれぞれ対応した複数の制御プログラムを記憶する第1記憶領域と、第1記憶領域から少なくとも1つの制御プログラムが複製される記憶領域であるとともに情報処理装置に外部記憶装置として認識される第2記憶領域とを備えることに特徴がある。すなわち、情報処理装置に応じて異なる各オペレーティングシステムに対応した制御プログラムが周辺装置に格納されている。いずれかのオペレーティングシステムを実行している情報処理装置は、周辺装置の第2記憶領域を外部記憶装置として認識することで、対応する制御プログラムを読み出して実行する。これにより、情報処理装置は制御プログラムにしたがって周辺装置を制御できるようになる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るパーソナルコンピュータとして例示したコンピュータと画像読み取り装置としてのスキャナのソフトウエアブロック図である。本発明では、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置と、イメージスキャナなどの周辺装置によって情報処理システムが形成されている。
情報処理装置の一例であるコンピュータ100には、オペレーティングシステム101、ファイルシステム201、USBマスストレージドライバ202およびUSBインターフェースドライバ103がインストールされている。オペレーティングシステム101は、いわゆるOSのことであり、コンピュータ100の基本ソフトウエアである。例えば、マイクロソフトウインドウズ(登録商標)、MacOS(登録商標)、UNIX(登録商標)などが有名である。ファイルシステム201は、ハードディスクドライブなどの記憶装置にファイルを格納するためのソフトウエアである。ファイルシステムとしては、FAT、NTFS、HFS、ext2、ext3、ext4、ISO 9660、HPFS、XFS、ZFSなど様々な種類が存在する。USBマスストレージドライバ202は、ハードディスクドライブ、CD−ROM、DVD−ROM、CD−R、DVD−R、USBメモリなどのマスストレージを制御するためのソフトウエアである。USBインターフェースドライバ103は、USBインターフェースに接続されたUSBデバイスを制御するためのソフトウエアである。なお、これらのソフトウエアはOSの一部であってもよい。
一方、周辺装置の一例であるスキャナ装置106には、USBディスクドライブインターフェース205およびUSBマスストレージクラスインターフェース206およびUSBディスクドライブインターフェース208がスキャナ装置106に備えられている。USBディスクドライブインターフェース205は、スキャナ装置106に備えられているメモリ(フラッシュメモリ、EEPROMなど)をディスクドライブとして使用するためのソフトウエアである。USBマスストレージクラスインターフェース206は、USBディスクドライブインターフェース205を介してメモリをUSBマスストレージとして使用するためのソフトウエアである。また、USBディスクドライブインターフェース208は、USBディスクドライブインターフェース205を介してメモリをUSBディスクドライブとして使用するためのソフトウエアである。
なお、本実施例では、各種オペレーティングシステムに依存せず、書き込み可能なドライブとしてUSBドライブを例示して説明した。しかし、例えば、書き込み可能なCDメディアドライブとして、CD−RWを選択してもよいし、この他、CD−R、DVD−R、DVD−RWなどであってもよい。
FAT向けのキャプチャアプリケーション210とext2向けのキャプチャアプリケーション215(ファイル名:CaptureApplication.exe)は、コンピュータ100で実行されて画像を読み取るための制御を行うソフトウエアである。いずれも異なるオペレーティング向けのプログラムであるため、バイナリレベルで異なるプログラムであるが、機能的には同一のものである。FAT向けの制御ファイル204と、ext2向けの制御ファイル216(ファイル名:Control.dat)は、キャプチャアプリケーション210、215にしたがってコンピュータ100が制御コマンドなどを書き込むためのファイルである。本発明では、スキャナ装置106は基本的に外部記憶装置として認識されたままの状態で画像の読み取りを実行する。そのためには、スキャナ装置106とコンピュータ100との両方から認識してアクセス可能な記憶領域に制御コマンドや画像データを書き込む必要がある。つまり、制御ファイル204、216は、情報の媒介ないしは仲介役として機能する。本実施形態では、ディスクドライブとして認識されているメモリ領域に対応したフォルダ内にあらかじめ保持している制御ファイル204、216を用いて実現した。しかし、これらの他に、キャプチャアプリケーション210又は215を起動後、キャプチャアプリケーション210又は215により動的に生成するファイルや固定セクタアドレスを情報の媒介役ないしは仲介役としても実現してもよい。さらに、これらをキャプチャアプリケーション210又は215とともに含む制御ファイルとしてもよい。あるいは、キャプチャアプリケーション210又は215だけを制御ファイルとしてもよい。
なお、スキャナ装置106の記憶領域には、各種オペレーティングシステムに依存せず、読み書き可能なディスクエリア251と、FATに対応したFATエリア252と、ext2に対応したext2エリア253とが存在する。なお、ディスクエリア251としては、例えば、ISO9660に対応したCD−RWディスクエリアとすることができるが、これに限定されない。また、本実施形態では、コンピュータ100によって外部記憶装置として認識されてアクセスされる記憶領域を選択的に切り替えることに特徴がある。図1においてこの切り替えは、2つのスイッチによって実現されている。1つ目のスイッチ214は、USBマスストレージクラスインターフェース206の接続先をUSBディスクドライブインターフェース208とUSBディスクドライブインターフェース205との間で切り替えるスイッチである。2つ目のスイッチ209は、USBディスクドライブインターフェース205に接続すべき記憶領域をFATエリア252とext2エリア253との間で切り替えるスイッチである。第1の実施形態では、スイッチ209が、接続部に接続された情報処理装置のオペレーティングシステムに応じて第2記憶領域のファイルシステムを切り替えるシステム切替部として機能している。なお、図1において、ディスクエリア251には、オートランファイル207、OS判別スクリプト211、FAT切替アプリケーション212、および、ext2切替アプリケーション213、さらに、制御ファイル230が記憶されている。FATエリア252には、FAT向けのキャプチャアプリケーション210とFAT向けの制御ファイル204が記憶されている。ext2エリア253には、ext2向けのキャプチャアプリケーション215とext2向けの制御ファイル216が記憶されている。なお、制御ファイル230は、接続されているコンピュータ100からは、ディスク上の読み書き可能なファイルとして認識される。よって、制御ファイル230は、FAT切替アプリケーション212やext2切替アプリケーション213から、後述するスキャナ装置106のCPU110への指示の受け渡しの機能を果たす。
ところで、スキャナ装置は、これらのソフトウエアの代わりに、USBスキャナクラスインターフェースを備えている。また、パーソナルコンピュータは、キャプチャアプリケーションソフトウエアや専用のスキャナドライバを備えている。本発明であれば、スキャナ装置106は外部記憶装置として認識されれば十分なので、USBスキャナクラスインターフェースは必ずしも必要ではない。また、パーソナルコンピュータ側では、キャプチャアプリケーションソフトウエアや専用のスキャナドライバが必ずしも必要ではない。
図2は、パーソナルコンピュータとして例示するコンピュータとスキャナのハードウエアブロック図である。図2において、コンピュータ100は、CPU121、ROM123、RAM124、ハードディスクドライブ122、USBインターフェース104を備えている。USBインターフェース104は、USBコネクタを備え、USBケーブル105を介してスキャナ装置106と接続される。また、CPU121は、キーボード/マウス125とディスプレイ126とが接続されている。
コンピュータ100に電力が投入されると、CPU121は、ROM123からファームウエアを起動し、ハードディスクドライブ122からマイクロソフトウインドウズ(登録商標)といったオペレーティングシステム101を起動する。OSなどの必要なソフトウエアは、RAM124にロードされる。ここでは、オペレーティングシステム101としてマイクロソフトウインドウズ(登録商標)について説明したが、オペレーティングシステム101がLinux(登録商標)やその他のOSであっても基本的に同様の構成となる。
一方、スキャナ装置106は、CPU110、ROM127、RAM203、画像読み取り部112、USBコントローラ128、USBインターフェース107を備えている。スキャナ装置106に電力が投入されると、CPU110は、ファームウエアをROM127から起動する。USBインターフェース107は、USBコネクタを備え、USBケーブル105を介してコンピュータ100と接続される。USBインターフェース107は、情報処理装置に対して接続される接続部として機能する。CPU110や画像読み取り部112は、情報処理装置からの制御信号に基づいて所定の処理を実行する処理部として機能する。USBコントローラ128は、情報処理装置との間で接続部を介して通信する通信部として機能する。ROM127およびRAM203は、複数の記憶領域を有する記憶部として機能する。とりわけ、ROM127は、種類の異なる複数のオペレーティングシステムにそれぞれ対応した複数の制御プログラムを記憶する第1記憶領域として機能する。例えば、ROM127には、複数のオペレーティングシステムの1つ1つに対応した複数のファイルシステムのディスクイメージが記憶されている。図1では、ディスクエリア251を形成するためのディスクイメージと、FATエリア252を形成するためのディスクイメージと、ext2エリア253を形成するためのディスクイメージとがROM127に記憶されている。対応するディスクイメージをRAM203に複製ないしは展開することで、これらのエリアが形成される。形成されるエリアは、コンピュータ100によって外部記憶装置として認識される。RAM203は、第1記憶領域から少なくとも1つの制御プログラムが複製される記憶領域であるとともに情報処理装置に外部記憶装置として認識される第2記憶領域として機能する。
コンピュータ100にスキャナ装置106が接続されると、オペレーティングシステム101(CPU121)は、USBインターフェース104にて何らかの周辺デバイスの接続を検知する。そして、CPU121は、USBケーブル105を介して、スキャナ装置106のUSBインターフェース107にアクセスする。
スキャナ装置106のCPU110は、USBインターフェース107にコンピュータ100からアクセスがあると、USBマスストレージクラスインターフェース206とUSBディスクドライブインターフェース208とが接続するようスイッチ214を切り替える。これにより、オペレーティングシステム101は、スキャナ装置106のUSBディスクドライブインターフェース208へアクセスする。
オペレーティングシステム101がマイクロソフトウインドウズ(登録商標)やLinux(登録商標)であれば、USBディスクドライブ内にディスクが挿入されるとオートランファイル207(ファイル名:autorun.inf)を実行する。このオートランファイル207は、USBディスクドライブインターフェース208を介してアクセスされるため、自動的に起動されることになる。自動実行を機能させるためには、スキャナ装置106のCPU110が、コンピュータ100に接続した時点で、USBディスクドライブ内にディスクが挿入されていない状態であるとオペレーティングシステム101に仮想的に認識させる。次に、CPU110は、ディスクが挿入されたことをオペレーティングシステム101に仮想的に認識させることで、オートランファイル207が自動実行されるように制御する。この際、コンピュータ100は、スキャナ装置106を、オートランファイル207、OS判別スクリプト211と、ファイルシステムをFATへ切り替えるFAT切替アプリケーション212、およびファイルシステムをext2へ切り替えるext2切替アプリケーション213、制御ファイル230に対応するテーブルを、ファイルシステム201に関連付けられたフォルダ内に形成する。
なお、形成されるテーブルは、コンピュータ100のオペレーティングシステム101にて読み書きできるファイルシステムのみ対応し、読み書きできないファイルシステムであった場合、フォーマットを行う旨の警告を表示されるか、読み取りが行えない旨の表示がされてしまう。そのため、スキャナ装置106は、オペレーティングシステム101にて対応したファイルシステムのみを表示する必要がある。
本事例では、説明を簡略化するため、オペレーティングシステム101がマイクロソフトウインドウズ(登録商標)の場合の対応可能なファイルシステムをFATとし、オペレーティングシステム101がLinux(登録商標)の場合の対応可能なファイルシステムをext2として、以下の説明を行う。
図3は、コンピュータ100にスキャナ装置106を接続した際の処理フローチャートである。コンピュータ100のCPU121は、スキャナ装置106が接続されたか否かを判断する(ステップ1001)。スキャナ装置106が接続された場合(ステップ1001でYES)、CPU121は、周辺デバイスのクラスインターフェースとしてスキャナ装置106を接続する(ステップ1002)。CPU121は、周辺デバイスのクラスインターフェースの情報をスキャナ装置106から取得する(ステップ1003)。CPU110やUSBコントローラ128は、接続部が情報処理装置に接続されたことを検知する接続検知部として機能する。すなわち、CPU110やUSBコントローラ128は、コンピュータ100がUSBケーブル105を介してスキャナ装置106に接続されたことを検知すると、周辺デバイスのクラスインターフェースの情報をコンピュータ100のCPU121に送信する。この情報に基づいて、CPU121は周辺媒体の種類を認識する。上述したようにスキャナ装置106がUSBマスストレージクラスインターフェース206を有している。そのため、コンピュータ100にスキャナ装置106が接続されたとき、CPU121は、USBマスストレージデバイスが接続されたと認識する(ステップ1004)。また、スキャナ装置106は、USBマスストレージクラスインターフェース206のサブクラスとして、USBディスクドライブインターフェース208とUSBディスクドライブインターフェース205を有している。ここでは、USBディスクドライブインターフェース208を有効とするようスイッチ214を切り替える。これにより、CPU121は、接続されたスキャナ装置106を外部記憶装置の一種であるUSBディスクドライブとして認識する(ステップ1004)。このように、スキャナ装置106のCPU110などは、第2記憶領域を外部記憶装置として情報処理装置が認識するように情報処理装置を制御する制御部として機能する。また、USBコントローラ128は、第2記憶領域を読出専用ディスクデバイスとして情報処理装置に認識させるための情報を情報処理装置へ送信する通信部として機能している。
図4は、USBディスクドライブとして認識されているメモリ領域に対応したフォルダの一例を示した図である。スキャナ装置106のROM127のうち、USBディスクドライブとして認識させるメモリ領域のディスクイメージをRAM203の一部に展開することにより、RAM203の一部がフォルダ302としてコンピュータ100には認識される。よって、フォルダ302に、オートランファイル207(ファイル名:autorun.inf)、OS判別スクリプト211(ファイル名:judge.js)、FAT切替アプリケーション212(ファイル名:RunFAT.exe)、ext2切替アプリケーション213(ファイル名:Runext2.exe)、制御ファイル230(ファイル名:Control.dat)が格納されているようにコンピュータ100には見える。
前述したように、マイクロソフトウインドウズ(登録商標)やLinux(登録商標)などのオペレーティングシステムにおいて、USBディスクドライブ内にディスクが挿入されると、CPU121は、「autorun.inf」と呼ばれるディスク上のファイルを検出し、「autorun.inf」内の記述によって自動実行することを指定されたコマンドファイルを実行する(S1005)。オートランファイル207は、自動実行形式の制御ファイルである。オートランファイル207は、予め、Java(登録商標)Script にて記載されているOS判別スクリプト211を起動するように記述されている。そのため、CPU121は、オートランファイル207の記述を解釈してOS判別スクリプト211を実行する(ステップ1006)。OS判別スクリプト211は、様々なオペレーティングシステム上で起動できることが望ましい。そのため、オペレーションに依存しない処理モジュールとしてJava(登録商標)Scriptを一例として採用したが、その他のスクリプト言語等を使用して、OS判別スクリプト211を記述してもよい。なお、OS判別スクリプト211は、情報処理装置において動作しているオペレーティングシステムの種類を判別する判別部として機能する。OS判別スクリプト211は、第1記憶領域から第2記憶領域に複製されたJava(登録商標)Scriptである。なお、OS判別スクリプト211は、OSを特定可能な情報をコンピュータ100から取得して、ディスク上で書き込み可能な制御ファイル230を介して、スキャナ装置106のCPU110に渡される。この場合、CPU110が、この情報に基づいて、情報処理装置において実行されているオペレーティングシステムの種類を判別する。この場合は、CPU110が判別部として機能する。
一方、スキャナ装置106のCPU110は、USBドライブに挿入されているディスクとして機能しているRAM203の書き込み可能な制御ファイル230への書き込みを監視している。
スキャナ装置106のCPU110は、OS判別スクリプト211の判別結果に基づいて、情報処理装置において動作しているオペレーティングシステムに対応したディスクイメージを第1記憶領域から第2記憶領域に展開する。例えば、オペレーティングシステム101がマイクロソフトウインドウズ(登録商標)である場合、OS判別スクリプト211にしたがってCPU121は、FAT切替アプリケーション212を実行する。このとき、スキャナ装置106内のROM127に保持されている制御ファイル230等がRAM203に複製ないし展開されるのが好ましい。また、このような制御ファイル230等の複製ないし展開については、例えば、OS判別スクリプト211での判定結果を受けてFAT切替アプリケーション212の実行後であっても実行前でも行うことはできる。しかし、本実施形態では、説明の便宜上、FAT切替アプリケーション212を実行する前に複製ないし展開を行うようにした。そして、FAT切替アプリケーション212にしたがって、CPU121は、スキャナ装置106内のROM127に保持されているファイルシステムのうち、RAM203に展開するファイルシステムのイメージをFATのイメージにするよう、制御ファイル230に選択したファイルシステムがFATである旨を書き込むことで、スキャナ装置106のCPU110に指示する。また、オペレーティングシステム101がLinux(登録商標)である場合、OS判別スクリプト211にしたがってCPU121は、ext2切替アプリケーション213を実行する(ステップ1007)。ext2切替アプリケーション213にしたがってCPU121は、スキャナ装置106内のROM127に保持されているファイルシステムのうち、RAM203に展開するファイルシステムをext2へ切り替えるよう、制御ファイル230に選択したファイルシステムがext2である旨を書き込むことで、スキャナ装置106に指示する。なお、スキャナ装置106内のROM127からRAM203に制御ファイル230等を複製ないし展開するタイミングについては上述したマイクロソフトウインドウズ(登録商標)の場合と同様であるが、これと異なるタイミングとしてもよい。
この際、スキャナ装置106は、一旦、コンピュータ100から通信の切断をUSBコントローラ128に命令する。これは、スイッチ214によってUSBディスクドライブインターフェース208からUSBディスクドライブインターフェース205に切り替えるためである。CPU110は、第1記憶領域であるROM127に保持しているファイルシステムイメージのうち、制御ファイル230を介して、ファイルシステム切り替えアプリケーションであるFAT切替アプリケーション212またはext2切替アプリケーション213により指示されたファイルシステムのイメージを第2記憶領域であるRAM203に展開する。さらに、CPU110は、USBディスクドライブインターフェース205を有効とするようスイッチ214を操作する。最後に、CPU110は、コンピュータ100に対してUSBコントローラ128およびUSBインターフェース107を介して再度接続を行う。このように、CPU110は、接続検知部によって接続部が情報処理装置に接続されことを検知した場合において第1記憶領域から第2記憶領域に制御プログラムの少なくとも1つを複製するよう制御する制御部として機能する。
コンピュータ100のCPU121は、スキャナ装置106が接続されたか否かを判断する(ステップ1008)。スキャナ装置106が接続された場合(ステップ1008でYES)、CPU121は、周辺デバイスのクラスインターフェースとしてスキャナ装置106を接続する(ステップ1009)。さらに、CPU121は、周辺デバイスのクラスインターフェースの情報をスキャナ装置106から取得する(ステップ1010)。ここでは、USBディスクドライブインターフェース205を有効とするようスイッチ214が切り替えられている。よって、CPU110およびUSBコントローラ128は、USBディスクデバイスを表す周辺デバイスのクラスインターフェースの情報をコンピュータ100に送信する。これによって、CPU121は、接続されたスキャナ装置106をUSBディスクドライブとして認識する(ステップ1011)。このように、USBコントローラ128は、第2記憶領域を読み書き可能なUSBディスクデバイスとして情報処理装置に認識させるための情報を情報処理装置へ送信する通信部として機能する。なお、USBディスクデバイスやUSBディスクドライブを表す周辺デバイスのクラスインターフェースの情報がROM127には記憶されている。すなわち、ROM127には、第2記憶領域をUSBメモリデバイスとして認識させるための第1の情報と、USBディスクデバイスとして認識させるための第2の情報とが記憶されている。USBコントローラ128は、情報処理装置において起動されているUSBマスストレージドライバからのコマンドを受信したことに応答して、第1の情報および第2の情報を情報処理装置へ送信する。
USBメモリドライブとして認識された際、USBメモリドライブとして認識されているスキャナ装置106のRAM203の一部展開するファイルシステムがFATの場合、CPU121は、FAT向けのキャプチャアプリケーション210、FAT向けの制御ファイル204に対応するテーブルを、ファイルシステム201に関連付けられたフォルダ内に形成する。これは、図5に示すよう、フォルダ303としてコンピュータ100には認識される。よって、CPU121には、フォルダ303に制御ファイル204などが格納されているように見える。一方、展開するファイルシステムがext2の場合、CPU121は、ext2向けのキャプチャアプリケーション215、ext2向けの制御ファイル216に対応するテーブルをファイルシステム201に関連付けられたフォルダ内に形成する。これは、図6に示すよう、フォルダ304としてコンピュータ100には認識される。CPU121には、フォルダ304に制御ファイル216などが格納されているように見える。
本発明によれば、コンピュータ100において動作しているオペレーティングシステム101で取り扱い可能なファイルシステムのみをCPU121に認識させることができる。一般に、読み書きできないファイルシステムが認識されてしまうと、フォーマットを行う旨の警告の表示や、読み取りが行えない旨の表示がされる。本発明であれは、このような表示を回避できるため、オペレータの煩わしさを緩和できよう。
続いて、画像読み取りのフローについて説明する。図7は、キャプチャアプリケーション210、215を使用して、画像読み取りを行った際のフローを示した図である。なお、キャプチャアプリケーション210、215の機能は同一であるため、ここでは、キャプチャアプリケーション210について説明する。なお、キャプチャアプリケーション215が実行されるときは、制御ファイル204に代えて制御ファイル216が使用される。
オペレータにより、これらフォルダに含まれるキャプチャアプリケーション210の実行がされると、CPU121は、キャプチャアプリケーション210を起動する(ステップ1013)。これにより、図8に示すようなユーザインターフェースを有する画面をディスプレイ126に表示される。図8に示すようなキャプチャアプリケーション210のユーザインターフェースが表示されると、オペレータは、キーボード/マウス125を操作して、スキャン設定を実行する。例えば、読み取りモード(本実施形態では、白黒)、用紙サイズ(本実施形態では、A4)、解像度(本実施形態では、300dpi)、読み取り面(本実施形態では、両面)がキーボード/マウス125を使用して選択される。さらに、読み取った画像を保存するための画像ファイルのファイル名(本実施形態では、test1)もキーボード/マウス125を操作して入力される。最後に、スキャンボタン301がキーボード/マウス125を使用してクリックされる。
スキャンボタン301がキーボード/マウス125によりクリックされると、キャプチャアプリケーション210(CPU121)は、スキャン設定を受け付け、スキャナ装置106内の制御ファイル204にスキャン設定を書き込む。制御ファイル204は、処理部を制御するための制御コマンドを情報処理装置によって書き込み可能な制御ファイルとして機能している。さらに、CPU121は、スキャン開始コマンドデータも制御ファイル204に書き込む(ステップ1014)。
スキャナ装置106のCPU110は、外部記憶装置として機能しているRAM203の制御ファイル204を監視している。CPU110は、第2記憶領域に展開された制御ファイルに制御コマンドが情報処理装置によって書き込まれたか否かを監視する監視部として機能している。そうして、CPU110は、スキャン設定およびスキャン開始コマンドデータが制御ファイル204に書かれたことを検出すると、制御ファイル204を読み込んで、そこに書かれているスキャン設定にしたがって画像読み取り部112を制御し、スキャンを開始する。CPU110および画像読み取り部112は、制御コマンドが制御ファイルに書き込まれると、制御コマンドを読み出して実行する実行部として機能する。スキャナ装置106のCPU110はスキャンを開始すると、画像読み取り部112で読み取った画像を制御ファイルに書き込む。この制御ファイルは、スキャン設定を可能としている制御ファイルと同一であってもよいし、異なってもよい。
コンピュータ100のCPU121は、画像データが制御ファイル204に書き込まれたか否かを監視する(ステップ1015)。画像データが制御ファイル204に書き込まれたことを検出すると、制御ファイル204から画像データを読み出す(ステップ1016)。CPU121は、ユーザインターフェースを通じて指定された画像ファイル(本実施形態では、ファイル名「test1」)を作成し、ハードディスクドライブ122に記憶する(ステップ1017)。
以上で説明したように、本発明では、コンピュータ100にデバイスドライバやアプリケーションなどのソフトウエアをインストールすることなく、様々なコンピュータにて単一のスキャナ装置106で画像読み取りを行うことができるようになる。例えば、管理者権限でオペレーティングシステム101にログインできないユーザや、外出先のパーソナルコンピュータを使用するユーザであっても、容易に、画像読み取りを行うことができる。
なお、上記の各実施形態においては、キャプチャアプリケーション210、215からスキャンを開始する例を説明した。しかし、スキャナ装置106上にスタートボタン等を配置し、スタートボタンを押下されたことをCPU110が検知すると、スキャンを開始してもよい。その際、キャプチャアプリケーション210、215(CPU121)は、スキャナ装置106のスタートボタンを、制御ファイル204を介して監視してもよい。この場合は、CPU110がスタートボタンを押下されたことを制御ファイル204に書き込むことになる。
キャプチャアプリケーション210、215(CPU121)は、スキャナ装置106に制御ファイル204を介してスキャン開始を指示してもよいし、キャプチャアプリケーション210、215(CPU121)が、制御ファイル204に画像データが生成されたことを検知して、スキャンが開始されたと判断し、画像ファイルをハードディスクドライブに保存してもよい。
また、上記実施形態においては、オペレータの指示に基づいてキャプチャアプリケーション210、215を起動し、ユーザインターフェースを表示している。しかし、スキャナ装置106の接続時に、マイクロソフトウインドウズ(登録商標)等のオペレーティングシステム101にキャプチャアプリケーション210、215が常駐してもよい。
上記実施形態においては、キャプチャアプリケーション210、215には画像表示機能が無いが、キャプチャアプリケーション210、215が画像表示機能を備えていてもよい。
また、上記実施形態においては、制御ファイル204、216はRAM203に展開されているファイルであるため、設定が揮発してしまう。しかし、スキャナ装置106内で、設定されたスキャン設定を不図示の不揮発メモリ等に記憶しておいてもよい。また、その設定は、オペレーティングシステム101のユーザごとに、記憶しておいてもよい。
また、上記実施形態においては、画像読取装置を例にとって説明したが、プリンタでもよく、画像読み取り機能と画像形成機能を併せ持つ複合機等でもよい。
<第2の実施形態>
第2の実施形態では、種類の異なる複数のオペレーティングシステムのそれぞれについて対応するパーティションを用意することで、単一のスキャナ装置106を複数のオペレーティングシステムで使用することに特徴がある。
図9は、本発明の第2の実施形態に係るパーソナルコンピュータとして例示したコンピュータと画像読み取り装置としてのスキャナのソフトウエアブロック図である。すでに説明した箇所に同一の参照符号を付与することで説明を簡潔にする。周辺装置の一例であるスキャナ装置106には、USBディスクドライブインターフェース205およびUSBマスストレージクラスインターフェース206がスキャナ装置106に備えられている。FAT向けのキャプチャアプリケーション210およびアップル社のオペレーティングシステムであるMacOS(登録商標)で使われているHFS向けのキャプチャアプリケーション402はコンピュータ100で実行されて画像を読み取るための制御を行うソフトウエアである。キャプチャアプリケーション210、402は、それぞれバイナリレベルで異なるソフトウエアであるが、機能的には同一のソフトウエアである。FAT向けの制御ファイル204は、上述したように、キャプチャアプリケーション210によって使用される制御ファイルである。一方、HFS向けの制御ファイル401は、キャプチャアプリケーション402を実行しているコンピュータ100から制御コマンドなどが書き込まれるファイルである。
ディスクイメージ900は第1記憶領域であるROM127に保持されている。CPU110は、第2記憶領域であるRAM203にディスクイメージ900を展開し、コンピュータ100から認識してアクセス可能な部記憶領域であるUSBメモリドライブを提供する。ディスクイメージ900には複数のパーティションが含まれている。第1パーティション901は、FATのファイルシステムによりフォーマットされたパーティションである。このように第1パーティション901は、FAT形式のファイルシステムである。第2パーティション902は、HFSのファイルシステムによりフォーマットされたパーティションである。このように第2パーティション902は、HFS形式のファイルシステムである。
図10は、コンピュータ100にスキャナ装置106を接続した際の処理フローチャートである。なお、このフローチャートは図3のS1008ないしS1011のフローチャートと同一であるため、簡潔に説明する。ただし、スキャナ装置106の構成が第1の実施形態とは異なっているため、処理結果は異なっている。
コンピュータ100のCPU121は、スキャナ装置106が接続されたか否かを判断する(ステップ1008)。スキャナ装置106が接続された場合(ステップ1008でYES)、CPU121は、周辺デバイスのクラスインターフェースとしてスキャナ装置106を接続する(ステップ1009)。さらに、CPU121は、周辺デバイスのクラスインターフェースの情報をスキャナ装置106から取得する(ステップ1010)。前述した第1の実施形態とは異なり、ここでは、USBディスクドライブインターフェース205は常時有効であるため、CPU121は、接続されたスキャナ装置106をUSBメモリドライブとして認識する(ステップ1011)。
このように、スキャナ装置106のRAM203は、FATとHFSの2つのパーティションを有するディスクドライブとして認識されることになる。とりわけ、第1パーティション901としてFATを、第2パーティション902としてHFSを配置することは好ましい。マイクロソフトウインドウズ(登録商標)が動作するコンピュータでは、オペレーティングシステム側の仕様により、第1パーティションのFATのみを認識する。MacOS(登録商標)が動作するコンピュータでは、FAT、HFSのパーティションいずれも認識する。よって、それぞれのオペレーティングシステムで対応可能なファイルシステムのみを認識させることが可能となる。一般に、コンピュータ100は、一般に、読み書きできないファイルシステムを検出すると、フォーマットを行う旨の警告を表示したり、読み取りが行えない旨を表示したりする。本実施形態であれば、このような表示を回避できるため、オペレータの煩わしさを緩和できよう。第2の実施形態におけるその他の利点については第1の実施形態において説明したとおりである。また、OS判別スクリプトを含むUSBディスクイメージは不要となる。OSの判別工程(図3のS1001ないしS1007)が不要となるため、スキャナ装置106を接続してから読み取り可能となるまでの時間を短縮できよう。また、USBディスクイメージは不要となるため、ROM127の記憶スペースの浪費を削減できよう。
<第3の実施形態>
第3の実施形態では、複数のオペレーティングシステムのうち2つ以上のオペレーティングシステムがアクセス可能な共通かつ単一のファイルシステムのディスクイメージを記憶しておくことことに特徴がある。例えば、FATであれば、マイクロソフトウインドウズ(登録商標)とMacOS(登録商標)のいずれのオペレーティングシステムでも読み書きが行える。よって、FATのような汎用性の高いファイルシステムを採用すれば、スキャナ装置106に用意すべきディスクイメージを簡素化できよう。
図11は、本発明の第3の実施形態に係るパーソナルコンピュータとして例示したコンピュータと画像読み取り装置としてのスキャナのソフトウエアブロック図である。すでに説明した箇所に同一の参照符号を付与することで説明を簡潔にする。RAM203に展開されたFATファイルシステムには、マイクロソフトウインドウズ(登録商標)用の制御プログラムと、MacOS用の制御プログラムがともに記憶されている。
マイクロソフトウインドウズ(登録商標)で実行可能なFAT向けのWINDOWS(登録商標)用のキャプチャアプリケーション221と、MacOS(登録商標)で実行可能なFAT向けのMac用キャプチャアプリケーション222はコンピュータ100で実行されて画像を読み取るための制御を行うソフトウエアである。これらの機能は上述したキャプチャアプリケーション210と同一である。FAT向けの制御ファイル220は、キャプチャアプリケーション221、222を実行しているコンピュータ100からの制御コマンドなどが書き込まれるファイルである。制御ファイル220も上述した制御ファイル204と同一の内容である。第1記憶領域であるROM127には、FATファイルシステムのディスクイメージ1101が保持されている。これを第2記憶領域であるRAM203の一部に展開する。コンピュータ100のCPU121は、FATファイルシステムのUSBメモリドライブとして認識してアクセスする。
図12は、コンピュータ100において外部記憶装置として認識されているスキャナ装置106をフォルダとして開いた様子を示した図である。フォルダ305には、WINDOWS(登録商標)用のキャプチャアプリケーション221と、Mac用キャプチャアプリケーション222および制御ファイル220が格納されているようにCPU121に認識される。フォルダ305は、FATファイルシステムにおけるフォルダであるため、マイクロソフトウインドウズ(登録商標)およびMacOS(登録商標)のいずれのオペレーティングシステムでもファイルの読み書きが行える。なお、画像の読み取りに関するフローチャートは、図7に示したフローチャートと共通であるため、ここでの説明は省略する。
このように、本実施形態でも第1の実施形態や第2の実施形態と同様の利点がある。さらに、本実施形態では、それぞれのオペレーティングシステムから認識してアクセス可能な単一のファイルシステムとして展開される単一のディスクイメージを用意すればよい。よって、ディスクイメージを簡素化できる。単一のディスクイメージを記憶すれば十分なため、ROM127の記憶スペースを浪費せずに済む。また、制御ファイル220をROM127に書き戻すようにすれば、複数のオペレーティングシステムで共通の読み取り設定を使用できるようになろう。
<第4の実施形態>
第4の実施形態は、コンピュータ100のオペレーティングシステムに応じて外部記憶装置として認識される第2記憶領域のファイルシステムを切り替えるシステム切替部として、オペレータによって手動で切り替え可能なスイッチをスキャナ装置106に設けたことに特徴がある。
図13は、本発明の第4の実施形態に係るパーソナルコンピュータとして例示したコンピュータと画像読取装置としてのスキャナのソフトウエアブロック図である。図14は、パーソナルコンピュータとして例示するコンピュータとスキャナのハードウエアブロック図である。すでに説明した箇所に同一の参照符号を付与することで説明を簡潔にする。
図1の構成と比較して図13の構成では、FAT向けのキャプチャアプリケーション210とFAT向けの制御ファイル204が、FATファイルシステムによりフォーマットされた第1パーティション1301に格納されている。ext2向けのキャプチャアプリケーション215と、ext2向けの制御ファイル216は、ext2のファイルシステムによってフォーマットされた第2パーティション1302に格納されている。ROM127には、第1パーティション1301に対応したディスクイメージと、第2パーティション1302に対応したディスクイメージとがそれぞれ記憶されている。CPU110は、ファイルシステムを切り替えるためのスイッチ109がどちらに切り替えられているかを検知する。スイッチ109がFAT側に切り替えられていれば、CPU110は、第1パーティション1301に対応したディスクイメージをRAM203に展開する。これにより、コンピュータ100にはFATの第1パーティション1301がUSBメモリドライブとして認識される。スイッチ109がext2側に切り替えられていれば、CPU110は、第2パーティション1302に対応したディスクイメージをRAM203に展開する。これにより、コンピュータ100にはext2の第2パーティション1302がUSBメモリドライブとして認識される。
第4の実施形態では、オペレータにより手動で操作可能なスイッチ109を設けることで、第1の実施形態と同様の効果が奏される。また、第1の実施形態では、オートランファイル207、OS判別スクリプト211などが必要であったが、第4の実施形態ではこれらが不要となる。よって、OS判別工程やUSBディスクイメージが不要となるため、第3の実施形態と同様の利点がある。
本実施形態では、電気的に切り替え可能なスイッチ109にてスキャナ装置106のRAM203に展開するファイルシステムを切り替えられる例を説明した。しかし、制御ファイル204、216に、次回起動時に展開すべきファイルシステムを指定するFS指定コマンドを書き込み、ROM127や不図示のEEPROM等の不揮発性メモリに次回起動時に展開すべきファイルシステム指示を書き込んでおき、オペレータによる手動電源OFF/ON、もしくは制御プログラムによる電源リセットないしソフトウェアリセット処理による再起動にて、CPU110が前記ファイルシステム指示にしたがってRAM203に展開すべきディスクイメージを選択できるよう、図15に示すキャプチャアプリケーション210、215のユーザインターフェースにファイルシステムを切り替えるためのメニューを配置してもよい。このように、スイッチ109をFS指定コマンドと不揮発性メモリとによるソフトウェアスイッチとして実現してもよい。
<その他の実施形態>
上述した各実施形態においては、画像読み取り装置を周辺装置の一例として説明した。すなわち、画像読み取り部112が処理部に相当し、CPU110が画像読み取り部112を制御する読取制御部に相当する。CPU110は、画像読み取り部112が読み取った画像データを、順次、第2記憶領域であるRAM203の制御ファイルに書き込むよう画像読み取り部112を制御する。しかし、本発明の周辺装置は、画像形成装置(プリンタ)であってもよいし、画像読み取り機能と画像形成機能を併せ持つ複合機等であってもよい。この場合、処理部は画像形成部に相当し、キャプチャアプリケーションは印刷アプリケーションに相当しよう。また、CPU110は、画像形成部を制御する画像形成制御部として機能し、情報処理装置によって記憶部に書き込まれる画像形成用ジョブのデータを読み出し、画像形成部に転送することで、画像形成部が画像形成処理を実行する。
具体的に、CPU121は、印刷アプリケーションにしたがって、周辺装置のメモリ(読み書き可能でドライブレターが割り当てられたディスクドライブ)の制御ファイル204に印刷ジョブのデータを書き込む。周辺装置のCPU110は、制御ファイル204を監視しており、印刷ジョブのデータが書き込まれるとこれを読み出し、画像形成部(プリンタエンジン)に転送する。CPU110は、必要に応じて印刷ジョブのデータを変換(ラスタライズなど)してもよい。これによって、画像形成部が印刷処理を実行する。このように、周辺装置は、画像形成装置であってもよい。
なお、本発明では、周辺装置のデバイスドライバがコンピュータにインストールされていないため、単純には、周辺装置で印刷を行うことができない。そこで、コンピュータのアプリケーションソフトウエア(ワードプロセッサや画像編集ソフトウエアなど)が印刷対象を汎用形式のファイルとして書き出す。周辺装置の記憶手段から起動された印刷アプリケーションにしたがって、CPU121は、汎用形式のファイルを印刷ジョブのデータに変換し、制御ファイル204ないし216へ書き込む。なお、汎用形式のファイルがそのまま周辺装置の記憶手段に書き込まれてもよい。これにより、周辺装置のデバイスドライバをインストールしなくても、周辺装置で印刷を実行できるようになる。
上述した各実施形態においては、対応するオペレーティングシステムをマイクロソフトウインドウズ(登録商標)、MacOS(登録商標)、Linux(登録商標)OS、また、それぞれ対応するファイルシステムとしてFAT、HFS、ext2として記載したが、対応するオペレーティングシステムは、上記したオペレーティングシステム以外であってもよいし、また、対応するファイルシステムも、それぞれのオペレーティングシステムにて読み書きが行えるのであれば、上記したファイルシステム以外であってもよい。さらに、スキャナ装置106にて保持しているファイルシステムの組み合わせは、上記実施形態で記載された組み合わせ以外であっても良く、保持しているファイルシステム数は2つ以上としてもよい。
以上、本発明を各実施形態に基づいて説明した。しかし、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム(プログラム製品)もしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、種類の異なる複数のオペレーティングシステムにそれぞれ対応した複数の制御プログラムを記憶する第1記憶領域とこの第1記憶領域から少なくとも1つの制御プログラムが複製される記憶領域であるとともに情報処理装置に外部記憶装置として認識される第2記憶領域とを有する記憶部を備え、情報処理装置に外部記憶装置として認識された第2記憶領域から情報処理装置によって制御プログラムが読み出されて実行されることで、周辺装置を情報処理装置によって制御できるようにしたものである。
ここで、「制御プログラム」は、情報処理装置から周辺装置を制御するためのプログラムであって、情報処理装置が周辺装置(第2記憶領域)を外部記憶装置として認識した状態で、情報処理装置によって実行可能なプログラムである。
また、「周辺装置を情報処理装置によって制御できる」とは、例えば、制御プログラムの実行により、情報処理装置から周辺装置の記憶領域に書き込まれる指示情報(制御信号の一例)に基づいて周辺装置の動作を制御するような場合が挙げられる。ここでいう指示情報とは、例えば、周辺装置がスキャナである場合においては、スキャン設定の情報に相当する。このようなスキャン設定の情報としては、例えば、読み取りモード(白、黒、カラー等)、用紙サイズ、解像度、読み取り面等の各種設定情報が挙げられる。なお、指示情報には、情報処理装置のオペレーティングシステムの種類に関する情報や、オペレーティングシステムに対応する制御プログラムを実行するための指示情報等が挙げられる。これらの情報を活用することにより、周辺装置を情報処理装置から素早く制御可能に接続することができる。また、指示情報には、例えば、ユーザによる制御プログラムの終了や起動に関する情報を含めてもよい。この場合には、情報処理装置での制御プログラムの使用状況がわかり、制御プログラムの使用状況が終了した場合には周辺装置の電源をONからOFFに切り替えたりすることができ、消費電力の削減に貢献することができる。
ここで、指示情報は、周辺装置の記憶領域(具体的には制御ファイル)に書き込むようにすることができる。この場合には、周辺装置の記憶領域に書き込まれる指示情報をリアルタイム又は所定のタイミングで監視し、書き込まれた指示情報に基づいて周辺装置を制御する。この際、制御ファイルに書き込まれたか否かを監視するのは、上述した管理プログラムであってもよいし、周辺装置のCPUであってもよいし、あるいは別の監視部であってもよい。また、このような制御ファイルを含めて制御プログラムとしてもよい。
なお、本発明では、上述した制御プログラムに、ソフトウエアの使用状態又は周辺装置の電源状態に応じて、ソフトウエアの起動又は終了、あるいは周辺装置の電源オン・オフの管理を行う管理プログラムを組み込むようにしてもよい。
さらに、本発明では、上記の制御プログラムを周辺装置の記憶領域内で情報処理装置によって実行されるようにしているが、制御プログラムを周辺装置から情報処理装置の記憶領域に送り、その後、情報処理装置によりその制御プログラムを実行させるようにしてもよい。
また、本発明は、情報処理装置と周辺装置とを接続した際に、そのことを検知し、情報処理装置のオペレーティングシステムに応じた制御プログラムを周辺装置内の第1記憶領域から第2記憶領域に移し、第2記憶領域を情報処理装置から外部記憶装置(領域)として認識させ、情報処理装置から制御プログラムを実行可能にするものであり、ユーザの利便性をさらに向上することができる。これにより、周辺装置を制御するためのプログラムを情報処理装置にインストールすることなく、周辺装置を情報処理装置から利用可能となる。このため、例えば、デバイスドライバやアプリケーションソフトウエアをインストールすることが制限されている周辺装置であっても、あるいは、プログラムを入手していないユーザであっても、周辺装置を利用できるようになる。また、必要なソフトウエアが周辺装置に記憶されているため、CD−ROMの紛失による使用不可といった問題からも開放される。
なお、周辺装置と情報処理装置とをUSB接続し、USBバスパワーにより周辺装置への電源供給を行うようにする場合においては、例えば、情報処理装置がノート型PC等のバッテリー駆動の場合において優れた効果を得ることができる。例えば、情報処理装置がバッテリー駆動の場合、ユーザは、限られたバッテリー容量で長時間の使用を要求する。このような場合、周辺装置を省電力化することはバッテリー駆動のような使用環境において特に有利である。
また、上述した実施形態では、情報処理装置と周辺装置とを接続した際に、そのことを検知すると共に情報処理装置のオペレーティングシステムの種類を判定するようにしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、周辺装置の本体にオペレーティングシステム毎に区別された情報処理装置との接続部を複数設け、情報処理装置がどこの接続部に接続されたのかによってオペレーティングシステムの種類を特定するようにしてもよい。
この場合には、周辺装置の記憶部を各接続部に対応してオペレーティングシステム毎に領域分けしてもよいが、各オペレーティングシステムの種類に対応した各制御プログラムの中から特定されたオペレーティングシステムに対応する制御プログラムを第1記憶領域から第2記憶領域へ移すような移動手段又はプログラムを用意することでも実現できる。
また、情報処理装置側において制御プログラムの使用を完全に終了してしまった後、再度、周辺装置を直ぐに使用したい状況がある。このような場合には、情報処理装置と周辺装置とを接続するケーブルを抜き差し、あるいは、ファイルシステムを利用して情報処理装置のメモリ内の制御プログラムを検索して再実行することが考えられる。しかしながら、これではユーザの操作が煩雑であり少々利便性が悪くなる。そこで、このような特殊な操作を行わなくても、本発明では、周辺装置に制御プログラムを記憶させているので、これを利用して、情報処理装置から再度、制御プログラムを実行するようにしてもよい。例えば、情報処理装置に周辺装置が接続されている状態で且つ制御プログラムの使用が完全に終了した状態において、周辺装置の本体に設けた操作部(ボタン等)を操作することにより、情報処理装置に制御プログラムを実行させるようにしてもよい。周辺装置がスキャナである場合は、給紙トレイ等の開閉動作を検知に基づいて情報処理装置に制御プログラムを実行させるようにしてもよい。情報処理装置と周辺装置とがUSB接続されている場合においては、周辺装置へのUSBバスパワーのON/OFFによって、物理的なケーブルの抜き差しと同じ状況を実現し、情報処理装置に周辺装置を再認識させて、情報処理装置に制御プログラムを実行させることで実現してもよい。なお、上述した例示においては、情報処理装置から周辺装置内の制御プログラムを実行する場合としては、周辺装置から情報処理装置に制御プログラムを一旦移してからその制御プログラムを情報処理装置で実行するようにしてもよい。いずれにしても、上述した方法により、周辺装置におけるユーザの利便性をさらに向上することができる。

Claims (19)

  1. 情報処理装置に対して接続される接続部と、
    前記情報処理装置からの制御信号に基づいて所定の処理を実行する処理部と、
    前記情報処理装置との間で前記接続部を介して通信する通信部と、
    複数の記憶領域を有する記憶部とを備え、
    前記記憶部は、
    情報処理装置ごとで種類の異なる複数のオペレーティングシステムにそれぞれ対応した複数の制御プログラムを記憶する第1記憶領域と、
    前記第1記憶領域から少なくとも1つの制御プログラムが複製される記憶領域であるとともに前記情報処理装置に外部記憶装置として認識される第2記憶領域とを備え、
    前記情報処理装置に前記外部記憶装置として認識された前記第2記憶領域から前記情報処理装置によって前記制御プログラムが読み出されて実行されることで、前記情報処理装置に制御されることを特徴とする周辺装置。
  2. さらに、前記情報処理装置に前記第2記憶領域を前記外部記憶装置として認識させるよう制御する制御部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の周辺装置。
  3. 前記接続部が前記情報処理装置に接続されたことを検知する接続検知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記接続検知部によって前記接続部が前記情報処理装置に接続されことを検知した場合において前記第1記憶領域から前記第2記憶領域に前記制御プログラムの少なくとも1つを複製するよう制御することを特徴とする請求項2に記載の周辺装置。
  4. 前記第1記憶領域には、前記複数のオペレーティングシステムのうち2つ以上のオペレーティングシステムがアクセス可能な共通かつ単一のファイルシステムのディスクイメージが記憶されており、
    前記制御部は、前記ディスクイメージを前記第2記憶領域に展開することを特徴とする請求項2または3に記載の周辺装置。
  5. 前記第1記憶領域には、前記複数のオペレーティングシステムの1つ1つに対応した複数のファイルシステムのディスクイメージが記憶されており、
    前記制御部は、前記情報処理装置において実行されているオペレーティングシステムに対応した前記ディスクイメージを前記第2記憶領域に展開することを特徴とする請求項2または3に記載の周辺装置。
  6. 前記接続部に接続された前記情報処理装置のオペレーティングシステムに応じて前記第2記憶領域のファイルシステムを切り替えるシステム切替部をさらに備え、
    前記制御部は、前記システム切替部によって切り替えられたファイルシステムを前記外部記憶装置として前記情報処理装置に認識させることを特徴とする請求項5に記載の周辺装置。
  7. 前記システム切替部は、オペレータによって切り替え可能であることを特徴とする請求項6に記載の周辺装置。
  8. 前記制御部は、前記情報処理装置において動作しているオペレーティングシステムの種類を判別する判別部を備え、前記判別部の判別結果に基づいて、前記情報処理装置において動作しているオペレーティングシステムに対応したディスクイメージを前記第1記憶領域から前記第2記憶領域に展開することを特徴とする請求項5に記載の周辺装置。
  9. 前記ディスクイメージには、前記処理部を制御するための制御コマンドを前記情報処理装置によって書き込み可能な制御ファイルが含まれていることを特徴とする請求項4ないしのいずれか1項に記載の周辺装置。
  10. 前記第2記憶領域に展開された前記制御ファイルに前記制御コマンドが前記情報処理装置によって書き込まれたか否かを監視する監視部と、
    前記制御コマンドが前記制御ファイルに書き込まれると、該制御コマンドを読み出して実行する実行部と
    を備えていることを特徴とする請求項に記載の周辺装置。
  11. 前記通信部は、前記第2記憶領域を読出専用ディスクデバイスとして前記情報処理装置に認識させるための情報を前記情報処理装置へ送信することを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の周辺装置。
  12. 前記通信部は、前記第2記憶領域を読み書き可能なUSBディスクデバイスとして前記情報処理装置に認識させるための情報を前記情報処理装置へ送信することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の周辺装置。
  13. 前記記憶部には、前記第2記憶領域をUSBディスクデバイスとして認識させるための第1の情報と、USBディスクデバイスとして認識させるための第2の情報とが記憶されており、
    前記通信部は、前記情報処理装置において起動されているUSBマスストレージドライバからのコマンドを受信したことに応答して、前記第1の情報および前記第2の情報を前記情報処理装置へ送信することを特徴とする請求項12に記載の周辺装置。
  14. 前記記憶部は、前記制御プログラムのうち少なくとも1つの制御プログラムを自動実行形式のファイルとして記憶していることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載の周辺装置。
  15. 前記記憶部は、
    前記複数の制御プログラムと、
    前記制御プログラムの少なくとも1つのプログラを自動的に起動することを前記情報処理装置に指示するための autorun.inf ファイルと
    を記憶していることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載の周辺装置。
  16. 前記処理部として機能する画像読み取り部と、
    前記画像読み取り部を制御する読取制御部とを備え、
    前記読取制御部は、前記画像読み取り部が読み取った画像データを、順次、前記第2記憶領域に書き込むよう制御することを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1項に記載の周辺装置。
  17. 前記処理部として機能する画像形成部と、
    前記画像形成部を制御する画像形成制御部とを備え、
    前記画像形成制御部は、前記情報処理装置によって前記記憶部に書き込まれる画像形成用ジョブのデータを読み出し、前記画像形成部に転送することで、前記画像形成部が画像形成処理を実行することを特徴とする請求項1ないし16のいずれか1項に記載の周辺装置。
  18. 前記第2記憶領域には、
    第1パーティションと、
    第2パーティションとが展開され、
    前記第1パーティションにはFAT形式のファイルシステムが記憶されており、
    前記第2パーティションにはHFS形式のファイルシステムが記憶されていることを特徴とする請求項5に記載の周辺装置。
  19. 情報処理装置と前記情報処理装置に接続される周辺装置とを備え、
    前記周辺装置は、前記情報処理装置に対して接続される接続部と、前記情報処理装置からの制御信号に基づいて所定の処理を実行する処理部と、前記情報処理装置との間で前記接続部を介して通信する通信部と、複数の記憶領域を有する記憶部とを備え、
    前記記憶部は、情報処理装置ごとで種類の異なる複数のオペレーティングシステムにそれぞれ対応した複数の制御プログラムを記憶する第1記憶領域と、前記第1記憶領域から少なくとも1つの前記制御プログラムが複製される記憶領域であるとともに前記情報処理装置に外部記憶装置として認識される第2記憶領域とを備え、
    前記情報処理装置は、前記外部記憶装置として認識した前記第2記憶領域から前記制御プログラムを読み出して実行することによって前記周辺装置を制御可能とすることを特徴とする情報処理システム。
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