JP5573612B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5573612B2
JP5573612B2 JP2010250589A JP2010250589A JP5573612B2 JP 5573612 B2 JP5573612 B2 JP 5573612B2 JP 2010250589 A JP2010250589 A JP 2010250589A JP 2010250589 A JP2010250589 A JP 2010250589A JP 5573612 B2 JP5573612 B2 JP 5573612B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
fixing
recording material
recording paper
guide member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010250589A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012103393A (ja
Inventor
利洋 和澄
仁樹 奥野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2010250589A priority Critical patent/JP5573612B2/ja
Priority to US13/289,355 priority patent/US8818250B2/en
Publication of JP2012103393A publication Critical patent/JP2012103393A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5573612B2 publication Critical patent/JP5573612B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2017Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
    • G03G15/2028Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with means for handling the copy material in the fixing nip, e.g. introduction guides, stripping means
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0103Plural electrographic recording members
    • G03G2215/0119Linear arrangement adjacent plural transfer points
    • G03G2215/0122Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to an intermediate transfer belt
    • G03G2215/0135Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to an intermediate transfer belt the linear arrangement being vertical

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、定着部材と加圧部材とにより形成されたニップ部で記録材上のトナー像を定着する定着装置、及び該定着装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの諸機能を備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置においては、原稿に対応した潜像を感光体に形成し、この潜像にトナーを付与することによって顕像化し、この顕像化されたトナー像を記録紙上に転写し、この後、記録紙上に転写されたトナー像を定着して排紙している。
このようにトナー像を定着する定着装置として、ハロゲンヒータ等を内蔵した定着ローラと、定着ローラを加圧する加圧ローラとによって形成されたニップ部で、トナー像が転写された記録紙を挟持・搬送しながら、加熱・加圧する熱ローラ定着方式の定着装置があり、このような定着装置は構成が簡便であるため、広く利用されている。
また、無端状の定着ベルトをハロゲンヒータ等を内蔵した加熱ローラと定着ローラとに張架すると共に、定着ベルトを介して定着ローラを加圧する加圧ローラを有し、定着ベルトと加圧ローラとによって形成されたニップ部で、トナー像が転写された記録紙を挟持・搬送しながら、加熱・加圧するベルト定着方式の定着装置があり、このような定着装置は定着ベルトの熱容量が小さいので、ウオーミングアップタイムが短縮し、省エネになるという利点を有している。
ここで、記録紙上のトナー像のトナーはニップ部を通過する際に加熱されるので、トナーが粘着力を有し、ニップ部を通過した記録紙が定着ローラや定着ベルトの表面に付着して巻き付いて分離せず、ジャムを発生させる虞がある。特に記録紙として、斤量の小さい紙(薄紙)、特に斤量の小さい印刷用コート紙を用いたときは、分離性能がより低下する。
一方、画像形成装置は高速化が進んでおり、これに対応して充分な長さのニップ幅を確保するために定着ローラを大きくすると、定着ニップ出口でのローラ曲率が小さくなるため、分離性能が低下する。
定着部材から記録紙を分離し易くするため、定着部材の表層に離型性の高い耐熱樹脂を用いたり、シリコンオイルなどの離型剤を塗布したり、トナー中に加熱によって溶融し離型剤として機能するワックスを含有させたりといった様々な対策が取られている。しかし、前述したコート紙への画像形成や、カラー画像を形成する複数色のトナーを重ねるためトナー量が増えることによるトナー接着力の増大など、分離性能を低下させる要因が増えており、記録紙を分離する分離手段が必須となっている。
分離手段としては、ニップ部に対する記録紙の排紙側に離型性の良いフッ素樹脂をコーティングした分離爪を設け、その先端部を定着ローラ若しくは定着ベルトの外表面に当接させ、記録紙を定着ローラ等より分離させる方法がある。
ところが、分離爪の先端部が定着ローラ等の表面に当接しているので、定着ローラ等の表面を被覆するフッ素樹脂等から形成された表層に擦り疵が付き、画像にも疵が転写されてしまうという問題がある。特に、カラー画像の場合には光沢画像が要求されるために顕著に顕れる傾向がある。
このような問題に対処するために、ニップ部の出口側に空気を吹き付けて記録紙を定着ローラ等より分離させる技術が開発されている。
この一例として、コンプレッサにより生成された圧縮空気をニップ部にパルス状に噴射することにより、記録紙を定着ローラより分離させる定着装置が知られている(特許文献1参照)。
また、分離爪を設けると共に、ファンにより送風された空気をニップ部に吹き付けて、記録紙を定着ローラより分離させる定着装置が知られている(特許文献2参照)。
特開2005−202043号公報 実開昭63−140571号公報
近年、画像形成装置は単位時間当たりのプリント枚数を増大させる高速化が進んでおり、高速化に対応して記録紙の分離を行うためには、吐出する空気の量を増大させる必要がある。また、記録紙が薄紙の場合には普通紙と比較して分離し難いので、吐出する空気の量をより増大させる必要がある。
一方、記録紙を分離させるために空気をニップ部近傍の定着ローラに向けて吹き付けるので、その空気は定着ローラを加圧する加圧ローラに向けて跳ね返り、更に加圧ローラで跳ね返るので、ニップ部出口側で空気の渦流が発生する。空気の渦流が発生すると、定着後に排出された記録紙は非定着面側から定着面側に吸い上げられる力を受ける。
なお、記録紙の定着面とは直前の定着装置でトナー像が定着された紙面を意味し、非定着面とはその裏面を意味する。
また、記録紙の定着面側及び非定着面側には記録紙を案内する案内板が配置されている。このため、記録紙が吸い上げられると、定着面側の案内板に激しく圧接し、そこで折れ曲がって非定着面側の案内板に更に圧接し、再び折れ曲がって定着面側の案内板に圧接するといった状態を繰り返す。即ち、記録紙が上下に波打ってばたつくといった現象が生ずる。
このように記録紙の定着面が案内板に激しく圧接すると、定着後のトナー像に疵が付いて画像不良となる虞がある。また、場合によっては塗工層に折り目が生ずるなどして記録紙が変形することもある。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、空気を吹き付けて記録紙の分離を行う場合に、高速化や薄紙に対応して空気量を増大させても、定着後に排出された記録紙に波打ちが生じて画像不良となることがないように構成した定着装置及び該定着装置を備えた画像投影装置を提案することを発明の目的とする。
なお、特許文献1,2においては、空気を吹き付けて分離を行うが、空気の渦流の発生という課題が記載されておらず、まして、その解決手段について記載されていない。
上記目的は下記に記載した発明により達成される。
1.加熱された定着部材と該定着部材に対して加圧する加圧部材とにより形成されたニップ部で記録材上のトナー像を定着する定着装置において、
空気を吐出して前記記録材に対して吹き付け、該記録材を前記定着部材から分離させる空気吐出手段と、
前記ニップ部から排出される前記記録材の定着面の側に設けられ前記記録材を案内する第1案内部材と、
前記ニップ部から排出される前記記録材の非定着面の側に設けられ前記記録材を案内すると共に、前記加圧部材に対して所定の間隙を有する第2案内部材と、
前記間隙に設けられ、前記記録材を前記加圧部材より分離させる分離爪と、
前記第2案内部材における前記第1案内部材に対する反対側の位置に設けられ、前記間隙より空気を吸引し、前記記録材を前記第2案内部材に引き付ける空気吸引手段と、
を備えたことを特徴とする定着装置。
2.前記分離爪は、前記加圧部材の軸方向に間隔を空けて複数個設けられ、前記空気吸引手段は、隣接する前記分離爪の間から空気を吸引することを特徴とする前記1に記載の定着装置。
3.前記空気吐出手段における前記第1案内部材に対する反対側の位置に、コンプレッサで高圧に生成された空気を吐出する第2の空気吐出手段を備えたことを特徴とする前記1又は前記2に記載の定着装置。
4.加熱された定着部材と該定着部材に対して加圧する加圧部材とにより形成されたニップ部で記録材上のトナー像を定着する定着装置において、
空気を吐出して前記記録材に対して吹き付け、該記録材を前記定着部材から分離させる空気吐出手段と、
前記ニップ部から排出される前記記録材の定着面の側に設けられ前記記録材を案内する第1案内部材と、
前記ニップ部から排出される前記記録材の非定着面の側に設けられ前記記録材を案内すると共に、前記加圧部材に対して所定の間隙を有する第2案内部材と、
前記空気吐出手段における前記第1案内部材に対する反対側の位置に、コンプレッサで高圧に生成された空気を吐出する第2の空気吐出手段と、
前記第2案内部材における前記第1案内部材に対する反対側の位置に設けられ、前記間隙より空気を吸引し、前記記録材を前記第2案内部材に引き付ける空気吸引手段と、
を備えたことを特徴とする定着装置。
5.前記記録材を前記加圧部材より分離する分離爪を備えたことを特徴とする前記4に記載の定着装置。
6.前記空気吐出手段は、ファンにより送風された空気を吐出することを特徴とする前記1〜5の何れか1項に記載の定着装置。
7.前記第1案内部材は前記空気吐出手段のダクトの側壁であることを特徴とする前記1〜6の何れか1項に記載の定着装置。
8.前記第2案内部材は前記空気吸引手段のダクトの側壁であることを特徴とする前記1〜7の何れか1項に記載の定着装置。
9.前記1〜8の何れか1項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
本発明の定着装置及び画像形成装置によれば、空気を吹き付けて記録紙の分離を行う場合に、高速化や薄紙に対応して空気量を増大させても、定着後に排出された記録紙に波打ちが生じて記録紙が案内部材に当接して画像不良となることがない。
画像形成装置の構成図である。 ベルト定着装置の断面図である。 分離爪や吸引ダクトの下面図である。 第1エアノズルと電磁弁等の斜視図である。 第2エアノズルの斜視図である。 コンプレッサやファンを制御するブロック図である。 分離風速と吸引風速を変化させたときの実験結果の図である。 排紙案内板を廃止したベルト定着装置の断面図である。
以下に本発明に関する実施の形態を、図を参照して説明する。
先ず、本発明を用いる画像形成装置の一例を図1の構成図に基づいて説明する。
本画像形成装置は画像形成装置本体GHと画像読取装置YSとから構成される。
画像形成装置本体GHは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10Y,10M,10C,10K、ベルト状の中間転写ベルト5、給紙搬送手段及び定着装置8等からなる。
画像形成装置本体GHの上部には、自動原稿送り装置201と原稿画像走査露光装置202から成る画像読取装置YSが設置されている。自動原稿送り装置201の原稿台に載置された原稿dは搬送手段により搬送され、原稿画像走査露光装置202の光学系により原稿の片面又は両面の画像が走査露光され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれる。
ラインイメージセンサCCDにより光電変換されて形成された信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われた後、露光手段3Y,3M,3C,3Kに送られる。
イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成部10Yは、感光体ドラム1Yの周囲に帯電手段2Y、露光手段3Y、現像手段4Y及びクリーニング手段7Yを配置している。マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成部10Mは、感光体ドラム1Mの周囲に帯電手段2M、露光手段3M、現像手段4M及びクリーニング手段7Mを配置している。シアン(C)色の画像を形成する画像形成部10Cは、感光体ドラム1Cの周囲に帯電手段2C、露光手段3C、現像手段4C及びクリーニング手段7Cを配置している。黒(K)色の画像を形成する画像形成部10Kは、感光体ドラム1Kの周囲に帯電手段2K、露光手段3K、現像手段4K及びクリーニング手段7Kを配置している。そして、帯電手段2Yと露光手段3Y、帯電手段2Mと露光手段3M、帯電手段2Cと露光装置3C、及び帯電手段2Kと露光装置3Kは、潜像形成手段を構成する。
なお、現像手段4Y,4M,4C,4Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)の小粒径のトナーとキャリアからなる2成分現像剤を内包する。トナーは発色剤となる顔料若しくは染料と、定着後に定着部材からのトナーの剥離を助けるワックスと、これらを保持するバインダー樹脂とからなる。
中間転写ベルト5は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持されている。
定着装置8は、加熱された定着ベルト81と加圧ローラ83との間に形成されたニップ部で記録紙(記録材)Pのトナー像を加熱・加圧して定着する。
かくして、画像形成部10Y,10M,10C,10Kより形成された各色の画像は、回動する中間転写ベルト5に転写手段6Y,6M,6C,6Kにより逐次転写されて(1次転写)、カラー画像合成されたトナー像が形成される。給紙カセット20内に収容された記録紙Pは、給紙手段21により給紙され、給紙ローラ22A,22B,22C,22D,レジストローラ23等を経て、転写手段6Aに搬送され、記録紙Pにカラー画像が転写される(2次転写)。カラー画像が転写された記録紙Pは定着装置8において加熱・加圧され、記録紙Pのカラートナー像が定着される。その後、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25に載置される。
一方、転写手段6Aにより記録紙Pにカラー画像を転写した後、記録紙Pを曲率分離した中間転写ベルト5は、クリーニング手段7Aにより残留トナーが除去される。
なお、以上はカラー画像を形成する画像形成装置であったが、モノクロ画像を形成する画像形成装置であってもよいし、中間転写ベルトを用いても用いなくてもよい。
次に、本発明に係わる定着装置8について、図2のベルト定着装置の断面図に基づいて説明する。
定着ベルト81(定着部材)は、無端状に形成され、例えば、基体として厚さ70μmのPI(ポリイミド)を用い、基体の外周面を弾性層として厚さ200μmの耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A30°)で被覆し、更に、厚さ30μmの耐熱性樹脂であるPFA(パーフルオロアルコキシ)でコーティングされている。外径寸法は例えば168mmである。他の構成として、基体にニッケル電鋳など金属基体を用いたり、弾性層にフッ素ゴムを用いたり、表面離型層をPFAやPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などのチューブで被覆してもよい。
加熱ローラ82は、定着ベルト81を加熱する加熱手段としてのハロゲンヒータ82Aを内蔵し、例えば、アルミニウム等から形成された肉厚4mmの円筒状の芯金82Bの外周面を、厚さ30μmのPTFEでコーティングした樹脂層82Cで被覆している。外径寸法は例えば90mmである。なお、ハロゲンヒータ82Aは異なった紙幅に対応するために例えば1200Wのもの2本、750Wのもの2本、500Wのもの1本より構成され、記録紙の異なる紙幅に対応させて軸方向に異なる発熱分布になるように配置してある。
定着ローラ83は、鉄等の金属から形成された中実の芯金83Aを、弾性層83Bとして厚さ20mmの耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A5°)で被覆し、更に、厚さ30μmの低摩擦で耐熱性樹脂であるPTFEでコーティングした樹脂層83Cで被覆している。外径寸法は例えば90mmである。
加圧ローラ84(加圧部材)は、画像出力装置への電源投入直後の昇温時間を短縮するためハロゲンヒータ84Aを内蔵し、アルミニウム等から形成された肉厚4mmの円筒状の芯金84Bの外周面を、弾性層84Cとして厚さ1mmの耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A30°)で被覆し、更に、厚さ30μmのPFAチューブの樹脂層84Dで被覆している。外径寸法は例えば80mmである。なお、ハロゲンヒータ84Aは例えば700Wである。
そして、定着ベルト81が加熱ローラ82と定着ローラ83に張架され、加圧ローラ84が不図示の付勢手段により定着ベルト81を介して定着ローラ83を押圧している。
以上の構成において、不図示の駆動手段によって加圧ローラ84を反時計方向に回転させると、定着ベルト81及び加熱ローラ82は時計方向に回転し、定着ローラ83も時計方向に回転する。なお、定着ローラ83を駆動してもよい。また、定着ベルト81は当接する加熱ローラ82を介してハロゲンヒータ82Aにより加熱され、加圧ローラ84もハロゲンヒータ84Aによって加熱される。そして、加圧ローラ84が定着ローラ83の方向に付勢されているので、給紙された記録材Pは定着ローラ83に巻回された定着ベルト81と加圧ローラ84との間に形成されたニップ部Nで加熱・加圧され、記録材P上のトナー像が定着される。
なお、定着条件は例えば下記の通りである。
定着荷重:2500N
定着ベルト張力:250N
定着ベルト制御温度:160〜200℃
加圧ローラ制御温度:80〜120℃
記録紙搬送速度:500mm/s
また、定着ベルト81を加熱する加熱手段として、どのような加熱手段を用いてもよく、例えば励磁コイルを用いた誘導加熱発熱体を用いてもよい。また、加熱手段を設ける位置は、必ずしも加熱ローラ82の中に限定するものではない。
また、定着ベルト81に張力を付与するテンションローラを設けたり、ベルトの蛇行を制御する片寄り制御ローラを設けたりしてもよい。
以上の如き定着装置8において、定着された記録材Pがニップ部Nから排紙された後に定着ベルト81に付着して巻き付くとジャムが発生する虞があるので、記録材Pを定着ベルト81から確実に分離させる必要がある。
そこで、本定着装置8においては、この分離手段として、ニップ部Nの出口側近傍に第1エアノズル111(第2の空気吐出手段)と第2エアノズル121(空気吐出手段)を設けている。第1エアノズル111はコンプレッサで圧縮されて生成された圧縮空気を吐出し、ニップ部Nを通過した直後の記録紙Pの先端部近傍に対して短時間吹き付け、記録紙Pの先端部を定着ベルト81から分離させる。一方、第2エアノズル121は送風ファン123により送風された空気をダクト122を介して連続して吐出し、先端部が分離された記録紙Pに吹き付けて定着ベルト81に付着しないようにする。
なお、第1エアノズル111の先端部はニップ部Nの出口側から25mmの位置にあり、空気をニップ部Nの出口部から10mmの位置の定着ベルト81の外周面に吹き付ける。第2エアノズル121の先端部もニップ部Nの出口側から25mmの位置にあり、空気をニップ部Nの出口部から10mmの位置の定着ベルト81の外周面に吹き付ける。そして、ニップ部Nの出口部近傍においては、記録紙Pの定着ローラ83側の定着面側から加圧ローラ84側の非定着面に掛けて約40m/sの空気流が形成される。
第1エアノズル111からの吐出する空気は、記録紙Pの先端部を定着ベルト81から分離させるので風速は大きい必要があるが、短時間の吐出で済むので風量は少量でよい。一方、第2エアノズル121からの吐出する空気は、記録紙Pの先端部が分離された後なので風速は第1エアノズル111より小さくてよいが、記録紙Pの全体がニップ部Nを通過するまで連続して吐出するので風量は第1エアノズル111より多量に必要とする。なお、第1エアノズル111からの風量は第2エアノズル121からの風量の約1/10でよい。このように第1エアノズル111と第2エアノズル121とにより互いを補う構成であるので、第2エアノズル121を設けずに第1エアノズル111から圧縮空気のみを吐出する構成と比較して、エアタンクの小型化が可能になり、省電力になる。
このようにして、定着ベルト81から分離された記録紙Pはダクト122の外壁122A(第1案内部材)と排紙案内板85(第2案内部材)に案内されて搬送される。なお、耐熱樹脂から成る分離爪86が加圧ローラ84に圧接しているので、第1エアノズル111や第2エアノズル121からの空気によって記録紙Pが下方に押圧されても記録紙Pが加圧ローラ84に巻き付くことはない。また、分離爪86は例えば先端幅が12mmで、先端Rが0.05mm以下で、爪先端はニップ部Nの出口部より12mmの位置にあり、加圧ローラ84の軸方向に7個配置されている。基材はPIでPFAでコーティングされて潤滑性が良い上に、1mN程度の弱い圧力で加圧ローラ84に圧接しているので、加圧ローラ84に疵が付くことがない。加えて、両面コピーの際にトナー像が加圧ローラ84の側に位置しても、加圧ローラ84の温度は低いので、トナー像が溶融することはなく、分離爪86によって画像不良が発生することがない。
また、分離爪86は従来の定着装置に用いられていたものを適用できる。
このようにして、定着され分離された記録紙Pはダクト122の側壁122Aと排紙案内板85との間を通過し、排紙ローラ88に狭着されて排出される。
なお、詳細は後述するが、第1エアノズル111は記録紙Pの先端部が定着ローラ83に張架された定着ベルト81の表面に付着しないように空気を吹き付け、記録紙Pの先端部が分離した後は第1エアノズル111による空気の吐出を停止して、第2エアノズル121による空気の吐出によって記録紙Pが定着ローラ83に張架された定着ベルト81の表面に付着しないようにする。
この際に、第2エアノズル121により吐出した空気は定着ローラ83に張架された定着ベルト81の表面で跳ね返り、更に加圧ローラ84で跳ね返るので、ニップ部Nの出口側で空気の渦流が生ずる。空気の渦流が生ずると、記録紙Pは非定着面側から定着面側に吸い上げられる力を受け、記録紙Pはダクト122の側壁122Aに激しく圧接し、そこで折れ曲がって非定着面側の排紙案内板85に更に圧接し、再び折れ曲がって側壁122Aに圧接するといった状態を繰り返す。即ち、記録紙Pが上下に波打ってばたつくといった状態になるので、定着後の画像に疵が付いて画像不良が生ずる虞がある。
なお、第1エアノズル111から吐出する空気は断続的であって風量が小さいので、渦流の発生には殆ど影響しない。
このような問題を解決するため、排紙案内板85の下方に吸引ファン130(空気吸引手段)が設けられている。吸引ファン130は排紙案内板85の下方に位置する吸引ダクト132の内部に配置されている。
図3は分離爪86や吸引ダクト132の下面図である。排紙案内板85及び吸引ダクト132は加圧ローラ84に対して間隙Cを有して配置されている。吸引ファン130はこの間隙Cより空気を吸引する。これにより、間隙Cに位置する記録紙Pは吸引され、排紙案内板85に引き付けられる。このため、第2エアノズル121により吐出した空気による渦流が生じていても、記録紙Pが上下に波打つことがない。従って、記録紙Pは確実に排紙案内板85に沿って案内され、排紙ローラ88に狭着されて排出される。
なお、吸引ファン130は例えば40mm角の6個の軸流ファンから成り、静圧は550Paである。
また、排紙ローラ88は例えばSUS303から形成され、表面にビーズコートが施されている。
次に、第1エアノズル111と第2エアノズル121から空気を吐出するための構成を図4乃至図6に基づいて説明する。図4は第1エアノズル111と電磁弁等の斜視図、図5は第2エアノズル121の斜視図、図6はコンプレッサやファンを制御するブロック図である。
先ず、第1エアノズル111及びその関連の構成を図4及び図6に基づいて説明する。
図4において、記録紙Pの幅方向に5個の第1エアノズル111が配設されており、各第1エアノズル111には口径1mmのノズル孔111aが5mmピッチで13個設けられている。従って、ノズル孔111aの総数は5個の第1エアノズル111で65個になる。
5個の第1エアノズル111はそれぞれ5本のパイプ112で2個の配管部113に接続され、2個の配管部113は2個の電磁弁114にそれぞれ連通している。電磁弁114から先は形状を図示していないが、図6に示すエアタンク115に接続されて統合され、エアタンク115はコンプレッサ116に接続されている。
なお、電磁弁114は直動型であって、容量0.001m/s(100kPa)で応答速度は20msである。
エアタンク115の容量は0.05mである。
コンプレッサ116はレシプロ・オイルフリー型であって、電力は0.75kW、静圧は0.8MPa、風量は0.00125m/sである。
以上の構成を有する図1に示す如き画像形成装置において、給紙カセット20内に収容された記録紙Pが給紙手段21により給紙されたことを給紙センサ102が検知する。搬送された記録紙Pが給紙センサ102の検知時よりニップ部Nを通過する迄の時間は一定で予め分かっており、CPU等から成る制御手段101はタイマ103によってその時間に達したことを認識すると、電磁弁114に開信号を送信し、50ms後に閉信号を送信する。エアタンク115にはコンプレッサ116により圧縮された圧縮空気が予め貯溜されているので、電磁弁114の開口に伴って第1エアノズル111より圧縮空気が吐出し、ニップ部Nを通過した直後の記録紙Pの先端部に対して吹き付ける。
このとき、コンプレッサによりエアタンクに貯留された0.8MPa程度の圧縮空気が、エアタンクと第1エアノズルの間に設けた図示しないレギュレータによって減圧されて、第1エアノズル111に供給される。第1エアノズル111からの吐出圧は0.1〜0.2MPaであり、吐出速度は100〜160m/s、吐出風量は0.005〜0.008m/sである。
また、電磁弁114は開信号が入力されてから約20msで全開状態になるので、記録紙Pがニップ部から約10mm搬送された時点で最大風量に達する。第1エアノズル111からの圧縮空気の吐出最大風量は記録紙Pの分離に必要な風量の2〜3倍であるので、記録紙Pは圧縮空気の吐出風量が最大に達する前に、即ちニップ部Nからの搬送量が10mmに達する前に分離し始める。その後、電磁弁114に閉信号が入力されると、第1エアノズル111からの吐出される圧縮空気の吐出風量は徐々に減少し、記録紙Pの先端部がニップ部Nから25〜30mmに達するまで吐出し続ける。このときの吐出風量は最大付着量のトナー像があっても記録紙Pを剥離できる風量である。
なお、図4において、内側に配置された3個の第1エアノズル111bは配管部113aを介して電磁弁114aに接続され、外側に配置された2個の第1エアノズル111cは配管部113bを介して電磁弁114bに接続されている。また、3個の第1エアノズル111bの幅は例えばA4サイズの短辺方向に寸法に相当し、5個の第1エアノズル111b,111cの幅は例えばA4サイズの長辺方向に寸法に相当する。そして、画像読取装置の上部に配置された操作パネルへの入力に基づいて、記録紙サイズ検知手段104は画像形成する記録紙のサイズを検知し、制御手段101に送信する。
このようにして、A4サイズの記録紙を横送りする場合には制御手段101は電磁弁114aと電磁弁114bの双方に開信号を送信する。しかし、A4サイズの記録紙を縦送りする場合には制御手段101は電磁弁114aのみに開信号を送信し電磁弁114bには開信号を送信しない。これによって圧縮空気の無駄な吐出を抑えて、コンプレッサ116の消費電力を減少させることができる。
また、このとき加熱ローラに内蔵されたハロゲンヒータも通紙領域に対応するものに通電し、電力を抑制する。
以上の如く、第1エアノズル111より圧縮空気を吐出し、ニップ部Nを通過した記録紙Pの先端部を定着ベルト81から分離させた後は圧縮空気の吐出を中止し、代わりに第2エアノズル121よりファンにより送風された空気を連続して吐出して記録紙Pに吹き付け、記録紙Pが定着ベルト81に付着することを防止する。
即ち、記録紙Pの分離がある程度進み、記録紙Pの先端部が定着ベルト81より0.2mm以上開いてくると、開いた領域の全てに剥離力を作用させるためには、第1エアノズル111より吐出する圧縮空気の如く高圧で狭い範囲に吹き付ける空気より、低圧であっても風量が大きく広い範囲に吹き付ける空気の方が望ましい。そこで、第1エアノズル111からの吐出を停止し、記録紙Pにおける定着ベルト81より開いた先端部に第2エアノズル121からファンにより送風された空気を吹き付ける。これにより、第1エアノズル111からの吹き付けがなくても、トナーの粘着力に抗して記録紙Pに力が加えられ、記録紙Pは定着ローラ81より確実に分離する。
以下に、第2エアノズル121及びその関連の構成を図5及び図6に基づいて説明する。
図5において、記録紙Pの幅方向に5個の第2エアノズル121が配設されており、各第2エアノズル121の開口の寸法は記録紙Pの幅方向が60mmで記録紙Pの厚み方向が1.6mmに形成されている。
そして、5個の第2エアノズル121は図2に示す如きダクト122によって5個の送風ファン123の位置に連通している。
送風ファン123は97mm×33mmのシロッコファンであり、定格電圧は24V、最大静圧は1280Paである。
以上の構成を有する図1に示す如き画像形成装置において、給紙カセット20内に収容された記録紙Pが給紙手段21により給紙されたことを給紙センサ102が検知すると、制御手段101はファン用スイッチ124に通電する。従って、各送風ファン123は回転を開始し、第2エアノズル121より空気を例えば20m/sで吐出して記録紙Pに吹き付け、記録紙Pを定着ベルト81から分離する。連続して記録紙Pを定着する場合は、送風ファン123は動作させたままとするが、後述するように送風ファン123の応答性が十分高い場合は、記録紙Pの進入に合わせてオン/オフを繰り返してもよい。
以上により、最大付着量のベタ画像が載った厚さ80g/m程度の薄い印刷用コート紙でも連続的に分離することができる。
また、吸引ファン用スイッチ133をオンにして吸引ファン130により記録紙Pを吸引することにより、第2エアノズル121により吐出した空気による渦流が生じていても、記録紙Pが上下に波打つことがない。
なお、記録紙Pが定着装置8に達する前にファン用スイッチ124に通電するのは、送風ファン123が通電されてから最大の回転数になるまでタイムラグがあるからである。記録紙搬送速度が小さかったりして、記録紙Pを分離させようとする位置に達する前に、送風ファン123が後述する分離を継続するのに十分な風速に達することができるのであれば、記録紙Pが定着器に達してから起動してもよい。逆に、より高速の画像形成装置に本発明を適用する場合など、高出力だが立ち上がりに時間がかかるブロアなどを送風ファン123として使うときは、画像形成装置の給紙開始、更には画像形成動作開始に先だって、ブロアを起動するなど、送風ファン123の起動タイミングを適宜選択する。
また、第2エアノズル121からの吐出圧は400Paであり、吐出風速20〜30m/s、吐出風量は160×10−5/sである。
また、送風ファン123はシロッコファンに限定されるものではなく、軸流ファンやクロスフローファン、或いはブロア等でもよく、要は定着ベルト81から先端部が分離された記録紙Pを連続して剥離可能な風量等を有する条件を備えていればよい。そして、送風ファン123の形式によってダクト122の形状が設定される。
なお、図5において、5個の第2エアノズル121が記録紙Pの幅方向に配設されている。そして、第1エアノズル111と同様に、内側に配置された3個の第2エアノズル121aの幅は例えばA4サイズの短辺方向に寸法に相当し、3個の第2エアノズル121aと外側に配置された2個の第2エアノズル121bの幅は例えばA4サイズの長辺方向に寸法に相当する。3個の第2エアノズル121aは3個の送風ファン123に各々連通し、2個の第2エアノズル121bは2個の送風ファン123に各々連通している。A4サイズの記録紙を横送りする場合には制御手段101は第2エアノズル121aに対応するファン用スイッチ124と外側に配置された第2エアノズル121bに対応するファン用スイッチ124の双方に通電する。しかし、A4サイズの記録紙を縦送りする場合には、制御手段101は第2エアノズル121aに対応するファン用スイッチ124のみに通電する。これによって送風ファン123の無駄な回転と分離のための風による定着部材の冷却を抑えて送風ファン123およびハロゲンヒータ82Aの消費電力を減少させることができる。
次に、ノズル121により吐出した空気による渦流が生じていても、吸引ファン130による吸引によって記録紙Pが上下に波打つことがないようにする実験について述べる。
本実験においては、以上の如き第1エアノズル111と第2エアノズル121とを有する定着装置8を備えた図1の如き画像形成装置を用い、A4サイズの記録紙Pを100ppmで給紙した。
本実験においては、通常使用される記録紙の中で薄い部類の60g/mの薄紙コート紙を通紙し、第2エアノズル121からの分離風速と、吸引ファン130からの吸引風速を変化させ、最適条件を求めた。
この実験結果を図7に示す。図7において、横軸は第2エアノズル121からの分離風速、縦軸は吸引ファン130からの吸引風速である。
本実験によれば、一定の分離風速であっても、吸引風速を早くすると、吸引力が強過ぎて記録紙が図3に示す排紙案内板85に張り付く現象が生じ、記録紙が円滑に排紙されないことが分かった。逆に、吸引風速を遅くすると、吸引力が不足で、記録紙の波打を抑えることができなかった。従って、分離風速に対応して適切な吸引風速を設定する必要がある。
なお、分離風速と吸引風速の最適な数値は定着装置の構成やサイズ等により異なるので、決められた定着装置毎に実験をして求める必要がある。
この場合は、吸引風速が2m/sの場合は分離風速を変化させても確実に記録紙の波打を抑えて記録紙を排紙することができ、更に50g/mの記録紙であっても安定して排紙できることを確認した。一方、記録紙の厚みが増すと剛度が増し、波打ちに対する抵抗力が大きくなるため、排紙可能範囲は拡大する。そこで、分離風速を40m/sにし、吸引風速を2m/sに設定すれば、概ね50g/m以上の記録紙を排紙できることを確認した。
なお、図2に示した実施の形態に代えて図8に示す形態としてもよい。図8に示すベルト定着装置は図2における排紙案内板85を廃止したものである。このため、ニップ部Nより排紙された記録紙Pは第2案内部材としての吸引ダクト132の外壁に沿って排紙される。
また、ダクト122の下方に専用の案内板を配置して第1案内部材とした場合にも本発明は適用可能である。
その他に、以上の定着装置8は圧縮空気を吐出する第1エアノズル111とファンにより送風された空気を吐出する第2エアノズル121を有するが、第1エアノズル111若しくは第2エアノズル121の何れか一方のみを有して空気吐出手段としても記録紙Pの分離は可能であり、吐出する空気による渦流が生ずることがある。従って、この様な場合にも本発明は適用可能である。
8 定着装置
81 定着ベルト
82 加熱ローラ
83 定着ローラ
84 加圧ローラ
85 排紙案内板
86 分離爪
88 排紙ローラ
111 第1エアノズル
121 第2エアノズル
122 ダクト
122A 外壁
130 吸引ファン
132 吸引ダクト
P 記録材
N ニップ部
C 間隙

Claims (9)

  1. 加熱された定着部材と該定着部材に対して加圧する加圧部材とにより形成されたニップ部で記録材上のトナー像を定着する定着装置において、
    空気を吐出して前記記録材に対して吹き付け、該記録材を前記定着部材から分離させる空気吐出手段と、
    前記ニップ部から排出される前記記録材の定着面の側に設けられ前記記録材を案内する第1案内部材と、
    前記ニップ部から排出される前記記録材の非定着面の側に設けられ前記記録材を案内すると共に、前記加圧部材に対して所定の間隙を有する第2案内部材と、
    前記間隙に設けられ、前記記録材を前記加圧部材より分離させる分離爪と、
    前記第2案内部材における前記第1案内部材に対する反対側の位置に設けられ、前記間隙より空気を吸引し、前記記録材を前記第2案内部材に引き付ける空気吸引手段と、
    を備えたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記分離爪は、前記加圧部材の軸方向に間隔を空けて複数個設けられ、前記空気吸引手段は、隣接する前記分離爪の間から空気を吸引することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記空気吐出手段における前記第1案内部材に対する反対側の位置に、コンプレッサで高圧に生成された空気を吐出する第2の空気吐出手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  4. 加熱された定着部材と該定着部材に対して加圧する加圧部材とにより形成されたニップ部で記録材上のトナー像を定着する定着装置において、
    空気を吐出して前記記録材に対して吹き付け、該記録材を前記定着部材から分離させる空気吐出手段と、
    前記ニップ部から排出される前記記録材の定着面の側に設けられ前記記録材を案内する第1案内部材と、
    前記ニップ部から排出される前記記録材の非定着面の側に設けられ前記記録材を案内すると共に、前記加圧部材に対して所定の間隙を有する第2案内部材と、
    前記空気吐出手段における前記第1案内部材に対する反対側の位置に、コンプレッサで高圧に生成された空気を吐出する第2の空気吐出手段と、
    前記第2案内部材における前記第1案内部材に対する反対側の位置に設けられ、前記間隙より空気を吸引し、前記記録材を前記第2案内部材に引き付ける空気吸引手段と、
    を備えたことを特徴とする定着装置。
  5. 前記記録材を前記加圧部材より分離する分離爪を備えたことを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  6. 前記空気吐出手段は、ファンにより送風された空気を吐出することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の定着装置。
  7. 前記第1案内部材は前記空気吐出手段のダクトの側壁であることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の定着装置。
  8. 前記第2案内部材は前記空気吸引手段のダクトの側壁であることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の定着装置。
  9. 請求項1〜の何れか1項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2010250589A 2010-11-09 2010-11-09 定着装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP5573612B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010250589A JP5573612B2 (ja) 2010-11-09 2010-11-09 定着装置及び画像形成装置
US13/289,355 US8818250B2 (en) 2010-11-09 2011-11-04 Fixing device and image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010250589A JP5573612B2 (ja) 2010-11-09 2010-11-09 定着装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012103393A JP2012103393A (ja) 2012-05-31
JP5573612B2 true JP5573612B2 (ja) 2014-08-20

Family

ID=46019765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010250589A Expired - Fee Related JP5573612B2 (ja) 2010-11-09 2010-11-09 定着装置及び画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8818250B2 (ja)
JP (1) JP5573612B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5305759B2 (ja) * 2008-06-30 2013-10-02 キヤノン株式会社 ファン駆動装置
JP5359764B2 (ja) * 2009-10-16 2013-12-04 コニカミノルタ株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP2011197374A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置及び画像形成装置
BR102018015798B1 (pt) * 2018-08-02 2019-10-29 Equimatec Industria De Maqu Ltda dispositivo de sopro para máquina interfolhadora de frios
JP7139979B2 (ja) * 2019-01-31 2022-09-21 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 定着装置、画像形成装置
JP2021056258A (ja) * 2019-09-26 2021-04-08 コニカミノルタ株式会社 定着装置および画像形成装置
US11407605B2 (en) * 2019-12-05 2022-08-09 Xerox Corporation Air-based photoreceptor sheet stripper

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4065120A (en) * 1975-10-17 1977-12-27 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Copy paper stripping means
JP2503460B2 (ja) 1986-12-01 1996-06-05 三菱電機株式会社 バイポ−ラトランジスタおよびその製造方法
JPS63140571U (ja) * 1987-03-06 1988-09-16
JP2003233266A (ja) * 2002-02-12 2003-08-22 Ricoh Co Ltd 定着装置及びその定着装置を具備する画像形成装置
JP2005202043A (ja) 2004-01-14 2005-07-28 Fuji Xerox Co Ltd 剥離装置、およびそれを用いた定着装置、画像形成装置
JP2009205131A (ja) * 2008-01-28 2009-09-10 Seiko Epson Corp 転写材分離装置、転写装置および画像形成装置
JP5359764B2 (ja) * 2009-10-16 2013-12-04 コニカミノルタ株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP5648291B2 (ja) * 2010-02-01 2015-01-07 株式会社リコー 光沢付与装置および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US8818250B2 (en) 2014-08-26
US20120114400A1 (en) 2012-05-10
JP2012103393A (ja) 2012-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5359764B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5321341B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5573612B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5440138B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2012032501A (ja) 定着装置
JP2007248679A (ja) 画像形成装置
JP4714903B2 (ja) 画像形成装置
JP5454002B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5359781B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5454245B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2007225846A (ja) 画像形成装置
JP5577834B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5661302B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5577819B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5585459B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2007212922A (ja) 画像形成装置
JP5533613B2 (ja) 画像形成装置
JP5418343B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5609676B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2012123158A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5477149B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5577818B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2011128198A (ja) 定着装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20130415

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130612

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20130725

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140603

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140616

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5573612

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees