JP5530300B2 - 店頭オペレーションシステム - Google Patents
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Description
通常、CD又はDVD等の商品を販売するショップでは、商品を仕入れて売場(店頭)の棚に陳列すると共に、POP(Point of purchase advertising)等の販促物を作成して販売促進を演出するようになっていた。
このダミー商品の作成、販促物の作成等は、店頭で店員によって為されているのが現状である。
更に、本物の商品はバックヤードのストッカー(商品収納棚)に収納されているが、在庫管理、また、返品等の管理が店頭側に負担になっていた。
更に、このような書店では、万引き等の盗難防止のため、書店内の一部をCD等の販売エリアとして囲い、商品検出のゲートを設けるなど、設備コストが高くなり、当該エリアがクローズドなものとなっていた。
関連する先行技術文献として、特開2001−2209号公報「棚商品管理方法」(株式会社アイネット)[特許文献1]、特開平05−286525号公報「棚管理方式」(株式会社日立製作所)[特許文献2]、特開2003−296419号公報「棚割り支援システム」(株式会社ヤッパ)[特許文献3]、特開平05−342230号公報「商品陳列データファイル作成装置」(日本電気情報サービス株式会社)[特許文献4]がある。
特許文献2には、商品と棚とを関連付けて在庫管理を行うことが記載されている。
特許文献3には、棚割り後の店舗イメージを3Dで表現することが記載されている。
特許文献4には、棚に対して商品の陳列位置を指定することが記載されている。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、店頭オペレーションシステムにおいて、得意先の店頭で利用されるクライアントと、各店頭における商品の順位と当該順位に対応してダミー商品を陳列する陳列棚の棚番を記憶する得意先別棚番設定テーブルを記憶し、得意先における商品の販売状況に応じて得意先別棚番設定テーブルを参照して、商品の順位、商品コード、棚番を設定する得意先別順位テーブルを生成し、前回生成した得意先別順位テーブルに対して今回生成した得意先別順位テーブルと相違する部分から棚出の棚番と棚出対象の商品の商品コードを記憶する棚出指示テーブルを生成し、クライアントに送信するサーバと有し、クライアントは、コード読取部を備え、棚出候補のダミー商品に付されたコードをコード読取部で読み取って商品コードを取得し、受信した棚出指示テーブルを参照して取得した商品コードに対応するダミー商品が棚出対象であるか否かを表示することを特徴とする。
本発明は、上記店頭オペレーションシステムにおいて、サーバが、前回生成した得意先別順位テーブルにあった商品コードが今回生成した得意先別順位テーブルにない場合は、棚出指示テーブルに特別な棚番を設定して生成し、クライアントが、棚出候補のダミー商品に付されたコードをコード読取部で読み取って商品コードを取得し、棚出指示テーブルを参照して取得した商品コードが特別な棚番である場合には、返品の表示を行うと共に当該商品コードを返品対象として記憶することを特徴とする。
本発明は、上記店頭オペレーションシステムにおいて、サーバが、今回生成した得意先別順位テーブルに対して前回生成した得意先別順位テーブルと相違する部分から棚入の棚番と棚入対象の商品の商品コードを記憶する棚入指示テーブルを生成してクライアントに送信し、クライアントが、棚入候補のダミー商品に付されたコードをコード読取部で読み取って商品コードを取得し、受信した棚入指示テーブルを参照して取得した商品コードに対応するダミー商品が棚入対象であるか否かを表示することを特徴とする。
本発明は、上記店頭オペレーションシステムにおいて、サーバが、出荷に係る商品の商品コード、識別コード、枚数を記憶する出荷情報テーブルのデータを検品データとしてクライアントに送信し、クライアントが、入荷した商品、ダミージャケット、販促物に付されたコードを読み取ると、当該コードを識別コードに変換し、検品データの識別コードと突合し、一致する識別コードに対応する商品、ダミージャケット、販促物の検品処理を終了することを特徴とする。
本発明は、上記店頭オペレーションシステムにおいて、サーバが、出荷に係る商品の商品コード、識別コード、枚数を記憶する出荷情報テーブルのデータと当該出荷に対する特定のコードとを検品データとしてクライアントに送信し、クライアントが、入荷物に付された特定のコードを読み取り、検品データに含まれる特定のコードと一致する場合に、入荷物全てについて出荷情報テーブルのデータで一括して検品処理を終了することを特徴とする。
本発明は、上記店頭オペレーションシステムにおいて、クライアントが、返品対象として記憶した商品コードの一覧を表示し、商品に付されたコードをコード読取部で読み取って商品コードを取得し、取得した商品コードが一覧表示の商品コードと一致した場合には、返品入力処理を終了することを特徴とする。
