JP5541096B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関するものである。
例えば、特許文献1は、加熱定着部材の表面に圧接し、加熱定着部材の表面を外部から加熱する複数本の外部加熱ロールを備えた定着装置において、複数本の外部加熱ロールを加熱定着部材の表面に圧接及び離間させる接離手段と、複数本の外部加熱ロールを加熱定着部材の表面に均一に圧接させる調整手段とを備えたことを特徴とする定着装置を開示している。
また、例えば、特許文献2は、記録材に画像を形成する画像形成手段と、記録材上の画像をニップ部にて加熱する画像加熱手段と、この画像加熱手段の表面性を回復させる回復手段と、を有する画像形成装置において、操作者からの指示に基づき回復手段の回復動作を実行させるための実行手段を有することを特徴とする画像形成装置を開示している。
特開2004−37555号公報 特開2008−20790号公報
ここで、定着装置において用紙に圧接する部材の表面の状態が良好でなければ、用紙に転写された画像を定着した後に均一な画質を確保することが困難になる。
本発明は、用紙に転写された画像の定着後の画質を均一に確保することが可能な定着装置等を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、加熱部を備える加熱部材と、前記加熱部材に対峙して設けられ、用紙に転写されたトナー像を当該加熱部材と共に用紙に定着する加圧部材と、前記加熱部材に接離可能に配置され、当該加熱部材に接触して熱を供給する外部加熱部材と、前記加熱部材に接離可能に配置され、当該加熱部材に接触して当該加熱部材を研磨する研磨部材と、モータを備え、前記外部加熱部材及び前記研磨部材の前記加熱部材に対する接離動作を当該モータで行う駆動機構部と、前記外部加熱部材が前記加熱部材に接触して前記研磨部材が当該加熱部材と離間する第1の状態と当該外部加熱部材が当該加熱部材と離間して前記研磨部材が当該加熱部材に接触する第2の状態とを相互に変更するように前記駆動機構部の前記モータを制御する制御部と、を含む定着装置である。
請求項2に記載の発明は、前記駆動機構部は、単一の前記モータを備え、前記モータの回転方向が異なると、前記外部加熱部材及び前記研磨部材の前記加熱部材に対する接離動作が異なることを特徴とする請求項1に記載の定着装置である。
請求項3に記載の発明は、前記駆動機構部は、前記単一のモータが一方向に回転すると前記外部加熱部材と前記研磨部材の両方が前記加熱部材に対する接離動作を行い、当該単一のモータが他方向に回転すると当該外部加熱部材と当該研磨部材のいずれか一方が当該加熱部材に対する接離動作を行うことを特徴とする請求項2に記載の定着装置である。
請求項4に記載の発明は、前記制御部は、前記第1の状態と前記第2の状態と前記外部加熱部材及び前記研磨部材が前記加熱部材と離間する第3の状態とを相互に変更するように前記駆動機構部の前記モータを制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の定着装置である。
請求項5に記載の発明は、トナー像を形成するトナー像形成手段と、前記トナー像形成手段によって形成されたトナー像を記録材上に転写する転写手段と、前記記録材上に転写されたトナー像を当該記録材に定着する定着手段と、を含み、前記定着手段は、加熱部を備える加熱部材と、前記加熱部材に対峙して設けられ、用紙に転写されたトナー像を当該加熱部材と共に用紙に定着する加圧部材と、前記加熱部材に接離可能に配置され、当該加熱部材に接触して熱を供給する外部加熱部材と、前記加熱部材に接離可能に配置され、当該加熱部材に接触して当該加熱部材を研磨する研磨部材と、モータを備え、前記外部加熱部材及び前記研磨部材の前記加熱部材に対する接離動作を当該モータで行う駆動機構部と、前記外部加熱部材が前記加熱部材に接触して前記研磨部材が当該加熱部材と離間する第1の状態と当該外部加熱部材が当該加熱部材と離間して前記研磨部材が当該加熱部材に接触する第2の状態とを相互に変更するように前記駆動機構部の前記モータを制御する制御部と、を含む画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記駆動機構部は、単一の前記モータを備え、前記モータの回転方向が異なると、前記外部加熱部材及び前記研磨部材の前記加熱部材に対する接離動作が異なることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記駆動機構部は、前記単一のモータが一方向に回転すると前記外部加熱部材と前記研磨部材の両方が前記加熱部材に対する接離動作を行い、当該単一のモータが他方向に回転すると当該外部加熱部材と当該研磨部材のいずれか一方が当該加熱部材に対する接離動作を行うことを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記制御部は、前記第1の状態と前記第2の状態と前記外部加熱部材及び前記研磨部材が前記加熱部材と離間する第3の状態とを相互に変更するように前記駆動機構部の前記モータを制御することを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項1によれば、本発明を採用しない場合に比べて、用紙に転写された画像の定着後の画質を均一に確保することが可能になる。
請求項2によれば、本発明を採用しない場合に比べて、装置の小型化およびコストの低減化を実現することが可能になる。
請求項3によれば、本発明を採用しない場合に比べて、制御の内容を簡素化することが可能になる。
請求項4によれば、請求項1の場合に比べて、用紙に転写された画像の定着後の画質を均一に確保することが可能になる。
請求項5によれば、本発明を採用しない場合に比べて、用紙に転写された画像の定着後の画質を均一に確保することが可能になる。
請求項6によれば、本発明を採用しない場合に比べて、装置の小型化およびコストの低減化を実現することが可能になる。
請求項7によれば、本発明を採用しない場合に比べて、制御の内容を簡素化することが可能になる。
請求項8によれば、請求項5の場合に比べて、用紙に転写された画像の定着後の画質を均一に確保することが可能になる。
本実施の形態に係るカラー画像形成装置を示す概略構成図である。 定着装置が有する一対のロールを説明する図である。 定着装置の定着ロール周りの構成を説明する図である。 外部加熱ロールおよびリフレッシュロールを駆動する駆動機構部を説明する図である。 外部加熱ロールおよびリフレッシュロールを駆動する駆動機構部を説明する図である。 外部加熱ロールとカム軸との間における駆動機構部を説明する図である。 外部加熱ロールとカム軸との間における駆動機構部を説明する図である。 リフレッシュロールとカム軸との間における駆動機構部を説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るカラー画像形成装置を示す概略構成図である。
本実施の形態に係るカラー画像形成装置は、矢印A方向に回転可能に配設される像保持体としての感光体ドラム11と、矢印B方向に回転可能に配設され、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を順次転写(一次転写)して保持させる転写材としての中間転写ベルト20と、を備えている。また、このカラー画像形成装置は、中間転写ベルト20上に転写された重ねトナー像を記録材である用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写部30と、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着部50と、カラー画像形成装置の各機構部を制御する制御部60と、を備えている。
感光体ドラム11の周囲には、感光体ドラム11が帯電される接触帯電部材としての帯電ロール12、感光体ドラム11上に静電潜像が書込まれる潜像形成部としてのレーザ露光器13(図中露光ビームを符号Bmで示す)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色成分トナーが収容されて感光体ドラム11上の静電潜像をトナーにより可視像化する現像部としての現像器14Y,14M,14C,14Kを矢印Cの方向に回転可能に取り付けた回転式現像装置14、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト20に転写する転写部としての一次転写ロール15、感光体ドラム11上の残留トナーを一時的に回収するリフレッシャ16などの電子写真用デバイスが順次配設されている。付言すると、本実施の形態に係る回転式現像装置14は、円周方向に6等分された6つの収容部を備え、これら6つの収容部の各々に現像器を取り付け可能に構成されている。そして、本実施の形態に係る回転式現像装置14では、4個の現像器14Y,14M,14C,14Kが取り付けられているが、残り2つの収容部に例えば特色等の現像器を取り付けることも考えられる。
ここで、帯電ロール12は、金属製シャフト表面にエピクロルヒドリンゴム層を形成し、さらにこのエピクロルヒドリンゴム層の表面に酸化錫の導電粉を含有させたポリアミドを3μmほどコートしたものからなる。
さらに、感光体ドラム11は、金属製の薄肉の円筒形ドラムの表面に有機感光層を形成したものからなり、有機感光層が負極性に帯電する材料で構成されている。そして、現像器14Y,14M,14C,14Kによる現像は反転現像方式にて行われる。従って、現像器14Y,14M,14C,14Kで使用されるトナーは負極性帯電タイプのものである。帯電ロール12には帯電バイアスを印加するための不図示の帯電バイアス電源が、回転式現像装置14には各現像器14Y,14M,14C,14Kに現像バイアスを印加するための不図示の現像バイアス電源が、一次転写ロール15には一次転写バイアスを印加するための不図示の一次転写バイアス電源が、それぞれ接続されている。また、回転式現像装置14には、回転により現像器を感光体ドラム11に対向させるための不図示の現像装置駆動モータが取り付けられている。なお、感光体ドラム11は接地されている。
中間転写ベルト20は、複数(本実施の形態では6つ)のロール21〜26に掛け渡されるようになっている。これらのうち、ロール21、25は従動ロール、ロール22は中間転写ベルト20の位置決めや平坦な一次転写面の形成に用いられる金属製のアイドルロール、ロール23は中間転写ベルト20の張力を一定とするために用いられるテンションロール、ロール24は中間転写ベルト20の駆動ロール、ロール26は後述する二次転写用のバックアップロールである。また、中間転写ベルト20は、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、アクリル、塩化ビニル等の樹脂または各種ゴム等に導電剤としてカーボンブラックを適量含有させたものからなり、その表面抵抗率を1011Ω/□、体積抵抗率を1011Ω・cm、厚みを150μmとしたものを用いている。
二次転写部30は、中間転写ベルト20のトナー像保持面側に配置される二次転写ロール31と、バックアップロール26等とによって構成される。バックアップロール26は、表面にカーボンを分散したEPDMとNBRのブレンドゴムのチューブ、内部はEPDMゴムからなり、その表面抵抗率が7〜10logΩ/□となるように形成され、硬度は例えば70°(アスカC)に設定される。このバックアップロール26には二次転写バイアスを印加するための不図示の二次転写バイアス電源が接続され、一方、二次転写ロール31は接地されている。また、二次転写部30の上流側には、搬送されてくる用紙Pを二次転写部30に案内する用紙搬送ガイド32が取り付けられている。
一方、二次転写部30の下流側には、二次転写後の中間転写ベルト20上に付着する残留トナーを除去するクリーナとしてのベルトクリーナ27が設けられており、中間転写ベルト20を挟んでベルトクリーナ27に対向する位置には、中間転写ベルト20の内面に沿って板金部材28が配置されている。このベルトクリーナ27は、ステンレスプレート等で構成され中間転写ベルト20の像保持面側に配設されるスクレーパ41と、このスクレーパ41が収容されるクリーナハウジング42とを有している。また、スクレーパ41の一端側はブロック43に挟み込まれることで固定されており、このブロック43は軸44aを中心に揺動するホルダ44に取り付けられている。さらに、ホルダ44の下端側に設けられた凹部44bとクリーナハウジング42下部に設けられた膨出部との間には、スクレーパ41を中間転写ベルト20に向けて付勢するバネ45が取り付けられ、スクレーパ41からみて中間転写ベルト20の移動方向上流側には、除去した異物の外部への飛び散りを抑制するためのフィルムシール46が取り付けられている。
また、ホルダ44は、不図示のクリーナ駆動モータに接続された図示しないカムによりバネ45の付勢方向とは逆方向に付勢あるいは付勢解除できるようになっており、これによりスクレーパ41が中間転写ベルト20に対して接離できるようになっている。そして、本実施の形態では、複数色からなるカラー画像が形成される場合には、最終色前のトナー像が二次転写ロール31およびベルトクリーナ27を通過するまで、これら二次転写ロール31およびベルトクリーナ27が中間転写ベルト20から離間するようになっている。
さらに、定着部50は、ハロゲンランプ等の加熱源を内蔵する定着ロール(加熱ロール)51と、この定着ロール51に圧接配置される加圧ロール52とを備えており、これら定着ロール51と加圧ロール52との間に形成される定着ニップ域にトナー像が転写された用紙Pを通過させることで、定着を行うようになっている。
次に、本実施の形態で用いたトナーおよび現像剤について詳細に説明する。本実施の形態で使用したトナーは、上述したように負極性に帯電する極性を有するものであって、懸濁重合法、乳化凝集合一法、溶解懸濁法等により、ポリエステルやスチレンアクリルなどのバインダ樹脂に着色剤、ワックスを内添してなる微粒子である。粒径は、コールターカウンター(コールター社製)による測定結果で体積平均粒径が約5μmであり、粒度分布指標(GSD)は1.23であった。トナー形状(球形の度合)は形状係数で表し、光学顕微鏡(ミクロフォトFXA:ニコン社製)で得たトナーの拡大写真を、イメージアナライザLuzex3(ニレコ社製)により画像解析を行い、次の式で算出した。
Figure 0005541096
この式は、トナーの投影面積と、それに外接する円の面積との比で表しており、真球の場合に100となり、形状が球形から離れるにつれて数字が大きくなっていく。形状係数が小さければ、転写の際に転写されずに残るトナー(残留トナー)の量が減少していくため、トナーの形状係数は100〜140程度であることが望ましく、本実施の形態では、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色成分トナーの形状係数は129〜134の範囲であった。そして、このトナーに、平均粒径5〜200nmのシリカおよびチタニア等の無機微粒子を外添剤として外添し、平均粒径35μmのフェライトビーズからなるキャリアと混合して二成分現像剤とした。
次に、本実施の形態に係るカラー画像形成装置の作像プロセスについて説明する。図示外のスタートスイッチがオンされると、作像プロセスが実行される。まず、帯電ロール12により感光体ドラム11表面が予め定められた電位に帯電され、次いでレーザ露光器13により画像に対応した静電潜像が書き込まれ、対応する現像器14Y,14M,14C,14Kのいずれかによってこの静電潜像が現像される。例えば、この感光体ドラム11上に書き込まれた静電潜像がイエローに対応したものであれば、この静電潜像はイエローのトナーを内包するイエローの現像器14Yで現像され、感光体ドラム11上にはイエローのトナー像が形成される。そして、感光体ドラム11上に形成されたトナー像は、感光体ドラム11と中間転写ベルト20とが接する一次転写位置において一次転写ロール15に印加される一次転写バイアスにより感光体ドラム11から中間転写ベルト20に一次転写される。一方、一次転写後に感光体ドラム11上に残留したトナーはリフレッシャ16によって機械的に均される。本実施の形態では、所謂球形トナーを用いているために転写効率が非常に高く、残留トナーはほとんど発生しないことから、ドラムクリーナを配設しなくても、良好な画像を形成することが可能となっている。
このとき、単色画像を形成する際には、中間転写ベルト20に一次転写されたトナー像を直ちに用紙Pに二次転写するのであるが、複数色のトナー像を重ね合わせたカラー画像を形成する場合には、感光体ドラム11上でのトナー像の形成並びに感光体ドラム11上に形成されたトナー像の一次転写の工程が色数分だけ繰り返される。例えば、四色のトナー像を重ね合わせたフルカラー画像を形成する場合、感光体ドラム11上には順次イエロー、マゼンタ、シアンおよび黒のトナー像が形成され、これら各色のトナー像は順次中間転写ベルト20に一次転写される。一方、中間転写ベルト20は、一次転写されたトナー像を保持したまま感光体ドラム11と同一周期で回転し、中間転写ベルト20上にはその一回転毎にマゼンタ、シアンおよび黒のトナー像が転写され、重ねられる。
このようにして中間転写ベルト20に一次転写されたトナー像は、中間転写ベルト20の回転に伴って二次転写位置へと搬送される。一方、用紙Pは、図示しないレジストロールにて予め定められたタイミングで用紙搬送ガイド32を介して二次転写位置へと供給され、中間転写ベルト20(バックアップロール26)に対して二次転写ロール31が用紙Pをニップする。すると、二次転写位置では、二次転写部30である二次転写ロール31とバックアップロール26との間に働く二次転写電界の作用で、中間転写ベルト20に保持されたトナー像が用紙Pに静電転写(二次転写)される。その後、トナー像が転写された用紙Pは定着部50へと搬送されて用紙P上のトナー像が加熱加圧定着され、一方、二次転写位置を通過した中間転写ベルト20上に残留した残留トナーは、ベルトクリーナ27によって除去される。
次に、定着部50(以下、定着装置ということがある)について説明する。
図2は、定着装置50が有する一対のロールを説明する図である。
図2に示すように、定着装置50は、定着ロール51と加圧ロール52とを備えた2ロールタイプである。定着ロール51は、コア51aと、このコア51aを覆う弾性体層51bと、この弾性体層51bをさらに覆う離型層51cと、コア51aの中心部に設けられたヒータ(熱源)51dとを備えている。また、加圧ロール52は、コア52aと、このコア52aを覆う弾性体層52bと、この弾性体層52bをさらに覆う離型層52cと、コア52aの中心部に設けられたヒータ(熱源)52dとを備えている。
すなわち、定着ロール51および加圧ロール52は、例えば厚さ4mm、長さ350mmのアルミニウムのコア51a,52a表面に、耐熱性シリコンゴムからなる弾性体層51b,52bを被覆し、さらに弾性体層51b,52bの表面に厚さ30μmのPFA(四フッ化エチレン−パーフルオロアルコキシエチレン共重合樹脂)チューブからなる離型層51c,52cを被覆して形成されている。
そして、定着ロール51および加圧ロール52は、例えば、概略外径50mmである。定着ロール51の内部には、例えば570Wのハロゲンランプ等のヒータ51dが設けられている。また、加圧ロール52の内部には、470Wのハロゲンランプ等のヒータ52dが設けられている。定着ロール51および加圧ロール52の表面温度がそれぞれ予め定められた温度(トナーの溶融温度に依存し、本実施形態においては約100〜190℃)となるように内部から加熱する。
定着ロール51の弾性体層51bのゴムを硬度33°(JIS−A)、厚さ3mmにしている。加圧ロール52の弾性体層52bのゴム硬度を45°で厚さを2mmにしている。これにより、定着(一次定着)ニップは、定着ロール51に加圧ロール52が食い込む形状となる。このため、定着時にトナー画像が定着ロール51に溶融して接触しても剥離しやすくなる。
このように構成された定着ロール51および加圧ロール52は、次のような作用を有する。すなわち、搬送ベルト57により搬送されてきた用紙Pは、加圧ロール52により定着ロール51に、例えば0.1〜0.8MPaの圧力で押圧される。そして、用紙Pに保持されているトナー像のトナー樹脂が加熱溶融され、用紙Pに定着される。
図3は、定着装置50の定着ロール51周りの構成を説明する図である。同図の(a)は、定着ロール51に対して外部加熱ロール53が接触する一方でリフレッシュロール54が離間している状態であり、第1の状態の一例である。(b)は、定着ロール51に対して外部加熱ロール53が離間する一方でリフレッシュロール54が接触している状態であり、第2の状態の一例である。(c)は、定着ロール51に対して外部加熱ロール53およびリフレッシュロール54が離間している状態であり、第3の状態の一例である。また、定着ロール51は加熱部材の一例であり、加圧ロール52は加圧部材の一例であり、外部加熱ロール53は外部加熱部材の一例であり、リフレッシュロール54は研磨部材の一例である。
同図に示すように、定着ロール51は、定着ロール51に対して接離可能な外部加熱ロール53と、定着ロール51に対して接離可能なリフレッシュロール54と、を備えている。
後述するように、外部加熱ロール53とリフレッシュロール54のいずれもが同時に定着ロール51に接触するものではなく、外部加熱ロール53とリフレッシュロール54のいずれか一方が定着ロール51に接触するものである。本実施の形態では、後述するように、外部加熱ロール53およびリフレッシュロール54の定着ロール51に対する接離動作を単一の駆動源で実現している。
外部加熱ロール53は、定着ロール51の弾性体層51bの熱伝達速度が遅いことから、必要に応じて定着ロール51へ熱補給を行うためのものである。すなわち、未定着転写紙が定着ロール51を通過する際に、定着ロール51の表面の熱が未定着転写紙に奪われる速さに対して、定着ロール51のヒータ51dからの熱補給が定着ロール51の表面に供給される速度が遅く、定着ロール51の表面が一時的に温度低下するおそれがある。そこで、本実施の形態では、未定着転写紙が定着ニップに進入したら外部加熱ロール53を定着ロール51に圧接させ、定着ロール51に熱を外側から供給している。これにより、定着ロール51の表面温度が一定に保たれて、均一な画質を生成することが可能になる。
また、リフレッシュロール54は、定着ロール51の表面に接触回転させて表面の亀裂を研磨するためのものである。すなわち、厚紙を多数走行させると、用紙Pの裁断時のバリが原因となって定着ロール51の表面に亀裂が入ることで、用紙Pの定着画像に筋が現れてしまうおそれがある。このような現象を防止するための方策として、用紙バリ取り装置を画像形成装置内の定着装置上流側に配置することも考えられるが、装置が大型化し、コストの上昇にもつながってしまう。そこで、本実施の形態では、定着ロール51にリフレッシュロール54を圧接させて磨くことで凹凸を滑らかにして画像に筋が入らないようにする外部加熱ロール53を備えることで、上述の現象を装置の大型化およびコスト上昇を抑制しつつ防止している。
かかるリフレッシュロール54によるリフレッシュ動作の制御は、規定枚数走行後のプリント終了時点で自動的に行う場合と、ユーザが手動ボタンを押して起動する場合と、がある。
さらに説明すると、外部加熱ロール53は、未定着転写紙が定着ニップに進入する場合に図3の(a)に示すように定着ロール51に接触するものであり、それ以外の場合には、図3の(b)に示すように外部加熱ロール53の部品としての寿命を考慮して、定着ロール51から離間している。
また、リフレッシュロール54は、定着ニップに進入しない場合言い換えるとプリントジョブが終了した場合に図3の(b)に示すように、待機等の停止している定着ロール51に接触してリフレッシュ動作を行うものである。そして、リフレッシュ動作が終了した場合には図3の(a)に示すように、リフレッシュロール54は、定着ロール51の弾性体層51bの塑性変形を防止すべく、定着ロール51から離間する。
このような定着ロール51に対する外部加熱ロール53およびリフレッシュロール54の離間動作を実行することにより、上述したように、外部加熱ロール53の部品としての寿命が短くなるのを防止する。また、定着ロール51の塑性変形による定着ニップの安定的な確保が困難になって振動や定着不良を誘発するおそれを防止し、さらには、定着ロール51の表面の円周方向の温度を均一に保てなくなって均一な画質を達成することが困難になることを防止する。
なお、図3の(c)に示す状態(ホームポジション)に切り換えるタイミングとしては、プリント終了後にプリント指示を待つ待機状態である場合が考えられる。そのほかに、例えば電源オンされた場合も考えられる。すなわち、画像形成装置の電源がOFFからONになったときには、外部加熱ロール53およびリフレッシュロール54を定着ロール51から離間させる動作(イニシャライズ動作)を行う。かかる動作により、図3の(c)に示すように、外部加熱ロール53およびリフレッシュロール54がホームポジションにセットされる。
次に、定着装置50における駆動伝達系について説明する。
図4及び図5は、外部加熱ロール53およびリフレッシュロール54を駆動する駆動機構部70を説明する図である。図4は概略平面図であり、図5は、図4のステッピングモータ71の側から見た概略正面図であり、ステッピングモータ71の図示を省略している。
図4及び図5に示すように、駆動機構部70は、制御部60により駆動制御される単一のステッピングモータ71と、ステッピングモータ71の駆動軸71aに同軸に固定して取り付けられたモータ軸ギア72と、モータ軸ギア72と噛み合って配置されるアイドラーギア73と、アイドラーギア73の軸部材に同軸に固定して取り付けられたアイドラーギア74と、を備えている。また、駆動機構部70は、アイドラーギア74と噛み合って配置されるアイドラーギア75と、アイドラーギア75と噛み合って配置されるカム軸ギア76と、アイドラーギア74と噛み合って配置されるカム軸ギア78と、を備えている。
カム軸ギア76は、外部加熱ロール53へ駆動力を伝達するためのカム軸77に同軸に固定して取り付けられている。また、カム軸ギア78は、リフレッシュロール54へ駆動力を伝達するためのカム軸79に同軸に固定して取り付けられている。
ステッピングモータ71は、パルス電力に同期して動作するものであり、正回転の方向と逆回転の方向の双方向に切り替え可能に回転可能である。モータ軸ギア72、アイドラーギア73,74,75およびカム軸ギア76,78は、平歯車で構成されている。ステッピングモータ71の駆動軸71a、アイドラーギア73の軸部材及びカム軸77,79は互いに平行に配置されている。
ステッピングモータ71が回転すると、モータ軸ギア72、アイドラーギア75およびカム軸ギア78は、ステッピングモータ71の回転方向と同じ方向に回転する一方で、アイドラーギア73,74及びカム軸ギア76は、ステッピングモータ71の回転方向とは反対の方向に回転する。
外部加熱ロール53用のカム軸ギア76とリフレッシュロール54用のカム軸ギア78とは、互いに逆の方向に回転する。
さらに説明すると、カム軸ギア78は、一方向にのみ駆動力を伝達し他方向には駆動力を伝達せずに遮断するワンウェイクラッチ78aを介して、カム軸79に取り付けられている。より具体的には、ステッピングモータ71が正回転すると、その駆動力がカム軸ギア78からワンウェイクラッチ78aを介してカム軸79に伝達され、これにより、カム軸ギア78およびカム軸79は、ステッピングモータ71の回転方向と同じ方向に回転する。しかしながら、ステッピングモータ71が逆回転すると、その駆動力はカム軸ギア78からワンウェイクラッチ78aを介してカム軸79に伝達されず、したがって、カム軸ギア78は、ステッピングモータ71の回転方向と同じ方向に回転するものの、カム軸79は回転しない。なお、本明細書においては、ステッピングモータ71の駆動力がカム軸ギア78からワンウェイクラッチ78aを介してカム軸79に伝達される場合におけるステッピングモータ71の回転方向を正回転とし、ステッピングモータ71の駆動力がワンウェイクラッチ78aの作用によりカム軸79に伝達されない場合におけるステッピングモータ71の回転方向を逆回転とする。
したがって、ステッピングモータ71が正回転すると、外部加熱ロール53用のカム軸77は、ステッピングモータ71の回転方向とは反対の方向に回転し、リフレッシュロール54用のカム軸79は、ステッピングモータ71の回転方向と同じ方向に回転する。ところが、ステッピングモータ71が逆回転すると、外部加熱ロール53用のカム軸77は、ステッピングモータ71の回転方向とは反対の方向に回転するものの、リフレッシュロール54用のカム軸79は、回転しない。
図6及び図7は、外部加熱ロール53とカム軸77との間における駆動機構部70を説明する図である。図6は縦断面図であり、図7は斜視図である。
図6及び図7に示すカム軸77には、上述したように、外部加熱ロール53用のカム軸ギア76(図4又は図5参照)が固定して取り付けられている。また、このカム軸77には、外部加熱ロール53用のカム81が固定して取り付けられている。
このカム81は、回転中心から円周面までの距離がカム81の円周面の位置により変わる偏心の板カム(cam)である。そして、カム81には、外部加熱ロール53と同軸に配置されている円形部材82が圧接している。円形部材82として、例えばベアリングを用いることが考えられる。
このように構成されていることから、円形部材82は、カム81の回転に追従してカム軸77に対して変位する。言い換えると、カム81がカム軸77によって回転すると、円形部材82が圧接するカム81の円周面における位置に応じて、円形部材82は定着ロール51に対して変位する。そして、円形部材82の変位と連動して、外部加熱ロール53は変位する。したがって、カム81が回転すると、その位置に合わせて円形部材82が変位し、これにより、外部加熱ロール53は、定着ロール51に対して変位する。
なお、外部加熱ロール53の位置は、図示しない位置センサにより検出され、検出結果が制御部60に出力される。図6及び図7は、外部加熱ロール53が定着ロール51に接触している場合の状態を図示している。
図8は、リフレッシュロール54とカム軸79との間における駆動機構部70を説明する図である。図8は斜視図である。
図8に示すカム軸79には、上述したように、リフレッシュロール54用のカム軸ギア78が固定して取り付けられている。また、このカム軸79には、リフレッシュロール54用のカム83が固定して取り付けられている。このカム83は、カム81と同じく、板カムであり、回転中心と円周面までの距離が短い円周面の部分に凹部を形成することで偏心量が大きくなるように構成している。そして、カム83には、例えばベアリング等の円形部材84が圧接している。この円形部材84は、リフレッシュロール54が取り付けられている板状部材85に取り付けられている。板状部材85では、一端部(下端部)85aが支点として装置本体側に保持され、他端部(上端部)85bが、円形部材84がカム83に圧接される方向に圧縮コイルバネで付勢されている。
このように構成されていることから、カム83がカム軸79によって回転すると、円形部材84が圧接するカム83の円周面における位置に応じて、円形部材84は定着ロール51に対して移動する。円形部材84が定着ロール51に対して移動すると、板状部材85がそれに連動して移動し、これにより、リフレッシュロール54は定着ロール51に対して変位する。
なお、リフレッシュロール54の位置は、図示しない位置センサにより検出され、検出結果が制御部60に出力される。図8は、リフレッシュロール54が定着ロール51に接触している場合の状態を図示している。
ここで、ステッピングモータ71が正回転すると、その駆動力により、外部加熱ロール53およびリフレッシュロール54が定着ロール51に対して変位する。すなわち、正回転するステッピングモータ71の駆動力により、外部加熱ロール53用のカム81(図6又は図7参照)が回転して円形部材82が定着ロール51に対して変位し、外部加熱ロール53が定着ロール51に対して変位する。また、正回転するステッピングモータ71の駆動力は、ワンウェイクラッチ78a(図4参照)で遮断されることなくリフレッシュロール54用のカム83(図8参照)に伝達され、さらには円形部材84が定着ロール51に対して変位することで、板状部材85は、一端部85aを中心として回転し、リフレッシュロール54が定着ロール51に対して変位する。
その一方で、ステッピングモータ71が逆回転するときには、その駆動力により、外部加熱ロール53が定着ロール51に対して変位し、リフレッシュロール54は定着ロール51に対して変位しない。逆回転するステッピングモータ71の駆動力は、ワンウェイクラッチ78a(図4参照)で遮断され、リフレッシュロール54用のカム軸79には伝達されない。
このように、ステッピングモータ71を正回転させると、外部加熱ロール53およびリフレッシュロール54は定着ロール51に対する位置関係を変える。このため、正回転の場合には、外部加熱ロール53およびリフレッシュロール54が定着ロール51に対する接触および離間を繰り返す。また、ステッピングモータ71を逆回転させると、外部加熱ロール53が定着ロール51に対して位置関係を変えるものの、リフレッシュロール54は定着ロール51に対して変位しない。このため、逆回転の場合には、外部加熱ロール53は定着ロール51に対する接触および離間を繰り返すものの、リフレッシュロール54は定着ロール51に対する位置関係を維持する。
ステッピングモータ71が正回転する場合と逆回転する場合とで、外部加熱ロール53およびリフレッシュロール54の定着ロール51に対する接離動作が互いに異なる。
制御部60(図1参照)は、ステッピングモータ71を制御して、第1の状態の一例としての図3の(a)の状態、第2の状態の一例としての図3の(b)の状態および第3の状態の一例としての図3の(c)の状態を相互に変更させる。
次に、制御部60(図1参照)によるステッピングモータ71の制御について説明する。
制御部60は、電源オンの当初には、外部加熱ロール53およびリフレッシュロール54の定着ロール51に対する接離状態を把握しておらず、図3の(a)の状態であるのか図3の(b)の状態であるのか、さらには図3の(c)の状態であるのかが不明である。そこで、制御部60は、電源オン時には、定着装置50の初期動作として、外部加熱ロール53およびリフレッシュロール54をホームポジションにセットする(図3の(c)参照)。すなわち、制御部60は、リフレッシュロール54が定着ロール51から離間する位置であることを示す図示しない位置センサからの信号を受けるまで、ステッピングモータ71を正回転させる。
制御部60は、リフレッシュロール54が定着ロール51から離間する位置にあることの信号を受信すると、ステッピングモータ71の回転をいったん停止させ、その後に、ステッピングモータ71を逆回転させる。制御部60は、外部加熱ロール53が定着ロール51から離間する位置であることを示す図示しない位置センサからの信号を受けるまで、ステッピングモータ71を逆回転させる。このときには、リフレッシュロール54は、ワンウェイクラッチ78a(図4参照)の作用により、定着ロール51に対して離間する位置のままである。
制御部60は、外部加熱ロール53が定着ロール51から離間する位置にあることの信号を受信すると、ステッピングモータ71の回転を停止させる。これにより、外部加熱ロール53およびリフレッシュロール54はホームポジション(図3の(c)参照)にセットされる。
制御部60は、ホームポジション(図3の(c)参照)の状態から、外部加熱ロール53を定着ロール51に接触させると共にリフレッシュロール54を定着ロール51から離間させる状態(図3の(a)参照)にするときには、ステッピングモータ71を逆回転させる。
また、制御部60は、ホームポジション(図3の(c)参照)の状態から、外部加熱ロール53を定着ロール51から離間させると共にリフレッシュロール54を定着ロール51に接触させる状態(図3の(b)参照)にするときには、まずステッピングモータ71を正回転させてリフレッシュロール54を定着ロール51に接触させた後に、外部加熱ロール53が定着ロール51から離間するまでステッピングモータ71を逆回転させる。
また、制御部60は、図3の(a)から(b)へ変更する場合には、まずステッピングモータ71を正回転させてリフレッシュロール54を定着ロール51に接触させた後に、ステッピングモータ71を逆回転させて外部加熱ロール53を定着ロール51から離間させる。
また、制御部60は、図3の(b)から(a)へ変更する場合には、ステッピングモータ71を正回転させてリフレッシュロール54を定着ロール51から離間させた後に、ステッピングモータ71を逆回転させて外部加熱ロール53を定着ロール51に接触させる。
このように、外部加熱ロール53およびリフレッシュロール54の定着ロール51に対する相対的位置関係を変更する際には、ワンウェイクラッチ78a(図4参照)の作用により駆動力の伝達/遮断が可能なリフレッシュロール54について位置を決めた後に、ステッピングモータ71の正回転/逆回転に応じて変位する外部加熱ロール53の位置を決める。
ここで、本実施の形態について種々の変形例が考えられる。すなわち、本実施の形態では、ワンウェイクラッチ78a(図4参照)をリフレッシュロール54側の駆動伝達系に配設しているが、その代わりに、外部加熱ロール53側の駆動伝達系に配設するという変形例である。
また、他の変形例は、リフレッシュロール54側の駆動伝達系に第1のワンウェイクラッチを配設すると共に、駆動力の伝達および遮断が第1のワンウェイクラッチとは反対になる第2のワンウェイクラッチを、外部加熱ロール53側の駆動伝達系に配設する構成である。この場合には、ステッピングモータ71を正回転させると、リフレッシュロール54だけが定着ロール51に対する相対的位置関係が変更され、また、ステッピングモータ71を逆回転させると、外部加熱ロール53に対する相対的位置関係が変更される。
また、本実施の形態では、外部加熱ロール53およびリフレッシュロール54の定着ロール51に対する接離動作を行う単一のモータの一例としてのステッピングモータ71を用いているが、製造コストの上昇や制御の複数化等の懸念があるものの複数のモータを用いる変形例も考えられる。
50…定着装置、51…定着ロール、52…加圧ロール、53…外部加熱ロール、54…リフレッシュロール、60…制御部、70…駆動機構部、71…ステッピングモータ、71a…駆動軸、72…モータ軸ギア、73,74,75…アイドラーギア、76,78…カム軸ギア、77,79…カム軸、78a…ワンウェイクラッチ、81,83…カム、82,84…円形部材、85…板状部材

Claims (8)

  1. 加熱部を備える加熱部材と、
    前記加熱部材に対峙して設けられ、用紙に転写されたトナー像を当該加熱部材と共に用紙に定着する加圧部材と、
    前記加熱部材に接離可能に配置され、当該加熱部材に接触して熱を供給する外部加熱部材と、
    前記加熱部材に接離可能に配置され、当該加熱部材に接触して当該加熱部材を研磨する研磨部材と、
    モータを備え、前記外部加熱部材及び前記研磨部材の前記加熱部材に対する接離動作を当該モータで行う駆動機構部と、
    前記外部加熱部材が前記加熱部材に接触して前記研磨部材が当該加熱部材と離間する第1の状態と当該外部加熱部材が当該加熱部材と離間して前記研磨部材が当該加熱部材に接触する第2の状態とを相互に変更するように前記駆動機構部の前記モータを制御する制御部と、
    を含む定着装置。
  2. 前記駆動機構部は、単一の前記モータを備え、前記モータの回転方向が異なると、前記外部加熱部材及び前記研磨部材の前記加熱部材に対する接離動作が異なることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記駆動機構部は、前記単一のモータが一方向に回転すると前記外部加熱部材と前記研磨部材の両方が前記加熱部材に対する接離動作を行い、当該単一のモータが他方向に回転すると当該外部加熱部材と当該研磨部材のいずれか一方が当該加熱部材に対する接離動作を行うことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記制御部は、前記第1の状態と前記第2の状態と前記外部加熱部材及び前記研磨部材が前記加熱部材と離間する第3の状態とを相互に変更するように前記駆動機構部の前記モータを制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. トナー像を形成するトナー像形成手段と、
    前記トナー像形成手段によって形成されたトナー像を記録材上に転写する転写手段と、
    前記記録材上に転写されたトナー像を当該記録材に定着する定着手段と、
    を含み、
    前記定着手段は、
    加熱部を備える加熱部材と、
    前記加熱部材に対峙して設けられ、用紙に転写されたトナー像を当該加熱部材と共に用紙に定着する加圧部材と、
    前記加熱部材に接離可能に配置され、当該加熱部材に接触して熱を供給する外部加熱部材と、
    前記加熱部材に接離可能に配置され、当該加熱部材に接触して当該加熱部材を研磨する研磨部材と、
    モータを備え、前記外部加熱部材及び前記研磨部材の前記加熱部材に対する接離動作を当該モータで行う駆動機構部と、
    前記外部加熱部材が前記加熱部材に接触して前記研磨部材が当該加熱部材と離間する第1の状態と当該外部加熱部材が当該加熱部材と離間して前記研磨部材が当該加熱部材に接触する第2の状態とを相互に変更するように前記駆動機構部の前記モータを制御する制御部と、
    を含む画像形成装置。
  6. 前記駆動機構部は、単一の前記モータを備え、前記モータの回転方向が異なると、前記外部加熱部材及び前記研磨部材の前記加熱部材に対する接離動作が異なることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記駆動機構部は、前記単一のモータが一方向に回転すると前記外部加熱部材と前記研磨部材の両方が前記加熱部材に対する接離動作を行い、当該単一のモータが他方向に回転すると当該外部加熱部材と当該研磨部材のいずれか一方が当該加熱部材に対する接離動作を行うことを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記第1の状態と前記第2の状態と前記外部加熱部材及び前記研磨部材が前記加熱部材と離間する第3の状態とを相互に変更するように前記駆動機構部の前記モータを制御することを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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