JP5576853B2 - 置換(ピラゾリルカルボニル)イミダゾリジノンおよびその使用 - Google Patents

置換(ピラゾリルカルボニル)イミダゾリジノンおよびその使用 Download PDF

Info

Publication number
JP5576853B2
JP5576853B2 JP2011500075A JP2011500075A JP5576853B2 JP 5576853 B2 JP5576853 B2 JP 5576853B2 JP 2011500075 A JP2011500075 A JP 2011500075A JP 2011500075 A JP2011500075 A JP 2011500075A JP 5576853 B2 JP5576853 B2 JP 5576853B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
compound
halogen
title compound
cyano
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011500075A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011514366A (ja
Inventor
テデ,カイ
グレシャト,ズザンネ
ヴィルドゥム,シュテフェン
パウルゼン,ダニエラ
Original Assignee
アイクリス ゲーエムベーハー ウント コー.カーゲー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アイクリス ゲーエムベーハー ウント コー.カーゲー filed Critical アイクリス ゲーエムベーハー ウント コー.カーゲー
Publication of JP2011514366A publication Critical patent/JP2011514366A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5576853B2 publication Critical patent/JP5576853B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D403/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00
    • C07D403/02Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00 containing two hetero rings
    • C07D403/06Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00 containing two hetero rings linked by a carbon chain containing only aliphatic carbon atoms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • A61P31/14Antivirals for RNA viruses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • A61P31/14Antivirals for RNA viruses
    • A61P31/18Antivirals for RNA viruses for HIV
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D403/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00
    • C07D403/14Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00 containing three or more hetero rings

Description

本発明は、新規の置換(ピラゾリルカルボニル)イミダゾリジノン、この化合物の製造方法、ヒトおよび/または動物の疾患、特にレトロウイルス疾患の治療および/または予防のための前記化合物の使用、ならびに前記疾患の治療薬および/または予防薬の製造のための前記化合物の使用に関する。
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)は、慢性の持続性かつ進行性の感染症を引き起こす。この疾患は、無症候性感染期からAIDS(後天性免疫不全症候群)と呼ばれる病的状態に至るまで様々なステージを経て進行する。AIDSは感染が引き起こす疾患の最終ステージである。HIV/AIDS疾患は、持続性ウイルス血症を伴う臨床的潜伏期が長期にわたることが特徴であり、最終ステージでは免疫防御システムが破綻する。
抗HIV剤併用療法の導入により、1990年代には、この疾患の進行を効果的に遅らせることが可能となり、これによって、HIV感染患者の平均余命が大幅に延長された(Palellaら,N.Engl.J.Med.1998,238,853−860)。
現在市販されている抗HIV剤は、ウイルスに不可欠な酵素である、逆転写酵素(RT)、プロテアーゼまたはインテグラーゼを阻害するか、またはHIVの標的細胞への侵入を阻害することによってHIVの複製を阻害するものである(Flexner,Nature Reviews Drug Discovery 2007,6,959−966:総説)。RT阻害剤は2種類に分類される。ヌクレオシド系およびヌクレオチド系RT阻害剤(NRTI)は、DNA合成における競争阻害や伸長停止によって作用する。非ヌクレオシド系RT阻害剤(NNRTI)は、RTの活性中心近傍の疎水性ポケットにアロステリックに結合してRTの構造変化を引き起こす。現在市販されているプロテアーゼ阻害剤(PI)は、ウイルスのプロテアーゼの活性中心をブロックすることにより、新たに生成したウイルス粒子が感染性ビリオンに成熟するのを防ぐ。現在唯一認可されているインテグラーゼ阻害剤ラルテグラビル(Raltegravir)は、HIVインテグラーゼの活性中心に結合して、プロウイルスDNAが宿主細胞のゲノムへ組み込まれるのを防ぐ。侵入阻害剤(融合阻害剤および共受容体アンタゴニスト)は、HIV外被タンパク質と相互作用するか、または細胞の共受容体CCR5またはCXCR4をブロックすることによって、HIVが細胞に感染するのを防ぐ。
現在市販の抗HIV剤による単独療法では、耐性ウイルスが選択されて短期間のうちに治療が失敗に終わるため、通常は、異なる薬効群から構成された複数の抗HIV剤による併用療法を行う(HAART=高活性抗レトロウイルス療法;Carpenterら,J.Am.Med.Assoc.2000,283,381−390)。
レトロウイルスに対する化学療法は進歩したものの、HIVの根絶、およびそれに伴うHIV感染症の治癒は、現在市販されている医薬品では望めないことが、最近の研究から明らかになっている。潜伏ウイルスは休止状態のリンパ球に残存しており、このようなリンパ球が、ウイルスが再活性化して新たに拡散するための貯蔵庫となっている(Finziら,Nature Med.1999,5,512−517;Ramratnamら,Nature Med.2000,6,82−85)。従って、HIV感染患者は生涯にわたって、有効な抗ウイルス治療に依存することになる。併用療法であっても、しばらくすると耐性ウイルスが選択される。それぞれの薬効群に特徴的な耐性変異は蓄積されるので、多くの場合、1つの治療法の失敗は1つの薬効群に含まれる薬剤全体の効力が失われることを意味する。このような交叉耐性の問題は、NNRTIにおいて最も顕著である。これは、NNRTIでは多くの場合、RTに点突然変異が1つ生じるだけでも十分に、NNRTI全体の効力を失わせてしまう恐れがあるためである(Kavlick&Mitsuya,Antiretroviral Chemotherapy(De Clercq E.編集),2001,ASM Press,279−312:総説)。
通常、耐性の獲得は、患者の服薬コンプライアンスの低さによって助長される。抗HIV剤における服薬コンプライアンスの低さは、好ましくない副作用や複雑な投薬スケジュールが原因である。
従って、HIV感染症を制御する新規の治療法が早急に求められている。そのために、HIV治療に関する研究の緊急の課題は、増え続ける薬剤耐性HIVの臨床分離株に対して有効であって、かつ/またはHIVの複製における新規ターゲットに焦点をあてた新規のリード化合物の化学構造を同定することである。
ピラゾール化合物は、US5,624,941およびEP576357では、カンナビノイド受容体アンタゴニストとして記載されており、EP418845、EP554829およびWO04/050632では、特に炎症性疾患および血栓症の治療用として記載されており、WO03/037274では、疼痛治療のためのナトリウムイオンチャネル阻害剤として記載されており、WO06/015860では、炎症性および閉塞性呼吸器疾患の治療のためのアデノシン受容体リガンドとして記載されており、EP1762568およびEP1591443では、血小板凝集阻害剤として記載されており、WO07/002559では、核内受容体の活性調節因子として記載されており、WO07/020388およびWO05/080343では、特に肥満、精神疾患および神経疾患の治療のためのカンナビノイド受容体の調節因子として記載されており、WO07/009701およびEP1743637では、心血管危険因子の治療用として記載されており、WO2005/002576では、種々のキナーゼに対する阻害剤として記載されており、DE10 2004 054 666では、有害植物の防除用または植物成長調節用として記載されている。
従って、本発明の目的は、従来と同程度または改善された抗ウイルス活性を有し、かつ上述した欠点を持たない、ヒトおよび動物のウイルス性感染症の治療のための新規化合物を提供することである。
驚くべきことに、本発明に記載の置換(ピラゾリルカルボニル)イミダゾリジノンが抗ウイルス活性を有することが見出された。
本発明は、式(I):
Figure 0005576853
(式中、Rは、1〜3個の置換基を有するフェニル基を表し、前記置換基は、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチルチオ基、(C−C)−アルキル基および(C−C)−アルコキシ基からなる群より選択され、前記(C−C)−アルキル基および(C−C)−アルコキシ基は、ハロゲン、シアノ基、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基、ジ−(C−C)−アルキルアミノ基、(C−C)−シクロアルキル基および4〜7員環ヘテロ環より選択される同一または異なる1〜3個の置換基を有していてもよく、前記(C−C)−シクロアルキル基および4〜7員環ヘテロ環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ基、(C−C)−アルキル基、トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、トリフルオロメトキシ基、オキソ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基およびジ−(C−C)−アルキルアミノ基より選択される同一または異なる3個以下の置換基を有していてもよく;
は、1〜3個の置換基を有するフェニル基を表し、前記置換基は、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチルチオ基、(C−C)−アルキル基および(C−C)−アルコキシ基からなる群より選択され、前記(C−C)−アルキル基および(C−C)−アルコキシ基は、ハロゲン、シアノ基、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基、ジ−(C−C)−アルキルアミノ基、(C−C)−シクロアルキル基および4〜7員環ヘテロ環より選択される同一または異なる1〜3個の置換基を有していてもよく、前記(C−C)−シクロアルキル基および4〜7員環ヘテロ環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ基、(C−C)−アルキル基、トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、トリフルオロメトキシ基、オキソ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基およびジ−(C−C)−アルキルアミノ基より選択される同一または異なる3個以下の置換基を有していてもよい。)
の化合物およびその塩、ならびにそれらの溶媒和物に関する。
本発明の化合物とは、式(I)の化合物およびその塩、ならびにそれらの溶媒和物であり、さらに式(I)に包含され例示的な実施形態として以下に示される化合物およびその塩、ならびにそれらの溶媒和物でもある。ただし、式(I)に包含され以下に示される化合物とは、塩、溶媒和物および塩の溶媒和物ではない。
本発明の化合物には、その構造によっては立体異性体(エナンチオマー、ジアステレオマー)が存在する場合がある。従って、本発明は、エナンチオマーまたはジアステレオマー、およびそれぞれの混合物も包含する。このようなエナンチオマーおよび/またはジアステレオマーの混合物から、立体異性的に均一な化合物を公知の方法により単離することができる。
本発明の化合物において互変異性体が存在する場合は、すべての互変異性体が本発明に包含される。
本発明の目的に好適な塩は、本発明の化合物の生理学的に許容される塩である。ただし、医薬品としての適用には不適であっても本発明の化合物の単離、精製などに使用可能な塩は本発明に包含される。
本発明の化合物の生理学的に許容される塩としては、無機酸、カルボン酸またはスルホン酸が付加された酸付加塩が挙げられ、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸または安息香酸の塩が挙げられる。
また、本発明の化合物の生理学的に許容される塩としては、通常の塩基の塩が挙げられ、例として、好ましくは、アルカリ金属塩(例えばナトリウム塩やカリウム塩)、アルカリ土類金属塩(例えばカルシウム塩やマグネシウム塩)およびアンモニア由来のアンモニウム塩が挙げられる。また、炭素数1〜16の有機アミンも包含され、例として、好ましくは、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、ジメチルアミノエタノール、プロカイン、ジベンジルアミン、N−メチルモルホリン、アルギニン、リジン、エチレンジアミンおよびN−メチルピペリジンが挙げられる。
本発明の目的に適した溶媒和物とは、固体または液体状態にある本発明の化合物に溶媒分子が配位して錯体を形成している形態をいう。水和物とは、溶媒和物の特殊な形態であり、水が配位した溶媒和物である。
本発明における種々の置換基の定義は、特別の定めのない限り以下の通りである。
アルキル基、ならびにアルコキシ基およびアルコキシカルボニル基のアルキル部分とは、直鎖または分岐状のアルキル基を表し、例としては、特別の定めのない限り、(C−C)−アルキル基が挙げられ、具体的にはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t−ブチルなどの(C−C)−アルキル基が挙げられる。
本発明の目的に適したアルコキシ基とは、好ましくは直鎖または分岐状のアルコキシ基を表し、具体的には炭素数1〜6、炭素数1〜4または炭素数1〜3の直鎖または分岐状のアルコキシ基を表す。好ましくは、炭素数1〜3の直鎖または分岐状のアルコキシ基である。例として、好ましくはメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、t−ブトキシ、n−ペントキシおよびn−ヘキソキシが挙げられる。
アルコキシカルボニル基の例として、好ましくは、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、n−ペントキシカルボニルおよびn−ヘキソキシカルボニルが挙げられる。
ヘテロ環とは、3個以下、好ましくは2個以下のヘテロ原子および/またはヘテロ基を有する4〜7員環、好ましくは5〜6員環の単環式ヘテロ環を表す。前記ヘテロ原子および/またはヘテロ基は、N、O、S、SOおよびSOから選択され、窒素原子はN−オキシドを形成してもよい。前記ヘテロ環は、飽和環であっても、または部分的に不飽和であってもよい。好ましくは、O、NおよびSから選択される2個以下のヘテロ原子を有する5〜7員環の単環式飽和ヘテロ環であり、例として、好ましくは1,4−オキサゼパニル、ピロリジン−1−イル、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、ピラニル、1,3−チアゾリジニル、ピペリジン−1−イル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イル、ピペリジン−4−イル、チオピラニル、モルホリン−2−イル、モルホリン−3−イル、モルホリン−4−イル、チオモルホリン−2−イル、チオモルホリン−3−イル、チオモルホリン−4−イル、ペルヒドロアゼピニル、ピペラジン−1−イルおよびピペラジン−2−イルが挙げられる。
特別の定めがない限り、ハロゲンは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を表し、好ましくはフッ素原子および塩素原子である。
本発明の目的に適したモノ−(C−C)−アルキルアミノ基とは、炭素数1〜4の直鎖または分岐状のアルキル置換基を有するアミノ基を表す。例として、好ましくはメチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、n−ブチルアミノ、tert−ブチルアミノ、n−ペンチルアミノおよびn−ヘキシルアミノが挙げられる。
本発明の目的に適したジ−(C−C)−アルキルアミノ基とは、炭素数1〜4の直鎖または分岐状の同一または異なるアルキル置換基を2個有するアミノ基を表す。例として、好ましくはN,N−ジメチルアミノ、N,N−ジエチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ、N−メチル−N−n−プロピルアミノ、N−イソプロピル−N−n−プロピルアミノ、N,N−ジイソプロピルアミノ、N−n−ブチル−N−メチルアミノ、N−tert−ブチル−N−メチルアミノ、N−メチル−N−n−ペンチルアミノおよびN−n−ヘキシル−N−メチルアミノが挙げられる。
本発明の目的に適した(C−C)−シクロアルキル基とは、3〜7員環または3〜6員環の単環式飽和炭素環を表す。例として、好ましくはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシクロヘプチルが挙げられる。
上記した一般例または好適な例として示された基の定義は、式(I)の最終生成物、および該生成物の調製に必要な出発原料および中間体にも適応される。
それぞれの組み合わせまたは好適な組み合わせとして具体的に示された基の定義は、所望のものとして示された特定の組み合わせに関係なく、他の組み合わせとして示される基の定義に置き換えることができる。
また本発明は、式(I)(式中、Rは、1〜2個の置換基を有するフェニル基を表し、前記置換基は、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチルチオ基、(C−C)−アルキル基および(C−C)−アルコキシ基からなる群より選択され;
は、1〜2個の置換基を有するフェニル基を表し、前記置換基は、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチルチオ基、(C−C)−アルキル基および(C−C)−アルコキシ基からなる群より選択され、前記(C−C)−アルコキシ基は、ハロゲン、シアノ基、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基、ジ−(C−C)−アルキルアミノ基、(C−C)−シクロアルキル基および4〜7員環ヘテロ環より選択される同一または異なる1〜3個の置換基を有していてもよく、前記(C−C)−シクロアルキル基および4〜7員環ヘテロ環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ基、(C−C)−アルキル基、トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、トリフルオロメトキシ基、オキソ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基およびジ−(C−C)−アルキルアミノ基より選択される同一または異なる3個以下の置換基を有していてもよい)の化合物およびその塩、ならびにそれらの溶媒和物に関する。
また本発明は、式(I)(式中、Rは、1〜2個の置換基を有するフェニル基を表し、前記置換基は、それぞれ独立して、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメチル基およびメトキシ基からなる群より選択され;
は、1〜2個の置換基を有するフェニル基を表し、前記置換基は、それぞれ独立して、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメトキシ基、メチル基および(C−C)−アルコキシ基からなる群より選択され、前記(C−C)−アルコキシ基は、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基、ジ−(C−C)−アルキルアミノ基および4〜7員環ヘテロ環より選択される同一または異なる1〜3個の置換基を有していてもよく、前記4〜7員環ヘテロ環はそれぞれ、(C−C)−アルキル基で置換されていてもよい)の化合物およびその塩、ならびにそれらの溶媒和物に関する。
また本発明は、式(I)(式中、Rは、1〜2個の置換基を有するフェニル基を表し、前記置換基は、それぞれ独立して、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメチル基およびメトキシ基からなる群より選択され;
は、1〜2個の置換基を有するフェニル基を表し、前記置換基は、それぞれ独立して、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメトキシ基、メチル基およびメトキシ基からなる群より選択される)の化合物およびその塩、ならびにそれらの溶媒和物に関する。
また本発明は、式(I)(式中、Rは、1〜2個の置換基を有するフェニル基を表し、前記置換基は、それぞれ独立して、ハロゲンおよびシアノ基からなる群より選択され;
は、1〜2個の置換基を有するフェニル基を表し、前記置換基は、それぞれ独立して、ハロゲンおよびシアノ基からなる群より選択される)の化合物およびその塩、ならびにそれらの溶媒和物に関する。
また本発明は、式(Ia):
Figure 0005576853
(式中、Rは、水素原子、ハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチルチオ基、(C−C)−アルキル基または(C−C)−アルコキシ基を表し;
は、水素原子またはハロゲンを表し;
は、ハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチルチオ基、(C−C)−アルキル基または(C−C)−アルコキシ基を表し、前記(C−C)−アルコキシ基は、ハロゲン、シアノ基、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基、ジ−(C−C)−アルキルアミノ基、(C−C)−シクロアルキル基および4〜7員環ヘテロ環より選択される同一または異なる1〜3個の置換基を有していてもよく、前記(C−C)−シクロアルキル基および4〜7員環ヘテロ環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ基、(C−C)−アルキル基、トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、トリフルオロメトキシ基、オキソ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基およびジ−(C−C)−アルキルアミノ基より選択される同一または異なる3個以下の置換基を有していてもよく;
は、水素原子またはハロゲンを表す。)
の化合物およびその塩、ならびにそれらの溶媒和物に関する。
また本発明は、式(Ia)(式中、Rは、ハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチルチオ基、(C−C)−アルキル基または(C−C)−アルコキシ基を表し;
は、水素原子またはハロゲンを表し;
は、ハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチルチオ基、(C−C)−アルキル基または(C−C)−アルコキシ基を表し、前記(C−C)−アルコキシ基は、ハロゲン、シアノ基、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基、ジ−(C−C)−アルキルアミノ基、(C−C)−シクロアルキル基および4〜7員環ヘテロ環より選択される同一または異なる1〜3個の置換基を有していてもよく、前記(C−C)−シクロアルキル基および4〜7員環ヘテロ環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ基、(C−C)−アルキル基、トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、トリフルオロメトキシ基、オキソ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基およびジ−(C−C)−アルキルアミノ基より選択される同一または異なる3個以下の置換基を有していてもよく;
は、水素原子またはハロゲンを表す)の化合物およびその塩、ならびにそれらの溶媒和物に関する。
また本発明は、式(Ia)(式中、Rは、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメチル基またはメトキシ基を表し;
は、水素原子またはハロゲンを表し;
は、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメトキシ基、メチル基または(C−C3)−アルコキシ基を表し、前記(C−C)−アルコキシ基は、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基、ジ−(C−C)−アルキルアミノ基および4〜7員環ヘテロ環より選択される同一または異なる1〜3個の置換基を有していてもよく、前記4〜7員環ヘテロ環はそれぞれ、(C−C)−アルキル基で置換されていてもよく;
は、水素原子またはハロゲンを表す)の化合物およびその塩、ならびにそれらの溶媒和物に関する。
また本発明は、式(Ia)(式中、Rは、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメチル基またはメトキシ基を表し;
は、水素原子、塩素原子またはフッ素原子を表し;
は、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメトキシ基、メチル基またはメトキシ基を表し;
は、水素原子、塩素原子またはフッ素原子を表す)の化合物およびその塩、ならびにそれらの溶媒和物に関する。
また本発明は、式(Ia)(式中、Rは、ハロゲンまたはシアノ基を表し;
は、水素原子またはフッ素原子を表し;
は、ハロゲンまたはシアノ基を表し;
は、水素原子またはフッ素原子を表す)の化合物およびその塩、ならびにそれらの溶媒和物に関する。
また本発明は、式(Ia)(式中、Rは、塩素原子またはシアノ基を表し;
は、フッ素原子を表し;
は、塩素原子またはシアノ基を表し;
は、フッ素原子を表す)の化合物およびその塩、ならびにそれらの溶媒和物に関する。
また本発明は、式(Ia)(式中、Rは、塩素原子またはシアノ基を表し;
は、フッ素原子を表し;
は、塩素原子またはシアノ基を表し;
は、水素原子を表す)の化合物およびその塩、ならびにそれらの溶媒和物に関する。
また本発明は、式(Ia)(式中、Rは、塩素原子またはシアノ基を表し;
は、水素原子を表し;
は、塩素原子またはシアノ基を表し;
は、水素原子を表す)の化合物およびその塩、ならびにそれらの溶媒和物に関する。
また本発明は、式(Ia)(式中、Rは、塩素原子またはシアノ基を表し;
は、水素原子を表し;
は、塩素原子またはシアノ基を表し;
は、フッ素原子を表す)の化合物およびその塩、ならびにそれらの溶媒和物に関する。
また本発明は、式(Ia)(式中、Rは、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメチル基またはメトキシ基を表し;
は、水素原子またはハロゲンを表し;
は、トリフルオロメチル基を表し;
は、フッ素原子を表す)の化合物およびその塩、ならびにそれらの溶媒和物に関する。
また本発明は、式(Ia)(式中、Rは、水素原子を表し;
は、フッ素原子または塩素原子を表し;
は、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメトキシ基、メチル基またはメトキシ基を表し;
は、水素原子またはハロゲンを表す)の化合物およびその塩、ならびにそれらの溶媒和物に関する。
また本発明は、式(II):
Figure 0005576853
(式中、RおよびRは上記と同一の意味を有する。)
の化合物をイミダゾリジン−4−オンまたはイミダゾリジン−4−オンの塩と反応させることを特徴とする式(I)および式(Ia)の化合物の製造方法に関する。
上記の反応は、一般に、不活性溶媒中、脱水剤の存在下、必要であれば塩基の存在下、好ましくは温度範囲−30〜50℃の大気圧下で行う。
不活性溶媒としては、例えば、ジクロロメタンまたはトリクロロメタンなどのハロゲン化炭化水素、ベンゼンまたはトルエンなどの炭化水素、ニトロメタン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、ジメチルホルムアミドまたはアセトニトリルが挙げられる。これらの溶媒の混合物を用いてもよい。特に好ましくは、ジクロロメタン、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフランまたはトルエンである。
塩基としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなどのアルカリ金属炭酸塩、またはトリアルキルアミン(例えばトリエチルアミン)、N−メチルモルホリン、N−メチルピペリジン、4−ジメチルアミノピリジン、ジイソプロピルエチルアミンなどの有機塩基が挙げられる。
本発明における好適な脱水剤としては、例えば、N,N’−ジエチルカルボジイミド、N,N’−ジプロピルカルボジイミド、N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N−(3−ジメチルアミノイソプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(EDC)、N−シクロヘキシルカルボジイミド−N’−プロピルオキシメチルポリスチレン(PS-カルボジイミド)などのカルボジイミド;カルボニルジイミダゾールなどのカルボニル化合物;2−エチル−5−フェニル−1,2−オキサゾリウム3−硫酸塩、2−tert−ブチル−5−メチルイソオキサゾリウム過塩素酸塩などの1,2−オキサゾリウム化合物;2−エトキシ−1−エトキシカルボニル−1,2−ジヒドロキノリンなどのアシルアミノ化合物;プロパンホスホン酸無水物;クロロギ酸イソブチル;ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスホリルクロリド;O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(HBTU);2−(2−オキソ−1−(2H)−ピリジル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロホウ酸塩(TPTU);O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(HATU);1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt);ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスファート(BOP);ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ピロリジノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスファート(PyBOP);N−ヒドロキシスクシンイミド;または上記化合物と塩基との混合物が挙げられる。
上記の縮合反応は、好ましくはPyBOPもしくはTBTUを用いて、またはHOBtの存在下EDCを用いて行う。
別の製造方法としては、式(II)の化合物を、1段階目で塩化チオニルと反応させ、2段階目で、例えばトリエチルアミンなどの塩基の存在下、イミダゾリジン−4−オンまたはイミダゾリジン−4−オンの塩と反応させる。
上記した方法で製造された式(I)および式(Ia)の化合物は保護基を有するが、この保護基は、式(I)および式(Ia)で表されるさらなる化合物を得るために、必要に応じて当業者に公知の条件下で除去することが可能である。
式(II)の化合物は公知の化合物であるか、または式(III):
Figure 0005576853
(式中、RおよびRは上記と同一の意味を有する。)
の化合物におけるエステルの塩基加水分解により製造することが可能である。
エステルの塩基加水分解は、一般に、不活性溶媒中、好ましくは室温〜溶媒の還流温度の大気圧下で行う。
塩基としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物、または炭酸セシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属炭酸塩が挙げられ、好ましくは、水酸化リチウム、水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウムである。
不活性溶媒としては、例えば塩化メチレン、トリクロロメタン、テトラクロロメタン、トリクロロエタン、テトラクロロエタン、1,2−ジクロロエタンまたはトリクロロエチレンなどのハロゲン化炭化水素;ジエチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、グリコールジメチルエーテルまたはジエチレングリコールジメチルエーテルなどのエーテル;メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノールまたはtert−ブタノールなどのアルコール;ベンゼン、キシレン、トルエン、ヘキサン、シクロヘキサンまたは石油留分などの炭化水素;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、アセトニトリルまたはピリジンなどの溶媒;水;またはこれらの溶媒の混合物が挙げられる。好適な溶媒は、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフランおよび/またはメタノールである。水酸化リチウムのテトラヒドロフラン−水混合溶液、水酸化リチウムの1,4−ジオキサン−水混合溶液または水酸化カリウムのメタノール溶液が好ましく用いられる。
式(III)の化合物は、公知の化合物であるか、または式(IV):
Figure 0005576853
(式中、Rは上記と同一の意味を有する。)
の化合物を、1段階目で式(V):R−NH−NH(式中、Rは上記と同一の意味を有する)で表される化合物またはその化合物の塩と反応させ、2段階目で、酢酸中で加熱することにより製造することが可能である。
1段階目の反応は、一般に、不活性溶媒中、好ましくは室温〜溶媒の還流温度の大気圧下で行う。
不活性溶媒としては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、tert−ブタノールまたは2−メトキシエタノールなどのアルコールが挙げられ、好ましくはエタノールである。
2段階目の酢酸中での反応は、一般に、室温〜酢酸の還流温度の大気圧下で行う。またこの反応は、メタノール、エタノールまたはジオキサンなどの溶媒中、室温〜溶媒の還流温度で行うことも可能である。メタノール、エタノールまたはジオキサンと酢酸からなる混合溶媒の好適な容積比は、0.5/99.5〜99.5/0.5の範囲である。また、上記の条件下で、メタノール、エタノール、ジオキサンまたは酢酸と酢酸以外の酸からなる混合溶媒を用いてもよく、酢酸以外の酸としては、例えば塩酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸またはトリフルオロ酢酸などが挙げられる。上記の反応は、酢酸中、還流下で行うのが好ましい。
あるいは、式(III)の化合物は、式(VI):
Figure 0005576853
(式中、Rは上記と同一の意味を有する。)
の化合物を式(V)の化合物と反応させることによって製造することが可能である。
この反応は、一般に、不活性溶媒中、必要であれば酸の存在下、好ましくは室温〜溶媒の還流温度の大気圧下で行う。
不活性溶媒としては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、tert−ブタノールまたは2−メトキシエタノールなどのアルコール;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドまたはジメチルスルホキシドなどの溶媒が挙げられる。
上記の反応を酸の存在下で行う場合、反応開始時に、または反応開始1〜4時間後に、酸を反応溶液に加えることができる。反応開始後に酸を加える場合、必要であれば反応液を溶媒の還流温度に加熱する。
酸としては、例えば濃縮無機酸または濃縮カルボン酸が挙げられ、具体的には濃塩酸、濃硝酸、濃硫酸または濃酢酸などが挙げられる。
式(IV)、式(V)および式(VI)の化合物は公知の化合物であるか、またはそれぞれ対応する出発原料から公知の方法で合成できる。
本発明の化合物の製造は、以下の合成スキームを例に挙げて説明することができる。
合成スキーム:
Figure 0005576853
本発明の化合物は、薬理学的に有用な予想外の効果を示す。
従って、本発明の化合物は、ヒトおよび動物の疾患の治療薬および/または予防薬としての使用に適している。
本発明の化合物は、特に、有利な抗レトロウイルス効果を示す点で優れている。
また本発明は、レトロウイルス、特にHIVによる疾患の治療および/または予防のための本発明の化合物の使用に関する。
また本発明は、疾患、特に上述した疾患の治療および/または予防のための本発明の化合物の使用に関する。
また本発明は、疾患、特に上述した疾患の治療薬および/または予防薬の製造のための本発明の化合物の使用に関する。
また本発明は、治療上有効な量の本発明の化合物を用いる、疾患、特に上述した疾患の治療法および/または予防法に関する。
ヒト用医薬品としての適応領域を以下に例示する。
1)ヒトのレトロウイルス感染症の治療および予防
2)HIV−1(ヒト免疫不全ウイルス;以前はHTLV III/LAVと呼ばれていた)やHIV−2による感染症および疾患(AIDS)、ARC(エイズ関連症候群)やLAS(リンパ節腫大症候群)などのHIV関連ステージ、ならびに上記ウイルスによる免疫不全症や脳症の治療および予防
3)単剤、複数剤または多剤耐性HIVによるHIV感染症の治療
耐性HIVとは、例えば、ヌクレオシド系阻害剤(NRTI)、非ヌクレオシド系阻害剤(NNRTI)またはプロテアーゼ阻害剤(PI)に対して耐性を持つウイルス、または他の作用機序を有するもの(例えば、T20(融合阻害剤))に対して耐性を持つウイルスを意味する。
4)AIDSキャリア状態の治療または予防
5)HTLV−IまたはHTLV−II感染症の治療または予防
動物用医薬品としての適応領域を以下に例示する。
a)マエディ・ビスナ(Maedi−visna)ウイルスによる感染症(ヒツジおよびヤギ)
b)進行性肺炎ウイルス(PPV)による感染症(ヒツジおよびヤギ)
c)ヤギ関節炎脳炎ウイルスによる感染症(ヒツジおよびヤギ)
d)zwoegerziekteウイルスによる感染症(ヒツジ)
e)伝染性貧血ウイルスによる感染症(ウマ)
f)ネコ白血病ウイルスによる感染症
g)ネコ免疫不全ウイルス(FIV)による感染症
h)サル免疫不全ウイルス(SIV)による感染症
ヒト用医薬品としての適応領域においては、上記の2)、3)および4)が好ましい。
本発明の物質は、例えばエファビレンツまたはネビラピンなどの公知の非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤に対して耐性を示すHIVを制御するのに特に適している。
また本発明は、少なくとも1種の本発明の化合物および少なくとも1種以上の他の活性成分を含む医薬品、具体的には上述した疾患の治療薬および/または予防薬に関する。
また本発明の化合物は、特に上記の2)、3)および4)において、当該適用領域で有効な他の化合物1種以上との併用療法の一部として有利に使用できる。本発明の化合物は、例えば下記の作用機序に基づく抗ウイルス活性を有する薬剤の有効量と組み合わせて使用することができる。
HIVプロテアーゼ阻害剤:例えば、サキナビル、インジナビル、リトナビル、ネルフィナビル、アンプレナビル、ロピナビル、アタザナビル、ホスアンプレナビル、チプラナビル、ダルナビルなどが挙げられる。
ヌクレオシド系、ヌクレオチド系および非ヌクレオシド系HIV逆転写酵素阻害剤:例えば、ジドブジン、ラミブジン、ジダノシン、ザルシタビン、スタブジン、ラミブジン、アバカビル、テノフォビル、アデフォビル、エムトリシタビン、アムドキソビル、アプリシタビン、ラシビル、ネビラピン、デラビルジン、エファビレンツ、エトラビリン、リルピビリン、UK−453,061などが挙げられる。
HIVインテグラーゼ阻害剤:例えば、ラルテグラビル、エルビテグラビルなどが挙げられる。
HIV融合阻害剤:例えば、エンフビルチドなどが挙げられる。
CXCR4/CCR5/gp120相互作用に対する阻害剤:例えば、マラビロック、ビクリビロック、INCB009471、AMD−070などが挙げられる。
ポリ蛋白質の成熟阻害剤:例えば、ベビリマットなどが挙げられる。
本発明の化合物との可能な組み合わせを説明するために、いくつかの薬剤を選択したが、これらに限定されない。原則として、本発明の化合物と抗ウイルス活性を有する薬剤とのあらゆる組み合わせが本発明の範囲に包含される。
本発明の化合物は、全身および/または局所的に作用してもよく、このような目的に適した方法、例えば経口、非経口、経肺、経鼻、舌下、経舌(lingually)、経頬側、経腸、経皮(dermally,transdermally)、経結膜、経眼(otically)などの投与経路で、またはインプラントもしくはステントとして投与することができる。
本発明の化合物は、これらの投与経路に適した剤形にして投与することができる。
経口投与に適した剤形は、先行技術に従って機能し、本発明の化合物を速やかにかつ/または改変された方法で送達するものであって、本発明の化合物を結晶体および/または非晶体および/または溶解した状態で含有するものである。例えば、錠剤(例えば、非コーティング錠またはコーティング錠、コーティングとしては、胃液抵抗性、遅延溶解性または不溶性であって、本発明の化合物の放出を制御するものが挙げられる)、口腔で速やかに崩壊する錠剤またはフィルム/ウエハー、フィルム/凍結乾燥剤、カプセル剤(例えば、ゼラチン製の硬カプセル剤や軟カプセル剤)、糖衣錠、粒剤、ペレット剤、散剤、乳剤、懸濁液剤、エアゾール剤、液剤などが挙げられる。
非経口投与は、吸収ステップを回避するように行ってもよく(例えば、静脈内、動脈内、心臓内、脊髄内、腰椎内投与)、吸収ステップを含むように行ってもよい(例えば、筋肉内、皮下、皮内、経皮、腹腔内投与)。非経口投与に適した剤形は、とりわけ液剤、懸濁液剤、乳剤、凍結乾燥剤または滅菌散剤などの注射用製剤および点滴用製剤である。
他の投与経路に適した剤形は、例えば吸入用の剤形(とりわけ粉末吸入器、ネブライザー)、点鼻剤、液剤、噴霧剤、経舌(lingual)投与、舌下投与または頬側投与に適した剤形(例えば錠剤、フィルム/ウエハーまたはカプセル剤)、坐剤、耳用または眼用製剤、膣用カプセル剤、水性懸濁液剤(ローション剤、振とう合剤)、親油性懸濁液剤、軟膏剤、クリーム剤、経皮吸収治療システム(例えば貼付剤など)、乳液剤、ペースト剤、フォーム剤、散布剤、インプラント、ステントなどが挙げられる。
本発明の化合物は、上述した剤形に製剤化することが可能であり、不活性かつ無毒の薬学的に許容される賦形剤と混合することによって、自体公知の方法で製剤化できる。賦形剤としては、特に、担体(例えば結晶セルロース、ラクトース、マンニトール)、溶媒(例えば液状ポリエチレングリコール)、乳化剤および分散剤または湿潤剤(例えば硫酸ドデシルナトリウム、ポリオキシソルビタンオレアート)、結合剤(例えばポリビニルピロリドン)、合成または天然ポリマー(例えばアルブミン)、安定化剤(例えばアスコルビン酸などの酸化防止剤)、着色料(例えば酸化鉄などの無機色素)および矯味剤および/または矯臭剤などが挙げられる。
また本発明は、少なくとも1種の本発明の化合物を、通常、1種以上の不活性かつ無毒の薬学的に許容される賦形剤と共に含む医薬品、および上述した目的のためのその使用に関する。
本発明の活性成分を合計0.1〜200mg/kg体重、好ましくは1〜100mg/kg体重の用量で、24時間ごとに投与することはヒト用および動物用医薬品のいずれにおいても有利であることが一般に証明されており、所望の成果を達成するために、必要であれば数回に分けて投与する。体重1kgあたりの単回用量は、1〜80mg、特に1〜30mgの活性成分を含むのが好ましい。
ただし、必要に応じて、具体的には体重、投与経路、活性成分に対する個人の反応、製剤の種類および投与時間または間隔に応じて、上記の用量を変更する必要があるだろう。従って、上述した最低用量未満で十分な場合もあり、上述した最大用量を超える量が必要となる場合もある。高用量の投与を行う場合、1日に数回に分けて投与することが望ましい場合もある。
以下の試験および実施例において、特別の定めがない限り、パーセントは重量パーセントであり、部は重量部である。液体と液体からなる溶液における、溶媒の割合、希釈率および濃度は、いずれも容積を基準とする。「w/v」は「重量/容積」を意味する。従って、例えば、「10%w/v」は、溶液または懸濁液100mlが物質10gを含有することを意味する。
A) 実施例
略語:
aq. 水性、水溶液
conc. 濃縮
DCI 直接化学イオン化法(MS)
DMA N,N−ジメチルアセトアミド
DMF N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
EDC N’−(3−ジメチルアミノプロピル)−N−エチルカルボジイミド
× HCl
eq. 当量
ESI エレクトロスプレーイオン化法(MS)
h 時間
HATU O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’
−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート
HPLC 高圧、高速液体クロマトグラフィー
LC−MS 液体クロマトグラフィー質量分析法
min 分
MS 質量分析法
NMR 核磁気共鳴法
PyBOP ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ピロリジノ)
ホスホニウムヘキサフルオロホスファート
保持時間(HPLC)
RT 室温
TBTU O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’
−テトラメチルウロニウムテトラフルオロホウ酸塩
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
TMOF オルトギ酸トリメチル
LC−MS/GC−MS分析方法:
分析方法1:
MS機種:Micromass ZQ;HPLC機種:HP 1100シリーズ;UV DAD;カラム:Phenomenex Gemini 3μ 30mm×3.00mm;溶離液A:水1L+50%ギ酸0.5ml、溶離液B:アセトニトリル1L+50%ギ酸0.5ml;勾配:0.0min 90%A→2.5min 30%A→3.0min 5%A→4.5min 5%A;流速:0.0min 1ml/min、2.5min/3.0min/4.5min 2ml/min;オーブン:50℃;UV検出:210nm
分析方法2:
機器:HPLC Agilent 1100シリーズを備えたMicromass Quattro LCZ;カラム:Phenomenex Synergi 2μ Hydro−RP Mercury 20mm×4mm;溶離液A:水1L+50%ギ酸0.5ml、溶離液B:アセトニトリル1L+50%ギ酸0.5ml;勾配:0.0min 90%A→2.5min 30%A→3.0min 5%A→4.5min 5%A;流速:0.0min 1ml/min→2.5min/3.0min/4.5min 2ml/min;オーブン:50℃;UV検出:208〜400nm
分析方法3:
MS機種:Micromass ZQ;HPLC機種:Waters Alliance 2795;カラム:Phenomenex Synergi 2μ Hydro−RP Mercury 20mm×4mm;溶離液A:水1L+50%ギ酸0.5ml、溶離液B:アセトニトリル1L+50%ギ酸0.5ml;勾配:0.0min 90%A→2.5min 30%A→3.0min 5%A→4.5min 5%A;流速:0.0min 1ml/min→2.5min/3.0min/4.5min 2ml/min;オーブン:50℃;UV検出:210nm
分析方法4:
機器:HPLC Agilent 1100シリーズを備えたMicromass Quattro LCZ;カラム:Phenomenex Onyx Monolithic C18、100mm×3mm;溶離液A:水1L+50%ギ酸0.5ml、溶離液B:アセトニトリル1L+50%ギ酸0.5ml;勾配:0.0min 90%A→2min 65%A→4.5min 5%A→6min 5%A;流速:2ml/min;オーブン:40℃;UV検出:208〜400nm
分析方法5:
機器:Waters UPLC Acquityを備えたMicromass QuattroPremier;カラム:Thermo Hypersil GOLD 1.9μ 50mm×1mm;溶離液A:水1L+50%ギ酸0.5ml、溶離液B:アセトニトリル1L+50%ギ酸0.5ml;勾配:0.0min 90%A→0.1min 90%A→1.5min 10%A→2.2min 10%A;オーブン:50℃;流速:0.33ml/min;UV検出:210nm
分析方法6:
MS機種:Waters ZQ;HPLC機種:Waters Alliance 2795;カラム:Phenomenex Onyx Monolithic C18、100mm×3mm;溶離液A:水1L+50%ギ酸0.5ml、溶離液B:アセトニトリル1L+50%ギ酸0.5ml;勾配:0.0min 90%A→2min 65%A→4.5min 5%A→6min 5%A;流速:2ml/min;オーブン:40℃;UV検出:210nm
分析方法7:
MS機種:Micromass ZQ;HPLC機種:Waters Alliance 2795;カラム:Phenomenex Synergi 2.5μ MAX−RP 100A Mercury 20mm×4mm;溶離液A:水1L+50%ギ酸0.5ml、溶離液B:アセトニトリル1L+50%ギ酸0.5ml;勾配:0.0min 90%A→0.1min 90%A→3.0min 5%A→4.0min 5%A→4.01min 90%A;流速:2ml/min;オーブン:50℃;UV検出:210nm
分析方法8:
機器:HPLC Agilent 1100シリーズを備えたMicromass Quattro LCZ;カラム:Phenomenex Gemini 3μ 30mm×3.00mm;溶離液A:水1L+50%ギ酸0.5ml、溶離液B:アセトニトリル1L+50%ギ酸0.5ml;勾配:0.0min 90%A→2.5min 30%A→3.0min 5%A→4.5min 5%A;流速:0.0min 1ml/min、2.5min/3.0min/4.5min 2ml/min;オーブン:50℃;UV検出:208〜400nm
分析方法9:
機器:HPLC Agilent 1100シリーズを備えたMicromass Quattro LCZ;カラム:Phenomenex Synergi 2.5μ MAX−RP 100A Mercury 20mm×4mm;溶離液A:水1L+50%ギ酸0.5ml、溶離液B:アセトニトリル1L+50%ギ酸0.5ml;勾配:0.0min 90%A→0.1min 90%A→3.0min 5%A→4.0min 5%A→4.1min 90%A;流速:2ml/min;オーブン:50℃;UV検出:208〜400nm
分析方法10:
MS機種:Waters(Micromass) Quattro Micro;HPLC機種:Agilent 1100シリーズ;カラム:Thermo Hypersil GOLD 3μ 20mm×4mm;溶離液A:水1L+50%ギ酸0.5ml、溶離液B:アセトニトリル1L+50%ギ酸0.5ml;勾配:0.0min 100%A→3.0min 10%A→4.0min 10%A→4.01min 100%A(流速2.5ml/min)→5.00min 100%A;オーブン:50℃;流速:2ml/min;UV検出:210nm
分析方法11:
機器:Micromass GCT, GC6890;カラム:Restek RTX−35、15m×200μm×0.33μm;ヘリウム定流速:0.88ml/min;オーブン:70℃;注入口:250℃;勾配:70℃、30℃/min→310℃(3min保持)
分析方法12:
機器:Waters ACQUITY SQD UPLCシステム;カラム:Waters Acquity UPLC HSS T3 1.8μ 50×1mm;溶離液A:水1L+99%ギ酸0.25ml、溶離液B:アセトニトリル1L+99%ギ酸0.25ml;勾配:0.0min 90%A→1.2min 5%A→2.0min 5%A;オーブン:50℃;流速:0.40ml/min;UV検出:210〜400nm
出発化合物および中間体:
(実施例1A)
リチウム=1−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−4−エトキシ−3,4−ジオキソブタ−1−エン−1−オラート
Figure 0005576853
リチウムヘキサメチルジシラジド(1Nテトラヒドロフラン溶液)78ml(78mmol)のジエチルエーテル(60ml)溶液を、アルゴン雰囲気下−78℃にて調製し、1−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)エタノン12.5g(72.4mmol)のジエチルエーテル(190ml)溶液を加える。−78℃で45分間経過した後、ジエチルオキサラート11.6g(79.7mmol)を滴下して、室温で一晩撹拌する。反応液を濃縮し、純度71%の表題化合物28.6g(理論収量の100%)を得る。この化合物はさらに精製することなく次の反応に用いられる。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.63(t,1H),7.55−7.50(m,2H),6.33(s,1H),4.14(q,2H),1.24(t,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.65min;MS(ESIpos):m/z=273[M−Li+2H]
(実施例2A)
リチウム=1−(3,5−ジフルオロフェニル)−4−エトキシ−3,4−ジオキソブタ−1−エン−1−オラート
Figure 0005576853
1−(3,5−ジフルオロフェニル)エタノンおよびジエチルオキサラートから、実施例1Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物5.43g(理論収量の65%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.45(d,2H),7.35(t,1H),6.38(s,1H),4.17(q,2H),1.26(t,3H)
LC−MS(分析方法3):R=2.43min;MS(ESIpos):m/z=257[M−Li+2H]
(実施例3A)
リチウム=1−(3−クロロフェニル)−4−エトキシ−3,4−ジオキソブタ−1−エン−1−オラート
Figure 0005576853
