JP5587079B2 - 可動カバーの取付け構造および切断機 - Google Patents
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Description
一方、回転刃具は回転することにより切断材を切断するため、回転刃具の回転によって切断材の切断部位から切断粉(鋸屑)を吹き上げさせる。この吹き上げられた切断粉は、固定カバーおよび可動カバーによって周囲への拡散が抑えられるものとなっている。他方、上記した可動カバーは、回転刃具を回転可能に支持する切断機本体にて回動可能に支持されている。具体的には、切断機本体は、回転刃具を回転させるスピンドルを支持するスピンドル回転支持機構を具備しており、可動カバーは、このスピンドル回転支持機構の外周部分にて回動可能に支持されるものとなっている。
ここで、可動カバーは、スピンドル回転支持機構の外周と可動カバーの回転支持孔とは互いを摺動させることによって、ガタつきなく安定的に切断機本体に対して相対的に回動させることができる。つまり、可動カバーの切断機本体に対する相対的な回動は、可動カバーの回転支持孔がスピンドル回転支持機構の外周に対して摺動する部分(以下、「摺接部分」という)により案内されるものとなっている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、本発明の第1の発明に係る可動カバーの取付け構造は、回転刃具を装着可能とする切断機において該回転刃具の周囲を覆うように配設される可動カバーの取付け構造であって、前記可動カバーを相対的に回動可能にしながら支持する回動支持部が該切断機本体に対して固定状態で設けられており、前記回動支持部に対する前記可動カバーの相対的な回動によって、該回動支持部と該可動カバーとの間にて生ずる相対的に摺接する相対摺接面同士の、何れか一方の相対摺接面もしくは両方の相対摺接面に対して、凹み形状にて形成される凹部が設けられていることを特徴とする。
もって、この第1の発明に係る可動カバーの取付け構造によれば、この摺接部分の摺動性を良好に確保することができながら、寸法管理や工程管理について求められる精度を抑えることができ、もって製造管理の負担を軽減することができる。
この第2の発明に係る可動カバーの取付け構造によれば、可動カバーは回動支持部に対して直接的に相対的に摺接するようになっており、凹部は直接的に相対的に摺接する相対摺接面に対して設けられているので、従前どおりの構成でありながら摺接部分の摺動性を良好に確保するにあたっての凹部を設けることができることとなる。これによって、従前の構成を利用することができて、製造コストの負担軽減を図ることができる。
この第3の発明に係る可動カバーの取付け構造によれば、回動支持部と可動カバーとの間には中間部材が配設されており、凹部は中間部材を含めて相対的に摺接する相対摺接面同士に対して設けられているので、凹部を形成するのが中間部材となる別部材となる。これによって、中間部材となる別部材に凹部を形成するために、摺動性を効率良く調整することができる上、凹部を形成するにあたっての利便性も高めることができる。
この第4の発明に係る可動カバーの取付け構造によれば、凹部は相対摺接面のうち摺動する摺動方向と交差する方向に延びているので、相対摺接面同士の相対的な摺動により摺動方向に沿って移動する切断粉は、この摺動方向と交差する方向に延びる凹部内に有利に入り込ませることができることとなる。これによって、摺接部分の摺動性を良好に確保する凹部としての機能を、より有利に発揮させることができる。
この第5の発明に係る可動カバーの取付け構造によれば、凹部の摺動方向と交差する方向の端部が外部と連通状態となる開口形状にて形成されているので、この凹部に入り込んだ切断粉を外部に排出することができる。これによって、切断粉が凹部内に満杯に入り込むことがあっても切断粉を外部に排出することができて、摺接部分の摺動性を良好に確保する凹部としての機能を変わらず維持することができる。
第2の発明に係る可動カバーの取付け構造によれば、従前の構成を利用することができて、製造コストの負担軽減を図ることができる。
第3の発明に係る可動カバーの取付け構造によれば、凹部を形成するのが中間部材となる別部材であるため、摺動性を効率良く調整することができる上、凹部を形成するにあたっての利便性も高める。
第4の発明に係る可動カバーの取付け構造によれば、摺接部分の摺動性を良好に確保する凹部としての機能を、より有利に発揮させることができる。
第5の発明に係る可動カバーの取付け構造によれば、切断粉が凹部内に満杯に入り込むことがあっても切断粉を外部に排出することができて、摺接部分の摺動性を良好に確保する凹部としての機能を変わらず維持することができる。
第6の発明に係る切断機によれば、製造管理の負担を軽減することができる切断機とすることができる。
以下に、本発明に係る可動カバーの取付け構造を実施するための第1の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、切断機としての手持ちマルノコ(以下、単にマルノコ)10の内部構造を示す断面図である。図2は、セーフティカバー50の回動支持構造について拡大して示す断面図である。なお、図示左側となる回転刃具Bが配設される側をマルノコ10の右側として規定しており、図示右側となる反対側をマルノコ10の左側として規定している。また、図示下側となるベース15が配設される側をマルノコ10の下側と規定しており、図示上側となる反対側をマルノコ10の上側として規定している。このマルノコ10は、回転しながら円形の周面を当てることにより切断材を加工するものであり、回転刃具Bを装着可能とするものである。なお、回転刃具Bとしては、円形の周面に切断材を加工する鋸刃が形成されるものである。また、この鋸刃としては切断材を切断するための刃面や、切断材を砥ぐための砥面等が含まれる。
