JP5524461B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
そして、昨今のパチンコ遊技機における構成では、一概に大当りと言っても幾つかの種類が設けられており、例えば、一定期間、大入賞装置が開放状態となるか、もしくは大入賞装置に遊技球が規定数入賞されるまでを一回の開放動作(この一回の開放動作を1ラウンドという)としたきに、大当り遊技として、例えば15ラウンド(15R)の開放動作を繰り返す15R大当たりや、大入賞装置の開放時間が、例えば0.4秒と極めて短く且つ大入賞装置の開放回数が2回の2ラウンド(2R)大当りなどがある。
また、2R大当たりには、大当り遊技終了後に特典遊技として確変遊技と時短遊技の両方を付与した2R確変大当りや、大当り遊技終了後に特典遊技として時短遊技のみ付与した2R時短大当りがある。なお、確変遊技とは、大当り遊技状態の当選確率が通常遊技状態より高い遊技状態(以下、高確率状態と称することもある)である。また、時短遊技とは、電動チューリップなどの可動入賞装置の開放パターンを延長して始動条件の成立確率も高めた遊技状態である。
上記した2R確変大当りは、大入賞装置の一回あたりの開成時間が極端に短く設定されているため、大当りによる出球は期待できないものの、大当り終了後には確率変動状態に移行するため、あたかも突然確率変動状態に当選したかのような感覚を遊技者に与えることができるため、「突確(突然確率変動)大当り」と呼ばれている。同様に2R時短大当りは、「突時(突然時短変動)大当たり」と呼ばれている。
また上記2R大当たりには、上記の他、大当り遊技終了後に特典遊技を付与しない小当たりがある。
なお、特許文献1には、15R確変大当たり、2R確変大当たり、及び小当たりについて記載されている。
また、上記したような2R大当たりは、大入賞装置の開放時間が極めて短く出球を伴わない大当りであるため、例えば、確変遊技中に、再度2R確変大当たりに当選したとしても、遊技者にとってメリットがない。このため、大当たりに当選したにも関わらず、大当たりに外れたような不快感を遊技者に与えるおそれがあるという問題点があった。
本発明は、上記したような問題点を鑑みてなされたのであり、開放時間が短い2R大当たりにより大入賞装置を頻繁に開閉した場合でも出球率に影響を与えることの無いパチンコ遊技機を提供することを目的とする。また、本発明は、大入賞装置の開放時間が短い2R大当たりに当選した場合でも遊技者に不快感を与えることの無いパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
即ち、本発明の第1の形態は、遊技盤の略中央に配置されるセンター部材と、該センター部材の中央開口部に取り付けられた画像表示手段と、該画像表示手段の画像表示を制御する画像表示制御手段と、を備え、遊技球の入球を契機に特別図柄変動表示手段による特別図柄の変動表示を開始させる権利を発生させる始動口と、前記画像表示手段に隣接して配置され、遊技球の入賞を検知する入賞スイッチと前記遊技盤に発射された遊技球が前記入賞スイッチに入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能な開閉部材とを備える大入賞装置と、前記始動口への遊技球の入球を契機に抽選により取得した大当たり乱数に基づいて、大当たりに当選したか否かの判定を行う大当たり判定手段と、前記大当たり判定手段により大当たりに当選したと判定されたときに大入賞装置の開放時間が異なる複数種類の大当たりのうちの何れかを選定する大当たり選定手段と、前記大当たり選定手段の選定結果に基づいて前記開閉部材の開閉制御を行う開閉制御手段と、を備え、前記画像表示制御手段は、前記大当たり選定手段によって所定の大当たりが選定された場合、前記特別図柄の変動表示中には第1の演出画像を前記画像表示手段に表示し、前記所定の大当たり中には前記第1の演出画像と演出内容が連続し且つ前記開閉部材の動作と同期して演出内容が変化する第2の演出画像を前記画像表示手段に表示する遊技機を特徴とする。
図1は、本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。
図1に示す本実施形態のパチンコ遊技機1は、矩形形状の枠2を有し、この枠2の窓孔に対して裏側から遊技盤3が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤3の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤3の下部には遊技球を貯留する受け皿部4と、受け皿部4内の遊技球を発射する発射レバー5等が設けられている。
遊技盤3の裏面には、液晶画面、主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が開閉自在に装着されている。遊技盤3における遊技領域3aの周囲には、発射レバー5を操作することにより発射装置から発射された遊技球を遊技領域3aの上部に案内したり、アウト口20に案内したりする外レールR1、及び内レールR2が設けられている。
遊技盤3のほぼ中央部には、センター部材(中央部材)6が取り付けられている。センター部材6は、その中央に開口部が設けられており、この開口部に画像表示器8が取り付けられている。画像表示器8は、例えば液晶表示装置等の液晶表示パネルによって構成され、通常動作状態の時は特別図柄に応じた画像が表示される。また、所謂リーチ状態や特別遊技状態の時は、それぞれの遊技状態であることを示す演出画像等が表示される。
そして、本実施の形態では、センター部材6の右側に上大入賞装置(第1大入賞装置)9が一体形成されている。この上大入賞装置9は、特別遊技である大当たり遊技のうち、例えば大入賞装置9の開放時間が短く出球を伴わない2R大当たり遊技状態のときに遊技球が入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化するように構成される。なお、上大入賞装置9の詳細については後述する。
センター部材6の下方に位置する可変入賞装置13は、上始動ポケット(上始動口)14と、左右一対の開閉爪(可動片)を有する電動式チューリップ(以下、「電チュー」と称する)15とを備えて構成される。上始動口14及び電チュー15の内部には、後述する特別図柄表示器10の特別図柄を変動表示する権利を発生させる始動口スイッチ(SW)が設けられている。
画像表示器8の左側には、後述する普通図柄表示器11を作動させるためのゲート16が設けられている。ゲート16は、その内部にゲートスイッチ(SW)が設けられている。普通図柄表示器11は、遊技球がゲート16を通過したときに所定時間作動して停止するようになっている。そして、普通図柄表示器11が所定態様で停止したときに電チュー15が所定時間、開成動作するように構成されている。
また、遊技盤3には、普通入賞口19やアウト口20等が設けられていると共に、風車や図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
遊技盤3の右側の遊技領域外には、特別図柄の変動と表示を行う特別図柄表示器10及び普通図柄の変動と表示を行う普通図柄表示器11が設けられている。特別図柄表示器10は、特別図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を静止させることにより大当たりに当選した否か表示するようにしている。
特別図柄表示器10の特別図柄が変動中に上始動口14または電チュー15に遊技球が入球した場合は、当該入球によって得られる特別図柄の変動表示を開始させる権利(保留球)を最大8個(或いは4個)保留可能とされる。この場合、保留球の保留個数は、特別図柄保留ランプ12の点灯又は点滅等により表示するようにしている。
また、ゲート16の普通図柄が変動中に遊技球がゲート16を通過した場合は、ゲート16の通過によって得られる普通図柄の変動表示を開始させる権利が最大4個留保される。この権利は普通図柄保留ランプ18の点灯により表示される。
図2、図3は、図1に破線円Aで囲った上大入賞装置の拡大図であり、図2(a)(b)は上大入賞装置が閉状態、図3(a)(b)は上大入賞装置が開状態の構成を夫々示した図である。なお、図2、図3は、上大入賞装置の内部構造を説明するため、その一部を断面図により示している。
図2(a)(b)に示す上大入賞装置9は、遊技球の入賞を検知する上大入賞スイッチ(SW)21と、遊技盤3の遊技領域3aに発射された遊技球を誘導する誘導通路22と、この誘導通路22により誘導された遊技球を上大入賞SW21の方向へ誘導する誘導通路23と、誘導通路23により誘導された遊技球が上大入賞SW21に入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に切り替え可能な切替部材24とを備える。切替部材24は、十字にクロスした腕を象ったギミックにより構成されており、図2に示す閉状態のときは上大入賞SW21へのルートが遮られ、遊技球は誘導通路23の手前側に位置する誘導通路25に誘導される。誘導通路25は、遊技球をセンター部材6の中央方向へ誘導する。
一方、図3に示す開状態のとき、すなわち切替部材24により上大入賞SW21へのルートが遮られていない状態のときは、遊技球は上大入賞SW21へと誘導される。なお、26は切替部材24を開閉動作させるためのモータである。
この図4に示す遊技制御装置には、主制御基板として、遊技の進行を制御するメイン制御基板111が設けられている。また、副(サブ)制御基板として、演出制御基板121、画像制御基板131、ランプ制御基板141、払出制御基板151等が設けられている。
メイン制御基板111は、メインCPU112、ROM113、及びRAM114を有し、当該パチンコ遊技機の主たる制御を行う。
メイン制御基板111には、上始動口14に設けられた第1始動口SW14a、電チュー15に設けられた第2始動口SW15a、電チュー15を開閉動作させるための電チューソレノイド15b、ゲート16に設けられたゲートSW16a、上大入賞装置9に入賞した遊技球を検出する上大入賞SW21及び下大入賞装置17に入賞した遊技球を検出する下大入賞SW17aが接続されている。また、上大入賞装置9の切替部材24を切り替え動作させるための上大入賞モータ26、下大入賞装置17の開閉扉を開閉動作させるための下大入賞ソレノイド17b、普通入賞口SW19a、特別図柄保留ランプ12、普通図柄保留ランプ18、特別図柄表示器10、普通図柄表示器11等が接続されている。また、メイン制御基板111には、演出制御基板121及び払出制御基板151が接続されている。
画像制御基板131は、CPU132、ROM133、RAM134を有し、演出制御基板121の指示に基づいて画像及び音声の制御を行う。このため、画像制御基板131には画像表示器8及びスピーカ105が接続されている。
ランプ制御基板141は、CPU142、ROM143、RAM144を有し、盤ランプ145や枠ランプ146、可動役物147等の制御を行う。
払出制御基板151は、CPU152、ROM153、RAM154を有し、遊技球を払い出す払出装置の払出駆動モータ155等の駆動制御を行う。
図5(a)に示すメイン制御基板111のROM113は、遊技データ抽選手段31、大当たり判定手段32、大当たり選定手段33、及び開閉制御手段34を備えている。
遊技データ抽選手段31は、上始動口14または電チュー15への遊技球の入球を契機に大当たり乱数、大当たり図柄乱数、及びリーチ乱数等の遊技データを抽選により取得する。大当たり判定手段32は、遊技データ抽選手段31の抽選により取得された大当たり乱数に基づいて、大当たりに当選したか否かの判定を行う。
大当たり選定手段33は、大当たり判定手段32により大当たりに当選したと判定されたときに、遊技データ抽選手段31により取得した遊技データに含まれる大当たり図柄乱数に基づいて、第1大当たり、或いは第2大当たりの何れかを選定する。
第1大当たりは、大入賞装置の開放時間が長い大当たり遊技であり、下大入賞装置17を所定時間(例えば30秒)、所定回数(例えば15ラウンド)だけ連続的に開成動作させる確変大当たりや通常大当たり等を指す。一方、第2大当たりは、大入賞装置の開放時間が短い大当たり遊技であり、上大入賞装置9を上記下大入賞装置17の開成時間より短く(例えば0.4秒)で、所定回数(例えば2ラウンド)だけ開成動作を行う突確大当たりや突時大当たり等の2R大当たり等を指す。また、本実施形態の大当たり選定手段33では、第2大当たりとして小当たりの選定を行うようにしている。なお、本明細書では、小当たりを含む第2大当たりのことを「2R当たり」と呼ぶ場合がある。
このように本実施の形態のパチンコ遊技機においては、大当たり選定手段33により、突確大当たり、突時大当たり、或いは小当たり等の大入賞装置の開放時間が短い第2大当たりが選定されたときは、大当たり遊技として、上大入賞装置9の切替部材24を2ラウンド(2回)だけ、しかも短時間(0.4秒)、開閉する大当たり遊技を実行することになる。
そして、本実施形態では、上大入賞装置9を利用した大当たり遊技を実行する際に、上大入賞装置9の切替部材24の開閉動作に同期させた表示画像を画像表示器8に表示するようにした。
通常遊技状態において突確大当たりに当選した場合、特別図柄表示器10の特別図柄が変動している期間は画像表示器8にリーチ演出画像を表示する。そして特別図柄表示器10の特別図柄が停止する前後の任意のタイミングでもって、図6(a)に示すように、画像表示器8には「767」といったハズレ図柄画像を表示する。
そして、特別図柄停止後は、図6(b)に示すように、大当たり動作として、十字にクロスした腕を象った切替部材24の開閉動作を行うと共に、画像表示器8に切替部材24からあたかも光線が発射されたような演出画像を表示する。この後、図6(c)、(d)に示すように、画像表示器8に表示されたハズレ図柄画像うちの一部が、光線により破壊されるような演出画像を表示して、遊技者に対して突確大当たりに当選したことを提示するようにしている。
このようにすれば、上大入賞装置9の切替部材24の開閉動作を、リーチ演出の一部としてカモフラージュ(偽装)できるので、遊技者に不快感を与えることなく、突確大当たり後の特典遊技(確率変動遊技)へと移行することが可能になる。
なお、上記した例では、通常遊技状態において突確大当たりを当選した場合の動作を例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、開放時間が短い2R当たりであれば、突時大当たり、或いはハズレの一種である小当たりなどにおいて、画像表示器8に表示する演出画像に連動させて上大入賞装置9の切替部材24を開閉動作させることが可能であることはいうまでも無い。
図7(a)は、通常遊技状態における表示画像の一例であり、この場合、画像表示器8には、例えば敵キャラクタの画像が表示されている。
ここで、大入賞装置の開放時間が短い2R当たりに当選した場合は、特別図柄停止後、図7(b)に示すように、大当たり動作として、十字にクロスした腕を象った上大入賞装置9の切替部材24を開閉動作させると共に、画像表示器8に切替部材24から敵キャラクタ画像に向けて光線が発射されたような演出画像を表示する。
そして、2R当たりが、例えば突時大当たりや小当たりの場合は、図7(c)に示すように、例えば敵キャラクタの画像が倒れない演出を行う。一方、2R当たりが、突確大当たりの場合は、図7(d)に示すように、敵キャラクタの画像が倒れる演出を行う。
このようにすれば、2R当たり時の上大入賞装置9の切替部材24の開閉動作を、遊技演出の一部としてカモフラージュ(偽装)することができるので、2R当たりに当選した場合でも、遊技者に不快感を与えることなく、確変遊技状態を継続することができる。
このように構成すると、例えば遊技者が遊技盤の左側の遊技領域を狙って遊技球を発射しているときは、小当たりを含む2R当たり時において、上大入賞装置9内に遊技球が殆ど入賞することがないので、例えば小当たりの当選確率を高めるなどして、上大入賞装置9の切替部材24の開閉動作を頻繁に行った場合でも、出球率(打込球数に対する払出球数の割合)などに影響を与えるといった問題が発生することが無い。
なお、これまでの説明では、上大入賞装置9を2R当たり時においてのみ開閉動作させるものとして説明したが、15R大当たり時において上大入賞装置9を動作させるようにしてもよいことは言うまでもない。但し、その場合は、遊技者に遊技盤の右側領域を狙って遊技球を発射してもらう旨を報知することが好ましい。
[タイマ割込処理]
図8はメインCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。
メインCPU112は、割込処理として、乱数更新処理(S1)、始動口SW処理(S2)、ゲートSW処理(S3)、特別図柄処理(S4)、普通図柄処理(S5)、大入賞装置処理(S6)、電チュー処理(S7)、賞球処理(S8)、出力処理(S9)を行った後、繰り返し初期値乱数の更新を行う(S10)を行う。
[第1始動口SW処理]
図9はメインCPUが実行する第1始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、メインCPU112は、第1始動口SW14aがONであるか否かの判定を行い(S21)、第1始動口SW14aがONであると判定した場合は(S21:YES)、第1始動口SW14aの検知回数をカウントした第1始動口検知カウンタのカウント値U1が、U1<4であるか否かの判定を行う(S22)。カウント値U1が「4」より小さい場合は(S22:YES)、カウント値U1に「1」を加算する(S23)。
次に、各種乱数(大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数)を取得してRAM114に格納する(S24)。この後、賞球3個コマンドをセットして(S25)、メイン処理に戻る。なお、ステップS22において、カウント値U1が「4」であると判定した場合は(S22:NO)、ステップS25に移行して、賞球3個コマンドをセットしてメイン処理に戻る。また、ステップS21において、第1始動口SW14aがONでないと判定した場合は(S21:NO)、そのままメイン処理に戻る。
図10はメインCPUが実行する第2始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、メインCPU112は、第2始動口SW15aがONであるか否かの判定を行い(S31)、第2始動口SW15aがONであると判定した場合は(S31:YES)、第2始動口SW15aの検知回数をカウントした第2始動口検知カウンタのカウント値U2が、U2<4であるか否かの判定を行う(S32)。カウント値U2が「4」より小さい場合は(S32:YES)、カウント値U2に「1」を加算する(S33)。
