JP5565328B2 - 燃料フィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、燃料中の異物を捕捉して燃料を濾過する燃料フィルタに関し、特にエレメントの交換が可能な燃料フィルタに関するものである。
燃料フィルタのエレメント交換作業は、空気中に多量の塵が浮遊しているような劣悪環境下で実施される場合や、燃料フィルタ内の燃料抜きをしないで実施される場合がある。その場合、エレメント交換後においてクリーン側である高圧噴射系へ異物が侵入する虞がある。
そこで、特許文献1に示された従来の燃料フィルタは、燃料フィルタ内の燃料抜きをしないでエレメント交換が行われた場合でもダーティ燃料がクリーン側へ流出しないようにするために、取り付けボルトによりエレメントをフィルタケースに固定する燃料フィルタにおいて、取り付けボルト内の燃料通路よりも下流側の燃料通路中にバルブを設け、エレメント交換のために取り付けボルトを外したときにはバルブにより燃料通路を閉じるようしている。
特開2004−285994号公報
しかしながら、上記の従来の燃料フィルタは、エレメント交換のために取り付けボルトを脱着する際にネジ部の磨耗粉が発生し、その磨耗粉はエレメント交換後にエレメントを通過しないためクリーン側へ流出してしまうという問題があった。
本発明は上記点に鑑みて、エレメント交換後に異物がクリーン側へ流出しないようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、一端側に開口部(711)を有するとともに他端側に底部(712)を有する有底円筒状のフィルタケース(71)と、フィルタケース(71)に脱着自在に装着されて開口部(711)を覆うキャップ(72)と、フィルタケース(71)内に燃料流れに沿って直列に配置されて燃料を濾過する第1エレメント(75)および第2エレメント(76)とを備え、第1エレメント(75)は、開口部(711)および底部(712)のうち開口部(711)側に配置され、第2エレメント(76)は、第1エレメント(75)よりも下流側で且つ開口部(711)および底部(712)のうち底部(712)側に配置され、フィルタケース(71)の内周面と第2エレメント(76)の外周面との間は、10mm以下の隙間に設定されていることを特徴とする燃料フィルタ。
これによると、燃料中の異物は基本的に第1エレメント(75)によって捕捉されるため、第2エレメント(76)の目詰まり寿命は極めて長い。そこで、第2エレメント(76)は交換不要とするか、もしくは、車検時等にディーラーにて治具を用いて交換されるものとすることができる。
そして、フィルタケース(71)の内周面と第2エレメント(76)の外周面との間は10mm以下の隙間に設定されているため、治具を持っていないユーザーには第2エレメント(76)の交換が不可能であるかまたは容易ではなく、ユーザーは実質的に第1エレメント(75)の交換のみが可能となる。
したがって、ユーザーが燃料フィルタ内の燃料抜きをしないで第1エレメント(75)を交換した場合でも、燃料フィルタ内に残留していた燃料はエレメント交換後に少なくとも第2エレメント(76)を通過するため、エレメント交換後に異物がクリーン側へ流出することを防止することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の燃料フィルタにおいて、第2エレメント(76)はフィルタケース(71)に脱着可能に係合されていることを特徴とする。
これによると、車検時等にディーラーにて治具を用いて第2エレメント(76)を交換することができる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の燃料フィルタにおいて、第1エレメント(75)は第2エレメント(76)に脱着可能に嵌合され、第2エレメント(76)とフィルタケース(71)との係合部の結合力が、第1エレメント(75)と第2エレメント(76)との嵌合部の結合力よりも大きく設定されていることを特徴とする。
これによると、第1エレメント(75)を取り出す際に、第2エレメント(76)がフィルタケース(71)から外れることを防止することができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の燃料フィルタにおいて、第1エレメント(75)の一部は、フィルタケース(71)内からキャップ(72)側に突出していることを特徴とする。
これによると、第1エレメント(75)を掴み易いため、第1エレメント(75)を容易に交換することができる。
請求項5に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の燃料フィルタにおいて、第1エレメント(75)におけるキャップ(72)側の端部に取っ手(718)を備えることを特徴とする。
これによると、第1エレメント(75)を掴み易いため、第1エレメント(75)を容易に交換することができる。
請求項6に記載の発明では、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の燃料フィルタにおいて、燃料タンク(3)から燃料を汲み上げるフィードポンプ(41)の下流側に配置されていることを特徴とする。
これによると、燃料フィルタ(7)がフィードポンプ(41)よりも上流側に配置される場合よりも、第1エレメント(75)および第2エレメント(76)の目詰まり寿命が長くなるため、請求項1に記載の発明を実施する際に有効である。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る燃料フィルタを採用した畜圧式燃料噴射システムの全体構成図である。 図1の燃料フィルタを示す断面図である。 図2の燃料フィルタのB部を拡大して示す図である。 本発明の第2実施形態に係る燃料フィルタを示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る燃料フィルタを示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る燃料フィルタを示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態に係る燃料フィルタを採用した畜圧式燃料噴射システムの全体構成図、図2は図1の燃料フィルタを示す断面図、図3は図2の燃料フィルタのB部を拡大して示す図である。
図1に示すように、この蓄圧式燃料噴射システムは、ディーゼルエンジン(図示せず)に使用されるものであり、高圧燃料を蓄えるコモンレール1、コモンレール1から供給された高圧燃料をディーゼルエンジンの燃焼室に噴射するインジェクタ2、コモンレール1に高圧燃料を供給する燃料供給装置を備えている。
燃料供給装置は、燃料を溜めておく燃料タンク3、および、燃料タンク3から汲み上げた燃料を加圧してコモンレール1へ圧送するサプライポンプ4等を備えている。サプライポンプ4は、燃料タンク3から燃料を汲み上げるフィードポンプ41、フィードポンプ41から供給される燃料を加圧してコモンレール1へ圧送する高圧ポンプ42、フィードポンプ41から高圧ポンプ42へ供給される燃料流量を調整する吸入調量弁43等を備えている。
燃料タンク3とフィードポンプ41を接続する配管には、燃料タンク3から吸入された燃料を濾過して異物を除去するプレフィルタ5、および、車両の組立時等に配管内のエア抜きを行うために手動操作により燃料タンク3から燃料を汲み上げて圧送するプライミングポンプ6が配置されている。
フィードポンプ41の下流側の配管には、燃料を濾過して異物を除去する燃料フィルタとしてのメインフィルタ7が配置されており、メインフィルタ7にて濾過された燃料が吸入調量弁43に供給されるようになっている。
メインフィルタ7には、メインフィルタ7内の燃料圧力が予め定めた値以上になったときに開弁するエア抜き弁8が接続されている。このエア抜きバルブ8が開弁すると、フィードポンプ41より吐出された燃料の一部が燃料タンク3へ戻されると共に、メインフィルタ7内のエアが排出されるようになっている。
次に、メインフィルタ7について詳述する。図2、図3に示すように、メインフィルタ7は、一端側に開口部711を有するとともに他端側に底部712を有する有底円筒状の金属製のフィルタケース71を備え、開口部711を覆う金属製のキャップ72がフィルタケース71に脱着自在に装着されている。より詳細には、フィルタケース71とキャップ72は、それらの対向面間にOリング73aが配置されて、複数のボルト74にて結合されている。また、キャップ72には、凹部721が形成されている。
フィルタケース71の側壁713には、フィードポンプ41から供給される燃料が流入する燃料入口部714が形成されている。フィルタケース71の底部712には、開口部711側に向かって突出する円筒状のフィルタケース筒部715が形成されている。このフィルタケース筒部715には、吸入調量弁43に燃料を流出させる燃料出口部716が形成されている。また、フィルタケース筒部715の外周面には、後述する係合片の爪が係合する溝717が形成されている。
フィルタケース71とキャップ72とによって形成された内部空間には、燃料流れに沿って直列に配置された第1エレメント75および第2エレメント76が収容されている。また、第1エレメント75は、開口部711および底部712のうち開口部711側に配置され、第2エレメント76は、第1エレメント75よりも燃料流れ下流側で且つ開口部711および底部72のうち底部712側に配置されている。
第1エレメント75は、いわゆるハニカムエレメントであり、有底円筒状の樹脂製の第1エレメントケース751と、ハニカム状の濾材を円柱状に成形した第1濾過体752とを備えている。そして、第1エレメントケース751内の空間に第1濾過体752が収容され、第1エレメントケース751と第1濾過体752は接着材にて接合されている。第1エレメントケース751の側壁には、燃料を通過させる第1エレメント燃料通過穴753が複数個形成されている。
第2エレメント76は、いわゆるハニカムエレメントであり、有底円筒状の樹脂製の第2エレメントケース761と、ハニカム状の濾材を円柱状に成形した第2濾過体762とを備えている。そして、第2エレメントケース761内の空間に第2濾過体762が収容され、第2エレメントケース761と第2濾過体762は接着材にて接合されている。
第2エレメントケース761の底部には、フィルタケース71の底部712側に向かって突出する円筒状の第2エレメントケース筒部763が形成されている。また、第2エレメントケース761の底部には、第2エレメントケース筒部763の径方向外側に位置するとともに、フィルタケース71の底部712側に向かって突出する係合片764が、第2エレメントケース筒部763の周方向に沿って複数個形成されている。この係合片764の先端には、第2エレメントケース筒部763側に向かって突出する爪765が形成されている。第2エレメントケース筒部763の内側は、燃料を通過させる第2エレメント燃料通過穴766となっている。
そして、第2エレメントケース筒部763と係合片764との間にフィルタケース筒部715が挿入され、爪765が溝717に係合して、いわゆるスナップフィットにより第2エレメント76とフィルタケース71が結合されている。なお、第2エレメントケース筒部763とフィルタケース筒部715の嵌合部にOリング73bが配置されてている。
また、第2エレメントケース761の開口部側端部に、第1エレメントケース751の開口部側端部が嵌合されて、第1エレメント75と第2エレメント76が結合されている。なお、第1エレメント75と第2エレメント76の嵌合部にOリング73cが配置されている。
ここで、第2エレメント76とフィルタケース71との係合部の結合力は、第1エレメント75と第2エレメント76との嵌合部の結合力よりも大きく設定されている。
また、第1エレメントケース751の底部側(図2の紙面上部側)の一部は、フィルタケース71内から突出してキャップ72の凹部721に侵入している。
さらに、第2エレメントケース761の外周面とフィルタケース71の側壁713の内周面との間は、手の指が挿入できない隙間(例えば10mm以下)に設定されている。
図2中の矢印は燃料の流れを示しており、フィードポンプ41から供給される燃料が燃料入口部714からフィルタケース71内に流入し、その燃料は、第1エレメント燃料通過穴753を通って第1エレメントケース751内に流入し、続いて第1濾過体752の一端(図2の紙面上部側)から第1濾過体752に流入する。そして、燃料は、第1濾過体752を通過する間に異物が捕捉される。
第1濾過体752を通過した燃料は、第2エレメントケース761内に流入し、続いて第2濾過体762の一端(図2の紙面上部側)から第2濾過体762に流入する。そして、燃料は、第2濾過体762を通過する間に異物が捕捉される。第2濾過体762を通過した燃料は、第2エレメント燃料通過穴766および燃料出口部716を通って吸入調量弁43に供給される。
ここで、燃料中の異物は基本的に第1濾過体752によって捕捉されるため、第2濾過体762の目詰まり寿命は極めて長い。また、メインフィルタ7は、フィードポンプ41の下流側に配置されるため、すなわち正圧環境で使用されるため、メインフィルタ7がフィードポンプ41よりも上流側に配置される場合よりも、第1濾過体752および第2濾過体762の目詰まり寿命が長くなる。そこで、第2エレメント76は交換不要とするか、もしくは、車検時等にディーラーにて治具を用いて交換されるものとすることができる。
次に、第1エレメント75の交換作業について説明する。まず、ボルト74を外し、キャップ72を取り外した後に、第1エレメントケース751を引っ張る。なお、第1エレメントケース751の一部がフィルタケース71外に突出しているため、第1エレメントケース751を手で掴んで引っ張ることができる。
そして、第2エレメント76とフィルタケース71との係合部の結合力は、第1エレメント75と第2エレメント76との嵌合部の結合力よりも大きく設定されているため、第2エレメント76がフィルタケース71から外れることなく、第1エレメントケース751が第2エレメントケース761から外れて、第1エレメント75が取り出される。
続いて、第2エレメントケース761の開口部側端部に、新品の第1エレメント75における第1エレメントケース751の開口部側端部を嵌合して、第1エレメント75と第2エレメント76とを結合させる。続いて、フィルタケース71の開口部711をキャップ72で覆い、ボルト74にてフィルタケース71とキャップ72を結合する。
ここで、第2エレメントケース761の外周面とフィルタケース71の側壁713の内周面との間は、手の指が挿入できない隙間に設定されているため、治具を持っていないユーザーには第2エレメント76の交換が不可能であるかまたは容易ではなく、ユーザーは実質的に第1エレメント75の交換のみが可能となる。なお、第2エレメント76の交換作業は、ディーラーにて治具を用いて交換する。
したがって、ユーザーがメインフィルタ7内の燃料抜きをしないで第1エレメント75を交換した場合でも、メインフィルタ7内に残留していた燃料はエレメント交換後に少なくとも第2エレメント76を通過するため、エレメント交換後に異物がクリーン側へ流出することはない。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図4は第2実施形態に係る燃料フィルタを示す断面図である。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図4に示すように、フィルタケース71の側壁713における上端に近い位置には、燃料タンク3(図1参照)に接続されるエア抜き通路717が形成されている。また、このエア抜き通路717中にエア抜きバルブ8が配置されている。そして、メインフィルタ7内の燃料圧力が予め定めた値以上になると、エア抜きバルブ8が開弁して、メインフィルタ7内のエアが燃料と共に燃料タンク3へ排出される。
また、メインフィルタ7内のエア溜まり容積を極力小さくするために、第1エレメントケース751全体がフィルタケース71内に収容され、キャップ72は、第1エレメントケース751に対向する面が第1エレメントケース751に近接するような形状になっている。
さらに、第1エレメント75の交換作業の際に、第1エレメントケース751を手で掴み易くするために、第1エレメントケース751におけるキャップ72側の端部に取っ手718が形成されている。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。図5は第3実施形態に係る燃料フィルタを示す断面図である。本実施形態は、第1エレメント75の具体的構成が第1実施形態と異なっており、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図5に示すように、本実施形態の第1エレメント75は、いわゆる菊花エレメントであり、濾紙を襞折りして菊花状に成形した第1濾過体752が、樹脂製の第1エレメント保持ケース754と樹脂製の第1エレメントエンドプレート755間に保持されている。
第1エレメント保持ケース754は、第1濾過体752の下端を覆う穴あき円板状のプレート部754a、第1濾過体752の内周に挿入される円筒状の内側筒部754b、および第1濾過体752における下端近傍の外周部を覆う円筒状の外側筒部754cを備えている。また、内側筒部754bには、燃料を通過させる第1エレメント燃料通過穴754dが複数個形成されている。さらに、内側筒部754bの内側は、第2エレメント76側に燃料を導く第1エレメント燃料通路754eとなっている。第1エレメントエンドプレート755は、円板状であり、第1濾過体752の上端を覆っている。
第1濾過体752は、プレート部754aに接着材にて接合され、第1エレメントエンドプレート755と第1濾過体752は接着材にて接合されている。これにより、第1濾過体752、第1エレメント保持ケース754、および第1エレメントエンドプレート755は、一体化されている。
そして、第2エレメントケース761の開口部側端部に、第1エレメント保持ケース754の外側筒部754cが嵌合されて、第1エレメント75と第2エレメント76が結合されている。
ここで、第1エレメント75の一部は、フィルタケース71内から突出してキャップ72の凹部721に侵入している。より詳細には、第1エレメントエンドプレート755が凹部721内に位置している。
図5中の矢印は燃料の流れを示しており、フィードポンプ41(図1参照)から供給される燃料が燃料入口部714からフィルタケース71内に流入し、その燃料は、第1濾過体752の外周側から第1濾過体752に流入する。そして、燃料は、第1濾過体752を通過する間に異物が捕捉される。第1濾過体752を通過した燃料は、第1エレメント燃料通過穴754dおよび第1エレメント燃料通路754eを通って第2エレメントケース761内に流入する。
次に、第1エレメント75の交換作業について説明する。まず、ボルト74を外し、キャップ72を取り外した後に、第1エレメントエンドプレート755を引っ張る。なお、第1エレメントエンドプレート755がフィルタケース71外に突出しているため、第1エレメントエンドプレート755を手で掴んで引っ張ることができる。
そして、第2エレメント76とフィルタケース71との係合部の結合力は、第1エレメント75と第2エレメント76との嵌合部の結合力よりも大きく設定されているため、第2エレメント76がフィルタケース71から外れることなく、第1エレメント保持ケース754が第2エレメントケース761から外れて、第1エレメント75が取り出される。
続いて、第2エレメントケース761の開口部側端部に、新品の第1エレメント75における第1エレメント保持ケース754の外側筒部754cを嵌合して、第1エレメント75と第2エレメント76とを結合させる。続いて、フィルタケース71の開口部711をキャップ72で覆い、ボルト74にてフィルタケース71とキャップ72を結合する。
本実施形態によると、第1実施形態と同様に、ユーザーがメインフィルタ7内の燃料抜きをしないで第1エレメント75を交換した場合でも、メインフィルタ7内に残留していた燃料はエレメント交換後に少なくとも第2エレメント76を通過するため、エレメント交換後に異物がクリーン側へ流出することはない。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。図6は第4実施形態に係る燃料フィルタを示す断面図である。本実施形態は、第2エレメント76の具体的構成が第3実施形態と異なっており、その他に関しては第3実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図6に示すように、本実施形態の第2エレメント76は、いわゆる菊花エレメントであり、濾紙を襞折りして菊花状に成形した第2濾過体762が、樹脂製の第2エレメント保持ケース767に保持されている。
第2エレメント保持ケース767は、第2濾過体762の上端を覆う円板状のプレート部767a、および第2濾過体762の内周に挿入される円筒状の内側筒部767bを備えている。また、内側筒部767bには、燃料を通過させる第2エレメント燃料穴767cが複数個形成されている。さらに、内側筒部767bの内側は、第2エレメント燃料通過穴766に燃料を導く第2エレメント燃料通路767dとなっている。
第2濾過体762は、プレート部767aに接着材にて接合されると共に、第2エレメントケース761に接着材にて接合されている。これにより、第2濾過体762、第2エレメント保持ケース767、および第2エレメントケース761は、一体化されている。
図6中の矢印は燃料の流れを示しており、第1エレメント75を通過した燃料は、第2濾過体762の外周側から第2濾過体762に流入する。そして、燃料は、第2濾過体762を通過する間に異物が捕捉される。第2濾過体762を通過した燃料は、第2エレメント燃料穴767c、第2エレメント燃料通路767d、第2エレメント燃料通過穴766および燃料出口部716を通って吸入調量弁43(図1参照)に供給される。
本実施形態によると、第1実施形態と同様に、治具を持っていないユーザーには第2エレメント76の交換が不可能であるかまたは容易ではなく、ユーザーは実質的に第1エレメント75の交換のみが可能となる。したがって、ユーザーがメインフィルタ7内の燃料抜きをしないで第1エレメント75を交換した場合でも、メインフィルタ7内に残留していた燃料はエレメント交換後に少なくとも第2エレメント76を通過するため、エレメント交換後に異物がクリーン側へ流出することはない。
なお、上記各実施形態は、実施可能な範囲で任意に組み合わせが可能である。
71 フィルタケース
72 キャップ
75 第1エレメント
76 第2エレメント
711 開口部
712 底部

Claims (6)

  1. 一端側に開口部(711)を有するとともに他端側に底部(712)を有する有底円筒状のフィルタケース(71)と、
    前記フィルタケース(71)に脱着自在に装着されて前記開口部(711)を覆うキャップ(72)と、
    前記フィルタケース(71)内に燃料流れに沿って直列に配置されて燃料を濾過する第1エレメント(75)および第2エレメント(76)とを備え、
    前記第1エレメント(75)は、前記開口部(711)および前記底部(712)のうち前記開口部(711)側に配置され、
    前記第2エレメント(76)は、前記第1エレメント(75)よりも下流側で且つ前記開口部(711)および前記底部(712)のうち前記底部(712)側に配置され、
    前記フィルタケース(71)の内周面と前記第2エレメント(76)の外周面との間は、10mm以下の隙間に設定されていることを特徴とする燃料フィルタ。
  2. 前記第2エレメント(76)は前記フィルタケース(71)に脱着可能に係合されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料フィルタ。
  3. 前記第1エレメント(75)は前記第2エレメント(76)に脱着可能に嵌合され、
    前記第2エレメント(76)と前記フィルタケース(71)との係合部の結合力が、前記第1エレメント(75)と前記第2エレメント(76)との嵌合部の結合力よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項2に記載の燃料フィルタ。
  4. 前記第1エレメント(75)の一部は、前記フィルタケース(71)内から前記キャップ(72)側に突出していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の燃料フィルタ。
  5. 前記第1エレメント(75)における前記キャップ(72)側の端部に取っ手(718)を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の燃料フィルタ。
  6. 燃料タンク(3)から燃料を汲み上げるフィードポンプ(41)の下流側に配置されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の燃料フィルタ。
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