JP5556643B2 - 増幅装置および歪み補償方法 - Google Patents

増幅装置および歪み補償方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5556643B2
JP5556643B2 JP2010281564A JP2010281564A JP5556643B2 JP 5556643 B2 JP5556643 B2 JP 5556643B2 JP 2010281564 A JP2010281564 A JP 2010281564A JP 2010281564 A JP2010281564 A JP 2010281564A JP 5556643 B2 JP5556643 B2 JP 5556643B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
amplifier
output
leakage
level value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010281564A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012129914A (ja
Inventor
エヌ ロズキン アレクサンダー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2010281564A priority Critical patent/JP5556643B2/ja
Priority to US13/305,672 priority patent/US8686791B2/en
Publication of JP2012129914A publication Critical patent/JP2012129914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5556643B2 publication Critical patent/JP5556643B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/32Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • H03F1/3241Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using predistortion circuits
    • H03F1/3247Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using predistortion circuits using feedback acting on predistortion circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/20Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers
    • H03F3/21Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/211Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers with semiconductor devices only using a combination of several amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2201/00Indexing scheme relating to details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements covered by H03F1/00
    • H03F2201/32Indexing scheme relating to modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • H03F2201/3212Using a control circuit to adjust amplitude and phase of a signal in a signal path

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Description

本発明は、増幅装置および歪み補償方法に関し、信号の増幅を行う増幅装置および信号の歪み補償を行う歪み補償方法に関する。
近年のブロードバンドサービスによる通信需要の増大に伴い、無線通信ネットワークの低コスト化・高速化が進展している。このような状況の中で、基地局や携帯電話機等に搭載される高出力アンプ(ハイパワーアンプ)は、今後の高速無線通信ネットワークを構築するためのキーデバイスとなっており、ハイパワーアンプの高効率化が求められている。
例えば、次世代無線ブロードバンド技術であるWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)では、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式が採用されているが、OFDMは、ピーク電力が大きいため、高い出力電力で動作するアンプが要求される。
このような通信サービスを提供する場合において、少ない消費電力でいかに高いレベルの高周波信号を出力するかといった、ハイパワーアンプの高効率化が重要である。
一方、近年になって、複数個のハイパワーアンプを組み合わせて、単一のハイパワーアンプを構成した複合ハイパワーアンプが開発されている。ある仕様に対して設計された複合ハイパワーアンプは、一般的に、標準型のハイパワーアンプよりも機能性に優れており、アンプ性能を向上させ、有用性を高めることができる。このため、無線通信装置においても、複合ハイパワーアンプが広く適用されている。
従来技術として、非線形歪みの除去を行うOFDM変調器が提案されている。また、AM−AM特性またはAM−PM特性の歪補償データを変動させて、歪成分電力を低減させる技術が提案されている。さらに、N個のアンプを複合化したドハティアンプが提案されている。さらにまた、LINC(Linear amplification using nonlinear components)トランスミッタの位相歪を抑制するための技術が提案されている。
特開2000−22659号公報 特開2006−140645号公報
A Mixed-Signal Approach Towards Linear and Efficient N-Way Doherty Amplifiers:IEEE TRANSACTIONS ON MICROWAVE THEORY AND TECHNIQUES, VOL.55, NO.5, MAY 2007 An Adaptive Digital Method of Imbalances Cancellation in LINC Transmitters:IEEE TRANSACTIONS ON VEHICULAR TECHNOLOGY, VOL.54, NO.3, MAY 2005
ハイパワーアンプまたは複合ハイパワーアンプでは、高効率化を達成するために非線形領域で動作させることがあるが、非線形領域で動作させると歪み特性の劣化が顕著となる。このため、非線形領域での動作時には、歪み補償であるプレディストーション(predistortion)が行われている。
一方、複合ハイパワーアンプは、複数のハイパワーアンプで構成されるため、個々のハイパワーアンプの出力が相互に干渉する、クロスリーケージ(cross leakage)の現象が生じる。
従来の複合ハイパワーアンプでは、クロスリーケージに対する考慮が何ら施されておらず、クロスリーケージの影響を受けている信号を直接用いてプレディストーションを行っていた。このため、高精度の歪み補償が実現できておらず、効率の高い信号増幅を行うことができないといった問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、高精度の歪み補償を行い、高効率の増幅を行う増幅装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、高精度の歪み補償を行い、高効率の増幅を行う歪み補償方法を提供することである。
上記課題を解決するために、増幅装置が提供される。増幅装置は、複数の増幅器と、前記増幅器の出力がクロスリーケージを受けて生じた複数のリーケージ信号を受信し、前記リーケージ信号のレベル値の線形結合を行って、複数の線形結合信号を生成する線形結合部と、前記線形結合信号のレベル値から、前記増幅器の複数の出力増幅信号の実レベル値を求める出力算出部とを備える。
高精度の歪み補償を行って高効率の増幅を行うことが可能になる。
増幅装置の構成例を示す図である。 複合ハイパワーアンプの構成例を示す図である。 複合ハイパワーアンプの構成例を示す図である。 クロスリーケージを説明するための図である。 増幅装置の構成例を示す図である。 線形結合部の構成例を示す図である。 ディジタル・プレディストーションのパフォーマンス結果を示す図である。 ディジタル・プレディストーションのパフォーマンス結果を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は増幅装置の構成例を示す図である。増幅装置1は、増幅器11−1〜11−n、線形結合部12、出力算出部13および歪み補償部14−1〜14−nを備える。
なお、増幅器11−1〜11−nは、例えば、ハイパワーアンプに該当するので、以降では、ハイパワーアンプ11−1〜11−nと呼ぶ。また、歪み補償としては、例えば、プレディストーションを行うので、歪み補償部14−1〜14−nをプレディストーション部14−1〜14−nと呼ぶ。
ハイパワーアンプ11−1〜11−nは、プレディストーション部14−1〜14−nから出力されたプレディストーション後の入力信号を増幅する。線形結合部12は、ハイパワーアンプ11−1〜11−nの出力がハイパワーアンプ間のクロスリーケージによって影響を受けて生じた複数のリーケージ信号を受信する(クロスリーケージについては後述する)。
そして、リーケージ信号のレベル値の線形結合を行って、複数の線形結合信号を生成する。出力算出部13は、線形結合信号のレベル値から、ハイパワーアンプ11−1〜11−nそれぞれの出力増幅信号の実レベル値を求める。
プレディストーション部14−1〜14−nは、ハイパワーアンプ11−1〜11−nの入力信号のレベル値と、出力増幅信号の実レベル値との誤差が所定値となるような補正値を内部で生成し、補正値をハイパワーアンプ11−1〜11−nの入力に重畳する。
次にプレディストーションについて説明する。ハイパワーアンプは、高効率を得るために非線形領域で動作させることが行われるが、非線形領域では、増幅した信号が歪みとなって現れ、相互変調歪み(IMD:Inter−Modulation Distortion)などが生じて、歪み特性が劣化する。
なお、アンプの高効率化とは、アンプへの供給電力と入力信号の電力の総和に対する出力信号電力の比をいう。効率が高いほど、少ない消費電力で高レベルの信号を出力することができる。
一方、歪み特性が劣化すると、信号点の遷移にずれが生じるため、本来の信号の位相や振幅にもずれが生じ、変調精度(EVM:Error Vector Magnitude)やビット誤り率(BER:Bit Error Rate)の劣化を引き起こすことになる。
このような、歪み特性を補償する技術として、プレディストーションが知られている。プレディストーションは、アンプの歪みと逆の特性を持つ補正信号(プレディストーション信号)を生成して入力信号を調整し、これにより、アンプ出力の歪み特性をキャンセルして、歪みを補償して線形化を図るものである。
プレディストーションでは、通常、ハイパワーアンプの出力信号をフィードバックして、所定の処理を行った後に、補正信号を生成している。なお、補正信号をディジタル信号処理で生成する構成のものを、ディジタル・プレディストーション(DPD:Digital Predistortion)と呼んでいる。
次に一般的な複合ハイパワーアンプの構成について説明する。図2は複合ハイパワーアンプの構成例を示す図である。複合ハイパワーアンプ50は、乗算器51−1〜51−n、ハイパワーアンプ52−1〜52−nおよび加算器56を備える。なお、クロスリーケージが生じていない状態であると仮定する。
乗算器51−1は、入力信号x1と、ハイパワーアンプ52−1のプレディストーション用の補正信号h1とを乗算して、乗算信号a1を生成する。また、乗算器51−2は、入力信号x2と、ハイパワーアンプ52−2のプレディストーション用の補正信号h2とを乗算して、乗算信号a2を生成する。同様に、乗算器51−nは、入力信号xnと、ハイパワーアンプ52−nのプレディストーション用の補正信号hnとを乗算して、乗算信号anを生成する。
ハイパワーアンプ52−1は、乗算信号a1を増幅して出力信号y1*を生成し、ハイパワーアンプ52−2は、乗算信号a2を増幅して出力信号y2*を生成する。同様に、ハイパワーアンプ52−nは、乗算信号anを増幅して出力信号yn*を生成する。加算器56は、出力信号y1*、y2*、・・・、yn*を加算して、最終の出力信号yを生成して出力する。
複合ハイパワーアンプ50の出力線形化を図るためには、ハイパワーアンプ52−1〜52−nを個別に線形化する。このため、ハイパワーアンプ52−1〜52−nそれぞれの入力信号x1〜xnに対して、補正信号h1〜hnをそれぞれ重畳して、個別にプレディストーションを実施することになる。
ここで、ハイパワーアンプ52−1〜52−nそれぞれの非線形領域における入力に対する出力の伝達関数をf1(p)、f2(p)、・・・、fn(p)とする。複合ハイパワーアンプ50のプレディストーションを行う場合、単一の出力信号yを解析するのみでは、ハイパワーアンプ52−1〜52−nそれぞれの伝達関数f1(p)〜fn(p)に応じた補正信号h1〜hnを生成することは困難である。したがって、補正信号h1〜hnを算出するために、ハイパワーアンプ52−1〜52−nの各出力信号y1*〜yn*の値が用いられる。
次にディジタル・プレディストーションにより補正信号h1〜hnを生成する構成要素を備えた複合ハイパワーアンプの構成について説明する。図3は複合ハイパワーアンプの構成例を示す図である。複合ハイパワーアンプ50aは、乗算器51−1〜51−n、ハイパワーアンプ52−1〜52−n、減算器53−1〜53−n、適応フィルタ54−1〜54−n、信号分岐部(カプラ)55−1〜55−nおよび加算器56を備える。なお、クロスリーケージが生じていない状態であると仮定する。
乗算器51−1は、入力信号x1と補正信号h1とを乗算して、乗算信号a1を生成する。ハイパワーアンプ52−1は、乗算信号a1を増幅して出力信号y1*を生成する。カプラ55−1は、出力信号y1*を2分岐し、一方を減算器53−1へ、他方を加算器56へ出力する。
減算器53−1は、入力信号x1と出力信号y1*との減算を行って誤差信号e1(=x1−y1*)を生成する。適応フィルタ54−1は、誤差信号e1が所定値になるように、最適アルゴリズムに従ってフィルタ係数を適応的に調整し、フィルタリング結果である補正信号h1を出力する。
一方、乗算器51−nは、入力信号xnと補正信号hnとを乗算して、乗算信号anを生成する。ハイパワーアンプ52−nは、乗算信号anを増幅して出力信号yn*を生成する。カプラ55−nは、出力信号yn*を2分岐し、一方を減算器53−nへ、他方を加算器56へ出力する。
減算器53−nは、入力信号xnと出力信号yn*との減算を行って誤差信号en(=xn−yn*)を生成する。適応フィルタ54−nは、誤差信号が所定値になるように、最適アルゴリズムに従ってフィルタ係数を適応的に調整し、フィルタリング結果である補正信号hnを生成して出力する。
加算器56は、出力信号y1*、y2*、・・・、yn*を加算して、最終の出力信号yを生成して出力する。なお、適応フィルタ54−1〜54−nに使用する最適アルゴリズムとしては、例えば、LMS(Least Mean Square)のような最小自乗法アルゴリズムを使用することができる。
上記のように、複合ハイパワーアンプ50aに対して、適切なディジタル・プレディストーションを行うためには、ハイパワーアンプ52−1〜52−nそれぞれの出力信号y1*、y2*、・・・、yn*を用いることが重要となる。
次にクロスリーケージについて説明する。複合ハイパワーアンプ50aは、複数のハイパワーアンプ52−1〜52−nを含み、個々のハイパワーアンプ52−1〜52−nの出力が結合された構成を有する。
また、上述のように、ハイパワーアンプ52−1〜52−nの個々の出力信号は、ディジタル・プレディストーションを行うために、カプラ55−1〜55−nで分岐された後、適応フィルタ54−1〜54−n側へフィードバックされる構成になっている。
しかし、複合ハイパワーアンプ50aの内部では、ハイパワーアンプ52−1〜52−nの出力は、完全なアイソレート状態にはなっておらず、隣接するハイパワーアンプ間で相互に干渉を受ける。
このため、ハイパワーアンプ52−1〜52−nの出力は、隣接するハイパワーアンプの出力信号の漏れ信号が重畳されるクロスリーケージの現象が生じている。したがって、カプラ55−1〜55−nを介して、ハイパワーアンプ52−1〜52−nからフィードバックされる信号も、クロスリーケージの影響を受けた信号となる。
図4はクロスリーケージを説明するための図である。2つのハイパワーアンプ52−1、52−2で構成される複合ハイパワーアンプ50−1において、クロスリーケージが生じている様子を示すモデル図である。
ここで、ハイパワーアンプ52−1側から加算器56へ送信する信号のレベル値をy1とし、ハイパワーアンプ52−2側から加算器56へ送信する信号のレベル値をy2とすると、複合ハイパワーアンプ50−1で生じているクロスリーケージの関係は、以下の式(1a)、(1b)で表せる。なお、α、βは漏れ係数(0≦α,β≦1)である。漏れ係数は、複合ハイパワーアンプの内部構成のトポロジに依存した値をとる。
y1=(1−α)・y1*+β・y2* ・・・(1a)
y2=(1−β)・y2*+α・y1* ・・・(1b)
ハイパワーアンプ52−1の出力信号y1*に対して、漏れ係数αが重み付けされた漏れ信号α・y1*が、ハイパワーアンプ52−2の出力側へ漏れ出す。また、ハイパワーアンプ52−2の出力信号y2*に対して、漏れ係数βが重み付けされた漏れ信号β・y2*が、ハイパワーアンプ52−1の出力側へ漏れ出す。
したがって、加算器56へ入力する一方の信号y1は、式(1a)に示すように、ハイパワーアンプ52−1の出力信号y1*から漏れ信号α・y1*を差し引いた残りの信号(1−α)・y1*と、ハイパワーアンプ52−2から漏れ出した漏れ信号β・y2*とが結合された信号となる。
また、加算器56へ入力する他方の信号y2は、式(1b)に示すように、ハイパワーアンプ52−2の出力信号y2*から漏れ信号β・y2*を差し引いた残りの信号(1−β)・y2*と、ハイパワーアンプ52−1から漏れ出した漏れ信号α・y1*とが結合された信号となる。
したがって、カプラ55−1では、実際にはハイパワーアンプ52−1の出力信号y1*をフィードバックしているのではなく、クロスリーケージの影響を受けている信号y1をプレディストーション処理側へフィードバックしている。
同様に、カプラ55−2では、実際にはハイパワーアンプ52−2の出力信号y2*をフィードバックしているのではなく、クロスリーケージの影響を受けている信号y2をプレディストーション処理側へフィードバックしている。
ハイパワーアンプ52−1の正確なディジタル・プレディストーションを行うためには、ハイパワーアンプ52−1の出力信号y1*(実レベル値y1*)が必要である。しかし、カプラ55−1を介してフィードバックされる実際の信号は、クロスリーケージの影響を受けた、隣接するハイパワーアンプ52−2の漏れ信号が含まれている信号y1である。このように、複合ハイパワーアンプ50−1の構成では、ハイパワーアンプ52−1のプレディストーションを正確に行うことができない。
ハイパワーアンプ52−2に関しても同様である。すなわち、ハイパワーアンプ52−2の正確なディジタル・プレディストーションを行うためには、ハイパワーアンプ52−2の出力信号y2*(実レベル値y2*)が必要である。
しかし、カプラ55−2を介してフィードバックされる実際の信号は、クロスリーケージの影響を受けた、隣接するハイパワーアンプ52−1の漏れ信号が含まれている信号y2である。このように、複合ハイパワーアンプ50−1の構成では、ハイパワーアンプ52−2のプレディストーションを正確に行うことができない。
以上説明したように、従来の一般的な複合ハイパワーアンプでは、個々のハイパワーアンプの出力を、カプラを介して単純にフィードバックさせて、クロスリーケージの影響を受けているハイパワーアンプの出力信号で、ディジタル・プレディストーションを行っていた。
このため、補正信号の推定にエラーが生じ、ディジタル・プレディストーションの線形化パフォーマンスの精度を低下させ、効率の高い複合ハイパワーアンプを構築できないといった問題があった。
本技術は、このような点に鑑みてなされたものであり、高精度の歪み補償を行い、高効率の増幅を行う増幅装置1および歪み補償方法を提供するものである。
次に本技術について詳しく説明する。最初に、クロスリーケージの影響を受けている信号から、ディジタル・プレディストーションに用いるフィードバック信号を導く際の解析手順について説明する。なお、2つのハイパワーアンプ52−1、52−2で構成される複合ハイパワーアンプの場合を例にして説明する。
ハイパワーアンプ52−1の出力信号y1*と、ハイパワーアンプ52−2の出力信号y2*とは、クロスリーケージの影響を受け、その関係は、上述の式(1a)、(1b)となる。
次に式(1a)と式(1b)との和と差を求めて、信号y1、y2の線形結合を行う。和をy+、差をy-とすると、以下の式(2a)、(2b)となる。
+=y1+y2=(1−α)・y1*+β・y2*+(1−β)・y2*+α・y1*
=y1*+y2* ・・・(2a)
-=y1−y2=(1−α)・y1*+β・y2*−(1−β)・y2*−α・y1*
=(1−2α)・y1*−(1−2β)・y2* ・・・(2b)
ここで、α=βとすると、式(2b)は以下となる。
-=(1−2α)(y1*−y2*) ・・・(2c)
また、式(2c)を(1−2α)でスケーリングして、両辺に1/(1−2α)を掛けると、式(2c)は以下となる。
-/(1−2α)=y1*−y2* ・・・(2d)
式(2a)、式(2d)からy1*、y2*を求めると、以下のように表せる。なお、y1*をy1*a、y2*をy2*aと置く。
y1*a=y1*=(y++y-/(1−2α))/2 ・・・(3a)
y2*a=y2*=(y+−y-/(1−2α))/2 ・・・(3b)
次に行列表現した場合について説明する。式(1a)、式(1b)を行列表現すると、式(4)となる。なお、漏れ係数α、βからなる2×2行列をリーケージ行列と呼ぶことにする。
Figure 0005556643
また、式(2a)のy+=y1+y2と、式(2b)のy-=y1−y2を行列表現すると、式(5)となる。なお、線形結合時の行列要素1、−1からなる2×2の行列をL行列と呼ぶことにする。
Figure 0005556643
式(5)に式(4)を代入して式(5a)となる。
Figure 0005556643
式(5a)の両辺に左から、リーケージ行列とL行列とを乗算した行列Mの逆行列を掛ける。逆行列M-1は式(6)である。
Figure 0005556643
すると、式(7)となり、y1*、y2*が求まる。
Figure 0005556643
ここで、ベクトル(y1*,y2*,・・・,yn*)をY*と表し、ベクトル(y+,y−,・・・)を“A”と表し、リーケージ行列を行列“B”と表し、L行列を“L”と表すと、一般式は式(8)となる。
*=[L・B]-1・A・・・(8)
なお、未知数α、βは、例えば、ACLR(Adjacent Channel Leakage Power Ratio:隣接チャネル漏洩電力比)のような、ディジタル・プレディストーションの品質評価にもとづく、一般的なLMSアルゴリズムから推定することが可能である。
また、上記の2×2のL行列の逆行列は、式(9a)である。また、3×3のL行列は式(9b)であり、式(9b)の逆行列は式(9c)となる。
Figure 0005556643
Figure 0005556643
Figure 0005556643
上記のようにして、クロスリーケージの影響を受けている信号から、ディジタル・プレディストーションに用いる信号Y*を導くことができる。そして、このようにして求めたy1*、y2*は、クロスリーケージの影響を受けていないハイパワーアンプの実レベル値であるため、精度の高いディジタル・プレディストーションを実現することが可能になる。
次に上記の解析によって求められたフィードバック信号の生成機能を有する増幅装置の構成について説明する。図5は増幅装置の構成例を示す図である。2つのハイパワーアンプ11−1、11−2を有する場合の増幅装置1aを示している。
増幅装置1aは、ハイパワーアンプ11−1、11−2、線形結合部12−1、出力算出部13−1、プレディストーション部14−1、14−2およびアンテナA1を備える。ハイパワーアンプ11−1、11−2は、プレディストーション部14−1、14−2から出力されたプレディストーション後の入力信号s1、s2を増幅する。
線形結合部12−1は、ハイパワーアンプ11−1、11−2の出力がハイパワーアンプ間のクロスリーケージによって影響を受けた複数のリーケージ信号y1、y2を受信する。そして、リーケージ信号y1、y2の線形結合として式(5a)の演算処理を行って、線形結合信号y+、y-を生成する。
出力算出部13−1は、線形結合信号y+、y-に対して、式(7)の演算処理を行って、ハイパワーアンプ11−1、11−2の出力増幅信号y1*a(=y1*)、y2*a(=y2*)を求める。
アンテナA1は、増幅装置1aが例えば、無線通信装置の出力段に実装されるような場合に取り付けられて、線形結合信号y1+(増幅装置1aの最終的な増幅信号yと等価である)を空間へ出力する。
プレディストーション部14−1は、減算器14a−1、適応フィルタ14b−1および乗算器14c−1を含む。減算器14a−1は、入力信号x1と出力増幅信号y1*aとの減算を行って誤差信号e11(=x1−y1*a)を生成する。
適応フィルタ14b−1は、誤差信号が所定値になるように、最適アルゴリズムに従ってフィルタ係数を適応的に調整し、フィルタリング結果である補正信号h11を生成して出力する。乗算器14c−1は、入力信号x1と補正信号h11とを乗算し、乗算した信号s1をハイパワーアンプ11−1へ入力する。
プレディストーション部14−2は、減算器14a−2、適応フィルタ14b−2および乗算器14c−2を含む。減算器14a−2は、入力信号x2と出力増幅信号y2*aとの減算を行って誤差信号e12(=x2−y2*a)を生成する。
適応フィルタ14b−2は、誤差信号が所定値になるように、最適アルゴリズムに従ってフィルタ係数を適応的に調整し、フィルタリング結果である補正信号h12を生成して出力する。乗算器14c−2は、入力信号x2と補正信号h12とを乗算し、乗算した信号s2をハイパワーアンプ11−2へ入力する。
以上説明したように、増幅装置1aは、リーケージ信号から線形結合信号を生成する線形結合部12−1と、線形結合信号からハイパワーアンプの出力増幅信号を求める出力算出部13−1とを備える構成とした。
これにより、精度の高いプレディストーションに用いるための、クロスリーケージの影響を受けていないフィードバック信号を生成することが可能になる。また、プレディストーション部14−1、14−2を備えて、クロスリーケージの影響を受けていないフィードバック信号でディジタル・プレディストーションを行うことにより、精度の高いプレディストーション処理が可能になる。
次に線形結合部12−1の構成について説明する。図6は線形結合部の構成例を示す図である。線形結合部12−1は、結合器12a−1、12a−2、移相器12b−1、12b−2、レベル調整部12cおよびカプラC1〜C3を備える。
カプラC1は、ハイパワーアンプ11−1側のリーケージ信号y1を2分岐し、一方を結合器12a−1側へ送信し、他方を移相器12b−1側へ送信する。カプラC2は、ハイパワーアンプ11−2側のリーケージ信号y2を2分岐し、一方を結合器12a−1側へ送信し、他方を移相器12b−2側へ送信する。
結合器12a−1は、ハイパワーアンプ11−1側のリーケージ信号y1と、ハイパワーアンプ11−2側のリーケージ信号y2とを結合して、線形結合信号y+を生成する。カプラC3は、線形結合信号y+を2分岐し、一方はアンテナA1側へ送信し、他方は出力算出部13−1側へ送信する。なお、線形結合信号y+は、増幅装置1の最終出力であるから、例えば、アンテナA1を通じて空間へ出力される。
移相器12b−1は、ハイパワーアンプ11−1側のリーケージ信号y1の位相を+90度シフトし、移相器12b−2は、ハイパワーアンプ11−2側のリーケージ信号y2の位相を−90度シフトする。
結合器12a−2は、移相器12b−1からの出力信号と、移相器12b−2からの出力信号とを結合する。レベル調整部12cは、結合器12a−2からの出力信号のレベルを調整して、出力算出部13−1側へ送信する。
上記のような、線形結合部12−1の構成により、リーケージ信号から線形結合信号を生成する際の線形結合処理を簡易な回路構成により実現することが可能になる。
次にシミュレーション結果について説明する。図7、図8はディジタル・プレディストーションのパフォーマンス結果を示す図である。縦軸は装置出力レベル(dB)、横軸は周波数(MHz)であり、各周波数における出力レベル変化を示している。また、図7は、従来の複合ハイパワーアンプの場合であり、図8は、本技術の増幅装置の場合である。
図7において、グラフg1は、クロスリーケージがない場合の出力レベル(理想的な出力レベル)であり、各周波数においてほぼ一定レベルである。グラフg2は、ディジタル・プレディストーションを実施しなかった場合の出力レベルである。
一方、グラフg3〜g7は、クロスリーケージが生じており、クロスリーケージの影響を受けたフィードバック信号でディジタル・プレディストーションを行った従来の場合である。図に示されるように、グラフg3〜g7のように、リーケージレベルが増加するにつれて、各周波数において理想値から離れていき、平坦さが崩れていくことがわかる。
図8において、グラフg1は、クロスリーケージがない場合の出力レベル(理想的な出力レベル)であり、各周波数においてほぼ一定レベルである。グラフg2は、ディジタル・プレディストーションを実施しなかった場合の出力レベルである。グラフg0は、本技術のディジタル・プレディストーションを行った場合である。図に示されるように、本技術のディジタル・プレディストーションを行った場合は、理想的なグラフg1とほぼ一致していることがわかる。
以上説明したように、増幅装置1では、ハイパワーアンプ11−1〜11−nの出力がクロスリーケージを受けて生じた複数のリーケージ信号のレベル値の線形結合を行って、複数の線形結合信号を生成し、線形結合信号のレベル値から、ハイパワーアンプ11−1〜11−nの複数の出力増幅信号のレベル値を求める構成とした。
このようにして求められた、クロスリーケージの影響が抑制された出力増幅信号の実レベル値をプレディストーション処理側へフィードバックして、プレディストーションを行うことにより、高精度の歪み補償が実現することができ、延いては効率の高い信号増幅を行うことが可能になる。
以上、実施の形態を例示したが、実施の形態で示した各部の構成は同様の機能を有する他のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。
1 増幅装置
11−1〜11−n 増幅器
12 線形結合部
13 出力算出部
14−1〜14−n 歪み補償部

Claims (8)

  1. 複数の増幅器と、
    前記増幅器の出力がクロスリーケージを受けて生じた複数のリーケージ信号を受信し、前記リーケージ信号のレベル値の線形結合を行って、複数の線形結合信号を生成する線形結合部と、
    前記線形結合信号のレベル値から、前記増幅器の複数の出力増幅信号の実レベル値を求める出力算出部と、
    を有することを特徴とする増幅装置。
  2. 前記増幅器の出力の歪み補償を行う歪み補償部をさらに備え、前記歪み補償部は、前記増幅器の入力信号のレベル値と、前記出力増幅信号の実レベル値との誤差が所定値となるような補正信号を生成し、前記補正信号を前記増幅器の入力に乗算することを特徴とする請求項1記載の増幅装置。
  3. 第1の増幅器と、
    第2の増幅器と、
    前記第1の増幅器がクロスリーケージを受けて生じた前記第1の増幅器側の第1のリーケージ信号と、前記第2の増幅器がクロスリーケージを受けて生じた前記第2の増幅器側の第2のリーケージ信号とを受信し、前記第1のリーケージ信号のレベル値と、前記第2のリーケージ信号のレベル値との線形結合を行って、第1の線形結合信号と第2の線形結合信号とを生成する線形結合部と、
    前記第1の線形結合信号のレベル値および前記第2の線形結合信号のレベル値から、前記第1の増幅器の第1の出力増幅信号の実レベル値および前記第2の増幅器の第2の出力増幅信号の実レベル値を求める出力算出部と、
    を有することを特徴とする増幅装置。
  4. 前記線形結合部は、
    前記第1の増幅器側の漏れ係数をα、前記第2の増幅器側の漏れ係数をβ、前記第1の出力増幅信号の実レベル値をy1*、前記第2の出力増幅信号の実レベル値をy2*とし、前記第1の線形結合信号のレベル値y+と、前記第2の線形結合信号のレベル値y-は、
    Figure 0005556643
    で行列表現される値であることを特徴とする請求項3記載の増幅装置。
  5. 前記出力算出部は、
    Figure 0005556643
    の両辺に左から
    Figure 0005556643
    の逆行列を掛けて、
    Figure 0005556643
    で示される前記第1の出力増幅信号の実レベル値y1*と、前記第2の出力増幅信号の実レベル値y2*を求めることを特徴とする請求項4記載の増幅装置。
  6. 前記線形結合部は、
    前記第1のリーケージ信号と前記第2のリーケージ信号とを結合して、前記第1の線形結合信号を生成する第1の結合器と、
    前記第1のリーケージ信号の位相を+90°シフトする第1の移相器と、
    前記第2のリーケージ信号の位相を−90°シフトする第2の移相器と、
    前記第1の移相器の出力信号と、前記第2の移相器の出力信号とを結合して、前記第2の線形結合信号を生成する第2の結合器と、
    を備えることを特徴とする請求項3記載の増幅装置。
  7. 前記第1の増幅器の出力の歪み補償を行う第1の歪み補償部と、前記第2の増幅器の出力の歪み補償を行う第2の歪み補償部をさらに備え、
    前記第1の歪み補償部は、前記第1の増幅器の入力信号のレベル値と、前記第1の出力増幅信号の実レベル値との誤差が所定値となるような第1の補正信号を生成し、前記第1の補正信号を前記第1の増幅器の入力に乗算し、
    前記第2の歪み補償部は、前記第2の増幅器の入力信号のレベル値と、前記第2の出力増幅信号の実レベル値との誤差が所定値となるような第2の補正信号を生成し、前記第2の補正信号を前記第2の増幅器の入力に乗算する、
    ことを特徴とする請求項3記載の増幅装置。
  8. 歪み補償方法において、
    複数の増幅器の出力がクロスリーケージを受けて生じた複数のリーケージ信号に対し、前記リーケージ信号のレベル値の線形結合を行って、複数の線形結合信号を生成し、
    前記線形結合信号のレベル値から、前記増幅器の複数の出力増幅信号の実レベル値を求め、
    前記増幅器の入力信号のレベル値と、前記出力増幅信号の実レベル値との誤差が所定値となるような補正信号を生成し、
    前記補正信号を前記増幅器の入力に乗算して、前記増幅器の出力の歪みを補償することを特徴とする歪み補償方法。
JP2010281564A 2010-12-17 2010-12-17 増幅装置および歪み補償方法 Expired - Fee Related JP5556643B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010281564A JP5556643B2 (ja) 2010-12-17 2010-12-17 増幅装置および歪み補償方法
US13/305,672 US8686791B2 (en) 2010-12-17 2011-11-28 Amplifying apparatus and distortion compensation method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010281564A JP5556643B2 (ja) 2010-12-17 2010-12-17 増幅装置および歪み補償方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012129914A JP2012129914A (ja) 2012-07-05
JP5556643B2 true JP5556643B2 (ja) 2014-07-23

Family

ID=46233593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010281564A Expired - Fee Related JP5556643B2 (ja) 2010-12-17 2010-12-17 増幅装置および歪み補償方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8686791B2 (ja)
JP (1) JP5556643B2 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8542768B2 (en) * 2009-12-21 2013-09-24 Dali Systems Co. Ltd. High efficiency, remotely reconfigurable remote radio head unit system and method for wireless communications
US20110197740A1 (en) * 2010-02-16 2011-08-18 Chang Donald C D Novel Karaoke and Multi-Channel Data Recording / Transmission Techniques via Wavefront Multiplexing and Demultiplexing
US8952754B2 (en) * 2013-03-15 2015-02-10 Imagine Communications Corp. Linearization of heterogeneous power amplifier systems
WO2014151302A1 (en) * 2013-03-22 2014-09-25 Massachusetts Institute Of Technology Hardware-efficient compensator for outphasing power amplifiers
US9461596B1 (en) * 2013-05-31 2016-10-04 Skyworks Solutions, Inc. Doherty power amplifier with integrated pre-distortion
CN105900333B (zh) * 2014-06-17 2018-10-30 华为技术有限公司 射频功率放大***、射频功率放大方法、发射机及基站
US9590664B2 (en) * 2015-02-16 2017-03-07 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method to improve active antenna system performance in the presence of mutual coupling
US9590668B1 (en) 2015-11-30 2017-03-07 NanoSemi Technologies Digital compensator
EP3523856A4 (en) 2016-10-07 2020-06-24 NanoSemi, Inc. DIGITAL BEAM ORIENTATION PREDISTORSION
US11057004B2 (en) 2017-02-25 2021-07-06 Nanosemi, Inc. Multiband digital predistorter
US10141961B1 (en) 2017-05-18 2018-11-27 Nanosemi, Inc. Passive intermodulation cancellation
US11115067B2 (en) 2017-06-09 2021-09-07 Nanosemi, Inc. Multi-band linearization system
US10931318B2 (en) * 2017-06-09 2021-02-23 Nanosemi, Inc. Subsampled linearization system
US10581470B2 (en) 2017-06-09 2020-03-03 Nanosemi, Inc. Linearization system
US11323188B2 (en) 2017-07-12 2022-05-03 Nanosemi, Inc. Monitoring systems and methods for radios implemented with digital predistortion
WO2019070573A1 (en) 2017-10-02 2019-04-11 Nanosemi, Inc. DIGITAL PREDISTORSION ADJUSTMENT BASED ON DETERMINATION OF CHARGE CHARACTERISTICS
US10644657B1 (en) 2018-05-11 2020-05-05 Nanosemi, Inc. Multi-band digital compensator for a non-linear system
WO2019217811A1 (en) 2018-05-11 2019-11-14 Nanosemi, Inc. Digital compensator for a non-linear system
US11863210B2 (en) 2018-05-25 2024-01-02 Nanosemi, Inc. Linearization with level tracking
US10931238B2 (en) 2018-05-25 2021-02-23 Nanosemi, Inc. Linearization with envelope tracking or average power tracking
EP3804127A1 (en) 2018-05-25 2021-04-14 NanoSemi, Inc. Digital predistortion in varying operating conditions
US10992326B1 (en) 2020-05-19 2021-04-27 Nanosemi, Inc. Buffer management for adaptive digital predistortion

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3451947B2 (ja) 1998-07-03 2003-09-29 住友電気工業株式会社 Ofdm変調器
US6614854B1 (en) * 1999-05-28 2003-09-02 Carriercomm, Inc. System and method for adaptive predistortion
JP4786021B2 (ja) * 2000-09-05 2011-10-05 三菱電機株式会社 高周波増幅器、フィードフォワード増幅器および歪み補償増幅器
US6452446B1 (en) * 2000-12-29 2002-09-17 Spectrian Corporation Closed loop active cancellation technique (ACT)-based RF power amplifier linearization architecture
JP4223194B2 (ja) * 2001-01-31 2009-02-12 富士通株式会社 故障判定機能を備えた非線形歪補償送信装置
JP4342743B2 (ja) * 2001-04-18 2009-10-14 富士通株式会社 線形増幅器
JP4048202B2 (ja) 2002-10-10 2008-02-20 富士通株式会社 歪み補償増幅装置、増幅システムおよび無線基地局
US6949976B2 (en) 2002-10-10 2005-09-27 Fujitsu Limited Distortion compensating amplifier device, amplifier system, and wireless base station
DE602005023551D1 (de) * 2004-01-28 2010-10-28 Ntt Docomo Inc Mehrfachband-Vorwärtskopplungsverstärker und Methode zur Einstellung desselben
JP4323415B2 (ja) 2004-11-10 2009-09-02 日本電信電話株式会社 非線形歪補償装置
JP4614814B2 (ja) * 2005-04-19 2011-01-19 日本無線株式会社 送信装置
JP5242024B2 (ja) * 2006-06-08 2013-07-24 株式会社東芝 歪補償装置、増幅装置、送信装置、歪補償方法
JP2008048262A (ja) * 2006-08-18 2008-02-28 D & M Holdings Inc スイッチング増幅装置
US8170507B2 (en) * 2008-10-29 2012-05-01 Texas Instruments Incorporated Predistortion methods and apparatus for transmitter linearization in a communication transceiver
US8570103B2 (en) * 2011-06-16 2013-10-29 Donald C. D. Chang Flexible multi-channel amplifiers via wavefront muxing techniques

Also Published As

Publication number Publication date
US8686791B2 (en) 2014-04-01
JP2012129914A (ja) 2012-07-05
US20120154033A1 (en) 2012-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5556643B2 (ja) 増幅装置および歪み補償方法
KR100659592B1 (ko) 멱급수형 디지털 프리디스토터
US8605819B2 (en) Memory effect canceller, transmitter, and memory effect cancelling method
US7944295B2 (en) Predistorter
EP2164171B1 (en) Power series predistorter and control method thereof
JP5811929B2 (ja) 無線装置、歪補償方法、及び歪補償プログラム
JP5664116B2 (ja) 電力増幅装置及びその歪補償係数更新方法及び送信装置
US20040155707A1 (en) Polynomial predistorter using complex vector multiplication
JP5505001B2 (ja) 歪補償装置、増幅装置、送信装置および歪補償方法
JP2012182645A (ja) 合成型増幅器、送信機、及び合成型増幅器制御方法
JP5505002B2 (ja) 歪補償装置、増幅装置、送信装置および歪補償方法
JP2008294518A (ja) 送信装置
US8737527B2 (en) Composite amplifier, transmitter, and composite amplifier control method
JP2019201347A (ja) 歪み補償装置及び歪み補償方法
US20210144046A1 (en) Correction of specific intermodulation products in a concurrent multi-band system
JP5482561B2 (ja) 歪補償増幅装置及び歪補償方法
JP2010074723A (ja) プリディストータ
JP5160344B2 (ja) プリディストータ
JP2012191451A (ja) 電力増幅装置、送信機及び電力増幅装置制御方法
JP5782361B2 (ja) ディジタル・プリディストーション方式及び増幅装置
KR100991494B1 (ko) 디지털 전치왜곡 방법 및 그 장치
JP2011228999A (ja) 増幅回路及び無線通信装置
Ding et al. ADAPTIVE LINEARIZATION SCHEME FOR POWER AMPLIFIERS IN OFDM COMMUNICATION SYSTEMS

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140401

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5556643

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees