JP5550676B2 - 電力充電装置、携帯端末、および電力線通信方法 - Google Patents

電力充電装置、携帯端末、および電力線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、商用電源に接続される電力変換装置を介して電力線通信網との通信を確立する電力変換装置、携帯端末、および電力線通信方法に関する。
近年、電力の供給に利用される電力線を、さらに通信回路として利用する電力線通信(PLC:Power Line Communication)が実用化されている。かかる電力線通信は、家庭やオフィス内に既に配設されている商用電源やその後段の配電線をそのまま通信経路として利用できる技術であり、別途の新たな通信経路を構築せずとも容易にインターネット等の通信網に接続することが可能となる。
一方、携帯電話やPHS(Personal Handy phone System)に代表される携帯端末は、元来の目的である他の端末との電話機能に留まらず、電子メールの送受信や通信網からのデータ入手といった情報端末としての役を担うようになってきた。
このような情報の入出力には、携帯端末に設けられた無線通信機能を利用することができるが、かかる無線通信は、電波強度等の通信環境に応じて高速なデータ転送が困難になったり、無線通信自体が不可能な状態になったりすることもある。そこで、ユーザは、確実かつ安価なデータ通信を望む場合、有線による通信を選択することもできる。
しかし、単なる有線通信においては、通信媒体との電気的な接触が必要となるため、通信可能な接続点が、例えば通信モデムの設置された場所等に限定され、そこへの移動等が非常に不便であった。そこで、冒頭に示した電力線通信を用いると、ユーザは、家屋の各部屋に複数設けられている商用電源のいずれも、通信網との接続点として利用することができ、無線通信の如く屋内のあらゆる場所で容易に通信することが可能となる。
また、上述した携帯端末に電力線通信を実行可能な機能を追加し、携帯端末が電力線通信網を介してデータ通信可能な技術も知られている(例えば、特許文献1)。
特開2003−169004号公報
上記電力線は、元々通信を行うことを目的としていないので、対象となる携帯端末以外にも多数の負荷が接続され、それらの利用状況に応じて電圧変動やノイズが生じる。従って、かかるノイズ等の弊害により、データ通信の品質が劣化することがある。このような通信品質は、電力線に接続する時間帯や位置によって変化し、通信状況によってはデータ通信の十分な速度を得られなかったり、データ通信が不能になったりしていた。
従って、ユーザとしては、通信品質が安定している時間帯や位置の通信接続を望むであろうが、その通信品質を知る術がなかった。従って、ユーザは、実際の通信接続を行ったとしてもその通信品質の良否を把握できず、大容量データの通信を行う場合に、そのまま通信を継続すべきか、または時間帯や位置を変更して再度通信を試みるべきかの判断ができなかった。
また、その通信品質を把握することができたとしても、それは、実際の通信接続におけるデータ伝送の経過時間等からといった感覚的なものでしかない。ユーザが通信を開始する前にその時間帯およびその位置での通信品質を知ることさえできれば、通信を開始したがその通信速度が十分ではないまたは通信不能だったという無駄な処理を回避することができるはずである。
本発明は、従来の電力線通信が有する上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、簡易な構成で携帯端末による電力線通信を可能とし、かつ、ユーザに通信品質を把握させることで通信接続継続の可否、および接続時間帯や位置を選択させることが可能な、新規かつ改良された電力変換装置、携帯端末、および電力線通信方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、商用電源から受電した電力を外部機器に供給する電力送電部と、商用電源に重畳された通信信号によるデータの送受信を前記外部機器と行う通信部と、商用電源に重畳された通信信号の品質を表示する表示部と、を備えることを特徴とする、電力充電装置が提供される。
また、商用電源から受電した電力を外部機器に供給する電力送電部と、商用電源に重畳された通信信号によるデータの送受信を前記外部機器と行う通信部と、を備え、通信部は、商用電源に重畳された通信信号の品質を、外部機器に表示させるために送信する、ことを特徴とする、電力充電装置も提供される。
かかる構成により、外部機器を電力充電装置に接続するだけで、外部機器で必要な電源の取得および電力線通信を実行することが可能となる。また、外部機器は、電力充電装置からの電力によって外部機器に内蔵されている二次電池を充電することもできる。
また、ユーザは、通信中における電力線通信の通信品質を、外部機器の表示部または電力充電装置の装置側表示部で確認、把握することができるので、そのまま通信を継続すべきか、または時間帯や位置を変更して通信品質の劣化を回避し再度通信を試みるべきかの判断が可能となる。
さらに、電力充電装置は商用電源と共に固定的に利用されるので、移動自在な携帯端末も、その電力充電装置に接続されることで位置を特定することができ、電力線通信による外部からのアクセスを固定的に受け付けることが可能となる。また、携帯端末と電力充電装置とが有線によって接続されるので、その間は通信信号の安定した伝送が可能となり、連続して大容量のデータを伝送する場合等においても安定かつ確実なデータ通信ができる。
外部機器との通信が切断されているとき、仮想通信信号により仮想通信を確立する装置側仮想通信部をさらに備え、表示部、仮想通信部の仮想通信の品質を表示するとしてもよい。
かかる構成により、ユーザは、その電力線通信の通信品質を外部機器の表示部または電力充電装置の装置側表示部で事前に視認することができるので、実際の通信接続を開始しなくとも予め通信品質を把握、確認することが可能となり、通信を開始したがその通信速度が十分ではないまたは通信不能だったという無駄な処理を回避することができる。
上記課題を解決するために、本発明の他の観点によれば、電充電装置から商用電源の電力を受電する電源受電部と、電力充電置を介して、商用電源に重畳された通信信号による通信を確立する通信部と、電力充電装置から受信した通信の品質を表示する表示部と、を備えることを特徴とする、携帯端末が提供される。
また、電充電装置から商用電源の電力を受電する電源受電部と、電力充電置を介して、商用電源に重畳された通信信号による通信を確立する通信部と、商用電源に重畳された通信信号の品質を測定する測定部と、その品質を表示する表示部と、を備えることを特徴とする、携帯端末も提供される。
かかる外部機器としての携帯端末を電力充電装置に接続する構成により、当該携帯端末で必要な電源の取得および電力線通信を実行することが可能となる。また、ユーザは、通信中における電力線通信の通信品質を、自体の表示部で確認、把握することができるので、そのまま通信を継続すべきか、または時間帯や位置を変更して通信品質の劣化を回避し再度通信を試みるべきかの判断が可能となる。
さらに、商用電源に接続され固定的に利用される電力充電装置に当該携帯端末を接続することで、電力線通信網に対する自体の位置を特定させることができ、電力線通信による外部からのアクセスを固定的に受け付けることが可能となる。また、携帯端末と電力充電装置とが有線によって接続されるので、その間は通信信号の安定した伝送が可能となり、連続して大容量のデータを伝送する場合等においても安定かつ確実なデータ通信ができる。
信部が通信を確立する前に、仮想通信信号により仮想通信を確立する仮想通信部をさらに備え、表示部仮想通信部の仮想通信の品質を表示するとしてもよい。
かかる構成により、ユーザは、その電力線通信の通信品質を自体の端末側表示部で事前に視認することができるので、実際の通信接続を開始しなくとも予め通信品質を把握、確認することが可能となり、通信を開始したがその通信速度が十分ではないまたは通信不能だったという無駄な処理を回避することができる。
示部は、通信の品質を、電波強度を示すレベル表示を用いて表してもよい。
特に無線通信機能も有する携帯端末には、予め電波強度を示すレベル表示が用いられている場合がある。本発明では、かかるレベル表示を利用して通信品質値を表示することで、別途新たな表示部を設けなくとも通信品質値をユーザに確認させることができる。また、レベル表示は、電波強度を示すグラフィックとしてユーザの間で浸透しているので、電波強度に類似した通信品質値を表示したとしても違和感なくユーザに受け入れられる。
上記課題を解決するために、本発明の他の観点によれば、商用電源に重畳された通信信号による通信を行う外部機器に対して、商用電源の電力を供給する電力充電装置の電力線通信方法であって、商用電源に重畳された通信信号の品質を表示する表示ステップを含むことを特徴とする、電力線通信方法が提供される。
上述した、電力充電装置や携帯端末の技術的思想に基づく構成要素やその説明は、当該電力線通信方法にも適用可能である。
以上説明したように本発明では、簡易な構成で携帯端末による電力線通信を可能とし、かつ、ユーザに通信品質を把握させることで通信接続継続の可否、および接続時間帯や位置を選択させることが可能となる。
以下に図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
電力線通信(PLC:Power Line Communication)は、電力線搬送通信とも呼ばれ、家庭やオフィス内への電力配線を、バス型ネットワークの構成を有する全二重通信の通信回線として利用する技術である。また、電力線通信では、高速フーリエ変換、ウェーブレット変換を利用した直交化周波数多重(OFDM:Orthogonal Frequency Domain Multiplex)、ノイズの影響による速度低下を軽減可能な周波数拡散(SS:Spread Spectrum)、離散的多周波数(DMT方式)などの変調方式が採用されている。
上記電力線は、元々通信を行うことを目的としていないので、対象となる携帯端末以外にも多数の負荷が接続され、それらの利用状況に応じて電圧変動やノイズが生じる。かかるノイズ等の弊害により、データ通信の品質が劣化することがあり、その通信品質は、電力線に接続する時間帯や位置によって変化する。
本実施形態では、外部機器としての携帯端末を電力変換装置に接続し、携帯端末による電力線通信を可能にし、さらに、ユーザにそのときの通信品質を把握させることで通信接続継続の可否、通信接続開始の可否、および接続時間帯や位置を選択させることを目的としている。ここでは、理解を容易にするため外部機器として、携帯端末を挙げているが、外部機器としては、携帯性を有することに限定されず、様々な電子機器で構成することができる。
図1は、本発明にかかる電力充電装置の例としての電力変換装置100と携帯端末110とを説明するための斜視図である。携帯端末110は、上述した携帯電話やPHSの他に、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯可能な様々な電子機器で構成される。
また、電力変換装置100は、携帯端末110を嵌合できるように形成され、携帯端末110嵌合後は、ラッチ機構102により電力変換装置100に係止される。また、電力変換装置100は、商用電源に接続され、商用電源からの電力で携帯端末110の充電を行う。かかる充電は、携帯端末110を電力変換装置100に嵌合し、携帯端末110の受電端子112と電力変換装置100の給電端子104とが圧接することで開始され、嵌合した状態で遂行される。このように、電力変換装置100は所謂クレードルの役目を担うことができる。
図2は、携帯端末110を電力変換装置100に嵌合した場合の構成を説明するための斜視図である。ここでは、携帯端末110が折り畳まれた状態で、電力変換装置100に係止されている。携帯端末110は、電力変換装置100からの電力を受電し、受電した電力は、携帯端末110の無線通信等他の機能の動作電力や、携帯端末110内の二次電池への蓄積電力として利用される。
また、携帯端末110は、電力変換装置100に接続することで、電力線通信網との通信回線を確立することができ、携帯端末110のメモリに対する外部からのアクセスを受け付けることも可能となり、自己が有する他の端末から携帯端末110内のデータを読み出すこともできるようになる。
(第1の実施形態)
図3は、電力変換装置100および携帯端末110の概略的な機能を示した機能ブロック図である。かかる電力変換装置100は、電力変成部130と、モデム132と、装置側品質測定部134と、装置側表示部136と、装置側通信部138と、装置側仮想通信部140とを含んで構成され、携帯端末110は、端末側制御部150と、メモリ152と、端末側表示部154と、操作部156と、電源受電部158と、二次電池160と、端末側通信部162と、無線通信部164とを含んで構成される。
上記電力変換装置100の電力変成部130は、家庭やオフィス内に配設されている商用電源170、例えばAC100V等から、電力配線を通じて給電される電力を受電し、受電した電力を携帯端末110で利用可能な電力に変成する。
上記モデム(MODEM)132は、商用電源170からの電力(電力波形)に搬送波と共に重畳された通信信号を、携帯端末110で使用される通信信号に復調し、逆に携帯端末110で使用される通信信号を変調して電力線通信網に送信する。
上記装置側品質測定部134は、通信信号の品質を示す通信品質値を測定する。かかる測定対象の通信品質は、例えば、信号の強度を表示するRSSI(Received Signal Strength Indicator)、フレームリレーで固定接続相手毎に保証する最低限のデータ転送速度CIR(Committed Information Rate)、搬送は電力干渉と雑音電力比を示すCINR(Carrier to Interference and Noise Ratio)、信号電力値、HPF(High Pass Filter)やBPF(Band Pass Filter)による信号電力値、通信速度等により判断することができる。
上記装置側表示部136は、カラーまたは単色のディスプレイで構成され、少なくとも装置側品質測定部134が導出した通信品質値を表示する。装置側表示部136による通信品質値の表示例としては、図1に示したようなレベル表示や通信可能表示(ENable)によってなされてもよい。かかるレベル表示は、電波強度を示すグラフィックとしてユーザの間で浸透しているので、電波強度に類似した通信品質値を表示したとしても違和感なくユーザに受け入れられる。
上記装置側通信部138は、携帯端末110との通信を確立し、携帯端末110とのデータの送受信を行う。
上記装置側仮想通信部140は、携帯端末110との通信が切断されているとき、携帯端末110の通信信号とは異なる仮想通信信号により仮想通信を確立する。かかる仮想通信は、通信品質の測定を目的としているので、連続して通信接続を行う必要もなく、定期的に短時間のみ接続されるとしてもよい。
かかる構成により、ユーザは、その電力線通信の通信品質を携帯端末110の端末側表示部154または電力変換装置100の装置側表示部136で事前に視認することができるので、実際の通信接続を開始しなくとも予め通信品質を把握、確認することが可能となり、通信を開始したがその通信速度が十分ではないまたは通信不能だったという無駄な処理を回避することができる。
上記携帯端末110の端末側制御部150は、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路により携帯端末110全体を管理および制御する。端末側制御部150は、メモリ152のプログラムを用いて、携帯端末110を利用した通話機能やメール配信機能を遂行する。
上記メモリ152は、ROM、RAM、EPROM、不揮発性RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、端末側制御部150で処理されるプログラム等を記憶する。
上記端末側表示部154は、カラーまたは単色のディスプレイで構成され、メモリ152に記憶された、または通信網を介してアプリケーションサーバ(図示せず)から提供される、WebブラウザやアプリケーションのGUI(Graphical User Interface)を表示することができる。
上記操作部156は、キーボード、十字キー、ジョイスティック等のスイッチから構成され、ユーザの操作入力を受け付ける。
上記電源受電部158は、電力変換装置100からの電力を受電し、当該携帯端末110の各回路に適合する電圧に変換して配電する。また、電力変換装置100に嵌合している間は、二次電池160にも電力を供給する。
上記二次電池160は、電源受電部158で受電した電力の一部を蓄積し、電力変換装置100から離脱された後に、電源受電部158に代わって携帯端末110の各回路への配電を行う。
上記端末側通信部162は、電力変換装置100の装置側通信部138およびモデム132を介して電力線通信網との通信を確立する。
上記無線通信部164は、携帯電話網における基地局120と無線通信を行う。かかる無線通信としては、基地局120内でフレームを時分割した複数のタイムスロットをそれぞれ携帯端末110のチャネルに割り当てて通信を行う時分割多重方式等がある。
また、上述した電力変換装置100として機能するプログラムやそのプログラムを格納した記憶媒体も提供される。
(電力線通信方法)
続いて、上述した携帯端末110を電力変換装置100に接続して、電力線通信を行う電力線通信方法を説明する。
図4は、電力線通信方法の流れを示したフローチャート図である。まず、電力変換装置100に携帯端末110が嵌合され、携帯端末110の受電端子112と電力変換装置100の給電端子104とが圧接すると(S180)、商用電源の電力を携帯端末110で利用可能な電力に変成する(S182:電力変成ステップ)。
かかる電力系統とは別に、電力変換装置100のモデム132は、商用電源に重畳された通信信号を復調し、また、携帯端末110の通信信号とを変調し、装置側通信部138は、携帯端末110との通信を確立する(S184:変復調ステップ)。そのとき、電力変換装置100の装置側品質測定部134は、モデム132により復調された通信品質値を測定し(S186:通信品質測定ステップ)、自己の装置側表示部136に通信品質値を表示する(S188:表示ステップ)。
また、携帯端末110が嵌合されていない間、装置側仮想通信部140が携帯端末110に代わって電力線通信網と仮想通信を行い(S190)、電力変換装置100の装置側品質測定部134は、装置側仮想通信部140の仮想通信による通信品質値を測定し(S186)、自己の装置側表示部136に通信品質値を表示する(S188)。
以上、説明したような各装置および方法の構成により、携帯端末110を電力変換装置100に接続するだけで、携帯端末110で必要な電源の取得および電力線通信を実行することが可能となる。また、携帯端末110は、電力変換装置100からの電力によって携帯端末110に内蔵されている二次電池160を充電することもできる。
また、ユーザは、通信中における電力線通信の通信品質を、携帯端末110の端末側表示部154または電力変換装置100の装置側表示部136で確認、把握することができるので、そのまま通信を継続すべきか、または時間帯や位置を変更して通信品質の劣化を回避し再度通信を試みるべきかの判断が可能となる。
さらに、電力変換装置100は商用電源と共に固定的に利用されるので、移動自在な携帯端末110も、その電力変換装置100に接続されることで位置を特定することができ、電力線通信による外部からのアクセスを固定的に、例えば、固定IPアドレスによって受け付けることが可能となる。また、携帯端末110と電力変換装置100とが有線によって接続されるので、その間は通信信号の安定した伝送が可能となり、連続して大容量のデータを伝送する場合等においても安定かつ確実なデータ通信ができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態においては、通信品質値を電力変換装置100の装置側表示部136にて表示したが、携帯端末110に予め設けられている端末側表示部154を利用して通信品質値を表示することもできる。第2の実施形態においては、かかる端末側表示部154による通信品質の表示に関して説明する。
図5は、電力変換装置200および携帯端末210の概略的な機能を示した機能ブロック図である。かかる電力変換装置200は、電力変成部130と、モデム132と、装置側品質測定部134と、装置側通信部138と、装置側仮想通信部140とを含んで構成され、携帯端末210は、端末側制御部150と、メモリ152と、端末側表示部154と、操作部156と、電源受電部158と、二次電池160と、端末側通信部162とを含んで構成される。第1の実施形態と比較すると、装置側表示部136が構成要素として含まれていないことが分かる。
第1の実施形態における構成要素として既に述べた電力変成部130と、モデム132と、装置側品質測定部134と、装置側仮想通信部140と、端末側制御部150と、メモリ152と、操作部156と、電源受電部158と、二次電池160と、端末側通信部162とは、実質的に機能が同一なので重複説明を省略し、ここでは、構成が相違する装置側通信部138と、端末側表示部154とを主に説明する。
上記電力変換装置200の装置側通信部138は、携帯端末210との通信を確立するに留まらず、携帯端末210に対して、装置側品質測定部134で測定された通信品質値を送信する。
上記携帯端末210の端末側表示部154は、表示領域のいずれかの場所に電力変換装置200からの通信品質値を表示し、ユーザに現在の通信品質を報知する。携帯端末210が電力線通信網にアクセスしているとき、即ち、携帯端末210が無線通信部164による無線通信を行っていないとき、無線通信に利用されるレベル表示を用いて通信品質値を表してもよい。
図6は、携帯端末210の端末側表示部154におけるレベル表示を説明するための携帯端末210の正面図である。携帯端末210には、予め無線通信における電波強度を示すレベル表示220が用いられている。ここでは、かかるレベル表示220を利用して通信品質値を表示することで、別途新たな表示部を設けなくとも通信品質値をユーザに確認させることができる。また、レベル表示220は、上述したように、電波強度を示すグラフィックとしてユーザの間で浸透しているので、電波強度に類似した通信品質値を表示したとしても違和感なくユーザに受け入れられる。
かかる構成により、ユーザは、通信中における電力線通信の通信品質を、自己の携帯端末210の端末側表示部154で確認、把握することができるので、そのまま通信を継続すべきか、または時間帯や位置を変更して通信品質の劣化を回避し再度通信を試みるべきかの迅速な判断が可能となる。
(第3の実施形態)
第2の実施形態においては、携帯端末110に予め設けられた端末側表示部154を利用して通信品質値を表示する構成を述べたが、その他にも、通信品質の測定を携帯端末110で行うことも考えられる。第3の実施形態においては、かかる端末側表示部154による通信品質の測定に関して説明する。
図7は、電力変換装置300および携帯端末310の概略的な機能を示した機能ブロック図である。かかる電力変換装置300は、電力変成部130と、モデム132と、装置側通信部138とを含んで構成され、携帯端末310は、端末側制御部150と、メモリ152と、端末側表示部154と、操作部156と、電源受電部158と、二次電池160と、端末側通信部162と、端末側品質測定部320と、端末側仮想通信部322とを含んで構成される。ここでは、電力変換装置300の装置側品質測定部134の代わりに携帯端末310の端末側品質測定部320が設けられ、さらに端末側仮想通信部322の構成要素が追加されている。
第1の実施形態における構成要素として既に述べた電力変成部130と、モデム132と、装置側通信部138と、端末側制御部150と、メモリ152と、端末側表示部154と、操作部156と、電源受電部158と、二次電池160と、端末側通信部162とは、実質的に機能が同一なので重複説明を省略し、ここでは、構成が相違する端末側品質測定部320と、端末側仮想通信部322とを主に説明する。
上記携帯端末310の端末側品質測定部320は、端末側通信部162によってなされる電力線通信網との通信信号の通信品質値を測定する。そして、端末側表示部154は、かかる通信品質値を表示し、ユーザに現在の通信品質を報知する。
上記端末側仮想通信部322は、端末側通信部が通信を確立する前に、仮想通信信号により仮想通信を確立する。そして、端末側品質測定部320は、端末側仮想通信部322による通信品質値を測定する。かかる構成により、携帯端末310が電力線通信網にアクセスしているとき、即ち、携帯端末310が無線通信を行っていないときでもユーザに現在の通信品質を報知することができる。かかる通信品質値の表示は、無線通信に利用されるレベル表示を用いてもよい。
かかる構成により、実施形態1および2同様、ユーザは、通信中における電力線通信の通信品質を、自己の携帯端末310の端末側表示部154で確認、把握することができるので、そのまま通信を継続すべきか、または時間帯や位置を変更して通信品質の劣化を回避し再度通信を試みるべきかの迅速な判断が可能となる。
(第4の実施形態)
第1〜3の実施形態では、電力変換装置として、携帯端末への充電も可能なクレードルを示して説明したが、電力変換装置の構成は、かかる場合に限られず、商用電源170と携帯端末を中継する中継装置400や、電源プラグを有し商用電源170に直接挿入されるACアダプタ410等、様々な構成をとることができる。
図8は、上述した中継装置400のイメージ図を、図9は、ACアダプタ410のイメージ図を示している。中継装置400やACアダプタ410は、何れも携帯端末110の外部コネクタ420に接続され、その接続はフレキシブルなワイヤ430で成される。従って、図8,9のように携帯端末110を手で把持した状態で、中継装置400やACアダプタ410から電力の供給を受け、また、電力線通信を実施することができる。
以上説明したような第1〜4の実施形態に示した電力変換装置や携帯端末では、ユーザが電力線通信の通信品質値を容易に把握することができ、その通信品質値に基づいて、通信を維持するかどうか等を判断することができる。また、ユーザは、複数箇所の商用電源における電力変換装置の通信品質値を参照して、より良い接続先を選択することも可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、商用電源に接続される電力変換装置を介して電力線通信網との通信を確立する電力変換装置、携帯端末、および電力線通信方法に利用することができる。
電力変換装置と携帯端末とを説明するための斜視図である。 携帯端末を電力変換装置に嵌合した場合の構成を説明するための斜視図である。 電力変換装置および携帯端末の概略的な機能を示した機能ブロック図である。 電力線通信方法の流れを示したフローチャート図である。 電力変換装置および携帯端末の概略的な機能を示した機能ブロック図である。 携帯端末の端末側表示部におけるレベル表示を説明するための携帯端末の正面図である。 電力変換装置および携帯端末の概略的な機能を示した機能ブロック図である。 中継装置のイメージ図である。 ACアダプタのイメージ図である。
100、200、300 電力変換装置
110、210、310 携帯端末
130 電力変成部
132 モデム
134 装置側品質測定部
136 装置側表示部
138 装置側通信部
140 装置側仮想通信部
154 端末側表示部
158 電源受電部
170 商用電源
320 端末側品質測定部
322 装置側仮想通信部

Claims (5)

  1. 商用電源から受電した電力を外部機器に供給する電力送電部と、
    前記商用電源に重畳された通信信号によるデータの送受信を前記外部機器と行う通信部と、
    該商用電源に重畳された通信信号の品質を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする、電力充電装置。
  2. 商用電源から受電した電力を外部機器に供給する電力送電部と、
    前記商用電源に重畳された通信信号によるデータの送受信を前記外部機器と行う通信部と、を備え、
    前記通信部は、前記商用電源に重畳された通信信号の品質を、前記外部機器に表示させるために送信する、ことを特徴とする、電力充電装置。
  3. 前記外部機器との通信が切断されているとき、仮想通信信号により仮想通信を確立する仮想通信部をさらに備え、
    前記表示部は、前記仮想通信部の前記仮想通信の品質を表示することを特徴とする、請求項1に記載の電力充電装置。
  4. 電力充電装置から商用電源の電力を受電する電源受電部と、
    前記電力充電装置を介して、前記商用電源に重畳された通信信号による通信を確立する通信部と、
    前記電力充電装置から受信した通信の品質を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする、携帯端末。
  5. 商用電源に重畳された通信信号による通信を行う外部機器に対して、前記商用電源の電力を供給する電力充電装置の電力線通信方法であって、
    前記商用電源に重畳された通信信号の品質を表示する表示ステップを含むことを特徴とする、電力線通信方法。
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