1−(3−クロロフェニル)エタノンおよびジエチルオキサラートから、実施例1Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物40.4g(理論収量の92%)を得る。
LC−MS(分析方法4):R=3.91min;MS(ESIpos):m/z=255[M−Li+2H]
(実施例4A)
リチウム=1−(3−シアノフェニル)−4−エトキシ−3,4−ジオキソブタ−1−エン−1−オラート
Figure 0005576853
3−アセチルベンゼンカルボニトリルおよびジエチルオキサラートから、実施例1Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度62%の表題化合物0.53g(理論収量の76%)を得る。
LC−MS(分析方法5):R=1.11min;MS(ESIpos):m/z=246[M−Li+2H]
(実施例5A)
リチウム=1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−エトキシ−3,4−ジオキソブタ−1−エン−1−オラート
Figure 0005576853
1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エタノンおよびジエチルオキサラートから、実施例1Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度66%の表題化合物9.7g(理論収量の79%)を得る。
LC−MS(分析方法1):R=2.69min;MS(ESIpos):m/z=273[M−Li+2H]
(実施例6A)
リチウム=4−エトキシ−3,4−ジオキソ−1−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]ブタ−1−エン−1−オラート
Figure 0005576853
1−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]エタノンおよびジエチルオキサラートから、実施例1Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度65%の表題化合物7.7g(理論収量の80%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.84(d,1H),7.70(s,1H),7.56(t,1H),7.45(d,1H),6.41(s,1H),4.15(q,2H),1.25(t,3H)
LC−MS(分析方法5):R=1.39min;MS(ESIpos):m/z=305[M−Li+2H]
(実施例7A)
リチウム=4−エトキシ−1−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−3,4−ジオキソブタ−1−エン−1−オラート
Figure 0005576853
1−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]エタノンおよびジエチルオキサラートから、実施例1Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度78%の表題化合物8.7g(理論収量の90%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.91(s,1H),7.89(d,1H),7.79(d,1H),6.40(s,1H),4.16(q,2H),1.25(t,3H)
LC−MS(分析方法3):R=2.64min;MS(ESIpos):m/z=307[M−Li+2H]
(実施例8A)
リチウム=4−エトキシ−1−(3−フルオロフェニル)−3,4−ジオキソブタ−1−エン−1−オラート
Figure 0005576853
1−(3−フルオロフェニル)エタノンおよびジエチルオキサラートから、実施例1Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物9.4g(理論収量の98%)を得る。
LC−MS(分析方法5):R=1.22min;MS(ESIpos):m/z=239[M−Li+2H]
(実施例9A)
リチウム=4−エトキシ−3,4−ジオキソ−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ブタ−1−エン−1−オラート
Figure 0005576853
1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エタノンおよびジエチルオキサラートから、実施例1Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度62%の表題化合物44.2g(理論収量の70%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.12(d,1H),8.07(s,1H),7.83(d,1H),7.67(t,1H),6.45(s,1H),4.16(q,2H),1.25(t,3H)
LC−MS(分析方法3):R=2.54min;MS(ESIpos):m/z=289[M−Li+2H]
(実施例10A)
リチウム=4−エトキシ−1−(3−メトキシフェニル)−3,4−ジオキソブタ−1−エン−1−オラート
Figure 0005576853
1−(3−メトキシフェニル)エタノンおよびジエチルオキサラートから、実施例1Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度64%の表題化合物0.62g(理論収量の93%)を得る。
LC−MS(分析方法5):R=1.22min;MS(ESIpos):m/z=251[M−Li+2H]
(実施例11A)
リチウム=1−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−エトキシ−3,4−ジオキソブタ−1−エン−1−オラート
Figure 0005576853
1−(3,4−ジフルオロフェニル)エタノンおよびジエチルオキサラートから、実施例1Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物8.47g(理論収量の100%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.79(ddd,1H),7.74−7.68(m,1H),7.47(q,1H),6.40(s,1H),4.16(q,2H),1.26(t,3H)
LC−MS(分析方法3):R=2.40min;MS(ESIpos):m/z=257[M−Li+2H]
(実施例12A)
リチウム=1−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−エトキシ−3,4−ジオキソブタ−1−エン−1−オラート
Figure 0005576853
1−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)エタノンおよびジエチルオキサラートから、実施例1Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度75%の表題化合物7.8g(理論収量の79%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.05(dd,1H),7.86(ddd,1H),7.40(t,1H),6.36(s,1H),4.15(q,2H),1.25(t,3H)
LC−MS(分析方法3):R=2.59min;MS(ESIpos):m/z=318[M−Li+2H]
(実施例13A)
リチウム=4−エトキシ−1−(2−フルオロフェニル)−3,4−ジオキソブタ−1−エン−1−オラート
Figure 0005576853
1−(2−フルオロフェニル)エタノンおよびジエチルオキサラートから、実施例1Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物4.5g(理論収量の82%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.67(dt,1H),7.49−7.42(m,1H),7.27−7.17(m,2H),6.24(s,1H),4.14(q,2H),1.24(t,3H)
LC−MS(分析方法3):R=2.36min;MS(ESIpos):m/z=239[M−Li+2H]
(実施例14A)
リチウム=1−(2,3−ジフルオロフェニル)−4−エトキシ−3,4−ジオキソブタ−1−エン−1−オラート
Figure 0005576853
1−(2,3−ジフルオロフェニル)エタノンおよびジエチルオキサラートから、実施例1Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度26%の表題化合物1.7g(理論収量の48%)を得る。
LC−MS(分析方法3):R=2.33min;MS(ESIpos):m/z=257[M−Li+2H]
(実施例15A)
リチウム=4−エトキシ−1−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−3,4−ジオキソブタ−1−エン−1−オラート
Figure 0005576853
3−フルオロ−5−メトキシ安息香酸5.00g(29.4mmol)をトルエン51mlに溶解し、塩化チオニル6.4ml(88.2mmol)を加えて2時間加熱還流する。次いで反応液を濃縮し、得られた残渣をジクロロメタンに溶解する。これに、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩3.73g(38.2mmol)を加え、0℃にてトリエチルアミン10.7ml(76.4mmol)を加えて室温で一晩撹拌する。水を加えて分液し、ジクロロメタンで抽出した後、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過および濃縮する。残渣をジエチルエーテル105mlに溶解し、アルゴン雰囲気下、室温にて3Mメチルマグネシウムブロミドのジエチルエーテル溶液9.6ml(28.6mmol)に加え、2時間加熱還流する。次いで、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えてジクロロメタンで抽出した後、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過および濃縮する。1−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)エタノンの粗生成物を、実施例1Aの化合物の合成方法と同様にしてジエチルオキサラートと反応させ、純度61%の表題化合物4.02g(理論収量の30%)を得る。
LC−MS(分析方法5):R=1.26min;MS(ESIpos):m/z=269[M−Li+2H]
(実施例16A)
リチウム=1−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−4−エトキシ−3,4−ジオキソブタ−1−エン−1−オラート
Figure 0005576853
1−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]エタノンおよびジエチルオキサラートから、実施例1Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度74%の表題化合物8.1g(理論収量の82%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.49−7.44(m,2H),7.43−7.36(m,4H),7.36−7.30(m,2H),7.14−7.08(m,1H),6.39(s,1H),5.15(s,2H),4.14(q,2H),1.25(t,3H)
LC−MS(分析方法2):R=2.96min;MS(ESIpos):m/z=327[M−Li+2H]
(実施例17A)
リチウム=4−エトキシ−1−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)−3,4−ジオキソブタ−1−エン−1−オラート
Figure 0005576853
1−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]エタノンおよびジエチルオキサラートから、実施例1Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度62%の表題化合物1.5g(理論収量の62%)を得る。
LC−MS(分析方法5):R=1.37min;MS(ESIpos):m/z=307[M−Li+2H]
(実施例18A)
リチウム=1−(3−ブロモ−5−フルオロフェニル)−4−エトキシ−3,4−ジオキソブタ−1−エン−1−オラート
Figure 0005576853
1−(3−ブロモ−5−フルオロフェニル)エタノン(US2003/229096A1に記載)およびジエチルオキサラートから、実施例1Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度62%の表題化合物4.7g(理論収量の74%)を得る。
LC−MS(分析方法7):R=2.29min;MS(ESIpos):m/z=317[M−Li+2H]
(実施例19A)
リチウム=1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−4−エトキシ−3,4−ジオキソブタ−1−エン−1−オラート
Figure 0005576853
1−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エタノンおよびジエチルオキサラートから、実施例1Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物6.1g(理論収量の86%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.36(s,2H),8.23(s,1H),6.48(s,1H),4.18(q,2H),1.27(t,3H)
LC−MS(分析方法3):R=2.88min;MS(ESIneg):m/z=355[M−Li]
(実施例20A)
リチウム=4−エトキシ−1−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−3,4−ジオキソブタ−1−エン−1−オラート
Figure 0005576853
1−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)エタノンおよびジエチルオキサラートから、実施例1Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度66%の表題化合物8.88g(理論収量の70%)を得る。
LC−MS(分析方法1):R=2.67min;MS(ESIpos):m/z=253[M−Li+2H]
(実施例21A)
エチル=1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
純度71%の実施例1Aの化合物28.6g(72.9mmol)をエタノール350mlに溶解し、3−クロロ−4−フルオロフェニルヒドラジン塩酸塩15.8g(80.2mmol)を加えて室温で一晩撹拌する。反応液を濃縮して得られた残渣を濃酢酸350mlに溶解し、2時間加熱還流する。反応液を酢酸エチルに加えて、水および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄する。有機相を濃縮してフラッシュクロマトグラフィー(移動相:シクロヘキサン/酢酸エチル=20:1)で精製し、表題化合物22.6g(理論収量の76%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.80(dd,1H),7.58−7.50(m,2H),7.38(ddd,1H),7.31(s,1H),7.27(s,1H),7.19(dt,1H),4.34(q,2H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法5):R=1.52min;MS(ESIpos):m/z=397[M+H]
(実施例22A)
エチル=5−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例1Aの化合物および3−クロロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物5.82gを得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.61−7.56(m,2H),7.54−7.47(m,2H),7.32(s,1H),7.30(d,1H),7.25(d,1H),7.18(dt,1H),4.35(q,2H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法5):R=1.51min;MS(ESIpos):m/z=379[M+H]
(実施例23A)
エチル=1−(3−クロロフェニル)−5−(3,5−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例2Aの化合物および3−クロロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、フラッシュクロマトグラフィー(移動相:シクロヘキサン/酢酸エチル=3:1)で精製して表題化合物2.58g(理論収量の68%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.60−7.56(m,2H),7.53−7.47(m,1H),7.37−7.27(m,3H),7.10−7.03(m,2H),4.35(q,2H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法3):R=2.74min;MS(ESIpos):m/z=363[M+H]
(実施例24A)
エチル=1,5−ビス(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例3Aの化合物112g(413mmol)をエタノール1120mlに溶解し、3−クロロフェニルヒドラジン塩酸塩101g(561mmol)を加えて室温で一晩撹拌する。反応液を濃縮して得られた残渣を濃酢酸1120mlに溶解し、2時間加熱還流する。反応液を室温で一晩静置した後、得られた沈殿物を吸引濾過により回収し、シクロヘキサンに加えて撹拌する。再び、沈殿物を吸引濾過により回収してシクロヘキサンで洗浄し、高真空下で乾燥させて表題化合物126g(理論収量の80%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.58−7.54(m,2H),7.51−7.43(m,3H),7.40(t,1H),7.30−7.26(m,1H),7.25(s,1H),7.19(d,1H),4.34(q,2H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法2):R=3.00min;MS(ESIpos):m/z=361[M+H]
(実施例25A)
エチル=1,5−ビス(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例5Aの化合物から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物5.78gを得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.78(dd,1H),7.67(dd,1H),7.53(t,1H),7.44(t,1H),7.35(ddd,1H),7.25(s,1H),7.22(ddd,1H),4.34(q,2H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法5):R=1.51min;MS(ESIpos):m/z=397[M+H]
(実施例26A)
エチル=1−(3−クロロフェニル)−5−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例6Aの化合物および3−クロロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物4.56g(理論収量の95%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.59−7.46(m,4H),7.46−7.38(m,2H),7.32−7.27(m,2H),7.22−7.19(m,1H),4.35(q,2H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法3):R=2.92min;MS(ESIpos):m/z=411[M+H]
(実施例27A)
エチル=1−(3−クロロフェニル)−5−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例7Aの化合物および3−クロロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物3.60gを得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.76(d,1H),7.61−7.56(m,3H),7.50(t,1H),7.43(s,1H),7.42(s,1H),7.34−7.30(m,1H),4.35(q,2H),1.33(t,3H)
LC−MS(分析方法1):R=3.05min;MS(ESIpos):m/z=413[M+H]
(実施例28A)
エチル=1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例6Aの化合物から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物3.50g(理論収量の66%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.74(dd,1H),7.59−7.51(m,2H),7.44−7.35(m,3H),7.28(s,1H),7.21(s,1H),4.35(q,2H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法1):R=3.04min;MS(ESIpos):m/z=429[M+H]
(実施例29A)
エチル=5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例5Aの化合物および3−クロロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物5.67gを得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.64(dd,1H),7.58−7.54(m,2H),7.51−7.42(m,2H),7.29−7.21(m,3H),4.34(q,2H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法5):R=1.50min;MS(ESIpos):m/z=379[M+H]
(実施例30A)
エチル=5−(3−フルオロフェニル)−1−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例8Aの化合物および3−メトキシフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物30.4g(理論収量の62%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.44−7.33(m,2H),7.24(dd,1H),7.21(s,1H),7.17(dt,1H),7.08(d,1H),7.04(dd,1H),6.95(t,1H),6.86(dd,1H),4.34(q,2H),3.73(s,3H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.78min;MS(ESIpos):m/z=341[M+H]
(実施例31A)
エチル=1−(3−クロロフェニル)−5−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例10Aの化合物および3−クロロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、分取HPLC(RP18カラム;移動相:アセトニトリル/水勾配)で精製して表題化合物1.60gを得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.57−7.51(m,2H),7.47(t,1H),7.31−7.25(m,2H),7.17(s,1H),6.96(dd,1H),6.89(s,1H),6.80(d,1H),4.34(q,2H),3.69(s,3H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法3):R=2.68min;MS(ESIpos):m/z=357[M+H]
(実施例32A)
エチル=5−(3−クロロフェニル)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例3Aの化合物および3−(トリフルオロメチル)フェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、分取HPLC(RP18カラム;移動相:アセトニトリル/水勾配)で精製して表題化合物2.00g(理論収量の42%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.85(d,1H),7.75(s,1H),7.71(t,1H),7.64(d,1H),7.50−7.43(m,2H),7.40(t,1H),7.27(s,1H),7.20(d,1H),4.35(q,2H),1.33(t,3H)
LC−MS(分析方法1):R=3.09min;MS(ESIpos):m/z=395[M+H]
(実施例33A)
エチル=1−(3−クロロフェニル)−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例11Aの化合物および3−クロロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物2.83g(理論収量の49%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.58−7.43(m,5H),7.28−7.24(m,1H),7.22(s,1H),7.11−7.06(m,1H),4.34(q,2H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法3):R=2.72min;MS(ESIpos):m/z=363[M+H]
(実施例34A)
エチル=5−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例12Aの化合物および3−クロロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物3.68gを得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.74(dd,1H),7.58−7.54(m,2H),7.48(t,1H),7.41(t,1H),7.30−7.23(m,3H),4.34(q,2H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法1):R=3.03min;MS(ESIpos):m/z=423[M+H]
(実施例35A)
エチル=5−(3−クロロフェニル)−1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例3Aの化合物45.0g(155mmol)をエタノール400mlに溶解し、4−フルオロフェニルヒドラジン塩酸塩34.4g(211mmol)を加えて室温で一晩撹拌する。反応液を濃縮して得られた残渣を濃酢酸400mlに溶解し、2時間加熱還流する。さらに反応液を濃縮して、得られた残渣をジクロロメタンに溶解する。この溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮する。残渣にジエチルエーテルを加えて還流下で撹拌し、得られた沈殿物を吸引濾過により回収する。分離した母液を濃縮し、得られた残渣にシクロヘキサンを加えて撹拌し、沈殿物を吸引濾過により回収する。全量で、表題化合物23g(理論収量の43%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.47−7.39(m,4H),7.39−7.30(m,3H),7.23(s,1H),7.16(dt,1H),4.34(q,2H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.89min;MS(ESIpos):m/z=345[M+H]
(実施例36A)
エチル=1−(3−クロロフェニル)−5−(2−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例13Aの化合物および3−クロロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物2.34g(理論収量の73%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.56−7.41(m,5H),7.33−7.21(m,3H),7.16(s,1H),4.35(q,2H),1.33(t,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.85min;MS(ESIpos):m/z=345[M+H]
(実施例37A)
エチル=1−(4−フルオロフェニル)−5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例9Aの化合物および4−フルオロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物4.63g(理論収量の99%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.74(d,1H),7.64−7.54(m,3H),7.47−7.41(m,2H),7.37−7.30(m,3H),4.34(q,2H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法4):R=4.10min;MS(ESIpos):m/z=379[M+H]
(実施例38A)
エチル=1−(3−クロロフェニル)−5−(2,3−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例14Aの化合物および3−クロロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物240mg(理論収量の37%)を得る。
H−NMR(400MHz、CDCl):δ=7.46(t,1H),7.36−7.31(m,1H),7.28−7.18(m,2H),7.14−7.06(m,3H),7.00−6.94(m,1H),4.47(q,2H),1.43(t,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.91min;MS(ESIpos):m/z=363[M+H]
(実施例39A)
エチル=5−(3−クロロフェニル)−1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例3Aの化合物および4−クロロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製する。さらに精製を行うために、生成物をメタノール中で撹拌した後、沈殿物を吸引濾過により回収し、高真空下で乾燥させる。これにより、表題化合物26.8g(理論収量の57%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.58−7.53(m,2H),7.49−7.43(m,2H),7.42−7.36(m,3H),7.24(s,1H),7.19−7.14(m,1H),4.34(q,2H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法1):R=3.07min;MS(ESIpos):m/z=361[M+H]
(実施例40A)
エチル=5−(3−フルオロフェニル)−1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例8Aの化合物および4−フルオロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物23.0g(理論収量の44%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.46−7.37(m,3H),7.37−7.29(m,2H),7.26−7.16(m,3H),7.05(d,1H),4.34(q,2H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.76min;MS(ESIpos):m/z=329[M+H]
(実施例41A)
エチル=1−(3−クロロフェニル)−5−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例15Aの化合物および3−クロロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度68%の表題化合物2.20gを得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.59−7.55(m,2H),7.50(t,1H),7.31−7.27(m,1H),7.24(s,1H),6.89(dt,1H),6.74−6.69(m,2H),4.34(q,2H),3.70(s,3H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.80min;MS(ESIpos):m/z=375[M+H]
(実施例42A)
エチル=1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例15Aの化合物および3−クロロ−4−フルオロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度82%の表題化合物2.36gを得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.77(dd,1H),7.54(t,1H),7.36(ddd,1H),7.24(s,1H),6.89(dt,1H),6.75−6.70(m,2H),4.34(q,2H),3.71(s,3H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.82min;MS(ESIpos):m/z=393[M+H]
(実施例43A)
エチル=5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例16Aの化合物および3−クロロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物14.1gを得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.56−7.44(m,3H),7.40−7.24(m,7H),7.16(s,1H),7.04(dd,1H),7.01−6.98(m,1H),6.80(d,1H),5.05(s,2H),4.34(q,2H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法3):R=3.03min;MS(ESIpos):m/z=433[M+H]
(実施例44A)
エチル=1−(3−クロロフェニル)−5−(3−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例43Aの化合物19.1g(44.1mmol)を濃酢酸367mlに溶解し、5%パラジウム炭素23.5g(11.0mmol)を加えて水素雰囲気下室温で一晩撹拌する。次いで反応液を濾過して、濾液を濃縮し、得られた残渣をジクロロメタンに溶解する。この溶液を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮する。このようにして、純度63%の表題化合物12.7g(理論収量の53%)を得る。
LC−MS(分析方法1):R=2.41min;MS(ESIpos):m/z=343[M+H]
(実施例45A)
エチル=1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例4Aの化合物から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物0.50g(理論収量の80%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.94−7.91(m,1H),7.87(dt,1H),7.77(dd,1H),7.61−7.49(m,3H),7.35(ddd,1H),7.31(s,1H),4.35(q,2H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.61min;MS(ESIpos):m/z=370[M+H]
(実施例46A)
エチル=1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例8Aの化合物から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物0.60g(理論収量の93%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.75(dd,1H),7.53(t,1H),7.47−7.39(m,1H),7.35(ddd,1H),7.29−7.22(m,3H),7.09−7.05(m,1H),4.34(q,2H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.77min;MS(ESIpos):m/z=363[M+H]
(実施例47A)
エチル=1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例9Aの化合物から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物5.10g(理論収量の100%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.80−7.74(m,2H),7.72−7.50(m,4H),7.37(ddd,1H),7.33(s,1H),4.35(q,2H),1.33(t,3H)
LC−MS(分析方法3):R=2.87min;MS(ESIpos):m/z=413[M+H]
(実施例48A)
エチル=1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例17Aの化合物から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度36%の表題化合物2.43gを得る。
LC−MS(分析方法1):R=2.95min;MS(ESIpos):m/z=431[M+H]
(実施例49A)
エチル=1−(3−クロロフェニル)−5−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例17Aの化合物および3−クロロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物2.08gを得る。
LC−MS(分析方法5):R=1.52min;MS(ESIpos):m/z=413[M+H]
(実施例50A)
エチル=1−(3−ブロモフェニル)−5−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例3Aの化合物および3−ブロモフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度70%の表題化合物2.50g(理論収量の67%)を得る。
LC−MS(分析方法1):R=2.93min;MS(ESIpos):m/z=405[M+H]
(実施例51A)
エチル=1−(3−ブロモフェニル)−5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例1Aの化合物および3−ブロモフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度76%の表題化合物689mg(理論収量の77%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.73−7.69(m,2H),7.52(dt,1H),7.43(t,1H),7.35−7.30(m,2H),7.25(s,1H),7.18(dt,1H),4.35(q,2H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法7):R=2.55min;MS(ESIpos):m/z=423[M+H]
(実施例52A)
エチル=5−(3−ブロモ−5−フルオロフェニル)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例18Aの化合物から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物3.87g(理論収量の89%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.80(dd,1H),7.63(dt,1H),7.55(t,1H),7.41−7.35(m,2H),7.31(s,1H),7.24−7.20(m,1H),4.34(q,2H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.98min;MS(ESIpos):m/z=441[M+H]
(実施例53A)
エチル=1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例10Aの化合物から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物0.60g(理論収量の97%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.74(dd,1H),7.52(t,1H),7.34(ddd,1H),7.29(t,1H),7.17(s,1H),6.96(dd,1H),6.91(t,1H),6.79(d,1H),4.34(q,2H),3.71(s,3H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.77min;MS(ESIpos):m/z=375[M+H]
(実施例54A)
エチル=5−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例19Aの化合物および3−クロロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物2.42g(理論収量の62%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.15(s,1H),7.96(s,2H),7.63−7.57(m,2H),7.55(s,1H),7.50(t,1H),7.34(d,1H),4.36(q,2H),1.33(t,3H)
LC−MS(分析方法1):R=3.16min;MS(ESIpos):m/z=463[M+H]
(実施例55A)
エチル=1−(4−クロロフェニル)−5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例9Aの化合物および4−クロロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物4.78g(理論収量の98%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.76(d,1H),7.67−7.59(m,2H),7.58−7.53(m,3H),7.43−7.38(m,2H),7.33(s,1H),4.35(q,2H),1.33(t,3H)
LC−MS(分析方法6):R=4.11min;MS(ESIpos):m/z=395[M+H]
(実施例56A)
エチル=1−(4−クロロフェニル)−5−(3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例8Aの化合物および4−クロロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物43.4g(理論収量の87%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.58−7.53(m,2H),7.46−7.36(m,3H),7.28−7.19(m,3H),7.06(d,1H),4.34(q,2H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法6):R=3.93min;MS(ESIpos):m/z=345[M+H]
(実施例57A)
エチル=1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例20Aの化合物から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度78%の表題化合物2.79gを得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.75(dd,1H),7.53(t,1H),7.34(ddd,1H),7.19(s,1H),7.10(d,1H),7.01(s,1H),6.91(s,1H),4.34(q,2H),2.27(s,3H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.98min;MS(ESIpos):m/z=377[M+H]
(実施例58A)
エチル=1−(3−クロロフェニル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例20Aの化合物および3−クロロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物1.75gを得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.58−7.53(m,2H),7.48(t,1H),7.29−7.25(m,1H),7.19(s,1H),7.12−7.07(m,1H),7.01(s,1H),6.91−6.86(m,1H),4.34(q,2H),2.27(s,3H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.97min;MS(ESIpos):m/z=359[M+H]
(実施例59A)
エチル=5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−(3−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例51Aの化合物100mg(0.236mmol)を1−メチル−2−ピロリドン1mlに溶解し、シアン化亜鉛55.4mg(0.472mmol)とテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)27.3mg(0.024mmol)とを加え、密閉したガラス容器中でマイクロ波を照射しながら200℃で30分間加熱する。次いで、反応液を珪藻土を用いて濾過し、メタノールで溶出する。1N塩酸を用いて濾液を弱酸性にした後、濃縮し、残渣を分取HPLC(RP18カラム;移動相:アセトニトリル/水勾配)で精製して表題化合物33mg(理論収量の34%)を得る。
LC−MS(分析方法1):R=2.72min;MS(ESIpos):m/z=370[M+H]
(実施例60A)
エチル=5−(3−クロロフェニル)−1−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例3Aの化合物および3−シアノ−4−フルオロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度46%の表題化合物0.76g(理論収量の23%)を得る。
LC−MS(分析方法7):R=2.29min;MS(ESIpos):m/z=370[M+H]
(実施例61A)
エチル=5−(3−クロロフェニル)−1−(3−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例3Aの化合物および3−シアノフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度69%の表題化合物540mg(理論収量の25%)を得る。
LC−MS(分析方法7):R=2.24min;MS(ESIpos):m/z=352[M+H]
(実施例62A)
エチル=1,5−ビス(3−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例4Aの化合物および3−シアノフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度26%の表題化合物440mgを得る。
LC−MS(分析方法7):R=1.95min;MS(ESIpos):m/z=343[M+H]
(実施例63A)
エチル=1−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−5−(3−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例4Aの化合物および3−シアノ−4−フルオロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度27%の表題化合物510mgを得る。
LC−MS(分析方法7):R=2.00min;MS(ESIpos):m/z=361[M+H]
(実施例64A)
エチル=5−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−1−(3−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例1Aの化合物および3−シアノフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度55%の表題化合物1.96g(理論収量の86%)を得る。
LC−MS(分析方法1):R=2.71min;MS(ESIpos):m/z=370[M+H]
(実施例65A)
エチル=5−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−1−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例1Aの化合物および3−シアノ−4−フルオロフェニルヒドラジン塩酸塩から、実施例21Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度49%の表題化合物2.66g(理論収量の100%)を得る。
LC−MS(分析方法1):R=2.75min;MS(ESIpos):m/z=388[M+H]
(実施例66A)
エチル=1−(3−クロロフェニル)−5−[3−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例44Aの化合物100mg(0.29mmol)を乾燥アセトン2mlに溶解し、炭酸カリウム44.4mg(0.32mmol)と2−ブロモエタノール36.5mg(0.29mmol)とを加えて一晩加熱還流する。次いで、反応液を分取HPLC(RP18カラム;移動相:0.1%ギ酸含有アセトニトリル/水勾配)で精製して表題化合物13.1mgを得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.56−7.44(m,3H),7.30−7.24(m,2H),7.16(s,1H),6.96(dd,1H),6.91−6.89(m,1H),6.78(d,1H),4.85(t,1H),4.34(q,2H),3.91(t,2H),3.66(q,2H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.35min;MS(ESIpos):m/z=387[M+H]
(実施例67A)
エチル=5−{3−[3−(アセチルオキシ)プロポキシ]フェニル}−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例44Aの化合物100mg(0.292mmol)を乾燥DMF1mlに溶解し、炭酸カリウム242mg(1.75mmol)と1−アセトキシ−3−ブロモプロパン158mg(0.875mmol)とを加えて90℃で4時間撹拌する。次いで、反応液を分取HPLC(RP18カラム;移動相:0.1%ギ酸含有アセトニトリル/水勾配)で精製して表題化合物109mg(理論収量の84%)を得る。
LC−MS(分析方法1):R=2.79min;MS(ESIpos):m/z=443[M+H]
(実施例68A)
エチル=1−(3−クロロフェニル)−5−[3−(3−クロロプロポキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例44Aの化合物100mg(0.292mmol)を乾燥DMF3mlに溶解し、炭酸カリウム76.6mg(0.554mmol)と1−ブロモ−3−クロロプロパン133mg(0.846mmol)とを加えて4時間加熱還流する。次いで、反応液を分取HPLC(RP18カラム;移動相:0.1%ギ酸含有アセトニトリル/水勾配)で精製して純度49%の表題化合物42mg(理論収量の17%)を得る。
LC−MS(分析方法7):R=2.53min;MS(ESIpos):m/z=419[M+H]
(実施例69A)
エチル=1−(3−クロロフェニル)−5−[3−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例44Aの化合物100mg(0.292mmol)を乾燥アセトン2mlに溶解し、炭酸カリウム44.4mg(0.321mmol)と2−ブロモエチルメチルエーテル40.6mg(0.292mmol)とを加えて一晩加熱還流する。次いで、反応液を分取HPLC(RP18カラム;移動相:0.1%ギ酸含有アセトニトリル/水勾配)で精製して表題化合物48mg(理論収量の41%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.56−7.44(m,3H),7.30−7.24(m,2H),7.17(s,1H),6.97(dd,1H),6.93−6.89(m,1H),6.79(d,1H),4.34(q,2H),4.05−4.00(m,2H),3.61−3.57(m,2H),3.28(s,3H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.68min;MS(ESIpos):m/z=401[M+H]
(実施例70A)
エチル=1−(3−クロロフェニル)−5−[3−(3−ピロリジン−1−イルプロポキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
実施例68Aの化合物41.5mg(0.10mmol)と、ピロリジン83μl(0.99mmol)のエタノール(3ml)溶液とを80℃で一晩撹拌する。次いで、反応液を分取HPLC(RP18カラム;移動相:アセトニトリル/水勾配)で精製して表題化合物18.3mgを得る。
LC−MS(分析方法7):R=1.51min;MS(ESIpos):m/z=454[M+H]
(実施例71A)
1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例21Aの化合物5.11g(12.9mmol)をテトラヒドロフラン142mlに溶解し、室温にて、水酸化リチウム3.08g(129mmol)と水47mlとを加えて室温で一晩撹拌する。次いで、pHが酸性になるまで1N塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した後、有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過および濃縮する。このようにして、表題化合物4.51g(理論収量の90%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.2(s,1H),7.78(dd,1H),7.58−7.49(m,2H),7.36(ddd,1H),7.28−7.25(m,1H),7.24(s,1H),7.21−7.16(m,1H)
LC−MS(分析方法1):R=2.52min;MS(ESIpos):m/z=369[M+H]
(実施例72A)
5−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例22Aの化合物から、実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物4.18g(理論収量の78%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.59−7.55(m,2H),7.54−7.45(m,2H),7.30−7.26(m,1H),7.26−7.23(m,2H),7.20−7.15(m,1H)
LC−MS(分析方法1):R=2.49min;MS(ESIpos):m/z=351[M+H]
(実施例73A)
1−(3−クロロフェニル)−5−(3,5−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例23Aの化合物2.50g(6.89mmol)を1,4−ジオキサンと水(2:1)の混合溶媒62mlに溶解し、2N水酸化リチウム水溶液35ml(70mmol)を加えて室温で一晩撹拌する。反応液を濃縮して得られた残渣に、pHが酸性になるまで2N塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した後、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過および濃縮する。このようにして、表題化合物2.28g(理論収量の99%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.2(s,1H),7.59−7.54(m,2H),7.53−7.47(m,1H),7.33(tt,1H),7.30−7.26(m,1H),7.24(s,1H),7.10−7.02(m,2H)
LC−MS(分析方法3):R=2.21min;MS(ESIpos):m/z=335[M+H]
(実施例74A)
1,5−ビス(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例24Aの化合物から、実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物5.97g(理論収量の94%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.57−7.37(m,6H),7.28−7.24(m,1H),7.21−7.18(m,1H),7.17(s,1H)
LC−MS(分析方法3):R=2.28min;MS(ESIpos):m/z=333[M+H]
(実施例75A)
1,5−ビス(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例25Aの化合物から、実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物5.15g(理論収量の96%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.76(dd,1H),7.65(dd,1H),7.52(t,1H),7.44(t,1H),7.33(ddd,1H),7.23(ddd,1H),7.18(s,1H)
LC−MS(分析方法1):R=2.49min;MS(ESIpos):m/z=369[M+H]
(実施例76A)
1−(3−クロロフェニル)−5−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例26Aの化合物10.8g(26.2mmol)を1,4−ジオキサン236mlに溶解し、2N水酸化リチウム水溶液236ml(472mmol)を加えて70℃で2時間撹拌する。反応液を濃縮して得られた残渣に、pHが酸性になるまで2N塩酸を加え、ジクロロメタンで抽出した後、有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過および濃縮する。このようにして、表題化合物9.90g(理論収量の99%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.59−7.45(m,4H),7.44−7.38(m,2H),7.31−7.26(m,1H),7.22−7.18(m,2H)
LC−MS(分析方法1):R=2.77min;MS(ESIpos):m/z=383[M+H]
(実施例77A)
1−(3−クロロフェニル)−5−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例27Aの化合物3.60g(8.72mmol)を1,4−ジオキサン50mlに溶解し、1N水酸化リチウム水溶液50ml(50mmol)を加えて1時間加熱還流する。反応液を濃縮して得られた残渣を水で希釈し、pHが酸性になるまで濃塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した後、有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過および濃縮する。このようにして、表題化合物3.30g(理論収量の98%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.70(d,1H),7.55−7.44(m,3H),7.40(t,1H),7.30(s,1H),7.18(d,1H),6.99(s,1H)
LC−MS(分析方法3):R=2.41min;MS(ESIpos):m/z=385[M+H]
(実施例78A)
1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例28Aの化合物から、実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物3.14g(理論収量の96%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.72(dd,1H),7.59−7.50(m,2H),7.44−7.34(m,3H),7.23−7.18(m,2H)
LC−MS(分析方法1):R=2.56min;MS(ESIpos):m/z=401[M+H]
(実施例79A)
5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例29Aの化合物から、実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物5.30g(理論収量の100%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.63(dd,1H),7.57−7.52(m,2H),7.51−7.42(m,2H),7.28−7.21(m,2H),7.17(s,1H)
LC−MS(分析方法1):R=2.46min;MS(ESIpos):m/z=351[M+H]
(実施例80A)
5−(3−フルオロフェニル)−1−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例30Aの化合物34.0g(99.9mmol)を1,4−ジオキサン150mlに溶解し、2N水酸化リチウム水溶液150ml(300mmol)を加えて70℃で1時間撹拌する。反応液を濃縮して得られた残渣に、pHが酸性になるまで濃塩酸を加え、ジクロロメタンで抽出した後、有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過および濃縮する。残渣をジエチルエーテルより再結晶させて、表題化合物26.1g(理論収量の84%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.0(s,1H),7.45−7.32(m,2H),7.26−7.13(m,3H),7.08(d,1H),7.03(dd,1H),6.95(t,1H),6.85(d,1H),3.72(s,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.33min;MS(ESIpos):m/z=313[M+H]
(実施例81A)
1−(3−クロロフェニル)−5−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例31Aの化合物1.50g(4.20mmol)を1,4−ジオキサン20mlに溶解し、1N水酸化リチウム水溶液20ml(20mmol)を加えて70℃で1時間撹拌する。反応液を濃縮して得られた残渣に、pHが酸性になるまで1N塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した後、合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過および濃縮する。このようにして、表題化合物1.32g(理論収量の92%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.56−7.44(m,3H),7.32−7.23(m,2H),7.11(s,1H),6.96(dd,1H),6.88(s,1H),6.80(d,1H),3.69(s,3H)
LC−MS(分析方法3):R=2.14min;MS(ESIpos):m/z=329[M+H]
(実施例82A)
5−(3−クロロフェニル)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例32Aの化合物2.00g(5.07mmol)を1,4−ジオキサン37mlに溶解し、水酸化リチウム1.07g(20.0mmol)の水(37ml)溶液を加えて室温で一晩撹拌する。反応液を濃縮して得られた残渣に、pHが酸性になるまで1N塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した後、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過および濃縮する。このようにして、表題化合物0.74g(理論収量の40%)を得る。
H−NMR(500MHz、DMSO−d):δ=7.75(d,1H),7.70−7.62(m,2H),7.54(d,1H),7.45(d,1H),7.42−7.36(m,2H),7.19(d,1H),6.92(s,1H)
LC−MS(分析方法1):R=2.65min;MS(ESIpos):m/z=367[M+H]
(実施例83A)
1−(3−クロロフェニル)−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例33Aの化合物から、実施例73Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物2.49g(理論収量の96%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.57−7.43(m,5H),7.27−7.22(m,1H),7.16(s,1H),7.12−7.06(m,1H)
LC−MS(分析方法3):R=2.21min;MS(ESIpos):m/z=335[M+H]
(実施例84A)
5−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例34Aの化合物から、実施例77Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物3.30g(理論収量の98%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.72(dd,1H),7.58−7.52(m,2H),7.48(t,1H),7.41(t,1H),7.31−7.22(m,2H),7.17(s,1H)
LC−MS(分析方法3):R=2.34min;MS(ESIpos):m/z=395[M+H]
(実施例85A)
5−(3−クロロフェニル)−1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例35Aの化合物23.0g(66.7mmol)を1,4−ジオキサン100mlに溶解し、2N水酸化リチウム水溶液100ml(200mmol)を加えて50℃で2時間撹拌する。反応液を濃縮し、pHが酸性になるまで濃塩酸を加えてジクロロメタンで抽出した後、有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過および濃縮する。残渣に少量のジエチルエーテルを加えて撹拌し、沈殿物を濾取して高真空下で乾燥させ、表題化合物17.8g(理論収量の84%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.46−7.29(m,7H),7.19−7.14(m,2H)
LC−MS(分析方法4):R=3.46min;MS(ESIpos):m/z=317[M+H]
(実施例86A)
1−(3−クロロフェニル)−5−(2−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例36Aの化合物2.30g(6.67mmol)を1,4−ジオキサンと水(2:1)の混合溶媒32mlに溶解し、2N水酸化リチウム水溶液17ml(33.4mmol)を加えて50℃で2時間撹拌する。反応液を濃縮して得られた残渣に、pHが酸性になるまで2N塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した後、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過および濃縮する。残渣に、石油エーテルとジエチルエーテルからなる少量の混合溶媒を加えて撹拌し、沈殿物を濾取して高真空下で乾燥させ、表題化合物1.58g(理論収量の75%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.56−7.40(m,5H),7.34−7.20(m,3H),7.11(s,1H)
LC−MS(分析方法1):R=2.35min;MS(ESIpos):m/z=317[M+H]
(実施例87A)
1−(4−フルオロフェニル)−5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例37Aの化合物4.50g(11.9mmol)を1,4−ジオキサン107mlに溶解し、2N水酸化リチウム水溶液107ml(214mmol)を加えて70℃で2時間撹拌する。反応液を濃縮して得られた残渣に、pHが酸性になるまで2N塩酸を加え、ジクロロメタンで抽出した後、有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過および濃縮する。このようにして、表題化合物4.11g(理論収量の99%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.73(d,1H),7.64−7.54(m,3H),7.46−7.40(m,2H),7.37−7.29(m,2H),7.25(s,1H)
LC−MS(分析方法4):R=3.53min;MS(ESIpos):m/z=351[M+H]
(実施例88A)
1−(3−クロロフェニル)−5−(2,3−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例38Aの化合物0.21g(0.526mmol)をメタノール3.5mlに溶解し、室温にて、水酸化カリウム295mg(5.26mmol)を加えて5分間加熱還流する。次いでpHが5になるまで1N塩酸を加え、得られた沈殿物を吸引濾過により回収してジエチルエーテルで洗浄し、高真空下で乾燥させて表題化合物145mg(理論収量の82%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.2(s,1H),7.60−7.43(m,4H),7.33−7.19(m,3H),7.18(s,1H)
LC−MS(分析方法2):R=2.32min;MS(ESIpos):m/z=335[M+H]
(実施例89A)
5−(3−クロロフェニル)−1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例39Aの化合物26.8g(74.2mmol)を1,4−ジオキサン300mlに溶解し、2N水酸化リチウム水溶液56ml(111mmol)を加えて70℃で2時間撹拌する。反応液を濃縮して得られた残渣に、pHが酸性になるまで1N塩酸を加え、ジクロロメタンで抽出した後、合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過および濃縮する。このようにして、表題化合物24.5g(理論収量の99%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.58−7.52(m,2H),7.48−7.35(m,5H),7.19−7.14(m,2H)
LC−MS(分析方法6):R=3.51min;MS(ESIpos):m/z=333[M+H]
(実施例90A)
5−(3−フルオロフェニル)−1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例40Aの化合物23.9g(72.8mmol)を1,4−ジオキサン100mlに溶解し、2N水酸化リチウム水溶液100ml(200mmol)を加えて50℃で1時間撹拌する。反応液を濃縮して得られた残渣を水で希釈し、pHが酸性になるまで濃塩酸を加え、ジクロロメタンで抽出した後、有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過および濃縮する。残渣に少量のジエチルエーテルを加えて撹拌し、沈殿物を濾取して高真空下で乾燥させ、表題化合物22.0g(理論収量の100%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.44−7.37(m,3H),7.36−7.28(m,2H),7.22(dt,1H),7.16(dt,1H),7.12(s,1H),7.05(d,1H)
LC−MS(分析方法1):R=2.32min;MS(ESIpos):m/z=301[M+H]
(実施例91A)
1−(3−クロロフェニル)−5−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例41Aの化合物から、実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物1.31gを得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.58−7.53(m,2H),7.52−7.46(m,1H),7.30−7.25(m,1H),7.18(s,1H),6.88(dt,1H),6.73−6.69(m,2H),3.70(s,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.37min;MS(ESIpos):m/z=347[M+H]
(実施例92A)
1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例42Aの化合物から、撹拌時間を6時間にする以外は実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物1.38gを得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.76(dd,1H),7.54(t,1H),7.35(ddd,1H),7.17(s,1H),6.89(dt,1H),6.74−6.69(m,2H),3.71(s,3H)
LC−MS(分析方法7):R=1.95min;MS(ESIpos):m/z=365[M+H]
(実施例93A)
1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例45Aの化合物から、実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物348mg(理論収量の68%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.91(s,1H),7.87(dt,1H),7.75(dd,1H),7.61−7.49(m,3H),7.33(ddd,1H),7.24(s,1H)
LC−MS(分析方法1):R=2.21min;MS(ESIpos):m/z=342[M+H]
(実施例94A)
1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例46Aの化合物から、実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物550mg(理論収量の99%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.73(dd,1H),7.52(t,1H),7.46−7.39(m,1H),7.34(ddd,1H),7.28−7.21(m,2H),7.16(s,1H),7.07(dt,1H)
LC−MS(分析方法1):R=2.36min;MS(ESIpos):m/z=335[M+H]
(実施例95A)
1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例47Aの化合物から、実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物344mg(理論収量の97%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.82−7.74(m,2H),7.67−7.50(m,4H),7.36(ddd,1H),7.26(s,1H)
LC−MS(分析方法1):R=2.53min;MS(ESIpos):m/z=385[M+H]
(実施例96A)
1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例48Aの化合物から、実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度51%の表題化合物851mgを得る。
LC−MS(分析方法1):R=2.58min;MS(ESIpos):m/z=403[M+H]
(実施例97A)
1−(3−クロロフェニル)−5−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例49Aの化合物から、実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物1.82g(理論収量の85%)を得る。
LC−MS(分析方法1):R=2.55min;MS(ESIpos):m/z=385[M+H]
(実施例98A)
1−(3−ブロモフェニル)−5−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例51Aの化合物から、実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物1.74gを得る。
LC−MS(分析方法1):R=2.47min;MS(ESIpos):m/z=377[M+H]
(実施例99A)
1−(3−ブロモフェニル)−5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
純度76%の実施例51Aの化合物688mg(1.23mmol)をテトラヒドロフラン29mlに溶解し、室温にて、水酸化リチウム389mg(16.2mmol)と水10mlとを加えて室温で5時間撹拌する。次いで、pHが酸性になるまで1N塩酸を加えて酢酸エチルで抽出した後、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過および濃縮する。残渣に少量のシクロヘキサンを加えて撹拌し、沈殿物を吸引濾過により回収して表題化合物413mg(理論収量の83%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.72−7.68(m,2H),7.51(dt,1H),7.42(t,1H),7.33−7.29(m,1H),7.26−7.23(m,2H),7.18(dt,1H)
LC−MS(分析方法1):R=2.53min;MS(ESIpos):m/z=395[M+H]
(実施例100A)
5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例43Aの化合物から、実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物60.0g(理論収量の85%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.55−7.43(m,3H),7.40−7.22(m,7H),7.10(s,1H),7.04(dd,1H),7.00−6.97(m,1H),6.80(d,1H),5.04(s,2H)
LC−MS(分析方法9):R=2.40min;MS(ESIpos):m/z=405[M+H]
(実施例101A)
1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
アルゴン雰囲気下、実施例52Aの化合物200mg(0.453mmol)を、1,4−ジオキサン1.5mlと脱気水0.9mlとの混合溶媒に溶解し、水酸化カリウム152mg(2.72mmol)、2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル23.1mg(0.054mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)16.6mg(0.018mmol)を加えて80℃で一晩加熱する。次いで、pHが酸性になるまで1N塩酸を加えた後、反応液を分取HPLC(RP18カラム;移動相:アセトニトリル/水勾配)で精製して表題化合物100mg(理論収量の63%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),10.2(s,1H),7.75(dd,1H),7.54(t,1H),7.33(ddd,1H),7.09(s,1H),6.63(dt,1H),6.59(dt,1H),6.44(t,1H)
LC−MS(分析方法1):R=2.14min;MS(ESIpos):m/z=351[M+H]
(実施例102A)
1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例53Aの化合物から、実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物515mg(理論収量の93%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.72(dd,1H),7.52(t,1H),7.35−7.26(m,2H),7.11(s,1H),6.96(dd,1H),6.90(t,1H),6.79(d,1H),3.70(s,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.34min;MS(ESIpos):m/z=347[M+H]
(実施例103A)
5−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例54Aの化合物から、実施例86Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物1.78g(理論収量の79%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),8.15(s,1H),7.96(s,2H),7.62−7.56(m,2H),7.52−7.45(m,2H),7.35−7.30(m,1H)
LC−MS(分析方法1):R=2.80min;MS(ESIpos):m/z=435[M+H]
(実施例104A)
1−(4−クロロフェニル)−5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例55Aの化合物4.75g(12.0mmol)を1,4−ジオキサン108mlに溶解し、2N水酸化リチウム水溶液108ml(216mmol)を加えて70℃で2時間撹拌する。反応液を濃縮して得られた残渣に、pHが酸性になるまで濃塩酸を加え、ジクロロメタンで抽出した後、有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過および濃縮する。このようにして、表題化合物4.40g(理論収量の100%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.75(d,1H),7.65−7.52(m,5H),7.42−7.36(m,2H),7.25(s,1H)
LC−MS(分析方法4):R=3.71min;MS(ESIpos):m/z=367[M+H]
(実施例105A)
1−(4−クロロフェニル)−5−(3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例56Aの化合物43.0g(125mmol)を1,4−ジオキサン504mlに溶解し、2N水酸化リチウム水溶液94ml(188mmol)を加えて70℃で2時間撹拌する。反応液を濃縮して得られた残渣に、pHが酸性になるまで濃塩酸を加え、ジクロロメタンで抽出した後、有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過および濃縮する。このようにして、表題化合物39.5g(理論収量の100%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.56−7.51(m,2H),7.46−7.34(m,3H),7.27−7.16(m,2H),7.10(s,1H),7.06(d,1H)
LC−MS(分析方法1):R=2.49min;MS(ESIpos):m/z=317[M+H]
(実施例106A)
1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例57Aの化合物から、撹拌時間を6時間にする以外は実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度79%の表題化合物2.34gを得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.73(dd,1H),7.52(t,1H),7.32(ddd,1H),7.13(s,1H),7.09(d,1H),7.00(s,1H),6.94−6.89(m,1H),2.27(s,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.52min;MS(ESIpos):m/z=349[M+H]
(実施例107A)
1−(3−クロロフェニル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例58Aの化合物から、撹拌時間を6時間にする以外は実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物1.64g(理論収量の100%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.1(s,1H),7.57−7.52(m,2H),7.48(t,1H),7.25(ddd,1H),7.13(s,1H),7.09(d,1H),7.01(s,1H),6.89(d,1H),2.27(s,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.49min;MS(ESIpos):m/z=331[M+H]
(実施例108A)
5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−(3−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例59Aの化合物から、実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度83%の表題化合物21mg(理論収量の64%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.2(s,1H),7.99−7.95(m,2H),7.70−7.66(m,2H),7.52(dt,1H),7.27(s,1H),7.26−7.23(m,1H),7.20−7.15(m,1H)
LC−MS(分析方法7):R=1.78min;MS(ESIpos):m/z=342[M+H]
(実施例109A)
5−(3−クロロフェニル)−1−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例60Aの化合物から、撹拌時間を6時間にする以外は実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度61%の表題化合物672mgを得る。
LC−MS(分析方法7):R=1.86min;MS(ESIpos):m/z=342[M+H]
(実施例110A)
5−(3−クロロフェニル)−1−(3−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例61Aの化合物から、撹拌時間を6時間にする以外は実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度77%の表題化合物470mgを得る。
LC−MS(分析方法7):R=1.76min;MS(ESIpos):m/z=324[M+H]
(実施例111A)
1,5−ビス(3−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例62Aの化合物から、撹拌時間を6時間にする以外は実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度36%の表題化合物397mgを得る。
LC−MS(分析方法7):R=1.48min;MS(ESIpos):m/z=315[M+H]
(実施例112A)
1−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−5−(3−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例63Aの化合物から、撹拌時間を6時間にする以外は実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度43%の表題化合物430mgを得る。
LC−MS(分析方法7):R=1.58min;MS(ESIpos):m/z=333[M+H]
(実施例113A)
5−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−1−(3−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例64Aの化合物から、撹拌時間を6時間にする以外は実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度53%の表題化合物1.21gを得る。
LC−MS(分析方法7):R=1.83min;MS(ESIpos):m/z=342[M+H]
(実施例114A)
5−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−1−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例65Aの化合物から、撹拌時間を6時間にする以外は実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度64%の表題化合物1.88gを得る。
LC−MS(分析方法7):R=1.91min;MS(ESIpos):m/z=360[M+H]
(実施例115A)
1−(3−クロロフェニル)−5−[3−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例66Aの化合物から、実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物11mg(理論収量の82%)を得る。
LC−MS(分析方法1):R=1.94min;MS(ESIpos):m/z=359[M+H]
(実施例116A)
1−(3−クロロフェニル)−5−[3−(3−ヒドロキシプロポキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例67Aの化合物から、実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度65%の表題化合物99mg(理論収量の70%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.0(s,1H),7.55−7.43(m,3H),7.30−7.23(m,2H),7.10(s,1H),6.94(dd,1H),6.90−6.86(m,1H),6.77(d,1H),4.52(t,1H),3.97(t,2H),3.50(q,2H),1.82−1.74(m,2H)
LC−MS(分析方法1):R=2.04min;MS(ESIpos):m/z=373[M+H]
(実施例117A)
1−(3−クロロフェニル)−5−[3−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例69Aの化合物から、実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、分取HPLC(RP18カラム;移動相:0.1%ギ酸含有アセトニトリル/水勾配)で精製して表題化合物46mg(理論収量の100%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.0(s,1H),7.55−7.44(m,3H),7.31−7.23(m,2H),7.10(s,1H),6.96(dd,1H),6.91−6.88(m,1H),6.80(d,1H),4.05−4.00(m,2H),3.61−3.54(m,2H),3.28(s,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.23min;MS(ESIpos):m/z=373[M+H]
(実施例118A)
1−(3−クロロフェニル)−5−[3−(3−ピロリジン−1−イルプロポキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
実施例70Aの化合物から、実施例71Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度79%の表題化合物10mg(理論収量の44%)を得る。
LC−MS(分析方法1):R=1.44min;MS(ESIpos):m/z=426[M+H]
(実施例119A)
1−({5−[3−(2−クロロエトキシ)−5−フルオロフェニル]−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例101Aの化合物1.66g(4.73mmol)、実施例125Aの化合物1.04g(5.21mmol)およびPyBOP3.69g(7.10mmol)をテトラヒドロフラン80mlに溶解し、室温にて、N,N−ジイソプロピルエチルアミン1.73ml(9.94mmol)を加えて室温で一晩撹拌する。水を加えた後、テトラヒドロフランを減圧留去し、酢酸エチルで抽出を行う。有機相を濃縮し、得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィー(移動相:酢酸エチル/メタノール=200/1)で精製して、1−{[1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン1.24g(理論収量の63%)を得る。
LC−MS(分析方法7):R=1.59min;MS(ESIpos):m/z=419[M+H]
1−{[1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン200mg(0.48mmol)をテトラヒドロフラン2.2mlに溶解し、室温にて、2−クロロエタノール48μl(0.72mmol)、トリフェニルホスフィン188mg(0.72mmol)、およびジイソプロピルアゾジカルボキシラート145mg(0.72mmol)を加えて室温で一晩撹拌する。次いで、反応液を分取HPLC(RP18カラム;移動相:アセトニトリル/水勾配)で精製して表題化合物24mg(理論収量の10%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.62(s,0.4H),7.80(dd,1H),7.54(dt,1H),7.37(ddd,1H),7.20(d,1H),6.95(dt,1H),6.79(s,1H),6.77−6.71(m,1H),5.32(s,0.8H),4.90(s,1.2),4.44(s,1.2H),4.24(t,2H),3.98(s,0.8H),3.90(t,2H)
LC−MS(分析方法1):R=2.40min;MS(ESIpos):m/z=481[M+H]
(実施例120A)
3−(3−{1−(3−クロロフェニル)−3−[(4−オキソイミダゾリジン−1−イル)カルボニル]−1H−ピラゾール−5−イル}フェノキシ)プロピル=メタンスルホナート
Figure 0005576853
実施例24の化合物3.63g(8.23mmol)をジクロロメタン24mlに溶解し、室温にて、2,6−ジメチルピリジン2.2ml(19.3mmol)および塩化メタンスルホニル0.75ml(9.63mmol)を加えて室温で一晩撹拌する。この反応液をジクロロメタンで希釈して、水および炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮する。このようにして、純度55%の表題化合物4.33g(理論収量の56%)を得る。
LC−MS(分析方法1):R=2.15min;MS(ESIpos):m/z=519[M+H]
(実施例121A)
2−(3−{1−(3−クロロフェニル)−3−[(4−オキソイミダゾリジン−1−イル)カルボニル]−1H−ピラゾール−5−イル}フェノキシ)エチル=メタンスルホナート
Figure 0005576853
実施例23の化合物から、実施例120Aの化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、純度51%の表題化合物6.14g(理論収量の57%)を得る。
LC−MS(分析方法1):R=2.08min;MS(ESIpos):m/z=505[M+H]
(実施例122A)
−ベンジルグリシンアミド
Figure 0005576853
アルゴン雰囲気下、室温にて、グリシンアミド塩酸塩44.2g(0.40mol)をジクロロメタン2.2Lに溶解し、トリエチルアミン112ml(0.80mol)を加えて室温で一晩撹拌する。次いで、ベンズアルデヒド42.5g(0.40mol)を加え、ウォータートラップを用いて一晩加熱還流する。反応液を濃縮して得られた残渣をテトラヒドロフラン/メタノール(1:1)400mlに溶解し、これに0℃にて水素化ホウ素ナトリウム16.7g(0.44mol)を数回に分けて加えて室温で2日間撹拌する。この懸濁液を吸引濾過し、得られた濾液を濃縮して高真空下で乾燥させる。残渣に酢酸エチルを加えて撹拌し、沈殿物を濾去した後、濾液を濃縮して、得られた残渣にトルエンを加えて一晩撹拌する。固形物を濾取して高真空下で乾燥し、表題化合物56.5g(理論収量の84%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.36−7.28(m,4H),7.27−7.19(m,1H),3.68−3.64(m,2H),3.03−3.00(m,2H)
LC−MS(分析方法10):R=0.40min;MS(ESIpos):m/z=165[M+H]
(実施例123A)
1−ベンジル−3−(ヒドロキシメチル)イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例122Aの化合物56.5g(0.34mol)に37%ホルムアルデヒド溶液172ml(6.20mol)を加えて30分間加熱還流する。ジクロロメタンで抽出した後、合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過および濃縮する。このようにして、表題化合物74.5g(理論収量の100%)を得る。
LC−MS(分析方法5):R=0.51min;MS(ESIpos):m/z=207[M+H]
(実施例124A)
1−ベンジルイミダゾリジン−4−オン=トリフルオロアセタート
Figure 0005576853
実施例123Aの化合物74.5g(0.36mol)を高真空下150℃で6時間加熱し、同時に揮発性の反応生成物を留去する。残渣をHPLC(カラム:Sunfire C18 5μ、250×20mm;溶離液:0.2%トリフルオロ酢酸/水−アセトニトリル勾配)で精製して、表題化合物28.4g(理論収量の27%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.75(s,1H),7.48−7.39(m,5H),4.41(s,2H),4.22(s,2H),3.54(s,2H)
LC−MS(分析方法10):R=0.94min;MS(ESIpos):m/z=177[M−CFCOOH+H]
(実施例125A)
イミダゾリジン−4−オン=トリフルオロアセタート
Figure 0005576853
実施例124Aの化合物28.4g(97.9mmol)をエタノール750mlに溶解し、アルゴン雰囲気下、5%パラジウム炭素4.5g(42.3mmol)を加えて、水素雰囲気下室温で24時間撹拌する。この懸濁液をセライトを用いて濾過し、濾液を濃縮して高真空下で乾燥させる。このようにして、表題化合物19.2g(理論収量の98%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=10.1(s,2H),8.89(s,1H),4.55(s,2H),3.63(s,2H)
GC−MS(分析方法11):R=3.92min;MS(EIpos):m/z=86[M−CFCOOH]
(実施例126A)
3−アセチル−5−フルオロベンゼンカルボニトリル
Figure 0005576853
アルゴン雰囲気下、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム824mg(0.900mmol)およびrac−1,1’−ビナフタレン−2,2’−ジイルビス(ジフェニルホスファン)1.23g(1.98mmol)を、3−ブロモ−5−フルオロベンゼンカルボニトリル9.00g(45.0mmol)のトルエン(300ml)溶液に加える。これに、(1−エトキシビニル)トリブチルスタンナン19.5g(54.0mmol)を加えて還流下で一晩撹拌する。次いで反応液を濃縮し、得られた残渣をTHF300mlに溶解する。これに、2N塩酸100mlを加えて室温で2時間撹拌する。次いで、反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出する。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過および減圧濃縮する。得られた粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(移動相:シクロヘキサン/酢酸エチル=9:1)で精製して、表題化合物7.11g(理論収量の97%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.28(t,1H),8.18−8.14(m,1H),8.08−8.04(m,1H),2.65(s,3H)
GC−MS(分析方法11):R=3.97min;MS(EIpos):m/z=163[M]
(実施例127A)
エチル=4−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−2,4−ジオキソブチレート
