JP5575969B1 - データ管理サーバ、およびデータ管理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】業務システム(ERPシステム)において、ユーザの操作に応じて各組織に対して処理権限を付与する。
【解決手段】処理権限データ管理サーバ10が、権限データを記憶する権限データDB16を備え、ユーザが使用するユーザ端末31からの要求に応じて組織を一覧表示する組織一覧画面400を提供し、組織一覧画面400にて指定された組織をユーザ端末31から受信し、指定された組織に対応する権限データを特定し、特定した権限データに基づいて、業務プロセスと、処理権限とを一覧表示する権限設定画面1000を提供し、権限設定画面1000にて設定変更された処理権限に関する設定変更情報をユーザ端末31から受信し、受信した処理権限に関する設定変更情報に基づいて権限データを更新する。
【選択図】図12

Description

本発明は、ERPが稼動するサーバであり、各組織に割り当てられた処理権限に関するデータを管理するデータ管理サーバ、および各組織に割り当てられた処理権限に関するデータを管理するためのデータ管理プログラムに関する。
従来から、企業における基幹業務システムを構築するためのパッケージソフトウェアとして、ERP(Enterprise Resource
Planning)と呼ばれるものが主流となっていた。このERPが搭載された基幹業務システム(統合基幹業務システム、ERPシステム)では、企業全体で生じる各業務プロセスを統合的に管理し、経営の効率化を実現する。
ところで、業務プロセスで生じる各種処理(例えば、情報の登録、登録した情報の変更、および情報の照会など)は、一部の者にのみが実行可能となるように設定されている場合がある。言い換えれば、一部の者にのみが処理可能となるように処理権限が割り当てられている場合がある。このようなシステムとして、例えば、管理者または情報提供者が各クライアントアカウントグループA,B…nに自分の提供するデータに対する閲覧や編集(修正登録)の権限を割り当てるシステムが開示されている(特許文献1参照)。
特開2001−109650号公報
上記特許文献1に記載されているようなシステムを、企業全体で生じる各業務プロセスに拡張することによりERPシステムに応用すると、割り当てる処理権限の種類が膨大となってしまい、煩雑な選択操作を強いることとなってしまうという課題があった。すなわち、企業全体で生じる各業務プロセスの処理権限を管理する場合に、ユーザが希望する処理権限の割り当てを煩雑な選択操作を強いることのない簡単な処理により実現することが求められていた。
本発明は、上述した課題を解消し、各組織に割り当てられた処理権限に関するデータを管理する業務システム(ERPシステム)において、ユーザが希望する処理権限の割り当てを簡単な処理により実現することを目的とする。
本発明のデータ管理サーバは、ERPが稼動するサーバであり、各組織に割り当てられた処理権限に関するデータを管理するデータ管理サーバであって、組織を一意に特定可能なID情報と、業務プロセスと、当該業務プロセスに対応する処理権限とを含む権限データを記憶する権限データ記憶手段と、ユーザが使用するユーザ端末からの要求に応じて組織を一覧表示する組織一覧画面を提供する組織一覧画面提供手段と、前記組織一覧画面にて指定された組織を前記ユーザ端末から受信して受け付ける組織受付手段と、指定された組織に対応する前記権限データを特定する権限データ特定手段と、特定された前記権限データに基づいて、前記指定された組織に対応する前記業務プロセスと、当該業務プロセスそれぞれに対応する処理権限とを一覧表示する権限設定画面を提供する権限設定画面提供手段と、前記権限設定画面にて設定変更された前記処理権限に関する設定変更情報を前記ユーザ端末から受信して受け付ける設定変更情報受付手段と、受け付けられた前記処理権限に関する設定変更情報に基づいて前記権限データを更新するデータ更新手段とを含み、前記組織一覧画面には、組織名を階層表示する組織名階層表示領域と、階層表示されている組織ごとの詳細なデータを一覧表示する組織詳細データ表示領域とが設けられ、前記組織詳細データ表示領域には、前記組織名階層表示領域にて表示される組織名と同じ高さ位置に、当該組織名にて示される組織の詳細なデータが表示されることを特徴とする。
上記の構成としたことで、各組織に割り当てられた処理権限に関するデータを管理する業務システムにおいて、ユーザが希望する処理権限の割り当てを簡単な処理により実現することができるようになる。
各組織の情報を示す組織データを記憶する組織データ記憶手段を含み、前記組織一覧画面には、組織体系を含む組織詳細情報の変更を選択する組織体系変更選択領域が設けられており、前記設定変更情報受付手段は、さらに、前記組織一覧画面にて設定変更された前記組織詳細情報に関する設定変更情報を前記ユーザ端末から受信して受け付け、前記データ更新手段は、さらに、受け付けた前記組織詳細情報に関する設定変更情報に基づいて前記組織データを更新する構成とされていてもよい。
組織に定義される業務項目と、自動的に処理権限を付与する業務プロセスとが対応付けされる業務項目関連テーブルを記憶する業務項目関連テーブル記憶手段と、前記ユーザ端末より送信される情報に基づいて、前記組織に定義される業務項目が新たに追加されたか否かを判定する判定手段とを含み、前記データ更新手段は、さらに、業務項目が新たに追加されたと判定された場合に、前記業務項目関連テーブルを参照して、処理権限を付与する業務プロセスを特定し、特定した業務プロセスに対して処理権限を付与して前記権限データを更新する構成とされていてもよい。
前記権限設定画面には、各業務プロセスごとに独立したユーザインターフェースで権限詳細情報を表示し、ユーザからの選択操作を受け付ける権限詳細表示領域を含む構成とされていてもよい。
前記権限設定画面には、前記独立したユーザインターフェースの単位内にて、全ての処理権限を一括設定する操作を選択する一括設定領域が設けられている構成とされていてもよい。
前記データ更新手段により更新された権限データにおいて、複数の組織に権限を付与することを規定する自動権限付与情報が新しく追加されたか否かを判定する自動権限付与情報追加判定手段を含み、前記データ更新手段は、さらに、自動権限付与情報が新しく追加されたと判定されたときに、当該自動権限付与情報に対応する組織を特定し、特定した組織に対して所定の業務プロセスについての処理権限を付与するように権限データを更新する構成とされていてもよい。
また、本発明のデータ管理プログラムは、ERPを稼動させ、各組織に割り当てられた処理権限に関するデータを管理する処理をデータ管理サーバに実行させるデータ管理プログラムであって、組織を一意に特定可能なID情報と、業務プロセスと、当該業務プロセスに対応する処理権限とを含む権限データを記憶する権限データ記憶手段を備えた前記データ管理サーバに、ユーザが使用するユーザ端末からの要求に応じて組織を一覧表示する画面であって、組織名を階層表示する組織名階層表示領域と、階層表示されている組織ごとの詳細なデータを一覧表示する組織詳細データ表示領域とが設けられているとともに、前記組織詳細データ表示領域において前記組織名階層表示領域にて表示される組織名と同じ高さ位置に当該組織名にて示される組織の詳細なデータが表示される組織一覧画面を提供する組織一覧画面提供処理と、前記組織一覧画面にて指定された組織を前記ユーザ端末から受信して受け付ける組織受付処理と、前記権限データ記憶手段を参照して、前記指定された組織に対応する前記権限データを特定する権限データ特定処理と、特定した前記権限データに基づいて、前記指定された組織に対応する前記業務プロセスと、当該業務プロセスそれぞれに対応する処理権限とを一覧表示する権限設定画面を提供する権限設定画面提供処理と、前記権限設定画面にて設定変更された前記処理権限に関する設定変更情報を前記ユーザ端末から受信して受け付ける設定変更情報受付処理と、受け付けた前記処理権限に関する設定変更情報に基づいて前記権限データを更新するデータ更新処理とを実行させるものである。