次に、各種乱数(大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数)を取得してRAM114に格納する(S34)。この後、賞球3個コマンドをセットして(S35)、メイン処理に戻る。なお、ステップS32において、カウント値U2が「4」であると判定した場合は(S32:NO)、ステップS35に移行して、賞球3個コマンドをセットしてメイン処理に戻る。また、ステップS31において、第2始動口SW15aがONでないと判定した場合は(S31:NO)、そのままメイン処理に戻る。
図11はメインCPUが実行するゲートSW処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、メインCPU112は、ゲート16のゲートSW16aがONであるか否かの判定を行い(S41)、ゲートSW16aがONであると判定した場合は(S41:YES)、ゲートSW16aの検知回数をカウントしたゲートカウンタのカウント値Gが、G<4であるか否かの判定を行う(S42)。カウント値Gが「4」より小さい場合は(S42:YES)、カウント値Gに「1」を加算し(S43)、当たり乱数を取得してRAM114に格納して(S44)、メイン処理に戻る。なお、ゲートSW16aがONでない場合(S41:NO)、またはカウント値G<4の場合も(S42:NO)、メイン処理に戻る。
図12はメインCPUが実行する特別図柄処理の一例を示したフローチャートである。
なお、ここでは、第2始動口の入球により発生した権利を優先的に処理する場合を例に挙げて説明する。
この場合、メインCPU112は、大当たり中であるか否かの判定を行い(S51)、大当たり中でないと判定した場合は(S51:NO)、特別図柄表示器10の特別図柄が変動中であるか否かの判定を行う(S52)。特別図柄が変動中であると判定した場合は(S52:YES)、次に変動時間が終了したか否かの判定を行い(S53)、変動時間が終了したと判定した場合は(S53:YES)、特別図柄表示器10に対して変動停止コマンドをセットして(S54)、変動を停止させる(S55)。この後、変動時間をリセットし(S56)、後述する停止中処理(S57)を実行してメイン処理に戻る。
なお、ステップS51において、大当たり中であると判定した場合(S51:YES)、或いはステップS53において、変動時間が終了していないと判定した場合も(S53:NO)、メイン処理に戻る。
また、ステップS58において、カウント値U2が≧1でないと判定した場合は(S58:NO)、次に第1始動口SW14aの検知回数をカウントした第1始動口検知カウンタのカウント値U1が、U1≧1であるか否かの判定を行い(S61)、カウント値U1が≧1であると判定した場合は(S61:YES)、カウント値U1を「1」減算して(S62)、大当たり判定処理を実行する(S60)。
ステップS60において、大当たり判定処理を実行後は、変動パターン選択処理を実行し(S63)、対応する特別図柄表示器に変動開始コマンドをセットする(S64)。この後、特図表示器の変動を開始させ(S65)、変動時間の計測を開始して(S66)、メイン処理に戻る。なお、ステップS61において、カウント値U1が≧1でないと判定した場合は(S61:NO)、そのままメイン処理に戻る。
図13はメインCPUが実行する大当たり判定処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、メインCPU112は、先ず大当たり乱数の判定を行う(S70)。そして続くステップS71において、大当たりであると判定した場合は(S71:YES)、次に大当たり図柄乱数の判定を行う(S72)。続くステップS73において、大当たり図柄乱数が確変図柄であるか否かの判定を行い、確変図柄であると判定した場合は(S73:YES)、続くステップS74において、大当たり図柄乱数が突確図柄であるか否かの判定を行う。ステップS74において、大当たり図柄乱数が突確図柄であると判定した場合は(S74:YES)、特別図柄として突確図柄をセットし(S77)、突確図柄でない場合は(S74:NO)、特別図柄として確変図柄をセットして(S76)、処理を終了する。
また、ステップS73において、大当たり図柄が確変図柄でないと判定した場合は(S73:NO)、特別図柄として通常図柄をセットして(S77)、処理を終了する。
またステップS71において、大当たり乱数により大当たりでないと判定した場合は(S71:NO)、次に小当たりであるか否かの判定を行い(S78)、小当たりであると判定した場合は(S78:YES)、特別図柄として小当たり図柄をセットし(S79)、小当たりでないと判定した場合は(S78:NO)特別図柄としてハズレ図柄をセットして(S80)、処理を終了する。
図14はメインCPUが実行する変動パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、メインCPU112は、大当たり乱数から大当たりであるか否かの判定を行い(S81)、大当たりであると判定した場合は(S81:YES)、大当たり用テーブルをセットし(S82)、その後、変動パターン乱数を取得して格納する(S83)。
次に、取得した変動パターン乱数の判定を行い(S84)、大当たり用テーブルを用いて変動パターン乱数に応じた変動パターンをセットして(S85)、処理を終了する。
一方、ステップS81において、大当たりでないと判定した場合は(S81:NO)、次に、リーチ乱数の判定を行う(S86)。そして、続くステップS87において、リーチであるか否かの判定を行い(S87)、リーチであると判定した場合は(S87:YES)、リーチ用テーブルをセットして(S88)、ステップS83の処理に進む。
一方、ステップS87において、リーチでないと判定した場合は(S87:NO)、ハズレ用テーブルをセットして(S88)、ステップS83の処理に進む。
図15はメインCPUが実行する停止中処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、メインCPU112は、大当たりであるか否かの判定を行う(S91)。大当たりであると判定した場合は(S91:YES)、大当たりが確変大当たりであるか否かの判定を行い(S92)、確変大当たりであると判定した場合は(S92:YES)、確変遊技状態にセットする(S93)。この後、大当たり開始コマンドをセットし(S94)、大当たりを開始して(S95)、処理を終了する。
一方、ステップS92において、確変大当たりでないと判定した場合は(S92:NO)、時短遊技状態にセットする(S96)。この後、時短カウンタのカウント値Jを「100」にセットして(S97)、ステップS94の処理に進む。
また、ステップS91において、大当たりでないと判定した場合は(S91:NO)、次に時短カウンタJの値が「0」であるか否かの判定を行い(S98)、時短カウンタJの値が「0」であれば(S98:YES)、処理を終了し、時短カウンタJの値が「0」でなければ(S98:NO)、時短カウントJを「1」減算する(S99)。この後、再び時短カウント値Jが「0」であるか否かの判定を行い(S100)、時短カウント値Jが「0」であれば(S100:YES)、遊技状態を通常遊技状態にセットして(S101)、処理を終了する。またステップS100において時短カウント値Jが「0」でなければ(S100:NO)、通常遊技状態にセットすることなく処理を終了する。
図16はメインCPUが実行する普通図柄処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、メインCPU112は、補助遊技中であるか否かの判定を行い(S111)、補助遊技中でなければ(S111:NO)、普通図柄が変動中であるか否かの判定を行う(S112)。普通図柄が変動中であると判定した場合は(S112:YES)、次に変動時間が終了したか否かの判定を行い(S113)、変動時間が終了したと判定した場合は(S113:YES)、変動を停止する(S114)。
次に、変動時間をリセットし(S115)、普通図柄の停止図柄が当たり図柄であるか否かの判定を行う(S116)。停止図柄が当たり図柄であると判定した場合は(S116:YES)、補助遊技を開始して(S117)、メイン処理に戻る。
なお、ステップS113において、変動時間が終了していないと判定した場合、或いはステップS116において、停止図柄が当たり図柄でない場合はメイン処理に戻る。
次に、確変/時短遊技状態であるか否かの判定を行い(S124)、確変/時短遊技状態であれば(S124:YES)、普通図柄表示器11の変動時間を3秒にセットし(S125)、確変/時短遊技状態でなければ(S124:NO)、普通図柄表示器11の変動時間を29秒にセットする(S126)。
この後、普通図柄表示器11の変動を開始させ(S127)、変動時間の計測を開始してメイン処理に戻る。なお、ステップS118において、カウント値Gが≧1でないと判定した場合は(S118:NO)、メイン処理に戻る。
図17はメインCPUが実行する下大入賞装置処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、メインCPU112は、15R大当たり中であるか否かの判定を行い(S131)、15R大当たり中であると判定した場合は(S131:YES)、大当たりのオープニング中であるか否かの判定を行う(S132)。大当たりのオープニング中であると判定した場合は(S132:YES)、オープニング時間を経過したか否かの判定を行う(S133)。オープニング時間を経過したと判定した場合は(S133:YES)、大当たりラウンド数をカウントするラウンドカウンタのカウント値Rに「1」を加算し(S134)、下大入賞装置17の開閉扉を開いて下大入賞口を開放する(S135)。
なお、ステップS131において、15R大当たりでないと判定した場合(S131:NO)、あるいはステップS133において、オープニング時間を経過していないと判定した場合は(S133:NO)、メイン処理に戻る。
一方、開放時間が経過していた場合は(S136:YES)、入賞カウンタのカウント値Cのチェックすることなく、下大入賞装置17の大入賞口を閉口する(S138)。
下大入賞装置17の大入賞口閉口後は、入賞カウンタのカウント値Cの値を「0」にして(S139)、大当たりラウンド回数が最終ラウンド(16R)であるか否かの判定を行う(S140)。大当たりラウンドが最終ラウンドである場合は(S140:YES)、エンディングを開始し(S141)、大当たりラウンドが最終ラウンドでない場合は(S140:NO)、メイン処理に戻る。
一方、エンディング時間を経過していないと判定した場合は(S143:NO)、大当たりを終了することなくメイン処理に戻る。
また、ステップS142において、大当たりのオープニング中でないと判定した場合は(S142:YES)、下大入賞装置17の開閉扉が作動中であるか否かの判定を行い(S145)、下大入賞装置17の開閉扉が作動中であれば(S145:YES)、ステップS146に移行する。また、下大入賞装置17の開閉扉が作動中でなければ(S145:NO)、次にインターバル中であるか否かの判定を行い(S146)、インターバル中でなければ(S146:NO)、ステップS143に移行する。
また、インターバル中であれば(S146:YES)、次にインターバル時間が経過したか否かの判定を行い(S147)、インターバル時間経過したと判定した場合は(S137:YES)、ステップS124に移行し、インターバル時間経過していないと判定した場合は(S147:NO)、メイン処理に戻る。
図18はメインCPUが実行する上大入賞装置処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、メインCPU112は、2R当たり中であるか否かの判定を行い(S151)、2R当たり中であると判定した場合は(S151:YES)、大当たりのオープニング中であるか否かの判定を行う(S152)。大当たりのオープニング中であると判定した場合は(S152:YES)、オープニング時間を経過したか否かの判定を行う(S153)。オープニング時間を経過したと判定した場合は(S153:YES)、大当たりラウンド数をカウントするラウンドカウンタのカウント値Rに「1」を加算し(S154)、上大入賞装置9の切替部材24を開いて上大入賞口を開放する(S155)。
なお、ステップS151において、2R当たりでないと判定した場合(S151:NO)、あるいはステップS153において、オープニング時間を経過していないと判定した場合は(S153:NO)、メイン処理に戻る。
上大入賞装置9の切替部材24を閉じて大入賞口閉口後は、大当たりラウンド回数が最終ラウンドであるか否かの判定を行う(S158)。大当たりラウンドが最終ラウンド(2R)である場合は(S158:YES)、エンディングを開始し(S159)、大当たりラウンドが最終ラウンドでない場合は(S158:NO)、メイン処理に戻る。
エンディング開始後は、ラウンドカウンタのカウント値Rを「0」にする(S160)。この後、エンディング時間が経過したか否かの判定を行い(S161)、エンディング時間を経過したと判定した場合は(S161:YES)、大当たりを終了して(S162)、メイン処理に戻る。
一方、エンディング時間を経過していないと判定した場合は(S162:NO)、大当たりを終了することなくメイン処理に戻る。
また、ステップS152において、大当たりのオープニング中でないと判定した場合は(S152:YES)、上大入賞装置9の切替部材24が作動中であるか否かの判定を行い(S163)、上大入賞装置9の切替部材24が作動中であれば(S163:YES)、ステップS156に移行する。また、上大入賞装置9の開閉扉が作動中でなければ(S163:NO)、次にインターバル中であるか否かの判定を行い(S164)、インターバル中でなければ(S164:NO)、ステップS161に移行する。
また、インターバル中であれば(S164:YES)、次にインターバル時間が経過したか否かの判定を行い(S165)、インターバル時間経過したと判定した場合は(S165:YES)、ステップS154に移行し、インターバル時間経過していないと判定した場合は(S165:NO)、メイン処理に戻る。
図19はメインCPUが実行する電チュー処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、メインCPU112は、電チュー15が作動中である補助遊技中であるか否かの判定を行い(S171)、補助遊技中であれば(S171:YES)、次にオープニング中であるか否かの判定を行う(S172)。ここで、オープニング中であると判定した場合は(S172:YES)、オープニング時間が経過したか否かの判定を行い(S173)、オープニング時間経過していると判定した場合は(S173:YES)、次に確変/時短中であるか否かの判定を行う(S174)。そして、確変/時短中であれば(S174:YES)、電チュー15の開放時間を3.5秒にセットし(S175)、確変/時短中でなければ(S174:NO)、電チュー15の開放時間を0.2秒にセットする(S176)。この後、電チュー15を開放する(S177)。
次に、電チュー15の開放時間が経過したか否かの判定を行い(S178)、電チュー15の開放時間が経過したと判定した場合は(S178:YES)、電チュー15を閉口して(S179)、補助遊技を終了して(S180)、メイン処理に戻る。
なお、ステップS172において、オープニング中でないと判定した場合は(S172:NO)、ステップS178に移行する。また、ステップS171において、補助遊技中でないと判定した場合(S171:NO)、ステップS173においてオープニング時間が経過していないと判定した場合(S173:NO)、或いはステップS178において電チュー15の開放時間が経過していないと判定した場合は(S178:NO)、メイン処理に戻る。
[特図変動演出処理]
図20は、演出制御基板のCPUが実行する特図変動演出処理の一例を示したフローチャートである。
CPU122は、画像表示器8に特図変動演出画像を表示中であるか否かの判定を行い(S191)、表示中でないと判定した場合は(S191:No)、次にメイン制御基板111から変動パターンコマンドを受信したか否かの判定を行う(S192)。変動パターンコマンドを受信したと判定した場合は(S192:Yes)、演出抽選を行い(S193)、その演出抽選に応じた演出画像の再生を行う(S194)。なお、ステップS191において、画像表示器8に特図変動演出画像を表示中であると判定した場合、或いはステップS192において変動パターンコマンドを受信できないと判定した場合は、演出画像を再生することなく処理を終了する。
図21は、演出制御基板のCPUが実行する画像演出表示制御処理の一例を示したフローチャートである。
CPU122は、先ず画像表示器8に2R当たり画像が表示中であるか否かの判定を行い(S201)、表示中でないと判定した場合は(S201:No)、メイン制御基板111から2R当たり演出コマンドを受信したか否かの判定を行う(S202)。2R当たり演出コマンドを受信したと判定した場合は(S202:Yes)、その演出コマンドに応じた演出画像の再生を行う(S203)。なお、ステップS201において、画像表示器8に2R当たり画像を表示中であると判定した場合、或いはステップS202において2R当たり演出コマンドを受信できないと判定した場合は、演出画像を再生することなく処理を終了する。
このような処理を遊技制御装置が実行することにより、上述した本実施形態のパチンコ遊技機の動作を実現することができる。
Claims (1)
- 遊技盤の略中央に配置されるセンター部材と、
該センター部材の中央開口部に取り付けられた画像表示手段と、
該画像表示手段の画像表示を制御する画像表示制御手段と、を備え、
遊技球の入球を契機に特別図柄変動表示手段による特別図柄の変動表示を開始させる権利を発生させる始動口と、
前記画像表示手段に隣接して配置され、遊技球の入賞を検知する入賞スイッチと前記遊技盤に発射された遊技球が前記入賞スイッチに入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能な開閉部材とを備える大入賞装置と、
前記始動口への遊技球の入球を契機に抽選により取得した大当たり乱数に基づいて、大当たりに当選したか否かの判定を行う大当たり判定手段と、
前記大当たり判定手段により大当たりに当選したと判定されたときに大入賞装置の開放時間が異なる複数種類の大当たりのうちの何れかを選定する大当たり選定手段と、
前記大当たり選定手段の選定結果に基づいて前記開閉部材の開閉制御を行う開閉制御手段と、を備え、
前記画像表示制御手段は、前記大当たり選定手段によって所定の大当たりが選定された場合、
前記特別図柄の変動表示中には第1の演出画像を前記画像表示手段に表示し、前記所定の大当たり中には前記第1の演出画像と演出内容が連続し且つ前記開閉部材の動作と同期して演出内容が変化する第2の演出画像を前記画像表示手段に表示することを特徴とする遊技機。
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