JP5567432B2 - Dcdcコンバータ - Google Patents

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Description

本発明は、電源回路、特にDCDCコンバータに関し、より詳細には、インダクタを有するDCDCコンバータに関する。
LSIの微細化に伴い、LSIの入力電圧の低下が進んでいる。そのため、LSIの入力電圧を出力するDCDCコンバータには、低い出力電圧を発生させるアプリケーションが増加している。図1に、従来のスイッチング方式の降圧型DCDCコンバータを示す。第1のスイッチングデバイスSW1がオンしている時、インダクタL1の電流変化の傾きは、
Figure 0005567432
で表される。DCDCコンバータへの入力電圧VINが高くて出力電圧VOUTが低い場合、インダクタ電流iLは急激に立ち上がる。たとえば、入力電圧VINが5V、12V、48V等、出力電圧VOUTが1Vまたはそれ未満という場合が考えられる。一方、第1のスイッチングデバイスSW1がオフしていて第2のスイッチングデバイスSW2が通電している時は、インダクタL1の電流変化の傾きは、
Figure 0005567432
で表され、出力電圧VOUTが低いためにインダクタ電流iLが減少する勾配は緩やかになる。
このようなインダクタを使用した降圧型DCDCコンバータの出力電圧VOUTが印加される負荷に流れる負荷電流iLOADが急激に減少した場合を考える。たとえば、負荷電流iLOADが1Aから100mAに減少したとき、インダクタ電流iLが減少しないと、コンデンサCOUTに余計な電荷が供給され、出力電圧VOUTが、予め定めた過電圧判定電圧を超えて上昇するオーバーシュートが生じてしまう。第1のスイッチングデバイスSW1がオフになったとしても、式(2)に関連して説明したように、インダクタ電流iLは緩やかにしか減少していかない。したがって、インダクタ電流iLの流入による出力電圧VOUTの上昇が所定の範囲に入るように大きい容量のコンデンサを用いる必要があった。ここで、負荷電流iLOADの急激な減少と言っているのは、最も速いものでは、負荷として接続されるLSI等の回路がオフするとほぼ同時に負荷電流iLOADが減少するような場合であり、遅いものでは、負荷電流iLOADの減少が式(2)のインダクタ電流iLの減少よりは少なくとも速いような場合である。このような場合には、コンデンサCOUTに余計な電荷が供給されていき、オーバーシュートが生じる可能性がある。
負荷電流の減少に高速に応答可能なDCDCコンバータが特許文献1に開示されており、図2に示す。DC−DCコンバータ1は、DC−DCコンバータ制御回路10a及びコンバータ部20aを備え、コンバータ部20aは、NチャンネルMOSトランジスタからなる出力トランジスタQ1と、ダイオードD1と、チョークコイルL1と、平滑化容量C1とを備える。制御回路10aからの出力信号SG1に基づいて出力トランジスタQ1がオン・オフ制御されることによって、入力電圧Vinが降圧されて出力電圧Voとして出力端子Toに接続される負荷に出力される。この出力電圧Voは、出力トランジスタQ1のオン時間とオフ時間の比を変化させることにより予め定めた目標値に制御される。
出力端子Toは、制御回路10aの入力端子T1に接続されている。この入力端子T1は、抵抗R1、R2を介してグランドに接続される。抵抗R1と抵抗R2との間の接続点が比較器11の反転入力端子に接続されており、これにより、出力電圧Voが抵抗R1、R2によって分圧され、分圧電圧V1がフィードバック信号として比較器11の反転入力端子に入力される。比較器11において、フィードバック信号と参照電圧Vrが比較され、その結果に応じて出力トランジスタQ1がオン・オフ制御される。本技術では、スイッチング素子のオン時間またはオフ時間が極端に長くなる場合に発生しやすくなる低調波発振の発生を抑制するために、フィードバック信号と比較される参照電圧Vrを、基準電圧Vrefにスロープ信号を加算した電圧としている。これにより、負荷急変後に出力電圧Voが基準電圧Vrefに基づく目標に収束するまでの時間を短縮することができ、ひいては、オーバーシュートの発生を抑制することができている。ここで、基準電圧Vrefは、出力電圧Voが規格値に達したとき、抵抗R1、R2による分圧電圧V1と一致するように設定されている。
なお、スイッチング方式のDCDCコンバータの制御として、出力電圧を所定の電圧と比較し、当該所定の電圧以下である場合にスイッチングデバイスをオンにするというものが一般に知られており、特許文献1記載の従来技術のようなものを含め、具体的な制御態様は様々なものがある。
特開2010―051073号公報
しかしながら、特許文献1の従来技術は、コントローラであるDC−DCコンバータ制御回路10aでオーバーシュートの発生を抑制しようとしており、コントローラだけでは対応できない、インダクタ電流iLの減少よりも速い負荷電流減少に起因するオーバーシュートの抑制までは考慮されていない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、負荷電流の急激な減少またはこれに起因して発生したオーバーシュートに高速に応答して、オーバーシュートの回避または抑制をすることのできるDCDCコンバータを提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明の第1の態様は、インダクタと、入力電圧が与えられる入力電圧端子と前記インダクタとの間に接続される第1のスイッチングデバイスと、前記第1のスイッチングデバイスと前記インダクタとの接続点と、グランド端子との間に接続された第2のスイッチングデバイスと、出力電圧が出力される出力電圧端子と前記グランド端子との間のコンデンサと、前記第1のスイッチングデバイスのオフ時の電流経路である前記グランド端子から前記出力電圧端子までの経路に挿入された、負荷電流に応答して前記経路を遮断するための第3のスイッチングデバイスとを備えることを特徴とするDCDCコンバータである。
また、本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記第3のスイッチングデバイスが、前記インダクタと前記出力電圧端子との間に配置されていることを特徴とする。
また、本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記インダクタと前記第3のスイッチングデバイスの接続点と、前記入力電圧端子との間に配置された第4のスイッチングデバイスであって、前記入力電圧端子から、前記接続点へ向けて流れる電流を遮断し、前記第3のスイッチングデバイスのオフ時に前記第3のスイッチングデバイスにより遮断されたインダクタ電流を前記入力電圧端子に流すことのできる第4のスイッチングデバイスをさらに備えることを特徴とする。
また、本発明の第4の態様は、第2の態様において、前記インダクタと前記第3のスイッチングデバイスの接続点と、前記入力電圧端子とは異なる他の電圧端子との間に配置された第4のスイッチングデバイスであって、前記他の電圧端子から、前記接続点へ向けて流れる電流を遮断し、前記第3のスイッチングデバイスのオフ時に前記第3のスイッチングデバイスにより遮断されたインダクタ電流を前記他の電圧端子に流すことのできる第4のスイッチングデバイスをさらに備え、前記他の電圧端子に加えられる電圧は、前記出力電圧の目標値よりも高いことを特徴とする。
また、本発明の第5の態様は、第2の態様において、前記第3のスイッチングデバイスと並列に配置された抵抗をさらに備え、前記第3のスイッチングデバイスのオフ時に前記第3のスイッチングデバイスにより遮断されたインダクタ電流が、前記抵抗を通して前記出力電圧端子に流れることを特徴とする。
また、本発明の第6の態様は、第3又は第4の態様において、前記第3のスイッチングデバイスと並列に配置された抵抗をさらに備え、前記第3のスイッチングデバイスのオフ時に前記第3のスイッチングデバイスにより遮断されたインダクタ電流が、前記抵抗を通して前記出力電圧端子に流れることを特徴とする。
また、本発明の第7の態様は、第1の態様において、前記第3のスイッチングデバイスが、前記第2のスイッチングデバイスと前記グランド端子との間に配置されていることを特徴とする。
また、本発明の第8の態様は、第7の態様において、前記第3のスイッチングデバイスと並列に配置された抵抗をさらに備え、前記第3のスイッチングデバイスのオフ時に前記第3のスイッチングデバイスにより遮断されたインダクタ電流が、前記抵抗を通して前記出力電圧端子に流れることを特徴とする。
また、本発明の第9の態様は、第8の態様において、前記第3のスイッチングデバイスが寄生素子を有し、前記寄生素子は、前記グランド端子から流出する方向の電流を遮断する向きに配置されていることを特徴とする。
また、本発明の第10の態様は、第5、第6又は第8の態様において、前記抵抗を非線形抵抗素子で置き換えたことを特徴とする。
また、本発明の第11の態様は、第1から第10のいずれかの態様において、前記出力電圧が過電圧状態であることを検出したときに、前記第3のスイッチングデバイスをオフにすることを特徴とする。
また、本発明の第12の態様は、第11の態様において、前記出力電圧が過電圧状態であることを検出したときに、一定時間、前記第3のスイッチングデバイスをオフにすることを特徴とする。
また、本発明の第13の態様は、第11の態様において、前記第3のスイッチングデバイスが、前記インダクタと前記出力電圧端子との間に接続されており、前記第3のスイッチングデバイスをオフにする際の判定電圧と解除する際の判定電圧をそれぞれ設定したことを特徴とする。
また、本発明の第14の態様は、第13の態様において、前記第3のスイッチングデバイスをオフにする条件を前記第1のスイッチングデバイスのオン信号とすることを特徴とする。
また、本発明の第15の態様は、第13の態様において、前記第3のスイッチングデバイスをオフにする際の判定電圧を設け、オンにする際の判定電圧に、コンスタントオンタイムDCDCコンバータのボトム検出コンパレータの出力を使用することを特徴とする。
また、本発明の第16の態様は、第15の態様において、前記第3のスイッチングデバイスをオフにする際の判定電圧を超えたときにオンタイムをリセットする機能を設けたことを特徴とする。
また、本発明の第17の態様は、第1から第10のいずれかの態様において、前記出力電圧が印加される負荷電流が急激に減少したことを検出したときに、前記第3のスイッチングデバイスを流れるインダクタ電流を遮断することを特徴とする。
また、本発明の第18の態様は、第17の態様において、前記負荷電流が急激に減少したことを検出したときに、一定時間、前記第3のスイッチングデバイスを流れる前記インダクタ電流を遮断することを特徴とする。
また、本発明の第19の態様は、第17の態様において、前記負荷電流が急激に減少したことを検出したときに、前記第3のスイッチングデバイスを流れる前記インダクタ電流を遮断し、前記出力電圧が解除電圧を下回ったときに、前記第3のスイッチングデバイスをオンにすることを特徴とする。
本発明によれば、インダクタと、入力電圧が与えられる入力電圧端子とインダクタとの間に接続される第1のスイッチングデバイスと、第1のスイッチングデバイスとインダクタとの接続点と、グランド端子との間に接続された第2のスイッチングデバイスと、出力電圧が出力される出力電圧端子とグランド端子との間のコンデンサとを備えるDCDCコンバータにおいて、第1のスイッチングデバイスSW1のオフ時の電流経路である、グランド端子から出力電圧端子までの経路に挿入された、負荷電流に応答して前記経路を遮断するための第3のスイッチングデバイスをさらに備えることにより、負荷電流の急激な減少またはこれに起因して発生したオーバーシュートに高速に応答することができる。
従来のスイッチング方式の降圧型DCDCコンバータを示す図である。 負荷電流の減少に高速に応答可能な従来のDCDCコンバータを示す図である。 第1の実施形態に係るDCDCコンバータを示す図である。 図1に示した従来のDCDCコンバータの動作を比較として説明するための図である。 第1の実施形態に係るDCDCコンバータ300の動作を説明するための図である。 第3のスイッチングデバイスSW3の挿入箇所を示す図である。 第2の実施形態に係るDCDCコンバータを示す図である。 2の実施形態の変形形態を示す図である。 第3の実施形態に係るDCDCコンバータを示す図である。 第4の実施形態に係るDCDCコンバータを示す図である。 第4の実施形態に係るDCDCコンバータ1000の動作を説明するための図である。 第4の実施形態の変形形態を示す図である。 第5の実施形態に係るDCDCコンバータを示す図である。 図13のDCDCコンバータ1300において、抵抗R1を第3のスイッチングデバイスSW3と並列に接続した回路を示す図である。 図14の第3のスイッチングデバイスSW3の具体例を示す図である。 第6の実施形態に係るDCDCコンバータを示す図である。 第7の実施形態に係るDCDCコンバータを示す図である。 第7の実施形態の変形形態を示す図である。 第8の実施形態に係るDCDCコンバータを示す図である。 第9の実施形態に係るDCDCコンバータを示す図である。 第10の実施形態に係るDCDCコンバータを示す図である。 第11の実施形態に係るDCDCコンバータを示す図である。 第12の実施形態に係るDCDCコンバータを示す図である。 第12の実施形態の変形形態を示す図である。 第13の実施形態に係るDCDCコンバータを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図3に、第1の実施形態に係るDCDCコンバータを示す。DCDCコンバータ300は、インダクタL1と、入力電圧VINが与えられる入力電圧端子とインダクタL1との間に接続される第1のスイッチングデバイスSW1と、第1のスイッチングデバイスSW1とインダクタL1との接続点とグランド端子GNDとの間に接続された第2のスイッチングデバイスSW2と、出力電圧VOUTが出力される出力電圧端子とグランド端子GNDとの間のコンデンサCOUTと、インダクタ1と出力電圧端子との間に接続された第3のスイッチングデバイスSW3とを備える。説明のため、負荷も併せて図示してある。
第3のスイッチングデバイスSW3は、負荷電流の急激な減少またはこれに起因して発生したオーバーシュートが検出されるとオフされる。これにより、インダクタL1からコンデンサCOUTに流れるインダクタ電流iLが遮断または低減され、オーバーシュートの回避または抑制を図ることができる。
図5に、本実施形態に係るDCDCコンバータの動作例を説明するための図を示す。図4は、図1に示した従来のDCDCコンバータの動作を比較として説明するための図である。第1のスイッチングデバイスSW1は、一定時間オンした後、出力電圧が基準電圧に下がるまでオフする。基準電圧まで下がると、再び一定時間オンする。こうした制御を受けている。これは、図5及び6で共通である。ただし、本実施形態に係る図6では、負荷電流の急激な減少またはこれに起因して発生したオーバーシュートが検出されると第3のスイッチングデバイスSW3がオフされ、この時点をピークに出力電圧が低下していき、オーバーシュートの回避または抑制が可能となる。出力電圧が基準電圧に達すると、第1のスイッチングデバイスSW1が一定時間オンされる。この際、第3のスイッチングデバイスSW3は第1のスイッチングデバイスSW1と同時にオンされる。
なお、第3のスイッチングデバイスSW3がオフで、かつ第1のスイッチングデバイスSW1がオフの場合、第3のスイッチングデバイスSW3は、第1のスイッチングデバイスSW1がオフ時のグランド端子GNDから出力電圧端子までの電流経路に挿入されている形になる。第3のスイッチングデバイスSW3がオフのときに第3のスイッチングデバイスSW3に加わる電圧をVSW3とすると、インダクタ電流iLの電流変化は次式で表される。
Figure 0005567432
第3のスイッチングデバイスSW3に加わる電圧が高いほど、インダクタ電流iLの減少速くなる。第3のスイッチングデバイスSW3をオンするタイミングは様々だが、インダクタ電流iLが速く減少する本実施形態に係るDCDCコンバータ300では、第3のスイッチングデバイスSW3をオンしたときにオーバーシュートが生じにくい。つまり、負荷電流の急激な減少またはこれに起因して発生したオーバーシュートに高速に応答することができる。
第3のスイッチングデバイスSW3は、図3ではインダクタL1と出力電圧端子との間に配置しているが、上述の効果は、第3のスイッチングデバイスSW3が、第1のスイッチングデバイスSW1がオフ時の電流経路であるグランド端子GNDから出力電圧端子の間に挿入されていれば得られることに留意されたい(図6参照)。第3のスイッチングデバイスSW3は、第1のスイッチングデバイスSW1のオフ時の電流経路である、グランド端子から出力電圧端子までの経路を、負荷電流に応答して遮断する。
(第2の実施形態)
図7に、第2の実施形態に係るDCDCコンバータを示す。DCDCコンバータ00は、第1の実施形態に係るDCDCコンバータ300とほぼ同一だが、インダクタL1と第3のスイッチングデバイスSW3との接続点と、入力電圧端子との間に第4のスイッチングデバイスSW4が設けられている点と、第1及び第3のスイッチングデバイスSW1、SW3の寄生ダイオードD1、D3を併せて示してある点が異なる。
第4のスイッチングデバイスSW4には、入力電源端子から、インダクタL1と第3のスイッチングデバイスSW3との接続点へ向けて流れる電流を遮断することができるものを用いる。こうした構成とすることにより、第3のスイッチングデバイスSW3がオフされて遮断されたインダクタ電流iLを、第4のスイッチングデバイスSW4を通して入力電圧端子へ回生させることができる。
第1のスイッチングデバイスSW1がオフで、グランド端子GNDから、第2のスイッチングデバイスSW2、インダクタL1、第3のスイッチングデバイスSW3を経て出力電圧端子に電流が流れているときに、第3のスイッチングデバイスSW3がオフになると、インダクタL1と第3のスイッチングデバイスSW3との接続点の電位は、逆起電力によりVINよりも高くなる。たとえば、第4のスイッチングデバイスSW4としてダイオードを用いた場合、当該ダイオードを通して入力電圧端子にインダクタ電流iLが流れる。これにより、第3のスイッチングデバイスSW3に加わる電圧を入力電圧VINでクランプすることができ、第3のスイッチングデバイスSW3を保護することができる。また、インダクタ電流iLが電源に戻されるので、損失を低減することができる。
なお、図7では、第2及び第4のスイッチングデバイスSW2、SW4として、ダイオードを利用した例を示したが、図8に、MOSFETを用いた例を示す。第3のスイッチングデバイスSW3がオフになったときに、第4のスイッチングデバイスSW4をオンにすることにより、オン電圧が低いためダイオードを用いた場合よりも損失を低減することが可能である。
(第3の実施形態)
図9に、第3の実施形態に係るDCDCコンバータを示す。DCDCコンバータ900は、図7に示した第2の実施形態に係るDCDCコンバータ700とほぼ同一だが、第4のスイッチングデバイスSW4が、入力電圧端子とは異なる他の電圧端子に接続されている点が異なる。ここで、当該電圧端子に加わる電圧VHは出力電圧VOUTの目標値より大きいものとする。
このような回路構成の場合には、入力電圧VIN以外の電圧を選定できるので、インダクタ電流iLOADが減少する勾配を変更することができる。第3のスイッチングデバイスSW3に加わる電圧を電圧VHでクランプすることができる点、インダクタ電流iLが電源に戻されるので損失を低減することができる点は、第2の実施形態と同様である。
(第4の実施形態)
図10に、第4の実施形態に係るDCDCコンバータを示す。DCDCコンバータ1000は、第1の実施形態に係るDCDCコンバータ300とほぼ同一だが、第3のスイッチングデバイスSW3と並列に抵抗R1を設けた点が異なる。
このような回路構成の場合には、第3のスイッチングデバイスSW3のオフ時に第3のスイッチングデバイスSW3により遮断された、インダクタL1から出力電圧端子への電流が抵抗R1を通して出力電圧端子に流れる。
第1のスイッチングデバイスSW1がオフで、グランド端子GNDから、第2のスイッチングデバイスSW2、インダクタL1、第3のスイッチングデバイスSW3を経て出力電圧端子に電流が流れているとき、第3のスイッチングデバイスSW3がオフになると、インダクタ電流iLは、第3のスイッチングデバイスSW3に並列に接続された抵抗R1を通して流れる。抵抗R1に発生した電圧により、図1に示したような従来のDCDCコンバータよりもインダクタL1に高い電圧が加わるため、次式に示すように、インダクタ電流iLの減少が速くなる。そのため、第3のスイッチングデバイスSW3をオンしたときにコンデンサCOUTに余計な電荷が流れ込みにくく、オーバーシュートが生じにくい。
Figure 0005567432
これは、第1の実施形態において式(3)を参照して説明したのと同様に、負荷電流の急激な減少またはこれに起因して発生したオーバーシュートに高速に応答することができることを意味する。
第1〜第3の実施形態と比較すると、これらの実施形態では、インダクタL1から出力電圧端子への電流がゼロになる。したがって、負荷電流iLOADが減少はしたもののゼロではない場合、コンデンサCOUTの電荷は減少するのみであるので、出力電圧VOUTも減少していく。第1のスイッチングデバイスSW1は、出力電圧VOUTが所定の電圧以下になるとオンされるという制御を受けるため、インダクタ電流iLが十分に減少したか否かにかかわらず、出力電圧VOUTが低下したことに応答して第1のスイッチングデバイスSW1がオンされると、コンデンサCOUTに過剰な電荷が流れ込み、オーバーシュートが生じる可能性がある。
本実施形態に係るDCDCコンバータ1000では、第3のスイッチングデバイスSW3がオフされていても抵抗R1を通じて出力電圧端子に電流iLが流れ、負荷電流iLOADによる電荷の減少と拮抗する形でインダクタ電流iLによる電荷の増加が発生する。しかしながら、式(4)に従ってインダクタ電流iLは高速に減少していき、インダクタ電流iLが負荷電流iLOADよりも小さくなると、出力電圧VOUTが減少し始める。よって、出力電圧VOUTが所定の電圧よりも低下したことに応答して第1のスイッチングデバイスSW1がオンされたときには、インダクタ電流iLは十分に減少しており、第1のスイッチングデバイスSW1をオンしてすぐにオーバーシュートすることはない。なお、第3のスイッチングデバイスSW3は、第1のスイッチングデバイスSW1と同時にオンされる制御を受ける。図11に、第4の実施形態に係るDCDCコンバータ1000の動作を説明するための図を示す。図5と異なる点は、第4の実施形態に係るDCDCコンバータ1000では、第3のスイッチングデバイスSW3をオフした後も、上述のように出力電圧VOUTが増加していくところである。
図12に、第4の実施形態の変形形態を示す。これは、図10のDCDCコンバータ1000に、図7に示した第2の実施形態に係るDCDCコンバータ700を組み合わせたものである。図10を参照して上述した第4の実施形態に係るDCDCコンバータ1000の効果に加えて、抵抗R1の設定によっては点VAの電位が入力電圧VINよりも高くなる場合があり、その場合、インダクタL1のエネルギーが電源に戻されるので損失を低減することができる。加えて、第3のスイッチングデバイスSW3に加わる電圧をVINで制限することができる。
(第5の実施形態)
図13に、第5の実施形態に係るDCDCコンバータを示す。DCDCコンバータ1300は、第3のスイッチングデバイスSW3が、グランド端子GNDと第2のスイッチングデバイスSW2との間に配置されている点が図3のDCDCコンバータ300と異なる。
このような回路構成の場合には、第1のスイッチングデバイスSW1がオンのときに、インダクタ電流iLが第3のスイッチングデバイスSW3に流れないため、図3の回路構成に比べて損失を低減することができる。
図14は、図13のDCDCコンバータ1300において、抵抗R1を第3のスイッチングデバイスSW3と並列に接続したものである。第1のスイッチングデバイスSW1及び第3のスイッチングデバイスSW3の寄生素子D1、D3をそれぞれ示してあるが、第3のスイッチングデバイスSW3の寄生素子D3は、グランド端子GNDから流出する方向の電流を遮断する機能を有する。
第1のスイッチングデバイスSW1がオフで、第2のスイッチングデバイスSW2、インダクタL1、第3のスイッチングデバイスSW3を経て出力電圧端子に電流が流れているとき、第3のスイッチングデバイスSW3がオフになると、インダクタ電流iLは並列に接続された抵抗R1を通して流れる。それにより、抵抗R1に発生する電圧分が図1のような従来のDCDCコンバータ以上に加わるので、インダクタ電流iLの減少が速くなる。
寄生素子D3は、存在する場合と存在しない場合がある。第3のスイッチングデバイスSW3が寄生素子D3を有する場合には、図14に示すように、寄生素子D3がグランド端子GNDから流出する方向の電流を遮断する向きで第3のスイッチングデバイスSW3を配置する必要がある。図15(a)及び(b)に、NチャネルMOSFET及びPチャネルMOSFETを第3のスイッチングデバイスSW3として用いた場合の例をそれぞれ示す。図15(a)の構造が図14の第3のスイッチングデバイスSW3を与える。
(第6の実施形態)
図16に、第6の実施形態に係るDCDCコンバータを示す。DCDCコンバータ100は、第1の実施形態に係るDCDCコンバータ300とほぼ同一だが、第3のスイッチングデバイスSW3と並列にツェナーダイオードZD1を設けた点が異なる。
第1のスイッチングデバイスSW1がオフで、第2のスイッチングデバイスSW2、インダクタL1、第3のスイッチングデバイスSW3を経て出力電圧端子に電流が流れているとき、第3のスイッチングデバイスSW3がオフになると、インダクタ電流iLは並列に接続されたツェナーダイオードZD1を通して流れる。それにより、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧分が図1のような従来のDCDCコンバータより余分に加わり、インダクタ電流iLの減少が速くなる。
なお、ツェナーダイオードZD1等の非線形抵抗素子を用いてもよい。
(第7の実施形態)
図17に、第7の実施形態に係るDCDCコンバータを示す。DCDCコンバータ1700は、出力電圧VOUTが過電圧状態であることを検出したときに、第3のスイッチングデバイスSW3をオフにするための過電圧判定回路を備える。ここでは、第4の実施形態で説明した図10のDCDCコンバータ1000に過電圧判定回路を付加したもので説明するが、これはあくまで例示であることに留意されたい。以下、図18から図25に関しても同様である。
出力電圧VOUTが過電圧判定電圧VOVよりも大きくなると過電圧検出コンパレータOV_COMPの出力がLowになり、第3のスイッチングデバイスSW3がオフになる。これにより、インダクタ電流iLは抵抗R1を通して流れる。過電圧判定電圧VOVは、たとえば基準電圧Vrefの1.1倍といった値に設定することができる。
図18に、第7の実施形態の変形形態を示す。DCDCコンバータ1800は、出力電圧VOUTが過電圧状態であることを検出したときに、一定時間、ワンショット回路ONE SHOTを利用して第3のスイッチングデバイスSW3をオフにする。出力電圧VOUTが過電圧判定電圧VOVよりも大きくなると、過電圧検出コンパレータOV_COMPの出力がLowになり、一定時間、第3のスイッチングデバイスSW3がオフになる。これにより第3のスイッチングデバイスSW3が高速にオン・オフするような減少を回避することができる。
(第8の実施形態)
図19に、第8の実施形態に係るDCDCコンバータを示す。DCDCコンバータ1900は、インダクタL1と出力電圧端子との間に接続された第3のスイッチングデバイスSW3をオフにする際の判定電圧VOVSと、オンにする際の判定電圧VOVRをそれぞれ設定した回路をさらに備える。
出力電圧VOUTが過電圧判定電圧VOVSよりも高くなると、過電圧検出コンパレータOVS_COMPの出力がHighになり、リセットセット・フリップフロップ(RS−FF)の出力QBがLowになり、第3のスイッチングデバイスSWがオフになる。出力QBは、出力電圧VOUTが過電圧解除電圧VOVRよりも低くなったときに出力QBがHighになる。
(第9の実施形態)
図20に、第9の実施形態に係るDCDCコンバータを示す。DCDCコンバータ2000は、インダクタL1と出力電圧端子との間に接続された第3のスイッチングデバイスSW3をオフにする条件を、第1のスイッチングデバイスSW1のオン信号とする回路を備える。
出力電圧VOUTが過電圧判定電圧VOVSよりも高くなると過電圧検出コンパレータOVS_COMPの出力がHighになり、リセットセット・フリップフロップ(RS−FF)の出力QBがLowになり、第3のスイッチングデバイスSW3がオフになる。第1のスイッチングデバイスSW1をオンにする信号で、出力QBはHighになり、第3のスイッチングデバイスSW3がオンになる。
(第10の実施形態)
図21に、第10の実施形態に係るDCDCコンバータを示す。DCDCコンバータ2100は、インダクタL1と出力電圧端子との間に接続された第3のスイッチングデバイスSW3をオフにする際の判定電圧を設け、オフにする際の判定電圧に、コンスタントオンタイムDCDCコンバータのボトム検出コンパレータの出力を使用する回路をさらに備える。
出力電圧VOUTが基準電圧Vref以下のときに、一定時間、第1のスイッチングデバイスSW1がオンするようなコンスタントオンタイムDCDCコンバータにおいて、出力電圧VOUTと基準電圧Vrefを比較するコンパレータの出力の信号で図19の過電圧解除信号を代用することができる。このような回路構成をとることにより、図19の回路より小型化することができる。
(第11の実施形態)
図22に、第11の実施形態に係るDCDCコンバータを示す。DCDCコンバータ2200は、インダクタL1と出力電圧端子との間に接続された第3のスイッチングデバイスSW3をオフにする際の判定電圧を超えたときに、第1のスイッチングデバイスSW1のオンタイムをリセットする機能を設けた回路をさらに備える。
出力電圧VOUTが基準電圧Vref以下のときに、一定時間、第1のスイッチングデバイスSW3がオンするようなコンスタントオンタイムDCDCコンバータにおいて、出力電圧VOUTと過電圧判定電圧VOVSを比較するコンパレータの出力の信号で一定時間のオン信号を一定時間以内でオフさせることにより出力電圧の上昇量を低減することができる。この実施形態は、図5及び6を参照して説明した制御を受けている場合において、第1のスイッチングデバイスSW1のオン時に過電圧状態になったときに特に有効である。
(第12の実施形態)
図23に、第12の実施形態に係るDCDCコンバータを示す。DCDCコンバータ2300は、負荷電流が急激に減少したことを検出したときに、第3のスイッチングデバイスSW3をオフにする回路をさらに備える。負荷電流を計測し、負荷電流が急減したことを検出して第3のスイッチングデバイスSW3をオフにする。
負荷電流の急減による出力電圧VOUTの変化は位相が90度遅れるので、負荷電流を検出したほうが速く応答できる。
図24に、第11の実施形態の変形形態を示す。DCDCコンバータ2400は、負荷電流が急激に減少したことを検出したときに、一定時間、第3のスイッチングデバイスSW3をオフにする。
(第13の実施形態)
図25に、第13の実施形態に係るDCDCコンバータを示す。DCDCコンバータ2500は、負荷電流が急激に減少したことを検出したときに、第3のスイッチングデバイスSW3をオフにし、出力電圧が解除電圧を下回ったときに第3のスイッチングデバイスSW3をオンにする。負荷電流を計測し、負荷電流が急減したことを検出して第3のスイッチングデバイスSW3をオフにする。出力電圧が解除電圧VRを下回ったときに第3のスイッチングデバイスSW3をオンにする。

Claims (17)

  1. インダクタと、
    入力電圧が与えられる入力電圧端子と前記インダクタとの間に接続される第1のスイッチングデバイスと、
    前記第1のスイッチングデバイスと前記インダクタとの接続点と、グランド端子との間に接続された第2のスイッチングデバイスと、
    出力電圧が出力される出力電圧端子と前記グランド端子との間のコンデンサと、
    前記第1のスイッチングデバイスのオフ時の電流経路である前記グランド端子から前記出力電圧端子までの経路に挿入された、負荷電流に応答して前記経路を遮断するための第3のスイッチングデバイスと
    を備え
    前記第3のスイッチングデバイスは、前記インダクタと前記出力電圧端子との間に配置され、
    前記インダクタと前記第3のスイッチングデバイスの接続点と、前記入力電圧端子との間に配置された第4のスイッチングデバイスであって、前記入力電圧端子から、前記接続点へ向けて流れる電流を遮断し、前記第3のスイッチングデバイスのオフ時に前記第3のスイッチングデバイスにより遮断されたインダクタ電流を前記入力電圧端子に流すことのできる第4のスイッチングデバイスをさらに備えることを特徴とするDCDCコンバータ。
  2. インダクタと、
    入力電圧が与えられる入力電圧端子と前記インダクタとの間に接続される第1のスイッチングデバイスと、
    前記第1のスイッチングデバイスと前記インダクタとの接続点と、グランド端子との間に接続された第2のスイッチングデバイスと、
    出力電圧が出力される出力電圧端子と前記グランド端子との間のコンデンサと、
    前記第1のスイッチングデバイスのオフ時の電流経路である前記グランド端子から前記出力電圧端子までの経路に挿入された、負荷電流に応答して前記経路を遮断するための第3のスイッチングデバイスと
    を備え、
    前記第3のスイッチングデバイスは、前記インダクタと前記出力電圧端子との間に配置され、
    前記インダクタと前記第3のスイッチングデバイスの接続点と、前記入力電圧端子とは異なる他の電圧端子との間に配置された第4のスイッチングデバイスであって、前記他の電圧端子から、前記接続点へ向けて流れる電流を遮断し、前記第3のスイッチングデバイスのオフ時に前記第3のスイッチングデバイスにより遮断されたインダクタ電流を前記他の電圧端子に流すことのできる第4のスイッチングデバイスをさらに備え、
    前記他の電圧端子に加えられる電圧は、前記出力電圧の目標値よりも高いことを特徴とするDCDCコンバータ。
  3. インダクタと、
    入力電圧が与えられる入力電圧端子と前記インダクタとの間に接続される第1のスイッチングデバイスと、
    前記第1のスイッチングデバイスと前記インダクタとの接続点と、グランド端子との間に接続された第2のスイッチングデバイスと、
    出力電圧が出力される出力電圧端子と前記グランド端子との間のコンデンサと、
    前記第1のスイッチングデバイスのオフ時の電流経路である前記グランド端子から前記出力電圧端子までの経路に挿入された、負荷電流に応答して前記経路を遮断するための第3のスイッチングデバイスと
    を備え、
    前記第3のスイッチングデバイスは、前記インダクタと前記出力電圧端子との間に配置され、
    前記第3のスイッチングデバイスと並列に配置された抵抗をさらに備え、
    前記第3のスイッチングデバイスのオフ時に前記第3のスイッチングデバイスにより遮断されたインダクタ電流が、前記抵抗を通して前記出力電圧端子に流れることを特徴とするDCDCコンバータ。
  4. 前記第3のスイッチングデバイスと並列に配置された抵抗をさらに備え、
    前記第3のスイッチングデバイスのオフ時に前記第3のスイッチングデバイスにより遮断されたインダクタ電流が、前記抵抗を通して前記出力電圧端子に流れることを特徴とする請求項又は2に記載のDCDCコンバータ。
  5. インダクタと、
    入力電圧が与えられる入力電圧端子と前記インダクタとの間に接続される第1のスイッチングデバイスと、
    前記第1のスイッチングデバイスと前記インダクタとの接続点と、グランド端子との間に接続された第2のスイッチングデバイスと、
    出力電圧が出力される出力電圧端子と前記グランド端子との間のコンデンサと、
    前記第1のスイッチングデバイスのオフ時の電流経路である前記グランド端子から前記出力電圧端子までの経路に挿入された、負荷電流に応答して前記経路を遮断するための第3のスイッチングデバイスと
    を備え、
    前記第3のスイッチングデバイスは、前記第2のスイッチングデバイスと前記グランド端子との間に配置されていることを特徴とするDCDCコンバータ。
  6. 前記第3のスイッチングデバイスと並列に配置された抵抗をさらに備え、
    前記第3のスイッチングデバイスのオフ時に前記第3のスイッチングデバイスにより遮断されたインダクタ電流が、前記抵抗を通して前記出力電圧端子に流れることを特徴とする請求項5に記載のDCDCコンバータ。
  7. 前記第3のスイッチングデバイスは寄生素子を有し、
    前記寄生素子は、前記グランド端子から流出する方向の電流を遮断する向きに配置されていることを特徴とする請求項6に記載のDCDCコンバータ。
  8. 前記抵抗を非線形抵抗素子で置き換えたことを特徴とする請求項又はに記載のDCDCコンバータ。
  9. 前記出力電圧が過電圧状態であることを検出したときに、前記第3のスイッチングデバイスをオフにすることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のDCDCコンバータ。
  10. 前記出力電圧が過電圧状態であることを検出したときに、一定時間、前記第3のスイッチングデバイスをオフにすることを特徴とする請求項に記載のDCDCコンバータ。
  11. 前記第3のスイッチングデバイスは、前記インダクタと前記出力電圧端子との間に接続されており、
    前記第3のスイッチングデバイスをオフにする際の判定電圧と、オンにする際の判定電圧をそれぞれ設定したことを特徴とする請求項に記載のDCDCコンバータ。
  12. 前記第3のスイッチングデバイスをオンにする条件を前記第1のスイッチングデバイスのオン信号とすることを特徴とする請求項11に記載のDCDCコンバータ。
  13. 前記第3のスイッチングデバイスをオフにする際の判定電圧を設け、オンにする際の判定電圧に、コンスタントオンタイムDCDCコンバータのボトム検出コンパレータの出力を使用することを特徴とする請求項11に記載のDCDCコンバータ。
  14. 前記第3のスイッチングデバイスをオフにする際の判定電圧を超えたときにオンタイムをリセットする機能を設けたことを特徴とする請求項13に記載のDCDCコンバータ。
  15. 前記出力電圧が印加される負荷電流が急激に減少したことを検出したときに、前記第3のスイッチングデバイスを流れるインダクタ電流を遮断することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のDCDCコンバータ。
  16. 前記負荷電流が急激に減少したことを検出したときに、一定時間、前記第3のスイッチングデバイスを流れる前記インダクタ電流を遮断することを特徴とする請求項15に記載のDCDCコンバータ。
  17. 前記負荷電流が急激に減少したことを検出したときに、前記第3のスイッチングデバイスを流れる前記インダクタ電流を遮断し、前記出力電圧が解除電圧を下回ったときに、前記第3のスイッチングデバイスをオンにすることを特徴とする請求項15に記載のDCDCコンバータ。
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