JP6464017B2 - 研磨機 - Google Patents
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Description
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、ハウジング内に、モータ駆動によって回転する第1出力軸と、その第1出力軸における回転中心からの偏心位置へ回転可能に設けられ、第1出力軸の回転に伴って偏心運動する第2出力軸とを上下方向に配置して、ハウジングから下方に突出させた第2出力軸の端部にパッドを装着した研磨機であって、第1出力軸の偏心位置に設けた偏心孔内に、当該偏心孔内の上端に設けたニードルベアリングを介して第2出力軸を回転可能に軸支することで、第2出力軸を、上下方向で第1出力軸にオーバーラップさせて設ける一方、第2出力軸の上端にインターナルギヤを設けると共に、インターナルギヤと噛合するスパーギヤを第1出力軸と同軸で配置して、第2出力軸を、偏心運動する際には強制的に自転可能としたことを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、ハウジング内に、モータ駆動によって回転する第1出力軸と、その第1出力軸における回転中心からの偏心位置へ回転可能に設けられ、第1出力軸の回転に伴って偏心運動する第2出力軸とを上下方向に配置して、ハウジングから下方に突出させた第2出力軸の端部にパッドを装着した研磨機であって、第1出力軸の偏心位置に設けた偏心孔内に、当該偏心孔内の上端に設けたニードルベアリングを介して第2出力軸を回転可能に軸支することで、第2出力軸を、上下方向で第1出力軸にオーバーラップさせて設ける一方、第2出力軸の上端を第1出力軸の上端よりも上方へ突出させて、第1、第2出力軸の上方に、第1出力軸の回転に伴って第2出力軸を強制的に自転させる強制自転モードと、第2出力軸を回転フリーとするフリー自転モードとをハウジング外部から切替操作可能なモード切替機構を設け、モード切替機構を、第2出力軸の上端に固定したインターナルギヤと、インターナルギヤに噛合して第1出力軸と同軸で配置されるスパーギヤと、そのスパーギヤの上面に固定されたロックプレートと、ロックプレートに係止する第1の位置とロックプレートに係止しない第2の位置とにスライド可能な切替プレートと、回転操作によって切替プレートを2つの位置へ選択的にスライドさせるモード切替部材と、を含むものとして、モード切替部材による切替プレートの第1の位置の選択により、スパーギヤの回転を規制する強制自転モードに、第2の位置の選択により、スパーギヤの回転規制を解除するフリー自転モードにそれぞれ切替可能としたことを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、ハウジング内に、モータ駆動によって回転する第1出力軸と、その第1出力軸における回転中心からの偏心位置へ回転可能に設けられ、第1出力軸の回転に伴って偏心運動する第2出力軸とを上下方向に配置して、ハウジングから下方に突出させた第2出力軸の端部にパッドを装着した研磨機であって、第1出力軸の偏心位置に設けた偏心孔内に、当該偏心孔内の上端に設けたニードルベアリングを介して第2出力軸を回転可能に軸支することで、第2出力軸を、上下方向で第1出力軸にオーバーラップさせて設ける一方、ハウジングに、ニードルベアリングと同じ上下方向の高さでえぐれるくびれ部を形成して、第2出力軸の上端を第1出力軸の上端よりも上方へ突出させて、第1、第2出力軸の上方に、第1出力軸の回転に伴って第2出力軸を強制的に自転させる強制自転モードと、第2出力軸を回転フリーとするフリー自転モードとをハウジング外部から切替操作可能なモード切替機構を設け、モード切替機構の操作部をハウジングの上部に設けたことを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、ハウジング内に、モータ駆動によって回転する第1出力軸と