本発明は、上記店頭オペレーションシステムにおいて、クライアントが、サーバから受信した棚入指示テーブルを基に棚番と商品コードの対応テーブルを生成して記憶し、陳列棚の棚板に貼付されたコードをコード読取部で読み取って棚番を取得し、対応テーブルを参照して取得した棚番に対応した棚調対象のダミー商品の数を表示し、当該棚板に陳列されているダミー商品に付されたコードをコード読取部で読み取って商品コードを取得し、取得した商品コードが対応テーブルに記憶された商品コードに一致する場合に、ダミー商品が適正な棚板の位置に陳列されていると判定することを特徴とする。
本発明は、上記店頭オペレーションシステムにおいて、クライアントが、検品データを基に商品コード、当該商品の枚数の対応テーブルを生成して記憶し、対応テーブルを参照して棚卸対象の商品の数を表示し、当該棚板に収納されている商品に付されたコードをコード読取部で読み取って商品コードを取得し、取得した商品コードが対応テーブルに記憶された商品コードに一致するか否かを判定することを特徴とする。
これにより、データ上の在庫数量と実在庫の数量の差異を修正すると共に在庫資産を確定させることができる。
本発明によれば、クライアントが得意先の店頭で利用され、サーバが、各店頭における商品の順位と当該順位に対応してダミー商品を陳列する陳列棚の棚番を記憶する得意先別棚番設定テーブルを記憶し、得意先における商品の販売状況に応じて得意先別棚番設定テーブルを参照して、商品の順位、商品コード、棚番を設定する得意先別順位テーブルを生成し、前回生成した得意先別順位テーブルに対して今回生成した得意先別順位テーブルと相違する部分から棚出の棚番と棚出対象の商品の商品コードを記憶する棚出指示テーブルを生成し、クライアントに送信し、そして、クライアントが、コード読取部を備え、棚出候補のダミー商品に付されたコードをコード読取部で読み取って商品コードを取得し、受信した棚出指示テーブルを参照して取得した商品コードに対応するダミー商品が棚出対象であるか否かを表示する店頭オペレーションシステムとしているので、店頭の陳列棚からダミー商品の棚出を容易に行うことができる効果がある。
本発明によれば、サーバが、前回生成した得意先別順位テーブルにあった商品コードが今回生成した得意先別順位テーブルにない場合は、棚出指示テーブルに特別な棚番を設定して生成し、クライアントが、棚出候補のダミー商品に付されたコードをコード読取部で読み取って商品コードを取得し、棚出指示テーブルを参照して取得した商品コードが特別な棚番である場合には、返品の表示を行うと共に当該商品コードを返品対象として記憶する上記店頭オペレーションシステムとしているので、ダミー商品の棚出業務において商品返品業務を容易に行うことができる効果がある。
本発明によれば、サーバが、今回生成した得意先別順位テーブルに対して前回生成した得意先別順位テーブルと相違する部分から棚入の棚番と棚入対象の商品の商品コードを記憶する棚入指示テーブルを生成してクライアントに送信し、クライアントが、棚入候補のダミー商品に付されたコードをコード読取部で読み取って商品コードを取得し、受信した棚入指示テーブルを参照して取得した商品コードに対応するダミー商品が棚入対象であるか否かを表示する上記店頭オペレーションシステムとしているので、店頭の陳列棚にダミー商品の棚入を容易に行うことができる効果がある。
(1)[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る店頭オペレーションシステムは、店頭コンピュータが商品の提供会社のサーバから送信された出荷情報のデータを検品データとして検品して仕入業務処理を行い、棚出指示テーブルのデータに基づいて棚出業務処理を行い、棚入指示テーブルのデータに基づいて棚入業務処理を行い、返品リストによって返品業務処理を行い、什器毎にダミー商品等のバーコードスキャンして棚調業務処理を行い、什器毎に商品のバーコードをスキャンして棚卸業務処理を行うものであり、CD又はDVD等の商品販売のエリアをオープンにでき、ダミー商品の作成、販促の演出、ダミー商品の店頭棚移動、商品の在庫管理及び返品管理を容易に行うことができる。
本発明の実施の形態に係る店頭オペレーションシステム(本システム)の構成について図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る店頭オペレーションシステムの全体構成ブロック図である。
本システムは、図1に示すように、DB(Data Base)サーバ1と、AP(Application)サーバ2と、インターネット3と、無線LAN(Local Area Network)モバイルルータ4と、店頭コンピュータ(店頭PC)5と、店頭携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)6とを基本的に有している。
尚、DBサーバ1、APサーバ2、店頭PC5、PDA6は、コンピュータで構成され、制御部、記憶部、ネットワーク等に接続するためのインタフェース部を備えている。
また、本システムでは、DBサーバ1とAPサーバ2を備える構成としたが、両者を一体のサーバで実現するようにしてもよい。
DBサーバ1は、商品を出荷する商品提供会社(卸会社)のデータベースサーバであり、取り扱う全ての商品の管理を行うマスタファイル、取引実績のデータ等を記憶している。
APサーバ2は、プログラム動作により処理を実行するものであり、DBサーバ1から必要なデータを読み取り、インターネット3、無線LANモバイルルータ4を介して店頭PC5にデータを送信し、店頭PC5からのデータを、無線LANモバイルルータ4、インターネット3を介して受信してDBサーバ1に出力する。
無線LANモバイルルータ4は、APサーバ2からのデータを店頭PC5に無線にて送信し、店頭PC5からのデータを無線にて受信してAPサーバ2に送信する。また、無線LANモバイルルータ4は、店頭PC5からのデータを無線によりPDA6に送信し、PDA6からのデータを無線により店頭PC5に送信する。
PDA6は、商品、ダミー商品、販促物、特典等のバーコードを読み取るリーダ(読取装置)を備え、プログラム動作により店頭オペレーションの業務処理のための表示、指示入力等を行うものである。PDA6の具体的構成は後述する。
本システムを用いた店頭オペレーションに関する作業概要は、「出荷」「入荷・検品・仕分」「棚出」「棚入」「レジ販売」「特典」「品切」「返品」「棚調」「棚卸」等である。
本システムを用いた具体的な業務処理内容を説明する前に、作業概要を以下説明する。
本システムでは、出荷情報のデータに基づいて卸会社からCD又はDVD等の商品、ダミージャケット、販促物、特典等が販売店(店頭)に出荷(配送)されると、APサーバ2は、出荷情報のデータを基に検品データを生成する。
尚、商品、ダミージャケット、販促物には色分けされたシールが貼付されている。シールは、例えば、商品の場合は白色で、予約商品の場合は黄色で、ダミー商品、販促物、特典の場合は青色となっており、識別コード(JAN(Japanese Article Number)コード)のバーコード、商品コード(商品CD)、必要に応じて売価が印刷されている。ダミー商品の商品コードは本物の商品の商品コードと同じであるが、バーコードはダミー用のバーコードとなっている。
商品が店頭に入荷すると、仕入業務が開始される。PDA6から仕入業務開始の指示が入力されると、当該指示を店頭PC5が受信し、APサーバ2から送信され、記憶部に記憶された検品データにPDA6がアクセス可能となる。
そして、店員は配送物を開封して商品、ダミージャケット、販促物、特典に付されたシールに印刷されたバーコードをPDA6のリーダで読み取る(スキャンする)と、PDA6には、商品等の情報をリストとして表示すると共に店頭PC5に記憶された検品データとの突合を行う。この突合により検品が為される。
検品データとスキャンしたバーコードの識別コードが一致すると、仕入業務が終了し、本物商品はレジ内、バックヤードのストック棚(ストッカー)に商品コード順で格納される。また、ダミージャケットはダミーケースに収納されてダミー商品が作成される。つまり、商品とダミー商品、販促物、特典等が仕分される。
仕入業務が終了すると、次に棚出業務に移行する。PDA6から棚出業務を開始する指示が入力されると、当該指示を店頭PC5が受信し、APサーバ2から送信され、記憶部に記憶された棚出指示テーブルのデータにPDA6がアクセス可能となる。
そして、店頭PC5は、PDA6に棚出業務に関するデータを送信し、PDA6に当該データが表示され、店員はそのデータに従って移動が必要なダミー商品、販促物のバーコードをスキャンしてダミー商品等の棚出を行う。バーコードをPDA6がスキャンすることで、当該ダミー商品等が正常に棚出されたことを認識する。
次に、仕入を行ったダミー商品、販促物を店頭の売場の陳列棚に持って行き、PDA6から棚入業務を開始する指示が入力されると、当該指示を店頭PC5が受信し、APサーバ2から送信され、記憶部に記憶された棚入指示テーブルのデータにPDA6がアクセス可能となる。
そして、店頭PC5は、PDA6に棚入業務に関するデータを送信する。棚入に係るダミー商品、販促物のバーコードをPDA6でスキャンすると、PDA6には、店頭PC5から受信した棚入業務に関するデータを基に棚入の位置を示す棚番号が表示され、店員はその情報に従っての棚入を行う。
更に、棚出業務で棚出したダミー商品等についても、バーコードをスキャンして表示された棚番号にダミー商品等の棚入を行う。
お客様が商品購入のために売場の棚からダミー商品をレジに持ってくると、ダミー商品に印刷された商品コード、商品名に対応する本物の商品を店員がストッカーからピックし、当該商品のバーコードをPDA6で読み取って商品の販売を行う。販売した商品の識別コードの情報は、PDA6から店頭PC5に送信される。
尚、レジ販売のバーコード読み取りを、PDA6ではなく、レジのバーコードリーダで読ませるようにしてもよい。この場合、レジの装置が店頭PC5に接続されていることが条件で、レジのバーコードリーダで読み取った識別コードの情報が店頭PC5に送信される。
また、店頭PC5は、商品販売があると、売上データ(識別コード、商品コード、金額等のデータ)をAPサーバ2に送信する。
ダミー商品に特典シールが貼られていたら、店員は対応する特典をピックし、お客様に提供する。
特典は、仕入の際は、バーコードをPDA6がスキャンして検品するが、特典をお客様に提供する際は、お客様が特典を必要としない場合があるので、バーコードスキャンは行わない。
レジ販売で、商品を販売すると、ストッカーの在庫商品が品切になることがある。最後の商品を販売した時点で、「品切中」のプレートをダミー商品に添付して店頭の陳列棚に返却し、陳列棚にて同様のダミー商品が展示中の場合は、それらダミー商品にも「品切中」のプレートを添付する。
商品が売れ残った状態で、棚出されたダミー商品について棚入作業を行う際に、返品の作業指示がPDA6に表示されると、その後に返品業務が発生する。PDA6で返品業務を選択すると、表示部に返品のリストが表示される。店員は、返品リストに表示された商品をストッカーから取り出し、その商品のバーコードをPDA6で読み取り、返品箱に入れて発送し、関連のダミー商品と販促物を廃棄する。
尚、ダミー商品については、ケースからダミージャケットを取り出して廃棄し、ケースは再利用する。
棚調とは、店頭の陳列棚に陳列されたダミー商品等が適切な棚の位置に配置されているかを確認する作業である。
陳列棚に貼付された棚番のバーコードをPDA6がスキャンし、更に、その棚に陳列されているダミー商品等のバーコードをPDA6がスキャンすることで、当該棚にスキャンしたダミー商品等が配置されることが適切であるのか否かが判断される。不適切に配置されたダミー商品等については、適切な棚の位置がPDA6に表示される。
定期的に、棚調を行うことで、ダミー商品等が陳列棚に適切に配置される状態を維持することができる。
棚卸とは、レジ内のストッカーに収納された商品についてバーコードをPDA6がスキャンして、在庫状況のデータを収集して店頭PC5に送信することで、データ上の在庫数量と実在庫の数量の差異を修正すると共に在庫資産を確定させる作業である。この在庫状況のデータは、店頭PC5からAPサーバ2に送信され、次の出荷情報に利用される。
尚、商品をストッカーではなく、店頭の陳列棚に陳列したバジェットについては、陳列棚で棚卸の作業を行うことになる。
本システムの各部を具体的に説明する。
[DBサーバ1]
DBサーバ1は、卸会社が管理する取引実績系データ、商品マスタファイル、ダミージャケットの情報を記憶している。
取引実績系データには、商品の売上データ、在庫データ、仕入データ、返品データ、予約データ等が含まれる。
また、商品マスタファイルには、商品のJANコード(識別コード)、商品コード(商品CD)、商品名、アーティスト名、価格等が記憶されている。
そして、DBサーバ1は、取引実績系データに基づいて出荷情報テーブルを生成し、記憶部に記憶する。
APサーバ2は、DBサーバ1から商品マスタファイルの情報、取引実績系データ等を取得し、取引実績に基づいた全国における商品の順位を示す全国順位テーブルを生成し、記憶部に記憶する。
また、APサーバ2は、得意先(店頭)毎に商品の順位に対応した棚番情報を得意先別棚番設定テーブルとして記憶部に記憶している。
また、APサーバ2は、商品の全国順位テーブル、傘下店の在庫状況、傘下店の注残状況から得意先別在庫順位テーブルを生成して記憶部に記憶する。
商品が発送されると、APサーバ2は、DBサーバ1から出荷情報テーブルを読み込み、店頭PC5に送信する。
また、APサーバ2は、棚出業務処理、棚入業務処理等に移行するとき、またはそれ以前に、棚出指示テーブル、棚入指示テーブル等を店頭PC5に送信し、各業務処理を実行可能とする。
店頭PC5の制御部は、コンピュータプログラムの動作により、各種処理手段を実現可能としている。各種処理手段として、入荷業務処理手段、棚出業務処理手段、棚入業務処理手段、返品業務処理手段、棚調業務処理手段、棚卸業務処理手段、売上/予約業務処理手段がある。
店頭PC5の制御部は、APサーバ2から受信した各種テーブルを記憶部に記憶し、また、各種テーブルから別のテーブルを生成して記憶し、各処理手段で上記テーブル等にアクセスして、各業務処理を実行している。
店頭PC5で実現される各種処理手段の詳細については後述する。
PDA6は、本物商品のバーコード、ダミー商品のバーコード、販促物のバーコード、特典のバーコードを読み取り、陳列棚における棚出、棚入、返品を指示して、陳列棚でのダミー商品、販促物を適正な位置に移動させ、返品のリストを表示して返品処理を実行させるものである。
PDA6について、図2を参照しながら説明する。図2は、店頭携帯端末(PDA)の構成ブロック図である。
PDA6は、図2に示すように、制御部11と、記憶部12と、表示部13と、入力部14と、バーコード読取部15と、無線部16とを備えている。
記憶部12には、処理プログラム、処理に必要なデータ等を記憶している。
表示部13は、店頭オペレーションに関連する表示を行う。
入力部14は、店頭オペレーションに関連する指示を入力する。
バーコード読取部15は、商品、ダミー商品、販促物、特典に貼られたシールの識別コードのバーコードを読み取る(スキャンする)。読み取ったバーコードは、識別コードの情報に変換され、制御部11に出力される。
無線部16は、無線LANモバイルルータ4を介して店頭PC5と無線通信を行う。
制御部11は、記憶部12の処理プログラムを読み込み、各種処理手段の実行をサポートするための処理を行う。
尚、PDA6を用いた具体的な店頭オペレーションの業務処理については後述する。
次に、本システムにおいてAPサーバ2、DBサーバ1の記憶部に記憶されて、利用される各種テーブルについて具体的に説明する。
APサーバ2は、得意先(店頭)毎に商品の順位に対応した棚番情報を記憶する得意先別棚番設定テーブルを記憶部に有している。
得意先別棚番設定テーブルについて図3を参照しながら説明する。図3は、得意先別棚番設定テーブルの概略図である。
得意先別棚番設定テーブルは、図3に示すように、得意先名(又は得意先コード)と商品の順位、当該順位のダミー商品の陳列棚への配置場所を示す棚番が記憶されている。棚番の例えば「AA」は什器符号を示し、「AA101」は棚番地を示している。
尚、得意先別棚番設定テーブルは、具体的な商品との関連性はなく、単純に商品の順位と棚番との関係を記憶するものである。
DBサーバ1は、取引実績系データに基づいて出荷情報テーブルを生成して記憶部に記憶している。
出荷情報テーブルについて図4を参照しながら説明する。図4は、出荷情報テーブルの概略図である。
出荷情報テーブルは、図4に示すように、得意先名(又は得意先コード)と商品コード(商品CD)を記憶している。更に、図示していないが、出荷情報テーブルは、商品コードに対応して商品のJANコード(識別コード)、ダミージャケット、販促物、特典のJANコード、商品等の枚数も記憶されている。
また、出荷情報テーブルには、以下に説明する得意先別在庫順位テーブル(今回)から、出荷されるダミー商品、販促物に対する陳列棚の什器符号が取得され、「新棚」情報として記憶される。この「新棚」情報は、店頭に入荷したダミー商品等が陳列される棚を示すものである。尚、商品と特典についてはレジ内のバックヤードのストック棚等に収納されるので、「新棚」情報は予め定められている。
DBサーバ1の記憶部に記憶された商品のマスタファイル、取引実績系データ等を基に、APサーバ2の制御部は、商品の全国順位テーブルを生成して記憶部に記憶しており、更に、取引実績系データ等を基にした傘下店在庫状況、傘下店注残状況の情報を取得し、全国順位テーブル、傘下店在庫状況の情報、傘下店注残状況の情報から、得意先別在庫順位テーブルを生成して記憶部に記憶する。
得意先別在庫順位テーブルについて図5を参照しながら説明する。図5は、得意先別在庫順位テーブルの概略図である。
得意先別在庫順位テーブルは、図5に示すように、得意先名(又は得意先コード)と商品の順位、当該商品の商品コード(商品CD)、更に当該商品のダミー商品の陳列される陳列棚の棚番を記憶している。
APサーバ2の制御部は、得意先別在庫順位テーブルの今回テーブルと前回テーブルとに基づいて棚出指示テーブルを生成し、記憶部に記憶する。
棚出指示テーブルについて図6を参照しながら説明する。図6は、棚出指示テーブルの概略図である。
棚出指示テーブルは、図6に示すように、得意先名(又は得意先コード)とダミー商品等を陳列する棚番、陳列されるダミー商品等に対応する商品CDを記憶している。
ここで、棚出指示テーブルに格納される商品CDは、得意先別在庫順位テーブルの今回テーブルと前回テーブルとの変化部分の商品CDであり、特に、前回テーブルを基に生成される。
APサーバ2の制御部は、得意先別在庫順位テーブルの今回テーブルと前回テーブルと、図4の出荷情報テーブルに基づいて棚入指示テーブルを生成し、記憶部に記憶する。
棚入指示テーブルについて図7を参照しながら説明する。図7は、棚入指示テーブルの概略図である。
棚入指示テーブルは、図7に示すように、得意先名(又は得意先コード)とダミー商品等を陳列する棚番、陳列されるダミー商品等に対応する商品CDを記憶している。棚入指示テーブルは、得意先別在庫順位テーブルの今回テーブルを基に生成される。
棚番「Z」は、得意先別在庫順位テーブルの前回テーブルに商品CDがあったものが、今回テーブルにはその商品CDが設定されていない(陳列棚からはみ出した)場合に、APサーバ2の制御部が設定する。
図7では、全ての棚番に対する商品CDの対応を示しているが、棚移動がないダミー商品等については棚入指示テーブルから削除してもよい。
店頭PC5の制御部は、仕入業務処理における検品処理において、入荷した商品等のバーコードをスキャンすることで、商品在庫テーブルにデータを追加し、記憶部に記憶しておく。つまり、仕入業務が行われると、入荷商品等のデータが商品在庫テーブルに追加され、商品の販売、返品でデータが削除され、棚卸でデータの調整が行われる。
商品在庫テーブルは、商品CDと当該商品の枚数等を記憶しており、棚卸業務処理、返品業務処理、売上業務処理等に利用される。
店頭PC5の制御部は、APサーバ2から受信した棚入指示テーブルに基づき、棚番に対応した商品CDを記憶する棚番/商品CD対応テーブルを生成し、記憶部に記憶しておく。棚入指示テーブルに全ての棚番と商品CDに設定されていれば、それを棚番/商品CD対応テーブルとして利用する。棚入指示テーブルが、棚移動のあるダミー商品のみを設定するものであれば、一度生成された棚番/商品CD対応テーブルを受信した棚入指示テーブルのデータで更新して棚番/商品CD対応テーブルを生成する。
棚番/商品CD対応テーブルは、棚調業務処理に利用される。
次に、本システムでコンピュータプログラムの動作によって実現される処理手段について具体的に説明する。
まず、PDA6の制御部11で実現される処理手段として、作業メニュー表示手段がある。また、店頭PC5の制御部で実現される処理手段として、仕入業務処理手段、棚出業務処理手段、棚入業務処理手段、返品業務処理手段、棚調業務処理手段、棚卸業務処理手段、売上/予約業務処理手段等がある。
作業メニュー表示手段によりPDA6の表示部13に表示される表示画面について図8を参照しながら説明する。図8は、作業メニュー表示画面の例を示す図である。
PDA6で作業メニュー表示の処理プログラムが動作すると、図8に示すように、スタートメニューとして作業メニューの画面を表示する。作業メニューの表示画面は、例えば、「入荷検品(12件)」「棚出(180件)」「棚入(148件)」「返品(50件)」「棚調(4什器)」等の将来発生する作業内容及び件数が表示される。
ここで、「入荷検品(12件)」と表示されるのは、APサーバ2から出荷情報テーブルの情報を検品データとして店頭PC5が受信して記憶部に記憶しているので、その検品データに基づいて件数が表示される。
この作業メニュー表示画面から業務を選択して各処理に移行することになるが、仕入業務、棚出業務、棚入業務、返品業務は一連の作業になるため、その順にしか選択できないよう制限されている。但し、棚調業務、棚卸業務は、任意に選択可能となっている。
以下、上記業務処理フローについて図9を参照しながら説明する。図9は、業務処理の流れの一例を示すフローチャートである。
業務処理は、図9に示すように、仕入業務が選択されたか否かが判断され(S1)、仕入業務が選択された場合(Yesの場合)、仕入業務処理に移行し(S2)、次に棚出業務に移行し(S3)、棚入業務処理に移行し(S4)、返品業務処理に移行して(S5)、処理を終了する。
また、判定処理S6で、棚調業務が選択されなかった場合(Noの場合)、次に、棚卸業務が選択されたか否かが判断され(S8)、棚卸業務が選択された場合(Yesの場合)、棚卸業務処理に移行して(S9)、処理を終了し、棚卸業務が選択されなかった場合(Noの場合)、売上/予約業務処理に移行して(S10)、処理を終了する。
次に、仕入業務処理手段によりPDA6の表示部13に表示される表示画面について図10、図11を参照しながら説明する。図10は、仕入業務の初期表示画面の例を示す図であり、図11は、仕入業務の商品等スキャン後における表示画面の例を示す図である。
PDA6の入力部14で仕入業務が選択されて、店頭PC5の制御部が仕入業務の処理プログラムを起動し、仕入業務処理手段が動作すると、図10に示すように、PDA6の表示部13に仕入業務における入荷検品の初期画面が表示される。図10では、「入荷検品を行います。バーコードをスキャンしてください。」が表示される。
単品検品する場合は、SCM No.のバーコードをスキャンにより、図11に示すように、SCM No.と合計件数が表示され、更に、入荷した検品対象の商品、ダミー商品、販促物等のJANコードのバーコードをスキャンすると、スキャンした検品対象の「種別」「商品コード」「新棚」「数量」情報が表示される。
ここで、「種別」は、ダミー(ダミー商品)、販促物、商品、特典等があり、「商品コード」は、シールに印刷された商品CDであり、「新棚」は入荷商品等が格納される新たな棚(什器)の符号である。
そして、次の検品対象のバーコードをスキャンすると、PDA6は、得られた識別コード情報を店頭PC5に送信し、店頭PC5は、識別コード情報に対応する「種別」「商品コード」「新棚」「数量」情報をPDA6に送信して表示部13に表示する。
次に、棚出業務処理手段によりPDA6の表示部13に表示される表示画面について図12を参照しながら説明する。図12は、棚出業務の表示画面の例を示す図である。
PDA6の入力部14で棚出業務に移行する指示が入力されると、店頭PC5の制御部で棚出業務の処理プログラムが動作し、PDA6の表示部13には、図12に示すように、棚出業務の画面が表示される。
ここで、什器番号が「Z」と指定された場合は、棚出のダミー商品に対応する商品が返品対象となるものである。
返品対象のダミー商品は、ダミージャケットを抜き取って廃棄し、ダミーケースは再利用され、販促物は、廃棄される。
そして、棚出業務処理手段は、出荷情報テーブルのデータを参照してJANコードに対応した商品コードを読み取り、表示画面上部に表示した商品コードと比較し、「チェック済」欄に、正しい商品であれば「○」を、誤った商品であれば「×」を表示する。
また、棚出業務では、棚出の他に、「品切れカード撤去」がある。「品切れカード撤去」の指示は、店在庫=0で、注残≧1の商品に対して入荷データが存在した場合、表示画面に出力されるようになっている。
次に、棚入業務処理手段によりPDA6に表示される表示画面について図13を参照しながら説明する。図13は、棚入業務の表示画面の例を示す図である。
PDA6の入力部14で棚入業務に移行する指示が入力されると、店頭PC5の制御部で棚入業務の処理プログラムが動作し、図13に示すように、棚出業務の画面が表示される。
廃棄枚数とは、棚移動で陳列するダミー商品の枚数が減ることがあり、その減った場合のマイナス分である。
PDA6の入力部14で返品業務に移行する指示が入力されると、店頭PC5の制御部で返品業務の処理プログラムが動作し、店頭の陳列棚におけるダミー商品について返品業務処理が開始されると、店員は、ストッカー(レジ内の棚)で、PDA6を操作して、返品業務における「返品入力」の処理を実行する。「返品入力」の処理について図14を参照しながら説明する。図14は、返品入力処理の表示画面を示す図である。
PDA6の表示画面で「返品入力」を選択する指示が入力されると、返品業務処理手段は、図12で返品対象となった商品に対応した商品の一覧(リスト)をPDA6の表示部13に表示する。
また、返品業務処理手段は、記憶部に記憶された検品データについて、「不良品」としてスキャンしたバーコードに対応する商品コードを読み込み、更に記憶部に記憶された売上データについて、販売後に不良品として返品された商品(売上返品)のバーコードに対応する商品コードを読み込み、返品対象の商品コードの一覧に追加して表示する。
そして、当該リストに表示された商品コードに対応する商品をストッカーから取り出し、JANコードのバーコードをPDA6のバーコード読取部15でスキャンすると、返品業務処理手段は、リストの右側の「状況」の欄にスキャンが完了したことを示す「済」を表示し、返品数に「5/20」というように、20枚中5枚がスキャン完了したことを表示する。
尚、返品入力処理で、誤った商品のバーコードをスキャンすると、画面下側の「バーコードをスキャンしてください。」の下の欄にエラーを表示する。
画面右下の「登録完了」を選択すると、帳簿在庫から削除する処理を行う。
以上の仕入業務〜返品業務は、順番通りに行われる必要があるが、以下説明する棚調業務、棚卸業務は上記業務とは関係なく、定期的に行われるものである。
次に、棚調業務処理手段によりPDA6に表示される表示画面について図15を参照しながら説明する。図15は、棚調業務の表示画面の例を示す図である。
PDA6の入力部14で棚調業務が選択されて、店頭PC5の制御部が棚調業務の処理プログラムを起動し、棚調業務処理手段が動作すると、図15に示すように、棚調業務の画面が表示される。
棚調業務処理手段は、図15の表示画面において、棚調対象の棚板のバーコード(棚に貼り付けられた棚を特定するためのバーコード)がPDA6のバーコード読取部15でスキャンされると、図16に示す棚調入力処理の表示画面を表示する。図16は、棚調入力処理の表示画面を示す図である。
尚、棚調業務処理手段では、図16の画面を表示するときに、スキャンした棚番を表示すると共に、棚番/商品CD対応テーブルを参照して、棚番に対応した棚調対象のダミー商品等の数を表示する。
尚、エラー表示を行ったダミー商品等は、正しい棚の位置に配置されていないものであるから、棚から取り出して、その後に、棚入作業の時に正しい棚の位置に配置することになる。
次に、棚卸業務処理手段によりPDA6に表示される表示画面について図17を参照しながら説明する。図17は、棚卸業務の表示画面の例を示す図である。
PDA6の入力部14で棚卸業務が選択されて、店頭PC5の制御部が棚卸業務の処理プログラムを起動し、棚卸業務処理手段が動作すると、図17に示すように、棚卸業務の画面が表示される。
棚卸業務は、商品について行うものであるため、棚はレジ内のストック(ストッカー)となる。但し、バジェットに関しては商品が店頭の陳列棚にあるため、バジェットは店頭の陳列棚で行う。
棚卸業務処理手段は、図18の表示画面において、棚卸対象の棚板のバーコードがPDA6のバーコード読取部15でスキャンされると、図18に示す棚卸入力処理の表示画面を表示する。図18は、棚卸入力処理の表示画面を示す図である。
尚、棚卸業務処理手段では、図18の画面を表示するときに、スキャンした棚番を表示すると共に、商品在庫テーブルを参照して、棚番に対応した棚卸対象の商品の数を表示する。
尚、エラー表示を行った商品の商品CDを店頭PC5の制御部が記憶部に記憶しておき、全ての商品が収納された棚について棚卸が完了した場合に、商品在庫テーブルを参照して棚卸差異リストを表示し、差異修正を行うようにする。
PDA6の入力部14で売上/予約業務が選択されて、店頭PC5の制御部が売上/予約業務の処理プログラムを起動し、売上/予約業務処理手段が動作すると、売上/予約業務の画面が表示される。
PDA6のバーコード読取部15で購入商品のバーコードがスキャンされると、売上/予約業務処理手段は、PDA6の表示部13に商品コードと売上日時を表示し、確認後、売上データをAPサーバ2に送信する。購入商品のバーコードは連続スキャンして、一括して売上データをAPサーバ2に送信してもよい。
また、売上/予約業務処理手段は、新譜予約の場合、予約カードのバーコードスキャンで新譜商品の予約を受け付け、旧譜予約の場合、ダミー商品のバーコードスキャンで旧譜商品の予約を受け付け、予約番号と商品コードを紐付けた予約データをAPサーバ2に送信する。
本システムは、CD又はDVD等の商品について説明したが、パッケージで販売されるコンピュータのソフトウェア商品又はハードウェア部品、雑貨、雑誌、写真集、書籍等の商品に適用することができる。
また、本システムでは、仕入業務処理が実行される前に、出荷情報テーブル、棚出指示テーブル、棚入指示テーブル等のデータをAPサーバ2から店頭PC5に送信したが、業務処理毎に必要なテーブルのデータを店頭PC5がAPサーバ2に要求して、APサーバ2が店頭PC5に送信するようにしてもよい。
本システムによれば、店頭PC5が、APサーバ2から送信された出荷情報のデータを検品データとして検品して仕入業務処理を行い、棚出指示テーブルのデータに基づいて棚出業務処理を行い、棚入指示テーブルのデータに基づいて棚入業務処理を行い、返品リストによって返品業務処理を行い、什器毎にダミー商品等のバーコードをスキャンして棚調業務処理を行い、什器毎に商品のバーコードをスキャンして棚卸業務処理を行うようにしているので、CD又はDVD等の商品販売のエリアをオープンにでき、ダミー商品の作成、販促の演出、ダミー商品の店頭棚移動、商品の在庫管理及び返品管理を容易に行うことができる効果がある。
Claims (8)
- 得意先の店頭で利用されるクライアントと、
各店頭における商品の順位と当該順位に対応してダミー商品を陳列する陳列棚の棚番を記憶する得意先別棚番設定テーブルを記憶し、得意先における商品の販売状況に応じて前記得意先別棚番設定テーブルを参照して、商品の順位、商品コード、棚番を設定する得意先別順位テーブルを生成し、前回生成した得意先別順位テーブルに対して今回生成した得意先別順位テーブルと相違する部分から棚出の棚番と棚出対象の商品の商品コードを記憶する棚出指示テーブルを生成し、前記クライアントに送信するサーバとを有し、
前記クライアントは、コード読取部を備え、棚出候補のダミー商品に付されたコードを前記コード読取部で読み取って商品コードを取得し、受信した棚出指示テーブルを参照して前記取得した商品コードに対応するダミー商品が棚出対象であるか否かを表示することを特徴とする店頭オペレーションシステム。 - サーバは、前回生成した得意先別順位テーブルにあった商品コードが今回生成した得意先別順位テーブルにない場合は、棚出指示テーブルに特別な棚番を設定して生成し、
クライアントは、棚出候補のダミー商品に付されたコードをコード読取部で読み取って商品コードを取得し、前記棚出指示テーブルを参照して前記取得した商品コードが前記特別な棚番である場合には、返品の表示を行うと共に当該商品コードを返品対象として記憶することを特徴とする請求項1記載の店頭オペレーションシステム。 - サーバは、今回生成した得意先別順位テーブルに対して前回生成した得意先別順位テーブルと相違する部分から棚入の棚番と棚入対象の商品の商品コードを記憶する棚入指示テーブルを生成してクライアントに送信し、
前記クライアントは、棚入候補のダミー商品に付されたコードをコード読取部で読み取って商品コードを取得し、受信した棚入指示テーブルを参照して前記取得した商品コードに対応するダミー商品が棚入対象であるか否かを表示することを特徴とする請求項1記載の店頭オペレーションシステム。 - サーバは、出荷に係る商品の商品コード、識別コード、枚数を記憶する出荷情報テーブルのデータを検品データとしてクライアントに送信し、
前記クライアントは、入荷した商品、ダミージャケット、販促物に付されたコードを読み取ると、当該コードを識別コードに変換し、前記検品データの識別コードと突合し、一致する識別コードに対応する商品、ダミージャケット、販促物の検品処理を終了することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の店頭オペレーションシステム。 - サーバは、出荷に係る商品の商品コード、識別コード、枚数を記憶する出荷情報テーブルのデータと当該出荷に対する特定のコードとを検品データとしてクライアントに送信し、
前記クライアントは、入荷物に付された特定のコードを読み取り、前記検品データに含まれる特定のコードと一致する場合に、入荷物全てについて前記出荷情報テーブルのデータで一括して検品処理を終了することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の店頭オペレーションシステム。 - クライアントは、返品対象として記憶した商品コードの一覧を表示し、商品に付されたコードをコード読取部で読み取って商品コードを取得し、前記取得した商品コードが一覧表示の商品コードと一致した場合には、返品入力処理を終了することを特徴とする請求項2記載の店頭オペレーションシステム。
- クライアントは、サーバから受信した棚入指示テーブルを基に棚番と商品コードの対応テーブルを生成して記憶し、陳列棚の棚板に貼付されたコードをコード読取部で読み取って棚番を取得し、前記対応テーブルを参照して前記取得した棚番に対応した棚調対象のダミー商品の数を表示し、当該棚板に陳列されているダミー商品に付されたコードを前記コード読取部で読み取って商品コードを取得し、前記取得した商品コードが前記対応テーブルに記憶された商品コードに一致する場合に、ダミー商品が適正な棚板の位置に陳列されていると判定することを特徴とする請求項3記載の店頭オペレーションシステム。
- クライアントは、検品データを基に商品コード、当該商品の枚数の対応テーブルを生成して記憶し、前記対応テーブルを参照して棚卸対象の商品の数を表示し、当該棚板に収納されている商品に付されたコードを前記コード読取部で読み取って商品コードを取得し、前記取得した商品コードが前記対応テーブルに記憶された商品コードに一致するか否かを判定することを特徴とする請求項4又は5記載の店頭オペレーションシステム。
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