JP5579036B2 - Dc/dc電力変換装置 - Google Patents

Dc/dc電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5579036B2
JP5579036B2 JP2010268268A JP2010268268A JP5579036B2 JP 5579036 B2 JP5579036 B2 JP 5579036B2 JP 2010268268 A JP2010268268 A JP 2010268268A JP 2010268268 A JP2010268268 A JP 2010268268A JP 5579036 B2 JP5579036 B2 JP 5579036B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
capacitor
power converter
reactor
vii
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010268268A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012120336A5 (ja
JP2012120336A (ja
Inventor
裕 久保山
喜久夫 泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2010268268A priority Critical patent/JP5579036B2/ja
Publication of JP2012120336A publication Critical patent/JP2012120336A/ja
Publication of JP2012120336A5 publication Critical patent/JP2012120336A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5579036B2 publication Critical patent/JP5579036B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

この発明は、直流電圧を昇圧あるいは降圧した直流電圧に変換するDC/DC電力変換装置に関するものである。
従来のDC/DC電力変換装置は、スイッチ素子のオンオフ動作を利用して、リアクトルへのエネルギの蓄勢と放勢の量をコントロールすることにより直流から直流への電圧変換を行っている。また、このリアクトルは大形で重いという課題があることから、コンデンサの充放電を利用してリアクトルに印加される電圧を低減し、そのリアクトルに必要なインダクタンス値を低減することによりリアクトルを小形、軽量化することが行われている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開昭61−92162号公報 特開2005−224060号公報
ところで、DC/DC電力変換装置は、直流を交流に変換するインバータと組み合わせてシステムが構成される場合がある。例えば、太陽光発電用電力変換システム、エアーコンディショナ、ハイブリッド自動車用電気駆動システム等がある。これらシステムに用いられるDC/DC電力変換装置は、電源の状態(例えば、太陽光発電システムの太陽電池の光の照射量)や負荷の状態(例えば、ハイブリッド自動車用電気駆動システムのモータの回転数)に応じて、その出力電圧をコントロールする。すなわち、その電圧変換に係る電圧比を制御している。この電圧比の調整は一般的に、スイッチ素子の通流率、いわゆるデューティファクタを制御して行われる。
特許文献1、2で開示されたDC/DC電力変換装置の構成では、リアクトルを小形、軽量化することができる利点はあるが、上記のようなデューティファクタの制御を用いる場合、入力電圧と各出力電圧およびデューティファクタの条件によっては、リアクトルに電圧を印加することができず、昇圧動作が行われない。このため、昨今の広い入出力動作範囲における平均的な電力消費量の低減を図るという高度な省エネ化要請に十分応えることができないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、直流電圧比の広い範囲における平均的な電力消費量の低減を可能とするDC/DC電力変換装置を得ることを目的とするものである。
この発明に係るDC/DC電力変換装置は、入力電源に接続される入力端子間の電圧と負荷に接続される出力端子間の電圧との間の直流電圧変換を行うDC/DC電力変換装置において、上記入力端子間の電流を制御する第1及び第2のスイッチ素子が直列接続されるスイッチ素子直列体と、上記スイッチ素子直列体に、上記出力端子間を介して並列接続される第1及び第2の整流素子の直列接続体を構成する整流素子直列体と、上記スイッチ素子直列体と上記整流素子直列体との直列回路に並列に接続され、上記出力端子間の電圧を保持する第1のコンデンサと、一端が上記入力端子の一方に接続されると共に、他端が上記スイッチ素子直列体と上記整流素子直列体との接続点に接続され、上記スイッチ素子のスイッチング動作に応じて通電しエネルギの蓄勢放勢を行うリアクトルと、上記入力端子間に接続される第2のコンデンサと、上記第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子の接続点と、上記第1の整流素子と第2の整流素子の接続点間に接続される第3のコンデンサと、上記入力端子間の電圧と上記出力端子間の電圧との間の直流電圧変換の制御を行う制御回路と、を備え、
