JP5539128B2 - 嵌合時のガタ規制コネクタ - Google Patents

嵌合時のガタ規制コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP5539128B2
JP5539128B2 JP2010202010A JP2010202010A JP5539128B2 JP 5539128 B2 JP5539128 B2 JP 5539128B2 JP 2010202010 A JP2010202010 A JP 2010202010A JP 2010202010 A JP2010202010 A JP 2010202010A JP 5539128 B2 JP5539128 B2 JP 5539128B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
male
terminal
backlash
female
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010202010A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012059565A (ja
Inventor
晋 根本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2010202010A priority Critical patent/JP5539128B2/ja
Publication of JP2012059565A publication Critical patent/JP2012059565A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5539128B2 publication Critical patent/JP5539128B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

本発明は、嵌合時のガタ規制コネクタに関するもので、特に、オス端子先端がメスハウジングの端子拾い面と合うまでガタ規制をしかつその後はコネクタ挿入力が増加することを抑制したガタ規制コネクタに関する。
樹脂成形で作られるコネクタでは、製品の公差や成型時のソリ等に対応するためにオスメス間の隙間を大きめに設定してある。この隙間に起因する嵌合時のガタつき防止を目的として、ボスを設ける構造や、リブを設ける構造によってガタ詰めを行っている。
このような従来のコネクタとしては、特許文献1記載のものが知られている。
特開平9−306592号公報
〈従来装置の問題点〉
オスメスコネクタ間のガタつきを抑える必要があるのは、オス端子の先端部がメスハウジング嵌合面のテーパー部で拾われるときである。しかし、端子先端部が拾われるのは、コネクタ挿入過程の初期〜中間であるため、従来技術により規制した場合、金型の抜きテーパーによって奥側ほどラップ量が増え、コネクタ挿入力が高くなってしまう問題点があった。そこで逆に、挿入力を抑えようとした場合には、コネクタ間のガタつきを規制できずに、端子どつきによる端子曲がりが発生した。
〈本発明の目的〉
本発明は上記欠点を解決するためになされたもので、コネクタ挿入力が増加することを抑制しつつ、かつ嵌合時のガタを規制することのできるコネクタを提供することを目的としている。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、本願の第1発明は、端子収容室にオス端子が収容されたオスハウジングと、端子収容室にメス端子が収容されたメスハウジングと、を備え、かつ、前記メスハウジングにガタ規制溝を設け、前記ガタ規制溝に入り込むガタ規制リブを前記オスハウジングに設けて前記両ハウジング間の上下のガタを規制して成るガタ規制コネクタであって、前記ガタ規制溝上に追加突起を前記ガタ規制リブと当接する高さに設け、これにより、前記メスハウジングの前面に設けられたオス端子拾い面が前記オス端子の先端を有効にオス端子先端挿入口へと導くことを特徴としている。