Figure 0005576853
アルゴン雰囲気下−78℃で、実施例126Aのアセトフェノン5.00g(30.6mmol)のジエチルエーテル(50ml)溶液を、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド42.9ml(42.9mmol、1Mヘキサン溶液)のジエチルエーテル(130ml)溶液に加え、−78℃で1時間撹拌する。次いで、これにジエチルオキサラート5.00ml(36.8mmol)をゆっくり滴下する。反応液を室温まで徐々に加温して一晩撹拌する。この懸濁液に1N塩酸をゆっくり加えた後、水で希釈してジクロロメタンで抽出する。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過および減圧濃縮する。得られた粗生成物をジエチルエーテルに懸濁して30分間撹拌する。これを濾過し、濾取したものを高真空下で乾燥して、ケト/エノール(約9:1)混合物として表題化合物6.50g(理論収量の81%)を得る。
LC−MS(分析方法12):R=0.73および1.04min;MS(ESIneg):m/z=262[M−H]
(実施例128A)
エチル=1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
3−クロロ−4−フルオロフェニルヒドラジン塩酸塩898mg(4.56mmol)を、実施例127Aの1,3−ジケト化合物1.00g(3.80mmol)のN,N−ジメチルアセトアミド(15ml)溶液に加え、さらに10N塩酸0.190mlを加えて室温で24時間撹拌する。この反応液を直接、分取HPLC(RP18カラム;移動相:アセトニトリル/水勾配)で精製して、表題化合物1.22g(理論収量の83%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.93(d,1H),7.80(dd,1H),7.72(s,1H),7.58−7.49(m,2H),7.41−7.33(m,2H),4.35(q,2H),1.32(t,3H)
LC−MS(分析方法5):R=1.37min;MS(ESIpos):m/z=388[M+H]
(実施例129A)
1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
水12.0mlおよび水酸化リチウム741mg(30.1mmol)を、実施例128Aのカルボン酸エステル1.20g(3.10mmol)のTHF(36.0ml)溶液に加えて、室温で6時間撹拌する。これに1N塩酸を加えて、ジクロロメタンで抽出した後、合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過および減圧濃縮する。このようにして、表題化合物1.10g(理論収量の95%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.2(s,1H),7.97−7.88(m,1H),7.78(dd,1H),7.71(s,1H),7.59−7.46(m,2H),7.35(ddd,1H),7.29(s,1H)
LC−MS(分析方法5):R=1.15min;MS(ESIpos):m/z=360[M+H]
(実施例130A)
エチル=1−(3−クロロフェニル)−5−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
純度60%の3−クロロフェニルヒドラジン塩酸塩1.87g(6.28mmol)を、実施例127Aの1,3−ジケト化合物1.30g(4.83mmol)のエタノール(50ml)溶液に加えて室温で2時間撹拌する。次いで、濃酢酸40mlを加えて、室温で2時間、次いで60℃で1時間撹拌する。反応液に1N塩酸を加えてジクロロメタンで抽出した後、合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過および減圧濃縮する。得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィー(移動相:シクロヘキサン/酢酸エチル=20:1→1:1)で精製して、表題化合物1.16g(理論収量の65%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=7.93(d,1H),7.70(s,1H),7.63−7.56(m,2H),7.57−7.41(m,2H),7.37(s,1H),7.28(d,1H),4.35(q,2H),1.33(t,3H)
LC−MS(分析方法10):R=2.51min;MS(ESIpos):m/z=370[M+H]
(実施例131A)
1−(3−クロロフェニル)−5−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
水20.0mlおよび水酸化リチウム453mg(18.9mmol)を、実施例130Aのカルボン酸エステル700mg(1.89mmol)のTHF(60.0ml)溶液に加えて、室温で一晩撹拌する。これに1N塩酸を加えて、ジクロロメタンで抽出した後、合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過および減圧濃縮する。得られた粗生成物を分取HPLC(RP18カラム;移動相:アセトニトリル/水勾配)で精製して、純度81%の表題化合物712mg(理論収量の89%)を得る。
LC−MS(分析方法10):R=2.11min;MS(ESIpos):m/z=342[M+H]
(実施例132A)
エチル=1−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−5−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
純度35%の2−フルオロ−5−ヒドラジニルベンゼンカルボニトリル1.96g(3.65mmol)を、実施例127Aの1,3−ジケト化合物800mg(3.04mmol)のN,N−ジメチルアセトアミド(12ml)溶液に加え、さらに10N塩酸0.152mlを加えて室温で20時間撹拌する。この反応液を直接、分取HPLC(RP18カラム;移動相:アセトニトリル/水勾配)で精製して、純度75%の表題化合物931mg(理論収量の61%)を得る。
LC−MS(分析方法5):R=1.25min;MS(ESIpos):m/z=379[M+H]
(実施例133A)
1−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−5−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
水10.0mlおよび水酸化リチウム570mg(23.8mmol)を、純度75%の実施例132Aのカルボン酸エステル900mg(1.78mmol)のTHF(30.0ml)溶液に加えて、室温で5時間撹拌する。これに1N塩酸を加えて、ジクロロメタンで抽出した後、合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過および減圧濃縮する。得られた粗生成物を分取HPLC(RP18カラム;移動相:アセトニトリル/水勾配)で精製して、表題化合物527mg(理論収量の86%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.09(br.s.,1H),7.93(d,1H),7.81−7.69(m,2H),7.69−7.60(m,1H),7.55(d,1H),7.28(br.s.,1H)
LC−MS(分析方法5):R=1.03min;MS(ESIpos):m/z=351[M+H]
(実施例134A)
エチル=5−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−1−(3−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
Figure 0005576853
純度79%の3−ヒドラジニルベンゾニトリル985mg(4.56mmol)を、実施例127Aの1,3−ジケト化合物1.00g(3.80mmol)のN,N−ジメチルアセトアミド(20ml)溶液に加え、さらに10N塩酸0.190mlを加えて室温で20時間撹拌する。この反応液を直接、分取HPLC(RP18カラム;移動相:アセトニトリル/水勾配)で精製して、純度90%の表題化合物1.22g(理論収量の80%)を得る。
LC−MS(分析方法7):R=2.04min;MS(ESIpos):m/z=361[M+H]
(実施例135A)
5−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−1−(3−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
Figure 0005576853
水15.0mlおよび水酸化リチウム797mg(33.3mmol)を、純度90%の実施例134Aのカルボン酸エステル1.20g(3.00mmol)のTHF(45.0ml)溶液に加えて、室温で5時間撹拌する。これに1N塩酸を加えて、ジクロロメタンで抽出した後、合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過および減圧濃縮する。得られた粗生成物を分取HPLC(RP18カラム;移動相:アセトニトリル/水勾配)で精製して、表題化合物821mg(理論収量の82%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=13.23(br.s.,1H),8.01−7.88(m,3H),7.73−7.63(m,3H),7.55(d,1H),7.32(s,1H)
LC−MS(分析方法7):R=1.57min;MS(ESIpos):m/z=332[M+H]
例示的な実施形態:
(実施例1)
1−{[1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例71Aの化合物50.0mg(0.14mmol)、イミダゾリジン−4−オン12.8mg(0.15mmol)およびPyBOP106mg(0.20mmol)をテトラヒドロフラン2.5mlに溶解し、室温にて、N,N−ジイソプロピルエチルアミン50μl(0.28mmol)を加えて室温で一晩撹拌する。次いで、反応液を分取HPLC(RP18カラム;移動相:アセトニトリル/水勾配)で精製して表題化合物49.0mg(理論収量の83%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.63(s,0.4H),7.85−7.81(m,1H),7.58−7.51(m,2H),7.41−7.34(m,1H),7.29−7.26(m,2H),7.22−7.17(m,1H),5.32(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.43(s,1.2H),3.98(s,0.8H)
LC−MS(分析方法7):R=1.94min;MS(ESIpos):m/z=437[M+H]
(実施例2)
1−{[5−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例72Aの化合物から、実施例1の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物50mg(理論収量の84%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.63(s,0.4H),7.63−7.61(m,1H),7.59−7.55(m,1H),7.55−7.47(m,2H),7.33−7.29(m,1H),7.29−7.26(m,1H),7.26−7.24(m,1H),7.21−7.16(m,1H),5.32(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.44(s,1.2H),3.98(s,0.8H)
LC−MS(分析方法7):R=1.90min;MS(ESIpos):m/z=419[M+H]
(実施例3)
1−{[1−(3−クロロフェニル)−5−(3,5−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例73Aの化合物から、実施例1の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物28mg(理論収量の73%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.62(s,0.4H),7.61(t,1H),7.59−7.54(m,1H),7.53−7.47(m,1H),7.38−7.27(m,2H),7.27−7.25(m,1H),7.10−7.04(m,2H),5.33(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.44(s,1.2H),3.98(s,0.8H)
LC−MS(分析方法5):R=1.15min;MS(ESIpos):m/z=403[M+H]
(実施例4)
1−{[1,5−ビス(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例74Aの化合物から、実施例1の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物110mg(理論収量の91%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.62(s,0.4H),7.58(t,1H),7.56−7.52(m,1H),7.51−7.39(m,4H),7.31−7.25(m,1H),7.22−7.18(m,2H),5.34(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.45(s,1.2H),3.98(s,0.8H)
LC−MS(分析方法9):R=2.03min;MS(ESIpos):m/z=401[M+H]
(実施例5)
1−{[1,5−ビス(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例75Aの化合物から、実施例1の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物23mg(理論収量の39%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.63(s,0.4H),7.82(dd,1H),7.68(dt,1H),7.53(dt,1H),7.45(t,1H),7.38−7.32(m,1H),7.25−7.19(m,2H),5.33(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.44(s,1.2H),3.98(s,0.8H)
LC−MS(分析方法7):R=1.93min;MS(ESIpos):m/z=437[M+H]
(実施例6)
1−({1−(3−クロロフェニル)−5−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例76Aの化合物から、実施例1の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物24mg(理論収量の64%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.63(s,0.4H),7.60−7.53(m,3H),7.52−7.46(m,1H),7.45−7.40(m,2H),7.34−7.27(m,1H),7.24−7.22(m,1H),7.21−7.18(m,1H),5.34(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.45(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法7):R=1.97min;MS(ESIpos):m/z=451[M+H]
(実施例7)
1−({1−(3−クロロフェニル)−5−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例77Aの化合物から、実施例1の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物28mg(理論収量の74%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.63(s,0.4H),7.77(ddd,1H),7.65−7.55(m,3H),7.53−7.46(m,1H),7.44−7.40(m,1H),7.38−7.36(m,1H),7.35−7.29(m,1H),5.33(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.45(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法5):R=1.25min;MS(ESIpos):m/z=453[M+H]
(実施例8)
1−({1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例78Aの化合物から、実施例1の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物53mg(理論収量の91%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.63(s,0.4H),7.78−7.74(m,1H),7.60−7.51(m,2H),7.45−7.35(m,3H),7.24−7.19(m,2H),5.33(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.44(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法7):R=2.02min;MS(ESIpos):m/z=469[M+H]
(実施例9)
1−{[5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例79Aの化合物から、実施例1の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物52mg(理論収量の87%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.62(s,0.4H),7.67−7.63(m,1H),7.61(t,1H),7.57−7.52(m,1H),7.51−7.41(m,2H),7.30−7.21(m,2H),7.21−7.19(m,1H),5.33(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.45(s,1.2H),3.98(s,0.8H)
LC−MS(分析方法7):R=1.89min;MS(ESIpos):m/z=419[M+H]
(実施例10)
1−{[5−(3−フルオロフェニル)−1−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例80Aの化合物から、実施例1の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物27mg(理論収量の70%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.71(s,0.6H),8.62(s,0.4H),7.45−7.34(m,2H),7.27−7.15(m,3H),7.09(d,1H),7.06−7.01(m,1H),6.98−6.95(m,1H),6.92−6.86(m,1H),5.33(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.44(s,1.2H),3.98(s,0.8H),3.72(s,3H)
LC−MS(分析方法7):R=1.63min;MS(ESIpos):m/z=381[M+H]
(実施例11)
1−{[1−(3−クロロフェニル)−5−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例81Aの化合物から、実施例1の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物31mg(理論収量の84%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.62(s,0.4H),7.57−7.44(m,3H),7.33−7.25(m,2H),7.14−7.12(m,1H),7.00−6.95(m,1H),6.91−6.87(m,1H),6.83−6.78(m,1H),5.34(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.46(s,1.2H),3.98(s,0.8H),3.70(s,3H)
LC−MS(分析方法7):R=1.73min;MS(ESIpos):m/z=397[M+H]
(実施例12)
1−({5−(3−クロロフェニル)−1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例82Aの化合物から、実施例1の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物22mg(理論収量の58%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.64(s,0.4H),7.86−7.81(m,1H),7.76−7.66(m,3H),7.51−7.47(m,1H),7.46−7.38(m,2H),7.24−7.18(m,2H),5.35(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.46(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法5):R=1.23min;MS(ESIpos):m/z=435[M+H]
(実施例13)
1−{[1−(3−クロロフェニル)−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例83Aの化合物から、実施例1の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物16mg(理論収量の41%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.62(s,0.4H),7.60(t,1H),7.56−7.44(m,4H),7.30−7.24(m,1H),7.19−7.17(m,1H),7.12−7.06(m,1H),5.34(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.45(s,1.2H),3.98(s,0.8H)
LC−MS(分析方法5):R=1.16min;MS(ESIpos):m/z=403[M+H]
(実施例14)
1−{[5−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例84Aの化合物から、実施例1の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物26mg(理論収量の70%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.62(s,0.4H),7.77−7.72(m,1H),7.60(t,1H),7.57−7.52(m,1H),7.51−7.45(m,1H),7.41(t,1H),7.31−7.24(m,2H),7.21−7.19(m,1H),5.33(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.44(s,1.2H),3.98(s,0.8H)
LC−MS(分析方法7):R=1.92min;MS(ESIpos):m/z=463[M+H]
(実施例15)
1−{[5−(3−クロロフェニル)−1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例85Aの化合物から、実施例1の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物53mg(理論収量の42%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.71(s,0.6H),8.63(s,0.4H),7.48−7.31(m,7H),7.20−7.15(m,2H),5.32(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.43(s,1.2H),3.98(s,0.8H)
LC−MS(分析方法7):R=1.77min;MS(ESIpos):m/z=385[M+H]
(実施例16)
1−{[1−(3−クロロフェニル)−5−(2−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例86Aの化合物から、実施例1の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物34mg(理論収量の88%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.64(s,0.4H),7.57−7.40(m,5H),7.35−7.21(m,3H),7.14−7.11(m,1H),5.38(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.49(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法5):R=1.10min;MS(ESIpos):m/z=385[M+H]
(実施例17)
1−({1−(4−フルオロフェニル)−5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例87Aの化合物から、実施例1の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物28mg(理論収量の74%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.63(s,0.4H),7.75(d,1H),7.65−7.56(m,3H),7.49−7.43(m,2H),7.37−7.30(m,2H),7.29−7.26(m,1H),5.33(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.44(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法5):R=1.17min;MS(ESIpos):m/z=419[M+H]
(実施例18)
1−{[1−(3−クロロフェニル)−5−(2,3−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例88Aの化合物から、実施例1の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物8mg(理論収量の100%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.64(s,0.4H),7.61−7.43(m,4H),7.35−7.21(m,3H),7.21−7.19(m,1H),5.38(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.49(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法5):R=1.12min;MS(ESIpos):m/z=403[M+H]
(実施例19)
1−{[5−(3−クロロフェニル)−1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例89Aの化合物から、実施例1の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物31mg(理論収量の80%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.65(s,0.4H),7.58−7.53(m,2H),7.50−7.38(m,5H),7.20−7.16(m,2H),5.32(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.43(s,1.2H),3.98(s,0.8H)
LC−MS(分析方法5):R=1.22min;MS(ESIpos):m/z=401[M+H]
(実施例20)
1−{[5−(3−フルオロフェニル)−1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例90Aの化合物から、実施例1の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物18mg(理論収量の47%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.63(s,0.4H),7.48−7.39(m,3H),7.37−7.30(m,2H),7.27−7.16(m,3H),7.08−7.04(m,1H),5.32(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.43(s,1.2H),3.98(s,0.8H)
LC−MS(分析方法7):R=1.64min;MS(ESIpos):m/z=369[M+H]
(実施例21)
1−{[1−(3−クロロフェニル)−5−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例91Aの化合物800mg(2.31mmol)を乾燥トルエン19mlに溶解し、室温にて、塩化チオニル0.48ml(6.58mmol)を加えて2.5時間加熱還流する。冷却後、残渣をジクロロメタン6mlに溶解し、この溶液の1/8を、0℃にて、トリエチルアミン0.13ml(0.92mmol)および実施例125Aの化合物92.3mg(0.46mmol)と混合し、室温で一晩撹拌する。反応液を濃縮して得られた残渣を分取HPLC(RP18カラム;移動相:アセトニトリル/水勾配)および分取薄層クロマトグラフィー(シリカゲル;移動相:酢酸エチル)で精製して、表題化合物11mg(理論収量の9%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.61(s,0.4H),7.59(t,1H),7.57−7.53(m,1H),7.53−7.46(m,1H),7.33−7.26(m,1H),7.21−7.19(m,1H),6.90(dt,1H),6.74−6.69(m,2H),5.33(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.44(s,1.2H),3.98(s,0.8H),3.71(s,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.23min;MS(ESIpos):m/z=415[M+H]
(実施例22)
1−{[1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例92Aの化合物から、実施例21の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物29mg(理論収量の24%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.62(s,0.4H),7.81(dd,1H),7.54(dt,1H),7.40−7.33(m,1H),7.20−7.18(m,1H),6.90(dt,1H),6.75−6.70(m,2H),5.32(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.44(s,1.2H),3.98(s,0.8H),3.72(s,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.27min;MS(ESIpos):m/z=433[M+H]
(実施例23)
1−({1−(3−クロロフェニル)−5−[3−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例115Aの化合物11.1mg(0.031mmol)、実施例125Aの化合物6.8mg(0.034mmol)およびPyBOP24.2mg(0.046mmol)をテトラヒドロフラン0.6mlに溶解し、室温にて、N,N−ジイソプロピルエチルアミン11μl(0.065mmol)を加えて室温で一晩撹拌する。次いで、反応液を分取HPLC(RP18カラム;移動相:アセトニトリル/水勾配)で精製して表題化合物3.5mg(理論収量の27%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.62(s,0.4H),7.57−7.43(m,3H),7.32−7.24(m,2H),7.12−7.10(m,1H),7.00−6.95(m,1H),6.92−6.89(m,1H),6.78(d,1H),5.35(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.85(t,1H),4.46(s,1.2H),3.98(s,0.8H),3.92(t,2H),3.67(q,2H)
LC−MS(分析方法7):R=1.38min;MS(ESIpos):m/z=427[M+H]
(実施例24)
1−({1−(3−クロロフェニル)−5−[3−(3−ヒドロキシプロポキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例116Aの化合物から、実施例23の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物54mg(理論収量の69%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.62(s,0.4H),7.56−7.44(m,3H),7.31−7.24(m,2H),7.12−7.10(m,1H),6.99−6.94(m,1H),6.91−6.88(m,1H),6.80−6.76(m,1H),5.34(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.52(t,1H),4.46(s,1.2H),4.01−3.95(m,2.8H),3.51(q,2H),1.83−1.75(m,2H)
LC−MS(分析方法1):R=1.95min;MS(ESIpos):m/z=441[M+H]
(実施例25)
3−{1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−[(4−オキソイミダゾリジン−1−イル)カルボニル]−1H−ピラゾール−5−イル}ベンゼンカルボニトリル
Figure 0005576853
実施例93Aの化合物から、実施例23の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、さらに分取薄層クロマトグラフィー(シリカゲル;移動相:酢酸エチル)で精製して、表題化合物8mg(理論収量の16%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.63(s,0.4H),7.95−7.92(m,1H),7.89(dt,1H),7.81(dd,1H),7.59(t,1H),7.56−7.49(m,2H),7.38−7.31(m,1H),7.27−7.25(m,1H),5.34(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.45(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法7):R=1.64min;MS(ESIpos):m/z=410[M+H]
(実施例26)
1−{[1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例94Aの化合物から、実施例23の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、さらに分取薄層クロマトグラフィー(シリカゲル;移動相:酢酸エチル)で精製して、表題化合物10mg(理論収量の16%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.63(s,0.4H),7.79(dd,1H),7.55(dt,1H),7.48−7.40(m,1H),7.39−7.32(m,1H),7.30−7.23(m,2H),7.19−7.17(m,1H),7.10−7.05(m,1H),5.33(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.45(s,1.2H),3.98(s,0.8H)
LC−MS(分析方法7):R=1.78min;MS(ESIpos):m/z=403[M+H]
(実施例27)
1−({1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例95Aの化合物から、実施例23の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、さらに分取薄層クロマトグラフィー(シリカゲル;移動相:酢酸エチル)で精製して、表題化合物17mg(理論収量の29%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.63(s,0.4H),7.83−7.75(m,2H),7.69−7.50(m,4H),7.41−7.34(m,1H),7.30−7.27(d,1H),5.34(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.45(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法7):R=1.95min;MS(ESIpos):m/z=453[M+H]
(実施例28)
1−({1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例96Aの化合物から、実施例23の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物17mg(理論収量の27%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.63(s,0.4H),7.84(dd,1H),7.77(d,1H),7.60(d,1H),7.55(dt,1H),7.46−7.37(m,2H),7.37−7.35(m,1H),5.33(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.44(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法7):R=2.01min;MS(ESIpos):m/z=471[M+H]
(実施例29)
1−{[1−(3−クロロフェニル)−5−{3−[3−(ジメチルアミノ)プロポキシ]フェニル}−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン=ホルマート
Figure 0005576853
実施例120Aの化合物49.6mg(0.096mmol)、および2Mジメチルアミンのテトラヒドロフラン溶液0.48ml(0.96mmol)をエタノール3mlに加え、80℃で一晩撹拌する。次いで、反応液を分取HPLC(RP18カラム;移動相:0.1%ギ酸含有アセトニトリル/水勾配)で精製して表題化合物6.2mg(理論収量の23%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.62(s,0.4H),8.18(s,1H),7.57−7.43(m,3H),7.31−7.24(m,2H),7.13−7.11(m,1H),6.98−6.93(m,1H),6.88−6.86(m,1H),6.80(d,1H),5.34(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.46(s,1.2H),3.98(s,0.8H),3.92(t,2H),2.33(t,2H),2.15(s,6H),1.82−1.74(m,2H)
LC−MS(分析方法5):R=0.83min;MS(ESIpos):m/z=468[M+H]
(実施例30)
1−({1−(3−クロロフェニル)−5−[3−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例97Aの化合物から、分取HPLCの移動相に0.1%ギ酸を加える以外は実施例23の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物60mg(理論収量の51%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.63(s,0.4H),7.77(d,1H),7.64−7.55(m,3H),7.53−7.46(m,1H),7.44−7.40(m,1H),7.39−7.29(m,2H),5.33(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.45(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法1):R=2.38min;MS(ESIpos):m/z=453[M+H]
(実施例31)
1−({1−(3−クロロフェニル)−5−[3−(3−ピロリジン−1−イルプロポキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン=ホルマート
Figure 0005576853
実施例118Aの化合物から、実施例23の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物3.2mg(理論収量の33%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.71(s,0.6H),8.61(s,0.4H),8.17(s,1H),7.56−7.44(m,3H),7.32−7.24(m,2H),7.13−7.11(m,1H),6.98−6.94(m,1H),6.89−6.86(m,1H),6.82−6.78(m,1H),5.34(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.45(s,1.2H),3.98(s,0.8H),3.94(t,2H),2.49−2.43(m,6H),1.86−1.78(m,2H),1.71−1.66(m,4H)
LC−MS(分析方法5):R=0.86min;MS(ESIpos):m/z=494[M+H]
(実施例32)
1−{[1−(3−ブロモフェニル)−5−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例98Aの化合物から、実施例23の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物122mg(理論収量の52%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.62(s,0.4H),7.71−7.65(m,2H),7.51−7.38(m,4H),7.36−7.29(m,1H),7.22−7.17(m,2H),5.34(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.45(s,1.2H),3.98(s,0.8H)
LC−MS(分析方法5):R=1.19min;MS(ESIpos):m/z=445[M+H]
(実施例33)
1−{[1−(3−ブロモフェニル)−5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例99Aの化合物から、実施例23の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物186mg(理論収量の79%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.62(s,0.4H),7.73(t,1H),7.69(d,1H),7.52(dt,1H),7.47−7.40(m,1H),7.37−7.31(m,1H),7.28−7.24(m,2H),7.21−7.16(m,1H),5.33(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.44(s,1.2H),3.98(s,0.8H)
LC−MS(分析方法7):R=1.93min;MS(ESIpos):m/z=463[M+H]
(実施例34)
1−{[1−(3−クロロフェニル)−5−(3−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例100Aの化合物100mg(0.25mmol)、イミダゾリジン−4−オン25.5mg(0.30mmol)およびPyBOP141mg(0.27mmol)をテトラヒドロフラン2mlに溶解し、室温にて、N,N−ジイソプロピルエチルアミン47μl(0.27mmol)を加えて室温で一晩撹拌する。次いで、反応液を分取HPLC(RP18カラム;移動相:アセトニトリル/水勾配)で精製して、1−({5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン83.5mg(理論収量の72%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.62(s,0.4H),7.56−7.43(m,3H),7.41−7.24(m,7H),7.13−7.11(m,1H),7.07−7.03(m,1H),7.01−6.98(m,1H),6.80(d,1H),5.34(s,0.8H),5.06(s,2H),4.90(s,1.2H),4.46(s,1.2H),3.98(s,0.8H)
LC−MS(分析方法9):R=2.25min;MS(ESIpos):m/z=473[M+H]
1−({5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン317mg(0.671mmol)を濃酢酸5.6mlに溶解し、5%パラジウム炭素357mg(0.168mmol)を加えて水素雰囲気下室温で一晩撹拌する。次いで反応液を濾過して、濾液を濃縮し、得られた残渣を分取HPLC(RP18カラム;移動相:アセトニトリル/水勾配)で精製して、表題化合物119mg(理論収量の46%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=9.67(s,1H),8.71(s,0.6H),8.62(s,0.4H),7.55−7.43(m,3H),7.30−7.16(m,2H),7.03−7.01(m,1H),6.82−6.77(m,1H),6.72−6.65(m,2H),5.34(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.46(s,1.2H),3.98(s,0.8H)
LC−MS(分析方法1):R=1.90min;MS(ESIpos):m/z=383[M+H]
(実施例35)
1−({1−(3−クロロフェニル)−5−[3−(2−メトキシエトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例117Aの化合物から、実施例23の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製する。1,1’,1’’−ホスホリルトリピロリジンを除去するため、生成物を少量のテトラヒドロフランに溶解し、沈殿物が形成されるまで水を加える。次いで、テトラヒドロフランを減圧留去し、得られた沈殿物を吸引濾過で回収して高真空下で乾燥させる。このようにして、表題化合物10mg(理論収量の19%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.62(s,0.4H),7.56−7.44(m,3H),7.32−7.24(m,2H),7.13−7.11(m,1H),7.00−6.96(m,1H),6.91(s,1H),6.80(d,1H),5.34(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.46(s,1.2H),4.03(t,2H),3.98(s,0.8H),3.60(t,2H),3.28(s,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.13min;MS(ESIpos):m/z=441[M+H]
(実施例36)
1−({1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−[3−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例101Aの化合物1.66g(4.73mmol)、実施例125Aの化合物1.04g(5.21mmol)およびPyBOP3.69g(7.10mmol)をテトラヒドロフラン80mlに溶解し、室温にて、N,N−ジイソプロピルエチルアミン1.73ml(9.94mmol)を加えて室温で一晩撹拌する。水を加えた後、テトラヒドロフランを減圧留去し、酢酸エチルで抽出を行う。有機相を濃縮し、得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィー(移動相:酢酸エチル/メタノール=200/1)で精製して、1−{[1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン1.24g(理論収量の63%)を得る。
LC−MS(分析方法7):R=1.59min;MS(ESIpos):m/z=419[M+H]
1−{[1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン100mg(0.239mmol)を乾燥アセトン2.5mlに溶解し、炭酸カリウム36.3mg(0.263mmol)および2−ブロモエタノール149mg(1.19mmol)を加えて一晩加熱還流する。次いで、反応液を分取HPLC(RP18カラム;移動相:アセトニトリル/水勾配)で精製して表題化合物30mg(理論収量の26%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.62(s,0.4H),7.80(dd,1H),7.53(dt,1H),7.40−7.32(m,1H),7.19−7.17(m,1H),6.90(dt,1H),6.75−6.68(m,2H),5.32(s,0.8H),4.92−4.85(m,2.2H),4.44(s,1.2H),4.01−3.92(m,2.8H),3.65(q,2H)
LC−MS(分析方法7):R=1.53min;MS(ESIpos):m/z=463[M+H]
(実施例37)
1−({1−(3−クロロフェニル)−5−[3−(3−モルホリン−1−イルプロポキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例120Aの化合物およびモルホリンから、テトラヒドロフランを加えないこと以外は実施例29の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物40mg(理論収量の36%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.62(s,0.4H),7.56−7.44(m,3H),7.32−7.25(m,2H),7.13−7.11(m,1H),6.96(dd,1H),6.88−6.85(m,1H),6.81(d,1H),5.34(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.46(s,1.2H),3.98(s,0.8H),3.93(t,2H),3.56(t,4H),2.39−2.30(m,6H),1.84−1.75(m,2H)
LC−MS(分析方法1):R=1.62min;MS(ESIpos):m/z=510[M+H]
(実施例38)
1−{[1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例102Aの化合物から、実施例23の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物7mg(理論収量の12%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.62(s,0.4H),7.79−7.74(m,1H),7.52(dt,1H),7.38−7.27(m,2H),7.14−7.11(m,1H),7.00−6.95(m,1H),6.93−6.90(m,1H),6.80(d,1H),5.34(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.45(s,1.2H),3.98(s,0.8H),3.71(s,3H)
LC−MS(分析方法7):R=1.77min;MS(ESIpos):m/z=415[M+H]
(実施例39)
1−({1−(3−クロロフェニル)−5−[3−(3−(メチルアミノ)プロポキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン=ホルマート
Figure 0005576853
実施例120Aの化合物およびメチルアミンから、テトラヒドロフランを加えないこと以外は実施例29の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物46mg(理論収量の44%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.63(s,0.4H),8.28(s,1H),7.56−7.44(m,3H),7.32−7.25(m,2H),7.13−7.11(m,1H),7.00−6.94(m,1H),6.92(t,1H),6.81−6.75(m,1H),5.35(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.46(s,1.2H),4.02−3.96(m,2.8H),2.78(t,2H),2.42(s,3H),1.94−1.85(m,2H)
LC−MS(分析方法1):R=1.62min;MS(ESIpos):m/z=454[M+H]
(実施例40)
1−({1−(3−クロロフェニル)−5−[3−(3−(エチルアミノ)プロポキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン=ホルマート
Figure 0005576853
実施例120Aの化合物およびエチルアミンから、テトラヒドロフランを加えないこと以外は実施例29の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物23mg(理論収量の21%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.63(s,0.4H),8.29(s,1H),7.56−7.44(m,3H),7.32−7.24(m,2H),7.13−7.11(d,1H),6.99−6.94(m,1H),6.90(t,1H),6.81−6.76(m,1H),5.35(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.46(s,1.2H),4.01−3.96(m,2.8H),2.78−2.64(m,4H),1.90−1.81(m,2H),1.06(t,3H)
LC−MS(分析方法7):R=1.18min;MS(ESIpos):m/z=468[M+H]
(実施例41)
1−({5−[3−(3−アゼチジン−1−イルプロポキシ)フェニル]−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン=ホルマート
Figure 0005576853
実施例120Aの化合物およびアゼチジンから、テトラヒドロフランを加えないこと以外は実施例29の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物13mg(理論収量の11%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.62(s,0.4H),8.18(s,1H),7.56−7.44(m,3H),7.31−7.24(m,2H),7.13−7.11(m,1H),6.97−6.92(m,1H),6.88−6.85(m,1H),6.82−6.78(m,1H),5.34(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.46(s,1.2H),3.98(s,0.8H),3.90(t,2H),3.12(t,4H),2.48−2.43(m,2H),2.01−1.92(m,2H),1.67−1.59(m,2H)
LC−MS(分析方法1):R=1.44min;MS(ESIpos):m/z=480[M+H]
(実施例42)
1−{[1−(3−クロロフェニル)−5−{3−[2−(メチルアミノ)エトキシ]フェニル}−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン=ホルマート
Figure 0005576853
実施例121Aの化合物およびメチルアミンから、テトラヒドロフランを加えないこと以外は実施例29の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物26mg(理論収量の26%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.63(s,0.4H),8.24(s,1H),7.56−7.43(m,3H),7.33−7.25(m,2H),7.13−7.11(m,1H),7.02−6.97(m,1H),6.94−6.91(m,1H),6.86−6.78(m,1H),5.35(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.46(s,1.2H),4.02(t,2H),3.98(s,0.8H),3.19−3.16(m,2H),2.92(t,2H),2.40(s,3H)
LC−MS(分析方法1):R=1.52min;MS(ESIpos):m/z=440[M+H]
(実施例43)
1−{[1−(3−クロロフェニル)−5−{3−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロポキシ]フェニル}−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン=ホルマート
Figure 0005576853
実施例120Aの化合物および1−メチルピペラジンから、テトラヒドロフランを加えないこと以外は実施例29の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物45mg(理論収量の38%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.62(s,0.4H),8.16(s,1H),7.56−7.43(m,3H),7.31−7.25(m,2H),7.13−7.11(m,1H),6.98−6.93(m,1H),6.88−6.85(m,1H),6.80(d,1H),5.34(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.45(s,1.2H),3.98(s,0.8H),3.92(t,2H),2.39−2.30(m,10H),2.17(s,3H),1.82−1.74(m,2H)
LC−MS(分析方法1):R=1.40min;MS(ESIpos):m/z=523[M+H]
(実施例44)
1−{[1−(3−クロロフェニル)−5−{3−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]フェニル}−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン=ジホルマート
Figure 0005576853
実施例121Aの化合物および1−メチルピペラジンから、テトラヒドロフランを加えないこと以外は実施例29の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物46mg(理論収量の38%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.62(s,0.4H),8.15(s,2H),7.56−7.44(m,3H),7.31−7.25(m,2H),7.14−7.12(d,1H),6.99−6.95(m,1H),6.90−6.87(m,1H),6.83−6.79(m,1H),5.34(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.46(s,1.2H),4.02−3.97(m,2.8H),2.63−2.58(m,2H),2.48−2.30(m,8H),2.18(s,3H)
LC−MS(分析方法1):R=1.39min;MS(ESIpos):m/z=509[M+H]
(実施例45)
1−({1−(3−クロロフェニル)−5−[3−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン=ホルマート
Figure 0005576853
実施例121Aの化合物およびモルホリンから、テトラヒドロフランを加えないこと以外は実施例29の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物47mg(理論収量の43%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.62(s,0.4H),8.14(s,1H),7.56−7.44(m,3H),7.32−7.25(m,2H),7.14−7.12(m,1H),6.99−6.95(m,1H),6.90−6.87(m,1H),6.81(d,1H),5.34(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.46(s,1.2H),4.01(t,2H),3.98(s,0.8H),3.56(t,4H),2.61(t,2H),2.42(t,4H)
LC−MS(分析方法1):R=1.58min;MS(ESIpos):m/z=496[M+H]
(実施例46)
1−{[1−(3−クロロフェニル)−5−(3−{2−[(1−メチルエチル)アミノ]エトキシ}フェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン=ホルマート
Figure 0005576853
実施例121Aの化合物およびイソプロピルアミンから、テトラヒドロフランを加えないこと以外は実施例29の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物29mg(理論収量の28%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.63(s,0.4H),8.20(s,1H),7.56−7.44(m,3H),7.33−7.25(m,2H),7.13−7.11(m,1H),7.02−6.97(m,1H),6.94−6.91(m,1H),6.83−6.78(m,1H),5.35(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.46(s,1.2H),4.03−3.97(m,2.8H),2.95−2.85(m,3H),1.03(d,6H)
LC−MS(分析方法1):R=1.42min;MS(ESIpos):m/z=468[M+H]
(実施例47)
1−({5−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例103Aの化合物から、実施例1の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物26mg(理論収量の72%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.63(s,0.4H),8.16(s,1H),7.96(s,2H),7.66−7.63(m,1H),7.60−7.55(m,1H),7.53−7.46(m,2H),7.38−7.31(m,1H),5.34(s,0.8H),4.92(s,1.2H),4.46(s,1.2H),4.00(s,0.8H)
LC−MS(分析方法7):R=2.14min;MS(ESIpos):m/z=503[M+H]
(実施例48)
1−({1−(4−クロロフェニル)−5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例104Aの化合物から、実施例1の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物34mg(理論収量の92%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.65(s,0.4H),7.77(d,1H),7.67−7.60(m,2H),7.59−7.53(m,3H),7.45−7.39(m,2H),7.29−7.27(m,1H),5.33(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.44(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法7):R=1.95min;MS(ESIpos):m/z=435[M+H]
(実施例49)
1−{[1−(4−クロロフェニル)−5−(3−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例105Aの化合物から、実施例1の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物15mg(理論収量の39%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.71(s,0.6H),8.64(s,0.4H),7.58−7.53(m,2H),7.47−7.38(m,3H),7.29−7.16(m,3H),7.07(d,1H),5.33(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.44(s,1.2H),3.98(s,0.8H)
LC−MS(分析方法5):R=1.14min;MS(ESIpos):m/z=385[M+H]
(実施例50)
1−{[1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例106Aの化合物から、N,N−ジイソプロピルエチルアミンの使用量を3.2当量とすることと、分取HPLCの移動相に0.1%ギ酸を加えること以外は実施例23の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物5mg(理論収量の6%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.62(s,0.4H),7.81−7.77(m,1H),7.56−7.49(m,1H),7.38−7.31(m,1H),7.16−7.08(m,2H),7.03−7.00(m,1H),6.95−6.90(m,1H),5.33(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.44(s,1.2H),3.98(s,0.8H),2.28(s,3H)
LC−MS(分析方法1):R=2.36min;MS(ESIpos):m/z=417[M+H]
(実施例51)
1−{[1−(3−クロロフェニル)−5−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例107Aの化合物から、N,N−ジイソプロピルエチルアミンの使用量を3.2当量とすることと、分取HPLCの移動相に0.1%ギ酸を加えること以外は実施例23の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物24mg(理論収量の19%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.62(s,0.4H),7.59−7.45(m,3H),7.30−7.24(m,1H),7.16−7.08(m,2H),7.02(s,1H),6.93−6.87(m,1H),5.34(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.45(s,1.2H),3.98(s,0.8H),2.28(s,3H)
LC−MS(分析方法7):R=1.87min;MS(ESIpos):m/z=399[M+H]
(実施例52)
1−{[5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−(3−シアノフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例108Aの化合物から、分取HPLCの移動相に0.1%ギ酸を加える以外は実施例23の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物8mg(理論収量の35%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.64(s,0.4H),8.08−8.05(m,1H),7.98−7.94(m,1H),7.70−7.65(m,2H),7.53(dt,1H),7.30−7.25(m,2H),7.21−7.16(m,1H),5.33(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.46(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法1):R=2.14min;MS(ESIpos):m/z=410[M+H]
(実施例53)
1−{[5−(3−クロロフェニル)−1−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]カルボニル}イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例109Aの化合物から、N,N−ジイソプロピルエチルアミンの使用量を3.2当量とすることと、分取HPLCの移動相に0.1%ギ酸を加えること以外は実施例23の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物45mg(理論収量の77%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.65(s,0.4H),8.22−8.17(m,1H),7.77−7.70(m,1H),7.63(t,1H),7.53−7.47(m,2H),7.40(t,1H),7.23−7.21(m,1H),7.16(d,1H),5.34(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.46(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法1):R=2.16min;MS(ESIpos):m/z=410[M+H]
(実施例54)
1−({1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−[3−フルオロ−5−(2−ピロリジン−1−イルエトキシ)フェニル]−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン
Figure 0005576853
実施例119Aの化合物およびピロリジンから、分取HPLCの移動相に0.1%ギ酸を加えない以外は実施例29の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物2.5mg(理論収量の5%)を得る。
H−NMR(500MHz、DMSO−d):δ=8.74(s,0.6H),8.65(s,0.4H),7.84−7.78(m,1H),7.59−7.51(m,1H),7.41−7.33(m,1H),7.20(s,1H),6.90(d,1H),6.77(d,1H),6.67(s,1H),5.32(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.44(s,1.2H),4.05−3.95(m,2.8H),2.71−2.63(m,2H),2.44(s,4H),1.66(s,4H)
LC−MS(分析方法1):R=1.52min;MS(ESIpos):m/z=516[M+H]
(実施例55)
1−({5−[3−(3−アミノプロポキシ)フェニル]−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル}カルボニル)イミダゾリジン−4−オン=ホルマート
Figure 0005576853
実施例120Aの化合物、および7Nアンモニアのメタノール溶液から、分取HPLCの移動相に0.1%ギ酸を加える以外は実施例29の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物10mg(理論収量の10%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.63(s,0.4H),8.36(s,1H),7.56−7.44(m,3H),7.32−7.24(m,2H),7.12−7.10(m,1H),7.00−6.92(m,2H),6.80−6.75(m,1H),5.35(s,0.8H),4.90(s,1.2H),4.46(s,1.2H),4.04−3.97(m,2.8H),2.81(t,2H),1.92−1.83(m,2H)
LC−MS(分析方法1):R=1.41min;MS(ESIpos):m/z=440[M+H]
(実施例56)
3−{5−(3−クロロフェニル)−3−[(4−オキソイミダゾリジン−1−イル)カルボニル]−1H−ピラゾール−1−イル}ベンゼンカルボニトリル
Figure 0005576853
実施例110Aの化合物から、N,N−ジイソプロピルエチルアミンの使用量を3.2当量とすることと、分取HPLCの移動相に0.1%ギ酸を加えること以外は実施例23の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、1,1’,1’’−ホスホリルトリピロリジンを除去するため、生成物を少量のテトラヒドロフランに溶解し、沈殿物が形成されるまで水を加える。次いで、テトラヒドロフランを減圧留去し、得られた沈殿物を吸引濾過で回収して高真空下で乾燥させる。このようにして、表題化合物42mg(理論収量の65%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.64(s,0.4H),8.05−8.02(m,1H),7.96−7.92(m,1H),7.68−7.63(m,2H),7.52−7.45(m,2H),7.41(t,1H),7.23−7.21(m,1H),7.18(dt,1H),5.35(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.47(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法1):R=2.10min;MS(ESIpos):m/z=392[M+H]
(実施例57)
3,3’−{3−[(4−オキソイミダゾリジン−1−イル)カルボニル]−1H−ピラゾール−1,5−ジイル}ジベンゼンカルボニトリル
Figure 0005576853
実施例111Aの化合物から、N,N−ジイソプロピルエチルアミンの使用量を3.2当量とすることと、分取HPLCの移動相に0.1%ギ酸を加えること以外は実施例23の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物16mg(理論収量の29%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.65(s,0.4H),8.06−8.03(m,1H),7.97−7.87(m,3H),7.67−7.63(m,2H),7.58(t,1H),7.52(dt,1H),7.29−7.27(m,1H),5.36(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.47(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法5):R=0.91min;MS(ESIpos):m/z=383[M+H]
(実施例58)
5−{5−(3−シアノフェニル)−3−[(4−オキソイミダゾリジン−1−イル)カルボニル]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−フルオロベンゼンカルボニトリル
Figure 0005576853
実施例112Aの化合物から、N,N−ジイソプロピルエチルアミンの使用量を3.2当量とすることと、分取HPLCの移動相に0.1%ギ酸を加えること以外は実施例23の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、1,1’,1’’−ホスホリルトリピロリジンを除去するため、生成物を少量のテトラヒドロフランに溶解し、沈殿物が形成されるまで水を加える。次いで、テトラヒドロフランを減圧留去し、得られた沈殿物を吸引濾過で回収して高真空下で乾燥させる。このようにして、表題化合物25mg(理論収量の48%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.66(s,0.4H),8.23−8.18(m,1H),7.97−7.94(m,1H),7.89(dt,1H),7.76−7.70(m,1H),7.66−7.50(m,3H),7.29−7.27(m,1H),5.34(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.46(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法1):R=1.93min;MS(ESIpos):m/z=401[M+H]
(実施例59)
3−{5−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−3−[(4−オキソイミダゾリジン−1−イル)カルボニル]−1H−ピラゾール−1−イル}ベンゼンカルボニトリル
Figure 0005576853
実施例113Aの化合物から、N,N−ジイソプロピルエチルアミンの使用量を3.2当量とすることと、分取HPLCの移動相に0.1%ギ酸を加えること以外は実施例23の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物58mg(理論収量の77%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.72(s,0.6H),8.64(s,0.4H),8.08−8.04(m,1H),7.98−7.94(m,1H),7.70−7.65(m,2H),7.54(dt,1H),7.30−7.28(m,1H),7.28−7.25(m,1H),7.21−7.16(m,1H),5.34(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.46(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法5):R=1.10min;MS(ESIpos):m/z=410[M+H]
(実施例60)
5−{5−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−3−[(4−オキソイミダゾリジン−1−イル)カルボニル]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−フルオロベンゼンカルボニトリル
Figure 0005576853
実施例114Aの化合物から、N,N−ジイソプロピルエチルアミンの使用量を3.2当量とすることと、分取HPLCの移動相に0.1%ギ酸を加えること以外は実施例23の化合物の合成方法と同様にして表題化合物を調製し、表題化合物44mg(理論収量の48%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.65(s,0.4H),8.24−8.19(m,1H),7.79−7.72(m,1H),7.65(t,1H),7.54(dt,1H),7.32−7.29(m,1H),7.29−7.27(m,1H),7.22−7.17(m,1H),5.33(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.45(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法5):R=1.14min;MS(ESIpos):m/z=428[M+H]
(実施例61)
3−{1−(3−クロロフェニル)−3−[(4−オキソイミダゾリジン−1−イル)カルボニル]−1H−ピラゾール−5−イル}−5−フルオロベンゼンカルボニトリル
Figure 0005576853
純度81%の実施例131Aの化合物80.0mg(0.190mmol)、実施例125Aの化合物49.5mg(0.247mmol)およびPyBOP175mg(0.337mmol)をテトラヒドロフラン3.0mlに溶解し、室温にて、N,N−ジイソプロピルエチルアミン125μl(0.179mmol)を加えて室温で一晩撹拌する。この反応液をジクロロメタンで希釈し、1N塩酸で洗浄する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過および減圧濃縮した後、得られた粗生成物を、分取HPLC(RP18カラム;移動相:アセトニトリル/水勾配)で精製する。このようにして、表題化合物56.0mg(理論収量の72%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(br.s.,0.6H),8.62(s,0.4H),7.94(d,1H),7.71(br.s.,1H),7.66−7.44(m,4H),7.37−7.23(m,2H),5.33(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.45(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法5):R=1.09min;MS(ESIpos):m/z=410[M+H]
(実施例62)
3−{1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−[(4−オキソイミダゾリジン−1−イル)カルボニル]−1H−ピラゾール−5−イル}−5−フルオロベンゼンカルボニトリル
Figure 0005576853
実施例129Aの化合物100mg(0.263mmol)、実施例125Aの化合物57.8mg(0.289mmol)およびPyBOP205mg(0.394mmol)をテトラヒドロフラン5.0mlに溶解し、室温にて、N,N−ジイソプロピルエチルアミン146μl(0.841mmol)を加えて室温で一晩撹拌する。この反応液をジクロロメタンで希釈し、1N塩酸で洗浄する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過および減圧濃縮した後、得られた粗生成物を、分取HPLC(RP18カラム;移動相:アセトニトリル/水勾配)で精製する。このようにして、表題化合物78.0mg(理論収量の66%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.63(s,0.4H),7.94(d,1H),7.84(d,1H),7.73(d,1H),7.61−7.48(m,2H),7.43−7.25(m,2H),5.33(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.44(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法1):R=2.09min;MS(ESIpos):m/z=428[M+H]
(実施例63)
5−{5−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)−3−[(4−オキソイミダゾリジン−1−イル)カルボニル]−1H−ピラゾール−1−イル}−2−フルオロベンゼンカルボニトリル
Figure 0005576853
実施例133Aの化合物80.0mg(0.228mmol)、実施例125Aの化合物50.3mg(0.251mmol)およびPyBOP178mg(0.394mmol)をテトラヒドロフラン5.0mlに溶解し、室温にて、N,N−ジイソプロピルエチルアミン127μl(0.731mmol)を加えて室温で一晩撹拌する。この反応液をジクロロメタンで希釈し、1N塩酸で洗浄する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過および減圧濃縮した後、得られた粗生成物を、分取HPLC(RP18カラム;移動相:アセトニトリル/水勾配)で精製する。得られた固形物をアセトニトリル/ジエチルエーテルに懸濁し、30分間撹拌した後濾過する。このようにして、表題化合物20.0mg(理論収量の21%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.65(s,0.4H),8.27−8.13(m,1H),7.95(d,1H),7.74(d,2H),7.68−7.52(m,2H),7.33(s,1H),5.34(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.46(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法5):R=1.00min;MS(ESIpos):m/z=419[M+H]
(実施例64)
3−{1−(3−シアノフェニル)−3−[(4−オキソイミダゾリジン−1−イル)カルボニル]−1H−ピラゾール−5−イル}−5−フルオロベンゼンカルボニトリル
Figure 0005576853
実施例135Aの化合物100mg(0.301mmol)、実施例125Aの化合物66.2mg(0.331mmol)およびPyBOP235mg(0.451mmol)をテトラヒドロフラン5.0mlに溶解し、室温にて、N,N−ジイソプロピルエチルアミン168μl(0.936mmol)を加えて室温で一晩撹拌する。この反応液をジクロロメタンで希釈し、1N塩酸で洗浄する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過および減圧濃縮した後、得られた粗生成物を、分取HPLC(RP18カラム;移動相:アセトニトリル/水勾配)で精製する。得られた固形物をアセトニトリル/ジエチルエーテルに懸濁し、30分間撹拌した後濾過する。このようにして、表題化合物18.0mg(理論収量の15%)を得る。
H−NMR(400MHz、DMSO−d):δ=8.73(s,0.6H),8.64(s,0.4H),8.07(d,1H),8.00−7.90(m,2H),7.76−7.70(m,1H),7.69−7.62(m,2H),7.56(dd,1H),7.37−7.31(m,1H),5.35(s,0.8H),4.91(s,1.2H),4.46(s,1.2H),3.99(s,0.8H)
LC−MS(分析方法5):R=0.97min;MS(ESIpos):m/z=401[M+H]
B)生理活性評価
略語:
DMSO ジメチルスルホキシド
FCS ウシ胎児血清(Biochrom AG、ベルリン、ドイツ)
PBS リン酸緩衝生理食塩水
MTP マイクロタイタープレート
ELISA 酵素結合免疫吸着法
以下の評価系により、本発明の化合物がレトロウイルス疾患の治療に適していることを示す。
in vitro評価系
生化学的逆転写酵素アッセイ
「リバーストランスクリプターゼアッセイ、発色」(Roche Diagnostics社、マンハイム、ドイツ)を、メーカーが提供する情報に従って使用する。供試物質をDMSOに溶解し、5倍段階希釈系列を作製して試験に用いる(DMSO終濃度1%)。光度測定(405/492nm)で得られた値は、ネガティブコントロール(逆転写酵素を含まない反応液)では0.1未満、ポジティブコントロール(供試物質を含まない反応液)では約1.5である。測定した吸光度がポジティブコントロールの数値の50%になる供試物質希釈液の濃度として供試物質のIC50値を求める。
本発明の化合物は逆転写酵素活性を阻害することが分かる。実験データを表1にまとめた。
野生型および阻害剤耐性型HIVレポーターウイルスを用いた光学アッセイ
このアッセイでは、nef遺伝子の代わりにlu164遺伝子(ルシフェラーゼ164)を有するHIV−1NL4−3レポーターウイルスを使用する。このウイルスは、対応するプロウイルスであるpNL4−3プラスミド(リポフェクトアミン試薬、Invitrogen社、カールスルーエ、ドイツ)を293T細胞にトランスフェクションすることにより作製される。「QuikChange II XL部位特異的突然変異導入キット」(Stratagene社、シダークリーク、テキサス、米国)を用いて、プロウイルスのプラスミドDNAから、逆転写酵素遺伝子に所定の耐性突然変異が導入されたウイルスを作製する。特に、以下の変異を作製する:A98G、A98G−K103N−V108I、A98S、F227C、F227L、G190A、G190S、K101E、K101Q−K103N、K103N、K103N−F227L、K103N−G190A、K103N−G190S、K103N−M230L、K103N−N348I、K103N−P225H、K103N−V108I、K103N−V108I−P225H、K103N−V179F−Y181C、K103N−Y181C、K103N−Y181C−G190A、L100I、L100I−K103N、L100I−K103N−V179I−Y181C、L100I−K103N−Y181C、L234I、N348I、P225H、P236L、V106A、V106A−E138K、V106A−F227C、V106A−F227L、V106I、V106I−Y188L、V106M、V108I、V179F−Y181C、V179I、V179I−Y181C、Y181C、Y181C−G190A、Y181C−M230L、Y181I、Y188L。これらのレポーターウイルスで感染させたMT4 7F2細胞は、ルシフェラーゼを培地中に分泌するので、発光測定によりウイルス複製を定量化することができる。
96ウェルマイクロタイタープレートの反応液を用意するために、300万個のMT4 7F2細胞をペレットにした後、10%FCSおよび10%AIM−V(Invitrogen社、カールスルーエ、ドイツ)を含むフェノールレッド非含有RPMI 1640培地(Invitrogen社、カールスルーエ、ドイツ)1mlに懸濁して、適量の対応するHIV−1NL4−3レポーターウイルスと共に37℃で2時間インキュベートする(ペレット感染)。次いで、吸着されなかったウイルスをPBSで洗浄して除去した後、感染細胞を再びペレットにして、2%または10%FCSおよび10%AIM−Vを含むフェノールレッド非含有RPMI 1640培地8mlに懸濁する。この懸濁液を80μlずつピペットで取り、適切に希釈された供試物質が20μlずつ入った白色96ウェルマイクロタイタープレートのウェルに移す。エッジ効果を回避するために、マイクロタイタープレートの端のウェルには供試物質の希釈液を加えない。マイクロタイタープレートの縦の第2列には、感染細胞(ウイルスコントロール)のみ、縦の第11列には、非感染細胞(細胞コントロール)のみを入れる。いずれの列も、2%または10%FCSおよび10%AIM−Vを含むフェノールレッド非含有RPMI 1640培地を含む。マイクロタイタープレートの他のウェルには、種々の濃度の本発明の化合物が入っており、供試物質は縦の第3列から3倍ずつ段階希釈され、縦の第10列では3倍に希釈されている。供試物質はDMSOに溶解し、反応液中のDMSO終濃度は1%となるようにする。反応液を37℃、5%CO存在下で5日間インキュベートした後、Lu164基質液(5mg/mlセレンテラジン(30μMグルタチオン/DMSO、100mM NaCl、1M MES、100mMグルタチオンに溶解))15μlを添加し、発光測定を行う。測定値は、ウイルスコントロール用のウェルでは、約1,000,000RLU(相対発光量)、細胞コントロール用のウェルでは約300〜400RLUである。RLU値として示されるウイルス複製量が非処理の感染細胞の数値の50%になる濃度として供試物質のEC50値を求める。
本発明の化合物はHIV複製を阻害することが分かる。実験データを表1にまとめた。
野生型HIV−1を用いたPBLおよびH9アッセイ
フィコールパックLeucosepチューブ(Greiner Bio−One社、フリッケンハウゼン、ドイツ)を用いて血液から単離して準備した初代ヒト血液リンパ球(PBL)を、10%FCS含有RPMI 1640培地(Invitrogen社、カールスルーエ、ドイツ)中、フィトヘマグルチニン(90μg/ml)およびインターロイキン2(40U/ml)で3日間刺激する。
96ウェルマイクロタイタープレートの反応液を用意するために、300万個のPBL細胞をペレットにした後、10%FCS含有RPMI 1640培地1mlに懸濁して、適量のHIV−1LAI(NIH AIDS Research&Reference Reagent Program、ジャーマンタウン、米国)と共に37℃で2時間インキュベートする(ペレット感染)。次いで、吸着されなかったウイルスをPBSで洗浄して除去した後、感染細胞を再びペレットにして、10%FCSおよびインターロイキン2(40U/ml)を含むRPMI 1640培地18mlに懸濁する。この懸濁液を180μlずつピペットで取り、適切に希釈された供試物質が20μlずつ入った白色96ウェルマイクロタイタープレートのウェルに移す。あるいは、供試物質の希釈液が準備されているマイクロタイタープレートに、HIVと細胞をピペットで取って添加し、洗浄によるウイルスの除去を行わない(上清感染)。エッジ効果を回避するために、マイクロタイタープレートの端のウェルには供試物質の希釈液を加えない。マイクロタイタープレートの縦の第2列には、感染細胞(ウイルスコントロール)のみ、縦の第11列には、非感染細胞(細胞コントロール)のみを入れる。いずれの列も、10%FCSおよびインターロイキン2(40U/ml)含有RPMI 1640培地を含む。マイクロタイタープレートの他のウェルには、種々の濃度の本発明の化合物が入っており、供試物質は縦の第3列から3倍ずつ段階希釈され、縦の第10列では3倍に希釈されている。供試物質はDMSOに溶解し、反応液中のDMSO終濃度は1%となるようにする。反応液を37℃、5%CO存在下でインキュベートする。5日後と7日後に、各ウェルから細胞を含まない上清を50μl取り、上清中のp24量をp24 ELISA(HIV−1 p24CA抗原キャプチャーアッセイキット、NCI−フレデリックがん研究開発センター、フレデリック、米国)を用いて測定する。光度測定(450/620nm)で得られた値から、p24量が非処理の感染細胞の数値の50%になる濃度として供試物質のEC50値を求める。
あるいは、PBLの代わりにH9細胞(ATCC、ヴェーゼル、ドイツ)を用いて供試物質の評価を行う。H9細胞を、上記と同様にして、HIV−1LAIを用いて上清感染させる。具体的には、H9細胞を2%または10%FCSを含むRPMI 1640培地(1ウェルあたり供試物質希釈液20μlおよび細胞/ウイルス液80μlを含む)中、37℃、5%CO存在下で5日間インキュベートする。次いで、各ウェルにアラマーブルー(Invitrogen社、カールスルーエ、ドイツ)10μlを加え、マイクロタイタープレートを37℃で3時間インキュベートした後、蛍光測定(544/590nm)を行う。測定値は、非処理の非感染細胞用のウェルでは約40,000、非処理の感染細胞用のウェルでは約7,000である。低濃度領域では、蛍光量が非処理の非感染細胞の数値の50%になる濃度として供試物質のEC50値を求める(それぞれ、非処理の感染細胞の測定値を引き算して求める)。さらに、高濃度領域では、蛍光量が非処理の非感染細胞の数値の50%となる濃度として供試物質のCC50値を求める(それぞれ、非処理の感染細胞の測定値を引き算して求める)。
本発明の化合物はHIV複製を阻害することが分かる。実験データを表1にまとめた。
供試物質の細胞毒性の有無を判定するアッセイ
非感染細胞における供試物質の細胞毒性の有無を判定するために、適切な濃度の供試物質を、透明な96ウェルマイクロタイタープレートにピペットで加え、上記のアッセイと同様にして非感染細胞(例えばH9、PBL、THP−1、MT4 7F2、CEM、Jurkat)と共にインキュベートする。5日後、各ウェルの反応液に、反応液の1/10量に相当するアラマーブルーを加えて、マイクロタイタープレートを37℃で3時間インキュベートする。その後、蛍光測定(544/590nm)を行う。非処理の細胞用のウェルの測定値は、細胞の種類によって異なり、20,000〜40,000である。蛍光量が非処理の細胞の数値の50%となる濃度として供試物質のCC50値を求める。作用濃度域の細胞毒性を示した供試物質については、抗ウイルス活性の評価は行わない。
Figure 0005576853
in vivo評価系
動物モデル:
NOD Scidマウス(通常5〜6週齢)を商業ブリーダー(例えばTaconicまたはJackson Laboratory)から購入し、無菌条件(敷きわらおよび飼料を含む)下、アイソレータで飼育する。
一定量の細胞(例えば5×10個のT細胞(例えばC8166))を、適切な感染多重度(m.o.i.)(例えば0.01 TCID50)のHIVで感染させる。この感染細胞をコラーゲンスポンジに浸潤させ、そのスポンジをマウスの背側の皮膚下に移植する。これらのマウスに、化合物を1日1回または数回、経口、腹腔内、皮下または静脈内投与する。最初の投与は移植前に行ってもよい。投与群は通常、10匹のマウスから構成される。群構成は、プラセボ投与群と公知の活性物質を投与する群(=ポジティブコントロール)がそれぞれ少なくとも1群ずつで、本発明の物質を投与する群は通常複数群である。本発明の物質の一日用量は、体重1kg当たり0.01〜100mgである。本発明の物質は、2%DMSO/0.5%メチルセルロースのPBS溶液、または物質の溶解を補助する他の適切な混合物と共に処方される。投与期間は通常4.5日である。最終投与が終了した後、マウスを屠殺してスポンジを摘出する。ウイルス感染細胞はコラゲナーゼ消化によりスポンジから回収する。
感染細胞から全RNAを回収し、定量的PCRによりウイルスRNA量を求める。ウイルスRNA量は、ハウスキーピング遺伝子(例えばGAPDH)のRNA量を基準として標準化する。プラセボを投与した対照群に対する本発明の物質を投与した群のHIV RNA量を求める。ルシフェラーゼを有するHIVを使用した場合、RNA量の測定に加えて、またはその代わりにルシフェラーゼ測定を行ってもよい。この場合、ルシフェラーゼ測定のシグナル値がウイルス複製の指標となるので、ルシフェラーゼ測定のシグナル値からHIV量が求められる。統計分析は、例えばGraph Pad Prismなどの適切なコンピュータプログラムを用いて行う。
B)薬物動態学的特性の評価
in vivo試験
in vivoにおける薬物動態を調べるために、マウス、ラットおよびイヌに供試物質を静脈内投与および経口投与する。薬物動態学的特性を調べるための静脈内投与の試験で選択された供試物質の投与量は、すべての動物において0.5mg/kgである。経口投与の場合の投与量は、げっ歯類では3mg/kg、イヌでは1mg/kgである。げっ歯類に対しては、静脈内投与用に供試物質を99%血漿および1%DMSOからなる溶媒で処方し、経口投与用にはPEG 400、エタノールおよび水をそれぞれ異なる割合で含む溶媒で処方する。イヌに対しては、いずれの投与経路においても、上記後者の溶媒を使用する。
供試物質の投与前に、雄性Wistarラットの適所または大静脈にカテーテルを挿入し、2分〜26時間毎に繰り返し採血できるようにする。
雌性BalbCマウスには、供試物質を静脈内にボーラス投与する。この場合、採血は大静脈からのみ行い、2分〜26時間毎に採血する。雌性ビーグル犬への投与は、15分間の点滴注入のみを行う。採血は、10分〜26時間毎に上腕静脈または頚静脈から行う。
各動物より採取した血漿と、血漿を用いて調製した校正用サンプルから供試物質を定量する。血漿タンパク質はアセトニトリル(ACN)を加えて沈殿させて除去する。次いで、種々のカラム(例えばLuna C8、LichroCart Purospher Star RP18e)を用いてHPLCによりサンプルを分画するが、これにはAgilent 1100 LCシステム(Agilent社、サンタクララ、カリフォルニア、米国)を使用する。このHPLCシステムは、Turbo Ion Sprayインターフェースを介してAPI 3000トリプル四重極質量分析計(Applied Biosystems社、ダルムシュタット、ドイツ)に連結している。各供試物質の血漿濃度の経時変化を、内標準と有効性が確認されている動態解析プログラムを用いて求める。
供試物質に関しては、in vivo薬物動態学的パラメーターの測定試験に加えて、液剤に対する懸濁剤(製剤:チロース懸濁剤)の相対的生物学的利用率をラットを用いて測定し、また、効能および毒性試験の予備試験としての高用量試験をマウス、ラットおよびイヌを用いて行う。
血漿安定性
種々の動物(BalbCマウス、Wistarラット、ビーグル犬およびヒト)の血漿は、Li−ヘパリンでコーティングされたmonovetteに採血して遠心分離することにより新鮮な状態で得られる。各供試物質の血漿安定性を調べるために、500ng/mlの濃度の供試物質を含む血漿2mlを37℃でインキュベートする。3時間以内のサンプリング間隔で、インキュベーション容器から繰り返しサンプリングを行う。反応の停止と血漿タンパク質の除去を目的として、得られたサンプルにACNを加えて沈殿を形成させる。上述したin vivo試験と同様にしてサンプル分析を行う。
ミクロソームおよび肝細胞とのインキュベーション
種々の動物(BalbCマウス、Wistarラット、ビーグル犬、ヒト)の肝ミクロソームとのインキュベーションは、Multiprobe II(登録商標)ロボットシステム(Canberra Packard社)またはJanus(登録商標)ロボットシステム(Perkin Elmer社)に準じたシステムを用いて、37℃で行い、インキュベーション液は全量で1.5mlである。
インキュベーション液は、それぞれ0.5μg/mlの供試物質と0.2〜0.5mg/mlのミクロソームタンパク質とを含む。さらに、0.05Mリン酸緩衝液(pH=7.4)、1mM EDTA、5mMグルコース−6−リン酸およびリューコノストック属メセンテロイデス(Leuconostoc Mesenteroides)由来の1.5U/mlグルコース−6−リン酸脱水素酵素を加える。NADP(終濃度:1mM)を添加すると、ミクロソームとのインキュベーションが開始される。
新鮮な状態で単離して培養した、ラット、イヌおよびヒトの肝細胞における供試物質の代謝安定性を調べるために、いずれの場合も100万個/mlの肝細胞を使用する。ミクロソームアッセイに同様に、各供試物質を0.5μg/mlの濃度で肝細胞に添加する。
反応開始から2、5、10、20、30、45および60分後に、より安定した化合物の場合は2、10、20、30、50、70および90分後に、それぞれのインキュベーション液から125μlを取り、ACNを加えて酵素反応を停止させる。サンプルを遠心分離した後、LC−MS/MS(API 2000または3000、Applied Biosystems社)で分析する。「well−stirredモデルにおける血中クリアランス(CLblood well−stirred)」および「well−stirredモデルにおけるFmax(Fmax well−stirred)」は、ミクロソームを含むインキュベーション液中の各化合物の半減期から算出する。基質の分解は以下の式で表される(Houston JB, Utility of in−vitro drug−metabolism data in predicting in−vivo metabolic−clearance,Bioch.Pharm.47(9)1469−1479(1994);Obach RS;Baxter JG;Liston TE;Silber BM;Jones BC;MacIntyre F;Rance DJ;Wastall P,The prediction of human pharmacokinetic parameters from preclinical and in vitro metabolism data,J.Pharmacol.Exp.Ther.283(1)46−58(1997))。

CL’intrinsic[ml/(min・kg)]=(0.693/in vitro t1/2[min])×(肝重量[g肝臓/kg体重])×(ミクロソームタンパク質[mg]/肝重量[g])/(ミクロソームタンパク質[mg]/インキュベーション液量[ml])

血中クリアランス(CLblood)は、タンパク結合を無視したwell−stirredモデルで表される(Pang KS;Rowland M,Hepatic clearance of drugs.I.Theoretical considerations of a “well−stirred” model and a “parallel tube” model.Influence of hepatic blood flow,plasma and blood cell binding,and the hepatocellular enzymatic activity on hepatic drug clearance,J Pharmacokinet Biopharm 5(6):625−53(1977))。

CLblood well−stirred[l/(h・kg)]=(Q[l/(h・kg)]×CL’intrinsic[l/(h・kg)])/(Q[l/(h・kg)]+CL’intrinsic[l/(h・kg)])
ラットの場合、具体的には、肝重量は体重1kgあたり32gで、肝血流量は4.2l/(h・kg)である。ラット肝臓のミクロソームタンパク質含有量は肝臓1gあたり40mgと推定される。他の動物の具体的な外挿係数を以下の表に示す。一部は文献データに、一部は発明者らの測定に基づく。肝細胞とのインキュベーションの場合は、すべての動物において、肝細胞数として肝臓1gあたり1億1000万個を計算に使用する。
Figure 0005576853
C)医薬組成物としての例示的な実施形態
本発明の化合物は以下の方法で医薬製剤とすることができる。
錠剤:
組成:
実施例1の化合物100mg、ラクトース(一水和物)50mg、コーンスターチ(天然)50mg、ポリビニルピロリドン(PVP25)(BASF、ルートウィックスハーフェン、ドイツ)10mgおよびステアリン酸マグネシウム2mg。
錠剤重量212mg、直径8mm、曲率半径12mm。
製造:
本発明の化合物、ラクトースおよびコーンスターチからなる混合物を、5%PVP水溶液(m/m)と混和して顆粒状にする。この顆粒を乾燥して、ステアリン酸マグネシウムと5分間混合する。得られた混合物を慣用のタブレット成形機を用いて圧縮成形する(錠剤の形態に関しては上記参照)。圧縮する際の圧縮力は、指針によれば15kNである。
経口投与用液剤:
組成:
実施例1の化合物500mg、ポリソルベート2.5gおよびポリエチレングリコール400 97g。20gの経口液剤は、本発明の化合物に換算すると単回用量で100mgに相当する。
製造:
本発明の化合物を、ポリエチレングリコールとポリソルベートとの混合溶媒に加えて、撹拌しながら懸濁する。本発明の化合物が完全に溶解するまで、撹拌を続ける。
静脈内投与用液剤:
本発明の化合物を、飽和溶解度以下の濃度になるように、生理学的に許容される溶媒(例えば等張生理食塩水、5%グルコース溶液、30%PEG 400溶液など)に溶解する。この溶液を濾過滅菌して、発熱性物質を含まない滅菌済みの注射容器に分注する。

Claims (26)

  1. 式(I):
    Figure 0005576853
    (式中、Rは、1〜3個の置換基を有するフェニル基を表し、前記置換基は、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチルチオ基、(C−C)−アルキル基および(C−C)−アルコキシ基からなる群より選択され、前記(C−C)−アルキル基および(C−C)−アルコキシ基は、ハロゲン、シアノ基、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基、ジ−(C−C)−アルキルアミノ基、(C−C)−シクロアルキル基および4〜7員環ヘテロ環より選択される同一または異なる1〜3個の置換基を有していてもよく、前記(C−C)−シクロアルキル基および4〜7員環ヘテロ環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ基、(C−C)−アルキル基、トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、トリフルオロメトキシ基、オキソ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基およびジ−(C−C)−アルキルアミノ基より選択される同一または異なる3個以下の置換基を有していてもよく;
    は、1〜3個の置換基を有するフェニル基を表し、前記置換基は、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチルチオ基、(C−C)−アルキル基および(C−C)−アルコキシ基からなる群より選択され、前記(C−C)−アルキル基および(C−C)−アルコキシ基は、ハロゲン、シアノ基、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基、ジ−(C−C)−アルキルアミノ基、(C−C)−シクロアルキル基および4〜7員環ヘテロ環より選択される同一または異なる1〜3個の置換基を有していてもよく、前記(C−C)−シクロアルキル基および4〜7員環ヘテロ環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ基、(C−C)−アルキル基、トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、トリフルオロメトキシ基、オキソ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基およびジ−(C−C)−アルキルアミノ基より選択される同一または異なる3個以下の置換基を有していてもよい。)
    の化合物もしくはその塩、またはそれらの溶媒和物。
  2. が、1〜2個の置換基を有するフェニル基を表し、前記置換基が、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチルチオ基、(C−C)−アルキル基および(C−C)−アルコキシ基からなる群より選択され;
    が、1〜2個の置換基を有するフェニル基を表し、前記置換基が、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチルチオ基、(C−C)−アルキル基および(C−C)−アルコキシ基からなる群より選択され、前記(C−C)−アルコキシ基が、ハロゲン、シアノ基、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基、ジ−(C−C)−アルキルアミノ基、(C−C)−シクロアルキル基および4〜7員環ヘテロ環より選択される同一または異なる1〜3個の置換基を有していてもよく、前記(C−C)−シクロアルキル基および4〜7員環ヘテロ環がそれぞれ、ハロゲン、シアノ基、(C−C)−アルキル基、トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、トリフルオロメトキシ基、オキソ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基およびジ−(C−C)−アルキルアミノ基より選択される同一または異なる3個以下の置換基を有していてもよいことを特徴とする請求項1に記載の化合物もしくはその塩、またはそれらの溶媒和物。
  3. が、1〜2個の置換基を有するフェニル基を表し、前記置換基が、それぞれ独立して、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメチル基およびメトキシ基からなる群より選択され;
    が、1〜2個の置換基を有するフェニル基を表し、前記置換基が、それぞれ独立して、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメトキシ基、メチル基および(C−C)−アルコキシ基からなる群より選択され、前記(C−C)−アルコキシ基が、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基、ジ−(C−C)−アルキルアミノ基および4〜7員環ヘテロ環より選択される同一または異なる1〜3個の置換基を有していてもよく、前記4〜7員環ヘテロ環がそれぞれ、(C−C)−アルキル基で置換されていてもよいことを特徴とする請求項1または2に記載の化合物もしくはその塩、またはそれらの溶媒和物。
  4. が、1〜2個の置換基を有するフェニル基を表し、前記置換基が、それぞれ独立して、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメチル基およびメトキシ基からなる群より選択され;
    が、1〜2個の置換基を有するフェニル基を表し、前記置換基が、それぞれ独立して、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメトキシ基、メチル基およびメトキシ基からなる群より選択されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物もしくはその塩、またはそれらの溶媒和物。
  5. が、1〜2個の置換基を有するフェニル基を表し、前記置換基が、それぞれ独立して、ハロゲンおよびシアノ基からなる群より選択され;
    が、1〜2個の置換基を有するフェニル基を表し、前記置換基が、それぞれ独立して、ハロゲンおよびシアノ基からなる群より選択されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物もしくはその塩、またはそれらの溶媒和物。
  6. 式(Ia):
    Figure 0005576853
    (式中、Rは、水素原子、ハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチルチオ基、(C−C)−アルキル基または(C−C)−アルコキシ基を表し;
    は、水素原子またはハロゲンを表し;
    は、ハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチルチオ基、(C−C)−アルキル基または(C−C)−アルコキシ基を表し、前記(C−C)−アルコキシ基は、ハロゲン、シアノ基、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基、ジ−(C−C)−アルキルアミノ基、(C−C)−シクロアルキル基および4〜7員環ヘテロ環より選択される同一または異なる1〜3個の置換基を有していてもよく、前記(C−C)−シクロアルキル基および4〜7員環ヘテロ環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ基、(C−C)−アルキル基、トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、トリフルオロメトキシ基、オキソ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基およびジ−(C−C)−アルキルアミノ基より選択される同一または異なる3個以下の置換基を有していてもよく;
    は、水素原子またはハロゲンを表す。)
    で表されることを特徴とする請求項1に記載の化合物もしくはその塩、またはそれらの溶媒和物。
  7. が、ハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチルチオ基、(C−C)−アルキル基または(C−C)−アルコキシ基を表し;
    が、水素原子またはハロゲンを表し;
    が、ハロゲン、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメトキシ基、トリフルオロメチルチオ基、(C−C)−アルキル基または(C−C)−アルコキシ基を表し、前記(C−C)−アルコキシ基が、ハロゲン、シアノ基、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基、ジ−(C−C)−アルキルアミノ基、(C−C)−シクロアルキル基および4〜7員環ヘテロ環より選択される同一または異なる1〜3個の置換基を有していてもよく、前記(C−C)−シクロアルキル基および4〜7員環ヘテロ環がそれぞれ、ハロゲン、シアノ基、(C−C)−アルキル基、トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、トリフルオロメトキシ基、オキソ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基およびジ−(C−C)−アルキルアミノ基より選択される同一または異なる3個以下の置換基を有していてもよく;
    が、水素原子またはハロゲンを表すことを特徴とする請求項6に記載の化合物もしくはその塩、またはそれらの溶媒和物。
  8. が、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメチル基またはメトキシ基を表し;
    が、水素原子またはハロゲンを表し;
    が、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメトキシ基、メチル基または(C−C3)−アルコキシ基を表し、前記(C−C)−アルコキシ基が、ヒドロキシ基、(C−C)−アルコキシ基、アミノ基、モノ−(C−C)−アルキルアミノ基、ジ−(C−C)−アルキルアミノ基および4〜7員環ヘテロ環より選択される同一または異なる1〜3個の置換基を有していてもよく、前記4〜7員環ヘテロ環がそれぞれ、(C−C)−アルキル基で置換されていてもよく;
    が、水素原子またはハロゲンを表すことを特徴とする請求項6または7に記載の化合物もしくはその塩、またはそれらの溶媒和物。
  9. が、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメチル基またはメトキシ基を表し;
    が、水素原子、塩素原子またはフッ素原子を表し;
    が、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメトキシ基、メチル基またはメトキシ基を表し;
    が、水素原子、塩素原子またはフッ素原子を表すことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の化合物もしくはその塩、またはそれらの溶媒和物。
  10. が、ハロゲンまたはシアノ基を表し;
    が、水素原子またはフッ素原子を表し;
    が、ハロゲンまたはシアノ基を表し;
    が、水素原子またはフッ素原子を表すことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の化合物もしくはその塩、またはそれらの溶媒和物。
  11. が、塩素原子またはシアノ基を表し;
    が、フッ素原子を表し;
    が、塩素原子またはシアノ基を表し;
    が、フッ素原子を表すことを特徴とする請求項6〜10のいずれか1項に記載の化合物もしくはその塩、またはそれらの溶媒和物。
  12. が、塩素原子またはシアノ基を表し;
    が、フッ素原子を表し;
    が、塩素原子またはシアノ基を表し;
    が、水素原子を表すことを特徴とする請求項6〜10のいずれか1項に記載の化合物もしくはその塩、またはそれらの溶媒和物。
  13. が、塩素原子またはシアノ基を表し;
    が、水素原子を表し;
    が、塩素原子またはシアノ基を表し;
    が、水素原子を表すことを特徴とする請求項6〜10のいずれか1項に記載の化合物もしくはその塩、またはそれらの溶媒和物。
  14. が、塩素原子またはシアノ基を表し;
    が、水素原子を表し;
    が、塩素原子またはシアノ基を表し;
    が、フッ素原子を表すことを特徴とする請求項6〜10のいずれか1項に記載の化合物もしくはその塩、またはそれらの溶媒和物。
  15. が、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメチル基またはメトキシ基を表し;
    が、水素原子またはハロゲンを表し;
    が、トリフルオロメチル基を表し;
    が、フッ素原子を表すことを特徴とする請求項6に記載の化合物もしくはその塩、またはそれらの溶媒和物。
  16. が、水素原子を表し;
    が、フッ素原子または塩素原子を表し;
    が、ハロゲン、シアノ基、トリフルオロメトキシ基、メチル基またはメトキシ基を表し;
    が、水素原子またはハロゲンを表すことを特徴とする請求項6に記載の化合物もしくはその塩、またはそれらの溶媒和物。
  17. 式(II):
    Figure 0005576853
    (式中、RおよびRは請求項1に記載の通りである。)
    の化合物をイミダゾリジン−4−オンまたはイミダゾリジン−4−オンの塩と反応させることを特徴とする請求項1に記載の式(I)の化合物を製造する方法。
  18. 疾患の治療および/または予防のための請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物。
  19. 疾患の治療薬および/または予防薬の製造のための請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物の使用。
  20. レトロウイルス疾患の治療薬および/または予防薬の製造のための請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物の使用。
  21. 前記レトロウイルス疾患がHIV感染症であることを特徴とする請求項20に記載の使用。
  22. 少なくとも1種の請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物を、少なくとも1種の他の活性成分と共に含む医薬品。
  23. 少なくとも1種の請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物を、少なくとも1種の不活性かつ無毒の薬学的に許容される賦形剤と共に含む医薬品。
  24. レトロウイルス疾患の治療および/または予防のための請求項22または23に記載の医薬品。
  25. 前記レトロウイルス疾患がHIV感染症であることを特徴とする請求項24に記載の医薬品。
  26. ウイルスに対して有効な量投与することによって、ヒトおよび動物のウイルス疾患を制御する医薬品を製造するための、少なくとも1種の請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物、または請求項22〜25のいずれか1項に記載の医薬品の使用
JP2011500075A 2008-03-17 2009-03-10 置換(ピラゾリルカルボニル)イミダゾリジノンおよびその使用 Expired - Fee Related JP5576853B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102008015033.9 2008-03-17
DE102008015033A DE102008015033A1 (de) 2008-03-17 2008-03-17 Substituierte (Pyrazolyl-carbonyl)imidazolidinone und ihre Verwendung
PCT/EP2009/001714 WO2009115213A1 (de) 2008-03-17 2009-03-10 (pyrazolyl-carbonyl) imidazolidinone-derivate zur behandlung retroviraler erkrankungen

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011514366A JP2011514366A (ja) 2011-05-06
JP5576853B2 true JP5576853B2 (ja) 2014-08-20

Family

ID=40565083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011500075A Expired - Fee Related JP5576853B2 (ja) 2008-03-17 2009-03-10 置換(ピラゾリルカルボニル)イミダゾリジノンおよびその使用

Country Status (22)

Country Link
US (1) US8399682B2 (ja)
EP (1) EP2254885B1 (ja)
JP (1) JP5576853B2 (ja)
KR (1) KR20100124337A (ja)
CN (1) CN101977908B (ja)
AP (1) AP2774A (ja)
AR (1) AR070919A1 (ja)
AU (1) AU2009226656A1 (ja)
CA (1) CA2718685C (ja)
CL (1) CL2009000636A1 (ja)
DE (1) DE102008015033A1 (ja)
IL (1) IL207649A0 (ja)
MA (1) MA32224B1 (ja)
MX (1) MX2010010230A (ja)
NZ (1) NZ588141A (ja)
PE (1) PE20091718A1 (ja)
RU (1) RU2010141578A (ja)
TW (1) TW200951125A (ja)
UA (1) UA102390C2 (ja)
UY (1) UY31717A1 (ja)
WO (1) WO2009115213A1 (ja)
ZA (1) ZA201007361B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008015032A1 (de) * 2008-03-17 2009-09-24 Aicuris Gmbh & Co. Kg Substituierte Pyrazolamide und ihre Verwendung
DE102008015033A1 (de) 2008-03-17 2009-09-24 Aicuris Gmbh & Co. Kg Substituierte (Pyrazolyl-carbonyl)imidazolidinone und ihre Verwendung
DE102008062863A1 (de) * 2008-12-17 2010-06-24 Aicuris Gmbh & Co. Kg Substituierte (Thiophenyl-carbonyl)imidazolidinone und ihre Verwendung
DE102008062878A1 (de) 2008-12-17 2010-06-24 Aicuris Gmbh & Co. Kg Substituierte Furancarboxamide und ihre Verwendung
EP2295038B1 (en) * 2009-09-11 2013-05-29 AiCuris GmbH & Co. KG Solid dispersion comprising an anti-HIV agent
DE102011055815A1 (de) * 2011-11-29 2013-05-29 Aicuris Gmbh & Co. Kg Carboxamid-substituierte Heteroaryl-Pyrazole und ihre Verwendung
DE102012016908A1 (de) 2012-08-17 2014-02-20 Aicuris Gmbh & Co. Kg Tris-(Hetero)Aryl-Pyrazole und ihre Verwendung

Family Cites Families (50)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB453061A (en) 1935-03-23 1936-09-04 Charles Howard Twigg Improvements in and relating to gas heated geysers and water heaters
US3806506A (en) * 1971-08-05 1974-04-23 Uniroyal Inc Furan derivatives,compositions thereof and methods for using same
DE3119796A1 (de) 1981-05-19 1982-12-23 Hoechst Ag, 6000 Frankfurt Substituierte tryptaminderivate von thienyloxpropanolaminen, verfahren zu ihrer herstellung, pharmazeutische praeparate auf basis dieser verbindungen sowie ihre verwendung
FR2538388B1 (fr) 1982-12-24 1985-06-21 Pharmuka Lab Nouveaux derives de naphtalene- ou azanaphtalenecarboxamide, leurs procedes de preparation et leur utilisation comme medicaments
US5591761A (en) 1993-05-20 1997-01-07 Texas Biotechnology Corporation Thiophenyl-, furyl-and pyrrolyl-sulfonamides and derivatives thereof that modulate the activity of endothelin
PH27357A (en) 1989-09-22 1993-06-21 Fujisawa Pharmaceutical Co Pyrazole derivatives and pharmaceutical compositions comprising the same
US5571810A (en) * 1990-06-11 1996-11-05 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. Thiophene derivatives
GB9012936D0 (en) 1990-06-11 1990-08-01 Fujisawa Pharmaceutical Co Thiophene derivatives,processes for preparation thereof and pharmaceutical composition comprising the same
IL104311A (en) 1992-02-05 1997-07-13 Fujisawa Pharmaceutical Co Pyrazole derivatives, processes for the preparation thereof and pharmaceutical compositions containing the same
FR2692575B1 (fr) 1992-06-23 1995-06-30 Sanofi Elf Nouveaux derives du pyrazole, procede pour leur preparation et compositions pharmaceutiques les contenant.
JPH084281B2 (ja) * 1992-09-30 1996-01-17 橋本コーポレイション株式会社 オンフック後相手の声を拡声する電話装置
FR2728571B1 (fr) * 1994-12-22 1997-01-31 Adir Nouveaux ethers d'oximes tricycliques, leurs procedes de preparation et les compositions pharmaceutiques qui les contiennent
US5696151A (en) 1995-11-30 1997-12-09 Uniroyal Chemical Company, Inc. Compounds useful for the inhibition of the replication of HIV-1 and HIV-1 mutants
US6143780A (en) * 1999-09-17 2000-11-07 Uniroyal Chemical Company, Inc. N-arylmethylthioanilide compounds useful for the inhibition of the replication of HIV
HUP0301236A2 (hu) 2000-06-28 2003-10-28 Astrazeneca Ab, Szubsztituált kinazolinszármazékok és felhasználásuk inhibitorokként
GB0113524D0 (en) * 2001-06-04 2001-07-25 Hoffmann La Roche Pyrazole derivatives
ATE315559T1 (de) 2001-08-01 2006-02-15 Basell Polyolefine Gmbh Verfahren zur herstellung von heterocyclischen pentalen derivaten
CA2465207C (en) 2001-11-01 2011-01-04 Icagen, Inc. Pyrazole-amides and -sulfonamides
US7005432B2 (en) 2002-05-16 2006-02-28 Hoffman-La Roche Inc. Substituted imidazol-pyridazine derivatives
US7166619B2 (en) * 2002-08-14 2007-01-23 Ppd Discovery , Inc. Prenylation inhibitors and methods of their synthesis and use
GB0221477D0 (en) * 2002-09-16 2002-10-23 Pfizer Ltd Chemical compounds
GB0223232D0 (en) * 2002-10-07 2002-11-13 Pfizer Ltd Chemical compounds
MXPA05005742A (es) 2002-12-02 2005-08-16 Astellas Pharma Inc Derivados de pirazol utiles como inhibidores de cox-i.
PL377848A1 (pl) * 2003-02-07 2006-02-20 Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. Pochodne pirazoli
TW200423930A (en) * 2003-02-18 2004-11-16 Hoffmann La Roche Non-nucleoside reverse transcriptase inhibitors
US7678788B2 (en) 2003-02-27 2010-03-16 Neurosearch A/S Diazabicyclic aryl derivatives
FR2856683A1 (fr) 2003-06-25 2004-12-31 Sanofi Synthelabo Derives de 4-cyanopyrazole-3-carboxamide, leur preparation et leur application en therapeutique
TWI452035B (zh) * 2003-06-26 2014-09-11 Novartis Ag 以5員雜環為主之p38激酶抑制劑
GB0315657D0 (en) * 2003-07-03 2003-08-13 Astex Technology Ltd Pharmaceutical compounds
WO2005007625A2 (en) 2003-07-14 2005-01-27 The University Of Tennessee Research Foundation Heterocyclic amides with anti-tuberculosis activity
US7220772B2 (en) * 2003-09-05 2007-05-22 Pfizer, Inc. Pyrazole derivatives
FR2860792B1 (fr) 2003-10-10 2006-02-24 Sanofi Synthelabo Derives de thiophene-2-carboxamide, leur preparation et leur application en therapeutique
CA2555331C (en) 2004-02-20 2011-01-04 Astrazeneca Ab Therapeutic agents
AU2005258397A1 (en) 2004-07-01 2006-01-12 Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. Pyrazole derivatives
GB0417910D0 (en) 2004-08-11 2004-09-15 Novartis Ag Organic compounds
ES2534605T3 (es) 2004-08-23 2015-04-24 Eli Lilly And Company Agentes receptores de la histamina H3, preparación y usos terapéuticos
DE102004054666A1 (de) 2004-11-12 2006-05-18 Bayer Cropscience Gmbh Substituierte Pyrazol-3-carboxamide, Verfahren zur Herstellung und Verwendung als Herbizide und Pflanzenwachstumsregulatoren
JP2008523072A (ja) 2004-12-07 2008-07-03 ルーカス ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド タンパク質キナーゼの阻害剤
JP2008523071A (ja) 2004-12-07 2008-07-03 ルーカス ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド Mapキナーゼの尿素インヒビター
JP2008524208A (ja) 2004-12-15 2008-07-10 アストラゼネカ・アクチエボラーグ ニコチン性アセチルコリン受容体リガンド
WO2006099231A1 (en) 2005-03-10 2006-09-21 Bayer Pharmaceuticals Corporation Pyrimidine derivatives for treatment of hyperproliferative disorders
CA2613522A1 (en) 2005-06-27 2007-01-04 Exelixis, Inc. Imidazole based lxr modulators
ES2326723B1 (es) 2005-07-15 2010-05-11 Laboratorios Del Dr. Esteve, S.A. Uso de compuestos de pirazol sustituidos y combinaciones de los mismos para el tratamiento del sindrome metabolico.
EP1743637A1 (en) 2005-07-15 2007-01-17 Laboratorios Del Dr. Esteve, S.A. Use of substituted pyrazole compounds and combinations thereof for the treatment of the metabolic syndrome
GB0516661D0 (en) 2005-08-13 2005-09-21 Astrazeneca Ab Therapeutic agents
WO2008043775A1 (en) 2006-10-12 2008-04-17 Janssen Pharmaceutica Nv Substituted pyrazinone derivatives for use as a medicine
WO2008080056A2 (en) 2006-12-21 2008-07-03 Sloan-Kettering Institute For Cancer Research Pyridazinones and furan-containing compounds
GB0701426D0 (en) 2007-01-25 2007-03-07 Univ Sheffield Compounds and their use
DE102008015033A1 (de) 2008-03-17 2009-09-24 Aicuris Gmbh & Co. Kg Substituierte (Pyrazolyl-carbonyl)imidazolidinone und ihre Verwendung
DE102008015032A1 (de) 2008-03-17 2009-09-24 Aicuris Gmbh & Co. Kg Substituierte Pyrazolamide und ihre Verwendung

Also Published As

Publication number Publication date
NZ588141A (en) 2012-05-25
MX2010010230A (es) 2010-11-09
IL207649A0 (en) 2010-12-30
MA32224B1 (fr) 2011-04-01
CN101977908A (zh) 2011-02-16
AU2009226656A1 (en) 2009-09-24
RU2010141578A (ru) 2012-04-27
TW200951125A (en) 2009-12-16
PE20091718A1 (es) 2009-12-11
US8399682B2 (en) 2013-03-19
ZA201007361B (en) 2011-12-28
AP2010005422A0 (en) 2010-10-31
US20110124618A1 (en) 2011-05-26
CL2009000636A1 (es) 2010-05-07
CA2718685C (en) 2016-11-29
UY31717A1 (es) 2009-08-31
DE102008015033A1 (de) 2009-09-24
KR20100124337A (ko) 2010-11-26
AP2774A (en) 2013-09-30
EP2254885B1 (de) 2013-12-04
JP2011514366A (ja) 2011-05-06
CN101977908B (zh) 2014-04-23
WO2009115213A1 (de) 2009-09-24
CA2718685A1 (en) 2009-09-24
AR070919A1 (es) 2010-05-12
UA102390C2 (ru) 2013-07-10
EP2254885A1 (de) 2010-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5576853B2 (ja) 置換(ピラゾリルカルボニル)イミダゾリジノンおよびその使用
JP5465233B2 (ja) 置換ピラゾールアミドおよびその使用
US8324268B2 (en) Substituted furancarboxamides, and use thereof
US9249148B2 (en) Tris(hetero)arylpyrazoles and use thereof
US9296720B2 (en) Carboxamide-substituted heteroaryl-pyrazoles and the use thereof
US8546438B2 (en) Substituted (thiophenyl-carbonyl)imidazolidinones, and use thereof
US8575357B2 (en) Substituted (thiazolyl-carbonyl)imidazolidinones and use thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140610

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140704

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5576853

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees