JP5579702B2 - パワーシャフトにより伝達されるトルクを測定する装置 - Google Patents

パワーシャフトにより伝達されるトルクを測定する装置 Download PDF

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Description

本発明は、エンジンのシャフト、例えば、飛行機のタービンエンジンのシャフトにより伝達されるトルクを測定する装置に関する。
シャフトの回転トルクの測定は、ヘリコプタエンジンの分野では特に重要であることを思い出すべきである。トルクは、一般に、ヘリコプタを操縦するためにパイロットが考慮しなければならない基本的なデータ項目の1つであるためである。ヘリコプタのロータが一定の速度を示すと、その動力はトルクによってのみ決まる。
このトルクを測定するために、種々の解決策が考えられてきた。その中に、シャフトの捩れ変形の測定に基づく解決策がある。特に、その捩れ変形は、伝達トルクの関数である。
本発明は、シャフトの捩れ変形のそのような測定に基づく装置を提供する。
より詳細には、本発明は、
パワーシャフトの軸を中心とした回転トルクを伝達するためのパワーシャフト、
角度マークを有する第1のホイールであって、パワーシャフトに固定される第1のホイール、
パワーシャフトの一端部に締結される第1の端部と、角度マークを有する第2のホイールが配設され、第1のホイールと同軸上にある第2の自由端部とを有する基準シャフト、および
少なくとも1つの前記ホイールに面して配置され、第1のホイールと第2のホイールとの間の角度変化量を表す信号を出すのに適したセンサを備え、前記信号は、センサによって送信された信号に基づいてパワーシャフトにより伝達されるトルクを決定するのに適した計算部に送信されるように設計されるトルク測定装置を提供する。
このような測定装置は、仏国特許第2595821号明細書の図1に示されている。フォニックホイールの歯に面して配置される磁気センサは、フォニックホイール間の角度変化量を検出する働きをし、それにより、計算部がパワーシャフトの捩れ変形を決定することができ、後で回転トルクを推測できるようにする。
仏国特許第2595821号明細書
上述の特許文献で強調されるように、捩れたパワーシャフトの剛性は、シャフトを構成する材料のヤング率の値に関係し、このヤング率の値は、温度の関数である。すなわち、トルクを計算するときにパワーシャフトの温度を考慮する必要がある。そうでなければ、得られる値は大きく間違ったものになるからである。
シャフトの温度を決定するために、仏国特許第2595821号明細書は、基準シャフトに対してパワーシャフトの長手方向の膨張を測定し、その膨張から温度を推測する追加のセンサの使用を想定している。したがって、仏国特許第2595821号明細書の測定装置は、実施するのに手間がかかり、複数の磁気センサを有する場合にはかさ高くなる。
本発明の目的は、パワーシャフトによって伝達されるトルクを測定する装置であり、必要な部品がより少なく、その結果、サイズ、重量、コストが低減できる装置を提案することである。
本発明は、
第1のホイールは、第1および第2の組の角度マークを含むこと、
第2のホイールは、第3および第4の組の角度マークを含み、第1の組のマークと第3の組のマークとは互いに平行であり、第2の組のマークと第4の組のマークとは互いに平行であるが、パワーシャフトの軸を含む第1の軸方向面に対して傾斜しており、第1の組のマークは、第2の組のマークに対して傾斜していること、
それにより、前記センサによって送信される信号は、パワーシャフトの温度も表すことによって、上述の目的を達成することができる。
好ましくは、第1および第2のホイールはフォニックホイールであり、第1の組、第2の組、第3の組および第4の組の角度マークは歯で構成される。
フォニックホイールのこの特別な構造により、1つのセンサを使用して、後でパワーシャフトにより実際に伝達されているトルクを推測する位置にあるように、パワーシャフトの角度変形およびシャフトの温度を有利に決定することができる。
本発明の利点は、1つのセンサのみが必要であるが、先行技術の装置は、シャフトの温度を考慮したトルク値を得るために複数のセンサが必要である点である。
本発明の動作を以下で説明する。
パワーシャフトの回転時に、磁気センサは、フォニックホイールの歯の各組に属する歯の通過を検出する。したがって、磁気センサによって生成された表示信号は、大まかには、各々の「ピーク」が歯に対応するパルス信号の列を構成する。