マルノコ10は、上記した回転刃具Bに回転駆動力を与えるスピンドル25を具備する切断機本体20と、上記した回転刃具Bの周囲を覆うように切断機本体20に配設されるブレードケース28およびセーフティカバー50とを備える。
駆動部21は、概略、モータハウジング211と、ステータ212と、ロータ213と、接続ブラシ214とを備え、供給された外部電力によってロータ213を回転駆動させる。ロータ213の図示左側には、このロータ213の回転駆動力を受けて回転する出力ギア215がロータ213と一体化されて取り付けられている。出力ギア215は、次に説明する変速部22の減速ギア222と噛合するギアである。また、この出力ギア215の図示右側にも、このロータ213の回転駆動力を受けて回転する送風ファン216がロータ213と一体化されて取り付けられている。この送風ファン216は、回転することにより吹き上がった切断粉を吸入するための送風機能を有する。
なお、上記したように構成された駆動部21の下側には、ベース15が設けられている。このベース15は、マルノコ10を切断材上に配置する場合に切断材に接地する座として機能する。これに対して、上記したように構成された駆動部21の上側には、ハンドル16が設けられている。ハンドル16は、このマルノコ10を操作する際の操作者の手握りされる部分となっており、このマルノコ10を操作するための操作スイッチ(不図示)が配設されている。
変速部22は、概略、ギアハウジング221と、上記した出力ギア215と噛合する減速ギア222と、この減速ギア222と一体化するスピンドル25とを備える。なお、スピンドル25は、噛合する出力ギア215の回転駆動を受けて回転駆動する減速ギア222の回転軸として構成されるものであり、この減速ギア222と一体的に結合されている。このため、スピンドル25は、減速ギア222の回転駆動と一体的に回転駆動する。
第1フランジ31および第2フランジ32は、スピンドル25に対して、ボルト33およびワッシャ34によって締結されている。なお、この第1フランジ31および第2フランジ32の内周部分は、上記したようにスピンドル25の外周に形成された平板形状に対応した形状を有して形成されている。このように締結される第1フランジ31および第2フランジ32は上記した回転刃具Bを挟持するものとなっており、挟持された回転刃具Bは、スピンドル25の回転駆動力を受けて回転するものとなっている。
セーフティカバー50は、本発明に係る可動カバーに相当する部材であり、回転刃具Bの下側部分の周囲を覆うように形成されている。ただ、上記したブレードケース28とは相違する点として、セーフティカバー50は、切断機本体20に対して相対的に回動することができるように切断機本体20に対して設けられている。
このセーフティカバー50は、概略、外嵌筒状部51と、カバー本体52と、付勢コイルばね53とを備える。ここで、このセーフティカバー50を構成する外嵌筒状部51とカバー本体52とは、プラスチック樹脂の一体成形品として形成されるものであり、これら外嵌筒状部51とカバー本体52との形状は、成形時にて形成されるものとなっている。
外嵌筒状部51は、後に図示しながら詳述するが、ベアリングボックス40の外装体42に対して摺動可能に外嵌される部分となっている。カバー本体52は、回転刃具Bの下側部分の周囲を覆うような形状にて形成されている。付勢コイルばね53は、一端が外嵌筒状部51の外周部分に連結されており、他端が図示省略されるブレードケース28の内壁に対して連結されており、弾性復元力によってカバー本体52の下部が紙面手前側に向かって移動するように付勢している。このようにして、セーフティカバー50は、外嵌筒状部51が外装体42(ベアリングボックス40)に摺動可能に外嵌されて、下部が紙面手前側に向かって移動するように回動付勢されている。
このセーフティカバー50は、上記したベアリングボックス40により、切断機本体20に対して相対的に回動可能にされながら支持されるものとなっている。ベアリングボックス40は、本発明に係る回動支持部に相当するものであり、変速部22のギアハウジング221に対して固定状態に設けられるものとなっている。このため、このベアリングボックス40は、変速部22を含む切断機本体20に対して一体化された固定状態となっている。
ここで、ベアリングボックス40は、スピンドル25を回動可能に軸支するものであり、通常の軸受け構造のように構成されている。すなわち、ベアリングボックス40は、ベアリング本体41と、外装体42と、ベアリングリテーナ39とを備える。ベアリング本体41は、スピンドル25の軸受け構造をなすものである。このベアリング本体41は、広く知られる軸受け構造をなすように、外周リング411、ベアリング球412、内周リング413を具備して構成される。また、ベアリングリテーナ39は、このベアリング本体41がスラスト方向に動かないように、ベアリング本体41の図示左側位置に配設されるものとなっている。
このベアリングボックス40の外装体42は、ベアリングボックス40の外装をなすものであり、ベアリング本体41を収容する。この外装体42は、図示右側端に外フランジ部422が形成された略円筒形状を有して形成される。つまり、この図示右側端に位置する外フランジ部422より図示左側に位置する中間部分については、滑らかな円筒外周面が形成されるようになっている。また、外装体42の図示左側端には、サークリップ(止め輪)44を嵌めておくための輪溝43が形成されている。なお、次に詳述するが、セーフティカバー50の外嵌筒状部51は、この外装体42の中間部分に摺動可能に外嵌されるものとなっている。ここで、このセーフティカバー50の外嵌筒状部51を外装体42の中間部分に外嵌した状態で、外装体42の図示左側端の輪溝43にサークリップ44を嵌めた場合には、このセーフティカバー50の外嵌筒状部51の外装体42の中間部分に対する外嵌の抜けを規制することとなる。
この第1の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造にあっては、図3および図4に示すように、セーフティカバー50における相対摺接面としての外嵌筒状部51の内周面55に対して、凹み形状にて形成される凹部としての凹溝56が設けられている。この凹溝56は、図3に示すように、外嵌筒状部51の内周面55に対して等間隔で9つ設けられている。また、この凹溝56は、図4に示すように、外装体42の外周面45に対して摺動する外嵌筒状部51の内周面55の摺動方向と交差する方向に延びて形成されている。より詳しく言えば、この凹溝56は、外嵌筒状部51の内周面55の摺動方向と直交する方向に延びて形成されている。なお、この外嵌筒状部51の内周面55の摺動方向と直交する方向とは、この外嵌筒状部51の回動軸方向に一致する方向となっている。また、摺動方向と交差方向に延びる凹溝56の両端部561,562は、外部と連通状態となる開口した形状にて形成されている。
この凹溝56は、上記した相対摺接面同士となる外装体42の外周面45と外嵌筒状部51の内周面55との間に入り込んだ切断粉を、これら外装体42の外周面45と外嵌筒状部51の内周面55との相対的な摺動によって凹溝56内部に入り込ませるように機能する。このため、この凹溝56の溝幅および溝深さとしては、このような外周面45と内周面55との相対的な摺動によって切断粉を入り込ませることができるような溝幅および溝深さに設定されている。また逆に、外装体42に対する外嵌筒状部51の相対的な回動はガタつきの無い回動としなくてはならず、これら外周面45と内周面55との相対摺接する部分は、適切な摺接面が周方向に沿って満遍なく確保されることが要される。このため、この凹溝56の溝幅および溝深さとしては、これら外周面45と内周面55と相対摺接する摺接面が周方向に沿って等間隔で適切な幅を有することができるような溝幅および溝深さに設定されている。
すなわち、上記したセーフティカバー50の取付け構造によれば、ベアリングボックス40とセーフティカバー50との間にて生ずる相対的に摺接する相対摺接面としての外嵌筒状部51の内周面55に対して凹み形状にて形成される凹溝56が設けられている。このため、これら外周面45と内周面55との間に入り込んだ切断粉は、これら外周面45と内周面55との間の相対的な摺動により、内周面55に対して設けられた凹溝56内に入り込ませることができる。これによって、これら外周面45と内周面55との摺接が切断粉により阻害されてしまうことを防止することができて、摺接部分の摺動性を良好に確保することができる。また、内周面55に対して凹み形状にて形成される凹溝56を設けるにあっては、これらの周面における寸法や工程等の管理負担を小さくすることができ、製造に関する管理負担を軽減することができる。もって、上記したセーフティカバー50の取付け構造によれば、この摺接部分の摺動性を良好に確保することができながら、寸法管理や工程管理について求められる精度を抑えることができ、もって製造管理の負担を軽減することができる。
上記したセーフティカバー50の取付け構造によれば、セーフティカバー50はベアリングボックス40に対して直接的に相対的に摺接するようになっており、凹溝56は直接的に相対的に摺接する内周面55に対して設けられているので、従前どおりの構成でありながら摺接部分の摺動性を良好に確保するにあたっての凹溝56を設けることができることとなる。これによって、従前の構成を利用することができて、製造コストの負担軽減を図ることができる。
上記したセーフティカバー50の取付け構造によれば、凹溝56は内周面55のうち摺動する摺動方向と交差する方向に延びているので、これら外周面45と内周面55との間の相対的な摺動により摺動方向に沿って移動する切断粉は、この摺動方向と交差する方向に延びる凹溝56内に有利に入り込ませることができることとなる。これによって、摺接部分の摺動性を良好に確保する凹溝56としての機能を、より有利に発揮させることができる。
上記したセーフティカバー50の取付け構造によれば、凹溝56の摺動方向と交差する方向の端部が外部と連通状態となる開口形状にて形成されているので、この凹溝56に入り込んだ切断粉を外部に排出することができる。これによって、切断粉が凹溝56内に満杯に入り込むことがあっても切断粉を外部に排出することができて、摺接部分の摺動性を良好に確保する凹溝56としての機能を変わらず維持することができる。
次に、本発明に係る可動カバーの取付け構造を実施するための第2の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する第2の実施の形態となるセーフティカバー50の取付け構造は、上記した第1の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造と比較して、外嵌筒状部51の内周面55に設けられる凹溝56の形状が相違するものとなっている。このため、以下においては上記した凹溝56の形状変更に関して重点的に説明し、その他の同一に構成される部分に関しては上記した同一符号を付して説明を省略する。なお、図5は、第2の実施の形態となる相対的に摺接する部分を示す正面視図である。図6は、図5におけるVI−VI断面矢視を示す断面図である。
すなわち、第2の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造にあっては、セーフティカバー50における相対摺接面としての外嵌筒状部51の内周面55に対して、凹み形状にて形成される凹部としての凹溝57が設けられている。この凹溝57は、図5に示すように、上記した第1の実施の形態の凹溝56と同様、外嵌筒状部51の内周面55に対して等間隔で9つ設けられており、外装体42の外周面45に対して摺動する外嵌筒状部51の内周面55の摺動方向と交差する方向に延びて形成されている。なお、この凹溝56と相違する点として、この凹溝57は、外嵌筒状部51の内周面55の摺動方向に対して直交する方向から傾斜した方向に延びて形成されている。つまり、この凹溝57は、この外嵌筒状部51の回動軸方向に対して傾斜する方向に延びて形成されている。より具体的に言えば、図6に示すように、水平方向で側面視した場合の凹溝57は、駆動部21配設側から回転刃具B配設側に向かう方向で下側に向くような傾斜形状にて形成されている。また、凹溝57は、上記した凹溝56と同様、両端部571,572が外部と連通状態となる開口した形状にて形成されている。この凹溝57は、上記した凹溝56と同様、相対摺接面同士となる外装体42の外周面45と外嵌筒状部51の内周面55との間に入り込んだ切断粉を、これら外装体42の外周面45と外嵌筒状部51の内周面55との相対的な摺動によって凹溝57内部に入り込ませるように機能する。このため、この凹溝57の溝幅および溝深さとしては、凹溝56と同様、このような外周面45と内周面55との相対的な摺動によって切断粉を入り込ませることができるような溝幅および溝深さに設定されている。また逆に、外装体42に対する外嵌筒状部51の相対的な回動はガタつきの無い回動としなくてはならず、これら外周面45と内周面55との相対摺接する部分は、適切な摺接面が周方向に沿って満遍なく確保されることが要される。このため、この凹溝57の溝幅および溝深さとしては、これら外周面45と内周面55と相対摺接する摺接面が周方向に沿って等間隔で適切な幅を有することができるような溝幅および溝深さに設定されている。
次に、本発明に係る可動カバーの取付け構造を実施するための第3の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する第3の実施の形態となるセーフティカバー50の取付け構造も、外嵌筒状部51の内周面55に設けられる凹溝56の形状が相違するものとなっている。このため、以下においては上記した凹溝56の形状変更に関して重点的に説明し、その他の同一に構成される部分に関しては上記した同一符号を付して説明を省略する。なお、図7は、第3の実施の形態となる相対的に摺接する部分を示す正面視図である。図8は、図7におけるVIII−VIII断面矢視を示す断面図である。
すなわち、第3の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造にあっては、セーフティカバー50における相対摺接面としての外嵌筒状部51の内周面55に対して、凹み形状にて形成される凹部としての凹溝58が設けられている。この凹溝58は、図7に示すように、上記した第1の実施の形態の凹溝56と同様、外嵌筒状部51の内周面55に対して等間隔で9つ設けられており、外装体42の外周面45に対して摺動する外嵌筒状部51の内周面55の摺動方向と交差する方向に延びて形成されている。なお、この凹溝56と相違する点として、正面視した場合の凹溝58は、図8に示すように、回転刃具B配設側から駆動部21配設側に向かう方向で溝幅が拡大するような形状にて形成されている。つまり、凹溝58は、図示するように駆動部21配設側に向かって拡大した台形状を有して溝幅が形成されている。また、凹溝58は、上記した凹溝56と同様、両端部581,582が外部と連通状態となる開口した形状にて形成されている。この凹溝58は、上記した凹溝56と同様、相対摺接面同士となる外装体42の外周面45と外嵌筒状部51の内周面55との間に入り込んだ切断粉を、これら外装体42の外周面45と外嵌筒状部51の内周面55との相対的な摺動によって凹溝58内部に入り込ませるように機能する。このため、この凹溝58の溝幅拡大形状および溝深さとしては、凹溝56と同様、このような外周面45と内周面55との相対的な摺動によって切断粉を入り込ませることができるような溝幅拡大形状および溝深さに設定されている。また逆に、外装体42に対する外嵌筒状部51の相対的な回動はガタつきの無い回動としなくてはならず、これら外周面45と内周面55との相対摺接する部分は、適切な摺接面が周方向に沿って満遍なく確保されることが要される。このため、この凹溝58の溝幅および溝深さとしては、これら外周面45と内周面55と相対摺接する摺接面が周方向に沿って等間隔で適切な幅を有することができるような溝幅拡大形状および溝深さに設定されている。
次に、本発明に係る可動カバーの取付け構造を実施するための第4の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する第4の実施の形態となるセーフティカバー50の取付け構造も、外嵌筒状部51の内周面55に設けられる凹溝56の形状が相違するものとなっている。このため、以下においては上記した凹溝56の形状変更に関して重点的に説明し、その他の同一に構成される部分に関しては上記した同一符号を付して説明を省略する。なお、図9は、第4の実施の形態となる相対的に摺接する部分を示す正面視図である。図10は、図9におけるX−X断面矢視を示す断面図である。
すなわち、第4の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造にあっては、セーフティカバー50における相対摺接面としての外嵌筒状部51の内周面55に対して、凹み形状にて形成される凹部としての凹溝59が設けられている。この凹溝59は、図9に示すように、上記した第1の実施の形態の凹溝56と同様、外嵌筒状部51の内周面55に対して等間隔で9つ設けられており、外装体42の外周面45に対して摺動する外嵌筒状部51の内周面55の摺動方向と交差する方向に延びて形成されている。なお、この凹溝56と相違する点として、正面視した場合の凹溝59は、図10に示すように、中間部分の溝幅が最も狭く設定されており、回転刃具B配設側に向かう方向と、駆動部21配設側に向かう方向とに溝幅が拡大するような形状にて形成されている。つまり、凹溝59は、図示するように、最も狭く溝幅が設定された中間部分から外部と連通状態となる開口した形状の両端部591,592に向かうにしたがって、溝幅が次第に拡大していくように形成されている。また、この両端部591,592は、外部と連通状態となる開口した形状にて形成されている。なお、この凹溝59は、上記した凹溝56と同様、外装体42の外周面45と外嵌筒状部51の内周面55との間に入り込んだ切断粉を、これら外装体42の外周面45と外嵌筒状部51の内周面55との相対的な摺動によって凹溝59内部に入り込ませるように機能するものであり、外周面45と内周面55との相対的な摺動によって切断粉を入り込ませることができるような溝幅拡大形状および溝深さに設定されている。また逆に、外装体42に対する外嵌筒状部51の相対的な回動はガタつきの無い回動としなくてはならず、これら外周面45と内周面55との相対摺接する部分は、適切な摺接面が周方向に沿って満遍なく確保されるように、これら外周面45と内周面55と相対摺接する摺接面が周方向に沿って等間隔で適切な幅を有することができるような溝幅拡大形状および溝深さに設定されている。
次に、上記した第1〜第4の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造とは相違する、本発明に係る可動カバーの取付け構造を実施するための第5〜第8の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造について、図面を参照しながら説明する。
なお、以下に説明する第5〜第8の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造にあっては、上記した第1〜第4の実施の形態と同様、外装体42に対する外嵌筒状部51の相対的な回動によって相対的に摺接する相対摺接面同士としては、外装体42の外周面45と外嵌筒状部51の内周面55とに設定されている。また、第5〜第8の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造にあっても、ベアリングボックス40の外装体42とセーフティカバー50の外嵌筒状部51との間には中間部材が設けられておらず、このベアリングボックス40の外装体42に対してセーフティカバー50の外嵌筒状部51が直接的に相対的に摺接するようになっている。
ところで、上記した第1〜第4の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造にあっては、相対摺接面としての外嵌筒状部51の内周面55に対して凹溝56,57,58,59が設けられるものであった。しかしながら、以下に説明する第5〜第8の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造にあっては、相対摺接面としてのベアリングボックス40の外装体42の外周面45に対して凹溝46,47,48,49が設けられるものである。このため、以下に説明する第5〜第8の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造では、外装体42の外周面45に対して設けられる凹溝46,47,48,49に関して重点的に説明し、その他の同一に構成される部分に関しては上記した同一符号を付して説明を省略する。なお、凹溝46,47,48,49を形成するにあたっては、鋳型にて一体成形されるものであってもよいし、適宜の後加工により形成されるものであってもよい。
第5の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造にあっては、上記した第1の実施の形態において設けられる凹溝56が、外嵌筒状部51の内周面55に対してではなく、外装体42の外周面45に対して設けられる例である。すなわち、図12に示すように、凹み形状にて形成される凹部としての凹溝46は、外装体42の外周面45に対して等間隔で9つ設けられている。具体的には、凹溝46は、図11に示すように、外嵌筒状部51の内周面55に対して摺動する外装体42の外周面45の摺動方向と交差する方向となる直交する方向に延びて形成されている。この凹溝46も、外装体42の外周面45と外嵌筒状部51の内周面55との間に入り込んだ切断粉を相対的な摺動によって凹溝46内部に入り込ませるように機能する。この凹溝46の溝幅および溝深さとしては、上記した第1の実施の形態と同様、切断粉を入り込ませることができ且つ適切な摺接面が周方向に沿って満遍なく確保されるような溝幅および溝深さに設定されている。
この第5の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造によれば、上記した第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。また、この第5の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造では、凹溝46が外装体42の外周面45に設けられるものとなっているので、セーフティカバー50の成形用型を従前どおりに利用できる利点がある。
図13は、第6の実施の形態となる相対的に摺接する部分を示す側面視図である。図14は、図13におけるXIV−XIV断面矢視を示す断面図である。
第6の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造にあっては、上記した第2の実施の形態において設けられる凹溝57が、外嵌筒状部51の内周面55に対してではなく、外装体42の外周面45に対して設けられる例である。すなわち、図14に示すように、凹み形状にて形成される凹部としての凹溝47は、外装体42の外周面45に対して等間隔で9つ設けられている。具体的には、凹溝47は、図13に示すように、第2の実施の形態の凹溝57のように外嵌筒状部51の内周面55の摺動方向に対して直交する方向から傾斜した交差方向に延びて形成されている。この凹溝47も、外装体42の外周面45と外嵌筒状部51の内周面55との間に入り込んだ切断粉を相対的な摺動によって凹溝47内部に入り込ませるように機能する。この凹溝47の溝幅および溝深さとしては、上記した第2の実施の形態と同様、切断粉を入り込ませることができ且つ適切な摺接面が周方向に沿って満遍なく確保されるような溝幅および溝深さに設定されている。
この第6の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造によれば、上記した第2の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。また、この第6の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造では、凹溝47が外装体42の外周面45に設けられるものとなっているので、セーフティカバー50の成形用型を従前どおりに利用できる利点がある。
図15は、第7の実施の形態となる相対的に摺接する部分を示す側面視図である。図16は、図15におけるXVI−XVI断面矢視を示す断面図である。
第7の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造にあっては、上記した第3の実施の形態において設けられる凹溝58が、外嵌筒状部51の内周面55に対してではなく、外装体42の外周面45に対して設けられる例である。すなわち、図16に示すように、凹み形状にて形成される凹部としての凹溝48は、外装体42の外周面45に対して等間隔で9つ設けられている。具体的には、正面視した場合の凹溝48は、図15に示すように、第3の実施の形態の凹溝58のような回転刃具B配設側から駆動部21配設側に向かう方向で溝幅が拡大するような形状にて形成されている。この凹溝48も、外装体42の外周面45と外嵌筒状部51の内周面55との間に入り込んだ切断粉を相対的な摺動によって凹溝48内部に入り込ませるように機能する。また、この凹溝48の溝幅および溝深さとしては、上記した第3の実施の形態と同様、切断粉を入り込ませることができ且つ適切な摺接面が周方向に沿って満遍なく確保されるような溝幅および溝深さに設定されている。
この第7の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造によれば、上記した第3の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。また、この第7の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造では、凹溝48が外装体42の外周面45に設けられるものとなっているので、セーフティカバー50の成形用型を従前どおりに利用できる利点がある。
図17は、第8の実施の形態となる相対的に摺接する部分を示す側面視図である。図18は、図17におけるXVIII−XVIII断面矢視を示す断面図である。
第8の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造にあっては、上記した第4の実施の形態において設けられる凹溝59が、外嵌筒状部51の内周面55に対してではなく、外装体42の外周面45に対して設けられる例である。すなわち、図18に示すように、凹み形状にて形成される凹部としての凹溝49は、外装体42の外周面45に対して等間隔で9つ設けられている。具体的には、正面視した場合の凹溝49は、図17に示すように、中間部分の溝幅が最も狭く設定されており、回転刃具B配設側に向かう方向と、駆動部21配設側に向かう方向とに溝幅が拡大するような形状にて形成されている。この凹溝49も、外装体42の外周面45と外嵌筒状部51の内周面55との間に入り込んだ切断粉を相対的な摺動によって凹溝48内部に入り込ませるように機能する。また、この凹溝49の溝幅および溝深さとしては、上記した第4の実施の形態と同様、切断粉を入り込ませることができ且つ適切な摺接面が周方向に沿って満遍なく確保されるような溝幅および溝深さに設定されている。
この第8の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造によれば、上記した第4の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。また、この第8の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造では、凹溝49が外装体42の外周面45に設けられるものとなっているので、セーフティカバー50の成形用型を従前どおりに利用できる利点がある。
次に、上記した第1〜第8の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造とは相違する、本発明に係る可動カバーの取付け構造を実施するための第9の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造について、図面を参照しながら説明する。なお、図19は、第9の実施の形態におけるセーフティカバー50の回動支持構造について拡大して示す断面図である。図20は、中間部材としての摺動リング60を示す正面視図である。
図19に示すように、第9の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造は、ベアリングボックス40とセーフティカバー50との両者に対して接する部分に、本発明に係る中間部材としての摺動リング60が配設されている例である。つまり、この第9の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造にあっては、ベアリングボックス40の外装体42とセーフティカバー50の外嵌筒状部51との間には摺動リング60が設けられており、セーフティカバー50の外嵌筒状部51は、このベアリングボックス40の外装体42に対して摺動リング60を介して相対的に回動するようになっている。つまり、この第9の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造にあっては、外装体42に対する外嵌筒状部51の相対的な回動によって、これらの間にて生ずる相対的に摺接する相対摺接面としては、外装体42の外周面45と、摺動リング60の内周面61と、摺動リング60の外周面62と、外嵌筒状部51の内周面55とに設定されるものとなっている。
ここで、この摺動リング60は、図20に示すように、リング状のプラスチック樹脂の成形品にて構成されて外装体42と外嵌筒状部51との間に介在されるものである。このため、この摺動リング60は、外装体42と外嵌筒状部51との両者から摩擦力を受けることとなる。つまり、ベアリングボックス40の外装体42に対するセーフティカバー50の外嵌筒状部51の相対的な回動を受けて、摺動リング60がセーフティカバー50の外嵌筒状部51に対して相対的に回動したり、ベアリングボックス40が外装体42に対して相対的に回動したりするものとなっている。
図21および図22に示すように、リング状に形成された摺動リング60の相対摺接面を構成する内周面61および外周面62には、凹み形状にて形成される凹部としての内周凹溝65および外周凹溝66が設けられている。これらの内周凹溝65および外周凹溝66は、上記した第2および第6の実施の形態の凹溝(図示符号47,57)形状にて形成されている。すなわち、凹溝65,66は、摺動方向に対して直交する方向から傾斜した交差方向に延びて形成されている。より具体的に言えば、図21および図22に示す水平方向で側面視した場合の凹溝65,66は、駆動部21配設側から回転刃具B配設側に向かう方向で下側に向くような傾斜形状にて形成されている。また、これらの凹溝65,66は、両端部651,652,661,662が外部と連通状態となる開口した形状にて形成されている。
この凹溝65,66も、外装体42の外周面45と外嵌筒状部51の内周面55との間に入り込んだ切断粉を相対的な摺動によって凹溝65,66内部に入り込ませるように機能する。この凹溝65,66の溝幅および溝深さとしては、上記した実施の形態と同様、切断粉を入り込ませることができ且つ適切な摺接面が周方向に沿って満遍なく確保されるような溝幅および溝深さに設定されている。
この第9の実施の形態のセーフティカバー50の取付け構造によれば、上記した第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。加えて、凹溝65,66が摺動リング60となる別部材に形成されるので、外装体42に対する外嵌筒状部51の摺動性を効率良く調整することができる上、凹部となる凹溝65,66を形成するにあたっての利便性も高める。
すなわち、上記した実施の形態においては切断機の一例として手持ちマルノコ10について説明するものであった。しかしながら、本発明に係る切断機としては、これに限定されることなく、卓上マルノコや、スライドマルノコ等の切断機で構成されるものであってもよい。
また、上記した第1〜第9の実施の形態における凹み形状にて形成される凹部としては、ベアリングボックス40(回動支持部)とセーフティカバー50(可動カバー)との間にて生ずる相対的に摺接する相対摺接面同士の何れか一方の相対摺接面に対して配設される凹溝(図示符号46,47,48,49,56,57,58,59,65,66)について説明するものであった。しかしながら、これら相対的に摺接する相対摺接面同士の何れも両方の相対摺接面に対して、凹み形状にて形成される凹部としての凹溝(図示符号46,47,48,49,56,57,58,59,65,66)が設けられるものであってもよい。例示すれば、第2の実施の形態と第6の実施の形態とを組み合わせたような、外嵌筒状部51の内周面55と外装体42の外周面45との両方に凹溝57,47が設けられるものであってもよい。加えて言えば、このように設けられる凹溝としては、上記した実施の形態の何れの形状が組み合わされて選択されるものであってもよい。また、上記した外装体42と外嵌筒状部51との間に介在される摺動リング60(中間部材)にあっても、外装体42の外周面45と、摺動リング60の内周面61と、摺動リング60の外周面62と、外嵌筒状部51の内周面55との全てに対して、上記した第1〜第8の実施の形態にて開示される凹溝が適宜に設けられるものであってもよい。
このように、本発明に係る凹み形状にて形成される凹部としては、単なる凹み形状であってもよく、適宜の凹み形状を採用することができ、このような凹部が相対摺接面に配設された場合には、上記した実施の形態のような作用効果を奏することができる。
15 ベース
16 ハンドル
17 操作スイッチ
20 切断機本体
21 駆動部
211 モータハウジング
212 ステータ
213 ロータ
214 接続ブラシ
215 出力ギア
216 送風ファン
22 変速部
221 ギアハウジング
222 減速ギア
224 軸受け部
25 スピンドル
28 ブレードケース(固定カバー)
30 ブレード保持機構
31 第1フランジ
32 第2フランジ
33 ボルト
34 ワッシャ
39 ベアリングリテーナ
40 ベアリングボックス(回動支持部)
41 ベアリング本体
411 外周リング
412 ベアリング球
413 内周リング
42 外装体
422 外フランジ部
43 輪溝
44 サークリップ
45 外装体の外周面(相対摺接面)
46,47,48,49 凹溝(凹部)
50 セーフティカバー(可動カバー)
51 外嵌筒状部
52 カバー本体
55 外嵌筒状部の内周面(相対摺接面)
56,57,58,59 凹溝(凹部)
561,562,571,572,581,582,591,592 凹溝の端部
60 摺動リング
61 摺動リングの内周面(相対摺接面)
62 摺動リングの外周面(相対摺接面)
65 内周凹溝
651,652 凹溝の端部
66 外周凹溝
661,662 凹溝の端部
B 回転刃具
Claims (6)
- 回転刃具を装着可能とする切断機において該回転刃具の周囲を覆うように配設される可動カバーの取付け構造であって、
前記可動カバーを相対的に回動可能にしながら支持する回動支持部が該切断機本体に対して固定状態で設けられており、
前記回動支持部に対する前記可動カバーの相対的な回動によって、該回動支持部と該可動カバーとの間にて生ずる相対的に摺接する相対摺接面同士の、何れか一方の相対摺接面もしくは両方の相対摺接面に対して、凹み形状にて形成される凹部が設けられており、
前記凹部の凹み深さを設定する部分は、前記可動カバーの回動軸方向に対して傾斜する方向に延びていることを特徴とする可動カバーの取付け構造。 - 請求項1に記載の可動カバーの取付け構造において、
前記可動カバーは、前記回動支持部に対する前記可動カバーの相対的な回動によって、前記回動支持部に対して直接的に相対的に摺接するようになっており、
前記凹部は、この直接的に相対的に摺接する相対摺接面同士の、何れか一方の相対摺接面もしくは両方の相対摺接面に対して設けられていることを特徴とする可動カバーの取付け構造。 - 請求項1に記載の可動カバーの取付け構造において、
前記回動支持部と前記可動カバーとの間には、該回動支持部と該可動カバーとの両者に対して接する中間部材が配設されており、
前記凹部は、前記中間部材を含めて相対的に摺接する相対摺接面同士の、何れか一方の相対摺接面もしくは両方の相対摺接面に対して設けられていることを特徴とする可動カバーの取付け構造。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の可動カバーの取付け構造において、
前記凹部は、前記相対摺接面のうち前記回動支持部に対する前記可動カバーの相対的な回動によって摺動する摺動方向と交差する方向に延びていることを特徴とする可動カバーの取付け構造。 - 請求項4に記載の可動カバーの取付け構造において、
前記凹部の摺動方向と交差する方向の端部は、外部と連通状態となる開口形状にて形成されていることを特徴とする可動カバーの取付け構造。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の可動カバーの取付け構造を利用して回転刃具の周囲を覆うように可動カバーを取り付けたことを特徴とする切断機。
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