JP5559812B2 - プリン化合物 - Google Patents

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Description

本発明は、プリン化合物に関する。
現在の経口用薬理学的薬剤に関連する副作用の結果として、疼痛の処置のための代替療法の開発に対する必要があり続けている。
カンナビノイド受容体CBおよびCBは、Gタンパク質共役型受容体(GPCR)のクラスに属する。CB受容体は中枢および末梢の両方で発現される一方で、CB受容体は主として末梢で、主に免疫細胞および組織で発現される。
CB受容体の薬理学的なおよび治療上の潜在性が、最近概説され(非特許文献1)、これはCBを疼痛、特に炎症性疼痛および神経因性疼痛の処置のための治療標的として同定している。
特許文献1は、プリン化合物およびカンナビノイド受容体リガンドとしての、特にCB受容体拮抗薬としてのその使用に関する。
国際公開第2004/037823号パンフレット
Br.J.Pharmacol.(2008) 153、319−334
CB作動薬、特にCB選択的な作動薬は、限定的な中枢で媒介される副作用で、疼痛を処置するための標的を提供する。
本発明は、下式の化合物:
Figure 0005559812
(式中、
は、H、F、Cl、C〜Cアルキル、CF、シクロプロピル、OCH、OCFおよびCNから選択され;
は、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、アゼチジン−1−カルボン酸メチルエステルおよびテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシドから選択され;
はHであるか、またはRと一緒になって縮合したピロリジン−2−オンを形成し;
は、C〜Cアルキル、C〜Cフルオロアルキル、シクロプロピルおよびCOCHから選択され;
は、H、CHおよびCFから選択され;
nは0または1であり;
およびXは、独立に、N、CHおよびCRから選択され;
は、CHおよびCRから選択されるが;
ただしX、XおよびXのただ1つはCH以外でもよく;
は、F、Cl、CF、OCHおよびOCFから選択される)
またはその薬学的に許容される塩を提供する。
本発明の化合物は、インビトロでCB受容体の作動薬であることが見出された。好ましい本発明の化合物は、既存のCB作動薬よりも大きい効力を示す。より好ましい本発明の化合物はCB選択的な作動薬である。最も好ましい本発明の化合物は、既存のCB作動薬よりも大きいCB選択性を示す。
本発明は、本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩、および薬学的に許容される希釈剤または担体を含む薬学的組成物を提供する。
本発明は、治療における使用のための式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。本発明はまた、疼痛、特に骨関節炎痛の処置における使用のための式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。本発明の別の態様では、疼痛、特に骨関節炎痛の処置のための医薬の製造のための式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩の使用が提供される。
本発明は、疼痛の処置のための方法であって、有効量の式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩を、それを必要とするヒトまたは動物に投与する工程を包含する方法を提供する。本発明はまた、骨関節炎痛の処置のための方法であって、有効量の式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩を、それを必要とするヒトまたは動物に投与する工程を包含する方法を提供する。
本発明は、本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩を含む、治療における使用のための薬学的組成物を提供する。本発明は、本発明の化合物、またはその薬学的に許容される塩を含む、疼痛、特に骨関節炎痛における使用のための薬学的組成物を提供する。
本発明の化合物は疼痛、特に炎症性疼痛、より具体的には関節痛、最も特定すれば骨関節炎痛の処置において使用されることが好ましい。
本発明の化合物の好ましい種は、下式の化合物:
Figure 0005559812
またはその薬学的に許容される塩であり、式中、R、R、R、X、XおよびXは本明細書で定義されるとおりである。
本発明の化合物の好ましい種は、下式の化合物:
Figure 0005559812
またはその薬学的に許容される塩であり、式中、R、RおよびRは本明細書で定義されるとおりである。
式I、IIまたはIIIの化合物の特定のクラスが好ましい。以下の列挙された選択物は、そのような好ましいクラスを記載する:
1)RはCl、C〜Cアルキル、CF、シクロプロピルまたはOCFである;
2)RはCl、メチルまたはエチルである;
3)RはClである;
4)Rはテトラヒドロフラニルまたはテトラヒドロピラニルである;
5)Rはテトラヒドロフラニルである;
6)Rはテトラヒドロピラニルである;
7)RはHである;
8)RはC〜Cアルキル、C〜Cフルオロアルキルまたはシクロプロピルである;
9)Rはメチル、エチル、2−フルオロエチルまたはシクロプロピルである;
10)Rはメチルまたはエチルである;
11)RはCHである;
12)X、XおよびXは、独立に、CHおよびCRから選択され、ここでRは、Cl、CF、OCHまたはOCFから選択される;
13)X、XおよびXはCHである;
14)nは0である;
15)RはHであり、RはCHである;
16)RはCl、メチルまたはエチルであり;かつRはメチル、エチル、2−フルオロエチルまたはシクロプロピルである;
17)RはCl、メチルまたはエチルであり;Rはテトラヒドロフラニルまたはテトラヒドロピラニルであり;かつRはメチル、エチル、2−フルオロエチルまたはシクロプロピルである;
18)RはClであり;Rはテトラヒドロフラニルまたはテトラヒドロピラニルであり;かつRはメチル、エチル、2−フルオロエチルまたはシクロプロピルである;
19)RはClであり;Rはテトラヒドロフラニルまたはテトラヒドロピラニルであり;かつRはメチルまたはエチルである;
20)RはClであり;Rはテトラヒドロフラニルまたはテトラヒドロピラニルであり;かつRはメチルまたはエチルであり;X、XおよびXは、独立に、CHおよびCRから選択され、ここでRは、Cl、CF、OCHまたはOCFから選択される。
本発明の化合物の各々の薬学的に許容される塩は、本出願の範囲内で企図される。
好ましい本発明の化合物としては、8−(2−クロロ−ピリジン−3−イル)−2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−9H−プリン;2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−8−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−9H−プリン;2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−8−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−9H−プリン;2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−8−o−トリル−9H−プリン;8−(2−クロロ−フェニル)−2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(S)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−9H−プリン;8−(2−クロロ−フェニル)−2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−9H−プリン;8−(2−クロロ−フェニル)−2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−9H−プリン;および8−(2−クロロ−フェニル)−6−(4−エチル−ピペラジン−1−イル)−2−メチル−9−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−9H−プリン;またはその薬学的に許容される塩が挙げられる。
本明細書全体を通して用いられる場合、基が「本明細書中で定義される(defined herein)」または「本明細書中で定義される(herein defined)」によって修飾される場合、その基は第1に思い浮かぶ定義および最も広義の定義、ならびにその基の特定の定義の各々およびすべてを包含するということが理解されるべきである。
上記でおよび本発明の説明全体を通して用いられる場合、以下の用語は、特段の記載がない限り、以下の意味を有する。
本明細書で使用する場合、用語C〜Cアルキルはメチルまたはエチルを意味する。
本明細書で使用する場合、用語C〜Cフルオロアルキルは、1以上の水素がフッ素で置換されている、本明細書中で定義されるC〜Cアルキル基を意味し、トリフルオロメチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチルおよび2,2,2 トリフルオロエチルが挙げられる。好ましいC〜Cフルオロアルキル基は2−フルオロエチルである。
本明細書で使用する場合、用語「薬学的に許容される塩」は、生命体に対して実質的に無毒である本発明の化合物の塩を意味する。このような塩およびそれらを調製するための一般的な方法論は当該技術分野で周知である。例えば、P.Stahlら、Handbook of Pharmaceutical Salts:Properties Selection and Use、(VCHA/Wiley−VCH、2002);およびJ.Pharm.Sci. 66、2−19(1977)を参照のこと。好ましい薬学的に許容される塩は塩酸塩およびリン酸塩である。
本発明の実施形態は本明細書に提示される例を包含し、そして提示される例は1つのキラル形態または立体配座形態、またはそれらの塩であり得るが、本発明のさらなる実施形態は、記載されたその例のすべての他の立体異性形態および/または立体配座形態、ならびにその薬学的に許容される塩を包含する。
本明細書で使用する場合、用語「CB選択的な作動薬」または「CB選択性」は、CBよりもCBに対してより大きい効力を有する化合物を意味する。好ましい本発明の化合物は≧100倍のCB選択性を示す。より好ましい本発明の化合物は≧500倍のCB選択性を示す。最も好ましい本発明の化合物は≧1000倍のCB選択性を示す。
本発明の化合物は、好ましくは、様々な経路によって投与される薬学的組成物として処方される。好ましくは、このような組成物は、経口投与のためのものである。このような薬学的組成物およびそれらを調製するためのプロセスは、当該技術分野で周知である。例えば、Remington:The Science and Practice of Pharmacy(A,Gennaroら編、第19版、Mack Publishing Co.、1995)を参照のこと。
以下のスキーム、手順および実施例は、本発明の実施をよりよく説明するために提供される。これらのスキーム、手順および実施例の工程についての適切な反応条件は当該技術分野で周知であり、溶媒および補助試薬の置換を含む反応条件の適切な改変は当業者の能力の範囲内である。
さらに、当業者は、いくつかの例では、部分が導入される順序はそれほど重要ではないということを理解する。式Iの化合物を生成するために必要とされる工程の特定の順序は、化学の当業者によって十分理解されるように、合成しようとする特定の化合物、出発化合物、およびその置換部分の相対的不安定性に依存する。当業者は、すべての置換基がすべての反応条件と適合するというわけではないということを理解する。これらの化合物は、合成の好都合な時点で当該技術分野で周知の方法によって保護または修飾され得る。
適切な保護基としては、本明細書中で以降「Greene」と呼ばれるT.W.Greene、「Protective Groups in Organic Synthesis」、John Wiley and Sons、New York、N.Y.、1991に記載される保護基が挙げられる。Greeneは、当業者によって使用されるべき適切な保護基の「保護」および「脱保護」についての適切な条件を示す。
本発明の中間体および最終生成物は、所望に応じて、再結晶またはシリカゲルもしくはアルミナなどの固体支持体上でのクロマトグラフィーなどの一般的な技術によってさらに精製され得る。
本発明の化合物名はAutoNom 2000を使用して生成される。
本明細書で使用される略語は以下のとおり定義される。
「ブライン」は飽和塩化ナトリウム水溶液を意味し;「BSA」はウシ血清アルブミンを意味し、「DDQ」は2,3 ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4 ベンゾキノンを意味し;「DMEA」はN−エチルジメチルアミンを意味し;「EDTA」はエチレンジアミン四酢酸を意味し;「EtOH」はエタノールを意味し;「GCMS」はガスクロマトグラフィー−質量分析を意味し;「GDP」はグアノシン二リン酸を意味し;「HEPES」は4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジンエタンスルホン酸を意味し;「IPA」は2−プロパノールを意味し;「IPAm」は2−プロピルアミンを意味し;「L.R.」は限定試薬を意味し;「MeOH」はメタノールを意味し;「PTSA」はパラトルエンスルホン酸を意味し;「SCX」はシリカベースの強陽イオン交換樹脂カラム、使い捨てカートリッジまたはその等価物を意味し;「SFC」は超臨界流体クロマトグラフィーを意味する。
Figure 0005559812
出発のピリミジン(a)は、イソプロパノールなどの適切な溶媒の中で、高温で、適切に置換されたアミンおよびジイソプロピルエチルアミンまたはトリエチルアミンなどの適切な塩基と反応され、化合物(b)を与える。
Figure 0005559812
出発の臭化物(c−i)は、無水ジエチルエーテルなどの適切な溶媒の中で、低温のn−ブチルリチウムなどの強塩基およびN,N−ジメチルホルムアミドと反応され、化合物(c)を与える。
Suzukiカップリング条件を使用して、出発のアルデヒド(c−ii)は、1,4−ジオキサンまたはトルエンなどの適切な溶媒の中で、高温で、Rのボロン酸誘導体、(1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)パラジウム(II)クロリドまたはPd(OAc)などの適切な触媒およびフッ化セシウムなどの適切な塩基と反応され、化合物(c)を与える。
Figure 0005559812
出発のピリミジン(b)は、1,4−ジオキサンまたはトルエンなどの適切な溶媒の中で、高温で、アルデヒド(c)(ここでX〜Xは、独立に、CHおよびCRから選択される)およびp−トルエンスルホン酸またはシリカ上の15%塩化第二鉄などの適切な酸と反応される。反応混合物を濾過し、濃縮し、その後、ジクロロメタンなどの適切な溶媒の中で、低温でDDQと反応させ、プリン(d)が得られる。
出発のピリミジン(b)は、トルエンなどの適切な溶媒の中で、高温でアルデヒド(c)(ここでX〜Xの1つはNである)およびp−トルエンスルホン酸などの適切な酸と反応される。反応混合物を濾過し、濃縮し、その後、高温で塩化チオニルと反応させ、プリン(d)が得られる。
一般的手順2−1:
1,4−ジオキサン中のピリミジン(b)(1.0当量、L.R.)、アルデヒド(c)(2.0当量)、およびシリカ上の15%塩化第二鉄(200wt.%、L.R.に基づく)の混合物を100℃に16時間加熱する。冷却し、シリカを珪藻土に通して濾過して分け、減圧下で濾液を濃縮し、残渣を得る。残渣を乾燥ジクロロメタンに溶解し、0℃でDDQ(1.0当量)を加える。撹拌しながら室温まで暖める。反応が完結すると、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、15%水酸化ナトリウム水溶液、水、およびブラインで洗浄する。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、残渣を得る。残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、プリン(d)を得る。
一般的手順2−2:
トルエン中のピリミジン(b)(1.0当量、L.R.)、アルデヒド(c)(2当量)、p−トルエンスルホン酸(10wt.%、L.R.に基づく)、およびモレキュラーシーブ(200wt.%、L.R.に基づく)の溶液を還流状態で16時間加熱する。冷却し、モレキュラーシーブを珪藻土に通して濾過して分け、濾液を減圧下で濃縮し、残渣を得る。残渣を乾燥ジクロロメタンに溶解し、DDQ(1.0当量)を0℃で加える。室温まで暖め、撹拌する。反応が完結すると、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、1N水酸化ナトリウム溶液、水、およびブラインで洗浄する。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、残渣を得る。残渣をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、プリン(d)を得る。
一般的手順2−3:
反応容器に、ピリミジン(b)(1.0当量、L.R.)、アルデヒド(c)(1.1当量)、トルエン、およびp−トルエンスルホン酸一水和物(0.05当量)を入れる。窒素下で、100℃で1時間撹拌する。室温まで冷却し、珪藻土上で濾過し、減圧下で濃縮する。次に、粗製油状物(イミン)に、室温で、窒素下で塩化チオニル(無溶媒/溶媒)をゆっくり加える。還流状態で30分間撹拌する。室温まで冷却し、減圧下で濃縮する。トルエンを加えて減圧下で2回除去する。ジクロロメタンに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を用いてゆっくりと塩基性にする。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮する。シリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、プリン(d)を得る。
Figure 0005559812
出発のプリン(d)は、エタノールなどの適切な溶媒の中で、高温で、適切に置換されたピペリジンおよびトリエチルアミンなどの適切な塩基と反応され、化合物(e)を与える。
Figure 0005559812
出発のプリン(d−i)は、エタノールなどの適切な溶媒の中で、高温で、適切に置換されたピペリジンおよびトリエチルアミンなどの適切な塩基と反応され、化合物(e−i)を与える。
プリン(e−i)は、シアン化亜鉛およびPd(PPhなどの適切な触媒およびN,N−ジメチルホルムアミドなどの適切な溶媒と高温で反応され、化合物(e−ii)を与える。
Figure 0005559812
出発のピリミジン(b)は、メトキシベンゼンまたはジメチルスルホキシドなどの適切な溶媒の中で、高温でアルデヒド(c)、適切に置換されたピペリジンおよびニトロベンゼンまたは酢酸などの適切な酸化剤と反応され、化合物(e)を与える。
Figure 0005559812
ジメチルアセトアミドなどの適切な溶媒の中の出発のピリミジン(b)は、低温で適切に置換された酸塩化物(f)と反応され、化合物(g)を与える。
高温および高圧のイソプロパノールなどの適切な溶媒の中の、適切に置換されたピペリジンおよびジイソプロピルエチルアミンなどの適切な塩基の存在下でのピリミジン(g)は、化合物(e)を与える。
調製例1:
6−クロロ−2−メチル−N*4*−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−ピリミジン−4,5−ジアミン
Figure 0005559812
2−プロパノール(80mL)中の4,6−ジクロロ−2−メチル−ピリミジン−5−イルアミン(0.008mol、1.5g、1.0当量)、4−アミノテトラヒドロピラン(0.012mol、1.27g、1.5当量)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.0092mol、1.1g、1.1当量)の溶液を、密封チューブの中で、150℃で16時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、2−プロパノールを減圧下で除去し、残渣を得た。この残渣をジクロロメタンに溶解し、水およびブラインで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、残渣を得た。残渣をジクロロメタン:メタノール 96:4で溶出するシリカゲルカラムで精製し、標記の化合物を得た。MS(m/z):243.41(M+1)。
表1中の調製例2〜12は、スキームAに従って、適切なアミンを使用して、基本的に調製例1に記載されるようにして、調製し得る。
Figure 0005559812
Figure 0005559812
Figure 0005559812
調製例13:
2−シクロプロピル−ベンズアルデヒド
Figure 0005559812
60mLの反応バイアルに、2−ブロモ−ベンズアルデヒド(10.810mmoles、1.264mL)、シクロプロピルボロン酸(14.053mmoles、1.207g)、リン酸三カリウムN−水和物(37.834mmoles、8.031g)、トリシクロヘキシルホスフィン(1.081mmoles、303.139mg)、トルエン(283.654mmoles、30.000mL)、および水(83.263mmoles、1.500mL)を入れた。次いでこの混合物を入念に脱気した。次に、Pd(OAc)(540.482μmoles、121.343mg)を加え、この混合物を窒素下に置き、そして100℃に加熱した。2時間後、室温まで冷却し、酢酸エチル(50mL)およびブライン(50mL)で希釈した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。ヘキサン:ジクロロメタン 20〜50%で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、標記の化合物を得た。H NMR(400.31MHz,cdcl3):10.57(s,1H),7.78(dd,J=1.3,7.9Hz,1H),7.45(td,J=7.5,1.3Hz,1H),7.28(t,J=7.5Hz,1H),7.09(d,J=7.9Hz,1H),2.63−2.56(m,1H),1.07−1.02(m,2H),0.77−0.73(m,2H)。
調製例14:
2−シクロプロピル−ピリジン−3−カルバルデヒド
Figure 0005559812
40mLの反応バイアルに、3mLの1,4−ジオキサンおよび撹拌子を入れた。窒素を用いて5分間脱気した。次に、このバイアルに、2−ブロモニコチンアルデヒド(645.134μmoles、120.000mg)、シクロプロピルボロン酸(1.290mmoles、110.831mg)、およびフッ化セシウム(1.935mmoles、293.995mg)を入れた。次いでこのバイアルを、窒素を用いて再び脱気した。次に、(1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)パラジウム(II)クロリド(32.257μmoles、26.342mg)を加え、反応混合物を窒素下で100℃に加熱した。反応が完結すると、混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルを用いて珪藻土のパッドの上から濾過して、標記の化合物を得た。GCMS(m/z):146(M)。
表2中の調製例15〜47は、スキームCに従って、適切な置換ピリミジンを使用して、および表2に概略を記載したとおりの適切な一般的手順2−1から2−3を使用して調製し得る。
Figure 0005559812
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Figure 0005559812
Figure 0005559812
Figure 0005559812
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調製例48:
6−クロロ−8−(2−クロロ−ピリジン−3−イル)−2−メチル−9−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−9H−プリン
Figure 0005559812
反応容器に、R−6−クロロ−2−メチル−N4−(テトラヒドロ−フラン−3−イル)−ピリミジン−4,5−ジアミン(2.186mmoles、500.000mg)、2−ブロモニコチンアルデヒド(3.280mmoles、610.046mg)、トルエン(94.551mmoles、10.000mL)、およびPTSA一水和物(109.323μmoles、20.795mg)を入れた。窒素下で、100℃で1時間加熱した。室温まで冷却し、濾過し、減圧下で濃縮した。次に、この粗製油状物(イミン)に、室温で、窒素下で塩化チオニル(68.630mmoles、5.000mL)をゆっくり加えた。80℃に30分間加熱した。減圧下で濃縮した。トルエン(約10mL)を加え、減圧下で2回除去した。残渣をジクロロメタンに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を用いてゆっくりと塩基性にした。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。ヘキサン:アセトンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、標記の化合物を得た。(648mg)。MS(m/z):350(M+1)。
調製例49:
1−(2−フルオロ−エチル)−ピペラジン塩酸塩
Figure 0005559812
工程1:
反応容器に、N−tert−ブトキシカルボニルピペラジン(8.590mmoles、1.600g)、炭酸カリウム(25.771mmoles、3.562g)、ヨウ化ナトリウム(触媒)(66.714μmoles、10.000mg)、1,4−ジオキサン(234.262mmoles、20.000mL)、1−ブロモ−2−フルオロエタン(9.449mmoles、704.029μL)、および撹拌子を入れた。撹拌しながら還流状態で一晩加熱した。反応が完結すると、室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。酢酸エチルおよび水を用いて分配した。有機層を分離し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、純粋な4−(2−フルオロ−エチル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを得た。GCMS(m/z):232(M)。
工程2:
1,4−ジオキサン中の4N HCl(86.096mmoles、21.524mL)を、乾燥ジクロロメタン(60mL)中の4−(2−フルオロ−エチル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(8.610mmoles、2.000g)の撹拌溶液に、窒素下で、室温で加えた。窒素下で一晩撹拌した。減圧下で濃縮し、標記の化合物(8.679mmoles、1.780g)を得た。MS(m/z):133(M+1)。
実施例1:
8−(2−クロロ−フェニル)−6−(4−エチル−ピペラジン−1−イル)−2−メチル−9−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−9H−プリン塩酸塩
Figure 0005559812
エタノール(5.0mL)中の6−クロロ−8−(2−クロロフェニル)−2−メチル−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−9H−プリン(0.0005mol、0.2g)、N−エチルピペラジン(0.0006mol、0.069g、1.1当量)、およびトリエチルアミン(0.0006mol、0.061g、1.1当量)の溶液を、還流状態で20時間加熱した。あるいは、マイクロ波照射を用いて反応液を加熱した。反応が完結すると、減圧下で反応混合物を濃縮した。残渣を乾燥ジクロロメタンに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水、およびブラインで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、残渣を得た。ヘキサン:アセトン 90:10で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、遊離塩基を得た。HCl(エタノール中の2M溶液)(1.0当量)を、ジエチルエーテル(5mL)中のこの遊離塩基(0.23g、0.500mmol)に0℃で加え、室温で2時間撹拌した。濾過し、沈殿物をジエチルエーテルで洗浄した。沈殿物を真空下で乾燥し、標記の化合物(0.2g)を得た。MS(m/z):441.28(M+1)。あるいは、遊離塩基をアセトン、1:1 アセトニトリル:水、または別の適切な有機溶媒に溶解し、次いで撹拌しながら水性またはエーテル性のHClの溶液を加えることによって、HCl塩を調製した。次いで凍結乾燥し、塩酸塩を得た。
表3中の実施例2〜72は、スキームDに従って、適切に置換されたプリンおよび適切に置換されたピペラジンを使用して、基本的に実施例1に記載されるようにして、調製し得る。
Figure 0005559812
Figure 0005559812
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Figure 0005559812
Figure 0005559812
上付き文字a〜rはキラル分離条件を表す:異性体1は分析用キラルカラムから最初に溶出するものであり、異性体2はそのキラルカラムから2番目に溶出するものである。
a.RegisPack SFC、溶離液:10% EtOH(0.2% IPAm)/CO
b.Chiralpak AS−H、溶離液:100% MeOH(0.2% DMEA)
c.Chiralpak AD−H、溶離液 40:60 IPA:ヘプタン(0.2% DMEA)
d.Chiralpak AD−H SFC、溶離液:20% IPA(0.2% IPAm)/CO
e.Chiralpak AD−H SFC、溶離液:7% MeOH(0.2% IPAm)/CO
f.Chiralpak AS−H、溶離液:100% EtOH
g.Chiralpak AD−H、溶離液:30:70 IPA:ヘプタン(0.2% DMEA)
h.Chiralpak AD−H SFC、溶離液:10% EtOH(0.2% IPAm)/CO
I.Chiralcel OJ−H SFC、溶離液:10% MeOH(0.2% IPAm)/CO
J.Chiralpak AD−H SFC、溶離液:10% EtOH(0.2% IPAm)/CO
k.Chiralpak AD−H、溶離液:15:85 IPA:ヘプタン(0.2 DMEA)
l.Chiralpak AD−H SFC、溶離液:20% MeOH(0.2% IPAm)/CO
m.Chiralpak AD−H SFC、溶離液:10% EtOH(0.2% IPAm) CO
n.Chiralpak AD−H SFC、溶離液:10% EtOH(0.2% IPAm) CO
o.Chiralpak AS−H SFC、溶離液:10% MeOH(0.2% IPAm)/CO
p.Chiralpak AD−H、溶離液:5:95 EtOH:ヘプタン(0.2% DMEA)
q.Chiralpak AS−H、溶離液:100% MeOH(0.2% DMEA)
r.Chiralpak AS−H、溶離液:100% MeOH(0.2% DMEA)
実施例77:
8−(4−メトキシ−2−メチル−フェニル)−2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−9H−プリン
Figure 0005559812
6−クロロ−2−メチル−N*4*−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−ピリミジン−4,5−ジアミン(0.100g、0.402mmol)、4−メトキシ−2−メチルベンズアルデヒド(0.091g、0.603mmol)、N−メチルピペラジン(0.044g、0.443mmol)およびニトロベンゼン(0.050g、0.402mmol)をメトキシベンゼン(1.2mL)に溶解し、140℃に2日間加熱した。次に、室温で3日間撹拌した。次に、減圧下で濃縮し、2N HCl水溶液とジクロロメタンとの間で分配し、ジクロロメタンで洗浄した。水相をpH 12まで塩基性にし、ジクロロメタンで抽出した。有機物を5gのSCX−2カラムにロードし、メタノールで洗浄し、次いでメタノール中の2N アンモニアで生成物を溶出した。分取用高圧液体クロマトグラフィーによって精製し、水/アセトニトリルから凍結乾燥し、標記の化合物を遊離塩基として得た。MS(m/z):423(M+1)。
実施例78
2−[2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−9H−プリン−8−イル]−ベンゾニトリル塩酸塩
Figure 0005559812
工程1:
エタノール(10.0mL)中の8−(2−ブロモフェニル)−6−クロロ−2−メチル−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−9H−プリン(0.0023mol、1.0g)、1−メチルピペラジン(0.0025mol、0.25g、1.1当量)およびトリエチルアミン(0.0025mol、0.25g、1.1当量)の溶液を90℃で16時間加熱した。減圧下で反応混合物を濃縮した。残渣を乾燥ジクロロメタンに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水、およびブラインで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮し、残渣を得た。この残渣を、ジクロロメタン:メタノール 97:3で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、8−(2−ブロモ−フェニル)−2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−9H−プリン(0.71g)を得た。そのまま次の工程のために使用した。
工程2:
マイクロ波反応容器に、8−(2−ブロモ−フェニル)−2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−9H−プリン(0.0015mol、0.7g)、シアン化亜鉛(0.0022mol、0.256g、1.5当量)、および乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(5.0mL)を入れた。窒素を用いて3回脱気した。Pd(PPh(0.0001mol、0.17g、0.1当量)を加え、再び窒素を用いて3回脱気した。この反応容器を密閉し、マイクロ波の中で150℃で1時間照射した。反応混合物を室温まで冷却し、反応混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、残渣を得た。残渣を、ジクロロメタン:メタノール 99:1で溶出するシリカゲルカラムで精製し、遊離塩基を得た。HCl(ジエチルエーテル中の2M 溶液)(0.026g、0.0007mol、1.0当量)を、ジエチルエーテル(5mL)中の2−(2−メチル−6−(4−メチルピペラジン−1−イル)−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−9H−プリン−8−イル)ベンゾニトリル(0.3g、0.0007mol)の混合物に0℃で加え、室温で2時間撹拌した。沈殿物を濾過し、ジエチルエーテルで洗浄し、真空中で乾燥し、標記の化合物を得た。MS(m/z):418.29(M+1)。
表4中の実施例79〜80は、スキームEに従って、適切に置換されたプリンを使用して、基本的に実施例78と同じ手順により2工程にわたって調製し得る。
Figure 0005559812
実施例81:
2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−8−o−トリル−9H−プリン塩酸塩
Figure 0005559812
ジメチルスルホキシド(5mL)中の6−クロロ−2−メチル−N*4*−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−ピリミジン−4,5−ジアミン(1g、4.12mmoles)の溶液に、o−トルアルデヒド(4.12mmol)、N−メチルピペラジン(4.12mmol)を加え、次いで酢酸(9.89mmoles、566.635μL)を加えた。この反応液を、雰囲気に開放して8時間、90℃に加熱した。物質をあらかじめ条件を整えた(pre−conditioned)SCXカラム上に入れ、メタノール中の7N アンモニアで溶出し、溶媒をエバポレーションし、粗製物を逆相クロマトグラフィーで精製した。この物質に1当量の1,4−ジオキサン中のHCl 4Mを加えた。過剰の溶媒をエバポレーションし、標記の化合物を得た。MS(m/z):407(M+1)。
表5中の実施例82〜83は、スキームFに従って、適切なピリミジン、アルデヒド、およびピペラジンを使用して、基本的に実施例81に記載されるようにして調製し得る。
Figure 0005559812
実施例84:
3−[8−(2−クロロ−フェニル)−6−(4−エチル−ピペラジン−1−イル)−2−メチル−プリン−9−イル]−アゼチジン−1−カルボン酸メチルエステル
Figure 0005559812
工程1:
エタノール(25.0mL)中の3−(6−クロロ−8−(2−クロロフェニル)−2−メチル−9H−プリン−9−イル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.012mol、5.5g)、N−エチルピペラジン(0.013mol、1.59g、1.1当量)、およびトリエチルアミン(0.013mol、1.41g、1.1当量)の溶液を90℃で16時間加熱した。減圧下で反応混合物を濃縮した。残渣を乾燥ジクロロメタンに溶解した。飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水、およびブラインで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、残渣を得た。残渣を、ジクロロメタン:メタノール 98:2で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、3−(8−(2−クロロフェニル)−6−(4−エチルピペラジン−1−イル)−2−メチル−9H−プリン−9−イル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(3.0g)を得た。MS(m/z):512.31(M+1)。
工程2:
トリフルオロ酢酸(15mL)を、ジクロロメタン(15mL)中の3−(8−(2−クロロフェニル)−6−(4−エチルピペラジン−1−イル)−2−メチル−9H−プリン−9−イル)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.005mol、3.0g)の溶液に0℃で加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液でクエンチし、ジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、9−(アゼチジン−3−イル)−8−(2−クロロフェニル)−6−(4−エチルピペラジン−1−イル)−2−メチル−9H−プリン(2.4g)を得た。MS(m/z):412.22(M+1)。
工程3:
クロロギ酸メチル(0.0024mol、0.22g、2.5当量)を、乾燥ジクロロメタン(2mL)中の9−(アゼチジン−3−イル)−8−(2−クロロフェニル)−6−(4−エチルピペラジン−1−イル)−2−メチル−9H−プリン(0.0009mol、0.4g)およびピリジン(2mL)の溶液に0℃で加え、室温で2時間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液でクエンチし、次いでジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、残渣を得た。この残渣を、ジクロロメタン:メタノール 98:2で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、標記の化合物を遊離塩基として得た(0.155g)。MS(m/z):470.63(M+1)。
実施例85:
8−(2−クロロ−フェニル)−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−9H−プリン塩酸塩
Figure 0005559812
工程1:
マイクロ波反応バイアルに、4,6−ジクロロ−ピリミジン−5−イルアミン(12.20mmoles、2.00g)、イソプロピルアルコール(5mL)、C−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−メチルアミン(14.63mmoles、1.69g)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(15.85mmoles、2.76mL)を入れた。撹拌しながら、マイクロ波の中で、高吸収度モードで140℃で2時間照射した。溶媒をエバポレーションし、残渣をジクロロメタンを用いて粉砕し、6−クロロ−N*4*−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−ピリミジン−4,5−ジアミンを得た。
工程2:
一般的手順2−1に従って、6−クロロ−N*4*−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−ピリミジン−4,5−ジアミンを使用して、6−クロロ−8−(2−クロロ−フェニル)−9−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−9H−プリンを調製した。
工程3:
実施例1と同じ手順を使用して、6−クロロ−8−(2−クロロ−フェニル)−9−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−9H−プリンをN−メチルピペラジンで置換して、塩酸塩を調製し、標記の化合物を得た。MS(m/z):427(M+1)。
実施例86:
8−(2−クロロ−フェニル)−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−2−トリフルオロメチル−9H−プリン塩酸塩
Figure 0005559812
工程1:
マイクロ波反応容器に、4,6−ジクロロ−2−トリフルオロメチル−ピリミジン−5−イルアミン(4.31mmoles、1.00g)、イソプロピルアルコール(3mL)、(R)−(テトラヒドロ−フラン−3−イル)アミン(5.17mmoles、639.24mg)、ジイソプロピルエチルアミン(12.93mmoles、2.26mL)を入れた。撹拌しながら、高吸収度モードを使用して140℃で2時間照射した。減圧下で濃縮し、ジクロロメタンに溶解し、水(2×150mL)で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、エバポレーションし、褐色の油状物を得た。ヘキサン:酢酸エチル 0〜100%で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、6−クロロ−N*4*−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−2−トリフルオロメチル−ピリミジン−4,5−ジアミンを得た。
工程2:
無水1,4−ジオキサン(10mL)中の6−クロロ−N*4*−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−2−トリフルオロメチル−ピリミジン−4,5−ジアミン(2.67mmoles、0.756g)および2−クロロ−ベンズアルデヒド(2.94mmoles、331.39μL)をシリカ上の15% 塩化第二鉄(8.56mmoles、1.39g)で処理し、100℃で一晩加熱した。珪藻土に通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液をエパポレーションし、6−クロロ−8−(2−クロロ−フェニル)−9−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−2−トリフルオロメチル−9H−プリンを得た。
工程3:
実施例1と同じ手順を使用して、6−クロロ−8−(2−クロロ−フェニル)−9−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−2−トリフルオロメチル−9H−プリンをN−メチルピペラジンで置換して、塩酸塩を調製し、標記の化合物を得た。MS(m/z):467(M+1)。
実施例87:
8−(2−クロロ−フェニル)−6−(4−エチル−ピペラジン−1−イル)−2−メチル−9−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−9H−プリン塩酸塩
Figure 0005559812
工程1:
還流冷却器、窒素導入口および撹拌棒を取り付けた1Lの丸底フラスコ(rbf)の中で、5−アミノ−4,6−ジクロロ−2−メチルピリミジン(25g、140mmol)、4−アミノメチルテトラヒドロピラン塩酸塩(36.2g、239mmol)、トリエチルアミン(57mL、407.3mmol)をイソプロピルアルコール(280mL)に溶解し、加熱して還流させた。42時間後、室温まで冷却した。溶媒を減圧下で除去し、得られた残渣をジクロロメタン(300mL)に溶解した。有機層を水(2×150mL)およびブライン(150mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、エバポレーションし、6−クロロ−2−メチル−N−4−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−ピリミジン−4,5−ジアミン(38g)を得た。MS(m/z):257/259(M+1)。
工程2:
温度計、冷却器およびフリット付きの(fritted)空気導入口を取り付けた3つ口の1Lの丸底フラスコ(rbf)の中で、室温で6−クロロ−2−メチル−N−4−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−ピリミジン−4,5−ジアミン(37.6g、146.4mmol)および銅(II)トリフルオロメタンスルホネート(26.5g、73.2mmol)をジメチルホルムアミド(585mL)に溶解した。次いでトリエチルアミン(41mL、293mmol)、N−エチルピペラジン(20.6mL、161.1mmol)および2−クロロベンズアルデヒド(24.7mL、219.7mmol)を加え、この混合物を、撹拌および空気散布(air sparging)をしながら100℃に加熱した。
5.5時間後、加熱を止め、室温まで冷却した。酢酸エチル(1L)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(1×200mL)および水酸化アンモニウム(1×200mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、エバポレーションし、褐色の油状物を得て、シリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン中の4% メタノール)によって精製し、8−(2−クロロ−フェニル)−6−(4−エチル−ピペラジン−1−イル)−2−メチル−9−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−9H−プリン(17.6g)を得た。MS(m/z):455/457(M+1)。
工程3:
8−(2−クロロ−フェニル)−6−(4−エチル−ピペラジン−1−イル)−2−メチル−9−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−9H−プリン(5.23g、11.5mmol)をジエチルエーテル(45mL)中で撹拌し、室温で塩化水素(1,4−ジオキサン中の4N、2.9mL、11.5mmol)を加えた。2時間後、得られた固体を濾過によって集め、ジエチルエーテルで洗浄した。真空乾燥し、標記の化合物を得た(5.4g)。MS(m/z):455/457(M+1−HCl)。
実施例88:
8−(2−クロロ−フェニル)−2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−9H−プリン塩酸塩
Figure 0005559812
工程1:
還流冷却器、撹拌棒および窒素導入口を取り付けた1Lの丸底フラスコ(rbf)の中で、5−アミノ−4,6−ジクロロ−2−メチルピリミジン(20g、112.3mmol)、(R)−(テトラヒドロ−フラン−3−イル)アミン塩酸塩(20.8g、168.5mmol)、トリエチルアミン(45mL、325.81mmol)およびイソプロピルアルコール(225mL)を合わせ、磁気撹拌しながら加熱して還流させた。4日後、加熱を止め、室温まで冷却した。溶媒を減圧下で除去し、得られた残渣をジクロロメタン(300mL)に溶解し、水(2×150mL)およびブライン(150mL)で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、エバポレーションし、6−クロロ−2−メチル−N*4*−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−ピリミジン−4,5−ジアミン(23.1g)を得た。MS(m/z):229/231(M+1)。
工程2:
6−クロロ−2−メチル−N*4*−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−ピリミジン−4,5−ジアミン(23.1g、101mmol)、2−クロロベンズアルデヒド(17.0mL.151.5mmol)、N−メチルピペリジン(12.3mL、111.12mmol)およびニトロベンゼン(10.3mL、101.01mmol)をメトキシベンゼン(300mL)に溶解し、空気に開放して130℃(内部温度)に加熱した。36時間後、混合物を室温まで冷却し、SCX−2樹脂(80g)のパッドの上に注ぎ、メタノール(500mL)、次いでメタノール中の3.5N アンモニア(500mL)で溶出した。メタノール中のアンモニアの画分から溶媒を除去し、褐色の油状物を得て、ジクロロメタン:メタノール 3〜20%で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、8−(2−クロロ−フェニル)−2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−9H−プリンを暗色の油状物(10.1g)として得た。MS(m/z):413/415(M+1)。
工程3:
8−(2−クロロ−フェニル)−2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−9H−プリン(8.62g、20.9mmol)をジエチルエーテル(105mL)に溶解し、塩化水素(ジオキサン中の4N、5.2mL、20.88mmol)で処理した。この混合物を15時間撹拌し、生成した固体を濾過によって集めた。これによって、自由流動性の黄色固体を得た。従って、この物質の大部分を丸底フラスコに移し、真空下に置き、標記の化合物を得た(7.33g)。MS(m/z):413/415(M+1−HCl)、[α] 20=+27°(ジクロロメタン中でc=0.256)。
実施例89:
8−(2−クロロ−フェニル)−2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−9H−プリンリン酸塩
Figure 0005559812
工程1:
300mLのガラス製の圧力反応器の中で、5−アミノ−4,6−ジクロロ−2−メチルピリミジン(20.0g、97%、109.0mmol)、4−アミノテトラヒドロピラン塩酸塩(21.0g、152.6mmol)、ジ−イソプロピルエチルアミン(57.0mL、326.9mmol)およびイソプロピルアルコール(100mL)を合わせた。圧力容器をしっかりと密閉し、撹拌を開始し、熱制御のための設定点を100℃に調整した。この混合物を100℃で24時間撹拌した。反応器内容物を60℃まで冷却し、容器から圧力を抜き、4−アミノテトラヒドロピラン塩酸塩(2.25g、16.3mmol)を加えた。容器を再び密閉し、内容物を100℃の内部温度まで加熱し、さらに24時間撹拌した。反応混合物を周囲温度まで冷却し、反応器から圧力を抜き、内容物を回収フラスコに移した。この混合物を、減圧下でそのもとの体積のおよそ1/3まで濃縮した。水(200mL)および酢酸エチル(200mL)を加え、得られた混合物を分液漏斗に移した。層を分離し、水層を酢酸エチル(100mL)で再抽出し、すべての有機物を合わせた。水(2×100mL)およびブライン(100mL)で洗浄し、次いで有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下で濃縮し、6−クロロ−2−メチル−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−ピリミジン−4,5−ジアミンをオフホワイトの固体(25.0g)として得た。MS(m/z):243/245(M+1)。
工程2:
500mLの3つ口フラスコの中で、窒素雰囲気下で6−クロロ−2−メチル−N*4*−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−ピリミジン−4,5−ジアミン(24.4g、100.4mmol)をジメチルアセトアミド(175mL)に溶解した。得られた溶液を0〜5℃に冷却した。滴下漏斗を介して、内部温度を10℃未満に維持して、塩化2−クロロベンゾイル(15.5mL、122.4mmol)を20分間にわたって加えた。滴下漏斗をジメチルアセトアミド(1.0mL)でリンスした。得られた混合物を一晩撹拌し、その間に、自然と周囲温度まで暖まった。氷冷した脱イオン水(250mL)を第2の500mLのフラスコに入れ、次いで反応混合物を20分間にわたってこの冷水に移した。得られたスラリーを2時間撹拌した。固体を濾過し、冷水(120mL)で洗浄し、50℃で一晩真空乾燥し、2−クロロ−N−(4−クロロ−2−メチル−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−ピリミジン−5−イル)ベンズアミドをオフホワイトの固体(33.1g)として得た。MS(m/z):381/382(M+1)。
工程3:
2−クロロ−N−(4−クロロ−2−メチル−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−ピリミジン−5−イル)ベンズアミド(45.0g、118.0mmol)、1−メチルピペラジン(23.0mL、207.0mmol)、ジ−イソプロピルエチルアミン(23.0mL、131.9mmol)およびイソプロピルアルコール(225mL)を1LのParr反応器の中で合わせた。反応器を密閉し、撹拌を開始し、熱制御のための設定点を160℃に調整した。内部温度が160℃に到達した後、混合物を24時間撹拌した。反応器内容物を60℃まで冷却し、容器から圧力を抜き、内容物を、オーバーヘッド撹拌装置を具えた2Lのフラスコに移した。反応器フラスコをイソプロピルアルコール(25.0mL)で十分にリンスし、リンス液を主溶液と合わせた。冷たい脱イオン水(780mL)をこの混合物に30分間にわたって加え、得られた沈殿物を30分間撹拌した。この混合物を濾過し、固体を脱イオン水(2×270mL)で洗浄し、漏斗上で吸引乾燥した(pull dry)。生成物を45℃で一晩さらに乾燥して、8−(2−クロロ−フェニル)−2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(テトラヒドロピラン−4−イル)−9H−プリンをオフホワイトの固体(44.8g)として得た。MS(m/z):427/429(M+1)。
工程4:
8−(2−クロロ−フェニル)−2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(テトラヒドロピラン−4−イル)−9H−プリン(3.0g、7.1mmol)および無水エタノール(24mL)を、還流のための装備を具えた50mLの3つ口フラスコの中で合わせた。得られた懸濁液を70℃に加熱し、無水エタノール(6.0mL)中の85% リン酸(0.49mL、7.2mmol)を25分間にわたって加えた。この混合物を70℃で45分間撹拌し、ゆっくりと周囲温度まで冷却し、さらに2時間撹拌した。混合物を濾過し、生成物のケーキを無水エタノール(6mL)でリンスし、吸引乾燥した。生成物を55℃で一晩さらに乾燥して、標記の化合物を白色の結晶性固体(3.6g)として得た。MS(m/z):427/429(M+1)。
CBおよびCBのインビトロ機能アッセイ
例示した化合物は、SPAベースのGTP−γ−35S結合アッセイを使用して、作動薬モードで試験される。すべてのアッセイ成分は、20mM HEPES、100mM NaCl、5mM MgCl、(室温でpH 7.4)から構成されるアッセイ緩衝液の中で調製される。半対数の化合物希釈をBSA(最終0.125%)を含有するアッセイ緩衝液の中で行った。GTP−γ35−S結合は、CBアッセイについての全膜(whole membrane)捕捉技術およびCBアッセイについてのこれまでに記載された抗体捕捉技術(DeLappら J Pharmacol Exp Ther 289:946−955、1999)の改変を使用して、96ウェルのフォーマットで測定される。すべてのインキュベーションを室温で行う。
CB
hCB−CHO膜、GDP(最終1uM)、およびサポニン(最終10ug/mL)をアッセイ緩衝液に加え、ホモジナイズした。希釈した化合物、GTP−γ−35S(最終500nM)および膜をアッセイプレートに加え、30分間インキュベーションした。次いで1mg/ウェルのWheatgerm Agglutinin SPAビーズを加え、プレートを密閉し、ボルテックスにかけ、さらに1時間インキュベーションした。次いでプレートを700×gで10分間遠心分離し、シンチレーションカウンタを使用して1ウェルあたり1分間計数した。
CB−Sf9:
hCB−Sf9膜およびGDP(最終1uM)をアッセイ緩衝液に加え、ホモジナイズした。希釈した化合物および膜をアッセイプレートに加え、15分間予備インキュベーションした。この後、GTP−γ−35S(最終500nM)を加え、さらに35分間インキュベーションした。次に、Nonidet P40洗浄剤(最終0.2%)、抗Gi抗体(1:362の最終希釈)、および1.25mgの抗ウサギ抗体シンチレーション近接アッセイビーズを含有する混合物を加えた。次いでこのプレートを密閉し、ボルテックスにかけ、さらに2時間インキュベーションし、この後、遠心分離しCBについて計数した。
データを分析するために、最初にすべてのウェルからバックグラウンドを差し引いた。作動薬/逆作動薬用量反応データを完全活性化薬(メタンアンダミド(methanandamide))反応に対して正規化することにより、作動薬有効性パーセントを決定した。Activity BaseおよびXLFit3を用いた4パラメーターのロジスティック換算フィット(logistic reduced fit)を使用して、データを分析した。
例示した化合物のすべてを基本的に上記のとおりに試験し、各々が≦100nMのCBについての相対的EC50値を有することを見出した。実施例61は、CBについて18nMの相対的EC50値およびCBについて1950nMの相対的EC50値を有する。
このように、本発明の化合物はCBインビトロ活性を示す。さらに、本発明の化合物はCBよりもCBに対して選択性を示し、そのため中枢で媒介される副作用について限定的な潜在性をもたらす。
ヒトおよびラットのCB受容体からの3H−CP55940の置換
Felderらの方法(Mol.Pharmaocol.48:443−450、1995)を、わずかの改変を加えて利用した。具体的にいうと、ヒトまたはラットのCB受容体を安定にまたは一過性に発現する細胞由来の膜ホモジネートを遠心分離によって洗浄し、50mM Tris HCl(pH 7.4)、5mM MgCl、2.5mM EDTA、および0.1% BSA緩衝液の中に希釈した。3H−CP55940の特異的結合を1μM CP55940を用いて定義した。特異的な3H−CP55940結合を置き換えるための化合物の能力を、300μlの量で室温で90分間インキュベーションすることによって、1% ジメチルスルホキシドの存在下で、Tris、MgCl、EDTA、BSA緩衝液の中で、ある濃度範囲にわたって試験した。水中の0.5% ポリビニルピロリドン、0.1% ポリソルベート 20で前処理したUnifilter 96ウェルマイクロプレートを冷Tris緩衝液で3回洗浄した。次いで反応混合物をフィルタープレートに移し、その直後に急速濾過および冷Tris緩衝液を用いる3回の200μlの洗浄によってインキュベーションを停止した。フィルタープレートを乾燥した後、microscint 20を各ウェルに加え、プレートを密閉し、毎分崩壊の測定のために計数した。置換曲線をグラフ化し、得られるKi値をGraphpad Prismを利用して決定した。
実施例76は、33.9nMのヒト受容体Ki値および31.3nMのラット受容体Ki値を有する。
このように、本発明の化合物は、ヒトおよびラットのCB受容体の両方に対してインビトロで結合することが示される。
モノヨードアセテート(MIA)モデル
すべての研究について、MIAモデルにおいて疼痛を測定するために、MIA注入時およそ8週齢の雄性のLewisラットを使用する。このラットを1ケージあたり2または3匹の群で収容し、一定温度および12時間明/12時間暗のサイクルで維持する。動物は、データ収集の間を除いていつでも餌および水にアクセスできる。
標準的なMIAモデルでは、各ラットの右膝に50ulの生理食塩水中の0.3mg MIAを、および左膝に50ulの生理食塩水を注射する。疼痛を、MIA注射後様々な時間で(通常、MIA注射後10日より前ではない)、インキャパシタンス試験(incapacitance testing)を使用して測定する。これは、MIAを注射した膝と生理食塩水を注射した膝との間の後肢の体重支持の差を測定し、そして各測定は、各々1秒にわたって測定した3つの別個の測定の平均である。
CB作動薬を用いた研究のために、ラットを用量群(n=5または6)に無作為化し、次いで検討中の化合物で1回投薬する。投薬は各ラットに対して15分間だけずらし、用量後の所定の時間(通常2時間)に、疼痛をインキャパシタンス試験を使用して測定する。研究は、通常は、4つの群、溶媒(0.25% ポリソルベート 80を加えた水中の1% カルボキシメチルセルロース)、および単一用量での単一化合物であるか3つの用量の同じ化合物のいずれかであり得る3つの化合物群で行う。結果を、生理食塩水を注射した膝とMIAを注射した膝との間の体重支持の差として報告し、溶媒で処置した動物と化合物で処置した動物との間で統計比較を行い、このモデルにおける膝の疼痛に対する化合物の効果を評価する。
実施例88を基本的に上記のとおりに試験し、0.3および1mg/kgの経口用量で、溶媒に対して有意に疼痛を軽減することが見出された。
このように、本発明の化合物は疼痛、特に関節痛の処置において有用であることが示される。

Claims (17)

  1. 下式の化合物:
    Figure 0005559812
    (式中、
    は、H、F、Cl、C〜Cアルキル、CF、シクロプロピル、OCH、OCFおよびCNから選択され;
    は、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、アゼチジン−1−カルボン酸メチルエステルおよびテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシドから選択され;
    はHであるか、またはRと一緒になって縮合したピロリジン−2−オンを形成し;
    は、C〜Cアルキル、C〜Cフルオロアルキル、シクロプロピルおよびCOCHから選択され;
    は、H、CHおよびCFから選択され;
    nは0または1であり;
    およびXは、独立に、N、CHおよびCRから選択され;
    は、CHおよびCRから選択されるが;
    ただしX、XおよびXのただ1つはCH以外でもよく;
    は、F、Cl、CF、OCHおよびOCFから選択される)
    またはその薬学的に許容される塩。
  2. は、Cl、C〜Cアルキル、CF、シクロプロピルおよびOCFから選択される、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  3. はClである、請求項1または2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  4. は、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロピラニルから選択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  5. nは0である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  6. はHである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  7. は、C〜Cアルキル、C〜Cフルオロアルキルおよびシクロプロピルから選択される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  8. はC〜Cアルキルである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  9. はCHである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  10. 、XおよびXは、独立に、CHおよびCRから選択され、ここでRは、Cl、CF、OCHおよびOCFから選択される、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  11. 、XおよびXは各々CHである、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  12. 8−(2−クロロ−ピリジン−3−イル)−2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−9H−プリン;2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−8−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−9H−プリン;2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−8−(2−トリフルオロメチル−フェニル)−9H−プリン;2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−8−o−トリル−9H−プリン;8−(2−クロロ−フェニル)−2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(S)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−9H−プリン;8−(2−クロロ−フェニル)−2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−9H−プリン;8−(2−クロロ−フェニル)−2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−9H−プリン;および8−(2−クロロ−フェニル)−6−(4−エチル−ピペラジン−1−イル)−2−メチル−9−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルメチル)−9H−プリンから選択される、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  13. 8−(2−クロロ−フェニル)−2−メチル−6−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−9−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−9H−プリンである請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、および薬学的に許容される希釈剤または担体を含む、薬学的組成物。
  15. 求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩を含む、治療における使用のための薬学的組成物
  16. 求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩を含む、疼痛の処置における使用のための薬学的組成物
  17. 骨関節炎痛の処置における使用のための、請求項16に記載の薬学的組成物
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