JP5573283B2 - 検査実施支援プログラム、検査実施支援装置、検査実施支援システム、及び検査実施支援方法 - Google Patents

検査実施支援プログラム、検査実施支援装置、検査実施支援システム、及び検査実施支援方法 Download PDF

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Description

本件は、検査実施支援プログラム、検査実施支援装置、検査実施支援システム、及び検査実施支援方法に関する。
近年、多くの病院において、診療科の医師や看護師といった診療科のスタッフが主として利用し、患者のカルテデータの管理を行う電子カルテシステムが導入されている。また、CR(Computed Radiography)検査、CT(Computed Tomography)検査、MRI(Magnetic Resonance Imaging)検査、X線検査等、主として放射線を取り扱い、画像を撮影する検査を行う放射線科において、診療放射線技師が利用する放射線情報システム(RIS:Radiology Information System)や、読影専門の医師(読影医)が利用する画像情報システム(PACS:Picture Archiving and Communication System)の導入も増加している。また、電子カルテシステム、放射線情報システム、及び画像情報システムを、ネットワークを通じて通信可能に接続し、病院内の情報システムを構築する例も多く見られる。
病院においては、患者に対して検査を実施する場合、診療科の医師が放射線科等の検査部門に対して検査オーダを発行し、検査自体は検査部門により行うことが多い。上述の電子カルテシステム、放射線情報システム、及び画像情報システムが導入されている場合、診療科の医師が電子カルテシステムで放射線科に対する検査オーダを発行すると、放射線情報システム及び画像情報システムに検査オーダが送信される。診療放射線技師は、放射線情報システムの端末に表示される検査オーダに基づいて、撮影等の検査を実施する。撮影された画像は、放射線情報システムから画像情報システムに送信される。読影医は、画像情報システムの端末を利用して撮影された画像の診断を行う。読影医は診断結果をレポートとして作成し、電子カルテシステムに送信する。診療科の医師は、撮影された画像と、レポートとを参照しながら治療診断を行うことができる(例えば、特許文献1)。
特開2000−166908号公報
ところで、検査オーダに情報が不足している場合や、検査オーダの内容が誤っている可能性がある場合には、診療放射線技師が読影医に指示を仰ぐことがある。例えば、患者が喘息、腎障害、又は心臓病を罹患している場合には、画像にコントラストを付けたり、特定の組織を強調するための造影剤を患者に投与すると、アレルギー症状を引き起こし、そのショック症状により患者に重篤な症状をもたらす可能性がある。そこで、このような検査オーダを受けた場合には、診療放射線技師は読影医に指示を仰ぐ必要がある。
従来の放射線情報システムでは、電子カルテシステムから検査オーダを受付けると、診療放射線技師は、放射線情報システムの端末から検査オーダの内容を閲覧でき、検査を実施できるようになっている。従って、診療放射線技師が検査オーダの誤りに気付かなければ、検査オーダに従った検査を実施してしまい、医療過誤が発生してしまう可能性がある。
本件は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、適切な検査の実施を支援できる検査実施支援プログラム、検査実施支援装置、検査実施支援システム、及び検査実施支援方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、明細書開示の検査実施支援プログラムは、検査が実施される患者の患者情報と、該患者に対して実施する該検査の検査情報とを含む検査オーダを、第一の医師が操作する第一の端末から取得する取得ステップと、前記検査情報を指定した検査条件と、該検査条件に対応する検査の実施前に第二の医師による確認が必要となる前記患者の前記患者情報を指定したチェック条件と、前記検査条件によって指定された前記検査が、前記チェック条件で指定された前記患者情報を有する患者に対して実施された場合に、該患者に与える影響に基づいて設定される項目と、を関連付けた検査チェックマスタと、前記取得ステップで取得した前記検査オーダとに基づいて、該第二の医師による該検査オーダの確認が必要か否か判定する判定ステップと、前記検査オーダに対する前記判定ステップでの判定結果を、前記第二の医師が操作する第二の端末に表示する表示ステップと、前記第二の端末から前記検査オーダの実施許可を受付ける受付ステップと、前記第二の医師の確認が必要な前記検査オーダについては、前記受付ステップで前記実施許可を受付けるまで、前記検査を実施する技師が前記検査オーダの少なくとも一部を閲覧できないようにする閲覧制御ステップと、をコンピュータに実行させ、前記判定ステップでは、前記患者に与える影響に基づいて設定される項目の値が所定の値である場合に、前記第二の医師による前記検査オーダの確認が必要であると判定する
上記課題を解決するために、明細書開示の検査実施支援装置は、検査が実施される患者の患者情報と、該患者に対して実施する該検査の検査情報とを含む検査オーダを、第一の医師が操作する第一の端末から取得する取得部と、前記検査情報を指定した検査条件と、該検査条件に対応する検査の実施前に第二の医師による確認が必要となる前記患者の前記患者情報を指定したチェック条件と、前記検査条件によって指定された前記検査が、前記チェック条件で指定された前記患者情報を有する患者に対して実施された場合に、該患者に与える影響に基づいて設定される項目と、を関連付けた検査チェックマスタを格納する格納部と、前記格納部に格納された前記検査チェックマスタと、前記取得部で取得した前記検査オーダとに基づいて、前記第二の医師による該検査オーダの確認が必要か否か判定する判定部と、前記検査オーダに対する前記判定部による判定結果を、前記第二の医師が操作する第二の端末に表示する表示部と、前記第二の端末から前記検査オーダの実施許可を受付ける受付部と、前記第二の医師の確認が必要な前記検査オーダについては、前記受付部にて前記実施許可を受付けるまで、前記検査を実施する技師が前記検査オーダの少なくとも一部を閲覧できないようにする閲覧制御部と、を備え、前記判定部は、前記患者に与える影響に基づいて設定される項目の値が所定の値である場合に、前記第二の医師による前記検査オーダの確認が必要であると判定する
