JP5575848B2 - 乗客コンベア - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、乗客コンベアに関する。
現行のエスカレーター等の乗客コンベアにおいては、乗客コンベアのトラスに設けた上階支承部及び下階支承部をそれぞれ、建屋側の受け梁に掛けることで乗客コンベアが支えられている。下階支承部は一般的に溶接で建屋側の受け梁に固定されており、それに対して上階支承部は建屋側の受け梁に非固定となっているが、これに限られるものではない。下階支承部を建屋側の受け梁に固定する理由は、万が一、上階支承部が建屋の梁から外れても、下階支承部を中心とし、上階支承部までの距離を半径とする円周方向に上階支承部が落下するので、上階支承部が建屋に引っ掛かってそれ以上落下しない場合が多く、その場合には乗客コンベアの落下を最小限に食い止めることができることにある。また、支承部の一方を建屋側の受け梁に非固定にする理由は、乗客コンベアを架け渡した建屋の間隔に広狭の変化が若干あった場合に、非固定側の支承部が建屋側の受け梁上を移動して建屋間の広狭の変化を吸収することにより、乗客コンベアや建屋の受け梁が破損するのを防止できることにある。
非固定側の支承部が建屋側の受け梁に掛けられる掛かり代は、通常150mm程度が確保されている。そこで、地震が起こった場合に、非固定側の支承部が本来の位置から移動してしまうと、現状では支承部が床に隠れているため、非固定側の支承部が移動した状態を確認することができなかった。
本発明が解決しようとする課題は、上記の非固定側の支承部が移動した場合に、その移動距離が掛かり代の許容距離以上に短くなれば、容易に確認できる乗客コンベアを提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る乗客コンベアは、上記の目的を達成するため、建屋の受け梁に掛ける支承部のうちの非固定側の支承部において、非固定側支承部と受け梁との掛かり代の設定距離と非固定側支承部の移動が許容できる掛かり代の許容距離との間にセンサを内蔵し、センサからの応答信号により非固定側支承部の受け梁に対する移動距離が前記許容距離に近づいたことを検知する構造を備えたことを特徴とする。
エスカレーター全体の概略側面図である。 上階支承部の拡大図である。 実施例1に係るエスカレーターの据付時における掛かり代の状態にある模式側面図である。 実施例1に係るエスカレーターの掛かり代の正常な状態にある模式側面図である。 実施例1に係るエスカレーターの掛かり代の許容距離が短くなった状態を示す模式側面図である。 実施例2に係るエスカレーターの掛かり代の正常な状態にある模式平面図である。 実施例2に係るエスカレーターの掛かり代の許容距離が短くなった状態を示す模式平面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る乗客コンベアについて、図面を参照して説明する。なお、本実施の形態は、エスカレーターを例にして説明するが、動く歩道等の乗客コンベアに対しても適用できるものである。
本発明の実施の形態に係るエスカレーターEは、図1に示すように、建屋の上階Aと下階Bとの間に架け渡して据え付けられるトラス1と、チェーン(図示せず)により無端状に連結されて循環移動する複数の踏段3と、踏段3を循環移動させる踏段駆動機構(図示せず)と、踏段3の両側に配設される一対の欄干4と、欄干4に巻き掛けられて循環移動する手摺ベルト5とを有している。図中のA1は建屋の上階A側の床であり、B1は建屋の下階B側の床であり、6はエスカレーターEの乗降口に敷設された乗降板である。
トラス1の上階側端部には上階側支承部1aが設けられ、トラス1の下階側端部には下階側支承部1bが設けられている。上階側支承部1aは、図2に示すように、建屋の上階側の受け梁10aに支承され、建屋の震動がトラス1に直接伝わらない構造、例えば、建屋の受け梁10aの上に上階側支承部1aを載置して摺動可能な固定しない(非固定)構造になっている。下階側支承部1bは、建屋に下階側の受け梁10bに支承され、建屋に固定された構造、例えば、建屋の受け梁10bの上に下階側支承部1bを載置して建屋の受け梁10bと下階側支承部1bとをボルト等で固定した構造になっている。
そして、図3に示すように、非固定の上階側支承部1aには、その適当位置に反射式のセンサ7が設けられており、上階側支承部1aが建屋の受け梁10aの上に掛かって支承される上階側支承部1aと受け梁10aとの掛かり代が短くなったときに、その状況が該センサ7により検知することができるようになっている。
すなわち、上階側支承部1aと受け梁10aとの掛かり代について、上階側支承部1aの外側端部aを基点とし、上階側支承部1aが受け梁10aによって十分に支承できる掛かり代長さとして、予め設定された掛かり代設定長さbの位置を決定する。この掛かり代設定長さbは、エスカレーター据付当初の掛かり代長さとなる。次に、上階側支承部1aの移動が許容できる限界、すなわちそれ以上短くなると、上階側支承部1aが受け梁10aによって支承できないおそれがある掛かり代限界長さcの位置を決定する。そして、掛かり代設定長さbと掛かり代限界長さcとの間における上階側支承部1aの適当長さの位置dにセンサ7を設ける。このようにセンサ7を設けると、センサ7からの発信信号が矢符pで示すように受け梁10aによって反射され、この反射信号が応答信号としてセンサ7が受信することになる。
このように構成することにより、図4に示すように、上階側支承部1aが受け梁10aに対して移動した前記基点aからの掛かり代移動長さeが、掛かり代設定長さbの位置とセンサ7を設けた位置dとの間であるときは、センサ7からの発信信号が矢符pで示すように受け梁10aによって反射される。そのため、センサ7は応答信号が有ることを検知する。この検知信号が適宜の確認装置に送信されるようにして、異常がないことを確認できるようにする。
一方、図5に示すように、上階側支承部1aが受け梁10aに対して移動した前記基点aからの掛かり代移動長さeがセンサ7を設けた位置より短くなったときには、センサ7からの発信信号が受け梁10aによって反射されず、矢符pで示すように通過することになる。そのため、センサ7は応答信号が無いことを検知する。この検知信号が適宜の確認装置に送信されるようにして、異常があることを確認できるようにする。
なお、掛かり代限界長さcの位置にセンサ7を設けると、センサ7からの応答信号が無いことを確認装置により確認したときには、上階側支承部1aが受け梁10aによって支承できないおそれがある事態となる。そのため、本実施例のように、センサ7を設けた位置dを、掛かり代限界長さcの位置よりも掛かり代設定長さbの位置側に寄せておく。そうすれば、前記基点aからの掛かり代移動長さeが掛かり代限界長さcの位置に達するまでに、センサ7からの応答信号が無いことを確認装置により確認でき、早期に保守作業ができるので、安全性を向上させる点で望ましい。
本実施例においては、上階側支承部1aを受け梁10aに対して非固定としたが、上階側支承部1aを受け梁10aに対して固定とし、下階側支承部1bを受け梁10bに対して非固定とし、下階側支承部1bに上記のようにセンサ7を設けて、下階側支承部1bの受け梁10bに対して掛かり代の長さを検知できるようにしてもよい。また、本実施例においては、上階側支承部1aに設けた検知器として反射式のセンサ7を採用したが、検知器を設けた位置から受け梁10aが外れたことを検出できる検知器であれば、どのようなものでも採用できる。
以上のように本実施例におけるエスカレーターEを構成したことにより、上階側の支承部1aが移動し、掛かり代移動長さeが掛かり代限界長さcの位置に達するか又は近づけば、容易に確認できるようになる。したがって、早期に保守点検作業が可能となるので、エレベーターの落下防止として効果的である。
実施例2に係る本発明の実施の態様は、実施例1における上階側支承部1aに複数のセンサを幅方向に設けたものである。その余の構成は、実施例1と同様であるので、実施例1の説明を援用する。
本実施例における上階側支承部11aには、図6に示すように、その幅方向に反射式のセンサ17a、17b、17cが設けられている。すなわち、図6において、上下方向が上階側支承部11aの幅方向であり、センサ17aは上部に設けられ、センサ17bは中央に設けられ、センサ17cは下部に設けられている。
上記のように本実施例に係る上階側支承部11aを構成すると、上階側支承部11aが建物側の受け梁10aに対して、図7に示すように、斜めにずれ動いた場合でも、検知することが可能となる。すなわち、図7において、センサ17b及びセンサ17cは受け梁10aと重なる位置にあるため、センサ17b及びセンサ17cからの発信信号が受け梁10aによって反射される。そのため、センサ17b及びセンサ17cは応答信号が有ることを検知する。しかしながら、センサ17aは、受け梁10aから外れた位置にあるため、センサ17aからの発信信号が受け梁10aによって反射されず、通過することになる。そのため、センサ17aは応答信号が無いことを検知することができる。この検知信号が適宜の確認装置に送信されるようにして、異常があることを確認できる。
以上のように本実施例におけるエスカレーターを構成したことにより、上階側の支承部11aが移動し、掛かり代移動長さが掛かり代限界長さの位置に達するか又は近づけば、容易に確認できるようになる。したがって、早期に保守点検作業が可能となるので、エレベーターの落下防止として効果的である。
以上のように、本発明の実施の態様に係る乗客コンベアは、上記の非固定側の支承部が移動した場合に、その移動距離が掛かり代の許容距離に達するか又は近づけば、容易に確認でき、早期に保守点検作業が可能となるので、乗客コンベアの落下防止としての効果が達成できる。
なお、本実施例はエスカレーターについて説明したが、動く歩道等の乗客コンベアに対しても適用できるものである。また、実施の形態は例示であり、発明の範囲は実施の形態に限られるものではない。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
E…………エスカレーター(乗客コンベア)
A…………建屋の上階
A1………建屋の上階側の床
B…………建屋の下階
B1………建屋の下階側の床
1…………トラス
1a………上階側支承部
1b………下階側支承部
3…………踏段
4…………欄干
5…………手摺ベルト
6…………乗降板
7…………センサ(検知器)
10a……建屋の上階側の受け梁
10b……建屋に下階側の受け梁
a…………上階側支承部の外側端部
b…………掛かり代設定長さ
c…………掛かり代限界長さ
d…………センサを設けた位置
e…………掛かり代移動長さ
p…………信号
11a……上階側支承部
17a、17b、17c……センサ

Claims (3)

  1. 建屋に設けた2つの受け梁間に架け渡す乗客コンベアにおいて、
    乗客コンベアには前記受け梁のそれぞれに掛ける支承部を備え、
    前記支承部のうち、一方の支承部は受け梁に対して非固定であり、
    非固定側支承部と受け梁との掛かり代について、非固定側支承部の外側端部を基点として、予め設定された掛かり代設定長さの位置と非固定側支承部の移動が許容できる限界の掛かり代限界長さの位置との間における非固定側支承部の適当長さの位置において、非固定側支承部の内部に検知器を埋め込み
    非固定側支承部が受け梁に対して移動した前記基点からの掛かり代移動長さが検知器を設けた位置より短くなったときに、その状況を検知器からの応答信号の有無により検知する構造を備えた
    ことを特徴とする乗客コンベア。
  2. 検知器が反射式のセンサであって、
    非固定側支承部の受け梁に対する前記基点からの掛かり代移動長さが、掛かり代設定長さの位置とセンサを設けた位置との間であるときはセンサは応答信号を発し、
    非固定側支承部の受け梁に対する前記基点からの掛かり代移動長さが、センサを設けた位置より短くなったときはセンサが応答信号を発しない構成とした
    ことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア。
  3. 検知器を支承部の幅方向に複数設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の乗客コンベア。
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