JP5359781B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着部材と加圧部材とにより形成されたニップ部で記録材上のトナー像を定着する定着装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの諸機能を備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置においては、原稿に対応した潜像を感光体に形成し、この潜像にトナーを付与することによって顕像化し、この顕像化されたトナー像を記録紙上に転写し、この後、記録紙上に転写されたトナー像を定着して排紙している。
このようにトナー像を定着する定着装置として、ハロゲンヒータ等を内蔵した定着ローラと、定着ローラを加圧する加圧ローラとによって形成されたニップ部で、トナー像が転写された記録紙を挟持・搬送しながら、加熱・加圧する熱ローラ定着方式の定着装置があり、このような定着装置は構成が簡便であるため、広く利用されている。
また、無端状の定着ベルトをハロゲンヒータ等を内蔵した加熱ローラと定着ローラとに張架すると共に、定着ベルトを介して定着ローラを加圧する加圧ローラを有し、定着ベルトと加圧ローラとによって形成されたニップ部で、トナー像が転写された記録紙を挟持・搬送しながら、加熱・加圧するベルト定着方式の定着装置があり、このような定着装置は定着ベルトの熱容量が小さいので、ウオーミングアップタイムが短縮し、省エネになるという利点を有している。
ここで、記録紙上のトナー像のトナーはニップ部を通過する際に加熱されるので、トナーが粘着力を有し、ニップ部を通過した記録紙が定着ローラや定着ベルトの表面に付着して巻き付いて分離せず、ジャムを発生させる虞がある。特に記録紙として、斤量の小さい紙(薄紙)、しかも斤量の小さい印刷用コート紙を用いたときは、分離性能がより低下する。
一方、画像形成装置は高速化が進み、充分な長さのニップ幅を確保するために定着ローラを大きくすると、これによっても定着ニップ出口でのローラ曲率が小さくなるため、分離性能が低下する。
定着部材から記録紙を分離し易くするため、定着部材表層に離型性の高い耐熱樹脂を用いたり、シリコンオイルなどの離型剤を塗布したり、トナー中に加熱によって溶融し離型剤として機能するワックスを含有させたり、様々な対策が取られている。しかし、前述したコート紙への画像形成や、カラー画像を形成する複数色のトナーを重ねるためトナー量が増えることによるトナー接着力の増大など、分離性能を低下させる要因が増えており、分離補助手段が必須となっている。
分離手段としては、ニップ部に対する記録紙の排紙側に離型性の良いフッ素樹脂をコーティングした剥離爪を設け、その先端部を定着ローラ若しくは定着ベルトの外表面に当接させ、記録紙を定着ローラ等より剥離させる方法がある。
ところが、剥離爪の先端部が定着ローラ等の表面に当接しているので、定着ローラ等の表面を被覆するフッ素樹脂等から形成された表層に擦り疵が付き、画像にも疵が転写されてしまうという問題がある。特に、カラー画像の場合には光沢画像が要求されるために顕著に顕れる傾向がある。
このような問題に対処するために、ニップ部の出口側に空気を吹き付けて記録紙を定着ローラ等より剥離させる技術が開発されている。
この一例として、コンプレッサにより生成された圧縮空気を二つのエアーボックスに貯溜し、エアーボックスに接続された二つの電磁弁を交互に開閉して圧縮空気を噴射することにより、高速複写機に対応させた用紙剥離装置が知られている(特許文献1参照)。
また、ソフトローラの円周方向にエアを吹き付ける複数のエアバックマニュホールドを配置し、一つ目のエアの吹き付けで用紙の剥離ができないときは、二つ目のエアの吹き付けで用紙の剥離を行うといったようにして、用紙を必ず剥離できるようにした用紙剥離装置が知られている(特許文献2参照)。
また、分離爪(剥離爪)を設けると共に、ファンにより送風された空気をニップ部に吹き付ける定着装置が知られている(特許文献3参照)。
また、ニップ部に近接して剥離補助板を配置し、定着ローラと剥離補助板との間からパルス状の圧縮空気を吐出する剥離装置が知られている(特許文献4参照)。
その他に、コンプレッサから生成された圧縮空気を二つの電磁弁で吐出させ、記録紙の先端部がニップ部を通過したときは高圧の圧縮空気を噴射し、その後は低圧の圧縮空気を噴射する定着装置が知られている(特許文献5参照)。
特開昭60−256180号公報 特開昭61−62087号公報 実開昭63−140571号公報 特開2004−212954号公報 特開2007−86132号公報
定着した記録紙が定着ローラ等に付着しないように空気を吹き付けて記録紙を定着ローラより剥離させるためには、吹き付けた空気を受ける部分の面積による。紙先端付近にトナー画像がなく、接着力が生じない領域が広い場合は、紙自身の“こし”や自重によって、紙先端が剥離し、剥離した領域で空気を受けるため、大きな剥離力を与えることができる。しかし、紙先端付近まで画像があると、紙は定着ローラ等の外周接線方向に沿うため、紙先端と定着ローラ等外周の間に生じる隙間はごく小さい。例えば、定着ローラの外径90mm、紙先端余白3mmの場合、その隙間は0.1mmにすぎない。この隙間に空気を吹き込み、紙先端を浮かせるには、強い風速の空気、換言すれば高圧の空気をニップ部に吹き付ける必要があり、このためにはコンプレッサ等で高圧に生成した圧縮空気が望ましい。
また、ニップ部を通過した記録紙が分離せずに定着ローラや定着ベルトの表面に付着して巻き付く現象は記録紙の先端部だけに生ずるのではなく、先端部以降でも生ずる。また、記録紙の先端部を排紙ローラで引き出しても、巻き付いた部分に剥離ムラが生ずる。従って、ニップ部の出口側に空気を吹き付けて記録紙を定着ローラ等より剥離させる構成にする場合は、連続して空気を吹き付ける必要がある。
このように圧縮空気を連続して吹き付けるようにすると、0.01m/s近い圧縮空気が必要になる。圧縮空気を生成するには大きなエネルギーが必要なため、この風量の圧縮空気を生成するには、5〜10kwといった大電力のコンプレッサが必要になり、コンプレッサやエアタンク等からなる装置の大きさは1m程度の大型なものになる虞がある。
一方、従来の文献においては、このような装置の大型化を抑制しながら関連する諸性能を満足する構成を見出すことはできない。
即ち、特許文献1においては、上述の如く大電力のコンプレッサを擁して大型の装置になる虞がある。
特許文献2においては、複数のエアバックマニュホールドを配置しているので、同様に大電力のコンプレッサを擁して大型の装置になる虞がある。
特許文献3においては、ファンにより送風された空気を用いているが、この場合では高圧の空気を得ることができず、分離爪との併用にならざるを得ない。従って、分離爪により定着ローラの表層に擦り疵が付くという問題が解決されない。
