JP5533104B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5533104B2
JP5533104B2 JP2010066279A JP2010066279A JP5533104B2 JP 5533104 B2 JP5533104 B2 JP 5533104B2 JP 2010066279 A JP2010066279 A JP 2010066279A JP 2010066279 A JP2010066279 A JP 2010066279A JP 5533104 B2 JP5533104 B2 JP 5533104B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
diode
gate
gate electrode
conductivity type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010066279A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011199141A (ja
Inventor
滋春 山上
林  哲也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2010066279A priority Critical patent/JP5533104B2/ja
Publication of JP2011199141A publication Critical patent/JP2011199141A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5533104B2 publication Critical patent/JP5533104B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66007Multistep manufacturing processes
    • H01L29/66053Multistep manufacturing processes of devices having a semiconductor body comprising crystalline silicon carbide
    • H01L29/66068Multistep manufacturing processes of devices having a semiconductor body comprising crystalline silicon carbide the devices being controllable only by the electric current supplied or the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched, e.g. three-terminal devices
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/772Field effect transistors
    • H01L29/78Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
    • H01L29/7801DMOS transistors, i.e. MISFETs with a channel accommodating body or base region adjoining a drain drift region
    • H01L29/7802Vertical DMOS transistors, i.e. VDMOS transistors
    • H01L29/7803Vertical DMOS transistors, i.e. VDMOS transistors structurally associated with at least one other device
    • H01L29/7804Vertical DMOS transistors, i.e. VDMOS transistors structurally associated with at least one other device the other device being a pn-junction diode
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/02Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/12Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by the materials of which they are formed
    • H01L29/16Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by the materials of which they are formed including, apart from doping materials or other impurities, only elements of Group IV of the Periodic Table
    • H01L29/1608Silicon carbide

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

本発明は、半導体装置の温度を推定した結果に基づいて動作を制御する半導体装置に関する。
従来、この種の技術としては、例えば以下に示す文献に記載されたものが知られている(特許文献1参照)。この文献に記載された技術では、半導体チップ内にポリシリコンのPN接合ダイオードを形成し、このダイオードに一定電流を流したときの順方向電圧降下を半導体チップとは別体に設けた温度検出回路で測定する。この測定値に基づいて半導体チップの温度を推定し、その推定温度に基づいてゲート駆動回路を制御している。
特許第3194353号
上記従来技術においては、温度検出回路と半導体チップ上のダイオードとを接続するために、半導体チップ上に一定面積の電極接合部を設ける必要があった。この電極接合部は所定の面積が必要であるため、チップサイズの大型化を招き、チップサイズの縮小化の障害になっていた。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、構成の小型化を図った半導体装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、トランジスタが形成された半導体基体上のドリフト領域に形成された第2導電型の半導体領域からなるアノードと、第2導電型の半導体領域内に形成された第1導電型の半導体領域からなるカソードとでダイオードが構成され、カソードはトランジスタのゲート電極に接続され、前記トランジスタの許容最大動作温度を超えたときの前記ダイオードの逆方向電流は、ゲート駆動回路が前記ゲート電極に供給できる上限のゲート上限電流よりも大きくなるように設定されていることを特徴とする。

本発明によれば、トランジスタのゲート電極とダイオードのカソードとが接続されることにより、半導体装置内にダイオードと温度検出用回路とを接続する際に要す接合部の面積が不要になる。これにより、半導体装置を小型化することができる。