上記制御回路は、上記第1のコンデンサ、第2のコンデンサ、及び第3のコンデンサの電圧を検出し、上記電圧の関係が所定条件を満たした場合に、上記第1及び第2のスイッチ素子のデューティファクタの下限値を0.5に制限するものである。
この発明に係るDC/DC電力変換装置は、入力電圧とDC/DC電力変換装置を構成するコンデンサ電圧を比較し、その関係によりリアクトルに電流が流れないデューティファクタを禁止する動作を含むようにしたので、電圧比の広い範囲で昇圧動作を行うことができ、平均的な電力消費量を低減することができる。
この発明の実施の形態1に係るDC/DC電力変換装置の回路構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るDC/DC電力変換装置の動作モードを示す図である。 この発明の実施の形態1に係るDC/DC電力変換装置の動作モードを示す図である。 この発明の実施の形態1に係るDC/DC電力変換装置の動作モードを示す図である。 この発明の実施の形態1に係るDC/DC電力変換装置の動作モードを示す図である。 この発明の実施の形態1に係るDC/DC電力変換装置の昇圧動作時のスイッチング素子の駆動信号と動作モードを示す図である。 この発明の実施の形態1に係るDC/DC電力変換装置の昇圧動作時のそれぞれの昇圧比および動作モードにおけるリアクトルに印加される電圧を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るDC/DC電力変換装置の昇圧動作時の出力電圧を制御する制御ブロック図である。 図8に示す制御回路の出力信号波形図である。 入力電圧の急変が生じた場合のデューティファクタ指令値の動作と出力電圧の変動を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るDC/DC電力変換装置におけるデューティファクタの下限値の制限動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係るDC/DC電力変換装置の昇圧動作時の出力電圧を制御する制御ブロック図である。 この発明の実施の形態2に係るDC/DC電力変換装置におけるデューティファクタの下限値の制限動作を説明するフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して、この発明に係るDC/DC電力変換装置について好適な実施の形態を説明する。なお、この実施の形態により発明が限定されるものではなく、諸種の設計的変更をも包摂するものである。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るDC/DC電力変換装置の回路構成図である。図1に示すように、DC/DC電力変換装置は、入力端子に接続された入力電源10の電圧を、入力電源10の電圧以上に昇圧し、第1の平滑コンデンサ11の端子電圧に出力する(昇圧動作)DC/DC電力変換機能を有する。
DC/DC電力変換装置は、主回路12と制御回路13から構成される。主回路12は、入出力電圧を平滑化する第2の平滑コンデンサ14と、第1の平滑コンデンサ11と、スイッチ素子としての2つのIGBTQ1、Q2(以下、適宜Q1、Q2と略記する。)と、Q1、Q2と並列にQ1、Q2の導通方向と逆方向に導通するように接続された2つの整流素子Q3、Q4(以下、適宜Q3、Q4と略記する。)と、入力端子とQ1、Q2およびQ3、Q4で構成されるスイッチ素子群との間に接続されたリアクトル15と、スイッチ素子群の間に接続された第3のコンデンサ16とから構成される。
更に、回路の接続の詳細について説明する。第2の平滑コンデンサ14は、入力電源10の両端、即ち、入力端子に接続される。また、第1の平滑コンデンサ11は、出力端子に接続され、出力端子は負荷17に接続される。Q1のエミッタ端子は、第2の平滑コンデンサ14および第1の平滑コンデンサ11の低圧電圧端子に接続され、コレクタ端子は、Q2のエミッタ端子および第3のコンデンサ16の低圧電圧端子に接続される。Q2のコレクタ端子は、Q3のアノード端子およびリアクトル15の出力側端子に接続されている。Q3のカソード端子は、Q4のアノード端子および第3のコンデンサ16の高圧電圧端子に接続され、Q4のカソード端子は第1の平滑コンデンサ11の高圧電圧端子に接続されている。
リアクトル15は、Q2とQ3との並列体と第2の平滑コンデンサ14の高圧電圧端子との間に接続されている。第3のコンデンサ16は、Q1のコレクタ端子とQ3のカソード端子の間に接続されている。
Q1、Q2のゲート端子は、それぞれ制御回路13に接続されており、Q1、Q2のゲート端子には、各IGBTのエミッタ端子の電圧を基準としたゲート信号が入力されている。また、第2の平滑コンデンサ14、第3のコンデンサ16、第1の平滑コンデンサ11の電圧は電圧センサで検出されて、制御回路13に入力されている。
実施の形態1に係るDC/DC電力変換装置は上記のように構成されており、次に、その動作について説明する。図2〜図5は、実施の形態1に係るDC/DC電力変換装置の動作モードを示す図で、この図2〜図5に示す各動作を組み合わせて昇圧動作を行う。
以下、図2〜図5に示す動作モード1〜4について説明する。
(1)動作モード1
図2に示すように、Q1オン、Q2オフとすることにより、Q3が導通し、リアクトル15にはVs−Vcfの電圧が印加される。Vs>Vcfの場合、リアクトル15にエネルギが蓄積され、Vs<Vcfの場合、リアクトル15からエネルギが放出される。Q4はオフであり、リアクトル15から第1の平滑コンデンサ11へ向かっての電流は流れない。ここで、Vsは入力電源10の電圧、Vcfは第3のコンデンサ16の端子電圧である。
(2)動作モード2
図3に示すように、Q1オフ、Q2オンとすることにより、リアクトル15にはVs+Vcf−Viiの電圧が印加される。Vs>Vii−Vcfの場合、Q4が導通し、リアクトル15から第1の平滑コンデンサ11へ向かう出力電流が流れ、リアクトル15にエネルギが蓄積される。Vs<Vii−Vcfの場合、他動作モードでリアクトル15に電流が流れている状態から動作モード2に移行した場合のみQ4が導通し、リアクトル15から第1の平滑コンデンサ11へ向かう出力電流が流れ、リアクトル15からエネルギが放出される。ここで、Viiは第1の平滑コンデンサ11の端子電圧である。
(3)動作モード3
図4に示すように、Q1、Q2ともにオフとすることにより、リアクトル15にはVs−Viiの電圧が印加される。Vs>Viiの場合、Q3、Q4が導通し、リアクトル15から第1の平滑コンデンサ11へ向かう出力電流が流れ、リアクトル15にエネルギが蓄積される。Vs<Viiの場合、他動作モードでリアクトル15に電流が流れている状態から動作モード3に移行した場合のみ、リアクトル15から第1の平滑コンデンサ11へ向かう出力電流が流れ、リアクトル15からエネルギが放出される。
(4)動作モード4
図5に示すように、Q1、Q2ともにオンとすることにより、リアクトル15にはVsの電圧が印加される。Q3、Q4はオフであり、リアクトル15から第1の平滑コンデンサ11へ向かう出力電流は流れないが、入力電源の正負端子とリアクトル15を直結するため、リアクトル15には電流が流れ、エネルギが蓄積される。
次に、実施の形態1に係るDC/DC電力変換装置が、定常状態にて取りうる動作モードを説明する。定常状態にて取りうる動作モードは、入力電圧と出力電圧の比(以降、昇圧比と呼び、Vii/Vsを指すこととする。)によって決定される。
昇圧比毎の定常状態の動作モードを図6に示す。図6はQ1の駆動信号、Q2の駆動信号と各期間の動作モードを示しており、Q1、Q2の駆動信号は、HレベルでQ1、Q2オン状態を、LレベルでQ1、Q2オフ状態を示す。また、動作モード番号は図2〜図5と対応している。
以下、昇圧比と定常状態の動作モードの関係について説明する。
(1)昇圧比>2
図6(a)に示すように、昇圧比が2を超える場合、動作モード1、動作モード4、動作モード2、動作モード4の繰り返しにより昇圧動作を行う。この場合、動作モード3は取らない。
(2)昇圧比=2
図6(b)に示すように、昇圧比が2の場合、動作モード1と動作モード2の繰り返しにより昇圧動作を行う。この場合、動作モード3と動作モード4は取らない。
(3)1<昇圧比<2
図6(c)に示すように、昇圧比が1を超え、2未満の場合、動作モード1、動作モード3、動作モード2、動作モード3の繰り返しにより昇圧動作を行う。この場合、動作モード4を取らない。
定常状態で取り得る動作モードから、昇圧比毎にリアクトル15に印加され得る電圧を図7に示す。図7より、昇圧比=2、及び1<昇圧比<2の定常状態のQ1、Q2のデューティファクタ条件の場合に、Vs<Vii、Vs<Vcf、Vs<Vii−Vcfが同時に成立した場合には、リアクトル15に入力端子側を−、スイッチ素子側を+とした電圧のみ印加される。この場合、Q3、Q4により、リアクトル15にスイッチ素子側から入力電源側に流れる電流経路が遮断されていることから、リアクトル15にはエネルギが蓄積されない。すなわち、リアクトル15のエネルギは放出されることしかできず、そのままの状態を継続した場合、リアクトル15を流れる電流はゼロとなる。
これにより、DC/DC電力変換装置を用いるに際し、例えば太陽電池のように、取り得る電圧のダイナミックレンジが広く、定常的に電圧が変動するような入力電源10を用いた場合に、1<昇圧比<2、もしくは昇圧比=2の状態で定常的に動作している状態から、昇圧比>2となる入力電圧に入力電源10が瞬間的に変化した場合に、リアクトル15に流れる電流が一旦ゼロとなってしまい、負荷17に影響を与えてしまう。
上記のように、入力電圧が瞬間的に変化した場合に、リアクトル15に継続的に電流を流し、負荷17に影響を与えないようにするためには、動作モード4の状態を取るようにデューティファクタを調整する必要がある。すなわち、Q1、Q2のスイッチング周期を1とするとデューティファクタを0.5以上にする必要がある。
通常、デューティファクタの制御は連続的に行われ、入力電圧の変化に対しては、ある時間を持ってデューティファクタ指令値が追従する。このため、上記のように入力電圧が瞬間的に変化した場合には、ある時間デューティファクタが0.5以下となってリアクトル15のエネルギを放出し、リアクトル15に電流が流れなくなり、負荷17に影響を与えてしまう恐れがあった。特に、1<昇圧比<2の領域では、Q1、Q2のデューティファクタは、スイッチング周期を1とすると0〜0.5の範囲で動作しており、昇圧比が1に近い場合には、ほぼ0で動作するため、デューティファクタが0.5以上に制御されるまでの時間が長くなるという課題があった。
実施の形態1に係るDC/DC電力変換装置では、上記のような課題を解決するため、入力電源10の電圧Vs、第3のコンデンサ16の端子電圧Vcf、第1の平滑コンデンサ11の端子電圧Viiを監視し、Vs<Vii、Vs<Vcf、Vs<Vii−Vcfとなる条件を検出した場合、デューティファクタの下限値を0.5とする処理を含む制御回路13を備える。
以下、実施の形態1に係るDC/DC電力変換装置において、出力電圧を制御する場合の制御と、入力電圧が急変した場合の処理の具体例について説明する。
実施の形態1に係るDC/DC電力変換装置において、出力電圧を制御する場合の制御ブロック図を図8に示す。
図8において、DC/DC電力変換装置は、出力電圧ViiとVii目標値を第1の比較部18で比較し、その差分を第1のPI制御部19により増幅する。更に、第1のPI制御部19の出力とVs目標値を掛け算器20で掛け算し、その値を第2の比較部21で比較し、第2の比較部21の出力である差分を第2のPI制御部22により増幅し、Q1、Q2のデューティファクタの指令値として第3の比較部23、第4の比較部24に出力する。
一方、3のコンデンサ16の出力電圧VcfとVcf目標値を第5の比較部25で比較し、その差分を第3のPI制御部26により増幅し、第3の比較部23、第4の比較部24に出力することにより、第2のPI制御部22から出力されるデューティファクタについて、Q1、Q2で差を持たせる量を出力する(VcfはQ1とQ2のオンデューティ差で制御している)。即ち、第2のPI制御部22から出力される値と第3のPI制御部26から出力される値との差と和をキャリア比較ゲート駆動部27に入力する。これにより、図9に示すように、キャリア波とデューティファクタ指令値を比較してゲート信号を生成している。
第1のPI制御部19、第2のPI制御部22、及び第3のPI制御部26は、それぞれ比例制御部と積分制御部により構成され、それぞれのPI制御部19、22、26とその積分制御部にはリミッタ(図示せず)が備えられている。リミッタは、スイッチング周期を1とすると、下限0、上限1に設定される。上記において、第1のPI制御部19とその積分制御部、あるいは第2のPI制御部22とその積分制御部のように、PI制御部とその積分制御部との両者にリミッタを備えるのは、積分制御部の出力がPI制御部の出力に対して過大、過小になる(一般的にこのような場合、PI制御部の出力がリミッタから外れる場合に不都合が起こることがある)ことを防止するためであり、また、ソフトウェアのオーバーフローを防止するためである。なお、ここで、デューティファクタの制御は、リアクトル15の電流や、入力電圧、出力電流などを制御するものとしてもよい。また、第1乃至第3のPI制御部19、22、26は、PI制御部以外に、PID制御部、P制御部、I制御部のいずれを用いても良い。
次に、入力電圧の急変が生じた場合のデューティファクタ指令値の動作を図10に示す。従来装置においては、入力電圧が急変した場合に、図10(a)に示すように、ある応答時間Tを持ってデューティファクタ指令値が回路状態に応じたデューティファクタ指令値に追従する。
実施の形態1に係るDC/DC電力変換装置では、図11に示すフローチャートに従って各電圧を比較し、Vs<Vii、Vs<Vcf、Vs<Vii−Vcfの条件を満たした場合に、各PI制御部19、22、26の出力とその積分制御部の出力のリミッタの下限値を0.5に制限する。これにより、DC/DC電力変換装置は、図10(b)に示すように、動作モード4を取り得るデューティファクタでしか動作しないため、リアクトル15にエネルギを蓄積することができ、出力負荷に影響を及ぼさず動作することが可能となる。
実施の形態1に係るDC/DC電力変換装置では、上記のように各電圧を比較し、条件を満たした場合には、デューティファクタの下限値を0.5に制限するPI制御部19、22、26を備えるため、入力電圧のダイナミックレンジが広く、変動的な入力電源を用いた場合に、入力電圧が変動した場合にも、負荷与える影響を軽減することが可能であり、どのような入力電源にも適用可能となる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係るDC/DC電力変換装置について説明する。実施の形態2に係るDC/DC電力変換装置の基本構成は実施の形態1とほぼ同様で、図12にその出力電圧を制御する場合の制御ブロック図を示す。この図12は、実施の形態1の図8に相当するもので、第2のPI制御部22と並列に第4のPI制御部28を設け、これを切換え部29で切換えるように構成している。第4のPI制御部28は、第2のPI制御部22より増幅率が大きく構成されており、従って、第4のPI制御部28はデューティファクタ制御部として機能する。また、第1の平滑コンデンサ11の端子電圧Vii、第2の平滑コンデンサ14の端子電圧Vs、第3のコンデンサ16の端子電圧Vcfを比較する第6の比較部30を備えている。なお、その他の構成については図8に示すものと同様であるので詳細説明は省略する。
実施の形態2に係るDC/DC電力変換装置では、図13に示すフローチャートに従って各電圧を第6の比較部30で比較し、Vs<Vii、Vs<Vcf、Vs<Vii−Vcfの条件が成立した場合は1、不成立の場合は0を切換え部29に出力する。そして、Vs<Vii、Vs<Vcf、Vs<Vii−Vcfの条件を満たした場合に、デューティファクタの制御増幅率(ゲイン)を高速応答側、即ち、第4のPI制御部28側に変化させることにより、入力電圧の変動が、負荷に与える影響を軽減する構成とする。
入力電圧の急変が生じた場合のデューティファクタ指令値の動作を図10(a)に示す。実施の形態2に係るDC/DC電力変換装置では、入力電圧がVs<Vii、Vs<Vcf、Vs<Vii−Vcfの条件を満たした場合に、デューティファクタ指令値が回路状態に応じたデューティファクタ指令値に追従する応答時間Tが従来方式よりも短くなり、出力電圧となる第1の平滑コンデンサ11の端子電圧Viiの変動が軽減する。
実施の形態2に係るDC/DC電力変換装置では、上記のように各電圧を比較し、条件を満たした場合には、デューティファクタの制御増幅率を高速応答側に変化させるデューティファクタ制御部として機能する第4のPI制御部28を備えるため、入力電圧のダイナミックレンジが広く、変動的な入力電源10を用いた場合に、入力電圧が変動した場合にも、負荷17に与える影響を軽減することが可能であり、DC/DC電力変換装置をどのような入力電源10にも適用可能となる。
10 入力電源 11 第1の平滑コンデンサ
12 主回路 13 制御回路
14 第2の平滑コンデンサ 15 リアクトル
16 第3のコンデンサ 17 負荷
18 第1の比較部 19 第1のPI制御部
20 掛け算器 21 第2の比較部
22 第2のPI制御部 23 第3の比較部
24 第4の比較部 25 第5の比較部
26 第3のPI制御部 27 キャリア比較ゲート駆動部
28 第4のPI制御部 29 切換え部
30 第6の比較部 Q1,Q2 IGBT
Q3,Q4 整流素子

Claims (3)

  1. 入力電源に接続される入力端子間の電圧と負荷に接続される出力端子間の電圧との間の直流電圧変換を行うDC/DC電力変換装置において、
    上記入力端子間の電流を制御する第1及び第2のスイッチ素子が直列接続されるスイッチ素子直列体と、
    上記スイッチ素子直列体に、上記出力端子間を介して並列接続される第1及び第2の整流素子の直列接続体を構成する整流素子直列体と、
    上記スイッチ素子直列体と上記整流素子直列体との直列回路に並列に接続され、上記出力端子間の電圧を保持する第1のコンデンサと、
    一端が上記入力端子の一方に接続されると共に、他端が上記スイッチ素子直列体と上記整流素子直列体との接続点に接続され、上記スイッチ素子のスイッチング動作に応じて通電しエネルギの蓄勢放勢を行うリアクトルと、
    上記入力端子間に接続される第2のコンデンサと、
    上記第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子の接続点と、上記第1の整流素子と第2の整流素子の接続点間に接続される第3のコンデンサと、
    上記入力端子間の電圧と上記出力端子間の電圧との間の直流電圧変換の制御を行う制御回路と、を備え、
    上記制御回路は、上記第1のコンデンサ、第2のコンデンサ、及び第3のコンデンサの電圧を検出し、上記電圧の関係が所定条件を満たした場合に、上記第1及び第2のスイッチ素子のデューティファクタの下限値を0.5に制限するように制御することを特徴とするDC/DC電力変換装置。
  2. 上記制御回路は、上記デューティファクタの制御増幅率を高速応答側に変化させるデューティファクタ制御部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のDC/DC電力変換装置。
  3. 上記制御回路は、上記第1のコンデンサの電圧をVs、上記第2のコンデンサの電圧をVii、上記第3のコンデンサの電圧をVcfとした時、Vs<Vii、Vs<Vcf、Vs<Vii−Vcfを満たすことを検出するものであることを特徴とする請求項1または2に記載のDC/DC電力変換装置。
JP2010268268A 2010-12-01 2010-12-01 Dc/dc電力変換装置 Active JP5579036B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010268268A JP5579036B2 (ja) 2010-12-01 2010-12-01 Dc/dc電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010268268A JP5579036B2 (ja) 2010-12-01 2010-12-01 Dc/dc電力変換装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2012120336A JP2012120336A (ja) 2012-06-21
JP2012120336A5 JP2012120336A5 (ja) 2013-07-25
JP5579036B2 true JP5579036B2 (ja) 2014-08-27

Family

ID=46502539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010268268A Active JP5579036B2 (ja) 2010-12-01 2010-12-01 Dc/dc電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5579036B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0667181B2 (ja) * 1984-10-08 1994-08-24 シャープ株式会社 Dc/dcコンバ−タ
JP5092712B2 (ja) * 2007-11-26 2012-12-05 株式会社デンソー 電力変換回路の制御装置及び電力変換システム
US8754549B2 (en) * 2008-07-24 2014-06-17 Mitsubishi Electric Corporation Power conversion device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012120336A (ja) 2012-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9007042B2 (en) DC/DC converter
JP4468372B2 (ja) 太陽光発電システムおよびその昇圧ユニット
JP6153144B1 (ja) Dc/dcコンバータの制御装置および制御方法
JP6030755B2 (ja) 電源保護のためのdc/dc電力コンバータ制御方式
JP3922649B1 (ja) キャパシタ蓄電電源用充電装置
WO2016002053A1 (ja) 電力変換装置及びこの電力変換装置を備えた空気調和装置
JP6185860B2 (ja) 双方向コンバータ
JP4049333B1 (ja) 充電制御装置
JP5456887B2 (ja) 電力変換装置
JP6566355B2 (ja) 電力変換装置
JP2007221959A (ja) キャパシタ蓄電電源用充電装置
JP6158476B2 (ja) 太陽光発電用電力変換装置
JP2014036491A (ja) Dc/dc電力変換装置および太陽光発電システム用パワーコンディショナ
US9985553B2 (en) Control device of inverter
JP5665649B2 (ja) Dc/dc電力変換装置
JP5195101B2 (ja) Dc/dcコンバータの制御装置及び制御方法
JP5579036B2 (ja) Dc/dc電力変換装置
JP2012239324A5 (ja)
JP7312088B2 (ja) 電力変換装置、及び電力変換制御装置
JP2019103284A (ja) チョッパ装置
JP2012008913A (ja) 電力変換装置
WO2016132700A1 (ja) 電力変換装置
JP2009303381A (ja) 電力変換装置
JP6907855B2 (ja) 3レベルチョッパ及びその制御回路
JP2009247193A (ja) インバータ装置における瞬時電圧低下補償装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130409

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140610

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140708

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5579036

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250