計算部は、どの歯が信号の各ピークに関連しているかを認識できるようにプログラムされる。
したがって、センサにより送信された信号列は、第1の組の歯と第3の組の歯との間の第1の角度差、および第2の組の歯と第4の組の歯との間の第2の角度差を決定する働きをして、これらの角度差を連続するピーク間の持続時間から決定することができる。
歯間の角度差の初期値を知ることで、第1の組の歯と第3の組の歯との間の第1の角度差変化量および第2の組の歯と第4の組の歯との間の第2の角度差変化量を推測することができる。
第1の角度差変化量および第2の角度差変化量の各々は、捩れ変形に関する情報を含み、さらに、決定された変化量の少なくとも1つは温度に関する情報を含む。
平行である第2の組の歯と第4の組の歯とは、それ自体がパワーシャフトの軸を含む第1の軸方向面に対して傾斜すると、基準軸に対するパワーシャフトの軸方向熱膨張がこれらの2つの組の2つの歯間の角度差の変化を生じさせ、その加減が温度を示す。
すなわち、温度による角度差の変化が、トルクの伝達によって生じるシャフトの捩れ変形による角度差の変化量に加えられる。
歯の傾斜角を知ることで、第1の角度差変化量および第2の角度差変化量から、パワーシャフトの捩れのみによる角度変化量および膨張による2つのシャフト間の軸方向オフセットのみによる角度変化量を決定できるようになり、したがって、温度が決定されるのは、軸方向オフセットを表すこの変化量からとなる。
その後、温度と捩れ変形による角度差変化量とは計算部に送信され、計算部は、予め記憶されているチャートに基づいて、実際にパワーシャフトにより伝達されているトルクの値を計算することができる。
さらに、本発明では、1組の歯は、1つの歯、好ましくは複数の歯を備えることができる。
好ましくは、第1および第2のフォニックホイールは、第1のフォニックホイールの歯が第2のフォニックホイールの歯と角度をなして交互になるように配置される。
したがって、信号列で、2つの連続する「ピーク」は異なる2つのフォニックホイールの2つの歯に属するということになる。その後、角度差は、任意の2つの連続する歯間の継続時間を見て決定されることができる。
さらに好ましくは、パワーシャフトの周方向に見て、第1の組の歯、第3の組の歯、第2の組の歯、第4の組の歯が連続して続く。
計算部は、有利には、この特定の順序を認識するようにプログラムされる。
本発明の第1の特に有利な実施形態では、パワーシャフトの周方向に見て、第1の組の歯と第3の組の歯とは、パワーシャフトの軸に平行である。したがって、第1の組の歯と第3の組の歯とは軸方向面に伸びるが、第2の組の歯と第4の組の歯とは第1の軸方向面に対して傾斜した平面に伸びる。
第1の組の歯と第3の組の歯とは、パワーシャフトの軸に平行であるので、第1の角度差変化量は、パワーシャフトの捩れ変形のみを表す。膨張による軸方向オフセットは、軸に平行な2つの歯間の角度差を加減しない。
すなわち、この第1の角度差変化量から、捩れ変形のみの結果である角度変化量を決定することができる。
さらに、上述したように、第2の角度差変化量は、捩れ変形と共に軸方向膨張による角度修正の結果もたらされる角度変化量で構成される。
前記角度変化量がすでに第1の角度差変化量から決定された場合、有利には、第2の組の歯および第4の組の歯の傾斜角を知ることで温度を決定することができる。
最後に、温度と捩れ変形の結果もたらされる角度変化量は、計算部に送信されて、実際にパワーシャフトにより伝達されているトルクの値を決定する。
本発明の第2の特に有利な実施形態では、パワーシャフトの周方向に見て、第1の組の歯と第3の組の歯とは、パワーシャフトの軸を含む第2の軸方向面に対して所定の角度で傾斜しているが、第2の組の歯と第4の組の歯とは、パワーシャフトの軸を含む第1の軸方向面に対して、前記所定の角度と逆の角度で傾斜している。
この実施形態では、第1の角度差変化量および第2の角度差変化量は共に、温度とパワーシャフトの捩れ変形との両方に関する情報を含む。
第1の組および第3の組の傾斜角は第2の組および第4の組の傾斜角と逆であるので、第1の変化量および第2の変化量の和の1/2および差の1/2がそれぞれ、調べる温度および角度変化量を示す。
これらの実施形態の両方において、基準シャフトは、好ましくは、パワーシャフトの軸方向内側に伸びる。
有利には、歯の組は、それぞれのフォニックホイールの周囲の部分にわたって角度をなして配置される。
最後に、本発明はさらに、本発明によるパワーシャフトにより伝達されているトルクを測定する装置を含むターボ機械を提供する。