本発明の実施形態1に係る半導体装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態1に係る半導体装置に含まれるダイオードの特性を示す図である。 本発明の実施形態1に係る装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態1に係る装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態1に係る装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態1に係る装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態1に係る装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態1に係る装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態2に係る半導体装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態3に係る半導体装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態4に係る半導体装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態4に係る半導体装置に含まれるダイオードの特性を示す図である。 本発明の実施形態5に係る半導体装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態5に係る装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態5に係る装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態5に係る装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態5に係る装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態5に係る装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態5に係る装置の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施形態6に係る半導体装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態7に係る半導体装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態8に係る半導体装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態9に係る半導体装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態10に係る半導体装置の構成を示す断面図である。
以下、図面を用いて本発明を実施するための実施形態を説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1に係る半導体装置の構成を示す断面図である。図1において、この半導体装置は、炭化珪素基体1上にMOSFET型のトランジスタとPN接合型のダイオードを備えて構成されている。
N型高濃度(N+ 型)の炭化珪素基体1の一方の主面上には、N型低濃度(N- 型)のドリフト領域2が形成されている。N-型のドリフト領域2の一方の主面側には、P型のウェル領域3が選択的に形成され、ウェル領域3内にはN型のソース領域4が形成されている。トランジスタのチャネルとなるウェル領域3の主表面に接するように、ゲート絶縁膜5が形成され、このゲート絶縁膜5を介して多結晶シリコン(ポリシリコン)のゲート電極6が形成されている。ウェル領域3およびソース領域4には、電気的に低抵抗でオーミック接続するようにソース電極7が形成されている。ソース電極7とゲート電極6は、層間絶縁膜8で絶縁されている。炭化珪素基体1の裏面には、ドレイン電極9が電気的に低抵抗でオーミック接続されて形成されている。トランジスタは、上記ドリフト領域2、ソース領域4ならびにゲート電極6を備え、所謂縦型のMOSFETとして構成されている。
ドリフト領域2の一方の主面側には、P型の拡散領域10が選択的に形成されている。P型の拡散領域10は、P型のウェル領域3とは電気的に接続されていない。拡散領域10内には、N型の拡散領域11が形成されている。拡散領域11上には、ゲート電極6が形成され、拡散領域11とゲート電極6とは電気的にオーミック接続されている。これにより、P型の拡散領域10をアノード、N型の拡散領域11をカソードとしたPN接合型のダイオード12を構成している。さらに、P型の拡散領域10をアノード、N- 型のドリフト領域2をカソードとするダイオード13を構成している。
符号101で示す部分がMOSFETの所謂単位セルに相当し、図1に示した範囲外の部分においては、単位セル101が紙面横方向に繰り返されて配置構成されている。
次に、図1に示す構成のトランジスタにおける基本的な動作について説明する。トランジスタは、ソース電極7の電位を基準として、ドレイン電極9に所定の正の電位を印加した状態でゲート電極6の電位を制御することで、トランジスタとして機能する。すなわち、ゲート電極6とソース電極7間の電圧を所定の閾値電圧以上にするとゲート電極6下のウェル領域3のチャネル部に反転層が形成されるためオン状態となり、ドレイン電極9からソース電極7へ電流が流れる。一方、ゲート電極6とソース電極7間の電圧を所定の閾値電圧以下にすると、反転層が消滅しオフ状態となり、電流が遮断される。
オン状態の場合には、主にソース−ドレイン間電圧Vdsと、ドレイン電流Idにより、次式(1)で表される電力Wがトランジスタ内で消費される。
(数1)
W=Vds×Id …(1)
この電力Wによりトランジスタが発熱して、炭化珪素基体1の温度が上昇する。
図2はダイオード12の逆方向電流電圧特性を示している。ダイオードに逆方向電圧を印加した場合には、逆方向電流が流れる。この逆方向電流は、温度が上昇すると指数関数的に増加する。図2においては、25℃、75℃、125℃、150℃の場合の逆方向電流電圧特性を模式的に示している。ここでは、トランジスタの許容最大動作温度を150℃とする。トタンジスタのゲート電極6にはゲート駆動回路(図示せず)から電圧が印加される。ゲート駆動回路は、ゲート電極6にトランジスタをスイッチング制御する電圧、電流を印加制御する。トランジスタはオフ状態からオン状態に移行する際にゲート容量を充電するため、ゲート駆動回路の電流供給能力に所定の上限を設けている。
図2に示すように、トランジスタがオン状態のゲート電圧をVG1とすると、このゲート電圧はダイオード12のカソードにも印加され、25℃ではダイオード12の逆方向電流は十分に低い。トランジスタはオン状態が続くと、上記の電力Wによりトランジスタの温度が上昇する。その結果、75℃まで上昇したとしても、まだダイオード12の逆方向電流は十分に低い。さらに温度が上昇して125℃に達すると、ダイオード12の逆方向
電流は、ゲート駆動回路の電流供給能力の上限(ゲート上限電流)に一致する。この場合でも、トランジスタはオン状態である。さらに温度が上昇して許容最大動作温度の150℃に達すると、ゲート電圧VG1におけるダイオード12の逆方向電流は、ゲート駆動回路の電流供給能力の上限を超える。すなわち、トランジスタの許容最大動作温度を超えたときのダイオード12の逆方向電流は、ゲート駆動回路がゲート電極に供給できる上限のゲート上限電流よりも大きくなるように設定する。その結果、ダイオード12の逆方向電流は、図2に示すように150℃におけるゲート駆動回路の電流供給能力の上限値まで低下し、ゲート電圧はVG2まで低下する。このゲート電圧VG2をトランジスタのゲート閾値電圧以下に設定することで、トランジスタをオン状態からオフ状態に移行することができる。これにより、トランジスタでの熱の発生を停止することができる。
ダイオード12の逆方向電流の温度依存性は、ダイオード12を構成するP型の拡散領域10ならびにN型の拡散領域11の不純物濃度を制御することで、容易に調整することができる。例えば、600V程度の耐圧のパワーMOSFETでは、ゲート電圧VG1を15V程度、VG2を5V以下程度に設定することで、トランジスタが最大動作温度以上の温度になるのを抑制することが可能となる。
なお、ダイオード12で発生したリーク電流は、ダイオード13を介してドレイン電極9へと流れる。ダイオード13における順方向電圧降下は、炭化珪素の場合3V程度以下であり、ダイオード12の逆方向電圧よりも小さいので上記動作には影響を与えない。また、基体の材料がシリコンの場合であっても、ダイオード13の順方向電圧降下は0.6V程度であり同様に上記動作には影響を与えない。
次に、図3−A〜同図−Fを用いて図1に示す構成の半導体装置の製造方法を説明する。
まず、図3−Aに示す工程においては、N+ 型の炭化珪素基体1上にN- 型の炭化珪素エピタキシャル層からなるドリフト領域2を形成する。炭化珪素にはいくつかのポリタイプ(結晶多形)が存在するが、ここでは代表的な4Hとして説明する。炭化珪素基体1は数十から数百μm程度の厚みを持つ。ドリフト領域2は、例えば不純物濃度が1014
1018cm-3、厚さが数μm〜数十μmとして形成される。
次に、図3−Bに示す工程においては、ドリフト領域2上に絶縁膜14を堆積する。絶縁膜14としてはシリコン酸化膜を用いることができ、堆積方法としては熱CVD法やプラズマCVD法を用いることができる。
続いて、絶縁膜14上に形成されたレジスト(図示せず)をパターニングする。パターニングの方法としては、一般的なフォトリソグラフィー法を用いることができる。パターニングされたレジストをマスクにして、絶縁膜14を選択的にエッチング除去する。エッチング方法としては、フッ酸を用いたウエットエッチングや、反応性イオンエッチングなどのドライエッチングを用いることができる。
引き続いて、レジストを酸素プラズマや硫酸等で除去する。その後、絶縁膜14をマスクにして、P型の不純物15を選択的にイオン注入し、ウェル領域3およびP型の拡散領域10を形成する。P型の不純物15としては、アルミやボロンを用いることができる。この際、基体温度を600℃程度に加熱した状態でイオン注入することで、注入領域に結晶欠陥が生じるのを抑制することができる。この実施形態1では、ウェル領域3とP型の拡散領域10を同じイオン注入で形成する方法について説明したが、別々のイオン注入により形成してもよい。特に、P型の拡散領域10の不純物濃度を調整することで、図2に示したダイオード12の逆方向電流電圧特性を所望の特性に設定することができる。イオン注入後、絶縁膜14を例えばフッ酸を用いたウエッチエッチングによって除去する。
次に、図3−Cの工程においては、先の同図−Bに示す工程と同様に、絶縁膜14を形成する。この絶縁膜14をマスクとして、N型の不純物16をイオン注入する。これにより、ソース領域4とN型の拡散領域11を形成する。N型の不純物16としては窒素を用いることができる。この際、基体温度を600℃程度に加熱した状態でイオン注入することで、注入領域に結晶欠陥が生じるのを抑制することができる。この実施形態1では、ソース領域4とN型の拡散領域11を同じイオン注入で形成する方法について説明したが、別々のイオン注入により形成してもよい。特に、N型の拡散領域11の不純物濃度を調整することで、図2に示したダイオード12の逆方向電流電圧特性を所望の特性に設定することができる。イオン注入後、絶縁膜14を例えばフッ酸を用いたウエッチエッチングによって除去する。
その後、図3−Bおよび同図−Cに示す工程でイオン注入した不純物を熱処理することで活性化させる。熱処理温度としては1700℃程度の温度を用いることができる。熱処理の雰囲気としてはアルゴンや窒素を好適に用いることができる。
次に、図3−Dに示す工程においては、ゲート絶縁膜5を例えば1000Å程度堆積する。ゲート絶縁膜5としてはシリコン酸化膜が好適に用いられ、堆積方法としては熱酸化法、熱CVD法、プラズマCVD法、スパッタ法などが用いられる。続いて、レジストをマスクとしたウエットエッチングやドライエッチングを用いて、ゲート絶縁膜5をパターニングして選択的に除去し、N型の拡散領域11上にコンタクトホールを形成する。
次に、図3−Eに示す工程においては、ゲート電極6を形成する。ゲート電極6としては、不純物を導入した多結晶シリコンを好適に用いることができ、堆積方法としては一般的な低圧CVD法を用いることができる。この際、拡散領域11の表面の不純物濃度を高濃度にしておくことで、ゲート電極6は拡散領域11とオーミック接続する。全面に堆積形成された多結晶シリコン上にレジストパターンを形成し、このレジスタパターンをマスクとして例えばドライエッチングを用いて多結晶シリコンをパターニングする。これにより、多結晶シリコンを選択的に除去し、トランジスタのゲート電極6ならびにダイオード12のカソード電極としても機能するゲート電極6を形成する。
最後に、図3−Fの工程においては、層間絶縁膜8を堆積する。層間絶縁膜8としては、シリコン酸化膜が好適に用いられ、堆積方法としては熱CVD法、プラズマCVD法、スパッタ法などが用いられる。層間絶縁膜8上にレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクにして層間絶縁膜8を選択的に除去してコンタクトホールを形成する。コンタクトホール内にソース電極7を形成する。ソース電極7としては、チタンとアルミを積層した金属電極を用いることができる。その後、炭化珪素基体1の裏面にドレイン電極9を形成し、図1に示す半導体装置が完成する。
なお、図1においては、P型の拡散領域10とウェル領域3が同程度の深さに形成されているが、図2で示したダイオード12の逆方向電流電圧特性を所望の特性に設定するために、拡散領域10の接合の深さや不純物濃度をウェル領域3とは独立して設定することができる。
また、図1においては、N型の拡散領域11とソース領域4が同程度の深さで形成されているが、図2で示したダイオード12の逆方向電流電圧特性を所望の特性に設定するために、拡散領域11の接合の深さや不純物濃度をソース領域4とは独立して調整することができる。
以上説明したように、この実施形態1においては、炭化珪素基体1の温度上昇に伴い、ダイオード12の機能によりゲート電圧が低下してトランジスタがオフ状態となる。すなわち トランジスタの許容最大動作温度を超えたときのダイオード12の逆方向電流は、ゲート駆動回路がゲート電極6に供給できる上限のゲート上限電流よりも大きくなるように設定する。これにより、トランジスタの温度が低下するため、所定の許容最大温度を越えないようにトランジスタを制御することができる。
図1に示す構成を採用することで、従来と比べて半導体チップと温度測定回路を接続する必要がなく、半導体チップ上に半導体チップと温度測定回路を接続する接続用パッドが不要となる。したがって、接続用パッドを形成する部分の面積を削減することができる。これにより、チップ面積が縮小されて半導体装置の構成の小型化を達成することができる。さらに、温度測定回路が不要となり、低コストな半導体装置を提供することができる。
(実施形態2)
図4は本発明の実施形態2に係る半導体装置の構成を示す断面図である。
この実施形態2において、先の実施形態1と異なる点は、図4に示すようにP型の拡散領域10がウェル領域3を介してソース電極7にオーミック接続されている点である。このような構成にすることによって、ダイオード12で発生した逆方向電流は、ソース電極7に流れる。したがって、ダイオード12の逆方向電流電圧特性に対してダイオード13の順方向電圧降下を考慮する必要がなくなり、先の実施形態1に比べてより安定してチップ温度を制御することができる。また、ダイオード12に印加される電圧はドレインの電位によらずゲート−ソース間電圧とほぼ一致する。したがって、ダイオード12に印加される電圧によりトランジスタのオン/オフ状態を直接制御することができ、より安定して温度を制御することができる。
図4に示す構成における基本的な動作は、ダイオード12の逆方向電流がソース電極7に流れる点を除いて先の実施形態1と同様であるので、その説明は省略する。
図4に示す半導体装置の製造方法は、先の実施形態1で説明した製造方法のウェル領域3およびP型の拡散領域10のマスクパターンを変更する点以外はほぼ同様であるので、その説明は省略する。
なお、図4においては、P型の拡散領域10とウェル領域3が同程度の深さに形成されているが、図2で示したダイオード12の逆方向電流電圧特性を所望の特性に設定するために、拡散領域10の接合の深さや不純物濃度をウェル領域3とは独立して設定することができる。
また、図4においては、N型の拡散領域11とソース領域4が同程度の深さで形成されているが、図2で示したダイオード12の逆方向電流電圧特性を所望の特性に設定するために、拡散領域11の接合の深さや不純物濃度をソース領域4とは独立して調整することができる。
以上説明したように、この実施形態2においては、先の実施形態1で得られる効果に加えて、ダイオード12の逆方向電流がソースに流れるため、ダイオード12に印加される電圧とゲート−ソース間電圧がほぼ一致する。これにより、トランジスタのオン/オフ状態を直接制御することができ、より安定して温度を制御することができる。
(実施形態3)
図5は本発明の実施形態3に係る半導体装置の構成を示す断面図である。
この実施形態3において、先の実施形態2と異なる点は、図5に示すようにドレイン電極9に接続された基体をN+ 型の炭化珪素基体1に代えてP+ 型の炭化珪素基体18で構成し、所謂IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)構造となっている点である。なお、本実施形態3では、IGBTのエミッタ、コレクタに相当する部分をそれぞれソース、ドレインと呼ぶこととする。
図5に示す構成における基本的な動作は、先の実施形態2と同様であるので、その説明は省略する。
図5に示す半導体装置の製造方法は、先の実施形態1で説明した製造方法のN+ 型の炭化珪素基体1をP+ 型の炭化珪素基体18に変更する点と、ウェル領域3および拡散領域10のマスクパターンを変更する点以外はほぼ同様であるので、その説明は省略する。
なお、図5においては、P型の拡散領域10とウェル領域3が同程度の深さに形成されているが、図2で示したダイオード12の逆方向電流電圧特性を所望の特性に設定するために、拡散領域10の接合の深さや不純物濃度をウェル領域3とは独立して設定することができる。
また、図5においては、N型の拡散領域11とソース領域4が同程度の深さで形成されているが、図2で示したダイオード12の逆方向電流電圧特性を所望の特性に設定するために、拡散領域11の接合の深さや不純物濃度をソース領域4とは独立して調整することができる。
この実施形態3においては、P+ 型の炭化珪素基体18を用いて説明したが、N型の炭化珪素基体を用い、このN型の炭化珪素基体にP+ 型の拡散領域を形成する方法でも同様の構造を得ることができる。
以上説明したように、この実施形態3においては、先の実施形態2で得られる効果に加えて、P+ 型の炭化珪素基体18からN- 型のドリフト領域2に注入された正孔により伝導度変調が起きるIGBT構造となるので、ドリフト領域2の抵抗を低減することができる。これにより、低損失な半導体装置を提供することができる。
(実施形態4)
図6は本発明の実施形態4に係る半導体装置の構成を示す断面図である。
この実施形態4において、先の実施形態1と異なる点は、図6に示すようにP型の拡散領域10内にN型の拡散領域11を形成せず、ゲート電極6を金属で形成し、このゲート電極6を拡散領域10に直接接合した点である。これにより、ダイオード12は、P型の拡散領域10とゲート電極6がショットキー接合したショットキー型のダイオードで構成される。
ショットキーダイオードの逆方向電流電圧特性を図7に示す。ショットキーダイオードの電流電圧特性において、逆方向電流に対する逆方向電圧の変化率は、一般的に図2に示すPN接合型のダイオードに比べて大きくなる。すなわち、PNダイオードでは逆方向電流が温度上昇によって少し上昇した場合でもダイオード逆方向電圧が急激に変化する。これに対して、ショットキーダイオードでは逆方向電流の上昇に対して逆方向電圧の変化が緩やかである。したがって、トランジスタのオン/オフを制御するダイオード12の特性を図7に示すような特性とすることによって、先の実施形態1に比べてより安定して温度を制御することができる。
ゲート電極6としては、チタンやアルミ、モリブデンなどの単体金属、チタンシリサイドやニッケルシリサイドなどのシリサイド、もしくは下層チタンで上層アルミのような積層構造金属を用いることができる。ダイオード12の逆方向電流電圧特性は、P型の拡散領域10の不純物濃度と拡散領域10に接合している金属の種類によって決まる。したがって、拡散領域10の不純物濃度と拡散領域10に接合している金属を適切に選択することで、図7に示すような所望の逆方向電流電圧特性を得ることができる。
図6に示す構成における基本的な動作は、ダイオード12の逆方向電流電圧特性が先の実施形態1と異なる点を除き実施形態1と同様であるので、その説明は省略する。
図6に示す半導体装置の製造方法は、先の実施形態1で説明した製造方法に対して、図3−Cに示す工程でマスクパターンを変更してN型の拡散領域11が形成されないようにする点と、ゲート電極6の材料を変更する点以外はほぼ同様であるので、その説明は省略する。
なお、図6においては、P型の拡散領域10とウェル領域3が同程度の深さに形成されているが、図7で示したダイオード12の逆方向電流電圧特性を所望の特性に設定するために、拡散領域10の接合の深さや不純物濃度をウェル領域3とは独立して設定することができる。
以上説明したように、この実施形態4においては、先の実施形態1で得られる効果に加えて、ダイオード12をショットキーダイオードにすることで逆方向電流の上昇に対して逆方向電圧の変化を緩やかにすることができる。これにより、安定してチップ温度を制御することができる。
(実施形態5)
図8は本実施形態5に係る半導体装置の構成を示す断面図である。
この実施形態5において、先の実施形態4と異なる点は、トランジスタのチャネルが形成される領域におけるゲート電極6とは材料の種類が異なる異種体で、ショットキー型のダイオード12のカソード17を構成した点である。カソード17は、ゲート電極6に接合して電気的に接続されている。実施形態5においては、ゲート電極6を多結晶シリコン、ダイオード12のカソード17を金属として説明する。
ダイオード12のカソード17は、チタンやアルミ、モリブデンなどの単体金属、チタンシリサイドやニッケルシリサイドなどのシリサイド、もしくは下層チタンで上層アルミのような積層構造金属を用いることができる。一方、トランジスタのチャネル部に反転層を形成する部分のゲート電極6には多結晶シリコンを用いている。したがって、この実施形態5は、実施形態4と比べてチャネル部分への金属原子の拡散によるキャリア移動度の劣化が生じる可能性がなく、低オン抵抗で低損失な半導体装置を提供することができる。
ダイオード12の特性については、先の実施形態4と同様である。
図8では一例としてトタンジスタのチャネルが形成される部分と、ダイオード12が同一断面に形成されている場合について図示しているが、奥行き方向で異なる断面で形成されていても構わない。
次に、図9−A〜同図−Fを用いて図8に示す半導体装置の製造方法を説明する。
まず、図9−Aに示す工程においては、N+ 型の炭化珪素基体1上にN- 型の炭化珪素エピタキシャル層からなるドリフト領域2を形成する。炭化珪素にはいくつかのポリタイプ(結晶多形)が存在するが、ここでは代表的な4Hとして説明する。炭化珪素基体1は数十から数百μm程度の厚みを持つ。ドリフト領域2は、例えば不純物濃度が1014
1018cm-3、厚さが数μm〜数十μmとして形成される。
次に、図9−Bに示す工程においては、ドリフト領域2上に絶縁膜14を堆積する。絶縁膜14としてはシリコン酸化膜を用いることができ、堆積方法としては熱CVD法やプラズマCVD法を用いることができる。
続いて、絶縁膜14上形成されたレジスト(図示せず)をパターニングする。パターニングの方法としては、一般的なフォトリソグラフィー法を用いることができる。パターニングされたレジストをマスクにして、絶縁膜14を選択的にエッチング除去する。エッチング方法としては、フッ酸を用いたウエットエッチングや、反応性イオンエッチングなどのドライエッチングを用いることができる。
引き続いて、レジストを酸素プラズマや硫酸等で除去する。絶縁膜14をマスクにして、P型の不純物15を選択的にイオン注入し、ウェル領域3およびP型の拡散領域10を形成する。P型の不純物15としては、アルミやボロンを用いることができる。この際、基体温度を600℃程度に加熱した状態でイオン注入することで、注入領域に結晶欠陥が生じるのを抑制することができる。この実施形態5では、ウェル領域3とP型の拡散領域10を同じイオン注入で形成する方法について説明したが、別々のイオン注入により形成してもよい。特に、P型の拡散領域10の不純物濃度を調整することで、図7に示したダイオード12の逆方向電流電圧特性を所望の特性に設定することができる。イオン注入後、絶縁膜14を例えばフッ酸を用いたウエッチエッチングによって除去する。
次に、図9−Cの工程においては、先の同図−Bに示す工程と同様に、絶縁膜14を形成する。この絶縁膜14をマスクとして、N型の不純物16をイオン注入し、ソース領域4を形成する。N型の不純物16としては窒素を用いることができる。この際、基体温度を600℃程度に加熱した状態でイオン注入することで、注入領域に結晶欠陥が生じるのを抑制することができる。イオン注入後、絶縁膜14を例えばフッ酸を用いたウエッチエッチングによって除去する。
その後、図9−Bおよび同図−Cに示す工程でイオン注入した不純物を熱処理することで活性化させる。熱処理温度としては1700℃程度の温度を用いることができる。熱処理の雰囲気としてはアルゴンや窒素を好適に用いることができる。
次に、図9−Dに示す工程においては、ゲート絶縁膜5を例えば1000Å程度堆積する。ゲート絶縁膜5としてはシリコン酸化膜が好適に用いられ、堆積方法としては熱酸化法、熱CVD法、プラズマCVD法、スパッタ法などが用いられる。
次に、図9−Eに示す工程においては、ゲート電極6を形成する。ゲート電極6としては、不純物を導入した多結晶シリコンを好適に用いることができ、堆積方法としては一般的な低圧CVD法を用いることができる。全面に堆積形成された多結晶シリコン上にレジストパターンを形成し、このレジスタパターンをマスクとして例えばドライエッチングを用いて多結晶シリコンをパターニングする。これにより、多結晶シリコンを選択的に除去し、トランジスタのゲート電極6を形成する。
最後に、図9−Fの工程においては、層間絶縁膜8を堆積する。層間絶縁膜8としては、シリコン酸化膜が好適に用いられ、堆積方法としては熱CVD法、プラズマCVD法、スパッタ法などが用いられる。その後、層間絶縁膜8上に、ダイオード12のカソード17を形成する領域が開口されたレジストパターンを形成する。このレジストパターンをマスクにして層間絶縁膜8、ゲート電極6ならびにゲート絶縁膜5を選択的に除去し、拡散領域10に至るコンタクトホールを形成する。
続いて、カソード17を構成する金属をCVD法等により形成した後、その上にレジストパターンを形成する。このレジストパターンをマスクにして金属を選択的に除去してコンタクトホール内にカソード17を形成する。
引き続いて、層間絶縁膜8ならびにカソード17上にレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクにして層間絶縁膜8を選択的に除去してコンタクトホールを形成する。このコンタクトホール内にソース電極7を形成する。ソース電極7としては、チタンとアルミを積層した金属電極を用いることができる。その後、炭化珪素基体1の裏面にドレイン電極9を形成し、図8に示す半導体装置が完成する。
なお、図8においては、P型の拡散領域10とウェル領域3が同程度の深さに形成されているが、図7で示したダイオード12の逆方向電流電圧特性を所望の特性に設定するために、拡散領域10の接合の深さや不純物濃度をウェル領域3とは独立して設定することができる。
以上説明したように、この実施形態5においては、先の実施形態4で得られる効果に加えて、トランジスタのゲート電極6に多結晶シリコンを用いているので、チャネル部分への金属原子の拡散によるキャリア移動度の劣化が生じるおそれがなくなる。これにより、低オン抵抗で低損失な半導体装置を提供することができる。
(実施形態6)
図10は本発明の実施形態6に係る半導体装置の構成を示す断面図である。
この実施形態6において、先の実施形態4と異なる点は、図10に示すようにP型の拡散領域10がウェル領域3を介してソース電極7にオーミック接続されている点である。このような構成にすることによって、ダイオード12で発生した逆方向電流は、ソース電極7に流れる。したがって、ダイオード12の逆方向電流電圧特性に対して先の実施形態4に示すダイオード13の順方向電圧降下を考慮する必要がなくなり、先の実施形態4に比べてより安定してチップ温度を制御することができる。また、ダイオード12に印加される電圧はドレインの電位によらずゲート−ソース間電圧とほぼ一致する。したがって、ダイオード12に印加される電圧によりトランジスタのオン/オフ状態を直接制御することができ、より安定して温度を制御することができる。
図10に示す構成における基本的な動作は、ダイオード12の逆方向電流がソース電極7に流れる点を除いて先の実施形態4と同様であるので、その説明は省略する。
図10に示す半導体装置の製造方法は、先の実施形態4で説明した製造方法のウェル領域3およびP型の拡散領域10のマスクパターンを変更する点以外はほぼ同様であるので、その説明は省略する。
なお、図10においては、P型の拡散領域10とウェル領域3が同程度の深さに形成されているが、図7で示したダイオード12の逆方向電流電圧特性を所望の特性に設定するために、拡散領域10の接合の深さや不純物濃度をウェル領域3とは独立して設定することができる。
以上説明したように、この実施形態6においては、先の実施形態4で得られる効果に加えて、ダイオード12の逆方向電流がソースに流れるため、ダイオード12に印加される電圧とゲート−ソース間電圧がほぼ一致する。これにより、トランジスタのオン/オフ状態を直接制御することができ、より安定して温度を制御することができる。
(実施形態7)
図11は本発明の実施形態7に係る半導体装置の構成を示す断面図である。
この実施形態7において、先の実施形態6と異なる点は、図11に示すようにドレイン電極9に接続された基体をN+ 型の炭化珪素基体1に代えてP+ 型の炭化珪素基体18で構成し、所謂IGBT構造となっている点である。なお、本実施形態7では、IGBTのエミッタ、コレクタに相当する部分をそれぞれソース、ドレインと呼ぶこととする。
図11に示す構成における基本的な動作は、先の実施形態6と同様であるので、その説明は省略する。
図11に示す半導体装置の製造方法は、先の実施形態4で説明した製造方法のN+ 型の炭化珪素基体1をP+ 型の炭化珪素基体18に変更する点と、ウェル領域3および拡散領域10のマスクパターンを変更する点以外はほぼ同様であるので、その説明は省略する。
なお、図11においては、P型の拡散領域10とウェル領域3が同程度の深さに形成されているが、図7で示したダイオード12の逆方向電流電圧特性を所望の特性に設定するために、拡散領域10の接合の深さや不純物濃度をウェル領域3とは独立して設定することができる。
この実施形態7においては、P+ 型の炭化珪素基体18を用いて説明したが、N型の炭化珪素基体を用い、このN型の炭化珪素基体の裏面にP+ 型の拡散領域を形成する方法でも同様の構造を得ることができる。
以上説明したように、この実施形態7においては、先の実施形態6で得られる効果に加えて、P+ 型の炭化珪素基体18からN- 型のドリフト領域2に注入された正孔により伝導度変調が起きるIGBT構造となるので、ドリフト領域2の抵抗を低減することができる。これにより、低損失な半導体装置を提供することができる。
(実施形態8)
図12は本実施形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。
この実施形態8において、先の実施形態4と異なる点は、ゲート電極6を金属に代えて多結晶シリコンで形成した点である。これにより、ダイオード12は、P型の拡散領域10と多結晶シリコンのゲート電極6とがヘテロ接合して構成される。このダイオード12の特性は、先の図7に示す電流電圧特性に近い特性となる。
図12に示す構成における基本的な動作は、ダイオード12の逆方向電流電圧特性が先の実施形態1と異なる点を除き、実施形態1と同様であるため、その説明は省略する。
図12においては、P型の拡散領域10とウェル領域3が同程度の深さに形成されているが、図7で示したダイオード12の逆方向電流電圧特性に近い特性を所望の特性に設定するために、拡散領域10の接合の深さや不純物濃度をウェル領域3とは独立して設定することができる。
図12に示す半導体装置の製造方法は、先の実施形態1で説明した製造方法に対して、図3−Cに示す工程でマスクパターンを変更してN型の拡散領域11が形成されないようにする点と、ゲート電極6の材料を変更する点以外はほぼ同様であるので、その説明は省略する。
以上説明したように、この実施形態8においては、先の実施形態4で得られる効果に加えて、実施形態4の構成に比べて金属からなるゲート電極6から金属原子が拡散し、隣接するチャネル部分のキャリア移動度の劣化を引き起こす可能性がなくなり、低損失な半導体装置を提供することができる。また、先の実施形態5の構成に比べて、金属からなるカソード17をP型の拡散領域10に接合するためのコンタクトホールを別途形成する必要がない。これにより、製造工程数を削減することが可能となり、より安価な半導体装置を提供することができる。
多結晶シリコンからなるゲート電極6の不純物の種類や濃度を調整することで、ダイオード12の順方向電圧降下や逆方向電流電圧特性を容易に調整できることが実験的に確かめられている。したがって、ダイオード12の逆方向電流電圧特性を所望の特性に設定することが可能となる。例えば、P型の拡散領域10と接合する場合には、多結晶シリコンをP型もしくはN型にした場合とでは、多結晶シリコンをP型にした方がダイオード12の順方向電圧降下は小さくなり、逆方向リーク電流は大きくなる。
チャネル領域上のゲート電極6の不純物濃度と、ダイオード12を形成するヘテロ接合部のゲート電極6の不純物濃度とを変えることで、トランジスタとダイオード12の特性をそれぞれ独立して所望の特性に設定することができる。
(実施形態9)
図13は本発明の実施形態9に係る半導体装置の構成を示す断面図である。
この実施形態9において、先の実施形態8と異なる点は、図13に示すようにP型の拡散領域10がウェル領域3を介してソース電極7にオーミック接続されている点である。このような構成にすることによって、ダイオード12で発生した逆方向電流は、ソース電極7に流れる。したがって、ダイオード12の逆方向電流電圧特性に対して先の実施形態4に示すダイオード13の順方向電圧降下を考慮する必要がなくなり、先の実施形態8に比べてより安定してチップ温度を制御することができる。また、ダイオード12に印加される電圧はドレインの電位によらずゲート−ソース間電圧とほぼ一致する。したがって、ダイオード12に印加される電圧によりトランジスタのオン/オフ状態を直接制御することができ、より安定して温度を制御することができる。
図13に示す構成における基本的な動作は、ダイオード12の逆方向電流がソース電極7に流れる点を除いて先の実施形態8と同様であるので、その説明は省略する。
図13に示す半導体装置の製造方法は、先の実施形態8で説明した製造方法のウェル領域3およびP型の拡散領域10のマスクパターンを変更する点以外はほぼ同様であるので、その説明は省略する。
なお、図13においては、P型の拡散領域10とウェル領域3が同程度の深さに形成されているが、図7で示したダイオード12の逆方向電流電圧特性を所望の特性に設定するために、拡散領域10の接合の深さや不純物濃度をウェル領域3とは独立して設定することができる。
以上説明したように、この実施形態9においては、先の実施形態8で得られる効果に加えて、ダイオード12の逆方向電流がソースに流れるため、ダイオード12に印加される電圧とゲート−ソース間電圧がほぼ一致する。これにより、トランジスタのオン/オフ状態を直接制御することができ、より安定して温度を制御することができる。
(実施形態10)
図14は本発明の実施形態10に係る半導体装置の構成を示す断面図である。
この実施形態10において、先の実施形態9と異なる点は、図14に示すようにドレイン電極9に接続された基体をN+ 型の炭化珪素基体1に代えてP+ 型の炭化珪素基体18で構成し、所謂IGBT構造となっている点である。なお、本実施形態10では、IGBTのエミッタ、コレクタに相当する部分をそれぞれソース、ドレインと呼ぶこととする。
図14に示す構成における基本的な動作は、先の実施形態9と同様であるので、その説明は省略する。
図14に示す半導体装置の製造方法は、先の実施形態8で説明した製造方法のN+ 型の炭化珪素基体1をP+ 型の炭化珪素基体18に変更する点と、ウェル領域3および拡散領域10のマスクパターンを変更する点以外はほぼ同様であるので、その説明は省略する。
なお、図14においては、P型の拡散領域10とウェル領域3が同程度の深さに形成されているが、図7で示したダイオード12の逆方向電流電圧特性に近い特性を所望の特性に設定するために、拡散領域10の接合の深さや不純物濃度をウェル領域3とは独立して設定することができる。
この実施形態10においては、P+ 型の炭化珪素基体18を用いて説明したが、N型の炭化珪素基体を用い、このN型の炭化珪素基体にP+ 型の拡散領域を形成する方法でも同様の構造を得ることができる。
以上説明したように、この実施形態10においては、先の実施形態9で得られる効果に加えて、P+ 型の炭化珪素基体18からN- 型のドリフト領域2に注入された正孔により伝導度変調が起きるIGBT構造となるので、ドリフト領域2の抵抗を低減することができる。これにより、低損失な半導体装置を提供することができる。
次に、上記実施形態1〜10で説明したダイオード12の炭化珪素基体の平面方向における配置について説明する。炭化珪素基体が金属基板等にハンダを介して実装されている場合に、炭化珪素基体平面の外周部は中心部に比べて熱が横方向に拡散する。その結果、炭化珪素基体平面の中心部が最も高温になる傾向がある。したがって、ダイオード12を少なくとも炭化珪素基体平面の中心部に配置することにより、炭化珪素基体内の最高温度を検知して温度を低下させる制御を行うことができる。
また、ドレイン電流の偏りによって炭化珪素基体平面において温度のばらつきが発生する場合がある。したがって、ダイオード12を炭化珪素基体平面に複数個形成することで、基体のさまざまな箇所の最高温度に対して、温度を低下させる制御を行うことができる。
上記実施形態1〜10の基本構造における断面構造について、単位セル101が複数並列接続された半導体チップの最外周部では、ガードリングなどの終端構造(図示せず)が採用される。このガードリングは、トランジスタのオフ時における周辺での電界集中を緩和して高耐圧を実現する終端構造であるが、パワーデバイス分野で用いられている一般的な終端構造が適用可能である。
上記実施形態1〜10においては、基体の一方の主面(表面)をソース(エミッタ)、他方の主面(裏面)をドレイン(コレクタ)とする所謂縦型のMOSFET構造もしくはIGBT構造について説明したが、ドレイン(コレクタ)が基体表面に形成される所謂横型のMOSFET構造もしくはIGBT構造であってもかまわない。
上記実施形態1〜10においては、半導体基体を炭化珪素として説明したが、シリコンやガリウムヒ素、窒化ガリウム、ダイヤモンドなどの他の半導体基体を用いても構わない。
1,18…炭化珪素基体
2…ドリフト領域
3…ウェル領域
4…ソース領域
5…ゲート絶縁膜
6…ゲート電極
7…ソース電極
8…層間絶縁膜
9…ドレイン電極
10,11…拡散領域
12,13…ダイオード
14…絶縁膜
15,16…不純物
17…カソード
101…単位セル

Claims (10)

  1. 半導体基体と、
    前記半導体基体上に形成された第1導電型のドリフト領域と、
    前記ドリフト領域の主面に接するように前記ドリフト領域内に形成された第2導電型のウェル領域と、
    前記ドリフト領域の主面に接するように前記ウェル領域内に形成された第1導電型のソース領域と、
    前記ドリフト領域と前記ソース領域に挟まれた前記ウェル領域上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
    前記ウェル領域と前記ソース領域に接続されたソース電極と、
    前記半導体基体に接続されたドレイン電極と
    を備えたトランジスタと、
    前記ドリフト領域に形成された第2導電型の半導体領域からなるアノードと、
    前記第2導電型の半導体領域内に形成された第1導電型の半導体領域からなるカソードとを備え、
    前記カソードは、前記ゲート電極に接続されて構成されたダイオードと、
    前記ゲート電極に前記トランジスタをスイッチング制御する電圧を印加制御するゲート駆動回路と、
    を有し、
    前記トランジスタの許容最大動作温度を超えたときの前記ダイオードの逆方向電流は、前記ゲート駆動回路が前記ゲート電極に供給できる上限のゲート上限電流よりも大きくなるように設定されてい
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 半導体基体と、
    前記半導体基体上に形成された第1導電型のドリフト領域と、
    前記ドリフト領域の主面に接するように前記ドリフト領域内に形成された第2導電型のウェル領域と、
    前記ドリフト領域の主面に接するように前記ウェル領域内に形成された第1導電型のソース領域と、
    前記ドリフト領域と前記ソース領域に挟まれた前記ウェル領域上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
    前記ウェル領域と前記ソース領域に接続されたソース電極と、
    前記半導体基体に接続されたドレイン電極と
    を備えたトランジスタと、
    前記ドリフト領域に形成された第2導電型の半導体領域からなるアノードと、
    前記第2導電型の半導体領域に接して形成されたカソードとを備え、
    前記カソードは、前記ゲート電極と一体化されて形成されているダイオードと、
    前記ゲート電極に前記トランジスタをスイッチング制御する電圧を印加制御するゲート駆動回路と、
    を有し、
    前記トランジスタの許容最大動作温度を超えたときの前記ダイオードの逆方向電流は、前記ゲート駆動回路が前記ゲート電極に供給できる上限のゲート上限電流よりも大きくなるように設定されてい
    ことを特徴とする半導体装置。
  3. 半導体基体と、
    前記半導体基体上に形成された第1導電型のドリフト領域と、
    前記ドリフト領域の主面に接するように前記ドリフト領域内に形成された第2導電型のウェル領域と、
    前記ドリフト領域の主面に接するように前記ウェル領域内に形成された第1導電型のソース領域と、
    前記ドリフト領域と前記ソース領域に挟まれた前記ウェル領域上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
    前記ウェル領域と前記ソース領域に接続されたソース電極と、
    前記半導体基体に接続されたドレイン電極と
    を備えたトランジスタと、
    前記ドリフト領域に形成された第2導電型の半導体領域からなるアノードと、
    前記第2導電型の半導体領域に接して形成されたカソードとを備え、
    前記カソードは、前記ゲート電極と異種体で形成されて前記ゲート電極と接続されて構成されたダイオードと、
    前記ゲート電極に前記トランジスタをスイッチング制御する電圧を印加制御するゲート駆動回路と、
    を有し、
    前記トランジスタの許容最大動作温度を超えたときの前記ダイオードの逆方向電流は、前記ゲート駆動回路が前記ゲート電極に供給できる上限のゲート上限電流よりも大きくなるように設定されてい
    ことを特徴とする半導体装置。
  4. 前記ゲート電極またはカソードは、金属で形成され、
    前記ダイオードは、ショットキーダイオードを構成する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の半導体装置。
  5. 前記ゲート電極は、多結晶シリコンで形成され、
    前記ダイオードは、ヘテロ接合ダイオードを構成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  6. 前記ドリフト領域に形成された第2導電型の半導体領域からなるアノードは、前記ソース電極とオーミック接続されている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記トランジスタは、IGBT構造で構成されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記ダイオードは、少なくとも1つが前記半導体基体平面の中心部に形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体装置。
  9. 前記ダイオードは、前記半導体基体に複数形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導体装置。
  10. 前記半導体基体は、炭化珪素で構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の半導体装置。
JP2010066279A 2010-03-23 2010-03-23 半導体装置 Active JP5533104B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010066279A JP5533104B2 (ja) 2010-03-23 2010-03-23 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010066279A JP5533104B2 (ja) 2010-03-23 2010-03-23 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011199141A JP2011199141A (ja) 2011-10-06
JP5533104B2 true JP5533104B2 (ja) 2014-06-25

Family

ID=44876954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010066279A Active JP5533104B2 (ja) 2010-03-23 2010-03-23 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5533104B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10734483B2 (en) 2018-09-14 2020-08-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device
US10872974B2 (en) 2018-09-15 2020-12-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6098041B2 (ja) * 2012-04-02 2017-03-22 富士電機株式会社 半導体装置
US9123798B2 (en) * 2012-12-12 2015-09-01 General Electric Company Insulating gate field effect transistor device and method for providing the same
CN105556647B (zh) * 2013-07-19 2017-06-13 日产自动车株式会社 半导体装置及其制造方法
JP6256659B2 (ja) 2015-04-20 2018-01-10 富士電機株式会社 半導体装置
CN106716601B (zh) 2015-04-20 2019-08-06 富士电机株式会社 半导体装置
WO2018135146A1 (ja) * 2017-01-17 2018-07-26 富士電機株式会社 半導体装置および半導体装置の製造方法
CN109216464A (zh) * 2018-10-30 2019-01-15 派恩杰半导体(杭州)有限公司 一种带有异质结二极管的碳化硅mos器件
US11579645B2 (en) 2019-06-21 2023-02-14 Wolfspeed, Inc. Device design for short-circuitry protection circuitry within transistors
EP3872847A1 (en) * 2020-02-28 2021-09-01 Infineon Technologies AG Semiconductor device with insulated gate transistor cell and rectifying junction

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59195840U (ja) * 1983-06-13 1984-12-26 日産自動車株式会社 負荷駆動回路
JP3204227B2 (ja) * 1985-11-29 2001-09-04 株式会社デンソー 半導体装置
JPS6451664A (en) * 1987-08-24 1989-02-27 Fujitsu Ltd Semiconductor device
JPS6461956A (en) * 1987-08-26 1989-03-08 Siliconix Inc Semiconductor device
JPH0456163A (ja) * 1990-06-21 1992-02-24 Fujitsu Ltd 半導体装置およびその製造方法
JP2000223705A (ja) * 1999-01-29 2000-08-11 Nissan Motor Co Ltd 半導体装置
JP3826828B2 (ja) * 2001-11-27 2006-09-27 日産自動車株式会社 炭化珪素半導体を用いた電界効果トランジスタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10734483B2 (en) 2018-09-14 2020-08-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device
US10872974B2 (en) 2018-09-15 2020-12-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011199141A (ja) 2011-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5533104B2 (ja) 半導体装置
JP6627973B2 (ja) 半導体装置
JP5692227B2 (ja) 電力用半導体装置
JP6144674B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR101230680B1 (ko) 반도체 장치 및 그 제조 방법
US8492836B2 (en) Power semiconductor device
JP4153811B2 (ja) 高耐圧半導体装置及びその製造方法
US10361266B2 (en) Semiconductor device
JP5539355B2 (ja) 電力用半導体装置およびその製造方法
JP5321377B2 (ja) 電力用半導体装置
JP6641488B2 (ja) 半導体装置
WO2013042406A1 (ja) 電力用半導体装置
JPWO2011161721A1 (ja) 電力用半導体装置
JP6802454B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
US20150279983A1 (en) Semiconductor device
JP2011165902A (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP5636752B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2012079945A (ja) 半導体装置
JP6589143B2 (ja) 炭化珪素半導体素子およびその製造方法
JP3921816B2 (ja) 炭化珪素半導体装置及びその製造方法
JP2007053226A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2021044274A (ja) 半導体装置
JP2007258360A (ja) 半導体装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5533104

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140414