特許文献4においては、圧縮空気により記録紙の先端部を剥離した後は、鋭利な剥離補助板によって記録紙を分離する構成であるので、記録紙の画像に疵が付く虞がある。
特許文献5においては、圧縮空気により記録紙の先端部を剥離した後は、圧縮空気を低圧にしているが、分離性能を維持するためには充分な風量が必要であり、この風量を得るためには上述の如く大電力のコンプレッサを擁して大型の装置になる虞がある。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、圧縮空気により記録材の先端部を剥離する構成の定着装置であって、しかも大電力のコンプレッサが不要で装置が大型化することのない定着装置、及び該定着装置を備えた画像形成装置を提案することを発明の目的とする。
上記目的は下記に記載した発明により達成される。
1.加熱された定着部材と該定着部材に対して加圧する加圧部材とにより形成されたニップ部で記録材上のトナー像を定着する定着装置において、
前記ニップ部を通過した後の記録材の先端部近傍に対して、コンプレッサにより圧縮された空気を吐出して記録材を前記定着部材から剥離させる第1吹付手段と、
前記ニップ部を通過した記録材に対して、ファンにより送風された空気を吐出して記録材を前記定着部材から剥離させる第2吹付手段と、
を有し、
前記第1吹付手段に設けた第1吐出口から吐出する空気の風速は前記第2吹付手段に設けた第2吐出口から吐出する空気の風速より大きく、前記第1吐出口から吐出する空気の風量は前記第2吐出口から吐出する空気の風量より少なく、且つ、前記定着部材の回転軸と平行な方向において前記第1吐出口は前記第2吐出口と同位置に配置されていることを特徴とする定着装置。
.前記第1吐出口及び前記第2吐出口は、前記定着部材の回転軸と平行な方向に交互に配置されていることを特徴とする前記に記載の定着装置。
.前記第1吐出口を有する第1風導部及び前記第2吐出口を有する第2風導部は前記定着部材の回転軸と平行な方向に交互に配置されていることを特徴とする前記に記載の定着装置。
.前記第1風導部には複数の前記第1吐出口が1列若しくは複数の列に連設していることを特徴とする前記に記載の定着装置。
.前記第1風導部における前記第1吐出口の密度は中央部より前記第2風導部に近接する端部の方が高く、且つ、前記第2吐出口における前記定着部材の回転軸と直交する方向の幅は中央部より前記第1風導部に近接する端部の方が広いことを特徴とする前記に記載の定着装置。
.前記第1吐出口を形成する周壁が前記第2吐出口を形成する周壁と一体に形成され、複数の前記第1吐出口が前記定着部材の回転軸と平行な方向に穿設されていることを特徴とする前記に記載の定着装置。
.前記第1吐出口を形成する周壁の一部は前記第2吐出口の中に突出していることを特徴とする前記に記載の定着装置。
.前記第2吐出口を形成し対向する周壁が前記定着部材の回転軸と直交する方向に接続されて成る接続部が該回転軸と平行な方向に断続的に複数個形成され、該接続部に前記第1吐出口が穿設されていることを特徴とする前記に記載の定着装置。
.前記定着部材の回転軸と平行な方向に支軸を有して回転自在であって、前記第2吐出口を形成する周壁と前記定着部材との間隙を規制するコロが配設されていることを特徴とする前記1〜の何れか1項に記載の定着装置。
10.前記第1吐出口は前記第2吐出口より前記ニップ部に近接して配置されていることを特徴とする前記1〜の何れか1項に記載の定着装置。
11.前記第1吹付手段からの空気が吹き付けられる前記定着部材の吹付位置は、記録材の先端部が前記ニップ部の出口から前記定着部材の外周面に沿って20msec以内の時間で移動する位置であることを特徴とする前記10の何れか1項に記載の定着装置。
12.前記第1吹付手段からの空気を、前記吹付位置における前記定着部材に対する接線と前記ニップ部からの延長線とが成す角度の範囲内で前記吹付位置に向けて吹き付けることを特徴とする前記11に記載の定着装置。
13.前記1〜12の何れか1項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
本発明の定着装置及び画像形成装置によれば、圧縮空気により記録材を定着部材より剥離する構成であるにも拘わらず、大電力のコンプレッサが不要で装置が大型化することがないという効果を奏する。加えて、ニップ部近傍に圧縮空気を吐出する第1の吹付手段とファンにより送風された空気を吐出する第2の吹付手段とを機能的に配置したので、各空気を定着部材に対して効率良く吹き付け、記録材を定着部材より確実に剥離することができる。
画像読取装置の構成図である。 第1エアノズルと第2エアノズルを異なる位置に配置したベルト定着装置の断面図である。 コンプレッサやファンを制御するブロック図である。 第1エアノズルと第2エアノズルを同位置に配置したベルト定着装置の断面図である。 第1エアノズルと第2エアノズルに関する図2と図4の比較図である。 第1エアノズルと第2エアノズルを定着ベルトの回転軸と平行な方向に交互に配置した図である。 図6の変形例である。 図6の変形例である。 第1エアノズルを形成する周壁が第2エアノズルを形成する周壁と一体に形成されている図である。 第1エアノズルを形成する周壁が第2エアノズルを形成する周壁と一体に形成されている図である。 図9の変形例である。 第1エアノズルの方が第2エアノズルよりニップ部の方に突出した図である。 第2エアノズルと定着ベルトとの間にコロを配置した図である。 第1エアノズルと第2エアノズルによる吹付位置を示す拡大図である。 図6の構成の第1エアノズルと第2エアノズルに関する上面図である。
以下に本発明に関する実施の形態を、図を参照して説明する。
先ず、本発明を用いる画像形成装置の一例を図1の構成図に基づいて説明する。
本画像形成装置は画像形成装置本体GHと画像読取装置YSとから構成される。
画像形成装置本体GHは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10Y,10M,10C,10K、ベルト状の中間転写ベルト5、給紙搬送手段及びベルト搬送装置8等からなる。
画像形成装置本体GHの上部には、自動原稿送り装置501と原稿画像走査露光装置502から成る画像読取装置YSが設置されている。自動原稿送り装置501の原稿台に載置された原稿dは搬送手段により搬送され、原稿画像走査露光装置502の光学系により原稿の片面又は両面の画像が走査露光され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれる。
ラインイメージセンサCCDにより光電変換されて形成された信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われた後、露光手段3Y,3M,3C,3Kに送られる。
イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成部10Yは、感光体ドラム1Yの周囲に帯電手段2Y、露光手段3Y、現像手段4Y及びクリーニング手段7Yを配置している。マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成部10Mは、感光体ドラム1Mの周囲に帯電手段2M、露光手段3M、現像手段4M及びクリーニング手段7Mを配置している。シアン(C)色の画像を形成する画像形成部10Cは、感光体ドラム1Cの周囲に帯電手段2C、露光手段3C、現像手段4C及びクリーニング手段7Cを配置している。黒(K)色の画像を形成する画像形成部10Kは、感光体ドラム1Kの周囲に帯電手段2K、露光手段3K、現像手段4K及びクリーニング手段7Kを配置している。そして、帯電手段2Yと露光手段3Y、帯電手段2Mと露光手段3M、帯電手段2Cと露光装置3C、及び帯電手段2Kと露光装置3Kは、潜像形成手段を構成する。
なお、現像手段4Y,4M,4C,4Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)の小粒径のトナーとキャリアからなる2成分現像剤を内包する。トナーは発色剤となる顔料若しくは染料と、定着後に定着部材からのトナーの剥離を助けるワックスと、これらを保持するバインダー樹脂とからなる。
中間転写ベルト5は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持されている。
定着装置8は、加熱された定着ベルト81と加圧ローラ83との間に形成されたニップ部で記録紙(記録材)Pのトナー像を加熱・加圧して定着する。
かくして、画像形成部10Y,10M,10C,10Kより形成された各色の画像は、回動する中間転写ベルト5に転写手段6Y,6M,6C,6Kにより逐次転写されて(1次転写)、カラー画像合成されたトナー像が形成される。給紙カセット20内に収容された記録紙Pは、給紙手段21により給紙され、給紙ローラ22A,22B,22C,22D,レジストローラ23等を経て、転写手段6Aに搬送され、記録紙Pにカラー画像が転写される(2次転写)。カラー画像が転写された記録紙Pは定着装置8において加熱・加圧され、記録紙Pのカラートナー像が定着される。その後、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25に載置される。
一方、転写手段6Aにより記録紙Pにカラー画像を転写した後、記録紙Pを曲率分離した中間転写ベルト5は、クリーニング手段7Aにより残留トナーが除去される。
なお、以上はカラー画像を形成する画像形成装置であったが、モノクロ画像を形成する画像形成装置であってもよいし、中間転写ベルトを用いても用いなくてもよい。
次に、本発明に係わる定着装置8について、図2のベルト定着装置の断面図に基づいて説明する。
定着ベルト81(定着部材)は、無端状に形成され、例えば、基体として厚さ70μmのPI(ポリイミド)を用い、基体の外周面を弾性層として厚さ200μmの耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A15°)で被覆し、更に、厚さ30μmの耐熱性樹脂であるPFA(パーフルオロアルコキシ)のチューブで被覆している。外径寸法は例えば168mmである。他の構成として、基体にニッケル電鋳など金属基体を用いたり、弾性層にフッ素ゴムを用いたり、表面離型層にPFAやPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などのフッ素樹脂コーティング層を用いたりしてもよい。
加熱ローラ82は、定着ベルト81を加熱する加熱手段としてのハロゲンヒータ82Aを内蔵し、例えば、アルミニュウム等から形成された肉厚4mmの円筒状の芯金82Bの外周面を、厚さ30μmのPTFEでコーティングした樹脂層82cで被覆している。外径寸法は例えば90mmである。なお、ハロゲンヒータ82Aは異なった紙幅に対応するために例えば1200Wのもの2本、750Wのもの2本、500Wのもの1本より構成され、記録紙の異なる紙幅に対応させて軸方向に異なる発熱分布になるように配置してある。
定着ローラ83は、鉄等の金属から形成された中実の芯金83Aを、弾性層83Bとして厚さ17mmの耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A10°)で被覆し、更に、厚さ30μmの低摩擦で耐熱性樹脂であるPTFEでコーティングした樹脂層83Cで被覆している。外径寸法は例えば90mmである。
加圧ローラ84(加圧部材)は、画像出力装置への電源投入直後の昇温時間を短縮するためハロゲンヒータ84Aを内蔵し、アルミニュウム等から形成された肉厚4mmの円筒状の芯金84Bの外周面を、弾性層84Cとして厚さ2mmの耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A10°)で被覆し、更に、厚さ30μmのPFAチューブの樹脂層84Dで被覆している。外径寸法は90mmである。なお、ハロゲンヒータ84Aは例えば700Wである。
そして、不図示の付勢手段により、加圧ローラ84が定着ベルト81を介して定着ローラ83を押圧している。
以上の構成において、不図示の駆動手段によって加圧ローラ84を反時計方向に回転させると、定着ベルト81及び加熱ローラ82は時計方向に回転し、定着ローラ83も時計方向に回転する。なお、定着ローラ83を駆動してもよい。また、定着ベルト81は当接する加熱ローラ82を介してハロゲンヒータ82Aにより加熱され、加圧ローラ84もハロゲンヒータ84Aによって加熱される。そして、不図示の付勢手段によって加圧ローラ84が定着ローラ83の方向に付勢されているので、定着ローラ83に巻回された定着ベルト81と加圧ローラ84との間に形成されたニップ部Nで、給紙された記録材Pが加熱・加圧され、記録材P上のトナー像が定着される。
なお、定着条件は例えば下記の通りである。
定着荷重:2000N
定着ベルト張力:250N
定着ベルト制御温度:160〜200℃
加圧ローラ制御温度:80〜120℃
記録紙搬送速度:500mm/s
また、定着ベルト81を加熱する加熱手段として、どのような加熱手段を用いてもよく、例えば励磁コイルを用いた誘導加熱発熱体を用いてもよい。また、加熱手段を設ける位置は、必ずしも加熱ローラ82の中に限定するものではない。
また、定着ベルト81に張力を付与するテンションローラを設けたり、ベルトの蛇行を制御する寄り制御ローラを設けたりしてもよい。
