JP5551410B2 - 自走機能付車両の乗り捨て駐車装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自走機能付車両を乗り捨てるだけで自動的に機械式駐車装置に駐車できるようにした自走機能付車両の乗り捨て駐車装置に関する。
近年、化石燃料の枯渇の問題、地球温暖化問題に基づくCO排出量の削減要求等から、ハイブリッド車が普及されるようになり、更に、低公害が図れるとして電気自動車の開発が進められている。
一方、自動車の普及に伴い、特に都市部では駐車場の敷地の確保が困難なことから、商業用の地上或いは地下式の機械式駐車装置の建設、及び大規模集合住宅(マンション)等に付帯した機械式駐車装置の建設が進められている。
しかし、機械式駐車装置においては、車両を狭い停車スペースに乗り入れて決められた位置に正確に停車する必要があることから、特に初心者や高齢者などの運転に不慣れな或いは自信が持てない運転者にとっては乗り入れ操作が難しく緊張を強いられるといった問題を有することが従来から指摘されていた。又、駐車のために運転者が機械式駐車装置の停車スペース内に入り込むことになるために安全上の問題も指摘されている。
こうした問題に対処するために、駐車場の入口から駐車区までの間に磁界誘導ガイドを埋設しておき、又、AHS(走行支援道路システム)に対応したAHS対応車に磁界センサを備えておき、該磁界センサにより磁界誘導ガイドを検出してAHS対応車を磁界誘導ガイドに沿い自動走行させることで駐車区に駐車するようにした自動駐車方法が特許文献1にある。
特開2001−005523号公報
しかし、前記した特許文献1に示すものは、駐車場の入口と各駐車区との間に磁界誘導ガイドを張り巡らす必要があると共に、磁界誘導ガイドの磁界を検出するための磁界センサを各AHS対応車に搭載する必要があり、更に、AHS対応車が駐車区の所定位置に到達したことを検知して停止させるためのレーザーレーダを各AHS対応車に搭載する必要がある。このように、駐車のためだけに上記磁界センサやレーザーレーダを各AHS対応車に搭載することは、車両コストの増加を招き、実用的でないという問題がある。
又、自走機能を用いて車両を自動的に所定の位置へ移動する場合、車両の停車位置と移動目標位置及び壁等の周囲の環境によっては切り返し動作等の方向転換を必要とすることがあり、この場合には非常に複雑な移動となるために、自走のために必要でない情報を算出するのに高度な演算を用いたり、移動に長い時間を要してしまうという問題がある。
本発明は、斯かる実情に鑑みてなしたもので、運転者が自走機能付車両を乗り捨てるだけで車両を自動的に機械式駐車装置に駐車できるようにした自走機能付車両の乗り捨て駐車装置を提供しようとするものである。
本発明は、自走機能付車両は、車両側通信装置と運転制御器とを有する車両側制御装置を備えており、
駐車装置は機械式駐車装置であり、前記駐車装置の停車スペースの前側には乗り捨てスペースである姿勢制御装置としてのターンテーブルが備えられ、前記姿勢制御装置の近傍には姿勢制御装置上に進入して停車する車両の前後と位置と向きと大きさを検出するための車両計測装置が備えられていると共に、受入側制御装置が備えてあり、
前記受入側制御装置は、前記車両側通信装置と無線通信する外部通信装置と、
前記車両計測装置による車両の検出結果に基づき車両の前後と位置と向きと大きさを演算し、姿勢制御装置に転向指令を与えて車両の前後の向きを停車スペースの方向に向ける転向を行うと共に、前後の向きが調整された姿勢制御装置上の車両を駐車装置の停車スペースに移動させるための軌道を演算し、演算した軌道に沿って姿勢制御装置上の車両を前記停車スペースに入庫させる入庫指令を外部通信装置を介して車両側制御装置の運転制御器に与える演算制御器とを有し、
外部から姿勢制御装置上に進入して停車する車両は車両計測装置により検出され、且つ受入側制御装置の演算制御器により車両の前後と位置と向きと大きさが演算され、演算制御器は無線通信により車両側制御装置の運転制御器から車両の駐車の承認を得ると共に車両を自動走行可能な状態に保持する指令を車両側制御装置に発し、更に、前記演算制御器により演算した車両の前後と向きに基づいて姿勢制御装置に転向指令を与えて車両の前後の向きを停車スペースの方向に向け、
更に、受入側制御装置から車両側制御装置に入庫指令を与え、演算制御器で演算した軌道に沿うように運転制御器により車両を自動走行させて姿勢制御装置上の車両を停車スペースに入庫することを特徴とする自走機能付車両の乗り捨て駐車装置、に係るものである。
上記自走機能付車両の乗り捨て駐車装置において、車両計測装置は3次元レーザレーダであり、受入側制御装置の演算制御器は、3次元レーザレーダの検出データを極座標から直交座標に変換し、更に直交座標を絶対座標に変換し、絶対座標から背景を分離して車両データを得ると共に車両データからノイズ成分を消去して、車両の前後、位置、向き、大きさを検出することができる。
又、上記自走機能付車両の乗り捨て駐車装置において、受入側制御装置の演算制御器は、ラプラスポテンシャル法を用いて、ポテンシャルが高い姿勢制御装置上の車両のスタート点からポテンシャルが低い停車スペースのゴール点までボールが転がり落ちる最短軌道を生成することができる。
又、上記自走機能付車両の乗り捨て駐車装置において、受入側制御装置は、姿勢制御装置上に進入して停車した車両に、パーキングブレーキを解除したままとするように指示するアナウンス機能を有することができる。
又、上記自走機能付車両の乗り捨て駐車装置において、自走機能付車両が電気駐車スイッチで作動する電気式パーキングブレーキを有し、受入側制御装置の演算制御器は外部通信装置と車両側通信装置の通信を介し運転制御器により前記電気駐車スイッチをON・OFFして、電気式パーキングブレーキの作動・解除を行うことができる。
又、上記自走機能付車両の乗り捨て駐車装置において、姿勢制御装置上の車両を停車スペースに対して後ろ向きに調整した後、車両を後ろ向きで停車スペースに入庫させることができる。
又、上記自走機能付車両の乗り捨て駐車装置において、姿勢制御装置上の車両を停車スペースに対して前向きに調整した後、車両を前向きで停車スペースに入庫させることができる。
又、上記自走機能付車両の乗り捨て駐車装置において、停車スペースの車両は、受入側制御装置の出庫指令により直線走行して姿勢制御装置上に出庫させることができる。
本発明の自走機能付車両の乗り捨て駐車装置によれば、外部から姿勢制御装置上に進入して停車する車両は車両計測装置により検出され、且つ演算制御器により車両の前後と位置と向きと大きさが演算され、受入側制御装置は無線通信により車両側制御装置から車両の駐車の承認を得ると共に車両を自動走行可能な状態に保持する指令を車両側制御装置に発し、更に、前記演算制御器により演算した車両の前後と位置と向きと大きさに基づいて姿勢制御装置に転向指令を与えて車両の前後の向きを停車スペースの方向に向け、更に、受入側制御装置から車両側制御装置に入庫指令を与え、演算制御器で演算した軌道に沿うように運転制御器により車両を自動走行させて姿勢制御装置上の車両を停車スペースに入庫させるようにしたので、車両を運転してきた運転者は、姿勢制御装置上に乗込んで停車することでそのまま車両から離れて乗り捨てることができ、よって、駐車に関わる煩わしさを大幅に軽減できるという優れた効果を奏し得る。
本発明の一実施例の概略を示す平面図である。 本発明の駐車装置における制御装置の一例を示すブロック図である。 3次元レーザレーダによって物体を検出する基本概念を示す説明図である。 レーザレーダ座標系(直交座標)を絶対座標に座標変換した結果を示す画像例図である。 図4のデータから背景データを分離した結果を示す画像例図である。 図5のデータに対して長方形フィッティング処理を施した結果を示す画像例図である。 受入側制御装置によりデータ処理を行って軌道を作成するフローチャートである。 ラプラスポテンシャル法により経路情報を得る概念を示す説明図である。 経路情報から所定時間経過後の位置と姿勢を変化させる状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の自走機能付車両の乗り捨て駐車装置の一実施例の概略を示す平面図であり、100は機械式駐車装置、101は機械式駐車装置100内における車両乗り入れ面の高さに備えられた停車スペースであり、機械式駐車装置100には、停車スペース101に乗り入れて停車した車両を機械式駐車装置100内に備えた複数の駐車空間の任意の場所に運搬して駐車し、又、任意の場所の駐車空間の車両を運搬して前記停車スペース101に出庫するための図示しない搬送装置が備えられている。
上記機械式駐車装置100に備えられる停車スペース101の前側外部には、乗り捨てスペースとなる姿勢制御装置102が設けられており、更に、姿勢制御装置102が設けられた位置には、停車スペース101に対する車両の入出庫方向と直角をなす方向に延びた入庫案内路103と出庫案内路104が設けられている。前記姿勢制御装置102は、従来から駐車装置等に用いられているターンテーブルを設けた場合を示している。
姿勢制御装置102の外部近傍には、該姿勢制御装置102を挟むように配置して前記姿勢制御装置102を含む矩形の計測エリア2内の車両1の計測を行うための車両計測装置3を設けている。車両計測装置3は、3次元レーザレーダからなっており、高速走査によって計測エリア2の計測を行い、車両計測装置3で検出した検出データは受入側制御装置4に入力している。
前記車両1は、電気自動車等からなる自走機能付車両の場合を示しており、この車両1には、図2に示すように、GPS(全地球即位システム)、ETC(自動料金収受システム)のように外部との無線通信が可能な車両側通信装置5と、車両1を自動走行させる運転制御器6とからなる車両側制御装置7が設けられている。運転制御器6には、図示しない電気起動スイッチと、制御回路スイッチと、車両側制御装置7との間で予め取り交わした認証コード等により、車両1を自動走行させて駐車することに認証を与える認証付与機能が備えられている。ここで、上記車両1は、一般の車両のような手動式のパーキングブレーキを備えていてもよいが、電気駐車スイッチで作動する電気式パーキングブレーキを備えていることが好ましい。
駐車装置100側に備えられる前記受入側制御装置4は、図1、図2に示すように、前記車両計測装置3からの検出データを入力して、入庫案内路103からの車両1の進入方向に基づいて車両1の前後を検出すると共に、車両1の位置、向き(停車スペース101への入出庫方向に対する車軸線の傾き角度)、大きさを演算するようにした演算制御器8と、前記車両側通信装置5と無線通信を行って、前記車両1の運転制御器6から駐車の認証を得、更に、運転制御器6に指令を与える外部通信装置9を備えている。
前記演算制御器8は、車両計測装置3による検出データから演算して求めた車両の前後、位置、向きに、大きさ基づいて姿勢制御装置102の駆動装置10に転向指令を与えて車両1の前後の向き(軸線)を停車スペース101の方向(入出庫方向方向)に向ける調整を行うようになっている。更に、前記演算制御器8は、前後の向きが調整された姿勢制御装置102上の車両1を、駐車装置100の停車スペース101に移動させるための軌道を演算し、演算した軌道に沿った入庫指令を通信装置9,5により運転制御器6に与えて、姿勢制御装置102上の車両1を前記軌道に沿い自動走行させて停車スペース101に入庫するようにしている。
前記3次元レーザレーダによる車両計測装置3は、図3に示すように、座標原点から3次元方向にレーザを照射して物体の検出を行っており、受入側制御装置4の演算制御器8は前記車両計測装置3からの検出データを極座標から直交座標に変換し、更に直交座標を絶対座標に変換する手段を有している。
先ず、レーザレーダ生データ(球面座標)であるlengh(計測距離)、scan(横方向角度)、swing(縦方向角度)から変換を行って、レーザレーダ座標系(直交座標=単位メートル[m])であるXs,Ys,Zsを求める。
ここで、
Xs=変換レート×lengh×sin(scan)
Ys=変換レート×lengh×cos(scan)×sin(swing)
Xs=変換レート×lengh×cos(scan)×cos(swing)
であり、変換レートはメートル[m]単位へ変換するための変換率である。
レーザレーダ座標系(直交座標)を絶対座標に座標変換するために、下記変換式1による変換を行う。
Figure 0005551410


ここで、tはレーザレーダ座標系(直交座標)を絶対座標に変換する4×4同時変換行列である。
同時変換行列を求めるには、下記式2の計算を行う。
Figure 0005551410


ここで、イは計測範囲内に配置した3点のマーカーを予め計測しておいた絶対座標である。ロは計測範囲内に配置した3点のマーカーをレーザレーダで計測したレーザレーダ座標である。
上記2式より下記式3を計算する。
Figure 0005551410

そして、下記式4によりベクトルa,b,cを求める。
Figure 0005551410

上記3次元レーザレーダによる車両計測装置3により姿勢制御装置102上の車両1を検出し、レーザレーダ座標系(直交座標)を絶対座標に座標変換した結果の一例を図4に示す。尚、図4では1台の車両計測装置3で検出した場合を示しているが、図1に示したように姿勢制御装置102を挟む対角に設けた車両計測装置3によって検出することにより、更に正確な車両1の座標を得ることができる。
更に、3次元レーザレーダによる計測データ内には床面や周辺環境等の背景データが含まれているため、前記受入側制御装置4の演算制御器8は、絶対座標系に変換した図4のデータから、背景データを分離(消去)する手段を有している。背景データを分離するには、図1の姿勢制御装置102に停止する車両1を補足できるX軸、Y軸、Z軸上の距離範囲以外のデータを除去する処理を行っており、図4のデータから背景データを分離した結果の一例を図5に示す。
更に、前記受入側制御装置4の演算制御器8は、背景データを分離した図5のデータから、車両1の位置、向き、大きさを求める手段を有している。車両1の位置、向き、大きさを求めるには、図5のデータに対して長方形フィッティング処理(2次元画像処理において、領域を内包する最小の長方形を算出する方法)を施すことにより、図6に示すデータが求められる。図6のように算出された長方形の各頂点座標により、車両1の存在位置、大きさが検出され、又、長方形の各頂点座標及び長方形内に存在するデータの高さにより車両1の高さが検出される。これにより、車両1の位置、姿勢、大きさを示す車両データが求められる。尚、図4〜図6では1つの3次元レーザレーダによる車両計測装置3によって検出した場合について示したが、図1に示したように対角線に備えた車両計測装置3で検出することにより更に確実な車両データを得ることができる。又、3次元レーザレーダによる車両計測装置3に代えて、カメラによって撮影した画像を画像処理することにより、車両の位置、向き、大きさを示す車両データを求めることもできる。
上記3次元レーザレーダによる車両計測装置3は、常時計測エリア2の検出を行っているので、駐車のために姿勢制御装置102上に車両1が進入してくると、車両計測装置3は車両1の進入を検出し、これにより受入側制御装置4の演算制御器8は、車両1の進入方向から車両1の前後を測定するようになっている。
前記演算制御器8は、演算した車両1の前後、向きに基づいて、姿勢制御装置102の駆動装置10に転向指令を与え、車両1の前後の向き(軸線)が停車スペース101の方向(入出庫方向)になるように姿勢制御装置102を転向させるようになっている。
更に、受入側制御装置4の演算制御器8は、図7に示すデータ処理を行うことにより、車両計測装置3上の車両1を停車スペース101に移動させるための軌道を演算して出力するようになっている。
図7に示すように、受入側制御装置4の演算制御器8に車両のスタート点/ゴール点の位置(X,Y)と向き(θ)の情報を入力すると、既知のデータファイルを読み込んで駐車装置100の外壁、その他の障害物の配位情報を生成し、車両1が障害物に接触しないように誘導するための軌道を作成するようになっている。
このため、演算制御器8は、例えば姿勢制御装置102上の車両1が向きを種々変化させて停車スペース101に移動する場合に障害物に接触することなく移動できる移動可能領域(コンフィギュレーション空間)を特定する手段を備えている。コンフィギュレーション空間に関しては、「未知空間内におけるロボットの作動計画法の最適化」[富山工業工専、佐藤研究室WEBページ](平成9年7月26日)(参考資料1)の第5項に示されている。
更に、演算制御器8には、ラプラスポテンシャル法を用いて、前記移動可能領域に対して経路情報を生成する手段を備えている。即ち、図8に示す障害物に接触する領域のポテンシャルは非常に高い値となっており、一方、車両1が走行する前記移動可能領域は障害物に接触する領域のポテンシャルよりも低くなっており、この移動可能領域の低いポテンシャルの中において、車両1の姿勢制御装置102上のスタート点Sのポテンシャルは少し高くなっており、この姿勢制御装置102から停車スペース101に向かってポテンシャルは徐々に低くなっており、ゴール点Gではポテンシャルが一番低くなっている。
従って、スタート点Sからゴール点Gに向かう滑らかなポテンシャル歯による曲面に沿ってボールが転がり落ちる最急降下法による経路情報を生成するようにしている。ラプラスポテンシャル法及び最急降下法に関しては、前記参考資料の第4項に示されている。
更に、前記経路情報から図9に示すように一定間隔毎に代表点を抽出し、代表点を通過する滑らかな補間曲線となるよう数式化(スプライン補間)され、更に、所定時間経過ごとの位置と向きとが演算されて、スタート点Sから最短距離でゴール点Gに到達できる軌道を演算するようにしている。スプライン補間に関しては、「Cによるスプライン関数」東京電気大学出版局[桜井明監修/菅野敬祐著](参考資料2)の第4項に示されている。
次に、上記実施例の作用を説明する。
図1の駐車装置100に自走機能付車両を駐車するには、車両1を運転してきた運転者は、入庫案内路103から乗り捨てスペースである姿勢制御装置102上に乗り上げて停車する。
このとき、姿勢制御装置102上に進入して停車する車両1は、図1、図2に示す車両計測装置3により検出され、受入側制御装置4の演算制御器8よって、車両計測装置3からの検出データに基づき図3、図4に示した手段によって車両1の前後と位置と向きと大きさを演算する。
更に、車両計測装置3により車両の進入が検出されると、演算制御器8は、通信装置9,5を介して車両側制御装置7の運転制御器6から駐車の認証を受け、認証を受けた演算制御器8は、運転者が車両1の電気起動スイッチをOFFにしても制御回路スイッチはONのままに保持するように運転制御器6を指令する。又、電気駐車スイッチで作動する電気式パーキングブレーキを備えている場合には、運転者が電気駐車スイッチをON(作動)にしても、演算制御器8からの指令によって電気式パーキングブレーキをOFF(解除)の状態にすることができる。しかし、手動式のパーキングブレーキを備えた車両の場合には、受入側制御装置4に備えたアナウンス機能よって、姿勢制御装置102上に進入して停車する車両1に、「パーキングブレーキは解除したままにして下さい」のような指示を与えるようにする。
前記演算制御器8では、演算した車両1の前後と向きから、車両1の向き(車軸線)を停車スペース101の入出庫方向に一致させるのに必要な転向角度を更に演算し、演算制御器8は、姿勢制御装置102の駆動装置10に転向指令を与えて車両1の前後の向きを停車スペース101に対する方向に向ける。このとき、図1、図9の例では、車両1が停車スペース101に対して後ろ向きになるように調整している。
続いて、演算制御器8は、姿勢制御装置102上の車両1の位置、向き、大きさに基づいて、図7、図8に示した手段によりスタート点Sの車両1を停車スペース101のゴール点Gに移動させる軌道を演算する。そして、演算制御器8は、通信装置9,5を介して運転制御器6に軌道による入庫指令を与え、姿勢制御装置102上のスタート点Sから前記軌道に沿い車両1を自動走行させて停車スペース101のゴール点Gに停車することにより入庫させる。
上記説明では、姿勢制御装置102上の車両1を後ろ向きで停車スペース101に入庫させる場合について説明したが、姿勢制御装置102上の車両1を前向きで停車スペース101に入庫させるようにしてもよい。
一方、駐車装置100から出庫のために停車スペース101に搬送された車両1は、受入側制御装置4からの出庫指令により直線走行することで姿勢制御装置102上に出庫され、更に、姿勢制御装置102の転向により車両1の前部の向きが出庫案内路104に向けられて出庫される。
尚、本発明の駐車装置は、自走機能付車両との間で認証を行って確実に駐車することができるので、認証機能を持たない一般の車両のように運転者が運転して停車スペース101内に乗り入れる方式の車両が混在している駐車装置にも適用することができる。
上記したように、駐車装置100に自走機能付車両を駐車する運転者は、姿勢制御装置102上に乗り上げて車両1を停車することでそのまま車両1から離れて乗り捨てることができる。従って、駐車に関わる煩わしさが大幅に軽減され、よって、初心者や高齢者などの運転に不慣れな或いは自信が持てない運転者でも容易に駐車ができるようになり、このように、駐車が容易になることによって、自走機能付車両の普及が促進される効果も期待できる。
尚、本発明の自走機能付車両の乗り捨て駐車装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、姿勢制御装置はターンテーブル以外にコンベヤ等を用いて車両の向きを転向させるものでもよいこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 車両(自走機能付車両)
3 車両計測装置
4 受入側制御装置
5 車両側通信装置
6 運転制御器
7 車両側制御装置
8 演算制御器
9 外部通信装置
100 駐車装置(機械式駐車装置)
101 停車スペース
102 姿勢制御装置
S スタート点
G ゴール点

Claims (8)

  1. 自走機能付車両は、車両側通信装置と運転制御器とを有する車両側制御装置を備えており、
    駐車装置は機械式駐車装置であり、前記駐車装置の停車スペースの前側には乗り捨てスペースである姿勢制御装置としてのターンテーブルが備えられ、前記姿勢制御装置の近傍には姿勢制御装置上に進入して停車する車両の前後と位置と向きと大きさを検出するための車両計測装置が備えられていると共に、受入側制御装置が備えてあり、
    前記受入側制御装置は、前記車両側通信装置と無線通信する外部通信装置と、
    前記車両計測装置による車両の検出結果に基づき車両の前後と位置と向きと大きさを演算し、姿勢制御装置に転向指令を与えて車両の前後の向きを停車スペースの方向に向ける転向を行うと共に、前後の向きが調整された姿勢制御装置上の車両を駐車装置の停車スペースに移動させるための軌道を演算し、演算した軌道に沿って姿勢制御装置上の車両を前記停車スペースに入庫させる入庫指令を外部通信装置を介して車両側制御装置の運転制御器に与える演算制御器とを有し、
    外部から姿勢制御装置上に進入して停車する車両は車両計測装置により検出され、且つ受入側制御装置の演算制御器により車両の前後と位置と向きと大きさが演算され、演算制御器は無線通信により車両側制御装置の運転制御器から車両の駐車の承認を得ると共に車両を自動走行可能な状態に保持する指令を車両側制御装置に発し、更に、前記演算制御器により演算した車両の前後と向きに基づいて姿勢制御装置に転向指令を与えて車両の前後の向きを停車スペースの方向に向け、
    更に、受入側制御装置から車両側制御装置に入庫指令を与え、演算制御器で演算した軌道に沿うように運転制御器により車両を自動走行させて姿勢制御装置上の車両を停車スペースに入庫することを特徴とする自走機能付車両の乗り捨て駐車装置。
  2. 車両計測装置は3次元レーザレーダであり、受入側制御装置の演算制御器は、3次元レーザレーダの検出データを極座標から直交座標に変換し、更に直交座標を絶対座標に変換し、絶対座標から背景を分離して車両データを得ると共に車両データからノイズ成分を消去して、車両の前後、位置、向き、大きさを検出することを特徴とする請求項1に記載の自走機能付車両の乗り捨て駐車装置。
  3. 受入側制御装置の演算制御器は、ラプラスポテンシャル法を用いて、ポテンシャルが高い姿勢制御装置上の車両のスタート点からポテンシャルが低い停車スペースのゴール点までボールが転がり落ちる最短軌道を生成するようにしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自走機能付車両の乗り捨て駐車装置。
  4. 受入側制御装置は、姿勢制御装置上に進入して停車した車両に、パーキングブレーキを解除したままとするように指示するアナウンス機能を有することを特徴とする請求項1に記載の自走機能付車両の乗り捨て駐車装置。
  5. 自走機能付車両が電気駐車スイッチで作動する電気式パーキングブレーキを有し、受入側制御装置の演算制御器は外部通信装置と車両側通信装置の通信を介し運転制御器により前記電気駐車スイッチをON・OFFして、電気式パーキングブレーキの作動・解除を行えるようにしていることを特徴とする請求項1に記載の自走機能付車両の乗り捨て駐車装置。
  6. 姿勢制御装置上の車両を停車スペースに対して後ろ向きに調整した後、車両を後ろ向きで停車スペースに入庫させるようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の自走機能付車両の乗り捨て駐車装置。
  7. 姿勢制御装置上の車両を停車スペースに対して前向きに調整した後、車両を前向きで停車スペースに入庫させるようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の自走機能付車両の乗り捨て駐車装置。
  8. 停車スペースの車両は、受入側制御装置の出庫指令により直線走行して姿勢制御装置上に出庫されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の自走機能付車両の乗り捨て駐車装置。
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