JP5586652B2 - 画像処理装置及び自動階調補正方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、画像処理装置及び自動階調補正方法に関する。
画像処理装置(マルチファンクショナルプリフェラル、MFP)においては、印字出力(出力画像)の階調(画像濃度)を、印字積算枚数、温度、湿度、定着器温度等の条件に基づいて自動的に補正(自動階調補正)し、印字再現(出力画像の階調性)を安定化している。
特開2005−107047号公報
印字再現(出力画像の階調性)を安定化するための自動階調補正においては、階調補正性能を高めるため、中間転写ベルトや感光体ドラム等の像担持体上にカラー画像の印字のための(CMYKの)各色のテストパターンをそれぞれ印字し、テストパターンの濃度を読取って、階調補正に用いる補正量を決定する。各色のテストパターンは、例えば10個以上の階調パッチを含む。
すなわち、像担持体上に多くの(所定数以上)のCMYK各色の階調パッチを印字することにより、各色のテストパターン(を印字する領域)のサイズが大きくなる。また、各色のテストパターン印字は、色毎に繰り返す必要が生じる。
このことは、印字が可能となる自動階調補正の終了までに、多くの時間を必要とする。
本発明の目的は、画像処理装置の自動階調補正に必要な時間を低減することである。
実施形態において、画像処理装置は、検出手段と、画像発生手段と、画像形成手段と、を具備する。検出手段は、像担持体が保持する第一の色で階調値の異なるM個(Mは正の整数)のパッチからなる第一の濃度パターン画像の個々のパッチの濃度を求める。画像発生手段は、前記第一の色とは異なる第二の色で階調値の異なる複数個のパッチからなる第二の濃度パターン画像として、前記検出手段が前記第一の濃度パターン画像の個々のパッチの濃度を求めた結果、濃度差に有意な差がない階調値の領域若しくは濃度値が直線とみなされる階調値の領域について間引くことでパッチの個数をN個(N≦M、Nは正の整数)とした第二の濃度パターン画像の生成を指示する。画像形成手段は、前記画像発生手段が指示する前記第二の濃度パターン画像を、前記像担持体に形成する。前記第一の濃度パターン画像は、黒トナーで形成する。
実施形態を適用する画像処理装置の一例を示す概略図。 実施形態を適用する画像処理装置の画像処理部の一例を示す概略図。 実施形態を適用する画像処理装置の画像形成部の一例を示す概略図。 実施形態を適用する画像処理装置が用いるテストパターンの一例を示す概略図。 実施形態を適用する画像処理装置が用いるテストパターンの階調値とセンサ出力の関係の一例を示す概略図。 実施形態を適用する画像処理装置の階調補正処理の一例を示す概略図。 実施形態を適用する画像処理装置が用いるセンサ出力とN個のパターンの階調値の一例を示す概略図。 実施形態を適用する画像処理装置の一例を示す概略図。 実施形態を適用する画像処理装置の一例を示す概略図。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に示す画像処理装置(マルチファンクショナルプリフェラル(multi-function peripherals)、以下単にMFPと称する)1は、画像読取部11、画像処理部21、画像形成部31、操作部41及び主制御部(Main Processing Unit、以下単にMPUと称する)51を有する。また、画像読取部11、画像処理部21及び画像形成部31のそれぞれは、MPU51からの指示に従い、各部の動作を制御する制御部(CPU)を有する。なお、各部の動作を制御するCPUは、一部が共用されてもよい。
画像読取部11は、CCDセンサ等の読取デバイス(光電変換装置)を有し、原稿画像に対応する画像データを出力する。読取デバイスは、原稿画像を読取り、画像データに変換する。すなわち、読取デバイスは、光の明暗として読取り対象物の文字や画像の情報を取得し、明暗に対応する画像データを生成する。
画像処理部21は、画像読取部から出力された画像データに対して色変換、像域識別、入力高画質化処理、圧縮/伸張処理、階調補正及び中間調処理等の画像処理を施す。画像処理部21はまた、外部入力インターフェイス(画像入力部)51と接続し、例えばPC(Personal Computer)等の外部装置が供給する画像データを受けつける。
画像形成部31は、画像処理部21が出力する画像データを基に、用紙上に画像を形成する(印字出力)。
操作部41は、ユーザによる操作入力及び以下に説明する自動階調補正の中止や手動による階調値の設定等の数値入力が可能である。
図2に、画像処理部21の構成の一例を説明する。
画像処理部21は、例えば色変換部22、像域識別部23、入力高画質化処理部24、圧縮/伸張処理部25、階調補正部26、中間調処理部27及びパッチ(テストパターン)発生処理部28等を有する。また、MPU51からの指示に従い各部の動作を制御するCPU(サブプロセッサ)29を有する。
色変換部22は、画像読取部11が出力する画像データ(以下、入力画像データ、と称する)を、入力RGB(Rすなわち赤、Gすなわち緑、Bすなわち青)から、印字出力のためのCMYK(Cすなわちシアン、Mすなわちマゼンタ、Yすなわち黄、Kすなわち黒(墨))それぞれの色材濃度データに色変換する。
像域識別部23は、入力画像データを、例えば文字、及び写真領域等に区分する。
入力高画質化処理部24は、入力画像データが文字である場合、輪郭を特定し、輪郭強調等の補正処理をする。
圧縮/伸張処理部25は、入力画像データを記憶装置、例えばHDD(ハードディスク装置)への記録と保存のために圧縮し、画像形成部31への出力時に、伸張する。
階調補正部26は、印字に用いるCMYKの濃度特性と入力画像データの階調特性とを整合する。
中間調処理部27は、入力画像データの写真領域等について、再現性を高めるための中間調処理を施す。
パッチ発生処理部28は、階調補正部26の出力特性(濃度特性)を補正するために、そして自動調整(自動階調補正)するために用いるテストパターン(パッチ画像)の個々のパッチの濃度を設定する。なお、パッチ画像(テストパターン)の個数は、図3で説明する画像形成部31からの指示値に従い、設定する。
図3に、画像形成部31の構成の一例を説明する。
画像形成部31は、例えば第1〜第4の単色画像形成ステーション32a,32b,32c及び32d、中間転写体(中間転写ベルト)33、シート転写部34、センサ部35、定着部36、及びCPU(サブプロセッサ)37を有する。
第1〜第4のステーション32a,32b,32c及び32dは、それぞれ、CMYKのそれぞれの色の可視化像(画像)を形成する。なお、各ステーションは、例えばレーザ光学系等である電光変換(露光)部、像担持体(感光体ドラム)、現像部、転写部を有する。露光部は、画像処理部21が出力する画像データを、光の強弱に変換した画像光により、感光体ドラム上に画像パターンとして静電像(潜像)を形成する。現像部では、現像剤すなわちトナーにより潜像を現像する。転写部は、現像後のトナー像を、中間転写ベルト33に移動する。なお、各ステーションが形成する画像の色は、トナーの特性や画像を重ね合わせる際の順番等に従い、決められる。
中間転写ベルト33は、各ステーション32a,32b,32c及び32dが形成する画像を搬送する。
シート転写部34は、中間転写ベルト33が搬送する画像すなわちトナー像をシートすなわち用紙に移動する。
センサ部35は、中間転写ベルト33が搬送する画像すなわち中間転写ベルト33上のトナー像の濃度を検出する。センサ部35は、例えば光学式濃度センサ(反射濃度センサ)あるいは静電式濃度センサ(静電容量式濃度センサ)を、少なくとも含む。
定着部36は、シート転写部34が用紙に移動する画像と用紙とを一体化する。
なお、CPU(サブプロセッサ)37は、MPU51からの指示に従い各部の動作を制御するとともに、センサ部35の出力(特性値)に従い、(画像処理部21の)パッチ発生処理部28に、特性値(センサ部35の出力)に対応する指示値を出力する。
次に、自動階調調整(階調補正)について説明する。
自動階調補正モードにおいては、図が示す中間転写ベルト33上に、M個(Mは正の整数)のパッチ(テストパターン)画像を、第一の色の現像剤、例えば黒(以降K(色)と呼ぶ)色現像剤を用いて形成する。個々のパッチは、図4が示すような予め決められた濃度(階調値)a1,a2,・・・,a(M−1),aM(パッチ数=M、Mは正の整数)を有する。なお、K色におけるパッチ画像の個数Mは、例えば10以上であることが好ましい。
個々のパッチの濃度(感光体ドラムの潜像を現像部が現像し、転写部が中間転写ベルトに転写したトナーの濃度)は、センサ部35が検出する。これにより、例えばCPU37あるいはそのファームウェアにおいて、図5が示すような階調値(パッチ画像の階調値)とセンサ値(センサ部35による検出濃度すなわち特性値)との対応関係を得る。なお、階調値とセンサ値(特性値)との対応関係を求める、例えば特性演算部が独立して設けられてもよい。
ところで、図5が示すセンサ値(特性値)においては、階調値が低い低階調域のa2とa3では、対応するセンサ値(特性値)に有意差がない。この場合、階調値a2のパッチを印字しなくても、階調値a1のパッチと階調値a3のパッチに対応する2つのセンサ値(特性値)に基づく補間演算により、階調値a2に対応するセンサ値(特性値)を、精度よく求めることができる。すなわち、特性値は、CPU37あるいはそのファームウェアまたは特性演算部により、容易に求めることができる。
この現象が生じる場合には、K色とは異なるCMY色でも同様に、低階調域でのセンサ値に有意な差が現れないと推定できる。このため、CMY色についても同様に特定低階調域でのパッチを用意しなくても、センサ値を精度よく求めることができる。すなわち、K色とCMY色間での相関関係を利用すれば、K色のセンサ値の読取り結果に基づいて、CMY色のそれぞれのパッチ画像の個数を所定数N(Nは正の整数、N≦M)に、削減することが可能となる。
このことから、CMY色については、パッチ画像の個数がN(N≦M)であり、パッチの先端から終端までの(中間転写ベルト33上の)距離、及び対応する画像形成とセンサ部35による特性値の検出に要求される時間が低減される。従って、自動階調補正に必要となる時間が低減できる。
図6に、図4及び図5が示すセンサ値(特性値)を得るためのパッチ画像の数をCMY色について低減する方法をフローチャートで示す。
初めに、黒(K)色のテストパターン(パッチ画像)を印字する[ACT1]。続いて、黒(K)色のテストパターンの個々のパッチ画像の濃度(特性値)をセンサにて検出する[ACT2]。すなわち、[ACT1],[ACT2]では黒色のテストパターン画像を印字し、前記テストパターン上の各パッチの特性値を読取る。
次に、黒(K)色テストパターンの階調値とセンサ値(特性値)の対応関係を算出する[ACT3]。すなわち、図5により説明した階調値とセンサ値(特性値)との対応関係(対応関係データ)を求める。
次に、他色(CMY色)について、テストパターンの各パッチ(画像)の階調値を算出する[ACT4]。すなわち、[ACT3]で求めた対応関係データを基に、他(CMY)色のテストパターンの各パッチにおける階調値を算出する。なお、このとき、階調値の個数すなわちパッチ画像の個数Nは、N≦Mの範囲内となる。
次に、他色(CMY色)のうちの任意の一色について、テストパターン(パッチ画像)を印字する[ACT5]。続いて、同テストパターンの個々のパッチ画像の濃度(特性値)をセンサにて検出する[ACT6]。すなわち、[ACT5],[ACT6]ではCMYのうちの任意の一色について、テストパターン(パッチ画像)を印字し、各パッチの特性値を読取る。
以下、K(黒)色以外の他色(CMY)の全ての色についてテストパターンの印字[ACT5]とパッチ画像の特性値のセンサによる読取り[ACT6]を、CMY色のうちの残りの二色について繰り返す[ACT7]。
次に、CMYK各色の階調補正量を算出する[ACT8]。すなわち、取得するCMYK各色のパッチ読取り特性値を基に、CMYK各色の階調補正量を算出する。
なお、CMY色におけるパッチ画像については、図5が示す低階調域に拘わらず、例えば図7が示すa(M−u),a(M−v),a(M−w)のように実質的に直線とみなすことのできるセンサ値となる階調値についても、例えばa(M−v)を省略することが可能である。
また、この場合、a(M−u),a(M−v),a(M−w)の3つのパッチの階調値を、a(M−u)とa(M−v)との間のa(M−uv),a(M−v)とa(M−w)との間のa(M−vw)とすることによりパッチの個数を低減してもよい。
すなわち、単純にパッチ画像を間引いて特性値を補間することも可能であるし、2つのパッチ画像の特性値に基づいて、新たな階調値に相当する特性値を求めることも可能である。
図8に、図1に示す画像処理装置の別の実施形態を示す。
図8に示すインクジェット方式を用いる記録装置(MFP)101は、筐体102、用紙カセット103、画像形成部104、排紙トレイ105、用紙カセット103から画像形成部104までの第一の搬送路A1および画像形成部104から排紙トレイ105までの第二の搬送路A2に沿って用紙を搬送する搬送装置106、用紙の表裏を反転する反転装置107、及び制御装置(CPU)111、等を備える。
画像形成部104は、用紙を外周面上に保持し、用紙の第一面(記録面)を所定の速度で移動するドラム140、用紙をドラム140の外周面に固定する固定装置141、ドラム140の外周面が保持する用紙にインクを提供し、用紙に画像を形成する第1〜第4の記録ヘッド143a、143b、143c、143d、用紙をドラム140から剥離する除電剥離装置144、ドラム140を清浄するクリーニング装置145、および用紙上の画像の濃度を検出するセンサ部135を備える。センサ部135は、例えば光学式濃度センサ(反射濃度センサ)を、少なくとも含む。
記録ヘッド143a、143b、143c及び143dは、それぞれ、CMYKのそれぞれの色の可視化像(画像)あるいはテストパターン(パッチ)画像を形成する。なお、各記録ヘッドが形成する画像の色は、インクの特性や画像を重ね合わせる際の順番等に従い、決められる。また、センサ部135が検出する個々の記録ヘッド143a、143b、143c及び143dが形成する画像の濃度は、CPU(Central Processing Unit,制御装置)111において、濃度値(特性値)として階調判断に用いる。
以下、図4〜図6に示した実施形態に準じて、自動濃度補正を実行する。
図9は、図8に示す画像処理装置の別の実施形態を示す。
図9に示すインクジェット方式を用いる記録装置201は、用紙カセット202、給紙ローラ203、給紙路204、レジストローラ205、吸着ローラ206、搬送装置207、記録・消去装置208、排紙路209、濃度センサ(センサ部)235、制御装置(CPU)210、排出ローラ211(複数)、および排紙トレイ212、等を備える。センサ部235は、例えば光学式濃度センサ(反射濃度センサ)を、少なくとも含む。
給紙ローラ203により給紙カセット202から搬送される用紙は、給紙路204、レジストローラ205を経由し、搬送装置207の搬送ベルト273に、吸着ローラ206からの静電力により固定する。
吸着ローラ206は、レジストローラ205により供給される用紙を搬送ベルト273に押しつけ、(用紙を)搬送ベルト273の外周面に固定する。駆動ローラ271が回転することで、搬送ベルト273の外周面に吸着した用紙が、矢印で示す方向に移動する。
記録・消去装置208は、搬送ベルト207が搬送する用紙に画像が形成されている場合、その形成済みの画像を消去し、消去した後に新たな画像を形成する。記録・消去装置208は、第1〜第4の記録ヘッド208a、208b、208c、208d、を含み、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ)、およびK(ブラック)のインクにより、画像を形成する。
記録・消去装置208が画像を形成した用紙は、排紙路209を通り、排出ローラ211を介して、排紙トレイ212に移動する。
記録ヘッド208a、208b、208c、208dは、それぞれ、CMYKのそれぞれの色の可視化像(画像)あるいはテストパターン(パッチ)画像を形成する。なお、各記録ヘッドが形成する画像の色は、インクの特性や画像を重ね合わせる際の順番等に従い、決められる。また、センサ235が検出する個々の記録ヘッド208a、208b、208c、208dが形成する画像の濃度は、CPU(Central Processing Unit,制御装置)210において、濃度値(特性値)として階調判断に用いる。
以下、図4〜図6に示した実施形態に準じて、自動濃度補正を実行する。
なお、個々の記録ヘッド208a、208b、208c、208dによる使用に好適なインクの実施形態の一例を示す。
本実施形態では、所定の消去温度以上の熱が加えられると消色する(色がぬける)特性を持ったインクを使用する。
このようなインクとしては、例えば呈色性化合物、顕色剤、およびバインダ樹脂等を成分として含むものを利用できる。このようなインクは、予め顕色剤の作用を受けて呈色性化合物が発色しているために、使用者は色を認識することが可能である。発色した状態のインクに消去温度以上の熱を加えるとバインダ樹脂が軟化し、主に顕色剤がバインダ樹脂の内部から表面へ移動し易くなるとともに、被記録媒体である用紙の厚さ方向の内側へ移動、あるいは拡散し易くなる。このため、呈色性化合物が顕色剤の作用を受けなくなり、呈色性化合物は消色してインクの色を認識できなくなる。
呈色性化合物は、文字や図形等の発色画像を形成する色素の前駆体化合物であり、ロイコオーラミン類、ジアリールフラリド類、ポリアリールカルビノール類、アシルオーラミン類、アリオールオーラミン類、ローダミンBラクタム類、インドリン類、スピロピラン類、フルオラン類等の電子供与性有機物を用いることが好ましい。
顕色剤は、呈色性化合物との相互作用(主に電子またはプトロンの授受)により呈色性化合物を発色させる化合物であり、フェノール類、フェノール金属塩類、カルボン酸金属塩類、ベンゾフェノン類、スルホン類、スルホン酸塩、リン酸類、リン酸金属塩類、酸性リン酸エステル、酸性リン酸エステル金属塩類、亜リン酸類、亜リン酸金属塩類等を用いることが好ましい。
バインダ樹脂は、呈色性化合物と顕色剤を発色状態で分散させるものである。一方、加熱時には呈色性化合物と相溶し、件色剤と親和性を有しない特性をもったものである。
このような成分を含むインクを用いる場合、印刷時にインクに消去温度以上の熱が加わると、用紙に吐出される前のインクあるいは用紙に付着した後のインクが消色し、正常な画像形成結果が得られないことがある。従って、第1〜第4の記録ヘッド208a、208b、208c、208dは、ピエゾ方式であることが好ましい。さらに、第1〜第4の記録ヘッド208a、208b、208c、208dに放熱板を設ける等により、個々の208a、208b、208c、208dが収容するインクの温度が不所望に上昇することを抑止することが好ましい。
このように、いずれの方法によっても、黒(K)色について、M個のパッチ画像を含むテストパターンにより特性値を求め、CMY色についてはN(N≦M)個のパッチ画像を含むテストパターンを用いることにより、パッチの先端から終端までの(中間転写ベルト33上の)距離、及び対応する画像形成とセンサ部35による特性値の検出に要求される時間が低減される。従って、自動階調補正に必要となる時間が低減できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…MFP(画像処理装置)、11…画像読取部、21…画像処理部(画像処理手段)、22…色変換部、23…像域識別部、24…入力高画質化処理部、25…圧縮/伸張処理部、26…階調補正部、27…中間調処理部、28…パッチ(テストパターン)発生処理部(テストパターン発生手段)、29…CPU(サブプロセッサ)、31…画像形成部、33…中間転写ベルト(画像保持手段)、35…センサ部(濃度センサ)、37…CPU(サブプロセッサ)、41…操作部、51…MPU(主制御部)、101,201…MFP(記録装置)、111,210…CPU(制御装置)、135,235…センサ部(濃度センサ)。

Claims (6)

  1. 像担持体が保持する第一の色で階調値の異なるM個(Mは正の整数)のパッチからなる第一の濃度パターン画像の個々のパッチの濃度を求める検出手段と、
    前記第一の色とは異なる第二の色で階調値の異なる複数個のパッチからなる第二の濃度パターン画像として、前記検出手段が前記第一の濃度パターン画像の個々のパッチの濃度を求めた結果、濃度差に有意な差がない階調値の領域若しくは濃度値が直線とみなされる階調値の領域について間引くことでパッチの個数をN個(N≦M、Nは正の整数)とした第二の濃度パターン画像の生成を指示する画像発生手段と、
    前記画像発生手段が指示する前記第二の濃度パターン画像を、前記像担持体に形成する画像形成手段と、を具備し、
    前記第一の濃度パターン画像は、黒トナーで形成する画像処理装置。
  2. 前記画像発生手段は、前記第一の濃度パターン画像の個々のパッチの濃度値に基づいて、前記第一の濃度パターン画像のパッチ間の濃度値を補間する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記画像形成手段は、前記第一の濃度パターン画像を前記像担持体に形成する手段を含む請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 第一の色で階調値の異なるM個(Mは正の整数)のパッチからなる第一の濃度パターン画像を像担持体に形成し、
    前記像担持体に形成された前記第一の濃度パターン画像の個々のパッチの濃度を求め、
    前記第一の色とは異なる第二の色で階調値の異なる複数個のパッチからなる第二の濃度パターン画像として、前記第一の濃度パターン画像の個々のパッチの濃度を求めた結果、濃度差に有意な差がない階調値の領域若しくは濃度の値が直線とみなされる階調値の領域について間引くことでパッチの個数をN個(N≦M、Nは正の整数)とした第二の濃度パターン画像を前記像担持体に形成し、
    前記第一の濃度パターン画像の画像濃度及び前記第二の濃度パターン画像の画像濃度に基づいて、階調特性を補正する
    自動階調補正方法。
  5. 第二の濃度パターン画像のパッチの個数Nは、第一の濃度パターン画像の画像濃度を用いて補間可能な少なくとも1つのパッチの数だけ、第一の濃度パターン画像のパッチの個数Mより少ない請求項記載の自動階調補正方法。
  6. 第一の濃度パターン画像の画像濃度を用いて補間可能な第二の濃度パターン画像の画像濃度は、第一の濃度パターン画像の少なくとも2つのパッチの濃度から補間され、その2つのパッチの濃度とは異なる濃度である請求項記載の自動階調補正方法。
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