、その第1出力軸における回転中心からの偏心位置へ回転可能に設けられ、第1出力軸の回転に伴って偏心運動する第2出力軸とを上下方向に配置して、ハウジングから下方に突出させた第2出力軸の端部にパッドを装着した研磨機であって、第1出力軸の偏心位置に設けた偏心孔内に、当該偏心孔内の上端に設けたニードルベアリングを介して第2出力軸を回転可能に軸支することで、第2出力軸を、上下方向で第1出力軸にオーバーラップさせて設ける一方、モータを、モータ軸が第1出力軸と直交する前向き姿勢でハウジング内に収容し、モータ軸から第1出力軸への回転伝達を各軸に設けたベベルギヤによって行うと共に、第1出力軸側のベベルギヤをモータ軸側のベベルギヤの上側に配置して、ハウジングに、第1出力軸側のベベルギヤの下側で後方へえぐれて前後方向でベベルギヤとオーバーラップするくびれ部を形成したことを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れかの構成において、偏心孔内の下端に第2出力軸の軸受を配置したことを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れかの構成において、ハウジング内で第1出力軸を軸支する上側の軸受をニードルベアリングとしたことを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項3の構成において、ハウジングに、スライド操作によってモータの駆動をON/OFFする操作部材を設けて、モード切替部材と操作部材との間に、操作部材がモータをONさせるスライド位置でモード切替部材の回転を規制する規制手段を設けたことを特徴とするものである。
請求項9に記載の発明は、請求項8の構成において、操作部材をモード切替部材の後方で前後へスライド可能に配置して、操作部材の前方へのスライド位置をモータがONする位置として、規制手段を、モード切替部材側と操作部材側との何れか一方側に設けられた係合部と、他方側に設けられ、操作部材の前方へのスライド位置で係合部が係合する被係合部としたことを特徴とするものである。
請求項10に記載の発明は、請求項6の構成において、第1出力軸の下面に、第2出力軸の下側の軸受を抜け止めするキャップがネジ止めされて、キャップに、偏心孔と点対称方向へ延びるバランサが延設されることを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項11に記載の発明は、ハウジング内に、モータ駆動によって回転する第1出力軸と、その第1出力軸における回転中心からの偏心位置へ回転可能に設けられ、第1出力軸の回転に伴って偏心運動する第2出力軸とを上下方向に配置して、ハウジングから下方に突出させた第2出力軸の端部にパッドを装着した研磨機であって、第1出力軸の偏心位置に設けた偏心孔内に、第2出力軸を回転可能に軸支することで、第2出力軸を、上下方向で第1出力軸にオーバーラップさせて設ける一方、ハウジングに、第2出力軸を軸支する軸受と同じ上下方向の高さでえぐれるくびれ部を形成して、第2出力軸の上端にインターナルギヤを設けると共に、インターナルギヤと噛合するスパーギヤを第1出力軸と同軸で配置して、第2出力軸を、偏心運動する際には強制的に自転可能としたことを特徴とするものである。
また、第1出力軸の偏心位置に設けた偏心孔内に、第2出力軸を回転可能に軸支することで両軸をオーバーラップさせたことで、両出力軸の長さを十分確保でき、上下の軸受間の距離をより好適に設定することができる。
さらに、上端の軸受をニードルベアリングとしたことで、偏心孔が小さくて済み、第1出力軸の小径化に繋がる。
特に、請求項3に記載の発明によれば、上記効果に加えて、第2出力軸の上端を第1出力軸の上端よりも上方へ突出させて、第1、第2出力軸の上方にモード切替機構を設けたことで、モード切替機構をハウジングの上部に配置でき、モードの切替操作が良好に行える。また、上側に位置するモード切替部材の回転操作でモードの切替が容易に行える。
特に、請求項4に記載の発明によれば、上記効果に加えて、第2出力軸の上端を第1出力軸の上端よりも上方へ突出させて、第1、第2出力軸の上方にモード切替機構を設けたことで、モード切替機構をハウジングの上部に配置でき、モードの切替操作が良好に行える。
特に、請求項5に記載の発明によれば、上記効果に加えて、第1出力軸側のベベルギヤをモータ軸側のベベルギヤの上側に配置して、ハウジングに、第1出力軸側のベベルギヤの下側でえぐれるくびれ部を形成したことで、くびれ部を深く形成できてその上側のハウジングをグリップとして把持しやすくなる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1乃至5の何れかの効果に加えて、偏心孔内の下端に第2出力軸の軸受を配置したことで、偏心孔内での第2出力軸の傾きを好適に抑制することができ
請求項7に記載の発明によれば、請求項1乃至6の何れかの効果に加えて、ハウジング内で第1出力軸を軸支する上側の軸受をニードルベアリングとしたことで、ハウジングも小径化できる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項3の効果に加えて、規制手段の採用により、モータの回転中のモード切替ができなくなる。よって、モード切替機構を具備したものであってもギヤ等の部品の早期の摩耗や破損を効果的に防止できる。
請求項9に記載の発明によれば、請求項8の効果に加えて、規制手段を、モーと切替部材側と操作部材側とに設けられた係合部と被係合部とで形成したことで、隣接させたモード切替部材と操作部材との間で規制手段を簡単に形成することができる。
請求項10に記載の発明によれば、請求項6の効果に加えて、軸受を抜け止めするキャップにバランサを設けたことで、キャップをバランサに利用した合理的な構成となり、部品点数の削減に繋がる。
[形態1]
図1は、研磨機の一例であるランダムオービットサンダの斜視図、図2はその縦断面図、図3は前側部分の拡大図である。ランダムオービットサンダ1は、固定子4と回転子5とからなるモータ3を前向き(図2,3の右側を前方とする。)に収容する筒状のモータハウジング2の前方に、左右一対の半割ハウジング7a,7bからなり、出力部8を収容して下面を開口した本体ハウジング7を連結し、本体ハウジング7の下方に突出させた後述するインナスピンドル15の下端に、拡開円筒状となる本体ハウジング7の下部よりも大径のパッド9を装着してなる。このパッド9は、樹脂製で薄板状の上板部9aと、スポンジ製で肉厚の下スポンジ部9bとから形成される。
また、外側のニードルベアリング16の位置で本体ハウジング7の中間部には、後方へえぐれるくびれ部30が形成されるが、ここではアウタスピンドル14とインナスピンドル15との上側の軸受にニードルベアリング16,26を採用したことで、ボールベアリング17,27を採用した下側に比べてギヤハウジング13及びアウタスピンドル14が小径化され、くびれ部30が深くなっている。くびれ部30の後方で本体ハウジング7の左右の側面には、排気口31,31が形成されている。
よって、パッド9を回転操作する際には、ドライバの先端等の棒体を差込孔91から半径方向に差し込んでリブ92,92に係止させると、棒体を利用してパッド9に大きなトルクを付与することができる。
このように、パッド9に半径方向の差込孔91を形成したことで、手で直接パッド9を回転させるよりも容易に着脱可能となる。
なお、差込孔の数や位置、リブの形状は適宜変更可能で、パッドの構造によっては上板部に差込孔を形成してリブを省略することもできる。
よって、リンクレバー64は、常態ではスイッチノブ61を後方へのスライド位置に付勢すると共に、トグルスイッチ62のレバー63を後側に傾動させてトグルスイッチ62をOFFさせる。コイルバネ70の付勢に抗してスイッチノブ61を前進させると、リンクレバー64を介してレバー63が前側に傾動してトグルスイッチ62がONすることになる。
こうしてリアカバー72内では、背面から見ると、上下にカーボンブラシ77,77が配置され、その左側にコントローラ79、右側にトグルスイッチ62と電源コード87とがそれぞれ配置されることとなって、リアカバー72内のスペースを有効利用してコンパクトに収まるようになっている。
そして、何れのモードにおいても、図8,10の運転状態では前述のようにスイッチノブ61と共に前進した係合爪71によって偏心ピン56を介してモード切替ノブ54の回転が規制されるため、運転中のモード切替はロックされることになる。
特にここでは、アウタスピンドル14の偏心位置に設けた偏心孔25内に、インナスピンドル15を回転可能に軸支することで両スピンドルをオーバーラップさせているので、両スピンドルの長さを十分確保でき、上下の軸受間の距離をより好適に設定することができる。
さらに、ギヤハウジング3内でアウタスピンドル14を軸支する上側の軸受をニードルベアリング16としたことで、ギヤハウジング3や本体ハウジング7も小径化できる。
そして、インナスピンドル15の上端をアウタスピンドル14の上端よりも上方へ突出させて、両スピンドルの上方に、アウタスピンドル14の回転に伴ってインナスピンドル15を強制的に自転させる強制自転モードと、インナスピンドル15を回転フリーとするフリー自転モードとを外部から切替操作可能なモード切替機構60を設けたことで、モード切替機構60を本体ハウジング7の上部に配置でき、モードの切替操作が良好に行える。
さらに、第2出力軸のオーバーラップは、第1出力軸の偏心孔に軸支させて実現する構造に限らず、第1出力軸の偏心位置で上下に保持した軸受間に第2出力軸を架設する格好で軸支させる等、適宜変更可能である。
その他、サンダ自体の構造も、モータをブラシレスとしたり、縦向きに配置したり、AC電源でなくバッテリー電源を採用したり、モード切替機構を持たず第2出力軸が強制自転のみ或いはフリー自転のみとなるオービタルサンダとしたり等、上記形態に限定されない。
特にここでは、スイッチノブ61をモード切替ノブ54の後方で前後へスライド可能に配置して、スイッチノブ61の前方へのスライド位置をモータ3がONする位置として、規制手段を、スイッチノブ61側に設けられた係合爪71と、モード切替ノブ54に設けられ、スイッチノブ61の前方へのスライド位置で係合爪71が係合する偏心ピン56としているので、隣接させたモード切替ノブ54とスイッチノブ61との間で規制手段を簡単に形成することができる。
さらに、モード切替機構60の切替プレート48を、インナスピンドル15と直交する平面内でスライドさせているので、インナスピンドル15の上方のスペースを利用してモード切替機構60を操作しやすい位置で無理なく収容することができる。
さらに、モード切替部材と操作部材とは必ずしも隣接させる必要はなく、離れた位置にあっても互いに相手側へ延ばした別部材にそれぞれ係合部と被係合部とを設ける等することで規制手段は形成できる。
その他、サンダ自体の構造も、モータをブラシレスとしたり、縦向きに配置したり、AC電源でなくバッテリー電源を採用したり、第1、第2出力軸がオーバーラップしないオービタルサンダとしたり等、モード切替機構を具備したものであれば、上記形態に限定されない。
特にここでは、電材部品である一対のカーボンブラシ77,77を、整流子6を中心とした上下に点対称に配置しているので、後方ハウジング(モータハウジング2及びリアカバー72)の横断面形状が上下に細長い形となり、グリップとして把持する際に持ちやすくなる。
さらに、コントローラ79の前側部分を、モータ軸6の軸方向でモータ軸6にオーバーラップさせる一方、後側部分をモータ軸6の軸線寄りに配置して、コントローラ79を傾斜させたことで、速度調整ダイヤル82による出っ張りがあってもコントローラ79をコンパクトに収容することができる。
また、モータ3の後方に、ピックアップコイル89を、コントローラ79と異なる位相で収容しているので、ピックアップコイル89を設けても後方ハウジングが軸方向に長くなることがない。
また、連係部材としてはL字状に限らず、前半部分が後方へ行くに従って操作部材の後方から離れるように傾斜させて全体をくの字状にしたり、前端と後端とが後方ハウジングの周方向にオフセットするコ字状としたりして、全体が操作部材の後方を通過しない非直線形状とする他、操作部材から後方へ直線状に延びた後、電材部品の前方で周方向へオフセットし、再び後方へ直線状に延びる鍵状にしたり、前後の直線部分の間に電材部品を迂回するコ字状部分や半円状部分を設けたり等、一部が操作部材の後方を通過しない非直線形状とすることもできる。
その他、電動工具としてはランダムオービットサンダに限らず、ポリッシャやグラインダ等の他のタイプであっても連係部材に係る本発明は適用可能である。
次に、本発明の他の形態を説明する。但し、形態1と同じ構成部には同じ符号を付して重複する説明は省略し、主に形態1と異なる点を説明する。
図13に示すランダムオービットサンダ1Aにおいて、インナスピンドル15へのパッド9の取付は、係止片によるものではなく、上板部9aの中心に埋め込んだナット96に、インナスピンドル15の下端に形成した下ネジ部15aをねじ込むことで行われる。下ネジ部15aの上側には、受けフランジ97が設けられており、パッド9は、受けフランジ97に当接するまでねじ込むことになるが、受けフランジ97は、ボールベアリング27との間でインナスピンドル15に外装された円錐筒状のホルダ98に保持されるスラストニードルベアリング99により、インナスピンドル15に対して回転可能となっている。100は、受けフランジ97の下方への抜け止めを行うクリップ、101は受けフランジ97とホルダ98との間に介在されたシール用のOリングである。
そして、パッド9の取付状態では、スラストニードルベアリング99により、インナスピンドル15の回転にかかわらず上板部9aと受けフランジ97との一体性が保持されるので、パッド9が緩みにくくなる。
このように、パッド9をインナスピンドル15に対してねじ込み式で着脱可能としたことで、工具を用いなくても簡単に交換等が可能となる。特に、インナスピンドル15側でパッド9を受ける受けフランジ97を、スラスト軸受(ここではスラストニードルベアリング99)を介して回転可能に支持しているので、安定した締付及び取り外しが行える。
なお、ナットとネジ部との関係を逆にして、パッドの上面中央に立設したネジ部を、インナスピンドルの下端中心に設けたネジ孔に螺合させて工具レスとしてもよい。
また、ギヤハウジング13の上部には、金属製のブレーキ板105が設けられる。このブレーキ板105は、外周に立ち上げ形成した立ち上げ部106を、ギヤハウジング13の開口とその内側に嵌合される樹脂製のトップカバー42との間で挟持することで固定(回り止め)されている。
このように、スポンジ93の外側にブレーキ板105に当接するゴムカバー102を設けたことで、スポンジ93の摩耗が抑えられて耐久性が向上する。また、樹脂製のトップカバー42で金属製のブレーキ板105を回り止めするので、駆動時の音の発生も抑えられる。
また、カム孔107内で係合する偏心カム108を設けたことで、モード切替ノブ54の下面外周際に、スイッチノブ61の前進位置でのモード切替ノブ54の回転操作を規制する規制手段の被係合部となる円弧状の規制リブ109(図14〜17の斜線部分)を、偏心カム108とは別に形成している。
一方、図16に示すように、偏心カム108がネジ55の右側に位置する第2の回転位置では、切替プレート48はコイルバネ51の付勢に抗した前進位置にあってロック片50を突起46,46間から離間させ、スパーギヤ43の回転規制を解除することになる(フリー自転モード)。ここで図17に示すようにスイッチノブ61を前進させてトグルスイッチ62がONした状態では、突出位置の係合爪71が規制リブ109の右回転軌跡上に位置し、モード切替ノブ54の左回転操作を規制する。
なお、偏心カムの形状は適宜変更可能で、カム孔も、透孔でなく切替プレートの後端から切欠き状に形成することもできる。
但し、これに限らず、差込孔やリブを省略したり、強制自転モードでのパッドの偏心運動と自転運動との回転方向を逆にしたり等の設計変更は可能である。また、形態1において述べた変更は形態2においても採用可能である。
Claims (11)
- ハウジング内に、モータ駆動によって回転する第1出力軸と、その第1出力軸における回転中心からの偏心位置へ回転可能に設けられ、前記第1出力軸の回転に伴って偏心運動する第2出力軸とを上下方向に配置して、前記ハウジングから下方に突出させた前記第2出力軸の端部にパッドを装着した研磨機であって、
前記第1出力軸の偏心位置に設けた偏心孔内に、当該偏心孔内の上端に設けたニードルベアリングを介して前記第2出力軸を回転可能に軸支することで、前記第2出力軸を、上下方向で前記第1出力軸にオーバーラップさせて設ける一方、
前記ハウジングに、前記ニードルベアリングと同じ上下方向の高さでえぐれるくびれ部を形成したことを特徴とする研磨機。 - ハウジング内に、モータ駆動によって回転する第1出力軸と、その第1出力軸における回転中心からの偏心位置へ回転可能に設けられ、前記第1出力軸の回転に伴って偏心運動する第2出力軸とを上下方向に配置して、前記ハウジングから下方に突出させた前記第2出力軸の端部にパッドを装着した研磨機であって、
前記第1出力軸の偏心位置に設けた偏心孔内に、当該偏心孔内の上端に設けたニードルベアリングを介して前記第2出力軸を回転可能に軸支することで、前記第2出力軸を、上下方向で前記第1出力軸にオーバーラップさせて設ける一方、
前記ハウジングに、前記ニードルベアリングと同じ上下方向の高さでえぐれるくびれ部を形成して、
前記第2出力軸の上端にインターナルギヤを設けると共に、前記インターナルギヤと噛合するスパーギヤを前記第1出力軸と同軸で配置して、前記第2出力軸を、偏心運動する際には強制的に自転可能としたことを特徴とする研磨機。 - ハウジング内に、モータ駆動によって回転する第1出力軸と、その第1出力軸における回転中心からの偏心位置へ回転可能に設けられ、前記第1出力軸の回転に伴って偏心運動する第2出力軸とを上下方向に配置して、前記ハウジングから下方に突出させた前記第2出力軸の端部にパッドを装着した研磨機であって、
前記第1出力軸の偏心位置に設けた偏心孔内に、当該偏心孔内の上端に設けたニードルベアリングを介して前記第2出力軸を回転可能に軸支することで、前記第2出力軸を、上下方向で前記第1出力軸にオーバーラップさせて設ける一方、
前記第2出力軸の上端を前記第1出力軸の上端よりも上方へ突出させて、前記第1、第2出力軸の上方に、前記第1出力軸の回転に伴って前記第2出力軸を強制的に自転させる強制自転モードと、前記第2出力軸を回転フリーとするフリー自転モードとを前記ハウジング外部から切替操作可能なモード切替機構を設け、
前記モード切替機構を、前記第2出力軸の上端に固定したインターナルギヤと、前記インターナルギヤに噛合して前記第1出力軸と同軸で配置されるスパーギヤと、そのスパーギヤの上面に固定されたロックプレートと、前記ロックプレートに係止する第1の位置と前記ロックプレートに係止しない第2の位置とにスライド可能な切替プレートと、回転操作によって前記切替プレートを前記2つの位置へ選択的にスライドさせるモード切替部材と、を含むものとして、前記モード切替部材による前記切替プレートの前記第1の位置の選択により、前記スパーギヤの回転を規制する強制自転モードに、前記第2の位置の選択により、前記スパーギヤの回転規制を解除するフリー自転モードにそれぞれ切替可能としたことを特徴とする研磨機。 - ハウジング内に、モータ駆動によって回転する第1出力軸と、その第1出力軸における回転中心からの偏心位置へ回転可能に設けられ、前記第1出力軸の回転に伴って偏心運動する第2出力軸とを上下方向に配置して、前記ハウジングから下方に突出させた前記第2出力軸の端部にパッドを装着した研磨機であって、
前記第1出力軸の偏心位置に設けた偏心孔内に、当該偏心孔内の上端に設けたニードルベアリングを介して前記第2出力軸を回転可能に軸支することで、前記第2出力軸を、上下方向で前記第1出力軸にオーバーラップさせて設ける一方、
前記ハウジングに、前記ニードルベアリングと同じ上下方向の高さでえぐれるくびれ部を形成して、
前記第2出力軸の上端を前記第1出力軸の上端よりも上方へ突出させて、前記第1、第2出力軸の上方に、前記第1出力軸の回転に伴って前記第2出力軸を強制的に自転させる強制自転モードと、前記第2出力軸を回転フリーとするフリー自転モードとを前記ハウジング外部から切替操作可能なモード切替機構を設け、
前記モード切替機構の操作部を前記ハウジングの上部に設けたことを特徴とする研磨機。 - ハウジング内に、モータ駆動によって回転する第1出力軸と、その第1出力軸における回転中心からの偏心位置へ回転可能に設けられ、前記第1出力軸の回転に伴って偏心運動する第2出力軸とを上下方向に配置して、前記ハウジングから下方に突出させた前記第2出力軸の端部にパッドを装着した研磨機であって、
前記第1出力軸の偏心位置に設けた偏心孔内に、当該偏心孔内の上端に設けたニードルベアリングを介して前記第2出力軸を回転可能に軸支することで、前記第2出力軸を、上下方向で前記第1出力軸にオーバーラップさせて設ける一方、
前記モータを、モータ軸が前記第1出力軸と直交する前向き姿勢で前記ハウジング内に収容し、前記モータ軸から前記第1出力軸への回転伝達を各軸に設けたベベルギヤによって行うと共に、前記第1出力軸側の前記ベベルギヤを前記モータ軸側のベベルギヤの上側に配置して、前記ハウジングに、前記第1出力軸側の前記ベベルギヤの下側で後方へえぐれて前後方向で前記ベベルギヤとオーバーラップするくびれ部を形成したことを特徴とする研磨機。 - 前記偏心孔内の下端に前記第2出力軸の軸受を配置したことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の研磨機。
- 前記ハウジング内で前記第1出力軸を軸支する上側の軸受をニードルベアリングとしたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の研磨機。
- 前記ハウジングに、スライド操作によって前記モータの駆動をON/OFFする操作部材を設けて、前記モード切替部材と前記操作部材との間に、前記操作部材が前記モータをONさせるスライド位置で前記モード切替部材の回転を規制する規制手段を設けたことを特徴とする請求項3に記載の研磨機。
- 前記操作部材を前記モード切替部材の後方で前後へスライド可能に配置して、前記操作部材の前方へのスライド位置を前記モータがONする位置として、前記規制手段を、前記モード切替部材側と前記操作部材側との何れか一方側に設けられた係合部と、他方側に設けられ、前記操作部材の前方へのスライド位置で前記係合部が係合する被係合部としたことを特徴とする請求項8に記載の研磨機。
- 前記第1出力軸の下面に、前記第2出力軸の下側の軸受を抜け止めするキャップがネジ止めされて、前記キャップに、前記偏心孔と点対称方向へ延びるバランサが延設されることを特徴とする請求項6に記載の研磨機。
- ハウジング内に、モータ駆動によって回転する第1出力軸と、その第1出力軸における回転中心からの偏心位置へ回転可能に設けられ、前記第1出力軸の回転に伴って偏心運動する第2出力軸とを上下方向に配置して、前記ハウジングから下方に突出させた前記第2出力軸の端部にパッドを装着した研磨機であって、
前記第1出力軸の偏心位置に設けた偏心孔内に、前記第2出力軸を回転可能に軸支することで、前記第2出力軸を、上下方向で前記第1出力軸にオーバーラップさせて設ける一方、
前記ハウジングに、前記第2出力軸を軸支する軸受と同じ上下方向の高さでえぐれるくびれ部を形成して、
前記第2出力軸の上端にインターナルギヤを設けると共に、前記インターナルギヤと噛合するスパーギヤを前記第1出力軸と同軸で配置して、前記第2出力軸を、偏心運動する際には強制的に自転可能としたことを特徴とする研磨機。
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