また、第2発明は、第1発明の嵌合時のガタ規制コネクタにおいて、前記オス端子と前記メス端子が接触を開始する段階で前記追加突起が入り込むための逃げ溝を前記ガタ規制リブ上に設けたことにより、両ハウジングの嵌合が完了するまで両者間の摩擦抵抗を低減し維持することを特徴としている。
第1発明によれば、ガタ規制溝上に追加突起を前記ガタ規制リブと当接する高さに設けたので、メスハウジングの前面に設けられたオス端子拾い面がオス端子の先端を有効にオス端子先端挿入口へと導くことができ、嵌合時のガタを規制した操作し易いコネクタが得られる。
第2発明によれば、オス端子とメス端子が接触を開始する段階で追加突起が入り込むための逃げ溝をガタ規制リブ上に設けたので、両ハウジングの嵌合が完了するまで両者間の摩擦抵抗を低減し維持することができ、したがって嵌合時のガタを規制することができしかもコネクタ挿入力が増加することを抑制したコネクタが得られる。
図1は本発明に係る嵌合時のガタ規制コネクタの斜視図で、(A)はオスハウジングとオス端子の斜視図、(B)はメスハウジングとメス端子の斜視図である。 図2はオスハウジングとメスハウジングの嵌合直前を示す図で、(A)は正面図、(B)は(A)のA−A矢視図である。 図3はオスハウジングとメスハウジングの嵌合後を示す図で、(A)は正面図、(B)は(A)のB−B矢視図である。
両ハウジングの嵌合時のガタを規制して両者の嵌合をし易くすると共に、嵌合が完了するまで両者間の摩擦抵抗を低減してコネクタ挿入力が増加することを抑制できる本発明に係るコネクタについて、図1〜図3を用いて説明する。
〈本発明に係る嵌合時のガタ規制コネクタの構成〉
図1において、本発明に係る嵌合時のガタ規制コネクタは、オスハウジング10およびオス端子10Tと、メスハウジング20およびメス端子20Tと、から成っている。そこでこれらについて、以下に説明する。
〈オスハウジング10〉
オスハウジング10は、従来製品と同じく端子収容室10Hがあり、オスハウジングフード10Cの内側にガタ規制リブ10Aが挿入方向に延びており、このガタ規制リブ10A上に本発明に係る逃げ溝10Bが設けられている。
《ガタ規制リブ10A》
ガタ規制リブ10Aは、オスハウジングフード10Cの左右の内側にそれぞれ内壁面から突出した形状(図では断面矩形状)をしており、それが挿入方向に延びている。このガタ規制リブ10Aにメスハウジング20のガタ規制溝20Aが入り込んで、両者間の上下のガタが規制される。
《逃げ溝10B》
逃げ溝10Bは、ガタ規制リブ10Aの上の奥側にガタ規制リブ10Aを下方に若干抉(えぐ)るように設けられた溝である。逃げ溝10Bの開始位置は、オス端子10Tとメス端子20Tが接触を開始する段階で、メスハウジング20の追加突起20B(後述)が存在しているガタ規制溝20Aの位置で始まり、嵌合が完了したときの追加突起20Bが存在しているガタ規制溝20Aの位置で終わる。逃げ溝10Bの深さは、メスハウジング20の追加突起20Bが入りこんで、オスメスハウジング間の摩擦抵抗が低減できる深さであればよい。
〈メスハウジング20〉
メスハウジング20は、従来製品と同じく端子収容室20Hがあり、端子収容室20Hの前面(オスハウジングとの嵌合側)にオス端子先端挿入口20Mを設け、オス端子先端挿入口20Mの壁面厚みにオス端子先端が入り易くするロート状のオス端子拾い面20Gが形成されている。メスハウジング20の外側のオスハウジング10のガタ規制リブ10Aと対向する部位にガタ規制溝20Aが長さ方向に設けられている。そして、さらに本発明により、追加突起20Bがガタ規制溝20Aに設けられている。
《ガタ規制溝20A》
ガタ規制溝20Aは、メスハウジング20の外側のオスハウジング10のガタ規制リブ10Aを収容するための溝で、ガタ規制リブ10Aと対向する部位に長さ方向に形成されている。メスハウジング20のガタ規制溝20Aにオスハウジング10のガタ規制リブ10Aが入り込むことで、両者間の上下のガタが規制される。
《追加突起20B》
追加突起20Bは、ガタ規制溝20Aの上下どちらかに(図では上側に)ガタ規制リブ10Aに向けて設けられた突起である。追加突起20Bの高さは、オスハウジング10のガタ規制リブ10Aと隙間なく常に当接するような高さに設定されている。
