JP5584864B2 - スノーボード - Google Patents

スノーボード Download PDF

Info

Publication number
JP5584864B2
JP5584864B2 JP2009156180A JP2009156180A JP5584864B2 JP 5584864 B2 JP5584864 B2 JP 5584864B2 JP 2009156180 A JP2009156180 A JP 2009156180A JP 2009156180 A JP2009156180 A JP 2009156180A JP 5584864 B2 JP5584864 B2 JP 5584864B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
convex
snowboard
snow
nose
range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009156180A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011010762A (ja
Inventor
利昭 山根
Original Assignee
利昭 山根
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 利昭 山根 filed Critical 利昭 山根
Priority to JP2009156180A priority Critical patent/JP5584864B2/ja
Publication of JP2011010762A publication Critical patent/JP2011010762A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5584864B2 publication Critical patent/JP5584864B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、身体を傾けて雪面でカーブする等の操作性と、安定した滑りとを兼ね備えた、スノーボードに関するものである。
スノーボードは一枚の板に両足を載せて、足の向き及び身体の向きを当該スノーボードの長手方向に対して直角方向(幅方向)に置き、体重移動などを駆使して、直線滑走から曲芸的な回転やジャンプなどの動作を行う。以後、スノーボードについて用具をさす場合は、単にボードと記す。ボードの幅は、スキー板より広く、また前進後進の区別無く滑走できるように、先端の反りが前部(ノーズ)と後部(テール)の両方に形成されている。このスノーボードは、幅が広いことから、意図しない横滑りや横ずれが生じやすく、初心者にとってコントロールは容易ではない。
回転滑走中における横ずれを円滑に生じさせるために、(a1)前接雪(接地)点近傍から後接雪(接地)点近傍にいたる間のボードの滑走面(ソール)を、幅方向に沿う滑らかな連続した曲率にて凸状の曲面にすることが提案された(特許文献1)。この形状によれば、回転滑走中における凸状曲面形成部位の雪面(地面)に対する横ずれが円滑になるため、滑走中のバランスの安定化および回転操作性の向上を得ることができる。また、同じ文献において、(a2)前接地点と靴載置部位との間では、上記のように、幅方向に沿う滑らかな連続した曲率にて凸状の曲面を持たせ、靴載置部位と後接地点との間では、幅方向に沿う滑らかな連続した曲率にて凹状の曲面を持たせることが提案されている。これによって、靴載置部位より前方で、雪面に対する横ずれが円滑にでき、後ろ側では横滑りしにくくなる。この結果、滑走中のバランスの安定化と回転操作性の向上を得ることができる。
また、(b)ボードの長手方向の中央領域を除いて、前後の接雪(接地)点から中央側の所定範囲において、エッジ部分のソールを直線的に反らせることで、スノーボードの操作性を改善する提案がなされている(特許文献2)。
特開平7−163695号公報 特表2002−505935号公報
上記のスノーボードのうち、(a1)ソールの幅方向に沿う滑らかな連続した曲率にて凸状の曲面が形成されたスノーボードは、回転操作性は良好かもしれないが、安定性については不十分である。また、滑らかな連続した曲率のコンベックスの形成には、高い加工精度を要し、製造が難しい。また金型等の製作に高額の費用を要する。また、(a2)については、回転操作性も安定性も、ともにそれほど大きな向上は期待できず、さらに高い加工精度を要し、製造が難しい。
一方、(b)前接地点から中央へ所定範囲、および後接地点から中央へ所定範囲、のエッジ部を直線状に反らせる構造は、製作はそれほど難しくはないが、直線状に反るエッジ部は、幅中央部の平坦部と、外に凸の角張った角度を形成する。この角度部分は、雪面に食い込みやすく、エッジングを不安定化するおそれが高い。
本発明は、回転等の操作性および安定性を、ともに一層向上させたスノーボードを提供することを目的とする。
本発明のスノーボードは、ノーズおよびテールにキックが付され、長手方向に沿ってキャンバーが設けられ、所定の接雪長を有し、両サイドにサイドカーブが形成されたスノーボードである。このスノーボードは、接雪長の全長にわたって、スノーボードのソール面に、コンベックスが付され、コンベックスは、スノーボードの横断面において接雪長内のいずれの位置でも中心軸線の真下の位置を最下点とする1個の弧状の形態であり該1個の弧状の形態は半径アールを有する円弧で近似されることができ、かつ、接雪長の中央位置におけるコンベックスが、接雪長の端付近におけるコンベックスよりも、緩く、スノーボードにはノーズ側とテール側の2箇所にビンディングのためのインサートホールが設けられ、前記インサートホールを含む中央部である中央載荷範囲が備えられ、
{(1)前記コンベックスは、その半径アールが、該中央載荷範囲内において一定であり、前記中央載荷範囲の端からノーズ側およびテール側の前記接雪長の端の位置までの端側範囲では、前記半径アールが前記一定から前記接雪長の端付近へとより小さくなるように変化している、及び、
(2)前記中央載荷範囲の端からノーズ側およびテール側の前記接雪長の端の位置までの端側範囲では、前記コンベックスは、その半径アールが前記接雪長の端付近へとより小さくなるように変化しており、前記中央載荷範囲では、前記半径アールが中央位置から該中央載荷範囲の端へと前記端側範囲における変化の勾配より小さい勾配で小さくなっている、}のうちの(1)または(2)であることを特徴とする。
ここで、コンベックスが緩い(または弱い、もしくは小さい)とは、ボードのエッジが雪面からそれほど上がっておらず、円弧で近似させた場合、その円弧のアールが大きいことをいう。逆に、強いコンベックスとは、緩いコンベックスよりもエッジが雪面から大きく上がっており、円弧で近似させたとき、緩いコンベックスのそれよりもその円弧のアールは小さい。
上記の中心軸線の真下の位置を最下点とする弧状の形態は、円弧で近似させることができる。なお、中心軸線は、幅方向の中心を通る中心面(幅対称面)によって代用することができ、その場合は、「中心面(幅対称面)の位置を最下点とする円弧の形態」と言い換えることができる。
上記(1)によって、ボード中ほどの安定性を高くした上で、ノーズ側およびテール側の端においては、先側ほどエッジ位置を雪面から高くするので、回転に入るときの傾きを容易にして回転操作性をより高めることができる。
上記(2)によって、ボード中ほどにおける安定性を得ながら、中央からノーズ側およびテール側へと全体的に、先側ほどエッジ位置を雪面から高くするので、回転に入るときの傾きを容易にして回転操作性をより高めることができる。
上記の構成によれば、接雪長の端側(接雪長の範囲において長手方向の先側)のコンベックスを強くして、中央付近のコンベックスを緩く構成する。言い換えれば、ボードの先側(ノーズ側またはテール側)ではエッジが雪面より高く上がっており、ボードの中央部ではエッジはそれほど上がっていず、フラットに近い。このため、回転の際、ボード先側(前側)からエッジを雪面に接触させつつボードを傾ける動作に入りやすい。このため、ノーズ側を前にしても、テール側を前にしても、回転操作性を向上させることができる。また、ボードの中ほどの位置では、エッジは緩く平坦面に近いため、傾きは小さく抑制され、安定性を高めることができる。この結果、回転操作性は、ノーズ側またはテール側の強いコンベックスによって確保し、安定性は、ボード中ほどの弱いコンベックスによって確保される。従来技術では、ソール面のコンベックスは一定であった。本発明では、コンベックスを可変にして、ボードの先側よりも中ほどで小さくするという発想により、回転操作性および安定性の両方とも、確保することができる。
また、スノーボードの横断面において、コンベックスを、スノーボードの中心面(幅対称面)の位置を最下点とする弧状の形態は円弧で近似させることができるので、比較的精度よく、この可変コンベックスのスノーボードを、製造することができる。
接雪長の端の位置より、有効エッジをノーズ側およびテール側へと所定位置にまで延ばし、接雪長の端の位置とその有効エッジの端の位置との間の範囲である有効エッジ拡張部において、接雪長の端から、ノーズ側およびテール側へと上り傾斜が付されている構成をとることができる。これによって、必要な有効エッジ長を確保した上で、接雪長を短くすることができる。接雪長の端の位置では、ボードは局部的に湾曲しており、スノーボードの実質的なライダー操作範囲を、前側接雪点の位置〜後側接雪点の位置、にすることができる。実質的な回転操作性および安定性は、この前後の湾曲位置の間の接雪長の範囲により確保される。接雪長が短いため、小回りが効き、回転操作性は著しく向上する。また、接雪長に、上り傾斜の有効エッジ拡張部を加えることで、ボードの先側(前側および後側)における浮力を大きくすることができる。また、有効エッジ拡張部を加え、有効エッジ長を長くするだけで、高い速度の安定な直進滑走を得ることができる。このため、浮力増大および回転操作性の著しい向上と合わせて、たとえばパウダースノーの雪面における沈み込みを防いで、高スピードの安定滑走および非常に高いレベルでの回転滑走をすることが可能となる。
ここで、有効エッジ長は、回転時にエッジが雪面に接触する長さなので、ボード幅が最も広い前後の位置間の長さといってよく、サイドカーブの付け方によって調整することができる。
有効エッジ拡張部を、そのソール面をフラットにして、該フラット面に上り傾斜を付すことができる。これによって、有効エッジ拡張部による浮力増大および安定性を確実に得ることができる。回転の際に、前側のエッジが早期に(傾斜しはじめに)雪面に接触して反力を受けるので、傾斜が支えられて安定操作性が向上する。
有効エッジ拡張部を、そのソール面を、フラット面と、該フラット面に連続してコンベックス無しで長手方向に沿って上るように湾曲した湾曲面と、で構成することができる。この有効エッジ拡張部によって、浮力増大、回転操作性および安定性の向上を、得ることができる。
有効エッジ拡張部について、そのソール面にコンベックスを付し、キックが付されたノーズまたはテールへと連続するように、上り傾斜を付ける構成をとることができる。このコンベックス付き有効エッジ拡張部によって、回転操作性を向上させながら浮力増大を得ることができる。
有効エッジ拡張部における平均上り傾斜を、0.3mm/10cm〜3.0mm/10cmの範囲内にすることができる。これによって、安定性を得ながら、ボード先側において、適切な浮力と回転操作性とを得ることができる。
有効エッジ拡張部のソール面におけるコンベックスは、接雪長の端の位置におけるコンベックスと、(1)同等で一定であるか、(2)ノーズ側またはテール側ほど強くなる勾配がついているか、または(3)ノーズ側またはテール側ほど弱くなる勾配がついている、形態にすることができる。これによって、必要な浮力を得ながら、回転操作性と安定性とについて、ライダーの好み、力量に応じて、適切なバランスをとることが可能となる。
本発明によれば、回転等の操作性と安定性とを、ともに一層向上させたスノーボードを得ることができる。
本発明の実施の形態1におけるスノーボードを示し、(a)は平面図、(b)はIB−IB線(中心軸線または中心面)に沿う断面図、である。 図1のスノーボードの横断面図であり、(a)はIIA位置(IIA−IIA線)、(b)はIIB位置(IIB−IIB線)、(c)はIIC位置(IIC−IIC線)、(d)はIID位置(IID−IID線)、における横断面図、(e)は各断面図における、エッジ高さ、コンベックス近似半径およびキャンバーの大小関係を示す図である。 実施の形態1の変形例であり、本発明の実施の形態の一例のスノーボードを示す平面図である。 本発明の実施の形態2のスノーボードを示し、(a)は平面図、(b)は中心面に沿う縦断面図、(c)は(b)の接雪点付近の部分拡大図である。 図4のスノーボードの横断面図であり、(a)はIVA位置、(b)はIVB位置、(c)はIVC位置、(d)はIVD位置、における横断面図、(e)は各断面図における、エッジ高さ、コンベックス近似半径およびキャンバーの大小関係を示す図である。 本発明の実施の形態3におけるスノーボードを示し、(a)は平面図、(b)はボードの中心軸線に沿う断面図、(c)は(b)のノーズN側の接雪点付近の部分拡大図である。 図6(a)の各位置における横断面を示し、(a)は、図6(a)におけるVIIA位置の断面図、(b)はVIIB位置の断面図、(c)はVIIC位置の断面図、(d)はVIID位置の断面図、(e)は各断面図における、エッジ高さ、コンベックス近似半径およびキャンバーの大小関係を示す図である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるスノーボード10を示し、(a)は平面図、(b)はIB−IB線(ボードの中心軸線または中心軸面)に沿う断面図である。図1(a),(b)において、ノーズN側の接雪点Sと、テールT側の接雪点Sとの間に接雪長Sが形成される。ボード10は雪面に少し沈むので、接雪点Sは、平面的に見た場合は、図1に示すように、線(点線)で表される。回転操作性は接雪長Sによって大きく影響されるので、全長Lよりも接雪長Sが重視される。回転時にエッジが雪面に接する長さである有効エッジ長は、ボード幅が最も広い、前側と後側の位置間の距離となり、したがって、サイドカーブJの入れ方で調整される。有効エッジ長は、接雪長Sより長くされる。ソール面にはコンベックスが付されており、そのコンベックスは、横断面において幅中心に関して対称なので、ボードの中心軸線は、接雪点Sの真ん中を通る。接雪点Sでは、ボードは長手方向に局部的に湾曲させられ、接雪点Sを含む付近は、下側(雪面側)へと凸状に湾曲している。また、本発明のボードには、コンベックスが付されているため、接雪点Sにおける最下点(黒丸印)は、図1(a)に示すように、ボードの中心軸線上に位置している。
接雪長Sに沿って、キャンバーが設けられ、雪面から上方に凸になるように湾曲している。キャンバーvは中心軸線または中心面上で定義される。接雪点Sから先側の、ノーズNおよびテールTにはキックが付されて雪面から反って上がっている。接雪長Sは、重要なのであえて繰り返すが、載荷フリーで、スノーボードが硬い平坦面(雪面ではない)上に静置されたとき、その平坦面に接触する最下点(黒丸印)を含む幅方向の線(または接雪点)Sの間の距離である。
靴(ブーツ)がビンディングされるインサートホールHが、6個程度ずつ前側と後側との2箇所に設けられる。インサートホールHは、ボードの長さ等に応じて数個〜十数個の範囲で変えることができ、図に示すように片側6個に限定されない。ライダーは、ブーツをボードの幅方向に沿うように載せ、したがって身体の正面は、幅方向に向くことになる。インサートホールHを含むボード中央領域を中央載荷範囲Kと呼ぶこととする。中央載荷範囲Kの先側の範囲、すなわち中央載荷範囲Kと接雪点Sとの間の範囲を端側範囲Qと呼ぶ。これら中央載荷範囲Kおよび端側範囲Qについて、これら範囲の長手方向長さを同じ記号KおよびQで表示する。スノーボード10は、幅方向については中心軸線または中心面に関して対称であるが、長手方向には、中央位置に関して対称の場合(ツインチップ)と、非対称の場合(ディレクショナルシェイプ)とがある。デレクショナルツィンチップは、ボードの形状はツインチップと同じように対称であり、インサートホールHの位置が後側にずれている点だけが相違する。本発明は、どの場合にも適用できるが、本実施の形態では、ツインチップの場合について説明する。
図2は、スノーボード10の各位置における横断面を示し、図1(a)において、(a)はIIA位置、(b)はIIB位置、(c)はIIC位置、(d)はIID位置、の横断面図である。図2(a)のIIA位置では、サイドカーブJが浅いため上記4位置の中ではボード幅は最も大きく、コンベックスは最も強く(近似半径Rは最も小さく)、エッジ高さhは最も大きく、かつキャンバーvは最も小さい。中心面(幅対称面)とボードとの交点(交線)Cとすると、エッジ高さは、エッジEの、交点Cからの高さにより定義される。
IIA位置と同じ端側範囲Qに属し、IIA位置より中央に近い側のIIB位置では、コンベックスはIIA位置より緩く(近似半径RはRより大きく)なり、エッジ高さhは少し小さくなり、キャンバーvは少し大きくなる。中央載荷範囲K内の2つの位置IIC,IIDにおいては、コンベックスは同じ強さ(同じ近似半径R=R)であり、エッジ高さhとhとはほぼ同程度で、小さい。上記の各位置におけるエッジ高さh、近似半径R、およびキャンバーvの大小関係を図2(e)に示す。
上記の接雪長の端の位置におけるエッジ高さhは0.7mm程度であり、中央載荷範囲におけるエッジ高さh,hはともに0.3mm程度である。端側範囲Qの中間位置のエッジ高さhは、これらの中間の高さである。これらコンベックスの強さ、またはコンベックス強さに対応するエッジ高さhは、製造技術の進歩およびライダの技術の進歩によって、さらに大きくなる可能性があり、たとえば本実施の形態における最大のエッジ高さh0.7mmは、1.5mm程度に大きくなる可能性があり、また中央載荷範囲Kにおける最小のエッジ高さ0.3mmは、逆に0.1mm程度に小さくなる可能性がある。エッジ高さhは、コンベックスの強さそのものと言ってもよいので、本説明では、コンベックスh、と呼ぶことがある。
エッジ高さhは、比較的、小さいので、測定には十分に注意を払う必要がある。測定には、熱膨張率を低く抑えられた合金製のブロックゲージを用い、該ブロックゲージの平面にボードのソール面の幅中央位置を当て、エッジの高さが左右対称になるようする。上記のブロックゲージへのボードの姿勢合わせを行った後、測定位置付近または室内の照明を消し、上記ソール面のエッジ高さを光が抜けるように、照明具を配置する。このような状態で、ノギスまたはマイクロメータによって、エッジ高さhを測定するのがよい。
なお、製造の際に、エッジ高さhは、数十パーセントの大きい誤差を生じる。
図2に示すように、本実施の形態のスノーボードでは、ボードの先側の端側範囲QにおいてエッジEは中心面との交点Cの高さ位置から最も高くなった位置にあり、中央載荷範囲に近づくにつれてサイドカーブが深く入ってくることもあり、エッジは交点Cの高さに近い高さをとるようになる。このため、ボードを傾けてボードの先側からエッジEを雪面に当てて回転するという操作を円滑に行うことができる。すなわち回転操作性を高めることができる。しかし、中央載荷範囲Kでは、コンベックスは、端側範囲Qより小さくして、一定にする。このため、荷重がかかる中央載荷範囲Kでは、幅方向に比較的均等に雪面に接して安定して滑走する。すなわち安定性を増大させる。端側範囲における端ほど強い勾配がついたコンベックス、および、中央載荷範囲におけるそれより弱い一定のコンベックス、によって、回転操作性および安定性の両方を共に向上させることができる。
(実施の形態1の変形例)
図3は、実施の形態1の変形例であり、本発明の実施の形態の一例である。この変形例では、図3に示すように、中央載荷範囲Kの中央位置において非常に小さいコンベックス(h=0.05mm程度)が付されており、コンベックスはその中央位置のh=0.05mmから端側範囲Qとの境界におけるh=0.3mmへと小さな勾配で増大する。このコンベックス増大の勾配は、端側領域Q内において増大するコンベックスの勾配よりも、かなり小さい。端側範囲Q内では、実施の形態1と同様に、h=0.3mm程度からh=07mm程度へと、大きな勾配で増大する。
この変形例では、中央位置は、ほとんどコンベックスがないといってよいh=0.05mmから、上記境界へと徐々にhを増大させて0.3mmに到達するようにする。端側領域Q内のコンベックスの形状は、実施の形態1と同様に、中央側のh=0.3mmから、ノーズN側またはテールT側の0.7mmへと増大する。このため、フラットに近い中央際荷範囲において、安定性を確保することができ、端側範囲Qの先側において、大きなコンベックスを持つので、回転操作性等を向上させることができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2におけるスノーボード10を示し、(a)は平面図、(b)はボードの中心軸線に沿う断面図、(c)は(b)のノーズN側の接雪点付近の部分拡大図である。図4(a),(b)において、ノーズN側の接雪点Sと、テールT側の接雪点Sとの間に接雪長Sが形成される。本実施の形態のスノーボード10の特徴は、回転の際にボードを傾けて雪面に接するエッジEの長さである有効エッジ長Sを接雪長Sよりも、10cm程度、長くした点にある。有効エッジ長Sは、ボードのエッジEにおいて、テールT側およびノーズ側の有効エッジ端点Pの間の距離Sとして定義される。このために、サイドカーブJを調節して、ボードの最大幅の位置Pを接雪点Sよりも、10cm程度(数cm〜十数cm程度でもよい)、ノーズ側およびテール側に位置させる。この結果、ノーズ側の接雪点SとノーズNとの間、および、テール側の接雪点SとテールTとの間に、有効エッジ拡張部Fがそれぞれ形成される。本実施の形態では、有効エッジ拡張部Fにコンベックスが設けられている。縦断面図である図4(b)では、中心面上に、ボードの最大幅の位置である有効エッジ端点Pが示されている。有効エッジ端点Pについても、Pを含む幅方向に沿う線(点線)の位置とする。
有効エッジ拡張部Fにおいて、接雪点Sから、ノーズN側またはテールT側へと上り勾配が付されている。図4(c)において、上り勾配である(g/f)は、(0.3mm/10cm)〜(3mm/10cm)の程度とするのがよい。すなわち、有効エッジ拡張部Fの長さ10cm当たり、0.3mm〜3mm程度、雪面から上るような勾配とするのがよい。この有効エッジ拡張部Fの長さを10cmとすると、ノーズ側およびテール側の端点Pに対応する幅中央位置は、接雪点Sより0.3mm〜3mm高い位置に位置する。ライダーが載ると荷重により、接雪点S付近の湾曲部では、雪面に接するポイントが中央側に寄る。このため、ライダーの荷重によって有効エッジ拡張部FのP位置は、さらに少し雪面から高くなる。このP対応位置が、さらに少し雪面から高くなる程度(持ち上がり高さ)は、0.5mm〜2mm程度である。このような荷重によるP位置の持ち上がりは、ボードのノーズおよびテール部から有効エッジ拡張部Fから端側範囲Qにかけて、大きな浮力向上をもたらす。
有効エッジ拡張部Fのソール面には、上り勾配とともに、コンベックスが付されている。図5は、図4(a)の各位置における横断面を示す図である。図5(a)は、図4(a)におけるVA位置の断面図、(b)はVB位置の断面図、(c)はVC位置の断面図、(d)はVD位置の断面図である。本実施の形態では、接雪点Sの付近におけるコンベックスを最大に強くして、有効エッジ拡張部Fでのコンベックスを、先側ほど弱くしている。コンベックスの強さに応じて、エッジ高さh,h,h,hが設定される。
接雪点Sでは、局所的に曲げられて雪面側に凸状に湾曲する。有効エッジ長Sを接雪長Sよりも長くすることは、逆に接雪長Sを短くすることでもある。ボードの接雪長Sを短くすることだけで、小回りがきくようになり非常に回転しやすくなる。さらに、有効エッジ拡張部Fを、(1)テール側またはノーズ側へと上り勾配にすることで、大きな持ち上げ力、すなわち浮力を得ることができる。パウダースノーなどの雪面で沈み込みを防ぐ上で、効果がある。また、(2)コンベックスを接雪点付近で最大にして、有効エッジ拡張部Fにおいて、先側ほどコンベックスを弱くすることで、良好な回転操作性を維持しながら、回転操作における安定性と、比較的大きな浮力を確保することができる。中央載荷範囲Kでは、実施の形態1と同様に、弱い一定のコンベックスとするが、これによって安定性を得ることができる。
(実施の形態2の変形例)
上記実施の形態2では、有効エッジ拡張部Fにおけるコンベックスを、先側ほど弱くている。図示は省略するが、以下の変形例では、有効エッジ拡張部Fにおけるコンベックスの強さに変更を加える。
(変形例1):実施の形態2の変形例1では、有効エッジ拡張部Fの先側ほどコンベックスを強くする。これによって、浮力を得ながら、短い接雪長Sの条件下で、先側ほどコンベックスを強くするので、非常に発達した、著しく高い回転操作性を得ることができる。このため、高い技術を習得したライダー等にとって、競技用または演技用に、特殊な滑走をする場合に有効である。
(変形例2):実施の形態2の変形例2では、有効エッジ拡張部Fにおいて、コンベックスは一定として、接雪点Sにおけるコンベックスと同等とする。浮力を得ながら、短い接雪長Sで、コンベックスを一定にする。このため、ある程度の安定性と、非常に発達した回転操作性を得ることができる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3におけるスノーボード10を示し、(a)は平面図、(b)はボードの中心軸線に沿う断面図、(c)は(b)のノーズN側の接雪点付近の部分拡大図である。図4(a),(b)において、ノーズN側の接雪点Sと、テールT側の接雪点Sとの間に接雪長Sが形成される。本実施の形態のスノーボード10の特徴は、実施の形態2のスノーボード10において、有効エッジ拡張部Fをフラットにした点にある。フラットな有効エッジ拡張部Fにおいて、接雪点Sから、ノーズN側またはテールT側へと上り勾配が付されている。図6(c)において、上り勾配である(g/f)は、(0.3mm/10cm)〜(3mm/10cm)の程度とするのがよい。すなわち、フラットな有効エッジ拡張部Fの長さ10cm当たり、0.3mm〜3mm程度、雪面から上るような勾配とするのがよい。このフラットな有効エッジ拡張部Fの長さを10cmとすると、ノーズ側およびテール側の有効エッジ端点Pにおける幅中央位置は、接雪点Sより0.3mm〜3mm高い位置に位置する。ライダーが載ると荷重により、接雪点S付近の湾曲部では、雪面に接するポイントが中央側に寄る。このため、ライダーの荷重によってフラットな有効エッジ拡張部FのP位置は、さらに少し雪面から高くなる。このP位置が、さらに少し雪面から高くなる程度、すなわち持ち上げ高さは、0.5mm〜2mm程度である。このような荷重によるP位置の持ち上がりは、ボードのノーズおよびテール部からフラットな有効エッジ拡張部Fから端側範囲Qにかけて、大きな浮力向上をもたらす。
フラットな有効エッジ拡張部Fのフラット面には、上り勾配が付されている。図7は、図6(a)の各位置における横断面を示す図である。図7(a)は、図6(a)におけるVIIA位置の断面図、(b)はVIIB位置の断面図、(c)はVIIC位置の断面図、(d)はVIID位置の断面図である。本実施の形態では、接雪点Sの付近におけるコンベックスを最大に強くして、フラットな有効エッジ拡張部Fでのコンベックスをゼロ(フラットであることの当然の帰結)にしている。コンベックスの強さに応じて、エッジ高さh,h,h,hが設定される。
上記のボードの接雪長Sは短くなるため、小回りがきくようになり非常に回転しやすくなる。さらに、フラットな有効エッジ拡張部Fを、(1)テール側またはノーズ側へと上り勾配にすることで、大きな持ち上げ力、すなわち浮力を得ることができる。パウダースノーなどの雪面で沈み込みを防ぐ上で、効果がある。また、(2)コンベックスを接雪点付近で最大にして、フラットな有効エッジ拡張部Fにおいて、コンベックスはゼロなので、良好な回転操作性を維持しながら、回転操作における安定性と、比較的大きな浮力を確保することができる。中央載荷範囲Kでは、実施の形態1と同様に、弱い一定のコンベックスとするが、これによって安定性を得ることができる。
(その他の実施の形態)
実施の形態1〜3および変形例では、ツインチップの例についてのみ説明したが、長手方向に対称的でないディレクショナルシェイプ、ディレクショナルツインの場合についても、本発明を適用することができる。発明(請求項)のいずれの記載において、ノーズおよびテールを明記しており、このノーズおよびテールの語は、ツインチップ、ディレクショナルシェイプ、ディレクショナルツインの別なく対応する箇所をさすものである。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明によれば、操作性と安定性とのバランスをより高いレベルで実現することができる。加工精度については、相応の精度は必要であるが、極度に高いレベルの精度は不要であり、一般の製品に汎用的に適用することができる。
10 スノーボード、C 中心面とボードとの交線(交点)、E エッジ、F 有効エッジ拡張部、F フラットな有効エッジ拡張部、f 有効エッジ拡張部長さ、f フラットな有効エッジ拡張部長さ、g 有効エッジ拡張部の上り代、h エッジ高さ、H インサートホール、J サイドカーブ、K 中央載荷範囲、L 全長、N ノーズ、P 有効エッジ端点、Q 端側範囲、R コンベックス近似半径、S 接雪点、S 有効エッジ範囲、S 接雪長、T テール、v キャンバー。

Claims (7)

  1. ノーズおよびテールにキックが付され、長手方向に沿ってキャンバーが設けられ、所定の接雪長を有し、両サイドにサイドカーブが形成されたスノーボードであって、
    前記接雪長の全長にわたって、前記スノーボードのソール面に、コンベックスが付され、
    前記コンベックスは、前記スノーボードの横断面において前記接雪長内のいずれの位置でも中心軸線の真下の位置を最下点とする1個の弧状の形態であり該1個の弧状の形態は半径アールを有する円弧で近似されることができ、かつ、前記接雪長の中央位置におけるコンベックスが、前記接雪長の端付近におけるコンベックスよりも、緩く、
    前記スノーボードにはノーズ側とテール側の2箇所にビンディングのためのインサートホールが設けられ、前記インサートホールを含む中央部である中央載荷範囲が備えられ、
    {(1)前記コンベックスは、その半径アールが、該中央載荷範囲内において一定であり、前記中央載荷範囲の端からノーズ側およびテール側の前記接雪長の端の位置までの端側範囲では、前記半径アールが前記一定から前記接雪長の端付近へとより小さくなるように変化している、及び、
    (2)前記中央載荷範囲の端からノーズ側およびテール側の前記接雪長の端の位置までの端側範囲では、前記コンベックスは、その半径アールが前記接雪長の端付近へとより小さくなるように変化しており、前記中央載荷範囲では、前記半径アールが中央位置から該中央載荷範囲の端へと前記端側範囲における変化の勾配より小さい勾配で小さくなっている、}のうちの(1)または(2)であることを特徴とする、スノーボード。
  2. 前記接雪長の端の位置より、有効エッジをノーズ側およびテール側へと所定位置にまで延ばし、前記接雪長の端の位置とその有効エッジの端の位置との間の範囲である有効エッジ拡張部において、前記接雪長の端から、前記ノーズ側およびテール側へと上り傾斜が付されていることを特徴とする、請求項1に記載のスノーボード。
  3. 前記有効エッジ拡張部は、そのソール面がフラットであり、該フラット面に上り傾斜が付されていることを特徴とする、請求項に記載のスノーボード。
  4. 前記有効エッジ拡張部は、そのソール面が、フラット面と、該フラット面に連続してコンベックス無しで長手方向に沿って上るように湾曲した湾曲面と、で構成されていることを特徴とする、請求項に記載のスノーボード。
  5. 前記有効エッジ拡張部は、そのソール面にはコンベックスが付され、前記キックが付されたノーズまたはテールへと連続するように、上り傾斜が付されていることを特徴とする、請求項に記載のスノーボード。
  6. 前記有効エッジ拡張部における、平均上り傾斜が、0.3mm/10cm〜3.0mm/10cmの範囲内にあることを特徴とする、請求項のいずれか1項に記載のスノーボード。
  7. 前記有効エッジ拡張部のソール面におけるコンベックスは、前記接雪長の端の位置におけるコンベックスと、(1)同等で一定であるか、(2)ノーズ側またはテール側ほど強くなる勾配がついているか、または(3)ノーズ側またはテール側ほど弱くなる勾配がついている、ことを特徴とする、請求項またはに記載のスノーボード。
JP2009156180A 2009-06-30 2009-06-30 スノーボード Active JP5584864B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009156180A JP5584864B2 (ja) 2009-06-30 2009-06-30 スノーボード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009156180A JP5584864B2 (ja) 2009-06-30 2009-06-30 スノーボード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011010762A JP2011010762A (ja) 2011-01-20
JP5584864B2 true JP5584864B2 (ja) 2014-09-10

Family

ID=43590201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009156180A Active JP5584864B2 (ja) 2009-06-30 2009-06-30 スノーボード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5584864B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NO20110815A1 (no) * 2010-06-07 2011-12-08 Hiturn As Snobrett
AT511461B1 (de) * 2011-11-02 2012-12-15 Elan Sportartikelerzeugungs Und Handelsgesellschaft M B H Snowboard
ITMI20131463A1 (it) * 2013-09-06 2015-03-07 Gaia S R L Sci, in particolare sci da sci alpinismo
JP6660740B2 (ja) * 2016-01-18 2020-03-11 ヨネックス株式会社 スノーボード

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NO306896B1 (no) * 1998-03-10 2000-01-10 Hi Turn As Snöbrett
JP3074096U (ja) * 2000-06-15 2000-12-19 株式会社モズ スノーボード
FR2845611B1 (fr) * 2002-10-15 2004-12-03 Rossignol Sa Planche de glisse sur neige a spatule et a releve de talon ameliores
DE112007000387T5 (de) * 2006-02-16 2009-01-02 Hiturn A/S Snowboard und Skier
JP3140415U (ja) * 2007-12-21 2008-03-27 勝伯 本村 立体構造の滑走ボード

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011010762A (ja) 2011-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2109377B1 (en) High-performance sports shoe
JP5584864B2 (ja) スノーボード
JP4344315B2 (ja) スノースケート
US6289611B1 (en) Golf shoe outsole with bio-mechanically positioned wear bars
AU712599B2 (en) Iron-type golf clubhead
US20200100568A1 (en) Safety Women's High Heel Shoe
US4907813A (en) Ice hockey skate blade
US6457264B2 (en) Spike for an athletic shoe
US6357145B1 (en) High performance lightweight grind shoe apparatus
FI90496C (fi) Ohjauslaite hiihtokenkää varten, joka on etupäästään kiinnitetty sukseen, sekä hiihtokenkä
US20080127523A1 (en) Outsole for a Cross-Country Ski Boot or Telemark Boot and Cross-Country Ski Boot or Telemark Boot Having Such an Outsole
WO2002015991A3 (en) Metal wood type golf club head having expanded sections extending the ball striking face.
US6986525B2 (en) Board for gliding over snow with improved shovel and tail turn-up
US4433855A (en) Snow ski
AU2002215867B2 (en) Outsole for sports shoes
JPS62286477A (ja) 非対称の断面輪郭を有するスキ−板
WO1994020177A1 (en) Ski having compound curve undersurface
US6694647B1 (en) Bio-mechanically extended heel for golf shoe
US8607479B2 (en) Pair of golf shoes
US9044663B2 (en) Snowboard
JP4256069B2 (ja) スノーボード
CA2522920C (en) Snowboard
JP3280906B2 (ja) 靴 底
CN221082883U (zh) 一种防滑鞋底及具有其的鞋子
RU2179050C1 (ru) Лыжи

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130805

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140605

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20140610

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20140610

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5584864

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250