JP5551952B2 - 複数車両相互間における脱駐車状態通信システム - Google Patents

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Description

本発明は,複数車両相互間における脱駐車状態通信システムに関する。より詳しくは,それまで駐車していた車両が,その駐車スペースから発進したこと等の情報を,当該車両が周辺の車両に直接知らせることにより,周辺の車両がより速やかに駐車スペースを見つけることができるようにした技術に関するものである。
従来,駐車場を探す車両に対し駐車場の空き情報を提供する技術として,各駐車場の空き情報を情報センターに集約し,その情報を無線通信手段を介して各車両に配信する技術が知られている(例えば特許文献1,特許文献2)。
また,複数の車両間において通信を行う技術も知られている(例えば特許文献3)。
特開平8−124084号公報 特開2000−194994号公報 特許第3953843号公報
上述した特許文献1,2の技術では,情報センターにおける,各駐車場の空き情報の更新は,所定時間毎(例えば5分毎)に行われる。
一方,各駐車場における空き/満車状態の変化は情報センターにおける情報更新タイミングとは無関係に発生する。
このため,情報センターにおける更新直後に発生した空き/満車状態の変化は,次の情報更新まで反映されない。
その結果,自車に配信された空き情報に基いて駐車場に到着してみたら,既に満車になっている場合もあるし,その逆の場合もある。
すなわち,これらの従来技術はリアルタイム性が低いという難点を有している。
特許文献3の技術では,駐車場の空き情報という点に関しては何らの通信もなされないので,この従来技術は駐車場の空き情報に関するリアルタイム性には何ら寄与しない。
したがって,本発明が解決しようとする課題は,駐車場(駐車スペースを含む)の空き情報に関するリアルタイム性を向上させることができる,複数車両相互間における脱駐車状態通信システムを提供することである。
記の課題を解決するために本発明の複数車両相互間における脱駐車状態通信システムは,複数の車両間において相互の駐車状況を送受信するシステムであって,
各車両が,
自車の発進準備が完了したことを検出して発進準備完了信号を送出する発進準備完了検出手段と,
自車の発進を検出して発進信号を送出する発進検出手段と,
前記発進準備完了検出手段からの発進準備完了信号を受信して発進準備完了情報を発進準備完了信号受信時の自車の位置情報である駐車位置情報とともに他車に向けて送信し,前記発進検出手段からの発進信号を受信して発進情報とともに,前記駐車位置情報と現在の自車の位置情報とを他車に向けて送信する送信手段と,
他車の送信手段から送信された前記発進準備完了情報を前記駐車位置情報とともに受信し,かつ前記発進情報とともに,前記駐車位置情報と前記現在の自車の位置情報とを受信する受信手段と,
を備えていることを特徴とする。
この複数車両相互間における脱駐車状態通信システムによれば,ある車両(この車両を車両Aと称する)の発進準備が完了した状態となると,その状態が当該車両Aが備える発進準備完了検出手段によって検出される。発進準備完了検出手段は,自車の変速機のシフト位置の変更,パーキングブレーキの作動解除,エンジンの始動,運転者の着座,シートベルトの装着,のうちのいずれか一つまたは任意の組み合わせを検出したときに,発進準備完了信号を送出する構成とすることができる。
発進準備完了検出手段から送出された発進準備完了信号は車両Aが備える送信手段によって受信され,当該送信手段から他車に向けて,発進準備完了情報と自車(車両A)の位置情報である駐車位置情報(以下単に位置情報ともいう)とが送信される。
ここで,その情報の受信可能領域に他車(この車両を車両Bと称する)がいると,車両Bが備える受信手段によって,車両Aからの発進準備完了情報と車両Aの位置情報とが受信される。
これによって,車両Bのドライバーは,車両Aが駐車していたスペースがまもなく空くであろうことを知ることが可能となり,車両Bのドライバーは自己の判断で,車両Aが駐車しているスペースへ向かうことが可能になる。車両Bのドライバーは,車両Aが駐車しているスペースへ向かわないという判断を行うこともできる。
いずれにしても,その後,車両Aが実際に発進すると,当該車両Aが備える発進検出手段によって検出され,その検出信号すなわち発進信号が送出される。
この発進信号は車両Aが備える送信手段によって受信され,当該送信手段から他車に向けて,発進情報が送信される。
ここで,その情報の受信可能領域に車両Bがいると,車両Bが備える受信手段によって,車両Aからの発進情報が受信される。
これによって,車両Bのドライバーは,車両Aが駐車していたスペースが実際に空いたことを,情報センターを介さずに,速やかに知ることが可能となる。
すなわち,この複数車両相互間における脱駐車状態通信システムによれば,従来技術に比べてリアルタイム性が向上して速やかに駐車スペースを見つけることが可能になる。
しかも,車両Bのドライバーは,車両Aからの発進準備完了情報の受信で,車両Aが駐車していたスペースがまもなく空くであろうことを知ることが可能となり,そのスペースが実際に空く前からそのスペースへ向かうことが可能になるから,より速やかにそのスペースに駐車することが可能になる。
また,発進準備完了検出手段を,自車の変速機のシフト位置の変更,パーキングブレーキの作動解除,エンジンの始動,運転者の着座,シートベルトの装着,のうちのいずれか2つの組み合わせ,より好ましくは3つ以上の組み合わせを検出したときに,発進準備完了信号を送出する構成とすることにより,その後の車両Aがまもなく発進する可能性が高まるため,車両Aからの発進準備完了情報を受けた車両Bが,車両Aの駐車していたスペースに到着した際に,そのスペースが実際に空いている確率を高めることができる。
望ましくは,前記送信手段は,前記発進準備完了検出手段からの発進準備完了信号を受信した後,前記発進検出手段からの発進信号を受信するまで,発進準備完了情報を自車の駐車位置情報とともに他車に向けて送信し続け,前記発進検出手段からの発進信号を受信したときは,前記発進準備完了情報の送信を停止して,発進情報を所定時間または自車(車両A)が所定距離走行するまで他車に向けて送信し続ける構成とする。
このように構成すると,車両Aからの発進準備完了情報および発進情報を車両Bが受信する機会が増大するため,リアルタイム性が一層向上してより速やかに駐車スペースを見つけることが可能になる。
そして,送信手段は,発進検出手段からの発進信号を受信したときは,発進準備完了情報の送信を停止して,発進情報を送信するから,両者の信号の混在を防止することができる。
記送信手段は,前記発進情報とともに,自車が発進するまで駐車していた位置を示す駐車位置情報を他車に向けて送信するので、車両Bは,車両Aの発進後も,車両Aが駐車していた位置を知ることができる。したがって,確実かつ速やかに駐車スペースに向かうことができる。特に,広い駐車場の場合,駐車場のどの位置が空きスペースとなったのかを知ることができるので,速やかに駐車スペースに向かうことができる。
記送信手段は,前記駐車位置情報とともに,現在の自車の位置情報も他車に向けて送信するので、車両Bは,車両Aが駐車していた位置と,現時点の車両Aの位置とを同時に知ることができるので,駐車スペースが空いたことを確実かつ容易に判別することができる。
望ましくは,前記各車両は,他車から受信した前記「駐車位置情報」に基づく位置と,現在の自車の位置とを随時比較して,両位置が一致または所定範囲内となったときに駐車位置に到達したと判別して駐車済情報を送出する駐車位置到達判別手段をさらに有しており,
前記送信手段は前記駐車済情報を他車に向けて送信し,
前記受信手段は,他車からの前記駐車済情報を受信する構成とする。
このように構成すると,車両Bが,車両Aが駐車していた位置またはその近く(所定範囲内)に達したとき,車両Bが備える送信手段によって駐車済情報が他車に向けて送信されるので,その受信範囲内に,車両Bと同様に車両Aが駐車していた位置を目指していた他の車両(この車両を車両Cと称する)がいた場合,この車両Cは車両Aが駐車していた駐車スペースが車両Bによってすでに利用されてしまったことを知ることができる。
したがって,車両Cの無駄な走行を無くすことができる。
望ましくは,前記各車両は,前記脱駐車情報または発進準備完了情報または発進情報を受信した後,それらの情報による位置に駐車する意志を表示するための駐車意志情報を送出する駐車意志情報送出手段を有し,
前記送信手段は前記駐車意志情報を他車に向けて送信し,
前記受信手段は,他車からの前記駐車意志情報を受信する構成とする。
このように構成すると,例えば車両Aからの脱駐車情報または発進準備完了情報または発進情報を受信した車両Bが,車両Aが駐車していた駐車スペースに駐車する旨の意思表示を駐車意志情報として他車に向けて送信できるので,他車のムダな走行を防止することができる。
望ましくは,前記各車両は,前記発進準備完了情報または発進情報を他車に向けて送信している状態で前記他車からの駐車意志情報を受信したときは,前記発進準備完了情報,発進情報,およびそれに付随する位置情報の送信を停止する送信停止手段を有している構成とする。
このように構成すると,例えば車両Bからの駐車意志情報を受信した車両Aからの発進準備完了情報,発進情報,およびそれに付随する位置情報の送信が停止するので,他の車両に対する無駄な送信が防止される。
望ましくは,前記各車両は,他車から受信した前記「駐車位置情報」に基づく位置と,駐車場データベースの位置情報とを参照して,前記「駐車位置情報」に基づく位置が自車が駐車可能な位置であるかを判断する駐車可否判断手段をさらに備えている構成とする。
このように構成すると,他車から受信した前記「駐車位置情報」に基づく駐車可能箇所のうち,一般住宅のカーポートや月極駐車場等の駐車不能箇所を除外することができる。
また望ましくは,前記送信手段は,前記駐車位置情報を駐車場データベースにおける駐車場位置情報と比較し,自車がいずれかの駐車場にいることが確認されたことを条件に,その後,前記発進準備完了情報および前記駐車位置情報を,または前記発進情報を,他車に向けて送信する構成とする。
このように構成すると,一般住宅のカーポートや月極駐車場等の駐車不能箇所にいる車両からは前記脱駐車情報等が送信されなくなるため,他の車両に対する無駄な送信が防止される。また,送信側の車両から送出される信号が少なくなるため,受信側の負荷を小さくできる。
望ましくは,前記車両が自動二輪車である場合には,前記発進準備完了検出手段は自車車両の電源ON時に前記発進準備完了信号を送出する手段とし,前記送信手段は,前記発進準備完了信号を受信したとき,前記駐車位置情報を前記駐車場データベースにおける駐車場位置情報と比較し,自車がいずれかの駐車場にいることが確認された場合に,自車のエンジンが始動されたタイミングで,前記発進準備完了情報および前記駐車位置情報を他車向けて送信する構成とする。
通常,自動二輪車は,駐車場から出庫する際には,車両の電源をONにし,エンジンを始動させてから,ヘルメット及びグローブなどの装着を行なうので,4輪車に比べて電源ONから出庫までに時間がかかる。上記の構成とすると,電源ONから出庫までの間で,駐車場の空き予定の情報が送信されるので,他の二輪車による空き駐車場の利用がスムーズに効率的に行なわれうようになる。
望ましくは,前記送信手段は,自車の電源がONされたときに自車が駐車場にいることが確認された場合,随時自車の位置情報を当該駐車場位置情報と比較し,自車位置が駐車場を脱出した位置になったときに,自車が駐車状態から脱したことを示す脱駐車情報,および自車の電源がONされたときの自車の位置情報を他車に向けて送信する構成とする。
このように構成すると,発進準備完了信号等の有無にかかわらず,自車が駐車位置を脱したことがより直接的に判別されるので,脱駐車情報の確実性を向上させることができる。特に,車両が自動二輪車の場合,電源をONした後,エンジンを始動することなく,車両を押して駐車場を出ることもあるが,そのような場合でも,自車が駐車位置を脱したことを確実に判別することができる。
望ましくは,前記車両の所有者との契約に基づき当該契約車両との通信が可能となる情報センターサーバーをさらに備え,
当該情報センターサーバーは,所定の駐車場の駐車場管理システムと通信可能なサーバーであり,
前記各車両のうちの少なくとも前記契約車両は,前記脱駐車情報または発進準備完了情報または発進情報を受信した後,それらの情報による位置に駐車する予約を行うための駐車予約依頼信号を送出する駐車予約依頼送出手段を有し,
前記送信手段は前記駐車予約依頼送出手段からの駐車予約依頼信号を受信して駐車予約依頼情報を前記情報センターサーバーに向けて送信し,
前記情報センターサーバーは,前記駐車予約依頼情報を受信したとき,当該駐車予約依頼情報を送信した車両に関する駐車予約情報を前記駐車場管理システムに送信する構成とする。
このように構成すると,駐車を望む契約車両は他の契約車両からの脱駐車情報または発進準備完了情報または発進情報に基づいて,より速やかに,駐車予約を行うことが可能になる。
望ましくは,前記情報センターサーバーは,前記駐車予約依頼情報を受信したとき,当該駐車予約依頼情報を送信した車両と前記駐車場管理システムとに対して両者に共通の駐車予約IDを送信するサーバーとし,
前記駐車場管理システムは,前記共通の駐車予約IDを有する車両に対してのみ,当該駐車場への入場ないし駐車予約位置への駐車を許可するシステムとする。
このように構成すると,上記予約車以外の車両の駐車場への入場を確実に防止することができる。
前記情報センターサーバーは,前記駐車予約依頼情報を受信して当該予約が完了した後,当該予約に係る駐車場の空き情報を駐車予約済み情報に更新し,前記契約車両に予約済み情報を送信する構成とする。
このように構成すると,駐車場管理システムからの情報を待つことなく前記契約車両からの駐車予約依頼情報に基づいて駐車場の空き情報を更新することができるので,契約車両の無駄な走行をより確実に防止することができる。
本発明に係る複数車両相互間における脱駐車状態通信システムの一実施の形態を示す概要図兼作用説明図。 駐車状況送受信装置の一構成例を示すブロック図。 本実施の形態の基本的作動を示すフローチャート。 他の実施の形態の作動を示すフローチャート。 上記実施の形態の作用説明図。 他の実施の形態の作動を示すフローチャート。 システムの応用例を示すシステム図。 同システムにおける情報センターの動作例を示すフローチャート。
以下,本発明に係る複数車両相互間における脱駐車状態通信システムの実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る複数車両相互間における脱駐車状態通信システムの一実施の形態を示す概要図であり,作用説明図でもある。なお,図1においては,3台の車両A,B,Cを代表例として描いてあるが,実際には1台のこともあるし,4台以上のこともある。また,図示の車両は四輪車であるが,車両には二輪車も含まれる。
この複数車両相互間における脱駐車状態通信システムは,複数の車両(例えば図1に示す車両A,B,C)間において相互の駐車状況を送受信するシステムであって,各車両が,
自車が駐車状態から脱したことを検出して脱駐車信号を送出する脱駐車検出手段(10)と,
この脱駐車検出手段からの脱駐車信号を受信して脱駐車情報を自車の位置情報または自車がそれまで駐車していた位置を示す駐車位置情報のどちらか一方とともに他車に向けて送信する送信手段(10)と,
他車の送信手段から送信された脱駐車情報および位置情報(自車の位置情報または自車がそれまで駐車していた位置を示す駐車位置情報)を受信する受信手段(10)と,
を備えていることを特徴としている。
上記の各手段は,例えば図2に示すような駐車状況送受信装置10によって実現することができる。図2は駐車状況送受信装置の一構成例を示すブロック図である。
この駐車状況送受信装置10は,コントローラ11,GPS装置12,車両状態センサ13,車車間無線通信機14,地図データ記憶部15,液晶ディスプレイ16,ヘッドアップディスプレイ17,オーディオ部18,および操作部19を備えている。
GPS装置12はGPSアンテナ12aと接続され,人工衛星から送信された電波をGPSアンテナ12aを介して受信し,その受信信号に基づいて現在の自車位置及び進行方位を含む自車位置情報を演算して検出する。また,その演算の際には地図データ記憶部15に記憶された地図データを用いて自車位置情報を補正すると共に走行道路を特定することが行われる。
車両状態センサ13は,図示しないが,車両の電源をON/OFFする電源スイッチ,車速を検出する速度センサ,車両の加速度を検出する加速度センサ,車両のフットブレーキの作動を検出するブレーキスイッチ,車両の方向指示操作を検出する方向指示スイッチ,ステアリング操舵量を検出する操舵センサ,車両の傾きを検出するヨーレートセンサ,車両搭載の変速機のシフト位置を検出するシフト位置センサ,車両のパーキングブレーキの作動を検出して停止又は駐車を検出するためのパーキングスイッチ,車両のスロットル弁の開度を検出するスロットル開度センサに加え,エンジンの始動(稼働)を検出するエンジン始動センサ,シートに運転者が着座したことを検出する着座センサ,シートベルトの装着を検出するシートベルトセンサを備えている。
車車間無線通信機14は,他の車両と通信を行うために備えられており,アンテナ14aを介して無線信号を送受信する。送信無線信号によって送出される情報内容は自車情報を含む状況データであり,例えば,自車ID,現在の自車位置,道路上の次の交差点(位置,番号),自車速度,自車加速度,進行方位,進路,交差点までの到達時間,受信相手/台数,障害物に加え,後に詳しく説明する,脱駐車情報,発進準備完了情報,発進情報,自車が発進するまで駐車していた位置を示す駐車位置情報,駐車済情報,駐車意志情報である。
車車間無線通信機14の受信無線信号からは他車からの上記の情報を得ることができる。
GPS装置12,車両状態センサ13及び車車間無線通信機14にはコントローラ11が接続されている。
コントローラ11はマイクロコンピュータからなり,内部メモリに予め書き込まれたプログラムに従って後述する制御動作を行って液晶ディスプレイ16或いはヘッドアップディスプレイ17に経路案内や各種情報の内容を表示させる。
コントローラ11には上記した地図データ記憶部15も接続され,地図データを用いてディスプレイ16に自車位置を含む地図を表示することが行われる。地図データ記憶部15には,駐車場データベースの位置情報(駐車場の位置情報)を記憶させておくことができる。駐車場データベースの位置情報は,コントローラ11が通信可能な図示しないネットワーク上のサーバーから受信することもできる。
コントローラ11にはオーディオ部18及び操作部19が接続されている。
オーディオ部18はコントローラ11から出力されるオーディオデータをアナログの音声信号に変換してスピーカ18sを駆動して音響出力とする。
操作部19は目的地等のユーザ設定データを運転者等のユーザが操作入力するために設けられている。操作部19は,後述する駐車意志情報を送出させるための操作手段(操作ボタンやスイッチ(液晶ディスプレイ16上のボタンやスイッチを含む)を有している。
次に,このシステムの基本的作動について図3のフローチャートを参照して説明する。
図3のフローチャートは駐車状態(停止状態)にある車両(例えば図1に示した車両A)が駐車状態を脱するまでの上記駐車状況送受信装置10のシーケンスを示している。
このシステムによると,駐車状態にある車両(以下車両Aとする)が駐車状態から脱すると,そのことが車両Aに搭載されている駐車状況送受信装置10における脱駐車検出手段で検出され,その検出信号が脱駐車信号としてコントローラ11へ送出され,コントローラ11によって受信される(ステップS1)。
脱駐車検出手段は,例えば,上記車両状態センサ13のうちの,車速を検出する速度センサ,変速機のシフト位置を検出するシフト位置センサ,車両のパーキングブレーキの作動を検出して停止又は駐車を検出するためのパーキングスイッチ,エンジンの始動(稼働)を検出するエンジン始動センサ,シートに運転者が着座したことを検出する着座センサ,シートベルトの装着を検出するシートベルトセンサの一つまたは任意の組み合わせで構成することができる。
脱駐車検出手段を,車速を検出する速度センサで構成した場合,脱駐車検出手段は,車両Aの速度が0以外となったときにその検出信号を脱駐車信号として送出する。
また,脱駐車検出手段を,変速機のシフト位置を検出するシフト位置センサで構成した場合,脱駐車検出手段は,シフト位置がパーキング位置(例えば「P」位置)から後進位置(例えば「R」位置)または前進位置(例えば「D]」位置)へ変更されたときに,その検出信号を脱駐車信号として送出する。
また,脱駐車検出手段を,車両のパーキングブレーキの作動を検出して停止又は駐車を検出するためのパーキングスイッチで構成した場合,脱駐車検出手段は,パーキングブレーキの作動が解除されたことを検出して,その検出信号を脱駐車信号として送出する。
また,脱駐車検出手段を,エンジンの始動(稼働)を検出するエンジン始動センサで構成した場合,脱駐車検出手段は,エンジンが始動されたときにその検出信号を脱駐車信号として送出する。
また,脱駐車検出手段を,シートに運転者が着座したことを検出する着座センサで構成した場合,脱駐車検出手段は,運転者の着座を検出したときにその検出信号を脱駐車信号として送出する。
また,脱駐車検出手段を,シートベルトの装着を検出するシートベルトセンサで構成した場合,脱駐車検出手段は,シートベルトの装着を検出したときにその検出信号を脱駐車信号として送出する。
なお,脱駐車検出手段を,上記センサ(スイッチを含む。以下同じ)のいずれか一つで構成する場合は,そのセンサ自体で脱駐車検出手段を構成することもできるし,そのセンサと,そのセンサからの検出信号が入力されたこと検出(判断)するコントローラ11とで構成することもできる。脱駐車検出手段を,上記センサの任意の組み合わせで構成する場合は,その組み合わせをなす各センサからの検出信号が全て入力されたことをコントローラ11が判断する構成とすることができる。すなわち,脱駐車検出手段を上記センサの任意の組み合わせで構成する場合,その脱駐車検出手段は,その組み合わせをなすセンサと,コントローラ11が内蔵する判断部(図示せず)とで構成することができる。
コントローラ11は,ステップS1で上記のような脱駐車信号を受信すると,ステップS2で,脱駐車情報を自車の位置情報または自車がそれまで駐車していた位置を示す駐車位置情報のどちらか一方とともに,車車間無線通信機14を通じて他車(例えば図1における車両B,C)に向けて送信する。すなわちこの実施の形態における送信手段は,コントローラ11と車車間無線通信機14とで構成されている。自車の位置情報はGPS装置12によって得られる。また,自車がそれまで駐車していた位置を示す駐車位置情報は,例えば,当該自車が,地図データ(駐車場データ)を備えるナビ装置を有する車両である場合には,その地図データ(駐車場データ)から得ることもできる。
他車へ向けて送信する脱駐車情報は,例えば「駐車場をこれから出ます」,および/または「駐車場を今出ました」というメッセージで構成することができる。
例えば,自車(車両A)の運転者の着座が検出されたとき,および/または,シートベルトの装着が検出されたとき,および/または,エンジンが始動されたときには,「駐車場をこれから出ます」というメッセージを送信できるし,
例えば,自車(車両A)のパーキングブレーキの作動が解除されたとき,および/または,シフト位置がパーキング位置(例えば「P」位置)から後進位置(例えば「R」位置)または前進位置(例えば「D]」位置)へ変更されたとき,および/または,自車の速度が0以外となったときには,「駐車場を今出ました」というメッセージを送信できる。
上記脱駐車情報を送信するための条件および脱駐車情報の内容は,コントローラ11によって任意に設定できる。
車両Aからの上記脱駐車情報の受信可能領域に他車(例えば図1における車両B,C)がいると,他車が備える受信手段としての車車間無線通信機14によって,車両Aからの脱駐車情報と車両Aの位置情報とが受信される。
これによって,他車のドライバーは,車両Aが駐車していたスペースが空くこと,または空いたこと,を情報センターを介さずに,速やかに知ることが可能となる。
すなわち,この複数車両相互間における脱駐車状態通信システムによれば,従来技術に比べてリアルタイム性が向上して速やかに駐車スペースを見つけることが可能になる。
なお,上記脱駐車情報の受信可能領域は車車間無線通信機14による通信可能領域を適切に設定することによって決定することができ,例えば半径500m以内に設定することができる。
上記脱駐車検出手段を,自車の発進を検出したとき(例えば自車の速度が0以外となったとき)に前記脱駐車信号を送出する構成とすることにより,駐車スペースが空いたことをより確実に他車に知らせることができる。上述したように,脱駐車検出手段は,例えば自車のエンジン始動を検出したとき等に脱駐車信号を送出する構成とすることもできる。このように構成すれば,「エンジン始動」=「その後まもなくの発進」という予測のものに,より速やかに,駐車スペースが空いたことを他車に知らせることができるようになる可能性がある。しかし,実際には,エンジンが始動された後もしばらく発進しないという事態もあり得え,その場合には,駐車スペースが空いていないにもかかわらず他車に駐車スペースの空きを知らせてしまうおそれが生じる。
これに対し,脱駐車検出手段を,自車の発進を検出したとき脱駐車信号を送出する構成とすることで,駐車スペースが空いたことをより確実に他車に知らせることができる。
上記駐車状況送受信装置10は,
自車の発進準備が完了したことを検出して発進準備完了信号を送出する発進準備完了検出手段と,
自車の発進を検出して発進信号を送出する発進検出手段と,
前記発進準備完了検出手段からの発進準備完了信号を受信して発進準備完了情報を自車の位置情報とともに他車に向けて送信し,前記発進検出手段からの発進信号を受信して発進情報を他車に向けて送信する送信手段と,
他車の送信手段から送信された前記発進準備完了情報を位置情報とともに受信し,かつ前記発進情報を受信する受信手段と,
を備えた構成とすることができる。
自車の発進準備が完了したことを検出して発進準備完了信号を送出する発進準備完了検出手段は,例えば,上記車両状態センサ13のうちの,変速機のシフト位置を検出するシフト位置センサ,車両のパーキングブレーキの作動を検出して停止又は駐車を検出するためのパーキングスイッチ,エンジンの始動(稼働)を検出するエンジン始動センサ,シートに運転者が着座したことを検出する着座センサ,シートベルトの装着を検出するシートベルトセンサの一つまたは任意の組み合わせで構成することができる。これらセンサの検出形態は上述した通りであり,各センサは,その検出信号を発進準備完了信号としてコントローラ11へ送出する。複数センサの組み合わせで構成する場合,発進準備完了検出手段は,前述したと同様,その組み合わせをなすセンサと,コントローラ11が内蔵する判断部(図示せず)とで構成することができる。
自車の発進を検出して発進信号を送出する発進検出手段は,上記車両状態センサ13のうちの,車速を検出する速度センサで構成することができる。速度センサの検出形態は上述した通りであり,速度センサは,その検出信号を発進信号としてコントローラ11へ送出する。
前記発進準備完了検出手段からの発進準備完了信号を受信して発進準備完了情報を自車の位置情報とともに他車に向けて送信し,前記発進検出手段からの発進信号を受信して発進情報を他車に向けて送信する送信手段は,上述したコントローラ11と車車間無線通信機14とで構成することができる。
他車の送信手段から送信された前記発進準備完了情報を位置情報とともに受信し,かつ前記発進情報を受信する受信手段は車車間無線通信機14で構成することができる。
このような駐車状況送受信装置10を用いた脱駐車状態通信システムの作動について図4のフローチャートを参照して説明する。
図4のフローチャートは駐車状態(停止状態)にある車両(例えば図1に示した車両A)が駐車状態を脱した後,発信情報の送出を停止するまでの上記駐車状況送受信装置10のシーケンスを示している。
このシステムでは,車両Aの発進準備が完了した状態となると,その状態が当該車両Aに搭載されている駐車状況送受信装置10における発進準備完了検出手段によって検出され,その検出信号が発進準備完了信号としてコントローラ11へ送出され,コントローラ11によって受信される(ステップS1)。
発進準備完了検出手段は,上述したように,変速機のシフト位置を検出するシフト位置センサ,車両のパーキングブレーキの作動を検出して停止又は駐車を検出するためのパーキングスイッチ,エンジンの始動(稼働)を検出するエンジン始動センサ,シートに運転者が着座したことを検出する着座センサ,シートベルトの装着を検出するシートベルトセンサの一つまたは任意の組み合わせで構成することができるが,いずれか2つの組み合わせ,より好ましくは3つ以上の組み合わせとして,そららの検出信号全てを検出したときに,発進準備完了信号を送出する構成とすることにより,その後短時間で車両Aが発進する可能性が高まるため,後述するようにして車両Aからの発進準備完了情報を受けた車両Bが,車両Aの駐車していたスペースに到着した際に,そのスペースが実際に空いている確率を高めることができる。
コントローラ11は,ステップS1で上記のような発進準備完了信号を受信すると,ステップS2で発進準備完了情報を自車の位置情報とともに,車車間無線通信機14を通じて他車(例えば図1における車両B,C)に向けて送信する。自車の位置情報はGPS装置12によって得られる。
他車へ向けて送信する発進準備完了情報は,例えば「駐車場をこれから出ます」というメッセージで構成することができる。
ここで,車両Aからの上記発進準備完了情報および車両Aの位置情報の受信可能領域に他車(例えば図1における車両B,C)がいると,他車が備える受信手段としての車車間無線通信機14によって,車両Aからの発進準備完了情報と車両Aの位置情報とが受信される。
これによって,他車のドライバーは,車両Aが駐車していたスペースがまもなく空くであろうことを知ることが可能となり,他車(例えば車両B)のドライバーは自己の判断で,車両Aが駐車しているスペースへ向かうことが可能になる。他車のドライバーは,車両Aが駐車しているスペースへ向かわないという判断を行うこともできる。
その後,車両Aが図1に仮想線A’で示すように実際に発進すると,その発進が当該車両Aが備える発進検出手段によって検出され,その検出信号すなわち発進信号がコントローラ11へ送出され,コントローラ11によって受信される。
コントローラ11は,ステップS3で上記のような発進信号を受信すると,ステップS4で,上記発進準備完了情報および自車位置情報の送信を停止し,ステップS5で,発進情報を車車間無線通信機14を通じて他車(例えば図1における車両B,C)に向けて送信する。この際,後述するように,それまで自車が駐車(停車)していた位置の情報を送信することが望ましい。
他車へ向けて送信する発進情報は,例えば「駐車場を今出ました」というメッセージで構成することができる。
ここでその情報の受信可能領域に他車(例えば車両B)がいると,車両Bが備える受信手段としての車車間無線通信機14によって,車両Aからの発進情報が受信される。
これによって,他車(車両B)のドライバーは,車両Aが駐車していたスペースが実際に空いたことを,情報センターを介さずに,速やかに知ることが可能となる。
すなわち,この複数車両相互間における脱駐車状態通信システムによれば,従来技術に比べてリアルタイム性が向上して速やかに駐車スペースを見つけることが可能になる。
しかも,他車のドライバーは,車両Aからの発進準備完了情報の受信で,車両Aが駐車していたスペースがまもなく空くであろうことを知ることが可能となり,そのスペースが実際に空く前からそのスペースへ向かうことが可能になるから,より速やかにそのスペースに駐車することが可能になる。
望ましくは,前記送信手段は,前記発進準備完了検出手段からの発進準備完了信号を受信した後,前記発進検出手段からの発進信号を受信するまで,発進準備完了情報を自車の位置情報とともに他車に向けて送信し続け,前記発進検出手段からの発進信号を受信したときは,発進準備完了情報の送信を停止して,発進情報を所定時間または所定距離走行するまで他車に向けて送信し続ける構成とする。
図4に示す例では,送信手段は,ステップS1で発進準備完了検出手段からの発進準備完了信号を受信した後,ステップS3で発進検出手段からの発進信号を受信するまで,ステップS2で発進準備完了情報を自車の位置情報とともに他車に向けて送信し続け,ステップS3で発進検出手段からの発進信号を受信したときは,ステップS4発進準備完了情報の送信を停止して,その後5分経過するか(ステップS6),またはステップS7で500m以上走行したと判断されるまで(駐車していた位置を起点とした車車間無線通信機14による通信領域外に出たと判断されるまで),他車に向けて発進情報を送信し続ける。ステップS6およびステップS7の判断はコントローラ11によってなされる。発進情報の送信開始(ステップS5)から5分経過するか(ステップS6),500m以上走行すると(ステップS7),ステップS8で発進情報の送信が停止される。
このように構成すると,車両Aからの発進準備完了情報および発進情報を車両Bが受信する機会が増大するため,リアルタイム性が一層向上してより速やかに駐車スペースを見つけることが可能になる。
そして,送信手段は,発進検出手段からの発進信号を受信したときは,発進準備完了情報の送信を停止して,発進情報を送信するから,両者の信号の混在を防止することができる。
望ましくは,前記送信手段は,前記発進情報とともに,自車が発進するまで駐車していた位置を示す駐車位置情報を他車に向けて送信する構成とする。
このように構成すると,車両Bは,車両Aの発進後も,車両Aが駐車していた位置を知ることができる。したがって,速やかに駐車スペースに向かうことができる。特に,広い駐車場の場合,駐車場のどの位置が空きスペースとなったのかを知ることができるので,速やかに駐車スペースに向かうことができる。
また,望ましくは,前記送信手段は,前記駐車位置情報とともに,現在の自車(例えば図1におけるA’’位置参照)の位置情報も他車に向けて送信する構成とする。
このように構成すると,車両Bは,車両Aが駐車していた位置と,駐車場を脱した現時点の車両Aの位置(A’’)とを同時に知ることができるので,駐車スペースが空いたことを確実かつ容易に判別することができる。
望ましくは,前記各車両は,他車(例えば車両A)から受信した前記「自車の位置情報」(例えば車両Aの位置情報)または「駐車位置情報」(例えば車両Aが駐車していた位置Paの情報)に基づく位置と,現在の自車(例えば車両B)の位置とを随時比較して,両位置が一致または所定範囲内となったときに駐車位置(Pa)に到達したと判別して駐車済情報を送出する駐車位置到達判別手段をさらに有しており,
前記送信手段は前記駐車済情報を他車に向けて送信し,
前記受信手段は,他車からの前記駐車済情報を受信する構成とする。
駐車位置到達判別手段はコントローラ11によって構成することができる。すなわち,コントローラ11は,他車(例えば車両A)から受信した前記「自車の位置情報」(例えば車両Aの位置情報)または「駐車位置情報」(例えば車両Aが駐車していた位置Paの情報)に基づく位置情報をコントローラ11が内蔵する記憶部に一時的に記憶し,その位置情報と,GPS装置12により得られる現在の自車(例えば車両B)の位置情報とを随時比較して,両位置が一致または所定範囲内となったときに駐車位置(Pa)に到達したと判別して駐車済み情報を前記送信手段へ送出して他車に向けて送信させることが可能である。
送信手段および受信手段は,車車間無線通信機14で構成することができる。
このように構成すると,例えば図5に示すように車両Bが,車両Aが駐車していた位置Paまたはその近く(所定範囲内)に達したとき,車両Bが備える送信手段によって駐車済情報が他車に向けて送信されるので,その受信範囲内に,車両Bと同様に車両Aが駐車していた位置Paを目指していた他の車両(例えば車両C)がいた場合,この車両Cは車両Aが駐車していた駐車スペース(Pa)が車両Bによってすでに利用されてしまったことを知ることができる。
したがって,車両Cの無駄な走行を無くすことができる。
望ましくは,前記各車両は,前記脱駐車情報または発進準備完了情報または発進情報を受信した後,それらの情報による位置に駐車する意志を表示するための駐車意志情報を送出する駐車意志情報送出手段を有し,
前記送信手段は前記駐車意志情報を他車に向けて送信し,
前記受信手段は,他車からの前記駐車意志情報を受信する構成とする。
駐車意志情報送出手段は操作部19とコントローラ11とで構成することができる。
すなわち,ドライバーが上記駐車意思を表明したいときに操作する操作手段(操作ボタンやスイッチ(液晶ディスプレイ16上のボタンやスイッチを含む)を操作部19に設け,その操作手段が操作されたとき,コントローラ11が駐車意志情報を前記送信手段(車車間無線通信機14)へ送出して他車に向けて送信させる構成とすることが可能である。
駐車意志情報は,例えば「駐車位置Paは予約済です」というメッセージで構成することができる。
このように構成すると,例えば車両Aからの脱駐車情報または発進準備完了情報または発進情報を受信した車両Bが,車両Aが駐車していた駐車スペース(Pa)に駐車する旨の意思表示を駐車意志情報(例えば「駐車位置Paは予約済です」というメッセージ)として他車に向けて送信できるので,他車(例えば車両C)のムダな走行を防止することができる。
また望ましくは,前記各車両は,前記発進準備完了情報または発進情報を他車に向けて送信している状態で前記他車からの駐車意志情報を受信したときは,前記発進準備完了情報,発進情報,およびそれに付随する位置情報の送信を停止する送信停止手段を有している構成とする。
送信停止手段は,車車間無線通信機14とコントローラ11とで構成することができる。
すなわち,前記発進準備完了情報または発進情報を他車に向けて送信している状態で,他車からの駐車意志情報を車車間無線通信機14にて受信したときは,コントローラ11は前記発進準備完了情報,発進情報,およびそれに付随する位置情報の送信を停止するように構成することができる。
このように構成すると,例えば車両Bからの駐車意志情報を受信した車両Aは,発進準備完了情報,発進情報,およびそれに付随する位置情報の送信を停止するので,他の車両(例えば車両C)に対する無駄な送信が防止される。
望ましくは,前記各車両は,他車から受信した前記「自車の位置情報」または「駐車位置情報」に基づく位置と,地図データ記憶部15に格納されている駐車場データベースの位置情報とを参照して,前記「自車の位置情報」または「駐車位置情報」に基づく位置(例えばPa)が自車が駐車可能な位置であるかを判断する駐車可否判断手段をさらに備えている構成とする。
このように構成すると,他車から受信した前記「自車の位置情報」または「駐車位置情報」に基づく駐車可能箇所のうち,一般住宅のカーポート(例えば図1におけるPc位置)や月極駐車場(例えば図1におけるPd位置)等の駐車不能箇所を除外することができる。
駐車可否判断手段はコントローラ11によって構成することができる。すなわち,コントローラ11は,他車から受信した前記「自車の位置情報」または「駐車位置情報」に基づく位置(例えばPc)と,地図データ記憶部15に格納されている駐車場データベースの位置情報とを参照して,前記「自車の位置情報」または「駐車位置情報」に基づく位置が自車が駐車可能な位置ではないと判断した場合,その位置(例えば図1におけるPc位置)に関する上述した発進情報等をドライバーに伝えない(液晶ディスプレイ16に表示等しない)構成とすることができる。
望ましくは,前記送信手段は,自車の位置情報を駐車場データベースにおける駐車場位置情報と比較し,自車がいずれかの駐車場にいることが確認されたことを条件に,その後,前記脱駐車情報および前記自車の位置情報を,または,前記発進準備完了情報および前記自車の位置情報,または前記発進情報を,他車に向けて送信する構成とする。
送信手段はコントローラ11,GPS装置12,車車間無線通信機14,および地図データ記憶部15で構成することができる。すなわち,コントローラ11は,GPS装置12にて得られた自車の位置情報を,地図データ記憶部15内の(または前述したようにサーバーから得られた)駐車場データベースにおける駐車場位置情報と比較し,自車がいずれかの駐車場にいることが確認されたことを条件に,その後,上記脱駐車情報等を他車に向けて送信する。
例えば図1を参照して説明すると,車両Aの駐車状況送受信装置10は自車の位置情報を駐車場データベースにおける駐車場位置情報と比較し,自車がいずれかの駐車場(図示の場合,駐車スペース(Pa))にいることが確認されたことを条件に,その後,前記脱駐車情報等を他車B,Cに向けて送信する。
このように構成すると,一般住宅のカーポートPcや月極駐車場Pd等の駐車不能箇所にいる車両からは前記脱駐車情報等が送信されなくなるため,他の車両B,Cに対する無駄な送信が防止される。また,送信側の車両から送出される信号が少なくなるため,受信側の負荷を小さくできる。
なお,本構成の具体的なシーケンスについては,以下に説明する構成とともに図6を参照して後述する。
前記車両が自動二輪車である場合には,前記発進準備完了検出手段は自車車両の電源ON時に前記発進準備完了信号を送出する手段とし,前記送信手段は,前記発進準備完了信号を受信したとき,前記自車の位置情報を前記駐車場データベースにおける駐車場位置情報と比較し,自車がいずれかの駐車場にいることが確認された場合に,自車のエンジンが始動されたタイミングで,前記発進準備完了情報および前記自車の位置情報を他車向けて送信する構成とする。発進準備完了検出手段は電源スイッチで構成でき,送信手段は,コントローラ11,GPS装置12,車車間無線通信機14,および地図データ記憶部15で構成することができる。
通常,自動二輪車は,駐車場から出庫する際には,車両の電源をONにし,エンジンを始動させてから,ヘルメット及びグローブなどの装着を行なうので,4輪車に比べて電源ONから出庫までに時間がかかることがある。上記の構成とすると,電源ONから出庫までの間で,駐車場の空き予定の情報が送信されるので,他の二輪車による空き駐車場の利用がスムーズに効率的に行なわれうようになる。
なお,本構成の具体的なシーケンスについては,以下に説明する構成とともに図6を参照して後述する。
望ましくは,前記送信手段は,自車の電源がONされたときに自車が駐車場にいることが確認された場合,随時自車の位置情報を当該駐車場位置情報と比較し,自車位置が駐車場を脱出した位置になったときに,前記脱駐車情報,および自車の電源がONされたときの自車の位置情報を他車に向けて送信する構成とする。具体的構成は上述したと同様である。
このように構成すると,発進準備完了信号等の有無にかかわらず,自車が駐車位置を脱したことがより直接的に判別されるので,脱駐車情報の確実性を向上させることができる。特に,車両が自動二輪車の場合,電源をONした後,エンジンを始動することなく,車両を押して駐車場を出ることもあるが,そのような場合でも,自車が駐車位置を脱したことを確実に判別することができる。
図6は上述したように構成された脱駐車状態通信システム(主としてコントローラ11)の作動を示すフローチャートである。
このシステムでは,ステップS1で車両の電源がONされると,ステップS2で自車位置を検出する。この自車位置検出はGPS装置12からの情報に基づいてなされる。電源ON時の自車位置は地図データ記憶部15またはコントローラ11が備える記憶部に記憶される。
ステップS2で検出された自車位置と,駐車場データベースとをステップS3で比較し,ステップS4で,自車が駐車場内にいるか否かを判断する。
自車が駐車場内にいると判断した場合,ステップS5にて「駐車場内フラグ」を「1」に設定し,ステップS6で,自車の発信準備が完了したか否かを判断する。この判断は,例えば,エンジンが始動されたか否かで判断することができる。
エンジンが始動されなければ,エンジンが始動されるまで,上記ステップS2〜6を繰り返す。
前記ステップS4で,自車が駐車場内にいないと判断した場合,ステップS7にて「駐車場内フラグ=1」となっているか否かを判断し,「駐車場内フラグ=1」となっている場合にはステップS8で,脱駐車情報を,電源ON時の自車位置情報とともに他車に送信するとともに,「駐車場内フラグ」をリセットし,ステップS15でシーケンスを終了する。「駐車場内フラグ=1」となっていない場合にはステップS15でシーケンスを終了する。
ここで例えば上述したように,車両が自動二輪車の場合には,電源をONにした後,エンジンを始動することなく,車両を押して駐車場を出ることもあるが,そのような場合には,上記ステップS2〜6が繰り返される過程において,ステップS4で駐車場から出たと判断された時点で,上記ステップS7および8により,他車に向けて,脱駐車情報および,電源ON時の自車位置情報が送信されることとなる。すなわち,発進準備完了信号等の有無にかかわらず,自車が駐車位置を脱したことがより直接的に判別されるので,脱駐車情報の確実性が向上する。
前記ステップS6で,自車の発進準備が完了したと判断した場合,ステップS9で発進準備完了情報(電源ON時の自車位置情報を含む。以下同じ)を他車に向けて送信し,ステップS10で自車が実際に発信したか否かを判断する。この判断は,例えば,速度センサで検出された車速が0以外となったか否かで判断することができる。
ステップS10で,自車が発進していないと判断した場合には,発進するまで,上記ステップS2〜10を繰り返す。したがって,自車が発進するまで,ステップS9にて,発進準備完了情報が他車に向けて送信され続ける。
ステップS10で,自車が発進したと判断した場合には,ステップS11で,発進情報(電源ON時の自車位置情報を含む。以下同じ)を他車に向けて送信する。
その後ステップS12にて自車位置を検出し,ステップS13で自車が駐車場を脱したか否かを判断する。この判断は,例えば,ステップ12で検出された自車位置と,地図データ記憶部15等から得られた駐車場の位置情報とを比較して判断することができる。
ステップS13で自車が駐車場を脱したと判断されるまでは,ステップS12,13を繰り返す。
ステップS13で自車が駐車場を脱したと判断した場合には,ステップS14で,脱駐車情報および電源ON時の自車位置情報を他車に送信するとともに,「駐車場内フラグ」をリセットし,ステップS15でシーケンスを終了する。
図7はこの実施の形態のシステムの応用例を示すシステム図,図8は同システムにおける情報センターサーバーの動作例を示すフローチャートである。なお,図7は同システムにおける信号ないし動作の流れを現しており,その信号ないし動作には符号を付してある。この符号は以下の説明において,括弧書きで援用(参照)される。
このシステムは,前記車両の所有者との契約に基づき当該契約車両との通信が可能となる情報センターサーバー20をさらに備えている。
情報センターサーバー20は,所定の駐車場の駐車場管理システム30と通信可能なサーバーである。図7において駐車場(30)は1つだけ描いてあるが,実際には複数存在し,情報センターサーバー20はそれぞれの駐車場管理システム30と通信可能である。
前記各車両(例えばA,B,C,D)のうちの少なくとも前記契約車両(例えばA,B,D)は,前記脱駐車情報または発進準備完了情報または発進情報(以下これらの情報を単に脱駐車場情報ということもある)(1A)を受信した後,それらの情報(1A)による位置(空き駐車場)に駐車する予約を行うための駐車予約依頼信号を送出する駐車予約依頼送出手段を有している。
前記送信手段は前記駐車予約依頼送出手段からの駐車予約依頼信号を受信して駐車予約依頼情報(3)を前記情報センターサーバー20に向けて送信し,前記情報センターサーバー20は,前記駐車予約依頼情報(3)を受信したとき,当該駐車予約依頼情報を送信した車両(B)に関する駐車予約情報(5)を前記駐車場管理システム30に送信する構成とする。
前記駐車予約依頼送出手段は操作部19で構成することができる。
すなわち,ドライバーが上記駐車予約を依頼したいときに操作する操作手段(操作ボタンやスイッチ(液晶ディスプレイ16上のボタンやスイッチを含む)を操作部19に設け,その操作手段が操作されたとき,コントローラ11へ駐車予約依頼信号が送出される構成とすることができる。
前記送信手段は,コントローラ11および車車間無線通信機14で構成することができる。この場合,車車間無線通信機14は情報センターサーバー20および,駐車場管理システム30との通信手段を構成する。
コントローラ11は駐車予約依頼信号を受信したとき,駐車予約依頼情報を車車間無線通信機14へ送出して情報センターサーバー20に向けて送信させる構成とすることが可能である。
以上のように構成すると,駐車を望む契約車両(例えばB)は他の契約車両(例えばA)からの脱駐車情報または発進準備完了情報または発進情報(1A)に基づいて,より速やかに,駐車予約を行うことが可能になる。
情報センターサーバー20は,駐車予約依頼情報(3)を受信したとき,当該駐車予約依頼情報を送信した車両(例えばB)と前記駐車場管理システム30とに対して両者に共通の駐車予約ID(4)(5)を送信する。すなわち,前述した「車両に関する駐車予約情報」は駐車予約ID(5)で構成することができる。
駐車場管理システム30は,公知の駐車場管理システムで構成できるが,必要に応じ,前記共通の駐車予約IDを有する車両(例えばB)に対してのみ(あるいは同車両を優先的に),当該駐車場への入場ないし駐車予約位置への駐車を許可するシステムである点で公知のシステムとは異なる。
このように構成すると,上記予約車(例えばB)以外の車両(例えばC,D)の当該駐車場への入場を確実に防止することができる。
情報センターサーバー20は,駐車予約依頼情報(3)を受信して当該予約が完了した後,当該予約に係る駐車場の空き情報を駐車予約済み情報に更新し,契約車両(例えばA,B,D)に予約済み情報(7)を送信する構成とする。
このように構成すると,駐車場管理システム30からの情報を待つことなく前記契約車両(例えばB)からの駐車予約依頼情報(3)に基づいて駐車場の空き情報を更新することができるので,契約車両(例えばD)の無駄な走行をより確実に防止することができる。
以下,上記システムにおける全体的な信号(情報)の流れ,および情報センターサーバー20の作動についてについて,図7および図8を参照し,車両Aが駐車場を出て,その場所(駐車場)を車両Bが予約する場合を例にとって説明する。
車両Aが駐車場を出ると,車両Aから脱駐車情報(1A)が他の車両B,C,Dに対して送信される。なお,車両Aが駐車場を出たことによる空き情報(1B)は,駐車場管理システム30から情報センターサーバー20へ送信される。
車両Aからの脱駐車情報(1A)を受信した車両のうち予約を望む車両Bから,駐車予約依頼情報(3)が情報センターサーバー20へ送信される。車両Aからの脱駐車情報(1A)は,従来のシステムにおける情報センターサーバー20からの空き情報(2B)に比べて明らかに早いタイミングで他の車両B,C,Dに達するから,予約を望む車両Bは,従来に比べて速やかに予約依頼を行うことができる。なお,車両Bは前述したように駐車意志情報(3B)を他の車両に向けて送信することができる。
車両Bからの駐車予約依頼情報(3)を受信した情報センターサーバー20は,図8に示すステップS1で,車両Bが正規の契約車であるか否かを判断する(認証処理を行う)。
車両Bが正規の契約車でないならば,ステップS9で処理を終了する。
車両Bが正規の契約車であれば,ステップS2で,駐車予約IDを車両Bに対し通知するとともに(図7(4)),ステップS3で,共通の駐車予約IDを駐車場管理システム30に対し通知し(図7(5)),ステップS4で駐車場管理システム30からの予約返答を待つ。
駐車場管理システム30は,車両Aが出た位置に車両Bの駐車が可能である場合には予約OK信号を,何らかの理由(例えばすでに待ち車両がいる等)で車両Bの駐車が不可能である場合には予約NG信号を,情報センターサーバー20へ送信する(図7(6))。
ステップS4で駐車場管理システム30からの予約返答を受けた情報センターサーバー20は,ステップS5で予約OKか否かを判断し,予約OKである場合には,ステップS6で,予約済通知を車両Bへ送信し,予約NGである場合には,ステップS7で,予約失敗通知を車両Bへ送信する(図7(7))。
その後,情報センターサーバー20は,ステップS8で,駐車場空き/予約済情報を更新し,ステップS9で処理を終了する。
情報センターサーバー20からの予約済通知を受けた車両Bが,駐車予約IDをもって駐車受付を駐車場入口で申請すると(図7(8)),駐車場管理システム30からの入場許可が得られる(9A)。なお,駐車予約IDをもたない車両または非契約車両の入場は,余分な空きがない限り許可されない。
以上,本発明の実施の形態について説明したが,本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく,本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
A,B,C,D 車両
10 駐車状況送受信装置
11 コントローラ
12 GPS装置
13 車両状態センサ
14 車車間無線通信機
15 地図データ記憶部
20 情報センターサーバー
30 駐車場管理システム

Claims (13)

  1. 複数の車両間において相互の駐車状況を送受信するシステムであって,
    各車両が,
    自車の発進準備が完了したことを検出して発進準備完了信号を送出する発進準備完了検出手段と,
    自車の発進を検出して発進信号を送出する発進検出手段と,
    前記発進準備完了検出手段からの発進準備完了信号を受信して発進準備完了情報を発進準備完了信号受信時の自車の位置情報である駐車位置情報とともに他車に向けて送信し,前記発進検出手段からの発進信号を受信して発進情報とともに,前記駐車位置情報と現在の自車の位置情報とを他車に向けて送信する送信手段と,
    他車の送信手段から送信された前記発進準備完了情報を前記駐車位置情報とともに受信し,かつ前記発進情報とともに,前記駐車位置情報と前記現在の自車の位置情報とを受信する受信手段と,
    を備えていることを特徴とする複数車両相互間における脱駐車状態通信システム。
  2. 前記発進準備完了検出手段は,自車の変速機のシフト位置の変更,パーキングブレーキの作動解除,エンジンの始動,運転者の着座,シートベルトの装着,のうちのいずれか一つまたは任意の組み合わせを検出したとき,前記発進準備完了信号を送出することを特徴とする請求項記載の複数車両相互間における脱駐車状態通信システム。
  3. 前記送信手段は,前記発進準備完了検出手段からの発進準備完了信号を受信した後,前記発進検出手段からの発進信号を受信するまで,前記発進準備完了情報を前記駐車位置情報とともに他車に向けて送信し続け,前記発進検出手段からの発進信号を受信したときは,前記発進準備完了情報の送信を停止して,発進情報を所定時間または自車が所定距離走行するまで他車に向けて送信し続けることを特徴とする請求項1または2記載の複数車両相互間における脱駐車状態通信システム。
  4. 前記各車両は,
    他車から受信した前記駐車位置情報に基づく位置と,現在の自車の位置とを随時比較して,両位置が一致または所定範囲内となったときに駐車位置に到達したと判別して駐車済情報を送出する駐車位置到達判別手段をさらに有しており,
    前記送信手段は前記駐車済情報を他車に向けて送信し,
    前記受信手段は,他車からの前記駐車済情報を受信することを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一項に記載の複数車両相互間における脱駐車状態通信システム。
  5. 前記各車両は,前記発進準備完了情報または発進情報を受信した後,それらの情報による位置に駐車する意志を表示するための駐車意志情報を送出する駐車意志情報送出手段を有し,
    前記送信手段は前記駐車意志情報を他車に向けて送信し,
    前記受信手段は,他車からの前記駐車意志情報を受信することを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一項に記載の複数車両相互間における脱駐車状態通信システム。
  6. 前記各車両は,前記発進準備完了情報または発進情報を他車に向けて送信している状態で前記他車からの駐車意志情報を受信したときは,前記発進準備完了情報,発進情報,およびそれに付随する位置情報の送信を停止する送信停止手段を有していることを特徴とする請求項記載の複数車両相互間における脱駐車状態通信システム。
  7. 前記各車両は,他車から受信した前記「駐車位置情報」に基づく位置と,駐車場データベースの位置情報とを参照して,前記「駐車位置情報」に基づく位置が自車が駐車可能な位置であるかを判断する駐車可否判断手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一項に記載の複数車両相互間における脱駐車状態通信システム。
  8. 前記送信手段は,前記駐車位置情報を駐車場データベースにおける駐車場位置情報と比較し,自車がいずれかの駐車場にいることが確認されたことを条件に,その後,前記発進準備完了情報および前記駐車位置情報を,または前記発進情報を,他車に向けて送信することを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一項に記載の複数車両相互間における脱駐車状態通信システム。
  9. 前記車両は自動二輪車であり,前記発進準備完了検出手段は自車車両の電源ON時に前記発進準備完了信号を送出する手段であり,前記送信手段は,前記発進準備完了信号を受信したとき,前記駐車位置情報を前記駐車場データベースにおける駐車場位置情報と比較し,自車がいずれかの駐車場にいることが確認された場合に,自車のエンジンが始動されたタイミングで,前記発進準備完了情報および前記駐車位置情報を他車向けて送信することを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一項に記載の複数車両相互間における脱駐車状態通信システム。
  10. 前記送信手段は,自車の電源がONされたときに自車が駐車場にいることが確認された場合,随時自車の位置情報を当該駐車場位置情報と比較し,自車位置が駐車場を脱出した位置になったときに,自車が駐車状態から脱したことを示す脱駐車情報,および自車の電源がONされたときの自車の位置情報を他車に向けて送信することを特徴とする請求項または記載の複数車両相互間における脱駐車状態通信システム。
  11. 前記車両の所有者との契約に基づき当該契約車両との通信が可能となる情報センターサーバーをさらに備え,
    当該情報センターサーバーは,所定の駐車場の駐車場管理システムと通信可能なサーバーであり,
    前記各車両のうちの少なくとも前記契約車両は,前記発進準備完了情報または発進情報を受信した後,それらの情報による位置に駐車する予約を行うための駐車予約依頼信号を送出する駐車予約依頼送出手段を有し,
    前記送信手段は前記駐車予約依頼送出手段からの駐車予約依頼信号を受信して駐車予約依頼情報を前記情報センターサーバーに向けて送信し,
    前記情報センターサーバーは,前記駐車予約依頼情報を受信したとき,当該駐車予約依頼情報を送信した車両に関する駐車予約情報を前記駐車場管理システムに送信することを特徴とする請求項1〜10のうちいずれか一項に記載の複数車両相互間における脱駐車状態通信システム。
  12. 前記情報センターサーバーは,前記駐車予約依頼情報を受信したとき,当該駐車予約依頼情報を送信した車両と前記駐車場管理システムとに対して両者に共通の駐車予約IDを送信するサーバーであり,
    前記駐車場管理システムは,前記共通の駐車予約IDのを有する車両に対してのみ,当該駐車場への入場ないし駐車予約位置への駐車を許可するシステムであることを特徴とする請求項11記載の複数車両相互間における脱駐車状態通信システム。
  13. 前記情報センターサーバーは,前記駐車予約依頼情報を受信して当該予約が完了した後,当該予約に係る駐車場の空き情報を駐車予約済み情報に更新し,前記契約車両に予約済み情報を送信することを特徴とする請求項11または12記載の複数車両相互間における脱駐車状態通信システム。
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