以上の如き定着装置8において、定着された記録材Pがニップ部Nから排紙された後に定着ベルト81に付着して巻き付きつくとジャムが発生する虞があるので、記録材Pを定着ベルト81から確実に分離させる必要がある。
そこで、この分離手段として、ニップ部Nの出口側近傍に第1エアノズル201(第1吐出口)と第2エアノズル301(第2吐出口)を設けることに想到した。第1エアノズル201はコンプレッサで圧縮されて生成された圧縮空気を吐出するノズルであって、ニップ部Nを通過した直後の記録紙Pの先端部近傍に対して短時間吹き付け、記録紙Pの先端部を定着ベルト81から分離させる。一方、第2エアノズル301はファンにより送風された空気を連続して吐出するノズルであって、先端部が分離された記録紙Pに吹き付けて定着ベルト81に付着しないようにする。
そして、第1エアノズル201からの吐出する空気は、記録紙Pの先端部を分離させるので風速は大きい必要があるが、短時間の吐出で済むので風量は少量でよい。一方、第2エアノズル301からの吐出する空気は、記録紙Pの先端部が分離された後なので風速は大きい必要がないが、記録紙Pの全体がニップ部Nを通過するまで連続して吐出するので風量は多量に必要とする。なお、第1エアノズル201からの風量は第2エアノズル301からの風量の約1/10でよい。このように第1エアノズル201と第2エアノズル301とにより互いを補う構成であるので、第2エアノズル301を設けずに全ての空気を第1エアノズル201から吐出する構成と比較して、寸法や電力が約1/10になり、小型化し省電力になる。
このようにして、定着ベルト81から分離された記録紙Pは排紙ガイド板85に案内されて搬送される。なお、耐熱樹脂から成る剥離爪86が加圧ローラ84に圧接しているので、第1エアノズル201や第2エアノズル301からの空気によって記録紙Pが下方に押圧されても記録紙Pが加圧ローラ84に巻き付くことはない。また、剥離爪86は例えば10mm程度の先端部がフッ素樹脂でコーティングされて潤滑性が良い上に、1mN程度の弱い圧力で加圧ローラ84に圧接しているので、加圧ローラ84に疵が付くことがない。加えて、両面コピーの際にトナー像が加圧ローラ84の側に位置しても、加圧ローラ84の温度は低いので、トナー像が溶融することはなく、剥離爪86によって画像不良が発生することがない。
また、加圧ローラ84を低温に維持するために、転写手段6Aと定着装置8との間隔を記録紙Pの最大長以上の長さとすると共に、この間で紙間を詰めることにより、定着ベルト81から加圧ローラ84への熱移動量を抑えることもできる。また、加圧ローラ84の内周や外周をファンによって冷却してもよい。
更に、剥離爪86は従来の定着装置に用いられていたものを適用できる。
次に、第1エアノズル201と第2エアノズル301から空気を吐出するための構成を図2と図3に示すブロック図に基づいて説明する。
第1エアノズル201は空気を流通させるパイプ202によって電磁弁203に接続され、電磁弁203は同様なパイプによってエアタンク204に接続され、エアタンク204は同様なパイプによってコンプレッサ205に接続されている。
なお、第1エアノズル201、パイプ202、電磁弁203、エアタンク204及びコンプレッサ205から成る構成を第1吹付手段200と称す。
ここで、電磁弁203は直動型であって、容量0.001m/s(100kPa)で応答速度は20msである。
エアタンク204の容量は0.05mである。
コンプレッサ205はレシプロ・オイルフリー型であって、電力は0.75kw、静圧は0.8MPa、風量は0.00125m/sである。
以上の構成を備えた図1に示す如き画像形成装置において、給紙カセット20内に収容された記録紙Pが給紙手段21により給紙されたことを給紙センサ102が検知する。搬送された記録紙Pが給紙センサ102の検知時よりニップ部Nを通過する迄の時間は一定で予め分かっており、CPU等から成る制御手段101はタイマ103によってその時間に達したことを認識すると、電磁弁203に開信号を送信し、50ms後に閉信号を送信する。エアタンク204にはコンプレッサ205により圧縮された0.8MPa程度の圧縮空気が予め貯溜されているので、電磁弁203の開口に伴って第1エアノズル201より圧縮空気が吐出し、ニップ部Nを通過した直後の記録紙Pの先端部に対して吹き付ける。
第1エアノズル201からの吐出圧は0.1〜0.2MPaであり、風速は100〜160m/s、風量は0.005〜0.008m/sである。
また、電磁弁203は開信号が入力されてから約20msで全開状態になるので、記録紙Pがニップ部から約10mm搬送された時点で最大風量に達する。第1エアノズル201からの圧縮空気の吐出最大風量は記録紙Pの分離に必要な風量の2〜3倍であるので、記録紙Pは圧縮空気の吐出風量が最大に達する前に、即ちニップ部Nからの搬送量が10mmに達する前に分離し始める。その後、電磁弁201に閉信号が入力されると、第1エアノズル201からの吐出される圧縮空気の吐出風量は徐々に減少し、記録紙Pの先端部がニップ部Nから25〜30mmに達するまで吐出し続ける。このときの吐出風量は最大付着量のトナー像があっても記録紙Pを剥離できる風量である。
以上の如く、第1エアノズル201より圧縮空気を吐出し、ニップ部Nを通過した記録紙Pの先端部を定着ベルト81から分離させた後は圧縮空気の吐出を停止し、代わりに第2エアノズル301よりファンにより送風された空気を連続して吐出して記録紙Pに吹き付け、記録紙Pが定着ベルト81に付着することを防止する。
即ち、記録紙Pの分離がある程度進み、記録紙Pの先端部が定着ベルト81より0.2mm以上開いてくると、開いた領域の全てに剥離力を作用させるためには、第1エアノズル201より吐出する圧縮空気の如く高圧で狭い範囲に吹き付ける空気より、低圧であっても風量が大きく広い範囲に吹き付ける空気の方が望ましい。そこで、第1エアノズル201からの吐出を停止し、記録紙Pにおける定着ベルト81より開いた先端部に第2エアノズル301からファンにより送風された空気を吹き付ける。これにより、第1エアノズル201からの吹き付けがなくても、トナーの粘着力に抗して記録紙Pに力が加えられ、記録紙Pは定着ローラ81より確実に分離する。
また、図1に示す如き画像形成装置において、給紙カセット20内に収容された記録紙Pが給紙手段21により給紙されたことを給紙センサ102が検知すると、制御手段101はファン用スイッチ304に通電する。従って、ファン303は回転を開始し、ダクト302を介して第2エアノズル301より空気を例えば20m/sで吐出して記録紙Pに吹き付け、記録紙Pを定着ベルト81から分離する。連続して記録紙Pを定着する場合は、ファン303は回転させたままとするが、後述するようにファン303の応答性が十分高い場合は、記録紙Pの進入に合わせてファン用スイッチ304のON/OFFを繰り返してもよい。
なお、ファン303は40mm角で、12W、静圧500Paの軸流ファンである。
また、第2エアノズル301、ダクト302、ファン303及びファン用スイッチ304を第2吹付手段300と称す。
記録紙Pが定着装置8に達する前にファン用スイッチ304に通電するのは、ファン303が通電されてから最大の回転数になるまでタイムラグがあるからである。記録紙搬送速度が小さかったりして、記録紙Pを分離させようとする位置に達する前に、ファン303が後述する分離を継続するのに十分な風速に達することができるのであれば、記録紙Pが定着器に達してから起動してもよい。逆に、より高速の画像形成装置に本発明を適用する場合など、高出力だが立ち上がりに時間がかかるブロアなどをファン303として使うときは、画像形成装置の給紙開始、更には画像形成動作開始に先だって、ブロアを起動するなど、ファン303の起動タイミングを適宜選択する。
また、第2エアノズル301からの吐出圧は400Paであり、風速は20〜30m/s、風量は0.025〜0.04m/sである。
また、ファン303は軸流ファンに限定されるものではなく、シロッコファンやクロスフローファン、或いはブロア等でもよく、要は定着ベルト81から先端部が分離された記録紙Pを連続して剥離可能な風量等を有する条件を備えていればよい。そして、ファン303の形式によってダクト302の形状が設定される。
ここで、第1エアノズル201と第2エアノズル301により吐出する空気を記録紙Pに対して効率的に吹き付けるのは、双方のノズルをニップ部Nの出口部近傍にできるだけ接近させることが望ましい。しかし、図2の如き構成の場合は、第1エアノズル201と第2エアノズル301の二つのノズルを上下方向に配置しており、各エアノズルは所定の厚みがあるので、ニップ部Nの出口部近傍にあまり接近させることはできない。
そこで、図4に示す如く、第1エアノズル201と第2エアノズル301を定着ベルト81の回転軸と平行な方向において同位置に配置することにより、第1エアノズル201と第2エアノズル301をニップ部Nの出口部近傍により接近させることが可能になった。
このように各エアノズルをニップ部Nの出口部近傍に接近させることにより、風速及び風量が増大し、分離性能が向上する。また、分離のために風速及び風量が従来のままで充分であるならば、コンプレッサ205やファン303の電力を小さくでき、省電力化が可能になる。
以上の構成の差異を図5の拡大図で比較説明する。
図5(a)は図2に対応する第1エアノズル201と第2エアノズル301の拡大図であり、図5(b)は図4に対応する第1エアノズル201と第2エアノズル301の拡大図である。ニップ部の出口部をN1、空気を吹き付ける吹付位置をKとし、N1からKまでの長さPを例えば10mmとする。図5(a)においては吹付位置Kから第2エアノズル301までの長さD1は約15mmであるが、図5(b)においては吹付位置Kから第2エアノズル301までの長さD2が約7.5mmとなる。このように、第1エアノズル201と第2エアノズル301を同位置に配置することによって、第1エアノズル201と第2エアノズル301をニップ部の出口部N1により接近させることができる。
なお、図5においては定着ローラ83と加圧ローラ84の外径は90mmである。
実験によれば、Kから第2エアノズル301までの長さを15mmから7.5mmにすることで、コンプレッサ205とファン303の電力を2割程度削減しても従来と同じ風速と風量を確保できた。また、コンプレッサ205とファン303の電力を変えずにKから第2エアノズル301までの長さD2を7.5mmにして風速及び風量を増大させれば、従来より坪量が小さく、腰の弱い記録紙まで通常に分離することが可能になる。即ち、分離可能な記録紙のクラーク剛度の下限を30cm/100から15cm/100に拡大することができた。なお、クラーク剛度の測定方法は「JIS P 8143」に規定されている。
以下に、このように同位置に配置した第1エアノズル201と第2エアノズル301に関する各種の実施形態を説明する。
図6は第1エアノズル201と第2エアノズル301をニップ部Nの方向から見た部分拡大図である。
図6において、第1エアノズル201と第2エアノズル301が定着ベルト81の回転軸と平行な方向であるX方向に交互に配置されている。詳しくは、複数の第1エアノズル201が設けられた第1風導部211と、第2エアノズル301が設けられた第2風導部311とがX方向に交互に配置されている。
このように第1エアノズル201と第2エアノズル301をX方向に揃えて配置すること、即ち同位置に配置することにより、図2の如く第1風導部211と第2風導部311とが重ならないので、ニップ部Nに接近させることができる。従って、図2と較べて風速と風量を低減することができ、その結果、コンプレッサ205やファン303の電力を低減することができ、寸法的にも縮小できる。また、電力を変えなければ、風速と風量が増大して分離性能がより向上する。
一例として、直径1mmの第1エアノズル201が2mmピッチで7個設けられた第1風導部211と、X方向が38mmであって、その直角方向であるY方向が3mmである第2エアノズル301が設けられた第2風導部311が、X方向に交互に配置されている。この場合、第1風導部211は5個で、第2風導部311は6個である。
なお、第1風導部211から吐出する空気は記録紙Pの幅方向に離散的に吹き付けられるので、該空気が直接吹き付けられない記録紙Pにおいては定着ベルト81からの分離量が少なくなる。従って、二つの第1風導部211の間隔が広すぎると好ましくない。また、第2風導部311から吐出する空気が直接吹き付けられない記録紙Pにおいても定着ベルト81からの分離量が少なくなる。従って、二つの第2風導部311の間隔が広すぎると好ましくない。このため、第1風導部211のX方向の寸法は10〜20mmで、直径1mmの第1エアノズル201は2mmピッチで5〜10個に設定することが望ましい。また、第2風導部311のX方向の寸法は30〜40mmが望ましい。
図7は図6に対して第1エアノズル201の数を増加させた図である。
図7においては、直径1mmの第1エアノズル201が2mmピッチでX方向に上下2列に連設している。これにより、第1エアノズル201から吐出する空気の風量が2倍になり、分離性能がより向上する。但し、上段の第1エアノズル201から吐出する空気と下段から吐出する空気が定着ベルト81の同じ吹付位置Kに吹き付けられるように各第1エアノズル201の角度を適切に設定する必要がある。
図8は図6に対して第1エアノズル201の数を部分的に増加させ、第2エアノズル301の幅を部分的に拡大した図である。
即ち、第1風導部211において第1エアノズル201の密度は中央部より第2風導部311に近接する端部の方が高く、且つ、第2風導部311において第2エアノズル301における定着ベルト81の回転軸と直交する方向の幅は中央部より第1風導部211に近接する端部の方が広い。一例として、端部に位置する第1エアノズル201をX方向に上下2列に連設して図6より4個増加させ、端部に位置する第2エアノズル301の幅を部分的に3mmから4mmに拡大している。これにより、第1エアノズル201と第2エアノズル301の境界において風量を増大させることができるので、それぞれの空気が吹き付けられない領域をより少なくすることができる。
次に、図6〜8とは異なる形態に構成した第1エアノズル201と第2エアノズル301を説明する。図9は第1エアノズル201と第2エアノズル301をニップ部Nの方向から見た部分拡大図である。
図9において、第2エアノズル301は定着ベルト81の回転軸と平行な方向であるX方向に、定着する記録紙Pの最大幅に対応する長さになっており、その直角方向であるY方向は3mmの幅で形成されている。第2エアノズル301の中には、第1エアノズル201を形成する第1エアノズル201の周壁の一部である略半円形の形状の周壁221Aが突出している。そして、第1エアノズル201は5mmピッチでX方向に複数個配置されている。換言すれば、第1エアノズル201を形成する略半円形の形状の周壁221Aと他の周壁221Bは、第2エアノズル301を形成する周壁321と一体に形成されている。
このように第1エアノズル201を第2エアノズル301に内包させることにより、双方のエアノズルを合わせたY方向の幅が狭くなり、ニップ部Nに接近させることができる。従って、第1エアノズル201と第2エアノズル301を図2の如く配置したときと較べて、風速と風量を低減することができ、その結果、コンプレッサ205やファン303の電力を低減することができ、寸法的にも縮小できる。また、電力を変えなければ、風速と風量が増大して分離性能がより向上する。加えて、記録紙Pの全幅方向に空気を吐出できるので、安定した分離が行われる。
また、エアタンク204から第1エアノズル201に至る風路と、ファン303から第2エアノズル301に至る風路は別々に形成されているので、互いの空気の流れを阻害することがない。
更に、この場合は第2エアノズル301に対応する複数(例えば、8個)のファン303をX方向に配置することになるが、ダクト302内に仕切壁を設けることが望ましい。これにより、互いの影響で空気の流れが乱されることがなく、整流された状態で第2エアノズル301から吐出する。
図10は図9に対して第1エアノズル201を第2エアノズル301の外側に配置した図である。図10において、第2エアノズル301を形成する周壁321から第1エアノズル201の一部を形成する略半円形の形状の周壁221Aが外側に突出している。そして、略半円形の形状の周壁221Aと他の周壁221Bは、第2エアノズル301を形成する周壁321と一体に形成されている。
この場合は、図9の如く周壁221Aが第2エアノズル301の中に位置していないので、第2エアノズル301が小さくならず充分な風量が確保できる。但し、Y方向の寸法が図9と比較して大きくなるので、図9よりはニップ部Nに接近させ難い。しかし、周壁221A,221B,321が一体であるので、図2の如くY方向に第2エアノズル301を形成する周壁、所定の間隙、第1エアノズル201を形成する周壁と配置した場合と較べれば、遙かにニップ部Nに接近させ易くなる。
図11は図9に対してY方向に二つの第1エアノズル201が第2エアノズル301の中に配置されている図である。
図11においては、第2エアノズル301を形成し対向する周壁321をY方向に接続部322により接続し、この接続部322をX方向に断続的に複数個設けている。そして、各接続部322にはY方向に2個の第1エアノズル201が穿設されている。図11の構成は図9と比較し、第1エアノズル201の全体の数は同数であるが、第2エアノズル301が接続部322に遮断されて複数個に形成されている点が異なる。しかし、第2エアノズル301の開口面積はより大きいので、風量は増大する。また、周壁321を接続する接続部322を設けることにより、構造的な強度が増大し、反りや振動を抑えることができる。この場合も、Y方向の二つの第1エアノズル201から吐出する空気が同じ吹付位置Kに吹き付けられるように各第1エアノズル201の角度を適切に設定する必要がある。
以上の図9〜11に関し、第2エアノズル301の中若しくは周壁の中に第1エアノズル201を配置して一体化した構成であるので、この場合も第1エアノズル201と第2エアノズル301を同位置に配置したものと言える。
また、図6〜11に示した構成に共通する変形例であるが、図12に示す如く第1エアノズル201を第2エアノズル301よりニップ部Nに近接させて配置してもよい。例えば、吹付位置Kから第2エアノズル301までの長さD2が7.5mmのとき、吹付位置Kから第1エアノズル201までの長さD3を約5.5mmにすることができる。これにより、第1エアノズル201からの風速が増大し、記録紙Pの分離がより容易になる。また、第1エアノズル201からの風速が従来のままで充分であるならば、コンプレッサ205の電力を低減させることができる。
また、以上の図6〜11に示した構成に関し、複数の第1エアノズル201と複数の第2エアノズル301は定着ベルト81の回転軸と平行に各々配置されていることが必要で、一部が反っていたり捻れていたりしては記録紙Pに対してむらなく一律に空気を吐出することができない。そこで、図6〜8においては、第1風導部211と第2風導部311を一体化することが望ましく、例えばダイカストにより一体に鋳造する製造方法が考えられる。図9〜11においても同様にダイカスト鋳造が望ましい。
なお、第1風導部211と第2風導部311を別体として製造する場合は、強度があって平面性が保証された鉄やステンレス等の金属板に両者を固定することが望ましい。また、第1エアノズル201と第2エアノズル301をニップ部Nに接近させて配置するのを該金属板が妨げることがないように、金属板の先端が第1エアノズル201と第2エアノズル301の位置から後退させて配置することになる。また、複数の第1エアノズル201と第2エアノズル301の先端を一直線に揃えるためには、第1風導部211と第2風導部311とに位置決め部を設けて金属板に対して位置決めするのが望ましい。また、隣り合う第1風導部211と第2風導部311の側壁に凸部と凹部を設けて嵌合させ、これを位置決めとしてもよい。
ところで、第1エアノズル201と第2エアノズル301をニップ部Nに接近させるほど分離性能が向上する。しかし、接近させ過ぎると、定着ローラ83の熱膨張、定着ベルト81の回転時のばたつき、若しくはダクト302の振動等により、第1エアノズル201や第2エアノズル301が定着ベルト81に接触する虞がある。このためには、上記の影響を受けない余裕を持った位置に第1エアノズル201と第2エアノズル301を配置すればよいのであるが、第1エアノズル201と第2エアノズル301をニップ部Nにできるだけ接近させたい場合がある。この場合は、図13に示す如く、定着ベルト81とダクト302との間に、定着ベルト81の回転軸と平行な方向に支軸を有して回転自在なコロ400を配置することが望ましい。これによって、定着ローラ83が熱膨張しても、第2エアノズル301が定着ベルト81に接触する虞は解消する。また、ダクト302の振動を抑えるためには、防振材を介してファン303を支持する構造にすることが望ましい。また、ダクト302にリブを設けたり構造材の厚みを増したりして、ダクト302の剛性を上げ、振動の振幅が小さくなるようにしてもよい。
以上の如き第1エアノズル201と第2エアノズル301とを有する定着装置8を備えた画像形成装置において、A4サイズの記録紙Pを100ppmで給紙し、画像形成する工程の実施例を図14の拡大図を参照して詳細に説明する。
給紙カセット20内に収容された記録紙Pが給紙手段21により給紙されたことを給紙センサ102が検知すると、制御手段101はファン用スイッチ304に通電する。従って、ファン303は回転を開始し、第2エアノズル301より空気を略20m/sで吐出する。
実験によれば、記録紙Pの先端部が定着ベルト81に20ms以上の時間で巻き付いてから記録紙Pを剥離すると、巻き付き時間が長くなるに従って剥離状態の変化に起因すると考えられる画像ムラが発生し、画像品位を低下させることが知られている。
このために、記録紙Pの先端部がニップ部Nの出口部N1から搬送されてから20ms以内に分離することが必要である。そこで、第1エアノズル201及び第2エアノズル301による吹付位置Kを、記録紙Pの先端部がニップ部Nのニップ出口N1から搬送されてから20ms以内になるように設定する。また、他の実験によれば、記録紙Pの先端余白が3mmだとすると、記録紙Pの先端部と定着ベルト81との間隙は0.1mm程度と僅かな値しかないので、第1エアノズル201からの空気流は定着ベルト81に沿った流れとなることが要求される。仮に、第1エアノズル201からの吹き付け方向が定着ローラ83に巻き付いた定着ベルト81の接線Sと一致すると、第1エアノズル201からの空気が記録紙Pの先端部と定着ベルト81との間隙に流入できるのは接線と定着ベルト81の接点近傍に限られる。そこで、第1エアノズル201からの吹き付け方向を、吹付位置Kにおける接線Sとニップ部Nの延長線Eとが成す角度θの範囲内に設定することが望ましい。これにより、吹付位置Kよりニップ部Nへ定着ベルト81の曲面に沿った空気の流れを形成することができ、記録紙Pの先端部が吹付位置Kに達しなくても分離が可能になる。なお、ニップ部Nの延長線Eとは、定着された記録紙Pが搬送される方向の線である。更に、第1エアノズル201と第2エアノズル301はニップ部Nからの排紙通路と干渉しないように、少なくともニップ部Nの延長線Eより定着ローラ83の側に配置する必要がある。そして、分離性能を向上させるために、第1エアノズル201と第2エアノズル301から吹付位置Kまでの長さはできるだけ短い方が望ましい。
これらの条件を満足するためには、前述の如く第1エアノズル201と第2エアノズル301を同位置に配置することが望ましい。
本発明の実施例では、ニップ部の出口部N1から吹付位置Kまでの長さPを10mmとし、Kから第1エアノズル201と第2エアノズル301までの長さを7.5mmとした。また、第1エアノズル201と第2エアノズル301から空気を吹付位置Kに吹き付ける角度をニップ部Nからの延長線Eに対して11°に設定した。
記録紙Pがニップ部Nを通過した後、記録紙Pの先端部と定着ベルト81との隙間が小さい状態で第1エアノズル201から空気を強い風速で吹き付けるため、コンプレッサ205で圧縮されエアタンク204に貯溜された圧縮空気を電磁弁203を介して供給する。電磁弁203は通常は閉状態であり、記録紙Pの先端部がニップ部Nより突出するのに合わせて開状態に切り換える。切り換えタイミングは給紙センサ102の検知に基づいて決定される。
記録紙Pの先端部がニップ部Nより突出するのに電磁弁203に開信号を送る。電磁弁203は約20msで開状態になるため、記録紙Pの先端部がニップ部Nから10mm程度搬送されたときに第1エアノズル201から吐出する空気は最大流量に達する。本実施例では、分離に必要な圧力の2〜3倍の圧力で給気しているため、記録紙Pは第1エアノズル201から吐出する空気が最大流量に達する前に、即ちニップ部Nからの巻き付き時間が20msecに達する前に記録紙Pの先端部の隙間が大きくなる。本実施例のための実験においては、記録紙Pの先端部がニップ部Nの出口部から20msec移動する前に定着ベルト81との隙間が0.2mm程度まで広がれば、20m/s程度の送風で最大付着量のベタ画像が載った厚さ80g/m程度の薄い印刷用コート紙でも連続的に剥離できることを確認している。
記録紙Pの分離がある程度進み、記録紙Pの先端部が定着ベルト81から0.2mm以上開いてくると、開いた領域の全てに剥離力を作用させるためには、吐出領域が狭くて風速の大きい空気を吹き付けるより、吐出領域が広くて風量の大きい空気を吹き付ける方が好ましい。そこで、電磁弁203に開信号を送ってから50msを経過した後、閉信号を送り、第1エアノズル201からの空気の吐出を停止する。記録紙Pの先端部は定着ベルト81から0.2mm以上開いているので、第1エアノズル201から圧縮空気を吹き付けなくても、第2エアノズル301からの空気の吹付によって記録紙Pを剥離する力が加えられ、記録紙Pは定着ベルト81から確実に分離する。
以上の如く、記録紙Pが20msec巻き付く前に分離を開始するので、画像むらが発生することはない。
図15は図6〜8に対応する第1エアノズル201と第2エアノズル301の上面図である。
図15においては、5個の第1エアノズル201と6個の第2エアノズル301が交互に定着ローラ83の軸方向に配置されている。そして、中央に位置する3個の第1エアノズル201は電磁弁203Aに接続され、外側に位置する2個の第1エアノズル201は電磁弁203Bに接続されている。一方、5個の第2エアノズル301は各々5個のファン303によって、それぞれ送風される。
記録紙PがA4サイズであって横送りの場合は、電磁弁203A及び電磁弁203Bを開放し、5個の第1エアノズル201から空気を吐出する。また、6個のファン303を回転させ、6個の第2エアノズル301から空気を吐出する。しかし、記録紙PがA4サイズであっても縦送りの場合や、記録紙Pの幅寸法が小さい場合は、電磁弁203Bを開放せず、電磁弁203Aのみを開放して、中央に位置する3個の第1エアノズル201のみから空気を吐出する。また、両端に位置する2個のファン303を回転させず、中央に位置する4個のファン303のみを回転させ、中央に位置する4個の第2エアノズル301のみから空気を吐出する。なお、記録紙Pのサイズは図3の記録紙サイズ検知手段104が検知し、制御手段101が電磁弁203及びファン用スイッチ304を制御する。
このように、記録紙Pのサイズに応じて電磁弁203及びファン用スイッチ304を作動させるので、無駄な電力消耗をなくし、定着ベルト81からの熱損失や熱汚染も抑制できる。
なお、以上の構成において、第1エアノズル201及び第2エアノズル301の数は限定されるものではない。
また、以上の第1エアノズル201及び第2エアノズル301を用いる定着装置としては上述の如きベルト定着装置に限定されるものではなく、どのような定着装置であってもよい。例えば、ハロゲンヒータ等の加熱手段を内蔵した定着ローラ(定着部材)と、該定着ローラを加圧する加圧ローラ(加圧部材)とによって形成されたニップ部で、トナー像が転写された記録材を挟持・搬送しながら、加熱・加圧する熱ローラ定着方式の定着装置あってもよい。
ところで、図1に示す如き画像形成装置の前後にはルーバーが設けられ、ルーバーの開口から吸気された外気は定着装置の上部に配置された導気ダクトを経由して定着装置出口側に位置するファンに導かれる。この導気ダクトは外気によって低温に維持され、定着装置からの熱拡散によるトナー貯溜部等の温度上昇を抑制する。
第1エアノズル201及び第2エアノズル301から吐出された空気は、記録紙搬送ガイドの一部を壁とするダクトによって定着装置出口側の画像形成装置端部に設けられた開口に導かれて排出される。また、この開口に排気ファンを設ければ、効率的に排気でき、定着装置に吹き付けられて温度上昇した空気による装置内熱汚染を最小限に抑えられる。なお、画像読取装置に後処理装置等を接続する場合は、画像形成装置の上面や背面に開口を設けて排気する。
8 定着装置
81 定着ベルト
82 加熱ローラ
83 定着ローラ
84 加圧ローラ
101 制御手段
102 給紙センサ
201 第1エアノズル
111a,121a 吐出口
203 電磁弁
204 エアタンク
205 コンプレッサ
211 第1風導部
221A,221B,321 周壁
322 接続部
301 第2エアノズル
303 ファン
304 ファン用スイッチ
311 第2風導部
400 コロ
N ニップ部
N1 出口部
P 記録紙
K 吹付位置

Claims (13)

  1. 加熱された定着部材と該定着部材に対して加圧する加圧部材とにより形成されたニップ部で記録材上のトナー像を定着する定着装置において、
    前記ニップ部を通過した後の記録材の先端部近傍に対して、コンプレッサにより圧縮された空気を吐出して記録材を前記定着部材から剥離させる第1吹付手段と、
    前記ニップ部を通過した記録材に対して、ファンにより送風された空気を吐出して記録材を前記定着部材から剥離させる第2吹付手段と、
    を有し、
    前記第1吹付手段に設けた第1吐出口から吐出する空気の風速は前記第2吹付手段に設けた第2吐出口から吐出する空気の風速より大きく、前記第1吐出口から吐出する空気の風量は前記第2吐出口から吐出する空気の風量より少なく、且つ、前記定着部材の回転軸と平行な方向において前記第1吐出口は前記第2吐出口と同位置に配置されていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記第1吐出口及び前記第2吐出口は、前記定着部材の回転軸と平行な方向に交互に配置されていることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  3. 前記第1吐出口を有する第1風導部及び前記第2吐出口を有する第2風導部は前記定着部材の回転軸と平行な方向に交互に配置されていることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  4. 前記第1風導部には複数の前記第1吐出口が1列若しくは複数の列に連設していることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  5. 前記第1風導部における前記第1吐出口の密度は中央部より前記第2風導部に近接する端部の方が高く、且つ、前記第2吐出口における前記定着部材の回転軸と直交する方向の幅は中央部より前記第1風導部に近接する端部の方が広いことを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  6. 前記第1吐出口を形成する周壁が前記第2吐出口を形成する周壁と一体に形成され、複数の前記第1吐出口が前記定着部材の回転軸と平行な方向に穿設されていることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  7. 前記第1吐出口を形成する周壁の一部は前記第2吐出口の中に突出していることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  8. 前記第2吐出口を形成し対向する周壁が前記定着部材の回転軸と直交する方向に接続されて成る接続部が該回転軸と平行な方向に断続的に複数個形成され、該接続部に前記第1吐出口が穿設されていることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  9. 前記定着部材の回転軸と平行な方向に支軸を有して回転自在であって、前記第2吐出口を形成する周壁と前記定着部材との間隙を規制するコロが配設されていることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の定着装置。
  10. 前記第1吐出口は前記第2吐出口より前記ニップ部に近接して配置されていることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の定着装置。
  11. 前記第1吹付手段からの空気が吹き付けられる前記定着部材の吹付位置は、記録材の先端部が前記ニップ部の出口から前記定着部材の外周面に沿って20msec以内の時間で移動する位置であることを特徴とする請求項10の何れか1項に記載の定着装置。
  12. 前記第1吹付手段からの空気を、前記吹付位置における前記定着部材に対する接線と前記ニップ部からの延長線とが成す角度の範囲内で前記吹付位置に向けて吹き付けることを特徴とする請求項11に記載の定着装置。
  13. 請求項1〜12の何れか1項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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