本発明によれば、各組織に割り当てられた処理権限に関するデータを管理する業務システムにおいて、ユーザが希望する処理権限の割り当てを簡単な処理により実現することができるようになる。
本発明の一実施の形態に係る処理権限管理システムの構成例を示すブロック図である。 処理権限データ管理サーバの構成例を示すブロック図である。 組織データDBに格納される組織データの構成例を示す説明図である。 業務項目関連テーブル記憶部に格納される業務項目関連テーブルの構成例を示す説明図である。 権限データDBに格納される権限データの構成例を示す説明図である。 権限データ管理処理の例を示すフローチャートである。 組織一覧画面の例を示す画面図である。 組織一覧画面上処理の例を示すフローチャートである。 初期提案処理の例を示すフローチャートである。 権限設定画面の例を示す画面図である。 権限設定画面上処理の例を示すフローチャートである。 各業務プロセスに関する詳細な情報を表示した権限設定画面の例を示す画面図である。
以下、本発明の一実施の形態の例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る処理権限管理システム500の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、処理権限管理システム500は、処理権限データ管理サーバ10と、中継機20と、複数のユーザ端末31〜3N(Nは任意の正の整数)と、統合基幹業務システム100とを含む。
処理権限データ管理サーバ10と各ユーザ端末31〜3Nとは、それぞれ、インターネットなどの通信ネットワーク40および中継機20を介して接続される。処理権限データ管理サーバ10は、統合基幹業務システム100とLAN(Local Area Network)や専用通信回線などの通信ネットワーク51を介して接続される。なお、ユーザ端末同士は、処理権限データ管理サーバを介して通信可能な構成としてもよいし、通信不能な構成としてもよい。
統合基幹業務システム100は、必要に応じて処理権限データ管理サーバ10と通信(各種情報の送受信)を行うことにより、統合基幹業務システムとしての機能を発揮する。基幹業務システム100が備える基幹業務サーバ110等には公知の技術が用いられる。
基幹業務サーバ110とDWHサーバ120とは、専用通信回線により接続されているものとする。また、基幹業務サーバ110は、例えば処理権限管理システム500の管理者によって管理されるサーバであり、処理権限の管理に用いる情報や、各種業務に関する帳票データなどを管理(例えば、情報の作成や更新、保存など。)するための各種の機能を有する。基幹業務サーバ110は、OS(Operating System)やリレーショナルDBを備えた一般的な情報処理装置によって構成される。
ここで、帳票とは、帳簿や伝票類の総称である。また、帳簿とは、金銭や品物の出納に関する事項が記入されるものであり、伝票とは、帳簿を作成する際の基となるデータであり業務上の取引等の証拠となるものである。本例においては、基幹業務サーバ110が、帳票データとして伝票データのみを扱う場合を例に説明を行なう。
基幹業務サーバ110は、業務アプリケーションプログラムに従って各種の処理を実行する。業務アプリケーションプログラムとしては、例えば、販売業務管理プログラム、購買業務管理プログラム、生産管理プログラム、財務会計管理プログラム、および管理会計管理プログラムなどがある。
DWHサーバ120は、例えば本システムのシステム管理者によって管理されるサーバであり、データウェアハウスを実現するための各種の機能を有する。ここで、データウェアハウスとは、時系列で蓄積された帳票データなどの業務データの中から各項目間の関連性を分析するシステムをいう。また、DWHサーバ120は、基幹業務サーバ110から転送されたCSV形式のファイルを所定のデータ形式に変換するなどして、所定の格納領域に各種データを登録する機能を有する。なお、DWHサーバ120は、データ形式の変換を行わず、CSV形式の状態から各格納領域に応じたデータを抽出する構成とされていてもよい。
伝票データDB101は、各種業務アプリケーションプログラム(統合基幹業務システム100が備える図示しない業務アプリケーションプログラムDBに記憶されたプログラム)を用いた各種情報処理によって収集・整理等された各種の帳票データを記憶する記憶媒体である。伝票データDB101において、例えば、受注伝票に対応する伝票データについては、受注伝票ヘッダ情報、受注伝票明細情報、および納入日日程などが対応付けされ、伝票番号などのキーを元に検索可能な構造で記憶される。
また、基幹業務サーバ110は、伝票データDB101に記憶された各種データを、所定の抽出条件に応じてCSV (Comma Separated Values)形式に変換して処理権限データ管理サーバ10に送信する機能を有する。なお、本例においては、基幹業務サーバ110は、FTP(File Transfer Protocol)によりCSV形式にしたデータファイルを処理権限データ管理サーバ10に転送する。
処理権限データ管理サーバ10は、ERPが稼動するサーバであって、ユーザが使用するユーザ端末31〜3Nと通信ネットワーク40を介してデータの送受信を行うことにより、各組織に割り当てられた処理権限に関するデータを管理するサーバである。処理権限データ管理サーバ10は、例えばWWWサーバなどの情報処理装置によって構成され、処理権限管理システム500のシステム管理者によって管理される。
図2は、処理権限データ管理サーバ10の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、処理権限データ管理サーバ10は、各種制御を行う制御部11と、組織データDB14と、業務項目関連テーブル記憶部15と、権限データDB16と、業務アプリケーションプログラムDB17と、伝票データDB18と、DWHDB19と、一般的な基幹業務サーバとしての機能を実現するために必要な各種データ(例えば、業務アプリケーションプログラムDB17に格納される各種プログラムが利用するデータ)を格納するその他DB10Xとを備えている。なお、その他DB10Xについては、本発明に特に関係しない部分であるため、詳しい説明は省略する。
制御部11は、画面情報提供処理部11aと、データ更新処理部11bとを含む。
画面情報提供処理部11aは、ユーザ端末31〜3Nの表示画面上に表示する画面に関する情報(例えば、組織一覧画面情報および権限設定画面情報)を生成し、生成した画面に関する情報をユーザ端末31〜3Nに提供する処理などを実行する機能を有する。
データ更新処理部11bは、ユーザ端末31〜3Nから送信されるデータに基づいて、DBや記憶部に記憶する各種データを更新する処理を実行する機能を有する。具体的には、本例では、データ更新処理部11bは、1の入力操作に対して自動的に処理権限を付与するように各種データを更新する初期提案処理や自動権限付与処理などを実行する機能を有する。初期提案処理および自動権限付与処理については後で詳しく説明する。
組織データDB14は、企業内の組織体系を示す組織データを記憶する記憶媒体である。
組織データDB14に記憶される組織データは、各組織が階層的に対応付けされている。本例においては、組織データは、組織の総称を階層別に定義したものであり、会社名を第1階層(最上位の階層)とし、各部署を第2階層とし、さらに各部署において細分された各グループを第3階層(最下位の階層)として構成される。なお、本例のような構成に限られず、各組織が会社の形態に沿って階層的に対応付けされていればよい。
図3は、組織データDB14に格納される組織データの構成例を示す説明図である。図3に示すように、組織データDB14に記憶される組織データは、組織を一意に特定可能な組織コード(以下、組織IDと呼ぶ場合がある。)と、組織名と、当該組織を細分したユーザグループを一意に特定可能なユーザグループコード(以下、ユーザグループIDと呼ぶ場合がある。)と、ユーザグループ名と、業務項目とを含む。
ここで、「ユーザグループ」とは、組織に含まれるグループであって、具体的に各種処理を実行するグループである。したがって、本例では、「ユーザグループ」に各種の権限が割り当てられる。具体的には、「営業1」は、受注情報を登録するグループとして定義された「受注登録ユーザ」と、実績情報を入力するグループとして定義された「実績情報入力ユーザ」を含む。なお、本例では、「ユーザグループ」に各種の権限が割り当てられる構成としているが、各ユーザグループを含む組織に対して処理権限を付与する構成とされていてもよい。すなわち、各組織に対して割り当てられた処理権限は、当該組織に含まれるユーザグループすべてに反映されるように構成されていてもよい。
ここで、「業務項目」とは、各組織に定義される業務項目であって、当該組織がどのような組織に属するかを示す項目である。本例では、業務項目として、販売組織、営業所、営業所グループ(以下、営業所Gと呼ぶ場合がある。)、物流、購買組織、購買グループ(以下、購買Gと呼ぶ場合がある。)、倉庫、工場、および経理などが定義されている。また、業務項目の欄は、各業務項目に対して「1」または「0」の数値が割り当てられる。「1」の数値が割り当てられているときは、割り当てられている組織が、業務項目に属することを示す。一方で、「0」の数値が割り当てられているときは、割り当てられている組織が、業務項目に属さないことを示す。具体的に説明すると、図3に示すように、「営業1」は、営業所と営業所グループ(営業所G)との数値が1となっているため、営業所としての業務と、営業所グループとしての業務に属する組織であることが示される。
業務項目関連テーブル記憶部15は、業務項目に関連する項目を特定するための業務項目関連テーブルを記憶する記憶媒体である。
図4は、業務項目関連テーブル記憶部15に格納される業務項目関連テーブルの構成例を示す説明図である。図4に示すように、業務項目関連テーブルは、業務項目と初期提案プロセスとが対応付けされるテーブルである。
ここで、初期提案プロセスは、業務項目が追加された場合に、業務プロセスに自動的に処理権限を付与するための情報である。図4に示す業務項目関連テーブルを例にすると、「営業所」という業務項目が新しく追加された場合には、「営業所」に対応する「販売プロセス」という業務プロセスに自動的に処理権限が付与されることとなる。なお、本例では、業務プロセスの単位を、「販売プロセス」、「在庫プロセス」、「購買プロセス」、「生産プロセス」などといった各業務プロセスを上位概念化した業務プロセス(以下、親業務プロセスと呼ぶ場合がある。)を用いることにより、1の親業務プロセスに属する複数の業務プロセス(つまり、親業務プロセスをさらに個別具体的に定義した業務プロセス。以下、子業務プロセスと呼ぶ場合がある。)すべてについての処理権限を自動的に付与する構成としているが、子業務プロセスに対して処理権限を自動的に付与する構成とすることもできる。すなわち、業務項目関連テーブルは、業務項目に対して、子業務プロセスが対応付けされるテーブルとすることもできる。具体的に言えば、本システムは、販売プロセスに含まれる在庫販売の受注照会という業務プロセスについては初期提案を実行するが、同じ販売プロセスに含まれる在庫販売の受注登録という業務プロセスについては初期提案を実行しない構成とすることができる。
権限データDB16は、各業務プロセスごとの処理権限の付与状況を特定するための権限データを記憶する記憶媒体である。権限データDB16に記憶される権限データは、基幹業務サーバ110から転送された権限データを所定の形式で格納するデータベースであり、複数のデータ群によって構成される。
図5は、権限データDB16に格納される権限データの構成例を示す説明図である。図5に示すように、複数のデータ群は、PJ・製造指図割当データと、画面データと、販売プロセスデータとを含む。それぞれのデータは、ユーザグループIDと対応付けされている。したがって、本例のシステムでは、ユーザグループコードが入力されると、ユーザグループに割り当てられている処理権限についての情報を抽出することができる。
PJ・指図割当データは、プロジェクトの登録処理・変更処理・照会処理などの各種処理と、製造指図の登録処理・変更処理・照会処理などの各種処理についての処理権限を定義するためのデータであり、対応するユーザグループに割り当てられた処理権限を特定可能に構成される。
画面権限設定データは、伝票データDB18に格納される伝票データを表示する各種画面(例えば、受発注登録画面や在庫一覧照会画面や売上実績照会画面など)の登録処理・変更処理・照会処理などの各種処理についての処理権限を定義するためのデータであり、対応するユーザグループに割り当てられた処理権限を特定可能に構成される。
販売プロセスデータは、販売プロセス(例えば、在庫販売や無償販売など)の伝票データの登録処理・変更処理・照会処理・承認処理などの各種処理についての処理権限を定義するためのデータであり、対応するユーザグループに割り当てられた処理権限を特定可能に構成される。
なお、本例の権限データは、PJ・製造指図割当データと、画面データと、販売プロセスデータとを含む構成としているが、その他の業務プロセスについての権限データを含む構成とされていてもよい。例えば、権限データは、購買プロセスデータと、在庫プロセスデータと、生産プロセスデータと、会計プロセスデータとをさらに含む構成とされていてもよい。購買プロセスデータは、購買プロセス(例えば、在庫仕入や計画手配など)の伝票データの登録処理・変更処理・照会処理・承認処理などの各種処理についての処理権限を定義するためのデータであり、対応するユーザグループに割り当てられた処理権限を特定可能に構成される。在庫プロセスデータは、在庫プロセスの伝票データの登録処理・変更処理・照会処理・承認処理などの各種処理についての処理権限を定義するためのデータであり、対応するユーザグループに割り当てられた処理権限を特定可能に構成される。会計プロセスデータは、会計プロセスの伝票データの登録処理・変更処理・照会処理・承認処理などの各種処理についての処理権限を定義するためのデータであり、対応するユーザグループに割り当てられた処理権限を特定可能に構成される。
業務アプリケーションプログラムDB17は、各種業務に用いられるプログラムを記憶する記憶媒体である。業務アプリケーションプログラムDB17に記憶されるプログラムとしては、販売業務管理プログラム、購買業務管理プログラム、生産管理プログラム、財務会計管理プログラム、および管理会計管理プログラムなどがある。
伝票データDB18は、業務アプリケーションプログラムDB17に記憶された各種プログラムを用いた各種情報処理によって収集・整理等された各種の帳票データを記憶する記憶媒体である。本例においては、伝票データDB18は、基幹業務サーバ110から転送された伝票データを所定の形式で格納するデータベースであり、複数のキューブによって構成される。
各キューブには、業務アプリケーションプログラムに応じた業務プロセスにおける業務単位毎の各業務の内容に応じた帳票データが記憶される。すなわち、各キューブには、例えば、受注伝票明細、出荷伝票明細、納品伝票明細、発注伝票明細などの各業務の内容に応じた帳票データが記憶される。
なお、複数の業務単位に跨る所定の関連業務の内容を統合して示す関連業務毎の関連業務内容に応じた帳票データが記憶されるキューブが設けられていてもよい。すなわち、例えば、受注出荷納品などの所定の関連業務(受注、出荷、および納品の関連した業務)の内容を統合して示す帳票データが記憶されるキューブが設けられていてもよい。
すなわち、各キューブには、業務プロセスにおける業務単位毎の各業務の内容に応じた帳票データや、複数の業務単位に跨る所定の関連業務の内容を統合して示す関連業務毎の関連業務内容に応じた帳票データなど、業務内容に応じて分類された各分類の帳票データがそれぞれ格納される。
なお、各キューブには、対応する帳票データについて一般的に設けられる項目(例えば、受注伝票に対応する伝票データについては、受注伝票ヘッダ情報、受注伝票明細情報、および納入日日程などの項目。なお、伝票番号などのキーを元に検索可能に各項目が対応付けされた構造で記憶される。伝票番号には、受注番号、発注番号、出荷番号、入出庫番号、請求書照会、請求番号、会計番号などが含まれる。)により構成されたデータが格納される。
処理権限データ管理サーバ10は、伝票データDB18およびその他DB10Xに格納された各種データを、所定の外部装置、本例においてはユーザ端末31〜3Nおよび統合基幹業務システム100からの要求に応じて提供する機能を有する。すなわち、処理権限データ管理サーバ10は、基幹業務サーバとしての機能を有する。言い換えれば、処理権限データ管理サーバ10は、ERPエンジンを備える。
なお、図示しないが、本例においては、処理権限データ管理サーバ10は、データウェアハウスを実現するための各種の機能を有するDWHサーバとしての機能を有するものとする。処理権限データ管理サーバ10が、ERPエンジンと、DWHサーバとして機能するための構成とを備えることにより、構成の異なる統合基幹業務システム(例えば、基幹業務サーバとDWHサーバのうち、両方を有する統合基幹業務システム100の他、例えばDWHサーバのみを有する統合基幹業務システムや、DWHサーバのみを有する統合基幹業務システム。)に対しても、統合基幹業務システムとして要求される情報の提供を行うことができるようになる。
各ユーザ端末31〜3Nは、CPU(中央処理装置)、ROM、RAM、および表示部などを備えた例えばIpad(登録商標)などの情報処理装置である。本例においては、各ユーザ端末31〜3Nは、Webブラウザなど、帳票データや組織データや権限データを扱うために利用可能な各種アプリケーションを有しているものとする。また、本例においては、各ユーザ端末31〜3Nは、例えばユーザによる操作入力に応じて、処理権限データ管理サーバ10から各種の処理権限に関する情報(例えば、権限設定画面情報)や権限データなどを取得するためのクエリ(検索項目、検索キー、抽出キーなど)を定義し、処理権限データ管理サーバ10に送信する機能を有する。なお、ユーザ端末31〜3Nが備えるRAMは、組織一覧画面情報や権限設定画面情報などを一時的に記憶する。
本例においては、各ユーザ端末31〜3Nは、中継機20および通信ネットワーク40を介して処理権限データ管理サーバ10と通信し、処理権限データ管理サーバ10から取得した情報を例えば所定のWebアプリケーション(Webブラウザ)などのソフトウェアの機能により表示部に出力する機能を有する。
次に、本例の処理権限管理システム500(以下、システム500と呼ぶ場合がある。)の動作について図面を参照して説明する。なお、本発明に特に関係しない動作や処理については、その内容を省略している場合がある。
図6は、本例のシステム500における処理権限データ管理サーバ10(以下、サーバ10と呼ぶ場合がある。)とユーザ端末31とが実行する権限データ管理処理の例を示すフローチャートである。権限データ管理処理では、サーバ10とユーザ端末31とが各種情報の送受信を相互に行うことにより、組織体系を定義する処理と、定義されたユーザグループに付与する処理権限を割り当てる処理とが実行される。なお、ここでは、ユーザ端末31のユーザは、システム500にて要求されるログイン条件を満たしており、システム500を利用可能な状況にあるものとする。
権限データ管理処理において、先ず、ユーザ端末31は、組織一覧画面情報をサーバ10に対して要求する(ステップS101)。本例においては、ログイン時の情報(例えばユーザIDなど)をクエリに含めて組織一覧画面情報を要求する構成とする。
サーバ10は、ユーザ端末31から組織一覧画面情報の要求を受け付けると、組織データDB14を参照してユーザ端末31のユーザに対応する組織データを特定し、組織一覧画面情報を生成し、ユーザ端末31に送信する(ステップS102)。
サーバ10から組織一覧画面情報を受信したユーザ端末31は、組織一覧画面情報に基づいて組織一覧画面を表示する(ステップS103)。また、ユーザ端末31は、組織一覧画面情報を自己が備える一時的な記憶媒体(例えばメモリ)に格納する。
図7は、組織一覧画面の例を示す画面図である。図7に示すように、組織一覧画面400は、定義ボタン401と、組織名階層表示領域402と、組織詳細データ表示領域403と、組織設定ボタン404と、指示ボタン405と、指示一覧表示領域406とを含む。
定義ボタン401は、組織定義ボタン401aと権限定義ボタン401bと保存ボタン401cを含む。組織定義ボタン401aが選択されている状態は、組織データを定義している状態であることを示す。権限定義ボタン401bが選択されている状態は、権限データを定義している状態であることを示す。保存ボタン401cが選択されると、組織一覧画面400上にて実行された作業内容が処理権限データ管理サーバ10に送信され、組織データおよび権限データが更新される。なお、定義ボタン401は、組織一覧画面400が表示される以前から表示されており、組織定義ボタン401aが選択されたときに上記ステップS101における組織一覧画面情報の送信要求が実行され、組織一覧画面400を取得することができるように構成されていてもよい。
また、ユーザ端末31は、組織定義ボタン401aまたは権限定義ボタン401bが選択された場合においても、保存ボタン401cが選択された場合と同様に、組織一覧画面400上にて実行された作業内容が処理権限データ管理サーバ10に送信され、組織データおよび権限データが更新される構成とされていてもよい。すなわち、本システムは、最新の情報に基づいて組織体系の設定または処理権限の割り当てが実行されるように構成することができる。
組織名階層表示領域402は、組織名を階層表示する領域である。このような構成によれば、ひと目で組織の体系を把握することができるので、ユーザの視認性が増す。本例では、会社名が最上位に位置する。その次の階層に、各部署が位置する。さらに次の階層に、各部署内における業務内容別に分類した組織が位置する。そして最下層には、業務内容別に分類した組織における各グループが位置する。
組織詳細データ表示領域403は、階層表示されている組織ごとの詳細なデータを一覧表示する領域である。組織詳細データ表示領域403には、各組織に対して業務項目が対応する表が表示されている。ユーザは、業務項目のマス目に対して選択入力操作を行うことが可能である。なお、本例の組織詳細データ表示領域403は、組織名階層表示領域402にて表示される組織名と同じ高さ位置に当該組織を示す行が形成される構成としている。このような構成によれば、ユーザの視認性が増すこととなり、処理権限を定義するための組織体系をより簡単な処理により設定することができるようになる。
組織設定ボタン404は、組織を追加するときにユーザが選択するボタンである。組織設定ボタン404は、「上に移動」、「下に移動」、「並列に挿入」、「下位に挿入」、「コピーする」、および「削除」などの各種ボタンを含む。「上に移動」および「下に移動」を選択すると、指定する組織を選択に合わせて変更することができる。組織が指定されている状態で、「並列に挿入」が選択されると、同じ階層に新たな組織を追加し、「下位に挿入」が選択されると1つ下の階層に新たな組織を追加する。このときユーザによる組織名などの各種情報の入力を受け付けるが、各種情報の入力については、組織一覧画面400上にて実行されてもよいし、他の画面により実行されてもよい。なお、組織指定のための上下への移動は、直接表示されている組織を選択することにより行うことができるように構成されていてもよい。
指示ボタン405は、指定されている組織に指示を与えるためのボタンであり、組織一覧画面400にて指定されている組織に対して指示一覧領域406にて指定された業務プロセスを含ませることができる。
指示一覧領域406は、全組織に共通する業務プロセスの一覧を表示するための領域である。
組織一覧画面を表示すると、ユーザ端末31は、組織一覧画面上処理を実行する(ステップS200)。
図8は、ユーザ端末31において実行される組織一覧画面上処理の例を示すフローチャートである。組織一覧画面上処理では、組織一覧画面400に対して行われた各種操作入力に応じて、組織体系の設定などの各種処理が実行される。
組織一覧画面上処理において、先ず、ユーザ端末31は、ユーザから組織指定入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS201)。具体的には、ユーザ端末31は、組織一覧画面400の組織詳細データ表示領域403における行の選択を受け付けたか否かを判定する。
組織指定入力を受け付けていないと判定したとき(ステップS201のN)には、ユーザ端末31は、組織変更操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS203)。
一方で、組織指定入力を受け付けたと判定したとき(ステップS201のY)には、ユーザ端末31は、組織詳細データ表示領域403において、指定されている組織の行(以下、指定組織と呼ぶ場合がある。)の表示態様を変更する(ステップS202)。表示態様の変更には、指定組織と他の組織との色を変更する、またはへこんだ印象を与えるようなグラフィカルユーザインタフェースを用いるなど様々な演出を用いることができる。また、ユーザ端末31は、組織詳細データ表示領域403における行に対応する組織名階層表示領域402の組織も併せて表示態様を変更する。
なお、ユーザ端末31は、組織が指定されることにより、後述する組織変更処理、業務項目変更処理、指示処理に移行するための各種ボタンや、権限データを要求操作のための権限定義ボタン401bを選択可能な状態にする構成とされていてもよい。
指定組織の表示態様を変更すると、ユーザ端末31は、ユーザから組織の変更操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS203)。具体的には、ユーザが組織設定ボタン404(特に、「並列に挿入」、「下位に挿入」、「コピーする」または「削除」として表示されるボタン)の選択操作を行ったか否かを判定する。
変更操作を受けたとき(ステップS203のY)には、ユーザ端末31は、組織変更処理を実行する(ステップS204)。本例では、表示態様の変更処理と、組織一覧画面情報の更新処理とが実行される。具体的には、選択されたボタンに応じた組織体系の変更が実行される。例えば、「並列に挿入」というボタンが選択された場合には、指定組織と並列な階層に新たな行を追加し、併せて、組織名階層表示領域402に新たな組織名を追加した組織階層を表示する。
変更操作を受け付けていないと判定したとき(ステップS203のN)には、ユーザ端末31は、業務項目に対する選択変更操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS205)。受け付けていないと判定したとき(ステップS205のN)には、ユーザ端末31は、ユーザにより指示ボタン405が選択されたか否かを判定する(ステップS207)。
一方で、業務項目に対する選択変更操作を受け付けたと判定したとき(ステップS205のY)には、ユーザ端末31は、業務項目変更処理を実行する(ステップS206)。本例では、表示態様の変更処理と、組織一覧画面情報の更新処理とが実行される。具体的には、選択済みの業務項目は丸印を表示し、選択されていない業務項目は空白として表示する。このように表示することで、選択済みであるか否かの区別をつけることができるように構成されている。
業務項目の表示態様を変更すると、ユーザ端末31は、ユーザから指示ボタン405が選択されたか否かを判定する(ステップS207)。
指示ボタン405が選択されていないと判定したとき(ステップS207のN)には、ユーザ端末31は、保存操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS209)。
一方で、指示ボタン405が選択されたと判定したとき(ステップS207のY)には、ユーザ端末31は、指示情報取得処理を実行する(ステップS208)。ユーザ端末31が実行する指示情報取得処理では、サーバ10に対して指示一覧画面を要求し、サーバ10から送信される指示一覧画面を受信して組織一覧画面400の指示一覧領域406に表示する処理が実行される。
指定一覧画面を表示すると、ユーザ端末31は、保存操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS209)。具体的には、ユーザ端末31は、ユーザから保存ボタン401cの選択操作を受け付けた否かを判定する。
保存操作を受け付けていないと判定したとき(ステップS209のN)には、ユーザ端末31は、権限定義要求操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS211)。
一方で、保存操作を受け付けたと判定したとき(ステップS209のY)には、ユーザ端末31は、組織一覧画面400上にて行われた設定変更情報をサーバ10に送信する(ステップS210)。なお、設定変更情報を受信したサーバ10では、初期提案処理が実行される(300)。サーバ10にて実行される初期提案処理については、後で詳しく説明する。
設定変更情報をサーバ10に送信すると、ユーザ端末31は、権限定義要求操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS211)。具体的には、ユーザ端末31は、指定組織の処理権限を割り当てるための権限設定ボタン401bに対する選択操作を受け付けたか否かを判定する。
権限定義要求操作を受け付けていないと判定したとき(ステップS211のN)には、ユーザ端末31は、ステップS201に移行し、組織の指定操作を受け付けたか否かを判定する。
一方で、権限定義要求操作を受け付けたと判定したとき(ステップS211のY)には、ユーザ端末31は、組織一覧画面上処理を終了する。
ここで、ユーザ端末31が組織一覧画面400上にて行われた設定変更情報をサーバ10に送信することにより、サーバ10で実行される初期提案処理について詳しく説明する。
図9は、初期提案処理の例を示すフローチャートである。初期提案処理では、新しく業務項目が追加されたときに、特定の業務プロセスに自動的に処理権限を付与する処理が実行される。
初期提案処理において、サーバ10は、ユーザ端末31から送信されてきた組織IDを含む設定変更情報と、自己の組織データDB14に格納する組織データとに基づいて、新しく追加されている業務項目が存在するか否かを判定する(ステップS301)。
新規に追加されている業務項目が存在しないと判定したとき(ステップS301のN)には、サーバ10は、初期提案処理を終了し、権限データ管理処理に移行する。
一方で、新規に追加されている業務項目が存在すると判定したとき(ステップS301のY)には、サーバ10は、新規に追加されている業務項目と業務項目関連テーブルとを参照して、自動的に処理権限を付与する業務プロセスを特定する(ステップS302)。