〈本発明に係る発明の2つの作用〉
本発明に係る発明は次ぎに述べる2つの作用をすることが特徴である。
(1)オス端子とメス端子の接触前では、オス端子先端を有効に挿入する作用をし、
(2)オス端子とメス端子の接触後は、挿入抵抗の増加を回避する作用をしている。
《オス端子とメス端子の接触前:オス端子先端を有効に挿入》
端子収容室10Hにオス端子10Tが収容されたオスハウジング10と、端子収容室20Hにメス端子20Tが収容されたメスハウジング20を嵌合しようとするとき、まずメスハウジング20に設けられたガタ規制溝20Aと、オスハウジング10に設けられたガタ規制リブ10Aにより、オスメスハウジング間の上下のガタが規制される。ここで、メスハウジング20のガタ規制溝20A上に設けられた追加突起20Bは、図2(B)の拡大図のように、オスハウジング10のガタ規制リブ10Aと隙間なく常に当接する高さに設定されているので、オスメスハウジング間には上下のガタが無い状態で嵌合が進められる。これにより、メスハウジング20の前面に設けられたオス端子拾い面20Gはオス端子先端を有効にオス端子先端挿入口20Mへと導くことができる(図2(B)拡大図参照)。
《オス端子とメス端子の接触後:挿入抵抗の増加を回避》
嵌合が進み、オス端子10Tとメス端子20Tが接触を開始する段階では、追加突起20Bは、図3(B)の拡大図のように、オスハウジング10のガタ規制リブ10A上に設けられた逃げ溝10Bに入るため、オスメスハウジング間の摩擦抵抗を低減し、この状態をオスメスハウジングの嵌合が完了するまで維持する。
オスメスハウジング間のガタつきを、ガタ規制リブ10Aと追加突起20B(図2(B)拡大図)により規制するが、その際にはオスメスハウジング間の摩擦で挿入抵抗が増加する。しかし、オスメス端子が接触することで端子により挿入抵抗が増加するタイミングでは、追加突起20Bが逃げ溝10B(図3(B)拡大図)に入ることでオスメスハウジング間の摩擦を低減するので、オスメスハウジング間のガタを効果的に規制しながら、全体での挿入抵抗の増加を回避する。
〈本発明に係る発明の効果〉
以上のように、本発明によれば、オスメスハウジング間のガタつきを効果的に規制しながら、挿入抵抗の増加を回避することができる。
さらに、嵌合作業の後半では、オスメスハウジング間の摩擦抵抗が低減しているため、作業者がロック機構の作動を節度よく感じることができる。
そして、オスメスハウジング間のガタが従来技術よりも規制されるため、端子のベンドアップ・ダウン(圧着時に端子が上向きまたは下向きに変形すること。これが起きると端子先端の振れ量が増えてしまう。)の許容量が増え、ハーネス製造工程の不良を低減できる。
また、嵌合作業の前半では、常にオスメスハウジング間で当接する追加突起20B(図2(B)拡大図)によってオスメスハウジング間のガタつきを効果的に規制し、メスハウジング20の前面にオス端子拾い面20G(図2(B)拡大図)を広く取れない構造であっても有効に端子拾いを実現できるようになった。
嵌合作業の後半では、オスメス端子の接触するタイミングに合わせて設定された逃げ溝10B(図2(B)拡大図)により、追加突起20B(図2(B)拡大図)の当接は解除され、オスメスハウジング間の摩擦抵抗を低減することで、全体の挿入抵抗増加を回避することができる。
〈変形例〉
図1〜図3では、ガタ規制リブ10Aおよびガタ規制溝20A上に逃げ溝10B、さらに追加突起20Bを設けた構造としているが、本発明はこの構造に限らず、例えば、メスハウジング20の外周に追加突起とオスハウジングフード内周に逃げ溝を設けた構造、あるいはその逆にも適用できる。
また、ガタ規制の方向も上下のみならず左右のガタに対しても適用できる。
10 オスハウジング
10A ガタ規制リブ
10B 逃げ溝
10C オスハウジングフード
10H 端子収容室
10T オス端子
20 メスハウジング
20A ガタ規制溝
20B 追加突起
20G オス端子拾い面
20H 端子収容室
20M オス端子先端挿入口
20T メス端子

Claims (2)

  1. 端子収容室にオス端子が収容されたオスハウジングと、端子収容室にメス端子が収容されたメスハウジングと、を備え、かつ、前記メスハウジングにガタ規制溝を設け、前記ガタ規制溝に入り込むガタ規制リブを前記オスハウジングに設けて前記両ハウジング間の上下のガタを規制して成るガタ規制コネクタであって、
    前記ガタ規制溝上に追加突起を前記ガタ規制リブと当接する高さに設け、これにより、前記メスハウジングの前面に設けられたオス端子拾い面が前記オス端子の先端を有効にオス端子先端挿入口へと導くことを特徴とする嵌合時のガタ規制コネクタ。
  2. 前記オス端子と前記メス端子が接触を開始する段階で前記追加突起が入り込むための逃げ溝を前記ガタ規制リブ上に設け、これにより両ハウジングの嵌合が完了するまで両者間の摩擦抵抗を低減し維持することを特徴とする請求項1記載の嵌合時のガタ規制コネクタ。
JP2010202010A 2010-09-09 2010-09-09 嵌合時のガタ規制コネクタ Expired - Fee Related JP5539128B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010202010A JP5539128B2 (ja) 2010-09-09 2010-09-09 嵌合時のガタ規制コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010202010A JP5539128B2 (ja) 2010-09-09 2010-09-09 嵌合時のガタ規制コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012059565A JP2012059565A (ja) 2012-03-22
JP5539128B2 true JP5539128B2 (ja) 2014-07-02

Family

ID=46056428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010202010A Expired - Fee Related JP5539128B2 (ja) 2010-09-09 2010-09-09 嵌合時のガタ規制コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5539128B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6138428B2 (ja) 2012-05-29 2017-05-31 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP5964211B2 (ja) * 2012-11-07 2016-08-03 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP6517774B2 (ja) * 2016-11-10 2019-05-22 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP2024035382A (ja) * 2022-09-02 2024-03-14 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2536467Y2 (ja) * 1991-10-17 1997-05-21 矢崎総業株式会社 スイッチコネクタの防水構造
JP3755677B2 (ja) * 1996-05-10 2006-03-15 矢崎総業株式会社 コネクタの嵌合構造
JP3669227B2 (ja) * 1999-06-09 2005-07-06 住友電装株式会社 コネクタ
JP2004134187A (ja) * 2002-10-09 2004-04-30 Yazaki Corp コネクタ
JP2007059153A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP5034685B2 (ja) * 2007-05-31 2012-09-26 住友電装株式会社 コネクタ
JP5012342B2 (ja) * 2007-09-07 2012-08-29 住友電装株式会社 防水コネクタ
JP2010170968A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Yazaki Corp コネクタの組付構造
JP2009164145A (ja) * 2009-04-24 2009-07-23 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP2011018538A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Yazaki Corp ガタつき防止機能付きコネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012059565A (ja) 2012-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9022798B2 (en) Connector
US9590355B2 (en) Connector and connector assembly
JP5539128B2 (ja) 嵌合時のガタ規制コネクタ
CN107154558A (zh) 连接器
EP3471218B1 (en) Connector
JP2004319155A (ja) コネクタ
US7648385B2 (en) Electrical connector having a LED device thereon
KR101621311B1 (ko) 전기 커넥터
JP2004303457A (ja) コネクタ
WO2014038543A1 (ja) コネクタ
JP3730449B2 (ja) レバー嵌合式コネクタおよびコネクタ本体の形成方法
JP2010135147A (ja) 分割コネクタ
JP2010040183A (ja) コネクタ
JP4379231B2 (ja) 雌端子金具
JP2012094289A (ja) 電線カバー及びコネクタ
JP4706760B2 (ja) 端子金具
CN107492730A (zh) 连接器用端子保持部件、连接器和电连接装置
JP5367654B2 (ja) メス端子
JP6331660B2 (ja) コネクタ
JP5986933B2 (ja) 端子
JP5947661B2 (ja) コネクタ
JP2010003465A (ja) 雌型のコネクタ
JP2010067432A (ja) コネクタ
JP2020126826A (ja) ハウジング及びコネクタ
JPWO2018207651A1 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5539128

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140430

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees