JP5534504B2 - 低挿入力コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、低挿入力コネクタに関する。
図11は、例えばモータと電源との接続等に利用することが可能な大電流用のコネクタの従来例を示したものである。
このコネクタ1は、複数の第1タブ端子3を中心軸方向に突出して保持した第1ハウジング5と、この第1ハウジング5に嵌合接続される第2ハウジング7とを備えている。
第2ハウジング7の先端面には、ハウジング相互の嵌合時に第1タブ端子3が挿入される複数の相手端子収容孔9が設けられている。複数の相手端子収容孔9は、第1ハウジング5上における第1タブ端子3の配列ピッチと同じ配列ピッチで設けられている。
図示はしていないが、各相手端子収容孔9内には、当該相手端子収容孔9内に挿入された第1タブ端子3を挟持する雌側タブ端子が装備される。また、第1ハウジング5には位置合わせ突起11が設けられ、第2ハウジング7には突起11が嵌合する合わせ孔13が設けられている。位置合わせ突起11と合わせ孔13とが整合しないと、ハウジング相互を嵌合させることができず、誤挿入を防止することができる。
以上のコネクタ1は、第1ハウジング5と第2ハウジング7とを嵌合させるときに、同時に、第1タブ端子3が相手の雌側タブ端子に挟持される構成で、ハウジング相互の嵌合時に、ハウジング相互の嵌合部の摩擦力だけでなく、タブ端子相互の摩擦力も作用する。そして、タブ端子相互の摩擦力は、接続する端子数が多くなるほど、大きくなる。
そのため、ハウジング相互の挿抜時に大きな操作力が必要となり、作業員にかかる負担が大きいため、作業性が悪いという問題があった。
そこで、低挿入力でハウジング相互を嵌合させることができるコネクタとして、図12に示すコネクタが提案されている。
このコネクタ15は、下記特許文献1に開示されたもので、第1ハウジング16と第2ハウジング18とは、位置を合わせて嵌合させた後、ハウジング相互を中心軸回りに所定角度相対回転させることで、連結状態となる。
第1ハウジング16に装備されている第1接続端子19は、先端に相手の端子が遊嵌する孔19aが設けられた構造である。第2ハウジング18に装備されている第2接続端子21は、ハウジング相互の嵌合時に先端が孔19aに遊嵌する針状の端子本体21aと、この端子本体21aの基端を第2ハウジング18に固定する端子基部21bとを備えている。
このコネクタ15では、ハウジング相互の嵌合時には、第1接続端子19の孔19aに第2接続端子21の先端が遊嵌するだけで、端子相互間に摩擦が生じないため、端子相互の嵌合によって挿抜時の操作力が増大することがない。
そして、嵌合させたハウジング相互を相対回転すると、図13に示すように、第1接続端子19の位置と第2接続端子21の位置とが周方向に相対移動して距離L1の位置ずれを起こし、この位置ずれにより針状の端子本体21aの両端には逆向きの剪断力F1,F2が作用する。そして、上記の剪断力F1,F2による端子本体21aの撓み変形により、端子本体21aの先端は孔19aの内周面に押圧接触して、第1接続端子19と第2接続端子21とが導通接続状態になる。
なお、第2ハウジング18の先端の円筒状のフード部18aの内周には、係合突起23が突設されている。そして、フード部18aに回転自在に嵌合する第1ハウジング16の円筒壁16aには、係合突起23が進入可能な案内溝25が切り欠き成形されている。
案内溝25は、中心軸方向に沿って延在する嵌合案内溝25aと、この嵌合案内溝25aの終端から周方向に延設された回転案内溝25bとから構成されている。
ハウジング相互の相対回転時の位置規制は、係合突起23と回転案内溝25bとの係合により行っている。回転案内溝25bの終端近くには、ロックばね26が溝内に突出するように設けられている。このロックばね26は、該ロックばね26を乗り越えて回転案内溝25bの終端側に移動した係合突起23を溝の終端との間に係止して、ハウジング相互の相対回転が戻ることを防止する。
実開平06−72185号公報
ところが、特許文献1に記載のコネクタ15は、嵌合させたハウジング16,18を相対回転させたときの変位によって、針状の端子本体21aを撓み変形させて、端子本体21aの先端を第1接続端子19の孔19aの内周に押圧接触させるもので、第1接続端子19と第2接続端子21との接触面積を大きくとれないため、大電流用のコネクタには利用できないという問題があった。
また、ロックばね26が係合突起23を係止することでハウジング相互の相対回転が戻ることを規制しているが、ロックばね26自体が小さいため規制力が小さい。そのため、ロックばね26による係止が外れて、第1接続端子19と第2接続端子21との接触不良等が発生するおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、ハウジング相互の挿抜作業時に作業員にかかる負担を軽減することができ、しかも、それぞれのハウジングに装備されたタブ端子間に大きな接触面積を確保することができる低挿入力コネクタを提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1)中心軸の周囲に複数の第1タブ端子を前記中心軸方向に突出して保持した第1ハウジングと、
前記第1ハウジングの中心軸上で位相を初期嵌合位置に合わせて前記第1ハウジングに嵌合させた後、所定角度だけ前記中心軸回りに相対回転させることで前記第1ハウジングに連結される第2ハウジングと、
前記相対回転に伴う前記各第1タブ端子の変位を許容するように前記第2ハウジングに形成された複数の相手端子収容空間と、
前記相対回転の完了時に前記第1タブ端子が面接触して前記第1タブ端子と導通接続状態となるように前記相手端子収容空間の終端部で前記第2ハウジングに保持された第2タブ端子と、
を備えたことを特徴とする低挿入力コネクタ。
(2)前記第1タブ端子及び第2タブ端子の少なくとも一方には、面接触する相手のタブ端子の表面に弾性接触する弾性接触片が突設されていることを特徴とする上記(1)に記載の低挿入力コネクタ。
(3)前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングの内の一方のハウジングの中心軸の周囲の複数箇所に突設された複数の嵌合用突起と、これらの複数個の嵌合用突起が嵌入するように他方のハウジングに形成された複数の嵌入孔と、を備え、
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとを前記初期嵌合位置を合わせた状態で対向させたとき以外は、前記嵌合用突起及び前記嵌入孔の位置の不整合によってハウジング相互の嵌合ができないように、前記嵌合用突起及び前記嵌入孔の配列ピッチが設定されていることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の低挿入力コネクタ。
上記(1)の構成によれば、第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合時には、第1タブ端子は第2タブ端子に接触しておらず、端子相互間に摩擦が生じないため、端子相互の嵌合によって挿抜時の操作力が増大することがない。そのため、低挿入力でハウジング相互を嵌合させることができる。従って、ハウジング相互の挿抜作業時に作業員にかかる負担を軽減することができ、コネクタ接続作業の作業性を向上させることができる。
また、第1ハウジングと第2ハウジングは、互いに嵌合させた後、所定角度だけ中心軸回りに相対回転させることで連結状態となる。そして、前記相対回転の完了時には、第1ハウジングに保持されている第1タブ端子と第2ハウジングに保持されている第2タブ端子とが接触して、タブ端子相互が導通接続状態になる。このタブ端子相互の接触は、面接触により実現されるため、これらのタブ端子間に大きな接触面積を確保することができる。従って、低挿入力コネクタでありながら、大電流用のコネクタとして利用することができる。
上記(2)の構成によれば、各ハウジングにおける寸法公差や組立誤差に影響されずに、第1タブ端子と第2タブ端子との間に安定した接触圧、接触面積を確保することができ、コネクタとしての信頼性を向上させることができる。
上記(3)の構成によれば、各ハウジングにおける嵌合用突起及び嵌入孔の配列自体が、誤挿入防止機構として機能する。そのため、専用の誤挿入防止機構を装備する必要がなく、各ハウジングの構造が誤挿入防止機構のために繁雑化することを防止することができる。
本発明による低挿入力コネクタによれば、第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合時には、第1タブ端子は第2タブ端子に接触しておらず、端子相互間に摩擦が生じないため、端子相互の嵌合によって挿抜時の操作力が増大することがない。そのため、低挿入力でハウジング相互を嵌合させることができる。従って、ハウジング相互の挿抜作業時に作業員にかかる負担を軽減することができ、コネクタ接続作業の作業性を向上させることができる。
また、第1ハウジングと第2ハウジングは、互いに嵌合させた後、所定角度だけ中心軸回りに相対回転させることで連結状態となる。そして、前記相対回転の完了時には、第1ハウジングに保持されている第1タブ端子と第2ハウジングに保持されている第2タブ端子とが接触して、タブ端子相互が導通接続状態になる。このタブ端子相互の接触は、面接触により実現されるため、これらのタブ端子間に大きな接触面積を確保することができる。従って、低挿入力コネクタでありながら、大電流用のコネクタとして利用することができる。
本発明に係る低挿入力コネクタの一実施形態の斜め上方から見た分解斜視図である。 図1に示した低挿入力コネクタの斜め下方から見た分解斜視図である。 (a)は図1に示した第1ハウジングの嵌合部(先端部)側の構造を示す斜視図、(b)は図1に示した第2ハウジングの嵌合部(先端部)側の構造を示す斜視図である。 図2に示した第1ハウジングに保持される第1タブ端子の斜視図である。 図1に示した第1ハウジングと第2ハウジングの嵌合状態時の外観を示す斜視図である。 (a)は初期嵌合位置で嵌合させた第1ハウジングと第2ハウジングとを相対回転させる前の第1タブ端子と第2タブ端子との位置関係を示す横断面図、(b)は第1ハウジングと第2ハウジングの相対回転途中における第1タブ端子と第2タブ端子との位置関係を示す横断面図、(c)は第1ハウジングと第2ハウジングの相対回転完了時の第1ハウジングと第2ハウジングとの接触状態を示す横断面図である。 (a)は図2に示した第2ハウジングに保持される第2タブ端子を第1タブ端子と接触する表面側から見た斜視図、(b)は同第2タブ端子の裏面側から見た斜視図である。 図6(c)のA−A断面図である。 図8のB−B断面斜視図である。 図8のC−C断面図である。 従来の大電流用のコネクタの分解斜視図である。 従来の低挿入力コネクタの分解斜視図である。 図12に示した低挿入力コネクタにおける端子相互の接続状態の説明図である。
以下、本発明に係る低挿入力コネクタの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る低挿入力コネクタの一実施形態の斜め上方から見た分解斜視図、図2は図1に示した低挿入力コネクタの斜め下方から見た分解斜視図である。
この一実施形態の低挿入力コネクタ31は、樹脂製の第1ハウジング41と、該第1ハウジング41の先端に連結される樹脂製の第2ハウジング51を備えている。
第1ハウジング41は、先端部(図1及び図2では、下端部)41aが、第2ハウジング51に嵌合する嵌合部となる。
また、第2ハウジング51は、先端部(図1及び図2では、上端部)51aが、第1ハウジング41に嵌合する嵌合部となる。
第1ハウジング41は、図3(a)にも示すように、先端部41aの中心に、円柱状のボス部42が突設されている。また、第1ハウジング41の先端部41aの外周は、ボス部42と同心の円筒部43となっている。第1ハウジング41の先端部41aは、ボス部42と円筒部43との間が凹んでいる。この窪み44は、第2ハウジング51の先端部51aが嵌合する空間となる。
第1ハウジング41は、中心軸O1の周囲に複数の第1タブ端子61を保持している。各第1タブ端子61は、金属板のプレス成形品で、図4に示すように、単純な短冊形を成している。第1タブ端子61は、図1〜図3に示すように、先端61aが窪み44に突出し、且つ基端61bが第1ハウジング41の基端側に突出するように、第1ハウジング41に保持されている。なお、符号61cで示す孔は第1タブ端子61においては機能せず、後述するように第2タブ端子71においては係止孔71cとして機能する。
第1タブ端子61の先端61aは、第1ハウジング41の中心軸O1の方向に沿って突出している。
また、図示はしていないが、第1タブ端子61の基端61bには、電線が接続される。
本実施形態の第1ハウジング41の窪み44には、図3に示すように、隣接する第1タブ端子61,61間には、第2ハウジング51との連結を果たすための複数の嵌合用突起46が、突設されている。各嵌合用突起46は、中心軸O1に沿って延出する嵌合軸部46aと、この嵌合軸部46aの先端から半径方向外方に向かって張り出した抜け止め用の係止部46bとを備えた構成を成している。
第2ハウジング51は、第1ハウジング41のボス部42が回転自在に嵌合する中心孔52が、中心に貫通形成されている。また、第2ハウジング51の先端部51aは、円筒部43の内周に回転自在に嵌合する円柱状になっている。先端部51aの外周と、中心孔52は、同心になっている。図1〜図3に示す符号O2は、第2ハウジング51の中心軸で、中心孔52の中心を通っている。第2ハウジング51の先端部51aは、基端部51bよりも小径に設定されている。
第2ハウジング51の先端面には、図3(b)に示すように、複数の相手端子収容空間53と、複数の嵌入孔55とが設けられている。
相手端子収容空間53は、第1ハウジング41の第1タブ端子61の先端61aを収容する空間である。
嵌入孔55は、第1ハウジング41の窪み44に突設されている嵌合用突起46が嵌入する孔である。
これらの相手端子収容空間53及び嵌入孔55は、図5に示すように第2ハウジング51の中心軸O2を第1ハウジング41の中心軸O1に揃え、且つそれぞれのハウジングの位相(周方向の位置)を初期嵌合位置に合わせてハウジング相互を嵌合させたときに、対応する嵌合用突起46、第1タブ端子61が挿通するように、配置されている。
図6(a)は初期嵌合位置で嵌合させた第1ハウジングと第2ハウジングとを相対回転させる前の第1タブ端子と第2タブ端子との位置関係を示す横断面図、図6(b)は第1ハウジングと第2ハウジングの相対回転途中における第1タブ端子と第2タブ端子との位置関係を示す横断面図、図6(c)は第1ハウジングと第2ハウジングの相対回転完了時の第1ハウジングと第2ハウジングとの接触状態を示す横断面図である。上記の初期嵌合位置については、後で詳述する。
図6に示したように、相手端子収容空間53は、嵌合させたハウジング41,51相互を所定角度だけ中心軸O1の回りに相対回転させたとき、その相対回転に伴う各第1タブ端子61の周方向への変位を許容するように、周方向に広がって形成されている。
第2ハウジング51は、図6(c)に示すように、ハウジング相互の相対回転の完了時に、第1タブ端子61が面接触して第1タブ端子61と導通接続状態となるように、相手端子収容空間53の終端部に、第2タブ端子71を保持している。
第2タブ端子71は、図4に示した第1タブ端子61と同じ形状であり、第1タブ端子61との接触を確実にするために、金属板のプレス成形品で、図7に示す矩形の接触片75が装着されている。
この接触片75は、図7(a)に示すように、第1タブ端子61の表面に弾性接触する弾性接触片73が突設されている。弾性接触片73は、打ち出しにより形成されている。また、接触片75は、図7(b)に示すように、その裏面側に、第2タブ端子71に形成された係止孔71cに係止される抜け止め用の弾性係止片74が突設されている。弾性係止片74は、切り起こしにより形成されている。
第2タブ端子71は、図2に示すように、その基端部71aが第2ハウジング51の基端から突出する形態で、第2ハウジング51に保持されている。基端部71aには、電線が接続される。
図6(c)に示したようにハウジング相互の相対回転が完了したときには、弾性接触片73が圧縮変形した状態で第1タブ端子61に面接触しており、第1タブ端子61と第2タブ端子71との間に安定した接触圧と接触面積とを確保することができる。
各嵌入孔55は、図3に示すように、初期挿通孔81と、該初期挿通孔81から周方向に延びて形成された回転用案内溝83とを備えている。
初期挿通孔81は、図6(a)に示すように、第1ハウジング41と第2ハウジング51とを初期嵌合位置で嵌合させたときに、嵌合用突起46が挿通する孔である。
回転用案内溝83は、図6(b),(c)に示すように、ハウジング相互を相対回転させたときに、嵌合用突起46の嵌合軸部46aの周方向への移動を許容する溝である。
図8に示すように、回転用案内溝83の外周側の縁部83aの裏側には、係止部46bの周方向の移動を許容する係止空間85が形成されている。係止空間85の外周側の範囲は、図2及び図10に示すように、第2ハウジング51の基端側に貫通して形成されている。
第2ハウジング51は、第1ハウジング41の中心軸O1上で位相を初期嵌合位置に合わせて前記第1ハウジング41に嵌合させた後、所定角度だけ中心軸O1回りに相対回転させると、図8に示すように、係止部46bが縁部83aの裏に係合して、嵌合用突起46が嵌入孔55から抜けなくなる。
即ち、第2ハウジング51は、初期嵌合位置で第1ハウジング41に嵌合させた後、所定角度だけ中心軸O1回りに相対回転させることで、第1ハウジング41に連結された状態になる。
更に、本実施形態の低挿入力コネクタ31では、複数の嵌合用突起46の配列ピッチは、均等割りではなく、一部で変えている。これは、第1ハウジング41と第2ハウジング51との嵌合時の誤挿入を防止するためである。
換言すると、本実施形態では、第1ハウジング41と第2ハウジングとを初期嵌合位置を合わせた状態で対向させて嵌合させたとき以外は、嵌合用突起46及び嵌入孔55の位置の不整合によってハウジング相互の嵌合ができないように、嵌合用突起46及び嵌入孔55の配列ピッチが設定されている。
上記の初期嵌合位置とは、第1ハウジング41上の嵌合用突起46の配列と第2ハウジング51上の嵌入孔55との配列とが整合する位置で、図示はしていないが、各ハウジングの外周面には、初期嵌合位置を合わせるための合いマーク等が付与される。
以上に説明した低挿入力コネクタ31では、第1ハウジング41と第2ハウジング51との嵌合時には、図6(a)にも示したように第1タブ端子61は第2タブ端子71に接触しておらず、端子相互間に摩擦が生じないため、端子相互の嵌合によって挿抜時の操作力が増大することがない。そのため、低挿入力でハウジング相互を嵌合させることができる。従って、ハウジング相互の挿抜作業時に作業員にかかる負担を軽減することができ、コネクタ接続作業の作業性を向上させることができる。
また、第1ハウジング41と第2ハウジング51は、互いに嵌合させた後、図6(b),(c)に示すように、所定角度だけ中心軸O1回りに相対回転させることで連結状態となる。そして、ハウジング相互の相対回転の完了時には、図6(c)に示すように、第1ハウジング41に保持されている第1タブ端子61と第2ハウジング51に保持されている第2タブ端子71とが接触して、タブ端子相互が導通接続状態になる。このタブ端子相互の接触は、面接触により実現されるため、これらのタブ端子間に大きな接触面積を確保することができる。従って、低挿入力コネクタ31でありながら、大電流用のコネクタとして利用することができる。
また、第1タブ端子61と第2タブ端子71との導通接続は、第2タブ端子71に装備された弾性接触片73が弾性変形した状態で第1タブ端子61に面接触することにより実現されている。
そのため、各ハウジングにおける寸法公差や組立誤差に影響されずに、第1タブ端子61と第2タブ端子71との間に安定した接触圧、接触面積を確保することができ、コネクタとしての信頼性を向上させることができる。
更に、本実施形態の低挿入力コネクタ31では、第1ハウジング41及び第2ハウジング51は初期嵌合位置に合わせて嵌合させないと、嵌合用突起46及び嵌入孔55の位置の不整合によってハウジング相互の嵌合ができないように、嵌合用突起46及び嵌入孔55の配列ピッチが設定されている。
即ち、各ハウジングにおける嵌合用突起46及び嵌入孔55の配列自体が、誤挿入防止機構として機能する。そのため、専用の誤挿入防止機構を装備する必要がなく、各ハウジングの構造が誤挿入防止機構のために繁雑化することを防止することができる。
なお、上記実施形態では、第1タブ端子61と第2タブ端子71とを弾性的に面接触させる弾性接触片73を、第2タブ端子71に突設した。しかし、弾性接触片73を第1タブ端子61に突設するようにしても良い。また、第1タブ端子61と第2タブ端子71との双方に、弾性接触片73を突設した構成としても良い。
また、本発明の低挿入力コネクタは、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
31 低挿入力コネクタ
41 第1ハウジング
42 ボス部
43 円筒部
44 窪み
46 嵌合用突起
46a 嵌合軸部
46b 係止部
51 第2ハウジング
51a 先端部
51b 基端部
52 中心孔
53 相手端子収容空間
55 嵌入孔
61 第1タブ端子
61a 先端
61b 基端
71 第2タブ端子
71a 基端部
73 弾性接触片
74 弾性係止片
81 初期挿通孔
83 回転用案内溝
83a 縁部
85 係止空間
O1,O2 中心軸

Claims (3)

  1. 中心軸の周囲に複数の第1タブ端子を前記中心軸方向に突出して保持した第1ハウジングと、
    前記第1ハウジングの中心軸上で位相を初期嵌合位置に合わせて前記第1ハウジングに嵌合させた後、所定角度だけ前記中心軸回りに相対回転させることで前記第1ハウジングに連結される第2ハウジングと、
    前記相対回転に伴う前記各第1タブ端子の変位を許容するように前記第2ハウジングに形成された複数の相手端子収容空間と、
    前記相対回転の完了時に前記第1タブ端子が面接触して前記第1タブ端子と導通接続状態となるように前記相手端子収容空間の終端部で前記第2ハウジングに保持された第2タブ端子と、
    を備えたことを特徴とする低挿入力コネクタ。
  2. 前記第1タブ端子及び第2タブ端子の少なくとも一方には、面接触する相手のタブ端子の表面に弾性接触する弾性接触片が突設されていることを特徴とする請求項1に記載の低挿入力コネクタ。
  3. 前記第1ハウジング及び前記第2ハウジングの内の一方のハウジングの中心軸の周囲の複数箇所に突設された複数の嵌合用突起と、これらの複数個の嵌合用突起が嵌入するように他方のハウジングに形成された複数の嵌入孔と、を備え、
    前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとを前記初期嵌合位置を合わせた状態で対向させたとき以外は、前記嵌合用突起及び前記嵌入孔の位置の不整合によってハウジング相互の嵌合ができないように、前記嵌合用突起及び前記嵌入孔の配列ピッチが設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の低挿入力コネクタ。
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