JP5557042B2 - クォーターウエザストリップ - Google Patents
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Description
ドアフレームに取付けられるクォーターウエザストリップのドアフレーム部は、ドアフレームの上辺に取付けられる上辺部と、ドアフレームのリヤ側縦辺に取付けられるリヤ側縦辺部とから構成されるか、又は湾曲して形成されたドアフレームの上辺に取付けられる上辺部と、該上辺部から連続的に湾曲して斜めにリヤ側のドアパネル上端まで延設されたリヤ側部から構成され、
クォーターウエザストリップのリヤ側縦辺部又はリヤ側部の車外側側壁は、車外側側壁屈曲部から先端側に向けて徐々に肉厚が増加して車外側方向に屈曲して、クォーターウエザストリップのリヤ側縦辺部又はリヤ側部の車外側側壁の先端部から車外方向に車外側シールリップが形成され、ドアフレーム部の少なくとも上下一方の上記車外側側壁は、車内側側壁よりも長く形成され、車外側側壁の先端部よりも基部側に車外側側壁の屈曲点となる車外側側壁屈曲部を形成し、車外側シールリップの先端はドアフレームの車外側面に取付けられたガーニッシュの裏面に当接したことを特徴とするクォーターウエザストリップである。
クォーターウエザストリップのリヤ側縦辺部又はリヤ側部の車外側側壁の先端部から車外方向に車外側シールリップが形成されたため、ガーニッシュとクォーター部材との間を車外側シールリップで塞ぎ、シール性を確保することができる。
リヤ側縦辺部又はリヤ側部の少なくとも上下一方の車外側側壁は、車内側側壁よりも長く形成されたため、ガーニッシュの少なくとも上下に対応する部分の先端がクォーター部材の中心方向に延設されても、ガーニッシュの延設された先端部分にシールリップを当接させることができる。
ドアフレームに取付けられるクォーターウエザストリップのドアフレーム部は、ドアフレームの上辺に取付けられる上辺部と、ドアフレームのリヤ側縦辺に取付けられるリヤ側縦辺部とから構成されるか、又は湾曲して形成されたドアフレームの上辺に取付けられる上辺部と、該上辺部から連続的に湾曲して斜めにリヤ側のドアパネル上端まで延設されたリヤ側部から構成され、
クォーターウエザストリップのリヤ側縦辺部又はリヤ側部の車外側側壁の先端部から車外方向に車外側シールリップが形成され、ドアフレーム部の少なくとも上下一方の上記車外側側壁は、車内側側壁よりも長く形成され、車外側側壁の先端部よりも基部側に車外側側壁の屈曲点となる車外側側壁屈曲部を形成し、リヤ側縦辺部又はリヤ側部の車外側側壁屈曲部は、ガーニッシュと対向する面にノッチが設けられ、車外側シールリップの先端はドアフレームの車外側面に取付けられたガーニッシュの裏面に当接したことを特徴とするクォーターウエザストリップである。
請求項2の本発明では、リヤ側縦辺部又はリヤ側部の車外側側壁屈曲部は、ガーニッシュと対向する面にノッチが設けられているため、車外側側壁屈曲部が屈曲しやすく、車外側側壁を確実にクォーター部材の側面に密着させることができる。
ドアフレームに取付けられるクォーターウエザストリップのドアフレーム部は、ドアフレームの上辺に取付けられる上辺部と、ドアフレームのリヤ側縦辺に取付けられるリヤ側縦辺部とから構成されるか、又は湾曲して形成されたドアフレームの上辺に取付けられる上辺部と、該上辺部から連続的に湾曲して斜めにリヤ側のドアパネル上端まで延設されたリヤ側部から構成され、
クォーターウエザストリップのリヤ側縦辺部又はリヤ側部の車外側側壁の先端部から車外方向に車外側シールリップが形成され、リヤ側縦辺部又はリヤ側部の車外側シールリップの先端は、ドアフレームの車外側面に取付けられたガーニッシュの裏面に車外側側壁方向に0.3〜1.0mm程度撓んで当接し、ドアフレーム部の少なくとも上下一方の上記車外側側壁は、車内側側壁よりも長く形成され、車外側側壁の先端部よりも基部側に車外側側壁の屈曲点となる車外側側壁屈曲部を形成し、車外側シールリップの先端はドアフレームの車外側面に取付けられたガーニッシュの裏面に当接したことを特徴とするクォーターウエザストリップである。
請求項3の本発明では、リヤ側縦辺部又はリヤ側部の車外側シールリップの先端は、ドアフレームの車外側面に取付けられたガーニッシュの裏面に車外側側壁方向に0.3〜1.0mm程度撓んで当接した。このため、車外側シールリップの先端がガーニッシュに当接したときの反力を所定の強さにすることができ、車外側側壁の屈曲部よりも先端側を隙間なくクォータードアガラスに密着させることができる。
車外側側壁屈曲部を形成し、車外側シールリップの先端はガーニッシュの裏面に当接したため、クォーター部材の側面に車外側側壁屈曲部を当接させて、車外側シールリップの先端が車外側側壁屈曲部よりも先端側を隙間なくクォーター部材に密着させることができ、クォーター部材と車外側側壁の間にほこり等が進入することがなく、見栄えが良い。
本発明は、自動車のリヤドア1bに嵌め込まれるクォーター部材に使用されるクォーターウエザストリップ20であり、特に、リヤ側縦辺2b又はリヤ側部に取付けられる部分に特徴を有するものである。本実施の形態について、クォーター部材に使用されるクォーターウエザストリップ20について、クォータードアガラス6に使用されるクォーターウエザストリップ20を例にとり説明する。
図4に示すように、リヤドア1bには、パーティションサッシュ3のフロント側に、上下方向に昇降して、ドア窓を開閉することができるドアガラス5と、ドアフレーム2の上辺2aと、ドアフレーム2のリヤ側縦辺2bと、パーティションサッシュ3のリヤ側と、リヤドア1bのドアパネル上端(ベルトライン)で形成される台形の部分に固定されたクォータードアガラス6が設けられている。
なお、クォーターウエザストリップ20のコーナー部は、ドアフレーム2の上辺2aとパーティションサッシュ3とドアフレーム2のリヤ側縦辺2bとリヤドア1bの上端との間で形成される台形形状のコーナー部の部分に装着されるように、コーナー部の角度等を規定して形成されている。
ガラス保持溝28にクォータードアガラス6を挿入したときに、車外側側壁先端部22cがクォータードアガラス6に当接し、車外側保持リップ24の先端がガーニッシュ30に押される。そして、車外側側壁屈曲部22aがクォータードアガラス6に当接して、車外側シールリップ24の反力で車外側側壁屈曲部22aを屈曲点として車外側側壁22の車外側側壁先端部22cがクォータードアガラス6の方向に回転して、クォータードアガラス6の側面に平面的に密着することができる。
この場合には、車外側側壁屈曲部22aがクォータードアガラス6の側面に当接するときに、その平坦部が安定して当接することができ、車外側側壁屈曲部22aを回転中心として車外側側壁先端部22cが回転するため、確実にクォータードアガラス6に密着することができる。
車外側保持リブ26と車内側保持リブ27は、図2と図3に示すように、底辺部20dに近接する部分に形成されており、その他の部分には形成されていない。
クォーターウエザストリップ20は、全体を金型で一度に型成形する。
成形材料は、合成ゴム、熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂が使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、オレフィン系エラストマー、軟質合成樹脂では、軟質塩化ビニル等が使用される。
合成ゴムの場合は、金型に成形材料を注入後に加熱されて、加硫が行われる。熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂の場合は、注入後、冷却され固化される。
6 クォータードアガラス(クォーター部材)
20 クォーターウエザストリップ
20c リヤ側縦辺部
21 基部
22 車外側側壁
22a 車外側側壁屈曲部
22c 車外側側壁先端部
23 車内側側壁
24 車外側シールリップ
28 ガラス保持溝(クォーター部材保持溝)
30 ガーニッシュ
Claims (10)
- ドアフレームと、ドアフレームの上辺部の下面とドアパネルとの間に接続されたパーティションサッシュと、ドアパネル上端とで形成された空間に固定されるクォーター部材の外周を保持し、上記クォーター部材と上記ドアフレームとの間をシールするクォーターウエザストリップであって、該クォーターウエザストリップは、上記ドアフレーム、上記パーティションサッシュ及び上記ドアパネル上端にそれぞれ対応するドアフレーム部、フロント側縦辺部及び底辺部からなり、上記クォーター部材の外周に嵌合されるように環状に形成され、上記クォーターウエザストリップの断面形状は、中央部に基部を形成し、該基部の内周側に、上記クォーター部材の外周が挿入され、保持するクォーター部材保持溝と、上記クォーター部材の車外側側面を保持する車外側側壁と、上記クォーター部材の車内側側面を保持する車内側側壁とを形成するクォーターウエザストリップにおいて、
上記ドアフレームに取付けられる上記クォーターウエザストリップの上記ドアフレーム部は、上記ドアフレームの上辺に取付けられる上辺部と、上記ドアフレームのリヤ側縦辺に取付けられるリヤ側縦辺部とから構成されるか、又は湾曲して形成された上記ドアフレームの上辺に取付けられる上辺部と、該上辺部から連続的に湾曲して斜めにリヤ側の上記ドアパネル上端まで延設されたリヤ側部から構成され、
上記クォーターウエザストリップの上記リヤ側縦辺部又は上記リヤ側部の上記車外側側壁は、上記車外側側壁屈曲部から先端側に向けて徐々に肉厚が増加して車外側方向に屈曲して、上記クォーターウエザストリップの上記リヤ側縦辺部又は上記リヤ側部の上記車外側側壁の先端部から車外方向に車外側シールリップが形成され、上記ドアフレーム部の少なくとも上下一方の上記車外側側壁は、上記車内側側壁よりも長く形成され、上記車外側側壁の先端部よりも上記基部側に車外側側壁の屈曲点となる車外側側壁屈曲部を形成し、上記車外側シールリップの先端は上記ドアフレームの車外側面に取付けられたガーニッシュの裏面に当接したことを特徴とするクォーターウエザストリップ。 - ドアフレームと、ドアフレームの上辺部の下面とドアパネルとの間に接続されたパーティションサッシュと、ドアパネル上端とで形成された空間に固定されるクォーター部材の外周を保持し、上記クォーター部材と上記ドアフレームとの間をシールするクォーターウエザストリップであって、該クォーターウエザストリップは、上記ドアフレーム、上記パーティションサッシュ及び上記ドアパネル上端にそれぞれ対応するドアフレーム部、フロント側縦辺部及び底辺部からなり、上記クォーター部材の外周に嵌合されるように環状に形成され、上記クォーターウエザストリップの断面形状は、中央部に基部を形成し、該基部の内周側に、上記クォーター部材の外周が挿入され、保持するクォーター部材保持溝と、上記クォーター部材の車外側側面を保持する車外側側壁と、上記クォーター部材の車内側側面を保持する車内側側壁とを形成するクォーターウエザストリップにおいて、
上記ドアフレームに取付けられる上記クォーターウエザストリップの上記ドアフレーム部は、上記ドアフレームの上辺に取付けられる上辺部と、上記ドアフレームのリヤ側縦辺に取付けられるリヤ側縦辺部とから構成されるか、又は湾曲して形成された上記ドアフレームの上辺に取付けられる上辺部と、該上辺部から連続的に湾曲して斜めにリヤ側の上記ドアパネル上端まで延設されたリヤ側部から構成され、
上記クォーターウエザストリップの上記リヤ側縦辺部又は上記リヤ側部の上記車外側側壁の先端部から車外方向に車外側シールリップが形成され、上記ドアフレーム部の少なくとも上下一方の上記車外側側壁は、上記車内側側壁よりも長く形成され、上記車外側側壁の先端部よりも上記基部側に車外側側壁の屈曲点となる車外側側壁屈曲部を形成し、上記リヤ側縦辺部又は上記リヤ側部の上記車外側側壁屈曲部は、上記ガーニッシュと対向する面にノッチが設けられ、上記車外側シールリップの先端は上記ドアフレームの車外側面に取付けられたガーニッシュの裏面に当接したことを特徴とするクォーターウエザストリップ。 - ドアフレームと、ドアフレームの上辺部の下面とドアパネルとの間に接続されたパーティションサッシュと、ドアパネル上端とで形成された空間に固定されるクォーター部材の外周を保持し、上記クォーター部材と上記ドアフレームとの間をシールするクォーターウエザストリップであって、該クォーターウエザストリップは、上記ドアフレーム、上記パーティションサッシュ及び上記ドアパネル上端にそれぞれ対応するドアフレーム部、フロント側縦辺部及び底辺部からなり、上記クォーター部材の外周に嵌合されるように環状に形成され、上記クォーターウエザストリップの断面形状は、中央部に基部を形成し、該基部の内周側に、上記クォーター部材の外周が挿入され、保持するクォーター部材保持溝と、上記クォーター部材の車外側側面を保持する車外側側壁と、上記クォーター部材の車内側側面を保持する車内側側壁とを形成するクォーターウエザストリップにおいて、
上記ドアフレームに取付けられる上記クォーターウエザストリップの上記ドアフレーム部は、上記ドアフレームの上辺に取付けられる上辺部と、上記ドアフレームのリヤ側縦辺に取付けられるリヤ側縦辺部とから構成されるか、又は湾曲して形成された上記ドアフレームの上辺に取付けられる上辺部と、該上辺部から連続的に湾曲して斜めにリヤ側の上記ドアパネル上端まで延設されたリヤ側部から構成され、
上記クォーターウエザストリップの上記リヤ側縦辺部又は上記リヤ側部の上記車外側側壁の先端部から車外方向に車外側シールリップが形成され、上記リヤ側縦辺部又はリヤ側部の上記車外側シールリップの先端は、上記ドアフレームの車外側面に取付けられたガーニッシュの裏面に上記車外側側壁方向に0.3〜1.0mm程度撓んで当接し、上記ドアフレーム部の少なくとも上下一方の上記車外側側壁は、上記車内側側壁よりも長く形成され、上記車外側側壁の先端部よりも上記基部側に車外側側壁の屈曲点となる車外側側壁屈曲部を形成し、上記車外側シールリップの先端は上記ドアフレームの車外側面に取付けられたガーニッシュの裏面に当接したことを特徴とするクォーターウエザストリップ。 - 上記リヤ側縦辺部又は上記リヤ側部の上記車外側側壁屈曲部は、上記車内側側壁と対向する面に若干の平坦部を有する請求項1乃至請求項3のいずれかに1項に記載のクォーターウエザストリップ。
- 上記リヤ側縦辺部又は上記リヤ側部の上記車外側側壁屈曲部の屈曲角度は、上記車外側側壁の根元部に対して先端部先端部が5〜15度屈曲している請求項1乃至請求項4のいずれかに1項に記載のクォーターウエザストリップ。
- 上記リヤ側縦辺部又はリヤ側部の少なくとも上下一方の上記車外側側壁は、上記車内側側壁よりも3〜20mm長く形成された請求項1乃至請求項5のいずれかに1項に記載されたクォーターウエザストリップ。
- 上記ドアフレームの上記リヤ側縦辺又はリヤ側に取付けられる上記ガーニッシュの先端は、上記クォーターウエザストリップの上記リヤ側縦辺部又はリヤ側部の上下に対応する部分がフロント方向に湾曲して張り出して形成された請求項1乃至請求項6のいずれかに1項に記載されたクォーターウエザストリップ。
- 上記リヤ側縦辺部又はリヤ側部の上記車内側側壁の先端部から車内方向に車内側カバーリップが形成され、上記基部の外面に上記ドアフレームに当接するシールリップが形成された請求項1乃至請求項7のいずれかに1項に記載されたクォーターウエザストリップ。
- 上記車外側側壁と上記車内側側壁のそれぞれの外面に保持リブが形成された請求項1乃至請求項8のいずれかに1項に記載されたクォーターウエザストリップ。
- 上記クォーター部材は、クォータードアガラスである請求項1乃至請求項9のいずれかに1項に記載されたクォーターウエザストリップ。
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