非限定的な例として示された2つの実施形態についての以下の説明を読めば、本発明はより十分に理解され、本発明の利点がより明らかになる。以下の説明は、添付図面を参照する。
本発明のトルク測定装置を装備したヘリコプタのタービンエンジンを示す図である。 本発明の測定装置の軸方向半断面図である。 第2のフォニックホイールの歯が伸びるパワーシャフト内に設けられた開口部を示す図1の詳細図である。 基準シャフトがパワーシャフトの外側に伸びる図2の装置の変形形態の軸方向半断面図である。 第1および第2のフォニックホイールの歯の相対位置を示す半径方向断面図である。 パワーシャフトが停止しているときのフォニックホイールの周方向に見た本発明の第1の実施形態の第1および第2のフォニックホイールの歯の相対位置を示す図である。 パワーシャフトがトルクを伝達しているときの図4Aの第1および第2のフォニックホイールの歯の相対位置を示す図である。 パワーシャフトがトルクを伝達していないときのフォニックホイールの周方向に見た本発明の第2の実施形態の第1および第2のフォニックホイールの歯の相対位置を示す図である。 パワーシャフトがトルクを伝達しているときの図5Aの第1および第2のフォニックホイールの歯の相対位置を示す図である。
本発明のトルク測定装置は、トルク計または捩れインジケータとも呼ばれるが、シャフトにより伝達されるトルクを知ることが望まれている多くの状況で使用できる。以下の詳細な説明では、測定装置は、図1に示されるようなガスタービン9などのヘリコプタタービンの特定の非包括的な例で説明される。
図1に示される本発明のトルク測定装置10は、他のシャフトに結合するまたはタービンエンジンのギアに結合する両端部を有するシャフト部分の一般的な形態である。
すなわち、トルク測定装置10は、軸Aを中心とした回転トルクを伝達する中空パワーシャフト12を備える。これが、測定されるトルクである。
図1の例では、パワーシャフト12は、第1の端部12aにギア14を有し、その第1の端部と反対側の第2の端部12bに駆動部16を有する。当然、パワーシャフトの両端部は、他の方法で取り付けられる場合もある。
さらに、パワーシャフト12は第2の端部12bの近くに、同軸に取り付けられ、複数の角度マーク、具体的には歯19を備える第1のホイール18、具体的には、フォニックホイール18を担持する。
図2に見られるように、測定装置はさらに、パワーシャフト12の軸方向内側に伸びる基準シャフト20を含み、基準シャフト20はパワーシャフト12の第2の端部12aに近接する第1の端部20aでパワーシャフト12に締結されるが、自身の第2の端部20bは自由端部になる。図2Bは、測定装置の代替の形態の構造を示し、基準シャフト20’はパワーシャフト12’の軸方向外側に伸び、基準シャフト20’はパワーシャフト12’の第1の端部12a’に近接する第1の端部20a’でパワーシャフト12’に締結されるが、自身の第2の端部20b’は自由端部になる。
図2に戻って、基準シャフト20の第1の端部20aの反対側の第2の端部20bは、具体的にはフォニックタイプの第2のホイール22を担持し、このホイールは第1のフォニックホイール18と同軸上にあることがわかる。第2のフォニックホイール22は、複数の角度マーク、具体的には歯23を担持し、歯23は、図2Aにより詳しく示されるように、パワーシャフト20内に形成される開口部24を通って半径方向に伸びる。
第1のフォニックホイール18および第2のフォニックホイール22の歯に面して、歯が前を通過する度に電気信号を生成するようになされた1つの磁気センサ26があり、その信号は、その後、パワーシャフト12により伝達されるトルクの値を決定するために計算部28に送信される。
図3は、第1のフォニックホイール18および第2のフォニックホイール22の歯の角度分布を示す。この例では、白の歯は第1のフォニックホイール18に属し、黒の歯は第2のフォニックホイール22に属する。
本発明によれば、第1のフォニックホイール18は、互いに同一の第1の組の歯D1と、互いに同一の第2の組の歯D2とを担持し、第2のフォニックホイール22は、互いに同一の第3の組の歯D3と、互いに同一の第4の組の歯D4とを有する。
図からわかるように、第1および第2のフォニックホイールは、第1のフォニックホイール18の歯D1、D2が第2のフォニックホイール22の歯D3、D4と角度をなして交互になるように配置される。
本明細書で説明される例では、歯の各組は2つの歯を備えることが分かる。
より正確には、図4Aから図5Bに示されるように、パワーシャフト12の周方向または「半径方向に垂直(orthoradial)」な方向ORに見て、第1の組の歯D1、第3の組の歯D3、第2の組の歯D2、最後に第4の組の歯D4と連続して続く。
パワーシャフトが停止しているとき、すなわち、パワーシャフトがトルクを伝達していないとき、それぞれ第1の組の歯および第3の組の歯に属する歯D1およびD3は、規定の第1の角度差xを示し、それぞれ第2の組の歯および第4の組の歯に属する歯D2およびD4は、規定の第2の角度差yを示す。
一方、パワーシャフト12がトルクを伝達しているとき、伝達されているトルクの大きさおよびパワーシャフトの温度に従って、パワーシャフト12は多かれ少なかれ捩れ変形する傾向がある。
したがって、パワーシャフト12によるトルク伝達時に、序文で説明したように、第1および第2のフォニックホイールの歯は互いに対して移動し、第1の角度差および第2の角度差の値が変化する傾向があるということである。
図4A、図4Bでは、本発明の第1の実施形態を説明する。これらの図は、フォニックホイールの周方向ORで見た図である。したがって、これらの図は、フォニックホイールの周方向は直線で示されているが、歯の相対位置を示す図である。
本発明によれば、第1の組および第2の組の歯D1およびD3は互いに平行であり、第2の組および第4の組の駆動シャフトD2およびD4は互いに平行であるが、パワーシャフト12の軸Aを含む第1の軸方向面P1に対して傾斜しており、第1の組の歯D1は第2の組の歯D2に対して傾斜している。
この特定の実施形態では、第1の組および第3の組の歯D1およびD3はパワーシャフト12の軸Aに平行であり、すなわち、歯D1およびD3は2つの軸方向面に伸び、第2の組および第4の組の歯D2およびD4は第1の軸方向面P1に対して角θで傾斜される。すなわち、歯D2およびD4は、第1の軸方向面P1に対して角θをなす平面に伸びる。
図4Aは、停止時、トルクがパワーシャフト12によって伝達されていないときの歯D1、D2、D3、D4の相対位置を示す。
停止状態では、第1の角度差はxに等しく、第2の角度差はyに等しい。
図4Bは、パワーシャフトがトルクを伝達しているときの同じ歯の相対位置を示し、この点では、パワーシャフト12は温度Tに指定される。
図では、歯D1は歯D3から第1の角度差変化量と呼ばれる値Δxだけ角度移動し、歯D2は歯D4から第2の角度差変化量と呼ばれる値Δyだけ角度移動したことがわかる。
さらに、パワーシャフト12は基準シャフト20から軸方向に移動している。これは、エンジンの温度の上昇およびシャフトのそれぞれの膨張係数により差温膨張現象が生じるためである。
歯D4が傾斜しているために、第2の角度差変化量Δyは、第1の角度差変化量Δxと熱膨張にのみ対応する膨張角度変化量Δzとの和に等しい。この膨張角度変化量は、記号dで示される軸方向膨張の差に比例する。その結果、軸方向膨張d自体が温度の関数である場合、膨張角度変化量Δzはパワーシャフトの温度Tの関数である。
一方、第1および第3の組の歯が膨張による軸方向変形の方向に平行であれば、第1の角度差変化量Δxは2つのフォニックホイール18、22間の角度変形のみの測定値であるので、膨張は歯D1とD3との間の角度変化量に影響しない。
信号列を生成する磁気センサ26は、この情報を計算部28に送信し、計算部28は種々の信号を区別し、第1および第2の角度差変化量を計算することができる。その後、第2および第1の角度変化量を差し引くことで、膨張角度変化量Δzを得ることができ、この変化量Δzから温度Tを推測することができる。
最後に、計算部28は、予め記憶されているチャートを使用して、計算された温度Tおよび2つのフォニックホイール間の捩れ変形に対応する第1の角度差変化量Δxから、パワーシャフト12により伝達されるトルクの値を決定する。前記チャートは、温度の関数として、また角度差変化量の関数としてトルクの値を含むデータベースの形態にしてもよい。前記チャートは、工場で予め設定されてもよい。
図5Aおよび図5Bは、第1および第3の組の歯D1およびD3がパワーシャフト12の軸Xに平行でないが、パワーシャフト12の軸Aを含む第2の軸方向面P2に対して角度θだけ傾斜しているという点で第1の実施形態とは異なる第2の実施形態を示す。したがって、角度θは、第2および第4の組の歯D2およびD4の傾斜角θ’と逆である。
図5Aは、パワーシャフト12によってトルクが伝達されていないときの歯D1、D2、D3、D4の相対位置を示す。
停止状態では、第1の角度差はxに等しく、第2の角度差はyに等しい。
図5Bは、パワーシャフトがトルクを伝達しているときの同じ歯の相対位置を示し、この時点では、パワーシャフト12は温度Tに指定される。
この場合、第1および第2の角度差変化量ΔxおよびΔyは、2つのフォニックホイール間の角度変化量と膨張による角度差成分との和に等しい。D1とD3との組およびD2とD4との組は逆の角度で傾斜しているので、第1および第2の角度差変化量に含まれる膨張による角度差成分は逆であり、第1および第2の角度差変化量を足すことで、結果は2つのフォニックホイール間の角度変形の2倍になるが、第1および第2の角度差変化量を差し引くことで、結果は膨張による角度差成分の2倍になり、それから温度Tが推測できる。
このようにして、計算部がパワーシャフトにより伝達されているトルクを計算できるのに必要な情報の2つのアイテムがさらに得られる。

Claims (9)

  1. 軸(A)を中心とした回転トルクを伝達するためのパワーシャフト(12)と、
    角度マークを有する第1のホイール(18)であって、パワーシャフトに固定される第1のホイール(18)と、
    パワーシャフトの一端部に締結される第1の端部(20a)と、角度マークを有する第2のホイールが配設され、第1のホイールと同軸上にある第2の自由端部(20b)とを有する基準シャフト(20)と、
    少なくとも1つの前記ホイールに面して配置され、第1のホイールと第2のホイールとの間の角度変化量(Δx、Δy)を表す信号を送信するのに適したセンサ(26)とを備え、前記信号が、センサによって送信された信号に基づいてパワーシャフトにより伝達されるトルクを決定するのに適した計算部(28)に送信されるように設計される、トルク測定装置であって、
    第1のホイール(18)が、第1および第2の組の角度マーク(D1、D2)を含むことと、
    第2のホイール(22)が、第3および第4の組の角度マーク(D3、D4)を含み、第1および第3の組のマーク(D1、D3)が互いに平行であり、第2の組および第4の組の角度マーク(D2、D4)が互いに平行であるが、パワーシャフトの軸(A)を含む第1の軸方向面(P1)に対して傾斜しており、第1の組のマーク(D1)が第2の組のマーク(D2)に対して傾斜しており、それにより、前記センサ(26)により送信される信号がパワーシャフト(12)の温度も表すこととを特徴とする、トルク測定装置。
  2. 第1および第2のホイール(18、22)がフォニックホイールであり、角度マーク(D1、D2、D3、D4)が歯であることを特徴とする、請求項1に記載の測定装置。
  3. 第1および第2のフォニックホイール(18、22)は、第1のフォニックホイール(18)の歯(19)が第2のフォニックホイール(22)の歯(23)と角度をなして交互になるように配置されることを特徴とする、請求項2に記載のトルク測定装置。
  4. パワーシャフト(12)の周方向(OR)に見て、第1の組の歯(D1)、第3の組の歯(D3)、第2の組の歯(D2)、第4の組の歯(D4)が連続して続くことを特徴とする、請求項3に記載のトルク測定装置。
  5. パワーシャフト(12)の周方向(OR)に見て、第1の組および第3の組の歯(D1、D3)が、パワーシャフトの軸(A)に平行であることを特徴とする、請求項2から4のいずれか一項に記載のトルク測定装置。
  6. パワーシャフト(12)の周方向(OR)に見て、第1の組および第3の組の歯(D1、D3)が、パワーシャフト(12)の軸(A)を含む第2の軸方向面(P2)に対して所定の角度(θ)で傾斜しているが、第2の組および第4の組の歯が、パワーシャフト(12)の軸(A)を含む第1の軸方向面に対して、前記所定の角度(θ)と逆の角度(θ’)で傾斜していることを特徴とする、請求項2から4のいずれか一項に記載のトルク測定装置。
  7. 歯の組(D1、D2、D3、D4)が、それぞれのフォニックホイールの周囲の部分にわたって角度的に画定されることを特徴とする、請求項2から6のいずれか一項に記載のトルク測定装置。
  8. 基準シャフト(20)が、パワーシャフト(12)の軸方向内側に伸びることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載のトルク測定装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載のトルク測定装置(10)を含む、ターボ機械(9)。
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