自動的に処理権限を付与する業務プロセスを特定すると、サーバ10は、特定した業務プロセスに処理権限を付与して権限データを更新する(ステップS303)。
権限データを更新すると、サーバ10は、初期提案処理を終了し、権限データ管理処理に移行する。
権限データ管理処理に戻ると、ステップS211にて権限定義要求操作を受け付けたユーザ端末31は、権限データをサーバ10に要求する(ステップS104)。具体的には、ユーザ端末31は、サーバ10に対して組織IDをクエリに含めて権限設定画面情報の送信要求を行う。
権限設定画面情報の送信要求を受信したサーバ10は、提示された組織IDと権限データDB16とを参照して、当該組織IDに対応する権限データを特定する(ステップS105)。
権限データを特定すると、サーバ10は、特定した権限データを含む権限設定画面情報を生成する(ステップS106)。
権限設定画面情報を生成すると、サーバ10は、生成した権限設定画面情報をユーザ端末31に送信する(ステップS107)。
ユーザ端末31は、権限設定画面情報を受信すると、受信した権限設定画面情報に基づいて権限設定画面1000を表示する(ステップS108)。なお、権限設定画面情報は、ユーザ端末31が備えるメモリなどの記憶装置に一時的に記憶される。
図10は、権限設定画面1000の例を示す画面図である。図10に示すように、権限設定画面1000は、定義ボタン1001と、ユーザグループ表示領域1002と、詳細表示ボタン1003と、権限詳細表示領域1004とを含む。
定義ボタン1001は、組織定義ボタン1001aと権限定義ボタン1001bと保存ボタン1001cとを含む。組織定義ボタン1001aが選択されている状態は、組織データを定義している状態であることを示す。権限定義ボタン1001bが選択されている状態は、権限データを定義している状態であることを示す。保存ボタン1001cが選択されると、組織一覧画面1000上にて実行された作業内容がサーバ10に送信され、組織データおよび権限データが更新される。
ユーザグループ表示領域1002は、指定組織に含まれるユーザグループを一覧表示する領域である。例えば、図3に示すように、「営業1」という組織は「受注登録ユーザ」、および「発注登録ユーザ」というユーザグループを含むので、これらのユーザグループがそれぞれのユーザグループIDとともに一覧表示される。
詳細表示ボタン1003は、指定されたユーザグループ(以下、指定ユーザグループと呼ぶ場合がある。)の詳細な権限付与状況を表示する操作のために用いられるボタンである。
権限詳細表示領域1004は、各親業務プロセスの権限付与状況を表示する領域であり、詳細表示ボタン1003に対する選択操作を受け付けたときに各業務プロセスの詳細な情報が表示される。
図11は、権限設定画面上処理の例を示すフローチャートである。権限設定画面上処理では、ユーザ端末31の管理者による各種操作に応じて処理権限を付与する処理が実行される。
権限設定画面上処理において、先ず、ユーザ端末31は、ユーザからユーザグループ指定入力を受け付ける(ステップS401)。具体的には、ユーザ端末31は、権限設定画面1000のユーザグループ表示領域1002における行の選択を受け付ける。
ユーザグループ指定入力を受け付けると、ユーザ端末31は、指定されているユーザグループの行の表示態様を変更する(ステップS402)。
表示態様を変更すると、ユーザ端末31は、詳細表示ボタン1003の選択を受け付ける(ステップS403)。
詳細表示ボタン1003の選択を受け付けると、ユーザ端末31は、権限設定画面情報に含まれる権限データに基づいて、各業務プロセスの権限に関する詳細な情報を権限詳細情報表示領域1004に表示する(ステップS404)。なお、本例では、権限設定画面1000上にてユーザグループの指定を受け付けるステップと指定されたユーザグループについての権限データを表示するステップとを含む構成としているが、システム500は、組織一覧画面400にてユーザグループを表示し、ステップS101で組織の指定を受け付ける代わりにユーザグループの指定を受け付けることにより、権限設定画面1000上にてユーザグループの指定を受け付けるステップと指定されたユーザグループについての権限データを表示するステップと経ることなく、権限詳細情報表示領域1004を表示する構成としてもよい。
図12は、権限詳細情報表示領域1004に各業務プロセスの詳細な情報を表示した権限設定画面1000の例を示す画面図である。
図12に示すように、本例の権限詳細表示領域1004では、権利が付与されているか否かに関わらず複数の親業務プロセスが並べて表示される。本例の親業務プロセスは、各親業務プロセスごとに独立したユーザインターフェースとして形成されており、各親業務プロセスに含まれる子業務プロセスがスクロール可能に一覧表示される。
親業務プロセスは、「PJ・製造指図割当」と、「画面権限設定」と、「販売プロセス」と、「購買プロセス」と、「在庫プロセス」と、「生産プロセス」と、「会計プロセスデータ」を含む。
まず、「PJ・製造指図割当」を例にして権限詳細表示領域1004に表示される一群の業務プロセスについて説明を行う。「PJ・製造指図割当」にて表示される表示項目は、「区分」と、「全コード」と、「コード(FROM)」と、「名称(FROM)」と、「コード(TO)」と、「名称(TO)」と、「処理」と、「権限」とを含む。
ここで、「区分」とは、登録されている情報がプロジェクトについての情報であるか、または製造指図についての情報であるかを示す項目である。
ここで、「全コード」とは、全てのプロジェクトおよび製造指図について一括で処理権限を付与するための項目である。すなわち、ユーザは、「全コード」に対応する領域に対して所定の操作(例えば、クリック操作など)を行うことにより、プロジェクトおよび製造指図に含まれるすべての業務プロセスについて処理権限を付与することができる。
ここで、「コード(FROM)」および「コード(TO)」とは、その間のプロジェクトや製造指図の権限を規定していることを意味する項目である。すなわち、「コード(FROM)」が「1001」であり、「コード(TO)」が「1007」である場合には、1001から1007までのプロジェクトまたは製造指図について処理権限を規定することを意味する。また、「名称(FROM)」および「名称(TO)」は、それぞれの名称を示す項目である。なお、本例では、ユーザからチェック操作を受け付けた欄は、「レ」で示す構成としている。
ここで、「処理」とは、処理の内容を示す項目である。例えば、「登録」という項目が表示されている行であれば、その行は、登録処理についての処理権限について規定していることを示す。
ここで、「権限」とは、処理権限が付与されているか否かを規定する項目である。処理権限の欄中のチェック印は、処理権限が付与されていることを示す。本システム500では、ユーザが直接に権限部分に所定の操作を行う場合のほか、初期設定処理が実行されたとき、または全コードの選択を受けたときなどに、権限にチェックが入るように構成される。
次に、「画面権限設定」を例にして権限詳細表示領域1004に表示される一群の業務プロセスについて説明を行う。「画面権限設定」にて表示される表示項目は、「画面ID」と、「画面名」と、「キューブID」と、「キューブ名」と、「全組織」と、「組織(FROM)」と、「組織名(FROM)」と、「組織(TO)」と、「組織名(TO)」と、「処理」と、「権限」とを含む。
ここで、「全組織」とは、チェックが付いた業務プロセスと同一の業務プロセスであって、他の組織の同一の業務プロセスであって同一の処理内容について権限を付与するための項目である。すなわち、図12を例にすると、「画面権限設定」という業務プロセスにおいて、「在庫一覧」の「照会画面」を「照会」する処理については「全組織」にチェックがされているので、他の組織の「在庫一覧」の「照会画面」を「照会」する処理についても「受注登録ユーザ」に権限が付与されることとなる。このような構成によれば、所定の範囲については一括で処理権限の付与設定が可能となるため、全ての組織に対して入力しなければならないという煩雑さを回避することができるようになる。
ここで、「組織(FROM)」および「組織(TO)」とは、その間の組織を規定していることを意味する項目である。すなわち、「組織(FROM)」が「営業1」であり、「組織(TO)」が「営業5」である場合には、営業1から営業5までの組織に対する処理権限をユーザグループに付与することを意味する。具体的に言えば、ユーザグループXの販売プロセスにおける受注照会処理について定義する部分において「組織(FROM)」に「営業1」が入力され、「組織(TO)」に「営業5」が入力されている場合を例にすると、営業1から営業5までの組織に対する受注の照会処理についての権限がユーザグループXに割り当てられることとなる。また、「組織名(FROM)」および「組織名(TO)」は、それぞれの組織の名称を示す項目である。また、ここで「組織(FROM)」および「組織(TO)」に組織IDが入力されると、入力されたことを示す自動権限付与情報が設定変更情報に対応付けされる。
権限詳細情報を表示すると、ユーザ端末31は、権限詳細情報表示領域1004に対するユーザからの入力操作を受け付ける(ステップS405)。ここでの入力操作は、例えば、「全コード」や「全組織」に対するチェック操作や、名称の入力操作などを含む。
入力操作を受け付けると、ユーザ端末31は、記憶する権限設定画面情報に入力内容を反映し、反映した権限設定画面情報に基づいて各業務プロセスの権限に関する詳細な情報を表示する(ステップS406)。PJ・製造指図割当において全コードが選択された場合を例にすると、ユーザ端末31は、PJ・製造指図割当に属する子業務プロセス全ての処理権限にチェックを入れて表示する。
入力内容を反映・表示すると、ユーザ端末31は、保存操作を受け付ける(ステップS407)。すなわち、ユーザ端末31は、保存ボタン1001cに対する選択操作を受け付ける。
保存操作を受け付けると、ユーザ端末31は、最新の権限設定情報である設定変更情報をサーバ10に対して送信する(ステップS408)。すなわち、ユーザ端末31は、変更された権限設定画面情報をサーバ10に送信する。
設定変更情報をサーバ10に送信すると、ユーザ端末31は、権限設定画面上処理を終了するか否かを判定する(ステップS409)。
権限設定画面上処理を終了しない判定したとき(ステップS409のN)には、ユーザ端末31は、ステップS405に移行し、再度ユーザの入力操作を受け付ける。
一方で、権限設定画面上処理を終了すると判定したとき(ステップS409のY)には、権限設定画面上処理を終了し、ユーザ端末31は権限データ管理処理を終了する。
一方、サーバ10は、権限設定画面上処理にて、最新の権限設定画面情報である設定変更情報を受信し、受信した設定変更情報に基づいて権限データを更新する(ステップS109)。
権限データを更新すると、サーバ10は、自動権限付与処理を実行する(ステップS110)。自動権限付与処理は、所定の条件のもと、1の入力操作に対して複数のユーザグループに権限付与を行う処理である。具体的には、自動権限付与処理は、「組織(FROM)」および「組織(TO)」に、組織(またはユーザグループ)が入力されたときに、その間の組織(またはユーザグループ)に対して、同一の業務プロセスおよび同一の処理内容についての処理権限を自動的に付与する処理が実行される。
自動権限付与処理においては、先ず、サーバ10は、権限データを参照して、更新された権限データにおいて、自動権限付与情報が新しく追加されたか否かを判定する。全組織情報が新しく追加されたと判定したときには、サーバ10は、設定変更情報を参照して、当該自動権限付与情報に対応する組織(または、ユーザグループ)を特定する。組織(または、ユーザグループ)を特定すると、サーバ10は、特定した組織(または、ユーザグループ)に対して自動権限付与情報が追加されている業務プロセスと同一の業務プロセスについての処理権限を付与するように権限データを更新する。
以上に説明したように、上述した実施の形態における処理権限データ管理サーバ10は、ERPが稼動するサーバであって、各組織(例えば、各ユーザグループまたは各組織)に割り当てられた処理権限に関するデータを管理するデータ管理サーバであって、組織を一意に特定可能なID情報と、業務プロセスと、当該業務プロセスに対応する処理権限とを含む権限データを記憶する権限データDB16を備え、ユーザが使用するユーザ端末31からの要求に応じて組織を一覧表示する組織一覧画面400を提供し、組織一覧画面400にて指定された組織をユーザ端末31から受信し、指定された組織に対応する権限データを特定し、特定した権限データに基づいて、指定された組織に対応する業務プロセスと、当該業務プロセスそれぞれに対応する処理権限とを一覧表示する権限設定画面1000を提供し、権限設定画面1000にて設定変更された処理権限に関する設定変更情報をユーザ端末31から受信し、受信した処理権限に関する設定変更情報に基づいて権限データを更新する構成としているので、処理権限に関する情報を管理する業務システム(ERPシステム)において、ユーザが希望する処理権限の割り当てを簡単な処理により実現することができるようになる。
すなわち、ユーザは、組織が一覧表示されている画面(例えば、組織一覧画面400)から組織を選択し、選択に応じて表示される各業務プロセスと、当該各業務プロセスそれぞれに対応する処理権限を一覧表示する画面(例えば、権限設定画面1000)を操作することにより処理権限の割り当てを行うことができる。したがって、ユーザが希望する処理権限の割り当てを簡単な処理により実現することができるようになる。
また、上述した実施の形態における処理権限データ管理サーバ10は、各組織の情報を示す組織データを記憶する組織データDB14を備え、組織一覧画面400には、組織体系を含む組織詳細情報の変更を選択する組織体系変更選択領域が設けられており、組織一覧画面400にて設定変更された組織詳細情報に関する設定変更情報をユーザ端末41から受信して受け付け、受け付けた組織詳細情報に関する設定変更情報に基づいて組織データを更新する構成としている。このような構成によれば、簡単な処理により組織体系の追加変更を行うことができるようになる。
また、上述した実施の形態における処理権限データ管理サーバ10は、組織に定義される業務項目と、自動的に処理権限を付与する業務プロセスとが対応付けされる業務項目関連テーブルを記憶する業務項目関連テーブル記憶部15を備え、ユーザ端末31より送信される情報に基づいて、組織に定義される業務項目が新たに追加されたか否かを判定し、業務項目が新たに追加されたと判定された場合に、業務項目関連テーブルを参照して、処理権限を付与する業務プロセスを特定し、特定した業務プロセスに対して処理権限を付与して権限データを更新する構成としている。このような構成によれば、新しく業務項目が追加された組織や、新しく追加された組織については、関係性が深い業務プロセスについて自動的かつ適切に処理権限を付与することができるようになるため、より簡単な処理により処理権限の管理を実現することができるようになる。
また、上述した実施の形態における組織一覧画面400には、組織名を階層表示する組織名階層表示領域402と、階層表示されている組織ごとの詳細なデータを一覧表示する組織詳細データ表示領域403とが設けられ、組織詳細データ表示領域403により組織の表示される詳細なデータは、組織階層表示領域402により階層表示されている組織と同じ高さ位置に表示される構成としている。このような構成によれば、各組織の関係をひと目で把握することができるようになるため、ユーザの利便性が向上する。
また、上述した実施の形態における権限設定画面1000には、各業務プロセスごとに独立したユーザインターフェースで権限詳細情報を表示し、ユーザからの選択操作を受け付ける権限詳細表示領域1004を含む構成としている。このような構成によれば、業務プロセス単位で切り分けができるようになるため、簡単な処理により処理権限の管理を実現することができるようになる。
また、上述した実施の形態における権限設定画面1000には、独立したユーザインターフェースの単位内にて、全ての処理権限を一括設定する操作を選択する一括設定領域が設けられている構成としている。このような構成によれば、一定の関連性を有することとなった業務プロセス単位で、処理権限を一括設定することができるようになるため、より簡単な処理により処理権限の管理を実現することができるようになる。
また、上述した実施の形態における処理権限データ管理サーバ10は、更新した権限データにおいて、複数の組織に権限を付与することを規定する自動権限付与情報が新しく追加されたか否かを判定し、自動権限付与情報が新しく追加されたと判定されたときに、当該自動権限付与情報に対応する組織を特定し、特定した組織に対して所定の業務プロセスについての処理権限を付与するように権限データを更新する構成としている。このような構成によれば、特定の組織についての処理権限を割り当てる作業の流れの中で、全組織に跨って処理権限が付与されるべき業務プロセスについて、全組織に処理権限を付与することができるようになる。したがって、特定の組織についての処理権限の割り当て作業の最中であっても、煩雑な処理権限の割り当て作業を必要とすることなく所定の範囲について一括で処理権限の付与設定が可能となるため、必要とする全ての組織に対して入力しなければならないという煩雑さを回避することができるようになる。
本発明によれば、組織に関する情報を定義したデータと、各組織に付与する権限を定義したデータとを管理する業務システム(ERPシステム)において、ユーザの操作に応じて各組織に対して処理権限を付与するのに有用である。
10 処理権限データ管理サーバ
20 中継機
31〜3N ユーザ端末
40 通信ネットワーク
51 通信ネットワーク
100 統合基幹業務システム
110 基幹業務サーバ
120 DWHサーバ
500 処理権限管理システム

Claims (7)

  1. ERPが稼動するサーバであり、各組織に割り当てられた処理権限に関するデータを管理するデータ管理サーバであって、
    組織を一意に特定可能なID情報と、業務プロセスと、当該業務プロセスに対応する処理権限とを含む権限データを記憶する権限データ記憶手段と、
    ユーザが使用するユーザ端末からの要求に応じて組織を一覧表示する組織一覧画面を提供する組織一覧画面提供手段と、
    前記組織一覧画面にて指定された組織を前記ユーザ端末から受信して受け付ける組織受付手段と、
    前記指定された組織に対応する前記権限データを特定する権限データ特定手段と、
    特定された前記権限データに基づいて、前記指定された組織に対応する前記業務プロセスと、当該業務プロセスそれぞれに対応する処理権限とを一覧表示する権限設定画面を提供する権限設定画面提供手段と、
    前記権限設定画面にて設定変更された前記処理権限に関する設定変更情報を前記ユーザ端末から受信して受け付ける設定変更情報受付手段と、
    受け付けられた前記処理権限に関する設定変更情報に基づいて前記権限データを更新するデータ更新手段とを含み、
    前記組織一覧画面には、組織名を階層表示する組織名階層表示領域と、階層表示されている組織ごとの詳細なデータを一覧表示する組織詳細データ表示領域とが設けられ、
    前記組織詳細データ表示領域には、前記組織名階層表示領域にて表示される組織名と同じ高さ位置に、当該組織名にて示される組織の詳細なデータが表示される
    ことを特徴とするデータ管理サーバ。
  2. 各組織の情報を示す組織データを記憶する組織データ記憶手段を含み、
    前記組織一覧画面には、組織体系を含む組織詳細情報の変更を選択する組織体系変更選択領域が設けられており、
    前記設定変更情報受付手段は、さらに、前記組織一覧画面にて設定変更された前記組織詳細情報に関する設定変更情報を前記ユーザ端末から受信して受け付け、
    前記データ更新手段は、さらに、受け付けた前記組織詳細情報に関する設定変更情報に基づいて前記組織データを更新する
    請求項1記載のデータ管理サーバ。
  3. 組織に定義される業務項目と、自動的に処理権限を付与する業務プロセスとが対応付けされる業務項目関連テーブルを記憶する業務項目関連テーブル記憶手段と、
    前記ユーザ端末より送信される情報に基づいて、前記組織に定義される業務項目が新たに追加されたか否かを判定する判定手段とを含み、
    前記データ更新手段は、さらに、業務項目が新たに追加されたと判定された場合に、前記業務項目関連テーブルを参照して、処理権限を付与する業務プロセスを特定し、特定した業務プロセスに対して処理権限を付与して前記権限データを更新する
    請求項1または請求項2記載のデータ管理サーバ。
  4. 前記権限設定画面には、各業務プロセスごとに独立したユーザインターフェースで権限詳細情報を表示し、ユーザからの選択操作を受け付ける権限詳細表示領域を含む
    請求項1から請求項のうち何れかに記載のデータ管理サーバ。
  5. 前記権限設定画面には、前記独立したユーザインターフェースの単位内にて、全ての処理権限を一括設定する操作を選択する一括設定領域が設けられている
    請求項記載のデータ管理サーバ。
  6. 前記データ更新手段により更新された権限データにおいて、複数の組織に権限を付与することを規定する自動権限付与情報が新しく追加されたか否かを判定する自動権限付与情報追加判定手段を含み、
    前記データ更新手段は、さらに、自動権限付与情報が新しく追加されたと判定されたときに、当該自動権限付与情報に対応する組織を特定し、特定した組織に対して所定の業務プロセスについての処理権限を付与するように権限データを更新する
    請求項1から請求項のうち何れかに記載のデータ管理サーバ。
  7. ERPを稼動させ、各組織に割り当てられた処理権限に関するデータを管理する処理をデータ管理サーバに実行させるデータ管理プログラムであって、
    組織を一意に特定可能なID情報と、業務プロセスと、当該業務プロセスに対応する処理権限とを含む権限データを記憶する権限データ記憶手段を備えた前記データ管理サーバに、
    ユーザが使用するユーザ端末からの要求に応じて組織を一覧表示する画面であって、組織名を階層表示する組織名階層表示領域と、階層表示されている組織ごとの詳細なデータを一覧表示する組織詳細データ表示領域とが設けられているとともに、前記組織詳細データ表示領域において前記組織名階層表示領域にて表示される組織名と同じ高さ位置に当該組織名にて示される組織の詳細なデータが表示される組織一覧画面を提供する組織一覧画面提供処理と、
    前記組織一覧画面にて指定された組織を前記ユーザ端末から受信して受け付ける組織受付処理と、
    前記権限データ記憶手段を参照して、前記指定された組織に対応する前記権限データを特定する権限データ特定処理と、
    特定した前記権限データに基づいて、前記指定された組織に対応する前記業務プロセスと、当該業務プロセスそれぞれに対応する処理権限とを一覧表示する権限設定画面を提供する権限設定画面提供処理と、
    前記権限設定画面にて設定変更された前記処理権限に関する設定変更情報を前記ユーザ端末から受信して受け付ける設定変更情報受付処理と、
    受け付けた前記処理権限に関する設定変更情報に基づいて前記権限データを更新するデータ更新処理とを
    実行させるためのデータ管理プログラム。
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