上記課題を解決するために、明細書開示の検査実施支援システムは、検査が実施される患者の患者情報と、該患者に対して実施する該検査の検査情報とを含む検査オーダを、第一の医師が操作する第一の端末から取得する取得部と、前記検査情報を指定した検査条件と、該検査条件に対応する検査の実施前に第二の医師による確認が必要となる前記患者の前記患者情報を指定したチェック条件と、前記検査条件によって指定された前記検査が、前記チェック条件で指定された前記患者情報を有する患者に対して実施された場合に、該患者に与える影響に基づいて設定される項目と、を関連付けた検査チェックマスタを格納する格納部と、前記格納部に格納された前記検査チェックマスタと、前記取得部で取得した前記検査オーダとに基づいて、前記第二の医師による該検査オーダの確認が必要か否か判定する判定部と、を備え、前記判定部は、前記患者に与える影響に基づいて設定される項目の値が所定の値である場合に、前記第二の医師による前記検査オーダの確認が必要であると判定する第1の情報処理装置と、前記検査オーダに対する前記判定部による判定結果を、前記第二の医師が操作する第二の端末に表示する表示部と、前記第二の端末から前記検査オーダの実施許可を受付ける受付部と、を備える第2の情報処理装置と、前記第二の医師の確認が必要な前記検査オーダについては、前記受付部にて前記実施許可を受付けるまで、前記検査を実施する技師が前記検査オーダの少なくとも一部を閲覧できないようにする閲覧制御部を備える第3の情報処理装置と、を備える。
上記課題を解決するために、明細書開示の検査実施支援方法は、コンピュータが、検査が実施される患者の患者情報と、該患者に対して実施する該検査の検査情報とを含む検査オーダを、第一の医師が操作する第一の端末から取得する取得ステップと、前記検査情報を指定した検査条件と、該検査条件に対応する検査の実施前に第二の医師による確認が必要となる前記患者の前記患者情報を指定したチェック条件と、前記検査条件によって指定された前記検査が、前記チェック条件で指定された前記患者情報を有する患者に対して実施された場合に、該患者に与える影響に基づいて設定される項目と、を関連付けた検査チェックマスタと、前記取得ステップで取得した前記検査オーダとに基づいて、該第二の医師による該検査オーダの確認が必要か否か判定する判定ステップと、前記検査オーダに対する前記判定ステップでの判定結果を、前記第二の医師が操作する第二の端末に表示する表示ステップと、前記第二の端末から前記検査オーダの実施許可を受付ける受付ステップと、前記第二の医師の確認が必要な前記検査オーダについては、前記受付ステップで前記実施許可を受付けるまで、前記検査を実施する技師が前記検査オーダの少なくとも一部を閲覧できないようにする閲覧制御ステップと、を実行し、前記判定ステップでは、前記患者に与える影響に基づいて設定される項目の値が所定の値である場合に、前記第二の医師による前記検査オーダの確認が必要であると判定する
明細書開示の検査実施支援プログラム、検査実施支援装置、検査実施支援システム、及び検査実施支援方法によれば、適切な検査の実施を支援できる。
本件の検査実施支援装置を含む、病院内の情報システムの一例を示す図である。 RIS・PACS複合システムのハードウェア構成の一例を示す図である。 RIS・PACS複合システムが備える機能の一例を示す機能ブロック図である。 格納部に格納される検査オーダテーブル、及び検査チェックマスタの一例である。 診療放射線技師が操作するユーザ端末に表示される検査オーダ詳細画面の一例を示す図である。 撮影指示の追加表示の一例について説明するための図である。 読影医が操作するユーザ端末に表示される検査オーダの一例である。 検査チェックマスタへの撮影指示の登録について説明する図である。 閲覧制御部が閲覧制御を実施した場合に、診療放射線技師が操作するユーザ端末に表示される検査オーダ一覧の例である。 読影医による検査オーダの確認が必要か否か判定する処理の一例を表すフローチャートである。 検査オーダの閲覧要求を受付けた場合に、RIS・PACS複合システム30が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 検査実施支援システムの構成の一例を示す図である。
以下、本件の実施例について、添付図面を参照しつつ説明する。
まず、図1を参照して、本件の検査実施支援装置を含む、病院内の情報システムの一例について説明する。図1に示すように、ユーザ端末10a〜10c、電子カルテシステム20、及びRIS・PACS複合システム(検査実施支援装置)30を備える。
ユーザ端末10a〜10cは、クライアント端末であり、LAN(Local Area Network)等の病院内に構築されたネットワーク40を介して電子カルテシステム20、及びRIS・PACS複合システム30と接続する。ユーザ端末10a〜10cは、例えばパーソナルコンピュータであって、無線通信端末、PDA(Personal Digital Assistant)などであってもよい。ユーザ端末10a〜10cは、手術等の処置を行う処置室、X線撮影等を行う撮影室、各種の検査を行う検査室、医師が診察を行う診察室等に設置される。本実施例では、ユーザ端末10aは、診察室に設置され診療科の医師が操作するものとする。また、ユーザ端末10bはX線撮影等を行う撮影室に設置され、放射線科の診療放射線技師が操作するものとする。また、ユーザ端末10cは放射線科の読影室に設置され、放射線科の読影医が操作するものとする。
診療科の医師(第一の医師)は、ユーザ端末10a(第一の端末)を用いて、電子カルテシステム20から患者の電子カルテ情報を呼び出し、電子カルテの入力(作成)や閲覧を行う。また、診療科の医師は、ユーザ端末10aを用いて放射線科に対し検査の実施を依頼する検査オーダの作成を行う。ユーザ端末10aに入力された検査オーダは、電子カルテシステム20に送信される。
放射線科の診療放射線技師(検査を実施する技師)は、ユーザ端末10bを用いて、RIS・PACS複合システム30にアクセスし、検査オーダを閲覧する。診療放射線技師は、検査オーダを閲覧することで、検査内容を確認できる。また、診療放射線技師は、検査オーダの検査情報に従って検査(撮影)を実施する。検査が終了すると、診療放射線技師は、ユーザ端末10bに表示された検査オーダに対し、撮影画像及び検査実施時の検査条件の詳細を含む実施結果を入力する。実施結果は、ユーザ端末10bからRIS・PACS複合システム30に送信される。
読影医(第二の医師)は、ユーザ端末10c(第二の端末)を操作して、診療放射線技師が撮影した画像をRIS・PACS複合システム30から取得し、ユーザ端末10cに表示させる。読影医は、ユーザ端末10cに表示された画像の読影を行い、読影レポートを作成する。作成された読影レポートは、ユーザ端末10cからRIS・PACS複合システム30に送信される。
電子カルテシステム20は、例えばサーバコンピュータであり、電子カルテに関する各種の情報を一元管理する。電子カルテシステム20は、ユーザ端末10aからの要求に応じて、電子カルテ情報をユーザ端末10aに送信する。また、ユーザ端末10aから送信された検査オーダを受信し、電子カルテシステム20が管理する検査オーダの情報を更新するとともに、検査オーダをRIS・PACS複合システム30に送信する。
RIS・PACS複合システム30は、例えばサーバコンピュータであり、放射線科において実施される検査及び、読影を支援するためのシステムである。RIS・PACS複合システム30は、電子カルテシステム20から、検査オーダを受信する。RIS・PACS複合システム30は、診療放射線技師が操作するユーザ端末10bからの要求に応じて、検査オーダの情報をユーザ端末10bに送信する。また、RIS・PACS複合システム30は、ユーザ端末10bから送信された検査の実施記録を受信する。
また、RIS・PACS複合システム30は、読影医が操作するユーザ端末10cからの要求に応じて、診療放射線技師が撮影した画像を、ユーザ端末10cに送信する。また、RIS・PACS複合システム30は、ユーザ端末10cから送信された読影レポートを受信する。RIS・PACS複合システム30は、受信した読影レポートの情報を、電子カルテシステム20に送信する。これにより、診療科の医師は、検査オーダで依頼した検査の検査結果を電子カルテシステム20から確認することができる。
次に、RIS・PACS複合システム30のハードウェア構成の一例について説明する。図2は、RIS・PACS複合システム30のハードウェア構成の一例を示す図である。
RIS・PACS複合システム30は、入出力部301、ROM(Read Only Memory)302、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)303、RAM(Random Access Memory)304、ハードディスク(HDD:Hard Disk Drive)305を備える。
入出力部301は、ユーザ端末10a〜10c、及び電子カルテシステム20との間でデータの送受信を行う。ROM302は、読影医による検査オーダの確認要否を決定するプログラム(詳細は後述)等を格納する。CPU303は、ROM302に格納されたプログラムを読み込んで実行する。また、ROM302に格納されたプログラムのCPU303による演算によって、図3に示す取得部312、判定部313、表示部314、受付部315、登録部316及び閲覧制御部317が有する機能が実行される。RAM304は、プログラムを実行する際に使用される一時的なデータを保存する。HDD305は、電子カルテシステム20から受信した検査オーダや、診療放射線技師が撮影した画像、読影医が作成した読影レポート等を格納し、図3の格納部311に相当する。
次に、RIS・PACS複合システム30が備える機能の一例について説明する。図3は、RIS・PACS複合システム30が備える機能の一例を示す機能ブロック図である。
RIS・PACS複合システム30は、格納部311、取得部312、判定部313、表示部314、受付部315、登録部316及び閲覧制御部317を備える。
格納部311は、電子カルテシステム20から受信した検査オーダを保存する検査オーダテーブルを格納する。また、格納部311は、読影医による検査オーダの確認要否の判定に用いられる検査チェックマスタを格納する。ここで、格納部311に格納される検査オーダテーブル及び検査チェックマスタについて説明する。
図4は、格納部311に格納される検査オーダテーブル、及び検査チェックマスタの一例である。まず、検査オーダテーブルについて説明する。図4(A)において、検査オーダテーブルは、検査依頼ID、患者情報、検査情報、許可フラグ、撮影指示、及び確認フラグの項目を備える。検査依頼IDは、検査オーダを一意に識別するための識別番号である。
患者情報には、検査依頼IDで識別される検査が実施される患者に関する情報が登録されている。患者情報は、患者を一意に識別するための「患者ID」、患者の「病名」、「既往歴」、「アレルギー」、及び「感染症」の項目を含んでいる。例えば、図4(A)において、検査依頼ID「0002」の検査オーダに基づく検査は、病名が「腎障害」で、「ぜんそく、心臓病」の既往歴がある患者ID「A0378」の患者に対し実施されることを示している。
検査情報には、検査依頼IDで識別される検査の検査内容に関する情報が登録されている。検査情報は、検査の実施日を指定する「検査日」、検査の種別を表す「検査種別」、撮影する部位を指定する「部位」、撮影方法を指定する「方法」、撮影の際に使用する薬品を指定する「薬品」の項目を含んでいる。例えば、図4(A)において、検査依頼ID「0002」の検査オーダは、胸部のCT検査を、造影剤Aを用いる造影撮影法によって実施することを依頼するものである。
許可フラグは、その検査オーダに基づく検査の実施を許可するか否かを表すフラグであり、「許可」又は「未許可」が設定される。許可フラグがどのように設定されるかについては、後述する。
撮影指示には、検査依頼IDで識別される検査に対して読影医が入力した指示情報が格納される。撮影指示に入力された内容は、診療放射線技師が操作するユーザ端末10bに表示される検査オーダにおいて確認が可能である。例えば、図5に示す、診療放射線技師が操作するユーザ端末10bに表示される検査オーダ詳細画面の一例において、診療放射線技師は、検査の詳細及び読影医が入力した撮影指示を閲覧できる。
確認フラグは、診療放射線技師が検査オーダに基づく検査を実施する際に、検査情報及び撮影指示を確認したか否かを表すフラグであり、「確認済」又は「未確認」が設定される。例えば、図5において、診療放射線技師は、検査内容及び撮影指示を確認し、確認ボタンB10を押すことによって、検査の実施入力を行うことができる。確認ボタンB10が押されると、検査オーダテーブルの確認フラグの項目が、「未確認」から「確認」に変わる。
次に、検査チェックマスタについて説明する。検査チェックマスタは、図4(B)に示すように、チェックID、検査条件、チェック条件、重要度、及び撮影指示の項目を備える。
チェックIDは、検査チェックマスタに登録されたレコードを一意に識別するための識別番号である。
検査条件は、読影医による検査オーダの要否を判定する対象となる検査を指定するためのもので、「検査種別」、「部位」、「方法」、「薬品」の項目を含む。チェック条件は、検査条件で指定された検査が実施される場合に、チェックすべき患者情報を指定するためのもので、「病名」、「既往歴」、「アレルギー」、「感染症」の項目を含む。例えば、図4(B)において、チェックID「0001」では、造影剤Aを用いた造影撮影法で、胸部のCT検査を行う場合、その検査の対象となる患者の病名が腎障害で、かつ、ぜんそく及び心臓病の既往歴があるか否かをチェックするよう指定している。
重要度は、検査条件及びチェック条件を検査情報及び患者情報に含む検査オーダの重要度を示すものであり、重要度が「高」の場合には、読影医の許可がなければ検査オーダに従った検査を実施できないことを意味する。検査チェックマスタにおいて、重要度は、検査条件で指定された検査を、チェック条件で指定された患者情報に該当する患者に対し実施した場合に、患者に与える影響に基づいて設定される。なお、検査情報及び患者情報に検査条件及びチェック条件を含む検査オーダを、検査条件及びチェック条件に該当する検査オーダと、以後記載する。上述したチェックID「0001」には、重要度「高」が設定されている。これは、造影剤Aを用いた造影撮影法で胸部のCT検査を行う場合に、その検査の対象となる患者の病名が腎障害で、かつ、ぜんそく及び心臓病の既往歴がある場合、読影医の許可がなければ検査オーダに従った検査を実施できないことを意味する。
また、重要度が「中」の場合は、診療放射線技師が読影医の入力した撮影指示を確認しなければ検査オーダに従った検査を実施できないことを意味する。例えば頭部MR検査は、通常、T2WI(T2強調画像)、T1WI(T1強調画像)、FLAIR(フレアー画像)という条件で実施される。しかし、患者にくも膜下出血の既往歴がある場合、MRA(MRアンギオグラフィー)を行った方が、読影医は読影を行いやすい。このように、患者に危険は及ばないが読影医が読影を正しく行うために必要な検査の追加や指示項目を重要度「中」とする。検査実施支援装置は、重要度は「中」である場合には、診療放射線技師が読影医の撮影指示を確認したことを検出するまで、検査を実施させないようにする
撮影指示の項目には、検査条件及びチェック条件に該当する検査オーダに対し、過去に読影医が行った指示内容が保存されている。検査チェックマスタの「撮影指示」に保存されている内容は、検査条件及びチェック条件に該当する検査オーダをユーザ端末10b、又は検査オーダをユーザ端末10cに表示する際に、検査オーダテーブルの「撮影指示」の項目に入力されている指示情報に追加して、検査オーダの画面上に表示される。例えば、チェックID「0003」には、撮影指示の項目に「MRA追加」が登録されている。図4(A)の検査オーダテーブルにおいて、検査依頼ID「0004」の検査オーダは、チェックID「0003」の検査条件及びチェック条件に該当する。従って、検査依頼ID「0004」の検査オーダが、ユーザ端末10b又はユーザ端末10cに表示される際には、検査オーダテーブルの「撮影指示」の項目に入力されている「0.5mmで撮影」に加えて、検査チェックマスタの「撮影指示」の項目に入力されている「MRA追加」も、撮影指示として表示される。
例えば、検査オーダテーブルの「撮影指示」の項目に「0.5mmで撮影」が入力されており、検査チェックマスタの「撮影指示」の項目に何も入力されていないとする。この場合、ユーザ端末10cに表示される検査オーダ詳細画面では、図6(A)に示すように、撮影指示として、検査オーダテーブルの「撮影指示」の項目に入力された「0.5mmで撮影」のみが表示される。一方、検査チェックマスタの「撮影指示」の項目に「MRA追加」と入力されている場合、図6(B)に示すように、撮影指示として、「0.5mmで撮影」と、「MRA追加」とが表示される。
図3に戻り説明を続ける。取得部312は、診療科の医師が入力した検査オーダを、ユーザ端末10aから取得する。本実施例では、診療科の医師がユーザ端末10aから入力した検査オーダは、電子カルテシステム20を経由して、RIS・PACS複合システム30の格納部311の検査オーダテーブルに格納される。そこで、取得部312は、格納部311に格納された検査オーダテーブルから、読影医による確認が必要か否かの判定が済んでいない検査オーダを取得する。具体的には、取得部312は、「許可フラグ」に値が入力されていない検査オーダを取得する。取得部312は、取得した検査オーダを、判定部313に出力する。
判定部313は、取得部312から検査オーダを受付ける。判定部313は、取得部312から受付けた検査オーダに含まれる検査情報及び患者情報を用いて、検査オーダが検査条件及びチェック条件に該当するレコードを、検査チェックマスタから抽出する。抽出したレコードにおいて、重要度の項目に「高」が設定されている場合には、判定部313は、読影医による検査オーダの確認が必要であると判定し、検査オーダテーブルの許可フラグを「未許可」に設定する。重要度の項目に「高」以外が設定されている場合、判定部313は、読影医による検査オーダの確認は特に必要ないと判定し、検査オーダテーブルの許可フラグを「許可」に設定する。
表示部314は、格納部311の検査オーダテーブルの内容に基づいて、読影医が操作するユーザ端末10cに検査オーダを表示する。図7(A)は、ユーザ端末10cに表示される検査オーダ一覧の例である。図7(A)の例では、検査日が1月15日の検査を一覧表示している。一覧表示画面では、患者情報及び検査情報とともに、例えば、確認要否の項目が表示される。確認要否の項目は、読影医に、検査オーダの確認と、検査オーダに基づく検査の実施を許可するか否かの決定を求めるための項目である。表示部314は、検査オーダを表示する際に、検査オーダテーブルの許可フラグに「不許可」が設定されている場合には、確認要否の項目に、例えば「要」と表示する。これにより、読影医は、確認が必要な検査オーダを容易に見つけ出すことができる。
また、表示部314は、検査オーダをユーザ端末10cに表示する際に、検査オーダが、検査チェックマスタの「撮影指示」に値が入力されている検査条件及びチェック条件に該当するか否か判定する。検査オーダが、検査チェックマスタの「撮影指示」に値が入力されている検査条件及びチェック条件に該当する場合、表示部314は、図6(B)で説明したように、検査チェックマスタの「撮影指示」の項目に入力された内容を、検査オーダテーブルの「撮影指示」の項目に入力された内容に追加して表示する。
受付部315は、読影医が操作するユーザ端末10cから、検査オーダの実施許可の入力、及び撮影指示の入力を受付ける。図7(B)は、図7(A)の検査オーダ一覧に表示された検査オーダのいずれかを、読影医がクリック等で選択することによって表示される検査オーダの詳細画面の一例である。読影医は、図7(A)において確認要否の項目に「要」が表示されている検査オーダを選択し、図7(B)の詳細画面において検査情報の詳細を閲覧する。そして、読影医は、検査オーダに基づく検査を実施して良いか否かを判断する。読影医は、例えば、図7(B)の検査オーダ詳細画面に配置された、実施許可ボタンB20を押すことで、検査の実施を許可できる。また、読影医は、特定の条件の下で検査の実施を許可する場合、あるいは、検査に対して詳細な指示を行いたい場合、検査オーダに対して撮影指示を入力することができる。なお、確認要否の項目に「不要」が表示されている検査オーダについても、読影医による閲覧及び撮影指示の入力は可能である。
受付部315は、ユーザ端末10cから、検査オーダに対する実施許可を受付けた場合、検査オーダテーブルの許可フラグの項目に「許可」を設定する。また、受付部315は、ユーザ端末10cから受付けた撮影指示を、検査オーダテーブルの「撮影指示」の項目に入力する。また、受付部315は、ユーザ端末10cから受付けた撮影指示を、登録部316に出力する。
登録部316は、撮影指示が入力された検査オーダの検査情報及び患者情報と、読影医が入力した撮影指示とを関連付けて、検査チェックマスタに登録する。例えば、図8(A)に示す検査オーダに対して、撮影指示として、0.5mm間隔での撮影を指示する「0.5mmで撮影」が読影医により入力されたとする。この場合、登録部316は、図8(B)に示すように、検査条件及びチェック条件が検査オーダの検査情報及び患者情報と合致するレコードがある場合には、そのレコードの「撮影指示」の項目に検査オーダで入力された撮影指示「0.5mmで撮影」を登録する。また、検査条件及びチェック条件が検査オーダの検査情報及び患者情報と合致するレコードが無い場合には、新たなレコードを登録し、新たなレコードの「撮影指示」の項目に検査オーダで入力された撮影指示「0.5mmで撮影」を登録する。その際、登録部316は、重要度の項目を、図8(C)に示すように、例えば「中」に設定する。
閲覧制御部317は、診療放射線技師が操作するユーザ端末10bに表示される検査オーダの表示方法を制御することによって、診療放射線技師による検査オーダの閲覧可否を制御する。閲覧制御部317は、検査オーダテーブルの許可フラグに「未許可」が設定されている検査オーダについては、診療放射線技師が検査オーダに基づく検査を実施できないように、ユーザ端末10bから検査情報の少なくとも一部を閲覧できないようにする。
図9は、閲覧制御部317が閲覧制御を実施した場合に、診療放射線技師が操作するユーザ端末10bに表示される検査オーダ一覧の例である。図9に示す検査オーダ一覧の画面例では、画面左側に表示された撮影室のいずれかを選択すると、画面右側に、選択された撮影室で予定されている検査の検査オーダ一覧が表示されるようになっている。ここで、例えば、CT撮影室1で、患者Aに対するCT検査と、患者Bに対するCT検査が予定されているが、患者Bに対するCT検査の検査オーダの許可フラグには「未許可」が設定されているとする。この場合、例えば、閲覧制御部317は、図9(A)に示すように、患者Bに対するCT検査の検査オーダを画面に表示させないことで、診療放射線技師が検査オーダを閲覧できないようにする。あるいは、閲覧制御部317は、図9(B)に示すように、患者Bに対するCT検査が予定されていることを診療放射線技師が確認できるように、患者名と検査種別とは表示し、部位、方法、及び薬品等、検査の実施に必要な情報を診療放射線技師が閲覧できないようにする。また、閲覧制御部317は、図9(C)に示すように、画面上に許可フラグの情報を示して、検査に必要な情報がなぜ表示されないのか、診療放射線技師が確認できるようにしてもよい。
また、閲覧制御部317は、ユーザ端末10bから検査オーダの閲覧を可能にする際に、検査オーダが、検査チェックマスタの「撮影指示」に値が入力されている検査条件及びチェック条件に該当するか否か判定する。検査オーダが、検査チェックマスタの「撮影指示」に値が入力されている検査条件及びチェック条件に該当する場合、閲覧制御部317は、図6(B)で説明したように、検査チェックマスタの「撮影指示」の項目に入力された内容を、検査オーダテーブルの「撮影指示」の項目に入力された内容に追加して表示する。
次に、RIS・PACS複合システム30が実行する処理の一例について説明する。まず、図10を用いて、読影医による検査オーダの確認が必要か否か判定する処理の一例について説明する。
まず、取得部312は、読影医による確認要否の判定が済んでいない検査オーダ(判定対象の検査オーダ)が検査オーダテーブルに存在するか否か判定する(ステップS11)。ステップS11の判定がNOの場合、取得部312は、本処理を終了する。
ステップS11の判定がYESの場合、取得部312は、検査オーダテーブルから判定対象の検査オーダを取得する(ステップS12)。
次に、判定部313は、ステップS12で取得した検査オーダの検査情報に含まれる検査条件が、検査チェックマスタに存在するか否か判定する(ステップS13)。
ステップS13の判定がYESの場合、判定部313は、検査条件と関連付けられたチェック条件が、ステップS12で取得した患者情報に含まれるか否か判定する(ステップS14)。ステップS14の判定がYESの場合、判定部313は、重要度の項目に「高」が設定されているか否か判定する(ステップS15)。
重要度の項目に「高」が設定されている場合には(ステップS15/YES)、判定部313は、検査オーダの許可フラグの項目に「未許可」を設定する(ステップS16)。
ステップS13の判定がNOの場合、ステップS14の判定がNOの場合、またはステップS15の判定がNOの場合、判定部313は、検査オーダの許可フラグの項目に「許可」を設定する(ステップS17)。
判定部313は、ステップS16又はステップS17の処理が完了すると、本処理を終了する。
次に、図11を用いて、検査オーダの閲覧要求を受付けた場合に、RIS・PACS複合システム30が実行する処理の一例について説明する。
表示部314及び閲覧制御部317は、検査オーダの閲覧要求を受付けたか否か判定する(ステップS21)。ステップS21の判定がNOの場合、表示部314及び閲覧制御部317はステップS21の処理を継続する。
ステップS21の判定がYESの場合、表示部314及び閲覧制御部317は、検査オーダの閲覧を要求した要求元が、読影医が操作するユーザ端末10bであるのか、診療放射線技師が操作するユーザ端末10cであるのか判定する(ステップS22)。検査オーダの閲覧要求の要求元が、読影医が操作するユーザ端末10bである場合(ステップS22/読影医)、表示部314は、ユーザ端末10cに、検査オーダの確認要否を検査オーダごとに表示する(ステップS23)。次に、受付部315は、ユーザ端末10cから検査オーダの実施許可の入力を受付ける(ステップS24)。受付部315は、実施許可の入力の受付が終了すると、本処理を終了する。
検査オーダの閲覧要求の要求元が、診療放射線技師が操作するユーザ端末10cである場合(ステップS22/診療放射線技師)、閲覧制御部317は、検査オーダの許可フラグの項目に「許可」が設定されているか否か判定する(ステップS25)。
ステップS25の判定がYESの場合、閲覧制御部317は、ユーザ端末10bからの検査オーダの閲覧を可能とし(ステップS26)、処理を終了する。ステップS25の判定がNOの場合、閲覧制御部317は、検査オーダの少なくとも一部を閲覧不可能とし(ステップS27)、本処理を終了する。
以上の説明から明らかなように、上述の実施例によれば、取得部312が、検査オーダから検査対象の患者の患者情報及び検査情報を取得し、判定部313が、検査チェックマスタと、取得部312で取得した検査情報及び患者情報とに基づいて、検査オーダの読影医による確認が必要か否か判定し、表示部314が、判定部313での判定結果を、読影医が操作するユーザ端末10cに表示する。読影医による確認が必要な検査オーダについては、受付部315が、読影医が操作するユーザ端末10cから実施許可を受付けるまで、閲覧制御部317が、診療放射線技師が操作するユーザ端末10bから検査オーダの少なくとも一部を閲覧できないようにする。これにより、誤った内容で登録されている可能性が高い検査オーダに基づいた検査を、診療放射線技師が実行する可能性を低減できる。また、重要度に「高」が設定されている検査については、読影医の実施許可が必要なため、正しい検査情報に基づいた適切な検査が実施される可能性が高まる。また、誤った内容で登録されている可能性が高い検査オーダに基づいた検査が実施されることにより医療過誤が発生する可能性を低減できる。
ここで、誤った内容で登録されている可能性が高い検査オーダに基づいた検査が実施されることによる医療過誤を防ぐために、例えば、全ての検査オーダに対して読影医が確認を行い、読影医の確認後に、診療放射線技師が検査オーダに基づく検査を実施するような運用を図ることも考えられる。しかし、この場合、読影医は読影以外の、検査オーダの確認作業に多くの時間をとられることになりかねない。その結果、検査が遅延したり、検査結果(読影レポート)がなかなか診療科の医師に届かないなどの問題が生じてしまう可能性がある。上述の実施例において、検査チェックマスタの重要度は、検査条件で指定された検査を、チェック条件で指定された患者情報を有する患者に対し実施した場合に、患者に与える影響に基づいて設定されている。これにより、読影医の確認が必要な検査オーダが取捨選択されるため、検査の遅延や検査結果報告の遅延が抑止できるとともに、不適切な検査オーダ内容に従った検査が実施されることにより生じる医療過誤を抑止できる。
また、閲覧制御部317は、読影医による検査オーダの確認が必要な場合に、受付部315が実施許可を受付けるまで、検査種別の閲覧は可能とすることができる。これにより、診療放射線技師は、実施が予定されている検査の数や、混雑の程度等を推定できる。
また、受付部315は、読影医が操作するユーザ端末10cから、検査オーダに対する指示情報の入力を受付け、登録部316が、指示情報が入力された検査オーダの検査情報及び患者情報と、指示情報とを関連付けて、検査チェックマスタに登録する。そして、検査オーダの検査情報及び患者情報が、指示情報と関連付けられた検査条件及びチェック条件と合致する場合、実施許可を受付けると、検査チェックマスタに登録された指示情報を追加して検査オーダを閲覧可能とする。これにより、読影医が過去に同様の検査を行った際に入力した指示内容が、検査オーダに反映されるため、指示漏れを低減することができる。また、診療放射線技師は、指示内容を反映した検査オーダに基づいた適切な検査を実施することができる。
なお、診療科の医師が入力する検査オーダには、検査の種別、撮影方法、使用する薬品等の検査情報が含まれているが、より安全で適切な検査を行うために、読影医が撮影部位、撮影方法、使用する薬品、撮影条件等について診療放射線技師に指示する場合がある。主治医よりも読影医の方が、検査の依頼目的に合った、より適切な検査を実施するための撮影方法、使用薬剤等に関する知識や、患者の放射線被爆量を抑制する方法等に関する知識を有しているためである。
しかしながら、従来の画像情報システムでは、検査オーダの確認は可能だが、検査オーダに対して撮影指示等の情報を入力することができないため、電話やメモ等を使用して指示を行わなければならなかった。そのため、指示内容が正しく診療放射線技師に伝わらず、指示内容が検査に反映されていないおそれがあった。また、伝達した指示内容の記録が残らないため、指示内容に基づいた検査が実際に行われたのか否かを確認することも難しかった。
これに対し、上述の実施例によれば、読影医が入力した撮影指示は、検査オーダテーブルに記録されるため、伝達した指示内容の記録を残すことができる。また、図6で説明したように、診療放射線技師が読影医からの撮影指示を確認し、確認ボタンB10を押すと、検査オーダテーブルの確認フラグに「確認」が設定される。従って、検査オーダテーブルの確認フラグを確認することで、指示内容が診療放射線技師に伝達されたか否か判定することができる。また、上述の実施例では、確認ボタンB10を押してからでないと、診療放射線技師は、検査の実施入力ができないようになっている。これにより、診療放射線技師に対して指示内容に基づいた検査の実施を促すことができる。
なお、RIS・PACS複合システム30が有する機能を、サーバ50(第1の情報処理装置)、画像情報システム(PACS)60(第2の情報処理装置)、及び放射線情報システム(RIS)70(第3の情報処理装置)に分散して持たせることにより、検査実施支援システムを形成してもよい。例えば、図12に示すように、サーバ50が格納部、取得部、判定部を備え、PACS60が受付部、表示部、登録部を備え、RIS70が閲覧制御部を備え、各部がネットワーク40を介してデータを送受信することで、上述のRIS・PACS複合システム30と同様の効果を得ることができる。各部が実行する処理は、上述した各部の処理と同様であるため、説明を省略する。
以上、本件の実施例について詳述したが、本件は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
上述の実施例では、説明を簡単にするため、検査条件として、検査種別、部位、方法、及び薬品を指定していたが、検査条件及び検査情報は、これに限られるものではない。検査条件として、検査名、***方向、検査目的、特殊指示、及び定型コメント等を使用してもよい。ここで、特殊指示とは、例えば、フリーテキスト項目であり、検査に関する指示が入力される。また、定型コメントには、リスト化され、予め登録されたコメント(例えば、「車椅子使用」、「ストレッチャー使用」等)の中から医師が選択したコメントが入力される。
また、上述の実施例では、説明を簡単にするため、チェック条件として、病名、既往歴、アレルギー、及び感染症を指定していたが、チェック条件はこれに限られるものではない。例えば、チェック条件として、体重、BMI、体表面積、肥満度、体脂肪率、血液型、TPHA、PPR、HBs抗原、HVS抗体、ツ反、ワ氏、HIV、HRS、Ab、HBsAb、MRSA、FTA−ABS、HBS、E抗体、妊婦情報、頭囲、胸囲、座高、及び身長等を使用してもよい。
また、上述の実施例では、検査チェックマスタが、重要度の項目を備え、重要度が「高」の場合に、判定部313は、読影医による検査オーダの確認が必要と判定した。しかし、検査チェックマスタは、必ずしも重要度の項目を備えている必要はない。例えば、検査チェックマスタに検査条件及びチェック条件のみを登録し、検査オーダが検査チェックマスタに登録された検査条件及びチェック条件に該当すれば、判定部313は、読影医による検査オーダの確認が必要であると判定してもよい。
また、上述の実施例では、診療科の医師、診療放射線技師、及び読影医がそれぞれ別々にユーザ端末10a〜10cを操作することとしていたが、三者が同じユーザ端末10aを使用してもよい。この場合、各人を識別するID番号等によって、アクセスするシステム(例えば、診療科の医師ならば電子カルテシステム20等)を制御することができる。また、この場合、ユーザ端末10aが、第一の端末及び第二の端末に相当する。
なお、上記の検査実施支援装置(RIS・PACS複合システム30)が有する機能は、CPU、ROM、RAM等を備えるコンピュータによって実現することができる。その場合、検査実施支援装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
10a〜10c…ユーザ端末
30…RIS・PACS複合システム
50…サーバ
60…画像情報システム
70…放射線情報システム
311…格納部
312…取得部
313…判定部
314…表示部
315…受付部
316…登録部
317…閲覧制御部

Claims (8)

  1. 検査が実施される患者の患者情報と、該患者に対して実施する該検査の検査情報とを含む検査オーダを、第一の医師が操作する第一の端末から取得する取得ステップと、
    前記検査情報を指定した検査条件と、該検査条件に対応する検査の実施前に第二の医師による確認が必要となる前記患者の前記患者情報を指定したチェック条件と、前記検査条件によって指定された前記検査が、前記チェック条件で指定された前記患者情報を有する患者に対して実施された場合に、該患者に与える影響に基づいて設定される項目と、を関連付けた検査チェックマスタと、前記取得ステップで取得した前記検査オーダとに基づいて、該第二の医師による該検査オーダの確認が必要か否か判定する判定ステップと、
    前記検査オーダに対する前記判定ステップでの判定結果を、前記第二の医師が操作する第二の端末に表示する表示ステップと、
    前記第二の端末から前記検査オーダの実施許可を受付ける受付ステップと、
    前記第二の医師の確認が必要な前記検査オーダについては、前記受付ステップで前記実施許可を受付けるまで、前記検査を実施する技師が前記検査オーダの少なくとも一部を閲覧できないようにする閲覧制御ステップと、
    をコンピュータに実行させ
    前記判定ステップでは、前記患者に与える影響に基づいて設定される項目の値が所定の値である場合に、前記第二の医師による前記検査オーダの確認が必要であると判定することを特徴とする検査実施支援プログラム。
  2. 前記閲覧制御ステップでは、前記第二の医師による確認が必要な前記検査オーダについては、前記受付ステップで前記実施許可を受付けるまで、前記検査オーダに含まれる前記検査情報のうち、前記検査の種別を表す検査種別を、前記技師に閲覧可能にすることを特徴とする請求項1に記載の検査実施支援プログラム。
  3. 前記第二の医師が操作する前記第二の端末から、前記検査オーダに含まれる前記検査情報に対する指示情報の入力を受付ける指示受付ステップと、
    前記指示受付ステップで、前記指示情報の入力を受付けた場合、前記指示情報が入力された前記検査オーダに含まれる検査情報及び患者情報を、それぞれ前記検査条件および前記チェック条件とし、該指示情報と関連付けて前記検査チェックマスタに登録する登録ステップと、を前記コンピュータに実行させ、
    前記受付ステップで他の検査オーダに対する実施許可を受付けた場合に、前記閲覧制御ステップでは、前記指示情報と関連付けられた前記検査条件及び前記チェック条件と、前記他の検査オーダに含まれる他の検査情報及び他の患者情報とに基づいて、前記指示情報を追加して該他の検査オーダを閲覧可能とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の検査実施支援プログラム。
  4. 前記検査チェックマスタは、前記検査条件によって指定された前記検査が、前記チェック条件で指定された前記患者情報を有する前記患者に対して実施された場合に、該患者に与える影響に基づいて作成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の検査実施支援プログラム。
  5. 前記検査オーダの少なくとも一部は、前記検査を実施する技師が検査の実施の際に閲覧する情報であることを特徴とする請求項1記載の検査実施支援プログラム。
  6. 検査が実施される患者の患者情報と、該患者に対して実施する該検査の検査情報とを含む検査オーダを、第一の医師が操作する第一の端末から取得する取得部と、
    前記検査情報を指定した検査条件と、該検査条件に対応する検査の実施前に第二の医師による確認が必要となる前記患者の前記患者情報を指定したチェック条件と、前記検査条件によって指定された前記検査が、前記チェック条件で指定された前記患者情報を有する患者に対して実施された場合に、該患者に与える影響に基づいて設定される項目と、を関連付けた検査チェックマスタを格納する格納部と、
    前記格納部に格納された前記検査チェックマスタと、前記取得部で取得した前記検査オーダとに基づいて、前記第二の医師による該検査オーダの確認が必要か否か判定する判定部と、
    前記検査オーダに対する前記判定部による判定結果を、前記第二の医師が操作する第二の端末に表示する表示部と、
    前記第二の端末から前記検査オーダの実施許可を受付ける受付部と、
    前記第二の医師の確認が必要な前記検査オーダについては、前記受付部にて前記実施許可を受付けるまで、前記検査を実施する技師が前記検査オーダの少なくとも一部を閲覧できないようにする閲覧制御部と、
    を備え
    前記判定部は、前記患者に与える影響に基づいて設定される項目の値が所定の値である場合に、前記第二の医師による前記検査オーダの確認が必要であると判定することを特徴とする検査実施支援装置。
  7. 検査が実施される患者の患者情報と、該患者に対して実施する該検査の検査情報とを含む検査オーダを、第一の医師が操作する第一の端末から取得する取得部と、前記検査情報を指定した検査条件と、該検査条件に対応する検査の実施前に第二の医師による確認が必要となる前記患者の前記患者情報を指定したチェック条件と、前記検査条件によって指定された前記検査が、前記チェック条件で指定された前記患者情報を有する患者に対して実施された場合に、該患者に与える影響に基づいて設定される項目と、を関連付けた検査チェックマスタを格納する格納部と、前記格納部に格納された前記検査チェックマスタと、前記取得部で取得した前記検査オーダとに基づいて、前記第二の医師による該検査オーダの確認が必要か否か判定する判定部と、を備え、前記判定部は、前記患者に与える影響に基づいて設定される項目の値が所定の値である場合に、前記第二の医師による前記検査オーダの確認が必要であると判定する第1の情報処理装置と、
    前記検査オーダに対する前記判定部による判定結果を、前記第二の医師が操作する第二の端末に表示する表示部と、前記第二の端末から前記検査オーダの実施許可を受付ける受付部と、を備える第2の情報処理装置と、
    前記第二の医師の確認が必要な前記検査オーダについては、前記受付部にて前記実施許可を受付けるまで、前記検査を実施する技師が前記検査オーダの少なくとも一部を閲覧できないようにする閲覧制御部を備える第3の情報処理装置と、
    を備える検査実施支援システム。
  8. コンピュータが、
    検査が実施される患者の患者情報と、該患者に対して実施する該検査の検査情報とを含む検査オーダを、第一の医師が操作する第一の端末から取得する取得ステップと、
    前記検査情報を指定した検査条件と、該検査条件に対応する検査の実施前に第二の医師による確認が必要となる前記患者の前記患者情報を指定したチェック条件と、前記検査条件によって指定された前記検査が、前記チェック条件で指定された前記患者情報を有する患者に対して実施された場合に、該患者に与える影響に基づいて設定される項目と、を関連付けた検査チェックマスタと、前記取得ステップで取得した前記検査オーダとに基づいて、該第二の医師による該検査オーダの確認が必要か否か判定する判定ステップと、
    前記検査オーダに対する前記判定ステップでの判定結果を、前記第二の医師が操作する第二の端末に表示する表示ステップと、
    前記第二の端末から前記検査オーダの実施許可を受付ける受付ステップと、
    前記第二の医師の確認が必要な前記検査オーダについては、前記受付ステップで前記実施許可を受付けるまで、前記検査を実施する技師が前記検査オーダの少なくとも一部を閲覧できないようにする閲覧制御ステップと、
    を実行し、
    前記判定ステップでは、前記患者に与える影響に基づいて設定される項目の値が所定の値である場合に、前記第二の医師による前記検査オーダの確認が必要であると判定することを特徴とする検査実施支援方法。
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