JP5546549B2 - 車両用カーテンエアバッグ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、高圧・高温のインフレータガスによるダメージを回避することが可能な構造を有し、インフレータガスを円滑に案内することが可能なガスガイドを備えた車両用カーテンエアバッグ構造に関する。
カーテンエアバッグのインフレータ装着用筒部にガスガイドを設け、このガスガイドにより、インフレータで発生するガスをガスダクトへ導く技術が、特許文献1に開示されている。
特許文献1は、エアバッグ本体の接続口部内にインナチューブを配設させる構成としても、容易に製造できる頭部保護エアバッグを提供する。頭部保護エアバッグは、エアバッグ本体とインナチューブとを備える。エアバッグ本体は、車両のサイドウインドの車内側を覆うように展開膨張する展開膨張部と、展開膨張部へ膨張用ガスを流入可能に、インフレーターと接続される筒状の接続口部と、を備える。インナチューブは、接続口部の内周面とインフレーターの外周面との間に配設されて、膨張用ガスを展開膨張部に案内する。エアバッグ本体の接続口部付近は、縫製バッグ部から構成される。インナチューブは、縫製バッグ部の形成時に車内側シートと車外側シートとの間に配設されて、接続口部の外周縁に位置する区画縫合部の縫合時に共縫いされて、接続口部に取り付けられて配設される。
特開2009−083552号公報
インナチューブやガスガイドは、縫製によりチューブ形状に形成されている。インフレータ作動時、インナチューブ等は、内部に高圧・高温のインフレータガスが充満して、一挙に膨らむ。インナチューブ等が膨らむとき、インフレータガスの圧力によって、縫製部分を引き離す力が発生し、同時に、縫製部分は、インフレータガスの高熱に晒される。
特に、インフレータのガス噴き出し部分に面するインナチューブ等の縫製部分(例えば、インナチューブ等の上縁部の縫製部分)は、インフレータガスの影響を受けやすい。縫製部分は、インフレータガスの圧力及び高熱に耐えきれず、焼損などのダメージを受けるおそれがあった。
縫製部分がダメージを受け、インナチューブ等に損傷が発生すると、インフレータガスをガスダクトへ円滑に導くことができなくなる。この結果、カーテンエアバッグの適正な展開膨張作用を確保できなくなり、適正な乗員保護性能を保証できなくなるという課題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、高圧・高温のインフレータガスによるダメージを回避することが可能な構造を有し、インフレータガスを円滑に案内することが可能なガスガイドを備えた車両用カーテンエアバッグ構造を提供することを目的とする。
本発明にかかる車両用カーテンエアバッグ構造は、ガス噴き出し部分からインフレータガスを発生するインフレータと、該インフレータを装着する装着用筒部と、該装着用筒部をチャンバに連通するガスダクトとを有するカーテンエアバッグと、インフレータガスを該ガスダクトに導入するガスガイドとを備え;該ガスガイドは、該装着用筒部内に位置し、該インフレータを挿入する入口が形成された挿入用筒部と、該ガスダクト内に位置し、インフレータガスを該ガスダクトへ噴出するガス噴出用筒部とを一体に有し;該ガスガイドは、中央部と、該中央部の両側に位置する一対のウイング部とを含み;該中央部は、該ウイング部同士を向かい合わせる当該中央部の第1の折り返しによって、該ガス噴出用筒部を形成し;向かい合う該ウイング部は、一方の該ウイング部の、該インフレータの該ガス噴き出し部分に面する第2の折り返しで他方の該ウイング部に重ね合わされて、インフレータガス圧力で密着可能なオーバーラップ部分と、該ウイング部同士が向かい合って重なる当接部分とを形成すると共に、該第2の折り返しを除いた該オーバーラップ部分から該当接部分に亘る周縁を、該入口を残して、接合することによって、該挿入用筒部を形成することを特徴とする。
該オーバーラップ部分には、一対の該ウイング部が該第2の折り返し位置で二枚重ねとなるように、一方の該ウイング部の該第2の折り返しに対応して、他方の該ウイング部の第3の折り返しが形成されることが好ましい。
該中央部には、該ガス噴出用筒部を補強するために、折り返しにより該中央部に重ね合わされ接合される拡張部分を有することが望ましい。
該ガスガイドには、一方の面に、補強パネルを重ね合わせて設けてもよい。
該補強パネルは、該挿入用筒部の該入口を補強するために、該入口近傍の該ウイング部周囲に被せる覆い部分を有することが好ましい。
該補強パネルは、インフレータガス圧力による該ガス噴出用筒部の膨らみを許容するために、該第1の折り返し位置に対応して、スリットを有することが望ましい。
本発明にかかる車両用カーテンエアバッグ構造にあっては、高圧・高温のインフレータガスによるガスガイドのダメージを回避することができ、ガスガイドを介してインフレータガスを円滑に案内することができる。詳細には、インフレータのガス噴き出し部分に面するガスガイドの部分を、縫製等で接合することなく、第2の折り返しで形成しているので、高圧・高熱のインフレータガスによるダメージを回避することができる。
本発明に係る車両用カーテンエアバッグ構造が採用されるカーテンエアバッグの展開状態を示す正面図である。 図1中、ガスガイドを挿入した状態のD部拡大図である。 図2に示したガスガイドにインフレータを挿入する状況を示す説明図である。 図3に示したインフレータをカーテンエアバッグに固定した状態を示す要部拡大図である。 本発明に係る車両用カーテンエアバッグ構造に組み込まれるガスガイドの側面図である。 図5に示したガスガイドの展開図である。 図5に示したガスガイドを折り畳みしたときの一例を示す正面断面図である。 図5に示したガスガイドを折り畳みしたときの他の例を示す正面断面図である。 図5に示したガスガイドに組み合わせ可能な補強布の一例を示す展開図である。 図9に示した補強布を組み合わせてガスガイドを作成する手順を説明する説明図である。 図5中、A−A線矢視断面図である。 図5中、B−B線矢視断面図である。 図5中、C−C線矢視断面図である。
以下に、本発明にかかる車両用カーテンエアバッグ構造の好適な実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1から図4には、展開膨張するカーテンエアバッグ1に、インフレータ2を装着する構造が示されている。
カーテンエアバッグ1には、展開した状態において、上部にガスダクト3が設けられ、下部に複数のチャンバ4が配列して設けられる。ガスダクト3は、これらチャンバ4と連通される。カーテンエアバッグ1の上縁部には、横向きの開口部5aが一端に形成され、他端がガスダクト3と連通され、インフレータ2が開口部5aから装着される装着用筒部5が形成される。装着用筒部5は、ガスダクト3を介して、チャンバ4と連通される。
カーテンエアバッグ1には、装着用筒部5からガスダクト3に亘って、インフレータガスをガスダクト3に導入するガスガイド6が設けられる。ガスガイド6は、布材により中空構造で形成される。ガスガイド6の材質としては、布材の他、合成樹脂や金属、エアバッグに使用する基布などであっても良い。ガスガイド6は、相互に連通する挿入用筒部7とガス噴出用筒部8を一体に有する。挿入用筒部7は装着用筒部5内に位置し、ガス噴出用筒部8はガスダクト3内に位置する。挿入用筒部7は、装着用筒部5からガスダクト3に向かってL字状に屈曲される。L字状の挿入用筒部7の下向き部分がガス噴出用筒部8に連通し、横向き部分は装着用筒部5の開口部5aから外方へ向かって開放される。横向き部分の開放端部は、ガスガイド6内にインフレータ2を挿入するための入口7aとなる。
ガスガイド6は、布材の柔軟性により全体が畳まれて、装着用筒部5の開口部5aからカーテンエアバッグ1内部に挿入され、挿入後、挿入用筒部7が装着用筒部5内で広げられると共に、ガス噴出用筒部8がガスダクト3内で広げられる。
インフレータガスを発生するインフレータ2は、挿入用筒部7の入口7aから挿入され、インフレータ2のガス噴き出し部分2aが挿入用筒部7内部に収納される。装着用筒部5には、挿入用筒部7内部に収納されたインフレータ2を包囲してカーテンエアバッグ1に固定するリング9が装着される。
本実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ構造に適用されるガスガイド6が図5に示されている。ガスガイド6には、後述するように補強パネルとして、補強布10を重ね合わせて設ける場合もある。まず、ガスガイド6単体の形態を説明する。
図6には、ガスガイド6単体を展開した状態が示されている。ガスガイド6は、中央部6aと、中央部6aの両側(図示例にあっては、上下両側)に位置する一対のウイング部6b,6cを備える。中央部6aには、上下のウイング部6b,6c同士を向かい合わせる第1の折り返しFL1が設定される。下側ウイング部6cには、第2の折り返しFL2が設定される。
図5〜図7に示すように、中央部6aの第1の折り返しFL1により、当該第1の折り返しFL1位置を下にして、ウイング部6b,6c同士が向かい合う。これにより、ガスガイド6の下部に位置する中央部6aには、ガスダクト3に沿って横向きに連通するガス噴出用筒部8の形成が可能となる。
一対のウイング部6b,6cが向かい合う状態で、一方のウイング部(図中、下側ウイング部)6cの第2の折り返しFL2により、下側ウイング部6cで上側ウイング部6bの上部を挟んで、下側ウイング部6cを上側ウイング部6bに重ね合わせる。これにより、第2の折り返しFL2位置がガスガイド6の上端縁となり、ガスガイド6の上部にオーバーラップ部分11が形成される。オーバーラップ部分11の下側には、ガスガイド6の上下方向ほぼ中央に位置して、ウイング部6b,6c同士が向かい合って重なる当接部分12が形成される。
L字状の挿入用筒部7の横向き部分に、オーバーラップ部分11が相当し、下向き部分に、当接部分12が相当する。向かい合うウイング部6b,6cは、ガスガイド6の上端縁である第2の折り返しFL2位置を除いたオーバーラップ部分11から当接部分12に亘る周縁が、入口7aを残して、縫製等によって接合される。この接合により、入口7aからのインフレータ2の挿入が可能な、L字状の中空構造の挿入用筒部7が形成される。同時に、中央部6aには、ガスダクト3に向かって両端部8aが開放されたガス噴出用筒部8が形成される。
図7は、インフレータガス圧力により、ガスガイド6が膨らんだ状態を示している。ガスガイド6は、第2の折り返し位置FL2直下のオーバーラップ部分11において、内側となる上側ウイング部6bに、外側となる下側ウイング部6cが重なり合っている。ガスガイド6内部にインフレータガスが充満すると、オーバーラップ部分11では、ガス圧力により、上側ウイング部6bが下側ウイング部6cに向かって押されて両者が密着し得る。これにより、ガスガイド6からのインフレータガスの漏出が防止される。また、ガスガイド6の上端縁は、縫製等で接合していないので、高熱なインフレータガスによる損傷が避けられる。
図7は、上側ウイング部6bを折り返すことなく、平坦にした場合である。これに代えて、図8は、上側ウイング部6bに第3の折り返しFL3を設定した場合に関する(図6参照)。第3の折り返しFL3は、第2の折り返しFL2に対応して形成される。具体的には、第1の折り返しFL1で中央部6aを折り返したときに、下側ウイング部6cの第2の折り返しFL2位置にほぼ一致する位置に、上側ウイング部6bの第3の折り返しFL3が設定される。この場合、上側ウイング部6bは、第2の折り返しFL2位置を超えるように、図7の場合よりも大きく形成される。これにより、オーバーラップ部分11では、ガスガイド6の上端縁である第2の折り返しFL2位置で、一対のウイング部6b,6cが二枚重ねとなる。ガスガイド6の上端縁が上下ウイング部6b,6cの二枚重ねとなり、ガスガイド6がインフレータガス圧力で膨らんだときのウイング部6b,6c同士の密着作用が高まる。従って、インフレータガスの漏出防止作用が向上すると共に、損傷防止作用も向上する。
さらに、図6に示すように、中央部6aには、折り返しFL4により当該中央部6aに重ね合わせる拡張部分6dが一体に形成される。拡張部分6dは、第1の折り返しFL1でウイング部6b,6c同士を重ね合わせる前に、中央部6aに重ね合わせて接合される。これにより、中央部6aの重ね合わせ枚数を増やして、ガス噴出用筒部8が補強される。
図5および図9〜図13には、ガスガイド6に補強パネルとして補強布10を重ね合わせて設けた場合が示されている。補強パネルの材質は、布材の他、合成樹脂や金属、エアバッグに使用する基布などであっても良い。図9に示すように、補強布10は、ガスガイド6単体の中央部6a及び上下ウイング部6b,6cに対応する中央片部10a及び上下ウイング片部10b,10cを一体に有する。補強布10の中央片部10aは、拡張部分がなく、ガスガイド6の中央部6aよりも幅狭に形成される。補強布10の上側ウイング片部10bは、迫り出しが少なく、ガスガイド6の上側ウイング部6bよりも幅狭に形成される。補強布10は、下側ウイング片部10cの迫り出しが下側ウイング部6cよりも多く設定された覆い部分10dを有する。補強布10には、ガスガイド6の第1の折り返しFL1位置に対応して、ガスダクト3に沿うガス噴出用筒部8の長さ方向に適宜長さのスリット13が形成される。
図10には、ガスガイド6の作成手順が示されている。図10(1)に示すように、ガスガイド6の一方の面に、補強布10を重ね合わせる。次に、図10(2)に示すように、ガスガイド6と補強布10も縫製等により接合する。また、ガスガイド6の拡張部分6dを、補強布10の中央片部10aに重ねるように、折り返しFL4で折り返し、縫製等により接合する。
次に、図10(3)に示すように、第3の折り返しFL3により、補強布10共々、ガスガイド6の上端縁に、内側の折り返し部分を形成する(図8の場合を参照)。次に、図10(4)に示すように、第1の折り返しFL1により、補強布10共々、ウイング部6b,6c同士を向かい合わせる。
その後、図5に示すように、第2の折り返しFL2により、図10(3)で形成した内側の折り返し部分の上に被せるように、下側ウイング部6cの上部を折り返して重ね合わせ、オーバーラップ部分11を形成する。オーバーラップ部分11下には、当接部分12が形成される。
最後に、図5に示すように、ガスガイド6の上端縁である第2の折り返しFL2を除いたオーバーラップ部分11から当接部分12に亘る周縁を、入口7aを残して、縫製等によって接合する。この接合により、入口7aからのインフレータ2の挿入が可能な、L字状の中空構造の挿入用筒部7が形成されると同時に、中央部6aには、ガスダクト3に向かって両端部8aが開放されたガス噴出用筒部8が形成される。
補強布10が重ね合わされたガスガイド6は図11に示すように、図8に示したガスガイド6単体の外回りに、補強布10を設けた二重構造の形態となる。補強布10のスリット13は、第1の折り返しFL1に位置し、インフレータガス圧力によるガス噴出用筒部8の膨らみを許容するように、当該ガス圧力で開くようになっている。
また、図12に示すように、挿入用筒部7の入口7aが、多層となるオーバーラップ部分11の中央に形成される。第2の折り返しFL2で折り返す際、補強布10の下側ウイング片部10cの覆い部分10dは、挿入用筒部7の入口7a近傍のウイング部6b,6c周辺に被さり、インフレータ2が挿入される挿入用筒部7の入口7aを補強する。
また、図13に示すように、ガス噴出用筒部8の両端部8a周辺は、図10(2)で説明した拡張部分6dの折り返しFL4により、当該拡張部分6d、中央部6a及び補強布10の中央片部10aで3層構造となり、ガス噴出用筒部8を補強する。
次に、本実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ構造の作用について説明する。インフレータ2が作動すると、ガス噴き出し部分2aからインフレータガスが発生する。インフレータガスは、カーテンエアバッグ1の装着用筒部5からガスダクト3に亘って設けられたガスガイド6の挿入用筒部7に充満する。挿入用筒部7に充満したガスは、ガス噴出用筒部8へ流入し、ガス噴出用筒部8からガスダクト3内へ噴出する。ガスダクト3へ噴出されたインフレータガスは、ガスダクト3に案内されて、各チャンバ4へ流入する。これにより、カーテンエアバッグ1が展開膨張する。
ところで、本実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ構造では、インフレータ2のガス噴き出し部分2aに面するガスガイド6の上端縁を、縫製等で接合することなく、折り返し(第2及び第3の折り返しFL2,FL3)で形成しているので、高圧・高熱のインフレータガスによるダメージを回避することができる。具体的には、折り返しFL2,FL3によるオーバーラップ部分11では、ガス圧力により、ウイング部6b,6c同士が密着して、ガスガイド6からのインフレータガスの漏出を防止できる。また、縫製等で接合していないので、高熱なインフレータガスによる損傷を避けることができる。このようにインフレータガスの漏出もガスガイド6の損傷も防ぐことができるので、インフレータガスをガスダクト3へ円滑に導くことができ、カーテンエアバッグ1の適切な展開膨張作用を確保することができて、適正な乗員保護性能を保証することができる。
また、ガスガイド6の上端縁に縫製等の接合部分を形成しないので、接合に要するコストを削減できると共に、装着用筒部5内へのガスガイド6の挿入作業性を向上できる。
第3の折り返しFL3を設定して第2の折り返しFL2で二枚重ねとすることにより、ガスガイド6上端縁を多層構造化することができ、ガス漏洩防止・焼損防止の性能を向上することができる。拡張部分6dを形成して中央部6aに重ね合わせることにより、ガス噴出用筒部8を補強することができる。
ガスガイド6に補強布10を重ね合わせて設けることにより、多層構造にすることができ、性能を向上することができる。
補強布10に覆い部分10dを設けることにより、挿入用筒部7の入口7aを補強することができ、性能を向上することができる。補強布10に、第1の折り返しFL1位置に対応させて、スリット13を形成することにより、インフレータガス圧力によるガス噴出用筒部8の膨らみを許容することができ、インフレータガスを円滑にガスダクト3へ導くことができ、カーテンエアバッグ1の展開膨張性能を向上することができる。
以上に述べた車両用カーテンエアバッグ構造は、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施形態例も、各種の方法で実施または遂行できる。特に、本願明細書中に限定される主旨の記載がない限り、この発明は、添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさおよび構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨の記載がない限り、それに限定されるものではない。
1 カーテンエアバッグ
2 インフレータ
3 ガスダクト
4 チャンバ
5 装着用筒部
6 ガスガイド
6a 中央部
6b,6c 一対のウイング部
6d 拡張部分
7 挿入用筒部
7a 入口
8 ガス噴出用筒部
10 補強布
10d 覆い部分
11 オーバーラップ部分
12 当接部分
13 スリット
FL1 第1の折り返し
FL2 第2の折り返し
FL3 第3の折り返し

Claims (6)

  1. ガス噴き出し部分からインフレータガスを発生するインフレータと、
    該インフレータを装着する装着用筒部と、該装着用筒部をチャンバに連通するガスダクトとを有するカーテンエアバッグと、
    インフレータガスを該ガスダクトに導入するガスガイドとを備え、
    該ガスガイドは、該装着用筒部内に位置し、該インフレータを挿入する入口が形成された挿入用筒部と、該ガスダクト内に位置し、インフレータガスを該ガスダクトへ噴出するガス噴出用筒部とを一体に有し、
    該ガスガイドは、中央部と、該中央部の両側に位置する一対のウイング部とを含み、
    該中央部は、
    該ウイング部同士を向かい合わせる当該中央部の第1の折り返しによって、該ガス噴出用筒部を形成し、
    向かい合う該ウイング部は、
    一方の該ウイング部の、該インフレータの該ガス噴き出し部分に面する第2の折り返しで他方の該ウイング部に重ね合わされて、インフレータガス圧力で密着可能なオーバーラップ部分と、該ウイング部同士が向かい合って重なる当接部分とを形成すると共に、該第2の折り返しを除いた該オーバーラップ部分から該当接部分に亘る周縁を、該入口を残して、接合することによって、該挿入用筒部を形成する
    ことを特徴とする車両用カーテンエアバッグ構造。
  2. 該オーバーラップ部分には、一対の該ウイング部が該第2の折り返し位置で二枚重ねとなるように、一方の該ウイング部の該第2の折り返しに対応して、他方の該ウイング部の第3の折り返しが形成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用カーテンエアバッグ構造。
  3. 該中央部には、該ガス噴出用筒部を補強するために、折り返しにより該中央部に重ね合わされ接合される拡張部分を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用カーテンエアバッグ構造。
  4. 該ガスガイドには、一方の面に、補強パネルが重ね合わせて設けられることを特徴とする請求項1〜3いずれかの項に記載の車両用カーテンエアバッグ構造。
  5. 該補強パネルは、該挿入用筒部の該入口を補強するために、該入口近傍の該ウイング部周囲に被せる覆い部分を有することを特徴とする請求項4に記載の車両用カーテンエアバッグ構造。
  6. 該補強パネルは、インフレータガス圧力による該ガス噴出用筒部の膨らみを許容するために、該第1の折り返し位置に対応して、スリットを有することを特徴とする請求項4又は5に記載の車両用カーテンエアバッグ構造。
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