JP5593675B2 - ガス吸着デバイスおよびガス回収方法 - Google Patents
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前記任意開封可能な機構として用いる素材の融点が、前記容器を形成する前記気体難透過性素材の融点よりも低く、前記所定の操作が、前記任意開封可能な機構を、前記任意開封可能な機構として用いる素材の融点より高く前記気体難透過性素材の融点より低い温度になるように加熱するものである。
また、これにより、キセノンが封入されている空間とガス吸着材収容部とを連通するための所定の操作として、任意開封可能な機構が、任意開封可能な機構として用いる素材の融点より高く気体難透過性素材の融点より低い温度になるように、任意開封可能な機構の設置箇所を加熱して、任意開封可能な機構を加熱溶融することが可能となり、キセノンを回収するための操作が任意で簡便に行うことができる。また、キセノン回収までにガス吸着材がその他のガスを吸着することにより吸着飽和して不活性化することを防止することが可能となる。
ることができる。
また、これにより、キセノンが封入されている空間とガス吸着材収容部とを連通するための所定の操作として、任意開封可能な機構が、任意開封可能な機構として用いる素材の融点より高く気体難透過性素材の融点より低い温度になるように、任意開封可能な機構の設置箇所を加熱して、任意開封可能な機構を加熱溶融することが可能となり、キセノンを回収するための操作が任意で簡便に行うことができる。また、キセノン回収までにガス吸着材がその他のガスを吸着することにより吸着飽和して不活性化することを防止することが可能となる。
また、これにより、キセノンが封入されている空間とガス吸着材収容部とを連通するための所定の操作として、任意開封可能な機構が、任意開封可能な機構として用いる素材の融点より高く気体難透過性素材の融点より低い温度になるように、任意開封可能な機構の設置箇所を加熱して、任意開封可能な機構を加熱溶融することが可能となり、キセノンを回収するための操作が任意で簡便に行うことができる。また、キセノン回収までにガス吸着材がその他のガスを吸着することにより吸着飽和して不活性化することを防止することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1におけるガス吸着デバイスの断面図を示すものである。
実施例1においてガス吸着デバイスは、実施の形態1のガス吸着デバイス1に、気体吸着材として、細孔径7.3ÅのAFI型ゼオライト市販品を用いて評価を行ったところ、キセノン吸着量は、大気圧では30c/g、30000Paでは10cc/g、10Paではほぼ0cc/gであった。また、残留キセノン分圧は40Paであった。
実施例2においてガス吸着デバイスは、実施の形態1のガス吸着デバイス1に、気体吸着材として、細孔径7.1ÅのBETA型ゼオライト市販品を用いて評価を行ったところ、キセノン吸着量は、大気圧では40c/g、30000Paでは18cc/g、10Paではほぼ0cc/gであった。また、残留キセノン分圧は20Paであった。
実施例3においてガス吸着デバイスは、実施の形態1のガス吸着デバイス1に、気体吸着材として、細孔径6.8ÅのMOR型ゼオライト市販品を用いて評価を行ったところ、キセノン吸着量は、大気圧では50c/g、30000Paでは40cc/g、10Paではほぼ0cc/gであった。また、残留キセノン分圧は10Paであった。
実施例4においてガス吸着デバイスは、実施の形態1のガス吸着デバイス1に、気体吸着材として、細孔径5.5ÅのMFI型ゼオライトであるZSM−5市販品を用いて評価を行ったところ、キセノン吸着量は、大気圧では55c/g、30000Paでは35cc/g、10Paでは0.1cc/gであった。また、残留キセノン分圧は3Paであった。
実施例5においてガス吸着デバイスは、実施の形態1のガス吸着デバイス1に、気体吸着材として、細孔径5.5ÅのMFI型ゼオライトであるZSM−5市販品を銅イオン交換したもの用いて評価を行ったところ、キセノン吸着量は、大気圧では55c/g、30000Paでは35cc/g、10Paでは3cc/gであった。また、残留キセノン分圧は0.005Paであった。
比較例1においてガス吸着デバイスは、実施の形態1のガス吸着デバイスに、気体吸着材として、細孔径7.4ÅのNa−X型ゼオライト市販品を用いて評価を行ったところ、キセノン吸着量は、大気圧では18c/g、30000Paでは9cc/g、10Paでは0cc/gであった。また、残留キセノン分圧は800Paであった。
比較例2においてガス吸着デバイスは、実施の形態1のガス吸着デバイスに、気体吸着材として、細孔径4.1ÅのA型ゼオライト市販品を用いて評価を行ったところ、キセノン吸着量は、大気圧では3cc/g、30000Paではほぼ1cc/g、)0Paでは0cc/gであった。また、残留キセノン分圧は28000Paであった。
2 容器
3 銅イオン交換したZSM−5型ゼオライト
4 接合部
5 低融点ガラス
Claims (6)
- 少なくとも4.5Å以上7.3Å以下の細孔径を有するゼオライトを含むガス吸着材と、前記ガス吸着材を収納する気体難透過性素材からなる容器とからなるガス吸着デバイスであって、前記容器は、前記ガス吸着材の収納空間とキセノンを封入した機器におけるキセノン封入空間との連通路を形成し前記ガス吸着デバイスを前記機器に設置するための接合部と、所定の操作を行うまで前記連通路を塞いでおり前記所定の操作を行うと前記ガス吸着材の収納空間と前記機器におけるキセノン封入空間とを連通させる任意開封可能な機構とを有し、
前記任意開封可能な機構として用いる素材の融点が、前記容器を形成する前記気体難透過性素材の融点よりも低く、前記所定の操作が、前記任意開封可能な機構を、前記任意開封可能な機構として用いる素材の融点より高く前記気体難透過性素材の融点より低い温度になるように加熱することを特徴とするガス吸着デバイス。 - 前記ゼオライトが、少なくともMFI型、BETA型、MOR型ゼオライトを含むことを特徴とする請求項1記載のガス吸着デバイス。
- 前記ゼオライトが、少なくともZSM−5型ゼオライトを含むことを特徴とする請求項1記載のガス吸着デバイス。
- 前記ゼオライトが、少なくとも銅交換したZSM−5型ゼオライトを含むことを特徴とする請求項1記載のガス吸着デバイス。
- 前記気体難透過性素材が、ケイ酸塩を主成分とするガラスであり、前記任意開封可能な機構として用いる素材が、前記ガラスより融点の低い低融点ガラスであることを特徴とする請求項1記載のガス吸着デバイス。
- 請求項1から請求項5のいずれか一項記載のガス吸着デバイスの前記任意開封可能な機構よりも前記ガス吸着材の収納空間から遠い側に位置する前記接合部をキセノンを封入した機器におけるキセノン封入空間に連通させてある前記機器に対して、前記所定の操作を行って、前記ガス吸着材の収納空間と前記機器におけるキセノン封入空間とを連通させて、
前記キセノン封入空間のキセノンを常温常圧下で前記ガス吸着材に吸着させることにより、キセノンを封入した前記機器からキセノンを回収することを特徴とするガス回収方法。
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